JP2003344603A - 反射防止膜 - Google Patents

反射防止膜

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JP2003344603A
JP2003344603A JP2002148877A JP2002148877A JP2003344603A JP 2003344603 A JP2003344603 A JP 2003344603A JP 2002148877 A JP2002148877 A JP 2002148877A JP 2002148877 A JP2002148877 A JP 2002148877A JP 2003344603 A JP2003344603 A JP 2003344603A
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antireflection film
film
refractive index
fluorine
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Application number
JP2002148877A
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English (en)
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Kazuhiko Morisawa
和彦 守澤
Makoto Inoue
誠 井上
Hitoshi Katakura
等 片倉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単層膜で反射防止機能に優れ、かつ膜強度に
優れた反射防止膜を得る。 【解決手段】 細孔を有するシリカ殻の内部に空洞が形
成された中空微粒子3に、結合剤として官能基を有する
含フッ素エチレン性単量体0.05〜35モル%と官能
基を持たない含フッ素エチレン性単量体65〜99.9
5モル%との共重合体からなるフッ素系樹脂4を添加し
て反射防止膜用塗料を調製し、透明支持体1上に塗布し
て乾燥、硬化させることにより、透明支持体1上に中空
微粒子3の体積比率が35〜70%の低屈折率層2を形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置の画面等
の透明基材上に塗布して形成される反射防止膜に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置の普及、大型化や野
外使用化に伴い、その使用条件下でのタフネス化、例え
ば、反射光耐性(視認性確保)及び耐久性(耐傷性、防
汚性、耐熱性等)の向上が求められている。表示装置の
視認性向上は当該装置の主機能に関わる課題であり、当
然その重要性も高く、活発に視認性向上のための施策が
検討されている。一般に視認性を低下させるのは外光の
表面反射による景色の写り込みであり、これらの対処と
して最表面に反射防止膜を設ける方法が一般的に行われ
る。
【0003】しかしながら、この反射防止膜はその機能
発現のために最表面に設けられるため、必然的に反射防
止膜の性能に対してタフネス化の観点から多くの高品質
化の課題が集中してくる。例えば、極限までの低反射
率、傷の付き難さ、指紋や油脂等の付着防止や易除去
性、炎天下や自動車室内のような高温環境下での諸性能
の維持などである。
【0004】従来、可視光の波長域を全てカバーできる
性能を有する広波長域/低反射率の反射防止膜として
は、金属酸化物等の透明薄膜を積層させた多層膜が用い
られてきた。単層膜では単色光に対しては有効であるも
のの、ある程度の波長域を有する光に対しては有効に反
射防止できないのに対し、このような多層膜においては
積層数が多いほど広い波長領域で有効な反射防止膜とな
る。そのため、従来の反射防止膜には、物理又は化学蒸
着法等の手段によって金属酸化物等を3層以上積層した
ものが用いられてきた。
【0005】しかしながら、このような多層蒸着した反
射防止膜は、予め最適に設計された各層の屈折率と膜厚
との関係に従い、その膜厚を高精度に制御した蒸着を何
回も行う必要があり、非常に高コストなものであり、か
つ広い面積の膜を得ることが非常に困難な大量製造適性
に乏しいものであった。
【0006】一方、より低屈折率の材料を用いれば、一
層においても広波長域において低反射率の反射防止膜を
