JP2004049007A - シート供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動寿司製造装置、自動のり巻き製造装置、自動おにぎり製造装置等において軍艦巻きを製造するとき、適宜長さに切断された量販されている矩形の海苔を自動的に供給する海苔供給装置を提供する。
【解決手段】この海苔供給装置30は、多数枚の矩形の海苔(P)を収容する収容手段(40)と、1枚の海苔をファンモータ(51)の吸引により保持する保持手段(50)と、保持手段を揺動可能に支持する昇降体(64)と、保持手段が上昇したとき接触して保持手段の向きを変える接触板(82)と、最上位置に上昇した保持手段から海苔を受取り所定位置へ搬送する搬送手段(90)とを備える。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、にぎり寿司、のり巻き、おにぎり等の製造のために成形された成形米飯に自動的に海苔を巻くことができる自動寿司製造装置、自動のり巻き製造装置、自動おにぎり製造装置等に対して、海苔を供給する海苔供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スーパー、コンビニエンスストア、寿司店等では、生産性の向上のため、米飯(シャリ)を成形した成形米飯(シャリ玉)を製造し、さらに成形米飯に海苔を巻いて、軍艦巻きやのり巻きやおにぎりを製造する自動寿司製造装置、自動のり巻き製造装置、自動おにぎり製造装置等が開発普及し始めている。
【0003】
このような自動寿司製造装置としては、図7に示したようなものが特開2001−211842号報に開示されている。前記公報に開示された自動寿司製造装置について説明する。
【0004】
この自動寿司製造装置1は、米飯を入れるホッパ2と、ホッパ2から送られてきた米飯を成形米飯Rに成形する成形部3と、基台4上を左右にスライドできるプレート10と、プレート10上に設けられた成型米飯受取部5と、成形部3とプレート10の動作を制御する制御部12を有している。
【0005】
成形部3は、ホッパ2から送られてきた米飯を圧縮しながら下方へ送り出す複数のローラ5a、5b、6a、6bと、これらのローラによって送られてきた米飯が押し込まれる成形孔8を四方に配置した回転部材7と、成形孔8からはみ出した米飯をすり切るすり切り部材16と、成形孔8内の米飯を適切な強さで押圧して成形米飯Rに成形する圧縮部材9と、成形孔8から成形された成形米飯Rを押し出す押出部材13とを備えている。
【0006】
成形米飯受取部5は、プレート10上に固定されており、成形米飯Rを置く皿14を載置する載置部16と、回転部材7の成形孔8から押し出された成形米飯Rを皿14上に案内する3枚のガイド20を突設した天井18とを有するケーシング21からなっている。
【0007】
この自動寿司製造装置1は、図8の一部平面図に示したように、側部にオプションとして海苔供給装置Sが取り付けられる。海苔供給装置Sは、長尺の海苔Qをロール状に巻いた図示しない海苔ロールから引き出して、ガイド20と回転部材7との間の隙間23に供給するものである。
【0008】
ここで、この自動寿司製造装置1によって、成形米飯Rの周囲に海苔を巻いた軍艦巻きを製造する動作について説明する。
【0009】
最初、回転部材7は図1の位置に停止しており、海苔供給装置Sから海苔Qが、図8に示したように、ガイド20と回転部材7との間の隙間23に供給され、図示しないカッタによって適切な長さに切断されているとする。
【0010】
まず、制御部12からの指令により、ホッパ2内の米飯をローラ5a、5b、6a、6bによって、最上位置にある成形孔8内に米飯を押し込むとともに、圧縮部材9によって圧縮部材9に面した成形孔8内の米飯を適当な強さで押圧し、最下位置にある成形孔8内から成形米飯Rを押出部材13によって前方に押し出す。ここで、成形米飯Rは、ガイド20に案内されながら前方へ移動し、海苔Qが巻かれて軍艦巻きとされて、天井18から皿14上に落下する。
【0011】
それから、回転部材7が90°回転し、プレート10がガイド20の間隔だけ左右方向Yいずれかにスライドし、海苔供給装置Sから海苔Qが、ガイド20と回転部材7との間の隙間に供給され、図示しないカッタによって適切な長さに切断される。
【0012】
前述の動作を再度行うと、新たに製造された成形米飯Rは、プレード10のスライドによって皿14が左右方向Yのいずれかに移動しているので、前に製造された成形米飯Rの隣に平行に載置される。
【0013】
