JP2003521317A - 採集バッグ - Google Patents

採集バッグ

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JP2003521317A
JP2003521317A JP2001555612A JP2001555612A JP2003521317A JP 2003521317 A JP2003521317 A JP 2003521317A JP 2001555612 A JP2001555612 A JP 2001555612A JP 2001555612 A JP2001555612 A JP 2001555612A JP 2003521317 A JP2003521317 A JP 2003521317A
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bag
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ホイラン オルセン，エスキル
レイスナー，ヘンリック
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コロプラスト アクティーゼルスカブ
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Abstract

(57)【要約】 バッグへの体液または浸出液の侵入を可能にする孔を有する医療採集バッグのためのフランジであって、前記フランジは前記孔を画定する内リムを有し、かつ前記孔を取り囲む中央領域を有し、前記中央領域が所定弱め線パターンを有し、皮膚または身体側部材から前記バックフランジを除去するために必要な力が前記弱め線を破壊するために必要な力よりも小さく、前記孔の簡単な漸進的拡大を可能にして、前記孔のストーマの寸法への適合、または傷の寸法への適合を可能にし、バッグ置換時にフランジの完全除去を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 発明の分野 本発明は患者の皮膚へ器具を固定するための接着ウエファを含む身体側部材を
含む医療器具に関し、前記接着ウエファまたはパッドは体液または浸出液の前記
器具への侵入を可能にする孔、および体液または浸出液を採集するために身体側
小孔（ostomy)部材に固定される選択的分離可能交換自在採集バッグを有する。
【０００２】 発明の背景 胃腸路の多くの病気に対する手術に関して、多くの場合、予後は結腸、回腸ま
たは尿道が手術により露出されることになり、患者は腹部ストーマ(stoma)およ
び廃液または身体廃棄物を伴い、これらの廃棄物はそれぞれの器官から搬出され
人工オリフィスまたは開口部から排出され、かつ採集バッグに採集され、この採
集バッグは、通常、ストーマを収容するための入口開口部を有する接着ウエファ
またはプレートにより皮膚に接着される。更に、内部器官と腹部面間に膨張する
フィステル（fistula）との関係で、患者はかかる開口部から浸出する身体物質
を採集するために器具に依存しなければならない。採集バッグは、また、傷から
の浸出液の採集また術後との関係または廃液目的で身体物質の採集に使用される
。
【０００３】 かかる器具は周知であり、かつツーピースまたはワンピース器具であってよい
。両タイプの器具において、身体側部材は装着者腹部に取り付けられ、かつ選択
的に採集部材またはバッグが、ツーピースの場合には、ストーマまたは傷からの
浸出液を採集するために身体側部材に取り付けられる。
【０００４】 ワンピース器具を使用する場合、皮膚に器具を固定する接着ウエファまたはパ
ッドを含む全器具が除去されかつ新しい器具で置換される。ツーピース器具を使
用する場合、身体側部材は所定位置に数日間に設置され、かつ採集部材またはバ
ッグのみが交換される。
【０００５】 身体側小孔部材の使役期間は浸出液の量および侵略性、また小孔と身体側小孔
部材との間の緊張度および締結度に依存する。
【０００６】 関連技術の説明 小孔器具の使役期間は幾つかの理由で短縮されてよい。浸出液の攻撃力により
、接着ウエファの接着物質が劣化して浸出液による膚へのアクセスを可能するこ
とがある。これは皮膚を保護するために器具の交換を必要とする。更に、ストー
マのまわりの漏れは好ましくない物質または臭いを患者の腹部に発生させ、皮膚
