JP2003532003A - 液体を制御するための弁 - Google Patents

液体を制御するための弁

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Abstract

(57)【要約】 液体を制御するための弁であって、弁部材(3)の作動のための圧電ユニット(4)を有しており、弁部材(3)に、弁閉鎖部材(12)が配属されており、弁閉鎖部材(12)は、システム圧力を有する低圧範囲(16)を、高圧範囲(17)から分離している。前記弁部材(3)は、少なくとも1つの、第1のピストン(9)と第2のピストン(11)とを有しており、第1のピストン(9)と第2のピストン(11)との間には、液圧室(13)が形成されていて、漏洩損失を補償するために、高圧範囲(17)と接続可能な充填装置(23)が設けられており、充填装置(23)は、少なくとも1つの通路形式の中空室(24)を有しており、中空室(24)内には、固体(25)が、固体(25)の端部(25A)における中空室(24)に、高圧範囲(17)から分岐した導管(26)が開口し、固体(25,25′)の対向する端部(25B)において、漏洩導管(27,27′)が開口するように固体を取り囲む間隙をもって配置されており、液圧室(13)に通じる導管(29)は、固体(25)の長手方向伸張部に沿って分岐していて、液圧室(13)内のシステム圧力(p_sys)は、分岐部(28)の幾何学的決定により調節可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 産業上の利用分野 本発明は、請求項1に特定された形式の液体を制御するための弁に関する。
【0002】 従来技術 例えば燃料噴射器、特にコモンーレール式噴射器、または自動車のポンプにお
いて、弁閉鎖部材が、弁内の低圧範囲を、高圧範囲から分離している液体を制御
するための弁は、既に公知である。
【0003】 ヨーロッパ特許公開公報0477400A1号明細書には、この形式の弁が記
載されている。この弁は、圧電アクチュエータを介して作動可能であり、かつ圧
電アクチュエータの、行程方向に作用する行程距離変換器のための構成を有して
いる。この構成において、圧電アクチュエータの変位が、液圧伝達装置若しくは
液圧連結装置および公差補償部材として働く液圧室を介して伝達されている。液
圧室は、液圧室を限定する2つのピストン間で共通の補償容積を有している。2
つのピストンのうちの1つが、小さい直径に形成されていてかつ制御されること
になる弁閉鎖部材と接続されている。別のピストンは、大きな直径に形成されて
いてかつ圧電アクチュエータと接続されている。液圧室は、両ピストン間に、大
きな直径のピストンが、圧電アクチュエータにより所定の行程距離だけ移動する
場合に、作動ピストンが、ピストン直径の伝達比だけ増大した行程をなすように
形成されている。弁部材、両ピストンおよび圧電アクチュエータは、この場合、
共通の軸線上に位置している。液圧室の補償容積を介して、公差は、使用された
材料の温度勾配若しくは異なる温度膨張率並びに場合によってはセット効果に基
づいて補償することができる。この補償により、この場合、制御されることにな
る弁閉鎖部材に位置の変更は生じない。
【0004】 低圧範囲内に液圧システム、特に液圧式カップラは、圧力負荷された液体が十
分に後充填されない場合に、漏洩により降下したシステム圧力を利用している。
【0005】 更に、コモンレール式噴射器のためには、有利には、弁自体内で発生しかつシ
ステム形式の場合でも出来るだけ一定であるべきシステム圧力が、システム圧力
を有する低圧範囲内へ、制御される燃料の高圧範囲から圧力負荷された液体を供
給されることにより保証される解決策が公知である。この解決策は、漏洩ピン若
しくは充填ピンにより形成される漏洩間隙の助けをかりて、しばしば達成される
。システム圧力は、通常、弁により調節される。この場合、システム圧力は、例
えば、複数のコモンレール式弁のためにも一定に保持することができる。
【0006】 高圧範囲内で予め支配している高圧と少なくともほとんど無関係である、液圧
室内のほぼ一定のシステム圧力の場合には、しかしながら、圧力値が高い場合に
、高圧方向とは逆方向の弁閉鎖部材の開放のための大きな作動力が必要であると
の問題が存在する。この問題は、他方では圧電ユニットの相応して大きくかつコ
ストのかかるサイズを生じせしめる。更に、高圧範囲内の圧力が高い場合に、液
圧室からの液圧容積の押しのけ力が、接するピストンを取り囲む間隙を介して相
応して強くなる。これにより、低圧側のシステム圧力の上昇および保持のための
再充填時間が、弁の直後の作動の場合において、完全な再充填はないため、弁全
