JP2004024132A - フィルタシガレット検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多層構造のフィルタは、シガレットに装着される前の段階でフィルタ層が脱落することがあるため、これを確実に検査する必要がある。
【解決手段】フィルタシガレット検査装置は、エンドチェッカドラム36の外側に配置されたセンサブラケット56,58を有しており、これらセンサブラケット56,58に一対の光電センサが取り付けられている。センサブラケット56,58はフィルタチップの装着部位が通過する領域を跨ぐようにして配置されており、一対の光電センサはフィルタチップの装着部位を挟んでその両側に取り付けられている。このため検査装置はフィルタチップの装着部位に対して検出光を透過させることができ、高精度にフィルタ層の脱落を検査可能である。
【選択図】 図2
【解決手段】フィルタシガレット検査装置は、エンドチェッカドラム36の外側に配置されたセンサブラケット56,58を有しており、これらセンサブラケット56,58に一対の光電センサが取り付けられている。センサブラケット56,58はフィルタチップの装着部位が通過する領域を跨ぐようにして配置されており、一対の光電センサはフィルタチップの装着部位を挟んでその両側に取り付けられている。このため検査装置はフィルタチップの装着部位に対して検出光を透過させることができ、高精度にフィルタ層の脱落を検査可能である。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多層構造のフィルタチップが装着されたフィルタシガレットの検査装置に係り、特にフィルタ層の脱落を検査するのに適したフィルタシガレット検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多層構造のフィルタチップとしては、例えばアセテート繊維束を丸めたプレーンフィルタ層と、フィルタ素材中にチャコール粒子を添加したチャコールフィルタ層とから構成されるものがある。この種のフィルタチップはデュアルフィルタと称され、近年ではシガレットの喫味改良のため多くの銘柄に採用されている。
【0003】
デュアルフィルタの構造は、別々に製造された二種類のフィルタセグメントを直列につなぎ合わせることで実現されており、このデュアルフィルタは当初、フィルタチップを数本分含んだフィルタロッドして製造されている。具体的には、二種類のフィルタセグメントを軸線方向に交互に配列し、これらをさらに成形紙により一体に巻き上げると、多層構造をなすフィルタロッドが形成される。フィルタロッドはフィルタ装着機にて、例えば数本毎のフィルタプラグに切断され、さらにフィルタプラグから2個のフィルタチップが得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した多層構造のフィルタロッドは、二種類のフィルタ層を単に並べ連ねて巻き上げたものであるから各層間に結合力はなく、これらは軸線方向に容易に分離する。このため、フィルタシガレットの製造過程でフィルタロッドないしフィルタプラグが大きく揺すられ、また急激な加速度の変化を伴う外力を受ける機会に多く晒されると、フィルタロッドまたはフィルタプラグから部分的にフィルタ層が脱落することがある。
【0005】
フィルタ層の脱落が生じると、その部分だけ成形紙が中抜けの状態となり、そのままシガレットに装着されるとフィルタチップが部分的に空洞となる。このように、フィルタ層の脱落は最終製品としてのフィルタシガレットの品質を損ねる要因となるため、いずれかの段階で脱落を検査する必要がある。ただしフィルタ層の脱落は、フィルタロッドがフィルタシガレット製造工場に受け入れられる段階ないしフィルタシガレットを製造する段階のいずれにおいても生じる可能性があるため、その発見や予測は容易なことではない。
【0006】
そこで本発明は、多層構造のフィルタチップが装着されたフィルタシガレットに関し、フィルタ層の脱落を効率的に検査できるフィルタシガレット検査装置の提供を課題としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のフィルタシガレット検査装置(請求項1)は、フィルタシガレットをその軸線と直行する方向に搬送する搬送経路と、この搬送経路の途中に設けられてフィルタチップの装着部位が通過する領域にて搬送経路と交差する方向に検出光を投受光する一対の光電センサとを備えており、これら光電センサからの出力に基づきフィルタチップからのフィルタ層の脱落を検査することで上記の課題を解決している。
【0008】
上述した検査装置によれば、フィルタチップの装着部位に対して検出光を透過させることができるので、フィルタ層の脱落の有無に関して検出精度を高くすることができる。このような透過方式では、フィルタシガレットの通過時に検出光の入力の有無だけを検出すればよいため、光電センサの感度調整が容易である。このため特に、フィルタ端面に対して検出光を投光して漏洩光を検出し、その強度に基づいてフィルタ層の脱落を検査する方式に比べて精度が高いものとなる。
【0009】
上述したフィルタシガレットの搬送経路は回転するドラムと、このドラムの外周に形成されて個々にフィルタシガレットを受け入れ、フィルタチップの装着部位がドラムの外周面から離隔した状態でフィルタシガレットを保持する保持部とを含んでおり、一対の光電センサはドラムの外側にて、フィルタチップの装着部位が通過する領域を挟んで互いに対向する位置に配置されている態様が好ましい(請求項2)。この場合、ドラム上でフィルタチップの装着部位が外周面に対してオーバハングしているため、ドラムの外側に一対の光電センサを容易に配置することができる。
【0010】
また一対の光電センサは、ドラムの近傍に配置されてフィルタチップの装着部位が通過する領域を跨ぐコの字形状のセンサブラケットに一体に取り付けられており、このセンサブラケットの配置を調整することで一対の光電センサの光軸を調整可能とすることができる(請求項3)。このため光電センサの光軸調整が容易となり、メンテナンス性を向上することができる。
【0011】
あるいは別の態様として、フィルタシガレットの搬送経路は回転するドラムと、このドラムの外周に形成され、個々にフィルタシガレットを受け入れて保持する保持溝と、この保持溝の底に形成されてドラムの内側と外側との間でフィルタチップの装着部位に対する検出光の透過を可能とする透過孔とを含むことができる(請求項4)。この場合、フィルタチップの装着部位がドラムの外周面にオーバハングしていなくても、適切な位置に光電センサを配置することができる。
【0012】
上述の態様に関し、検査装置はドラムの透過孔を挟んでその内側と外側との間を跨ぐコの字形状のセンサブラケットをさらに備え、このセンサブラケットの配置を調整することで一対の光電センサの光軸を調整可能とすることもできる(請求項5)。これにより、フィルタチップの装着部位がオーバハングしていないドラムについても光電センサの光軸調整が容易となり、そのメンテナンス性を向上することができる。
