JP2003341262A - 重ね合わせシートの作成方法 - Google Patents

重ね合わせシートの作成方法

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JP2003341262A
JP2003341262A JP2002153744A JP2002153744A JP2003341262A JP 2003341262 A JP2003341262 A JP 2003341262A JP 2002153744 A JP2002153744 A JP 2002153744A JP 2002153744 A JP2002153744 A JP 2002153744A JP 2003341262 A JP2003341262 A JP 2003341262A
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sheet
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area
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adhesive layer
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JP2002153744A
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Junichi Tabuchi
純一 田淵
Kazuyuki Kinoshita
和之 木下
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Toppan Edge Inc
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Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 たとえば隠蔽はがきに適用した場合に、情報
印刷の可能な6つの面を有し、接着面を剥がした展開状
態において隠蔽情報面の見易い、重ね合わせシートの作
成方法。 【解決手段】 連続シート(11)を第2領域(2)と
第3領域(3)との間で切断して第1シート(10a)
と第2シート(10b)とを形成する。第1領域の裏面
と第2領域の裏面とが対向するように第1シートを折り
畳み、第3領域の裏面と第4領域の裏面とが対向するよ
うに第2シートを折り畳む。第2領域の表面と第3領域
の表面とが対向するように、折り畳まれた第1シートと
折り畳まれた第2シートとを重ね合わせ、重ね合わされ
た第1シートと第2シートとを接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重ね合わせシート
の作成方法に関し、特に隠蔽はがき(貼り合わせはが
き;圧着はがき)の作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、人目に触れられたくない情報をは
がきの形態で郵送するための手段として、いわゆる隠蔽
はがきが用いられている。隠蔽はがきでは、貼り合わせ
前の展開状態において、その用紙(シート)の所定領域
に個人情報などが印刷されている。従来、隠蔽はがきの
形態としては、V折り(2つ折)またはZ折り(3つ折
り)が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、V折り
形態を有する隠蔽はがきでは、情報印刷の可能な面が4
面であるため、多くの情報を印刷することができないと
いう不都合があった。一方、Z折り形態を有する隠蔽は
がきでは、情報印刷の可能な面が6面であり多くの情報
を印刷することができるが、接着面を剥がして展開した
状態において4つの隠蔽された情報面のうち2つの情報
面が表面に印刷され2つの情報面が裏面に印刷されてい
るので、すべての隠蔽情報面を見るには展開された用紙
をひっくり返す必要があり、その内容を確認し難い(見
づらい)という不都合があった。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、たとえば隠蔽はがきに適用した場合に、情報
印刷の可能な6つの面を有し、接着面を剥がした展開状
態において隠蔽情報面の見易い、重ね合わせシートの作
成方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1発明では、一方の側より順に連接した
第1領域と第2領域と第3領域と第4領域とを有するシ
ートを用いて重ね合わせシートを作成する方法であっ
て、前記第1領域の裏面および前記第2領域の裏面のう
ち少なくとも一方、並びに前記第3領域の裏面および前
記第4領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な
接着のための接着層を形成する工程と、前記第2領域の
表面および前記第3領域の表面のうち少なくとも一方
に、剥離困難な接着のための接着層を形成する工程と、
前記接着層の形成されたシートを前記第2領域と前記第
3領域との間で切断して第1シートと第2シートとを形
成する工程と、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏
面とが対向するように前記第1シートを折り畳み、且つ