体の開放状態に場合によっては不利に作用するより短い弁行程を実施するように
、状況により延長される。
【0007】 発明の効果 本発明の、液体を制御するための弁は、請求項1記載の構成要件を有している
ので、本発明の弁は、液圧室内のシステム圧力が変化可能であり、この場合、シ
ステム圧力の圧力レベルは、高圧範囲内において予め支配されている圧力と関係
するとの利点を有している。これにより、高圧範囲内の圧力レベルが高い場合に
、液圧室内のシステム圧力の上昇が可能になり、これにより、制御されることに
なる高圧に抗して、弁閉鎖部材を開放するための作動ピストンが支持されること
になる。このような形式で、圧電ユニットの減少した制御電圧は、一定のシステ
ム圧力を有する弁に対して十分である。従って、本発明の弁には、従来より小さ
くかつコスト的に有利な圧電ユニットを備えることができる。
【0008】 更に、本発明は、低圧範囲、特に液圧室の再充填を可能にしている。高圧範囲
内の圧力が上昇すると、この場合、変化可能なシステム圧力により、再充填時間
が短縮することができる。
【0009】 本発明の解決策は構造的に簡単な形式により達成される。即ち、液圧室内の変
化可能なシステム圧力を、高圧供給部と液圧室への分岐部との間の再充填装置の
、間隙流れにより取り囲まれた固体の長手方向区分のような簡単に調節可能な幾
何学的な大きさにより限定する構造的に簡単な形式により達成される。
【0010】 固体は、この場合、充填装置の通路形式の中空室内でほぼ軸方向に運動不能に
配置することができる。
【0011】 特に有利な実施例では、中空室内の固体は、機械的な調整装置により軸方向に
調整可能に配置することができる。これにより、弁構造部分の公差の影響、即ち
、異なる構造部分の個々の公差の影響並びに総和の影響を機械的に修正すること
ができる。このように構成された本発明の弁は、全ての部分寸法を厳密に守るこ
となく、有利な形式で組み合わせることができる。
【0012】 燃料噴射弁としての本発明の弁の有利な適用では、出来るだけ正確なパイロッ
ト噴射量への要求を簡単に達成することができる。これは、パイロット噴射量を
、取付後に制御すること、および設定量からずれた場合に、機械的な修正を、充
填装置の固体の長手方向の移動の可能性によりおこなうことにより達成できる。
この場合、有利な形式では、複雑でかつコストの高い部品の交換は必要としない
【0013】 本発明のその他の利点と有利な構成は、明細書、図面および特許請求の範囲か
ら推し量ることができる。
【0014】 実施例 以下に、液体を制御するための本発明の弁の複数の実施例を、図面に基づいて
詳しく説明する。
【0015】 図1に示した実施例は、自動車の内燃機関用燃料噴射弁1への本発明の弁の使
用を示している。本実施例では、燃料噴射弁1は、ディーゼル燃料の噴射のため
のコモンレール式噴射装置として構成されている。この場合、燃料噴射は、燃料
供給装置と接続された弁制御室2内の圧力レベルを介して制御されている。
【0016】 燃料噴射弁1内の力比率を介して、噴射開始、噴射時間及び噴射量を調節する
ために、弁部材3は、圧電アクチュエータ4として構成された圧電ユニットを介
して制御される。圧電ユニットは、弁部材3の弁制御室及び燃焼室とは反対側に
配置されている。圧電アクチュエータ4は、通常の形式では、複数の層から構成
されていて、圧電アクチュエータ4の、弁部材3に面した側には、アクチュエー
タヘッド5を、弁部材3とは反対側には、アクチュエータ足部6を有している。
アクチュエータ足部6は、弁体7の壁部に支持されている。アクチュエータヘッ
ド5には、載置体7を介して、弁部材3の、調節ピストンとも表示される第1の
ピストン9が接触している。
【0017】 第1のピストン9と並んで、軸方向で弁体7の長孔10内で移動可能に配置さ
れた弁部材3は、第2のピストン11を有している。第2のピストン11は、弁
閉鎖部材12を作動せしめるので、従って作動ピストンとも表示されている。
【0018】 ピストン9と11は、液圧式伝達装置により互いに連結されている。液圧式伝
達装置は、液圧室13として構成されている。液圧室13は、圧電アクチュエー
タ4の変位を伝達する。液圧室13は、液圧室13を限定するピストン9と11
の間で、システム圧p_sysが支配する共通の補償容積を有している。この場
合、第2のピストン11の直径A1は、第1のピストン9の直径よりも小さく構
成されている。この場合、大径な第1のピストン9が圧電アクチュエータ4によ
り所定の行程距離だけ運動した場合に、弁部材3の第2のピストン11が、ピス
トン直径の伝達比率だけ大きな行程を運動するように、液圧室13は、ピストン