問題および障害状況を引き起こす。特に小孔器具の使役期間を延長させるために
、接着ウエファの孔の寸法を実際のストーマの寸法に構成することが提案されて
いる。ワンピース小孔器具、およびツーピース小孔器具の身体側部材は、通常、
接着ウエファをより良い適用のために孔の寸法範囲を実際のストーマの寸法に合
わせることが提案されており、かつ接着ウエファはしばしば、例えばハサミを使
用してより精確にカスタマイズするために、代表的には直径の表示を有する連続
的同心の印刷線を有するカッティングガイドを有する。
【０００７】 ＧＢ特許出願第２０１７５０１号は患者の皮膚へ小孔バッグに封止するための
装置を開示し、この装置は患者の皮膚へ接着できかつ螺旋状等に延びるスリット
またはカットを有するシート状材料を含む。そこで、孔はスリットにより形成さ
れるコイルを巻き戻すことによりそのシート内に形成される。このシートはカラ
ヤ（Karaya）ガムかつ/または他の親水性物質を基礎とするゼラチン状物質であ
ってよい。
【０００８】 ＧＢ特許出願第2017501号に開示の器具はワンピース器具である。
【０００９】 ＵＳ特許第３６０４４２１号は可変直径の開口部を形成するために分離除去可
能な同心管状細片により取り囲まれた可変寸法の開口部を有する使い捨てワンピ
ースバッグを開示する。しかし、ＵＳ特許第３６０４４２１号はバッグを交換す
るときにバッグの全部の除去に関する問題について触れていない。
【００１０】 上記２つの参考文献は、バッグ交換時に共働のバッグフランジの完全除去に関
する問題に関知せず、かつ器具を使用する前に除去すべき中央ディスクの存在を
教示している。
【００１１】 ツーピース器具に関して、ストーマを受けるための採集バッグの孔の寸法は、
しばしば、通常使用される身体側部材の孔の寸法よりも大きく、かつ身体側部材
の接着ウエファの遠方面への浸出液の接近の危険が大きい。これは、「バック」
からの接着剤上への化学的攻撃を可能にし、かつ更に特に回腸フィステル形成術
および結腸フィステル形成術に関連して身体側部材の遠方面の汚染または汚損を
生じさせる。これは、身体側部材の装着時間を短縮し、かつ更に、連結領域が新
鮮バッグの適正な連結および封止を確実にしかつ不快な臭いを生じる残差を身体
側部材上に確実に残さないために清潔にされる必要があるので、採集バッグを新
規バッグと交換する時に問題が生じる。技術的使役期間が経過する前に身体側部
材を交換しなければならないことは相当に危険である。
【００１２】 上記欠点は本発明により軽減される。
【００１３】 発明の概要 本発明は広義の医療器具に関し、この医療器具は患者の皮膚に医療器具を固定
するために接着ウエファの形態のフランジを含む身体側部材を含み、前記接着ウ
エファが体液または浸出液の前記医療器具への侵入を可能にする孔を有し、かつ
体液または浸出液を採集するために前記身体側部材に固定する選択的分離可能交
換自在の採集バッグを有し、前記フランジが前記孔を画定する内リム、および前
記孔を取り囲む中央領域を有し、前記中央領域が所定の弱め線パターンを有する
。
【００１４】 本発明は更に、患者の皮膚へ器具を固定するための接着ウエファを含む身体側
部材を含む医療器具に関し、前記接着ウエファが体液または浸出液の前記医療器
具への侵入を可能にする孔を有し、かつ体液または浸出液を前記医療器具への侵
入を可能にする孔を有するバッグフランジを有する分離可能交換自在の採集バッ
グを有し、前記身体側部材は前記身体側部材に固く連結された第一カップリング
手段を含み、かつ前記採集バッグは前記身体側部材に解除自在に連結しかつ封止
するための対応する第二カップリング手段を含み、かつ前記バッグフランジは前
記孔を画定する内リム、および所定弱め線パターンを有する中央領域を有する。
【００１５】 更に、本発明は体液または浸出液の医療器具への侵入を可能にする孔を有する
バッグフランジを有する小孔用医療採集バッグに関し、前記バッグは患者の皮膚
へ身体側部材を固定するための接着ウエファを含む身体側部材へ固く連結された
対応するカップリング手段に解除自在に連結しかつ封止するためのカップリング
手段を含み、前記接着ウエファは前記医療器具への体液または浸出液の侵入を可
能にする孔を有し、前記バッグフランジは前記孔を画定する内リムを有しかつ前
記孔を取り囲みかつ所定弱め線パターンを有する中心領域を有する。
【００１６】 更に、本発明は実質的環状フランジの形態の医療採集バッグ用フランジに関し
