JP2004080171A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】混載原稿に対応したシートスルー方式の画像読取装置の小型化及び構造の簡易化を実現する。
【解決手段】画像読取装置は、給紙側経路2a、搬送経路2b、排紙側経路2c及び反転経路2dで原稿が搬送される経路を形成すると共に、エキストラ搬送ローラ4f及びプレス搬送ローラ4g等の各ローラを設けている。搬送経路2bの外側上方には原稿の搬送方向の長さ検知用の長さセンサ5が配置され、周回搬送路2bの最下端近傍の対向箇所には読取部3が位置する。読取部3は通過する原稿の画像の読取を行うと共に原稿の幅をCCD9で読み取り、幅センサを不要にして、装置の小型化及び構造の簡易化を図る。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サイズの異なる原稿を含む混載原稿を両面読取可能にしている画像読取装置に関し、特に、原稿の幅検知用のセンサを不要にして装置の小型化及び構成の簡易化を図るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像読取装置には原稿を搬送しながら画像を読み取るシートスルー方式のものが存在し、このシートスルー方式の画像読取装置の中には、サイズの異なる原稿が混在した混載原稿に対して原稿毎にサイズを検知すると共に、検知したサイズを用いて原稿の読取処理を行うものがある。
【0003】
混載原稿の読取に対応したシートスルー方式の画像読取装置は、複数の搬送ローラで形成される原稿の搬送経路に原稿幅を検知する幅センサ、長さを検知する長さセンサ、及び、原稿の読取を行う読取部を配置すると共に、搬送ローラの回転方向及び回転数等の制御を行う制御部等を具備する。なお、幅センサに関しては、A3、A4等の各定型サイズの原稿幅を検知できるように、装置が読取対象とする各定型サイズの種類に応じた数の幅センサが配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した混載原稿に対応した画像読取装置は、原稿の各定型サイズに対応して複数の幅センサを配置するため、幅センサの配置用スペースを大きく確保する必要があり、装置が大型化する問題がある。また、多数の幅センサにより配置構造及び電気的な接続構造が複雑化する問題もある。このような問題は、原稿の両面読取に対応した画像読取装置では、原稿の搬送方向を反転する反転機構等を設ける関係から特に顕著になる。
【0005】
本発明は、斯かる問題に鑑みてなされたものであり、混載原稿に対応するシートスルー方式の画像読取装置において、小型化及び構造の簡易化を実現可能とした画像読取装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、小型化及び構造の簡易化を確保した上で、原稿の片面読取及び両面読取を行うシートスルー方式の画像読取装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る画像読取装置は、原稿の読取に対する主走査方向に複数並設してあり読取に係る出力信号を出力する撮像素子により副走査方向に搬送される原稿の画像の読取を行う読取部と、該読取部を通過する原稿の搬送経路とを備える画像読取装置において、該搬送経路に設けてあり、原稿の搬送方向の長さ検知用の長さ検知手段と、該搬送経路の前記読取部より搬送方向の下流位置から上流位置へ通じる前記読取部を通過しない反転経路と、前記下流位置まで搬送された原稿の前記反転経路を経由した反転搬送を行うための反転手段と、1回目に前記搬送経路を搬送される原稿に対する前記長さ検知手段の検知結果に基づいて長さ検知を行うと共に前記各撮像素子の出力信号に基づいて原稿の搬送方向に直交する方向の幅の検知を行う制御と、前記下流位置まで搬送された原稿に対する前記反転手段の反転搬送の制御と、2回目及び/又は3回目に前記搬送経路を搬送される原稿に対して前記読取部で検知長さ及び幅に応じた読取を行う制御とを行う制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
