JP2004060317A - 引き戸用ラッチ付き引き手 - Google Patents

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Abstract

【課題】開放防止用ラッチ機構を備えた引き戸用引き手を提供する。
【解決手段】引き戸4の側端に形成した装着穴8に上下端と内側端が接し且つ外側端が引き戸側端に露出する枠部12と、枠部12前端の外側内側の各端部近傍を覆う前縁部材16,16aと、枠部後端23を横切る背面部材15と、枠部12の装着穴8への係止手段20とを有してなる引き手枠11を形成し、引き手枠11の外側前縁部材16の中央に貫通窓17を形成する一方、枠部12内周よりもやや小さく外側端近傍中央には前方突出し且つ先端が内側に傾斜するラッチ爪31を備えてなるラッチ片30の内側端を引き手枠11の内側端寄りに前後回動可能に装着し、ラッチ片30と背面部材15との間には付勢手段35を介在させ、ラッチ片30外側端が外側前縁部材16に当接し且つラッチ爪31の先端が前縁部材16の貫通窓17から前方突出するように付勢する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、引き戸に装着する引き手の技術に係わり、更に詳しくは、家具や収納庫等の開口部に配置する引き戸の前面側端部にワンタッチ操作で装着し、引き戸を閉めた際の反動開放防止用、或いは地震時における収納物の落下防止用として、ラッチ機能を備えた引き戸用の引き手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
引き戸を閉めた際の反動などに伴う開放を防止するラッチ機構としては種々の形態が知られている。従来の引き戸のラッチ機構には、引き戸側端とこの側端が当接する戸枠の一方にラッチ爪を備えるとともに他方にラッチ爪と係合するラッチ受けを備え、引き手部にはラッチ爪とラッチ受けの係合を解除する操作部を備えるとともに、この操作部からラッチ爪またはラッチ受けに至る操作機構のいくつかの部品を引き戸の内部空間に収納して取り付ける構造のものが多い。そしてこの従来のラッチ機構は、その多くが先端にフックを備えたラッチ爪を引き戸開閉方向に向けて取り付けるとともに相手方の部材にはそれに対峙する位置にラッチ受けを形成し、ラッチ爪またはラッチ受けのいずれかの部材を収納庫と引き戸の開放部に突出させ、しかもその基部およびそれに連係する部材を引き戸または戸枠の狭い内部空間に収納しているため、組立調整作業が繁雑で、突出部が収納庫の意匠的美観を損ね、且つ収納物の出し入れの際に手を引っ掛けたり収納物を引っ掛けたりするといった危険があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の状況に鑑み本発明が解決しようとするところは、部品点数が少なく低価格で製作と組み立てができ、構成部材を引き戸や戸枠部の狭い内部空間に収納して取り付ける必要が無く装着がワンタッチ操作で容易に行え、しかも、収納庫の引き戸開放部側への突出部が無く、安全で且つ収納庫の意匠的美観を損なわないようなラッチ機能を備えた引き手を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述の課題解決のため、本発明では、前面板とこれに略直交する端面板とを有してなる引き戸の前面側端に形成した略矩形の装着穴の上下端と内側端にそれぞれの対応端が接し且つ外側端が引き戸の側端面に露出する略矩形の枠部と、該枠部前端の外側と内側の端部近傍を覆う前縁部材と、前記枠部後端を横切る背面部材と、前記枠部を前記装着穴に装着穴外端側から挿入して装着穴に係止する係止手段とを有してなる引き手枠を形成し、該引き手枠の前記外側前縁部材の中央には貫通窓を形成する一方、前記引き手枠の枠部内周よりもやや小さく外側端近傍の中央に前方突出し且つ外側面が内側に傾斜するラッチ爪を備えてなるラッチ片の内側端を、前記引き手枠の枠内の内側端寄りに前後回動可能に装着し、ラッチ片と前記背面部材との間には付勢手段を介在させ、ラッチ片外側端が引き手枠の外側前縁部材に当接し且つラッチ爪先端が前縁部材の貫通窓から前方突出するように付勢した構成とする。
