JP2003507230A - タイヤにおけるトランスポンダ結合素子の配置 - Google Patents

タイヤにおけるトランスポンダ結合素子の配置

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JP2003507230A
JP2003507230A JP2001516773A JP2001516773A JP2003507230A JP 2003507230 A JP2003507230 A JP 2003507230A JP 2001516773 A JP2001516773 A JP 2001516773A JP 2001516773 A JP2001516773 A JP 2001516773A JP 2003507230 A JP2003507230 A JP 2003507230A
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Goodyear Tire and Rubber Co
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Abstract

(57)【要約】 トレッド(538、638、938、1038、1138、1238、1338、1438)と、カーカス構造体(560、660、960、1060、1160、1260、1360、1460)と、タイヤの円周にわたって配置された導電性の電気的に連続な単一のフープ(510、610、910、1010、1110、1410)を有するベルト構造体(546、646、946、1046、1146、1246、1346、1346、1446)とを有するニ空気入りラジアルプライタイヤ(500、600、900、1000、1100、1200、1300、1400)。フープは、トランスポンダと呼掛け器システムの結合素子として提供され、かつ、設計によっては、タイヤの構造上の要素としても提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連出願】
本出願は、回転要素、特に、空気入りタイヤ(代理人事件番号DN19991
25PCT)の動的条件を監視する方法および装置という名称の、本発明のそれ
と出願日が同じPCT特許出願に関する。
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タイヤの識別に用いられ、温度や空気圧のようなタイヤのデータを
伝達するための集積回路トランスポンダを組み込んだ空気タイヤに関する。さら
に詳細には、本発明は、トランスポンダと電磁結合素子との組み合わせおよびタ
イヤ内部における両者の配置に関する。
【0003】
【発明の背景】
本発明の譲受人である、オハイオ州アクロンのザ・グッドイヤー・タイヤ・ア
ンド・ラバー・カンパニーは、1世紀の間、タイヤの生産技術における比類なき
産業リーダーとなっている。例えば、早くも1892年には、耐パンク性のタイ
ヤについての特許を取っている。ランフラット時代の始まりと認められる193
4年には、グッドイヤーは、自動車メーカーによって、また、トラック上に商業
的に用いられるライフガード(商標)安全チューブ、タイヤ内部の織物チューブ
を発表した。1993年には、グッドイヤーズ・イーグル・GS−C・EMT(
拡張可動性技術)が、自動車技術革新のためのディスカバリー賞を受賞した。1
996年には、グッドイヤーのイーグルF1ランフラットタイヤが1997年の
シボレーC−5コルベットの標準装備として選ばれた。
【0004】 タイヤおよび関連する技術の進歩の中でグッドイヤーがとった進歩の他の例と
しては、それらには限定されないが、以下の特許発明がある: 「車両に関する低いタイヤ条件用の信号システム」という名称で、ここにその全
開示を引用する、同一権利者によって所有されている米国特許第3,665,3
87号(イナブニット;1972)には、車両の任意の数の車輪に適応可能であ
り、車両が動いている間、システムの操作および低圧条件のダッシュボード表示
を提供する低いタイヤ圧力警告システムが開示されている。
【0005】 「フェ-ルセーフ監視装置」という名称で、ここにその全開示を引用する、同
一権利者によって所有されている米国特許第3,831,161号(エナブニット
;1974)には、運転手に1つまたはそれ以上のタイヤに異常があるか危険な
状態にあるのを警告する、車両のタイヤ空気圧の監視が開示されている。
【0006】 「既存の車両の配線上の補助信号を送信するための装置および方法」という名
称で、ここにその全開示を引用する、同一権利者によって所有されている米国特
許第3,872,424号(エナブニット;1975)は、既存の車両の配線(
例えば、方向指示灯回路)に乗せられる電力パルスを利用する低タイヤ空気圧監
視回路を有する通信を開示している。
【0007】 「タイヤ条件モニタ」と名づけられ、ここにその全開示を引用する、同一権利
者によって所有されている米国特許第4,052,696号(エナブニット;1
977)には、物質のキュリー点以上の温度増加に応じて強磁性体から強磁性で
ない状態に変わるフェライト要素を含むタイヤ条件センシング回路が開示されて
いる。
【0008】 「車両補助装置用の単一ワイヤ電力/信号システム」という名称で、ここにそ
の全開示を引用する、同一権利者によって所有されている米国特許第4,099
,157号(エナブニット;1978)には、車両のフレームによって接地され
た単一のワイヤを用いて、遠隔に配置された条件モニタリング装置に電力を供給
すると共に、受信検知信号を受信することが開示されている。
【0009】 「埋め込まれた静止接地コンダクタを組込むホースを作る方法」という名称で
、同一権利者によって所有されている米国特許第4,108,701号(スタン
レー;1978)と、「埋め込まれた静止接地コンダクタを組込むホースを作る
装置」という名称で、関連する米国特許第4、168、198号(スタンレー;
1979)との両方を、ここにその全開示を引用する。
【0010】 「タイヤ識別のための空気入りタイヤにおける集積回路トランスポンダ」とい
う名称で、ここにその全開示を引用する、同一権利者によって所有されている米
国特許第4,911,217号(ダン等;1990)には、空気入りタイヤにお
けるRFトランスポンダが開示されている。この特許の図1aには、タイヤ内部
のトランスポンダに呼掛けおよび電力の供給の両方に用いられ得る従来技術の識
別システム(“読取り装置”)が示されている。その認識システムは呼掛け信号
に応じて、ユーザにタイヤ/トランスポンダの数字識別を示すために、その内部
にエキサイタおよび関連する回路を有するポータブルの携帯型モジュールを含ん
でいる。
【0011】 「タイヤ識別のために空気入りタイヤにおけるコイルアンテナを有する集積回
路トランスポンダ」という名称で、参照によってその全体がここに組み入れられ
、同一権利者によって所有されている米国特許5,181,975号(ポラック
等;1993)には、集積回路(IC)トランスポンダおよび圧力トランスデュ
ーサを有する空気入りタイヤが開示されている。この特許に記載されているよう
に、すでに製造されたタイヤの中に、タイヤのパッチまたは他の類似の材料また
は素子によってタイヤの内面にトランスポンダが取り付けられる。
【0012】 「集積回路トランスポンダおよび圧力トランスデューサを有する空気入りタイ
ヤ」という名称で、ここにその全開示を引用する、同一権利者によって所有され
ている米国特許5,218,861号(ブラウン等;1993)には、空気入り
タイヤ内に装着された集積回路(IC)トランスポンダおよび圧力トランスデュ
ーサを有する空気入りタイヤが開示されている。“読取り装置”によって供給さ
れる外部RF信号による呼掛け(ポーリング)があると、トランスポンダはディ
ジタルでコード化された形式でタイヤ識別およびタイヤ空気圧データを送信する
。トランスポンダはそれが自家動力でない点において受動的であるが、外部的に
提供されるRF信号からその動作動力を得る。
【0013】 すぐ上で参照した同一権利者によって所有されるそれらの米国特許は、ザ・グ
ッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーによる、タイヤ製造技術にお
ける、長年に渡る、広範囲で、進行中の努力によって得られたものであることを