第1発明にあっては、原稿幅を読取部の撮像素子の読取に基づき検知するので、各定型サイズ毎に複数設けていた幅センサを省略でき、幅センサの配置箇所のスペース分を省略して装置の小型化を達成できる。また、幅センサを省略することで、幅センサの配置及び電気的な配線も不要になり幅センサに関連する構造の簡易化を図れる。
【0008】
また、1回目に原稿が搬送経路を搬送されるときは、原稿の長さ及び幅の検知のみを行い、2回目以降の搬送経路の搬送時に、検知された原稿の長さ及び幅を用いて読取処理を行うので、読取処理を行う前に原稿のサイズを認識でき、拡大又は縮小の変倍等に係る処理も確実に行うことができる。さらに、原稿の読取時の搬送速度も変倍率に応じて制御でき、混載原稿の各原稿に対して適切な読取処理を実現できる。
【0009】
第2発明に係る画像読取装置は、前記制御手段は、原稿の片面読取を行う場合、2回目に前記搬送経路を搬送される原稿に対して読取を行わず、3回目に前記搬送経路を搬送される原稿に対して読取を行う制御をすることを特徴とする。
【0010】
第2発明にあっては、片面読取を行う場合、装置の小型化及び簡易化を確保した上で、片面読取に対応した原稿の搬送及び読取処理を行うことができる。即ち、シートスルー方式の画像読取装置では、基本的に読取対象の原稿は原稿面を上面に向けて給紙トレイに載置されるため、給紙トレイから搬送された原稿が1回目に読取部を通過する際、原稿面が読取部と対向する。
【0011】
しかし、本発明では装置の小型化等を図るため、1回目に搬送経路を搬送される原稿に対してはサイズの検知のみを行うので、反転手段の反転搬送により3回目に搬送経路を搬送される原稿の原稿面が読取部と対向するため、制御手段は3回目の搬送経路の搬送時に読取を行うように制御することで原稿面の読取を行える。なお、2回目の搬送経路の搬送時においては、原稿面が読取部と対向しないため、制御手段は読取部で原稿を読み取る制御を行わない。
【0012】
第3発明に係る画像読取装置は、原稿の両面読取指示を受け付ける両面読取受付手段を更に備え、前記制御手段は、前記両面読取受付手段が両面読取指示を受け付けた場合、2回目及び3回目に前記搬送経路を搬送される原稿に対して読取を行う制御をすることを特徴とする。
【0013】
第3発明にあっては、両面読取指示を受け付けるようにすることで、装置の小型化及び簡易化を確保した上で、両面原稿の読取処理をスムーズに行うことができる。例えば、給紙トレイに載置された状態の原稿の上側を表面、載置側を裏面とすると、給紙トレイから引き出されて1回目に搬送経路を搬送される原稿は、表面が読取部と対向する状態で搬送され、読取の前に原稿サイズが検知される。
【0014】
搬送経路の下流位置まで搬送された原稿は搬送方向の反転が行われ、搬送経路での搬送が2回目となる原稿は裏面が読取部と対向し、制御手段の制御により先ず裏面の読取が読取部で行われる。また、下流位置まで搬送された原稿は再度、搬送方向が反転されて3回目の搬送経路における搬送が行われ、この搬送で原稿は表面が読取部と対向して読取部で読み取られる。よって、原稿サイズの検知及び原稿両面の読取も原稿を計3回、搬送経路を搬送させることで確実に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る実施形態のシートスルー方式の画像読取装置1の概略断面図であり、中央上方の給紙トレイ1aから図中の左方に、自動で原稿を1枚ずつ分離しながら搬送を行う搬送部2が設けられると共に、給紙トレイ1aの下方には排紙トレイ1bが設けられている。また、搬送部2及び排紙トレイ1bの下方に位置し、排紙トレイ1b側の上面にプラテンガラス1dを取り付けた読取ケース1cの内部には、読取部3が設けられている。
【0016】
読取部3は図中、読取ケース1cの右方に複数の撮像素子より構成されているCCD(Charge Coupled Device)9を固定しており、各撮像素子は図中の奥行き方向となる原稿読取に対する主走査方向に複数並設してあり、複数の撮像素子を並設させるサイズに相応するCCD9の長さは、画像読取装置1が読取対象とするA3規格の用紙の短辺に対応させている。また、読取部3は、CCD9の読取側の前方にレンズ3cを設けると共に、ミラーm1及び光源3dを内蔵する第1キャリッジ3a及びミラーm2、m3を内蔵する第2キャリッジ3bを夫々移動可能に設けている。
