JP2003508336A - 火炎加水分解によってガラス・プリフォームを製造する装置 - Google Patents

火炎加水分解によってガラス・プリフォームを製造する装置

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JP2003508336A JP2001521667A JP2001521667A JP2003508336A JP 2003508336 A JP2003508336 A JP 2003508336A JP 2001521667 A JP2001521667 A JP 2001521667A JP 2001521667 A JP2001521667 A JP 2001521667A JP 2003508336 A JP2003508336 A JP 2003508336A
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Abstract

(57)【要約】 火炎加水分解によってガラス・プリフォームを製造する装置が記述されている。この装置は、2つ以上のスート生成反応物流および火炎ガス流を、回転する支持マンドレルの方向に向けて堆積チャンバ内へ導くように構成したメイン堆積バーナを含み、火炎加水分解によってマンドレル上にガラス・プリフォームを形成する。スート生成反応物流を含まない火炎ガス流を、メイン堆積バーナの両側からガラス・プリフォームに向かってさらに導入するために、1対または複数対の補助バーナを含むこともでき、プリフォームが所定のサイズに達したとき追加の熱を加え、これによって効率を高める。メイン堆積バーナは、2つ以上のスート生成反応物流をマンドレルの方へ準接線方向に衝突するように導き、さらに、火炎ガス流を2つ以上のスート生成反応物流に向かって斜め内方向に導くように構成されており、2つの直交軸の1つまたは両方に沿って火炎の幅を狭める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) これは1999年9月3日出願の米国仮出願No.60/152,293の一
部継続出願である。
【0002】 本発明は、一般的には火炎加水分解によるガラス・プリフォームを製造するた
めの装置に関し、より詳細には高堆積速度および改善された効率でガラス・プリ
フォームを製造するための装置に関する。
【0003】 過去20年にわたり、光ファイバの製造に使用する円筒形ガラス・プリフォー
ムは、火炎加水分解によるスートの堆積および焼結の2ステップ法を用いて合成
ガラス質シリカを製造することによって生産されてきた。この火炎加水分解法を
用いる2つの主要な光ファイバ製造法は、気相外付け堆積法(OVD)および気
相軸付け堆積法(VAD)と呼ばれる。火炎加水分解を使用しない、他の2つの
工業的な光ファイバ製造法は、変形化学気相堆積法(MCVD)およびプラズマ
化学気相堆積法(PCVD)と呼ばれる。
【0004】 火炎加水分解の基本的なプロセスは、50年以上前に発明された。このプロセ
スは、1ステップの堆積プロセスとして工業化され、堆積した材料を中間密度の
クリア・ガラスの状態とするため、堆積温度は十分高温に保持された。最初にか
なり低い温度で多孔質プリフォームを堆積し、次いでクリア・ガラスに焼結する
2ステップの堆積プロセスは、光ファイバの出現に伴って後で工業化された。こ
の2ステップのプロセスは、水酸基イオン混入の少ない材料を製造できる理由で
、他の用途にも適用されてきた。
【0005】 このような火炎加水分解プロセスにおいては、シリコンを含む種々の前駆体材
料が蒸気化され、次いで反応ガスと共に、堆積チャンバ内で酸水素または酸ガス
火炎を生成するバーナに送られる。火炎内の反応でサブ・ミクロンのシリカ・ス
ート微粒子が生成し、この微粒子は、円筒形マンドレル上に画定される円筒形の
堆積面の長さに沿って集積される。マンドレルが回転する一方、バーナと堆積面
間には相対的な軸方向の運動が与えられる。スート微粒子は、熱泳動と呼ばれる
現象、すなわち熱勾配の中にある粒子が、より冷たい面に向かって動く現象によ
って堆積面上に集まる。
【0006】 堆積速度およびスート集積効率はプロセスの経済性に影響を及ぼす2つの主要
なパラメータである。これらのパラメータは、バーナおよび堆積チャンバの構造
によって大部分支配される。これらの構成要素を設計するには、堆積が広範囲の
形状に起き得ることを理解すべきであり、その1つは円筒形ロッドである。円筒
形堆積の場合、出発マンドレルの直径は1cm未満にすることができ、最終の直
径は40cm超にすることができる。加えて、スートの密度を高くし、クラッキ
ングを防止するために、堆積面の温度を十分高く保持することが重要である。し
かし、部分的な焼結が起きて、焼結したガラス中に気泡が生じるほど高くてはな
らない。堆積した材料の直径は均一でなければならず、堆積した材料の端部は、
剥離を防止するため十分高温に保持されねばならない。
【0007】 上で概述した火炎加水分解プロセスの効率は、多くの要素、すなわち反応物の
選択、火炎ガスの選択、堆積材料の出発直径および最終直径の選択、バーナの設
計、および堆積チャンバの設計に依存している。