得ることができる。そのための低屈折率材として、従
来、粒径が0.1〜300μm程度の中空シリカ粒子は
公知である(特開平6−330606号公報、特開平7
−013137号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、中空微粒子
とフッ素系の結合剤を用いることにより一層膜で広い波
長域において十分な低反射率特性を得られることを発見
してなされたもので、広い可視広域において優れた反射
防止能を有し、かつ支持体との接着性、膜強度及び量産
性に優れた反射防止膜を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、透明支持体上に塗布して形成される反射防止膜に
おいて、外殻に細孔を有する中空微粒子とともに、結合
剤として下記一般式(1)
【化3】 C(X1)2=CX1−Rf−Y ………(1) (式中、X1 は同一又は異なり、H又はFを示し、Rf
はエーテル結合を有していてもよい含フッ素アルキレン
基を示し、Yはアクリル基、メタクリル基、ビニル基、
ヒドロキシル基、カルボキシル基、カルボン酸塩又はエ
ポキシ基を示す。)で表される官能基を持つ含フッ素エ
チレン性単量体0.05〜35モル%と官能基を持たな
い含フッ素エチレン性単量体65〜99.5モル%との
共重合体からなるフッ素系樹脂を含有する低屈折率層を
有することを特徴とする。
【0009】本発明においては、単層でも可視光域の広
波長域において低反射率の反射防止機能に優れ、かつ膜
強度に優れた反射防止膜を得ることが可能となり、量産
性に優れた高性能の反射防止膜を提供することが可能と
なる。
【0010】なお、フッ素系樹脂に耐熱性、耐薬品性、
非粘着性、低摩擦性を与えるためには、官能基を持たな
い含フッ素エチレン性単量体としては、テトラフルオロ
エチレン、ヘキサフルオロプロピレン、クロロトリフル
オロエチレン、ビニリデンフルオライド、フッ化ビニ
ル、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)類、ヘキ
サフルオロイソブテン、及び下記一般式(2)
【化4】 CH2=CX2−(CF2n−X2 ………(2) (式中、X2 は同一又は異なり、H、Cl又はFを示
し、nは1〜5の整数を示す。)で表される化合物から
選ばれることが好ましい。
【0011】また、中空微粒子の低屈折率層中の体積比
率は、反射防止機能、耐溶剤性、耐傷性、密着性の観点
から、35〜70%が好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の反射防止膜の一
実施の形態を示すもので、基本的には透明支持体1の上
に塗布して形成される低屈折率層2からなり、低屈折率
層2は中空微粒子3とフッ素系樹脂4からなる。
【0013】上記構成において、中空微粒子3は、細孔
を有する外殻の内部に空洞が形成された中空球状を呈
し、空洞内に気体を包含してなるものである。外殻は主
としてシリカ系無機酸化物からなり、複数の被覆層から
形成されてもよい。また、外殻構成が、フッ化マグネシ
ウム、フッ素系樹脂のような低屈折率材上にシリカ殻が
あってもよい。外殻は細孔を有する多孔質なものであっ
てもよいし、この細孔が閉塞されて空洞を密封したもの
であってもよいが、できれば細孔が緻密構造をとり、空
洞が外殻により密封されていることが好ましい。
【0014】中空微粒子3の平均粒子径は100nm以
下であることが好ましい。平均粒子径が100nmを越
えると光学膜厚が反射防止機能を与える100nmに設
定することができず、材料の低屈折率を十分に生かした
反射特性が得られないからである。また、中空微粒子を
含有する塗膜などの透明性が光散乱によって低下し易い
からである。
【0015】中空微粒子3の外殻の厚さは10nm以下
が好ましい。外殻を構成するシリカ被覆層の厚さが10
nmを越えて厚い場合は、粒子自体の屈折率が高くなっ
てしまい、反射防止膜として製膜した時に、十分低い膜
屈折率が得られなくなり、そのため広波長域の低反射特
性が得られなくなる。中空微粒子3の屈折率は、1.3
以下が好ましく、1.28以下がより好ましい。
【0016】低屈折率層2の結合剤としては、膜屈折率
を下げる意味で、より低い屈折率をもつ樹脂を用いるの
が好ましい。例えば、低屈折率原子であるフッ素原子か
らなる4フッ化エチレン等を主鎖の一部に含む含フッ素
重合体が挙げられる。さらに、接着性及び膜強度を上げ