、前記フランジは孔を画定する内リム、および前記孔を取り囲む中央領域を有し
、前記中央領域は所定の弱め線パターンを有する。
【００１７】 発明の詳細な説明 本発明は患者の皮膚に医療器具を固定するために接着ウエファの形態でフラン
ジを含む身体側部材を含む医療器具に関し、前記接着ウエファは前記医療器具へ
の体液または浸出液の侵入を可能にする孔、および体液または浸出液を採集する
ために前記身体側部材へ固定された選択的分離可能交換自在の採集バッグを有し
、前記フランジは孔を画定する内リム、および前記孔を取り囲む中心領域を有し
、前記中心領域は所定弱め線パターンを有し、皮膚から前記フランジを除去する
ために必要な力が前記弱め線パターンを破壊するために必要な力よりも小さい医
療器具を提供する。
【００１８】 一体的ユニットとして採集バッグを含む本発明のかかる器具は、上記欠点を簡
単かつ効果的に緩和するために、ワンピース小孔器具として、または創傷、術後
、またはドレナージ目的で使用される。
【００１９】 更に、本発明は患者の皮膚へ医療器具を固定するために接着ウエファを含む身
体側部材を含む医療器具に関し、前記接着ウエファは前記医療器具への体液また
は浸出液の侵入を可能にする孔、および前記医療器具への体液または浸出液の侵
入を可能にする孔を有するバッグフランジを有する分離可能交換自在の採集バッ
グを有し、前記身体側部材は前記身体側部材に固く連結された第一カップリング
手段を含み、かつ前記採集バッグは前記身体側部材に解除自在に連結しかつ封止
できる対応する第二カップリング手段を含み、かつ前記バッグフランジは前記孔
を画定する内リム、および所定弱め線パターンを有する中央領域を有し、前記身
体側部材から前記バッグフランジを除去するために必要な力が前記弱め線パター
ンを破壊するために必要な力よりも小さい医療器具を提供する。
【００２０】 前記所定弱め線パターンは小孔用採集バッグのフランジの孔を実際のストーマ
の寸法に構成することを可能にして皮膚のより良き保護を図り、または身体側部
材の接着ウエファの遠方面とストーマからの侵略的浸出液との接触を小さくさせ
て上記欠点を解消する。更に、道具の使用に依存することなく指を用いて内リム
に沿ってフランジの一部を引き裂くことによりフランジの孔を徐々に拡大してス
トーマの寸法に適合させることが簡単である。
【００２１】 患者の皮膚へ医療器具を固定するために接着ウエファを有する小孔器具等の医
療器具は、通常、シリコン塗布紙等の保護カバーまたは剥離ライナにより被覆さ
れることが好ましい皮膚にやさしい接着剤を具備する。外装として同一形態を有
する必要はなく、例えば、複数の外装が相対的に大きなシート保護カバーに取り
付けられてよい。保護カバーは本発明の外装の使用時に存在しない。しかし、本
発明の好適形態によれば、保護カバーは個別小孔へ器具を適用する前または適用
時に接着面を保護するために存在する。
【００２２】 皮膚にやさしい接着剤はそれ自体既知のいずれの皮膚にやさしい接着剤であっ
てもよく、例えば、長期使用のために親水コロイドまたは他の湿気吸収成分を含
む接着剤であってよい。接着剤は、例えば、ＵＳ特許第４３６７７３２号に開示
のタイプの接着剤であってよい。
【００２３】 本発明によれば、剥離ライナを除去することなく孔の寸法への適合を可能にす
るために、フランジおよび保護カバーの破壊強度に差異があり、かつかかる差異
は保護カバーの破壊強度がフランジの破壊強度よりも小さくなるように調整され
ることが好ましい。従って、接着剤の結合強度を低下させる意図しない接触はバ
クテリア汚染の危険があるので回避される。かかる強度の差異は、弱め線パター
ンを形成するときにフランジの領域よりも紙の「ブリッジ」領域を小さくするよ
うにして弱め線パターンを調整することにより設けることが望ましい。
【００２４】 本発明のバッグのフランジの孔は、このようにして、ストーマの実際の形状に
適合させることができる。これは、伝統的ワンピース小孔器具を交換するときに
、接着ウエファの内リムによりストーマの外面を「擦り取る」（scraping)する
ことにより得られる洗浄と比較して複合的所望洗浄効果を可能にし、長期スパン
で小孔を有する腹部上にツーピース器具の身体側部材を維持する利点を伴う。
【００２５】 前記バッグが身体側部材に取り付けられるときに、そのフランジは身体側部材
の遠方面を更に一層保護し使役期間を長期化しかつ汚損を減少する。
