JP2004102813A - 電子機器 - Google Patents

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JP2004102813A
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Shinsuke Yuri
由利 信介
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Denso Ten Ltd
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Abstract

【課題】所定箇所が押圧されることにより電子機器の所定の動作がなされるタッチパネル部と、タッチパネル部の外周縁の枠部に設けられた操作部からなる電子機器において、操作部には弾性を有するシートを設け、タッチパネルの無検知領域には絶縁シートを介在して、タッチパネルの所定箇所以外への押圧による誤動作が防止でき、操作クリック感が得られる品質を向上した装置にすることを課題とする。
【解決手段】操作部はタッチパネル上に設けられたものであって、操作部には操作されることによりタッチパネル上の所定箇所を押圧する操作釦が設けられてなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タッチパネルを備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
タッチパネルを備えた電子機器は、一般に、機器本体の前面に電子機器を動作させる操作部と、画像を表示するタッチパネルが配設された表示部が設けられている。このタッチパネルには、2組の抵抗膜が形成された抵抗式のものと、多数の導電パターンが形成された2組の透明シートからなる透明電極式、及び多数の受発光素子からなり光路の遮蔽により操作位置を検出する光学式等のものが用いられている。そして、タッチパネルユニットは、一例として、タッチパネルが配設された画像を表示する液晶表示器等の表示部と、カバーに設置された電気回路基板とハードスイッチ(機械式押釦スイッチ等でなる)を有する操作部とよりなり、それぞれが電子機器の前面枠部に設置されたものが、一般的である。このようなタッチパネルユニットは、部品数を多く必要とし、構造が複雑となるという問題がある。そこで、タッチパネルユニットとして、タッチパネルが配設された表示部の前面に操作部が設置され、操作部のカバーに設けられた操作釦により、タッチパネルを押圧し、電子機器を動作させるようにしたものが提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−100226号公報
【特許文献2】
特開平7−5975号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
2組の抵抗膜が形成された抵抗式のタッチパネルを有する電子機器においては、操作部に設けられたカバーの縁部等によりタッチパネルが押圧され、誤動作が発生する恐れがあり、タッチパネルが配設された表示部の前面に設けられた操作部の操作釦による押圧感には、操作クリック感が得られないという品質上の問題があった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、タッチパネルの所定箇所以外への押圧による誤動作を防止し、品質を向上した装置を実現することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、画像を表示し、所定箇所が押圧されることにより電子機器の所定の動作がなされるタッチパネル部と、前記タッチパネル部の外周縁に設けられた枠部と、枠部に設けられた操作部とからなる電子機器において、前記操作部は前記タッチパネル上に設けられたものであって、該操作部には操作されることにより該タッチパネル上の所定箇所を押圧する操作釦が設けられてなることを特徴とするものである。
【0007】
また、前記操作部には前記操作釦に弾性力を与えるシートが設けられてなることを特徴とするものである。
【0008】
また、前記タッチパネル部の所定箇所には、その押圧により電子機器の所定の動作がなされないよう無検知領域が設けられてなることを特徴とするものである。
【0009】
また、画像を表示し、所定箇所が押圧されることにより電子機器の所定の動作がなされるタッチパネル部を有する電子機器において、前記タッチパネル上には操作釦であることを示す操作釦部を有するシートが設けられ、前記シートの操作釦部を操作することにより、前記タッチパネルの所定箇所が押圧されてなることを特徴とするものである。