示している。特に、一番最近の特許、No.5,218,861(’861と略
す)には、「鋼線から形成され、前述したように一次巻線として動作するループ
状伸長部材に接続された二次巻線として機能するアンテナコイルを含む集積回路
トランスポンダを有する空気入りトラックタイヤ」が記載されている。引用した
“ループ状伸長部材”は、特に、その二次巻線がタイヤ内に取り付けられたトラ
ンスポンダのアンテナコイルである変圧器の一次巻線として有効に使用される、
タイヤの2つの間隔を隔てたビードの1つである。米国特許No.4,911,
217号は、この同じ種類の電界結合を利用するとしてその’861特許の中で
参照されている(col.5,1.10+)。
【0014】 その’861特許には、タイヤが円筒状の形からよく知られているタイヤのル
ープ状体形へと「膨張」されなければならないタイヤ製造工程において、トラン
スポンダの大きなループアンテナを組み入れるのが困難であることが記載されて
いる。変圧器の二次巻線として小さいループアンテナを使用し、一次巻線として
タイヤビードの1つを使用すると、そのビードの任意の場所からのタイヤに取り
付けられたトランスポンダの呼掛けを可能にする。こうして用いられるビードは
、タイヤに金属ホイールが取り付けられていないときには、トランスポンダと呼
掛け装置との間で容易に通信することができるが、一次巻線としてのビードの使
用は、タイヤの使用中においては、逆にホイールにビードが近接することに影響
される。言い換えれば、磁気的に接続されたトランスポンダ・システムにおける
一次巻線としてのタイヤビードの使用は、トランスポンダとトランスポンダを駆
動する外部の呼掛け装置との間のRF通信を妨害する電位を存在させる、タイヤ
ビードと密接して隣接する金属ホイールとの間の隣接性に関連して困難になる。
【0015】
【発明の要約】
本発明は、トレッドと、2以上のプライを有するラジアルプライ構造体を備え
るカーカスと、トレッドとラジアルプライ構造体との間に配置された2以上のベ
ルトを備えるベルト構造体と、インナーライナおよび1以上のウェッジインサー
トによってそれぞれ強化された2つのサイドウォールと、電気的導電性および電
気的連続性があり、トレッドおよびベルト構造体の半径方向内側でカーカス構造
体の半径方向外側に配置された単一巻きのフープを有する空気入りラジアルプラ
イ・ランフラットに関する。そのフープの機能は、フープを一次巻線として、タ
イヤに搭載されたトランスポンダのコイルを二次巻線として含む変圧器における
結合素子の機能であって、タイヤに搭載されたトランスポンダがタイヤの外部に
あるトランスポンダ呼掛け器によってタイヤの円周方向に360度で読取りでき
るものである。電気的に連続な単一巻きのフープは、望ましくはその円周に10
オーム未満の電気抵抗を有しており、空気入りタイヤの内部の環境中の疲労およ
び腐食に強い材料でできている。電気的に連続な単一巻きフープは、断面が略長
方形であり、電導性材料の固体の帯で作られている。あるいは、フープは、疲労
破壊に耐えるのに適切な電導性材料の多数のストランドか、あるいは断面が長方
形でない電導性材料の単一ストランドかワイヤで作ることができる。フープの平
面は、タイヤの赤道面を含んでいてもよく、タイヤの赤道面の一方に位置してい
てもよい。そのフープは、ベルト構造の2つ以上のベルトのうちの任意の2つの
間に、あるいは、ベルト構造の半径方向外側およびトレッドの半径方向内側に配
置してもよい。そのような結合要素フープは、ランフラット動作のために設計さ
れていないタイヤ内におけるタイヤ装着トランスポンダとともに使用されるよう
に意図されている。
【0016】 本発明のトランスポンダ結合素子フープは、タイヤの赤道面に互いに略対称的
に配置され2つの横方向に間隔を置いた側面を有するベルト構造を有するタイヤ
に使用されるように意図されている。具体的には、導電性が有り電気的に連続な
単一巻きのフープは、トレッドの半径方向内側で、ベルト構造体の横方向に間隔
が置かれた2つの部分の間に配置されている。そのフープは、上述した特性の断
面形状かつ固体またはストランド状の構造で、好ましくはタイヤの円周に10Ω
未満の電気抵抗を有している。
【0017】 本発明は、更に、タイヤ実装トランスポンダの360度で読取り可能な結合素
子変圧器における一次巻線の役割をする、トレッドを支持する構造のフープの使
用をするように意図されている。このような構造体フープは、単一巻きの電気的
に連続なフープは、タイヤの円周に、望ましくは10オーム以下の電気抵抗を有
する、上述の電気的特性を有する。
【0018】 以下の詳細な説明を読みかつ理解すると、本発明のさらに別の利益および利点
が、本発明が属する分野の当業者にとって明らかになるであろう。
【0019】 本発明の好ましい実施形態を詳細に言及し、それらの例を伴う図面の中で図示
する。図面は、具体的であるが、制限されないように意図されている。本発明は
、これらの好ましい実施形態の文脈で述べられるが、具体的な実施形態が、それ
ら特定の実施形態によって本発明の趣旨および範囲が制限されないと理解される
べきである。
【0020】 図面の選択されたものの中のある要素は、具体例を明瞭にするために、ノンス
ケールで図示されている。しばしば、図面の全体にわたる類似の要素は、類似の
参照番号あるいは、さらに同じ参照番号よって言及される。例えば、ある図(あ
るいは実施形態)における要素199は、他の図(あるいは実施形態)における
要素299と類似であるといえる。異なる図あるいは実施例の中の同様の要素間
の間にそのような関係がもしあれば、適用可能であればクレームおよび要約を含
んだ、明細書の全体にわたって明らかになるだろう。
【0021】 場合によっては、類似要素は、1つの図中で類似番号で参照することができる
。例えば、多数の要素199は、199a、199b、199cなどで参照する
ことができる。
【0022】 ここに示される断面図は、もしあれば、実施例を明瞭にするために、真の断面
図において、さもなければ見えるある背景ラインを省略し、“スライス”もしく
は“近くで見た”断面図の形になっている。
【0023】 本発明の好ましい実施形態の構造、動作、および利点は、添付図面とともに説
明される以下の記述を考慮すればさらに明らかとなるであろう。その中で、
【0024】
【定義】
“エイペックス”は、ビードコアの上方に半径方向に位置し、プライと折返し
プライとの間に位置するエラストマのフィラーのことを意味する。
【0025】 “軸線方向”および“軸線方向に”は、タイヤの回転軸に平行なラインまたは
方向を意味する。
【0026】 「ビード」または「ビードコア」は、タイヤの、リムへのタイヤの保持に関連
する半径方向内側のビードの環状引張部材を有する部分を一般的には意味し、ビ
ードは、プライコードで被覆され、フリッパ、チッパ、エイペックスまたはフィ
ラー、トウガード、チェーファーなど他の補強部材を有することもあれば、或い
は有せずに形成される。
【0027】 “ベルト構造”は、トレッドの下に存在し、ビードに固定されておらず、タイ
ヤの赤道面に対して18℃から30℃の範囲の左および右のコード角を有する、
織物または不織布の平行なコードの少なくとも2つの環状の層またはプライを意
味する。
【0028】 “ブレーカ”は、ベルトより総括的な単語であり、タイヤの赤道面に対して右
か左に90℃までの角を形成する、タイヤ赤道面に対するコード角を有する、ト
レッドの下に存在する固定されないプライを含んでいる。
【0029】 “カーカス”は、ベルトまたはブレーカ構造、トレッド、アンダートレッド、
およびプライの上にあるサイドーウォールゴムを除くが、ビードを含むタイヤ構
造を意味する。
【0030】 “周方向”は、軸線方向に垂直な環状トレッドの表面の周囲に沿って延びてい
る円形ラインまたは方向を意味する。それは、断面から見て、その半径がトレッ
ドの軸線方向曲率を規定する1組の隣接円曲線の方向を示すこともある。
【0031】 “コード”は、タイヤの中のプライを構成している補強用のストランドのこと
である。
【0032】 “コード角度”は、赤道面に対してのコードによって形成されて、タイヤの平
面図で、左あるいは右の鋭角を意味する。
【0033】 “赤道面”は、タイヤの回転軸線に垂直でトレッドの円周方向中心線を通る平
面を意味する。
【0034】 “インナー”は、タイヤの内側に向かうことを意味し、“アウター”はタイヤ
