JP2004062302A - 料金自動収受装置 - Google Patents

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Wakana Matsuda
松田 若菜
Kouji Asagiri
朝霧 浩二
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Abstract

【課題】利用者の操作性の向上を図る料金自動収受装置を提供すること。
【解決手段】有料道路における通行料金の収受を自動的に行う料金自動収受装置であり、通行券の読み取りを行い、通行距離に対応した通行料金の収受を実行する収受手段と、前記収受手段による前記通行料金の収受に係る金額及び案内を表示する液晶表示器(6)と、を備えている。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料道路出口の料金所内に設置される料金自動収受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、高速道路等の有料道路では、自動車に乗った利用者が入口の料金所にて通行券を受け取り、該道路を走行し、出口の料金所にて該通行券を収受員に手渡す。そして収受員により、該有料道路において利用者が通行した区間すなわち通行距離に応じた料金の収受が行われる。
【0003】
また、通行距離に関わらず通行料金が均一な有料道路では、料金の自動収受を行う料金自動収受装置が用いられている。この料金自動収受装置は、有料道路の途中等に設けられた料金所に設置され、利用者により投入される料金の収受処理を自動的に行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した料金自動収受装置は、均一料金の収受を行うものであり、車種等により異なる料金には対応できるものの、高速道路等での通行区間すなわち通行距離に対応した料金の収受を行うことはできない。
【0005】
また、従来の料金自動収受装置では、通行料金表示器と投入料金表示器として個別に7セグLED等を設けており、それぞれ4桁表示等に固定され、利用案内は音声のみであった。このため、料金所内では案内音声が車両の騒音で聞こえない、耳が不自由な方に対する配慮が無い、案内音声が流れた後だと案内の内容が分らない、等の問題があった。
【0006】
本発明の目的は、利用者の操作性の向上を図る料金自動収受装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
課題を解決し目的を達成するために、本発明の料金自動収受装置は以下の如く構成されている。
【0008】
(1)本発明の料金自動収受装置は、有料道路における通行料金の収受を自動的に行う料金自動収受装置であり、通行券の読み取りを行い、通行距離に対応した通行料金の収受を実行する収受手段と、前記収受手段による前記通行料金の収受に係る金額及び案内を表示する液晶表示器と、を備えている。
【0009】
(2)本発明の料金自動収受装置は上記(1)に記載の装置であり、かつ前記液晶表示器は、前記案内に係るメッセージ及びイメージ図の少なくとも一方を表示する。
【0010】
(3)本発明の料金自動収受装置は上記(1)または(2)に記載の装置であり、かつ前記液晶表示器は、半透過型液晶表示器からなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態に係る料金自動収受装置の構成を示す正面図である。この料金自動収受装置は対距離料金収受システムに用いられ、有料道路出口の料金所内の車線アイランド上(出口車線の路側)に設置される。この料金自動収受装置では、利用者が該有料道路において自動車で通行した区間すなわち通行距離に応じて、料金の収受を直接行う。
【0013】
図1に示す料金自動収受装置1の筐体の前面には、上段と下段にそれぞれ操作部100,100が備えられている。また、筐体前面の上部に音声案内スピーカ101が、下部に偽貨返却口102が設けられている。