【0010】
また、前記シートの操作釦部には前記タッチパネルの所定箇所を押圧する突出部を備え、前記シートは押圧動作を復帰させる弾性を有する球面形状に形成されてなることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る電子機器について、図面を参照して説明する。
【0012】
図1は本発明の実施の形態に係る電子機器を示す全体構成斜視図で、図2は本発明の第1の実施の形態に係る電子機器を示す詳細断面図で、(a)は操作釦の動作前の断面図、(b)は操作釦の動作時の断面図である。
【0013】
本発明の第1の実施の形態に係る電子機器10は、一例として、画像を表示する液晶表示器等でなる表示部19に配設されたタッチパネル11と、前面枠部17の左サイドに設置された操作部20aと、前面枠部17の右サイドに設置された操作部20b等により構成されている。この電子機器10では、タッチパネル11が電子機器本体1の前面枠部17に設置され、専用ペン又は使用者の指等で操作クリック感を有する操作釦21を押圧操作することで電子機器を動作させることができる。一方、タッチパネル11上で表示されている釦の上面を押圧操作することで電子機器を動作させることもできる。
【0014】
タッチパネル11は、表示部19に配設されたもので、透明抵抗膜13を有するプラスチックフィルム12と、透明抵抗膜14を有する固定基板のガラス板15をスペーサ16等を介して、透明抵抗膜面を対向接着したもので、プラスチックフィルム12とガラス板15の二枚一対で構成されている。このタッチパネル11は、表示部19に配設された状態で、電子機器本体1の前面枠部17に支持フレーム18等を介して設置されている。
【0015】
尚、本第1の実施の形態に係るものでは、上記のように、抵抗式のものが用いられているが、これにこだわることなく、多数の導電パターンが形成された2組の透明シートからなる透明電極式等の方式を用いても良い。
【0016】
前面枠部17の両サイドに設置された各操作部20a、20bは、それぞれ同一機能を有したものなので、左サイドに設置された操作部20aについてのみ説明する。尚、本第1の実施の形態に係るものでは、操作部が前面枠部17の両サイドに設置されているが、これにこだわることなく、どちらか一方にだけ設置するようにしても良い。
【0017】
操作部20aは、電子機器を動作させるためのもので、操作部20aを操作することにより電子機器の所定動作がなされる。本例では、前面枠部17の側壁に回動自在に装着され、電子機器の動作時には、回動して閉じた状態でタッチパネル11の前面の所定位置に配設され、通常は回動して開いた状態で表示画面を広げて見易くしたものである。この操作部20aは、操作釦21と、操作釦21が設置されているカバー26と、カバー26を回動自在に電子機器本体1の前面枠部17の側壁に設置している回動部27と、操作釦21を弾性体23とシート24を介して装着保持するホルダ28等より構成されている。
【0018】
カバー26は、例えば、電子機器本体1の前面枠部17の側壁に設置されたヒンジ等でなる回動部27を介して回動自在に連結される支持部26aと、支持部26aに対向する側端部に設けられたL型形状のリブ26bと、操作釦21を挿入する孔26cを有する樹脂材等で成形されたもので、電子機器の動作時には、回動してタッチパネル11の前面の所定位置に配設されるようになっている。このカバー26の裏面には、弾性体23とシート24を装着したホルダ28が取付設置されている。
【0019】
ホルダ28は、ハードスイッチ(機械式押釦スイッチ等でなる)の操作クリック感を有するシート24をスライド自在に装着保持する溝部28aと、操作釦21の押圧動作を復帰させる皿板バネ等でなる弾性体23を押圧保持するリブ28bと、カバー26の裏面に取付設置する取付部28cを有する樹脂材等で成形されたものである。
【0020】
シート24は、操作釦21にタッチパネル11を押圧する半球形状の押圧突起部25を介して取付設置される取付孔24aが設けられ、薄肉で上方が球形状の弾性を有する樹脂材等で成形されたものである。このシート24は、操作釦21の非動作時には弾性体23の反力により、ホルダ28の溝部28aを介して上方に押し上げられて復帰されている。そして、操作釦21の動作時には操作釦21が、使用者の指等でF11方向に押圧操作されることにより、シート24はホルダ28の溝部28aでスライドしながら下方に押し下げられて歪まされ、初期に設定された上方が球状の形状部24bが反転し、下方が球状の形状部24bのものとなり、押圧突起部25がタッチパネル11を押圧することになる。タッチパネル11の押圧される箇所は、その押圧により予め機器に所定の動作がなされるようなスイッチ構造にされている。