【００２６】 前記弱め線パターンはいずれかの適宜パターンであってよく、例えば、穿孔ま
たは切断した点、スロット、または中断した直線または曲線であってよく、環状
フランジをそのフランジの内リムからの一部の除去を可能にするものである。弱
め線パターンはカッティングまたはパンチング等によりシート状材料を貫通する
それ自体適宜既知方法を用いて形成できる。
【００２７】 カットの深さは材料の性質に依存し、かつ好適にはその孔のリムでフランジへ
完全に貫通することが好ましいがフランジの厚みの一部を貫通するものであって
よい。弱め線パターンはその孔を拡大するために容易に破壊できる最小限の「ブ
リッジ」領域のみを残してフランジの厚みを完全に貫通することが好ましい。
【００２８】 本発明の一実施形態において、弱め線パターンは破線パターンの形態である。
【００２９】 本発明の好適形態において、弱め線パターンはフランジの内リムから始まる螺
旋状破線の形態である。
【００３０】 本発明の他の好適形態において、弱め線パターンは第二フランジ内の孔を取り
囲む複数の同心状破線の形態である。
【００３１】 本発明の他の好適形態において、前記弱め線パターンは螺旋状または同心状の
破線と放射状破線とを組み合わせた形態であり、これはストーマに対する孔の寸
法および形状の適合を容易にする。
【００３２】 導管の形状によっては、漏れの危険を減少するために、ＷＯ００／３０５７６
に開示のもに対応する実質的円形領域内にミシン目を有する弱め線パターンの外
側にフランジの外部を設けることが好ましい。
【００３３】 所定弱め線パターンを有する領域を有するフランジの中央領域は、本発明の他
の実施形態によれば、弱い接着力を示すのみである。従って、中央領域の接着力
は皮膚または身体側部材から前記採集バックのフランジを除去するために必要な
力が前記弱め線を破壊するために必要な力よりも小さくなるような弱いものであ
ることが好ましい。これは、皮膚または身体側部材の汚損に対する保護上望まし
い皮膚または身体側部材との良好な接触を確実にし、かつバッグ内でフランジ上
にある廃棄物の飛散に通じる残存弱め線の破壊を伴うことなくバッグの置換を確
実にすることを可能にする。本発明の一実施形態において、中央領域は非常に低
い粘着力／剥離力の接着剤を有するフランジを利用することにより非常に低い接
着性性を確実に示すようにし、かつ本発明の一実施形態は中央領域に接着剤を有
しないフランジを提供することを想定している。実用的理由から、接着剤の層を
フランジの全表面に設けることはしばしば煩瑣であり、従って、選択的に穿孔し
た取り外し不可能なカバー層を設けて中央領域を被覆することにより、または例
えばタルク等の剥離剤により部分的または全体的に中央領域の接着剤層を被覆す
ることにより中央領域の接着特性を部分的または全体的に無効にする。カット、
点、スロット、または直線状または曲線状破線がカバー層に侵入している。
【００３４】 本発明の特定好適形態において、フランジの弱め線パターンは同心状線の形態
であり、弱め線パターンはストーマを受けるための孔から半径方向もしくは放射
状領域内に少なくとも１つの破線を有する。この領域に沿った引き裂き抵抗はフ
ランジの連続リングを連結するブリッジを破壊するために必要な力よりも高い。
この特徴は身体側部材上に一またはそれ以上リングを残すことなく接着フランジ
の全てと共に小孔採集バッグの安全除去を可能にする。半径方向のかかる相対的
補強は好適にはバッグの除去を促進する突出部または耳部の方向にある。かかる
形態において、上述したようにバッグおよびそのフランジの全除去を確実にする
ために弱め線領域における弱い接着性に依存する必要はない。
【００３５】 他の特徴として、本発明は医療採集バッグへ体液または浸出液の侵入を可能に
する孔を有するバッグフランジを有する医療採集バッグに関し、前記医療採集バ
ッグは患者の皮膚へ身体側部材を固定するための接着ウエファを含む身体側部材
へ固く連結される対応するカップリング手段に解除自在に連結しかつ封止するた
めのカップリング手段を含み、前記接着ウエファは前記医療採集バッグへの体液
または浸出液の侵入を可能にする孔を有し、前記バッグフランジは孔を画定する
内リムを有しかつ所定弱め線パターンを有する中心領域を有し、前記身体側部材
から前記バッグフランジを除去するために必要な力が前記弱め線パターンを破壊