【0013】
また本発明の検査装置(請求項6)は、検査においてフィルタ層の脱落が認められたとき、そのフィルタプラグを含むフィルタシガレットを搬送経路外へ排除する排除手段をさらに備えている。これによりフィルタシガレット製品への不良品の混入が確実に防止され、高品質な製品を提供できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、フィルタアタッチメント(装着機)を概略的に示している。フィルタアタッチメントはその機体右端から中央に向かって延びるドラム列4を有しており、このドラム列4には、図示しないたばこ巻上機から倍長シガレットが供給される。なおフィルタアタッチメントが有するドラム列は、後述するものをも含めて個々のドラムの外周に保持溝を有しており、この保持溝内にてシガレットやフィルタの棒状物品を吸引力により保持することができる。またドラム列はそのドラムの回転に伴い、隣り合うドラム間で棒状物品を順次受け渡しながらこれらをその軸線と直行する方向に搬送する。
【0015】
ドラム列4はその右端位置のキャッチャドラム6にて倍長シガレットを受け取り、これを順次受け渡しながら機体中央に向けて搬送する。またドラム列4はロッドカットドラム8やロッドセパレーションドラム10,12等を有しており、ロッドカットドラム8にて倍長シガレットは2本のシングルシガレットに切断される。次いで、ロッドセパレーションドラム10,12にて2本のシングルシガレットは軸線方向に分離されてシガレット列となる。
【0016】
またフィルタアタッチメントは、その機体上方に配置された一対のロッドホッパ14を備えており、これらロッドホッパ14内に多数のフィルタロッドが蓄えられている。フィルタロッドは図示しないフィルタ供給機から風送管を通じて供給され、順次ロッドホッパ14内に蓄えられる。また、ここに蓄えられたフィルタロッドはロッドホッパ14から繰り出され、所定のドラム列16を通じて搬送される。
【0017】
ドラム列4にはアセンブリドラム18が含まれており、このアセンブリドラム18には上方からドラム列16が繋がっている。ドラム列16の途中にはセパレーションドラムやグレーディングドラム、プラグアライニングドラム等(参照符号なし)が設けられている。このドラム列16にて、フィルタロッドは例えば2本のフィルタプラグ毎に切断され、次いで2本のフィルタプラグは千鳥状の段違い配列にされる。そして、段違い配列のフィルタプラグは最終的に中央に揃えられ、一列に整列された状態でアセンブリドラム18に供給される。
【0018】
一方、アセンブリドラム18にはドラム列4からシガレット列が供給され、このシガレット列はフィルタプラグの両側に位置付けられる。そして、これらはダブルエンクロージャドラム20にて軸線方向に密着され、ダブルフィルタシガレットの中間品となる。
ダブルフィルタシガレットの中間品はダブルエンクロージャドラム20からローリングプレート22上に乗り移り、コークドラム24の回転に伴い、ローリングプレート22上を転動する。コークドラム24は中間品に対してチップペーパ片を供給し、このチップペーパ片は中間品の転動過程でその外周に巻き付けられる。チップペーパ片には予め糊が塗布されているため、中間品はチップペーパ片の巻き付けにより、フィルタプラグの両端にシガレットがそれぞれ接続されたダブルフィルタシガレットとなる。
【0019】
フィルタアタッチメントには、ローリングプレート20に続いてドラム列26が設けられており、ダブルフィルタシガレットはこの後、ローリングプレート20からドラム列26のテイクオフドラム28上に乗り移る。この後、ダブルフィルタシガレットはファイナルカットドラム30にてフィルタプラグの中央から切断され、これにより一対のシングルフィルタシガレットが形成される。シングルフィルタシガレットはこの後、2つのファイナルセパレーションドラム32,34を通じて軸線方向に分離され、互いに背向した状態で次にエンドチェッカドラム36に受け渡される。
【0020】
図2は、エンドチェッカドラム36およびその近傍を示している。エンドチェッカドラム36はその外周に保持部(巻サポート)38を有しており、保持部38は周方向に一定の間隔を存して配列されている。個々の保持部38はエンドチェッカドラム36の外周面から径方向に突出しており、その頂部に保持溝40が形成されている。図2に示されるように、保持部38はそれぞれ保持溝40内にフィルタシガレットFCを1本ずつ受け入れて保持することができる。
【0021】
エンドチェッカドラム36には個々の保持溝40の底に通じるサクション通路42が形成されており、これらサクション通路42はエンドチェッカドラム36の内部を放射状に延びている。また、エンドチェッカドラム36の内周にはサクションスリーブ44が配置されており、その内側にサクション室46が形成されている。サクション通路42はサクションスリーブ44を介してサクション通路42に連通し、保持溝40に受け入れられたフィルタシガレットFCに吸引力を与えることができる。この吸引力により、フィルタシガレットFCは保持部38に保持される。
【0022】
エンドチェッカドラム36の下方には支持部材48が設けられており、この支持部材48はその基端が図示しない機体フレームに固定され、エンドチェッカドラム36の下方を水平方向に延びている。また支持部材48にはセンサホルダ50が取り付けられており、このセンサホルダ50は支持部材48に固定されている。
【0023】
図3および図4は、上述のセンサホルダ50を具体的に示している。センサホルダ50は一対のアーム52を有しており、これらアーム52はそれぞれ基端部にて支持部材48にクランプして取り付けられて斜め上方に延びている。また一対のアーム52はエンドチェッカドラム36の軸線方向に間隔を存して離隔されており、これらアーム52はブリッジプレート54を介して相互に連結されている。
【0024】
ブリッジプレート54は一対のアーム52間をエンドチェッカドラム36の軸線と平行に延びており、図4でみて中間の部位がその両端部よりも上方に突出している。この突出した中間部位の両肩には、それぞれセンサブラケット56,58が取り付けられている。これらセンサブラケット56,58は所望の形状に加工されたブロック片からなり、具体的には一方のセンサブラケット56はクランク形状に形成されており、他方のセンサブラケット58はL字形状に形成されている。このうち一方のセンサブラケット56はその基端部がブリッジプレート54に取り付けられており、この基端部から折れ曲がった先の中央部に他方のセンサブラケット58が取り付けられている。なおブリッジプレート54には、センサブラケット56の基端部を位置決めするためのプレート片60が取り付けられている。またブリッジプレート54やセンサブラケット56,58等の部品は全て互いの位置決め用に段付き形状(あご付)となっており、これにより各部品の組み付け位置の精度やその再現性が高められている。
【0025】