【0021】
これにより、シート24の球状の形状部24bが上方から下方に向けて切り替わる時に、操作釦21への操作で、ハードスイッチの操作クリック感が得られることになる。この時、弾性体23は押圧されて、圧縮された状態にあり、操作釦21への使用者の指等による押圧が解かれると、弾性体23の反力により、シート24が操作釦21に装着された状態で上方に押し上げられて復帰されることになる。
【0022】
操作釦21は、例えば、段差を有する円柱形状、又は角柱形状に樹脂材等で成形されており、弾性体23とシート24が装着された状態で、ホルダ28を介してカバー26に設置されている。又、操作釦21には、段差を有する円柱形状の小さい径の円柱外周面21aに弾性体23が挿入装着され、小さい径の円柱先端部にシート24が半球形状の押圧突起部25により取付設置されている。この操作釦21が、使用者の指等でF11方向に押圧操作されることにより、タッチパネル11の前面の所定位置を操作釦21に設けられた押圧突起部25で押圧し、電子機器を動作することになる。
【0023】
尚、本第1の実施の形態に係るものでは、弾性体23を介してシート24を操作釦21に装着して、操作釦21への操作で、ハードスイッチの操作クリック感を得るようにすると共に、操作釦21を元の位置に復帰するようにしているが、これにこだわることなく、弾性力を有するシート24の形状を、操作釦21への押圧操作がシート24の弾性限界内で行われるように設定して、押圧操作後には元の位置に復帰するようにしても良い。
【0024】
次に、操作釦21の動作前と動作時における電子機器10の動作状態について、図2を参照して説明する。
【0025】
操作釦21の動作前における電子機器10の動作状態は、図2(a)に示すように、電子機器本体1の前面枠部17の側壁に設置された回動部27に連結されたカバー26(操作釦21を装着している)が、回動してタッチパネル11の前面の所定位置に配設された状態にある。この時、操作釦21は、操作釦21の円柱外周面21aに挿入装着された弾性体23の反力により押し上げられ、操作釦21の上面位置S11がホルダ28の溝部28aの底部位置から高さL11の位置にある。そして、操作釦21の小さい径の円柱先端部に押圧突起部25により取付設置されているシート24は、弾性体23の反力により押し上げられた操作釦21により球状の形状部24bが上方になるように押し上げられた位置にある。尚、カバー26は、表示画面を広げて見易くするため、通常、開いた状態にしてある。
【0026】
操作釦21の動作時における電子機器10の動作状態は、図2(b)に示すように、操作釦21が下方向F11に押圧操作されることにより、弾性体23は、圧縮歪まされ、操作釦21の上面が位置S11から位置S12に押し下げられ、上面位置S12がホルダ28の溝部28aの底部位置から高さL12の位置まで狭められる。そして、シート24は、押圧操作されて押し下げられた操作釦21により球状の形状部24bが下方に反転される。又、操作釦21に設けられた押圧突起部25の半球形状の先端部は、タッチパネル11の前面の所定位置P11を押圧することにより、タッチパネル11のプラスチックフィルム12が押圧歪まされ、プラスチックフィルム12に設けられた透明抵抗膜13がガラス板15に設けられた透明抵抗膜14に当接スイッチングされ、電子機器が動作することになる。
【0027】
以上のように、本電子機器によれば、タッチパネルが配設された表示部の前面に設けられた操作部の操作釦を弾性力を備えた突出部を有するシート状に成形することにより、操作釦の押圧操作時に、操作クリック感を得ることが可能となり、品質を向上することができる。
【0028】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る電子機器30について、図面を参照して説明する。
【0029】
図3は本発明の第2の実施の形態に係る電子機器30を示す詳細図で、(a)は正面配置図、(b)はA−A鋳f面図である。尚、電子機器30を示す全体構成斜視図は、第1の実施の形態と同様、図1のようになる。
【0030】
本発明の第2の実施の形態に係る電子機器30は、第1の実施の形態に係るものに対し、図3に示すように、タッチパネル31には操作所定領域以外への押圧で誤動作が発生しないために、周辺縁部S31と操作所定領域以外の無検知領域S32を設定し、この無検知領域S32に絶縁シート(又はスペーサ)37が設けられたものである。従って、本電子機器30では、タッチパネル31についてのみ説明し、第1の実施の形態のものと同じ構成品、及び電子機器30の動作状態については説明を省略する。