【0005】
なお、前記において、引き戸の装着穴への引き手枠の係止手段は、引き戸側端に形成した装着穴に対し引き手枠を係止する係止手段が、引き手枠の枠部前方の上下端および内側端のうち少なくとも上下端からそれぞれ外向け垂直に突出形成した鍔部または段部と、該鍔部または段部背後の枠部の少なくとも上下端に配設した係止爪と、前記枠部後端の外側端寄りに引き戸端面板に沿う方向に形成した切欠溝とで構成され、前記鍔部または段部と係止爪とが引き戸前面板の装着穴端縁を挟持して引き手枠の前後動を規制し且つ左右動を許容するとともに、前記切欠溝には引き戸端面板の装着穴端縁を係合させ引き手枠の左右動を規制するようにするのが好ましい。
【0006】
或いは、前記において、引き手枠の枠部前端部は、内側端近傍から内側端にかけて次第に前方に張り出す前方張り出し部を備え、ラッチ片は内側端寄りが前記枠部の前端部に合わせ前方に曲折する形状に形成する一方、前記枠部内の上下面の内側端寄り前端近傍とラッチ片上下端縁の内側端寄りのいずれか一方には突起を他方には該突起が嵌合可能な凹部をそれぞれ形成し、該凹部と突起との嵌合によりラッチ片を前後回動可能に引き手枠内に装着するとともに、該ラッチ片と引き手枠背面部材との間にはスプリングを介在させ、該スプリングの前方付勢力でラッチ片の外側端が引き手枠の外側前縁部材に当接しラッチ片のラッチ爪が外側前縁部材の貫通窓から前方に突出するように構成すると都合がよい。
【0007】
なお、本明細書で用いる用語に関し、引き戸前面の右側端に形成した縦長略矩形の装着穴に本発明に係る引き戸用ラッチ付き引き手を装着した引き戸において、外側端とは、前面側から装着穴または引き手を見て、右側端を意味し、内側端とは、同じく左側端を意味し、上下または上下端などの用語は、同じく装着穴または引き手枠の上下または上下端をそれぞれ意味するものとする。従って、本発明に係る引き戸用ラッチ付き引き手を引き戸の左側端に形成した装着穴に装着した引き戸の場合、引き手の構造は左右対称構造とし、その場合たとえば、外側とは左側、内側とは右側をそれぞれ指すものとする。
【0008】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施の形態を添付図面に基づき更に詳細に説明するが、本発明は、添付図面に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。本発明に係る引き戸用ラッチ付き引き手は、主として書棚や商品陳列ラックや収納庫等の開口部の戸枠内に左右移動可能に配置される引き戸の前面側端部に装着して用いられ用いられ、引き戸を閉めた際の反動開放を防止し或いは地震時などにおける収納物の落下を防止するため引き戸のセルフラッチ手段として用いられるものであるが、ここでは、収納庫の引き戸に装着する場合を例にして説明する。図1には、本発明に係る引き戸用ラッチ付き引き手の実施例を示す。なお、この図は、引き戸が戸枠側端に位置し引き手のラッチが作用した状態を中央部で水平断面にして示している。図2には、この引き戸用ラッチ付き引き手を、引き戸に形成した装着穴に装着する際の状態を示し、図3には、前記引き手を装着した引き戸の引き手部分の正面外観を示す。
【0009】