9と11との間に形成されている。弁部材3、弁部材3のピストン9と11及び
圧電アクチュエータ4が、この場合共通の軸線上に前後して位置している。
【0019】 液圧室13の補償容積を介して、公差は、構造部分中の温度勾配または使用材
料の温度係数並びに場合によってはセット効果に基づいて補償することができ、
この補償により、制御されることになる弁閉鎖部材12の位置に変更は生じない
【0020】 弁部材3の弁制御室側の端部において、球状の弁閉鎖部材12が、弁体7に形
成された弁座14,15と協働する。この場合、弁閉鎖部材12は、システム圧
p_sysを有する低圧範囲16を、高圧若しくはレール圧p_Rを有する高圧
範囲17から分離している。弁座14,15は、弁体7により形成された弁室1
8内に形成されている。弁室18に、漏洩排出通路19が、弁座14の、圧電ア
クチュエータ4に面した側において接続されている。弁室18は、高圧側では、
第2の弁座15と排出絞り20とを介して、高圧範囲17の弁制御室2と接続可
能である。
【0021】 図1に暗示されている弁制御室2内には、図示されていない可動な弁制御ピス
トンが配置されている。弁制御室2は、通常な形式で噴射導管と接続されている
。噴射導管は、複数の燃料噴射弁に共通な高圧畜圧室(コモンレール)と接続さ
れていてかつ噴射ノズルに燃料を供給している。弁制御室2内の弁制御ピストン
の軸方向の運動により、燃料弁1の噴射状態を公知の形式で制御する。
【0022】 弁部材3を有する孔10の圧電側端部に、別の弁圧力室21が接続されている
。弁圧力室21は、一方の側では、弁体7と、他方の側では、弁部材3の第1の
ピストン9と弁体7と結合されたシール部材22により限定されている。シール
部材22は、本実施例では、べローズ状のダイヤフラムとして構成されていてか
つ圧電アクチュエータ4が、低圧範囲16内の燃料と接触するのを防止している
【0023】 燃料噴射弁1の作動の際の低圧範囲16の漏洩損失を補償するために、充填装
置23が設けられている。充填装置23は、低圧側で液圧室13に開口している
。充填装置23は、通路形式の中空室24により形成されている。中空室24内
には、円筒状のピンの形状に構成された固体25が、固体25を取り囲む隙間を
もって配置されている。固体25の端部25Aにおける中空室24の範囲に、高
圧範囲17から分岐した導管26が開口し、ピン25の反対側の端部25Bにお
ける中空室24の範囲に、漏洩導管27が開口している。ピン25の長手方向伸
張部に沿った分岐部28に、液圧室13への導管29が通じている。
【0024】 ピン25の長手方向伸張部に沿った分岐部28の配置により、液圧室13内の
システム圧力p_sysは、幾何学的に調節可能である。液圧室13内のシステ
ム圧力p_sysは、従って、下側の端部25Aにレール圧p_Rが負荷され、
反対側の端部25Bにおいて負荷軽減されているピン25の所定の長手方向区分
において取り出されて、かつ高圧範囲内に支配された圧力p_Rとの関連で変化
する。
【0025】 図2において、システム圧力p_sysとレール圧p_Rとの関係は、略示さ
れている。この場合、明らかなように、システム圧力p_sysは、液圧室13
に接するピストン9,11における間隙寸法が小さい場合、ピン25の全長に関
して、液力室13への分岐部28と固体若しくはピン25の端部との間の高圧p
_Rと間隔1_Bとの積とみなされる。カップラ圧力を表す液圧室13内の静的
なシステム圧力p_sysは、従って以下の式により決められる。
【0026】
【数1】
【0027】 所定の再充填時間後に噴射に達するシステム圧力p_sysと並んで、図2に
は、最大許容静的システム圧力若しくはカップラ圧力p_sys_maxが書き
込まれている。最大許容静的システム圧力若しくはカップラ圧力p_sys_m
axは、圧電ユニット4を作動することなく独立的な弁の開放に導く。この最大
許容システム圧力p_sys_maxは、超過することを許されないので、液圧
室への導管29の分岐部28は、システム圧力p_sysが常に最大許容システ
ム圧力p_sys_maxよりも小さいように幾何学的に規定されている。更に
、ピストン9と11並びにピン25における間隙寸法は、最大許容システム圧力
p_sys_maxが超過されないように決められている。
【0028】 システム圧力p_sysおよび、分岐部28とピン25の端部25Bとの間の
間隔1_Bに対する液圧室13への分岐部28とピン25の端部25Aとの間の
間隔とは、複数のバラメータと関連する。この場合、ピン25の端部25Aでは
、高圧範囲17と接続された導管26が、中空室24に開口しており、ピン25
の端部25Bでは、漏洩導管27が、中空室24に開口しており、複数のパラメ
