JP2004102063A - 画像表示装置とその制御方法並びにマルチディスプレイシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】外部からマルチディスプレイ用の表示制御信号を必要としないマルチディスプレイシステム、および画像表示方法を提供する。
【解決手段】画像表示装置200は、画像データを入力し下流へ出力するインターフェース(201、208)と、DDC通信処理部207と、EDID情報を格納するための書換え可能なメモリ206を有する。下流側に画像表示装置が接続された場合、DDC通信処理部207を介して接続された画像表示装置からEDID情報を取得し、表示解像度情報や相互接続情報等を設定する。特に、EDID情報中の表示解像度の項目は、上記設定された表示解像度情報によって書き換えられる。
【選択図】 図1
【解決手段】画像表示装置200は、画像データを入力し下流へ出力するインターフェース(201、208)と、DDC通信処理部207と、EDID情報を格納するための書換え可能なメモリ206を有する。下流側に画像表示装置が接続された場合、DDC通信処理部207を介して接続された画像表示装置からEDID情報を取得し、表示解像度情報や相互接続情報等を設定する。特に、EDID情報中の表示解像度の項目は、上記設定された表示解像度情報によって書き換えられる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置に係り、特に複数の画像表示装置を組み合わせて表示するマルチディスプレイシステムに好適な画像表示装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ機器等の画像表示装置として液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等で代表されるドットマトリクス型のデバイスが使用されてきている。これらのデバイスは表示画素数が固定であるため、入力される画像信号が有する解像度(表示画素数)をデバイスが有する画素数に合わせて最適化する、いわゆる解像度変換処理を行う必要がある。
【0003】
図12は、解像度変換処理を行う一般的な画像表示装置の機能ブロック図である。同図において、100は画像信号を出力する画像出力装置であり、200は画像表示装置である。画像表示装置200は、画像入力I/F201、解像度変換部202、表示デバイス駆動部203、制御部204、そして表示デバイス205で構成される。
【0004】
この構成において、画像出力装置100から出力された画像信号は、画像表示装置200の画像入力I/F201に入力される。画像入力I/F201では、画像出力装置100から入力される画像信号が例えばアナログ信号であった場合はA/D変換処理を行い、解像度変換部202へデジタル信号を出力する。或いは、例えばTMDSで代表されるデジタル信号伝送規格に則ったデジタル伝送信号であった場合は、画像入力I/F201はレシーバを介して解像度変換部202へデジタル信号を出力する。
【0005】
解像度変換部202では、例えば、表示デバイス205の表示解像度がXGA(1024×768画素)で、入力される画像信号の解像度が表示デバイス205の解像度より低くSVGA(800×600画素)であった場合、入力画像信号の水平および垂直画素数をそれぞれ1.28倍に拡大して表示デバイス205の画素数に一致した画像表示信号を生成する。また、逆に入力される画像信号の解像度が表示デバイス205の解像度より高く、例えばUXGA(1600×1200画素)であった場合、入力画像信号の水平および垂直画素数をそれぞれ0.64倍に縮小して表示デバイス205の画素数に一致した画像表示信号を生成する。
【0006】
制御部204は、前記拡大縮小処理などの制御を行う。表示デバイス駆動部203は、解像度変換部202で生成した画像表示信号で表示デバイス205へ画像を表示する。
【0007】
また、一般に知られているように最近のパーソナルコンピュータ用オペレーティングシステム(以下OS)には、コンピュータにディスプレイを接続すると適切な表示が行われるように、コンピュータからの画像出力を自動設定する、いわゆるプラグアンドディスプレイ機能が備えられている。この機能を実現するために、プラグアンドディスプレイ機能対応の画像表示装置には、表示に係る属性情報を予めメモリ(例えば図12の206)に記憶してあり、コンピュータはDDC通信機能(Display Data Channel:ビデオ信号の使用を拡張し、ディスプレイの側からホストに対し情報伝達することを可能にした拡張インターフェース仕様)を利用してこの属性情報を取得して接続されるディスプレイに最適な画像信号出力を行う。この属性情報はEDID情報(Extended Display Identification Data:ディスプレイの側からホストの側に対してディスプレイの情報を伝達するための仕様。ディスプレイの能力をホストに伝達するためのデータ・フォーマットを定義したもの)と呼ばれ、例えば、画像表示装置の解像度、水平および垂直走査信号の周波数等が含まれる。従って、画像表示装置をプラグアンドディスプレイ機能対応とし、EDID情報として表示デバイスの解像度等を記述しておけば、コンピュータ(画像出力装置)からディスプレイの表示に最適な解像度の画像信号を得ることが出来る。
【0008】
ところで、複数の画像表示装置を例えばM×N列に配置して一つの画像を表示する、いわゆるマルチディスプレイシステムがある。このシステムは、大画面を構成し易い、単体で大画面のディスプレイより奥行きが短い、相対的な輝度が高く出来るなどの利点から、展示会や広告塔などで大画面表示を求められる画像表示装置に利用されている。また、このマルチディスプレイシステムによる画像表示方法は、低解像度の表示装置を複合する事によって一つの高解像度の表示装置を構成する技術であるとも言える。
【0009】
公知例として、例えば、特許文献1が開示されている。この従来のマルチディスプレイシステムを図13を用いて説明する。
【0010】
図13において、1001は表示制御装置に対応するマルチディスプレイインタフェース回路であり、1002は表示デバイスである。添数字−1、−2、…、−nは、マルチディスプレイインタフェース回路1001、表示デバイス1002が複数存在していることを示す。またマルチディスプレイインタフェース回路1001は、入力データ処理回路1004、データ出力部、制御データ処理回路1031、制御部で構成される。
【0011】
データ出力部は、フレームメモリ書込み回路1007、フレームメモリ読み出し回路1008、データセレクタ1009、フレームメモリ1010、1011、拡大データ処理回路1012で構成される。また、制御部は、水平書込みスタート位置レジスタ1017、水平書込み幅レジスタ1018、垂直書込みスタート位置レジスタ1019、垂直書込み幅レジスタ1020、拡大率設定レジスタ1021、1022、水平読み出し位置レジスタ1023、垂直読み出し位置レジスタ1024、水平同期レジスタ1025、垂直同期レジスタ1026、出力タイミング信号生成回路1014、マイコン1028、ID設定回路1029、データ格納メモリ1030で構成される。
【0012】
画像出力装置から転送される画像データは、入力データ処理回路1004を介してデータ出力部に含まれるフレームメモリ1010あるいは1011に書込まれる。ここで画像データは、制御部に含まれる水平および垂直書込みスタート位置レジスタ1017、1019、水平および垂直書込み幅レジスタ1018、1020によって、フレームメモリ1010あるいは1011へ書込む領域を制御される。次に、フレームメモリ1010あるいは1011から読み出された画像データは、拡大処理をされて表示デバイス1002へ転送される。
【0013】
制御部のマイコン1028は、制御バスから転送される制御データに含まれる命令を受け取り、データ格納メモリ1030に格納されているデータを制御部の各レジスタ1017〜1026に展開する。この命令は、部分表示データを指定する命令であり、入力される画像データから該当する表示デバイス1002−n(n=1、2…)で表示する部分を指定する。この際、制御データとして転送される命令には、ID番号が付加されることもある。このID番号は、マルチディスプレイを構成する各ディスプレイインタフェース回路のうち、どのディスプレイインタフェース回路1001に当該命令を実施させるかを指示する役割を持つ事になる。この場合、マイコン1028はID設定回路1029に設定されたID設定値と、命令に付随したID番号とを比較して、一致した場合に当該命令を実効する。
【0014】
この様にマルチディスプレイを構成する複数のディスプレイインタフェース回路に対して、同一の画像データを入力し、各々のディスプレイインタフェース回路で表示する表示領域を指定する制御データに基づいて、異なる領域の表示データを取り込み、表示するマルチディスプレイシステムを構築している。
【0015】
【特許文献1】
特開2000−148080号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
現在、画像信号を送り出す画像信号源としてのパーソナルコンピュータは、QXGA(2048×1536画素)程度の高解像度信号を出力可能なものも製品化されてきており、これに対応してパーソナルコンピュータの画像を表示する画像表示装置にも同程度の表示能力が要求されてきている。ところで、従来のドットマトリクス型表示デバイスを使用した画像表示装置では、高解像度の画像信号を表示しても、表示デバイスの有する解像度が低いため、原画像の解像度を生かしきれなかった。原画像の解像度を生かすためには一般に表示デバイスの画素数を増加させることが考えられるが、そのような表示デバイスを開発するのはコストがかかり、また制御処理部の負担も大きくなるという問題があった。
【0017】
この解決方法として、特許文献1に開示されるように複数の表示デバイスを利用したマルチディスプレイシステムが考えられるが、従来のマルチディスプレイシステムでは、画像信号と共に複数の表示デバイスに画像信号を割付けるための表示制御信号を入力する必要があった。
【0018】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、マルチディスプレイシステムを容易に構成可能とする画像表示装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、マルチディスプレイシステムにおける表示装置の配置状態に応じて、ホストに対して自動的に最適な解像度を通知可能とすることにある。
また、本発明の他の目的は、外部からのマルチディスプレイ用の表示制御信号を必要としないマルチディスプレイシステム、および画像表示方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による画像表示装置は以下の構成を備える。すなわち、
画像表示部を有する画像表示装置であって、
上流側に接続される装置より画像データを入力し、該画像データを下流側に接続される装置へ出力する入出力手段と、