【0031】
タッチパネル31は、表示部39に配設されたもので、透明抵抗膜33を有するプラスチックフィルム32と、透明抵抗膜34を有する固定基板のガラス板35を周辺縁部S31に介在されたスペーサ36と無検知領域S32に介在された絶縁シート(又はスペーサ)37を介して、透明抵抗膜面を対向接着したもので、プラスチックフィルム32とガラス板35の二枚一対で構成されている。
【0032】
無検知領域S32は、一例として、図2に示すように、前面枠部17の側壁に回転自在に装着された操作部20a、20bの各カバー26のリブ26bの先端がタッチパネル31を当接押圧し、誤動作を発生させないために設定された領域を示したものである。
【0033】
無検知領域S32における、プラスチックフィルム32の透明抵抗膜33とガラス板35の透明抵抗膜34の間には、絶縁シート(又はスペーサ)37が介在されて各透明抵抗膜面が対向した状態で熱接着される。この絶縁シート(又はスペーサ)37を介在した熱接着は、周辺縁部S31へのスペーサ36を介在した熱接着と一緒の工程で行われる。
【0034】
尚、タッチパネル31には、プラスチックフィルム32とガラス板35の押圧強度面から、周辺縁部S31へのスペーサ36と無検知領域S32への絶縁シート(又はスペーサ)37以外に、図示していないが、例えば球形状のスペーサが数カ所に介在されている。
【0035】
これにより、カバー26のリブ26bの先端がタッチパネル31を当接押圧しても、絶縁シート(又はスペーサ)37が介在されているため、透明抵抗膜13と透明抵抗膜14がタッチすることなく、誤動作の発生を防止することができる。
【0036】
尚、本第2の実施の形態に係るものでは、上記のように、抵抗式のものが用いられているが、これにこだわることなく、多数の導電パターンが形成された2組の透明シートからなる透明電極式等の方式を用いても良い。
【0037】
以上のように、本電子機器によれば、タッチパネルの所定箇所以外への押圧による誤動作を防止し、品質を向上することができる。
【0038】
次に、本発明の第3の実施の形態に係る電子機器60について、図面を参照して説明する。
【0039】
図4は本発明の第3の実施の形態に係る電子機器60を示す構成配置図である。尚、電子機器60を示す全体構成斜視図は、第1の実施の形態と同様、図1のようになる。
【0040】
本発明の第3の実施の形態に係る電子機器60は、第1の実施の形態に係るものに対し、図4に示すように、タッチパネル61には操作所定領域以外への押圧で誤動作が発生しないために、予めスペーサを介在して誤動作を防止している周辺縁部S61と操作所定領域以外の無検知領域S62を設定し、この無検知領域S62に対応させた誤動作防止ソフトを制御処理部67で予めプログラミングしたものである。従って、本電子機器60では、タッチパネル31についてのみ説明し、第1の実施の形態のものと同じ構成品、及び電子機器60の動作状態については説明を省略する。
【0041】
タッチパネル61は、表示部に配設されたもので、透明抵抗膜を有するプラスチックフィルムと、透明抵抗膜を有する固定基板のガラス板をスペーサ等を介して、透明抵抗膜面を対向接着したもので、プラスチックフィルムとガラス板の二枚一対で構成されている。このタッチパネル61は、1例として、専用ペン又は使用者の指等により、X座標領域とY座標領域の1箇所が押圧されると、プラスチックフィルム上の透明抵抗膜とガラス板上の透明抵抗膜とが当接スイッチングされ、1箇所からの座標位置信号が出力される。
【0042】
タッチパネル61には、操作所定領域以外への押圧で誤動作が発生しないために、予めスペーサを介在して誤動作を防止している周辺縁部領域S61と操作所定領域以外の無検知領域S62を設定している。従って、例えば、この無検知領域S62内の点P61(X座標領域のX61とY座標領域のY61の位置)が押圧されると、その押圧スイッチング信号が、タッチパネル61上の電極62、63、64、65からスイッチング回路66、A/D変換部を通して制御処理部67に送られる。制御処理部67では、この信号が予めプログラミングされた無検知領域S62の座標内のものであることが判別され、誤動作が未然に防止されることになる。
【0043】
これにより、図3に示す第2の実施の形態に係るものと同じように、カバーのリブの先端がタッチパネル61を当接押圧しても、無検知領域S62として予めプログラミングされているため、誤動作の発生を防止することができ、しかも細部にわたり無検知領域を設定できるため、品質をより向上することができる。
【0044】