前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とが対向する
ように前記第2シートを折り畳む工程と、前記第2領域
の表面と前記第3領域の表面とが対向するように、前記
折り畳まれた第1シートと前記折り畳まれた第2シート
とを重ね合わせる工程と、重ね合わされた前記第1シー
トと前記第2シートとにおいて、前記第1領域の裏面と
前記第2領域の裏面、前記第3領域の裏面と前記第4領
域の裏面、並びに前記第2領域の表面と前記第3領域の
表面とを接着する工程とを含むことを特徴とする作成方
法を提供する。
【0006】本発明の第2発明では、一方の側より順に
連接した第1領域と第2領域と第3領域と第4領域とを
有するシートを用いて重ね合わせシートを作成する方法
であって、前記第1領域の裏面および前記第2領域の裏
面のうち少なくとも一方、並びに前記第3領域の裏面お
よび前記第4領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離
容易な接着のための接着層を形成する工程と、前記第2
領域の表面および前記第3領域の表面のうち少なくとも
一方に、剥離困難な接着のための接着層を形成する工程
と、前記接着層の形成されたシートを前記第2領域と前
記第3領域との間で切断して第1シートと第2シートと
を形成する工程と、前記第1領域の裏面と前記第2領域
の裏面とが対向するように前記第1シートを折り畳み、
前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とを接着する
工程と、前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とが
対向するように前記第2シートを折り畳み、前記第3領
域の裏面と前記第4領域の裏面とを接着する工程と、前
記第2領域の表面と前記第3領域の表面とが対向するよ
うに、前記接着された第1シートと前記接着された第2
シートとを重ね合わせる工程と、重ね合わされた前記第
1シートと前記第2シートとにおいて、前記第2領域の
表面と前記第3領域の表面とを接着する工程とを含むこ
とを特徴とする作成方法を提供する。
【0007】本発明の第3発明では、一方の側より順に
連接した第1領域と第2領域と第3領域と第4領域とを
有するシートを用いて重ね合わせシートを作成する方法
であって、前記第2領域と前記第3領域との間で前記シ
ートを切断して第1シートと第2シートとを形成する工
程と、前記第1シートにおいて前記第1領域の裏面およ
び前記第2領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容
易な接着のための接着層を形成する工程と、前記第1領
域の裏面と前記第2領域の裏面とが対向するように前記
第1シートを折り畳み、前記第1領域の裏面と前記第2
領域の裏面とを接着する工程と、前記第2シートにおい
て前記第3領域の裏面および前記第4領域の裏面のうち
少なくとも一方に、剥離容易な接着のための接着層を形
成する工程と、前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏
面とが対向するように前記第2シートを折り畳み、前記
第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とを接着する工程
と、前記接着された第1シートの前記第2領域の表面お
よび前記接着された第2シートの前記第3領域の表面の
うち少なくとも一方に、剥離困難な接着のための接着層
を形成する工程と、前記第2領域の表面と前記第3領域
の表面とが対向するように、前記第1シートと前記第2
シートとを重ね合わせ、前記第2領域の表面と前記第3
領域の表面とを接着する工程とを含むことを特徴とする
作成方法を提供する。
【0008】第1発明〜第3発明の好ましい態様によれ
ば、前記シートは、前記第1領域乃至前記第4領域が連
接する幅方向と直交する長手方向に延びた連続シートの
形態を有し、前記接着された第1シートと第2シートと
を前記幅方向に順次切断する工程をさらに含む。また、
前記剥離容易な接着のための接着層は、所定の圧力を付
与することにより接着する特性を有する感圧擬似接着層
であることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、添付図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる
隠蔽はがきの作成方法を説明する図であって、作成に用
いられる用紙の構成を概略的に示す図である。また、図
2は、図1(c)に対応する図であって、貼り合わせ状
態における隠蔽はがきの構成を概略的に示す断面図であ
る。
【0010】さらに、図3は、貼り合わせ状態における
隠蔽はがきの表側および裏側の構成を概略的に示す図で
ある。本実施形態では、連続用紙から隠蔽はがきを作成
する方法に対して本発明を適用している。以下、本実施
形態の作成方法の具体的な説明に先立って、本実施形態
の作成方法が適用される隠蔽はがきの構成について説明
する。
【0011】図1には、両側にマージナルパンチ部を有
する連続用紙において、1つの隠蔽はがきに対応する単
位用紙10の部分だけが示されている。単位用紙10
は、一方の側より順に連接した第1領域1と第2領域2
と第3領域3と第4領域4とを有する。具体的には、図
1(a)に示す単位用紙10の表面には、図中左側から
順に、第1領域1の表面1aと第2領域2の表面2aと
