JP2004078666A - 記録媒体読取装置、記録媒体読取制御プログラム及び情報格納媒体 - Google Patents

記録媒体読取装置、記録媒体読取制御プログラム及び情報格納媒体 Download PDF

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Toshio Miyazawa
宮澤 利夫
Hideaki Yamagata
山形 秀明
Hiroshi Shimura
志村 浩
Michiyoshi Tachikawa
立川 道義
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Abstract

【課題】データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合に対処できる記録媒体読取装置、記録媒体読取制御プログラム及び情報格納媒体を提供すること。
【解決手段】データが記録されたデータ記録媒体と、データ記録媒体に付され、データ記録媒体の利用者にデータの読取りを許可するか否かを示す利用者情報が格納された情報格納媒体とを有するデータ記録体からデータを読取るデータ読取部1150と、利用者情報を読取る利用者情報読取部1110と、利用者を識別する利用者識別情報を取得する識別情報取得部1120と、利用者情報及び利用者識別情報に基づいてデータの読取りを許可するか否かの利用者判定を行う利用者判定部1130と、利用者判定の結果に基づいてデータ読取部1150を制御するデータ読取制御部1140と、を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、紙幣や有価証券等のデータ記録媒体の偽造を防止する記録媒体読取装置、記録媒体読取制御プログラム及び情報格納媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙幣や有価証券等のデータ記録媒体の偽造を防止する技術としては、紙幣や有価証券等のデータ記録媒体のデータを登録し、読取られたデータ記録媒体のデータが登録されたデータ記録媒体のデータであるか否かを判定し、読取られたデータ記録媒体のデータが登録されたデータ記録媒体のデータと類似している判定された場合には、読取られたデータ記録媒体の画像データに対する処理を停止又は禁止する技術が知られている。
【0003】
例えば、特開平6−105136号公報では、紙幣や有価証券等の予め登録されたデータ記録媒体の画像データと読取られたデータ記録媒体の画像データとを比較して判定された類似度に応じて読取られたデータ記録媒体の画像データの処理を変更する技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術では、登録されたデータ記録媒体に記録されたデータと類似したデータが記録された検出記録媒体よりデータの読取ることや、検出記録媒体から読取ったデータの処理が必ず停止又は禁止されるため、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合に対処できないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合に対処できる記録媒体読取装置、記録媒体読取制御プログラム及び情報格納媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る記録媒体読取装置は、データが記録されたデータ記録媒体と、前記データ記録媒体に付され、前記データ記録媒体の利用者に前記データの読取りを許可するか否かを示す利用者情報が格納された情報格納媒体とを有するデータ記録体から前記データを読取るデータ読取部と、前記データ記録体から前記利用者情報を読取る利用者情報読取部と、利用者を識別する利用者識別情報を取得する識別情報取得部と、前記利用者情報及び前記利用者識別情報に基づいて前記データの読取りを許可するか否かの利用者判定を行う利用者判定部と、前記利用者判定によって前記利用者によるデータの読取りが許可されていると判定された場合には、前記データ読取部に前記データを読取らせ、前記利用者判定によって前記利用者によるデータの読取りが許可されていないと判定された場合には、前記データ読取部に前記データを読取らせないように制御するデータ読取制御部と、によって構成されている。
【0007】
この構成により、データ記録体を構成する情報格納媒体に格納された利用者情報に基づいてデータ記録媒体に記録されたデータの読取りが禁止されるか否かが判定されるため、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合にも対処できる。
【0008】
本発明の請求項2に係る記録媒体読取装置は、請求項1において、前記データ読取部によって読取られた読取データの処理を制御するデータ制御部を備え、前記利用者情報が、前記データ制御部における前記読取データの処理の制御を示す出力制御情報をさらに含むように構成されている。
【0009】
この構成により、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合には、データ記録媒体から読取られたデータの処理を制御するため、読取り元のデータ記録媒体と識別可能にデータを読取ることができる。
【0010】
本発明の請求項3に係る記録媒体読取装置は、請求項1において、前記データ読取部によって読取られた読取データの処理を制御するデータ制御部を備え、前記データ読取部が、複数の出力先の何れかに前記読取データを出力し、前記利用者情報が、前記出力先に対応した前記データ制御部における前記読取データの処理の制御を示す出力制御情報をさらに含むように構成されている。
【0011】
この構成により、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合には、データ記録媒体から読取られたデータの処理を出力先に応じて制御するため、読取り元のデータ記録媒体と識別可能にデータを読取ることができる。
【0012】
本発明の請求項4に係る記録媒体読取装置は、請求項2又は請求項3において、前記読取データを改変するデータ改変部を備え、前記読取データを所定の出力先に出力する際に、前記出力先に対応した前記出力制御情報が前記読取データの改変を示す場合には、前記データ制御部が、前記データを前記データ改変部によって改変するように制御するように構成されている。