尚、本第3の実施の形態に係るものでは、上記のように、抵抗式のものが用いられているが、これにこだわることなく、多数の導電パターンが形成された2組の透明シートからなる透明電極式等の方式を用いても良い。
【0045】
以上のように、本電子機器によれば、無検知領域を予めプログラミング設定しているため、タッチパネルの所定箇所以外への押圧による誤動作を正確に防止でき、絶縁シートを用いる必要がなくなるのでコストの削減ができる。
【0046】
次に、本発明の第4の実施の形態に係る電子機器40について、図面を参照して説明する。
【0047】
図5は本発明の第4の実施の形態に係る電子機器40を示す正面配置図で、図6は本発明の第4の実施の形態に係る電子機器40を示すB−B鋳f面図で、(a)は操作釦の動作前の断面図、(b)は操作釦の動作時の断面図である。尚、電子機器40を示す全体構成斜視図は、第1の実施の形態と同様、図1のようになる。
【0048】
本発明の第4の実施の形態に係る電子機器40は、第1の実施の形態に係るものに対し、図5、6に示すように、カバーに操作釦が装着されてなる操作部を用いることなく、タッチパネル41の上面の操作部に相当する範囲内に、突出部48が設けられた弾性を有する薄肉の球面形状でなる識別シート47が装着されたものである。従って、本電子機器40では、タッチパネル41に設けられた識別シート47に関するものについてのみ説明し、第1の実施の形態のものと同じ構成品については説明を省略する。
【0049】
タッチパネル41には、タッチパネル41の両サイドの上面の操作部に相当する範囲内に、タッチパネル41の所定箇所を押圧する突出部48が設けられ、押圧動作を復帰させる弾性を有する薄肉の球面形状でなる識別シート47が装着されている。
【0050】
タッチパネル41は、表示部49に配設されたもので、透明抵抗膜43を有するプラスチックフィルム42と、透明抵抗膜44を有する固定基板のガラス板45をスペーサ46等を介して、透明抵抗膜面を対向接着したもので、プラスチックフィルム42とガラス板45の二枚一対で構成されている。このタッチパネル41は、表示部49に配設された状態で、電子機器本体1の前面枠部17に支持フレーム18等を介して設置されている。
【0051】
識別シート47は、表示部49に配設されたタッチパネル41の両サイドの上面に装着され、電子機器を動作させる操作釦を有する操作部に相当する機能を有したもので、タッチパネル41の所定箇所を押圧する樹脂材等で成形された突出部48が取付固定されている。
【0052】
この識別シート47は、突出部48が設置される数箇所(本実施の形態では4箇所)の操作釦部47bが薄肉の球形状に、タッチパネル41に装着する周囲部47aが厚肉の板形状に、それぞれ弾性を有する樹脂材等で一体成形されたものである。これにより、専用ペン又は使用者の指等で操作釦部47bが押圧操作されると、薄肉形状の操作釦部47bが小さい押圧力で先に歪まされるため、厚肉形状の周囲部47aとタッチパネル41との接触面への押圧力は小さなものとなり、識別シート47を押圧することによるタッチパネル41への誤動作は防げることになる。
【0053】
又、識別シート47は、操作釦部47bの非動作時には、操作釦部47bの弾性による反力で、上方に押し上げられて復帰された状態にある。そして、操作釦部47bの動作時には操作釦部47bが、専用ペン又は使用者の指等でF41方向に押圧操作されることにより、操作釦部47bは弾性限界内で、下方に押し下げられて歪まされ、操作釦部47bに設置された突出部48がタッチパネル41を押圧することになる。タッチパネル41の押圧される箇所は、その押圧により予め機器に所定の動作がなされるようなスイッチ構造にされている。そして、押圧操作後には、弾性限界内で歪まされた操作釦部47bは弾性による反力で元の位置に復帰されることになる。
【0054】
次に、操作釦部47bの動作前と動作時における電子機器40の動作状態について、図6を参照して説明する。
【0055】
操作釦部47bの動作前における電子機器40の動作状態は、図6(a)に示すように、操作釦部47bが設けられた識別シート47は、タッチパネル41の前面の所定位置に配設され、操作釦部47bが薄肉の球形状の状態にあり、操作釦部47bの上面位置S41が識別シート47の裏面(タッチパネル41の表面に相当したもの)から高さL41の位置にある。そして、操作釦部47bに設置された突出部48は、タッチパネル41の表面から僅かに離間した所定位置になるように設定されている。
【0056】