るため、または中空微粒子3との界面補強のために、官
能基を有し架橋構造を含むものが好ましい。そして、こ
のような官能基を有する含フッ素重合体は、官能基の含
有量が単量体単位で0.05〜35モル%であることが
好ましい。官能基の含有量は、基材の表面の種類、形
状、塗装方法、条件などの違いにより適宜選択される
が、より好ましくは0.05〜20モル%、特に好まし
くは0.1〜10モル%である。官能基の含有量が0.0
5モル%未満であると、基材表面との接着性や架橋構造
が充分得られにくく、耐傷性が低く、また温度変化や薬
品の浸透などにより剥離などを起こしやすい。また、3
5モル%を超えると、耐熱性を低下させ、高温での使用
時に、接着不良や着色、発泡、ピンホールなどの塗膜破
壊、剥離や溶出などを起こしやすい。硬化反応は、熱、
放射線、またはその組み合わせによるものが挙げられ
る。また、上記官能基を有する含フッ素重合体は、それ
自体、耐熱性だけでなく、含フッ素ポリマーがもつ耐薬
品性、非粘着性、低摩擦性、耐候性などの優れた特性を
有しており、塗布後の塗膜表面にこれら含フッ素ポリマ
ーの優れた特性を低下させずに与えることができる。
【0017】したがって、低屈折率層2の結合剤となる
フッ素系樹脂4は、上記官能基を有する含フッ素重合体
が用いられる。この官能基を有する含フッ素重合体は、
前述の一般式(1)で表される官能基を有する含フッ素
エチレン性単量体0.05〜35モル%と、官能基を持
たない含フッ素エチレン性単量体65〜99.95モル
%との共重合によって得ることができる。一般式(1)
で表される官能基を有する含フッ素エチレン性単量体と
共重合する単量体としては、耐熱性、耐薬品性、非粘着
性、低摩擦性を共重合体に与えるために、含フッ素エチ
レン性単量体が選択される。具体的な含フッ素エチレン
性単量体としては、テトラフルオロエチレン、ヘキサフ
ルオロプロピレン、クロロトリフルオロエチレン、ビニ
リデンフルオライド、フッ化ビニル、パーフルオロ(ア
ルキルビニルエーテル)類、ヘキサフルオロイソブテ
ン、及び前述の一般式(2)で表される化合物等が挙げ
られる。また、フッ素系樹脂4は、屈折率が1.5以下
のものが好ましく、さらにいえば1.36〜1.48の範
囲のものが好ましい。
【0018】低屈折率層2における中空微粒子3の添加
量は、反射防止機能、耐溶剤性、耐傷性、密着性等の点
から、体積比率で35〜70%の範囲が好ましい。中空
微粒子3の体積比率が35%未満であると、中空微粒子
3の充填効果が低く、優れた反射防止機能が得られない
のと同時に、膜強度が不十分となり、耐傷性が弱い。ま
た70%を超えると、中空微粒子3の充填が過度とな
り、膜の耐溶剤性、耐傷性、及び密着性が低下する。
【0019】上記低屈折率層2は、中空微粒子3とフッ
素系樹脂4を所定の割合で含有する塗料を透明支持体1
上に塗布、乾燥し、熱、放射線、またはその組み合わせ
により硬化させることにより形成される。透明支持体1
は、透明フィルム、ガラス板、アクリル板等所望の光学
特性を満足するものであれば、何でも構わない。
【0020】透明フィルムを形成する材料としては、セ
ルロース誘導体(例えば、ジアセチルセルロース、トリ
アセチルセルロース(TAC)、プロピオニルセルロー
ス、ブチリルセルロース、アセチルプロピオニルセルロ
ース及びニトロセルロース等);ポリメチルメタアクリ
レート、メチルメタクリレートと他のアルキル(メタ)
アクリレート、スチレン等のビニルモノマーとの共重合
体などの(メタ)アクリル系樹脂;ポリカーボネート、
ジエチレングリコールビスアリルカーボネート(CR−
39)などのポリカーボネート系樹脂;(臭素化)ビス
フェノールA型のジ(メタ)アクリレートの単独重合体
ないし共重合体、(臭素化)ビスフェノールAのモノ
(メタ)アクリレートのウレタン変性モノマーの重合体
および共重合体などといった熱硬化性(メタ)アクリル
系樹脂;ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンナフタレートおよび不飽和ポリエステ
ル;アクリロニトリル−スチレン共重合体、ポリ塩化ビ
ニル、ポリウレタン、エポキシ樹脂などが好ましい。ま
た、耐熱性を考慮したアラミド系樹脂の使用も可能であ
る。この場合には加熱温度の上限が200℃以上とな
り、その温度範囲が幅広くなることが予想される。プラ
スチックフィルム基材は、これらの樹脂を伸延あるいは
溶剤に希釈後フィルム状に成膜して乾燥するなどの方法