【0013】
この構成により、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合には、データ記録媒体から読取られたデータを改変するため、読取り元のデータ記録媒体と識別可能にデータを読取ることができる。
【0014】
本発明の請求項5に係る記録媒体読取装置は、請求項4において、前記読取データが画像データよりなり、前記出力制御情報が前記画像データの色情報の改変を示す場合には、前記データ改変部が、前記画像データの色情報を改変するように構成されている。
【0015】この構成により、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録された画像データを読取る必要がある場合には、データ記録媒体から読取られた画像データの色情報を改変するため、読取り元のデータ記録媒体と識別可能に画像データを読取ることができる。
【0016】
本発明の請求項6に係る記録媒体読取装置は、請求項4において、前記読取データが画像データよりなり、前記出力制御情報が前記画像データのサイズの改変を示す場合には、前記データ改変部が、前記画像データのサイズを改変するように構成されている。
【0017】
この構成により、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録された画像データを読取る必要がある場合には、データ記録媒体から読取られた画像データのサイズを改変するため、読取り元のデータ記録媒体と識別可能に画像データを読取ることができる。
【0018】
本発明の請求項7に係る情報格納媒体は、データが記録されたデータ記録媒体に付され、前記データ記録媒体の利用者に前記データの読取りを許可するか否かを示す利用者情報が記録されるように構成されている。
【0019】
この構成により、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録された画像データを読取る必要がある場合には、データの読取りを許可するか否かを示す利用者情報に基づいてデータの読取りが制御できるため、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合にも対処できる。
【0020】
本発明の請求項8に係る情報格納媒体は、請求項7において、前記利用者情報が、前記データ記録媒体から読取られたデータの制御を示す出力制御情報をさらに含むように構成されている。
【0021】
この構成により、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合には、データ記録媒体から読取られたデータの処理が制御できるため、読取り元のデータ記録媒体と識別可能にデータを読取らせることができる。
【0022】
本発明の請求項9に係る記録媒体読取制御プログラムは、データが記録されたデータ記録媒体と、前記データ記録媒体に付され、前記データ記録媒体の利用者に前記データの読取りを許可するか否かを示す利用者情報が格納された情報格納媒体とを有するデータ記録体から前記利用者情報を読取るステップと、利用者を識別する利用者識別情報を取得するステップと、前記利用者情報及び前記利用者識別情報に基づいて前記データの読取りを許可するか否かの利用者判定を行うステップと、前記利用者判定によって前記利用者によるデータの読取りが許可されていると判定された場合には、前記データを読取るステップと、をコンピュータに実行させるように構成されている。
【0023】
この構成により、データ記録体を構成する情報格納媒体に格納された利用者情報に基づいてデータ記録媒体に記録されたデータの読取りが禁止されるか否かが判定されるため、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合にも対処できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2は、本発明に係るデータ記録体の概略を示す構成図である。
【0025】
まず、図2(a)に基づいて、データ記録体について説明する。
データ記録体200は、例えば書類であり、データ記録媒体210と、情報格納媒体230と、から構成されている。
【0026】
データ記録媒体210は、紙であり、文字及び図柄等よりなる記録画像220が記録されている。
情報格納媒体230は、非接触電子回路チップ等によって構成され、データ記録媒体210に付され、暗号化された利用者情報等が格納されるようになっている。
【0027】
ここで、利用者情報とは、利用者識別情報によって構成され、利用者識別情報とは、利用者の識別子、指紋及び網膜パターン等の個人を識別するための少なくとも1つの情報である。
このように、本発明に係るデータ記録体は、機密文書、紙幣及び有価証券等に適用できる。
【0028】
次に、図2(b)に基づいて、データ記録体について説明する。
データ記録体250は、例えばデータが格納されたCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)であり、データ記録媒体251と、情報格納媒体252と、から構成されている。
【0029】
データ記録媒体251は、CD−ROMであり、図示しないデータが記録されている。
情報格納媒体252は、非接触電子回路チップ等によって構成され、データ記録媒体251に付され、暗号化された利用者情報等が格納されるようになっている。
【0030】
このように、本発明に係るデータ記録体を構成するデータ記録媒体は、有価証券等を構成する紙類に限定されるものではなく、ICカード、メモリカード及びプラスチックカード等の記録媒体にも適用できる。
【0031】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る記録媒体読取装置の構成を示すブロック図である。以下に説明する本発明の第1の実施の形態は、データ記録体200の記録画像220を記録対象のデータ記録体に複写する複写機等の画像形成装置1000を記録媒体読取装置1100によって構成した例である。
【0032】
画像形成装置1000は、データ記録体200から記録画像220を読取る記録媒体読取装置1100と、読取られた画像データに基づいて記録対象となるデータ記録体に画像を記録する画像記録手段1200と、から構成されている。
【0033】