するために必要な力よりも小さいことを特徴とする。
【００３６】 前記カップリング手段は小孔身体側部材を小孔採集バッグへ連結するそれ自体
既知のいずれのカップリング手段であってもよい。例えば、適合するカップリン
グリング等の機械的カップリングまたは身体側部材へ固定される第一フランジお
よび採集バッグへ固定される第二フランジの形態であって第二フランジが第一フ
ランジに着脱自在に接着結合しかつ第一フランジに封止する構成であってよい。
かかる第二フランジは適宜上述のバッグフランジであり、中央領域に加えて身体
側部材に結合するための外接着領域を有する。
【００３７】 第一および第二フランジは好適には多孔質プラスチック材料によりディスクと
して形成され、良好な衝撃吸収および弾性作用を具え、かつ採集装置の重量を軽
量にする効果を有する。
【００３８】 第三特徴において、本発明は採集バッグへ体液または浸出液の侵入を可能にす
る孔を有するフランジを有する小孔採集バッグのためのフランジに関し、前記フ
ランジは孔を画定する内リムを有し、かつ前記フランジは所定の弱め線パターン
を有する中央領域を有し、前記身体側部材から前記バッグフランジを除去するた
めに必要な力が前記弱め線パターンを破壊するために必要な力よりも小さいこと
を特徴とする。
【００３９】 本明細書において、器具の表面に関して「遠方」の用語は皮膚に接触する面と
反対側の面を指すために使用されている。
【００４０】 バッグとの関係における「医療」または使用の用語は生物の表面上に出現する
面領域または孔からの体液または浸出液の採集に関する使用を意味するために使
用されている。本発明による器具は、従って、傷による浸出液、術後に生じる身
体物質、ドレナージ目的、または怪我または手術に関連して人工的開口部に通じ
た尿道または腸から***物を採集するために皮膚上に設置するバッグであってよ
い。好適使用は小孔器具または傷ケア器具、最も好ましくは小孔器具用である。
【００４１】 好適実施形態の説明 本発明による小孔器具の一実施形態を示す添付図面の図１について説明する。
バッグ１はその採集バッグに固定されたフランジ２を含み、前記フランジはスト
ーマを受けるための入口孔３を画定する内リムを有し、かつ前記フランジは前記
内リムから始まる螺旋状線の形態の所定弱め線パターン５を有する中央領域４を
有する。ストーマから浸出する物質の採集のための採集バッグ１は患者の腹壁上
のストーマのまわりにバッグ１を固定するために身体側部材に連結する構成であ
る。バッグ１は図示されたように閉鎖、またはその内容物を断続的に空にするた
めに底部で開放可能である。フランジ２の中央領域はこの実施形態において、バ
ッグ１を身体側部材（図示せず）に封止状態で連結するための連結手段として作
用するフランジの実質的環状部材により囲まれている。かかる身体側部材は身体
側部材の背面上に塗布された皮膚にやさしい接着剤により患者の皮膚に接着でき
る設計の身体側部材から成る。この身体側部材は、この実施形態において第一フ
ランジの形態または孔が内部に形成されかつフランジ２に接着連結部材を受ける
設計の身体側部材フランジの形態の第一カップリング手段を担持する。
【００４２】 前記身体側部材フランジは、その身体側部材フランジ内の孔の直径に対応する
内径を有しかつそのフランジのリム部が接着剤の層から突出するような外径を有
する実質的環状の連結部に塗布された接着剤の層により身体側部材に固定されて
よい。当然ながら、前記フランジは他の手段、例えば溶接により、前記身体側部
材に固定されてよい。
【００４３】 前記バッグフランジおよび身体側部材フランジは、例えば、多孔質プラスチッ
ク材料が液体を吸収しないような閉鎖気孔を有する撥水性多孔質プラスチック材
料、例えばエチレンビニルアセテート（EVA)またはポリウレタン（PUR)等により
成形されてよい。
【００４４】 前記バッグそれ自体は小孔器具の生産にそれ自体既知の材料により形成されて
よい。
【００４５】 前記バッグから離れる側で、前記フランジは実質的全面が接着剤による薄い洗
濯可能層（図示せず）により被覆される。洗濯可能接着剤層は例えば、ヒドロゲ
ル接着剤、アクリレート接着剤またはホットメルトタイプの接着剤であってよい
。前記接着剤層は薄い層として塗布され、一部で厚みを低く保持し、かつ一部で
前記バッグフランジの可撓性および弾性を維持するものである。この塗布は、例
えば、コーティング、スプレイング、または適宜パターンの塗布により実施でき
