JP2003531973A - 微生物生長を制御する方法 - Google Patents

微生物生長を制御する方法

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JP2003531973A
JP2003531973A JP2001580489A JP2001580489A JP2003531973A JP 2003531973 A JP2003531973 A JP 2003531973A JP 2001580489 A JP2001580489 A JP 2001580489A JP 2001580489 A JP2001580489 A JP 2001580489A JP 2003531973 A JP2003531973 A JP 2003531973A
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oxygen
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gaseous
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JP2001580489A
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アンナ ホルムベルグ,
ハンヌ レイノ,
ピア カントラ,
ピルヨ プウトネン,
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エーヂーエー アクチボラグ
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    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
    • D21F1/66Pulp catching, de-watering, or recovering; Re-use of pulp-water
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21BFIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
    • D21B1/00Fibrous raw materials or their mechanical treatment
    • D21B1/38Conserving the finely-divided cellulosic material
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
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    • D21H21/04Slime-control agents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 本発明はガスの助けによりセルロース系製品の製造ラインでの微生物生長を制御する方法に関する。この発明はまた微生物生長を制御するための二酸化炭素、窒素、アルゴン及び/または自然に発生しないそれらの混合物のようなガスの使用に関する。この方法において水及び懸濁パルプ繊維及び/またはそのための添加剤を含む水性物質がその中の微生物の生長を有意に阻止しまたは抑制するようにガス状抑制剤により処理される。富酸素ガスがこの発明の抑制剤に加えて導入されることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はセルロース系製品の製造ラインでの微生物生長をガスの助けにより制
御する方法に関する。この発明はまた微生物生長を制御するための二酸化炭素、
窒素、貴ガス及び/またはそれらの自然に発生しない混合物のようなガスの使用
に関する。
【0002】 セルロース、紙及びボード(以下紙と称す)のようなセルロース系製品の製造
において、セルロース系繊維は種々の条件下に水性懸濁液中で処理される。製造
ライン内の水の量は莫大で水は小さなまたは大きなループで連続的に再循環され
る。製造ライン中の条件は微生物生長を受けやすいことが多い。これは特に水性
物質の貯蔵時にそうである。
【0003】 生長のためには全微生物はシステムが十分な栄養物を含むべきであること及び
pH、温度、水分、酸素水準等が適正であることを必要とする。