図において、収納庫本体1の前面開口部の戸枠2内に設けられた2本のレール3,3には、右方外戸と左方内戸の2枚構成からなる引き戸4,4aが左右移動可能に配置されている。戸枠2の両側端部には、引き戸の引き手10を設けた側の側端(即ち外戸は右端で内戸は左端)が交差する浅い交差部7を引き戸4前面板と若干の隙間を隔てて対峙するように形成している。
【0010】
引き戸4の引き手装着部は、垂直の前面板5とこの前面板5を内方略直角に折り曲げて形成した端面板6とを有するパネル状となり、この引き戸4の前面板5の外側端には縦長矩形の装着穴8が端面板6に掛かる状態で切り欠き形成されている。
【0011】
本発明に係るラッチ付き引き手10は、上記の装着穴8に装着され、引き手枠11と、該引き手枠に装着されるラッチ片30と、該ラッチ片を引き手枠11内で前方付勢する付勢手段35とを備えてなり、その基本構成は以下のとおりである。即ち、引き手枠11は、装着穴8の上下端と内側端にそれぞれの対応端が接し且つ外側端が引き戸4の側端面に露出する矩形の枠部12と、該枠部前端の外側端と内側端の各近傍を覆う前縁部材16,16aと、枠部12の後端23を横切る背面部材15と、枠部12を装着穴8に外側端側から前面板5に沿って押し込んで挿入した際に枠部12を装着穴8に対し複数箇所で係止する係止手段20とを有してなり、引き手枠11の外側前縁部材16の中央には貫通窓17が形成されている。一方、ラッチ片30は、外周が引き手枠11の枠部12内周よりもやや小さい略矩形の板状部材からなり、その外側端近傍の中央には前方突出し(つまり手前側に突出し)且つ外側面が内側に傾斜する傾斜面32を有するラッチ爪31を備え、ラッチ片30の内側端は前記引き手枠11の枠部12内の内側端寄りに前後回動可能に装着されている。そしてラッチ片30と背面部材15との間には付勢手段35が介在し、ラッチ片31の外側端前面を引き手枠11の外側前縁部材16に当接させ且つラッチ爪31の先端が前縁部材16の貫通窓17から前方突出するように付勢している。
【0012】
一方、戸枠2の両側端に形成された前述の浅い交差部7には、引き戸4に装着された引き手10のラッチ爪31に対応する位置にラッチ爪31先端が進退可能なラッチ受け穴9が形成されており、引き戸4が閉まった位置では、前方付勢されたラッチ爪31が戸枠2の交差部7のラッチ受け穴9と一致してラッチ受け穴9内に進出し、引き戸4がロックされるように準備されている。
【0013】
つぎに上記基本構成からなる引き戸4のラッチ付き引き手10の各構成部材の詳細構造を以下に順次説明する。まず引き手枠11は、周囲が引き戸4に形成した装着穴8の内周に接し前面が開口し後端が塞がった有底の浅い縦長矩形の枠部12と、枠部12の前端内側端(左端)寄りを前方に張り出し且つその内方(左方)端を拡幅して形成した前方張り出し部14裏側の段部13と、枠部12上下端から外向け垂直に延出し且つ段部13と裏面を同一面となす鍔部21,21と、段部13および鍔部21から後方に若干離隔して枠部12の周面に形成された係止爪22および22a,22aと、枠部後端23の外側端寄りに引き戸端面板6に沿う方向に形成された切欠溝24とを有して構成されている。そして、枠部前端の外側端(右端)および内側端(左端)の各近傍には前端開口を覆う前縁部材16,16aが形成され、このうち外側端側の前縁部材16の中央には矩形の貫通窓17が形成されている。
【0014】