で得ることができ、厚さは通常25μm〜500μm程
度である。
【0021】また、上記のようなプラスチック基材表面
はハードコートなどの被膜材料で被覆されたものであっ
てもよく、後述する無機物からなる反射防止膜の下層に
存在するこの被膜材料によって、付着性、硬度、耐薬品
性、耐久性、染色性などの諸物性を向上させることが可
能である。
【0022】硬度向上のためには、従来プラスチックの
表面高硬度化被膜として知られる各種の材料を適用した
ものを用いることができ、例えば特公昭50−2809
2号公報、特公昭50−28446号公報、特公昭51
−24368号公報、特開昭52−112698号公
報、特公昭57−2735号公報に開示されるような技
術を適用可能である。さらには、(メタ)アクリル酸エ
ステルとペンタエリスリトールなどの架橋剤とを用いて
なるアクリル系架橋物や、オルガノポリシロキサン系な
どといったものであってもよい。これらは単独であるい
は適宜組合せて用いることができる。
【0023】透明支持体1の屈折率は1.40 〜1.5
5が好ましい。透明支持体にアンチグレア(乱反射)機
能を持たせたものを用いてもよい。ヘイズ(光散乱の割
合)は、8%以下が好ましく、透過率は80%以上が好
ましい。
【0024】透明支持体表面処理として、下塗り層を設
けるのが好ましい。下塗り層は、オルガノアルコキシメ
タル化合物やポリエステル、アクリル変性ポリエステ
ル、ポリウレタンなどが挙げられる。また、コロナ放
電、UV照射処理を行うのが好ましい。
【0025】表示素子の表示色調に合わせて、反射色調
を自由に調整するために中間層を用いてもよい。中間層
は、屈折率の高い微粒子、樹脂を用いて形成することが
好ましい。微粒子としては、TiO2、ZrO2、IT
O、ATOなどの金属酸化物が挙げられる。樹脂として
は、環状基を有するポリマー、フッ素以外のハロゲン原
子を含むポリマー、さらに硫黄を含むポリマーが挙げら
れる。中間層としては、屈折率は1.65〜1.95であ
ることが好ましい。
【0026】反射防止膜上に表面改質膜を設けてもよ
い。この表面改質膜は、フルオロアルキル基あるいはパ
ーフルオロポリエーテル基を有し、官能基として水酸
基、イソシアナート基、アクリル基、アルコキシシラノ
基等を有する下記一般式(3)〜(5)で表される化合
物のいずれかを含有する表面改質膜用組成物にて形成さ
れる。
【0027】
【化5】 R3−R2−R1CO−Rf’−COR1−R2−R3 …(3) Rf’−R2−R3 …(4) Rf’−COR1−R2−R3 …(5) (式中、Rf’ はパーフルオロポリエーテル基を示し、
1はO、NH、Sのいずれかを示し、R2はアルキレン
鎖を示し、R3は官能基を示す。)
【0028】ここで、Rf’ のパーフルオロポリエーテ
ル基は、その分子構造としては特に限定されるものでは
なく、各種鎖長のパーフルオロポリエーテル基が含まれ
るが、−CH2CF2(OC24p(OCF2qOCF2
−の分子構造のものが好ましい。このパーフルオロポリ
エーテル基の分子式において、p、qは1以上の整数を
表す。また、その分子量分布は、特に限定されないが、
分子量4500以下が全体に対し重量18%以下程度が
耐汚染性、耐擦傷性の点から好ましい。
【0029】また、R1は、二価の原子又は原子団であ
り、特に限定されるものではないが、通常は、例えば
O、NH、S等の原子あるいは原子団である。R2は、
非置換又は置換の二価の炭化水素基であり、例えばメチ
レン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基などの
アルキレン基が例示され、炭素数は特に制限されない。
3は、水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、イソシ
アナート基、アクリル基、ビニル基、メタクリル基、ア
ルコキシシラノ基等の官能基が例示される。なお、R1
〜R3では、当該炭素原子鎖の柔軟性ないしゆらぎ性を
損なわない限りにおいて、一部に不飽和結合、特性基、
芳香環などの環状構造を有するものであってもよく、さ
らに、短鎖の分岐鎖ないし側鎖を有するものであっても
よい。
【0030】また、一般式(3)〜(5)で表される化
合物の分子量は特に限定されないが、安定性、取扱い易
さなどの点から数平均分子量で7000〜10000程
度のものが使用される。さらに、このような化合物によ
り形成される表面改質膜の膜厚についても、特に限定さ