下流側に表示装置が接続された場合、該表示装置から解像度情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された解像度情報と前記画像表示部の解像度に基づいて解像度情報を生成する生成手段と、
前記生成された解像度情報を上流側へ通知可能に保持する第1保持手段とを備える。
ここで、好ましくは、外部機器との間でDDC通信を行なう通信処理手段と、
前記DDC通信で通信されるEDID情報を格納するメモリとを備え、
前記取得手段は前記通信処理手段を用いて解像度情報を取得し、
前記保持手段は、前記生成した解像度情報を前記メモリにおけるEDID情報の該当項目として書き換える。
【0020】
また、好ましくは、上流側もしくは下流側の少なくとも一方に表示装置が接続されている場合、接続された全表示装置で形成されるマルチディスプレイ中における当該表示装置の位置を判別する判別手段と、
前記判別手段で判別された位置に基づいて、当該画像表示部によって表示すべき画像範囲を決定する決定手段と、
前記入出力手段で入力された画像データから前記決定手段で決定された画像範囲を前記画像表示部に表示する表示制御手段とを更に備える。
【0021】
また、上記の目的を達成する本発明によるマルチディスプレイシステムは、上記画像表示装置を複数台接続し、最上流側の画像表示装置の上流側にホストコンピュータを接続したものとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
【0023】
〈第1実施形態〉
図1は、第1実施形態による画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1において、符号200は画像表示装置であり、画像出力装置100(以下パソコン)からの画像データが入力される画像入力I/F201、入力画像データの解像度を表示デバイスの解像度に最適化する解像度変換部202、表示デバイスへの画像表示信号等を生成する表示デバイス駆動部203、画像表示装置全般の制御を行う制御部204、表示デバイス205、EDID情報を格納する書換え可能メモリ206、外部機器とDDC通信を行うDDC通信処理部207、画像データを外部へ出力する画像出力I/F208とを含んで構成される。なお、本実施の形態では、本発明に係る画像表示装置が2台存在していることを添数字1、2で表している。
【0024】
図1の構成において、パソコン100から送出される画像データは、画像入力I/F201を介して画像表示装置200へ入力される。入力画像データとしては、アナログ信号の場合とデジタル信号の場合とが考えられる。入力画像データがアナログ信号である場合は、画像入力I/F201はA/D変換回路を含み、入力される画像信号に最適なサンプリングタイミングでデジタイズしデジタルデータとして解像度変換部202へ出力する。また、入力画像データがTMDS規格に代表されるデジタル伝送規格に則ったデジタル伝送信号であった場合は、画像入力I/F21は当該規格に適合したレシーバで画像データを受信し、デジタル信号として解像度変換部202へ出力する。
【0025】
また、制御部204は、画像入力I/F201に入力される画像データに含まれる水平および垂直同期信号から、入力画像データの解像度を判別する。
【0026】
解像度変換部202では、入力画像データの解像度を表示デバイス205の備える画素数に適合するように拡大あるいは縮小処理を行う。例えば、表示デバイス205の備える画素数がSVGA(800×600)で入力画像データの解像度(制御部204によって判別された解像度)がVGA(640×480)であった場合、解像度変換部202は入力画像信号の水平および垂直画素数をそれぞれ1.25倍に拡大して表示デバイス205の画素数に一致した画像表示信号を生成する。また、逆に入力される画像信号の解像度が表示デバイス205の解像度より高い、例えばUXGA(1600×1200画素)であった場合は、解像度変換部202は入力画像信号の水平および垂直画素数をそれぞれ0.5倍に縮小して表示デバイス205の画素数に一致した画像表示信号を生成する。
【0027】
制御部204は、解像度変換部202による上記拡大縮小処理などの制御、入力画像データの解像度判別、さらには後述するDDC通信処理などの制御を行う。表示デバイス駆動部203は、解像度変換部202で生成された画像表示信号で表示デバイス205へ画像を表示する。
【0028】
画像出力I/F208は、入力画像データを次段へ転送するためのもので、入力に合わせてアナログ信号の場合とデジタル信号の場合とが考えられる。入力画像データがアナログ信号の場合は、バッファして出力し、デジタル信号の場合は、例えばTMDS規格に代表されるデジタル伝送規格に適合したトランシーバでデジタル伝送信号として出力する。
【0029】
図2は、解像度変換部202の一例を示す詳細ブロック図である。図2において、301は画像データ縮小処理ブロックであり、データ縮小処理部302、メモリ書込み制御回路303、入力タイミング信号生成回路304で構成される。305は画像データを格納するフレームメモリである。306は画像データ拡大処理ブロックであり、メモリ読み出し制御回路307、データ拡大処理部308、出力タイミング信号生成回路309で構成される。
【0030】
また、401は水平書込みタイミング位置スタートレジスタ、402は水平書込み位置エンドレジスタ、403は垂直書込み位置スタートレジスタ、404は垂直書込み位置エンドレジスタであり、各レジスタ設定により入力画像データのうちフレームメモリ305へ書込む範囲を指定することが可能となる。ここで、402と404はそれぞれ水平および垂直の書込み位置のエンドを指定するレジスタとしたが、それぞれ水平および垂直書込み幅を指定するレジスタとしても良いことは明らかであろう。
【0031】
405は水平読み出しタイミング位置スタートレジスタ、406は水平読み出し位置エンドレジスタ、407は垂直読み出し位置スタートレジスタ、408は垂直読み出し位置エンドレジスタであり、各レジスタ設定により入力画像データのうちフレームメモリ305に格納されている画像データを読み出す範囲を指定することが可能となる。ここで、406と408はそれぞれ水平および垂直の読み出し位置エンドを指定するレジスタとしたが、それぞれ水平および垂直読み出し幅を指定するレジスタとしても良いことは明らかであろう。
【0032】
409は水平縮小・拡大倍率設定レジスタ、410は垂直縮小・拡大倍率設定レジスタであり、画像データ縮小処理ブロック301および画像データ拡大処理ブロック306における縮小あるいは拡大処理の倍率を設定する。また、縮小および拡大倍率を1とすれば画像データを等倍として処理することも可能である。以上の各レジスタ設定は、制御部204を介して行われる。
【0033】
再び図1において、207はパソコン100あるいは別の画像表示装置200が接続された場合に、パソコン或いは該画像表示装置との間でDDC通信を行うDDC通信処理部である。206はVESA(Video Electronics Standard Association)にて規定されているEDID情報に基づく画像表示装置の属性情報を格納する書換え可能なメモリである。
【0034】
DDC通信処理部207は、パソコン100とメモリ206との間を通信可能とすることにより、パソコン100がメモリ206に格納されているEDID情報を読み取り画像表示装置200に最適な画像データを出力するいわゆるプラグアンドディスプレイ機能を可能とする。また、本実施形態の画像表示装置では、制御部204とメモリ206との間を通信可能とすることにより、メモリ内に格納されるEDID情報を書換えることを可能とする。さらに、制御部204と画像表示装置200の入力側あるいは出力側に接続される、別の画像表示装置との間をそれぞれ通信可能とすることによって、画像表示装置相互に属性情報の取得を可能とする。本実施形態では、解像度や表示装置の接続数に関する情報をDDC通信を利用してやりとりする。以下、DDC通信処理部207について更に詳しく説明する。
【0035】
図1に示す様に、本実施形態では、実施形態による画像表示装置が2台(200−1、200−2)接続されている。ここでは、先頭の画像表示装置200−1を中心に説明を行う。以下、本実施形態による処理を図3に示すフローチャートを使って詳述する。
【0036】
まず、ステップS100で総接続数Cti=1、出力側接続数Cdi=0、水平画素数Nh=Nh0、垂直画素数Nv=Nv0に初期化する。ここで、Nh0およびNv0は画像表示装置200−1が単体で備える表示画素数であり、本実施形態ではNh0=800、Nv0=600とする。次にステップS101で、画像表示装置200−1の出力側における画像表示装置200−2の接続の有無を判別する。この判別は、出力側のDDC通信端子をプルアップ抵抗によって常にHigh状態に保つように構成することによって可能となる。つまり、DDC通信処理部207−1は、制御部204−1と出力側に接続される画像表示装置200−2との間の通信回線を開き、制御部204−1が外部と通信を試みてAcknowridgementが返ってくれば出力側に画像表示装置200−2が接続されていると判別できる。ここで、接続される画像表示装置200−2が無いと判別された場合には、ステップS105へ進む。
【0037】
接続される画像表示装置200−2が有ると判別された場合、ステップS102へ進み、属性情報として画像表示装置200−2における出力側接続数Chd、総接続数Cht、水平画素数Nhd、垂直画素数Nvdを読み取る。このとき、DDC通信処理部207−1は、出力側に接続される画像表示装置200−2との通信回線を開き、接続される画像表示装置200−2のメモリ206−2に格納されている情報からこれらの値を取得する。
【0038】
次にステップS103へ進み、画像表示装置200−1のそれぞれの属性情報を更新する。具体的には、出力側接続数CdiをChd+1に、総接続数CtiをCht+1に、水平画素数NhをNh+Nhdに、垂直画素数NvをNvに更新する。
【0039】
次にステップS104へ進み、ここで、DDC通信処理部207−1は、制御部204−1の要求により制御部204−1とメモリ206−1との間の通信回線を開き、制御部204−1は、メモリ206−1へ、更新された情報としてCti=2、Cdi=1、Nh=1600(=Nh+Nhd=800+800)、Nv=600を格納する。
【0040】
次にステップS105で入力側における接続の有無を判別する。ここで、DDC通信処理部207−1は、制御部204−1の要求により入力側との通信回線を開く。接続有無の判別は、出力側における接続有無の判別方法と同じ手段を取ることが出来る。ただし、入力側に接続される画像表示装置から見た場合、その画像表示装置のDDC通信処理部の通信回線を出力側に開く設定が必要である。従って、入力側へDDC通信要求を行う。これは、例えば、DDC規格で規定されたものと別アドレスを割り当てた通信によって達成することができる。入力側にパソコンが接続されている場合、この方法で通信は行えないので入力側の接続は無いと判別できる。ここで、接続が無いと判別された場合、何も情報更新を行わずに処理を終了する。