なお、上記において、枠部12の底面部材は、ラッチ片30の前方付勢スプリング36の後端を支持する背面部材15であり、枠部12の上下または左右の壁面の後端23から枠部中央を通る形態で形成すればよく、図示のように枠部後端23の全周に亘って連なって形成する必要はない。一方、枠部12の前端内側端寄りを前方に張り出し左方に拡幅した前方張り出し部14を形成しているが、この前方張り出し部14は、引き戸4が薄型構造で引き手10も薄型にする必要がある場合に都合のよい解決手段である。つまり、前方張り出し部14は、後述のラッチ片30を回動可能に取り付ける取付部を確保して且つ引き戸4に形成する装着穴8の幅を小さくし、引き手の引き戸内への嵌合部を小さく且つ浅くするためのものである。従って十分な厚みのある引き戸の場合は、引き手枠の前方張り出し部14は無くも本発明に係る引き手10は実現可能である。
【0015】
つぎに、ラッチ片30は、引き手枠11の枠部12前方の内周面よりも若干小さい略矩形の板状部材で、中央よりやや左方で前方に曲折するとともに内側端近傍の上下端縁には横断面円形の突起33,33が形成され、一方、右端(外側端)近傍の中央には前方(手前側)に突出し且つその先端右側面には内側に傾斜する傾斜面32を有するラッチ爪31を備えるとともに、裏面中央には付勢スプリング36の一端を当接支持するための矩形凹状の座部37と座部37の中央に支持突起38が形成された構造からなる。
【0016】
ラッチ片30は、板状部材の幅を引き手枠11の枠部12内幅よりも若干狭くして且つ該板状部材の外側端中央に外側に向け延出する突部を形成しその突部を基部としてその前面からラッチ爪31を前方に向け突出形成するか、或いは、板状部材の幅を引き手枠11の枠部12内幅と略等しくしてラッチ爪31を板状部材の外側端近傍の前面から前方に向け突出形成するか、いずれでもよい。
【0017】
ラッチ爪31は、引き手枠11の前縁部材16の貫通窓17から前方に突出するため意匠的美観を損ねないよう、縦が約20mm前後で横が5mm前後の縦長の略矩形とするのが好ましく、貫通窓17もこのラッチ爪の大きさに対し約0.5〜1mm程度大きめの開口とするのが好ましい。
【0018】
また、引き手枠11およびラッチ片31は若干柔軟性を備えた例えばABSプラスチックス(アクリロニトリルブタジエンスチレン重合体)またはPOM(ポリアセタール)などの合成樹脂を用い、射出成型で製作すると好都合である。本発明の引き手10は、構成部品が複雑な形状なため、低価格で製造することに加え組み立ておよび装着穴8への装着作業を容易に行うためには、若干柔軟性を備えた合成樹脂を用いて射出成型するのが最も好ましい。
【0019】
枠部12の前方張り出し部14の上下内面には、内側端寄りにラッチ片30の上下端縁の突起33,33が嵌合する凹部34,34を形成しておく。これにより、前記ラッチ片31を前記引き手枠11の前方開口から前縁部材16,16aの奧に挿入し、引き手枠11をその材料の弾性の範囲内で上下に広げ或いは更にラッチ片30を前後に曲げて変形させ、ラッチ片30の突起33,33を引き手枠11の凹部34,34に嵌合させると、ラッチ片30はこの嵌合部を支点として枠部12内で前後回動可能に支持され且つラッチ爪31先端が前縁部材16の貫通窓17から前方に進退可能となる。この場合、突起33と凹部34の嵌合をやや高い精度に成型しておくと凹部34と突起33の嵌合代は約1〜3mm程度のごく僅かな量でよく、組み立て時の引き手枠11とラッチ片30の弾性変形量も僅かで済む。
【0020】