操作釦部47bの動作時における電子機器40の動作状態は、図6(b)に示すように、操作釦部47bが下方向F41に押圧操作されることにより、操作釦部47bは、弾性限界内で圧縮されて凹まされ、操作釦部47bの上面が位置S41から位置S42に押し下げられ、上面位置S42が識別シート47の裏面(タッチパネル41の表面に相当したもの)から高さL42の位置まで狭められる。そして、操作釦部47bに設置された突出部48が、タッチパネル41の前面の所定位置P11を押圧することにより、タッチパネル41のプラスチックフィルム42が押圧歪まされ、プラスチックフィルム42に設けられた透明抵抗膜43がガラス板45に設けられた透明抵抗膜44に当接スイッチングされ、電子機器が動作することになる。
【0057】
以上のように、本電子機器によれば、カバーに操作釦が装着されてなる操作部を電子機器の前面枠部に装着することなく、タッチパネルの上面の操作部に相当する範囲内に、突出部が設けられた弾性を有する識別シートを装着することにより、電子機器を動作させる操作部と画像を表示する表示画面とが同一タッチパネル面で識別できるため、操作がし易く、構造を簡略化したコスト削減ができる。
【0058】
次に、本発明の第5の実施の形態に係る電子機器50について、図面を参照して説明する。
【0059】
図7は本発明の第5の実施の形態に係る電子機器50を示す正面配置図で、図8は本発明の第5の実施の形態に係る電子機器50を示すC−C鋳f面図で、(a)はタッチパネルへの押圧動作前の断面図、(b)は指によるタッチパネルへの押圧動作時の断面図、(c)は専用ペンによるタッチパネルへの押圧動作時の断面図である。尚、電子機器50を示す全体構成斜視図は、第1の実施の形態と同様、図1のようになる。
【0060】
本発明の第5の実施の形態に係る電子機器50は、第1の実施の形態に係るものに対し、図7、8に示すように、カバーに操作釦が装着されてなる操作部を用いることなく、タッチパネル51の上面の操作部に相当する範囲内に、印刷等により識別シート56が貼付けされたものである。従って、本電子機器50では、タッチパネル51に設けられた識別シート56に関するものについてのみ説明し、第1の実施の形態のものと同じ構成品については説明を省略する。
【0061】
タッチパネル51は、表示部59に配設されたもので、透明抵抗膜53を有するプラスチックフィルム52と、透明抵抗膜54を有する固定基板のガラス板55をスペーサ58等を介して、透明抵抗膜面を対向接着したもので、プラスチックフィルム52とガラス板55の二枚一対で構成されている。このタッチパネル51は、表示部59に配設された状態で、電子機器本体1の前面枠部17に支持フレーム18等を介して設置されている。
【0062】
タッチパネル51には、タッチパネル51の両サイドの上面の操作部に相当する範囲内に、操作部であることを識別するための樹脂材等でなる識別シート56が印刷等により貼付けされている。そして、識別シート56には、電子機器を動作させる操作釦に相当する機能を有する識別(例えば円形状の色を違えたもの)が複数カ所(本実施の形態では各4カ所に設定している)の位置に、周囲とは相違させて施されている。
【0063】
これにより、専用ペン又は使用者の指等で操作釦部57が押圧操作されると、直接、タッチパネル51が押圧されることになる。又、タッチパネル51の押圧される箇所は、その押圧により予め機器に所定の動作がなされるようなスイッチ構造にされている。
【0064】
次に、操作釦部57の動作前と動作時における電子機器50の動作状態について、図8を参照して説明する。
【0065】
操作釦部57の動作前における電子機器50の動作状態は、図8(a)に示すように、操作釦部57が設けられた識別シート56は、タッチパネル51の前面の所定位置に配設されている。
【0066】
操作釦部57への使用者の指59による動作時における電子機器50の動作状態は、図8(b)に示すように、操作釦部57が使用者の指59により押圧操作されることにより、操作釦部57は、直接、タッチパネル51の前面の所定位置P51を押圧することになり、タッチパネル51のプラスチックフィルム52が押圧歪まされ、プラスチックフィルム52に設けられた透明抵抗膜53がガラス板55に設けられた透明抵抗膜54に当接スイッチングされ、電子機器が動作することになる。
【0067】
又、操作釦部57への専用ペン61による動作時における電子機器50の動作状態は、図8(c)に示すように、操作釦部57が専用ペン61により押圧操作されることにより、操作釦部57は、直接、タッチパネル51の前面の所定位置P51を押圧することになり、タッチパネル51のプラスチックフィルム52が押圧歪まされ、プラスチックフィルム52に設けられた透明抵抗膜53がガラス板55に設けられた透明抵抗膜54に当接スイッチングされ、電子機器が動作することになる。この専用ペン61による押圧操作は、使用者の指59による押圧操作に対し、タッチパネル51の前面の所定位置P51への押圧範囲を小さくすることができる。