【0004】 繁殖のために微生物はシステム内で生長しかつ繁殖する時間を要す。滞留時間
は十分長くなければならない;そうでないと細胞はシステムから洗い流されるで
あろう。製紙システムにおいて微生物は十分な滞留時間を持つ場所、例えば水貯
蔵タンク、紙料貯蔵槽、損紙の処理及び長いパイプラインを容易に見出すことが
できる。
【0005】 通常の製紙条件は多種の微生物の生長のために適している。ショート及びロン
グ循環の再循環白水は十分な炭水化物と無機及び微量元素のような他の必須成分
を含む。また製紙自体で用いられる薬品は理想的な栄養源例えばでんぷんに相当
し、または不純物として随分多くの栄養物質、例えばカオリンを含む。流入する
原水はまた顕著な量の栄養物を含むことができる。
【0006】 製紙システム内で見出される微生物は三つの主な群、即ち細菌、真菌類及び藻
類に分割されることができる。細菌は胞子形成性(嫌気性)または胞子非形成性
(好気性)のいずれかであり;真菌類はカビ及び酵母を含み;そして有力な藻類
はラン藻類または緑藻類である。
【0007】 スライム問題、操業性問題(runnability problems)、腐蝕問題、添加剤問題
、及び製品問題のような多くの異なる種類の問題が微生物生長により起こされる
【0008】 もし微生物制御剤が製紙システムに添加されないと、微生物のための一般的生
長要件が通常製紙システム内に十分満たされる。近代の微生物制御剤は大ざっぱ
に数群に分割されることができ、それらは以下の方式で作用する:微生物の酸化
分解(O,ClO,O,過酸化物);微生物を抑制しまたは殺す殺生剤(
有機、合成薬品);及び酵素。
【0009】 酸素は主として嫌気性条件を妨げるために用いられ、一方、二酸化塩素、オゾ
ン及び過酸化物は殺生剤及び消毒剤として働く。それらは極めて効果的であるが
費用がかかる。従来の殺生剤は単独でまたは酸化性殺生剤と組み合わせて用いら
れることができる。それらは効果的であるが有毒である。それらはまた作業環境
で環境的に危険であり障害を持つ。スライム制御の比較的新しい方法は酵素の使
用である。酵素はpH3.5−10で活性であり、これは従来の殺生剤と比べて
利点である。しかし、酵素は細菌に対し限定された効果を持つ。
【0010】 酸素及び富酸素ガスは主として廃水中の嫌気性細菌による硫化水素及び他の揮
発性ガスの形成を防ぐために用いられてきた。Robichaud, W. T., Tappi Journa
l, Feb. 1991, pp 149-153は製紙システムにおける製品品質及び工場安全を改善
するために嫌気性細菌を制御するための曝気の使用を報告している。
【0011】 製紙における二酸化炭素の使用は種々の理由のため従来技術において、主とし
てpH調整または炭酸塩または重炭酸塩化学に影響を及ぼすための特別の要求と
関連して示唆されている。製紙システムでの二酸化炭素の使用に関連した特許の
例はUS 5378322(Canadian Liquid Air);US 5262006(M
o och Domsjoe Ab);EP 0296198(AGA Aktiebolag);EP 028
1273(The BOC Group);GB 2008562(J.M. Voith GmbH);WO
99/24661(AGA Aktiebolag);及びWO 99/35333(AGA Ak
tiebolag)である。これらの刊行物のどれも微生物生長問題に関係しない。
【0012】 ガス混合物が食品の初期味覚、組織及び外観を保持するために食品の包装に使
用されてきた。このガス混合物は通常二酸化炭素、窒素及び酸素からなるが、ま
た亜酸化窒素、アルゴン及び水素のような他のガスも使用されている。二酸化炭
素はpHを減らすことにより及び浸透性及び機能に変化を起こす微生物膜に浸透
することにより食品への微生物活性を抑制する。窒素は主として包装内の酸素を
置換するために使用される。酸素は肉にその赤色を与えるミオグロビンの酸化形
を保存する助けをする。酸素はまた果物及び野菜の呼吸作用のために必要である
【0013】 Amanatidou, A.; Smid, E. J.; Gorris, L. G.; J Appl Microbiol, March 19
99, pp 429-38は野菜関連微生物の表面生長における高い濃度の酸素及び二酸化
炭素の効果を報告している。二つのガスが組み合わせて用いられたときにのみ一
貫して強い抑制が観察されている。
【0014】 上述のように、微生物生長の持つ問題は製紙システムで、特に貯蔵タンク及び