このような自動寿司製造装置1では、前述の動作を繰り返すことにより、自動的に米飯を成形するとともに成形米飯Rに海苔を巻き付けて軍艦巻きを製造し、しかも2つの軍艦巻きを皿14上に並列に並べることができるので、寿司店等での作業能率を向上させることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
出願人は、前述の海苔供給装置Sを、高価な特製の長尺の海苔Qの代わりに、適宜長さに切断された量販されている矩形の海苔を使用できるように改良すれば、さらに経済的ではないかと考えた。
【0015】
本発明は、前記改良をしようとするものであり、にぎり寿司、のり巻き、おにぎり等の製造のために成形された成形米飯に自動的に海苔を巻くことができる自動寿司製造装置、自動のり巻き製造装置、自動おにぎり製造装置等に対して、適宜長さに切断された量販されている矩形の海苔を自動的に供給する海苔供給装置を提供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、請求項1に係る発明のシート供給装置は、多数枚の矩形のシートを収容する収容手段と、1枚のシートをファンモータの吸引により保持する保持する保持手段と、該保持手段を昇降させる昇降手段と、該保持手段の向きを変える揺動手段と、上昇するとともに向きを変えた前記保持手段からシートを受取り所定位置へ搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とする。保持手段は、ファンモータを回転させることにより、収容手段内の1番上のシート1枚を吸引により保持することができる。次に、昇降手段によって保持手段を上昇させ、さらに揺動手段によって保持手段の向きを搬送手段に向ける。それから、搬送手段は、シートを保持手段から受取り所定位置まで搬送する。
【0017】
請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明において、前記収容手段は、底部と、該底部の両端に固定された端壁と、該端壁に水平揺動自在に固定されるととともに前記シートに向けて付勢された押さえハンドとを備えたことを特徴とする。この押さえハンドは、収容手段内に収容されたシートを両側から挟持して、複数枚のシートが保持手段に保持されることを防ぐとともに、保持手段が収容手段内に降下してきたときに両側へ開いて、保持手段の収容手段内へスムーズな降下を可能にする。
【0018】
請求項3に係る発明では、請求項1又は2に係る発明において、前記保持手段は、開口にファンモータを固定して前記シートを吸い付ける吸付板と、前記開口の前面に位置して前記吸付板に固定されたフィルタとを備えたことを特徴とする。ファンモータを回転させると、フィルタを通してファンモータが空気を吸い込むので、シートがフィルタに張り付いて保持される。このとき、フィルタによってファンモータ内にシートやごみ等を吸い込むことが防止される。
【0019】
請求項4に係る発明では、請求項1、2又は3に係る発明において、前記昇降手段は、前記保持手段と連結された昇降体と、該昇降体を摺動可能に支持する垂直レールと、駆動輪と遊転輪との間に掛け渡されたベルトと、駆動輪を駆動するモータとを備え、前記ベルトの1個所に前記昇降体が固定されたことを特徴とする。このため、駆動輪をモータで回転させると、ベルトが上下動し、このベルトに固定された昇降体が昇降し、昇降体に連結された保持手段が昇降する。
【0020】
請求項5に係る発明では、請求項4に係る発明において、前記揺動手段は、前記保持手段を前記昇降体に回転自在に連結する支軸と、前記保持手段を水平に付勢するバネと、前記保持手段が最上位置付近に上昇したとき接触して前記保持手段の向き変える接触板とを備えたことを特徴とする。このため、通常は、バネによって保持手段は水平姿勢に保たれるのであるが、昇降手段によって保持手段が最上位置付近に上昇させられたときは、接触板が保持手段に接触して、保持手段は搬送装置に向いた垂直姿勢になる。逆に、昇降手段によって保持手段が最上位置付近から降下させられたときは、接触板が保持手段から離れ、バネによって保持手段は水平姿勢に戻る。
【0021】
