JP2004090024A - 多種部品製造用部品及び多種部品製造方法 - Google Patents

多種部品製造用部品及び多種部品製造方法 Download PDF

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五十嵐 修
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Abstract

【課題】予め圧造により、厚さ方向の切削等の薄厚化加工で形状や個数が変化するような識別標識用溝を設けて、厚さ変更用の薄厚化加工の終了時に残った識別標識用溝によって形成される識別標識により、その厚さを識別することができる多種部品製造用部品及び多種部品製造方法を提供する。
【解決手段】圧造により形成され、該圧造後の薄厚化の加工により厚さ違いの複数種類の部品群1A,1B,1C,1Dを製作する時に使用される最厚の部品1Aであって、所定の部品厚さ毎に識別標識11a,11b,11cの形状又は個数が変化するように、薄厚化方向に向かって深さの異なる部分を有する識別標識用溝11a,11b,11cを前記圧造時に加工面1bに形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の噴射ノズルパッキン等の多種部品製造用部品及び多種部品製造方法に関し、より詳細には、多種部品の厚さを識別するための識別標識の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に示すような、内燃機関の噴射ノズル30の先端部31の熱をシリンダヘッド40に伝熱し、かつ燃焼室とシリンダヘッド40設けたノズル取付穴41との間をシールする噴射ノズルパッキン2は、噴射ノズル30をシリンダヘッド40下面から突き出した状態で支持しており、その厚みの変化により、この突出量、即ち、燃焼室への噴霧位置等が変化して、燃焼状態も、また、排ガスの状態も変化する。
【0003】
また、シリンダヘッドのノズル取付穴の加工は同一でも、内燃機関の仕向地の違いにより、排ガスも異なってくるため、ピストン側の燃焼室の形状を変化させたり、噴射ノズル突出量も変化させる必要が生じてくる。
【0004】
そのため、同一エンジンシリーズでありながら、複数の厚さが異なる噴射ノズルパッキンを、同一の組立ラインで扱うことになるため、この厚さが異なる噴射ノズルパッキンの識別が必要となる。
【0005】
この噴射ノズルパッキンの識別方法としては、従来はペイント等の色分けにより行っていたが、近年、圧造により噴射ノズルパッキンを製造するようになってからは、圧造後の切削加工で所定の厚さに加工すると共に、切削による薄厚化加工によりパッキンの外周に周溝を彫り、この周溝の有無や個数でパッキンの厚さを識別している。
【0006】
一方、この噴射ノズルパッキンの製造においては、パーツフォーマーの型が高価であるため、数が多く出る厚目の部品を大量に作り、この最厚の部品をベースにして上面を削ることで複数の厚さ違いの噴射ノズルパッキンを作っている。
【0007】
例えば、製造数が、20:5:1となるような、厚さtが6.6mm,6.1mm,5.6mmの3種の噴射ノズルパッキンを製造する場合には、銅の丸棒を切断し、プレス加工で厚さ6.6mmの原形2A(図6)を製造し、厚さtが6.6mm用としては、そのままで完成品2Aとし、厚さ6.1mm用としては、0.5mm削ると共に、外周に周溝21を切削により1つ設けて完成品2B(図7)とし、また、厚さ5.6mm用としては、1.9mm削ると共に、外周に周溝21を切削により2つ設けて完成品2C(図8)としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この切削加工で所定の厚みに形成した後で、更に、識別標識を作るために、切削加工により周溝を改めて設けているために工数が増大し、製造コストが上昇してしまうという問題がある。
【0009】
つまり、周溝の加工だけでも手間が掛かるが、部品が薄く小さいなると、この周溝を加工する切削時において、チャッキングが外側からできないため、内側から行う必要が生じ、チャッキング作業に手間が掛かり、更に、切削溝付けにバリが発生するとこのバリ取りに更に手間が掛かることになる。
【0010】
本発明の目的は、予め圧造により、厚さ方向の切削等の薄厚化加工で形状や個数が変化するような識別標識用溝を設けて、厚さ変更用の薄厚化加工の終了時に残った識別標識用溝によって形成される識別標識により、その厚さを識別することができる多種部品製造用部品及び多種部品製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の多種部品製造用部品は、圧造により形成され、該圧造後の薄厚化の加工により厚さ違いの複数種類の部品群を製作する時に使用される最厚の部品であって、所定の部品厚さ毎に識別標識の形状又は個数が変化するように、薄厚化方向に向かって深さの異なる部分を有する識別標識用溝を前記圧造時に加工面に形成したことを特徴とする。
【0012】
そして、本発明は、前記部品が内燃機関用部品である場合、特に、噴射ノズルとシリンダヘッドとの間に介挿される噴射ノズルパッキンである場合に、大きな効果を奏することができる。
【0013】
また、上記の目的を達成するための本発明の多種部品製造方法は、圧造により形成された部品を、該圧造後の薄厚化の加工により厚さ違いの複数種類の部品群を製作する多種部品製造方法において、所定の部品厚さ毎に識別標識の形状又は個数が変化するように、薄厚化方向に向かって深さの異なる部分を有する識別標識用溝を加工面に有する最厚部品を前記圧造により形成し、該最厚部品を薄厚化の加工をすることにより、部品厚さを識別できる識別標記を有する部品群を製造することを特徴とする方法である。
【0014】
この識別標識用溝は、薄厚化の加工面のみに開口部がある溝だけでなく、加工面に接する部品の外周部に設けられる溝も含み、部品の使用形態を考慮して部品の用途を害しない部位に、部品の用途を害しない形状及び個数で形成される。
【0015】
そして、この多種部品製造用部品及び多種部品製造方法によれば、最厚部品に圧造工程で薄厚化方向に深さの異なる部分を有する識別標記用溝を設けることで、最厚部品に対して厚さ変更用の薄厚化の加工を終了した時に、改めて識別標識を加工しなくても、部品の厚さ毎に形状又は個数が異なる識別標識を有している部品を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る多種部品製造用部品及び多種部品製造方法の実施の形態について、内燃機関の燃料噴射ノズルパッキンを例にして、図面を参照しながら説明する。
【0017】
図5に示すように、この燃料噴射ノズルパッキン1は、内燃機関の噴射ノズル30の先端部31の熱をシリンダヘッド40に伝熱し、かつ燃焼室とシリンダヘッド40に設けた取付穴41との間をシールするパッキンであり、内燃機関の仕向け地等の違いにより、厚さが異なる複数種類(ここでは4種)の部品が形成される。
【0018】
この燃料噴射ノズルパッキン1は、図1〜図4に示すように、中空の円柱と円錐台で形成され、この厚さtは、例えば、6.6mm(部品1A),6.1mm(部品1B),5.6mm(部品1C),5.1mm(部品1D)の4種となる。
【0019】
この4種の燃料噴射ノズルパッキン1を、識別するために、6.6mmの部品1Aをプレス加工で製造する際に、プレス型に識別標識形成部を設けておき、厚さ方向の切削により、個数が変化するように、切削方向(薄厚化方向)に向かって深さの異なる部分を有する識別標識用溝11a,11b,11cを形成する。なお、識別標識用溝11a,11b,11cが連続している場合や切削により連続する場合には、個数の変化というより、形状の変化となる。
【0020】
この識別標識用溝11a,11b,11cは、円筒部の側面1aに設けられた溝であり、切削面(加工面)1bからの深さが、それぞれ0.3mm,0.8mm,1.3mmで形成されている。従って、部品1Aには3個の識別標識11a,11b,11cがある。
【0021】
そして、この部品1Aを0.5mm切削し、部品1Bを作成すると、1個の識別標識用溝11aが切削加工により除去され、2個の識別標識11b,11cが残る。また、この部品1Aを1.0mm切削し、部品1Cを作成すると、2個の識別標識用溝11a,11bが切削加工により除去され、1個の識別標識11cが残る。更に、この部品1Aを1.5mm切削し、部品1Dを作成すると、3個の識別標識用溝11a,11b,11cが切削加工により除去され、識別標識は一つも残らない。
【0022】
従って、部品の厚さを正規の厚さにするための切削加工が終了した時点で、部品の厚さ(種類)を示す識別標識も完成していることになり、識別標識の個数や形状により、部品の厚さを識別することができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明の多種部品製造用部品及び多種部品製造方法によれば、最厚部品に圧造工程で切削方向に深さの異なる部分を有する識別標記用溝を設けることで、最厚部品に対して厚さ変更用の薄厚化の加工を終了した時に、改めて識別標識を加工しなくても、部品の厚さ毎に形状又は個数が異なる識別標識を有している部品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る噴射ノズルパッキンの最厚部品を示す斜視図である。
【図2】図1の最厚部品を第1段階まで切削加工して完成した第2の部品を示す斜視図である。
【図3】図1の最厚部品を第2段階まで切削加工して完成した第3の部品を示す斜視図である。
【図4】図1の最厚部品を第3段階まで切削加工して完成した第4の部品を示す斜視図である。
【図5】噴射ノズルパッキンの取り付け状態を示すシリンダヘッドの部分断面図である。
【図6】従来技術の噴射ノズルパッキンの最厚部品を示す斜視図である。
【図7】図6の最厚部品を第1段階まで切削加工して後に、識別用の周溝を設けた第2の部品を示す斜視図である。
【図8】図6の最厚部品を第2段階まで切削加工して後に、識別用の周溝を設けた第3の部品を示す斜視図である。
【符号の説明】
1  噴射ノズルパッキン
1A 噴射ノズルパッキン(最厚部品:第1の部品)
1B 噴射ノズルパッキン(第2の部品)
1C 噴射ノズルパッキン(第3の部品)
1D 噴射ノズルパッキン(第4の部品)
11a,11b,11c 識別標識用溝(識別標識)

