JP2004023193A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチタスク制御下において操作性が損なわれるのを防ぐことができるデジタルカメラを得る。
【解決手段】メニュー実行ボタンが押下された場合には、タイマーカウンタCをリセットし、描画時間を計測するための割り込みルーチンが所定時間間隔で実行されるようにタイマーの設定を行う(ステップ100〜104)。タイマーカウンタCが所定閾値以下の場合には、複数あるメニュー円の全てを表示するまで各メニュー円をアニメーション動作により段階的に表示し、全てのメニュー円が表示された場合には、各メニュー円内にメニュー項目を表示する(ステップ106、108、112、114)。タイマーカウンタCが閾値Tよりも大きい場合には、全てのメニュー円及びメニュー項目をアニメーション動作なしで描画する(ステップ108,110)。
【選択図】   図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラに係り、特に、マルチタスク制御によって各種処理を制御するデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、デジタルカメラは、LCD等の液晶表示手段を備え、この液晶表示手段に撮影した画像や各種設定等を行うためのメニュー等を表示するのが一般的となっている。
【0003】
近年では、上記の液晶表示手段にメニューを表示させる際、複数のメニュー項目を一度に表示させずに、各メニュー項目が徐々に表示されるようなアニメーション動作によってメニューが表示されるようにする等、趣向をこらした方法で表示させるデジタルカメラ等が提案されている。
【0004】
また、メニューの表示を、OSD(On Screen Display)表示によって、例えば液晶表示手段にリアルタイムで表示中の撮影画像(スルー画像)上に表示させることができるようになっているものもある。
【0005】
このような場合、撮影画像を表示させる処理やメニューのOSD表示等の複数の処理が見かけ上同時に行われるように並列的に処理する必要があるため、マルチタスク制御によって制御するのが一般的である。すなわち、それぞれの処理(タスク)に優先度を割り当て、この優先度に応じて各処理を切り替えることにより、複数の処理を並列的に処理するのである。
【0006】
このようなマルチタスク制御によるタスク切り替え制御方式として、特開平5−241858号公報には、あるタスクが処理待ちをしなければならなくなった場合に、そのタスクの実行を中断し、他のタスクに実行を切り替える方法が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術を、メニュー表示をアニメーション表示するデジタルカメラ等に適用した場合、以下のような問題があった。すなわち、スルー画像の表示等のような比較的重要度の高い処理には、比較的高い優先度が割り当てられ、メニュー表示のアニメーション表示のように、必ずしも必要な機能ではなく比較的重要度が低い処理には、低い優先度が割り当てられるため、アニメーション表示の途中で優先度の高い撮影処理等に処理が切り替えられた場合、アニメーション動作が緩慢になり、操作性が損なわれる場合がある、という問題があった。
【0008】
本発明は、上記事実を考慮して、マルチタスク制御下において操作性が損なわれるのを防ぐことができるデジタルカメラを得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、各々優先度が割り当てられた複数のタスクを、前記優先度に応じて切り替え制御するマルチタスク制御が可能なデジタルカメラにおいて、操作に関する操作画面を表示するための表示手段と、前記複数のタスクとして、少なくとも前記操作画面の描画開始から描画終了までの描画時間を計測する計測タスクと、他のタスクの少なくとも1つよりも優先度が低く、かつ前記操作画面が段階的に前記表示手段に表示されるように制御するための描画タスクと、を実行すると共に、前記描画タスクの実行中に、前記計測タスクによって計測された描画時間が予め定めた所定時間以上になった場合に、描画終了時の操作画面を表示させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
表示手段は、操作に関する操作画面、例えばメニュー画面を表示するためのものである。
【0011】