記録媒体読取装置1100は、データ記録体200から記録画像220を読取る装置であり、利用者情報読取部1110と、識別情報取得部1120と、利用者判定部1130と、データ読取制御部1140と、データ読取部1150と、から構成されている。
【0034】
利用者情報読取部1110は、情報格納媒体230に格納された利用者情報を読取り、読取った利用者情報を利用者判定部1130に出力するようになっている。
【0035】
識別情報取得部1120は、利用者識別情報を取得し、取得された利用者識別情報を利用者判定部1130に出力するようになっている。
例えば、識別情報取得部1120は、利用者識別情報として識別子を適用する場合には、IDカードリーダー等によって構成され、利用者識別情報として指紋を適用する場合には、指紋検出器によって構成される。
【0036】
利用者情報読取部1110によって出力された利用者情報及び識別情報取得部1120によって出力された利用者識別情報は、利用者判定部1130に入力されるようになっており、利用者判定部1130は、入力された利用者情報に利用者識別情報が含まれているか否かに基づいて利用者が記録画像220の読取りを許可する許可利用者か否かの利用者判定を行い、利用者判定の結果をデータ読取制御部1140に出力するようになっている。
【0037】
図3は、利用者情報読取部1110が読込んだ利用者情報の構成例を示す概念図であり、利用者情報が、テーブル形式で管理されている例である。
図3(a)において、利用者情報は、行311、行312及び行313にそれぞれ収容された第1の利用者、第2の利用者及び第3の利用者を示す情報によって構成されている。この例では、第1の利用者、第2の利用者及び第3の利用者は、許可利用者であり、その他の利用者は、許可利用者ではないことを示している。
【0038】
すなわち、利用者識別情報が第1の利用者を示す場合には、利用者判定の結果は、利用者が許可利用者であると示し、利用者識別情報が利用者情報に含まれていない第4の利用者を示す場合には、利用者判定の結果は、利用者が許可利用者でないと示す。
【0039】
なお、利用者情報には、記録媒体読取装置1100の識別子を含ませるようにしてもよい。この場合は、記録媒体読取装置1100には、記録媒体読取装置1100の識別子を格納する装置識別子格納部を別途設け、識別子格納部に格納された識別子を利用者識別情報及び利用者情報に付加するようにする。記録媒体読取装置1100の識別子が付加された利用者情報の構成例を図3(b)に示す。
【0040】
図3(b)において、利用者情報は、列331は、登録された装置を示し、列332は、登録された利用者を示している。利用者情報は、行311、行312及び行313にそれぞれ収容された第1の装置を使用する第1の利用者、第1の装置を使用する第2の利用者及び第1の装置を使用する第2の利用者を示す情報によって構成されている。この例では、第1の装置を使用する第1の利用者、第1の装置を使用する第2の利用者及び第1の装置を使用する第2の利用者は、許可利用者であり、その他の利用者は許可利用者ではないことを示している。
【0041】
すなわち、利用者識別情報が第1の装置を使用する第1の利用者を示す場合には、利用者判定の結果は、利用者が許可利用者であると示し、利用者識別情報が第2の装置を使用する第1の利用者を示す場合には、利用者判定の結果は、利用者が許可利用者でないと示す。
【0042】
同様に、利用者情報は、記録媒体読取装置1100の識別子のみから構成するようにしてもよい。利用者情報を記録媒体読取装置1100の識別子のみから構成した場合の形態は、図3(a)及び図3(b)における説明に基づいて容易に実施できるため説明は省略する。
【0043】
また、利用者に権限を付与する権限付与部及び利用者識別情報に基づいて権限を取得する権限取得部を別途設け、利用者情報は、利用者に付与した権限単位に構成することも可能である。利用者情報を権限単位に構成した場合の形態は、図3(a)及び図3(b)における説明に基づいて容易に実施できるため説明は省略する。
【0044】
利用者判定部1130によって出力された利用者判定の結果は、データ読取制御部1140に入力されるようになっており、データ読取制御部1140は、入力された利用者判定の結果に利用者が許可利用者であると示されている場合には、データ読取部1150に記録画像220を読取らせる制御を示す読取制御信号を生成し、利用者が許可利用者でないと示されている場合には、データ読取部1150に記録画像220を読取らせない制御を示す読取制御信号を生成し、生成された読取制御信号をデータ読取部1150に出力するようになっている。
【0045】
データ読取制御部1140によって出力された読取制御信号は、データ読取部1150に入力されるようになっており、データ読取部1150は、入力された読取制御信号に応じて記録画像220を読取って読取りデータ、すなわち画像データを生成し、生成された画像データを画像記録手段1200に出力するようになっている。
なお、データ読取部1150は、例えば光学的に記録画像220を読取るスキャナ等によって構成される。
【0046】
データ読取部1150によって出力された画像データは、画像記録手段1200に入力されるようになっており、画像記録手段1200は、入力された画像データに基づいて記録対象であるデータ記録体のデータ記録媒体に画像を記録するようになっている。
【0047】
また、画像記録手段1200は、利用者情報読取部1110によって読取られた利用者識別情報を記録対象となるデータ記録体の情報格納媒体に格納するようになっている。
【0048】
次に、画像形成装置1000の動作をフローチャートに基づいて説明する。
図3は、画像形成装置1000の動作を示すフローチャートである。
【0049】
まず、情報格納媒体230に格納された利用者情報は、利用者情報読取部1110によって読取られる(S410)。
次に、利用者識別情報は、識別情報取得部1120によって取得される(S411)。
【0050】
次に、利用者情報及び利用者識別情報に基づいて利用者が許可利用者か否かの利用者判定が利用者判定部1130によって行われる(S412)。
利用者判定の結果に利用者が許可利用者であると示されている場合には、データ読取部1150は、データ読取制御部1140によってデータを読取るように制御され(S413)、データ記録媒体210に記録された記録画像220は、データ読取部1150によって読取られる(S414)。