の外側に向かうことを意味する。
【0035】 “インナーライナ”は、チューブレスタイヤの内面を形成するエラストマや他
の材料の単層または複層を意味し、タイヤの中に膨張用の流体を保持する。
【0036】 “インサート”は、“ウェッジインサート”と同様に、典型的にランフラット
型タイヤのサイドウォールの補強に使用される断面三日月型または楔形補強材を
意味する。;トレッドの下にあるエラストマの三日月形状でない挿入物も指す。
【0037】 “呼掛け器”は、トランスポンダに呼掛け、そして、受動トランスポンダの場
合には、トランスポンダにエネルギーを供給して、トランスポンダが呼掛け器に
エネルギーを送信することができるようにし、車両の各タイヤの車輪近くに呼掛
け器のアンテナが装着され、あるいは、それは、車両に装着されるか、車両に装
着されない、特定のタイヤを検査する技術者が手で持つようになっている、装置
を指す。
【0038】 “横方向”は、軸線方向に平行な方向を意味する。
【0039】 “子午線”は、例えば、切断平面がタイヤの軸を含んでいる子午線の断面図の
ような、タイヤの子午線の方向を示す。
【0040】 “標準空気圧”は、タイヤの使用条件についての然るべき標準化機構によって
決められた特定の設計空気圧および荷重を意味する。
【0041】 “標準荷重”は、タイヤの使用条件についての然るべき標準化機構によって決
められた特定の設計空気圧および荷重を意味する。
【0042】 “プライ”は、“カーカスプライ”と同様の意味であり、ゴム被覆され子午線
方向に広げられるかあるいはその他の方法で互いに平行にされたコードから成る
コード補強層を意味する。
【0043】 “半径方向の”および“半径方向に”は、タイヤの回転軸線に半径方向に向か
うかタイヤの回転軸線から半径方向に離れる方向を意味する。
【0044】 “ラジアルプライ構造”は、少なくとも1つのプライがタイヤの赤道面に対し
て65°から90°の間の角度をなす補強コードを有する1つ以上のカーカスプ
ライを意味する。
【0045】 “ラジアルプライタイヤ”は、ビードからビードへ延びる少なくとも1つのプ
ライコードがタイヤの赤道面に対して65°から90°の間のコード角度で配置
された、ベルトが巻かれ、または周方向に制限された空気入りタイヤを意味する
【0046】 “ランフラット”または“ランフラットタイヤ”は、空気が入っていない、あ
るいは十分に空気が入っていない間は、限られた使用を提供するように設計され
た空気入りタイヤである。
【0047】 “ショルダー”は、トレッドエッジ直下のサイドウォールの上部を意味する。
【0048】 “サイドウォール”はトレッドとビードとの間のタイヤの部分を意味する。
【0049】 “ウェッジインサート”は“インサート”と同様に、ランフラット型タイヤに
用いられるサイドウォールの補強材を意味する。
【0050】
【発明を実施するための最良の形態】
アンテナは、無線周波数トランスポンダに必須なものである。タイヤ・トラン
スポンダのアンテナには2つの主要な構成および位置がある:(i)単一の、自
蔵式トランスポンダのハードウェア通信パッケージ内に典型的にはトランスポン
ダと共に配設された“コイル”アンテナ;そして、(ii)タイヤの全周に渡っ
てトランスポンダから延びている“ループ”アンテナ。
【0051】 タイヤの全周にわたって延びる長いループアンテナシステムを取り付けること
によって発生するタイヤ製造の問題を考慮すれば、コイル型のアンテナを有する
トランスポンダが好ましい。
【0052】 このようなトランスポンダは、タイヤ製造中にタイヤ内部に組み込めるように
、十分小さくすることが可能であり、すなわちこのようなトランスポンダは、寸
法は半ドル硬貨のサイズと形状とほぼ同じになるため、タイヤ販売後あるいはタ
イヤの使用を続けた後でさえも、タイヤの内側に“パッチ”として固着され得る
【0053】 本発明は、上述したトランスポンダの第1の型に関し、それは小型のコイルア
ンテナを有する。しかし、以下にさらに詳細に述べられるような呼掛け器/トラ
ンスポンダの通信に関する特定の問題により、トランスポンダのコイルアンテナ
が大きい、連続の導電性のループとともに用いられる場合には、コイル型のトラ
ンスポンダのアンテナを、タイヤの外部に配設された呼掛け器のアンテナとより
効率的に通信できるように作ることが可能となる。
【0054】 図1A、1B、および1Cは、空気入りタイヤ104の内部に配置された受動
トランスポンダ102を備える、タイヤに取り付けられた従来のコイル型RFト
ランスポンダシステム100の3つの様子を示す。
【0055】 受動トランスポンダは、以下に記載、またここに引用された特許そして特許出
願のいずれかに記載の技術を用いるなど、任意の適当な方法で、タイヤの内面1
06に実装されている。呼掛け器アンテナ108は、タイヤ104に直接隣接す
る車両のホィ−ルウェルのように、タイヤ104に隣接して車両に配置される。
【0056】 呼掛け器アンテナ108は、トランスポンダ102に電力を供給するために電
磁波を放射し、トランスポンダからデータ伝送信号を受信する。
【0057】 図1A、1Bおよび1Cに示すように、呼掛け器のアンテナ108がタイヤ1
04に対して“12時”の方向に、すなわち、車両に装着されたタイヤの頂上部
近くに配置されている。呼掛け器のアンテナ108は、タイヤ104の動き(回
転、ステアリング、跳ね返り)の邪魔をすることなく、トランスポンダ102と
のRF接続に適した任意の位置に配置してもよいことを理解されるべきである。
【0058】 本発明は、“360度で読取可能”を提供することを意図しており、これは、
携帯トランスポンダを使用する人がタイヤに実装されたトランスポンダと通信す
るために、タイヤの円周に渡ってそのアンテナを動かさなくてすむように、呼掛
け器のアンテナが、タイヤの円周方向にわたる任意の位置からタイヤ内部の任意
の位置に配置されたタイヤの実装されたトランスポンダと通信することができる
方法である。“360度で読取可能”であれば、呼掛け器のアンテナを、トラン
スポンダと相互に作用するために、タイヤの円周近くのどこにでも配置すること
ができる。所定の車両の全てのタイヤのタイヤ空気圧、温度および他の変数の連
続監視に使用されるとすると、アンテナがシャーシに装着されるか、アンテナが
積み込まれたシステム場合には、呼掛け器のアンテナの好ましい配置はタイヤの
頂上近くであり、好ましくはタイヤの回転軸の上である。
【0059】 このことは、前輪に関しては特にそうであり、車両が曲がるときに、各ステア
リングタイヤの最前部及び最後部が横方向に動き、そのことによって、アンテナ
が車両のホィ−ルウェルの前部あるいは後部に配置されていると、呼掛け器のア
ンテナとトランスポンダとの間の通信に影響がでる。したがって、車両に実装さ
れた呼掛け器のタイヤ上の位置はおよそタイヤの回転軸の直上とすれば、アンテ
ナはいつでもタイヤから等距離となる。
【0060】 図2A、2Bおよび2Cは、空気入りタイヤ204(104と比較)の内部に
配置された受動トランスポンダ202(102と比較)を備える、一般化された
、タイヤに実装されたRFトランスポンダシステム200(100と比較)を示
す。タイヤに実装されたトランスポンダシステム200は、以下の点において、
上述のトランスポンダシステム100と類似している。トランスポンダ202は
、タイヤの内面206に任意の適した方法で実装されている。呼掛け器のアンテ
ナ208(108と比較)は、車両のホィ−ルウェル内部で、タイヤ204に直
接隣に、好ましくはタイヤ204の頂上近くに、そのタイヤ204に隣接して車
両に配置されている。アンテナ208は、トランスポンダに電力を与え、そこか
らデータ伝送信号を受信するために、トランスポンダ202にRF電磁波を放射
する。
【0061】 タイヤに実装されたトランスポンダシステム200のこの一般化された図面は
、タイヤ204の内面206のまわり円周方向に延びる導電フープ210を含ん
でいる。フープ210は、タイヤ204の軸中心線(赤道面)からわずかにずら
すように図示されているが、このことは、トランスポンダに対するフープの作用
に必要なことではない。フープ210は、トランスポンダのコイルアンテナが機
能的な結合変圧器の二次巻線として機能する、結合変圧器の一次巻線の機能を有
する導電性部材である。一般的に、フープ210は、トランスポンダ202と外
部の呼掛け器のアンテナ208との間の結合を強化しており、したがって“結合
