JP2004010112A - 封筒カバーおよび封筒綴じ具 - Google Patents

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Abstract

【課題】書類等を封筒で保管する際の、書類の保管性および判別性に優れ、書類の廃棄処分が容易な封筒カバーおよび封筒綴じ具を提供する。
【解決手段】封筒の側端に設けられるシート状で紙製の封筒カバー1であって、前記封筒カバー1は、その長手方向に沿って中央部に設けられた複数の折線部2と、この折線部2により折り曲げられることにより形成される背表紙部3およびその背表紙部3の左右側に屈曲して対向するように配置される一対の挟持部4、4と、この挟持部4、4の内面側に設けられ前記封筒の表裏面に粘着するための粘着部5、5とを備え、前記粘着部5、5は、前記封筒のフラップ下端から封筒の本体下端までの間で設けられている。また、封筒カバー1の短手方向に沿って切断線9が設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、書類等を収納して保管する封筒に使用される封筒カバーおよび封筒綴じ具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、書類等を整理、保管する方法として、既存の書類ファイルに綴じて保管されることが知られている。また、書類等が封筒に入れられ郵送されてくる場合では、その封筒を有効利用するため、封筒を書類ファイルとして使用する場合もある。その際、封筒内から書類等が飛び出さないように封筒のフラップで封筒開口部を閉じた状態とし、また、収納された書類等の内容が封筒外部から判別できるように、封筒の表面または裏面に書類等の内容を判別するためのタイトル等を記載することが行なわれている。そして、封筒を書類ファイルとして使用するときは、書類等を、2つ穴を形成するパンチで穴をあけ、金属製あるいはプラスッチク製のファスナにより綴じた状態として、封筒に入れて保管している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、封筒に入れられ郵送されてきた書類等を、既存の書類ファイルに綴じて保管する場合には、書類等の保管のために、わざわざ、別途、書類ファイルを購入する必要があった。また、その書類ファイルを廃棄する場合には、書類等を綴じているファスナは金属製のものが多いために、ファスナを分別して廃棄する必要があった。そのためには、ファイルを開き、ファスナから書類等を外し、ファスナをファイルから外して廃棄する等の作業が必要であり、また、ファスナが簡単に外れないようなこともあり、時間がかかるという問題があった。
【0004】
また、書類等を封筒により保管する場合では、封筒が複数あると、机または棚等に平積み(横積み)、または縦に並べて保管されることが多かった。そのため、封筒を平積みまたは縦に並べた場合には、封筒の表面または裏面に記載されたタイトル等が、他の封筒に隠されて、外部から判別できないという問題があった。そのため、封筒1つ1つのタイトル等を確認する必要があり、目的とする書類等を捜すのに時間がかかった。また、封筒内に収納されている書類等がファスナにより綴じられている場合には、書類からファスナを外して廃棄する必要があり、扱いが面倒であった。
【0005】
そこで、紙資源である封筒を大切に有効利用するために、封筒に取り付けて、その封筒に優れた書類等の保管性、判別性を持たせる封筒カバーおよび封筒綴じ具が要望されていたが、今日までそのようなものは知られていなかった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題を解決すべく創案されたもので、その目的は書類等を封筒で保管する際に、封筒を有効利用するために、封筒に取り付けて、その封筒に優れた書類等の保管性、判別性を持たせる封筒カバーおよび封筒綴じ具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、封筒の側端に設けられるシート状の封筒カバーであって、前記封筒カバーは、その長手方向に沿って中央部に設けられた複数の折線部と、この折線部により折り曲げられることにより形成される背表紙部およびその背表紙部の左右側に屈曲して対向するように配置される一対の挟持部と、この挟持部の内面側に設けられ前記封筒の表裏面に粘着するための粘着部とを備え、前記粘着部は、前記封筒のフラップ下端から封筒の本体下端までの間で設けられている封筒カバーとして構成したものである。