ータには、第1の弁座14の座直径A2および第2のピストン若しくは作動ピス
トン11の直径A1とが含まれている。本実施例では、弁閉鎖部材12が、弁閉
鎖部材12と第2の弁座15との間に配置されているばね30のばね力F_Fに
より高圧範囲17への負荷が軽減されると、閉鎖位置において第1の弁座14に
保持されている。この実施例では、ばね力F_Fは、液圧室13への導管29の
分岐部28の幾何学的な決定のための別のパラメータである。従って、図2に示
す最大許容システム圧力p_sys_maxは、簡単には以下の式のように表さ
れる。
【0029】
【数2】
【0030】 高圧範囲17から分岐された導管26は、本実施例では、高圧ポンプ32から
、高圧範囲17内の弁制御室2への高圧入口31と接続されている。
【0031】 この実施例とは相違して、高圧範囲17から分岐された導管26は、流れに応
して、例えば、弁制御室2または排出絞り20または弁室18のような高圧範囲
17内の別の部分と結合することも当然可能である。この場合、ドイツ国特許出
願19860678.8号明細書に記載のように、弁室18内に、弁座14,1
5間の弁閉鎖部材12が運動可能であり、かつ弁室18は、高圧導管に一体とな
っている。
【0032】 更に、高圧範囲17に通じる導管28は、図1に示すように、直接液圧室13
に開口するのではなく、第1のピストン9を取り囲む間隙36および/または第
2のピストン11を取り囲む間隙37に開口することも可能である。この形式の
解決策は、図4に略示されている。この場合、分岐部28から液圧室13に通じ
る導管29は、第1の導管29Aと第2の導管29Bに分割されている。隙間3
6若しくは隙間37への導管29Aと29Bの開口範囲は、それぞれ充填溝38
,39として構成されている。ピン25を介して供給された圧力が、充填溝38
,39にそれぞれ別個にあるいは一緒に供給することができる。
【0033】 当然、導管29Aまたは導管29Bのどちらか1つだけを設けることも可能で
ある。液圧室13の間接的な充填は、いずれの場合でも、作動中の液圧室の圧力
保持能力の改善に役立つ。勿論、間隙36,37を通る流量が、ピン25におけ
る流量よりも著しく少ないことに注意しなければならない。なぜなら、供給され
る圧力は、ピン25における長さ比とだけしか関係しないからである。
【0034】 図1若しくは図4の燃料噴射弁1は、以下の形式で作動する。
【0035】 燃料噴射弁1が閉じられた状態、即ち、圧電アクチュエータ4に電流が流れて
いない場合には、弁閉鎖部材12は、弁閉鎖部材12に配属された上側の弁座1
4に接触してかつ特に、プレストレスF_Fを有するばね30により負荷されて
いる。特に、弁閉鎖部材12に、弁閉鎖部材12を第1の弁座に圧着させるレー
ル圧p_Rが接する。
【0036】 圧電アクチュエータ4または別の弁部分が温度と関連して長さが変化した場合
に、作動が低速になると、調節ピストンとして役立つ第1のピストン9は、温度
上昇と共に、液圧室13の補償容積内へ侵入して、温度降下と共に後退する。こ
の第1ピストン9の運動は、全体として弁閉鎖部材3および燃料噴射弁1の閉鎖
位置及び開口位置に影響を及ぼすことはない。
【0037】 弁が開放されて噴射が、燃料噴射弁1によりおこなわれると、圧電アクチュエ
ータ4は通電されるか若しくは電圧が負荷される、これにより、圧電アクチュエ
ータ4は、急激に軸方向へ膨張する。圧電アクチュエータ4のこの形式の迅速な
作動の際に、圧電アクチュエータ4は弁体7に支持されてかつ液圧室13内に開
放圧力を形成する。弁1が、液圧室13内のカップラ圧力若しくはシステム圧力
p_sysにより釣り合ったときに初めて、第2のピストン11は、弁閉鎖部材
12をその上側の弁座14から、両弁座14,15間の中間位置に動かす。レー
ル圧p_Rが高い場合には、液圧室13内に平衡圧力を達成するために、圧電側
に、より大きな力が必要になる。本発明の弁1の場合、従って、充填装置23の
ピン25が使用される。このピン25により、レール圧p_Rが高い場合に、液
圧室13内の圧力も相応して上昇する。このような形式で、圧電アクチュエータ
4への電圧が同じ場合に、弁閉鎖部材12への圧電側の力が、図3に示されるよ
うに上昇する。
【0038】 図3には、第1の電圧U1および第2の、より低い電圧U2のために、それぞ
れ点線で、本発明の変化可能なシステム圧力p_sysの場合の弁閉鎖部材12
への圧電アクチュエータ4の力F_Aの経過が示されている。図3には、更に、
第1の電圧U1および第2の、より低い電圧U2のために、それぞれ直線で、従
来の静的なシステム圧力p_sysの場合の弁閉鎖部材12への圧電アクチュエ