長いパイプラインにおいて慣例である。更に白水システムの閉鎖による環境の保
護及びプロセス水の増大した再循環並びに廃紙の増大した使用は製紙システム内
の微生物生長の著しい増加を起こした。
【0015】 従って製紙産業は技術的に実行可能な、安価なかつ環境的に優しい方式で微生
物生長を減らすための手段に対する増大する要求を持つ。
【0016】 二酸化炭素、窒素、貴ガスまたは前記ガスの一つまたはそれ以上を含むガス混
合物の形のガス状抑制剤が製紙システムでの微生物生長を制御するために用いら
れることができることが今や見出された。
【0017】 従って、本発明はセルロース系製品の製造ラインにおける微生物生長を制御す
るための方法を提供し、この方法は水並びに懸濁パルプ繊維及び/またはそのた
めの添加剤を含む水性物質を準備すること、前記水性物質を微生物生長を受けや
すい条件下に維持すること、二酸化炭素、窒素、貴ガス及び同様物を含む自然に
存在しないガス混合物から選ばれたガスを含むガス状抑制剤を準備すること、及
び前記ガス状抑制剤を前記水性物質にその中の微生物の生長を有意に阻止しまた
は抑制するに十分な量で導入することを含む。
【0018】 ガス状抑制剤は好ましくは前記水性物質の貯蔵に先立ち及び/または貯蔵時に
直接添加される。
【0019】 ガス状抑制剤は好ましくは顕著な量の二酸化炭素、窒素及び/またはヘリウム
、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン及び/またはラドンのような貴ガス
からなりまたは含む。二酸化炭素が本発明による好適ガスである。貴ガス中では
アルゴンが好ましい。
【0020】 もしガス混合物が用いられるなら、前記混合物は自然に存在しないものである
べきである。混合物のガスは水性物質中への導入前に混合されることができ、ま
たはそれらは別個に、同時にまたは連続的に添加されることができる。ガス混合
物は酸素を含むことができるが、それは空気の組成を持つべきでない。なぜなら
空気は嫌気性微生物の生長のみを抑制することが知られているからである。
【0021】 本発明のガス状抑制剤は、二酸化炭素、窒素及び/またはアルゴンの混合物中
に酸素を組み合わせることによるか、または酸素を他のガスとは別個に添加する
ことによるかのいずれかで酸素と組み合わせて用いられることができる。酸素が
ガス混合物に添加されるとき、酸素の量は全ガス容積の10−90%で変えるこ
とができる。しかし、この発明の別の実施例によれば、富酸素ガスは本発明のガ
ス状抑制剤とは別個に水性物質中に導入される。かかる富酸素ガスは抑制ガス混
合物の添加前または添加後のいずれかで添加されることができる。
【0022】 本発明が今や製紙システムに関してより詳細に説明されるであろう。しかし、
本発明のガス状抑制システムはセルロース、ボード等の製造にもまた用いられる
ことができることは明らかである。この発明の文章中に用いられるとき、セルロ
ース系製品の製造ラインはパルプ、紙、ボードまたは同様物の製造ラインを含む
。製造ラインは典型的には少なくとも回収紙及び/または損紙を再加工する部分
を含むであろうし、かつ再循環水のループを含むであろう。製造ラインは多少と
も閉鎖された水システムを持ち、微生物生長の問題はシステム内を循環する微生
物の増大しかつ蓄積するマスを持つ閉鎖システム内で拡大する傾向があることは
当業者により理解されている。
【0023】 製紙システム内の温度は通常30から60℃まで変わる。再循環のため、白水
の温度は50℃を越えることが多い。真菌類及び酵母は一般的に40℃以上の温
度に耐えない。これと対照的に、多くの細菌は高温度範囲で良く育つ。pHは通
常3から10まで変わる。酸性条件pH3−6は真菌類及び酵母に対し非常に好
都合である。細菌は中性及びアルカリ性条件下、すなわち7から10のpH水準
で、優位を占める。嫌気性条件は亜ジチオン酸塩漂白後の貯蔵、パルプ貯槽及び
白水タンクのような製造ライン中の多くの場所で見出される。
【0024】 スライムは微生物が表面上に付着するのを助け栄養物保存を提供する。微生物
生長はフィルター及びスクリーンを塞ぐことにより、ワイヤー及びフェルト寿命
を減少することにより及び紙切れ、洗浄水量等のための生産性の減退を起こすこ
とにより操業問題を起こす。微生物により誘発される腐蝕は表面上の強力な微生
物活動の結果である。
【0025】 この領域の最も重要な微生物種は硫酸塩−減少細菌を含み、それらは特性にお