図3に示されるように、センサブラケット56,58はいずれも先端部がエンドチェッカドラム36の軸線と平行に延びており、これら先端部はフィルタシガレットFCのフィルタ装着部位を挟んで両側に位置付けられる。また、これらセンサブラケット56,58にはそれぞれ、光電センサ62,64が埋め込んで取り付けられており、それゆえ光電センサ62,64もまた、フィルタシガレットFCのフィルタ装着部位を挟んで両側に位置付けられたものとなる。なお、光電センサ62,64は後述する排除コントローラに接続されている。また、センサブラケット58には光電センサ64とともにアタッチメント66が取り付けられており、このアタッチメント66は光電センサ64の受光面をサイドビュータイプに変更している。
【0026】
図示のようにセンサブラケット56,58は互いに固定された状態で、光電センサ62,64の取付部位がコの字形状をなしており、これらセンサブラケット56,58はフィルタチップの装着部位が通過する領域を跨ぐようにして配置されている。
ここで図2に示されるように、保持部38はその保持溝40内にフィルタシガレットFCを受け入れて保持するとともに、この状態で、個々のフィルタシガレットFCの両端部をエンドチェッカドラム36の外周面から離隔させている。このため光電センサ62,64は、フィルタシガレットFCのフィルタ装着部位が通過する領域を挟んで互いに対向する位置に配置されたものとなっている。
【0027】
図5は光電センサ62,64を用いたフィルタシガレットFCの検査の概要を示している。光電センサ62,64は例えば透過型の光電スイッチからなり、その検出光軸上にある対象物の有無を光学的に検出してセンサ信号を出力することができる。この場合、対象物は装着されたフィルタチップのチャコールフィルタ層CFであり、その検出光軸はフィルタ装着部位のうち、特にチャコールフィルタ層CFが存在するべき位置に合わせて設定される。なお検出光軸はオフラインで調整可能である。また上述のようにセンサブラケット56,58等の組付け位置精度が高められているため、光軸調整は最小限の範囲内でよい。
【0028】
例えば、エンドチェッカドラム36の外周面に近い方の光電センサ64を受光側とすると、そのセンサ信号は排除コントローラ68に入力される。また排除コントローラ68にはエンドチェッカドラム36によるフィルタシガレットCFの搬送速度に同期したタイミング信号が供給されており、排除コントローラ68はタイミング信号と同期を取りながら光電センサ64から入力されるセンサ信号を処理することでチャコールフィルタ層CFの有無を検査することができる。
【0029】
なお図5には、2組ある光電センサ62,64のうちの片方だけが示されているが、排除コントローラ68には両方のセンサ信号が別々に入力される。あるいは、排除コントローラ68は2組ある光電センサ62,64について、それぞれ別々に設けてもよい。
図6は、検査対象となるフィルタシガレットのフィルタ装着部位と排除コントローラ68により処理される各種の信号を時系列に沿って示している。以下の説明では、検査対象のフィルタシガレットに(1)〜(9)の連続番号を付してその識別を行う。なおエンドチェッカドラム36では、その周方向にシングルフィルタシガレットが2列で搬送されているため、同一の検査位置で2本のフィルタシガレットを別々に検査対象とすることができる。ただし、以下では理解を容易にするため、その片側の列のフィルタシガレットについてのみ説明する。
【0030】
図6中、フィルタシガレット(1)〜(9)についてそれぞれフィルタチップの装着部位が部分的に示されており、そのチャコールフィルタ層は2重のハッチングを施して示されている。このうちフィルタシガレット(3),(6)はチャコールフィルタ層が脱落した状態でフィルタチップが装着されており、それゆえこれらは不良品である。通常、検査対象が良品のフィルタシガレット(1),(2)等である場合、そのフィルタ装着部位が通過することで光電センサ62,64がチャコールフィルタ層の存在を検出し、その検出結果を表すセンサ信号が排除コントローラ68に入力される。
【0031】
上述のタイミング信号(図6では「記憶ゲート信号」として表記されている。)は、光電センサ62,64の検出光軸上に各フィルタシガレットの中心が到達するタイミングで排除コントローラ68に入力されており、排除コントローラ68はタイミング信号の入力時点(パルス立ち上がり時点)で内部メモリの記憶ゲートを開き、一対のフィルタシガレットごとにセンサ信号を記憶する。
【0032】
排除コントローラ68は、記憶したセンサ信号に基づき不良品信号を形成する。例えば、フィルタシガレット(1),(2)については、各記憶ゲート信号の入力時にセンサ信号の入力が記憶されているため、これら検査対象のフィルタシガレット(1),(2)は良品として判定される。この場合、排除コントローラ68は不良品信号を形成しない。
【0033】
これに対し、検査対象が例えば不良品のフィルタシガレット(3)であった場合、記憶ゲート信号の入力時にセンサ信号の入力が記憶されない。この場合、排除コントローラ68はその検査対象となったフィルタシガレット(3)を不良品として判定し、同時に不良品信号を形成する。なお不良品信号は、次の記憶ゲート信号が入力された時点でキャンセルされる。
【0034】
排除コントローラ68にはさらに、フィルタシガレットの搬送速度に同期した同期信号が入力されており、各同期信号の入力時に上述の不良品信号が形成されている場合、排除コントローラ68は脱落検出信号を形成する。この脱落検出信号もまた、次の同期信号が入力された時点でキャンセルされる。排除コントローラ68は脱落検出信号を形成すると、所定の段数シフト後のタイミングで排除信号を出力する。
【0035】
同様に、フィルタシガレット(6)についてもセンサ信号の処理や不良品信号および脱落検出信号の形成、そして排除信号の出力等の処理が排除コントローラ68により行われる。
図7は、検査装置による不良品の排除の仕組みを概略的に示している。上述したドラム列26には、インスペクションドラム70およびシングルロッドリジェクションドラム72が含まれており、これらドラム70,72はエンドチェッカドラム36から順に連なって配置されている。このうち、シングルロッドリジェクションドラム72には排除位置が設けられており、検出位置から排除位置までの間に介在する保持溝40の段数が上述の段数シフトとなる。具体的には、不良品がエンドチェッカドラム36の検出位置からインスペクションドラム70を経て、シングルロッドリジェクションドラム72の排除位置に到達するまでの間に入力される同期信号のパルス数を排除コントローラ68はカウントし、そのタイミングで排除信号を出力する。
【0036】
シングルロッドリジェクションドラム72には、個々の保持溝20の底に連通するブロー通路74が形成されており、このブロー通路74は、図示の排除位置でブロー管路76に連通している。ブロー管路76は図示しない空圧源からブローエアが供給されており、その途中に開閉弁78が設けられている。この開閉弁78は排除コントローラ68から排除信号の入力を受けて開弁し、ブロー通路74にブローエアを導入させる。これにより排除位置にある不良品のフィルタシガレットFCがブローエアで強制的に排除される。