制御手段は、複数のタスクをマルチタスク制御によって制御する。すなわち、複数のタスクには、各々優先度が割り当てられており、この優先度に応じてタスクが切り替えられる。このため、優先度の高いタスクが優先的に処理されることとなる。
【0012】
このタスクには、計測タスク及び描画タスクの他、例えばオートフォーカス制御のタスクや露光制御のタスク、撮影画像をリアルタイムで表示手段に表示させるスルー画像表示タスク等がある。
【0013】
計測タスクでは、表示手段に表示される操作画面の描画開始から描画終了までの描画時間を計測する。この描画終了時の画面が操作画面の最終画面、すなわち、操作者が操作可能な画面となる。
【0014】
描画タスクは、操作画面が段階的に表示手段に表示されるように制御するためのタスクであり、他のタスクの少なくとも1つよりも優先度が低く設定される。これにより、描画タスクの実行中に、他の優先度の高いタスク、例えばスルー画像表示タスクが割り込む可能性があり、このような場合には、操作画面の最終画面に至るまでに時間がかかり、操作性が損なわれる恐れがある。
【0015】
そこで、制御手段は、描画タスクの実行中に、計測タスクによって計測された描画時間が予め定めた所定時間以上になった場合には、描画終了時の操作画面を表示させる。すなわち、所定時間になった場合には、操作画面の表示動作が緩慢になり、操作性が損なわれる恐れがあるため、操作画面の段階的な表示を停止し、描画終了時の画面、すなわち操作画面の最終画面に切り替える。
【0016】
これにより、操作画面の最終画面が表示されるまでに時間がかかり、操作者が表示動作が緩慢であると感じるのを防ぐことができると共に、操作性が損なわれるのを防ぐことができる。
【0017】
なお、請求項2に記載したように、前記所定時間は、前記描画タスクのみを実行した場合における前記操作画面の描画開始から描画終了までの時間とすることができる。
【0018】
すなわち、他の優先度のタスクに割り込まれずに描画タスクが実行された場合における操作画面の最終画面が表示されるまでの時間と略同一の時間が経過した場合に、操作画面の段階的な表示を停止し、操作画面の最終画面に切り替える。これにより、操作画面の描画開始から描画終了までの時間が常に略同一になるため、違和感を感じるのを抑えることができる。
【0019】
また、請求項3に記載したように、前記計測タスクの優先度が、前記複数のタスクの優先度のうち最も高いことが好ましい。これにより、他のタスクに割り込まれることがないため、正確に操作画面の描画開始から描画終了までの時間を計測することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は、本発明をデジタルカメラに適用したものである。
【0021】
本発明が適用されたデジタルカメラ10は、図1(A)及び図1(B)に示すように、本体11が略箱型であり、正面から見て左側には、本体11の把持を容易とするための把持部が形成されている。
【0022】
本体11の正面側には、図1(A)に示すように、レンズ14、撮影範囲等を目視で確認するためのファインダ15、低照度での撮影等の場合に照明光を発するためのストロボ16が取付けられている。
【0023】
レンズ14とファインダ15との間には、測光センサ50及び測距センサ52が設けられている。測光センサ50は、被写体の輝度を測定し、測距センサ52は、被写体までの距離を測定する。測距センサ52は、例えばMOS型センサを用いてTTLコントラスト検出方式により測距することができる。また、所謂パッシブ型やアクティブ型の測距センサを用いてもよい。
【0024】
本体11の正面から見て右側の側面には、スマートメディアなどの情報記録媒体としてのメモリーカード18を装填可能なスロット23が設けられている。
【0025】
本体11の上面には、図1(A)において左側にモードダイヤル47、及び電源スイッチ21が設けられ、モードダイヤル47の中央部にシャッタボタン12が設けられている。また、本体11の正面から見て左側の側面には、デジタルカメラ10の電源であるバッテリー26の収容口28が設けられている。バッテリー26は、図示しない充電器により充電される。
【0026】
本体11の正面から見て左下の底面には、三脚にデジタルカメラ10を固定するためのねじ穴32が設けられている。
【0027】
モードダイヤル47は、デジタルカメラの動作モードを選択するダイヤルであり、例えば、オート撮影モード、マニュアル撮影モード、セルフタイマー撮影モード、再生モード、パソコンに接続して画像を出力するPCモード、及び各種機能の初期条件を設定するセットアップ項目設定モードのうちのいずれか1つを選択する。シャッタボタン12は、半押しでAFロック、全押しで撮像処理されるように構成されている。