【0008】
前記の構成において、封筒カバーは、その折線部に沿って折り曲げて、背表紙部の両側に挟持部が対向するように配置して、その背表紙部が、封筒の側端に位置するように、挟持部の粘着部を封筒の側端近傍における表裏面に貼り付けることで封筒に取り付けられる。そのため、封筒カバーが取り付けられた封筒を書棚に複数並べた場合や、平積みした場合でも、封筒カバーの背表紙部が常に認識できる位置となる。また、封筒カバーの粘着部は、封筒のフラップの位置にはないので、そのフラップを有効に利用できる。しかも、フラップ側端部が挟持部によって挟持されるため、フラップの開口をある程度制限する。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、前記背表紙部および両挟持部に亘って、その封筒カバーの短手方向に沿って設けられた切断線を有する封筒カバーとして構成したものである。前記構成において、封筒カバーに切断線が設けられていることにより、封筒カバーの長手方向の長さが、封筒の側端に対応した長さに切断され調整される。
【0010】
また、前記請求項1または請求項2の構成に加えて、前記封筒カバーの四隅の少なくとも一隅に着色部を有することにより、他の封筒(書類ファイル)との区別が明確になる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、封筒の側端に設けられるシート状の封筒カバーおよびこの封筒カバーに取り付けられる透明性材料からなるクリップからなる封筒綴じ具であって、前記封筒カバーは、その長手方向に沿って中央部に設けられた複数の折線部と、この折線部により折り曲げられることにより形成される背表紙部およびその背表紙部の左右側に屈曲して対向するように配置される一対の挟持部と、この挟持部の内面側に設けられ前記封筒の表裏面に粘着するための粘着部とを備え、前記クリップは、前記背表紙部に沿って設けられる背板部と、この背板部の左右側に屈曲して対向し、両端辺が互いに近接する方向に付勢されて設けられる側板部を備え、前記クリップの側板部の両端辺で前記封筒カバーを挟持する封筒綴じ具として構成したものである。
【0012】
前記の構成において、クリップは、前記封筒カバーの背表紙部に沿って設けられる背板部の両側に側板部が対向するように配置して、その側板部の互いに近接する方向に付勢された両端辺で前記封筒カバーを挟持することで、前記封筒カバーに取り付けられる。そのため、封筒内部に収納された書類等が封筒内の側端で強く保持または固定される。また、クリップが透明性材料で作製されていることにより、封筒カバーの背表紙部に記載されたタイトル等が外部から透かして見える。また、書類等を廃棄する際には、クリップを封筒カバーの上側または下側にスライドすることにより、封筒カバーから簡単に取り除かれる。
【0013】
また、請求項4に記載の発明は、前記封筒カバーは、その背表紙部および両挟持部に亘って、その封筒カバーの短手方向に沿って設けられた切断線を有する封筒綴じ具として構成したものである。前記構成において、封筒カバーに切断線が設けられていることにより、封筒カバーの長手方向の長さが、封筒の側端に対応した長さに切断され調整される。
【0014】
また、前記請求項3または請求項4の構成に加えて、封筒カバーに前記した着色部を設けることにより、他の封筒(書類ファイル)との区別が明確になる。さらに、前記粘着部を封筒のフラップ下端位置から封筒の本体下端までの間に設けることにより、フラップを有効に利用できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は封筒カバーの表面の正面図、図2は封筒カバーの裏面の正面図、図3は封筒カバーの使用状態を示す斜視図、図4(a)、(b)は封筒カバーの折曲時の部分拡大斜視図、図5(a)、(b)は封筒カバーの他の形態を示す斜視図、図6はクリップの斜視図、図7(a)はクリップの平面図、(b)、(c)はクリップの他の形態の平面図、図8は封筒綴じ具の使用状態を示す斜視図である。
【0016】