つぎに付勢手段35は、枠部後端23の背面部材15と、ラッチ片31裏面に形成した矩形凹状の座部37との間にスプリング36を圧縮装着して構成する。スプリング36は、先端をラッチ片裏面の座部37中央の支持突起38に係止し基端を枠部12の背面部材15に当接させる。つまりスプリング36は狭い隙間でも凹状座部を効果的に利用してラッチ片30を前方付勢し、ラッチ片の外側端またはラッチ爪基部を引き手枠の外側前縁部材16に当接させ、ラッチ爪31は前縁部材16の貫通窓17から前方突出する。そして引き手枠11手の指先を掛けてスプリング36の付勢力に抗してラッチ片30を押すか、或いはラッチ爪31が押されるとラッチ片が後方回動し、ラッチ爪31が図1の2点鎖線の状態に退動する。スプリング36は、狭い空間内で上記機能を有効確実に発揮させるため、図示のような台形コイルスプリングを用いるとよい。台形コイルスプリングは、平行コイルスプリングと異なり、隣接コイルが互いに内外に入り込む形態で圧縮され圧縮時の長さを相当に短くすることができ、ラッチ片裏側の狭い隙間に設ける付勢手段として最適であり、矩形凹状の座部もその役割を補完している。
【0021】
つぎに、係止手段20については、枠部12の前方張り出し部14の裏側の段部13と、枠部12の上下に外向け垂直に延出し裏面が段部13と同一面となす鍔部21,21と、段部13および鍔部21,21から後方に若干離隔して枠部12上に形成された係止爪22(図1〜3参照)および22a,22a(図3参照)と、枠部後端23の外側端寄りに引き戸端面板に沿う方向に形成された切欠溝24とで構成する。係止爪22および22a,22aは、その前端部が段部13および鍔部21の背面と若干の隙間を隔てて対峙し、その隙間は引き戸4の装着穴8端縁の前面板5の厚さにほぼ等しいかそれよりも若干狭く設定する。係止爪22は、その側面形状を図1,図2に示す様に、枠部12から突出する基部から先端頭部に至る中間部が薄く形成され、先端頭部を押圧すると前後方向に僅かに弾性変形可能である。係止爪22a,22aの側面形状は図示されていないが、図1,図2に示した係止爪22の側面形状と同じでよく、上記説明と同様に先端頭部を押圧すると前後方向に僅かに弾性変形可能である。一方、枠部後端23の切欠溝24は、外側端近傍に上下端部間に亘り垂直に形成すればよい。但し、切欠溝24については、引き手枠の外側端側への抜け出しを規制する為の手段であるので、図示のような完全な溝形にするほか、溝の両側壁のうち外側端の壁面が欠如した切欠段部(図示しない)に代えることもできる。
【0022】
なお、係止爪22および22a,22aのうち、枠部12の内側端側の段部13と対峙する係止爪22については省略が可能であり、少なくとも枠部の上下鍔部21,21と対峙する係止爪22a,22aを設ければよい。また、枠部12の上下に突設する鍔部21,21は、鍔部に代えて、図示は省略するが、枠部内側端の段部3と同様に枠部前端寄りの上下を前方に張り出しその張り出し部を上下に拡幅するなどして段部を形成し、その段部の裏面に例えば上記例と同様に係止爪22a,22aを配設する実施形態も可能である。
【0023】
係止手段20を前述の構成にすることにより、引き手枠11にラッチ片30を装着して組み立てた引き手10を、図2に示す矢印方向に、装着穴8の側端から差し込んで引き戸4の前面板5に沿って押し込み装着すると、鍔部21,21および段部13と係止爪22a,22とが引き戸前面板5の装着穴8端縁を挟持して引き手枠11の前後動を規制し且つ左右動を許容するとともに、装着穴8内端側に当接するまで押し込んだ位置では切欠溝24(または前記の切欠段部)に引き戸端面板6の装着穴端縁前端が係合し、引き手枠11の左右動つまり抜け出しが規制される。図1はこの装着完了状態を示している。なおこの場合、引き手10の押し込み装着時に鍔部21裏側の係止爪22aが引き戸の端面板6との干渉を避けるため、端面板6には図示しない係止爪通過用の切欠が形成されている。また、引き手10の装着時に引き手枠11の後端に引き戸端面板6が前方へ押そうとする干渉が起こり抵抗が作用するが、装着穴と引き手枠との隙間を適宜の交差に設定することと、引き戸の板構造の僅かな柔軟性、および引き手10と係止爪22aの柔軟性などが相乗的に作用して、塑性変形が生じないように装着できるようにしてある。