【0028】
セットアップ項目設定モードでは、例えば、オート撮影モード等の撮影モードが設定されている時に、スルー画像をディスプレイ46に表示させるスルー画像モード、すなわち、現時点の撮影画像をリアルタイムでディスプレイ46に表示させるモードのオンオフを設定することができる。
【0029】
図1(B)に示すように、本体11の背面の下方側には、反射型LCD又は透過型LCDから成るカラーのディスプレイ46が取付けられており、ディスプレイ46の上方側には、モノクロの液晶表示パネル13、ストロボボタン17、十字ボタン19、及びメニュー実行ボタン25等の各種選択ボタンが設けられている。
【0030】
ディスプレイ46は、画面サイズが例えば640×480ピクセルの液晶表示パネルより構成されており、画像表示指示がある場合に、後述するメモリ42に保存された画像ファイルやメモリーカード18から読み込んだ画像ファイルに基づいて画像を画面全体に表示したり、複数の縮小画像を並べて表示(以下、サムネイル表示と称す。)したり、各種機能選択画面を表示する。液晶表示パネル13は、動作モード、画質、バッテリー量、ストロボの発光/非発光、撮影可能枚数等デジタルカメラの現在の設定を表示する。
【0031】
十字ボタン19は、ディスプレイ46が各種項目選択画面のときにディスプレイ46に表示されたボタンを選択したり、カーソルを動かすためのボタンである。また、ストロボボタン17はストロボを強制発光するときに強制発光指示を出したり、ストロボを発光禁止するときに発光禁止指示を出すボタンであり、メニュー実行ボタン25は、各種設定を行うためのメニュー画面の表示指示を出すボタンであると共に、ディスプレイ46に表示されて十字ボタン19で選択された項目の実行指示を出すボタンでもある。
【0032】
メニュー実行ボタン25が押下されると、例えば図3(A)〜(D)に示すように、アニメーション動作によってメニュー画面(操作画面)60がディスプレイ46に描画されるように後述する制御部22によって制御される。すなわち、まず図3(A)に示すように、メニュー項目Aを表示するためのメニュー円62Aがアニメーション動作によって表示される。なお、ここでのアニメーション動作とは、例えば徐々にメニュー円62Aが浮き出てくるように段階的に表示されるような動作や、各メニュー円が段階的に順次表示されるような動作をいう。
【0033】
次に、メニュー円62Aと同様に、図3(B)に示すようにメニュー円62Aの右下にメニュー項目Bを表示するためのメニュー円62Bがアニメーション動作によって描画され、次に、図3(C)に示すように、メニュー円62Bの左下にメニュー項目Cを表示するためのメニュー円62Cがアニメーション動作によって描画され、次に、図3(D)に示すように、メニュー円62Cの左上にメニュー項目Dを表示するためのメニュー円62Dが描画される。すなわち、メニュー円62A〜Dが、右回りで順次アニメーション動作によって描画される。
【0034】
そして、最後に、図4に示すように、各メニュー円62A〜62D内に、メニュー項目A〜Dが各々描画される。なお、例えばメニュー画面を消滅させるための所定の操作が行われた場合には、メニュー表示する場合と反対方向に、すなわち左回りにメニュー円62D〜62Aが順次消滅する。
【0035】
このように、各メニュー項目が一度に表示されるのではなく、各メニュー項目がアニメーション動作によって順次表示されるようにしてメニュー表示されるため、趣向をこらしたメニュー表示が可能となる。
【0036】
この他、例えば図5(A)〜(D)に示すように、メニュー円62Aから順に、画面の上側から下側へ落下するようなアニメーション動作によって各メニュー円が描画され、最後に図6に示すように各メニュー円62A〜62D内にメニュー項目A〜Dが各々描画されるようにしてもよい。
【0037】
また、図2にデジタルカメラ10の電気系の構成を示す。レンズ14は、詳しくはステッピングモータ等の駆動源の駆動力により焦点位置を変更可能な機構(オートフォーカス(AF)機構)を備えたズームレンズ(焦点距離可変レンズ)であり、レンズ14のAF機構及びズーム機構は駆動回路24aによって駆動される。なお、駆動回路24aはストロボ16、及び後述する撮像素子としての撮像デバイス30の駆動等各種部品の駆動制御も行う。また、レンズ14に代えて、AF機構のみを備えた焦点距離固定レンズを用いてもよい。
【0038】
