JP2004048809A - 操作環境設定データ提供装置 - Google Patents

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JP2004048809A JP2003347182A JP2003347182A JP2004048809A JP 2004048809 A JP2004048809 A JP 2004048809A JP 2003347182 A JP2003347182 A JP 2003347182A JP 2003347182 A JP2003347182 A JP 2003347182A JP 2004048809 A JP2004048809 A JP 2004048809A
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Yumi Sato
佐藤 由美
Yoshihiro Sekine
関根 義寛
Tetsuo Suzuki
鈴木 哲夫
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Abstract

【課題】
 ファクシミリ装置等の操作者に適合する環境設定を効率良く行い、各操作者の操作上の負荷を軽減することができる操作環境設定装置を提供すること。
【解決手段】
 各ユーザに対応する個人データを個人データ記憶部11aで記憶するとともに、この個人データとユーザIDの対応関係をデータ管理テーブル11lで保持しておき、ユーザID及びパスワードを受け付けたならば、個人データ処理部11kが、ユーザIDに対応する個人データを個人データ記憶部11a又は他のファクシミリ装置12又は13から取得し、取得した個人データに基づいてユーザに適合する操作環境を設定する。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、ファクシミリ装置等の操作者に適合した操作環境を提供する操作環境設定装置に関し、特に、各操作者に適合する環境設定を効率良く行い、操作者の操作上の負荷を軽減する操作環境設定装置に関する。
 従来、複数のユーザが共同利用するファクシミリ装置を用いて文書をファクシミリ送信する場合には、ユーザがファクシミリ装置のパネル面に所定の操作を行って宛先の電話番号等を設定する必要がある。
 特に、最近のエレクトロニクス技術の進展に伴って、ファクシミリ装置に新たな機能が付加されてきたため、ファクシミリ送信を行う際にはこれらの新規機能に対応する入力操作をユーザが行う必要がある。
 このため、ユーザがファクシミリ送信する際のユーザの入力操作は煩雑なものとなり、かえってユーザに負担をかける結果となっている。
 このため、特開平5−88425号公報では、複写機を使用するユーザの固有コードと操作モードの情報とをあらかじめ関連づけて記憶しておき、固有コードを受け付けた際に、該固有コードに対応する操作モードの情報に基づいて操作モードを設定するよう構成した複写機の操作モード設定装置が開示されている。
 すなわち、この従来技術は、操作者の固有コードに対応するモード設定を行うことにより、ユーザが複写機を使用する際の操作モード設定に関する手間を省くものである。
特開平5−88425号公報
 しかしながら、この従来技術では、ユーザ又はグループごとに付与した固有コードと操作モードの情報とを対応づけて複写機上に保持しなければならないため、複写機を使用するユーザ数が増えれば増える程、複写機が保持せねばならないデータ量が大きくなる。
 特に、単に文書を複写する複写機ではなく、文書を送信するファクシミリ装置やファクシミリ機能を有する複合機を考えた場合には、ファクシミリ送信時に利用する電話帳や、ファクシミリ送信時に添付するコメントのような非常に多くの情報を固有コードに対応づける必要が生じるため、この従来技術で対応することはできない。
 また、あるユーザが複数のファクシミリ装置のいずれかを選択して使用する場合を考えた場合には、各ファクシミリ装置上にユーザの固有コードに対応する操作モードの情報を重複記憶しなければならないため、資源管理上効率的とは言えない。
 そこで、本発明では、上記問題点を解決し、ファクシミリ装置等の操作者に適合する環境設定を効率良く行い、各操作者の操作上の負荷を軽減することができる操作環境設定装置を提供することを目的とする。