【0024】
つぎに、上記構成からなる引き戸のラッチ付き引き手10の作用を説明する。引き手枠11にラッチ片30を装着して組み立てた引き手10は、前述の如く、図2に示す矢印方向に装着穴8の側端から引き戸の前面板5に沿って押し込むとワンタッチ操作で装着ができる。装着された引き手10は、係止手段20により前後左右の動きが規制される。この引き手10を装着した引き戸4は、閉める際には、引き戸側端が戸枠側端交差部7に到達すると、前方付勢された前記ラッチ片30のラッチ爪31先端の傾斜面32が交差部7の端部に当接し、けいしゃめん32を押す結果ラッチ爪31が引き手枠11内に押し込まれ、図1の2点鎖線で示す状態となる。そして、引き戸4の側端が戸枠2の奧端に到達し引き戸4が閉まった位置では、ラッチ爪31が戸枠交差部7のラッチ受け穴9と一致し、スプリング36の付勢力でラッチ爪31がラッチ受け穴9に進出し、これに係合して引き戸4がロックされる。この状態を図1の実線で示している。
【0025】
なお、引き戸4を開く際には、引き手枠11に手先を掛けるとその動作に伴ってラッチ片30を引き手枠内に押し込む結果、ラッチ片30が後方回動しラッチ爪31の係合が解除される(図1の2点鎖線で示す状態)とともに、後方回動したラッチ片30の回動支点側が傾斜してラッチ30片の曲折部から内側端側の面に指先が掛かり易くなるので、この傾斜部と引き手枠内側端側の前縁部材16aに指先を掛けて引けば引き戸4は容易に開くことができる。一方、引き戸を閉める際も同様に、引き手枠11に手先を掛けてラッチ片30を引き手枠内に押し込み、ラッチ片30先端と引き手枠外側端側の前縁部材16との間に隙間が生じ、前縁部材16に指先を掛けて引き戸4を閉めることが容易になる。
【0026】
以上のように、引き戸4を閉めるとラッチが自動的に作動して引き戸がロックされ、反動で引き戸が開くことがなくなり、半開き状態で放置されることが少なくなる。また、引き戸に施錠しないでも運搬時や地震の際に引き戸が開くことがなく、収納物が飛び出して落下することを防止できる。
【0027】
つぎに、係止手段に関し、前述の段部および鍔部と係止爪による係止方法に代わる別の係止手段20aの実施形態を図4に示す。図4は引き手10aを引き戸4に装着直前の状態を手前側斜め上方から見た図である。この図に示す引き手10aは、引き手枠11aの枠部12a上下端前方寄りに引き戸4の装着穴8a端縁の前面板5が嵌合する案内溝40,40を前端面に沿って形成するとともに内側端にも同様の溝形の係止凹部41を形成し、且つ、枠部後端23aの外側端寄りには、前述同様の引き戸の装着穴端縁の端面板に沿う方向に切欠溝24a(前述の図1〜3の説明内容と同様の切欠段部としてもよい)を形成して構成している。この場合の引き戸装着穴8aの切欠開口高さについては、図4に示す如く、引き戸端面板6の開口高さは引き手枠11aの枠部12aの高さに略等しく、引き戸前面板5の開口高さはそれよりも狭く上下案内溝40,40の底部間の高さに略等しくするとともに、切欠溝24a(または前記の切欠段部)の位置については、引き手枠11a内側端の係止凹部41が装着穴8a内側端に当接した際の引き戸端面板6が枠部後端23aと対面する位置に形成する。
【0028】
これによって、案内溝40は、引き手10aを装着穴8aに対し矢印の方向に沿って押し込み装着する際の案内として作用する。そして内側端の係止凹部41と連係して引き手枠11aの前後動を規制する。一方、切欠溝24a(または前記の切欠段部)には、引き戸4の装着穴8a端縁の端面板6前端が係合して引き手の左右動即ち抜け出しを規制する。なお、上記において引き手枠11aの内側端の係止凹部41は省略してもよく、その場合も同じ作用効果が得られる。また、図示はしないが、前述の例における鍔部21,21裏側の係止爪22a,22aに代えて上記の様な案内溝41,41を形成してもよい。