本発明の第1の実施形態は、図1〜図3に示すように、封筒Eの高さ方向に沿って、その封筒Eの側端に設けられ、着色部8を有するシート状の封筒カバー1であって、その中央部に設けられた複数の折線部2で折り曲げられることにより、背表紙部3と、その背表紙部3の左右側に屈曲して対向するように配置された一対の挟持部4、4とを形成し、前記挟持部4、4の内面側に粘着部5、5が設けられている。
【0017】
封筒カバー1は、紙またはプラスチック等から構成され、好ましくは紙製である。封筒カバー1が紙製の場合は、封筒Eおよび収納された書類等と共に、分別することなく廃棄することができる。また、用途により、プラスチック等で構成しても良い。また、封筒Eを縦置きした際に、封筒Eに屈曲が生じないように、封筒カバー1が適度な強度を有することが好ましく、板紙、例えば、白板紙、色ボール紙等で封筒カバー1を作製することが好ましい。
【0018】
また、封筒カバー1の大きさは、挟持部4、4で挟持される封筒Eの大きさ、例えばJIS S 5502に規定された長形、角形、洋形の封筒の大きさによって設定され、かつ、封筒Eの側端を挟持できる大きさに適宜設定する。好ましくは、長さL1は封筒Eの長さ(側端部)にほぼ等しく、幅W1は長さL1の約1/3程度の長さを有する。例えば、使用頻度の高いA4版書類用の角形2号封筒(横240mm×縦332mm)に使用する封筒カバー1の大きさは、横(幅W1)108mm×縦(長さL1)328mmである。
【0019】
なお、背表紙部3および両挟持部4、4に亘って、その封筒カバー1の短手方向に沿って切断線9を設け、封筒カバー1を、その切断線9で切断して、封筒Eの側端に対応する長さに調整しても良い。
【0020】
また、この切断線9は、ミシン目で構成することが好ましいが、印刷等によって切断線9を封筒カバー1に表示し、ハサミ等で切断しても良い。また、切断線9は、直線形状に限定されず、図1に示すように、切断線9の両端部分を曲線で形成した形状でも良い。
【0021】
また、封筒カバー1の厚みは、封筒カバー1に適度の強度を付与する厚みに設定されることが好ましい。すなわち、図3、図4に示すように、封筒カバー1を折線部2で折り曲げることにより形成した背表紙部3と、その両端の挟持部4、4からなる形状が保持される強度を有する。これにより、前記した封筒Eを縦置きした際の屈曲も防止できる。一例として、具体的には約0.5mm程度が好ましい。
【0022】
折線部2は、図1、図2に示すように、封筒カバー1の長手方向に沿って中央部に設けられ、背表紙部3、挟持部4、4を形成するために、少なくとも2本の折線からなる。また、図3、図4に示すように、挟持部4、4で挟持される封筒Eの厚みに対応できるように2種類の折線、小幅用折線2a、大幅用折線2bを設けるのが好ましい。また、折線部2は、従来公知の加工方法、例えば、ローラ加工によって作製される。
【0023】
背表紙部3は、図1〜図4に示されように、封筒カバー1を折線部2で折り曲げることにより形成され、その幅は、前記折線部2間の幅に相当し、かつ、挟持部4、4で挟持される封筒Eの厚みに相当する。そして、前記したように折線部2を2種類設けることにより、背表紙部3の幅も2種類の幅が設定される。例えば、小幅用折線2a、2aで形成される背表紙部3の幅W2は約10mmであり、大幅用折線2b、2bで形成される背表紙部3の幅W3は約26mmである。そして、背表紙部3は見出し部3a、3aを有し(図1、図3参照)、封筒E内に収納される書類等の内容を判別するタイトル等が記載される。そして、複数の封筒Eが平積みまたは縦に並べられても、この背表紙部3によりタイトル等を認識できるので、封筒Eの判別性が優れたものとなる。なお、見出し部3aの数は、特に限定されないが、上下2段が好ましい。
【0024】
挟持部4、4は、図1〜図4に示されるように、封筒カバー1を折線部2で折り曲げることにより形成され、その幅は{(封筒カバー1の幅W1)−(背表紙部3の幅W2またはW3)}/2で規定され、封筒Eの側端を挟持できる大きさに設定される。例えば、角形2号封筒Eを挟持する場合には、小幅用折線2aの使用(封筒Eに収納される書類等が少ない場合)で49mm、大幅用折線2bの使用(封筒Eに収納される書類等が多い場合)で41mmとなる。そして、挟持部4、4の上部には副見出し部4a、4a、4aが所定間隔を置いて複数(ここでは3つ)設けられ、前記見出し部3a、3aを補足する内容が記載される。副見出し部4aの幅、所定間隔、数は、特に限定されないが、例えば、幅約8mm程度の副見出し部4aを約8mm間隔で3つ設けることが好ましい。また、挟持部4、4が、封筒Eの側端を挟持することにより、封筒EのフラップEaの側端部も挟持される。その結果、フラップEaの開口がある程度制限され、封筒Eが本来有している書類等の保管機能が向上する。