【0008】 数年にわたり、光ファイバ工業に用いるバーナ構造が多数開発されてきた。最
も一般的なものは、同心管バーナおよびアパーチャ・バーナと呼ばれる。これら
のバーナの概念図をそれぞれ図1および図2に示す。他の一般的なバーナのタイ
プは、融解シリカ製品工業に用いられており、同心管バーナおよびアパーチャ・
バーナの特徴が結合されている。このバーナのフェースの概念図を図3に示す。
バーナは酸水素または酸ガス火炎を用い、表面混合および予備混合バーナとして
機能する。これらのバーナは、一般的に融解シリカ・ガラス、または、アルミニ
ウムあるいはステンレス・スチールなどの金属で構成されている。
【0009】 図1〜3の基本的なバーナ構造は、共通して円形対称という設計の特徴がある
。どちらの場合にも、反応化学物質はバーナの中央から噴流として噴出され、周
囲の火炎から遮蔽するために、シールド・ガス流が化学物質流を取り囲む。この
方法では、反応はバーナ表面から離れたところで起こり、望ましくない反応物が
バーナ表面に堆積して機能に有害な影響を与えることを防止する。これらのバー
ナは全て、ガスおよび化学物質が噴出されるフェースが、実質上平坦であるよう
に作られている。バーナ構造には、熱プロファイル、各バーナが最適に作動する
レイノルド数、反応が起きるフェースからの距離、および火炎の長さを含む、互
いにいくつかの相違点がある。当業者であれば、堆積プロセスにおけるこれらの
パラメータの意味を理解するであろう。
【0010】 他のバーナ構造は、図に示していないが、1)複数の化学物質フロー・ポート
および非円形の火炎形状を持つリボン・バーナ、2)オフセット化学物質管バー
ナ、3)バーナの異なった面から火炎が噴出するように構成された、多重火炎バ
ーナを含む。
【0011】 光ファイバ・プリフォーム製造者の多くは、ガラスを形成する材料の塩化物を
反応物として使用し、反応生成物のひとつは塩酸である。加えて、ガラスを形成
する酸化物微粒子またはスートの全てが堆積面に集積される訳ではない。それゆ
え、堆積チャンバを密閉する必要があり、排気ガスを処理して、酸を中和し、堆
積しなかったスート微粒子を除去することが必要となる。
【0012】 図4は円筒形状に堆積するための堆積チャンバの簡単な形状を示している。図
示されたチャンバは、チャンバの一側面に配置された固定バーナおよび対向の排
気ポートを組み込んでいる。スートが堆積してロッドを形成するマンドレルを、
チャック・アセンブリが垂直方向に保持する。チャック・アセンブリの上部に配
置されたモータがマンドレルを回転させ、この全体の機構はトラバース機構に搭
載され、ロッドの全長がバーナによって生成された火炎およびスート微粒子を横
切って上下に動くことができる。ロッドがバーナの火炎をトラバースする度にス
ート層がロッド上に堆積し、このプロセスは所望量のガラスが堆積されるまで続
けられる。
【0013】 別法の設計として、ロッドを水平方向に配置することができ、この固定された
、しかし回転するロッドに沿ってバーナがトラバース運動を行い、スートを1層
ずつ堆積することができる。この設計では、排気ポートは固定にすることも、あ
るいはバーナと連動してトラバース運動させることもできる。バーナは水平方向
にも垂直方向にも配向することができる。
【0014】 以上に概述したバーナの1つの限界は、これら全てのバーナが3つの明確な機
能、すなわち(1)スートを発生させること、(2)基体上にスートを効率よく
堆積させるために必要な熱泳動駆動力を持つこと、(3)堆積したスートの密度
を制御するために熱を供給すること、を備えるように構成しなければならないこ
とである。このことが、単一のバーナを用いて得られる堆積速度を制限してきた
。さらに、多重バーナを組み込んだシステムは、過度に複雑な制御機構を必要と
し、かつバーナ設計にもはるかに高度な精度が必要となることが考えられる。
【0015】 スートを生成させること、および熱泳動駆動力を与えること双方のために単一
バーナを使用すると、効率良く製造できる堆積面のサイズが限定される。熱泳動
駆動力は、スート流が火炎のエンベロープと堆積面の間に閉じ込められたときに
のみ存在する。したがって、図5に示したように、火炎は堆積基体を完全に包み
込めるように十分な長さでなければならない。
【0016】 円筒形ロッドに熱泳動で堆積すると、所与のバーナの堆積速度は一般的にロッ
ドの直径に比例する筈である。したがって、より直径の大きなプリフォームが、
より高い平均堆積速度を達成する。図6に示したように、直径5〜12cmの範
囲の堆積面では、理論的に予測できるように、従来のバーナの堆積速度は一般的
に直径に対して直線的に増加する。しかし、ロッドの直径が特定の値、例えば約
12cmに達した後、この種のバーナの堆積速度は増加を止める。
【0017】 この直線性がない理由のひとつは、直径の大きなロッドでは、バーナの火炎の
長さが、ロッドの全周にわたって熱泳動駆動力を与えるには不十分であるためで
ある。また、基体の直径が増加すると、それに応じて表面の線速度が増加し、基
体から熱が失われる速度も増加する。それゆえ、追加の熱を加えること、または
ガス流を多くすることによってのみ堆積温度が保持できる。さらに、火炎長を長