【0029】
図4の引き手10aは、係止手段が上記のように異なる事と、枠部12a前端に前端張り出し部を形成していない点が異なるが、その他の構造は前述の図1〜3に基づく説明と同じ構造であり、その装着の手順および作用は前述の説明とほぼ同じであるため、作用の説明は省略する。
【0030】
【発明の効果】
以上にしてなる請求項1に係る発明の引き戸用ラッチ付き引き手は、引き手枠と該引き手枠の枠部内側端近傍に前後回動可能に装着したラッチ片および該ラッチ片を背後から前方付勢するスプリングの3個の部材のみでも構成できる。そして引き手を組み立てた状態で、引き戸側端の装着穴の外側端側から内側端に向け引き戸前面板に沿って押し込むと、このワンタッチ操作で引き手の係止手段が自動的に作動して装着が完了する。なお、引き戸を閉める際に引き戸側端が戸枠の引き戸側端との交差部に到達すると、ラッチ爪先端が前記交差部の内側端に当接して引き手枠内に押し込まれ、引き戸側端が戸枠交差部の奧端に到達した位置では、ラッチ片の前方付勢作用でラッチ爪がラッチ受け穴に進出して引き戸がロックされる。一方、引き戸を開く際には、引き手枠に手先を掛けラッチ片を押し込むと、ラッチ片が後方回動しラッチ爪の係合が解除されるとともに、後方回動したラッチ片の回動支点側が傾斜して指先が掛かり易くなるので、この傾斜部と引き手枠内側端側の前縁部材に指先を掛けて引けば引き戸は容易に開くことができる。つまり、本発明に係る引き戸用ラッチ付き引き手は、構成部材を引き戸や収納庫本体の狭い内部空間に収納して取り付ける必要が無いので、装着がワンタッチ操作で容易に行え、僅かな部品構成から成る簡単な構造にも拘わらず必要機能をすべて備え、部品点数が少なく且つ引き手枠とラッチ片は合成樹脂を素材として射出成型可能なため低価格で製作ができ、しかも収納庫の引き戸開放部側への突出部が無いため手や収納物を引っ掛ける恐れがなく安全であり、意匠的美観を損なうこともないといった効果がある。
【0031】
また、本発明の請求項2は、本発明の引き戸用ラッチ付き引き手において、装着穴に対する係止手段の具体的形態に関するものであるが、引き手の装着穴への係止手段をこのような構成にすることにより、引き手枠の射出成型時に係止部を枠部に一体成型することが容易となり、装着穴の外側端側即ち引き戸端面板の側から内側端に向け引き戸前面板に沿って押し込むだけのワンタッチ操作で引き手の装着係止ができる。つまり製造および組み立てのコストを大幅に低減することが容易となるといった効果がある。
【0032】
また、本発明の請求項3は、本発明の引き戸用ラッチ付き引き手において、引き手枠とラッチ片の具体的な細部形状と取付構造に関するものであるが、引き手枠とラッチ片を若干柔軟性のある例えば前述のABSプラスチックスまたはPOMなどの合成樹脂を用いてこのような形状構造に射出成型すると、当該部材の弾性変形範囲内で引き手枠またはラッチ片を変形させ、取付部の一方の突起と他方の凹部とを嵌合させてラッチ片を枠部に前後回動可能に装着することが可能である。つまり、ヒンジピンなどの別部品を介在させる必要が無く、部品点数が少なく且つワンタッチで容易に組立が可能な引き手を提供できる。また、枠部内側端寄りに前方張り出し部を形成してラッチ片をその形状に合わせて曲折するとともに、枠部前端は枠部よりも僅かに小さいラッチ片で枠部内を覆い隠す構成にしたことにより、引き手に手を掛けてラッチ片を押し込んだ際の指先の掛かりをよくする機能的作用効果に加え意匠的美観をも生み出す作用効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る引き戸用ラッチ付き引き手の実施例を示し、引き戸が戸枠側端に位置しラッチが作用した状態を中央部で水平断面にして示す部分図である。