【0051】
一方、利用者判定の結果に利用者が許可利用者でないと示されている場合には、データ読取部1150は、データ読取制御部1140によってデータを読取らないように制御される(S415)。
【0052】
データ読取部1150によって読取られた読取りデータ、すなわち画像データに基づいて、画像記録手段1200によって記録対象となるデータ記録体のデータ記録媒体に画像が記録され(S430)、利用者情報読取部1110によって読取られた利用者情報が、記録対象となるデータ記録体の情報格納媒体に格納される(S431)。
【0053】
以上に説明した、画像形成装置1000は、情報格納媒体230によって構成されていないデータ記録体を複写元とする場合には、利用者判定時に利用者が許可利用者であるとして複写を許可してもよいし、利用者判定時に利用者が許可利用者でないとして複写を禁止してもよい。さらに、情報格納媒体230によって構成されていないデータ記録体を複写元とする場合には、画像形成装置1000に利用者を許可利用者とするか否かを設定させるスイッチ部を設けてもよい。
【0054】
このように、記録媒体読取装置1100によれば、データ記録体を構成する情報格納媒体に格納された利用者情報に基づいてデータ記録媒体に記録されたデータの読取りが禁止されるか否かが判定されるため、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合にも対処できる。
【0055】
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る記録媒体読取装置の構成を示すブロック図である。以下に説明する本発明の第2の実施の形態は、データ記録体200の記録画像220を記録対象のデータ記録体に複写する複写機等の画像形成装置5000を記録媒体読取装置5100によって構成した例である。
【0056】
画像形成装置5000は、データ記録体200から記録画像220を読取る記録媒体読取装置5100と、読取られた画像データに基づいて記録対象となるデータ記録体に画像を記録する画像記録手段1200と、から構成されている。
【0057】
記録媒体読取装置5100は、データ記録体200から記録画像220を読取る装置であり、利用者情報読取部1110と、識別情報取得部1120と、利用者判定部5130と、データ読取制御部1140と、データ読取部5150と、データ制御部5160と、データ改変部5170と、から構成されている。
【0058】
なお、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置5000においては、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置1000の構成要素と同一の構成要素に本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置1000の構成要素と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0059】
利用者情報読取部1110によって出力された利用者情報及び識別情報取得部1120によって出力された利用者識別情報は、利用者判定部5130に入力されるようになっており、利用者判定部5130は、入力された利用者情報に利用者識別情報が含まれているか否かに基づいて利用者が記録画像220の読取りを許可する許可利用者か否かの利用者判定を行い、利用者判定の結果をデータ読取制御部1140に出力するようになっている。
【0060】
さらに、利用者判定部5130は、利用者判定を行い利用者が許可利用者であると判定された場合には、利用者識別情報に基づいて利用者情報からデータ読取部1150によって読取られた画像データを制御するための出力制御情報を抽出し、抽出された出力制御情報をデータ制御部5160に出力するようになっている。
【0061】
図6は、利用者情報読取部1110が読込んだ利用者情報の構成例を示す概念図であり、利用者情報が、テーブル形式で管理されている例である。
図6(a)において、利用者情報は、行621、行622及び行623にそれぞれ収容された第1の利用者、第2の利用者及び第3の利用者を示す情報によって構成されている。この例では、第1の利用者、第2の利用者及び第3の利用者は、記録画像220の読取りを許可する許可利用者であり、その他の利用者は、許可利用者ではないことを示している。
【0062】
また、図6(a)において、利用者情報は、列610に示される各許可利用者に対応した出力制御情報を示す列611によって構成されている。この例では、第1の利用者の使用によって読取られた画像データは、改変されず、第2の利用者又は第3の利用者の使用によって読取られた画像データは、色情報が改変されることを示している。
【0063】
なお、利用者情報は、記録媒体読取装置5100の識別子を含ませるようにしてもよいし、記録媒体読取装置5100の識別子のみから構成するようにしてもよい。また、利用者に付与した権限単位に構成するようにしてもよい。このように利用者情報を構成した場合のそれぞれの形態は、本発明の第1の実施の形態において説明した図3(a)及び図3(b)に基づいて容易に実施できるため説明は省略する。
【0064】
データ読取制御部1140によって出力された読取制御信号は、データ読取部5150に入力されるようになっており、データ読取部5150は、入力された読取制御信号に応じて記録画像220を読取って読取りデータ、すなわち画像データを生成し、生成された画像データをデータ改変部5170に出力するようになっている。
なお、データ読取部5150は、例えば光学的に記録画像220を読取るスキャナ等によって構成される。
【0065】
利用者判定部5130によって出力された出力制御情報は、データ制御部5160に入力されるようになっており、データ制御部5160は、入力された出力制御情報に応じて画像データを改変させるための改変制御信号を生成し、生成された改変制御信号をデータ改変部5170に出力するようになっている。
【0066】
データ読取部5150によって出力された画像データ及びデータ制御部5160によって出力された改変制御信号は、データ改変部5170に入力されるようになっており、データ改変部5170は、入力された改変制御信号に応じて画像データを改変し、改変された画像データを画像記録手段1200に出力するようになっている。
【0067】