くすると、バーナに供給する反応物の量を増加させる必要があり、これが堆積ゾ
ーンの乱流を増加させて、堆積効率が減少し、堆積速度が低下する。基体の成長
に従ってバーナを基体から後退させることによって、乱流を少なくすることがで
きるが、火炎の長さが不十分であると、火炎から基体へ移動する熱量を減少させ
、スートの密度を維持することがますます困難になる。妥協した最善の設計のス
ート集積効率はわずかに約50%である。
【0018】 火炎が回転軸に沿って、ある角度で堆積面に衝突するように火炎を配向すれば
、堆積ゾーンの乱流は制御できる。これによってスートの集積効率は約70%に
改善されるが、バーナの数は1個だけに制限される。加えて、この単一バーナの
火炎長さは、プリフォームの直径を限定する。
【0019】 火炎長を長くする方法のひとつは、多重火炎バーナを使用することであり、2
個以上の火炎が化学物質管の周りに同心状に形成される。最初の火炎はバーナか
らの化学物質の出口面に生じ、他の火炎は堆積ターゲットにより近く生じる。こ
の設計の問題は、火炎の幅が増加して、スート微粒子が堆積するまでの行程が長
くなることである。火炎長を長くすることにもやはり限界がある。
【0020】 もうひとつのアプローチは、多重バーナをターゲット・ロッドに沿って軸の方
向に分離して使用する方法であり、スート流は、堆積面へ垂直に向けられる。こ
のアプローチにおいては、バーナが軸方向に分離しており、堆積面の端部のサイ
ズが増加して不均一となる。使用可能なスートの有効集積効率はわずか約30%
に低下する。
【0021】 バーナがターゲット・ロッドの周りに同心状に配置された多重バーナ装置は、
一般的に堆積速度を増加させない。その理由は、最初のバーナからの火炎が、残
るバーナからのスート流が堆積面上に堆積することを効果的に妨げるからである
。既存のバーナの根本的な制約を克服するためには、非常に複雑な多重バーナ堆
積装置が開発されねばならなかった。
【0022】 火炎加水分解によってガラス・プリフォームを効率良く製造するためには、堆
積装置の改良が必要であることが理解されよう。本発明はこの要求をかなえるも
のであり、さらに関連した利点を提供するものである。
【0023】 (発明の概要) 本発明は火炎加水分解によって、効率良くガラス・プリフォームを製造する堆
積装置に関する。この装置は堆積チャンバ内に搭載された、縦軸の周りを回転す
るための支持マンドレルと、スート生成反応物流および火炎ガス流を支持マンド
レルの方に導くように構成されたメイン堆積バーナを含み、火炎加水分解によっ
てガラス・プリフォームがマンドレル上に形成される。スート生成反応物流を含
まない火炎ガス流を、ガラス・プリフォームの方へ導入するように構成された、
1個または複数の補助バーナが、メイン堆積バーナからの火炎ガス流では十分に
熱せられないプリフォームの部分を加熱する。支持マンドレル上に形成されたガ
ラス・プリフォームが所定のサイズに達した後、1個または複数の補助バーナを
制御して運転するように、制御装置が構成されている。補助バーナは、メイン堆
積バーナの両側に、支持マンドレルの周囲に間隔を置いて配置することができる
【0024】 本発明のさらに詳細な特徴では、メイン堆積バーナが、支持マンドレル上に形
成されるガラス・プリフォームの準接線方向へスート生成反応物流を導くように
構成されている。さらに、この装置は、プリフォームのサイズが成長するに従っ
て、メイン堆積バーナをガラス・プリフォームから退かせるように構成したマウ
ントを含むことができる。これらの特徴のどちらもプリフォームのところのスー
トを生成する反応物流の乱れを低減させ、これによってスート集積効率が向上す
る。
【0025】 メイン堆積バーナは、スート生成反応物流を形成するように、中心軸に位置を
合わせた反応物ポートを含み、さらに、スート生成反応物流の周りに同心状に火
炎を形成するように、反応物ポートの周りに同心状に配置された複数の火炎ポー
トを含む。さらにメイン堆積バーナは、スート生成反応物流と火炎の間に内部ガ
ス・シールド流を形成するように、反応物ポートの周りに同心状に、反応物ポー
トと複数の火炎ポート間に配置された第1の複数のシールド・ガス・ポートと、
火炎の外側で動径方向に外部ガス・シールド流を形成するように、反応物ポート
の周りに同心状に、複数の火炎ポートの外側で動径方向に配置された第2の複数
のシールド・ガス・ポートを含むことができる。
【0026】 複数の火炎ポートは、火炎をメイン堆積バーナの中心軸に向かって斜め内方向
に導くように構成することができる。これらの火炎ポートは、火炎が、横断軸の
1つに沿って、メイン堆積バーナの中心軸に向かって斜め内方向に配向されるが
、直交する横断軸に沿っては、中心軸に対して実質上平行して配向されるように
非対称的に構成することができる。
【0027】 本発明の一形態では、メイン堆積バーナは、支持マンドレル上に形成されるガ
ラス・プリフォーム上に実質上動径方向に衝突するスート生成反応物の中央の流
れを形成するように、バーナの中心軸に位置合わせされた中央反応物ポートを含
むことができる。さらに、ガラス・プリフォーム上に準接線方向に衝突するスー
ト生成反応物の補足的な流れを形成するように、中央反応物ポートの両側に配置