【0014】
図2は、料金自動収受装置1の構成を示すブロック図である。図2において図1と同一な部分には同符号を付してある。料金自動収受装置1内では、制御部2に、前面パネルユニット3、操作パネル4、硬貨払出機5が接続されている。また制御部2には、筐体内上段の料金案内表示器6、通行券処理ユニット7、プリペイドカード処理ユニット81、多機能カード処理ユニット82、紙幣処理ユニット9、及び領収書発行機10と、筐体内下段の料金案内表示器6、通行券処理ユニット7、プリペイドカード処理ユニット81、多機能カード処理ユニット82、紙幣処理ユニット9、及び領収書発行機10と、硬貨選別機11及び偽貨返却機構25が接続されている。さらに制御部2には、料金所の事務所内に設置された上位システム12及び監視盤13と、料金所内の出口車線に設置された車種判別装置14、車両検知器15、及び発進制御機16が接続されている。前面パネルユニット3には音声案内スピーカ101が接続されている。
【0015】
料金自動収受装置1は、有料道路出口の料金所内の車線アイランド上に設置され、図2に示す各機器を内蔵している。制御部2は、料金自動収受装置1内の機器の全体制御、及び外部接続機器との通信を行う。前面パネルユニット3は、筐体前面に取付けられた扉の内側に設けられている。前面パネルユニット3は、筐体前面の操作部100,100に設けられた後述する通行券挿入口、カード挿入口、プリペイドカード挿入口、紙幣挿入口、及び釣銭払出口の各シャッタと硬貨投入口の制御と、領収書発行釦の入力受付け、料金案内表示器の制御、及び音声案内スピーカ101からの音声案内を行う。
【0016】
操作パネル4は、筐体内に設けられ、収受員による勤務の入/切、各機器の異常状態の監視(表示)、収受員による特別処理(車種変更、割引他)の入力受付等を行う。硬貨払出機5は、筐体上部に設置されている。硬貨払出機5は、各金種別(10円、50円、100円、500円)に準備金を蓄えるホッパが設けられ、制御部2からの指令に応じて、指定金額を釣銭として払い出す動作、または収受員の勤務終了時等に硬貨金庫へ準備金を回収する動作を行う。料金案内表示器6は、後述する上下各段の前面パネルに設けられ、通行料金、投入金額、おつり、利用案内等を表示する。
【0017】
通行券処理ユニット7は、上下各段に設置され、利用者が有料道路入口の料金所にて受け取り、通行券挿入口から挿入した通行券を読み取る。通行券処理ユニット7が読み取ったデータは制御部2へ通知される。通行料金は制御部2にて決定される。通行券処理ユニット7は、利用者による支払い等が終了した際、支払方法等の出口データを前記通行券へ磁気記録及び印書し、前記通行券を収納する。
【0018】
多機能カード処理ユニット82は、上下段に設置され、利用者によりカード挿入口から挿入されたクレジットカード、ETCカード等を処理し、プリペイドカード処理ユニット81は、挿入されたハイウェイカード等のプリペイドカードを処理し、そのカードから読み取ったデータを制御部2へ通知する。制御部2は、データの整合確認等を行う。
【0019】
紙幣処理ユニット9は、上下各段に設置され、利用者により紙幣挿入口から挿入された紙幣を識別・計数し、制御部2へ通知するとともに、受け入れた紙幣を収納する。また紙幣処理ユニット9は、制御部2からの指令に応じて、釣りとして紙幣を払い出す等の機能を有する。
【0020】
領収書発行機10は、上下各段に設置され、領収書を発行(印書+カット)する機能を有する。前面パネルユニット3に設けられた所定の釦が利用者により押され、制御部2は印書内容を含めた発行指令を領収書発行機10へ通知する。領収書発行機10は、この通知に応じて領収書を発行する。
【0021】
硬貨選別機11は、硬貨の真偽判別、及び計数を行う。硬貨選別機11は、制御部2からの指令に応じて動作を開始し、利用者により硬貨投入口から一括投入された硬貨を1枚づつ判別センサへ送り出し、真偽判別・金種判別を行う。偽貨と判別された硬貨は、偽貨返却機構25を介して偽貨返却口102から返却される。