れるものではないが、反射防止性と水に対する静止接触
角とのバランスおよび表面硬度との関係から、0.1n
m〜100nm、さらに好ましくは10nm以下、具体
的には0.5nm〜5nm程度であることが望ましい。
【0031】また、表面改質膜の形成方法としては、表
面改質膜用組成物を低屈折率層2の形成時に内添しても
よく、低屈折率層2の表面に塗布してもよい。塗布方法
としては、通常のコーティング作業で用いられる各種の
方法が適用可能であるが、反射防止効果の均一性、さら
には反射干渉色のコントロールという観点から、スピン
塗布、ディッピング塗布、カーテンフロー塗布などが好
ましく用いられる。また、作業性の点から紙、布などの
材料に液を含浸させて塗布流延させる方法も好ましく使
用される。
【0032】このような塗布作業において、一般式
(3)〜(5)で表される化合物は、通常揮発性溶媒に
希釈され、表面改質膜用組成物として使用される。溶媒
として用いられるものは、特に限定されないが、使用に
あたっては組成物の安定性、被塗布面である反射防止膜
の最表面層、代表的には二酸化珪素膜に対する濡れ性、
揮発性などを考慮して決められるべきである。ここで
は、塗膜の均一塗布性から、フッ素化炭化水素系溶媒を
用いる。フッ素化炭化水素系溶媒は、脂肪族炭化水素、
環式炭化水素、エーテル等の炭化水素系溶媒の水素原子
の一部又は全部をフッ素原子で置換した化合物である。
例えばパーフルオロヘプタン(沸点80℃)、パーフル
オロオクタン(沸点102℃)、アウトジモント社製の
商品名SV−110(沸点110℃)、SV−135
(沸点135℃)等のパーフルオロポリエーテル、住友
3M社製のFCシリーズ等のパーフルオロアルカン等が
挙げられる。
【0033】一般式(3)〜(5)で表される化合物を
含有する表面改質膜用組成物を調製する際に、希釈溶剤
による希釈度合は特に限定されるものではないが、例え
ば、0.01〜200g/L濃度程度に調製することが
適当である。この場合、必要により、溶媒として上記フ
ッ素化炭化水素系溶剤に、アルコール系溶剤、炭化水素
系溶剤等を混合してもよい。
【0034】また、この塗布溶液中には、必要に応じて
反応触媒としての酸あるいは塩基を添加することも可能
である。酸触媒としては例えば,硫酸、塩酸、硝酸、燐
酸、酸性白土、酸化鉄、硼酸、トリフルオロ酢酸などを
用いることができ、また塩基触媒としては水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金
属水酸化物などを用いることができる。これらの触媒の
添加量は、0.001〜1ミリモル/L程度が好まし
い。これらの酸、塩基に加えて燐酸エステル系の触媒、
あるいはアセチルアセトンのようなカルボニル化合物を
添加してその触媒効果を高めることが可能である。この
ように触媒が添加されることによって、一般式(3)〜
(5)で表される化合物の官能基と、反射防止膜表面の
SiO2との結合反応を伴なう相互作用が、加熱を行な
わずとも良好に進行する。このため、SiO2上の薄膜
材料においては、その膜厚から耐久性への要求が厳しい
ものであるにもかかわらず、良好な耐久性の向上が望め
るものとなる。このようなカルボニル化合物の添加量
は、0.1〜100ミリモル/L程度とすることができ
る。
【0035】上記したように、本実施の形態において
は、官能基を有するフッ素系樹脂と中空微粒子を組み合
わせて用いることにより、透明支持体との接着性に優
れ、膜強度に優れた低屈折率層を形成することができ、
単層にて広い波長域において十分な低反射率特性を有す
る反射防止膜を提供することができる。
【0036】
【実施例】以下、実施例について本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0037】[実施例1]まず、以下に示す材料を所定
量混合して反射防止膜用塗料を調製した。 <塗料組成> (a)中空シリカ系ゾル液(溶媒MEK、固形分20wt
%): 中空微粒子;平均粒径60nm、外殻の厚み:空洞の半
径=1:5(外殻の厚み5nm程度)、屈折率1.2 (b)フッ化エチレン共重合体樹脂(溶媒酢酸ブチル、
固形分50wt%): 4フッ化エチレン共重合体;屈折率1.42、官能基含
有量20モル% 官能基付き単量体…CF2=CFOCF2CF2CH2OH 官能基なし単量体…CF2=CF2 (c)メチルイソブチルケトン (a)…100重量部、(b)…6.7重量部、(c)
…1000重量部
【0038】次に、透明支持体であるPET(ポリエチ