素子”とみなすことができる。フープ210は、適切には、互いに接続された(
短絡、あるいは単に電気的に連続な)終端を有する導電性材料の単一巻きである
が、それは、単一の導電性ループのようにふるまう、複数回巻きまたは層のワイ
ヤまたは導電材料であってよい。フープ210は、好ましくは10オーム以下の
低い電気抵抗を有している必要がある。
【0062】 図2A、2Bおよび2Cに示すように、車両に実装されるアンテナ208は、
タイヤの頂上に並ぶように、タイヤ204に対して“12時”の方向に配置され
ている。呼掛け器のアンテナ208は、タイヤの動き(回転、ステアリング、リ
バウンド)を妨げることなく、トランスポンダ202とRF接続されるのに適し
た任意の位置に配置できることは理解されるべきである。
【0063】 実際的もしくは実用的なフープ210の位置に関しては、タイヤ204の内面
206のまわりに円周方向に延びているフープは、図示するのみが目的で、タイ
ヤの赤道面EPからわずかにずれるように示されていると理解すべきである。フ
ープ210は、タイヤ204の赤道面上に、トランスポンダ202の直ぐ下か、
あるいは半径方向外側を通過するように配置され、タイヤ204の本体に埋めら
れるか埋め込まれていてもよい。あるいは、フープ210は、タイヤの赤道面の
外側に配置することができる。フープ210に関しては、フープが、上述したよ
うな変圧器結合素子の機能に適した任意の導電性材料の典型的な、完全な、終端
のない短絡ループであると理解されるべきである。フープ210は、例えば、空
気入りタイヤの内部環境における腐食および疲労に対する良好な機械強度および
抵抗を示す真鍮でめっきされた高張力鋼のような材料で適当に構成される。例え
ば、フープ210は、(例えば、ニッケルまたは銅で)任意にめっきされた、ワ
イヤのような多数の撚り線を備えていてもよい。
【0064】 フープ201が、タイヤ204の周囲全体にわたって延びている連続なフープ
を形成するために、終端を(ラッピング、溶接、はんだ付けのような)任意の適
した方法で接合された2つまたはそれ以上の長さのワイヤのように形成してもよ
いということは、本発明の範囲内である。
【0065】 要約すると、本発明は、変圧器の一部であるコイル型トランスポンダシステム
の使用に関し、ここで(コアとしてフェライトあるいは他の磁気材料を有する)
トランスポンダのコイルアンテナが、タイヤの外部に配置されたトランスポンダ
呼掛け器装置よりエネルギーを受け、通信する二次巻線として動作する。このよ
うな変圧器の一次巻線は、タイヤ内部に実装された、大直径の電気的に導電性の
連続なループである。
【0066】
【一次巻線のフープコイルとしてのタイヤビードの使用】
タイヤの、間隔を空けて配置された2つの金属ビードのうちの1つは、上述し
たタイヤの内部に実装された大直径の変圧器一次巻線の要件を満足する。実際に
は、呼掛け器/トランスポンダシステムの一次巻線としてのタイヤビードの1つ
を使用することは、先に引用し、同一権利者によって所有される米国特許第5,
181,975号および5,218,861号に記載されている。
【0067】 トランスポンダと呼掛け器を接続するために変圧器の一次巻線としてタイヤの
2つのビードのうち1つを用いる不利益は、タイヤが取り付けられ、ビードの近
くに隣接する導電性の金属ホイールに関連する電磁的な影響である。
【0068】 したがって、本発明は、好ましくはタイヤのトレッド領域内部あるいは近傍に
、ビードから離れて配置される導電タイヤ要素の連続のフープあるいはループの
取付けおよび使用について扱う。このようなフープは、変圧器一次巻線の機能を
するのに加えて、タイヤ内部の構造的な機能として働いても良いし、働かなくて
も良い。例えば、導電性の金属フープは、そのフープあるいはループの配置が、
トランスポンダ/呼掛け器における電磁結合素子として働くことができるように
、トレッド領域に取り付けられても良い。
【0069】 すなわち、このようなループあるいはフープは、変圧器の一次巻線であるとい
う特定の目的で新しいタイヤに取り付けられても良い。あるいは、フープは、構
造的な要素、例えば、本発明と譲受人が共通であり、ここにその全開示を引用す
る、以下に図面とともに詳細に述べられる欧州特許出願第9910092.0号
と同様に、以下にさらに述べる1種のトレッド補強構造物としてタイヤに取り付
けられてもよい。このような構造的フープあるいはループは、トランスポンダシ
ステムの変圧器の一次巻線となる付加的な機能をする場合に、タイヤの主な円周
上の任意の位置から、呼掛け器から見てタイヤの反対側からでさえも、呼掛け器
がトランスポンダとの通信を維持しながら、(トレッド領域近傍のような)タイ
ヤ内部の特定の場所にトランスポンダを配置することができる。例えば、呼掛け
器は、タイヤ内部の位置が、呼掛け器装置のアンテナの位置から大直径のタイヤ
の遠い側にある、タイヤに実装されたトランスポンダと通信することができる。
【0070】 したがって、本発明は、トランスポンダをタイヤに取り付けるのがタイヤの製
造中か販売後の附属品としてかに拘らず、トランスポンダ連結変圧器の一次巻線
として動作し得る連続の円形のループあるいはフープを提供する。販売後の附属
品としての場合は、タイヤステータストランスポンダは、タイヤ空気圧および/
または、温度データ、あるいはタイヤの総マイル数またはタイヤの回転速度のよ
うな他の変数を計測し、監視し、伝達する目的で、新しく取り付けたタイヤある
いは中古タイヤに取り付けても良い。タイヤ製造中におけるタイヤ内部のフープ
の取り付けは、トランスポンダが、タイヤの製造中に取り付けられても、タイヤ
の製造後に取り付けられても、まったく取り付けられていなくても、前記の変圧
器の一次巻線を提供する。
【0071】 本発明は、導電金属ホイール組立体から遠くに引き離されているタイヤの領域
内に一次変圧器ループも提供可能であり、そのループは、タイヤの製造プロセス
中にタイヤ内部に取り付けられる、タイヤステータスおよび/またはタイヤ認識
トランスポンダとともに用いられる。具体例は、以下に示し説明する。
【0072】 本発明は、欧州特許出願第99100920.0号として1999年1月20
日に出願された「改善されたランフラット設計のタイヤ」に上述した一次巻線要
素として記載された金属トレッド補強ビードのような導電構造要素にも使用され
得る。
【0073】
【フープおよびループ】
ここに用いられる「ループまたはフープ」および「フープ/ループ」という言
葉は、タイヤのトレッドのおよそ半径方向内側に配置された導電性の、単一巻ル
ープまたはフープを示すものである。別なふうに述べられたり、あるいは明確に
示されない限り、「ループまたはフープ」および「フープ/ループ」という言葉
は、「ループ」および「フープ」という言葉と同義であり、別なふうに述べられ
たりしない限り(例えば、トランスポンダのコイル型アンテナが「ループ」とし
て引用されるように)、「ループ」および「フープ」それら自身もこの明細書中
で互いに同義となることを意図している。「フープ」という用語は、「ループ」
という用語によって暗示されまたは示唆されるものよりも、より大きな構造的剛
性を有する構造物を暗示しまたは示唆すると認められている。この明細書内では
、「フープ」および「ループ」という言葉、および「フープまたはループ」とい
う言い回しの変化はすべて、タイヤのトレッド領域の半径方向内側にだいたい配
置された導電性タイヤ構成要素を示す。そのフープ/ループは、タイヤの外部の
呼掛け器が、タイヤ内のトランスポンダを360度で読み取りできることを達成
することが要求される結合素子機能として、前述の変圧器の一次巻線を提供する
他に、タイヤ内部で構造的な機能を有していてもよい。さらに、フープ/ループ
は、上述され、以下にさらに十分に述べる、一次巻線変圧器の機能を行うという
、構造上以外の目的だけでタイヤ内に取り付けられてもよい。製造後あるいは流
通後におけるタイヤ内のタイヤ状態監視トランスポンダの取り付けでは、トラン
スポンダは、トラックまたは乗用車での使用のために設計された空気入りタイヤ
の内側に、接着剤および/または熱によって固着されるパッチとして取り付けら
れ得る。
【0074】 このような流通後に設置されたトランスポンダは、二次ループすなわちコイル
としてのトランスポンダのアンテナが、電磁的結合変圧器の一次巻線として機能