【0037】
なお、図7には示されていないが、上述したブロー通路74やブロー管路76、開閉弁78はいずれもシングルフィルタシガレットFCの列(2列)ごとに設けられている。したがって検査装置による不良品の排除もまた、各列のシングルフィルタシガレットFCごとに行われる。
図8は、異なる形式のフィルタアタッチメントに適用された検査装置の実施形態を示している。この場合、ドラム列にはエンドスキャナドラム80が含まれており、このエンドスキャナドラム80にて脱落検査が行われる。また、この形式のフィルタアタッチメントでは、ドラム列にターニングドラム82が含まれており、ファイナルカット後のフィルタシガレットFCは、ターニングドラム82にて2列から1列に整列される。
【0038】
エンドスキャナドラム80の外周にも同様に保持溝84が形成されており、整列済のフィルタシガレットFCはターニングドラム82から中間ドラム85を経て、個々に保持溝84に受け入れられる。またエンドスキャナドラム80には各保持溝84の底に通じる透過孔86が形成されており、この透過孔86は保持溝84の底からエンドスキャナドラム80の内側に向けて延びている。
【0039】
エンドスキャナドラム80の内側には光電センサ88が固定して配置されており、一方、その外側には光電センサ90が固定して配置されている。これら光電センサ88,90は、透過孔86を通じて検出光を投受光することができる。また各保持溝84内にて、透過孔86はフィルタシガレットFCのフィルタ装着部位に対応して位置付けられている。それゆえ光電センサ88,90は透過孔86を通じてフィルタ装着部位に検出光を透過させることができ、光電センサ88,90の検出光軸はフィルタ装着部位が通過する領域で搬送経路と交差するものとなっている。なお光電センサ88,90は、内側・外側のいずれが投光側であってもよい。
【0040】
図9は、光電センサ88,90の取り付けを具体的に示している。この実施形態においても、光電センサ88,90の取り付けには最初の実施形態で示したセンサブラケットと同様のものを適用することができる。
具体的には、光電センサ88,90はそれぞれセンサブラケット92,94の先端部位に取り付けられている。図示のように、センサブラケット92,94はその組み付け状態にて先端部位がコの字形状をなしており、この先端部位は透過孔86を挟んでエンドスキャナドラム80の内側と外側とを跨ぐようにして配置されている。なおセンサブラケット92,94は、例えば支持アーム96を介してフィルタアタッチメントの機体に固定される。
【0041】
図8の実施形態にあっても、上述した一実施形態の場合と同様に排除コントローラ68は光電センサ88,90からのセンサ信号を用いて不良品の検査および排除を行うことができる。この場合、記憶ゲート信号は透過孔86の通過タイミングに同期して排除コントローラ68に入力されていればよい。
上述した各実施形態のフィルタシガレット検査装置は、ダブルフィルタシガレットが最終的に切断された後のシングルフィルタシガレットの状態で製品を検査しているため、個別にチャコールフィルタ層CFの脱落の有無を検査することができる。また検査の結果、不良品を単独で排除することができるので、ダブルフィルタシガレットの状態で製品を排除する場合に比較して原料の無駄が少ないという利点がある。
【0042】
本発明は上述した各実施形態のみに限られず、各種の態様にて実施可能である。例えば、各実施形態では二層構造のフィルタを例示しているが、フィルタ層は三種類以上であってもよい。また、光電センサは搬送経路上の適宜位置に設置することができ、特にその配置が各実施形態のみに限定されるものではない。
また、最初の実施形態(図1〜図7)では同一の検査位置で2本のシングルフィルタシガレットを同時に検査しているが、各列ごとに異なる位置で光電センサ62,64による検査を行ってもよい。排除位置についても同様に、各列ごとに異なる位置でブローエアによる排除を行ってもよい。
【0043】
その他、図示ともに説明したフィルタアタッチメントや検査装置の具体的な構造や部材は各実施形態のものに限定されることなく、その他の均等手段にて置き換え可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明のフィルタシガレット検査装置(請求項1)は、高精度にフィルタ層の脱落を検査することができ、フィルタシガレットの品質管理に大きく寄与することができる。特に、フィルタチップの装着部位に検出光を透過させているため、反射光や漏洩光を検出して検査を行う方式よりも精度や感度調整の容易さ、メンテナンス性等において大きく優れる。
【0045】
フィルタシガレットの搬送をドラムで行う場合、その外側に光電センサを配置することでメンテナンスが容易となるし(請求項2)、特にセンサブラケットを用いて光電センサを取り付けるものであれば(請求項3)、その光軸調整も容易となるため実用性に優れた検査装置が得られる。
また、ドラムの形態に合わせて片方の光電センサをドラムの内側に配置すれば(請求項4)、透過式の検出方法を容易に実現することができるし、センサブラケットを用いて一対の光電センサを取り付けるものであれば(請求項5)、上記と同様に実用性を高めることができる。
【0046】
また、検査装置は不良品を確実に排除することができるため(請求項6)、製品の信頼性を高水準に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の検査装置が適用されたフィルタアタッチメントを概略的に示した正面図である。
【図2】エンドチェッカドラムの近傍を具体的に示した図である。
【図3】図2中、矢印IIIの方向からみたセンサホルダの詳細図である。
【図4】図2中、矢印IVの方向からみたセンサホルダの詳細図である。
【図5】検査装置による検査の概要を説明するための図である。
【図6】排除コントローラにて処理される各種信号の変化を示した図である。
【図7】検査装置による不良品排除の概要を説明するための図である。
【図8】光電センサの配置が異なる実施形態の検査装置を示した図である。
【図9】図8中、IX−IX線に沿う断面図である。
【符号の説明】
26 ドラム列(搬送経路)
36 エンドスキャナドラム
56,58 センサブラケット
62,64 光電センサ
68 排除コントローラ(検査手段,排除手段)
72 シングルロッドリジェクションドラム(排除手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、多層構造のフィルタチップが装着されたフィルタシガレットの検査装置に係り、特にフィルタ層の脱落を検査するのに適したフィルタシガレット検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多層構造のフィルタチップとしては、例えばアセテート繊維束を丸めたプレーンフィルタ層と、フィルタ素材中にチャコール粒子を添加したチャコールフィルタ層とから構成されるものがある。この種のフィルタチップはデュアルフィルタと称され、近年ではシガレットの喫味改良のため多くの銘柄に採用されている。