【0022】
上位システム12は、料金所の事務所内に設置され、料金自動収受装置1から通知される収受データの受信、料金自動収受装置1の運用に必要な設定データの送信を行う。監視盤13は、料金所の事務所内に設置され、各ユニットの異常状態の監視(表示)、収受員による特別処理(車種変更、割引他)の入力受付等を行う。また監視盤13は、車線アイランドに設けられた監視カメラの映像を映すモニタも併せ持つ。
【0023】
車種判別装置14は、料金所内の出口車線の進入側に設置され、進入した車両の車種を判別する。その判別結果は、車種判別装置14から料金自動収受装置1へ通知される。車両検知器15は、料金所内の出口車線の発進側に設置され、発進した車両を検知し、料金自動収受装置1へ通知する。発進制御機16は、料金所内の出口車線の発進側に設置され、料金自動収受装置1の指令に応じて阻止捧を開/閉する。
【0024】
図3は、上記料金自動収受装置の各操作部1,1における前面パネルのレイアウトを示す図である。前面パネル200には、中央部の発進側に紙幣挿入口201が、中央部の進入側に通行券挿入口202が設けられている。紙幣挿入口201の下方には硬貨投入口203が、通行券挿入口202の下方には証明書挿入口204が設けられている。紙幣挿入口201の発進側には釣銭払出口205が、硬貨投入口203の発進側には領収書発行釦206と領収書発行口207が設けられている。通行券挿入口202の進入側には、インターフォン子機208とカード挿入口209が設けられている。通行券挿入口202の上方には、LCDからなる料金案内表示器6が設けられている。カード挿入口209の上方には、係員呼び出しレバー210が設けられている。証明書挿入口204の進入側には、係員呼び出しレバー211とプリペイドカード挿入口212が設けられている。
【0025】
以上のように構成された料金自動収受装置は、有料道路の通行料金を利用者の支払い動作に応じて自動的に徴収する通行券処理機能を備え、通行券の読み取りを可能とし、対距離(対区間)料金収受システムの有料道路への適用を可能としている。
【0026】
図4,図5は、上記料金自動収受装置の動作手順を示すフローチャートである。以下、図4,図5に沿い、上記料金自動収受装置の動作を説明する。
【0027】
料金所内の出口車線に車両が進入すると、ステップS1で、車種判別装置14は該車両を検知し、車種を判定して制御部2へ通知する。ステップS2で、制御部2は、前面パネルユニット3へ、通行券挿入口202のシャッタとカード挿入口209のシャッタの開指令を通知する。これにより、前面パネルユニット3の制御により、通行券挿入口202とカード挿入口209の図示しない各ランプが点灯し、通行券挿入口202のシャッタとカード挿入口209のシャッタが開かれる。このような制御部2の制御により、上段及び下段の操作部1が作動する。
【0028】
次にステップS3で、制御部2は、前面パネルユニット3へ所定の音声案内をするよう通知し、料金案内表示器6へ所定のメッセージを表示するよう通知する。これにより、音声案内スピーカ101から、「通行券、またはETCカードを、お入れください。」という音声案内が発生され、料金案内表示器6にその旨のメッセージが表示される。
【0029】
ステップS4で、身体障害割引または強制流出割引がある場合、収受員は、出口車線上で利用者が提示する割引証明書を確認の上、操作パネル4にて割引操作をする。これにより、ステップS5で、割引がある旨が操作パネル4から制御部2へ通知される。また、利用者に割引証明書を図示しない証明書箱へ挿入させる場合は、収受員による操作パネル4または監視盤13の操作が制御部2へ通知される。そして、制御部2から前面パネルユニット3へ、証明書挿入口204の扉のロックを解除する指令が通知され、証明書挿入口204の扉のロックが解除される。
【0030】