する大直径のフープ/ループに伴う電磁界線に適切に整合されるならば、製造中
にタイヤ内に設置されたフープ/ループと電磁的に相互に作用し得る。
【0075】 導電性の連続なループ/フープをタイヤ製造工程中にタイヤ内に取り付けると
、トランスポンダもタイヤ製造中に取り付けられるようになり、この場合には、
トランスポンダが製造中にさえもタイヤ認識に利用される可能性を有していて、
製造工程あるいは、またはその後に、タイヤが販売されるか使用された後で、個
々のタイヤの追跡を可能とする。
【0076】 図3を参照すると、‘861特許に開示されているような、トランスポンダ3
20および実質的に平面のアンテナコイルまたはアンテナコイル322を有する
従来の集積回路RFトランスポンダシステム300の斜視図が示されている。ト
ランスポンダ322は、回路基板326に実装された集積回路324を含む。回
路基板326は、アンテナコイル320を形成するワイヤ308に設けられるポ
リエステル絶縁に適合するのに適したエポキシまたは他の接着剤でアンテナコイ
ル322に固着されている。図4は、‘861特許に開示されているような、ト
ランスポンダシステム400(300と比較)を、ビードワイヤ432近傍のタ
イヤのプライ430に実装されたトランスポンダのアンテナコイル422の平面
に垂直な方向から見た図である。長方形または細長いアンテナコイル420の長
手下側は、部分的に図示されるビードワイヤ432に近傍(隣接)に配設されて
いる。線434は、プライ430の補強コードを表している。Xの列は、タイヤ
の外部に実装された呼掛け器によって交流がビードに誘導されている場合に、ビ
ードワイヤ432の周囲に沿って均等に分布する磁界線を表している。ビードワ
イヤ432は、図2A、2Bおよび2Cのフープ210と電磁的に同じ役割を果
たす。磁界線の強度は、ビードワイヤ432からの半径方向の距離の関数として
指数関数的に減少するように変化する。言い換えれば、ビードワイヤ432は、
上述した、トランスポンダ400のコイルアンテナの二次巻線に磁界をつなぐ変
圧器の一次巻線として動作する。
【0077】 プリント回路基板426は、他のタイヤ構成要素とのトランスポンダ440(
340比較)の固着力が増加するようにエラストマが通過して流れる開口部また
は孔428を有している。孔428は、トランスポンダの製造中に、プログラミ
ングおよびテストパッドとして使用される伝導性メッキ材料を有することが可能
である。コンデンサ438はコイルの巻線に平行な電気接続のために設けられ、
ダン等の特許第4911217号に図示され記載されているアンテナと実質的に
同じ様に、リード(不図示)が、トランスポンダシステム400の電極および集
積回路424に接続される。符号436は、空気圧力変換器を受け入れる回路基
板442内部または基板上の空間または場所を示す。
【0078】 環状の張力部材またはビード432が曲率を有することに留意されたい。アン
テナコイル422は、ブラウン等の‘861特許に開示されるような適切な電磁
的結合を達成するためのこの曲率に正確に沿う必要はない。
【0079】
【構造体でないフープおよびループ】
ここで、図2A、2Bおよび2Cを参照すると、タイヤ204の内部に配置さ
れたフープ210が示されている。フープ210の唯一の目的は、上述した変圧
器システムの一次巻線の役割を果たすことである。このようなフープ/ループ2
10はタイヤ内部の構造上の役割を持つ必要はない。すなわち、それら図2A、
2Bおよび2Cに示すように、構造体でない導電性材料のループまたはフープは
、あるいは、タイヤ製造中でも、それに続く工程でも、タイヤ内部にこのような
フープを取り付けるのに利用できる1つの廉価な解決法である接着テープでイン
ナーライナに接着することによって、容易かつ確実にタイヤ内に取り付けられる
。しかし、タイヤは周期的に屈折し、かつタイヤが曝される温度が極限状態にな
るため、タイヤ内部に安全にこのようなループ290を接着するのにテープを使
用するのは好ましくない。
【0080】 タイヤ内部に構造体でない導電フープを確実に組み込むさらに実用的な好まし
い方法は、ベルト構造体内あるいはベルト構造体とカーカス構造体との間にそれ
を配置することである。
【0081】
【一次巻線としての構造体のフープ】
図5は、トレッド補強ビード、すなわち、赤道面EPのカーカスプライプライ
構造体544とベルト構造体546との間に配置された弾性支持体内に埋め込ま
れた金属コードまたはワイヤ540の束を含むフープ510を組み込んでいるト
レッド538を有する、本発明によるランフラットタイヤ500の子午線の断面
を示す。この例では、フープ510は、構造体的機能が、タイヤ500のランフ
ラット構造体および性能に関連する構造体のフープとして働く。特に、ビードす
なわちフープ510は、ランフラット動作中にトレッドが持ち上がるのを防ぎ、
その剛性が、膨張していないタイヤに付加的な荷重−積載能力を提供する。
【0082】 図6は、フープ610(510と比較)の半径方向外側に配置されたトランス
ポンダ602を有する、図5に示すタイヤ500の中央部600の詳細な拡大断
面図である。トランスポンダ602のコイル648の軸は、フープ610の軸(
不図示)に略平行であるか、または平行な要素を有している。この例では、トレ
ッドを補強する構造上のフープ610は、タイヤの円周で導電性があり、電気的
に連続であり、そして、好ましくは10オーム未満の電気抵抗を有している。こ
のような構造体のフープ610は、ランフラットタイヤを補強する構造上の機能
に加えて、(図示されるように、タイヤ500の軸に平行な軸を有し、フェライ
トコアの周りに巻かれた)トランスポンダコイル648である二次巻線に対する
一次変圧器巻線としての役割をはたす。当業者は、本実施形態のトランスポンダ
602がタイヤの製造中に取り付けられなければならないと認識するであろう。
しかし、以下に述べるように、各々図5および6に示される構造要素510、6
10は、タイヤの製造中においても、タイヤの販売後でも、場合によっては踏面
を付け直す間であっても、取り付けられ得るようなトランスポンダ「パッチ」も
収容することが可能である。トランスポンダのパッチは以下で取り扱う。
【0083】 図6に示すトランスポンダの特定の配置(すなわち、構造上のフープ614の
半径方向外側)は、主な通知機能がタイヤ認識データまたはタイヤの温度やタイ
ヤの回転速度や総マイル数に関するデータの伝達であるトランスポンダに非常に
適切である。しかし、図示されるトランスポンダの配置は、タイヤの空気圧の監
視には必ずしも必要ではない。しかしながら、トランスポンダ602がフープ6
14の半径方向内側に配置されるならば、コッホ等による米国特許第5,500
,065号に記載された種類の小さい孔を、トランスポンダとタイヤの内側との
間に圧力情報の伝達を可能とするように設けることができる。トランスポンダコ
イル648のコアの軸が、タイヤの軸とほぼ一致するフープ610の軸(不図示
)と略平行である限り、フープ610の半径方向内側のトランスポンダ602を
配置することは、トランスポンダが、タイヤの外部にある呼掛け器装置との電磁
気通信を達成することができる変圧器中の一次巻線としてのフープ610の使用
を排除しない。
【0084】
【“パッチ”トランスポンダ】
コッホ等による、“タイヤ製造中にモニタリング装置を埋め込む方法”という
名称の米国特許5,500,065号公報には、タイヤの製造プロセス中にトラ
ンスポンダを取り付けるためのいくつかの方法が開示されている。コッホの特許
は、外見が、タイヤの製造工程に続いて十分に取り付けることができることを示
唆するパッチのようなトランスポンダを含んでいる。
【0085】 図7Aは、タイヤの内壁706に固定するカバー750を有する従来のパッチ
型トランスポンダパッケージ700の斜視図である。カバー750は、特に、イ
ンナーライナのような、タイヤの内壁706に監視トランスポンダ(不図示)を
固定する付着面を有している。このようなカバー750は、ゴムまたは他の材料
で製造可能であり、化学的な硬化を含む硫化によって固定するか、接着材および
/または熱によってタイヤの内面に固定することができる。スリット型開口部7
52は、タイヤの内側とカバー750の下のトランスポンダ(不図示)との間を
通じさせる。図7Bは、パッチカバー750とインナーライナ706との間に配
置されたトランスポンダ702の断面図である。