請求項6に係る発明では、請求項1、2、3、4又は5に係る発明において、前記搬送手段は、前記シートを案内する溝と、前記シートを移動させる複数のローラとを備え、前記保持手段の最上位置で前記保持手段に面するローラは、円周の一部を切断した直線部が形成されたことを特徴とする。この直線部を有するローラが直線部を保持手段に向けてローラを停止していると、保持手段がこのローラに接触することなく昇降でき、このローラが回転すると円周部分が保持手段に保持されているシートに接触して、シートを溝にそって搬送できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好適な実施例について、添付図面を参照して説明する。 図1は、本実施例に係る海苔供給装置の正面図である。図2は、前記海苔供給装置の側面図である。図3は、前記海苔供給装置の海苔を収容する収容手段の斜視図である。図4は、前記海苔供給装置の海苔を保持する保持手段と、この保持手段を昇降させる昇降手段の一部の斜視図である。図5は、前記海苔供給装置の動作を説明する図である。図6は、前記海苔供給装置の海苔を搬送する搬送手段の平断面図である。
【0023】
本実施例の海苔供給装置30も、図8に示した従来の海苔供給装置Sと同じく、自動寿司製造装置1の側部に取り付けるものである。
【0024】
海苔供給装置30は、図1及び図2に示したように、底部32と立面部34と天部36とからなるシャーシ38に、多数枚の所定寸法に切断された矩形の海苔Pを収容する収容手段40と、海苔Pを1枚だけファンモータ51の吸引により保持するとともに、昇降しながら向きを変える保持手段50と、最上位置に上昇した保持手段50から海苔Pを受取り、この海苔Pを所定位置へ搬送する搬送手段90とを組み付けている。保持手段50は、通常は海苔Pを収容手段40から取り出すために水平姿勢になっているが、上方へ移動させると最上位置では搬送手段90の方を向いた垂直姿勢になるようになっている。この海苔供給装置30は、図示しないカバーで被覆される。
【0025】
収容手段40は、図3に示したように、底部41と、この底部41の長手方向両端それぞれに設けられた水平断面がコ字形の端枠42と、この端枠42に回転可能に取付られた押さえハンド44とを備えている。押さえハンド44は、図示しないバネによって海苔Pを押さえる向きに付勢されており、先端に掌部45を水平回転可能に軸支している。このように、海苔Pが押さえハンド44に押さえられているので、一度に複数枚の海苔Pが保持手段50によって取り出されることが阻止され、一番上側のシートP1枚のみが確実に取り出せるようになっている。
【0026】
収容手段40の端枠42の端面部46には、比較的少数枚の海苔Pを挿入できる挿入孔47が開けられている。また、底部41にはローラ48が取り付けてあり、このローラ48をシャーシ38の底部32上に設置された水平レール49に係合させているので、収容手段40は移動可能になっている。このため、収容手段40を海苔供給装置30の外部に引き出して、多数枚の海苔Pを一度に収容手段40内に収容することができる。収容手段40は、海苔供給装置30の内部へ押し込むと、図示しないロック装置によって、シャーシ38の所定位置に保持される。
【0027】
保持手段50は、図4に示したように、海苔Pを吸引するファンモータ51と、このファンモータ51とを固定した吸付板52と、ファンモータ51の前面に位置して吸付板52に固定されたフィルタ53(図1、図2参照)とを備える。ファンモータ51は、円筒内にファンとこのファンを駆動するモータとを収容したものである。保持手段50は、ファンモータ51の吸引力によって海苔Pを保持するため、海苔Pを傷付けることなく確実に保持できる。
【0028】
また、保持手段50は、細かいメッシュを有する平らな金網のフィルタ53を備えるため、海苔P又は海苔Pのくず等をファンモータ51内に吸い込むことを防止するとともに、搬送手段90のローラ93が保持している海苔Pに当接して、確実に海苔Pを搬送できるようにしている。さらに、保持手段50は、下降させたとき、収容手段40内にスムーズに入れるように、収容手段40の押さえハンド44の掌部45に当接する部位にローラ57を備えている。
【0029】
ところで、保持手段50は、通常、フィルタ53を下向きにして水平姿勢であるが、最上位置では図5に示したようにフィルタ53が搬送手段90の方を向く垂直姿勢となる。そこで、保持手段50を昇降させるとともに向きを変える機構について説明する。
【0030】
図1及び図2に示したように、シャーシ38には、裏面部34寄りの底部32と天部36との間に一対の垂直レール62が垂設されている。一対の垂直レール62は、昇降体64に垂設された筒部65が挿通され、昇降体64を昇降可能にガイドしている。また、シャーシ38の裏面部34には、天部36付近にモータ66によって駆動される駆動輪68が固定され、底部32付近に遊転輪70が固定され、この駆動輪68と遊転輪70間にベルト72が掛け渡されている。
【0031】