 上記目的を達成するため、第1の発明は、操作者の操作に対応する処理を行う相互に接続された複数の処理装置に操作環境を設定する操作環境設定装置において、各操作者に対応する設定データを操作者の識別情報に対応づけて管理する管理手段と、前記操作者の識別情報を受け付けた際に、該識別情報に対応する設定データを前記管理手段又は他の処理装置から取得する取得手段と、前記取得手段が取得した設定データに基づいて操作者に適合する操作環境を設定する設定手段とを具備することを特徴とする。
 また、第2の発明は、前記管理手段は、各操作者に対応する設定データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶する設定データを操作者の識別情報に対応づけて記憶するテーブルとを具備することを特徴とする。
 また、第3の発明は、前記取得手段は、前記操作者の識別情報を受け付けた際に、該識別情報に対応する設定データが前記記憶手段に存在するか否かを前記テーブルに基づき判断する判断手段と、前記判断手段が前記識別情報に対応する設定データが前記記憶手段に存在すると判断した場合には、前記記憶手段から該当する設定データを取得し、その他の場合には、該識別情報に対応する設定データを他の処理装置から取得する設定データ取得手段とを具備することを特徴とする。
 第1の発明は、各操作者に対応する設定データを操作者の識別情報に対応づけて管理手段で管理しておき、操作者の識別情報を受け付けた際に、該識別情報に対応する設定データを管理手段又は他の処理装置から取得し、取得した設定データに基づいて操作者に適合する操作環境を設定するよう構成したので、下記に示す効果が得られる。
 1) 各操作者に適合する環境設定を効率良く行うことが可能となる。
 2) 各操作者の操作上の負荷を軽減することが可能となる。
 3) 各処理装置において操作者の設定データを分散管理しつつ、各処理装置上に利用者に適合する環境設定を行うことが可能となる。
 4) 各処理装置のメモリ上の負荷を軽減することが可能となる。
 また、第2の発明は、各操作者に対応する設定データを記憶手段に記憶し、記憶手段に記憶する設定データを操作者の識別情報に対応づけてテーブル管理するよう構成したので、設定データの変更等を容易に行うことが可能となる。
 また、第3の発明は、操作者の識別情報を受け付けた際に、該識別情報に対応する設定データが記憶手段に存在するか否かを判断し、識別情報に対応する設定データが記憶手段に存在するならば、この記憶手段から該当する設定データを取得し、その他の場合には、該識別情報に対応する設定データを他の処理装置から取得するよう構成したので、各処理装置が連携して円滑に設定データに基づく環境設定を行うことが可能となる。
 以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施の形態では、3台のファクシミリ装置を公衆通信網を介して連結したファクシミリ通信システムに適用した場合について説明する。
 図2は、本実施の形態で用いるファクシミリ通信システムの全体構成を示す図である。
 図2に示すように、このファクシミリ通信システムは、3台のファクシミリ装置11、12及び13をそれぞれ交換機21、22及び23を介して公衆通信網20に接続した構成となり、各ファクシミリ装置11、12及び13は、ユーザによるファクシミリ送信指示がなされた際に、公衆通信網20を介して相互にファクシミリ通信を行う。
 また、各ファクシミリ装置11、12及び13は、ユーザ個々の通信付加情報、短縮登録データ及びジョブメモリデータ等(以下「個人データ」と言う。)をそれぞれ個人データ記憶部11a、12a及び13aに保持している。
 そして、各ファクシミリ装置11、12及び13は、ユーザID及びパスワードに基づいてユーザを認証し、かかるユーザを正当ユーザと認識したならば、該ユーザIDに対応する個人データに基づいて、通信付加情報、短縮登録データ及びジョブメモリデータ等を設定する。
 すなわち、このファクシミリ装置11、12及び13は、装置の使用に先だってユーザを認証し、正当ユーザであると認証した場合には、ユーザIDに適合した操作環境を提供している。
 なお、本実施の形態では、このユーザIDについては、カードリーダ11mに挿入される部門管理カードから読み取るものとし、パスワードについては、操作表示部11dから受け付けるものとする。そして、この両者を受け付けた後にユーザ認証を行い、正当ユーザと認識した場合にのみ、ユーザIDに対応する操作環境を提供する。
