JP2003500792A - 還元ガスを使用した電界放出デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

還元ガスを使用した電界放出デバイスおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2003500792A
JP2003500792A JP2000616037A JP2000616037A JP2003500792A JP 2003500792 A JP2003500792 A JP 2003500792A JP 2000616037 A JP2000616037 A JP 2000616037A JP 2000616037 A JP2000616037 A JP 2000616037A JP 2003500792 A JP2003500792 A JP 2003500792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vacuum
manufacturing
airtight container
sealing
reducing gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000616037A
Other languages
English (en)
Inventor
ロベール・メイヤー
ジャン−フランソワ・ボロナ
ミシェル・レヴィ
Original Assignee
コミツサリア タ レネルジー アトミーク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コミツサリア タ レネルジー アトミーク filed Critical コミツサリア タ レネルジー アトミーク
Publication of JP2003500792A publication Critical patent/JP2003500792A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/94Selection of substances for gas fillings; Means for obtaining or maintaining the desired pressure within the tube, e.g. by gettering
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/38Exhausting, degassing, filling, or cleaning vessels
    • H01J9/395Filling vessels
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2329/00Electron emission display panels, e.g. field emission display panels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、シール構造内に少なくとも1つの電界効果電子ソースを備えてなるデバイスであって、シール構造が、内部空間を規定し、この内部空間内に、電子ソースの放出材料の酸化を防止するための還元ガスが含有されているようなデバイスに関するものである。本発明は、還元ガスが、Nxyという組成のガスを有し、この場合、x=1または2とされ、y=3または4とされることを特徴とする。有利には、還元ガスは、10-8〜10-1mbarという範囲の圧力とされる。本発明は、また、このようなデバイスを製造するための製造方法に関するものであり、また、この製造方法のための装置に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
概して言えば、本発明は、電界効果電子ソース(例えば、マイクロドットデバ
イス)に関するものであり、より詳細には、例えばマイクロドットを使用した電
界放出や冷間放出によって励起されるフラットカソードルミネッセンスディスプ
レイスクリーンといったような、電界放出デバイスに関するものである。本発明
は、また、そのようなデバイスの製造方法に関するものである。
【0002】 より詳細には、本発明においては、デバイスの内部に還元雰囲気を形成し、こ
れにより、デバイスの動作時のマイクロドット(あるいは、他の電子放出部材)
の酸化を防止する。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
マイクロドットスクリーンは、真空下で動作するフラットな陰極線管である。
マイクロドットスクリーンは、カソード(特に、カソード導体とグリッドとマイ
クロドットとから構成される)と、アノード(導体と蛍光物質とから構成される
)と、を備えている。真空を維持するために、従来の陰極線管の場合と同様に、
ゲッタとして公知の構成要素が使用される。ゲッタは、真空下において加熱され
ることによって励起された後には、デバイスから放出されるガスを固定すること
ができ、これにより、デバイスの適正な動作のために必要な真空レベルを維持す
る。
【0004】 図1は、従来技術によるマイクロドットスクリーン(1)の部分断面図を示し
ている。このマイクロドットスクリーン(1)は、互いに対向配置された2つの
ガラスストリップ(2,3)を備えている。これらストリップ(2,3)は、低
融点を有したガラスペースト(4)によって、エッジ回りの所定位置においてシ
ールされている。ストリップ(3)には、スクリーンの内部を向く面上に、カソ
ードが設けられている。カソードは、カソード導体(14)上に成膜された例え
ばシリコン層(6)といったような好ましくは抵抗層上に形成されているマイク
ロドット(5)と、誘電性材料からなる層(8)によって抵抗層(6)から絶縁
されているグリッド電極(7)と、から構成されている。ストリップ(2)には
、スクリーンの内部を向く面上に、アノードが設けられている。アノードは、1
つまたは複数の導体層(9)と、この導体層上に形成された1つまたは複数の蛍
光材料(10)と、から構成されている。ここで、ストリップ(2,3)間には
、外部から隔離された空間(11)が存在している。この空間(11)は、真空
に維持される。真空は、ストリップ(3)に形成された排気チューブ(12)に
よって得られる。排気チューブ(12)は、最初は、開口していて、真空ポンプ
に接続される。例えばゲッタ(13)といったような、1つまたは複数のゲッタ
を、導入することができる。真空が確立された後には、排気チューブ(12)は