次に、ステップS6で、利用者が通行券を通行券挿入口202に挿入すると、その通行券に記録されている入口データ(入口インターチェンジ(IC)番号、車種等)が、通行券処理ユニット7にて読み取られ制御部2へ通知される。ステップS7で、制御部2は、上記ステップS1で車種判別装置14から得た車種と、上記ステップS6で通行券処理ユニット7から得た前記入口データ中の車種とを照合する。
【0031】
この照合の結果、ステップS8で、一致すれば、ステップS10の処理へ進む。不一致の場合、ステップS9で、制御部2は監視盤13と操作パネル4に通知し、収受員の操作を受付ける。このように、通行券に記録された車種と車種判別の結果とが一致しない場合、監視盤13では、収受員に通行券の確認を促す画面表示とブザーの出力がなされる。そして収受員は、当該車両の車種を目視で確認し、監視盤13の車種設定釦を押圧する。
【0032】
次にステップS10で、制御部2は、あらかじめ上位システム12から送信されて記憶している料金表と前記入口データをもとに、当該車両の通行料金を判定する。ステップS11で、制御部2は、料金案内表示器6へ通行料金のデータを通知し通行料金と案内メッセージを表示させるとともに、前面パネルユニット3へ音声案内を発生するよう指示する。これにより、料金案内表示器6に通行料金と案内メッセージが表示され、音声案内スピーカ101から「通行料金は○○円です。乗り継ぎ証のある方は…」等の音声案内が出力される。
【0033】
続いてステップS12で、制御部2は前面パネルユニット3へ、硬貨投入口203と、紙幣挿入口201、プリペイドカード挿入口212、及びカード挿入口209の各シャッタを開くよう指示する。これにより、前面パネルユニット3の制御により、硬貨投入口203と前記各シャッタが開かれる。そして、制御部2は硬貨選別機11を稼働させ、紙幣処理ユニット9とプリペイドカード処理ユニット81と多機能カード処理ユニット82を挿入待ち状態とする。
【0034】
上記ステップS11〜S12の期間中においても、上記ステップS5と同様の割引処理と、上記ステップS9と同様の車種変更処理が、必要時に受付けられる。身体障害割引または強制流出割引がある場合、収受員は、出口車線上で利用者が提示する割引証明書を確認の上、操作パネル4にて割引操作をする。また、車種変更がある場合、収受員は、当該車両の車種を目視確認し、監視盤13の車種設定釦を押圧する。
【0035】
ステップS13で、利用者により現金で支払い処理がなされる場合、ステップS14で、硬貨投入口203と紙幣挿入口201から支払われた現金が、それぞれ硬貨選別機11と紙幣処理ユニット9で真偽判別された後、計数され、その結果が制御部2へ通知される。このとき、硬貨は硬貨選別機11へ、紙幣は紙幣ユニット9へ受入れられ、判別・計数中は一次保留される。そして制御部2は、投入料金≧通行料金になると、受領確定と認識する。
【0036】
上記ステップS13で、利用者によりプリペイドカードで支払い処理がなされる場合、ステップS15で、プリペイドカード処理ユニット81は挿入されたプリペイドカードのデータを読取り、制御部2へ通知する。制御部2からの指令に応じて、プリペイドカード処理ユニット81はプリペイドカードから金額データの引き去りを行う。このプリペイドカードの引き去りは、カード挿入後に即行われ、例えば、残額<通行料金でも、即引き去りが行われる。この場合、2枚掛けや上乗せも、利用者が挿入することにより受付けられる。
【0037】
上記ステップS13で、利用者によりクレジットカード、ETCカード等で支払い処理がなされる場合、ステップS16で、多機能カード処理ユニット82は挿入されたカードのデータを読取る。そのデータは、制御部2を経由して、上位システム12へ通知され、確認が行われる。上位システム12で確認が行われると、通行料金の受領が確定し、制御部2の制御により多機能カード処理ユニット82からカードが排出される。
【0038】
また上記ステップS13で、Uターン、船車券、緊急車、未納等、収受員の対応が必要な場合、ステップS17で、収受員が出口車線へ出向き、操作パネル4にて操作を行い発進制御機16を開き、当該車両を事務所へ誘導して事務所処理を行う。
【0039】