る。前記バッグが運搬されるときに、接着剤の層は剥離ライナーにより被覆され
る。
【００４６】 バッグフランジ２は、好適には、バッグの取り扱いのためのハンドルまたはグ
リップを設けることによりバッグの除去を促進する突出部または耳部８を有する
。かかる領域において、前記接着剤は好適にはカバー層により被覆される。
【００４７】 図２は図１に示された本発明のバッグの実施形態の、装着のためにバッグを準
備する前のＡ−Ａ線に沿った断面図を示しかつカット５を表す。
【００４８】 図３は側部から見た同一実施形態を示す。図４において、前記バッグは装着の
ために準備され、かつ螺旋状弱め線により形成された細片の一部９はフランジの
平面から除去されかつバッグを残して裂かれており、従来標準化されたバッグよ
りもストーマにより良く適合する孔を有する。
【００４９】 図５はフランジ内の孔３を取り囲む複数の同心状破線の形態の弱め線パターン
６を有する本発明によるフランジの一実施形態を示す。
【００５０】 図６はフランジ内の孔３を取り囲む螺旋状または同心状の線と放射状線を組み
合わせた形態の弱め線パターン７を有する本発明によるフランジの他の実施形態
を示す。
【００５１】 図７は本発明による小孔器具の他の実施形態を示す。この形態において、採集
バッグ１にはストーマを受けるための孔３を限定する内リムを有するフランジ２
が固定され、かつこのフランジは内リムから始まる螺旋状線の形態の所定弱め線
パターン５を有する中央領域４を有する。この実施形態において、フランジは身
体側部材にバッグ１を封止状態で連結するためにカップリングリング形態のカッ
プリング手段９により取り囲まれている。
【００５２】 図８は中央領域の外側でバッグに固定されたカップリングリング９を示すＢ−
Ｂ線に沿った図６の実施形態の断面図を示す。
【００５３】 図９は本発明によるフランジの好適実施形態を示す。フランジ２の中央領域は
孔３を取り囲む複数の同心状破線の形態の弱め線パターン６を有し、かつ身体側
部材に封止状態でバッグを連結するためのカップリング手段として働くフランジ
の実質的環状部１０によって囲まれている。弱め線パターンはストーマを受ける
ための孔からバッグの除去を促進するための外周辺および耳部８へ向かう方向の
放射領域に少なくとも１つの破断部１１を有する。かかる相対的強化は、弱め線
パターン６を中断する２セットの「強化線」として示された弱め線パターンの破
線形態であってよい。環状部１０の外側には、好適には、漏れの危険を更に減少
するために実質的円形領域内のＷＯ００／３０５７６に開示の種類の穿孔１３に
より環状部１０から限定された外部１２がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 螺旋形態の所定弱め線を有するフランジを有する本発明による採集バッグの一
実施形態を示す。
【図２】 Ａ−Ａ線に沿った図１の実施形態の断面を示す。
【図３】 側部から見た図１の実施形態を示す。
【図４】 図１の実施形態のフランジから分離した螺旋の一部を示す図である。
【図５】 同心線形態の所定弱め線を有する本発明による採集バッグのためのフランジの
他の実施形態を示す。
【図６】 螺旋線と放射線とを組み合わせた形態の所定弱め線を有する本発明による採集
バッグのためのフランジの他の実施形態を示す。
【図７】 螺旋状物と連結手段の形態の所定弱め線を有するフランジを有する本発明によ
る採集バッグの他の実施形態を示す。
【図８】 Ｂ−Ｂ線に沿った図７の実施形態の断面を示す。
【図９】 同心線形態の所定弱め線を有する本発明による採集バッグのためのフランジの
他の実施形態を示す。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１４年２月１１日（２００２．２．１１）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ， ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，Ｊ Ｐ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，Ｒ Ｏ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 医療採集バッグへ体液または浸出液の侵入を可能にする孔を