ータ4の力F_Aの経過が示されている。この場合、本発明の変化可能なシステ
ム圧力p_sysにより、圧電アクチュエータ4が、同一の電圧で、第1の弁座
14における位置S1から、第2の弁座15における位置S2へ弁閉鎖部材12
が移動した場合に、より大きな力がもたらされることを示している。この場合、
力の増加ΔFが、液圧室13内のシステム圧力p_sysと第2のピストン11
の直径A1から生じる。力の増加ΔFは、圧電アクチュエータにおいて印加され
る、より高い電圧にほぼ相当する。なぜなら、一定のシステム圧力を有する弁に
対する力の獲得は、例えば20%になるからである。このように獲得された力の
蓄えは、弁の設計の際に、例えば圧電アクチュエータを小さくすることに利用す
ることができる。
【0039】 弁閉鎖部材12が、レール圧p_Rに抗して、弁閉鎖部材12の第2の下側の
弁座15に達すると、圧電アクチュエータ4の通電が遮断されて、弁閉鎖部材1
2が再び弁閉鎖部材12の中間位置へ移動して、もう一度燃料噴射がおこなわれ
る。同時に、充填装置23を介して、システム圧力p_sysでの液圧室23の
再充填がおこなわれる。
【0040】 図5には、燃料噴射弁の別の実施例を示す部分図が示されている。この実施例
は、原理的には、図1および図4に記載の燃料噴射弁と同ように作動する。分か
り易くするために、同一機能の構造部分は、図1で使用した符号で表示されてい
る。
【0041】 固体若しくはピン25が、充填装置23の中空室24内で、確かに遊びをもっ
ているが、しかしながらほぼ軸方向に不動に配置されている図1の実施例と比較
して、圧力分割ピンのように作用する固体若しくはピン25が、この実施例の場
合、機械的な調整装置32により、中空室24により軸方向へ調節可能に配置さ
れている。図5の実施例では、漏洩導管27に面した端部25Bの調節円板33
により実現される機械的な調整装置32により、ピン25は中空室24内で移動
可能である。これにより、ピン25から液圧室13へ分岐したシステム圧力p_
sysが変化する。なぜなら、ピン25における長さ比率が変位するからである
【0042】 図5の実施例の圧電アクチュエータ4が、通電されると、上記記載のように、
長さの変更が、液圧室13内の圧力の上昇につながる。この場合、圧力の上昇は
、他方では、例えば作動勾配、液圧室13の容積およびアクチュエータセラミッ
クの拡散のような種々のファクターと関係する。燃料噴射弁においては、出来る
だけ正確に調量されている小さい噴射量のパイロット噴射がしばしばおこなわれ
る。実際のパイロット噴射量は、種々の公差の影響でしばしば予め計算されたパ
イロット噴射量と正確に一致していないので、この実施例では、パイロット噴射
量の修正は、弁閉鎖部材の移動の際に、弁閉鎖部材の第1の弁座14から、第2
の弁座15に向かって、システム圧力p_sysの変化により、噴射時間または
噴射開始も変化するようにおこなわれる。
【0043】 図6には、図5の実施例の変化形が示されている。この場合、充填装置23の
中空室24内のピン25を軸方向に移動するための機械的な調整装置32は、調
節ねじ34により構成されている。調節ねじ34は、ねじ山35内で、適当なね
じ回しにより外部から調節可能である。
【0044】 図7乃至図13には、本発明の別の実施例が示されている。この場合、ピン2
5は、それぞれ位置決め装置40により、中空室24内に配置されている。
【0045】 上記のように、ピン25は、ある一定の遊びをもって、中空室24の孔に挿入
されている。この場合、ピン25の正確な位置は未知である。中空室24内のピ
ン25の半径方向の配置は、経験的な調べによれば、しかし間隙流量と燃料噴射
弁の正確な機能への証明されていない影響を有している。分岐部28の配置に関
するピン25における長さ間の分割比率は、例えばピン25が傾斜して位置して
いる場合不正確である。流量も変化して、流量は、ピン25が完全に偏心した場
合に、ピン25の正確に中心に配置された場合よりも係数2.5だけ大きくなる
。本発明の位置決め装置40は、これに対してピン25の限定された配置を可能
にする。これにより、流量は、正確に調節されるか若しくは分割比率は正確に守
られかつ噴射器の機能は従ってより正確になる。
【0046】 図7乃至図11の実施例の場合、ピン25は、それぞれ少なくとも1つのばね
部材により偏心的に、ピン25がその長手方向側において、中空室24の壁に支
持されるように配置されている。
【0047】 図7および図9に示す位置決め装置40の第1の実施態様では、ピン25は、
溝41を有することができる。この溝41内に、ばね部材として、弾性材料から
なる薄板条片42が位置している。薄板条片42は、中空室24の孔壁に支持さ