【0041】
一方、ステップS105で画像表示装置が接続されていると判別された場合、ステップS106へ進み、入力側に接続されている画像表示装置のメモリに格納されている総接続数情報Ctを取得する。次にステップS107へ進み、現在画像表示装置200−1が持っている総接続数情報Ctiと取得した総接続数情報Ctを比較する。ここで、Cti≧Ctであればそのまま処理を終了する。Ct>CtiであればステップS108へ進み、Cti=Ctとする。
【0042】
次にステップS109において、DDC通信処理部207−1は、制御部204−1の要求により制御部204−1とメモリ206−1との間の通信回線を開き、制御部204−1は、メモリ206−1へ更新された情報としてCtiを格納する。このステップS105〜ステップS109までの処理を行うことによって、接続されている画像表示装置全てにおける総接続数情報Ctiを一致させる。従って、ステップS104で更新した出力側接続数情報Cdiと総接続数情報Ctiとで各々の画像表示装置がどの位置に配置されているかを判別することが可能となる。
【0043】
以上の処理を接続される画像表示装置毎に順次行うことによって、例えば図1に示す構成において、先頭の画像表示装置200−1は、水平画素数(Nh)1600、垂直画素数(Nv)600を備え、出力側接続数(Cdi)1台、総接続数(Cti)2台という情報を持つことになる。また、出力側に接続される画像表示装置200−2は、水平画素数(Nh)800、垂直画素数(Nv)600、出力側接続(Cdi)無(0台)、総接続数(Cti)2台という情報を持つ。この様子を図4に示す。
【0044】
以上の様に2台接続した画像表示装置にパソコンを接続した場合、パソコンは先頭の画像表示装置200−1とDDC通信を行い、接続されている画像表示装置が水平画素数1600、垂直画素数600の解像度を備えることを読み取り、その解像度に最適な信号を出力する。言い換えれば、画像表示装置の表示解像能力に見合った解像度の画像信号を出力させることが出来る。
【0045】
以下、図1の構成においてパソコンが水平画素数1600、垂直画素数600の画像信号を出力した場合を例として、本実施形態による画像表示方法を説明する。
【0046】
図5は、画像表示方法を説明するフローチャートである。図5には、個々の画像表示装置における画像表示制御が示されている。
【0047】
まず、ステップS200で総接続数Cti、出力側接続数Cdi、固有水平画素数Nh0、固有垂直画素数Nv0を取得する。次にステップS201で、Cti>1か否かを判別する。Cti=1であれば画像表示装置は単独で存在していることになるので、本処理を終了し、単体の画像表示装置として通常の方法により画像表示を行う。一方、Cti>1ならば、複数の画像表示装置で一つの画面を構成していると判断して、ステップS202へ進む。
【0048】
ステップS202では、入力されている画像信号の解像度(水平画素数Nhi、垂直画素数Nvi)を判別する。解像度の判別方法としては、いわゆるマルチスキャンタイプの画像表示装置で行われている周知の方法を用いることが出来る。次にステップS203で水平書込み幅の算出を行う。ここで言う、書込みとは図2におけるフレームメモリ305への書込みを意味する。水平書込み幅Lhは入力される画像信号の水平画素数Nhiを総接続数Ctiで割った値となる。これは、接続される複数の画像表示装置それぞれで均等に表示することを意味する。従って、本実施形態の様に2台の画像表示装置を接続したシステムにおいてNhi=1600の場合は、Cti=2であるのでLh=800となる。
【0049】
次にステップS204で水平書込みスタート位置の算出を行う。水平書込みスタート位置Whsは、入力画像信号の水平同期信号から有効画像信号までの期間をHbpとして、
Whs=Hbp+Lh×(Cti−Cdi−1)
で計算される。
【0050】
本例では、先頭の画像表示装置200−1は、Cti=2、Cdi=1であるから、先頭の画像表示装置の水平書込みスタート位置は、Whs1=Hbpとなる。また、2台目の画像表示装置200−2は、Cti=2、Cdi=0であるからWhs2=Hbp+800となる。
【0051】
次にステップS205で水平書込みエンド位置の算出を行う。水平書込みエンド位置Wheは、水平書込みスタート位置Whsに水平書込み幅Lhを加えた値となる。
【0052】
本実施形態では、縦方向の接続は考慮していないので縦方向の書込み幅、およびスタート位置の算出は改めて行わない。次にステップS206へ進んで、表示倍率の算出を行う。水平および垂直の表示倍率は、それぞれMh=Nh0/Lh、Mv=Nv0/Nviで計算できる。つまり、画像表示装置の備える画素数に対する、フレームメモリに書込まれた画像信号の幅の比である。
【0053】
上記の処理において算出した書込みスタート位置、書込みエンド位置、および縮小・拡大倍率を図2に示す各レジスタへ設定することによって最適な画像表示を行うことが可能となる。
【0054】
この様子を図6に示す。図6において、200−1で示される領域が画像表示装置200−1によって表示され、200−2で示される領域が画像表示装置200−2によって表示される。また、画像表示装置200−1では、Nh0=800なので、Mh=Nh0/Lh=800/800=1となる。よって、解像度変換部202−1は、フレームメモリ305に書込まれた画像データ(800×600)を、変倍することなく出力する。
【0055】
なお本実施形態では、入力画像信号を画像表示領域に合わせて水平垂直の拡大縮小を独立して行うようなフローで説明したが、入力画像信号の有するアスペクト比の保存を優先して水平あるいは垂直どちらかの縮小倍率の大きい方あるいは拡大倍率の小さい方に合わせた表示をさせるようにしても本質的な違いは無い。
【0056】
以上の様にDDC通信制御部207を備えて接続される複数台の画像表示装置の間でそれぞれの属性情報を取得し、総画素数を算出した結果をEDID情報として格納することにより、パソコンから見た場合、高解像度を備えた1台の画像表示装置として認識させることが出来る。また、画像表示装置間の接続情報を元に、パソコンから出力される画像信号を自律的に複数台の画像表示装置で均等に表示することができる。
【0057】
〈第2実施形態〉
第1実施形態では横方向へディスプレイを接続する構成を説明した。第2実施形態では、横及び縦方向へディスプレイを接続する構成を説明する。
【0058】
図7は第2実施形態による画像形成装置の構成を示すブロック図である。なお、図7において図1と同機能のブロックには同一符号を付してある。第1実施形態と異なる主要な点は、方向判別手段209を備えた点である。方向判別手段209は、後続の画像表示装置が水平方向に配置されるか垂直方向に配置されるかを示す信号を出力する。方向判別手段209は例えばHighあるいはLow状態を設定するメカスイッチであり、Highであれば水平配置、Lowであれば垂直配置と判別できるようにする。
【0059】
本実施形態は、図8に示す様に九台の画像表示装置を接続した場合を考える。以下、第2実施形態による表示制御を図9に示すフローチャートを参照して詳述する。
【0060】
まず、ステップS300で水平総接続数Chti=1、出力側水平接続数Chdi=0、垂直総接続数Cvti=1、出力側垂直接続数Cvdi=0、水平画素数Nh=Nh0、垂直画素数Nv=Nv0に初期化する。ここで、Nh0およびNv0は画像表示装置200−nが単体で備える表示画素数であり、本実施形態ではNh0=800、Nv0=600とする。次にステップS301で、画像表示装置200−nの出力側における画像表示装置200−(n+1)の接続の有無を判別する。ここで、接続される画像表示装置200−(n+1)が無いと判別された場合は、ステップS307へ進む。
【0061】
接続される画像表示装置200−(n+1)が有ると判別された場合、処理はステップS301からステップS302へ進み、画像表示装置200−(n+1)の属性情報として、出力側水平接続数Chd、水平総接続数Cht、出力側垂直接続数Cvd、垂直総接続数Cvt、水平画素数Nhd、垂直画素数Nvdを取得する。このとき、DDC通信処理部207−nは、出力側に接続される画像表示装置200−(n+1)との通信回線を開き、接続される画像表示装置200−(n+1)のメモリ206−(n+1)に格納されている情報を取得する。
【0062】
次にステップS303へ進み、接続される画像表示装置200−(n+1)が水平方向に配置されているか、垂直方向に配置されているかを判定する。この判定には、方向判別手段209−nの設定を見ることで行うことが出来る。ここで、水平方向に配置されていると判定された場合、ステップS304へ進み、画像表示装置200−nの属性情報を更新する。具体的には、出力側水平接続数Chdi=Chd+1、水平総接続数Chti=Cht+1、出力側垂直接続数Cvdi=Cvd、垂直総接続数Cvti=Cvt、水平画素数Nh=Nh+Nhd、垂直画素数Nv=Nvとし、次のステップS306へ進む。
【0063】
ステップS303で、垂直方向に配置されていると判定された場合、ステップS305へ進み、画像表示装置200−nの属性情報を更新する。具体的には、出力側垂直接続数Cvdi=Cvd+1、垂直総接続数Cvti=Cvt+1、水平画素数Nh=Nh、垂直画素数Nv=Nv+Nvdとし、次のステップS306へ進む。
【0064】
ステップS306において、DDC通信処理部207−nは、制御部204−nの要求により制御部204−nとメモリ206−nとの間の通信回線を開き、メモリ206−nへステップS304或いはS305で更新されたChti、Chdi、Cvti、Cvdi、Nh、Nvを格納する。
【0065】
次にステップS307で入力側における接続の有無を判別する。ここで、DDC通信処理部207−nは、制御部204−nの要求により入力側との通信回線を開く。ここで、接続が無いと判別された場合、何も情報更新を行わずに処理を終了する。接続があると判別された場合は、ステップS308へ進み、入力側に接続される画像表示装置200−(n−1)のメモリ206−(n−1)に格納されている水平総接続数情報Cht、垂直総接続数情報Cvtを取得する。次にステップS309へ進み、現在、画像表示装置200−nが持っている水平総接続数情報Chtiと取得した水平総接続数情報Chtを比較する。ここで、Chti=ChtであればステップS311へ進む。Cht>ChtiであればステップS310へ進み、ChtiをChtの値で更新する。
【0066】
次にステップS311へ進み、現在、画像表示装置200−nが持っている垂直総接続数情報Cvtiと取得した垂直総接続数情報Cvtを比較する。ここで、Cvti=CvtであればステップS313へ進む。Cvt>CvtiであればステップS312へ進み、CvtiをCvtの値で更新する。
【0067】
次にステップS313へ進む。DDC通信処理部207−nは、制御部204−nの要求により制御部204−nとメモリ206−nとの間の通信回線を開き、制御部204−nは、メモリ206−nへ更新されたChti、Cvtiをそれぞれ格納する。
【0068】