【0025】
粘着部5、5は、図1〜図3に示すように、封筒カバー1を封筒Eの表裏面に粘着できれば、使用される粘着剤の種類は特に限定されず、従来公知の粘着剤が使用される。例えば、図2に示されるような両面粘着テープの使用が好ましいが、剥離紙6、6を必要としない粘着剤の使用を妨げるものではない。
【0026】
また、粘着部5、5は、挟持部4、4を封筒Eの表裏面に粘着できる所定の長さで、封筒EのフラップEa下端位置から封筒Eの本体下端までの間に対応する位置に設けられる。そして、フラップEa下端位置に対応する位置から所定の長さに、封筒Eの本体下端位置に対応する位置から所定の長さに、または、フラップEa下端位置と本体下端位置の中間部に所定の長さで、連続的に、または不連続的に設けられている。なお、挟持部4(封筒カバー1)の上端部の、封筒EのフラップEaに対応する位置(余白部7)には、粘着部が存在しない。この余白部7により、フラップEaが開封自在となり、フラップ部Eaから書類等の出し入れが可能となる。そのため、従来の書類ファイルのように、書類ファイルを開いて、ファスナを取り外して、書類等の出し入れをするような面倒な手間を省くことができる。
【0027】
また、粘着部5、5の幅は、封筒カバー1を封筒Eの表裏面に粘着できれば、特に限定されないが、角形2号の封筒に使用する場合で約6mmが好ましい。さらに、粘着部5、5の挟持部4、4での位置についても、封筒Eの側端を挟持できれば、特に限定されないが、図2に示すように挟持部4、4の端部に設けるのが好ましい。
【0028】
また、封筒カバー1は挟持部4、4の側端4b、4bが直線形状(図1〜図3)の封筒カバー1だけでなく、図5(a)(b)に示すように、挟持部4、4の側端4b、4bに凸部4cまたは凹部4dを有する凹凸形状を有する封筒カバー1でも良い。
【0029】
さらに、図1、図3に示すように、封筒カバー1の四隅の少なくとも一隅に着色部8を設け、その着色部8の色彩は着色部8以外の色彩と異なるものとする。また、着色部8の大きさは、外部から他の封筒と容易に判別できる機能を有すれば、特に限定されない。例えば、横70mm×縦40mmが好ましい。なお、着色部8は、封筒カバー1を使用しており、他の書類ファイルとは異なることを示す目安としてここでは使用されている。
【0030】
次に、封筒カバー1の使用方法について説明する。図3に示すように、
(1)封筒カバー1の見出し部3a、3aに、封筒Eに収納された書類等のタイトル等を記載する。また、挟持部4、4の副見出し部4a、4a、4aへ記載する事項があれば記載する。なお、必要であれば、切断線9によって、封筒カバー1の長さを、封筒Eの側端に対応する長さに調整する。
(2)封筒Eの厚みに対応する封筒カバー1の折線部2(小幅用折線2aまたは大幅用折線2b)を選択して、封筒カバー1を折線部2で折り曲げ、背表紙部3および挟持部4、4を形成する。背表紙部3の内側に設けられた粘着部5、5に剥離紙6、6(図2参照)が用いられている場合には、剥離紙6、6を剥がす。
(3)封筒カバー1の挟持部4、4で封筒Eの側端を挟持し、挟持部4、4の内面側に設けた粘着部5、5で封筒カバー1を封筒Eの表裏面に粘着して、封筒Eに封筒カバー1を取り付ける。
なお、(1)の見出し部3aまたは副見出し部4aへの記載は、(3)の挟持部4、4での封筒Eへの取付後に行なっても良い。
【0031】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、前記構成と同じ部材は同じ符号を付して説明を省略する。図8に示すように、封筒カバー1およびこの封筒カバー1の外側に取り付けられる透明性材料からなるクリップ10からなる封筒綴じ具である。封筒カバー1は前記に記載した通りであって、クリップ10は、図6〜図8に示すように、背板部11と、その背板部11の左右側に屈曲して対向するように配置され、両端辺13、13が互いに近接する方向に付勢された側板部12、12を備えている。そして前記クリップ10の側板部12、12の両端辺13、13で前記封筒カバー1を挟持している。
【0032】