れている。ばね部材42は、ピン25を壁に押圧する力を生じせしめる。従って
、ピン25は限定的に偏心されて位置している。流れは、今やピン25と孔との
間の遊びにより限定されている。
【0048】 図9に示した実施例は、図7若しくは図8の実施例にほぼ相当する。しかしな
がら、ばね部材は、この実施例では、溝41内に位置してかつボール44を圧着
しているコイルばねである。
【0049】 図10と図11に示すように、それぞれ1つのばね部材45,46が、ピン2
5の両端部における平坦部分に、位置決め装置40を構成するために設けること
もできる。
【0050】 位置決め装置40は、しかし、図12と図13の変化形に示すように、ピン2
5のそれぞれ一方の端部に配置された圧力肩部47,48若しくは49,50と
して構成することもできる。圧力肩部47,48若しくは49,50は、この場
合、それぞれ180度互いにずらして配置されていて、図12のようにピン25
に、あるいは図13のように中空室24に形成することができる面取り部として
構成されている。ピン25の端部における、2つの180度ずらして形成された
面取り部により、生じた液圧力が利用される。特に図12および所属の圧力経過
から推量できるように、下側の圧力p_1が上側n圧力p_0よりも大きい場合
、燃料は、下方から上方へ流れる。面取り部なしでは、ピン上面では、線状の圧
力経過をp_1からp_0へ調節することになる。面取り部が作用して、ピン2
5の左下側の圧力が先ずp_1と同じであり、これに対して右下側の圧力は既に
線状に減少している。これにより、ピン25は、下側右方へ押圧されている。ピ
ン25の上方も、同様な作用が生じる。
【0051】 ピン25の正確な位置決めの問題は別として、場合によっては、ピン25の構
造長さが、液圧室13内のシステム圧力p_sysに対する高圧p_Rの圧力比
率が大きい場合に、組込上および製作上の問題につながる。
【0052】 従って、複数の圧力分配ピンが、図1乃至図13に示したピン25のように存
在することもできる。これにより、個々のピンの構造長さを、唯一のピンに比べ
て明らかに小さくすることができる。
【0053】 図14には、2つのピン25,25′を有する変化形が示されている。この場
合、それぞれ高圧を供給する導管26,26′と漏洩導管27,27′とを有す
る2つの中空室24,24′は、前接続された中空室24′からの液圧室13に
通じる導管29′が、高圧範囲17から通じる導管26を形成するように直列に
配置されている。この場合、導管26は、後接続された中空室24に開口してい
る。
【0054】 上記記載の実施例は、それぞれ所謂ダブルシート弁に関するが、本発明は、当
然、弁座を一つしか有していないシングル接続式の弁にも適用可能である。
【0055】 本発明は、当然、有利な使用分野として記載してきたコモンーレール噴射に使
用されるだけでなく、一般的な燃料噴射弁または、例えばポンプのような別の周
辺の分野にも適用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例における内燃機関用燃料噴射弁の略示部分縦断面図。
【図2】 高圧範囲の圧力との関連で、低圧範囲のシステム圧力の経過を簡略に示した線
図。
【図3】 低圧範囲における、一定のシステム圧力を有する弁の力の経過との比較して、
本発明の弁の圧電ユニットの弁側の力の経過を簡略に示した線図。
【図4】 本発明の別の実施例の略示部分縦断面図。
【図5】 本発明の別の実施例の略示部分縦断面図。
【図6】 本発明の別の実施例の略示部分縦断面図。
【図7】 本発明の別の実施例の略示部分縦断面図。
【図8】 図7の実施例の略示横断面図。
【図9】 本発明の別の実施例の略示部分縦断面図。
【図10】 本発明の別の実施例の略示部分縦断面図。
【図11】 図10の実施例の略示横断面図。
【図12】 本発明の別の実施例の略示部分縦断面図。
【図13】 本発明の別の実施例の略示部分縦断面図。
【図14】 本発明の別の実施例の略示部分縦断面図。
【符号の説明】
1 弁 3 弁部材 4 圧電ユニット 7 弁体 9 第1のピストン 10 第2のピストン 12 弁閉鎖部材 13 液圧室 14,15 弁座 16 低圧範囲 17 高圧範囲 23 充填室 24,24′ 中空室 25,25′ 固体 25A 固体の端部 25B 固体の対向する端部 26,26′ 導管 27,27′ 漏洩導管 28 分岐部 29、29A、29B、29′ 導管 p_sys システム圧力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 47/02 F02M 47/02 51/06 51/06 N Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 BA13 BA61 BA67 CC01 CC05T CC08T CC08U CC67 CC68T CD30 CE16 CE27 DA09 【要約の続き】 岐していて、液圧室(13)内のシステム圧力(p_s ys)は、分岐部(28)の幾何学的決定により調節可 能である。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を制御するための弁であって、弁体(7)内で軸方向に