、図1に示すように封止される。
【0005】 このようなデバイスの動作寿命は、とりわけ、経時的な電子電流の減少につな
がるカソードの寿命に依存する。カソードの寿命は、大部分が、スクリーンを構
成するシール構造内に存在する残留ガスの量およびタイプに依存する。
【0006】 このタイプのマイクロドットスクリーンの動作時には、アノードへの電子衝撃
による脱ガス効果によって、ガスが発生する。このガス発生は、アノードを構成
するために使用されている蛍光材料のタイプに大いに依存する。カソードから放
出される電子電流の減少が、主に、マイクロドットとして使用されている放出材
料の酸化に起因することが、現在、わかっている。放出されるガスによって引き
起こされるこのような酸化は、マイクロドットがモリブデンから形成されている
場合に、特に顕著である。
【0007】 使用されている蛍光材料のタイプに応じて、この酸化は、深刻である。赤・緑
・青という発光を得るために3つの異なる蛍光材料を使用しているカラースクリ
ーンの場合には、この酸化は、全体的に多く発生し、100時間よりも短いとい
ったような短い動作寿命をもたらしてしまう。
【0008】 したがって、1つの目標は、放出材料の酸化を避けることである。この問題点
を解決するために、3つの手法が試みられている。
【0009】 第1の手法においては、酸化に鈍感な放出材料が使用される。これは、現実味
に欠ける手法である。なぜなら、現在のところ、動作カソードを形成するために
、モリブデンだけしか使用できないからである。
【0010】 第2の手法においては、非酸化性の蛍光材料を使用することによって、例えば
モリブデンといったような酸化に敏感な材料を使用することができる。これは、
蛍光材料としてZnOを使用することにより、モノクロスクリーンの場合には可
能である。しかしながら、カラースクリーンの場合には、これは、蛍光材料の選
択という点において非常に厳しい限定事項であり、現状では、非常にコスト高と
なってしまう。
【0011】 第3の手法においては、スクリーンの内部空間内において、酸化の発生を防止
することができこれにより放出材料を最も好ましい状態に維持し得る還元雰囲気
を形成することによって、酸化性の蛍光材料を使用できるとともに、酸化に敏感
な材料(例えば、モリブデン)を使用することができる。この第3手法は、特に
興味深い。というのは、放出材料をとしてモリブデンを使用できるとともに、同
時に、蛍光材料のタイプを幅広く選択できるからである。
【0012】 従来の応用においては、ゲッタの役割は、真空を維持することである。換言す
れば、真空ポンプの代替となることである。電界放出型フラットスクリーンの場
合には、ゲッタを使用することによって、2つの機能を行うことが提案されてい
る。1つは、酸化性ガスを吸引すること(ゲッタの通常の役割)であり、他は、
水素分圧を維持することである。
【0013】 ゲッタ製造を専門としている SAES GETTERS S.P.A.社は、上記の2つの機能を
満足し得る材料を開発し、開示している。すなわち、国際特許出願公開明細書第
96/01492号には、 −特別の容器内において、十分な量のかつ制御された量の水素をゲッタに吸収
させ、 −このようにして水素化したゲッタを、フラットスクリーンの組立前に、フラ
ットスクリーン内に導入し、 −スクリーンを組み立てるとともに、スクリーンを20分間にわたって450
℃あたりに加熱し、これにより、スクリーンの内部に水素を放出させる、 という適用プロセスが開示されている。
【0014】 仏国特許出願公開明細書第755,295号には、スクリーン組立時の水素損
失という問題点を解決するための、このプロセスの改良が開示されている。
【0015】 水素雰囲気は、数千時間にわたって3色スクリーンにおける電流を、有効に安
定化させることができる。しかしながら、この水素に基づくプロセスは、以下の
欠点を有している。
【0016】 水素を十分な圧力に維持し得るゲッタは、特定のものであって、他の酸化ガス
に関しては、吸収能力が比較的小さい。導入する必要があるゲッタの量が、多い
(5インチスクリーンにおいて約0.5g)。このため、コストがかかるととも
に、大きなスクリーンの場合には、散乱という問題点がある。
【0017】 加えて、ゲッタが前もって吸着しなければならない水素の量が、極めて多い(
1333cm3Pa〜13330cm3Pa、すなわち、ゲッタ1グラムあたりに
対して、10〜100cm3Torr )。このため、与えられたスクリーンの容
積を考慮すれば、製造業者は、ほぼ大気圧に近い水素圧力でもってスクリーンを
組み立てなければならない。
【0018】 このような状況は、工業的状況では実現が困難であり、特に、安全面での問題
点をもたらす。コストの問題だけが解決されるのみである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、従来技術における欠点を、水素に代わる還元ガスとしてN xyタイプのガスを使用することにより好ましくはアンモニアNH3 を使用する
ことにより克服し得ることを提案する。NH3 の分圧により、ドットの酸化を防
止することができ、これにより、カソードの動作寿命を確実に長寿命とすること
ができる。
【0020】 Nxyという組成のガスは、ゲッタによって除去されることがない、あるいは
、ごくわずかしか除去されない。よって、非常に良好な除去特性を有した当業者
に公知のゲッタに対して、適合性を有している。Nxyという組成のガスは、さ
らに、毒性が非常に小さく、かつ、非爆発性である、という利点を有している。
そのため、安全性に関しては、問題がない。したがって、産業的に容易に使用す
ることができる。
【0021】 本発明の第1の目的は、シール構造内に少なくとも1つの電界効果電子ソース
を備えてなるデバイスであって、シール構造が、内部空間を規定し、この内部空
間内に、電子ソースの放出材料の酸化を防止するための還元ガスが含有されてお
り、還元ガスが、Nxyという組成のガスを有し、この場合、x=1または2と
され、y=3または4とされるデバイスである。有利には、還元ガスは、10-8 〜10-3mbarという範囲の圧力とされ、好ましくは、10-8〜10-5mba
rという範囲の圧力とされる。
【0022】 好ましくは、Nxyという組成のガスは、NH3 とされる。
【0023】 加えて、デバイスは、デバイスの内部空間に接続された1つまたは複数のゲッ
タを具備することができる。
【0024】 シール構造は、内部を向く面上にマイクロドットカソードを付帯した第1スト
リップと、内部を向く面上にアノードを付帯した第2ストリップと、これら第1