【図2】図1の引き戸用ラッチ付き引き手を、引き戸に形成した装着穴に装着する直前状態を説明する図である。
【図3】図1の引き戸用ラッチ付き引き手の装着状態を正面から見た部分図である。
【図4】本発明に係る引き戸用ラッチ付き引き手の別の実施例を示し、引き戸に形成した装着穴に装着する直前状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 収納庫本体
2 戸枠
3 レール
4,4a 引き戸
5 前面板
6 端面板
7 交差部
8,8a 装着穴
9 ラッチ受け穴
10,10a 引き手
11,11a 引き手枠
12,12a 枠部
13 段部
14 前方張り出し部
15 背面部材
16,16a 前縁部材
17 貫通窓
20,20a 係止手段
21 鍔部
22,22a 係止爪
23,23a 枠部後端
24,24a 切欠溝
30 ラッチ片
31 ラッチ爪
32 傾斜面
33 突起
34 凹部
35 付勢手段
36 スプリング
37 座部
38 支持突起
40 案内溝
41 係止凹部

Claims (3)

  1. 前面板とこれに略直交する端面板とを有してなる引き戸の前面側端に形成した略矩形の装着穴の上下端と内側端にそれぞれの対応端が接し且つ外側端が引き戸の側端面に露出する略矩形の枠部と、該枠部前端の外側と内側の端部近傍を覆う前縁部材と、前記枠部後端を横切る背面部材と、前記枠部を前記装着穴に装着穴外端側から挿入して装着穴に係止する係止手段とを有してなる引き手枠を形成し、該引き手枠の前記外側前縁部材の中央には貫通窓を形成する一方、前記引き手枠の枠部内周よりもやや小さく外側端近傍の中央に前方突出し且つ外側面が内側に傾斜するラッチ爪を備えてなるラッチ片の内側端を、前記引き手枠の枠内の内側端寄りに前後回動可能に装着し、ラッチ片と前記背面部材との間には付勢手段を介在させ、ラッチ片外側端が引き手枠の外側前縁部材に当接し且つラッチ爪先端が前縁部材の貫通窓から前方突出するように付勢した構成からなる、引き戸用ラッチ付き引き手。
  2. 引き戸の装着穴への引き手枠の係止手段が、引き手枠の枠部前方の上下端および内側端のうち少なくとも上下端からそれぞれ外向け垂直に突出形成した鍔部または段部と、該鍔部または段部背後の枠部の少なくとも上下端に配設した係止爪と、前記枠部後端の外側端寄りに引き戸端面板に沿う方向に形成した切欠溝とで構成され、前記鍔部または段部と係止爪とが引き戸前面板の装着穴端縁を挟持して引き手枠の前後動を規制し且つ左右動を許容するとともに、前記切欠溝には引き戸端面板の装着穴端縁を係合させ引き手枠の左右動を規制するようにしてなる、請求項1記載の引き戸のラッチ付き引き手。
  3. 引き手枠の枠部前端部は、内側端近傍から内側端にかけて次第に前方に張り出す前方張り出し部を備え、ラッチ片は内側端寄りが前記枠部の前端部に合わせ前方に曲折する形状に形成する一方、前記枠部内の上下面の内側端寄り前端近傍とラッチ片上下端縁の内側端寄りのいずれか一方には突起を他方には該突起が嵌合可能な凹部をそれぞれ形成し、該凹部と突起との嵌合によりラッチ片を前後回動可能に引き手枠内に装着するとともに、該ラッチ片と引き手枠背面部材との間にはスプリングを介在させ、該スプリングの前方付勢力でラッチ片の外側端が引き手枠の外側前縁部材に当接しラッチ片のラッチ爪が外側前縁部材の貫通窓から前方に突出するようにした構成からなる、請求項1または2に記載の引き戸用ラッチ付き引き手。
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