【0017】
よって、読取部3は、プラテンガラス1d上に載置された静止原稿を読み取る場合は、第1、2キャリッジ3a、3bを副走査方向に移動させながら読取を行う。また、搬送部2を副走査方向に搬送される原稿の読取を行う場合は、第1キャリッジ3a及び第2キャリッジ3bを図示した箇所に静止させて、原稿を光源3dで照射する。照射による原稿の画像の反射光は第1キャリッジ3a及び第2キャリッジ3bの各ミラーm1〜m3で反射し、レンズ3cを通じてCCD9に入射することで原稿の画像の読取が読取部3により行われる。また、読取部3は搬送部2を搬送される原稿幅の検知に関しても、上述したような光学系により反射光の強弱をCCD9で読み取ることで対応可能としている。
【0018】
搬送部2は、図2に示すように、原稿が搬送される経路として給紙トレイ1aと連続する給紙側経路2a、この給紙側経路2aと連続して読取部3と対向する箇所を通過する周回形状の搬送経路2b、この搬送経路2bから排紙トレイ1b側へ連なる排紙側経路2c、及び、搬送経路2bの下流位置2eから上流位置2fへ通じる反転経路2dが夫々形成されている。なお、反転経路2dは、読取部3と対向する箇所を通過しない。
【0019】
また、給紙側経路2aにはピックアップ搬送ローラ4a、セパレート搬送ローラ4b及びリタード搬送ローラ4cが設けられ、搬送経路2bには、計3組の周回搬送ローラ4d及び従動搬送ローラ4eが設けられ、排紙側経路2cには反転手段として原稿の反転搬送を行うエキストラ搬送ローラ4f及び従動するプレス搬送ローラ4gが設けられている。ピックアップ搬送ローラ4a、セパレート搬送ローラ4b及び周回搬送ローラ4dは原稿搬送モータ(図示せず)によりギヤ等の伝達手段を介して駆動されており、エキストラ搬送ローラ4fは反転用モータ(図示せず)により駆動される。
【0020】
さらに、搬送経路2bの上部外方には、長さ検知手段として原稿の搬送方向の長さ検知用であり、直接的には搬送される原稿の有無を検知する長さセンサ5が設置されており、排紙側経路2cの搬送経路2b側には、排紙側経路2cに位置する原稿の端部を検知する反転センサ6が設置されている。なお、搬送経路2bの最下端付近と対向する箇所にはコンタクトガラス8が配置され、読取部3はコンタクトガラス8を介して搬送経路2bの最下端付近を通過する原稿の画像読取及び幅検知を行う。
【0021】
このように、搬送部2には、従来のような多数の幅センサが存在しないため、幅センサの配置用スペース分の小型化が図られていると共に、幅センサの配置及び電気接続に係る構造の簡略化が行われている。
【0022】
図3は、画像読取装置1の主要なハードウェア部のブロック構成図である。画像読取装置1は、幅検知及び制御手段として機能する制御部10にバス11を介して読取部3、操作部13、ROM14、RAM15、長さセンサ5、反転センサ6、原稿搬送用モータ7a、反転用モータ7b及び画像メモリ16を接続している。制御部10は、読取部3により読み取った原稿画像データ(CCD9が出力する出力信号)に基づいて原稿幅を検知する。この原稿幅は、CCD9の各撮像素子の出力値を解析することにより検知することができる。
【0023】
操作部13は、画像読取装置1の各種操作の入力を受け付けるものであり、特に本実施形態では、原稿の片面読取指示を受け付ける片面読取受付手段、及び、原稿の両面読取指示を受け付ける両面読取受付手段として機能し、片面読取ボタン13a、両面読取ボタン13b、スタートボタン13c、拡大縮小に係る変倍ボタン13d及び混載読取ボタン13e等の各種ボタンを具備している。
【0024】
片面読取ボタン13aは、押し下げられることにより片面読取指示を受け付けており、両面読取ボタン13bは、押し下げられることにより両面読取指示を受け付けるボタンである。また、スタートボタン13cは、上述した片面読取又は両面読取の何れかの読取処理を開始する指示を与える際に使用するボタンである。なお、片面読取ボタン13a又は両面読取ボタン13bのいずれのボタンも押し下げられることなく、スタートボタン13cが押し下げられた場合、片面読取処理が開始される。