ストリップおよび第2ストリップのそれぞれのエッジ回りにおいて第1ストリッ
プと第2ストリップとをシールするためのシール手段と、を備えて構成すること
ができる。さらに、アノード上にわたって広がった蛍光材料を備えることができ
る。デバイスは、例えば、フラットディスプレイスクリーンとすることができる
【0025】 本発明の第2の目的は、上述したタイプのデバイスの製造方法であって、 −デバイスをなす様々な構成部材を組み立てることによって、少なくとも1つ
の真空排気チューブが内部空間に接続された状態で、シール構造を形成し、 −真空排気チューブを、真空吸引を行うための真空吸引手段と還元ガスを注入
するための注入手段とを具備した装置に対して、接続し、 −内部空間を、真空吸引手段によって、真空状態とし、 −内部空間内の真空を維持しつつ、デバイスを十分な時間にわたって所定温度
にまで加熱することによって、デバイスの脱ガスを行い、 −真空吸引手段を、停止させ、 −還元ガスを注入するための注入手段によって内部空間内に所望圧力でもって
還元ガスを導入し、 −排気チューブを封止する、 という製造方法である。
【0026】 本発明の第3の目的は、上述したタイプのデバイスの他の製造方法であって、 −デバイスをなす様々な構成部材を組み立てることによって、少なくとも1つ
の真空排気チューブが内部空間に接続された状態で、シール構造を形成し、 −真空排気チューブを、真空吸引を行うための真空吸引手段と還元ガスを注入
するための注入手段とを具備した装置に対して、接続し、 −内部空間を、真空吸引手段によって、真空状態とし、 −内部空間内の真空を維持しつつ、デバイスを十分な時間にわたって所定温度
にまで加熱することによって、デバイスの脱ガスを行い、 −真空吸引手段の動作を継続させつつ、還元ガスを注入するための注入手段に
よって内部空間内に所望圧力でもって還元ガスを導入し、 −排気チューブを封止する、 という製造方法である。
【0027】 双方の製造方法において、デバイスに、高温でシールするためのシール手段が
設けられている場合には、組立ステージは、真空下においてまたは制御された雰
囲気下において、シール手段を機能させることにより行われる。有利には、加熱
ステージの終了後に、デバイスを雰囲気温度にまで冷却し、デバイスを、所定時
間にわたって動作させ、それから、その後のさらなるステージが行われる。本発
明による製造方法においては、さらに、 −装置に対して接続する前に、排気チューブ内に少なくとも1つのゲッタを導
入し、 −還元ガスの導入前にまたは導入後に、ゲッタの励起を行う。
【0028】 また、排気チューブの封止が終了した後に、ゲッタの励起を行うことができる
【0029】 本発明の第4の目的は、上述した2つの製造方法を実施するための装置であっ
て、 −一端が排気チューブに対して接続され得るパイプと、 −第1バルブを介してパイプの他端に対して接続された、真空吸引を行うため
の真空吸引手段と、 −中間介在デバイスを介してパイプに対して接続されたNxy供給源と、 −デバイスの内部空間内の圧力を測定するための測定装置と、 を具備する装置である。
【0030】 上述した第1の製造方法を実施するに際しては、中間介在デバイスは、パイプ
に対しては第2バルブを介して接続されかつNxy供給源に対しては第3バルブ
を介して接続されたガスリザーバとすることができ、装置には、ガスリザーバ内
の圧力を測定するための測定装置が設けられる。
【0031】 上述した第2の製造方法を実施するに際しては、中間介在デバイスは、単に、
バルブとすることができる。
【0032】 本発明の第5の目的は、上述したタイプのデバイスの他の製造方法であって、 −デバイスをなす様々な構成部材を気密容器内において互いに所定の位置関係
でもって配置することによって、デバイスに高温でシールするためのシール手段
を設けた状態で、シール構造を形成する準備をし、 −気密容器の内部を、真空吸引装置を使用して真空状態とし、 −気密容器を真空に維持しつつ、気密容器内において所定位置関係で配置され
たデバイスをなす様々な構成部材を、十分な時間にわたって所定温度にまで加熱
することによって、様々な構成部材の脱ガスを行い、 −必要であれば、真空吸引装置を停止させ、 −デバイスの内部空間内の圧力が所望圧力となるようにして気密容器内に還元
ガスを導入し、 −シール手段を加熱することによってシールを行い、これにより、デバイスを
組み立てる、 という製造方法である。
【0033】 本発明の第6の目的は、上述したタイプのデバイスのさらに他の製造方法であ
って、 −デバイスをなす様々な構成部材を気密容器内において互いに所定の位置関係
でもって配置することによって、シール構造を形成する準備をし、この場合、デ
バイスには、高温でシールするためのシール手段と、シール構造の内部空間と気
密容器の内部とを連通させるための穴と、を設けておき、 −適切な手段を使用して、気密容器の内部を、真空状態または制御された雰囲
気とし、 −気密容器を真空または制御された雰囲気に維持しつつ、気密容器内において
所定位置関係で配置されたデバイスをなす様々な構成部材を、十分な時間にわた
って所定温度にまで加熱することによって、様々な構成部材の脱ガスを行い、 −気密容器を真空または制御された雰囲気に維持しつつ、シール手段を加熱す
ることによってシールを行い、これにより、デバイスを組み立て、 −気密容器の内部が真空ではない場合に、必要であれば、気密容器の内部を真
空とし、 −デバイスの内部空間内の圧力が所望圧力となるようにして気密容器内に還元
ガスを導入し、 −穴を封止する、 という製造方法である。この場合、加熱ステージと組立ステージとを、同時に行
うことができる。
【0034】 本発明の第7の目的は、後者の2つの製造方法を実施するための装置であって
、 −デバイスを収容し得る気密容器と、 −第1バルブを介して気密容器の内部に対して接続された真空吸引装置と、 −第2バルブを介して気密容器の内部に対して接続されたNxy供給源と、 −気密容器の内部の圧力を測定するための測定装置と、 を具備する装置である。
【0035】 必要であれば、装置は、さらに、第3バルブを介して気密容器の内部に対して
接続された、制御された雰囲気を形成するための雰囲気形成手段を具備すること
ができる。この雰囲気形成手段は、例えば、適切なガスシリンダとすることがで
きる。
【0036】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照しつつ、本発明を何ら限定するものではない単なる例示として
の以下の説明を読むことにより、本発明が、より明瞭に理解され、本発明の利点