ここで、改変制御信号に画像データの色情報の改変が示されている場合には、データ改変部5170は、入力された画像データの色情報を改変し、改変された画像データを画像記録手段1200に出力するようになっている。
【0068】
また、改変制御信号に画像データのサイズの改変が示されている場合には、データ改変部5170は、入力された画像データのサイズを改変し、改変された画像データを画像記録手段1200に出力するようになっている。
【0069】
また、改変制御信号に画像データの改変を行わないと示されている場合には、データ改変部5170は、入力された画像データをそのまま画像記録手段1200に出力するようになっている。
【0070】
データ改変部5170における画像データの改変は、改変された画像データに基づいて画像記録手段1200によって記録される画像と記録画像220とが目視で識別可能な範囲で行われる。
【0071】
例えば、データ改変部5170における画像データの色情報の改変は、カラー画像をグレースケール画像に改変するようにしてもよいし、白黒画像に2値化するようにしてもよい。また、データ改変部5170における画像データのサイズの改変は、所定の割合で画像全体を拡縮するようにしてもよいし、画像データの一部を削るようにしてもよい。
【0072】
次に、画像形成装置5000の動作をフローチャートに基づいて説明する。
図7は、画像形成装置5000の動作を示すフローチャートである。なお、画像形成装置5000の動作において、本発明の第1の実施の形態で説明した画像形成装置1000の動作におけるステップと同様のステップには、同一の符号が付してある。
【0073】
まず、情報格納媒体230に格納された利用者情報は、利用者情報読取部1110によって読取られる(S410)。
次に、利用者識別情報は、識別情報取得部1120によって取得される(S411)。
【0074】
次に、利用者情報及び利用者識別情報に基づいて利用者が許可利用者か否かの利用者判定が利用者判定部5130によって行われる(S412)。
利用者判定の結果に利用者が許可利用者であると示されている場合には、データ読取部5150は、データ読取制御部1140によってデータを読取るように制御され(S413)、データ記録媒体210に記録された記録画像220は、データ読取部5150によって読取られる(S414)。
【0075】
一方、利用者判定の結果に利用者が許可利用者でないと示されている場合には、データ読取部5150は、データ読取制御部1140によってデータを読取らないように制御される(S415)。
【0076】
次に、利用者識別情報に基づいて利用者情報から出力制御情報が利用者判定部5130によって抽出され、データ読取部5150によって読取られた読取りデータ、すなわち画像データを改変するか否かが利用者判定部5130によって判定される(S720)。
【0077】
利用者判定部5130によって画像データを改変すると判定された場合には、データ改変部5170によって画像データが改変され(S721)、改変された画像データに基づいて画像記録手段1200によって記録対象となるデータ記録体のデータ記録媒体に画像が記録される(S430)。
【0078】
一方、利用者判定部5130によって画像データを改変しないと判定された場合には、データ読取制御部1140によって読取られた画像データに基づいて、画像記録手段1200によって記録対象となるデータ記録体のデータ記録媒体に画像が記録される(S430)。
【0079】
次に、利用者情報読取部1110によって読取られた利用者情報が、記録対象となるデータ記録体の情報格納媒体に格納される(S431)。ここで、利用者判定部5130によって画像データを改変すると判定された場合には、利用者情報を記録対象となるデータ記録体の情報格納媒体に格納しないようにしてもよい。
【0080】
以上に説明した、画像形成装置5000は、情報格納媒体230によって構成されていないデータ記録体を複写元とする場合には、利用者判定時に利用者が許可利用者であるとして複写を許可してもよいし、利用者判定時に利用者が許可利用者でないとして複写を禁止してもよい。さらに、情報格納媒体230によって構成されていないデータ記録体を複写元とする場合には、画像形成装置5000に利用者を許可利用者とするか否かを設定させるスイッチ部を設けてもよい。
【0081】
このように、記録媒体読取装置5100によれば、データ記録体を構成する情報格納媒体に格納された利用者情報に基づいてデータ記録媒体に記録されたデータの読取が禁止されるか否かが判定されるため、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合にも対処できる。
【0082】
また、記録媒体読取装置5100によれば、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取って記録する必要がある場合には、データ記録媒体から読取られたデータを改変したデータの複写を許可するため、複写元のデータ記録媒体と識別可能にデータを記録することができる。
【0083】
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る記録媒体読取装置の構成を示すブロック図である。以下に説明する本発明の第3の実施の形態は、データ記録体200の記録画像220を読取って生成された画像データを出力する画像形成装置8000を記録媒体読取装置8100によって構成した例である。
【0084】
画像形成装置8000は、データ記録体200から記録画像220を読取る記録媒体読取装置8100と、読取られた画像データに基づいて記録対象となるデータ記録体に画像を記録する画像記録手段1200と、読取られた画像データに基づいて画像を表示する画像表示手段8300と、読取られた画像データを配信する画像配信手段8400と、から構成されている。
【0085】
記録媒体読取装置8100は、データ記録体200から記録画像220を読取る装置であり、利用者情報読取部1110と、識別情報取得部1120と、利用者判定部8130と、データ読取制御部1140と、データ読取部8150と、データ制御部8160と、データ改変部8170と、操作部8180と、データ格納部8190と、から構成されている。
【0086】