本体11内部のレンズ14の焦点位置に相当する位置には、エリアCCDから成り電子シャッタ機構が設けられた撮像デバイス30が配置されており、被写体から反射してレンズ14に入射された光が撮像デバイス30の受光面に結像されるようになっている。
【0039】
なお、撮像デバイス30は、CCDに代えて画像処理部を一体に形成可能なMOS型センサを用いてもよい。これにより、CCDよりも高速にデータの読み出しが可能になると共に、被写体の測光も同時に行うことができるため、測光センサを省略することができる。
【0040】
撮像デバイス30は、駆動回路24aによって駆動され、駆動回路24aは、タイミング信号発生回路27によって発生されたタイミング信号に同期したタイミングで撮像デバイス30を駆動して、画像信号(受光面上にマトリクス状に配列された多数個の光電変換セルの各々における受光量を表す信号)を出力する。
【0041】
タイミング信号発生回路27は、マイコンにより構成された制御部22により制御され、撮像デバイス30やA/D変換部38等を動作させるための各種のタイミング信号(クロック信号)を発生する。
【0042】
また、撮像デバイス30は、画像信号を、図示しない増幅器を介してアナログ信号処理部36に出力する。アナログ信号処理部36はA/D変換部38に接続されており、撮像デバイス30から出力された信号は、増幅器で増幅されてA/D変換部38でデジタルデータに変換される。
【0043】
A/D変換部38の出力端は、図示しない相関二重サンプリング回路(CDS回路)、図示しない内部インタフェース(I/F)回路を順に介してデジタル信号処理部40に接続されている。CDS回路では、フィードスルー信号のレベルを表すフィードスルーデータ及び画素信号のレベルを表す画素データを各々サンプリングし、各画素毎に画素データからフィードスルーデータを減算する。そして、演算結果(各CCDセルでの蓄積電荷量に正確に対応する画素データ)を、I/F回路を介してスキャン画像ファイルとしてデジタル信号処理部40に順次出力する。
【0044】
デジタル信号処理部40は、入力されたデジタル信号に所定のデジタル信号処理(例えばシェーディング補正処理等)を施して、原画像ファイルとしてデータバス88を介してメモリ42に出力する。また、デジタル信号処理部40は、図示しない外部機器がビデオ出力端子に接続されている場合はビデオ信号を出力する。また、デジタル信号処理部40は、制御部22からサムネイル表示指示が出されると、メモリ42に記憶された複数の画像ファイルの各々に関連して記憶されている複数のサムネイル画像をディスプレイ46に表示させる。
【0045】
メモリ42は、再生時に検索用に読み込んだ画像ファイルを一時的に保存したり、データバス88を介してデジタル信号処理部40から出力された画像ファイルを保存する。このとき、スマートメディアやフロッピィディスクなどのメモリーカード18に書き込み指示があれば、記憶した画像ファイルを圧縮伸張部44で所定の画像圧縮処理(例えばJPEG処理)が行われた後、メモリーカードドライブ20に出力され、外部インターフェース(外部I/F)43を介してメモリカードに書き込まれる。なお、圧縮伸張部44で圧縮せずに書き込むようにも設定できる。
【0046】
また、外部I/F43には、デジタルI/Oポート31が設けられており、画像ファイルをデジタルI/Oポート31に接続された他の機器にも出力できるように構成されている。
【0047】
また、スロット23に装填されたメモリカードに格納されている画像ファイルによる画像の再生(表示)が指示された場合には、メモリカードから画像ファイルが読み出される。読み出された画像ファイルが圧縮されて格納されていた場合には、被圧縮画像ファイルは圧縮伸張部44で伸張(解凍)された後にメモリ42に記憶される。そして、メモリ42に記憶された画像ファイルをデジタル信号処理部40が液晶駆動回路24bに転送してディスプレイ46に画像を表示(再生)させる。
【0048】
制御部22は、CPU、ROM及びRAMから構成され、直接又はデータバス88を介してシャッタボタン12、メモリーカードドライブ20、駆動回路24a、メモリ42、圧縮伸張部44、ディスプレイ46、メニュー実行ボタン25、測光センサ50、測距センサ52、及びタイマー53が接続されている。
【0049】