や特徴点が、より明瞭となるであろう。
【0037】 本発明においては、NxyガスまたはNxyをベースとした混合ガスという格
別の選択により、電子ソースの放出材料の酸化を防止できるとともに、同時に、
放出材料上への成膜を防止することができる。実際、このガスの分解は、他のタ
イプの還元ガス(例えば、CH4、H2S)とは違って、ガスの形態で起こる。
【0038】 以下、本発明によるデバイスのいくつかの製造例について、説明する。
【0039】 使用可能な様々なタイプのゲッタの中で、例えば、 −ST14という商標名の『洗浄可能な』バリウムゲッタ、 −ST171という商標名の、高温(約800℃)で励起されるジルコニウム
ゲッタ、 −ST122という商標名の、低温(約400℃)で励起されるジルコニウム
−鉄ゲッタ、 という SAES GETTERS S.P.A.社によって市販されているゲッタを使用することが
できる。
【0040】 [第1実施形態] 斜め長さが例えば15.25cm(6インチ)とされた図1に示すタイプのマ
イクロドットスクリーン(20)が、1時間にわたって450℃〜500℃とい
う温度にまで加熱することによって、真空下でまたは制御された雰囲気下で、組
み立てられた。マイクロドットスクリーンには、少なくとも1つの開口した排気
チューブ(21)が設けられている。デバイスの2つのストリップのためのシー
ル層(22)は、『フリットガラス』と称される低融点ガラスから形成されてい
る。
【0041】 シール後に大気圧に戻してから、例えばST171タイプのゲッタといったよ
うな少なくとも1つのゲッタ(23)が、排気チューブ(21)の内部へと導入
される。
【0042】 その後、デバイス(20)は、図2に示すような装置のうちの、加熱可能とさ
れた領域(30)内に配置される。排気チューブ(21)は、パイプ(41)に
対して接続されている。パイプ(41)は、一方の側部においては、バルブ(4
4)を有したパイプ(43)を介してターボ分子タイプの真空ポンプ(42)に
対して接続することができ、他方の側部においては、バルブ(47)を有したパ
イプ(46)を介して既知容量(例えば1.7リットル)のガスリザーバ(45
)の出口オリフィスに対して接続することができる。
【0043】 NH3 ガスシリンダ(48)が、バルブ(50)を有したパイプ(49)を介
してガスリザーバ(45)の入口オリフィスに対して接続されている。バルブ(
50)は、流通の容易な調節が可能なニードルバルブである。
【0044】 このように構成された装置には、さらに、ガスリザーバ(45)内のガス圧力
を測定することができるゲージ(51)と、スクリーン(20)の出口のところ
におけるガス圧力を測定することができるゲージ(52)と、が設けられている
【0045】 以下の操作手順が、行われる。
【0046】 スクリーン(20)およびリザーバ(45)が、バルブ(44,47)を開放
しかつバルブ(50)を閉塞することにより、真空ポンプ(42)を使用して真
空状態とされる。その後、スクリーン(20)が、16時間にわたって360℃
にまで加熱される。雰囲気温度までの冷却後に、スクリーン(20)が、20時
間にわたって動作される。蛍光材料からの脱ガスを行うこの動作ステージが終了
すると、1つのゲッタ(23)(あるいは、複数のゲッタ)が、ラジオ周波数加
熱によって、4分間にわたって800℃という温度で励起される。
【0047】 その後、バルブ(47)を閉塞することにより、リザーバ(45)が隔離され
る。そして、リザーバ(45)内に、アンモニアが導入される。
【0048】 その後、バルブ(44)を閉塞することにより、スクリーン(20)が、真空
ポンプ(42)から隔離される。その後、バルブ(47)を開放することにより
、平衡圧力でもって、スクリーン(20)内にアンモニアが導入される。平衡圧
力は、リザーバ(45)内に導入される量に依存し、好ましくは、10-8〜10 -5 mbarとされる。その後、排気チューブ(21)を封止することにより、ス
クリーン(20)を装置から隔離することができる。
【0049】 [第2実施形態] 第1実施形態の変形例においては、NH3 は、動的状況下でスクリーン内に導
入することができる。
【0050】 これを行うには、ゲッタ励起ステージが終了した後に、バルブ(44,47)
を開放状態として、バルブ(50)によってNH3 の分圧を調節する。
【0051】 NH3 の分圧は、好ましくは、10-8〜10-5mbarとされる。数分間〜数
十分間にわたって動的操作を行った後に、排気チューブを封止することによって
、スクリーンを装置から隔離する。
【0052】 [第3実施形態] 他の実施方法においては、スクリーンは、一体的に組み立てることができる。
言い換えれば、スクリーンは、脱ガスされた後に、真空下でまたは制御された雰
囲気下でシールされる。このプロセスにおいては、シール後にスクリーンが雰囲
気圧力へと一旦戻された後に再度真空引きされて加熱される上記の例(第1およ
び第2実施形態)とは違って、シール後には、真空のままでまたは制御された雰
囲気のままで留まる。
【0053】 以下の操作手順が、行われる。
【0054】 スクリーンをなす様々な部材(カソードを付帯したストリップ、アノードを付
帯したストリップ、フリットガラス、ゲッタ、等)が、真空下において所定位置
に配置され、1時間または数時間にわたっておよそ300℃〜450℃という温
度にまで加熱される。そして、ゲッタを、スクリーンの内部または排気チューブ
の封止部分といったような外部領域またはゲッタボックスといった所定位置に、
配置することができる。加熱ステージにおいては、アノードを、カソードに対し
てフラットとすることができる、あるいは、カソードから所定距離に維持するこ
とができる。後者の場合、脱ガスが、より効果的に行われる。
【0055】 これらの操作は、図3に概略的に示すような装置内で行われる。この装置は、
電界放出デバイスを加熱して組み立てることができる気密容器(60)を備えて
いる。この容器(60)には、電界放出デバイスの組立および加熱を可能とする
適切な電気的機械的デバイス(61)が設けられている。
【0056】 図3に示す装置には、さらに、ターボ分子タイプの真空ポンプ(62)が設け
られている。真空ポンプ(62)は、バルブ(64)を有したパイプ(63)を
介して、容器(60)の内部に対して接続されている。NH3 のシリンダ(65
)が、バルブ(67)を有したパイプ(66)を介して、容器(60)の内部に
対して接続されている。ゲージ(68)は、気密容器(60)内の圧力を測定す