以上のステップS307〜ステップS313までの処理を行うことによって、接続されている画像表示装置全てにおける水平総接続数情報Chtiおよび垂直総接続情報Cvtiを一致させる。従って、ステップS330で更新した出力側水平接続数情報Chdi、出力側垂直接続数情報Cvdi、水平総接続数情報Chti、および垂直総接続情報Cvtiとで各々の画像表示装置がどの位置に配置されているかを判別することが可能となる。
【0069】
以上のフローを接続される画像表示装置毎に順次行うことによって、例えばNh0=800、Nv0=600の画像表示装置が図8の如く配置されていた場合には、先頭の画像表示装置200−1は、水平画素数(Nh)2400、垂直画素数(Nv)1800を備え、水平総接続数(Chti)3台、垂直総接続数(Cvti)3台という情報を持つことになる。他のそれぞれの画像表示装置の有する情報は図8に示す通りである。
【0070】
図8の様に接続された画像表示装置にパソコンを接続した場合、パソコンは、先頭の画像表示装置200−1とDDC通信を行って、接続された画像表示装置が水平画素数2400、垂直画素数1800の解像度を備えることを読み取り、その解像度に最適な信号を出力することが出来る。例えば、パソコンが水平画素数2048、垂直画素数1536のQXGA画像信号を出力したとして、次に画像表示方法を説明する。
【0071】
図10は、第2実施形態による画像表示方法を説明するフローチャートである。まず、ステップS400で水平総接続数Chti、出力側水平接続数Chdi、垂直総接続数Cvti、出力側垂直接続数Cvdi、固有水平画素数Nh0、固有垂直画素数Nv0を取得する。次にステップS401で、Chti×Cvti>1か否かを判別する。Chti×Cvti=1であれば画像表示装置は単独で存在していることになるので、処理を終了し、単体の画像表示装置として通常の方法により画像表示を行う。一方、Chti×Cvti>1ならば、複数の画像表示装置で一つの画面を構成していると判断して、ステップS402へ進む。
【0072】
ステップS402では、入力されている画像信号の解像度(水平画素数Nhi、垂直画素数Nvi)を判別する。判別方法としては、いわゆるマルチスキャンタイプの画像表示装置で行われている周知の方法を用いることが出来る。次にステップS403で水平書込み幅の算出を行う。ここで言う「書込み」とは、図2におけるフレームメモリ305への書込みを意味する。水平書込み幅Lhは、入力される画像信号の水平画素数Nhiを水平総接続数Chtiで割った値となる。次にステップS1301で垂直書込み幅の算出を行う。垂直書込み幅Lvは入力される画像信号の垂直画素数Nviを垂直総接続数Cvtiで割った値となる。これは、接続される複数の画像表示装置それぞれで均等に表示することを意味する。従って、本実施形態の様に9台の画像表示装置を接続したシステムの場合、Nhi=2048、Nvi=1536、Chti=3、Cvti=3としてLh=683、Lv=512となる。
【0073】
次にステップS405で水平書込みスタート位置Whsの算出を行う。水平書込みスタート位置Whsは、入力画像信号の水平同期信号から有効画像信号までの期間をHbpとして、Whs=Hbp+Lh×(Chti−Chdi−1)で計算される。ここで、先頭の画像表示装置200−1を含む水平方向に1番目に配置される画像表示装置(200−4、200−7)は、Chti=3、Chdi=2であるからWhs1=Hbpとなる。また、水平方向に2番目に配置される画像表示装置200−2、5、8は、Chti=3、Chdi=1であるからWhs2=Hbp+683、3番目の画像表示装置200−3、6、9は、Chti=3、Chdi=0であるからWhs3=Hbp+1366となる。
【0074】
次にステップS406で水平書込みエンド位置Wheの算出を行う。水平書込みエンド位置Wheは、水平書込みスタート位置Whsに水平書込み幅Lhを加えた値、Whe=Whs+Lhとなる。
【0075】
次にステップS407で垂直書込みスタート位置Wvsの算出を行う。垂直書込みスタート位置Wvsは、入力画像信号の垂直同期信号から有効画像信号までの期間をVbpとして、Wvs=Vbp+Lv×(Cvti−Cvdi−1)で計算される。ここで、先頭の画像表示装置200−1を含む、垂直方向に1番目に配置される画像表示装置(200−1〜3)は、Cvti=3、Cvdi=2であるからWvs1=Vbpとなる。また、垂直方向に2番目に配置される画像表示装置200−4〜6は、Cvti=3、Cvdi=1であるからWvs4=Vbp+512、垂直方向に3番目に配置される画像表示装置200−7〜9は、Cvti=3、Cvdi=0であるからWvs2=Vbp+1024となる。
【0076】
次にステップS408で垂直書込みエンド位置の算出を行う。垂直書込みエンド位置Wveは、垂直書込みスタート位置Wvsに垂直書込み幅Lvを加えた値となる。
【0077】
次にステップS409へ進んで、表示倍率の算出を行う。水平および垂直の表示倍率は、それぞれMh=Nh0/Lh、Mv=Nv0/Lvで計算できる。つまり、画像表示装置の備える画素数に対する、フレームメモリに書込まれた画像信号の幅の比である。上述の例では、Mh=800/683=1.17、Mv=600/512=1.17となる。この様子を図11に示す。
【0078】
なお本実施形態では、入力画像信号を画像表示領域に合わせて水平垂直の拡大縮小を独立して行うようなフローで説明したが、入力画像信号の有するアスペクト比の保存を優先して水平あるいは垂直どちらかの縮小倍率の大きい方あるいは拡大倍率の小さい方に合わせた表示をさせるようにしても本質的な違いは無い。
【0079】
以上の様にDDC通信制御部207を備えて接続される複数台の画像表示装置の間でそれぞれの属性情報を取得し、総画素数を算出した結果をEDID情報として格納する事により、パソコンから見た場合、高解像度を備えた一台の画像表示装置として認識させることが出来る。また、画像表示装置間の接続情報を元に、自律的にパソコンから出力される画像信号を複数台の画像表示装置で均等に表示することができる。
【0080】
なお、上記各実施形態では、Chti、Chdi、Cvti、Cvdiを前後に接続される装置との通信により、各画像形成装置が自動的に取得しているが、例えば、デジスイッチ等を画像形成装置に設け、Chti、Chdi、Cvti、Cvdiについてはユーザが直接設定するようにしてもよい。このようにすれば、DDC通信によって解像度のみを累積する処理を行なえばよいことになる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば単体では通常の独立した画像表示装置として使用可能な画像表示装置を使用して、安価にマルチディスプレイシステムを実現することが出来る。
【0082】
また、本発明によれば、画像表示装置とは別に画像表示に係る制御装置を必要とせずに複数の画像表示装置を接続するだけで自律的にマルチディスプレイシステムを構成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における画像表示装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態における解像度変換部の詳細構成例を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態に係る画像表示装置の属性情報の設定処理を説明するフローチャートである。
【図4】第1実施形態に係る画像表示装置の属性情報を示す図である。
【図5】第1実施形態に係る画像表示装置の表示制御を説明するフローチャートである。
【図6】第1実施形態に係る画像信号のレジスタ設定の概念図である。
【図7】第2実施形態に係る画像表示装置の構成例を示すブロック図である。
【図8】第2実施形態に係る各画像表示装置の接続状況および属性情報を示す図である。
【図9】第2実施形態に係る画像表示装置の属性情報の設定処理を説明するフローチャートである。
【図10】第2実施形態に係る画像表示装置の表示制御を説明するフローチャートである。
【図11】第2実施形態に係る画像信号のレジスタ設定の概念図である。
【図12】一般的な画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図13】マルチディスプレイシステムを構成可能な一般的な画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置に係り、特に複数の画像表示装置を組み合わせて表示するマルチディスプレイシステムに好適な画像表示装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータ機器等の画像表示装置として液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等で代表されるドットマトリクス型のデバイスが使用されてきている。これらのデバイスは表示画素数が固定であるため、入力される画像信号が有する解像度(表示画素数)をデバイスが有する画素数に合わせて最適化する、いわゆる解像度変換処理を行う必要がある。
【0003】
図12は、解像度変換処理を行う一般的な画像表示装置の機能ブロック図である。同図において、100は画像信号を出力する画像出力装置であり、200は画像表示装置である。画像表示装置200は、画像入力I/F201、解像度変換部202、表示デバイス駆動部203、制御部204、そして表示デバイス205で構成される。
【0004】
この構成において、画像出力装置100から出力された画像信号は、画像表示装置200の画像入力I/F201に入力される。画像入力I/F201では、画像出力装置100から入力される画像信号が例えばアナログ信号であった場合はA/D変換処理を行い、解像度変換部202へデジタル信号を出力する。或いは、例えばTMDSで代表されるデジタル信号伝送規格に則ったデジタル伝送信号であった場合は、画像入力I/F201はレシーバを介して解像度変換部202へデジタル信号を出力する。
【0005】
解像度変換部202では、例えば、表示デバイス205の表示解像度がXGA(1024×768画素)で、入力される画像信号の解像度が表示デバイス205の解像度より低くSVGA(800×600画素)であった場合、入力画像信号の水平および垂直画素数をそれぞれ1.28倍に拡大して表示デバイス205の画素数に一致した画像表示信号を生成する。また、逆に入力される画像信号の解像度が表示デバイス205の解像度より高く、例えばUXGA(1600×1200画素)であった場合、入力画像信号の水平および垂直画素数をそれぞれ0.64倍に縮小して表示デバイス205の画素数に一致した画像表示信号を生成する。
【0006】
制御部204は、前記拡大縮小処理などの制御を行う。表示デバイス駆動部203は、解像度変換部202で生成した画像表示信号で表示デバイス205へ画像を表示する。
【0007】