された1対の補足反応物ポートを含むことができる。中央ポートおよび1対の補
足ポートへの反応物ガスの供給は、支持マンドレル上に形成されているガラス・
プリフォームのサイズに応じて、バルブによって制御することができる。
【0028】 メイン堆積バーナは、酸素と天然ガスの混合物、または酸素と水素の混合物の
いずれも燃焼するように構成することができる。
【0029】 本発明の他の特徴および利点は、添付の図面と関連付けながら、一例として本
発明の原理を開示する、好ましい実施形態の以下の説明から明らかになろう。
【0030】 (好ましい実施形態の説明) 例示的な図面、特に図7を参照して、火炎加水分解によって円筒形のガラス・
プリフォーム20を製造するための、本発明によるシステムが示されている。プ
リフォームは、回転するように堆積チャンバ24内に搭載された出発マンドレル
またはロッド22上に形成される。メイン堆積バーナ26は、スート微粒子流2
8および包囲する火炎30の双方を、回転するロッドの方に導く。熱泳動の現象
によって、スート微粒子は火炎から離れて回転するロッドに向かって動き、ロッ
ド上に薄い層として堆積する。メイン・バーナは、可動台部(図には示されてい
ない)によって回転するロッドの軸方向に動く。ガラス・プリフォームは、これ
によって1層ずつ積層され、円筒形になる。
【0031】 ロッド22が水平軸の周りを回転するように図示され、また、メイン堆積バー
ナ26がスート流28をロッドに向かって上方に導いているように図示されてい
るが、別法の配向も採用できることを理解すべきである。堆積しなかったスート
微粒子および火炎30からの排気ガスは、メイン・バーナの対向する側でロッド
の側部に配設された排気ポート32を経由して堆積チャンバ24から排出される
【0032】 プリフォーム20の直径が1層ずつ成長すると、ついにはメイン堆積バーナ2
4からの火炎30の長さが、プリフォームの周囲全体を取り囲むには不十分にな
る程の直径に達する。このことが、スート流28の、火炎で囲まれない部分での
熱泳動効果を制限して、堆積効率に不利な影響を及ぼすことになる。この問題を
回避するために、このシステムはさらに追加して、対の補助バーナ34a、bお
よび36a、bを、ロッド22およびプリフォーム20の周囲、メイン・バーナ
の両側に間隔を置いて組み込んでいる。プリフォームが所定のサイズに成長した
後、これらの補助バーナは、火炎38をプリフォームの方へ導くように制御され
る。
【0033】 補助火炎38は、プリフォーム基体20が最終の直径に近くなったときでも、
基体の周囲全体が火炎に囲まれることを確実にする。さらに、補助火炎は、プリ
フォーム上に斜めに衝突し、火炎の速度はプリフォームの堆積面上の乱流を最小
にするように制御される。さらに、追加の(または少ない)補助バーナを代わり
に用いることができ、この補助バーナの相対的な配置は、種々の要素、すなわち
火炎の長さおよびプリフォームの予期する最終直径によって変更することができ
る。
【0034】 図8および図9を参照すれば、メイン堆積バーナ26は3個の反応物供給管4
0a、b、cを組み込んでおり、3つのスート流42a、b、cを発生する。中
央の供給管40bは、回転ロッド22およびプリフォーム20の軸に対して動径
方向に配向されている。プリフォームの直径が比較的小さいときは、反応物の大
部分は中央管40bを経てスート流42bに供給される。しかし、プリフォーム
の直径が成長すると、化学物質の大部分は側部の供給管40a、cを経て供給さ
れる。バルブ44は反応物の供給管への搬送を制御する。側部の供給管によって
形成した側部のスート流42a、cは、堆積基体上に準接線方向に衝突し、プリ
フォームの堆積面上の乱流を減少させる。
【0035】 メイン堆積バーナ26は、酸素と天然ガスの混合物または酸素と水素の混合物
を、供給管40a、b、cと同心でリング形状のガス・チャンバ46に送ること
によって、火炎30を生成する。ガス混合物は、供給管の周りにリングを形成す
るいくつかのポート48を経由して、ガス・チャンバから放出される。ガス・チ
ャンバと同心に、リング形状の内側シールド・チャンバ50およびリング形状の
外側シールド・チャンバ52があり、窒素シールド・ガスを受容し、このシール
ド・ガスをそれぞれ出口ポート54および56に導く。これは、反応物流42a
、b、cと火炎の間に配置された内部のリング形状シールド・ガス流を、また、
火炎の外側に動径方向に配置された外部のリング形状シールド・ガス流を形成す
る。これらの2つのシールド・ガス流を形成するポートは、この流れがバーナの
中心軸と実質上平行で、集束しない流路を通るように配向されている。
【0036】 プリフォーム20上の堆積面のところの乱流をさらに少なくするために、メイ
ン堆積バーナ26は架台58に搭載され、プリフォームの直径が成長を続けるに
従ってバーナをプリフォームから退けることが可能である。出発ロッドの直径が
十分大きければ、中央供給管40bを省き、2つの準接線方向のスート流を生成
する2個の側部供給管40a、cのみを残しておくことも可能であることを理解
すべきである。
【0037】 図10および図11は本発明によるメイン堆積バーナ26’の別法の実施形態