    有する医療採集バッグのためのフランジであって、前記孔を画定する内リムを有
    し、前記孔を取り囲む中央領域を有し、前記中央領域が所定の弱め線パターンを
    有し、皮膚または身体側部材からの前記採集バックのフランジの除去に必要な力
    が前記弱め線を破壊するために必要な力よりも小さい、フランジ。
  2. 【請求項２】 前記弱め線パターンは破線模様である、請求項１に記載のフ
    ランジ。
  3. 【請求項３】 前記弱め線パターンは穿孔または切断点、スロットまたは直
    線状または曲線状の破線の形態である、請求項１または２に記載のフランジ。
  4. 【請求項４】 前記弱め線パターンは前記フランジの内リムから始まる螺旋
    状破線の形態である、請求項３に記載のフランジ。
  5. 【請求項５】 前記弱め線パターンは第二フランジの孔を取り囲む複数の実
    質的同心状の破線の形態である、請求項３に記載のフランジ。
  6. 【請求項６】 前記弱め線パターンは螺旋状または同心状の破線と放射状破
    線とを組み合わせた形態である、請求項３に記載のフランジ。
  7. 【請求項７】 前記弱め線パターンは同心状であり、かつ前記弱め線パター
    ンはストーマ（stoma)を受けるための孔から半径方向の放射領域に少なくとも１
    つの破断部を有する、請求項３に記載のフランジ。
  8. 【請求項８】 患者に固定するための接着ウエファの形態のフランジを含む
    身体側部材を含む医療器具において、前記接着ウエファは前記医療器具への体液
    または浸出液の侵入を可能にする孔、および体液または浸出液を採集するために
    身体側部材へ固定される選択的分離可能交換自在採集バッグを有し、前記フラン
    ジは前記孔を画定する内リム、および前記孔を取り囲む中心領域を有し、前記中
    心領域は所定弱め線パターンを有し、皮膚から前記フランジを除去するために必
    要な力が前記弱め線パターンを破壊するために必要な力よりも小さい、医療器具
    。
  9. 【請求項９】 体液または浸出液の医療器具への侵入を可能にする孔を有す
    るバッグフランジを有する医療採集バッグにおいて、前記バッグは患者の皮膚へ
    身体側部材を固定するための接着ウエファを含む身体側部材へ固く連結された対
    応するカップリング手段に解除自在に連結しかつ封止するためのカップリング手
    段を含み、前記接着ウエファは前記医療器具への体液または浸出液の侵入を可能
    にする孔を有し、前記バッグフランジは前記孔を画定する内リムを有しかつ前記
    孔を取り囲みかつ所定弱め線パターンを有する中心領域を有し、前記身体側部材
    から前記バッグフランジを除去するために必要な力が前記弱め線パターンを破壊
    するために必要な力よりも小さい、医療採集バッグ。
  10. 【請求項１０】 前記所定弱め線パターンを有する前記中央領域は接着性を
    示さない、請求項８または９に記載の医療採集バッグ。
  11. 【請求項１１】 患者の皮膚へ固定するための接着ウエファを含む身体側部
    材を含む医療器具において、前記接着ウエファは前記医療器具への体液または浸
    出液の侵入を可能にする孔、および前記医療器具への体液または浸出液の侵入を
    可能にする孔を有するバッグフランジを有する分離可能交換自在の採集バッグを
    有し、前記身体側部材は前記身体側部材に固く連結された第一カップリング手段
    を含み、かつ前記採集バッグは前記身体側部材に解除自在に連結しかつ封止する
    ための対応する第二カップリング手段を含み、かつ前記バッグフランジは前記孔
    を画定する内リム、および所定弱め線パターンを有する中央領域を有し、前記身
    体側部材から前記バッグフランジを除去するために必要な力が前記弱め線パター
    ンを破壊するために必要な力よりも小さい、医療器具。
  12. 【請求項１２】 小孔器具またはバッグまたは創傷ケア器具またはバッグの
    形態である、請求項８から１１のいずれか１に記載の医療器具または医療採集バ
    ッグ。
  13. 【請求項１３】 小孔器具またはバッグの形態である、請求項１２に記載の
    医療器具または医療採集バッグ。
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