【0003】
デュアルフィルタの構造は、別々に製造された二種類のフィルタセグメントを直列につなぎ合わせることで実現されており、このデュアルフィルタは当初、フィルタチップを数本分含んだフィルタロッドして製造されている。具体的には、二種類のフィルタセグメントを軸線方向に交互に配列し、これらをさらに成形紙により一体に巻き上げると、多層構造をなすフィルタロッドが形成される。フィルタロッドはフィルタ装着機にて、例えば数本毎のフィルタプラグに切断され、さらにフィルタプラグから2個のフィルタチップが得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した多層構造のフィルタロッドは、二種類のフィルタ層を単に並べ連ねて巻き上げたものであるから各層間に結合力はなく、これらは軸線方向に容易に分離する。このため、フィルタシガレットの製造過程でフィルタロッドないしフィルタプラグが大きく揺すられ、また急激な加速度の変化を伴う外力を受ける機会に多く晒されると、フィルタロッドまたはフィルタプラグから部分的にフィルタ層が脱落することがある。
【0005】
フィルタ層の脱落が生じると、その部分だけ成形紙が中抜けの状態となり、そのままシガレットに装着されるとフィルタチップが部分的に空洞となる。このように、フィルタ層の脱落は最終製品としてのフィルタシガレットの品質を損ねる要因となるため、いずれかの段階で脱落を検査する必要がある。ただしフィルタ層の脱落は、フィルタロッドがフィルタシガレット製造工場に受け入れられる段階ないしフィルタシガレットを製造する段階のいずれにおいても生じる可能性があるため、その発見や予測は容易なことではない。
【0006】
そこで本発明は、多層構造のフィルタチップが装着されたフィルタシガレットに関し、フィルタ層の脱落を効率的に検査できるフィルタシガレット検査装置の提供を課題としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のフィルタシガレット検査装置(請求項1)は、フィルタシガレットをその軸線と直行する方向に搬送する搬送経路と、この搬送経路の途中に設けられてフィルタチップの装着部位が通過する領域にて搬送経路と交差する方向に検出光を投受光する一対の光電センサとを備えており、これら光電センサからの出力に基づきフィルタチップからのフィルタ層の脱落を検査することで上記の課題を解決している。
【0008】
上述した検査装置によれば、フィルタチップの装着部位に対して検出光を透過させることができるので、フィルタ層の脱落の有無に関して検出精度を高くすることができる。このような透過方式では、フィルタシガレットの通過時に検出光の入力の有無だけを検出すればよいため、光電センサの感度調整が容易である。このため特に、フィルタ端面に対して検出光を投光して漏洩光を検出し、その強度に基づいてフィルタ層の脱落を検査する方式に比べて精度が高いものとなる。
【0009】
上述したフィルタシガレットの搬送経路は回転するドラムと、このドラムの外周に形成されて個々にフィルタシガレットを受け入れ、フィルタチップの装着部位がドラムの外周面から離隔した状態でフィルタシガレットを保持する保持部とを含んでおり、一対の光電センサはドラムの外側にて、フィルタチップの装着部位が通過する領域を挟んで互いに対向する位置に配置されている態様が好ましい(請求項2)。この場合、ドラム上でフィルタチップの装着部位が外周面に対してオーバハングしているため、ドラムの外側に一対の光電センサを容易に配置することができる。
【0010】
また一対の光電センサは、ドラムの近傍に配置されてフィルタチップの装着部位が通過する領域を跨ぐコの字形状のセンサブラケットに一体に取り付けられており、このセンサブラケットの配置を調整することで一対の光電センサの光軸を調整可能とすることができる(請求項3)。このため光電センサの光軸調整が容易となり、メンテナンス性を向上することができる。
【0011】
あるいは別の態様として、フィルタシガレットの搬送経路は回転するドラムと、このドラムの外周に形成され、個々にフィルタシガレットを受け入れて保持する保持溝と、この保持溝の底に形成されてドラムの内側と外側との間でフィルタチップの装着部位に対する検出光の透過を可能とする透過孔とを含むことができる(請求項4)。この場合、フィルタチップの装着部位がドラムの外周面にオーバハングしていなくても、適切な位置に光電センサを配置することができる。
【0012】
上述の態様に関し、検査装置はドラムの透過孔を挟んでその内側と外側との間を跨ぐコの字形状のセンサブラケットをさらに備え、このセンサブラケットの配置を調整することで一対の光電センサの光軸を調整可能とすることもできる(請求項5)。これにより、フィルタチップの装着部位がオーバハングしていないドラムについても光電センサの光軸調整が容易となり、そのメンテナンス性を向上することができる。
【0013】
また本発明の検査装置(請求項6)は、検査においてフィルタ層の脱落が認められたとき、そのフィルタプラグを含むフィルタシガレットを搬送経路外へ排除する排除手段をさらに備えている。これによりフィルタシガレット製品への不良品の混入が確実に防止され、高品質な製品を提供できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、フィルタアタッチメント(装着機)を概略的に示している。フィルタアタッチメントはその機体右端から中央に向かって延びるドラム列4を有しており、このドラム列4には、図示しないたばこ巻上機から倍長シガレットが供給される。なおフィルタアタッチメントが有するドラム列は、後述するものをも含めて個々のドラムの外周に保持溝を有しており、この保持溝内にてシガレットやフィルタの棒状物品を吸引力により保持することができる。またドラム列はそのドラムの回転に伴い、隣り合うドラム間で棒状物品を順次受け渡しながらこれらをその軸線と直行する方向に搬送する。
【0015】
ドラム列4はその右端位置のキャッチャドラム6にて倍長シガレットを受け取り、これを順次受け渡しながら機体中央に向けて搬送する。またドラム列4はロッドカットドラム8やロッドセパレーションドラム10,12等を有しており、ロッドカットドラム8にて倍長シガレットは2本のシングルシガレットに切断される。次いで、ロッドセパレーションドラム10,12にて2本のシングルシガレットは軸線方向に分離されてシガレット列となる。
【0016】
またフィルタアタッチメントは、その機体上方に配置された一対のロッドホッパ14を備えており、これらロッドホッパ14内に多数のフィルタロッドが蓄えられている。フィルタロッドは図示しないフィルタ供給機から風送管を通じて供給され、順次ロッドホッパ14内に蓄えられる。また、ここに蓄えられたフィルタロッドはロッドホッパ14から繰り出され、所定のドラム列16を通じて搬送される。