を示す。このバーナは、図8および図9のバーナ26とは異なり、火炎30’を
生成するポート48’および外側のリング形シールド・ガス流を生成するポート
56’が、この2つの流れが中央スート流42bに向かって集束するように配向
されている。この構成は火炎の幅を小さくする。これは、回転するロッドおよび
堆積基体の軸に沿って間隔を置いて配置された複数の堆積バーナを有する堆積装
置の要素として、特に有用である。
【0038】 図12〜14は、本発明によるメイン堆積バーナ26”の、もう1つの別法の
実施形態を示す。このバーナは、図8および図9のバーナ26、ならびに図10
および図11のバーナ26’とは異なり、非対称である。火炎ガス用のポート4
8”は、火炎30”が2つの直交軸の中の1つ、すなわち図13に示した軸に沿
ってのみ、バーナのスート流42bに向かって集束するように配向されている。
通常、この軸は回転ロッドおよび堆積基体の軸と平行に位置合わせされ、これに
よってこの軸に沿った火炎の幅を減少させる。この火炎は直交軸(図14)に沿
っては集束せず、そのかわりバーナのフェースと直角に配向される。このことが
堆積基体の周囲で準接線方向の流れを促進する。このバーナ構成は、大きな直径
の基体上へスートを堆積させることに特に適している。
【0039】 補助バーナ34a、bおよび36a、bは、従来技術の同心管バーナまたはア
パーチャ・バーナと同じ形で、中央の化学物質流のない構成とすることができる
【0040】 酸素/ガス混合物を受容するバーナにとって好ましいバーナの設計は、図8お
よび図9のアパーチャ・バーナ26であり、適当な金属材料で作られる。表面混
合バーナもまた適しており、本発明の全ての特徴は表面混合バーナの形に設計す
ることができる。酸素/水素混合物を受け取るバーナにとって好ましいバーナの
設計は、ガラス管で作られた同心管バーナである。当業者ならば、本発明による
設計の適切な同心管バーナを容易に設計することができよう。
【0041】 本発明は、以下でさらに詳細に開示する、本発明による堆積装置の例示的な3
実施形態から良く理解できるであろう。
【0042】 (実施例1) 図15は、本発明によるメイン堆積バーナ60の、好ましい第4の実施形態の
フェースを示す。図12〜14のバーナ26”のように、このバーナのフェース
は非対称である。しかし、図12〜14のバーナと違って、このバーナ60は外
部シールド・ガス流を形成するポートを組み込んでいない。このバーナは化学管
アパーチャ・タイプであって、特に酸素/天然ガス予備混合物を燃焼するのに適
している。以下に記述するパラメータは、図15のバーナ60を組み込んだ堆積
装置に適していると考えられる。
【0043】 堆積バーナの構成 化学管: 中央管の内径:6mm 中央管の外径:8mm 準接線管の内径:8mm 準接線管の外径:10mm 準接線管の角度:10° 内部シールド: 非対称チャンバ:小軸15mm 大軸35mm アパーチャの数:10〜20 アパーチャ内径1mm 酸素/ガス予備混合:軸テーパ角度:15° 小軸幅:35mm 大軸幅:55mm アパーチャ・リングの数:2 アパーチャの数:30〜90 外部シールド: 推奨できないため指定しない。 ガス・フロー: 火炎:酸素/天然ガス 内部シールド:アルゴン 化学管:酸素/四塩化シリコン(SiCl4)気体 流速: 酸素/天然ガス:40slpm(一定) 内部シールド:酸素/天然ガスと同じ SiCl4:最初の投入 1g/分、 直径5cmまで 10から20g/分に増加 最終直径まで 20から120g/分に増加 化学管中の酸素:1slpm(任意)
【0044】 堆積チャンバおよびロッド ロッド回転速度: 60回転/分 火炎方向: 上方へ垂直 構造材料: 316ステンレス・スチール バーナ・シールド: バーナ・フェースから上方へ50mm突出したシリカ管 バーナ・トラバース:30cm/分 バーナと堆積面間の距離:出発から直径5cmまで、15cm 直径5cmから終わりまで、20cmに増加 補助バーナ: バーナの数:2 方向:上方へ垂直 出発ロッド面からの距離:15cm バーナ軸間の距離:10cm 火炎幅:25mm(概略) 流体:酸素/天然ガス 流速:密度制御に必要な量
【0045】 中央の化学物質流は、レイノルド数2000を超えがちである。また、バーナ
60のフェースで流れが乱れることもあるだろう。この流れの速度は、流れが堆
積面の方に流れると遅くなるし、流れがその面に到達するまでに層流になる限り
、プロセスの効率は維持される。補助バーナは、プリフォームの直径が所定値に
達した後だけ運転し、その発生する熱は、プリフォームの直径が増加するに従っ
て徐々に大きくすべきである。
【0046】 (実施例2) 図16は、本発明によるメイン堆積バーナ62の、第5の実施形態のフェース
を示す。このバーナは、図15のバーナ60と同様に非対称であるが、石英管型
である。これは特に酸素/水素混合物を燃焼するのに適している。以下に記述す
るパラメータは、図16のバーナ62を組み込んだ堆積装置に適していると考え
られる。