なお、本発明の第3の実施の形態に係る複画像形成装置8000においては、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置5000の構成要素と同一の構成要素に本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置5000の構成要素と同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0087】
利用者情報読取部1110によって出力された利用者情報及び識別情報取得部1120によって出力された利用者識別情報は、利用者判定部8130に入力されるようになっており、利用者判定部8130は、入力された利用者情報に利用者識別情報が含まれているか否かに基づいて利用者が記録画像220の読取りを許可する許可利用者か否かの利用者判定を行い、利用者判定の結果をデータ読取制御部1140に出力するようになっている。
【0088】
さらに、利用者判定部8130は、利用者判定を行い利用者が許可利用者であると判定された場合には、利用者識別情報に基づいて利用者情報からデータ読取部1150によって読取られた画像データを制御するための出力制御情報を抽出し、抽出された出力制御情報をデータ制御部8160に出力するようになっている。
【0089】
図6は、利用者情報読取部1110が読込んだ利用者情報の構成例を示す概念図であり、利用者情報が、テーブル形式で管理されている例である。
図6(b)において、利用者情報は、行641、行642及び行643にそれぞれ収容された第1の利用者、第2の利用者及び第3の利用者を示す情報によって構成されている。この例では、第1の利用者、第2の利用者及び第3の利用者は、記録画像220の読取りを許可する許可利用者であり、その他の利用者は、許可利用者ではないことを示している。
【0090】
また、図6(b)において、利用者情報は、列630に示される各許可利用者に対応した出力制御情報を示す列631、列632及び列633によって構成されている。列631は、画像を表示するときに参照される出力制御情報を示し、列632は、画像を複写するときに参照される出力制御情報を示し、列633は、画像データを配信するときに参照される出力制御情報を示している。
【0091】
この例では、第1の利用者は、読取られた画像データに基づいた画像の表示(以下、画像表示と略す。)、読取られた画像データに基づいた画像の記録(以下、画像記録と略す。)及び読取った画像データの配信(以下、画像配信と略す)の全てが許可されていることを示している。
【0092】
また、 この例では、第2の利用者は、画像表示及び画像記録が許可されているが、画像配信する場合には、画像データの色情報が改変されることを示し、第3の利用者は、画像表示が許可されているが、画像記録する場合には、画像データの色情報が改変され、画像配信が禁止されていることを示している。
【0093】
なお、利用者情報は、記録媒体読取装置8100の識別子を含ませるようにしてもよいし、記録媒体読取装置8100の識別子のみから構成するようにしてもよい。また、利用者に付与した権限単位に構成するようにしてもよい。このように利用者情報を構成した場合のそれぞれの形態は、本発明の第1の実施の形態において説明した図3(a)及び図3(b)に基づいて容易に実施できるため説明は省略する。
【0094】
データ読取制御部1140によって出力された読取制御信号は、データ読取部8150に入力されるようになっており、データ読取部8150は、入力された読取制御信号に応じて記録画像220を読取って読取りデータ、すなわち画像データを生成し、生成された画像データをデータ格納部8190に格納するようになっている。
なお、データ読取部8150は、例えば光学的に記録画像220を読取るスキャナ等によって構成される。
【0095】
データ格納部8190は、データ読取部8150によって読取られた画像データを格納するようになっている。データ格納部8190に格納された画像データは、データ改変部8170によって取得されるようになっている。
【0096】
操作部8180は、データ読取部8150によって読取られた画像データの出力先として画像表示する画像表示手段8300、画像記録する画像記録手段1200、及び画像配信する画像配信8400を選択させ、選択された出力先を示す出力先情報をデータ制御部8160に出力するようになっている。
【0097】
利用者判定部8130によって出力された出力制御情報及び操作部8180によって出力された出力先情報は、データ改変部8170に入力されるようになっており、データ改変部8170は、入力された出力制御情報から出力先情報に示される出力先に対応した出力制御情報を抽出し、抽出された出力制御情報に基づいて画像データを改変させるための改変制御信号を生成し、生成された改変制御信号と入力された出力先情報とをデータ改変部8170に出力するようになっている。
【0098】
データ制御部8160によって出力された改変制御信号及び出力先情報は、データ改変部8170に入力されるようになっており、データ改変部8170は、データ格納部8190に格納された画像データを取得し、取得された画像データを入力された改変制御信号に応じて改変し、改変された画像データを出力先情報に示された出力先、すなわち画像記録手段1200、画像表示手段8300及び画像配信手段8400のいずれかに出力するようになっている。
【0099】
ここで、データ改変部8170における画像データの改変は、本発明の第2の実施の形態において説明した記録媒体読取装置5100のデータ改変部5170における画像データの改変と同一である。このため、データ改変部8170における画像データの改変については、説明を省略する。
【0100】
データ改変部8170によって出力された画像データは、画像記録手段1200、画像表示手段8300及び画像配信手段8400のいずれかに入力されるようになっている。
画像記録手段1200は、入力された画像データに基づいて記録対象であるデータ記録体のデータ記録媒体に画像を記録するようになっている。
【0101】
また、画像記録手段1200は、利用者情報読取部1110によって読取られた利用者識別情報を記録対象となるデータ記録体の情報格納媒体に格納するようになっている。
画像表示手段8300は、ディスプレイ装置等によって構成されており、入力された画像データに基づいて画像を表示するようになっている。
【0102】
画像配信手段8400は、図示しないネットワーク等に接続されており、入力された画像データをネットワークに接続された配信先の装置に画像を配信するようになっている。