クリップ10は、再生ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン等のポリオレフィンからなる透明性材料で作製される。クリップ10が透明性を有することにより、封筒カバー1の背表紙部3に沿って設けられた背板部11から、前記封筒カバー1の背表紙部3(見出し部3a、3a)に記載されたタイトル等が外部から透かして見える(視認することができる)。そのため、複数の封筒Eが平積みまたは縦に並べられても、背板部11から収納された書類等のタイトル等が認識できるので、書類等の判別性が優れたものとなる。また、図7(a)に示すように、側板部12、12の両端辺13、13で封筒カバー1が挟持されることにより、封筒E内に収納された書類等が封筒E内の側端で強く保持または固定され、書類等の保管性が優れたものとなる。そして、図7(b)に示すように、両端辺13、13の近傍に内面側に突出した凹陥部14、14を形成しても良い。
【0033】
また、クリップ10の大きさは、封筒カバー1を挟持して、封筒E内に収納された書類等が封筒E内の側端で強く保持または固定できる大きさに設定される。好ましくは、図6、図7に示すように、長さL2は封筒カバー1の長さL1にほぼ等しく、例えば、角形2号封筒の使用(封筒カバー1の長さL1が328mm)でL2=298mmである(後記するように、長さL1よりも短い長さL2を有するクリップ10を複数使用しても良い)。また、幅W4(背板部11の内側の幅)は封筒カバー1の背表紙部3の幅(封筒Eの厚さ)にほぼ等しく、例えば、角形2号封筒の使用(封筒カバー1の背表紙部3の幅10mm)でW4=10.5mmである。さらに、使用前(封筒カバー1を挟持前)の背板部11から側板部12、12の両端辺13、13までの幅W5は、封筒カバー1(挟持部4)を外側から挟持できる大きさを有し、例えば、封筒カバー1の挟持部4の長さ49mmで幅W5=11mmである。
【0034】
また、クリップ10の厚みTは、クリップ10を構成する材料によるが、使用時に封筒E内の書類等を保持または固定できる挟持力が側板部12、12(両端辺13、13)に付与されるように設定される。また、この挟持力は、封筒カバー1が取り付けられた封筒Eの差込により、互いに近接した側板部12、12の両端辺13、13が容易に(通常の力で)開くことが可能な強さに設定する。例えば、挟持される封筒Eの厚みが8mm程度である場合、厚みTが0.8mm程度のポリプロピレン製の板材でクリップ10を作製することが好ましい。ここで、近接とは両端辺間の距離が1mm以下の状態を言う。
【0035】
クリップ10の封筒カバー1への取付個数は1つに限定されず、封筒E内の書類等を保持または固定できれば、複数のクリップ10、10・・・を使用しても良い。例えば、クリップ10の長さL2が封筒カバーの長さL1の半分以下の複数のクリップ10を用いて、封筒カバー1の上端部と下端部の2箇所、または上端部、中間部、下端部の3箇所に取り付ける形態でも良い。
【0036】
また、図7(c)に示すように、クリップ10の背板部11の左右両端部に、他のクリップ10と接続するための互いに係合する係合手段(凸部15aまたは凹部15b)を設けても良い。この係合手段により、収納された書類等の種類ごとに、複数の封筒Eを1つにまとめて保管できる。
【0037】
次に、封筒綴じ具の使用方法について説明する。図8に示すように、
(A)前記したように封筒Eの側端に封筒カバー1を取り付ける。
(B)封筒E内の書類等を封筒E内の側端に寄せる。
(C)前記(B)の封筒カバー1の上端部または下端部を、クリップ10の側板部12、12の両端辺13、13に当接し、クリップ10の背板部11の内面側に当接するまで差し込む。クリップ10の側板部12、12の両端辺13、13が外方に開き、さらに封筒カバー1を挟持する。
(D)クリップ10を、封筒カバー1の上端部から下端部(または下端部から上端部)へ封筒カバー1の側端に沿って、クリップ10をスライドすることにより、封筒カバー1にクリップ10を取り付ける。これにより、封筒E内の書類等が、その封筒Eの外側からクリップ10により強く保持または固定される。
【0038】
なお、クリップ10を使用することにより、封筒Eの反対側の側端および下端をハサミ等で開放することで、その封筒E自体を書類ファイルの表裏表紙として使用することもでき、別途、書類ファイルを購入する必要もないので、コスト面において優れたものとなる。
【0039】