【0047】 堆積バーナの構成 化学管: 中央管の内径:6mm 中央管の外径:8mm 準接線管の内径:8mm 準接線管の外径:10mm 準接線管の角度:10° 内側シールド: 非対称チャンバ 小軸内径:12mm 壁の厚さ:1mm 大軸:管アセンブリの長さより2mm大きい 火炎水素管: 軸テーパ角度:15° 1〜3mmの隙間を有する小軸 壁の厚さ:1mm 1〜3mmの隙間を有する大軸 壁の厚さ:1mm 火炎酸素管: 軸テーパ角度:15° 1〜3mmの隙間を有する小軸 壁の厚さ:1mm 1〜3mmの隙間を有する大軸 壁の厚さ:1mm レイノルド数:1500 ガス・フロー: 火炎水素:60slpm 火炎酸素:40slpm(一定) 内部シールド:バーナへの堆積を防ぐために必要な量 SiCl4:最初の投入1g/分 直径5cmまで、10から20g/分に増加 最終直径まで、20から120g/分に増加 化学管内の酸素:1slpm(任意)
【0048】 堆積チャンバおよびロッド ロッド回転速度: 60回転/分 火炎方向: 上方へ垂直 構造材料: 融解シリカ バーナ・シールド: バーナ・フェースから50mm上方へ突出したシリカ管 バーナ・トラバース:30cm/分 バーナと堆積面間の距離:出発から直径5cmまで、15cm 直径5cmから最終まで、20cmに増加 補助バーナ: バーナの数:2 方向:上方へ垂直 出発ロッド面からの距離:15cm バーナ軸間の距離:10cm 火炎幅:25mm(概略) 流体:火炎水素および酸素 流速:密度制御に必要な量
【0049】 中央の化学物質流は、レイノルド数2000を超えがちである。また、バーナ
62のフェースで流れが乱れることもあるだろう。この流れの速度は、流れが堆
積面の方に流れると遅くなるし、流れがその面に到達するまでに層流になる限り
、プロセスの効率は維持される。補助バーナは、プリフォームの直径が所定値に
達した後だけ運転し、その発生する熱は、プリフォームの直径が増加するに従っ
て徐々に大きくすべきである。
【0050】 (実施例3) さらに、本発明による堆積システムの、他の好ましい実施形態は、図8および
図9のバーナ26と同様、対称のメイン堆積バーナを使用する。これは石英管タ
イプであり、化学管は2個のみを有し、どちらもターゲット・ロッドに斜めに入
射する反応物流を形成するよう構成されている。このバーナは、特に酸素/水素
混合物を燃焼するのに適している。その目的は、気相軸付け堆積(VAD)コア
を工程内でクラッドすることである。以下に示すパラメータは、このバーナを組
み込んだ堆積装置に適していると考えられる。
【0051】 堆積バーナの構成 化学管: 準接線管の内径:6mm 準接線管の外径:8mm 準接線管の角度:5° 内部シールド: チャンバ直径:25mm 火炎水素: 適切な速度となるよう直径を調節した円筒形 火炎酸素: 適切な速度となるよう直径を調節した円筒形 外部シールド: 推奨できないため指定しない ガス・フロー: 火炎水素:60slpm 火炎酸素:30slpm 内部シールド:バーナへの堆積を防止するために必要な量 SiCl4:所望のt/a率に調節
【0052】 堆積チャンバおよびロッド ロッド回転速度: 従来のVAD法で実施された速度 火炎方向: 水平面から上方へ15°の傾き 構造材料: 融解シリカ バーナ・シールド: バーナ・フェースから少なくとも50mm突出した融解シ
リカ バーナと堆積面間の距離:15cm 補助バーナ: バーナの数:2 方向:上方へ15°の傾き 出発ロッド面からの距離:15cm バーナ軸間の距離:10cm 火炎幅:25mm(概略) 流体:火炎水素および酸素 流速:密度制御に必要な量
【0053】 前述の説明から、本発明が、火炎加水分解によってガラス・プリフォームを製
造するための、改良された装置および関連する方法を提供することが理解される
はずである。この装置は、スート生成反応物流および火炎ガス流を、回転する支
持マンドレルの方向に向けて堆積チャンバ内へ導き、火炎加水分解によってマン
ドレル上にガラス・プリフォームを形成するように構成されたメイン堆積バーナ
を含む。さらに、スート生成反応物流を含まない火炎ガス流を、メイン堆積バー
ナの両側から、ガラス・プリフォームの方へ導入するための、1対の補助バーナ
を含み、プリフォームが所定のサイズに達した時に追加の熱を加え、これによっ
て効率が向上する。
【0054】 本発明を、好ましい実施形態に則して詳細に記述したが、当業者であれば、本
発明から逸脱することなく、種々の修正が可能であることを理解するであろう。
したがって、本発明は、上記の特許請求の範囲によってのみ明確に定められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術の同心管バーナの簡単な斜視図である。
【図2】 従来技術のアパーチャ・バーナの簡単な斜視図である。
【図3】 従来技術のアパーチャ/同心管を組み合わせたバーナ面の簡単な図である。
【図4】 火炎加水分解によって円筒形のガラス・プリフォームを製造するための、従来
技術の堆積システムの概略図である。
【図5】 図4の従来技術による堆積システムの端面図であって、円筒形プリフォームを
取り囲む火炎を示す。
【図6】 典型的な従来技術の単一バーナ堆積システムにおける、ターゲットの直径と堆
積速度の関係を示すグラフである。
【図7】 本発明による、火炎加水分解によって円筒形ガラス・プリフォームを製造する
ための、堆積システムの一実施形態を示す概略図である。