また、一般に知られているように最近のパーソナルコンピュータ用オペレーティングシステム(以下OS)には、コンピュータにディスプレイを接続すると適切な表示が行われるように、コンピュータからの画像出力を自動設定する、いわゆるプラグアンドディスプレイ機能が備えられている。この機能を実現するために、プラグアンドディスプレイ機能対応の画像表示装置には、表示に係る属性情報を予めメモリ(例えば図12の206)に記憶してあり、コンピュータはDDC通信機能(Display Data Channel:ビデオ信号の使用を拡張し、ディスプレイの側からホストに対し情報伝達することを可能にした拡張インターフェース仕様)を利用してこの属性情報を取得して接続されるディスプレイに最適な画像信号出力を行う。この属性情報はEDID情報(Extended Display Identification Data:ディスプレイの側からホストの側に対してディスプレイの情報を伝達するための仕様。ディスプレイの能力をホストに伝達するためのデータ・フォーマットを定義したもの)と呼ばれ、例えば、画像表示装置の解像度、水平および垂直走査信号の周波数等が含まれる。従って、画像表示装置をプラグアンドディスプレイ機能対応とし、EDID情報として表示デバイスの解像度等を記述しておけば、コンピュータ(画像出力装置)からディスプレイの表示に最適な解像度の画像信号を得ることが出来る。
【0008】
ところで、複数の画像表示装置を例えばM×N列に配置して一つの画像を表示する、いわゆるマルチディスプレイシステムがある。このシステムは、大画面を構成し易い、単体で大画面のディスプレイより奥行きが短い、相対的な輝度が高く出来るなどの利点から、展示会や広告塔などで大画面表示を求められる画像表示装置に利用されている。また、このマルチディスプレイシステムによる画像表示方法は、低解像度の表示装置を複合する事によって一つの高解像度の表示装置を構成する技術であるとも言える。
【0009】
公知例として、例えば、特許文献1が開示されている。この従来のマルチディスプレイシステムを図13を用いて説明する。
【0010】
図13において、1001は表示制御装置に対応するマルチディスプレイインタフェース回路であり、1002は表示デバイスである。添数字−1、−2、…、−nは、マルチディスプレイインタフェース回路1001、表示デバイス1002が複数存在していることを示す。またマルチディスプレイインタフェース回路1001は、入力データ処理回路1004、データ出力部、制御データ処理回路1031、制御部で構成される。
【0011】
データ出力部は、フレームメモリ書込み回路1007、フレームメモリ読み出し回路1008、データセレクタ1009、フレームメモリ1010、1011、拡大データ処理回路1012で構成される。また、制御部は、水平書込みスタート位置レジスタ1017、水平書込み幅レジスタ1018、垂直書込みスタート位置レジスタ1019、垂直書込み幅レジスタ1020、拡大率設定レジスタ1021、1022、水平読み出し位置レジスタ1023、垂直読み出し位置レジスタ1024、水平同期レジスタ1025、垂直同期レジスタ1026、出力タイミング信号生成回路1014、マイコン1028、ID設定回路1029、データ格納メモリ1030で構成される。
【0012】
画像出力装置から転送される画像データは、入力データ処理回路1004を介してデータ出力部に含まれるフレームメモリ1010あるいは1011に書込まれる。ここで画像データは、制御部に含まれる水平および垂直書込みスタート位置レジスタ1017、1019、水平および垂直書込み幅レジスタ1018、1020によって、フレームメモリ1010あるいは1011へ書込む領域を制御される。次に、フレームメモリ1010あるいは1011から読み出された画像データは、拡大処理をされて表示デバイス1002へ転送される。
【0013】
制御部のマイコン1028は、制御バスから転送される制御データに含まれる命令を受け取り、データ格納メモリ1030に格納されているデータを制御部の各レジスタ1017〜1026に展開する。この命令は、部分表示データを指定する命令であり、入力される画像データから該当する表示デバイス1002−n(n=1、2…)で表示する部分を指定する。この際、制御データとして転送される命令には、ID番号が付加されることもある。このID番号は、マルチディスプレイを構成する各ディスプレイインタフェース回路のうち、どのディスプレイインタフェース回路1001に当該命令を実施させるかを指示する役割を持つ事になる。この場合、マイコン1028はID設定回路1029に設定されたID設定値と、命令に付随したID番号とを比較して、一致した場合に当該命令を実効する。
【0014】
この様にマルチディスプレイを構成する複数のディスプレイインタフェース回路に対して、同一の画像データを入力し、各々のディスプレイインタフェース回路で表示する表示領域を指定する制御データに基づいて、異なる領域の表示データを取り込み、表示するマルチディスプレイシステムを構築している。
【0015】
【特許文献1】
特開2000−148080号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
現在、画像信号を送り出す画像信号源としてのパーソナルコンピュータは、QXGA(2048×1536画素)程度の高解像度信号を出力可能なものも製品化されてきており、これに対応してパーソナルコンピュータの画像を表示する画像表示装置にも同程度の表示能力が要求されてきている。ところで、従来のドットマトリクス型表示デバイスを使用した画像表示装置では、高解像度の画像信号を表示しても、表示デバイスの有する解像度が低いため、原画像の解像度を生かしきれなかった。原画像の解像度を生かすためには一般に表示デバイスの画素数を増加させることが考えられるが、そのような表示デバイスを開発するのはコストがかかり、また制御処理部の負担も大きくなるという問題があった。
【0017】
この解決方法として、特許文献1に開示されるように複数の表示デバイスを利用したマルチディスプレイシステムが考えられるが、従来のマルチディスプレイシステムでは、画像信号と共に複数の表示デバイスに画像信号を割付けるための表示制御信号を入力する必要があった。
【0018】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、マルチディスプレイシステムを容易に構成可能とする画像表示装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、マルチディスプレイシステムにおける表示装置の配置状態に応じて、ホストに対して自動的に最適な解像度を通知可能とすることにある。
また、本発明の他の目的は、外部からのマルチディスプレイ用の表示制御信号を必要としないマルチディスプレイシステム、および画像表示方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による画像表示装置は以下の構成を備える。すなわち、
画像表示部を有する画像表示装置であって、
上流側に接続される装置より画像データを入力し、該画像データを下流側に接続される装置へ出力する入出力手段と、
下流側に表示装置が接続された場合、該表示装置から解像度情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された解像度情報と前記画像表示部の解像度に基づいて解像度情報を生成する生成手段と、
前記生成された解像度情報を上流側へ通知可能に保持する第1保持手段とを備える。
ここで、好ましくは、外部機器との間でDDC通信を行なう通信処理手段と、
前記DDC通信で通信されるEDID情報を格納するメモリとを備え、
前記取得手段は前記通信処理手段を用いて解像度情報を取得し、
前記保持手段は、前記生成した解像度情報を前記メモリにおけるEDID情報の該当項目として書き換える。
【0020】
また、好ましくは、上流側もしくは下流側の少なくとも一方に表示装置が接続されている場合、接続された全表示装置で形成されるマルチディスプレイ中における当該表示装置の位置を判別する判別手段と、
前記判別手段で判別された位置に基づいて、当該画像表示部によって表示すべき画像範囲を決定する決定手段と、
前記入出力手段で入力された画像データから前記決定手段で決定された画像範囲を前記画像表示部に表示する表示制御手段とを更に備える。
【0021】
また、上記の目的を達成する本発明によるマルチディスプレイシステムは、上記画像表示装置を複数台接続し、最上流側の画像表示装置の上流側にホストコンピュータを接続したものとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
【0023】
〈第1実施形態〉
図1は、第1実施形態による画像形成装置の構成を示すブロック図である。図1において、符号200は画像表示装置であり、画像出力装置100(以下パソコン)からの画像データが入力される画像入力I/F201、入力画像データの解像度を表示デバイスの解像度に最適化する解像度変換部202、表示デバイスへの画像表示信号等を生成する表示デバイス駆動部203、画像表示装置全般の制御を行う制御部204、表示デバイス205、EDID情報を格納する書換え可能メモリ206、外部機器とDDC通信を行うDDC通信処理部207、画像データを外部へ出力する画像出力I/F208とを含んで構成される。なお、本実施の形態では、本発明に係る画像表示装置が2台存在していることを添数字1、2で表している。
【0024】
図1の構成において、パソコン100から送出される画像データは、画像入力I/F201を介して画像表示装置200へ入力される。入力画像データとしては、アナログ信号の場合とデジタル信号の場合とが考えられる。入力画像データがアナログ信号である場合は、画像入力I/F201はA/D変換回路を含み、入力される画像信号に最適なサンプリングタイミングでデジタイズしデジタルデータとして解像度変換部202へ出力する。また、入力画像データがTMDS規格に代表されるデジタル伝送規格に則ったデジタル伝送信号であった場合は、画像入力I/F21は当該規格に適合したレシーバで画像データを受信し、デジタル信号として解像度変換部202へ出力する。
【0025】
また、制御部204は、画像入力I/F201に入力される画像データに含まれる水平および垂直同期信号から、入力画像データの解像度を判別する。
【0026】
解像度変換部202では、入力画像データの解像度を表示デバイス205の備える画素数に適合するように拡大あるいは縮小処理を行う。例えば、表示デバイス205の備える画素数がSVGA(800×600)で入力画像データの解像度(制御部204によって判別された解像度)がVGA(640×480)であった場合、解像度変換部202は入力画像信号の水平および垂直画素数をそれぞれ1.25倍に拡大して表示デバイス205の画素数に一致した画像表示信号を生成する。また、逆に入力される画像信号の解像度が表示デバイス205の解像度より高い、例えばUXGA(1600×1200画素)であった場合は、解像度変換部202は入力画像信号の水平および垂直画素数をそれぞれ0.5倍に縮小して表示デバイス205の画素数に一致した画像表示信号を生成する。
【0027】