昇降体64には、図4に示したように、互いに平行な太いスリット74と細いスリット76とが設けてあり、ベルト72の一方を太いスリット76に遊挿し、ベルト72の他方を細いスリットに挿通状態で固定しており、モータ66の回転により昇降体64を昇降可能にしている。
【0032】
また、昇降体64に設けた一対のブラケット67には、保持手段50の吸付板52の一側が支軸54によって回転可能に軸支される。この一対のブラケット67の外側面間の間隔は、収容手段40の対向する押さえハンド44の掌部45の間の間隔dより若干狭くなっていて、保持手段50を収容手段40の底まで降下させる際に、ブラケット67と収容手段40が衝突することがないようにしている。さらに、吸付板52に垂設されたアーム55とブラケット67との間にはバネ78が掛け渡されていて、吸付板52は、バネ78の張力によって通常は水平に保たれる。
【0033】
シャーシ38には、図1及び図2に示したように、正面側の底部32と天部36との間にも支柱80が垂設されている。この支柱80には、上昇して来る保持手段50と接触することにより、保持手段50の向きを変えるための接触板82が突接されている。接触板82の先端下端84は丸くされるとともに、保持主段50の吸付板52の他側には接触板82に当節するローラ58が取り付けられていて、吸付板52と接触板82と接触後にも、吸付板52が滑らかに上昇回転ができるようにされている。
【0034】
以上に説明したように、垂直レール、昇降体64、モータ66、駆動輪68、遊転輪70、ベルト72によって、保持手段50を昇降させる昇降手段が構成され、また、支軸54、バネ78、接触板82によって保持手段50の向きを変える揺動手段が構成される。
【0035】
搬送手段90は、図1及び図6に示したように、天板91と底板92とを有し、両板91、92間に海苔Pを移動させるための2つのローラ93、94を配置し、さらに両板91、92には、海苔Pを自動寿司製造装置1の回転部材7とガイド20との間の隙間23までガイドする溝95が設けられている。各ローラ93、94は、それぞれ個別のモータ98によって独自に駆動されるようになっている。
【0036】
1つのローラ93は、保持手段50に面して設けられていて、保持手段に保持されている海苔Pを搬送手段90内に送るものである。このローラ93は、円周の一部を切り取って直線部96としており、このローラ93の停止時には直線部96が保持手段50に面するように制御され、保持手段50の昇降時のじゃまにならないようにするとともに、このローラ90を回転させると、保持手段50に保持されている海苔Pにローラ93の円周部が当接して、海苔Pを確実に搬送できるようにしている。
【0037】
もう1つのローラ94は、溝95が90°曲がる部分に設けられていて、向きを変えた海苔Pを自動寿司製造装置1内へ搬送するものである。このローラ94に面しては、ガイド体97の円弧状面101と小径の一対の遊転輪99を配置して、海苔Pを90°向きを変えながらスムーズに搬送できるようにしている。
【0038】
この海苔供給装置30の動作について説明する。まず、図7に示した自動寿司製造装置1において、成形米飯Rを回転部材7の成形孔8から押出部材13によって前方に押し出し、ケーシング21の天井18から皿14上に落下させると、制御部12から、押出部材13を引っ込める指令と、回転部材7を回転させる指令とともに、海苔供給装置30の作動開始指令が出される。海苔供給装置30は、この作動開始指令を受け取ると、次に述べる第1工程を開始する。
【0039】
第1工程の開始時には、保持手段50は、水平姿勢でフィルタ53が1番上の海苔Pの上面に当接している。ここで、ファンモータ51を駆動すると、1番上の海苔Pが保持手段50に吸引されて保持される。次にモータ66を駆動して、ベルト72を移動させ、昇降体64を上昇させると、保持手段50もいっしょに上昇する。保持手段50が最上位置付近に近づくと、図5に示したように接触板82が保持手段50のローラ58に当接して、保持手段50は、上昇するとともに向きを変え、最上位置では海苔Pを保持した面が搬送手段90と向き合う垂直姿勢となる。
【0040】
図示しないセンサで、保持手段50が最上位置に達したことを検出すると、第2工程に入る。ここで、搬送手段90の両ローラ93、94の回転を開始し、ファンモータ51を停止する。すると、海苔Pは、ローラ93によって搬送装置90内へ送られ、次にローラ94によって、図8に示したように、自動寿司製造装置1の回転部材7とガイド20との間の隙間23へと搬送される。図示しないセンサで海苔Pが定められた位置まで移動したことを確認すると両ローラ93、94を停止させて、第2工程を終了する。このとき、ローラ93は、直線部96が保持手段50に面する位置で停止するように制御される。