 具体的には、ファクシミリ装置11がユーザIDに対応する個人データを個人データ記憶部11aに有する場合には、この個人データ記憶部11aから該当する個人データを取り出し、この個人データに基づいて通信付加情報、短縮登録データ及びジョブメモリデータ等を設定する。
 一方、このファクシミリ装置11がユーザIDに対応する個人データを有しない場合には、他のファクシミリ装置12及び13に対して個人データを要求し、この要求に応答して返信される個人データに基づいて環境設定を行う。
 次に、上記ファクシミリ装置11の構成について説明する。なお、本実施の形態では、各ファクシミリ装置が同一機能を持つこととしているため、ここでは説明の便宜上、ファクシミリ装置11についてのみを説明することとする。
 図1は、図2に示すファクシミリ装置11の構成を示す機能ブロック図である。
 図1に示すように、このファクシミリ装置11は、個人データ記憶部11aと、画像入力部11bと、入力画像処理部11cと、操作表示部11dと、操作表示制御部11eと、印刷処理部11fと、印刷部11gと、送受信処理部11hと、回線制御部11iと、制御部11jと、個人データ処理部11kと、データ管理テーブル11lと、カードリーダ11mとを有する。
 画像入力部11bは、ファクシミリ送信の対象となる文書を光学的に読み取って画像処理部11cに出力する入力部であり、入力画像処理部11cは、受け付けた画像データにデータ圧縮等の画像処理を施す処理部である。
 操作表示部11dは、各種表示内容を図示しないパネル面に表示する表示機能と、該パネル面上を押下した指示位置を感知する入力機能と、パスワード等を入力する際に用いるテンキーとからなる。
 操作表示制御部11eは、この操作表示部11dを制御する制御部であり、制御部11jから個人データを受け付けたならば、該個人データに対応する表示設定等を行う。
 印刷処理部11fは、受信した圧縮データを制御部11iから受け付けた際に、該圧縮データを解凍して元の画像データに復元し、復元した画像データを印刷部11gに出力する処理部であり、印刷部11gは、印刷処理部11fから受け付けた印刷データを印刷用紙に印刷出力する出力部である。
 送受信処理部11hは、制御部11jの制御の下にファクシミリデータの送受信処理を行う処理部であり、回線制御部11iは、アナログ又はデジタルの公衆通信網と送受信処理部11hの間に介在してそのインターフェースを司る制御部である。
 制御部11jは、ファクシミリ装置11の全体制御を行う制御部であり、具体的には、ファクシミリ送受信制御、データファイル管理及び個人データ処理部11kの制御等を行う。
 すなわち、この制御部11jが入力画像処理部11cからファクシミリ送信すべき圧縮データを受け取ったならば、該圧縮データを送受信処理部11hに出力し、また、送受信処理部11hから圧縮データを受け取ったならば、該圧縮データを印刷処理部11fに出力する。
 また、カードリーダ11m及び操作表示制御部11eからユーザID及びパスワードをそれぞれ受け取ったならば、このユーザID及びパスワードを個人データ処理部11kに出力し、個人データ処理部11kから個人データを受け付けたならば、該個人データを操作表示制御部11eに出力する。
 個人データ処理部11kは、制御部11jから受け取ったユーザID及びパスワードをデータ管理テーブル11kの内容と比較してユーザ認証を行うとともに、正当ユーザであると認識した場合には、ユーザIDに対応する個人データを個人データ記憶部11a又は他のファクシミリ装置から取得して制御部11jに出力する。
 具体的には、このデータ管理テーブル11kでは、ユーザIDとパスワードの対応関係等を保持しているため、制御部11jから受け取ったユーザID及びパスワードをデータ管理テーブル11kの内容と比較して、ユーザの正当性を判断する。
 ただし、該当するユーザIDがデータ管理テーブル11k内に存在しない場合であっても、該ユーザIDが他のファクシミリ装置上に登録されている可能性があるため、他のファクシミリ装置に対してユーザ認証及び個人データの要求を行う。
 具体的には、個人データ処理部11kは、回線制御部11i及び公衆通信網20を介して他のファクシミリ装置12及び13にユーザID及びパスワードを送出し、ユーザIDに対応する個人データを有するファクシミリ装置からユーザが正当である場合にのみユーザIDに対応する個人データを受け取る。
 すなわち、他のファクシミリ装置は、ファクシミリ装置11からユーザID及びパスワードを受け付けた際に、その正当性を認証し、正当であると判断した場合にはユーザIDに対応する個人データを返信する。