【0025】
変倍ボタン13dは、読取に対する変倍の指示を受け付けるボタンであり、さらに、混載読取ボタン13eは、給紙トレイ1aにセットされた混載原稿の読取モードに設定するボタンであり、混載読取ボタン13eが押し下げられない場合は、非混載原稿に対する通常の読取モードの設定になる。なお、各ボタンが受け付けた指示に係る信号は制御部10へ送出される。
【0026】
ROM14は、画像読取装置1における搬送及び読取処理等を実行するプログラム、処理に係る各種データを記憶するものである。RAM15は、各種処理の実行中に生じたデータ等を一時的に記憶するものである。また、長さセンサ5及び反転センサ6は夫々検出位置における原稿の有無を検知し、検知した検知信号を制御部10へ送出している。さらに、画像メモリ16は、読取部3が読み取った原稿の画像に係るデータの他にも、画像読取装置1がファクシミリ通信機能を備えている場合には、ファクシミリ受信した画像のデータ等も記憶する。
【0027】
幅検知に対して制御部10は、読取部3のCCD9からの読取信号を受け付けて、受け付けた各読取信号の内容に基づき原稿幅の検知を行っている。また、制御手段としての制御部10は、ROM14に記憶されているプログラムに基づき、各ボタン及び各センサからの信号を受けて種々の制御を行う。
【0028】
具体的な制御内容として、制御部10は原稿搬送用モータ7aを駆動させて1回目に搬送経路2bを搬送される原稿に対して長さセンサ5からの検知信号及び読取部3のCCD9の読取信号に基づき原稿の長さ及び幅を検知する制御を行う。この原稿の長さ及び幅の検知により、制御部10は、搬送される原稿がいずれの定型サイズであるかを認識している。また、定型サイズだけでなく、非定型サイズの原稿についても正確なサイズを検知することができる。
【0029】
なお、制御部10は、長さセンサ5の検知信号を受け付けていた時間及び検知した際の原稿搬送用モータ7aによる搬送速度から原稿の長さを検知している。また、制御部10は、図4(a)に示すように、給紙トレイ1aで図中の上側を表面Ga、下側を裏面Gbとして載置された原稿Gを最初に白矢印方向に従い給紙側経路2a、搬送経路2b及び排紙側経路2cへ搬送するように各搬送ローラ4a〜4fが回転する制御を、図3の原稿搬送用モータ7a及び反転用モータ7bに対して行う。
【0030】
さらに、制御部10は上述した搬送で原稿Gが読取位置より下流側にある下流位置2eを通過する位置まで排紙側経路2cを搬送された場合、反転用モータ7bの回転方向を逆転させて図4(b)に示すように、エキストラ搬送ローラ4f及びプレス搬送ローラ4gが黒矢印方向に回転するように制御する。
【0031】
上記反転用モータ7bの逆転制御の詳細は、原稿Gの後端が通過すると原稿Gを検知していた反転センサ6が原稿Gを検知しなくなるので、制御部10は、このような検知状況の変化を受けて、白矢印方向の反転経路2dへ原稿Gを反転搬送させるスイッチバック制御を行う。なお、反転経路2dへ搬送される原稿Gは、反転前の搬送で搬送経路2bを通過したことにより上側が裏面Gb、下面側が表面Gaになる。
【0032】
このように1回目の搬送方向の反転が行われた原稿Gは、図5(a)に示すように、白矢印方向に従い反転経路2dを通過して2回目の搬送経路2bの搬送が行われるように各搬送ローラ4d等の回転方向を制御部10が制御する。なお、この2回目の搬送経路2bにおける搬送は、図3の変倍ボタン13dで変倍率が設定されている場合、設定された変倍率に応じた搬送速度になるように各搬送ローラ4dの回転速度を制御部10が制御する。
【0033】
また、この2回目の搬送経路2bの搬送において、搬送経路2bの最下端付近ある読取位置で原稿Gは裏面Gbが読取部3と対向し、制御部10は片面読取指示を受け付けている場合、読取部3が読取を行わないように制御し、両面読取指示を受け付けている場合、検知した原稿のサイズを用いて読取部3が裏面Gbの読取を行うように制御する。2回目の搬送経路2bの搬送で排紙側経路2cまで原稿Gが搬送されると、制御部10は、再度、図4(b)に示すスイッチバック制御を行う。