いて嫌気性である。しかし、また有害な多数の好気性種がある。でんぷんのよう
な添加剤は微生物活動のため劣化し、汚染されたでんぷんスラリーは白水システ
ムの激しい接種を構成することは言うまでもない。微生物の固まりが実際の生長
場所から逃げるとき、その結果は最終紙製品の点、穴または汚点として見えるか
もしれない。胞子形成細菌は多量の熱に耐え、通常乾燥段階で生き残る。従って
それらは製品中に生きたまま残り後で有害となる。
【0026】 本発明の実施中に常に動いておりかつ微生物が存在しがちな明確な表面を持た
ない莫大な流体容積を持つ製紙システムの特別な事情に注意が払われるべきであ
る。これは例えば保護雰囲気での食品の包装と極めて対照的である。食品は包装
内でどこにも動かず、その表面は固く、ガス状雰囲気が製品を取り囲む。製紙シ
ステムにおいては水性物質は連続的に変わる表面を持ち、それはガスにより取り
囲まれることがない。
【0027】 本発明の文章中に用いられる字句微生物は上述のような細菌、真菌類及び/ま
たは藻類を意味することを意図している。製紙システム中に存在する微生物の全
ては本発明のガス状抑制剤により影響を受けないであろうこと及びこの発明のガ
ス状抑制剤は従ってこの発明自体の実施を妨げない限り富酸素ガス及び種々の形
の殺生剤のような他の抑制剤と組み合わせて用いられることができることは理解
されるべきである。
【0028】 本発明によれば製紙システム内の微生物生長はガス状抑制剤により減少される
。本発明のガス状抑制剤は製紙システム内に存在する微生物の生長を部分的にま
たは全体的に抑制することのできるガスまたはガス混合物である。好適単一ガス
は二酸化炭素である。ガス状抑制剤はまた窒素及び/またはアルゴンを含むこと
ができる。前記ガスはまた単独で用いられることができるが、それらはより好ま
しくは二酸化炭素と組み合わせて用いられる。適当なガス状抑制剤は二酸化炭素
、窒素及びアルゴンの混合物からなる。この混合物は好ましくは少なくとも10
%の二酸化炭素を含む。
【0029】 ガス状抑制剤は追加的に酸素を含むことができる。酸素は空気と似た組み合わ
せで用いられるべきではない。なぜならかかる混合物は嫌気性微生物に対しての
み効果的であるからである。二酸化炭素と酸素の混合物において、二酸化炭素の
割合は90%と10%の間にあるべきで、酸素の割合は10%と90%の間にあ
るべきである。通常の空気は約21%の酸素と約0.03%の二酸化炭素を含む
ことは注目されるべきである。
【0030】 この発明の好適実施例は二酸化炭素、窒素、アルゴンまたはそれらの混合物か
ら本質的になるガス状抑制剤の使用を含み、それは水性物質のための貯蔵タンク
に入る水性物質の液体流中にまたはその貯蔵タンク自体中に導入される。酸素を
含まないガス状抑制剤が好ましくは前記水性物質の酸素を一掃しそれによりそこ
に含まれた好気性細菌の生長を抑制するに十分な量で添加される。大抵の好気性
細菌は酸素欠乏に敏感でかかる工程により終局的に殺されるであろうが、一方、
二酸化炭素は多くの嫌気性種に逆の影響を及ぼすであろう。
【0031】 この実施例の改良において、酸素は本発明のガス状抑制剤とは別個に用いられ
る。かくして、適当な滞留時間後ガス状抑制剤の導入が前記貯蔵タンク中への水
性物質中の嫌気性細菌を殺すに十分な量の酸素含有ガスの導入の前及び/または
後に行われる。
【0032】 ガス状抑制剤の導入及び酸素の導入は前記水性物質の貯蔵中に交互に繰り返さ
れることができる。
【0033】 この抑制剤は好ましくは微生物生長の危険が最も大きな位置に、すなわち水性
パルプ懸濁液のためのまたは微生物攻撃を受けやすい水性添加剤のための貯蔵タ
ンク内に添加される。しかし、ガス状抑制剤はまた水性物質の液体流に、再循環
水に及びシステムに入る前の新水に添加されることができる。本発明の主な原理
はそうでなければ有害な割合に上昇するであろうところのどのような場所でも微
生物生長を減らすことである。全ての微生物を殺す必要はないが製造ライン及び
最終製品での有害な蓄積が最少となるような割合に微生物生長を減らすことが必
須である。
【0034】 本発明の好適実施例においてガス状抑制剤は水性物質の液体流中にまたはその
貯蔵直前の前記物質のための希釈剤または添加剤の液体流中に導入される。ガス
状抑制剤はまた前記水性物質を含むどのような貯蔵タンク中へも水性物質中にガ
スを泡立たせることにより及び/または流体上の空間を満たすことにより導入さ
れることができる。
【0035】 本発明による典型方法において水性物質は製紙システム内のパルプ懸濁液を含