【0086】 図8Aは、トランスポンダ(不図示)の下に開口部854を有する一般化され
たアフターマーケットのパッチカバー800の斜視図である。図8Bは、コイル
アンテナ(不図示)を含み、タイヤのインナーライナ806に固着された一般化
された受動トランスポンダ802(602と比較)をカバーするように示された
パッチカバー850を有するパッチ−オントランスポンダパッケージ801の一
般化された断面図である。カバー850は、トランスポンダ820とタイヤの内
側との間を結ぶ円形でも楕円でも、長方形でもよい、孔852を含んでいる。
【0087】 図8Aおよび8Bに示される、一般化された「パッチ」型トランスポンダ80
1は、この開示のために、タイヤの製造中でも、タイヤの製造後いつでも、タイ
ヤのインナーライナに永久に固定できるトランスポンダ実装配置を表すことを意
図したものである。そのような一般化されたパッチトランスポンダ801は、こ
この開示で後続の図面に示されている。 特定の形状や設計を表わすものではな
く、また、特定の型のトランスポンダを示唆するものではなく、むしろトランス
ポンダがタイヤの製造中または製造後に容易に取り付けられることを示すもので
ある。さらに詳細には、トランスポンダはタイヤの製造中でもその後でも、タイ
ヤ内部に取り付けることができ、そして、図6に示すようなタイヤのエラストマ
のマトリックス内にトランスポンダを組み込む必要は特にない。トランスポンダ
はタイヤのラジアルプライの半径方向内側に配設され、ベルトとトレッド材料の
ラミネート加工より前のその製造中に普通に使用されるタイヤの「形成」工程前
あるいは後に取り付けられ得る。好都合なことに、タイヤの導通フープは、実質
に拡張しないのが望ましい形成工程後に加えることができる。
【0088】 さらに、図7Aおよび8Bに示されるパッチ型トランスポンダ装置700、8
01は、タイヤの空気圧が、パッチカバー772の下に配置された内部のトラン
スポンダ702、802に伝達可能なスリット752あるいは孔852を含んで
おり、このようなスリットあるいは他の開口部は、タイヤの内部圧力または他の
パラメータを計測し監視するためには、必ずしも必要ではない。例えば、リー・
ジュニア等による米国特許第5,731,754号であって、「車両のタイヤの
パラメータデータを計測し伝達するトランスポンダおよびセンサ装置」という名
称の特許には、エラストマの薄膜を通って、タイヤの空気圧および温度を監視可
能な圧力計測トランスポンダシステムが記載されている。
【0089】 この開示の終わりまで、符号番号801あるいはそれに相当するものが、タイ
ヤの製造中であっても製造後であっても、タイヤの内側に接着されたパッチによ
ってタイヤに固定される一般化された受動トランスポンダを表わすために用いら
れる。符号番号801は、パッチカバーとカバーの下のトランスポンダとの両方
を含む、一般化されたトランスポンダを表わすために用いられる。
【0090】 本発明の目的は、もちろんトランスポンダの360度の、すなわち、タイヤの
全周に渡る任意の場所からの読み取り可能性を提供することである。したがって
、所定のトランスポンダがタイヤの製造中に、あるいは、製造後に取り付けられ
ようと、そして、所定のトランスポンダがタイヤのエラストマ母材内に組み込ま
れていようがいまいが、本発明の1つの目的は、トランスポンダと、タイヤ外部
の1つ以上の呼掛け器アンテナによってトランスポンダの360度の読み取りを
可能にするフープ型あるいはループ型の一次巻線との間の電磁結合を提供するこ
とであり、それは、後者が、携帯されているか、あるいは車両に永久的にまたは
半永久的に実装されているかにかかわらない。
【0091】 図9は、図6に示されるタイヤのように、タイヤに実装されたパッチ型トラン
スポンダ装置902と外部呼掛け器アンテナ(不図示)との間の、上述した変圧
器接続の一次巻線として働くための必要な電気的特性を有する、埋め込まれた構
造体フープ910を有する、ランフラットタイヤ900のインナーライナ906
に配置されたパッチ型トランスポンダ902(801と比較)の一例の断面図で
ある。図9に示されるパッチ型トランスポンダ902は、工場の取り付けユニッ
トあるいはアフター・マーケット・ユニットのいずれかを表わすものとみるべき
である。そして、図9は、パッチ型トランスポンダ902がタイヤの赤道面EP
の外側に配置されているように示しているが、赤道面の直接上にも、少し距離を
置いて、赤道面のいずれかの側にも配置することが可能であり、パッチトランス
ポンダ902と補強フープ910との幾何学な間係で唯一の重要な原則は、変圧
器の一次巻線としてのフープ910と二次巻線としてのトランスポンダ902の
トランスポンダコイル(不図示)との間の前記した電磁的結合である。
【0092】 図9を参照すると、カーカス構造体960とベルト構造体946との間に配置
された導電構造体のフープ910は、図10に示すような、構造に関係しないワ
イヤ、ケーブル、平らなリボン、または金属のストリップに簡略することができ
、ここで、導電材料のリボン1010は、カーカス構造体1060と、側壁−補
強ランフラット設計のタイヤ1000のベルト構造体1046との間に配置され
るように示されている。
【0093】 タイヤ製造の当業者は、このようなリボン状の導電フープ/ループ1010の
取り付けは、トレッドとブレーカー組み立て体が、タイヤの特徴的なドーナツ形
状に膨張されたグリーンカーカスに取り付けられる、タイヤの製造工程の段階中
に、当然行われると理解すべきである。
【0094】 言い換えれば、リボン状のループ1010は、トレッドとベルト構造体との結
合体の一部として取り付けられる。リボンループ1010は、トランスポンダ1
002とともに動作し、好ましくはカーカス1060の内側に配置される。
【0095】 図11Aは、インナーライナ1106の半径方向内側であって、カーカス構造
体の半径方向外側かつベルト構造体1046の半径方向内側に配置された、導電
性のリボン形状のフープ/ループ1100近傍に結合されたパッチ型トランスポ
ンダ1102を有する、図10に示されるタイヤ部1000の中央部1100の
図である。インナーライナ1106に固定されたパッチトランスポンダ1102
は、インナーライナ1104に結合されたカバー1150を含んでいる。パッチ
トランスポンダ1102は、フープ1110に沿って赤道面EPの中央にくるよ
うに示されているが、トランスポンダあるいはフープのいずれかがお互いに同じ
平面にあることが必要ではなく、タイヤの赤道面に、あるいはその赤道面上にあ
る必要もなく、フープ1110と受動トランスポンダ1102のコイルとがお互
いに電磁気的につながるような方法でお互いに配置されているだけでよい。
【0096】 以下の具体例は、すべて、本質的に同じであるタイヤの部分には同じ番号符号
を使用している。
【0097】 図11Bは、導電性フープ1110の半径方向内側に配置された組み込みトラ
ンスポンダ1102を有する、図10において示す中央部1100の図である。
組み込みトランスポンダ1102は、ループまたはフープ1110に沿った赤道
面EPの中央にくるように示されているが、トランスポンダあるいはフープのい
ずれかがお互いに同じ平面にある必要はなく、いずれかがタイヤの赤道面上もし
くは赤道面内にある必要もなく、フープ1110と組み込み受動トランスポンダ
1102のコイルとが、お互いに電磁気的につながるように、フープとトランス
ポンダとがお互いに配置されていることのみを必要とする。
【0098】 トランスポンダ1102が、タイヤの空気圧情報を監視し、伝達するように意
図されている場合、当然、その圧力変換器(不図示)はタイヤの内側と交信しな
ければならない。すでに述べたように、孔をインナーライナ1106およびカー
カスプライ1160に空ける従来の方法があり、さらに、変換器が、ガス不浸透
性材料の膜によってタイヤの内側から隔てられていても、タイヤの内部の圧力を
監視することができる圧力変換器も存在する。
【0099】 図11Cは、フープ1110の半径方向外側に配置された組み込みトランスポ
ンダ1102を除いては、図11Bと同じであり、フープとトランスポンダの両
方は、カーカス構造体1160の半径方向外側かつベルト構造体1146の半径
方向内側にある。埋め込まれたトランスポンダ1102は、ループもしくはフー
プ90に沿って赤道面EP上の中心にくるように図示されているが、トランスポ