【0041】
次に、第3工程に入り、第2工程の終了を自動寿司製造装置1の制御部12に報告するとともに、モータ66を逆転させて昇降体64を下降させる。すると、保持手段50が降下し、ローラ58と接触板82とが離れて、保持手段50は、バネ78の働きによって、フィルタ53を下向きにした水平姿勢となり、1番上の海苔Pに当接する位置まで下降する。図示しないセンサで1番上の海苔Pに当接したことを検出すると、モータ66を停止させ、海苔供給装置30の動作を終了する。そして、制御部12から再び作動開始指令が来るのを待つ。
【0042】
この第3工程中に、自動寿司製造装置1では、制御部12からの指令により、ホッパ2内の米飯をローラ5a、5b、6a、6bによって、最上位置にある成形孔8内に米飯を押し込むとともに、圧縮部材9によって圧縮部材9に面した成形孔8内の米飯を適当な強さで押圧し、最下位置にある成形孔8内から成形米飯Rを押出部材13によって前方に押し出す。すると、成形米飯Rは、ガイド20によって海苔Pを巻き付けられるとともに前方へ案内され、ケーシング21の天井18から皿14上に落下する。次にプレートを左右方向Yのいずれかに移動させる。
【0043】
以下、前述の第1工程から第3工程を繰り返すことにより、自動寿司製造装置1は、海苔供給装置30からに海苔Pを受取り、軍艦巻きを次々に製造し、しかも、2つの軍艦巻きを皿14上に並列に載置していくことができる。
【0044】
本実施例の海苔供給装置30を備えた自動寿司製造装置1では、自動的に海苔Pを成形米飯Rに巻いて軍艦巻き製造し、さらに自動的に軍艦巻きを皿上に並列に載置できるので、寿司店等での作業能率が大きく向上する。しかも、この海苔供給装置30は、従来の自動寿司製造装置1の側部に単純に取り付けるだけでよいうえ、所定の規格に切断された海苔Pを使用できるので、きわめて経済的である。
【0045】
ところで、本実施例は、前記実施例に限るものではなく、たとえば、次に述べるように種々の変形が可能である。
【0046】
たとえば、保持手段40を昇降させるとともに向きを変えるためには、マニピュレータのようなもので、保持手段40を持ち上げるとともに向きを変えてもよい。もちろん、この海苔供給装置30は、薄い矩形のシート状のものを必要とする装置に対して、所定位置に供給するシート供給装置に転用することも可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る発明のシート供給装置は、多数枚の矩形のシートを収容する収容手段と、1枚のシートをファンモータの吸引により保持する保持する保持手段と、該保持手段を昇降させる昇降手段と、該保持手段の向きを変える揺動手段と、最上位置に上昇した前記保持手段からシートを受取り定められた位置へ搬送する搬送手段とを備えたから、保持手段により、収容手段内の1番上のシート1枚を吸引により傷つけることなく簡単で確実に保持することができる。そして、昇降手段と揺動手段によって、保持手段を搬送手段の位置まで上昇させるとともに搬送手段の方に向け、さらに、搬送手段によってシートを所定位置まで搬送することができる。このため、本発明のシート供給装置は、矩形のシートを必要とする装置に対して、所定の寸法に切断された量販されている矩形のシートを自動的に供給することができ、経済的である。
【0048】
請求項2に係る発明によれば、さらに、収容手段は、底部の両端に固定された端壁に、水平揺動自在に固定されるととともにシートに向けて付勢された押さえハンドを備えたから、この押さえハンドは、収容手段内に収容されたシートを両側から挟持して、一度に複数枚のシートが保持手段によって取り出されることを防ぎ、一番上側のシート1枚のみを確実に取り出せるようにするとともに、保持手段が収容手段内に降下してきたとき、押さえハンドが揺動することによって、保持手段がスムーズに収容手段内へ降下できるようにしているので、シート供給装置の信頼性を高めている。
【0049】
請求項3に係る発明では、さらに、保持手段は、開口にファンモータを固定してシートを吸い付ける吸付板と、開口の前面に位置して前記吸付板に固定されたフィルタとを備えたから、保持手段は、フィルタによりファンモータ内にシートや屑等を吸い込むことを防止しているので、ファンモータが停止したり故障したりする事故が起こらないようにして、シート供給装置の信頼性をいっそう高めている。
【0050】
請求項4に係る発明によれば、さらに、昇降手段は、保持手段と連結された昇降体と、昇降体を摺動可能に支持する垂直レールと、駆動輪と遊転輪との間に掛け渡されたベルトと、駆動輪を駆動するモータとを備え、ベルトの1個所に昇降体を固定したから、極めて簡単な構成で確実に保持手段を昇降させることができ、シート供給装置の信頼性をいっそう高めている。