み、この懸濁液はそれがパルプ貯蔵塔、紙料槽、損紙塔または同様な貯蔵タンク
に入る前に及び/または保持されるときにガス状抑制剤で処理される。パルプ懸
濁液はまた製紙システムの紙料調製での紙料であることができる。
【0036】 好適実施例において処理される水性物質は製紙機の白水、好ましくはロング循
環に貯蔵された白水を含む。
【0037】 別の実施例において水性物質はでんぷん、コーティング剤、顔料、填料または
同様物のような添加剤薬品のスラリーを含む。かかる添加剤は通常製紙工程での
使用に備えて水性懸濁液で保持され、添加剤の多くはそれらを微生物攻撃を受け
やすくする栄養物を含む。典型的にこれはでんぷんで真実であり、でんぷん自体
が多くの微生物に対し栄養物である。多くの他の添加剤は、それら自体不活性で
あるが、それらを時間と共に微生物攻撃を受けやすくするに十分な量の不純物を
含む。かかる添加剤タンクをガス状抑制剤の間欠的導入により処理することはそ
の方式でシステムに入る微生物の量を効果的に減らすであろう。
【0038】 本発明の好適実施例において、ガス状抑制剤は遅い点で、好ましくは貯蔵塔の
ような微生物攻撃が最も厳しいと予想される点の直前で添加される。追加のガス
状抑制剤(二酸化炭素/窒素/アルゴン)はもし必要なら塔の頭部空間に添加さ
れるべきである。
【0039】 もし酸素がガス状抑制剤と組み合わせて用いられるならば、酸素は好ましくは
高速度混合を達成する乱流を使用するように貯蔵塔に水性物質をポンプ供給した
直後に添加されるべきである。追加の酸素はもし必要なら貯蔵塔内にどのような
嫌気性領域も作るのを避けるために塔の再循環管のいずれかに添加されるべきで
ある。
【0040】 二酸化炭素及び酸素のようなガスが製紙において従来使用されてきたが、二酸
化炭素、窒素またはアルゴン単独または天然に存在しないガス混合物を含む本発
明のガス状抑制剤は微生物生長を制御するために製紙システムでこれまで使用さ
れたことはなかったことに注目されるべきである。
【0041】 セルロース系製造ラインの水性物質は本発明の殺生剤的処理を除き全ての他の
方式で普通である態様で紙、ボード、乾燥パルプまたは同様物質のようなセルロ
ース系製品に加工される。
【0042】 本発明は今や以下の例により説明されるであろう。
【0043】 例1 一組の代表的細菌株がスウェーデンの再生パルプ工場の白水試料から分離され
た。この試料は当初70細菌株を産出し、それらのそれぞれは異なる細菌群を代
表し、それらは同様な条件下に生長した。これらの株は異なる培地上で試験され
、それらの酸素要求量が研究された。結果は8個の主な群の指標を与えた。更な
る研究が8個の主な群からの3個が殆ど同じであると思われることを示した。そ
れらの3個の群は一つの大きな群にまとめられた。
【0044】 この支配的群から、二酸化炭素実験のために一つの株が選ばれた。別の再生パ
ルプ工場からの二つの他の株が実験に含まれた。
【0045】 ガラス瓶が45℃に調温され、COが二酸化炭素雰囲気を作るために加えら
れた。三つの分離された株からの細菌が栄養ブイヨンと一緒に別個の瓶に添加さ
れた。“0分”を示す第一試料が各瓶から直ちに取り出され、次いで次の三時間
中の多数の時間毎に取り出された。各試料は6段階(10−10)の1/1
0希釈による希釈剤で希釈され、寒天プレート上で生長された。プレートは45
℃で2日間温置され、その後でコロニーの数が算えられ、希釈に関連付けられた
【0046】 CO雰囲気の影響下の生長時間の関数として生き残り細胞の百分率が表1に
示されている。
【0047】
【表1】
【0048】 結果は略1時間後に細菌の約60%が、2時間後に約50%が、そして3時間
後にわずかに10%以上が生き残ったことを明らかに示した(100%以上の値
は試料採取または希釈の小さな誤りからもたらされる)。
【0049】 例2 工場は化学パルプだけから上質紙を作った。試験時にはその工場は紙料調製に
先立ち貯蔵塔で長時間パルプを貯蔵した。その貯蔵は悪臭とパルプの黒点問題を
起こし、それは貯蔵時の微生物の高活性により起こされると信じられた。
【0050】 ガス状抑制剤による処理の全規模試験が実施された。従って二酸化炭素ガスは
貯蔵塔の直前で1−2kgCO/トンパルプの量で導入された。
【0051】 パルプの悪臭及びパルプの黒点の数の両方とも減少した。CO導入の負効果
は観察されなかった。
【0052】 例3 製造停止時に過剰の微生物生長問題を持つパルプ貯蔵塔が貯蔵塔の容量の約8