レンテレフタレート)上にポリエステル下塗り層を設
け、この下塗り層上に、上記塗料をディッピング方式に
よって塗布した。これを100℃で乾燥、熱硬化を行
い、膜厚100nmの反射防止膜を得た。反射、透過特
性は、分光光度計(JASCO V-560型)で測定した。ま
た、膜強度に関しては、耐傷性等を示す鉛筆硬度の測定
(JIS規格参照)を行った。
【0039】[実施例2、3]透明支持体が、表1に示
す如く異なる以外は、実施例1と同様の組成並びに方法
によって反射防止膜を得た。
【0040】[実施例4]フッ素系樹脂を構成する含フ
ッ素エチレン性単量体の官能基が、表1に示す如く異な
る以外は、実施例1と同様の組成並びに方法によって反
射防止膜を得た。
【0041】[実施例5、6]フッ素系樹脂を構成する
官能基付き単量体の含有量が、表1に示す如く異なる以
外は、実施例1と同様の組成並びに方法によって反射防
止膜を得た。
【0042】[実施例7]中空微粒子の屈折率が、表1
に示す如く異なる以外は、実施例1と同様の組成並びに
方法によって反射防止膜を得た。なお、中空微粒子の屈
折率は、外殻の厚みによって変化する。ここでは、外殻
の厚み:空洞の半径=3:2(外殻の厚み18nm程
度)の中空微粒子を使用した。
【0043】[実施例8〜12]中空微粒子の膜中にお
ける体積充填率が、表1に示す如く異なる以外は、実施
例1と同様の組成並びに方法によって反射防止膜を得
た。
【0044】[比較例1]結合剤に表1に示す如く官能
基を有する非フッ素系樹脂(ポリエステル系樹脂)を使用
した以外は、実施例1と同様の組成並びに方法によって
反射防止膜を得た。
【0045】[比較例2]表1に示す如く結合剤なしで
塗料を調製した以外は、実施例1と同様の組成並びに方
法によって反射防止膜を得た。
【0046】[比較例3、4]フッ素系樹脂を構成する
官能基付き単量体の含有量が、表1に示す如く異なる以
外は、実施例1と同様の組成並びに方法によって反射防
止膜を得た。
【0047】上記実施例1〜12及び比較例1〜4につ
いて、表1に組成を、表2に反射防止膜の反射、透過特
性及び膜強度(鉛筆硬度)をまとめて示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】表1、2に示すように、実施例1〜4にお
いては、膜屈折率が1.3未満で、波長550nmの光
反射率が0.1%前後、可視光域両端でも反射率が0.5
5〜1.7という可視光域の反射率が非常に低い、低屈
折率、低反射率特性の反射防止膜を得ることができた。
また、透過特性も良好で、膜強度も満足するものが得ら
れた。
【0051】実施例5、6においては、実施例1と比較
して、フッ素系樹脂中の官能基の含有量が31%または
5%となることで、膜屈折率及び波長550nmの光反
射率がやや上昇し、または膜強度がやや低下するが、波
長550nmの光反射率が1%未満で、反射防止膜の光
学特性としては十分満足するものであり、光透過性及び
膜強度も良好であった。
【0052】実施例7においては、実施例1と比較し
て、中空微粒子の屈折率が1.32と高くなることで、
膜屈折率も上昇したが、波長550nmの光反射率が1
%未満で、反射防止膜の光学特性としては満足するもの
であり、光透過性及び膜強度も良好であった。
【0053】実施例8〜12においては、実施例1と比
較して、中空微粒子の体積充填率が34〜72%の範囲
で増減することで、膜屈折率は中空微粒子の減少ととも
に上昇する傾向を示したが、いずれも波長550nmの
光反射率が1%未満で反射防止膜の光学特性を満足して
いた。しかしながら、中空微粒子の体積充填率が34%
の実施例11及び同72%の実施例12では、鉛筆硬度
がやや下がり、膜強度の低下が見られた。
【0054】比較例1においては、実施例1と比較し
て、結合剤として非フッ素系樹脂を用いることで、膜屈
折率が高くなるとともに、波長550nmの光反射率が
1%を超えてしまい、反射防止膜の光学特性として満足
するものが得られなかった。
【0055】比較例2においては、実施例1と比較し
て、中空微粒子のみで膜を構成したため、反射防止膜と
して必要な膜強度が得られなかった。
【0056】比較例3においては、実施例1と比較し
て、官能基を持たないフッ素系樹脂を用いることで、膜
強度のかなりの低下が認められた。
【0057】比較例4においては、実施例1と比較し
て、フッ素系樹脂中の官能基の含有量が40%となるこ