制御部204は、解像度変換部202による上記拡大縮小処理などの制御、入力画像データの解像度判別、さらには後述するDDC通信処理などの制御を行う。表示デバイス駆動部203は、解像度変換部202で生成された画像表示信号で表示デバイス205へ画像を表示する。
【0028】
画像出力I/F208は、入力画像データを次段へ転送するためのもので、入力に合わせてアナログ信号の場合とデジタル信号の場合とが考えられる。入力画像データがアナログ信号の場合は、バッファして出力し、デジタル信号の場合は、例えばTMDS規格に代表されるデジタル伝送規格に適合したトランシーバでデジタル伝送信号として出力する。
【0029】
図2は、解像度変換部202の一例を示す詳細ブロック図である。図2において、301は画像データ縮小処理ブロックであり、データ縮小処理部302、メモリ書込み制御回路303、入力タイミング信号生成回路304で構成される。305は画像データを格納するフレームメモリである。306は画像データ拡大処理ブロックであり、メモリ読み出し制御回路307、データ拡大処理部308、出力タイミング信号生成回路309で構成される。
【0030】
また、401は水平書込みタイミング位置スタートレジスタ、402は水平書込み位置エンドレジスタ、403は垂直書込み位置スタートレジスタ、404は垂直書込み位置エンドレジスタであり、各レジスタ設定により入力画像データのうちフレームメモリ305へ書込む範囲を指定することが可能となる。ここで、402と404はそれぞれ水平および垂直の書込み位置のエンドを指定するレジスタとしたが、それぞれ水平および垂直書込み幅を指定するレジスタとしても良いことは明らかであろう。
【0031】
405は水平読み出しタイミング位置スタートレジスタ、406は水平読み出し位置エンドレジスタ、407は垂直読み出し位置スタートレジスタ、408は垂直読み出し位置エンドレジスタであり、各レジスタ設定により入力画像データのうちフレームメモリ305に格納されている画像データを読み出す範囲を指定することが可能となる。ここで、406と408はそれぞれ水平および垂直の読み出し位置エンドを指定するレジスタとしたが、それぞれ水平および垂直読み出し幅を指定するレジスタとしても良いことは明らかであろう。
【0032】
409は水平縮小・拡大倍率設定レジスタ、410は垂直縮小・拡大倍率設定レジスタであり、画像データ縮小処理ブロック301および画像データ拡大処理ブロック306における縮小あるいは拡大処理の倍率を設定する。また、縮小および拡大倍率を1とすれば画像データを等倍として処理することも可能である。以上の各レジスタ設定は、制御部204を介して行われる。
【0033】
再び図1において、207はパソコン100あるいは別の画像表示装置200が接続された場合に、パソコン或いは該画像表示装置との間でDDC通信を行うDDC通信処理部である。206はVESA(Video Electronics Standard Association)にて規定されているEDID情報に基づく画像表示装置の属性情報を格納する書換え可能なメモリである。
【0034】
DDC通信処理部207は、パソコン100とメモリ206との間を通信可能とすることにより、パソコン100がメモリ206に格納されているEDID情報を読み取り画像表示装置200に最適な画像データを出力するいわゆるプラグアンドディスプレイ機能を可能とする。また、本実施形態の画像表示装置では、制御部204とメモリ206との間を通信可能とすることにより、メモリ内に格納されるEDID情報を書換えることを可能とする。さらに、制御部204と画像表示装置200の入力側あるいは出力側に接続される、別の画像表示装置との間をそれぞれ通信可能とすることによって、画像表示装置相互に属性情報の取得を可能とする。本実施形態では、解像度や表示装置の接続数に関する情報をDDC通信を利用してやりとりする。以下、DDC通信処理部207について更に詳しく説明する。
【0035】
図1に示す様に、本実施形態では、実施形態による画像表示装置が2台(200−1、200−2)接続されている。ここでは、先頭の画像表示装置200−1を中心に説明を行う。以下、本実施形態による処理を図3に示すフローチャートを使って詳述する。
【0036】
まず、ステップS100で総接続数Cti=1、出力側接続数Cdi=0、水平画素数Nh=Nh0、垂直画素数Nv=Nv0に初期化する。ここで、Nh0およびNv0は画像表示装置200−1が単体で備える表示画素数であり、本実施形態ではNh0=800、Nv0=600とする。次にステップS101で、画像表示装置200−1の出力側における画像表示装置200−2の接続の有無を判別する。この判別は、出力側のDDC通信端子をプルアップ抵抗によって常にHigh状態に保つように構成することによって可能となる。つまり、DDC通信処理部207−1は、制御部204−1と出力側に接続される画像表示装置200−2との間の通信回線を開き、制御部204−1が外部と通信を試みてAcknowridgementが返ってくれば出力側に画像表示装置200−2が接続されていると判別できる。ここで、接続される画像表示装置200−2が無いと判別された場合には、ステップS105へ進む。
【0037】
接続される画像表示装置200−2が有ると判別された場合、ステップS102へ進み、属性情報として画像表示装置200−2における出力側接続数Chd、総接続数Cht、水平画素数Nhd、垂直画素数Nvdを読み取る。このとき、DDC通信処理部207−1は、出力側に接続される画像表示装置200−2との通信回線を開き、接続される画像表示装置200−2のメモリ206−2に格納されている情報からこれらの値を取得する。
【0038】
次にステップS103へ進み、画像表示装置200−1のそれぞれの属性情報を更新する。具体的には、出力側接続数CdiをChd+1に、総接続数CtiをCht+1に、水平画素数NhをNh+Nhdに、垂直画素数NvをNvに更新する。
【0039】
次にステップS104へ進み、ここで、DDC通信処理部207−1は、制御部204−1の要求により制御部204−1とメモリ206−1との間の通信回線を開き、制御部204−1は、メモリ206−1へ、更新された情報としてCti=2、Cdi=1、Nh=1600(=Nh+Nhd=800+800)、Nv=600を格納する。
【0040】
次にステップS105で入力側における接続の有無を判別する。ここで、DDC通信処理部207−1は、制御部204−1の要求により入力側との通信回線を開く。接続有無の判別は、出力側における接続有無の判別方法と同じ手段を取ることが出来る。ただし、入力側に接続される画像表示装置から見た場合、その画像表示装置のDDC通信処理部の通信回線を出力側に開く設定が必要である。従って、入力側へDDC通信要求を行う。これは、例えば、DDC規格で規定されたものと別アドレスを割り当てた通信によって達成することができる。入力側にパソコンが接続されている場合、この方法で通信は行えないので入力側の接続は無いと判別できる。ここで、接続が無いと判別された場合、何も情報更新を行わずに処理を終了する。
【0041】
一方、ステップS105で画像表示装置が接続されていると判別された場合、ステップS106へ進み、入力側に接続されている画像表示装置のメモリに格納されている総接続数情報Ctを取得する。次にステップS107へ進み、現在画像表示装置200−1が持っている総接続数情報Ctiと取得した総接続数情報Ctを比較する。ここで、Cti≧Ctであればそのまま処理を終了する。Ct>CtiであればステップS108へ進み、Cti=Ctとする。
【0042】
次にステップS109において、DDC通信処理部207−1は、制御部204−1の要求により制御部204−1とメモリ206−1との間の通信回線を開き、制御部204−1は、メモリ206−1へ更新された情報としてCtiを格納する。このステップS105〜ステップS109までの処理を行うことによって、接続されている画像表示装置全てにおける総接続数情報Ctiを一致させる。従って、ステップS104で更新した出力側接続数情報Cdiと総接続数情報Ctiとで各々の画像表示装置がどの位置に配置されているかを判別することが可能となる。
【0043】
以上の処理を接続される画像表示装置毎に順次行うことによって、例えば図1に示す構成において、先頭の画像表示装置200−1は、水平画素数(Nh)1600、垂直画素数(Nv)600を備え、出力側接続数(Cdi)1台、総接続数(Cti)2台という情報を持つことになる。また、出力側に接続される画像表示装置200−2は、水平画素数(Nh)800、垂直画素数(Nv)600、出力側接続(Cdi)無(0台)、総接続数(Cti)2台という情報を持つ。この様子を図4に示す。
【0044】
以上の様に2台接続した画像表示装置にパソコンを接続した場合、パソコンは先頭の画像表示装置200−1とDDC通信を行い、接続されている画像表示装置が水平画素数1600、垂直画素数600の解像度を備えることを読み取り、その解像度に最適な信号を出力する。言い換えれば、画像表示装置の表示解像能力に見合った解像度の画像信号を出力させることが出来る。
【0045】
以下、図1の構成においてパソコンが水平画素数1600、垂直画素数600の画像信号を出力した場合を例として、本実施形態による画像表示方法を説明する。
【0046】
図5は、画像表示方法を説明するフローチャートである。図5には、個々の画像表示装置における画像表示制御が示されている。
【0047】
まず、ステップS200で総接続数Cti、出力側接続数Cdi、固有水平画素数Nh0、固有垂直画素数Nv0を取得する。次にステップS201で、Cti>1か否かを判別する。Cti=1であれば画像表示装置は単独で存在していることになるので、本処理を終了し、単体の画像表示装置として通常の方法により画像表示を行う。一方、Cti>1ならば、複数の画像表示装置で一つの画面を構成していると判断して、ステップS202へ進む。
【0048】
ステップS202では、入力されている画像信号の解像度(水平画素数Nhi、垂直画素数Nvi)を判別する。解像度の判別方法としては、いわゆるマルチスキャンタイプの画像表示装置で行われている周知の方法を用いることが出来る。次にステップS203で水平書込み幅の算出を行う。ここで言う、書込みとは図2におけるフレームメモリ305への書込みを意味する。水平書込み幅Lhは入力される画像信号の水平画素数Nhiを総接続数Ctiで割った値となる。これは、接続される複数の画像表示装置それぞれで均等に表示することを意味する。従って、本実施形態の様に2台の画像表示装置を接続したシステムにおいてNhi=1600の場合は、Cti=2であるのでLh=800となる。
【0049】
次にステップS204で水平書込みスタート位置の算出を行う。水平書込みスタート位置Whsは、入力画像信号の水平同期信号から有効画像信号までの期間をHbpとして、
Whs=Hbp+Lh×(Cti−Cdi−1)
で計算される。
【0050】
本例では、先頭の画像表示装置200−1は、Cti=2、Cdi=1であるから、先頭の画像表示装置の水平書込みスタート位置は、Whs1=Hbpとなる。また、2台目の画像表示装置200−2は、Cti=2、Cdi=0であるからWhs2=Hbp+800となる。
【0051】