【0034】
このように2回目の搬送方向の反転された原稿Gは、図5(b)に示すように、再び上側が表面Ga、下側が裏面Gbになり、以降、白矢印方向に従い図5(a)の搬送状況と同様に3回目の搬送経路2bでの搬送が行われる。この3回目の搬送経路2bの搬送では、搬送経路2bの最下端付近にある読取位置で原稿Gは表面Gaが読取部3と対向し、制御部10は片面読取指示及び両面読取指示のいずれを受け付けている場合でも、検知した原稿のサイズを用いて表面Gaの読取を行うように読取部3を制御する。なお、制御部10は、上述したように原稿が搬送経路2bを搬送される回数に応じた制御を行うので、搬送経路2bを原稿が搬送される回数をカウントしている。
【0035】
この読取後、排紙側経路2cへ搬送された原稿Gは反転されることなく、そのまま排紙トレイ1bへ送り出すように制御部10は制御を行う。上述した各種制御を制御部10が行うことで原稿の片面読取及び両面読取に画像読取装置1が対応できるようにしている。
【0036】
次に、上述した構成の画像読取装置1の混載原稿に対する具体的な一連の読取処理を図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、給紙トレイ1aには、相違するサイズの複数枚の混載原稿が予め載置されているものとする。
【0037】
先ず、画像読取装置1の制御部10は、混載読取ボタン13eの押し下げが行われることで非混載原稿に対する読取モードから混載原稿に対する読取モードに設定変更される(S1)。次に、片面読取ボタン13aの押し下げが行われたかを判断し(S2)、片面読取ボタン13aが押し下げられた場合(S2:YES)、次に、スタートボタン13cの押し下げが行われたかを判断する(S3)。スタートボタン13cの押し下げが行われていない場合は(S3:NO)、押し下げが行われるまでループ状態の待ち処理になる。
【0038】
また、片面読取ボタン13aの押し下げが行われていない場合(S2:NO)、押し下げが行われた場合(S2:YES)と同様に、スタートボタン13cの押し下げが行われたか判断される(S4)。スタートボタン13cの押し下げが行われた場合は(S4:YES)、片面読取ボタン13aが押し下げられてスタートボタン13cも押し下げられた場合(S3:YES)と同様の処理流れとなり、原稿の片面読取処理が開始される。
【0039】
即ち、給紙トレイ1aから原稿を1枚取り出して搬送が開始されて(S5)、搬送された原稿は1回目の搬送経路2bの搬送で原稿サイズが検知され(S6)、その後、図4(b)に示したようにエキストラ搬送ローラ4fの反転制御により計2回の搬送方向の反転が行われる(S7)。2回の搬送方向の反転が行われた原稿は3回目の搬送経路2bの搬送において読取部3を通過する際、原稿読取が行われ(S8)、1枚目の原稿の片面読取の処理が終了する。
【0040】
一方、片面読取ボタン13aの押し下げられず、且つ、スタートボタン13cも押し下げられていない場合(S4:NO)、次に、制御部10は両面読取ボタン13bの押し下げが行われたかを判断する(S9)。両面読取ボタン13bが押し下げられていない場合(S9:NO)、片面読取ボタン13aの押し下げの判断の段階(S2)へ戻り、片面読取ボタン13a、両面読取ボタン13b又はスタートボタン13cのいずれかが押し下げられるまで、ループ状態の処理待ちになる。
【0041】
また、両面読取ボタン13bが押し下げられた場合(S9:YES)、次に、制御部10はスタートボタン13cの押し下げが行われたかを判断し(S10)、押し下げが行われていない場合(S10:NO)、押し下げが行われるまでループ状態の待ち処理になり、押し下げが行われた場合(S10:YES)、給紙トレイ1aから原稿を1枚取り出して搬送を開始する(S11)。搬送された原稿は、最初(1回目)の搬送経路2bの搬送で原稿サイズが検知される(S12)。
【0042】