 なお、説明の便宜上詳細な説明は省略するが、他のファクシミリ装置上に該当する個人データが存在しない場合や正当でないと判断した場合には、それぞれその旨がファクシミリ装置11に返送される。
 データ管理テーブル11lは、ユーザIDとパスワードの対応関係を保持するとともに、電話帳データ及びジョブメモリデータ等をユーザIDに対応づけて管理するテーブルである。
 上記構成を有するファクシミリ装置11〜13を用いることにより、装置の使用に先だってユーザ認証を行い、正当ユーザであると判断した場合には、ユーザIDに対応する個人データに基づいてユーザに適合した条件設定を行うことができる。
 次に、上記データ管理テーブル11lと個人データ記憶部11aに記憶する個人データとの関係について説明する。
 図3は、図1に示すデータ管理テーブル11lと個人データ記憶部11aに記憶する個人データとの関係を示す図である。
 図3(a)に示すように、データ管理テーブル11lは、ユーザID31ごとに、パスワード32、発信元データ33、電話帳データ34、ジョブメモリデータ35及び送信先コメントデータ36を管理するテーブルである。
 具体的には、ユーザID”13”には、パスワード”3665”と、発信元データ”F社 佐藤”と、電話帳データ”3”と、ジョブメモリデータ”10”と、送信先コメントデータ7とを対応づけている。
 また、ユーザID”5”には、パスワード”1111”と、発信元データ”F社 鈴木”のみを対応づけている。
 このため、ユーザIDとパスワードを受け付けたならば、このデータ管理テーブル11lを参照することにより、ユーザの正当性を認証することができる。
 また、この電話帳データ34とは、個人データ記憶部11aに記憶する図3(b)に示す電話帳データテーブル37の所望のデータ領域へのポインタを保持するデータ領域である。
 また、ジョブメモリデータ35とは、個人データ記憶部11aに記憶する図3(c)に示すジョブメモリデータテーブル38の所望のデータ領域へのポインタを保持するデータ領域である。
 すなわち、このデータ管理テーブル11lでは、ユーザIDとパスワードの対応関係を保持するだけでなく、ユーザIDと個人データすなわち電話帳データ及びジョブメモリデータとのリンク関係を保持している。
 図3(b)は、図1に示す個人データ記憶部11aに記憶する電話帳データテーブル37の一例を示す図であり、具体的には、この電話帳データテーブル37は、短縮番号、電話番号、宛名、検索キー1〜3の要素からなる。
 例えば、ユーザIDが”13”であるか又はパスワードが”3665”である場合には、その電話帳データが”3”であるため、例えば、短縮番号”018”に対する電話番号は”xx-xxxx-xxxx”、宛名は”B社”、検索キー1には”ひ”が、検索キー2には”B”が、検索キー3には”グループ5”がそれぞれ割り付けられることになる。
 図3(c)は、図1に示す個人データ記憶部11aに記憶するジョブメモリデータテーブル38の一例を示す図であり、具体的には、このジョブメモリデータテーブル38は、登録番号、ジョブメモリ、データ1〜4の要素からなる。
 例えば、ユーザIDが”13”であるか又はパスワードが”3665”である場合には、そのジョブメモリデータが”2”であるため、例えば、登録番号”002”に対しては、コメントに”運営会資料作成”が、データ1に”テンキー3押下”が、データ2に”モード設定キー押下”が、データ3に”とじしろ設定”が、データ4に”スタートキー押下”がそれぞれ割り付けられることになる。
 なお、受け付けたユーザIDがデータ管理テーブル11l上に存在しない場合には、このユーザID又は他のパスワードを他のファクシミリ装置に送信し、そのユーザの正当性の認証及び個人データの要求を行う。
 具体的には、本実施の形態では、公衆通信網20を介してユーザID又はパスワードを他のファクシミリ装置12及び13に送信し、他のファクシミリ装置12又は13が正当ユーザであると認証した場合には、該ユーザIDに対応する個人データを受信する。
 図3(d)は、送信先コメントデータテーブル39の一例を示す図であり、ここでは、登録番号1に「人事課佐藤様」というコメントを割り当て、登録番号2に「総務課鈴木様」というコメントを割り当てている。
 このように、本実施の形態では、データ管理部テーブル11lにおいてユーザIDとパスワードの対応関係を保持するとともに、ユーザIDと個人データ記憶部11aの個人データのリンク関係を保持している。