ることができる。バルブ(72)を有したパイプ(71)が、容器(60)の内
部とシリンダ(73)とを接続している。この場合、容器の内部は、制御された
雰囲気とされることが望ましい。
【0057】 加熱ステージの後に、スクリーンを収容した容器(60)内に、10-8〜10 -3 mbarという圧力でもって、NH3 が導入される。
【0058】 アノードストリップとカソードストリップとが未だ組み立てられていない場合
には、これらは、フリットガラスを使用して組み立てられる。スクリーンは、前
もって確立されたNH3 雰囲気において、450℃〜500℃という温度でシー
ルされる。
【0059】 使用されているゲッタのタイプに応じて、ゲッタは、『洗浄する』必要がある
こともあり、また、シール後に雰囲気温度に戻されたときに励起する必要がある
こともある。組立時に励起され得るようなST122タイプのゲッタを使用する
ことが有利である。
【0060】 [第4実施形態] 第3実施形態の変形例においては、スクリーンをなす構成部材の1つ(カソー
ドストリップ、アノードストリップ、ゲッタボックス)は、約1mmまたは数m
mという直径の穴を有している。この穴は、スクリーンの内部と気密容器(60
)とを連通させることができる。
【0061】 第3実施形態の場合と同様に、スクリーンをなす様々な部材が、真空下におい
て所定位置に配置され、その後、加熱される。
【0062】 シールステージは、制御された雰囲気下で、この時点において行うことができ
る。これは、スクリーンストリップとしてボロン−シリケートタイプのガラスが
使用された場合に有利である。そして、スクリーンが組み立てられた後に、容器
が、再度真空引きされる。
【0063】 このタイプの実施形態は、シールが真空下において行われる場合においてさえ
も、有利である。なぜなら、シール時に、スクリーンの内部から脱ガスされたす
べてのガスが、除去されるからである。これにより、スクリーンの内部において
、より良好な真空を得ることができる。
【0064】 シールステージ後に、そして必要であれば冷却および再真空引き後に、容器内
へとしたがってスクリーン内へと、10-8〜10-3mbarという圧力でもって
、NH3 が導入される。その後、スクリーンと容器とを連通している穴が、任意
の適切な手段によってシールされる。
【0065】 このタイプの実施形態においては、第3実施形態と同じゲッタを使用すること
が有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術によるマイクロドットディスプレイスクリーンを概略的
に示す部分断面図である。
【図2】 本発明によるデバイスの製造プロセスを実施するための第1装置
を概略的に示す図である。
【図3】 本発明によるデバイスの他の製造プロセスを実施するための第2
装置を概略的に示す図である。
【符号の説明】
2 ストリップ(第2ストリップ) 3 ストリップ(第1ストリップ) 4 ガラスペースト(シール手段) 5 マイクロドット(マイクロドットカソード) 9 導体層(アノード) 10 蛍光材料 20 スクリーン(デバイス) 21 排気チューブ(真空排気チューブ) 23 ゲッタ 41 パイプ 42 真空ポンプ(真空吸引手段) 44 バルブ(第1バルブ) 45 ガスリザーバ 47 バルブ(第2バルブ) 48 NH3 ガスシリンダ(注入手段、Nxy供給源) 50 バルブ(第3バルブ) 51 ゲージ(測定装置) 52 ゲージ(測定装置) 60 気密容器 62 真空ポンプ(真空吸引装置) 64 バルブ(第1バルブ) 65 シリンダ(Nxy供給源) 67 バルブ(第2バルブ) 68 ゲージ(測定装置) 73 シリンダ(雰囲気形成手段)
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年8月29日(2001.8.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】 本発明の第1の目的は、シール構造内に少なくとも1つの電界効果電子ソース
を備えてなるデバイスであって、シール構造が、内部空間を規定し、この内部空
間内に、電子ソースの放出材料の酸化を防止するための還元ガスが含有されてお
り、還元ガスが、Nxyという組成のガスあるいはNxyをベースとした混合ガ スを有し、この場合、x=1かつy=3、または、x=2かつy=4 とされるデ
バイスである。有利には、還元ガスは、10-8〜10-3mbarという範囲の圧
力とされ、好ましくは、10-8〜10-5mbarという範囲の圧力とされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミシェル・レヴィ フランス・F−38000・グルノーブル・リ ュ・ドゥ・ナルヴィク・1 Fターム(参考) 5C012 AA05 PP01 PP03 PP08 5C036 EF01 EF06 EG02 EG50

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シール構造内に少なくとも1つの電界効果電子ソースを備え
    てなるデバイスであって、 前記シール構造が、内部空間を規定し、この内部空間内に、前記電子ソースの
    放出材料の酸化を防止するための還元ガスが含有されており、 前記還元ガスが、Nxyという組成のガスを有し、この場合、x=1または2
    とされ、y=3または4とされることを特徴とするデバイス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデバイスにおいて、 前記還元ガスが、10-8〜10-3mbarという範囲の圧力とされていること
    を特徴とするデバイス。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデバイスにおいて、 前記還元ガスが、10-8〜10-5mbarという範囲の圧力とされていること
    を特徴とするデバイス。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のデバイスにおいて、 Nxyという組成の前記ガスが、NH3 であることを特徴とするデバイス。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のデバイスにおいて、 さらに、前記デバイスの前記内部空間に接続された1つまたは複数のゲッタを
    具備していることを特徴とするデバイス。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のデバイスにおいて、 前記シール構造が、内部を向く面上にマイクロドットカソード(5)を付帯し