【図8】 本発明によるバーナ・アセンブリの、第1の実施形態のフェースの図である。
【図9】 図8中の矢印9−9方向に断面を取った、図8のバーナ・アセンブリの断面図
である。
【図10】 本発明によるバーナ・アセンブリの、第2の実施形態のフェースの図であって
、この実施形態は図8および図9の実施形態とは異なり、火炎がバーナの中心軸
に向かって内方向へ導かれている。
【図11】 図10中の矢印11−11方向に断面を取った、図10のバーナ・アセンブリ
の断面図である。
【図12】 本発明によるバーナ・アセンブリの、第3の実施形態のフェースの図であって
、この実施形態は図8〜11の実施形態とは異なり、火炎が、ターゲット・ロッ
ドの軸に沿った方向にのみバーナの中心軸に向かって内方向に導かれている。
【図13】 図12中の矢印13−13方向に断面を取った、図12のバーナ・アセンブリ
の断面図である。
【図14】 図12中の矢印14−14方向に断面を取った、図12のバーナ・アセンブリ
の断面図である。
【図15】 本発明によるバーナ・アセンブリの、第4の実施形態のフェースの図である。
【図16】 本発明によるバーナ・アセンブリの、第5の実施形態のフェースの図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年4月6日(2001.4.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年9月29日(2001.9.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 6/00 356 G02B 6/00 356A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火炎加水分解によってガラス・プリフォームを製造する装置
    であって、 堆積チャンバを画定する筐体と、 長手軸の周りを回転するように、堆積チャンバ内に搭載された支持マンドレル
    と、 2つ以上のスート生成反応物流および火炎ガス流を支持マンドレルの方へ導き
    、火炎加水分解によってマンドレル上にガラス・プリフォームを形成するように
    構成されたメイン堆積バーナとを含み、前記バーナが、長手軸の両側でガラス・
    プリフォームの準接線方向に衝突するように2つのスート生成反応物流を導き、
    プリフォームのところの乱流を低減するように構成された装置。
  2. 【請求項2】 スート生成反応物流を含まない1つまたは複数の火炎ガス流
    をガラス・プリフォームの方へ導入して、メイン堆積バーナによって導かれた火
    炎ガス流では十分に熱せられないプリフォームの部分を加熱するように構成され
    た1個または複数の補助バーナと、 支持マンドレル上に形成されたガラス・プリフォームが所定のサイズに達した
    後、1個または複数の補助バーナを制御して運転するように構成した制御装置と
    をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記装置が、メイン堆積バーナの両側に、支持マンドレルの
    周囲に間隔を置いて配置された1対または複数対の補助バーナを含む、請求項2
    に記載の装置。
  4. 【請求項4】 プリフォームのところで、1つまたは複数のスート生成反応
    物流の乱れを減少させるために、プリフォームのサイズが成長するに従って、メ
    イン堆積バーナをガラス・プリフォームから退かせるように構成した架台をさら
    に含む、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記メイン堆積バーナが中心軸を有し、 1つまたは複数のスート生成反応物流を形成するための、中心軸に位置合わせ
    された反応物ポートと、 1つまたは複数のスート生成反応物流の周りに同心状に火炎を形成するための
    、反応物ポートの周りに同心状に配置された複数の火炎ポートとを含む、請求項
    1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記メイン堆積バーナが、2つ以上のスート生成反応物流と
    火炎の間に内部シールド・ガス流を形成するように、反応物ポートと複数の火炎
    ポートの間に、反応物ポートの周りに同心状に配置された第1の複数のシールド
    ・ガス・ポートをさらに含む、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記メイン堆積バーナが、火炎の外方へ動径方向に外部シー
    ルド・ガス流を形成するように、複数の火炎ポートの外方へ動径方向に、反応物
    ポートの周りに同心状に配置された第2の複数のシールド・ガス・ポートをさら
    に含む、請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の火炎ポートが、火炎を、メイン堆積バーナの中心
    軸に向かって斜め内方向に導くように構成された、請求項5に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の火炎ポートが、火炎を、1横断軸に沿ってメイン