【0051】
請求項5に係る発明によれば、さらに、揺動手段は、前記保持手段を前記昇降体に回転自在に連結する支軸と、前記保持手段を水平に付勢するバネと、前記保持手段が最上位置付近に上昇したとき接触して前記保持手段の向き変える接触板とを備えたから、保持手段は、通常はバネによって水平姿勢に保たれて、収容手段からシート1枚を確実に取り出せ、最上位置付近に上昇したときは接触板によって確実に搬送手段を向いた垂直姿勢になって、搬送手段に確実にシートを渡すこととができ、シート供給装置の信頼性をいっそう高めている。
【0052】
請求項6に係る発明では、さらに、搬送手段は、前記シートを案内する溝と、前記シートを移動させる複数のローラとを備え、前記保持手段の最上位置で前記保持手段に面するローラは、円周の一部を切断した直線部が形成されたから、この直線部を保持手段に向けてローラを停止していると、保持手段がこのローラに接触することなく昇降でき、このローラが回転すると円周部が保持手段に保持されているシートに接触して、シートを溝にそって確実に搬送でき、シート供給装置の信頼性をいっそう高めている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例である海苔供給装置の正面図である。
【図2】前記海苔供給装置の側面図である。
【図3】前記海苔供給装置の海苔を収容する収容手段の斜視図である。
【図4】前記海苔供給装置の海苔を保持する保持手段と、この保持手段を昇降させる昇降手段の一部の斜視図である。
【図5】前記海苔供給装置の動作を説明する図である。
【図6】前記海苔供給装置の海苔を搬送する搬送手段の平断面図である。
【図7】従来の自働寿司製造装置を示す斜視図である。
【図8】前記自働寿司製造装置における海苔が供給される部分の平面図である。
【符号の説明】
1   自動寿司製造装置
30  海苔供給装置(シート供給装置)
40  収容手段
50  保持手段
51  ファンモータ(保持手段)
52  吸付板(保持手段)
54  支軸(揺動手段)
62  垂直レール(昇降手段)
64  昇降体(昇降手段)
66  モータ(昇降手段)
72  ベルト(昇降手段)
78  バネ(揺動手段)
82  接触板(揺動手段)
90  搬送手段
93、94 ローラ(搬送手段)
95  溝(搬送手段)

Claims (6)

  1. 多数枚の矩形のシートを収容する収容手段と、1枚のシートをファンモータの吸引により保持する保持する保持手段と、該保持手段を昇降させる昇降手段と、該保持手段の向きを変える揺動手段と、上昇するとともに向きを変えた前記保持手段からシートを受取り所定位置へ搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記収容手段は、底部と、該底部の両端に固定された端壁と、該端壁に水平揺動自在に固定されるととともに前記シートに向けて付勢された押さえハンドとを備えたことを特徴とする請求項1に記載のシート供給装置。
  3. 前記保持手段は、開口にファンモータを固定して前記シートを吸い付ける吸付板と、前記開口の前面に位置して前記吸付板に固定されたフィルタとを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート供給装置。
  4. 前記昇降手段は、前記保持手段と連結された昇降体と、該昇降体を摺動可能に支持する垂直レールと、駆動輪と遊転輪との間に掛け渡されたベルトと、駆動輪を駆動するモータとを備え、前記ベルトの1個所に前記昇降体が固定されたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のシート供給装置。
  5. 前記揺動手段は、前記保持手段を前記昇降体に回転自在に連結する支軸と、前記保持手段を水平に付勢するバネと、前記保持手段が最上位置付近に上昇したとき接触して前記保持手段の向き変える接触板とを備えたことを特徴とする請求項4に記載のシート供給装置。
  6. 前記搬送手段は、前記シートを案内する溝と、前記シートを移動させる複数のローラとを備え、前記保持手段の最上位置で前記保持手段に面するローラは、円周の一部を切断した直線部が形成されたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載のシート供給装置。
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