    移動可能な弁部材(3)の作動のための圧電ユニット(4)を有しており、弁部
    材(3)に、弁閉鎖部材(12)が配属されており、弁閉鎖部材(12)は、弁
    (1)を開閉するための少なくとも1つの弁座(14,15)と協働しかつシス
    テム圧力を有する低圧範囲(16)を、高圧範囲(17)から分離しており、前
    記弁部材(3)は、少なくとも1つの、第1のピストン(9)と第2のピストン
    (11)とを有しており、第1のピストン(9)と第2のピストン(11)との
    間には、公差補償部材および液圧伝達装置として働く液圧室が形成されていて、
    漏洩損失を補償するために、高圧範囲(17)と接続可能な充填装置(23)が
    設けられている形式のものにおいて、充填装置(23)は、少なくとも1つの通
    路形式の中空室(24,24′)により形成されており、中空室(24,24′
    )内には、固体(25,25′)が、固体(25,25′)の端部(25A)に
    おける中空室(24,24′)に、高圧範囲(17)に通じる導管(26,26
    ′)が開口し、固体(25,25′)の対向する端部(25B)において、漏洩
    導管(27,27′)が開口するように固体を取り囲む間隙をもって配置されて
    おり、液圧室(13)に通じる導管(29,29A,29B,29′)は、固体
    (25,24′)の長手方向伸張部に沿って分岐していて、液圧室(13)内の
    システム圧力(p_sys)は、固体(25,24′)の長手方向伸張部におけ
    る分岐部(28)の幾何学的決定により調節可能であることを特徴とする液体を
    制御するための弁。
  2. 【請求項2】 液圧室(13)内のシステム圧力(p_sys)は、高圧室
    (17)内に支配する圧力(p_R)との関係で変化可能であり、システム圧力
    (p_sys)は、固体(25)の全長(1_A+1_B)に関して、高圧(p
    _R)と、液圧室(13)への分岐部(28)と固体の端部(25B)との間の
    間隔(1_B)との積から実質的に得られることを特徴とする請求項1記載の弁
  3. 【請求項3】 液圧室(13)への分岐部(28)と固体の端部(25A)
    との間の間隔(1_A)の、液圧室(13)への分岐部(28)と固体(25)
    の、漏洩導管(27)が中空室(24)に開口する端部(25B)との間の間隔
    (1_B)に対する比率は、弁座直径(A2)や、第2のピストン(11)の直
    径(A1)に対する第1のピストン(9)の直径(A0)の比率のようなパラメ
    ータとの関連で選択されることを特徴とする請求項1または2記載の弁。
  4. 【請求項4】 弁閉鎖部材(12)と、高圧範囲(17)に面した、第2の
    弁座(15)との間に配置され、弁閉鎖部材(12)を高圧範囲(17)の負荷
    が軽減された際に閉鎖方向で第1の弁座(14)に保持するばね(30)のばね
    力(F_F)は、液圧室(13)への導管(29)の分岐部(28)の幾何学的
    な決定のためのパラメータであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
    項記載の弁。
  5. 【請求項5】 液圧室(13)への導管(29)の分岐部(28)は、液圧
    室(13)内のシステム圧力(p_sys)が、最大許容システム圧力(p_s
    ys_max)よりも常に小さいように幾何学的に決定することを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか1項記載の弁。
  6. 【請求項6】 液圧室(13)の最大許容システム圧力(p_sys_ma
    x)は、圧電ユニット(4)の作動なしの自動的な弁開口が生じる圧力に相当す
    ることを特徴とする請求項5記載の弁。
  7. 【請求項7】 液圧室(13)に通じる導管(29,29A,29B)は、
    液圧室(13)に接する、第1のピストン(9)を間隙(36)および/または