ンダあるいはフープは、お互いに同一平面上にある必要はなく、タイヤの赤道面
上あるいは内にある必要もなく、フープとトランスポンダが、フープ1110お
よび埋め込み受動トランスポンダ1102がお互い電磁気的につながるように互
いに配置されていることだけが必要である。フープ1110の半径方向外側の位
置にトランスポンダ1102を配置することは、空気入りタイヤ内の空気圧の監
視に関して困難を与えるのは明らかであるが、タイヤの内側と、通信チャネル(
不図示)を開設するための上述した様々な方法で達成され得る、トランスポンダ
1102に連絡する圧力変換器との間の連絡孔でそれを可能にする。
【0100】 図11Dは、フープ1100の別のもう1つの配置を示し、その配置は、ベル
ト構造体1146内で、ベルト構造体1146の2つまたはそれ以上のベルト1
162、1164の間である。トランスポンダは図示されていない。トランスポ
ンダは、タイヤの製造中または製造後にパッチ−オン型として取り付けられても
よいし、トランスポンダは、前述の図11Bおよび図11Cに示されるようにタ
イヤ内のフープ1102近傍に埋め込まれていてもよい。フープ1110は、ト
レッドおよびベルト構造体を取り付けるのと同時に、あるいは、トレッド/ベル
ト構造体パッケージの一部として、グリーンタイヤのカーカスに取り付けること
ができる。フープ1110は、赤道面EP上の中心に示されているが、フープ1
110とトランスポンダのコイルとが、お互いに確実な電磁気的な連絡を達成で
きるようにフープとトランスポンダとが配置されている限り、フープ1110は
、赤道面内にある必要はなく、任意のトランスポンダ(不図示)も、赤道面上の
中心にある必要もない。
【0101】 図11A、11B、11Cおよび11Dは、ベルト構造体1146に対する様
々な配置のフープ1110を示すが、好ましく、最も実用的なフープ/ループの
配置は、製造中に、タイヤ製造の当業者が知っているように、トレッド、ベルト
およびフープを取り付ける前に円柱形状からドーナツ形状への拡張を受けなけれ
ばならないカーカス構造体1160の半径方向外側である。トランスポンダは、
上述したパッチカバー方法(図7参照)のような、任意の所望の手段によって取
り付けることができる。フープまたはループが、タイヤの赤道面の中央にある必
要はないということもまた、本発明の趣旨および範囲内である。さらに、フープ
1110は、平らなリボン形状の均質な導電材料によって構成される必要はない
。例えば、図12は、導電材料の多条ストランドケーブル1210が、トレッド
およびブレーカ組み立て体のカーカスに取り付け前に、膨張したグリーンタイヤ
カーカスの半径方向外側の周囲に巻かれた、タイヤ1200のインナーライナ1
206の半径方向内側に結合されたパッチ型トランスポンダ1202を示す。パ
ッチ型トランスポンダ1202は、タイヤの製造中または後のいずれでも取り付
けることができる。図12は、赤道面EPの中央にないパッチ型トランスポンダ
1202およびケーブルフープ1210を示し、更に、トランスポンダはケーブ
ルフープ1210の面の外側にあることを示していて、したがって、それは、本
発明を具体化するタイヤ設計者が、トランスポンダが、タイヤの外部にあるトラ
ンスポンダ呼掛け器のアンテナと互いに作用するシステムの一部としてフープの
変圧器一次巻線を用いるタイヤ実装トランスポンダシステムの設計において幾ら
かの自由を有することを示している。フープ1210は、タイヤ製造中にタイヤ
に埋め込まれたトランスポンダとともに用いることもできる。
【0102】 図13は、赤道面EPの周囲にお互いに略対称に配置され、横方向に間隔が置
かれた2つのベルト部1346a、1346bと、2つのベルト部1346c、
1346dとを備える、分離または分割されたベルト構造体1346を有するラ
ジアルミディアムトラックタイヤ1300における他のフープ1310の構成を
示す。メディアムトラックタイヤ1300は、トレッド1338とカーカス13
60とをさらに有する。トレッド1338とカーカス1360との間に示されて
いるリボン型フープ1310は、分割されたベルト部1346a、1346bの
間の位置に配置されている。トランスポンダ1302は、上述のように、例えば
、カーカス1360の内側に組み込むことができる。フープ1310は、平らな
リボン型で示されているが、円形断面を有する固体金属でも作ることができ、以
上に列挙された電気的基準を満足している限り、撚りまたは巻き導電ケーブルと
することができる。
【0103】
【第2の実施形態】 図14は、トレッド1438と、2つの補強サイドウォール1464a、14
64bと、それぞれ伸びないビード1468a、1468bを含む2つのビード
領域1466a、1466bと、2つのラジアルプライ1470、1472およ
び、インナーライナ1406と第1のプライ1470との間に配置されたウェッ
ジインサート補強1474a、1474bの第1の対、第1のプライ1470と
第2のプライ1472との間に配置されたウェッジインサート補強1476a、
1476bの第2の対を備えるカーカス構造体1460と、第1のベルト148
0および第2のベルト1482を備えるベルト構造体1446と、カーカス構造
体1460の半径方向外側かつトレッド1438およびベルト構造体1446の
半径方向内側に配置された、リボン形状で、導電性があり、電気的に連続な単一
巻きフープ1410とを有するランフラットラジアル空気入りタイヤ1400を
子午線の断面図で示す。フープ1410は、タイヤ1400の製造中に、タイヤ
のエラストマ材料内部に埋め込まれるか、図示するように、タイヤが製造後の何
時かに、カーカス構造体1460の半径方向内側表面内などで、タイヤに取り付
けられるかして、トランスポンダ1402との間の電磁気結合素子としての上述
した機能を果たす。フープは、好ましくは、10オーム未満の単一巻きの電気抵
抗を有しており、空気入りタイヤの内部環境の中での疲労と腐食に抵抗する材料
で組み立てられている。フープは、断面が略長方形でもよく、導電材料の固体の
バンドでできていてもよく、あるいは導電材料の多数のストランドからできてい
てもよい。
【0104】 図14に描かれたタイヤ1400は、本発明の典型的な実施形態である。リボ
ン形状のフープ/ループ1410は、上述のように、長方形の断面を有する必要
があることを意図していない。フープ1410が、円形の断面または他の長方形
でない断面を有することもまた、本発明の趣旨および範囲のうちである。すなわ
ち、フープ1410は、金属ワイヤのような1つの導電性要素でできていてもよ
いし、あるいは単一の導電要素に相当する、編みまたは撚り合わされた多数の導
電要素でできていてもよい。2つのベルト1480、1482を備える図14に
示されるようなベルト構造体1446は、その代わりに2つ以上のベルトを備え
ていてもよい。したがって、図14に示されるフープ1410は、カーカス構造
体1460とベルト構造体1446との間に配置されるように図示されているが
、その電磁結合素子としての機能を満足させるために、2つまたはそれ以上のベ
ルト1480、1482の任意の2つの間、あるいはベルト構造体の半径方向外
側かつトレッド1438の半径方向内側に配置することも同様に可能である。そ
の上、導電単一巻きフープ1410は、だいたい赤道面EPに接触するように図
14に示されているが、フープは、赤道面の外側におくことも同様に可能である
【0105】 上述の実施形態のいずれかの変圧器一次フープの配置が、トレッド領域の最も
横方向のショルダー部を含む、トレッド領域の半径方向内側で任意の横方向の位
置に配置され、フープが、例えば、平らなリボンや、より合わされた金属ケーブ
ルや、1本のワイヤのようなものに制限されない、任意の実用的な断面形状のも
のとすることができる。
【0106】 ここに記載されたフープ/ループの様々な実施例に関して、フープは、結合素
子として機能するのに適した任意の導電性材料の典型的に完全な、終端のない、
短絡ループであると理解されるべきである。そのフープ/ループは、空気入りタ
イヤの内部環境に置かれたときの疲労および腐食に対して良好な機械強度および
抵抗を示す適当に真鍮メッキされたの高張力鋼である。フープは、1つまたはそ
れ以上の金属フィラメントあるいはケーブルの複数巻きによって構成されていて
もよく、導電ゴムのマトリックス中に埋め込んでもよい。フープは、任意に、例