【0068】
以上のように、本電子機器によれば、カバーに操作釦が装着されてなる操作部を用いることなく、タッチパネルの上面の操作部に相当する範囲内に、印刷等により操作部と操作釦が識別形成された樹脂材でなる識別シートを貼付けるだけにしているので、構造がより簡略化でき、コストの削減が図れる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明によれば、操作部の操作釦部に弾性を有するシートを設け、タッチパネルの無検知領域に絶縁シート等を介在することにより、操作釦への押圧操作時に操作クリック感が得られると共に、タッチパネルの所定箇所以外への押圧による誤動作が防止でき、品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子機器を示す全体構成斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る電子機器を示す詳細断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る電子機器を示す詳細図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る電子機器を示す配置図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係る電子機器を示す正面配置図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る電子機器を示すB−B’断面図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態に係る電子機器を示す正面配置図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係る電子機器を示すC−C’断面図である。
【符号の説明】
1・・・電子機器本体
10、30、40、50、60・・・電子機器
11、31、41、51、 61・・・タッチパネル
12、32、42、 52・・・プラスチックフィルム
13、33、43、 53・・・透明抵抗膜
14、34、44、54・・・透明抵抗膜
15、35、45、 55・・・ガラス板
16、36、46、58・・・スペーサ
17・・・前面枠
18・・・支持フレーム
19、39、49、 59・・・表示部
20a、20b・・・操作部
21・・・操作釦
23・・・弾性体
24・・・シート
25・・・押圧突起部
26・・・カバー
27・・・回動部
28・・・ホルダ
37・・・絶縁シート
47・・・識別シート
48・・・突出部
57・・・識別シート
62、63、64、 65・・・タッチパネル61上の電極
66・・・スイッチング回路
67・・・制御処理部

Claims (5)

  1. 画像を表示し、所定箇所が押圧されることにより電子機器の所定の動作がなされるタッチパネル部と、前記タッチパネル部の外周縁に設けられた枠部と、枠部に設けられた操作部とからなる電子機器において、
    前記操作部は前記タッチパネル上に設けられたものであって、該操作部には操作されることにより該タッチパネル上の所定箇所を押圧する操作釦が設けられてなることを特徴とする電子機器。
  2. 前記操作部には前記操作釦に弾性力を与えるシートが設けられてなることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記タッチパネル部の所定箇所には、その押圧により電子機器の所定の動作がなされないよう無検知領域が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 画像を表示し、所定箇所が押圧されることにより電子機器の所定の動作がなされるタッチパネル部を有する電子機器において、
    前記タッチパネル上には操作釦であることを示す操作釦部を有するシートが設けられ、前記シートの操作釦部を操作することにより、前記タッチパネルの所定箇所が押圧されてなることを特徴とする電子機器。
  5. 前記シートの操作釦部には前記タッチパネルの所定箇所を押圧する突出部を備え、前記シートは押圧動作を復帰させる弾性を有する球面形状に形成されてなることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
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