ROMには、制御部22に接続された上述の各種構成要素を制御する処理プログラム(タスク)や、マルチタスク制御を行うためのマルチタスクプログラム、すなわちマルチタスクOS(オペレーティングシステム)等が記憶されている。すなわち、各処理プログラムは、マルチタスクOS上で動作する。各処理プログラムは、その処理の重要度に応じて優先度が予め定められており、CPUは、各処理プログラムを実行すると共に、マルチタスクOSによって、各処理プログラムの優先度に応じて処理プログラムの切り替えなどの処理を行う。
【0050】
なお、各処理プログラムの優先度は、例えばオートフォーカス処理、露光制御処理、スルー画像表示処理等の比較的重要な処理の優先度は高く、メニュー画面60のアニメーション表示等の比較的重要度の低い処理の優先度は低く設定される。
【0051】
また、RAMには、データバス88を介して入力される前記各処理プログラムに必要な各種データが記憶される。
【0052】
次に、本発明の作用として、制御部22で実行される制御ルーチンについて図7,8に示すフローチャートを参照して説明する。図7に示すフローチャートは、図4に示すようなメニュー画面60をアニメーション動作により表示するための処理ルーチン(タスク)のフローチャートであり、図8に示す制御ルーチンのフローチャートは、タイマー53によって所定時間間隔で制御部22に割り込みがかけられた場合に実行される割り込み処理ルーチンのフローチャートである。図7に示す制御ルーチンは、電源スイッチ21が押下されることにより、実行される。
【0053】
なお、図7に示す制御ルーチンは、本発明の描画タスクに相当し、図8に示す制御ルーチンは、本発明の計測タスクに相当する。
【0054】
まず、図7のステップ100では、メニュー実行ボタン25が押下されたか否かが判断される。
【0055】
メニュー実行ボタン25が押下されていない場合には、ステップ100の判断んが否定され、メニュー実行ボタン25が押下されるまで待機する。一方、メニュー実行ボタン25が押下された場合には、ステップ100の判断が肯定され、次のステップ102において、変数であるタイマーカウンタCをリセットする。すなわち、タイマーカウンタCの値を0にする。このタイマーカウンタCは、図示しないRAMに記憶される。
【0056】
次に、ステップ104において、タイマー53の設定を行う。具体的には、所定時間間隔で制御部22に割り込みがかけられるようにタイマー53の設定を行う。これにより、タイマー53は、所定時間間隔で制御部22に割り込みをかける。制御部22では、タイマー53から割り込みがかけられると、図8に示す割り込み処理ルーチンを実行する。
【0057】
図8に示すように、割り込み処理ルーチンでは、ステップ200において、タイマーカウンタCをインクリメントしてリターンする。これにより、図7に示す制御ルーチンの実行中にタイマーカウンタCがインクリメントされていく。このタイマーカウンタCの値によって、図7に示す制御ルーチンの実行時間を知ることができる。すなわち、割り込みが掛けられる所定間隔をA(msec)とした場合、実行時間Bは、A×C(msec)で表すことができる。なお、この割り込みルーチンの優先度は、他のどのタスクよりも優先度が高く設定されるため、図7の制御ルーチンのタスクよりも高い優先度のタスクに切り替えられた場合でも、タイマーカウンタCは所定時間毎にインクリメントされる。
【0058】
図7に示すステップ106では、図3(A)に示すように、メニュー円62Aをアニメーション動作によって描画する。すなわち、例えば徐々にメニュー円62Aが浮き出てくるように描画させる。
【0059】
次のステップ108では、タイマーカウンタCが予め定めた閾値Tよりも大きいか否かを判断する。タイマーカウンタCが閾値Tよりも大きい場合には、ステップ108の判断が肯定され、ステップ110へ進み、タイマーカウンタCが閾値T以下の場合には、ステップ108の判断が否定され、ステップ112へ進む。なお、閾値Tは、例えば通常通りメニュー画面60がアニメーション動作によって描画された場合におけるメニュー実行ボタン25が押下されてから最終的なメニュー画面60が表示されるまでの時間、すなわち、他の優先度の高いタスクに切り替えられなかった場合におけるメニュー実行ボタン25が押下されてから最終的なメニュー画面60が表示されるまでの時間に設定される。
【0060】
ステップ112では、全てのメニュー円を描画したか否かを判断する。そして、全てのメニュー円を描画していない場合には、ステップ112の判断が否定され、ステップ106に戻って次のメニュー円をアニメーション動作によって描画する。タイマーカウンタCが閾値T以下の場合には、全てのメニュー円が描画されるまで、ステップ106、108、112の動作が繰り返される。そして、全てのメニュー円62A〜62Dが描画されると、ステップ112の判断が肯定され、次のステップ114で、図4に示すように、各メニュー円62A〜62D内に、メニュー項目A〜Dが各々描画される。