とで、反射防止膜として良好な光透過特性が得られなか
った。これは、官能基が多いとピンホールが発生し、塗
膜破壊のために透過率が下がるものである。
【0058】以上の結果から明らかなように、低屈折率
の中空微粒子に結合剤として官能基を所定量含有するフ
ッ素系樹脂を混合し、この塗料を透明支持体上に塗布す
ることにより、単層でも広い可視広域において反射防止
能に優れ、かつ膜強度に優れた反射防止膜を形成できる
ことがわかった。また、中空微粒子に添加するフッ素系
樹脂の量が少な過ぎると膜強度が低下し、多すぎると光
学特性、膜強度ともに低下することがわかった。
【0059】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、中空
微粒子とともに、結合剤として官能基を有するフッ素系
樹脂を用いることにより、単層でも可視光域の広波長域
において低反射率の反射防止機能に優れた反射防止膜を
実現することができるとともに、基材との密着性及び膜
強度においても優れた反射防止膜を実現することがで
き、量産性に優れた高性能の反射防止膜を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本発明の反射防止膜の一実施の形態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1……透明支持体、2……低屈折率層、3……中空微粒
子、4……フッ素系樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片倉 等 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2H091 FA37X FB02 FB06 FC07 FD14 FD23 KA10 LA03 2K009 AA04 AA15 BB02 BB13 BB14 BB23 BB24 BB28 CC03 CC09 CC26 DD02 DD06 EE01 4F100 AA20B AK17B AK18B AK42 AL01B AL05B AR00B AT00A BA02 CC00B DC11B DE04B GB41 JK01 JM01 JN01A JN06B JN18B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明支持体上に塗布して形成される反射
    防止膜において、外殻に細孔を有する中空微粒子ととも
    に、結合剤として下記一般式(1)で表される官能基を
    持つ含フッ素エチレン性単量体0.05〜35モル%と
    前記官能基を持たない含フッ素エチレン性単量体65〜
    99.95モル%との共重合体からなるフッ素系樹脂を
    含有する低屈折率層を有することを特徴とする反射防止
    膜。 【化1】 C(X1)2=CX1−Rf−Y ………(1) (式中、X1 は同一又は異なり、H又はFを示し、Rf
    はエーテル結合を有していてもよい含フッ素アルキレン
    基を示し、Yはアクリル基、メタクリル基、ビニル基、
    ヒドロキシル基、カルボキシル基、カルボン酸塩又はエ
    ポキシ基を示す。)
  2. 【請求項2】 前記官能基を持たない含フッ素エチレン
    性単量体が、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロ
    プロピレン、クロロトリフルオロエチレン、ビニリデン
    フルオライド、フッ化ビニル、パーフルオロ(アルキル
    ビニルエーテル)類、ヘキサフルオロイソブテン、及び
    下記一般式(2)で表される化合物から選ばれる少なく
    とも1種であることを特徴とする請求項1記載の反射防
    止膜。 【化2】 CH2=CX2−(CF2n−X2 ………(2) (式中、X2 は同一又は異なり、H、Cl又はFを示
    し、nは1〜5の整数を示す。)
  3. 【請求項3】 前記中空微粒子の低屈折率層中の体積比
    率が35〜70%であることを特徴とする請求項1記載
    の反射防止膜。
  4. 【請求項4】 前記フッ素系樹脂が1.36〜1.48の
    屈折率を有することを特徴とする請求項1記載の反射防
    止膜。
  5. 【請求項5】 屈折率が1.2〜1.3の範囲にあること
    を特徴とする請求項1記載の反射防止膜。
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