次にステップS205で水平書込みエンド位置の算出を行う。水平書込みエンド位置Wheは、水平書込みスタート位置Whsに水平書込み幅Lhを加えた値となる。
【0052】
本実施形態では、縦方向の接続は考慮していないので縦方向の書込み幅、およびスタート位置の算出は改めて行わない。次にステップS206へ進んで、表示倍率の算出を行う。水平および垂直の表示倍率は、それぞれMh=Nh0/Lh、Mv=Nv0/Nviで計算できる。つまり、画像表示装置の備える画素数に対する、フレームメモリに書込まれた画像信号の幅の比である。
【0053】
上記の処理において算出した書込みスタート位置、書込みエンド位置、および縮小・拡大倍率を図2に示す各レジスタへ設定することによって最適な画像表示を行うことが可能となる。
【0054】
この様子を図6に示す。図6において、200−1で示される領域が画像表示装置200−1によって表示され、200−2で示される領域が画像表示装置200−2によって表示される。また、画像表示装置200−1では、Nh0=800なので、Mh=Nh0/Lh=800/800=1となる。よって、解像度変換部202−1は、フレームメモリ305に書込まれた画像データ(800×600)を、変倍することなく出力する。
【0055】
なお本実施形態では、入力画像信号を画像表示領域に合わせて水平垂直の拡大縮小を独立して行うようなフローで説明したが、入力画像信号の有するアスペクト比の保存を優先して水平あるいは垂直どちらかの縮小倍率の大きい方あるいは拡大倍率の小さい方に合わせた表示をさせるようにしても本質的な違いは無い。
【0056】
以上の様にDDC通信制御部207を備えて接続される複数台の画像表示装置の間でそれぞれの属性情報を取得し、総画素数を算出した結果をEDID情報として格納することにより、パソコンから見た場合、高解像度を備えた1台の画像表示装置として認識させることが出来る。また、画像表示装置間の接続情報を元に、パソコンから出力される画像信号を自律的に複数台の画像表示装置で均等に表示することができる。
【0057】
〈第2実施形態〉
第1実施形態では横方向へディスプレイを接続する構成を説明した。第2実施形態では、横及び縦方向へディスプレイを接続する構成を説明する。
【0058】
図7は第2実施形態による画像形成装置の構成を示すブロック図である。なお、図7において図1と同機能のブロックには同一符号を付してある。第1実施形態と異なる主要な点は、方向判別手段209を備えた点である。方向判別手段209は、後続の画像表示装置が水平方向に配置されるか垂直方向に配置されるかを示す信号を出力する。方向判別手段209は例えばHighあるいはLow状態を設定するメカスイッチであり、Highであれば水平配置、Lowであれば垂直配置と判別できるようにする。
【0059】
本実施形態は、図8に示す様に九台の画像表示装置を接続した場合を考える。以下、第2実施形態による表示制御を図9に示すフローチャートを参照して詳述する。
【0060】
まず、ステップS300で水平総接続数Chti=1、出力側水平接続数Chdi=0、垂直総接続数Cvti=1、出力側垂直接続数Cvdi=0、水平画素数Nh=Nh0、垂直画素数Nv=Nv0に初期化する。ここで、Nh0およびNv0は画像表示装置200−nが単体で備える表示画素数であり、本実施形態ではNh0=800、Nv0=600とする。次にステップS301で、画像表示装置200−nの出力側における画像表示装置200−(n+1)の接続の有無を判別する。ここで、接続される画像表示装置200−(n+1)が無いと判別された場合は、ステップS307へ進む。
【0061】
接続される画像表示装置200−(n+1)が有ると判別された場合、処理はステップS301からステップS302へ進み、画像表示装置200−(n+1)の属性情報として、出力側水平接続数Chd、水平総接続数Cht、出力側垂直接続数Cvd、垂直総接続数Cvt、水平画素数Nhd、垂直画素数Nvdを取得する。このとき、DDC通信処理部207−nは、出力側に接続される画像表示装置200−(n+1)との通信回線を開き、接続される画像表示装置200−(n+1)のメモリ206−(n+1)に格納されている情報を取得する。
【0062】
次にステップS303へ進み、接続される画像表示装置200−(n+1)が水平方向に配置されているか、垂直方向に配置されているかを判定する。この判定には、方向判別手段209−nの設定を見ることで行うことが出来る。ここで、水平方向に配置されていると判定された場合、ステップS304へ進み、画像表示装置200−nの属性情報を更新する。具体的には、出力側水平接続数Chdi=Chd+1、水平総接続数Chti=Cht+1、出力側垂直接続数Cvdi=Cvd、垂直総接続数Cvti=Cvt、水平画素数Nh=Nh+Nhd、垂直画素数Nv=Nvとし、次のステップS306へ進む。
【0063】
ステップS303で、垂直方向に配置されていると判定された場合、ステップS305へ進み、画像表示装置200−nの属性情報を更新する。具体的には、出力側垂直接続数Cvdi=Cvd+1、垂直総接続数Cvti=Cvt+1、水平画素数Nh=Nh、垂直画素数Nv=Nv+Nvdとし、次のステップS306へ進む。
【0064】
ステップS306において、DDC通信処理部207−nは、制御部204−nの要求により制御部204−nとメモリ206−nとの間の通信回線を開き、メモリ206−nへステップS304或いはS305で更新されたChti、Chdi、Cvti、Cvdi、Nh、Nvを格納する。
【0065】
次にステップS307で入力側における接続の有無を判別する。ここで、DDC通信処理部207−nは、制御部204−nの要求により入力側との通信回線を開く。ここで、接続が無いと判別された場合、何も情報更新を行わずに処理を終了する。接続があると判別された場合は、ステップS308へ進み、入力側に接続される画像表示装置200−(n−1)のメモリ206−(n−1)に格納されている水平総接続数情報Cht、垂直総接続数情報Cvtを取得する。次にステップS309へ進み、現在、画像表示装置200−nが持っている水平総接続数情報Chtiと取得した水平総接続数情報Chtを比較する。ここで、Chti=ChtであればステップS311へ進む。Cht>ChtiであればステップS310へ進み、ChtiをChtの値で更新する。
【0066】
次にステップS311へ進み、現在、画像表示装置200−nが持っている垂直総接続数情報Cvtiと取得した垂直総接続数情報Cvtを比較する。ここで、Cvti=CvtであればステップS313へ進む。Cvt>CvtiであればステップS312へ進み、CvtiをCvtの値で更新する。
【0067】
次にステップS313へ進む。DDC通信処理部207−nは、制御部204−nの要求により制御部204−nとメモリ206−nとの間の通信回線を開き、制御部204−nは、メモリ206−nへ更新されたChti、Cvtiをそれぞれ格納する。
【0068】
以上のステップS307〜ステップS313までの処理を行うことによって、接続されている画像表示装置全てにおける水平総接続数情報Chtiおよび垂直総接続情報Cvtiを一致させる。従って、ステップS330で更新した出力側水平接続数情報Chdi、出力側垂直接続数情報Cvdi、水平総接続数情報Chti、および垂直総接続情報Cvtiとで各々の画像表示装置がどの位置に配置されているかを判別することが可能となる。
【0069】
以上のフローを接続される画像表示装置毎に順次行うことによって、例えばNh0=800、Nv0=600の画像表示装置が図8の如く配置されていた場合には、先頭の画像表示装置200−1は、水平画素数(Nh)2400、垂直画素数(Nv)1800を備え、水平総接続数(Chti)3台、垂直総接続数(Cvti)3台という情報を持つことになる。他のそれぞれの画像表示装置の有する情報は図8に示す通りである。
【0070】
図8の様に接続された画像表示装置にパソコンを接続した場合、パソコンは、先頭の画像表示装置200−1とDDC通信を行って、接続された画像表示装置が水平画素数2400、垂直画素数1800の解像度を備えることを読み取り、その解像度に最適な信号を出力することが出来る。例えば、パソコンが水平画素数2048、垂直画素数1536のQXGA画像信号を出力したとして、次に画像表示方法を説明する。
【0071】
図10は、第2実施形態による画像表示方法を説明するフローチャートである。まず、ステップS400で水平総接続数Chti、出力側水平接続数Chdi、垂直総接続数Cvti、出力側垂直接続数Cvdi、固有水平画素数Nh0、固有垂直画素数Nv0を取得する。次にステップS401で、Chti×Cvti>1か否かを判別する。Chti×Cvti=1であれば画像表示装置は単独で存在していることになるので、処理を終了し、単体の画像表示装置として通常の方法により画像表示を行う。一方、Chti×Cvti>1ならば、複数の画像表示装置で一つの画面を構成していると判断して、ステップS402へ進む。
【0072】
ステップS402では、入力されている画像信号の解像度(水平画素数Nhi、垂直画素数Nvi)を判別する。判別方法としては、いわゆるマルチスキャンタイプの画像表示装置で行われている周知の方法を用いることが出来る。次にステップS403で水平書込み幅の算出を行う。ここで言う「書込み」とは、図2におけるフレームメモリ305への書込みを意味する。水平書込み幅Lhは、入力される画像信号の水平画素数Nhiを水平総接続数Chtiで割った値となる。次にステップS1301で垂直書込み幅の算出を行う。垂直書込み幅Lvは入力される画像信号の垂直画素数Nviを垂直総接続数Cvtiで割った値となる。これは、接続される複数の画像表示装置それぞれで均等に表示することを意味する。従って、本実施形態の様に9台の画像表示装置を接続したシステムの場合、Nhi=2048、Nvi=1536、Chti=3、Cvti=3としてLh=683、Lv=512となる。
【0073】
次にステップS405で水平書込みスタート位置Whsの算出を行う。水平書込みスタート位置Whsは、入力画像信号の水平同期信号から有効画像信号までの期間をHbpとして、Whs=Hbp+Lh×(Chti−Chdi−1)で計算される。ここで、先頭の画像表示装置200−1を含む水平方向に1番目に配置される画像表示装置(200−4、200−7)は、Chti=3、Chdi=2であるからWhs1=Hbpとなる。また、水平方向に2番目に配置される画像表示装置200−2、5、8は、Chti=3、Chdi=1であるからWhs2=Hbp+683、3番目の画像表示装置200−3、6、9は、Chti=3、Chdi=0であるからWhs3=Hbp+1366となる。
【0074】
次にステップS406で水平書込みエンド位置Wheの算出を行う。水平書込みエンド位置Wheは、水平書込みスタート位置Whsに水平書込み幅Lhを加えた値、Whe=Whs+Lhとなる。
【0075】