【0017】
ドラム列4にはアセンブリドラム18が含まれており、このアセンブリドラム18には上方からドラム列16が繋がっている。ドラム列16の途中にはセパレーションドラムやグレーディングドラム、プラグアライニングドラム等(参照符号なし)が設けられている。このドラム列16にて、フィルタロッドは例えば2本のフィルタプラグ毎に切断され、次いで2本のフィルタプラグは千鳥状の段違い配列にされる。そして、段違い配列のフィルタプラグは最終的に中央に揃えられ、一列に整列された状態でアセンブリドラム18に供給される。
【0018】
一方、アセンブリドラム18にはドラム列4からシガレット列が供給され、このシガレット列はフィルタプラグの両側に位置付けられる。そして、これらはダブルエンクロージャドラム20にて軸線方向に密着され、ダブルフィルタシガレットの中間品となる。
ダブルフィルタシガレットの中間品はダブルエンクロージャドラム20からローリングプレート22上に乗り移り、コークドラム24の回転に伴い、ローリングプレート22上を転動する。コークドラム24は中間品に対してチップペーパ片を供給し、このチップペーパ片は中間品の転動過程でその外周に巻き付けられる。チップペーパ片には予め糊が塗布されているため、中間品はチップペーパ片の巻き付けにより、フィルタプラグの両端にシガレットがそれぞれ接続されたダブルフィルタシガレットとなる。
【0019】
フィルタアタッチメントには、ローリングプレート20に続いてドラム列26が設けられており、ダブルフィルタシガレットはこの後、ローリングプレート20からドラム列26のテイクオフドラム28上に乗り移る。この後、ダブルフィルタシガレットはファイナルカットドラム30にてフィルタプラグの中央から切断され、これにより一対のシングルフィルタシガレットが形成される。シングルフィルタシガレットはこの後、2つのファイナルセパレーションドラム32,34を通じて軸線方向に分離され、互いに背向した状態で次にエンドチェッカドラム36に受け渡される。
【0020】
図2は、エンドチェッカドラム36およびその近傍を示している。エンドチェッカドラム36はその外周に保持部(巻サポート)38を有しており、保持部38は周方向に一定の間隔を存して配列されている。個々の保持部38はエンドチェッカドラム36の外周面から径方向に突出しており、その頂部に保持溝40が形成されている。図2に示されるように、保持部38はそれぞれ保持溝40内にフィルタシガレットFCを1本ずつ受け入れて保持することができる。
【0021】
エンドチェッカドラム36には個々の保持溝40の底に通じるサクション通路42が形成されており、これらサクション通路42はエンドチェッカドラム36の内部を放射状に延びている。また、エンドチェッカドラム36の内周にはサクションスリーブ44が配置されており、その内側にサクション室46が形成されている。サクション通路42はサクションスリーブ44を介してサクション通路42に連通し、保持溝40に受け入れられたフィルタシガレットFCに吸引力を与えることができる。この吸引力により、フィルタシガレットFCは保持部38に保持される。
【0022】
エンドチェッカドラム36の下方には支持部材48が設けられており、この支持部材48はその基端が図示しない機体フレームに固定され、エンドチェッカドラム36の下方を水平方向に延びている。また支持部材48にはセンサホルダ50が取り付けられており、このセンサホルダ50は支持部材48に固定されている。
【0023】
図3および図4は、上述のセンサホルダ50を具体的に示している。センサホルダ50は一対のアーム52を有しており、これらアーム52はそれぞれ基端部にて支持部材48にクランプして取り付けられて斜め上方に延びている。また一対のアーム52はエンドチェッカドラム36の軸線方向に間隔を存して離隔されており、これらアーム52はブリッジプレート54を介して相互に連結されている。
【0024】
ブリッジプレート54は一対のアーム52間をエンドチェッカドラム36の軸線と平行に延びており、図4でみて中間の部位がその両端部よりも上方に突出している。この突出した中間部位の両肩には、それぞれセンサブラケット56,58が取り付けられている。これらセンサブラケット56,58は所望の形状に加工されたブロック片からなり、具体的には一方のセンサブラケット56はクランク形状に形成されており、他方のセンサブラケット58はL字形状に形成されている。このうち一方のセンサブラケット56はその基端部がブリッジプレート54に取り付けられており、この基端部から折れ曲がった先の中央部に他方のセンサブラケット58が取り付けられている。なおブリッジプレート54には、センサブラケット56の基端部を位置決めするためのプレート片60が取り付けられている。またブリッジプレート54やセンサブラケット56,58等の部品は全て互いの位置決め用に段付き形状(あご付)となっており、これにより各部品の組み付け位置の精度やその再現性が高められている。
【0025】
図3に示されるように、センサブラケット56,58はいずれも先端部がエンドチェッカドラム36の軸線と平行に延びており、これら先端部はフィルタシガレットFCのフィルタ装着部位を挟んで両側に位置付けられる。また、これらセンサブラケット56,58にはそれぞれ、光電センサ62,64が埋め込んで取り付けられており、それゆえ光電センサ62,64もまた、フィルタシガレットFCのフィルタ装着部位を挟んで両側に位置付けられたものとなる。なお、光電センサ62,64は後述する排除コントローラに接続されている。また、センサブラケット58には光電センサ64とともにアタッチメント66が取り付けられており、このアタッチメント66は光電センサ64の受光面をサイドビュータイプに変更している。
【0026】
図示のようにセンサブラケット56,58は互いに固定された状態で、光電センサ62,64の取付部位がコの字形状をなしており、これらセンサブラケット56,58はフィルタチップの装着部位が通過する領域を跨ぐようにして配置されている。
ここで図2に示されるように、保持部38はその保持溝40内にフィルタシガレットFCを受け入れて保持するとともに、この状態で、個々のフィルタシガレットFCの両端部をエンドチェッカドラム36の外周面から離隔させている。このため光電センサ62,64は、フィルタシガレットFCのフィルタ装着部位が通過する領域を挟んで互いに対向する位置に配置されたものとなっている。
【0027】
図5は光電センサ62,64を用いたフィルタシガレットFCの検査の概要を示している。光電センサ62,64は例えば透過型の光電スイッチからなり、その検出光軸上にある対象物の有無を光学的に検出してセンサ信号を出力することができる。この場合、対象物は装着されたフィルタチップのチャコールフィルタ層CFであり、その検出光軸はフィルタ装着部位のうち、特にチャコールフィルタ層CFが存在するべき位置に合わせて設定される。なお検出光軸はオフラインで調整可能である。また上述のようにセンサブラケット56,58等の組付け位置精度が高められているため、光軸調整は最小限の範囲内でよい。