検知後、図4(b)に示したように1回目の搬送方向の反転が行われ(S13)、2回目の搬送経路2bの搬送において読取部3により原稿の一面(裏面)の読取が行われる(S14)。また、その読取後、2回目の搬送方向の反転が行われ(S15)、3回目の搬送経路2bの搬送において読取部3により原稿の他面(表面)の読取が行われ(S16)、1枚目の原稿の両面読取の処理が終了する。なお、2枚目以降の原稿も上記と同様に反転を含む読取処理が行われる。
【0043】
このようにして本発明の画像読取装置1は、片面読取ボタン13a、両面読取ボタン13b又はスタートボタン13cの押し下げに応じて、片面読取又は両面読取を混載原稿に対して確実に行う。また、1回目の搬送時に原稿のサイズを検知することで、読取部3での読取を行う前に変倍率を認識でき、読取時に変倍率に応じた画像処理が可能になる上、変倍率に応じて原稿の搬送速度も適切に変更可能となる。
【0044】
なお、上述した読取処理は、混載原稿に対して、混載読取ボタン13e(サイズの異なる複数の原稿の読取指示を受け付ける読取受付手段)が押し下げられた場合について説明したが、同一サイズの原稿束の読取を行う場合は、混載読取ボタン13eは押し下げられずに、非混載原稿の読取モードとして片面読取ボタン13a、両面読取ボタン13b、スタートボタン13cのいずれかのボタンの押し下げに従い、以下のような読取処理が行われる。
【0045】
なお、非混載原稿の読取モードでは、原稿束が給紙トレイ1aにセットされた状態で、給紙トレイ1aに設けられたセンサにより原稿サイズを検出できるため、上述したような混載原稿の読取モードにおける1回目の搬送時の原稿サイズ検知は行わない。
【0046】
片面読取ボタン13a及びスタートボタン13cが押し下げられた場合、及び、スタートボタン13cのみが押し下げられた場合は、原稿の片面読取処理が行われ、1回目の搬送経路2bの搬送により原稿の片面が読取部3を通過する際に、原稿読取が行われる。読取後は、反転制御が行われずに排紙トレイ11bに読取の終了した原稿が排出されて1枚目の原稿の片面読取処理が終了し、2枚目以降の原稿は、上記と同様の読取処理が行われる。
【0047】
また、両面読取ボタン13b及びスタートボタン13cが押し下げられた場合、原稿の両面読取処理が行われ、2回の反転制御により、原稿は計3回搬送経路2bを搬送されてから排紙トレイ1bに排出される。具体的には1回目の搬送経路2bの搬送で原稿の表面の読取が行われ、2回目の搬送で原稿の裏面の読取が行われ、3回目の搬送で排紙トレイ1bへの排出に対して頁順が揃えられる。なお、上述した処理以外にも、3回の搬送において2回目の搬送で原稿の裏面を読み取り、3回目の搬送で原稿の表面を読み取るようにすることも可能である。
【0048】
なお、本発明に係る画像読取装置1は、コピー装置、ファクシミリ装置及びスキャナ装置等の画像読取部として適宜適用することが可能である。また、本発明に係る画像読取装置は、以下のような構成にしてもよい。
【0049】
即ち、原稿の主走査方向に並ぶ複数の撮像素子を有し、副走査方向に搬送される原稿の画像を撮像素子の出力信号に基づいて読み取る読取部を備えた画像読取装置において、原稿搬送路に設けられ、原稿の搬送方向のサイズである長さを検知するために、通過する原稿の有無を検知する長さ検知手段と、読取部による読取位置を通過した位置において、原稿の搬送方向を反転させる反転手段と、原稿の混載読取指示を受け付ける混載読取受付手段と、制御手段とを備え、該制御手段は、前記混載読取受付手段が混載読取指示を受け付けた場合、1回目の通紙時に、原稿の搬送方向に直交する方向のサイズである幅を前記撮像素子の出力信号に基づいて検知すると共に、前記長さ検知手段の出力信号に基づいて前記長さを検知し、前記反転手段により原稿の搬送方向を反転した後の2回目及び/又は3回目の通紙時に、1回目の通紙時に検知した長さ及び幅を用いて読取部により原稿画像の読取を行う構成にしてもよい。
【0050】
また、前記制御手段は、片面読取を行う場合、前記1回目の通紙時における幅検知を、原稿の一面側に対する撮像素子の出力信号に基づいて行い、前記2回目の通紙時では、読取部による読取は行わず、前記3回目の読取時に、1回目の通紙時に検知した長さ及び幅を用いて原稿の一面側の画像読取を行うことも可能である。
【0051】