また、書類等を廃棄する場合には、クリップ10をスライドするだけで簡単に封筒カバー1から取り外すことができるので、書類等の廃棄が容易である。また、取り外したクリップ10は再利用することができる。さらに、クリップ10を生分解性プラスチックにより形成すれば、廃棄する場合にクリップ10を取り外す必要がなく都合が良い。
【0040】
【発明の効果】
以上の通り、本発明においては、封筒カバーが、その中央部に設けられた折線部と、この折線部により形成される背表紙部および一対の挟持部と、この挟持部の内面側の粘着部とを備えることにより、書類等を封筒で保管する際に、書類等の保管性および判別性が優れたものとなり、廃棄処分が容易なものとなる。また、フラップの開閉により簡単に書類等を出し入れできるので、使い勝手の良いものとなる。さらに、郵送されてきた封筒自体を使用することから、紙資源の保護にもつながる。
【0041】
また、本発明においては、封筒綴じ具が、封筒カバーおよびこの封筒カバーに取り付けられるクリップからなり、封筒カバーが前記構成を備え、クリップが、背板部と、その両端辺が近接する方向に付勢された側板部とを備え、前記クリップの側板部の両端辺で前記封筒カバーを挟持することにより、書類等を封筒で保管する際に、書類等の保管性および判別性が優れたものとなり、また、書類の廃棄処分が容易なものとなる。また、封筒自体が書類ファイルとなるので、別途、書類ファイルを購入する必要がない、また、クリップ自体を再利用できるので、コスト面で優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の封筒カバーの表面の正面図である。
【図2】本発明の封筒カバーの裏面の正面図である。
【図3】本発明の封筒カバーの使用状態を示す斜視図である。
【図4】(a)、(b)は本発明の封筒カバーの折曲時の部分拡大斜視図である。
【図5】(a)、(b)は本発明の封筒カバーの他の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明のクリップの斜視図である。
【図7】(a)は本発明のクリップの平面図、(b)、(c)はクリップの他の形態を示す平面図である。
【図8】本発明の封筒綴じ具の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1   封筒カバー
2   折線部
3   背表紙部
3a  見出し部
4   挟持部
5   粘着部
9   切断線
10  クリップ
11  背板部
12  側板部
13  両端辺
E   封筒
Ea  フラップ

Claims (4)

  1. 封筒の側端に設けられるシート状の封筒カバーであって、
    前記封筒カバーは、その長手方向に沿って中央部に設けられた複数の折線部と、この折線部により折り曲げられることにより形成される背表紙部およびその背表紙部の左右側に屈曲して対向するように配置される一対の挟持部と、この挟持部の内面側に設けられ前記封筒の表裏面に粘着するための粘着部とを備え、
    前記粘着部は、前記封筒のフラップ下端から封筒の本体下端までの間で設けられていることを特徴とする封筒カバー。
  2. 前記背表紙部および両挟持部に亘って、その封筒カバーの短手方向に沿って設けられた切断線を有することを特徴とする請求項1に記載の封筒カバー。
  3. 封筒の側端に設けられるシート状の封筒カバーおよびこの封筒カバーに取り付けられる透明性材料からなるクリップからなる封筒綴じ具であって、
    前記封筒カバーは、その長手方向に沿って中央部に設けられた複数の折線部と、この折線部により折り曲げられることにより形成される背表紙部およびその背表紙部の左右側に屈曲して対向するように配置される一対の挟持部と、この挟持部の内面側に設けられ前記封筒の表裏面に粘着するための粘着部とを備え、
    前記クリップは、前記背表紙部に沿って設けられる背板部と、この背板部の左右側に屈曲して対向し、両端辺が互いに近接する方向に付勢されて設けられる側板部を備え、
    前記クリップの側板部の両端辺で前記封筒カバーを挟持することを特徴とする封筒綴じ具。
  4. 前記封筒カバーは、その背表紙部および両挟持部に亘って、その封筒カバーの短手方向に沿って設けられた切断線を有することを特徴とする請求項3に記載の封筒綴じ具。
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