 次に、図1に示す操作表示制御部11eが個人データに基づいて行う表示制御について説明する。
 図4は、図1に示す操作表示部11dに電話帳画面を表示した一例を示す図である。
 図4(a)に示すように、ここでは複数の電話番号からなる電話帳画面を表示しており、この画面上に表示された各電話番号は、あるユーザIDに対応づけられたものである。
 すなわち、本実施の形態では、各ユーザIDに対応する電話帳データを個人データ記憶部11aに個人データとして記憶しておき、正当ユーザであると認証した場合には、このユーザIDに対応する環境設定を行うこととしているため、操作表示部11d上には正当ユーザに適合した電話帳画面が表示されることになる。
 具体的には、本実施の形態では、電話帳の宛先を50音順に区分して管理し、いずれかの頭文字が指示された際に、該頭文字を宛先とする電話番号の一覧が表示されるよう構成している。
 また、ある頭文字を宛先とする電話番号が所定数に限定されないようにするために、本実施の形態では、「次ページ」を指示することにより図4(b)に示す新たなページに移行できるよう構成している。
 このように、正当ユーザに適合した電話帳を操作表示部11dに表示することにより、ファクシミリ送信時の正当ユーザの労力を軽減することが可能となる。
 なお、ここでは複数の電話番号を1つのユーザIDに対応させているが、図3(a)に示したデータ管理テーブル11lの電話帳データ34に複数の電話番号を付与することもできる。
 次に、ファクシミリ送信選択時に操作表示部11dに表示される表示画面について説明する。
 図5は、ファクシミリ送信選択時に操作表示部11dに表示される表示画面を示す図である。
 図5に示すように、この表示画面には、コメント欄50に「折返し電話連絡ください」とのコメントが設定され、また発信元欄51に「F社○○部○○課」という所属が設定されている。
 このコメント及び所属は、ユーザが自らその都度設定するのではなく、ユーザIDに対応する個人データ等に基づいてファクシミリ装置11が環境設定したものである。
 具体的には、図3(a)に示すデータ管理テーブル11lでは、ユーザIDと発信元データのリンク関係を保持しているため、この発信元データを利用して発信元欄51に発信元データを設定し、また同様に同図(d)に示すコメントデータテーブル36ではコメントを保持しているため、このコメントが送信先のコメント欄50に設定される。
 このように、正当ユーザに適合した送信コメント及び発信元データを操作表示部11dに表示することにより、ファクシミリ送信時の正当ユーザの労力を軽減することが可能となる。
 次に、操作表示部11dに複数の送信先コメント候補を表示する表示例について説明する。
 図6は、図1に示す操作表示部11dに複数のコメント候補を表示する表示の一例を示す図である。
 図6に示すように、ここでは、正当ユーザに対応する複数のコメント候補が表示されており、正当ユーザはこの複数のコメント候補の中から所望のコメントを選択してファクシミリ送信を行うことになる。
 ただし、図3(c)に示すジョブメモリデータテーブル38のコメント欄に複数のコメント候補を格納し、ユーザIDに対応して複数のコメント候補を取り込む必要がある。
 なお、本実施の形態では、コメント候補数を所定数に制限されることを防ぐため、”次ページ”欄を選択することにより、同図(b)に示すコメント候補の表示ができるようにしている。
 次に、図1に示すファクシミリ装置11におけるメニュー表示までの処理手順について説明する。
 図7は、図1に示すファクシミリ装置11におけるメニュー表示までの処理手順を示すフローチャートである。
 図7に示すように、まず最初にファクシミリ装置11は、カードリーダ11mに装着された部門管理カードからユーザIDを取得した後に(ステップ701)、操作表示部11dを用いてユーザが入力するパスワードを受け付ける(ステップ702)。
 次に、このユーザIDに対応する項目がデータ管理テーブル11l内に存在するか否かを確認することによって、該ユーザが自装置の登録ユーザであるか否かを確認し(ステップ703)、自装置の登録ユーザであると判断した場合には、ユーザID及びパスワードの対応関係がデータ管理テーブル11l内のものと一致するか否かを確認して、ユーザの正当性を認証する(ステップ704)。