次に制御部2は、通行料金の受領が確定したと認識すると、ステップS18で、硬貨選別機11を停止し、プリペイドカード処理ユニット81と多機能カード処理ユニット82と紙幣処理ユニット9にて挿入を受付けない状態とする。そして制御部2は、前面パネルユニット3へ、硬貨投入口203と、紙幣挿入口201、プリペイドカード挿入口212、及びカード挿入口209の各シャッタを閉じるよう指示する。これにより、硬貨、紙幣、カードは受付け不可となる。また制御部2は、料金案内表示器6へ案内メッセージを表示させるとともに、前面パネルユニット3へ音声案内を発生するよう指示する。これにより、料金案内表示器6に案内メッセージが表示され、音声案内スピーカ101から「ありがとうございました」等の音声案内が出力される。さらに、制御部2が発進制御機16へ開指令を通知することで、発進制御機16が開き、当該車両は発進可能となる。
【0040】
またステップS19で、釣りがある場合、ステップS20で、制御部2は硬貨払出機5と紙幣処理ユニット9へ、それぞれ該当する硬貨と紙幣の払出枚数及び払出指令を通知する。ステップS21で、制御部2は前面パネルユニット3へ、釣銭払出口205のシャッタを開くよう指示する。これにより、釣銭払出口205から余剰投入金が返却される。
【0041】
ステップS22で、利用者により領収書発行釦206が押されると(ON)、ステップS23で、前面パネルユニット3は領収書発行釦206が押されたことを制御部2へ通知する。ステップS24で、制御部2は、領収書発行機10に対し印書内容と発行指令を通知する。これにより、領収書発行機10は領収書を発行する。
【0042】
次にステップS25で、車両検知器15は車両の発進を検知すると、制御部2へ通知する。ステップS26で、制御部2は発進制御機16を閉じる。そしてステップS27で、制御部2は硬貨選別機11へ、一時保留した硬貨を硬貨金庫へ収納するように通知する。これにより、現金が納庫される。
【0043】
図6〜図18は、前面パネルに設けられた料金案内表示器6における表示例を示す図である。
【0044】
図6の(a),(b)は、料金案内表示器6のレイアウトを示す図である。料金案内表示器6は、大型の液晶表示器からなり、料金表示部61とメッセージ・イメージ表示部62を有している。料金表示部61には、通行料金、投入金額、おつりが表示される。料金表示部61は、収受員の勤務中は常に表示をしている。メッセージ・イメージ表示部62には、音声アナウンスに連動した案内メッセージ、またはメッセージと音声を補助する図が表示される。
【0045】
図7は、車両進入待ち時の料金案内表示器6の表示例を示す図である。収受員が勤務中で、車線に車両が進入していないときには、料金案内表示器6は図7に示す画面となる。
【0046】
図8は、車両進入時の料金案内表示器6の表示例を示す図である。車両が車線に進入してきた直後、メッセージ・イメージ表示部62には、案内メッセージ「通行券またはETCカード挿入」「乗継証は係員呼出」が表示される。
【0047】
図9は、証明書扉ロック解除時の料金案内表示器6の表示例を示す図である。証明書挿入口204の扉のロックが解除されると、メッセージ・イメージ表示部62には、案内メッセージ「乗継証または証明書をお入れ下さい」が表示される。
【0048】
図10は、係員呼び出し時の料金案内表示器6の表示例を示す図である。利用者が係員呼び出しレバー210を操作すると、メッセージ・イメージ表示部62には、案内メッセージ「係員がまいります」が点滅表示されるとともに、イメージ図が表示される。
【0049】
図11の(a),(b)は、カード類の挿入誤り発生時の料金案内表示器6の表示例を示す図である。利用者が通行券を通行券挿入口202に挿入した際に、カードの挿入方向が間違っていた場合、図11の(a)に示すように、メッセージ・イメージ表示部62には案内メッセージ「通行券の方向を確認」とイメージ図が表示される。また、利用者がクレジットカード、ETCカード等をカード挿入口209に挿入した際に、カードの挿入方向が間違っていた場合、図11の(b)に示すように、メッセージ・イメージ表示部62には案内メッセージ「カードの方向を確認」とイメージ図が表示される。これにより、利用者に正しい動作を促すことができる。