なお、画像配信手段8400は、利用者情報読取部1110によって読取られた利用者識別情報を画像データと共に、ネットワークに接続された配信先の装置に画像を配信するようにしてもよい。
【0103】
次に、画像形成装置8000の動作をフローチャートに基づいて説明する。
図9は、画像形成装置8000の画像読取り動作を示すフローチャートである。なお、画像形成装置8000の画像読取り動作において、本発明の第2の実施の形態で説明した画像形成装置5000の動作におけるステップと同様のステップには、同一の符号が付してある。
【0104】
まず、情報格納媒体230に格納された利用者情報は、利用者情報読取部1110によって読取られる(S410)。
次に、利用者識別情報は、識別情報取得部1120によって取得される(S411)。
【0105】
次に、利用者情報及び利用者識別情報に基づいて利用者が許可利用者か否かの利用者判定が利用者判定部8130によって行われる(S412)。
利用者判定の結果に利用者が許可利用者であると示されている場合には、データ読取部8150は、データ読取制御部1140によってデータを読取るように制御され(S413)、データ記録媒体210に記録された記録画像220は、データ読取部8150によって読取られ(S414)、読取られた画像データは、データ格納部8190に格納される(S916)。
【0106】
一方、利用者判定の結果に利用者が許可利用者でないと示されている場合には、データ読取部8150は、データ読取制御部1140によってデータを読取らないように制御される(S415)。
【0107】
図10は、画像形成装置8000の画像出力動作を示すフローチャートである。なお、画像形成装置8000の画像出力動作において、本発明の第2の実施の形態で説明した画像形成装置5000の動作におけるステップと同様のステップには、同一の符号が付してある。
【0108】
まず、操作部8180によって画像データの出力先が指定される(S901)。次に、データ改変部8170によって画像データがデータ格納部8190から取得される(S902)。
【0109】
次に、利用者識別情報に基づいて利用者情報から出力制御情報が利用者判定部8130によって抽出され、抽出された出力制御情報から操作部8180によって指定された出力先に対応した出力制御情報がデータ制御部8160によってさらに抽出され、抽出された出力先制御情報に基づいてデータ読取部8150によって読取られた読取りデータ、すなわち画像データを改変するか否かがデータ制御部8160によって判定される(S720)。
【0110】
データ制御部8160によって画像データを改変すると判定された場合には、データ改変部8170によって画像データが改変される(S721)。
次に、操作部8180によって画像記録すると指定された場合(S922)には、画像データに基づいて画像記録手段1200によって記録対象となるデータ記録体のデータ記録媒体に画像が記録される(S430)。
【0111】
次に、利用者情報読取部1110によって読取られた利用者情報が、記録対象となるデータ記録体の情報格納媒体に格納される(S431)。ここで、データ制御部8160によって画像データを改変すると判定された場合には、利用者情報を記録対象となるデータ記録体の情報格納媒体に格納しないようにしてもよい。
【0112】
一方、操作部8180によって画像表示すると指定された場合(S923)には、画像データに基づいて画像表示手段8300によって画像が表示される(S932)。
一方、操作部8180によって画像配信すると指定された場合には、データ改変部8170によって画像データが改変される(S721)。
【0113】
次に、操作部8180によって画像記録すると指定された場合(S924)には、画像データに基づいて画像配信手段8400によって画像データがネットワークに接続された配信先の装置に配信される(S933)。
【0114】
次に、利用者情報読取部1110によって読取られた利用者情報が、ネットワークに接続された配信先の装置に配信される(S934)。ここで、データ制御部8160によって画像データを改変すると判定された場合には、利用者情報をネットワークに接続された配信先の装置に配信しないようにしてもよい。
【0115】
以上に説明した、画像形成装置8000は、情報格納媒体230によって構成されていないデータ記録体を読取り対象とする場合には、利用者判定時に利用者が許可利用者であるとして読取りを許可してもよいし、利用者判定時に利用者が許可利用者でないとして読取りを禁止してもよい。さらに、情報格納媒体230によって構成されていないデータ記録体を読取り元とする場合には、画像形成装置8000に利用者を許可利用者とするか否かを設定させるスイッチ部を設けてもよい。
【0116】
このように、記録媒体読取装置8100によれば、データ記録体を構成する情報格納媒体に格納された利用者情報に基づいてデータ記録媒体に記録されたデータの読取が禁止されるか否かが判定されるため、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合にも対処できる。
【0117】
また、記録媒体読取装置8100によれば、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取って記録、表示又は配信する必要がある場合には、データ記録媒体から読取られたデータを改変したデータの記録、表示又は配信を許可するため、読取り元のデータ記録媒体と識別可能にデータを記録、表示又は配信することができる。
【0118】
以上に説明した、本発明の第1の実施の形態から第3の実施の形態までの記録媒体読取装置は、データ記録体の情報格納媒体から読取った利用者情報と利用者識別情報とに基づいて利用者判定を行うと説明したが、情報格納媒体には、利用者情報に代えてデータ記録体の種別が格納されているものとし、記録媒体読取装置には、利用者情報がデータ記録体の種別毎に格納された利用者情報格納部及びデータ記録体の種別に基づいて利用者情報格納部から利用者情報を選択する利用者情報選択部を別途設け、利用者判定は、利用者情報選択部によって選択された利用者情報と利用者識別情報とに基づいて行うようにしてもよい。
【0119】
なお、本発明の第1の実施の形態から第3の実施の形態までの記録媒体読取装置において、記録媒体読取装置を制御させるためのプログラムを生成し、生成されたプログラムを実行するコンピュータによって、前述した記録媒体読取装置の動作を制御させることも可能である。