0%まで満たされるまでポンプで供給された。
【0053】 70/25/5の比の二酸化炭素/窒素/アルゴンの混合物を含むガス状抑制
剤がパルプが塔に入る直前に供給ラインに添加される。このガスはパルプトン当
たり1.5kgガスの割合で供給ライン中に供給される。ガス供給は、ガス状抑
制剤により塔の頭部空間を満たすために、パルプを塔に供給する供給ポンプが供
給を停止した後約5分間続けられる。
【0054】 ガス状抑制剤混合物の供給2時間後、富酸素ガス(空気)が塔中のパルプにガ
ス分配管を通して添加される。富酸素ガスの添加は顕著な量の酸素が塔からの排
出物中に存在するのが見出されるまで続けられる。
【0055】 翌日この処理がまず本発明のガス状抑制剤をガス分配管に供給することにより
繰り返され、約2時間の滞留時間後富酸素ガスがその管を通して供給される。こ
の微生物処理は製造停止の日毎に繰り返される。
【0056】 貯蔵塔内の微生物生長は許容水準に減少され、始動時に臭気問題は見出されな
い。紙ウェブが通常法でこの貯蔵パルプから形成され、最少量の汚点のみが紙に
見られる。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年8月12日(2002.8.12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 カントラ, ピア フィンランド, エフアイエヌ−02760 エスポー, ターコクヤ 2ビー (72)発明者 プウトネン, ピルヨ オーストリア, エー−2380 ペルチトル ドスドルフ, ヒルトラリー 9−11 Fターム(参考) 4L055 AG01 AG04 AH21 BD11 EA32 FA20

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース系製品の製造ライン内の微生物生長を制御する
    方法において、それが − 水と懸濁パルプ繊維及び/またはそのための添加剤を含む水性物質を準備
    すること、 − 前記水性物質を微生物生長を受けやすい条件下に維持すること、 − 二酸化炭素、窒素、貴ガス及びそれらを含む自然に存在しない混合物から
    選ばれたガス状抑制剤を準備すること、 − 前記ガス状抑制剤を前記水性物質にその中の微生物の生長を有意に阻止ま
    たは抑制するに十分な量で導入すること、 を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記水性物質が貯蔵容器内に維持され、前記ガス状抑制剤
    が前記貯蔵に先立ち及び/または貯蔵時に導入されることを特徴とする請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ガスが二酸化炭素、窒素または一つまたはそれ以上の
    貴ガスから本質的になることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記貴ガスがヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、
    キセノン及びラドンから選ばれることを特徴とする請求項1または2に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記ガス状抑制剤が好ましくは10−90%の二酸化炭素
    と90−10%の窒素の比の二酸化炭素と窒素の混合物であることを特徴とする
    請求項1または2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記ガス状抑制剤が酸素をさらに含むことを特徴とする請
    求項1または2に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ガス状抑制剤が好ましくは10−90%の二酸化炭素
    と90−10%の酸素の比の二酸化炭素と酸素の組合せを含むことを特徴とする
    請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ガス状抑制剤が少なくとも10%の二酸化炭素を含む
    二酸化炭素、窒素、貴ガス及び酸素の組み合わせを含むことを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記ガス状抑制剤が前記貯蔵に先立ち前記物質の液体流中