 一方、自装置の登録ユーザでない場合には、他のファクシミリ装置12及び13に対してユーザ認証及び個人データの要求を行い(ステップ703)、これらのファクシミリ装置12及び13から返信されるデータを受信する(ステップ704)。
 そして、自装置内でのユーザ認証結果又は受信データに含まれるユーザ認証結果に基づいて、当該ユーザが正当ユーザであるか否かを確認し(ステップ707)、正当ユーザである場合には、ユーザIDに対応する個人データに基づいて初期メニュー表示を行い(ステップ708)、正当ユーザでない場合には予め準備されたデフォルトの初期メニュー表示を行う(ステップ709)。
 上記一連の処理を行うことにより、ユーザに適合するメニュー表示を行うことが可能となる。
 なお、ここでは正当ユーザでない場合にデフォルトのメニュー表示を行うこととしたが、メニュー画面上に操作禁止表示を行うことも可能である。
 次に、上記ステップ705及びステップ706に示す他のファクシミリ装置12及び13との関係についてさらに詳細に説明する。
 図8は、個人データ授受に係わるファクシミリ装置相互間の処理手順を示すフローチャートである。ここでは、ファクシミリ装置11を個人データの要求元装置とし、またファクシミリ装置12を個人データの被要求装置とする。
 図8に示すように、ファクシミリ装置11では、ユーザが自装置の登録ユーザでないと判断したならば、ユーザIDとパスワードをファクシミリ装置12に送出する(ステップ801)。なお、ここでは、ユーザID及びパスワードの送出手順の細部の説明を省略するが、送出するデータを暗号化して秘匿強度を向上することもできる。
 そして、ファクシミリ装置12が、ユーザID及びパスワードを受信したならば(ステップ802)、このユーザIDをデータ管理テーブルの内容と照合して自装置の登録ユーザであるか否かを確認する(ステップ803)。
 そして、自装置の登録ユーザである場合には、ユーザID及びパスワードをデータ管理テーブルの内容と照合してユーザの正当性を認証し(ステップ804)、正当ユーザであるか否かを確認する(ステップ805)。
 その結果、ユーザIDに対応するユーザが正当ユーザである場合には、ユーザIDに対応する個人データを個人データ記憶部11aから取り出した後に(ステップ806)、ファクシミリ装置11に返信するための送信データを作成して(ステップ807)、ファクシミリ装置11に送信する(ステップ808)。
 具体的には、ユーザが正当ユーザである場合には、この送信データにはユーザIDに対応する個人データが含められ、正当ユーザでない場合又は自装置の登録ユーザでない場合にはそれぞれその旨のメッセージが含められる。
 そして、ファクシミリ装置11は、ファクシミリ装置12が送信したデータを受信したならば(ステップ809)、このデータがユーザIDに対応する個人データを有するか否かを確認し、個人データが存在する場合には、該個人データをメニュー表示に使用する。
 上記一連の処理を行うことにより、ファクシミリ装置11がユーザIDに対応する個人データを有しない場合であっても、他のファクシミリ装置12及び13に個人データを要求し、該個人データに基づくユーザに適合したメニュー表示を行うことができる。
 上述してきたように、本実施の形態では、各ユーザに対応する個人データを個人データ記憶部11aで記憶するとともに、この個人データとユーザIDの対応関係をデータ管理テーブル11lで保持しておき、ユーザID及びパスワードを受け付けたならば、個人データ処理部11kが、ユーザIDに対応する個人データを個人データ記憶部11a又は他のファクシミリ装置12又は13から取得し、取得した個人データに基づいてユーザに適合する操作環境を設定するよう構成したので、下記に示す効果が得られる。
 1) ユーザに適合する環境設定を効率良く行うことができる。
 2) 操作上のユーザの負荷を軽減することができる。
 3) 複数のファクシミリ装置で登録ユーザを分散管理しつつ、各ファクシミリ装置上でユーザに適合する環境設定を行うことができる。
 4) 各ファクシミリ装置のメモリ上の負荷を軽減することができる。
 5) 個人データの変更等を容易に行うことができる。
 6) 各ファクシミリ装置が連携して円滑に個人データに基づく環境設定を行うことができる。
 なお、本実施の形態では、ファクシミリ装置11がユーザIDが未登録であると判断した場合に、他の全てのファクシミリ装置12及び13に個人データを要求するよう構成したが、ユーザIDを管理するファクシミリ装置を特定した後、このファクシミリ装置にユーザIDに対応する個人データを要求することもできる。