【0120】
【発明の効果】
本発明によれば、データの読取りが禁止されたデータ記録媒体に記録されたデータを読取る必要がある場合に対処できる記録媒体読取装置、記録媒体読取制御プログラム及び情報格納媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るデータ記録体の概略を示す構成図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る利用者情報の構成例を示す概念図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態及び本発明の第3の実施の形態に係る利用者情報の構成例を示す概念図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の画像読取り動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置の画像出力動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
200、250 データ記録体
210、251 データ記録媒体
220 記録画像
230、252 情報格納媒体
311、312、313、321、322、323、621、622、623、641、642、643 行
331、332、610、611、630、631、632、633 列
1000、5000、8000 画像形成装置
1100、5100、8100 記録媒体読取装置
1110 利用者情報読取部
1120 識別情報取得部
1130、5130、8130 利用者判定部
1140 データ読取制御部
1150、5150、8150 データ読取部
1200 画像記録手段
5160、8160 データ制御部
5170、8170 データ改変部
8180 操作部
8190 データ格納部
8300 画像表示手段
8400 画像配信手段

Claims (9)

  1. データが記録されたデータ記録媒体と、前記データ記録媒体に付され、前記データ記録媒体の利用者に前記データの読取りを許可するか否かを示す利用者情報が格納された情報格納媒体とを有するデータ記録体から前記データを読取るデータ読取部と、
    前記データ記録体から前記利用者情報を読取る利用者情報読取部と、
    利用者を識別する利用者識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記利用者情報及び前記利用者識別情報に基づいて前記データの読取りを許可するか否かの利用者判定を行う利用者判定部と、
    前記利用者判定によって前記利用者によるデータの読取りが許可されていると判定された場合には、前記データ読取部に前記データを読取らせ、前記利用者判定によって前記利用者によるデータの読取りが許可されていないと判定された場合には、前記データ読取部に前記データを読取らせないように制御するデータ読取制御部と、を備えたことを特徴とする記録媒体読取装置。
  2. 前記データ読取部によって読取られた読取データの処理を制御するデータ制御部を備え、
    前記利用者情報が、前記データ制御部における前記読取りデータの処理の制御を示す出力制御情報をさらに含むようにしたことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体読取装置。
  3. 前記データ読取部によって読取られた読取データの処理を制御するデータ制御部を備え、
    前記データ読取部が、複数の出力先の何れかに前記読取データを出力し、
    前記利用者情報が、前記出力先に対応した前記データ制御部における前記読取データの処理の制御を示す出力制御情報をさらに含むようにしたことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体読取装置。
  4. 前記読取データを改変するデータ改変部を備え、
    前記読取データを所定の出力先に出力する際に、前記出力制御情報が前記読取データの改変を示す場合には、前記データ制御部が、前記データ改変部によって前記読取データを改変するように制御するようにしたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の記録媒体読取装置。
  5. 前記読取データが画像データよりなり、
    前記出力制御情報が前記画像データの色情報の改変を示す場合には、前記データ改変部が、前記画像データの色情報を改変するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の記録媒体読取装置。
  6. 前記読取データが画像データよりなり、
    前記出力制御情報が前記画像データのサイズの改変を示す場合には、前記データ改変部が、前記画像データのサイズを改変するようにしたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の記録媒体読取装置。
  7. データが記録されたデータ記録媒体に付され、前記データ記録媒体の利用者に前記データの読取りを許可するか否かを示す利用者情報が記録された情報格納媒体。
  8. 前記利用者情報が、前記データ記録媒体から読取られた読取データの処理の制御を示す出力制御情報をさらに含むようにしたことを特徴とする請求項7に記載の情報格納媒体。
  9. データが記録されたデータ記録媒体と、前記データ記録媒体に付され、前記データ記録媒体の利用者に前記データの読取りを許可するか否かを示す利用者情報が格納された情報格納媒体とを有するデータ記録体から前記利用者情報を読取るステップと、
    利用者を識別する利用者識別情報を取得するステップと、
    前記利用者情報及び前記利用者識別情報に基づいて前記データの読取りを許可するか否かの利用者判定を行うステップと、
    前記利用者判定によって前記利用者によるデータの読取りが許可されていると判定された場合には、前記データを読取るステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする記録媒体読取制御プログラム。
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