    に導入されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ガス状抑制剤が前記水性物質を含む貯蔵タンク中に
    導入されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記ガス状抑制剤が前記物質のための希釈剤中に導入さ
    れることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記微生物が細菌、真菌類及び/または藻類を含むこと
    を特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 二酸化炭素、窒素、アルゴンガスまたはそれらの混合物
    から本質的になる前記ガス状抑制剤が前記水性物質のための貯蔵タンクに入る液
    体流中にまたは前記貯蔵タンクそれ自体中に導入されることを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 ガス状抑制剤の前記導入が前記貯蔵タンク中へのまたは
    前記貯蔵タンクに入る液体流中への酸素含有ガスの導入の前及び/または後に行
    われることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 ガス状抑制剤の前記導入及び酸素含有ガスの前記導入が
    前記水性物質の貯蔵時に交互に繰り返されることを特徴とする請求項14に記載
    の方法。
  16. 【請求項16】 前記水性物質がパルプ貯蔵塔、紙料槽、損紙塔または同
    様な貯蔵タンク内に位置するパルプ懸濁液であることをことを特徴とする請求項
    1から15のいずれか一つに記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記水性物質が製紙システムの紙料調製の紙料であるこ
    とを特徴とする請求項1から15のいずれか一つに記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記水性物質が製紙機の白水、好ましくはロング循環の
    白水タンク内の白水であることを特徴とする請求項1から15のいずれか一つに
    記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記水性物質がでんぷん、コーティング剤、顔料、填料
    または同様物のような添加薬品のスラリーであることを特徴とする請求項1から
    15のいずれか一つに記載の方法。
  20. 【請求項20】 セルロース系製品の前記製造ラインがパルプ、紙、ボー
    ドまたは同様物の製造ラインを含むことを特徴とする請求項1から19のいずれ
    か一つに記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記製造ラインが再生紙及び/または損紙の再加工を含
    むことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記製造ラインが実質的に閉鎖された水システムを持つ
    ことを特徴とする請求項20または21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記ガス状抑制剤で処理された前記水性物質がパルプ、
    紙、ボードまたは同様物のようなセルロース系製品に加工されることを特徴とす
    る請求項1から22のいずれか一つに記載の方法。
  24. 【請求項24】 セルロース系製品の製造ラインで加工され及び/または
    貯蔵される水並びに懸濁パルプ繊維及び/またはそのための添加剤を含む水性物
    質内の微生物生長を制御するためのガス状抑制剤としての二酸化炭素、窒素また
    は貴ガス単独または自然に存在しないガス混合物での使用。
  25. 【請求項25】 前記ガス状抑制剤が二酸化炭素から本質的になることを
    特徴とする請求項24に記載の使用。
  26. 【請求項26】 二酸化炭素及び酸素が組み合わせでまたは前記物質への
    交互供給として用いられることを特徴とする請求項25に記載の使用。
  27. 【請求項27】 実質的に閉鎖された水システムを持ちかつ再生紙の再加
    工を含む製造ラインの紙の製造での請求項24から26のいずれか一つに記載の
    使用。
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