    堆積バーナの中心軸へ斜め内方向に、しかし直交する横断軸に沿って中心軸とは
    実質上平行に配向するように非対称に構成された、請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記メイン堆積バーナが中心軸を有し、 支持マンドレル上に形成されるガラス・プリフォーム上へ実質上動径方向に衝
    突する中央のスート生成反応物流を形成するように、この中心軸と位置合わせさ
    れた中央反応物ポートと、 ガラス・プリフォーム上に準接線方向に衝突するスート生成反応物の補足流れ
    を形成するように、中央反応物ポートの両側に配置された1対の補足反応物ポー
    トと、 スート生成反応物流の周りに同心状に火炎を形成するように、反応物ポートの
    周りに同心状に配置された複数の火炎ポートとを含む、請求項1に記載の装置。
  11. 【請求項11】 さらに、支持マンドレル上に形成されるガラス・プリフォ
    ームのサイズに応じて、中央ポートおよび1対の補足ポートへの反応物ガスの供
    給を制御するバルブを含む、請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記メイン堆積バーナが、酸素と天然ガスの混合物を燃焼
    するように構成された請求項1に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記メイン堆積バーナが、酸素と水素の混合物を燃焼する
    ように構成された請求項1に記載の装置。
  14. 【請求項14】 火炎加水分解によってガラス・プリフォームを製造する装
    置であって、 堆積チャンバを画定する筐体と、 長手軸の周りを回転するように、堆積チャンバ内に搭載された支持マンドレル
    と、 1つまたは複数のスート生成反応物流および1つまたは複数の火炎ガス流を、
    支持マンドレルの方へ導き、支持マンドレル上に火炎加水分解によってガラス・
    プリフォームを形成するように構成されたメイン堆積バーナと、 スート生成反応物流を含まない1つまたは複数の火炎ガス流をガラス・プリフ
    ォームの方に導入して、メイン堆積バーナからの火炎ガス流では十分に熱せられ
    ないプリフォームの部分を加熱するように構成された、1個または複数の補助バ
    ーナと、 支持マンドレル上に形成されたガラス・プリフォームが所定のサイズに達した
    後、1個または複数の補助バーナを制御して運転するように構成された制御装置
    とを含む装置。
  15. 【請求項15】 前記メイン堆積バーナが、1つまたは複数のスート生成反
    応物流を支持マンドレル上に形成されるガラス・プリフォームの方へ準接線方向
    に導き、プリフォームのところの乱流を減少するように構成された、請求項14
    に記載の装置。
  16. 【請求項16】 火炎加水分解によってガラス・プリフォームを製造する装
    置に使用することに適した堆積バーナであって、 中心軸を経て進む中央のスート生成反応物流を形成する中央反応物ポートと、 中心軸から分岐するスート生成反応物の補足流れを形成するように、中央反応
    物ポートの両側に配置された1対の補足反応物ポートと、 スート生成反応物流の周りに同心状に火炎を形成するように、反応物ポートの
    周りに同心状に配置された複数の火炎ポートとを含む堆積バーナ。
  17. 【請求項17】 スート生成反応物と火炎の間に内部シールド・ガス流を形
    成するように、反応物ポートと複数の火炎ポートの間に、反応物ポートの周りに
    同心状に配置された第1の複数のシールド・ガス・ポートをさらに含む、請求項
    16に記載の堆積バーナ。
  18. 【請求項18】 火炎の外方へ動径方向に外部シールド・ガス流を形成する
    ように、複数の火炎ポートの外方へ動径方向に、反応物ポートの周りに同心状に
    配置された第2の複数のシールド・ガス・ポートをさらに含む、請求項17に記
    載の堆積バーナ。
  19. 【請求項19】 前記複数の火炎ポートが、火炎を中心軸の内方へ斜めに導
    くように構成された、請求項16に記載の堆積バーナ。
  20. 【請求項20】 前記複数の火炎ポートが、火炎を1つの横断軸に沿ったメ
    イン堆積バーナの中心軸の内方へ斜めに配向するが、直交する横断軸に沿った中
    心軸とは実質上平行に配向するように非対称に構成された、請求項18に記載の
    堆積バーナ。
  21. 【請求項21】 形成されるガラス・プリフォームのサイズに応じて、中央
    ポートおよび1対の補足ポートへの反応物の供給を制御するバルブをさらに含む
    、請求項20に記載の堆積バーナ。
  22. 【請求項22】 前記バーナが、酸素と天然ガスの混合物を燃焼するように
    構成された、請求項16に記載の堆積バーナ。
  23. 【請求項23】 前記バーナが、酸素と水素の混合物を燃焼するように構成
    された、請求項16に記載の堆積バーナ。
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