    第2のピストン(11)を取り囲む間隙(37)を介して、液圧室(13)に通
    じていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の弁。
  8. 【請求項8】 固体(25)を取り囲む間隙の、第1のピストン(9)と第
    2のピストン(11)とを取り囲む間隙(36,37)に対する間隙寸法の比率
    は、液圧室(13)内の最大許容システム圧力(p_sys_max)を越えな
    いように選ばれていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の弁
  9. 【請求項9】 充填装置(23)は、少なくとも1つの第2の中空室(24
    ′)を有しており、第2の中空室(24′)には、固体(25′)が配置されて
    おり、それぞれ固体(25,25′)を有する中空室(24,24′)は、前接
    続された中空室(24′)からの、液圧室(13)に通じる導管(29′)が、
    後接続された中空室(24)のための、高圧範囲(17)から通じる導管(26
    )を形成するように直列に配置されていることを特徴とする請求項1乃至8のい
    ずれか1項記載の弁。
  10. 【請求項10】 高圧範囲(17)に通じる導管(26)は、流れに従って
    、高圧範囲(17)内における、高圧ポンプ(32)から弁制御室(2)への高
    圧入口(31)と接続されるか、あるいは高圧範囲(17)内における、少なく
    とも1つの弁座(14,15)と弁制御室(2)との間の排出絞り(20)と接
    続されるか、あるいは、弁閉鎖部材(12)が弁座(14)と第2の弁座(15
    )との間で運動可能である弁室(18)と接続されることを特徴とする請求項1
    乃至9のいずれか1項記載の弁。
  11. 【請求項11】 中空室(24)内の固体(25)はほぼ軸方向に運動不能
    に配置されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項記載の弁。
  12. 【請求項12】 中空室(24)内の固体(25)は、機械的な調整装置(
    32)により軸方向に調整可能に配置されていることを特徴とする請求項1乃至
    10のいずれか1項記載の弁。
  13. 【請求項13】 機械的な調整装置は、少なくとも1つの調節円板(33)
    および/または調節ねじ(34)により、固体(25)の両端部の少なくとも一
    方の端部に形成されていることを特徴とする請求項12記載の弁。
  14. 【請求項14】 固体(25)は半径方向の整合のための位置決め装置(4
    0)により、中空室(24)内に配置されていることを特徴とする請求項1乃至
    13のいずれか1項記載の弁。
  15. 【請求項15】 固体(25)は、位置決め装置(40)により、固体(2
    5)が中空室(24)の壁部における長手側において支持されるように偏心的に
    配置されていることを特徴とする請求項14記載の弁。
  16. 【請求項16】 位置決め装置(40)は、中空室(24)の壁部と固体(
    25)との間の少なくとも1つのばね部材(42,43,45,46)を有して
    おり、ばね部材(42,43,45,46)は、有利には、固体(25)の溝(
    41)内に係合していることを特徴とする請求項14または15記載の弁。
  17. 【請求項17】 位置決め装置(40)は、固体(25)の一端に配置され
    た、それぞれ1つの押圧肩部(47,48,49,50)により形成されていて
    、押圧肩部(47,48,49,50)は、互いに少なくともほぼ180度ずら
    して配置されていることを特徴とする請求項14または15記載の弁。
  18. 【請求項18】 押圧肩部(47,48,49,50)は、それぞれ面取り
    部として固体(25)または中空室(24)に一体成形されていることを特徴と
    する請求項17記載の弁。
  19. 【請求項19】 固体(25,25′)は、円筒状のピンとして構成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項記載の弁。
  20. 【請求項20】 内燃機関、特にコモンレール式噴射器(1)用の燃料噴射
    弁の構造部分として使用されることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1
    項記載の弁。
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