    た第1ストリップ(3)と、内部を向く面上にアノード(9)を付帯した第2ス
    トリップ(2)と、前記第1ストリップおよび前記第2ストリップのそれぞれの
    エッジ回りにおいて前記第1ストリップと前記第2ストリップとをシールするた
    めのシール手段(4)と、を備えていることを特徴とするデバイス。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のデバイスにおいて、 さらに、前記アノード(9)上にわたって広がった蛍光材料(10)を備えて
    いることを特徴とするデバイス。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載されたデバイスの製造方法で
    あって、 −前記デバイス(20)をなす様々な構成部材を組み立てることによって、少
    なくとも1つの真空排気チューブ(21)が前記内部空間に接続された状態で、
    前記シール構造を形成し、 −前記真空排気チューブ(21)を、真空吸引を行うための真空吸引手段(4
    2)と前記還元ガスを注入するための注入手段(48)とを具備した装置に対し
    て、接続し、 −前記内部空間を、前記真空吸引手段(42)によって、真空状態とし、 −前記内部空間内の真空を維持しつつ、前記デバイス(20)を十分な時間に
    わたって所定温度にまで加熱することによって、前記デバイスの脱ガスを行い、 −前記真空吸引手段(42)を、停止させ、 −前記還元ガスを注入するための前記注入手段によって前記内部空間内に所望
    圧力でもって前記還元ガスを導入し、 −前記排気チューブ(21)を封止する、 ことを特徴とする製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれかに記載されたデバイスの製造方法で
    あって、 −前記デバイス(20)をなす様々な構成部材を組み立てることによって、少
    なくとも1つの真空排気チューブ(21)が前記内部空間に接続された状態で、
    前記シール構造を形成し、 −前記真空排気チューブ(21)を、真空吸引を行うための真空吸引手段(4
    2)と前記還元ガスを注入するための注入手段(48)とを具備した装置に対し
    て、接続し、 −前記内部空間を、前記真空吸引手段(42)によって、真空状態とし、 −前記内部空間内の真空を維持しつつ、前記デバイス(20)を十分な時間に
    わたって所定温度にまで加熱することによって、前記デバイスの脱ガスを行い、 −前記真空吸引手段(42)の動作を継続させつつ、前記還元ガスを注入する
    ための前記注入手段によって前記内部空間内に所望圧力でもって前記還元ガスを
    導入し、 −前記排気チューブ(21)を封止する、 ことを特徴とする製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の製造方法において、 前記デバイスに、高温でシールするためのシール手段を設け、 前記組立ステージを、真空下においてまたは制御された雰囲気下において、前
    記シール手段を機能させることにより行うことを特徴とする製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれかに記載の製造方法において、 前記加熱ステージの終了後に、前記デバイス(20)を雰囲気温度にまで冷却
    し、 前記デバイスを、所定時間にわたって動作させ、 それから、その後のさらなるステージを行う、 ことを特徴とする製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11のいずれかに記載の製造方法において、 さらに、 −前記装置に対して接続する前に、前記排気チューブ(21)内に少なくとも
    1つのゲッタ(23)を導入し、 −前記還元ガスの導入前にまたは導入後に、前記ゲッタ(23)の励起を行う
    、 ことを特徴とする製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の製造方法において、 前記排気チューブの封止が終了した後に、前記ゲッタを励起することを特徴と
    する製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項8〜13のいずれかに記載された製造方法を実施す
    るための装置であって、 −一端が前記排気チューブ(21)に対して接続され得るパイプ(41)と、 −第1バルブ(44)を介して前記パイプ(41)の他端に対して接続された
    、真空吸引を行うための真空吸引手段(42)と、 −中間介在デバイスを介して前記パイプ(41)に対して接続されたNxy
    給源(48)と、 −前記デバイスの前記内部空間内の圧力を測定するための測定装置(52)と
    、 を具備することを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の装置において、 前記中間介在デバイスが、前記パイプ(41)に対しては第2バルブ(47)
    を介して接続されかつ前記Nxy供給源(48)に対しては第3バルブ(50)
    を介して接続されたガスリザーバ(45)とされ、 前記ガスリザーバ内の圧力を測定するための測定装置(51)が設けられてい
    ることを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の装置において、 前記中間介在デバイスが、バルブであることを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項1〜7のいずれかに記載されたデバイスの製造方法
    であって、 −前記デバイスをなす様々な構成部材を気密容器(60)内において互いに所
    定の位置関係でもって配置することによって、前記デバイスに高温でシールする
    ためのシール手段を設けた状態で、前記シール構造を形成する準備をし、 −前記気密容器(60)を、真空吸引装置(62)を使用して真空状態とし、 −前記気密容器を真空に維持しつつ、前記気密容器(60)内において所定位
    置関係で配置された前記デバイス(20)をなす前記様々な構成部材を、十分な
    時間にわたって所定温度にまで加熱することによって、前記様々な構成部材の脱
    ガスを行い、 −必要であれば、前記真空吸引装置(62)を停止させ、 −前記デバイスの前記内部空間が所望圧力となるようにして、前記気密容器(