【0028】
例えば、エンドチェッカドラム36の外周面に近い方の光電センサ64を受光側とすると、そのセンサ信号は排除コントローラ68に入力される。また排除コントローラ68にはエンドチェッカドラム36によるフィルタシガレットCFの搬送速度に同期したタイミング信号が供給されており、排除コントローラ68はタイミング信号と同期を取りながら光電センサ64から入力されるセンサ信号を処理することでチャコールフィルタ層CFの有無を検査することができる。
【0029】
なお図5には、2組ある光電センサ62,64のうちの片方だけが示されているが、排除コントローラ68には両方のセンサ信号が別々に入力される。あるいは、排除コントローラ68は2組ある光電センサ62,64について、それぞれ別々に設けてもよい。
図6は、検査対象となるフィルタシガレットのフィルタ装着部位と排除コントローラ68により処理される各種の信号を時系列に沿って示している。以下の説明では、検査対象のフィルタシガレットに(1)〜(9)の連続番号を付してその識別を行う。なおエンドチェッカドラム36では、その周方向にシングルフィルタシガレットが2列で搬送されているため、同一の検査位置で2本のフィルタシガレットを別々に検査対象とすることができる。ただし、以下では理解を容易にするため、その片側の列のフィルタシガレットについてのみ説明する。
【0030】
図6中、フィルタシガレット(1)〜(9)についてそれぞれフィルタチップの装着部位が部分的に示されており、そのチャコールフィルタ層は2重のハッチングを施して示されている。このうちフィルタシガレット(3),(6)はチャコールフィルタ層が脱落した状態でフィルタチップが装着されており、それゆえこれらは不良品である。通常、検査対象が良品のフィルタシガレット(1),(2)等である場合、そのフィルタ装着部位が通過することで光電センサ62,64がチャコールフィルタ層の存在を検出し、その検出結果を表すセンサ信号が排除コントローラ68に入力される。
【0031】
上述のタイミング信号(図6では「記憶ゲート信号」として表記されている。)は、光電センサ62,64の検出光軸上に各フィルタシガレットの中心が到達するタイミングで排除コントローラ68に入力されており、排除コントローラ68はタイミング信号の入力時点(パルス立ち上がり時点)で内部メモリの記憶ゲートを開き、一対のフィルタシガレットごとにセンサ信号を記憶する。
【0032】
排除コントローラ68は、記憶したセンサ信号に基づき不良品信号を形成する。例えば、フィルタシガレット(1),(2)については、各記憶ゲート信号の入力時にセンサ信号の入力が記憶されているため、これら検査対象のフィルタシガレット(1),(2)は良品として判定される。この場合、排除コントローラ68は不良品信号を形成しない。
【0033】
これに対し、検査対象が例えば不良品のフィルタシガレット(3)であった場合、記憶ゲート信号の入力時にセンサ信号の入力が記憶されない。この場合、排除コントローラ68はその検査対象となったフィルタシガレット(3)を不良品として判定し、同時に不良品信号を形成する。なお不良品信号は、次の記憶ゲート信号が入力された時点でキャンセルされる。
【0034】
排除コントローラ68にはさらに、フィルタシガレットの搬送速度に同期した同期信号が入力されており、各同期信号の入力時に上述の不良品信号が形成されている場合、排除コントローラ68は脱落検出信号を形成する。この脱落検出信号もまた、次の同期信号が入力された時点でキャンセルされる。排除コントローラ68は脱落検出信号を形成すると、所定の段数シフト後のタイミングで排除信号を出力する。
【0035】
同様に、フィルタシガレット(6)についてもセンサ信号の処理や不良品信号および脱落検出信号の形成、そして排除信号の出力等の処理が排除コントローラ68により行われる。
図7は、検査装置による不良品の排除の仕組みを概略的に示している。上述したドラム列26には、インスペクションドラム70およびシングルロッドリジェクションドラム72が含まれており、これらドラム70,72はエンドチェッカドラム36から順に連なって配置されている。このうち、シングルロッドリジェクションドラム72には排除位置が設けられており、検出位置から排除位置までの間に介在する保持溝40の段数が上述の段数シフトとなる。具体的には、不良品がエンドチェッカドラム36の検出位置からインスペクションドラム70を経て、シングルロッドリジェクションドラム72の排除位置に到達するまでの間に入力される同期信号のパルス数を排除コントローラ68はカウントし、そのタイミングで排除信号を出力する。
【0036】
シングルロッドリジェクションドラム72には、個々の保持溝20の底に連通するブロー通路74が形成されており、このブロー通路74は、図示の排除位置でブロー管路76に連通している。ブロー管路76は図示しない空圧源からブローエアが供給されており、その途中に開閉弁78が設けられている。この開閉弁78は排除コントローラ68から排除信号の入力を受けて開弁し、ブロー通路74にブローエアを導入させる。これにより排除位置にある不良品のフィルタシガレットFCがブローエアで強制的に排除される。
【0037】
なお、図7には示されていないが、上述したブロー通路74やブロー管路76、開閉弁78はいずれもシングルフィルタシガレットFCの列(2列)ごとに設けられている。したがって検査装置による不良品の排除もまた、各列のシングルフィルタシガレットFCごとに行われる。
図8は、異なる形式のフィルタアタッチメントに適用された検査装置の実施形態を示している。この場合、ドラム列にはエンドスキャナドラム80が含まれており、このエンドスキャナドラム80にて脱落検査が行われる。また、この形式のフィルタアタッチメントでは、ドラム列にターニングドラム82が含まれており、ファイナルカット後のフィルタシガレットFCは、ターニングドラム82にて2列から1列に整列される。
【0038】
エンドスキャナドラム80の外周にも同様に保持溝84が形成されており、整列済のフィルタシガレットFCはターニングドラム82から中間ドラム85を経て、個々に保持溝84に受け入れられる。またエンドスキャナドラム80には各保持溝84の底に通じる透過孔86が形成されており、この透過孔86は保持溝84の底からエンドスキャナドラム80の内側に向けて延びている。
【0039】
エンドスキャナドラム80の内側には光電センサ88が固定して配置されており、一方、その外側には光電センサ90が固定して配置されている。これら光電センサ88,90は、透過孔86を通じて検出光を投受光することができる。また各保持溝84内にて、透過孔86はフィルタシガレットFCのフィルタ装着部位に対応して位置付けられている。それゆえ光電センサ88,90は透過孔86を通じてフィルタ装着部位に検出光を透過させることができ、光電センサ88,90の検出光軸はフィルタ装着部位が通過する領域で搬送経路と交差するものとなっている。なお光電センサ88,90は、内側・外側のいずれが投光側であってもよい。