【0050】
図12は、収受員対応待ち時の料金案内表示器6の表示例を示す図である。通行券に記録された車種と車種判別の結果とが一致しない場合、収受員の対応待ちとなり、メッセージ・イメージ表示部62には案内メッセージ「しばらくお待ち下さい」がスクロール表示されるとともに、イメージ図が表示される。
【0051】
図13は、通行券挿入後の料金投入待ち時の料金案内表示器6の表示例を示す図である。利用者が通行券を通行券挿入口202に挿入後(またはETCカード挿入後、他支払い選択後)、料金の支払い待ちのとき、料金表示部61には通行料金「¥3,500」が表示され、メッセージ・イメージ表示部62には案内メッセージ「現金またはカードを入れて下さい」が表示される。
【0052】
図14は、ハイウェイカードの残額不足時の料金案内表示器6の表示例を示す図である。利用者がハイウェイカードを挿入後、ハイウェイカードが残額不足で、新しいハイウェイカードまたは現金を追加で挿入する必要がある場合、料金表示部61には通行料金「¥3,500」とハイウェイカードの残額である「¥2,000」が表示され、メッセージ・イメージ表示部62には案内メッセージ「ハイカ残額不足」「現金またはハイカをお入れ下さい」が表示される。
【0053】
図15は、クレジットカードの有効期限切れ時の料金案内表示器6の表示例を示す図である。利用者がクレジットカードを挿入後、クレジットカードが有効期限切れである場合、メッセージ・イメージ表示部62には案内メッセージ「有効期限切れ」「現金またはハイカをお入れ下さい」が表示される。
【0054】
図16は、ETCカード等が無効な場合の料金案内表示器6の表示例を示す図である。利用者がクレジットカード、ETCカード等をカード挿入口209に挿入した際、そのカードが無効な場合、メッセージ・イメージ表示部62には案内メッセージ「お取り扱いできません」とイメージ図が表示される。
【0055】
図17は、カード・紙幣抜き取り忘れ検知時の料金案内表示器6の表示例を示す図である。通行料金の受領が確定し、制御部2の制御により多機能カード処理ユニット82からカードが、または釣銭払出口205から余剰投入金が返却されると、メッセージ・イメージ表示部62には案内メッセージ「取り忘れに注意」が表示される。
【0056】
図18は、受領完了時の料金案内表示器6の表示例を示す図である。通行料金の受領完了後、メッセージ・イメージ表示部62には案内メッセージ「ありがとうございました」がスクロール表示されるとともに、案内メッセージ「領収書が必要な時は赤いボタンを押して下さい」が表示される。
【0057】
以上のように、有料道路の通行料金を自動的に徴収する料金自動収受装置の前面に大型液晶表示器を設けることにより、通行料金、投入料金、おつり、利用案内文字、案内図を表示し、利用者の操作性を向上することができる。なお、従来の装置では、通行料金表示器、投入料金表示器に、例えば各々4桁固定の7セグLEDを設けており、利用案内は音声のみであるため、料金所内の車両の騒音で案内が聞こえない、耳が不自由な方に対する配慮が無い、案内が流れた後だと聞き逃した場合に分らない、等の問題が有った。これに対して本実施の形態では、大型液晶表示器を使用することで、料金変更(桁が増える場合など)にも容易に対応可能であり、利用案内についても音声だけでなく、文字表示、グラフィック、スクロール表示等の対応が可能である。また、液晶表示器に半透過型液晶表示器を用いた場合は、屋外において、太陽光等が入射する環境下でも見易さを実現することができる。
【0058】
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
【0059】
【発明の効果】
本発明の料金自動収受装置によれば、通行料金の収受に係る金額及び案内を表示することで、利用者の操作性が向上する。
【0060】