    60)内に前記還元ガスを導入し、 −前記シール手段を加熱することによってシールを行い、これにより、前記デ
    バイスを組み立てる、 ことを特徴とする製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項1〜7のいずれかに記載されたデバイスの製造方法
    であって、 −前記デバイスをなす様々な構成部材を気密容器(60)内において互いに所
    定の位置関係でもって配置することによって、前記シール構造を形成する準備を
    し、この場合、前記デバイスには、高温でシールするためのシール手段と、前記
    シール構造の内部空間と前記気密容器(60)の内部とを連通させるための穴と
    、を設けておき、 −適切な手段を使用して、前記気密容器(60)の内部を、真空状態または制
    御された雰囲気とし、 −前記気密容器を真空または制御された雰囲気に維持しつつ、前記気密容器(
    60)内において所定位置関係で配置された前記デバイスをなす前記様々な構成
    部材を、十分な時間にわたって所定温度にまで加熱することによって、前記様々
    な構成部材の脱ガスを行い、 −前記気密容器を真空または制御された雰囲気に維持しつつ、前記シール手段
    を加熱することによってシールを行い、これにより、前記デバイスを組み立て、 −必要であれば、前記気密容器(60)の内部を真空とし、 −前記デバイスの前記内部空間内の圧力が所望圧力となるようにして前記気密
    容器(60)内に前記還元ガスを導入し、 −前記穴を封止する、 ことを特徴とする製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の製造方法において、 前記加熱ステージと前記組立ステージとを、同時に行うことを特徴とする製造
    方法。
  20. 【請求項20】 請求項17〜19のいずれかに記載された製造方法を実施
    するための装置であって、 −前記デバイスを収容し得る気密容器(60)と、 −第1バルブ(64)を介して前記気密容器(60)の内部に対して接続され
    た真空吸引装置(62)と、 −第2バルブ(67)を介して前記気密容器(60)の内部に対して接続され
    たNxy供給源(65)と、 −前記気密容器(60)の内部の圧力を測定するための測定装置(68)と、
    を具備することを特徴とする装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の装置において、 さらに、第3バルブを介して前記気密容器(60)の内部に対して接続された
    、制御された雰囲気を形成するための雰囲気形成手段を具備していることを特徴
    とする装置。
JP2000616037A 1999-04-28 2000-04-26 還元ガスを使用した電界放出デバイスおよびその製造方法 Withdrawn JP2003500792A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9905361A FR2793068B1 (fr) 1999-04-28 1999-04-28 Dispositif a emission de champ utilisant un gaz reducteur et fabrication d'un tel dispositif
FR99/05361 1999-04-28
PCT/FR2000/001101 WO2000067285A1 (fr) 1999-04-28 2000-04-26 Dispositif a emission de champ utilisant un gaz reducteur et fabrication d'un tel dispositif

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003500792A true JP2003500792A (ja) 2003-01-07

Family

ID=9544950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000616037A Withdrawn JP2003500792A (ja) 1999-04-28 2000-04-26 還元ガスを使用した電界放出デバイスおよびその製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6888294B1 (ja)
EP (1) EP1173877B1 (ja)
JP (1) JP2003500792A (ja)
DE (1) DE60020959T2 (ja)
FR (1) FR2793068B1 (ja)
WO (1) WO2000067285A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040208752A1 (en) * 2003-02-20 2004-10-21 Mccambridge James D. Method for reducing the partial pressure of undesired gases in a small vacuum vessel
KR100858811B1 (ko) * 2006-11-10 2008-09-17 삼성에스디아이 주식회사 전자 방출 표시 소자의 제조 방법
EP2179434A1 (en) * 2007-08-23 2010-04-28 E. I. du Pont de Nemours and Company Field emission device with protecting vapor

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3552818A (en) * 1966-11-17 1971-01-05 Sylvania Electric Prod Method for processing a cathode ray tube having improved life
NL8001759A (nl) * 1980-03-26 1981-10-16 Philips Nv Getterinrichting; werkwijze voor het vervaardigen van een kleurentelevisiebeeldbuis onder toepassing van deze getterinrichting en aldus vervaardigde kleurentelevisiebeeldbuis.