次にステップS407で垂直書込みスタート位置Wvsの算出を行う。垂直書込みスタート位置Wvsは、入力画像信号の垂直同期信号から有効画像信号までの期間をVbpとして、Wvs=Vbp+Lv×(Cvti−Cvdi−1)で計算される。ここで、先頭の画像表示装置200−1を含む、垂直方向に1番目に配置される画像表示装置(200−1〜3)は、Cvti=3、Cvdi=2であるからWvs1=Vbpとなる。また、垂直方向に2番目に配置される画像表示装置200−4〜6は、Cvti=3、Cvdi=1であるからWvs4=Vbp+512、垂直方向に3番目に配置される画像表示装置200−7〜9は、Cvti=3、Cvdi=0であるからWvs2=Vbp+1024となる。
【0076】
次にステップS408で垂直書込みエンド位置の算出を行う。垂直書込みエンド位置Wveは、垂直書込みスタート位置Wvsに垂直書込み幅Lvを加えた値となる。
【0077】
次にステップS409へ進んで、表示倍率の算出を行う。水平および垂直の表示倍率は、それぞれMh=Nh0/Lh、Mv=Nv0/Lvで計算できる。つまり、画像表示装置の備える画素数に対する、フレームメモリに書込まれた画像信号の幅の比である。上述の例では、Mh=800/683=1.17、Mv=600/512=1.17となる。この様子を図11に示す。
【0078】
なお本実施形態では、入力画像信号を画像表示領域に合わせて水平垂直の拡大縮小を独立して行うようなフローで説明したが、入力画像信号の有するアスペクト比の保存を優先して水平あるいは垂直どちらかの縮小倍率の大きい方あるいは拡大倍率の小さい方に合わせた表示をさせるようにしても本質的な違いは無い。
【0079】
以上の様にDDC通信制御部207を備えて接続される複数台の画像表示装置の間でそれぞれの属性情報を取得し、総画素数を算出した結果をEDID情報として格納する事により、パソコンから見た場合、高解像度を備えた一台の画像表示装置として認識させることが出来る。また、画像表示装置間の接続情報を元に、自律的にパソコンから出力される画像信号を複数台の画像表示装置で均等に表示することができる。
【0080】
なお、上記各実施形態では、Chti、Chdi、Cvti、Cvdiを前後に接続される装置との通信により、各画像形成装置が自動的に取得しているが、例えば、デジスイッチ等を画像形成装置に設け、Chti、Chdi、Cvti、Cvdiについてはユーザが直接設定するようにしてもよい。このようにすれば、DDC通信によって解像度のみを累積する処理を行なえばよいことになる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば単体では通常の独立した画像表示装置として使用可能な画像表示装置を使用して、安価にマルチディスプレイシステムを実現することが出来る。
【0082】
また、本発明によれば、画像表示装置とは別に画像表示に係る制御装置を必要とせずに複数の画像表示装置を接続するだけで自律的にマルチディスプレイシステムを構成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における画像表示装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態における解像度変換部の詳細構成例を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態に係る画像表示装置の属性情報の設定処理を説明するフローチャートである。
【図4】第1実施形態に係る画像表示装置の属性情報を示す図である。
【図5】第1実施形態に係る画像表示装置の表示制御を説明するフローチャートである。
【図6】第1実施形態に係る画像信号のレジスタ設定の概念図である。
【図7】第2実施形態に係る画像表示装置の構成例を示すブロック図である。
【図8】第2実施形態に係る各画像表示装置の接続状況および属性情報を示す図である。
【図9】第2実施形態に係る画像表示装置の属性情報の設定処理を説明するフローチャートである。
【図10】第2実施形態に係る画像表示装置の表示制御を説明するフローチャートである。
【図11】第2実施形態に係る画像信号のレジスタ設定の概念図である。
【図12】一般的な画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図13】マルチディスプレイシステムを構成可能な一般的な画像表示装置の構成を示すブロック図である。
Claims (17)
- 画像表示部を有する画像表示装置であって、
上流側に接続される装置より画像データを入力し、該画像データを下流側に接続される装置へ出力する入出力手段と、
下流側に表示装置が接続された場合、該表示装置から解像度情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された解像度情報と前記画像表示部の解像度に基づいて解像度情報を生成する生成手段と、
前記生成された解像度情報を上流側へ通知可能に保持する第1保持手段と
を備えることを特徴とする画像表示装置。 - 下流側に表示装置が接続されたか否かを判定する判定手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
- 外部機器との間でDDC通信を行なう通信処理手段と、
前記DDC通信で通信されるEDID情報を格納するメモリとを備え、
前記取得手段は前記通信処理手段を用いて解像度情報を取得し、
前記保持手段は、前記生成した解像度情報を前記メモリにおけるEDID情報の該当項目として書き換えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 下流側の装置が縦方向に配置されるか横方向に配置されるかを判別する方向判別手段を更に備え、
前記生成手段は、前記取得手段で取得した解像度情報と前記画像表示部の解像度に関して、前記方向判別手段で判別された方向の解像度を累積して解像度情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 上流側もしくは下流側の少なくとも一方に表示装置が接続されている場合、接続された全表示装置で形成されるマルチディスプレイ中における当該表示装置の位置を判別する判別手段と、
前記判別手段で判別された位置に基づいて、当該画像表示部によって表示すべき画像範囲を決定する決定手段と、
前記入出力手段で入力された画像データから前記決定手段で決定された画像範囲を前記画像表示部に表示する表示制御手段とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記表示制御手段は、前記画像範囲中の画素数と、前記画像表示部の有する解像度に基づいて表示倍率を設定し、該画像範囲中の画像を該表示倍率に基づいて解像度変換して、該画像表示部に表示することを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
- 前記判別手段は、
前記下流側に表示装置が接続されている場合、その表示装置の下流側における装置の連鎖状態を示す連鎖情報を取得し、これに基づいて当該装置の連鎖情報を生成して上流側に通知可能に保持する第2保持手段と、
上流側に表示装置が接続されている場合、接続された表示装置の合計を示す合計装置数を上流側の表示装置から取得して、下流側に通知可能に保持する第3保持手段とを備え、
前記連鎖情報と前記合計装置数に基づいて、当該表示装置のマルチディスプレイにおける位置を判別することを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。 - 下流側の装置が縦方向に配置されるか横方向に配置されるかを判別する方向判別手段を更に備え、
前記連鎖情報は縦方向と横方向の連鎖数を個別に累積した情報を含むことを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。 - 請求項1乃至8のいずれかに記載の画像表示装置を接続し、最上流側の画像表示装置の上流側にホストコンピュータを接続したことを特徴とするマルチディスプレイシステム。
- 画像表示部を有する画像表示装置の制御方法であって、
上流側に接続される装置より画像データを入力し、該画像データを下流側に接続される装置へ出力する入出力工程と、
下流側に表示装置が接続された場合、該表示装置から解像度情報を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得された解像度情報と前記画像表示部の解像度に基づいて解像度情報を生成する生成工程と、
前記生成された解像度情報を上流側へ通知可能にメモリに保持する第1保持工程と
を備えることを特徴とする画像表示方法。 - 下流側に表示装置が接続されたか否かを判定する判定工程を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の画像表示方法。
- 前記画像表示装置は、外部機器との間でDDC通信を行なう通信処理部と、前記DDC通信で通信されるEDID情報を格納するメモリとを備え、
前記取得工程は前記通信処理部を介して解像度情報を取得し、
前記保持工程は、前記生成した解像度情報を、前記メモリに格納されたEDID情報の該当項目と書き換えることを特徴とする請求項10に記載の画像表示方法。 - 下流側の装置が縦方向に配置されるか横方向に配置されるかを判別する方向判別工程を更に備え、
前記生成工程は、前記取得工程で取得した解像度情報と前記画像表示部の解像度に関して、前記方向判別工程で判別された方向に解像度を累積して解像度情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像表示方法。 - 上流側もしくは下流側の少なくとも一方に表示装置が接続されている場合、接続された全表示装置で形成されるマルチディスプレイ中における当該表示装置の位置を判別する判別工程と、
前記判別工程で判別された位置に基づいて、当該画像表示部によって表示すべき画像範囲を決定する決定工程と、
前記入出力工程で入力された画像データから前記決定工程で決定された画像範囲を前記画像表示部に表示する表示制御工程とを更に備えることを特徴とする請求項10に記載の画像表示方法。 - 前記表示制御工程は、前記画像範囲中の画素数と、前記画像表示部の有する解像度に基づいて表示倍率を設定し、該画像範囲中の画像を該表示倍率に基づいて解像度変換して、該画像表示部に表示することを特徴とする請求項14に記載の画像表示方法。
- 前記判別工程は、
前記下流側に表示装置が接続されている場合、その表示装置の下流側における装置の連鎖状態を示す連鎖情報を取得し、これに基づいて当該装置の連鎖情報を生成して上流側に通知可能に保持する第2保持工程と、
上流側に表示装置が接続されている場合、接続された表示装置の合計を示す合計装置数を上流側の表示装置から取得して、下流側に通知可能に保持する第3保持工程とを備え、
前記連鎖情報と前記合計装置数に基づいて、当該表示装置のマルチディスプレイにおける位置を判別することを特徴とする請求項14に記載の画像表示方法。 - 下流側の装置が縦方向に配置されるか横方向に配置されるかを判別する方向判別工程を更に備え、
前記連鎖情報は縦方向と横方向の連鎖数を個別に累積した情報を含むことを特徴とする請求項16に記載の画像表示方法。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |