JP2003515069A - 自動車用の流体結合装置 - Google Patents

自動車用の流体結合装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、駆動シャフトと共に回転するようにこのシャフトに結合されるようになっている、全体に径方向に向いた横方向ケーシング壁(58)(92)と、ピストンと横方向壁(58)の内側面(92)との間にグリップされるようになっている少なくとも1つの摩擦ライナー(78)(80)によって、径方向外側の境界が定められた容積可変チャンバ(82)を中心スリーブ(76)、および横方向壁(58)と共に構成するピストン(74)と、被動シャフト(72)と共に回転するように結合されるようになっているハブに共に回転するように、このシャフトに結合されたタービンホイール(64)と、被動シャフト(72)と中心スリーブ(76)との間に挟持されたダイナミックシール手段(104)とを、軸方向に前方から後方へ向かって、自動車用の流体結合装置(50)に関する。本発明はピストン(74)の内周部(103)に中心スリーブ(76)が取り付けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、流体結合装置、特に自動車用流体結合装置に関する。
【0002】 より詳細には、本発明は、例えばフランス国特許公開第2749633号公報に記載
され、図示されているタイプの流体結合装置に関する。
【0003】 上記明細書は、駆動シャフトと共に回転するように駆動シャフトに結合される
ようになっている、全体的に径方向を向く横方向ケーシング壁と、ピストンと横
方向壁の内側面との間にグリップされるようになっている、少なくとも1つの摩
擦ライナーによって、径方向外側の境界が定められた容積可変チャンバを、中心
スリーブおよび横方向壁と共に構成するピストンと、被動シャフトと共に回転す
るように、駆動シャフトに結合されるようになっているハブと共に回転するよう
に、ハブに結合されたタービンホイールと、被動シャフトと中心スリーブとの間
に挟持されたダイナミックシール手段とを備えるタイプの装置について述べ、か
つ図示している。
【0004】 上記明細書では、横方向壁の軸方向を向く部分に、スリーブが圧嵌めされてい
る。
【0005】 国際公開第WO99/45294号に示されている別の変形例では、センタリング部材に
よって、金属製のスリーブが構成されており、このスリーブは、溶接によって横
方向壁に接合されている。
【0006】 上記明細書では、ケーシングの内部では軸方向に、かつ壁の内周部の位置では
径方向に、前記壁の面に対向する状態に、スリーブの少なくとも一部が伸びてい
る。従って、スリーブの前記部分は、シール手段が挟持された状態で、ピストン
の内側ラジアルスリーブ要素の方を向く、軸方向に配置された円筒形環状表面の
境界を外側に定めている。
【0007】 これに関連し、壁およびピストンによって、軸方向の境界が定められた内側チ
ャンバを形成するには、スリーブの軸方向を向く円筒形環状表面と、ピストンの
内側ラジアルスリーブ要素との間が、ダイナミックにシールされていなければな
らない。
【0008】 従って、このダイナミックシールを達成するには、係合表面を構成するスリー
ブの外周面は、シール手段、例えばセグメントまたはシールリングが嵌合される
ようになっているラジアル溝を備えている。
【0009】 かかる構造では、スリーブの係合表面が、スリーブとピストンのスリーブ要素
との間のダイナミックシールを保証するには、正確で、かつコストのかかる機械
加工作業を特に必要とする、厳しい製造条件を満たさなければならない。このこ
とは、ラジアル溝の機械加工作業にも当てはまる。
【0010】 かかる装置を組み立てる作業は困難であり、かつシールの破損を防止するため
の注意も払わなければならない。更にシールを支持するスリーブに対し、ピスト
ンのスリーブ要素が軸方向に移動することにより、シールに力が加えられるので
、時間経過に対して、ダイナミックシールにより妥協を図ることができる。
【0011】 本発明の目的は、特に製造を簡略化し、コストを低減することによって、上記
欠点を緩和できる上記タイプの流体結合装置を提供することにある。
【0012】 上記に鑑み、本発明は、駆動シャフトと共に回転するように駆動シャフトに結
合されるようになっている、全体に径方向に向いた横方向ケーシング壁と、ピス
トンと横方向壁の内側面との間にグリップされるようになっている少なくとも1
つの摩擦ライナーによって、径方向外側の境界が定められた容積可変チャンバを
中心スリーブおよび横方向壁と共に構成するピストンと、被動シャフトと共に回
転するように駆動シャフトに結合されるようになっているハブと共に回転するよ
うにハブに結合されたタービンホイールと、被動シャフトと中心スリーブとの間
に挟持されたダイナミックシール手段とを軸方向に前方から後方に備えた、自動
車用の流体結合装置において、ピストンの内周部に中心スリーブが取り付けられ
ていることを特徴とする流体結合装置を提案するものである。
【0013】 本発明に係わる構造により、ピストンのスリーブ要素と中心スリーブとの間に
ダイナミックシールを設けなくてもよくなるので、組み立て作業が簡略化され、
チャンバのシールの信頼性がより高くなる。
【0014】 製造公差に関する条件が緩和され、部品数が少なくなると同時に、ある場合に
は、ピストンも変形できる。
【0015】 本発明の種々の実施例では、ダイナミックシールが省略されるか、またはスタ
ティックシール手段に置き換えられる。
【0016】 本発明の利点は、溶接または圧嵌めによる環状横方向壁へのスリーブの固定作
業が省略でき、横方向壁および中心スリーブを、工業用生産に最も適した材料で
それぞれ製造できる。すなわち、板金をプレス加工することにより横方向壁を製
造し、中心スリーブを、成形可能な材料、例えばプラスチック材料、またはスタ
ンプ加工に適した金属ブランク材によって製造できる。
【0017】 本発明に係わる実施例の別の特徴は、次のとおりである。
【0018】 ピストンの径方向内周部に中心スリーブが、シールされた状態で取り付けられ
ており、スリーブとピストンを接続し、これにより、シールが得られる。
【0019】 ピストンの内周部に現場での成形を行うことにより、中心スリーブが形成され
ている。
【0020】 中心スリーブは、ピストンの内周部に、接着剤により接着されている。
【0021】 中心スリーブは、ピストンの内周部に、溶接されている。
【0022】 中心スリーブは、ピストンの内周部に、圧嵌めされている。
【0023】 スリーブとピストンとの間に、スタティックシール手段が挟持された状態で、
ピストンの径方向内周部に、中心スリーブが取り付けられている。
【0024】 係合手段により、ピストンの径方向内周部に、中心スリーブが取り付けられて
いる。
【0025】 スナップ嵌合により、ピストンの径方向内周部に、中心スリーブが係合してい
る。
【0026】 弾性嵌合係合により、ピストンの径方向内周部に、中心スリーブが係合してい
る。
【0027】 シーム加工により、ピストンの径方向内周部に、中心スリーブが係合している
【0028】 中心スリーブは、スリーブ要素と被動シャフトとの間に挟持されたダイナミッ
クシール手段と協働する径方向内側スリーブ要素を有する。
【0029】 中心スリーブは、ピストンの内周部と協働する径方向外側スリーブ要素を有す
る。
【0030】 中心スリーブは、軸方向横断面においてその側面がほぼU字形となっており、
U字形のうちの2つのブランチが、径方向外側スリーブ要素と径方向内側スリー
ブ要素とをそれぞれ構成している。
【0031】 スリーブとピストンとの間に、係合手段が挟持されており、かつ係合手段とピ
ストンとの間に、スタティックシール手段が挟持されている。
【0032】 スタティックシール手段は、スリーブおよびピストンの互いに対向する横方向
面との間に軸方向に挟持された少なくとも1つのシール部材を備えている。
【0033】 係合手段を含むプレート部分は、溶接によりピストンに固定されている。
【0034】 スリーブの少なくとも一部は、ピストンの後方横方向面に向いており、中心ス
リーブは、スリーブをピストンに対して軸方向に係合させるためのピストンの他
方の横方向面を向いた少なくとも1つのピストンを備えている。
【0035】 添付図面を参照して、次の詳細な説明を読み、理解すれば、本発明の別の特徴
および利点が明らかとなると思う。
【0036】 例えば国際公開第WO99/45294号公報を、より公知となっている構造では、流体
結合装置50は、トルクコンバータとをロックアップクラッチ54とを備え、こ
れらはオイルで満たされ、ケーシング52を構成する共通シールハウジング内に
配置されている。
【0037】 別の変形例では、トルクコンバータを流体カプラーに置換できる。このカプラ
ーは、反作用ホイールを含まないという点で、コンバータと異なっている。
【0038】 次の比較説明では、互いに同一、類似、同様な部品については、同じ符号をつ
けることにする。
【0039】 本例では金属製となっているケーシング52は駆動要素であり、駆動シャフト
と共に回転するように、駆動シャフトに結合されている。自動車に適用した場合
、この駆動シャフトは、内燃エンジンのクランクシャフト(図示せず)となって
いる。
【0040】 全体の形状が環状であるケーシング52は、2つのハーフシェルからなり、こ
れらハーフシェルは、互いに対向する関係にあり、それらの外周部は、溶接によ
ってシールされた状態に固定されている。
【0041】 図面に示された第1ハーフシェル、すなわち前方ハーフシェル56は、駆動シ
ャフトと共に回転するように、このシャフトに結合されている。このハーフシェ
ルは、基本的には環状壁58から成っている。この環状壁58は、全体が横方向
、すなわち装置の軸線X−Xに直角な径方向の面にあり、その外周部は、ほぼ軸
方向を向く環状スカート60状をした円筒形壁として延びている。
【0042】 (コンバータの反作用ホイールのように、簡潔にするために図面から省略され
ている)第2ハーフシェル、すなわち後方ハーフシェルは、インパルスホイール
を構成しており、この目的のために、その内側面に翼を有する。
【0043】 インパルスホイールのこの翼は、タービンホイール64の翼62に対向してお
り、タービンホイール64は、リベット締め、または別の変形例では溶接により
、ハブ70と一体的なラジアルハブプレート68に固定されている。被動シャフ
ト72、すなわち自動車に適用されている場合には、ハブ70は、ギアボックス
の入力シャフトと共に回転するように、この入力シャフトに結合できるよう、そ
の内側に、スプライン溝が設けられている。
【0044】 この被動シャフト72は、加圧されたオイルがシャフトを通過できるようにす
るチャンネル73を構成するように、中空となっている。
【0045】 公知の構造によれば、ピストン74と、中心スリーブ76と、横方向壁58と
、環状ディスク78とは、容積可変チャンバ82を構成し、このチャンバには、
被動シャフト72を通してオイルが供給される。
【0046】 環状ディスク72は、摩擦ライナー80を支持しており、これらライナーは、
対向する横方向面の各々において、例えば接着剤による接着によって、環状ディ
スク72に固定されている。
【0047】 ピストンの外周部には、ディスク78が設けられている。このディスク78は
、ピストン74の径方向外側の外周部にラグを有する。これらのラグは、軸方向
を向いた部分を有し、これらの部分は、ガイドリング84の外周部に形成された
スロット内に進入している。
【0048】 従って、ディスク78は、ガイドリング74と共に回転するように、ガイドリ
ングに結合されているが、軸方向には移動できない。このディスク78とリング
84との間には、円周方向に作用するコイルスプリング86が挟持されている。
【0049】 スプリング86のためのガイドリング84は、横方向を向く環状ラジアルプレ
ート88として、径方向内側に延びており、ラジアルプレート88は、ピストン
74とホイール64との間で、オイルを流すための孔90を有する。
【0050】 従って、ロックアップクラッチ64は、トーションダンパーを備え、このトー
ションダンパーのほとんどは、第1シェルの外周部において、タービンホイール
64と環状横方向壁58との間に位置している。
【0051】 トーションダンパーは、ピストン74およびライナー80の径方向外側に配置
され、ディスク78から突出する駆動ラグから成る入力部分と、ガイドリング8
4およびラジアルプレート88から成る出力部分と、これら入力部分と出力部分
との間に配置されたコイルスプリング86とを備えている。
【0052】 これら出力部分は、タービンホイール、より正確には、タービンホイールのス
プラインの設けられたハブ70と共に回転するようにハブに結合されており、一
方、入力部分は、ピストン74に対して径方向に突出するラジアルディスク78
と共に回転するように、このディスクに結合されている。
【0053】 従って、入力部分は、ディスク78およびライナー80を介して駆動シャフト
に解放自在に結合されており、ピストン74とカウンターピストンを構成する横
方向壁58の内側面92の対向する部分との間には、摩擦ライナー80を備えた
ディスク78が、解放自在にグリップされるようになっている。従って、ディス
ク78は、スプライン付きハブ70およびタービンホイール64に弾性的に結合
されている。
【0054】 より詳細には、タービンホイール64は、シールされたハウジング、すなわち
ケーシング内でオイルが連続的に循環することにより、インパルスホイールによ
り共に回転するように駆動されるようになっており、自動車がスタートした後に
生じるタービンとインパルスホイールとの間のスライド効果を防止するために、
ロックアップクラッチ54は被動シャフトと駆動シャフトとを直接結合(または
架橋)している。この結合は、ピストン74とカウンターピストン58、92と
の間に摩擦ライナー80およびディスク78をグリップし、ケーシングシェルに
よって被動シャフトを直接駆動することによって達成される。
【0055】 このロックアップクラッチ54の制御は、スライドを制御しながら行うことが
好ましい。
【0056】 クラッチを切るには、容積可変チャンバ82内へ圧力を伝える。クラッチが係
合している位置では、すなわちライナー80がグリップされている位置では、容
積可変チャンバ82は加圧されていない。次に、このチャンバ82の外周部の境
界は、ディスク78およびライナー80、ピストン74、および壁58によって
境界が定められており、ピストン74および壁58は、その外周部にライナー8
0のための平らな横方向摩擦面を有する。
【0057】 円周方向に沿って一定の間隔で隔置された接線方向を向いた弾性タング94に
より、第1ハーフシェルの横方向壁58と共に回転するように、ピストン74が
この横方向壁に結合されている。タング94によって、ピストン74は軸方向の
運動ができるようになっている。タングは、横方向壁58に固定され、挟持され
た金属製環状部材により、横方向壁58に取り付けることができる。タング94
をピストン74に取り付けるために、公知の構造の締結手段が使用されている。
【0058】 ピストン74の後部当接要素を構成する手段178が設けられている。この手
段は、ピストン74とタービンホイールのアセンブリとの間に配置され、2つの
対向する要素の間の直接接触、特に金属間の摩擦係合を防止することが好ましい
【0059】 摩擦ライナー80およびアセンブリの軸線X−Xにより、径方向に構成された
空間、すなわち容積可変チャンバ82内にタング94が位置している。
【0060】 本発明の特徴によれば、中心スリーブ76は、ケーシングの横方向壁58から
独立した部品であり、この中心スリーブ76は、壁48の内側面92とハブ70
の前方横方向面98との間に挟持されており、ハブ70は、ラジアルプレート6
8として径方向外側に延びている。
【0061】 直径がスプライン付き後方部分の径よりも小さくなっている被動シャフト72
の自由端部分100は、シールリング104が挟持された状態で、スリーブ76
の内側ラジアルボア102内へ、少なくとも一部が軸方向に進入している。
【0062】 図1に示された第1の例では、中心スリーブ76は、プラスチック材料を成形
した部品であり、この部品は、シールされた状態で、ピストン74の内側ラジア
ル周辺部103に支持されている。
【0063】 より詳細には、スリーブ76は、例えばプラスチック材料を成形することによ
って形成された環状部材となっており、この環状部材は、ケーシング壁58の内
側面92に隣接する前方横方向面106、およびハブ70のラジアルプレート6
8の前方横方向面98に隣接する後方横方向面108によって、軸方向の境界が
定められている。中心環状スリーブ76の内側径方向の境界が、ボア102によ
っても定められており、外側の境界が、外側円筒形面110によっても定められ
ている。
【0064】 ピストン74に対し、中心スリーブ76を固定し、もって、スタティックまた
はダイナミックな増設シール部材を使用することなく、これら2つの要素の間の
完全にシールされた接続を保証し、スリーブとピストンとを共に結合させて、シ
ール効果が得られるよう、ピストン74の内側ラジアル周辺部103のまわりに
、使用場所で中心スリーブを成形することによって、中心スリーブ76を形成す
ることが望ましい。
【0065】 別の変形例では、接着剤による接着により、ピストン74の内周部103に、
好ましくはシールされた状態で、中心スリーブ76が取り付けられる。
【0066】 側面に沿って、径方向外側に延びる前方部分112および後方部分114がピ
ストン74の径方向周辺部103と対向する状態に、内側ラジアル周辺部103
のまわりの所定位置にスリーブ76が成形されており、スリーブのその形状によ
り、スリーブ76はピストン74に軸方向に取り付けられている。
【0067】 本例では、後方部分114は、ピストン74の後方当接要素178を構成する
ので、互いに対向するように配置されたタービンホイールとハブとの組み合わせ
と、ピストンとの直接接触が防止される。
【0068】 したがって、ピストンの後方当接要素178は、好ましくは中心スリーブ76
と一体に製造されている。
【0069】 スリーブ76がピストン74と共に回転できるように、ピストン74に正しく
結合できるようにするために、ピストン74の内側ラジアル周辺部103は、軸
線X−Xを中心として円周方向に離間した、一定の間隔で離間した歯またはラグ
を有するのがよい。図示していない別の変形例では、これらラグはピストン74
の径方向内側部分103内に形成された軸方向の孔に置き換えることができ、こ
の場合、これら孔を成形材料が貫通している。
【0070】 別の変形例では、取り付け手段は、中心スリーブ76の一部となっている。
【0071】 被動シャフト72内に形成されたチャンネル73を通して、制御チャンバ82
にオイルを供給できるようにするために、スリーブ76の横方向面106は、1
組の通路118を含み、これらの通路は、ケーシングの横方向壁58から、軸方
向前方に延びた中心のプレス加工された要素122内に形成された中心チャンバ
120に接続され、更にピストン74と壁58との間に構成された制御チャンバ
82に接続されている。
【0072】 各通路118は、例えば両端部が開口する溝によって構成されており、スリー
ブ76の前方横方向面106は、好ましくは軸線X−Xを中心として、一定の間
隔で円周方向に離間した1組の溝118を有することが好ましい。
【0073】 チャンバ82、120の後方におけるシールは、少なくとも1つのダイナミッ
クシール手段、本ケースでは、シール104によって得られる。このシール10
4は、第1実施例では、被動シャフト72の自由前方端部部分100の径方向外
周部126内に機械加工によって形成された溝124に取り付けられたシールリ
ングである。
【0074】 別の変形例では、シール104は、セグメント状となっている。このシール1
04は、スリーブ76のボア102によって構成された雌の面と協働する。
【0075】 従って、スリーブ76と、このスリーブが取り付けられているピストン74と
は、被動シャフト72に対してシールされた状態で、自由にスライドし、クラッ
チの係合または解除動作を行うことができる。
【0076】 改善された潤滑によるこのようなスライド運動を補助するために、中心スリー
ブ76の後方横方向面108内には、1組の溝128が形成されている。
【0077】 溝128は、例えば一定間隔で円周方向に隔置されている。この溝は、溝11
8と同じように、好ましくはスリーブ76の製造中に、成形によって形成するこ
とが望ましい。
【0078】 スリーブ76をプラスチック材料の成形によって製造することにより、重量を
低減できるだけでなく、組み立ても容易となる。その理由は、スリーブ76はピ
ストン74に結合されており、単一ダイナミックシール104の存在によって、
制御チャンバの完全なシールを保証できるからである。更に、横方向壁58は、
現在の技術レベルよりもより簡単な構造となる。その理由は、横方向壁58の中
心部分122は開口部を有しておらず、組立体のシールも改善される上に、更に
特別な機械加工が不要となるからである。
【0079】 図2に示された変形例では、中心スリーブ76と被動シャフト72との間に挟
持されたダイナミックシール104は、溝124内に取り付けられたシールリン
グである。この溝は、例えばスリーブ76と一体成形され、スリーブ76の内側
ボア102内に形成されている。
【0080】 図3に示された別の実施例では、ダイナミックシール104は、溝124内に
成形されたシールであるか、または同時成形または同時押し出しにより、スリー
ブ76と共に形成されたシールとなっている。
【0081】 図4に示された次の実施例では、中心スリーブ76の内側ボア102に形成さ
れた溝124に、シールリング104のフィン部分が嵌合されている。このシー
ルリング104は、本例では、非対称のリップ付きシールリングとなっている。
【0082】 これに関連し、シール104は、かなりの軸方向長さを有し、可撓性となって
いる後方シールリップ134を有する。このシールリップ134は、被動シャフ
ト72の自由前端部部分の外周部126の対向する部分と協働する。このシール
リップ134は、軸方向により短くなっている前方リップ136、および2つの
リップの間、すなわち、後方リップ134と前方リップ136との間に配置され
た第3リップ、すなわち中間リップ138をも有する。
【0083】 図4と対照的に、図5に示された別の変形例は、2つの対称的なリップ、すな
わち後方リップ134と前方リップ136とを有するシールリング104の構造
に関するものであり、これら2つのリップは、いずれも軸方向の長さがかなりの
長さとなっている。本例では、先の実施例と同じように、または図6に示される
ように、フィン要素132が溝124に挿入されるか、または場合によっては、
シール104とスリーブ76との同時成形作業の際に、溝124内に成形される
【0084】 図6に示された次の実施例では、ダイナミックシール104は、後部に単一リ
ップ134を有し、この単一リップ134は、環状バンドスプリング140の作
用により、被動シャフト72の自由前端部分の径方向外周部126とシールされ
た状態で協働する。
【0085】 図7に示された変形実施例では、ダイナミックシール104は、横方向横断面
がU字形断面となっており、このU字形断面は、フィン132を構成する垂直側
方ブランチを有する。このフィン132により、シールリング104は中心スリ
ーブ76に取り付けられており、スリーブ76の内側ボア102に形成された相
補的内側ラジアル溝146内に進入している。
【0086】 U字形シールの中心部分、または中心ブランチ148は、環状ブランチ144
内に軸方向の孔または通路150が形成された状態で、被動シャフト752の自
由前方端部部分の径方向外周部126とシールするように協働し、シールが良好
に作動するのを可能にしている。
【0087】 図8に示された変形例は、図7に示された変形例とダイナミックシールリング
104の全体の構造の点で類似している。このダイナミックシールリング104
は、U字形状に、中心スリーブ76の内側ボア102の壁に形成された径方向内
側リブ152を囲むので、中心スリーブ76を1つ以上の傾斜した孔156が貫
通した状態で、シールリング104のシールを良好にし、U字形シールリング1
04を、潤滑用溝128と内部連通させている。
【0088】 図9に示された実施例では、中心スリーブ76は、プラスチック材料で成形さ
れた部品であり、この部品は、取り付け手段160、164により、ピストンの
径方向内側部分103に、シールされた状態で取り付けられている。
【0089】 より詳細には、取り付け手段160、164は、スタティックシール手段17
0が介在された状態で、スリーブ76とピストン74との間に挟持されており、
本例におけるスリーブ76は、プラスチック嵌合係合状態で、ピストン74の径
方向内周部103に取り付けられている。
【0090】 この目的のために、中心スリーブ76の径方向内側部分は、図1に示された形
状に全体が類似した形状となっており、その上方部分、すなわち径方向外側部分
158は、ピストン64の径方向内側部分103の形状に従い、ピストン64を
取り付け、固定できるような構造となっている。
【0091】 この目的のために、径方向内側部分103の対向する後方側面に沿って、径方
向側面後方部分114が延び、一方、径方向内側部分103の径方向内側エッジ
に対向しながら、中間環状スカート160が軸方向に延びている。この環状スカ
ート160は、取り付け手段を含んでいる。
【0092】 リセスの設けられた環状部分162により、環状部分160に径方向内側への
弾性が与えられるので、この環状部分は、スカート160の軸方向自由ターミナ
ルエッジに形成された係止リップ164の後方にピストン74の径方向内側部分
103の弾性嵌合係合、すなわちスナップ嵌合するよう、弾性変形できる。
【0093】 外側部分158は、ピストン74の横方向後方面に向き、スリーブは本例では
リップ164となっている部分を有する。リップ164は、他方の横方向面に向
き、すなわちピストン74の正面に向き、ピストン74に対してスリーブ76を
軸方向に締結する。
【0094】 ピストン74と共に回転するように、このピストン74にスリーブ76を結合
するために、ピストン74の径方向内側部分103に、プレス形成された相補的
リブ166の間に部分114が延びている。
【0095】 本例では、後方部分114は、ピストン74の後方当接要素178を構成する
ので、対向して位置するタービンホイールおよびハブから成るアセンブリとピス
トンとの間で生じる直接接触を防止し、当接要素178がスリーブ76と一体的
に形成されている。
【0096】 制御チャンバ82〜120のシールを保証するために、ピストン74の部分1
03の径方向内側エッジと、中心スリーブ76のスカート160の対向する部分
との間に、スタティックなOリングシール170が挟持されている。本例では、
スカート160の径方向外周部内にスリーブ76と共に成形することによって形
成された相補的ラジアル溝172内に、スタティックシールリング170が嵌合
されている。
【0097】 中心スリーブ76も、プラスチック材料を成形して製造することが好ましい。
【0098】 次に、図10に示す、別の実施例について説明する。この実施例では、中心ス
リーブ76は金属製であり、例えば金属プレス加工品である。このスリーブは、
ピストン74の内周部103に溶接された部品として製造されている。
【0099】 変形例では、シーム加工によりピストン74の径方向内側部分103に、中心
スリーブ76が取り付けられている。
【0100】 より詳細には、本例における中心部分76は、断面が実質的にL字形であり、
この断面は、垂直ブランチ77と水平ブランチ79を有する。
【0101】 ケーシング壁58と反対のピストン74の後方側面と、ハブ70のラジアルプ
レート部分60との間には、径方向を向く垂直ブランチ77が、軸方向に挟持さ
れており、このブランチ77は、ピストン74の後方側面にシールされた状態で
溶接されている。本例におけるスリーブ76とピストン74との間のシールはこ
のようなプロセスによって得られ、スタティックまたはダイナミックなシール手
段を設ける必要がなくなる。
【0102】 中心スリーブ76の垂直ブランチ77は、ピストン74の後方側面とハブ70
のラジアルプレート部分68との間に挟持されたピストン74の後方当接要素1
78をセンタリングし、これら要素の間の接触、特に金属間接触の発生を防止す
ることが好ましい。この当接要素178は、合成材料から製造することが好まし
く、この合成材料は、補強してもよいし、補強しなくてもよい。この材料は、必
要とされる摩擦係数の大きさに従って選択される。
【0103】 当接要素178は、潤滑用溝128を有する。この当接要素178は、クラウ
ンから構成できる。このクラウンは、連続状であるが、不連続、すなわち一連の
セクターでもよい。
【0104】 スリーブ76、すなわち本例では軸方向を向く水平ブランチ79の径方向内周
部によって構成される径方向内側雌要素と、被動シャフト72との間のダイナミ
ックシールは、これら2つの要素の間に、ダイナミックシール104を挟持する
ことによって得られる。
【0105】 先の実施例と同じように、本例におけるダイナミックシール104は、被動シ
ャフト72の自由前端部部分の径方向外周部126内に、機械加工された溝12
4に取り付けられたセグメントを有する。
【0106】 スリーブ76と壁48との間には、軸方向に少なくとも1つの通路118が設
けられている。この通路は、ケーシングの横方向壁58を軸方向前方に貫通する
プレス加工された中心要素122内に形成された中心チャンバ120を、ピスト
ン74と壁58との間に構成された制御チャンバ82と連通させ、よって、被動
シャフト72に形成されたチャンネル73からチャンバ82にオイルを供給でき
るようになっている。
【0107】 図10に示された実施例における中心スリーブ76は、製造が簡単であり、組
み立て作業を容易にしている。その理由は、ピストン74の内周部103にスリ
ーブを取り付けるのに、1回の溶接作業で済むからである。更に、この溶接作業
は、これら2つの要素の間にシール手段を設けなくても、溶接により、ピストン
74との間のシールを保証できる。
【0108】 本例では、スリーブ76はL字形にプレス加工できる簡単な板金ブランク材か
ら製造されているので、このスリーブ76は、従来技術と比較してかなり軽量化
できる。
【0109】 次に図11を参照し、別の実施例について説明する。この実施例では、ピスト
ン74の径方向内周部103に圧嵌めされることにより、中心スリーブ76がシ
ールされた状態で取り付けられており、スリーブ76とピストン74とを一体に
結合するこのような方法により、シールが得られている。
【0110】 より詳細には、このケースにおける中心スリーブ76は、軸方向横断面が側面
に載ったほぼU字形となっている部品状であり、このスリーブは、このケースで
は前方に開口し、2つのスリーブ要素を有する。これらスリーブ要素は、U字形
の軸方向に向いた平行なブランチから成り、このスリーブ要素は、内側スリーブ
要素179と外側スリーブ要素177である。このスリーブの軸方向後方の境界
は、軸方向に向いた内側ブランチと外側ブランチを共に接合するU字形の径方向
を向く中心ブランチによって定められている。
【0111】 本例におけるスリーブ76は、外側スリーブ要素177により、ピストン74
の径方向内周部103内に圧嵌めされている。
【0112】 スリーブ要素179と被動シャフト72との間に挟持されたダイナミックシー
ル手段104と、径方向内側のスリーブ要素179とは、協働するようになって
いる。
【0113】 従って、従来技術のように、ピストン74の径方向内周部103に雌型要素を
形成する必要はなく、この要素の内側表面は、スリーブ76のダイナミックシー
ル手段と協働する表面として働く。スリーブ76とピストン74との間に挟持さ
れるこれらダイナミックシール手段は、本発明に従って省略される。
【0114】 本例におけるスリーブ76は、製造が簡単でありかつ安価である、金属プレス
加工品であることが好ましい。このスリーブ76も、軽量化を可能にするが、圧
嵌めによりシールが保証される。
【0115】 この例におけるピストンの後方当接要素178は、ハブ70のラジアルプレー
ト68の前方側面98と、ピストン74の後方側面の径方向内側端部との間に配
置された増設部材であり、一方、ピンにより、まず当接要素178が共に回転す
るように、ラジアルプレート68に結合され、次に中心スリーブ76にて、径方
向にセンタリングされる。
【0116】 このような構造により、ダイナミックシールが挟持された状態で、中心の要素
が貫通するピストン74が得られる。このピストン74は、まず径方向外側に位
置し、横方向に延びるほぼディスク状をした従来の本体と、第2に前記本体に取
り付けられた径方向内側ピストンとを備えている。径方向内側部分は、中心スリ
ーブ76から成り、このスリーブ76は、ここでは金属製プレス加工品から成る
スリーブとなっている。
【0117】 従って、ピストンの中心を貫通する要素によって支持された、ダイナミックシ
ール手段と協働するピストン74のスリーブ要素は、ピストン74の本体、従っ
て、本ケースでは、中心スリーブに当接する径方向内側部分によって構成されて
いる。
【0118】 ピストンとこのピストンを貫通する要素との間に挟持された、シール手段と協
働する表面は、本体に取り付けられた径方向内側部分に形成されている。
【0119】 ピストンの中心を貫通する要素は、ケーシングの壁58に接続されたセンタリ
ング要素の軸方向後方延長部から構成できるが、別の変形例では、この要素はハ
ブ70から構成される。
【0120】 図12〜図14は、図11の変形例を示す。この変形例では、ピストン74の
内周部103内に、圧嵌めにより中心スリーブ76がシールされた状態で取り付
けられており、平らな環状リング状となっているピストンの後方当接要素178
が、中心スリーブ76内に一体化されている。
【0121】 より詳細には、図12では、当接要素178と一体的に形成された中心スリー
ブ76は、垂直ブランチ77および水平ブランチ79をそれぞれ有する、ほぼL
字状の軸方向断面を有する。
【0122】 垂直ブランチ79は、ケーシング58に対向するピストン74の後方側面と、
この面に対向するハブ70のラジアルプレート68の前方側面98との間に挟持
されており、ピストン74の軸方向後方へのスライド運動を制限する後方当接要
素178を構成している。
【0123】 当接要素178は、潤滑溝128を有することが好ましい。当接要素178は
、連続したクラウンから構成してもよいし、または別の変形例として、不連続の
クラウン、すなわち一連のセクターから構成してもよい。当接要素178は、好
ましくは合成材料から製造され、この材料は、補強してもよいし、補強しなくて
もよい。この材料は、必要とされる摩擦係数に従って選択される。
【0124】 ピストンの内側ラジアル周辺部103には、スリーブ76、178、より詳細
には水平ブランチ79が圧嵌めされている。
【0125】 スリーブ76、本ケースでは水平ブランチ79の内側ラジアル周辺部と被動シ
ャフト72との間のシールは、これら2つの要素の間にダイナミックシール10
4を挟持することによって得られる。本例におけるダイナミックシール104は
、被動シャフト72の自由前端部部分100の外側ラジアル周辺部126内に機
械加工された溝124に取り付けられたセグメント104から成っている。
【0126】 上記のようなプロセスの結果、スリーブ76とピストン74との間のシールが
得られるので、スタティックなシール手段またはダイナミックなシール手段を設
ける必要はない。 制御チャンバ82には、前の実施例と同じようにオイルが供給される。 スリーブ76は、例えばプラスチック材料を成形することによって製造するこ
とが好ましい。
【0127】 スリーブ76の水平ブランチ79は、他方の垂直ブランチ77と一体的に形成
されており、その外側ラジアル周辺部に補強フェルール176を有する。このフ
ェルールは、本例では金属製インサートから成り、このインサートにより、スリ
ーブ76はピストン74の径方向内周部103に圧嵌めされている。
【0128】 好ましくは、このフェルール176は、径方向に向いた内側エッジを有し、こ
のエッジは、スリーブ76の水平ブランチ79内に挿入されており、これら2つ
の部品の軸方向の接続を保証している。
【0129】 補強フェルール176は、ピストン74の径方向内周部103内において、こ
の内周部とシール状態となるように協働する。 従って、スリーブ76は、2つの部品、すなわちL字形要素となっている第1
部品と、補強フェルール176から成る第2部品から構成され、L字要素の垂直
ブランチ77は、当接要素178を構成している。
【0130】 好ましくはL字形第1部品が合成材料から製造され、第2部品176が金属か
ら製造される場合、こうして構成された二複合スリーブ76、178は、成形部
材のインサートを構成する部材176を、1回の作業で成形することによって形
成できる。
【0131】 図13においてスリーブ76は、図11の構造とほぼ同様な構造となっており
、スリーブ76は後方に向かって開口し、側面に、ほぼU字形の軸方向横断面を
有し、2つのスリーブ要素、すなわちU字形の軸方向を向く平行なブランチによ
って構成される外側スリーブ要素177、および内側スリーブ要素179を備え
ている。このスリーブの軸方向前方の境界が、軸方向を向く内側ブランチ、およ
び軸方向を向く外側ブランチを接合する径方向を向くブランチによって定められ
、ピストン74の当接要素178は、スリーブ76と一体的となっている。
【0132】 ピストンの後方当接要素178は、図12に示されるように、他方の垂直ブラ
ンチ77と一体的に形成された水平ブランチを備えるL字形部品として製造され
ている。この当接要素は、スリーブ76内に挿入されており、ブランチ79の径
方向の境界は、2つのスリーブ要素177および179によって定められ、軸方
向前方の境界は、軸方向に向いた内側ブランチと軸方向を向く外側ブランチとを
接合する径方向を向くブランチによって定められている。
【0133】 垂直ブランチ77の内周部の径方向後方内側に向かって軸方向に、内側スリー
ブ要素179が延びている。
【0134】 図14では、スリーブ76は、図13に示された構造と同様な構造となってい
るが、当接要素178が、スリーブ76の内側スリーブ要素179の後端部にお
いて、径方向かつ軸方向にセンタリングされた垂直ブランチ77しか有しないと
いう点のみでしか、図13の構造と異なっていない。
【0135】 当接要素178は、本例ではチャンファーとなっており、内側スリーブ要素1
79の後端部と協働する部分を、その径方向内周部に備えていることが好ましい
【0136】 これまで説明した利点のすべては、当然ながら、図12〜図14に示された変
形例に対しても当てはまる。
【0137】 図15〜図18は、中心スリーブ76が係合手段200によってピストン74
の径方向内周部103に当接、より正確には、本ケースでは取り付けられている
、別の変形例を示す。
【0138】 これら実施例では、中心スリーブ76は、前記スリーブ要素と被動シャフト7
2との間に挟持されたダイナミックシール手段104と協働する径方向内側スリ
ーブ要素79、179を有する。
【0139】 スリーブ76とピストン76との間には、係合手段200が挟持されており、
この係合手段200とピストン74との間には、スタティックなシール手段17
0が挟持されている。
【0140】 これらスタティックなシール手段は、スリーブ76とピストン74の相互に向
き合った横方向面との間で軸方向に挟持された、少なくとも1つのシール部材を
備えることが好ましい。
【0141】 これらの実施例では、ピストン74の後方当接要素178は、スリーブ76と
異なっている。本ケースでは、この当接要素では先の実施例と同じように、特に
図11を参照して説明したようにして製造されている。
【0142】 図15では、中心スリーブ76は、図12に全体がる辞した構造、すなわち他
方の垂直ブランチ77と一体的に形成された水平ブランチ79を有するL字形部
品状となっている。
【0143】 スリーブ76、本ケースでは、内側スリーブ要素179を構成する水平ブラン
チ79の径方向内周部と被動シャフト72との間のダイナミックシールは、これ
ら2つの要素の間にダイナミックシール部材104を挟持することによって得ら
れる。先の実施例とおなじようなこのダイナミックシール部材104は、被動シ
ャフト72の自由前端部部分100の径方向外周部126に機械加工された溝1
24内に取り付けられたセグメント104となっている。
【0144】 スリーブ76の水平ブランチ79によって構成された内側スリーブ要素179
は、垂直ブランチ77によって径方向外側に延びており、この垂直ブランチ77
は、挟持された横方向プレート部分230を介して、ピストン74に軸方向に係
合している。ピストン74に溶接された横方向プレート部分230は、ラグ状と
なっている係合手段200を備え、スリーブ76の垂直ブランチ77とピストン
74の径方向内周部103の後方側面との間に、軸方向にスタティックなシール
手段170が挟持されている。
【0145】 別の変形例では、プレート部分230と垂直ブランチ77との間に、スタティ
ックなシール手段170が挟持される。
【0146】 係合手段を構成するラグ200は、スリーブ76の垂直ブランチ77内に形成
されたノッチ215内に進入しているので、スリーブ76は、相補的な形状の協
働によりピストン74に結合されている。
【0147】 従って、ノッチ215とピストン74に固定されたプレート部分230のラグ
200との協働により、スリーブ76とピストン74の回転結合が得られる。こ
の場合、横断プレート部分230が、溶接によってピストン74に固定される。
【0148】 図16は、中心スリーブ76が図15に全体が類似する構造となっており、水
平ブランチ79および垂直ブランチ77を備えたL字形横断面を有する別の変形
例を示している。
【0149】 垂直ブランチ77は、ピストン74の後方側面と対向して径方向外側に延び、
金属スリーブ76をプレス加工することによって製造された環状溝を備え、かつ
ピストン74内に形成されたノッチ216と協働するラグ200とを備え、スリ
ーブ76とピストン74との間の嵌合協働を保証するようになっている。
【0150】 スリーブ76の垂直ブランチ77とピストン74の径方向内周部103の後方
側面との間には、軸方向にスタティックシール手段170が挟持されている。よ
り詳細には、ブランチ77の環状溝内にOリングのような手段170が挿入され
ている。
【0151】 本例における中心スリーブ76は、少なくとも1つのラグ220となっている
少なくとも1つの部分を有し、このラグ220は、スリーブ76に対する軸方向
の取り付け部となるように、ピストン74の他方の前方側面に対向している。
【0152】 部分220は、連続的でよく、環状リングまたはクラウン部分によって構成で
きるが、不連続でもよく、一連のラグからも構成できる。
【0153】 ラグ220は、水平ブランチ79によって構成された径方向内側スリーブ部分
179をスタンプ加工し、曲げ加工することによって形成される。これらラグは
、ピストン74の径方向内周部103に対してスリーブ76を軸方向に保持する
【0154】 別の変形例では、図17に示されるように、ラグ240による弾性入れ子動作
またはクリップ動作によって、軸方向に係止できる。 先の実施例と同じように、部分220は連続的でよく、環状リングまたはクラ
ウン部分によって構成できるが、不連続でもよく、よって一連のラグからも構成
できる。
【0155】 図18はこれまで説明した実施例と同じように、スリーブ76がL字形となっ
ている別の実施例を示す。 垂直ブランチ77は、ピストンの後方側面に対向して径方向に延びており、ブ
ランチ77とピストン74との間に、スタティックシール手段が挟持されている
【0156】 本例におけるスタティックシール手段170は、ブランチ77上に、または別
の変形例では、ピストン74上にシールを配置することによって形成されている
。 図16に示されるように、ラグ220により、ピストン74へ取り付けるため
に当接要素が軸方向に保持されている。
【0157】 このケースにおけるラグ220は、水平ブランチ79から突出している。 各変形例において、またはこれら変形例のいくつかの組み合わせにおいて、シ
ール部材104および使用可能な場合には、スタティックシール170の各々は
異なった構造でもよく、これらの配置も異なってもよいし、一方、シール部材1
04は、シャフト72または中心スリーブ76の本体と同じように連動できる。
【0158】 種々の実施例において、ピストン74の後方当接要素178は、中心スリーブ
76と別個でもよいが、当接要素178は、スリーブ76と一体的に製造するこ
とが好ましい。
【0159】 後で理解できるように、本発明によれば、流体結合装置のロックアップクラッ
チの構造が簡略され、そのため、部品数が少なくて済むという利点が得られる。
ピストンの組み立ても簡略化され、ピストンとスリーブとの間に挿入されるダイ
ナミックシール手段が不要となる。
【0160】 本発明によれば、スリーブ76を軽量化でき、組み立て作業を容易にすると共
に、完全なシールを保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を具現化した第1実施例における流体結合装置の一部を示す軸方
向半横断面図である。
【図2】 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形
により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。
【図3】 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形
により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。
【図4】 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形
により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。
【図5】 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形
により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。
【図6】 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形
により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。
【図7】 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形
により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。
【図8】 図1の下方部分から見た拡大図であり、ピストン径方向内周部の現場での成形
により取り付けられた中心スリーブの別の変形例を示す。
【図9】 弾性嵌合状態となるように、ピストンの径方向内周部に中心スリーブが取り付
けられた別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。
【図10】 中心スリーブが金属タイプであり、ピストンの径方向内周部に溶接によって取
り付けられた別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。
【図11】 中心スリーブがピストンの径方向内周部に圧嵌めされた、別の実施例を示す、
図1の下方部分から見た拡大図である。
【図12】 ピストンの径方向内周部に中心スリーブが圧嵌めされた、図11の実施例の変
形例を示し、この変形例ではピストンの後方当接要素が中心スリーブと一体化さ
れる。
【図13】 ピストンの径方向内周部に中心スリーブが圧嵌めされた、図11の実施例の変
形例を示し、この変形例ではピストンの後方当接要素が中心スリーブと一体化さ
れる。
【図14】 ピストンの径方向内周部に中心スリーブが圧嵌めされた、図11の実施例の変
形例を示し、この変形例ではピストンの後方当接要素が中心スリーブと一体化さ
れる。
【図15】 取り付け手段により中心スリーブがピストンの径方向内周部に取り付けられて
いる別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。
【図16】 取り付け手段により中心スリーブがピストンの径方向内周部に取り付けられて
いる別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。
【図17】 取り付け手段により中心スリーブがピストンの径方向内周部に取り付けられて
いる別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。
【図18】 取り付け手段により中心スリーブがピストンの径方向内周部に取り付けられて
いる別の実施例を示す、図1の下方部分から見た拡大図である。
【符号の説明】
50 流体結合装置 52 ケーシング 54 ロックアップクラッチ 56 前方ハーフシェル 58 横方向壁 60 環状スカート 62 翼 64 タービンホイール 68 ハブプレート 70 ハブ 72 被動シャフト 73 チャンネル 74 ピストン 76 中心スリーブ 78 環状ディスク 80 摩擦ライナー 82 容積可変チャンバ 84 ガイドリング 86 コイルスプリング 88 ラジアルプレート 92 内側面 94 タング 98 横方向面 100 自由端部分 102 ラジアルボア 103 径方向内周部 104 シールリング 106 前方横断面 108 後方横断面 110 円筒面 112 前方部分 114 後方部分 116 結合手段 118、128 溝 132 ピン要素 134 後方リップ 136 前方リップ 140 スプリング 146 ラジアル溝 148 中心ブランチ 152 リブ 156 孔 160、164 取り付け手段 170 スタティックシール手段 172 ラジアル溝 178 当接要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギュスタヴ シャスグ フランス国 エフ−95150 タヴルニー アヴニュ トゥールヌヴァン 2 (72)発明者 ダヴィド フォルジュロン フランス国 エフ−62530 スルヴァン リュ デ クアトル・ヴァン 14 (72)発明者 ダニエル サトンヌ フランス国 エフ−80000 アミアン リ ュ デ マジョ 15 (72)発明者 ノルヴル トゥルムノン フランス国 エフ−80000 アミアン リ ュ トゥルパン 2 (72)発明者 ロエル ヴェルホー フランス国 エフ−60190 グールネ シ ュル アロンドゥ リュ ブリュヌ 2

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動シャフトと共に回転するように駆動シャフトに結合され
    るようになっている、全体に径方向に向いた横方向ケーシング壁(58、92)
    と、 ピストンと横方向壁(58)の内側面(92)との間にグリップされるように
    なっている少なくとも1つの摩擦ライナー(78)(80)によって、径方向外
    側の境界が定められた容積可変チャンバ(82)を、中心スリーブ(76)およ
    び横方向壁(58)と共に構成しているピストン(74)と、 被動シャフト(72)と共に回転するように、駆動シャフトに結合されるよう
    になっているハブと共に回転するようにハブに結合されたタービンホイール(6
    4)と、 被動シャフト(72)と中心スリーブ(76)との間に挟持されたダイナミッ
    クシール手段(104)とを 軸方向の前方から後方に向かって備えている、自動車用の流体結合装置におい
    て、 ピストン(74)の内周部(103)に、中心スリーブ(76)が取り付けら
    れていることを特徴とする流体結合装置。
  2. 【請求項2】 ピストン(74)の径方向内周部(103)に、中心スリー
    ブ(76)がシールされた状態で取り付けられていて、スリーブ(76)とピス
    トン(74)を接続し、これにより、シールが得られることを特徴とする、請求
    項1記載の流体結合装置。
  3. 【請求項3】 ピストン(74)の内周部(103)に、現場での成形を行
    うことによって、中心スリーブ(76)が形成されていることを特徴とする、成
    形2記載の流体結合装置。
  4. 【請求項4】 中心スリーブ(76)が、ピストン(74)の内周部(10
    3)に、接着剤により接着されていることを特徴とする、請求項2記載の流体結
    合装置。
  5. 【請求項5】 中心スリーブ(76)が、ピストン(74)の内周部(10
    3)に溶接されていることを特徴とする、請求項2記載の流体結合装置。
  6. 【請求項6】 中心スリーブ(76)が、ピストン(74)の内周部(10
    3)に圧嵌めされていることを特徴とする、請求項2記載の流体結合装置。
  7. 【請求項7】 スリーブ(76)とピストン(74)との間に、スタティッ
    クシール手段(170)が挟持された状態で、ピストン(74)の径方向内周部
    (103)に中心スリーブ(76)が取り付けられていることを特徴とする、請
    求項1記載の流体結合装置。
  8. 【請求項8】 係合手段(150)(200)により、ピストン(74)の
    径方向内周部(103)に、中心スリーブ(76)が取り付けられていることを
    特徴とする、請求項1記載の流体結合装置。
  9. 【請求項9】 スナップ嵌合により、ピストン(74)の径方向内周部(1
    03)に、中心スリーブ(76)が係合していることを特徴とする、請求項8記
    載の流体結合装置。
  10. 【請求項10】 弾性嵌合係合により、ピストン(74)の径方向内周部(
    103)に中心スリーブ(76)が係合されていることを特徴とする、請求項8
    記載の流体結合装置。
  11. 【請求項11】 シーム加工により、ピストン(74)の径方向内周部(1
    03)に、中心スリーブ(76)が係合されていることを特徴とする、請求項8
    記載の流体結合装置。
  12. 【請求項12】 中心スリーブ(76)が、スリーブ要素と被動シャフト(
    742)との間に挟持されたダイナミックシール手段(104)と協働する径方
    向内側スリーブ要素(102)(79)(179)を含むことを特徴とする、請
    求項1〜11のいずれかに記載の流体結合装置。
  13. 【請求項13】 中心スリーブ(76)が、ピストン(74)の内周部(0
    13)と協働する径方向外側スリーブ要素(176)(177)を含むことを特
    徴とする、請求項6記載の流体結合装置。
  14. 【請求項14】 中心スリーブ(76)が、軸方向横断面において、その側
    面がほぼU字形となっており、U字形のうちの2つのブランチが、径方向外側ス
    リーブ要素(176)(177)と径方向内側スリーブ要素(79)(179)
    とを、それぞれ構成していることを特徴とする、請求項12または13記載の流
    体結合装置。
  15. 【請求項15】 スリーブ(76)とピストン(74)との間に係合手段(
    160)(200)が挟持されており、かつ係合手段(200)とピストン(2
    4)との間に、スタティックシール手段(170)が挟持されていることを特徴
    とする、請求項8または12記載の流体結合装置。
  16. 【請求項16】 スタティックシール手段(170)が、スリーブ(76)
    およびピストン(74)の互いに対向する横方向面との間に軸方向に挟持された
    少なくとも1つのシール部材を備えていることを特徴とする、請求項1記載の流
    体結合装置。
  17. 【請求項17】 係合手段(200)を含むプレート部分(230)が、溶
    接によりピストン(74)に固定されていることを特徴とする、請求項15記載
    の流体結合装置。
  18. 【請求項18】 スリーブ(76)の少なくとも一部が、ピストン(74)
    の後方横方向面に向いており、中心スリーブ(76)が、スリーブ(76)をピ
    ストン(74)に対して軸方向に係合させるためのピストン(74)の他方の横
    方向面に向いた少なくとも1つのピストン(164)(220)を備えているこ
    とを特徴とする、請求項15記載の流体結合装置。
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