さらに、原稿の両面読取指示を受け付ける両面読取受付手段を更に備え、前記制御手段は、前記両面読取受付手段が両面読取指示を受け付けた場合、前記1回目の通紙時における幅の検知を、原稿の一面側に対する撮像素子の出力信号に基づいて行い、前記2回目の通紙時に、1回目の通紙時に検知した長さ及び幅を用いて原稿他面側の画像読取を行うと共に、前記3回目の読取時に、1回目の通紙時に検知した長さ及び幅を用いて原稿一面側の画像読取を行うようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】
以上に詳述した如く、第1発明によれば、読取部の撮像素子の読取に基づき原稿の幅サイズを検知することで、幅センサを不要にでき、幅センサに要していたスペース分の小型化を達成できると共に、幅センサの配置及び電気接続に要していた構造を簡易化できる。
第2発明によれば、片面読取に対応した制御を行うことで、片面読取に対応した搬送及び読取に係る制御処理を行うことができる。
第3発明によれば、両面読取の指示を受け付けることで、両面読取に対応した搬送及び読取に係る制御処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像読取装置の概略断面図である。
【図2】実施形態の搬送部の概略図である。
【図3】実施形態の画像読取装置のブロック構成図である。
【図4】(a)は搬送部の最初の搬送状況を示す概略図であり、(b)はスイッチバック制御による搬送方向の反転状況を示す概略図である。
【図5】(a)は1回目の反転後の搬送状況を示す概略図であり、(b)は2回目の反転後の搬送状況を示す概略図である。
【図6】画像読取装置の一連の処理に係るフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像読取装置
2 搬送部
2a 給紙側経路
2b 搬送経路
2c 排紙側経路
2d 反転経路
3 読取部
4f エキストラ搬送ローラ
4g プレス搬送ローラ
5 長さセンサ
6 反転センサ
9 CCD
10 制御部
13 操作部
13a 片面読取ボタン
13b 両面読取ボタン
13e 混載読取ボタン
G 原稿
Ga 表面
Gb 裏面

Claims (3)

  1. 原稿の読取に対する主走査方向に複数並設してあり読取に係る出力信号を出力する撮像素子により副走査方向に搬送される原稿の画像の読取を行う読取部と、該読取部を通過する原稿の搬送経路とを備える画像読取装置において、
    該搬送経路に設けてあり、原稿の搬送方向の長さ検知用の長さ検知手段と、
    該搬送経路の前記読取部より搬送方向の下流位置から上流位置へ通じる前記読取部を通過しない反転経路と、
    前記下流位置まで搬送された原稿の前記反転経路を経由した反転搬送を行うための反転手段と、
    1回目に前記搬送経路を搬送される原稿に対する前記長さ検知手段の検知結果に基づいて長さ検知を行うと共に前記各撮像素子の出力信号に基づいて原稿の搬送方向に直交する方向の幅の検知を行う制御と、前記下流位置まで搬送された原稿に対する前記反転手段の反転搬送の制御と、2回目及び/又は3回目に前記搬送経路を搬送される原稿に対して前記読取部で検知長さ及び幅に応じた読取を行う制御とを行う制御手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、
    原稿の片面読取を行う場合、2回目に前記搬送経路を搬送される原稿に対して読取を行わず、3回目に前記搬送経路を搬送される原稿に対して読取を行う制御をする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 原稿の両面の読取指示を受け付ける両面読取受付手段を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記両面読取受付手段が両面読取指示を受け付けた場合、2回目及び3回目に前記搬送経路を搬送される原稿に対して読取を行う制御をする請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
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