Claims (4)

  1. 圧造により形成され、該圧造後の薄厚化の加工により厚さ違いの複数種類の部品群を製作する時に使用される最厚の部品であって、所定の部品厚さ毎に識別標識の形状又は個数が変化するように、薄厚化方向に向かって深さの異なる部分を有する識別標識用溝を前記圧造時に加工面に形成したことを特徴とする多種部品製造用部品。
  2. 前記部品が内燃機関用部品である請求項1記載の多種部品製造用部品。
  3. 前記部品が噴射ノズルとシリンダヘッドとの間に介挿される噴射ノズルパッキンである請求項1記載の多種部品製造用部品。
  4. 圧造により形成された部品を、該圧造後の薄厚化の加工により厚さ違いの複数種類の部品群を製作する多種部品製造方法において、所定の部品厚さ毎に識別標識の形状又は個数が変化するように、薄厚化方向に向かって深さの異なる部分を有する識別標識用溝を加工面に有する最厚部品を前記圧造により形成し、該最厚部品を薄厚化の加工をすることにより、部品厚さを識別できる識別標記を有する部品群を製造することを特徴とする多種部品製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010138789A3 (en) * 2009-05-29 2011-03-17 Cummins Intellectual Property, Inc. Fuel injector, clamping assembly and method of mounting a fuel injector
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