【0061】
ところで、上記のような処理を実行しているときにも、例えばスルー画像をディスプレイ46に表示する場合等のように、オートフォーカス処理をするためにレンズ14の沈胴動作が発生したりすると、このオートフォーカス処理は、図7の処理ルーチンよりも優先度が高いため、このオートフォーカス処理に処理が切り替えられてしまう。これにより、メニュー画面の表示動作が緩慢になってしまう。
【0062】
このため、ステップ108でタイマーカウンタCが閾値Tよりも大きいと判断された場合には、操作者がメニュー画面60の表示動作が緩慢であると感じる恐れがあると判断し、次のステップ110で、全てのメニュー円及びメニュー項目をアニメーション動作なしで描画する。すなわち、例えば図3(B)に示すように、メニュー円62A,62Bしか描画されていない場合でも、図4に示すように、全てのメニュー円及びメニュー項目をアニメーション動作なしで描画する。これにより、他の優先度の高いタスクに割り込まれた場合でも、通常通りメニュー画面60がアニメーション動作によって描画された場合と略同一の時間で最終的なメニュー画面60が表示され、操作者がメニュー画面60の表示動作が緩慢であると感じてしまうのを防ぐことができる。
【0063】
このように、本実施の形態では、アニメーション動作によるメニュー画面60の表示が所定閾値Tで定められる所定時間を越えている場合には、アニメーション動作を中断して、最終的なメニュー画面にスキップさせることにより、操作性が損なわれるのを防ぐことができる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、操作画面を段階的に表示手段に表示させるための描画タスクの実行中に、計測タスクによって計測された描画時間が予め定めた所定時間以上になった場合に、描画終了時の操作画面を表示させるようにするので、マルチタスク制御下でも操作性が損なわれるのを防ぐことができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はデジタルカメラの正面図、(B)はデジタルカメラの背面図である。
【図2】デジタルカメラの電気系の構成を示すブロック図である。
【図3】メニュー画面のアニメーション動作による表示の例を示す図である。
【図4】最終的なメニュー画面を示す図である。
【図5】他の例のメニュー画面のアニメーション動作による表示の例を示す図である。
【図6】他の例の最終的なメニュー画面を示す図である。
【図7】制御部で実行される処理ルーチンのフローチャートである。
【図8】制御部で実行される割り込み処理ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ
15 ファインダ
22 制御部(制御手段)
24b    液晶駆動回路
30 撮像デバイス
42 メモリ
46 ディスプレイ(表示手段)

Claims (3)

  1. 各々優先度が割り当てられた複数のタスクを、前記優先度に応じて切り替え制御するマルチタスク制御が可能なデジタルカメラにおいて、
    操作に関する操作画面を表示するための表示手段と、
    前記複数のタスクとして、少なくとも前記操作画面の描画開始から描画終了までの描画時間を計測する計測タスクと、他のタスクの少なくとも1つよりも優先度が低く、かつ前記操作画面が段階的に前記表示手段に表示されるように制御するための描画タスクと、を実行すると共に、前記描画タスクの実行中に、前記計測タスクによって計測された描画時間が予め定めた所定時間以上になった場合に、描画終了時の操作画面を表示させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記所定時間は、前記描画タスクのみを実行した場合における前記操作画面の描画開始から描画終了までの時間であることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 前記計測タスクの優先度が、前記複数のタスクの優先度のうち最も高いことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のデジタルカメラ。
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