えば、ニッケルや金や化学的に等価の金属材料によってメッキされたワイヤの複
数の撚り線で構成してもよい。フープは、低い電気抵抗を有しているべきであり
、好ましくは10オーム未満がよい。さらに、フープ要素が、ラッピングや、溶
接や、はんだ付けのような、タイヤの周囲全体に渡って延びる完全なフープを形
成するための任意に適した方法でその終端が結合された2つまたはそれ以上のワ
イヤで形成されることは本発明の範囲内である。
【0107】 本発明は、図面および前述の記載で詳細に図示され述べられているが、実施例
であって特徴を制限するものではないと考えられるべきであり、好ましい実施形
態だけが示され、記述され、全ての変形および修正は、保護が望まれる本発明の
趣旨の範囲内に入ると理解されるべきである。疑いなく、上述した「主題」の多
くの他の「変形」は、本発明の最も関連する当業者に考え出され、そのような変
形は、ここに開示されるように本発明の範囲内にあるとされるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】従来のトランスポンダを含むタイヤの概略側面図
【図1B】図1Aの線分1B−1Bを通るタイヤの断面図
【図1C】タイヤを180度回転させた場合の図1Aのタイヤの線分2C−
2Cを通過する第2断面図
【図2A】トランスポンダおよび一般化したフープ/ループを含むタイヤの
断面図
【図2B】図2Aのタイヤの線分2B−2Bを通過する断面図
【図2C】タイヤを180度回転させた場合の図2Aのタイヤの線分2C−
2Cを通過する第2断面図
【図3】一般化した従来のトランスポンダおよびコイルの斜視図
【図4】タイヤのビードに関連して示す図3のトランスポンダの平面図
【図5】トレッド支持構造のフープを有するランフラットタイヤの子午線方
向断面図
【図6】構造支持フープの半径方向外側に埋め込まれたトランスポンダを示
す図5の中央部の拡大図
【図7A】タイヤの内壁に実装されている従来のパッチ型トランスポンダの
斜視図
【図7B】図7Aのトランスポンダの断面図
【図8A】一般化したパッチ型トランスポンダの斜視図
【図8B】図8Aの一般化したパッチ型トランスポンダの断面図
【図9】トレッドを支持する構造フープと、フープの近くに配置されたパッ
チ型トランスポンダを有するランフラットタイヤの子午線方向断面図
【図10】カーカス構造とベルト構造体との間に配置された、構造的でない
フープ/ループを有するランフラットタイヤの子午線方向断面図
【図11A】タイヤ内部に実装されたパッチ型トランスポンダを示す、図1
0の中央部分の拡大図
【図11B】フープ/ループを組み込み、フープ/ループの半径方向内側に
配置されたトランスポンダが組み込まれたタイヤの中央部の拡大図
【図11C】フープ/ループを組み込み、フープ/ループの半径方向外側に
配置されたトランスポンダが埋め込まれたタイヤの中央部の拡大図
【図11D】ベルト構造体のベルト間に配置されたフープ/ループが組み込
まれたタイヤの中央部の拡大図
【図12】パッチ実装トランスポンダおよびカーカス構造体とベルト構造体
との間に配置されたケーブル型フープ/ループの拡大断面図
【図13】ベルト分割タイヤの等分間に配置されたフープ/ループの拡大断
面図
【図14】カーカス構造体とベルト構造体との間に導電性フープ/ループを
組み込んだランフラットタイヤの子午線方向断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI,G B,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL ,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZA,ZW (72)発明者 ブラウン、 ロバート ウォルター アメリカ合衆国 44256 オハイオ州 メ ディナ ハフマン ロード 3414

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド(238、638、938、1038、1138、
    1238、1338、1438)と、 カーカス構造体(560、660、960、1060、1260、1360、
    1460)と、 ベルト構造体(546、646、946、1046、1146、1246、1
    346、1346、1446)とを有する空気入りラジアルプライタイヤ(50
    0、600、900、1000、1100、1200、1300、1400)で
    あって、 前記トレッドおよびベルト構造体の内側もしくは半径方向内側、かつ前記カー
    カス構造体の半径方向外側に配置された導電性および電気的に連続な単一巻きの
    フープ(510、610、910、1010、1110、1410)と、 前記フープに結合されたトランスポンダ(602、902、1002、110
    2、1402)とを有することを特徴とするタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記トランスポンダは、前記フープに対して前記カーカス構
    造体の反対側に配置されている、請求項1記載のタイヤ(500、600、90
    0、1000、1100、1200、1300、1400)。
  3. 【請求項3】 電気的に連続な単一巻きの前記フープは、前記カーカス構造
    体の半径方向外側にあり、前記トランスポンダは、前記カーカス構造体の半径方
    向内側にある、請求項2記載のタイヤ(500、600、900、1000、1
    100、1200、1300、1400)。
  4. 【請求項4】 導電性の単一巻きの前記フープが、その円周に、好ましくは
    10オーム未満の電気抵抗を有する、請求項1記載のタイヤ(500、600、
    900、1000、1100、1200、1300、1400)。
  5. 【請求項5】 導電性の単一巻きのフープが前記タイヤの赤道面にほぼ隣接
    している、請求項1記載のタイヤ(500、600、900、1000、110
    0、1200、1300、1400)。
  6. 【請求項6】 導電性の単一巻きのフープは、前記タイヤの赤道面の外側に
    配置されている、請求項2記載のタイヤ(500、600、900、1000、
    1100、1200、1300、1400)。
  7. 【請求項7】 電気的に連続な単一巻きのフープは前記ベルト構造体内部に
    ある、請求項1記載のタイヤ(1400)。
  8. 【請求項8】 電気的に連続な単一巻きのフープは、前記ベルト構造体の半
    径方向外側かつ前記トレッドの半径方向内側に配置されている、請求項1記載の
    タイヤ(500、600、900、1000、1100、1200、1300、
    1400)。
  9. 【請求項9】 ランフラット性能のためのインサート(1474a、147
    4b)で補強されたサイドウォール(1464a、1464b)を含む、請求項
    1記載のタイヤ(500、600、900、1000、1100、1200、1
    300、1400)。
  10. 【請求項10】 トレッド(1338)と、カーカス構造体(1360)と
    、前記トレッドと前記カーカス構造体(1360)との間に配置され、赤道面(
    EP)のまわりに互いに略対称に配置された2つの横方向に間隔を隔てて置かれ
    た部分(1346a、1346b)を有する分割ベルト構造体(1346)とを
    有する空気入りラジアルトラックタイヤ(1300)であって、 トレッド(1338)の半径方向内側に、前記分割ベルト構造体(1346)
    の前記2つの横方向に間隔を隔てて置かれた部分の間に配置された導電性の電気
    的連続な単一巻きのフープ(1310)を有することを特徴とするタイヤ。
  11. 【請求項11】 前記電気的に連続な単一巻きのフープ(1310)は、タ
    イヤの円周のまわりに好ましくは10オーム未満の電気抵抗を有する、請求項1
    0記載のタイヤ(1300)。
  12. 【請求項12】 前記フープから見て、前記カーカス構造体の反対側に配置
    されたトランスポンダ(1302)をさらに含む、請求項10記載のタイヤ(1
    300)。
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