【0040】
図9は、光電センサ88,90の取り付けを具体的に示している。この実施形態においても、光電センサ88,90の取り付けには最初の実施形態で示したセンサブラケットと同様のものを適用することができる。
具体的には、光電センサ88,90はそれぞれセンサブラケット92,94の先端部位に取り付けられている。図示のように、センサブラケット92,94はその組み付け状態にて先端部位がコの字形状をなしており、この先端部位は透過孔86を挟んでエンドスキャナドラム80の内側と外側とを跨ぐようにして配置されている。なおセンサブラケット92,94は、例えば支持アーム96を介してフィルタアタッチメントの機体に固定される。
【0041】
図8の実施形態にあっても、上述した一実施形態の場合と同様に排除コントローラ68は光電センサ88,90からのセンサ信号を用いて不良品の検査および排除を行うことができる。この場合、記憶ゲート信号は透過孔86の通過タイミングに同期して排除コントローラ68に入力されていればよい。
上述した各実施形態のフィルタシガレット検査装置は、ダブルフィルタシガレットが最終的に切断された後のシングルフィルタシガレットの状態で製品を検査しているため、個別にチャコールフィルタ層CFの脱落の有無を検査することができる。また検査の結果、不良品を単独で排除することができるので、ダブルフィルタシガレットの状態で製品を排除する場合に比較して原料の無駄が少ないという利点がある。
【0042】
本発明は上述した各実施形態のみに限られず、各種の態様にて実施可能である。例えば、各実施形態では二層構造のフィルタを例示しているが、フィルタ層は三種類以上であってもよい。また、光電センサは搬送経路上の適宜位置に設置することができ、特にその配置が各実施形態のみに限定されるものではない。
また、最初の実施形態(図1〜図7)では同一の検査位置で2本のシングルフィルタシガレットを同時に検査しているが、各列ごとに異なる位置で光電センサ62,64による検査を行ってもよい。排除位置についても同様に、各列ごとに異なる位置でブローエアによる排除を行ってもよい。
【0043】
その他、図示ともに説明したフィルタアタッチメントや検査装置の具体的な構造や部材は各実施形態のものに限定されることなく、その他の均等手段にて置き換え可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明のフィルタシガレット検査装置(請求項1)は、高精度にフィルタ層の脱落を検査することができ、フィルタシガレットの品質管理に大きく寄与することができる。特に、フィルタチップの装着部位に検出光を透過させているため、反射光や漏洩光を検出して検査を行う方式よりも精度や感度調整の容易さ、メンテナンス性等において大きく優れる。
【0045】
フィルタシガレットの搬送をドラムで行う場合、その外側に光電センサを配置することでメンテナンスが容易となるし(請求項2)、特にセンサブラケットを用いて光電センサを取り付けるものであれば(請求項3)、その光軸調整も容易となるため実用性に優れた検査装置が得られる。
また、ドラムの形態に合わせて片方の光電センサをドラムの内側に配置すれば(請求項4)、透過式の検出方法を容易に実現することができるし、センサブラケットを用いて一対の光電センサを取り付けるものであれば(請求項5)、上記と同様に実用性を高めることができる。
【0046】
また、検査装置は不良品を確実に排除することができるため(請求項6)、製品の信頼性を高水準に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の検査装置が適用されたフィルタアタッチメントを概略的に示した正面図である。
【図2】エンドチェッカドラムの近傍を具体的に示した図である。
【図3】図2中、矢印IIIの方向からみたセンサホルダの詳細図である。
【図4】図2中、矢印IVの方向からみたセンサホルダの詳細図である。
【図5】検査装置による検査の概要を説明するための図である。
【図6】排除コントローラにて処理される各種信号の変化を示した図である。
【図7】検査装置による不良品排除の概要を説明するための図である。
【図8】光電センサの配置が異なる実施形態の検査装置を示した図である。
【図9】図8中、IX−IX線に沿う断面図である。
【符号の説明】
26 ドラム列(搬送経路)
36 エンドスキャナドラム
56,58 センサブラケット
62,64 光電センサ
68 排除コントローラ(検査手段,排除手段)
72 シングルロッドリジェクションドラム(排除手段)
Claims (6)
- 複数のフィルタ層が軸線方向に配列されたフィルタチップを装着したフィルタシガレットを、その軸線と直行する方向に搬送する搬送経路と、
前記搬送経路の途中に設けられ、前記フィルタチップの装着部位が通過する領域にて前記搬送経路と交差する方向に検出光を投受光する一対の光電センサと、
前記光電センサからの出力に基づき、前記フィルタチップからのフィルタ層の脱落を検査する検査手段と
を具備したことを特徴とするフィルタシガレット検査装置。 - 前記搬送経路は回転するドラムと、このドラムの外周に形成されて個々に前記フィルタシガレットを受け入れ、前記フィルタチップの装着部位が前記ドラムの外周面から離隔した状態で前記フィルタシガレットを保持する保持部とを含み、
前記一対の光電センサは前記ドラムの外側にて、前記フィルタチップの装着部位が通過する領域を挟んで互いに対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルタシガレット検査装置。 - 前記一対の光電センサは、前記ドラムの近傍に配置されて前記フィルタチップの装着部位が通過する領域を跨ぐコの字形状のセンサブラケットに一体に取り付けられており、前記センサブラケットの配置を調整することで前記一対の光電センサの光軸が調整可能であることを特徴とする請求項2に記載のフィルタシガレット検査装置。
- 前記搬送経路は、
回転するドラムと、
前記ドラムの外周に形成され、個々に前記フィルタシガレットを受け入れて保持する保持溝と、
前記保持溝の底に形成され、前記ドラムの内側と外側との間で前記フィルタチップの装着部位に対する前記検出光の透過を可能とする透過孔と
を含むことを特徴とする請求項1に記載のフィルタシガレット検査装置。 - 前記透過孔を挟んで前記ドラムの内側と外側との間を跨ぐコの字形状のセンサブラケットをさらに備え、
前記センサブラケットの配置を調整することで前記一対の光電センサの光軸が調整可能であることを特徴とする請求項4に記載のフィルタシガレット検査装置。 - 前記検査手段により前記フィルタ層の脱落が認められたとき、そのフィルタプラグを含むフィルタシガレットを前記搬送経路外へ排除する排除手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のフィルタシガレット検査装置。
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