FI106689B (fi) * 1991-04-01 2001-03-15 Sharp Kk Menetelmä elektroluminenssiohutkalvon valmistamiseksi
US5505647A (en) * 1993-02-01 1996-04-09 Canon Kabushiki Kaisha Method of manufacturing image-forming apparatus
IT1269978B (it) * 1994-07-01 1997-04-16 Getters Spa Metodo per la creazione ed il mantenimento di un'atmosfera controllata in un dispositivo ad emissione di campo tramite l'uso di un materiale getter
JPH093559A (ja) * 1995-06-21 1997-01-07 Japan Energy Corp 溶製金属材料の製造方法、製造装置及びタングステン系金属材料
US5697825A (en) * 1995-09-29 1997-12-16 Micron Display Technology, Inc. Method for evacuating and sealing field emission displays
US5688708A (en) * 1996-06-24 1997-11-18 Motorola Method of making an ultra-high vacuum field emission display
US5964630A (en) * 1996-12-23 1999-10-12 Candescent Technologies Corporation Method of increasing resistance of flat-panel device to bending, and associated getter-containing flat-panel device
JP3896686B2 (ja) * 1998-03-27 2007-03-22 双葉電子工業株式会社 真空外周器の真空方法
US6136670A (en) * 1998-09-03 2000-10-24 Micron Technology, Inc. Semiconductor processing methods of forming contacts between electrically conductive materials
US6268288B1 (en) * 1999-04-27 2001-07-31 Tokyo Electron Limited Plasma treated thermal CVD of TaN films from tantalum halide precursors

Also Published As

Publication number Publication date
US6888294B1 (en) 2005-05-03
WO2000067285A1 (fr) 2000-11-09
DE60020959T2 (de) 2006-05-18
EP1173877B1 (fr) 2005-06-22
DE60020959D1 (de) 2005-07-28
FR2793068A1 (fr) 2000-11-03
EP1173877A1 (fr) 2002-01-23
FR2793068B1 (fr) 2001-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100321607B1 (ko) 고압방전램프및그제조방법
US5688708A (en) Method of making an ultra-high vacuum field emission display
US6100627A (en) Method for creating and maintaining a reducing atmosphere in a field emitter device
JP2832510B2 (ja) 表示装置の製造方法
US6753647B2 (en) Composition of getter and field emission display using the same
US4770310A (en) Casing for display device
JP2003500792A (ja) 還元ガスを使用した電界放出デバイスおよびその製造方法
JP3219084B2 (ja) 高圧放電灯およびその製造方法
US6881116B2 (en) Method for sealing and fabricating cap for field emission display
US6465952B1 (en) Fed flushed with hot inert gas
Tominetti et al. Getters for flat-panel displays
US6077141A (en) Process for manufacturing a vacuum field emitter device containing hydrogen and apparatuses for using this process
JPS63181248A (ja) 電子管の製造法
JP2004066225A (ja) ゲッタの組成物及び該ゲッタの組成物を利用した電界放出表示装置
JP3056941B2 (ja) 画像表示装置の製造方法
JPH10199454A (ja) 電界放出形表示装置及びその製造方法
JP3189409B2 (ja) フラットディスプレイ及びその製造方法
JP4039981B2 (ja) 電子放出型表示装置の製造方法
JP2003016920A (ja) 電子源構造材および発光表示装置
JP2000311643A (ja) 蛍光発光型表示器
JP2000340140A (ja) 気密容器
KR20010104469A (ko) 게터물질이 도포된 플라즈마 디스플레이 패널 및 그제조방법
JP2003068198A (ja) 表示装置
JPS60202184A (ja) 表示装置及びその製造方法
KR20010085293A (ko) 가스방전패널의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703