 すなわち、各ファクシミリ装置11、12及び13に対して定期的に登録ユーザを通報する機能と、他のファクシミリ装置に登録されたユーザを管理する機能を付加することにより、ユーザIDに対応する個人データを有するファクシミリ装置を特定することができる。
 また、本実施の形態では、本発明をファクシミリ装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ファクシミリ機能、コピー機能及びプリンタ機能を有する複合機等に本発明を適用することができる。なお、かかる複合機に本発明を適用する場合には、複合機が収容するLAN(Local Area Network)等を介して個人データの授受を行うことができる。
本発明に係わるファクシミリ装置の構成を示す機能ブロック図。 本実施の形態で用いるファクシミリ通信システムの全体構成を示す図。 図1に示すデータ管理テーブルと個人データ記憶部に記憶する個人データとの関係を示す図。 図1に示す操作表示部に電話帳画面を表示した一例を示す図。 ファクシミリ送信選択時に操作表示部に表示される表示画面の一例を示す図。 図1に示す操作表示部に複数のコメント候補を表示する表示の一例を示す図。 図1に示すファクシミリ装置におけるメニュー表示までの処理手順を示すフローチャート。 個人データ授受に係わるファクシミリ装置相互間の処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
 11,12,13…ファクシミリ装置、11a,12a,13a…個人データ記憶部、20…公衆通信網、 21,22,23…交換機、11b…画像入力部、 11c…入力画像処理部、11d…操作表示部、 11e…操作表示制御部、11f…印刷処理部、 11g…印刷部、11h…送受信処理部、 11i…回線制御部、11j…制御部、 11k…個人データ処理部、11l…データ管理テーブル、 11m…カードリーダ、31…ユーザID、 32…パスワード、 33…発信元データ

Claims (3)

  1.  操作者の操作に対応する処理を行う相互に接続された複数の処理装置に操作環境を設定する操作環境設定装置において、
     各操作者に対応する設定データを操作者の識別情報に対応づけて管理する管理手段と、
     前記操作者の識別情報を受け付けた際に、該識別情報に対応する設定データを前記管理手段又は他の処理装置から取得する取得手段と、
     前記取得手段が取得した設定データに基づいて操作者に適合する操作環境を設定する設定手段と
     を具備することを特徴とする操作環境設定装置。
  2. 前記管理手段は、
     各操作者に対応する設定データを記憶する記憶手段と、
     前記記憶手段に記憶する設定データを操作者の識別情報に対応づけて記憶するテーブルと
     を具備することを特徴とする請求項1記載の操作環境設定装置。
  3.  前記取得手段は、
     前記操作者の識別情報を受け付けた際に、該識別情報に対応する設定データが前記記憶手段に存在するか否かを前記テーブルに基づき判断する判断手段と、
     前記判断手段が前記識別情報に対応する設定データが前記記憶手段に存在すると判断した場合には、前記記憶手段から該当する設定データを取得し、その他の場合には、該識別情報に対応する設定データを他の処理装置から取得する設定データ取得手段と
     を具備することを特徴とする請求項2記載の操作環境設定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007142574A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および利用制限方法
JP2009239635A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Nec Infrontia Corp システムデータのコピー方法、システムデータのコピーシステム及びシステムデータのコピープログラム
US11055431B2 (en) * 2017-12-15 2021-07-06 Blackberry Limited Securing data storage of personally identifiable information in a database

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