本発明の料金自動収受装置によれば、利用者は、案内表示を見るだけで、料金収受操作を容易かつ確実に行なうことができる。
【0061】
本発明の料金自動収受装置によれば、半透過型液晶表示器を用いることで、屋外において太陽光等が入射する環境下でも、表示内容が見易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る料金自動収受装置の構成を示す正面図。
【図2】本発明の実施の形態に係る料金自動収受装置の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の実施の形態に係る料金自動収受装置の各操作部における前面パネルのレイアウトを示す図。
【図4】本発明の実施の形態に係る料金自動収受装置の動作手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の実施の形態に係る料金自動収受装置の動作手順を示すフローチャート。
【図6】本発明の実施の形態に係る料金案内表示器のレイアウトを示す図。
【図7】本発明の実施の形態に係る車両進入待ち時の料金案内表示器の表示例を示す図。
【図8】本発明の実施の形態に係る車両進入時の料金案内表示器の表示例を示す図。
【図9】本発明の実施の形態に係る証明書扉ロック解除時の料金案内表示器の表示例を示す図。
【図10】本発明の実施の形態に係る係員呼び出し時の料金案内表示器6の表示例を示す図。
【図11】本発明の実施の形態に係るカード類の挿入誤り発生時の料金案内表示器の表示例を示す図。
【図12】本発明の実施の形態に係る収受員対応待ち時の料金案内表示器の表示例を示す図。
【図13】本発明の実施の形態に係る通行券挿入後の料金投入待ち時の料金案内表示器の表示例を示す図。
【図14】本発明の実施の形態に係るハイウェイカードの残額不足時の料金案内表示器の表示例を示す図。
【図15】本発明の実施の形態に係るクレジットカードの有効期限切れ時の料金案内表示器の表示例を示す図。
【図16】本発明の実施の形態に係るカードが無効な場合の料金案内表示器の表示例を示す図。
【図17】本発明の実施の形態に係るカード・紙幣抜き取り忘れ検知時の料金案内表示器の表示例を示す図。
【図18】本発明の実施の形態に係る受領完了時の料金案内表示器の表示例を示す図。
【符号の説明】
1…料金自動収受装置
2…制御部
3…前面パネルユニット
4…操作パネル
5…硬貨払出機
6…料金案内表示器
7…通行券処理ユニット
81…プリペイドカード処理ユニット
82…多機能カード処理ユニット
9…紙幣処理ユニット
10…領収書発行機
11…硬貨選別機
12…上位システム
13…監視盤
14…車種判別装置
15…車両検知器
16…発進制御機
25…偽貨返却機構
61…料金表示部
62…メッセージ・イメージ表示部
100…操作部
101…音声案内スピーカ
102…偽貨返却口
200…前面パネル
201…紙幣挿入口
202…通行券挿入口
203…硬貨投入口
204…証明書挿入口
205…釣銭払出口
206…領収書発行釦
207…領収書発行口
208…インターフォン子機
209…カード挿入口
210…係員呼び出しレバー
211…係員呼び出しレバー
212…プリペイドカード挿入口

Claims (3)

  1. 有料道路における通行料金の収受を自動的に行う料金自動収受装置であり、
    通行券の読み取りを行い、通行距離に対応した通行料金の収受を実行する収受手段と、
    前記収受手段による前記通行料金の収受に係る金額及び案内を表示する液晶表示器と、
    を備えたことを特徴とする料金自動収受装置。
  2. 前記液晶表示器は、前記案内に係るメッセージ及びイメージ図の少なくとも一方を表示することを特徴とする請求項1に記載の料金自動収受装置。
  3. 前記液晶表示器は、半透過型液晶表示器からなることを特徴とする請求項1または2に記載の料金自動収受装置。
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