第3領域3の表面3aと第4領域4の表面4aとが配置
されている。
【0012】また、図1(b)に示す単位用紙10の裏
面には、図中右側から順に、第1領域1の裏面1bと第
2領域2の裏面2bと第3領域3の裏面3bと第4領域
4の裏面4bとが配置されている。ここで、第1領域1
の表面1aおよび第4領域4の表面4aは、図3(a)
および(b)に示すように、作成された隠蔽はがきの宛
名面およびその裏面をそれぞれ構成する面である。ま
た、第2領域2の表面2aおよび第3領域3の表面3a
は、情報の印刷が全くなされない面である。
【0013】さらに、第1領域1の裏面1b、第2領域
2の裏面2b、第3領域3の裏面3bおよび第4領域4
の裏面4bは、いわゆる隠蔽情報が印刷される面であ
る。また、第1領域1〜第4領域4は矩形形状を有し、
第1領域1と第4領域4とは同じ大きさを有し、第2領
域2と第3領域3とは同じ大きさを有する。そして、第
2領域2および第3領域3の幅寸法(図中横方向の寸
法)は、第1領域1および第4領域4の幅寸法よりも大
きく設定されている。
【0014】図1(b)の線A−Aに沿った断面図であ
る図1(c)を参照すると、単位用紙10の裏面にはそ
の全体に亘って、剥離容易な接着のための接着層5が形
成されている。ここで、剥離容易な接着のための接着層
5として、所定の圧力を付与することにより接着する特
性を有する(すなわち所定の圧力を付与することにより
比較的弱い接着性を発揮する)感圧擬似接着層を用いる
ことができる。なお、感圧擬似接着層(感圧性接着剤)
および接着工程で使用される圧着ローラの詳細について
は、たとえば特許第2683629号公報、特許第26
78234号公報などを参照することができる。
【0015】一方、単位用紙10の表面では、第2領域
2の表面2aおよび第3領域3の表面3aに剥離困難な
接着のための接着層6が形成されている。ここで、剥離
困難な接着のための接着層6として、所定の圧力を付与
することにより比較的強い接着性を発揮する周知の感圧
性の強接着層を用いることができる。なお、図1(c)
および図2以降の各図では、両側のマージナルパンチ部
が除去された後の様子を示している。
【0016】ところで、本実施形態では単位用紙10の
裏面の全体に亘って感圧擬似接着層5を形成している
が、第1領域1の裏面1bおよび第2領域2の裏面2b
のいずれか一方、並びに第3領域3の裏面3bおよび第
4領域4の裏面4bのいずれか一方に、感圧擬似接着層
5を形成することもできる。また、本実施形態では単位
用紙10の表面において第2領域2の表面2aおよび第
3領域3の表面3aに強接着層6を形成しているが、第
2領域2の表面2aおよび第3領域3の表面3aのいず
れか一方に強接着層6を形成することもできる。
【0017】図2を参照すると、本実施形態の隠蔽はが
きは、その貼り合わせ状態において、第2領域2と第3
領域3との間で切断して得られた第1用紙10aと第2
用紙10bとから構成されている。ここで、第1用紙1
0aは第1領域1および第2領域2を有し、第2用紙1
0bは第3領域3および第4領域4を有する。そして、
第1用紙10aは、第1領域1の裏面1bと第2領域2
の裏面2bとが対向するように折り畳まれ且つ感圧擬似
接着層5を介して接着されている。
【0018】また、第2用紙10bは第3領域3の裏面
3bと第4領域4の裏面4bとが対向するように折り畳
まれ且つ感圧擬似接着層5を介して接着されている。さ
らに、折り畳まれ且つ接着された第1用紙10aと第2
用紙10bとは、第2領域2の表面2aと第3領域3の
表面3aとが対向するように重ね合わされ且つ強接着層
6を介して接着されている。こうして、図3(a)およ
び(b)に示すように、作成された隠蔽はがきの宛名面
およびその裏面は、第1領域1の表面1aおよび第4領
域4の表面4aによってそれぞれ構成されることにな
る。
【0019】図4は、本実施形態にかかる隠蔽はがきの
作成方法を説明する図であって、作成方法を実施するた
めの装置の構成を模式的に示す図である。また、図5
は、図4の装置において本実施形態の作成方法にしたが
って連続用紙が順次処理される様子を示す図である。さ
らに、図6は、作成された隠蔽はがきの接着を剥がして
展開する様子、および接着を剥がして展開された隠蔽は
がきの様子を示す図である。
【0020】本実施形態の作成方法では、連続用紙に対
して、その裏面(単位用紙10の裏面に対応)に感圧擬
似接着層5を形成し、その表面(単位用紙10の表面に
対応)に強接着層6を形成し、第1領域1と第2領域2
との間の折り部および第3領域3と第4領域4との間の
折り部に折り用ミシン目を形成し、次いで固定情報をプ
レ印刷(事前印刷)する。また、第2領域2と第3領域
3との間の切断部には、必要に応じて、切断用ミシン目
を形成する。
【0021】そして、例えば銀行やクレジット会社等に
おける利用明細書の通知のために本実施形態の隠蔽はが
きを適用する場合、利用者毎に異なる可変情報(宛名、
明細情報等)が単位用紙毎に印字される。こうして、感
圧擬似接着層5および強接着層6が形成され、ミシン目
が形成され、プレ印刷され、且つ可変情報が印字された
連続用紙は、折り畳まれた形態またはロール状の形態で
図4の装置に供給される。
【0022】図4および図5を参照すると、本実施形態
の作成方法では、切断部41において、折り畳まれた形
態を有し且つ感圧擬似接着層5および強接着層6の予め
形成された連続用紙11が、第2領域2と第3領域3と
の間で切断される。こうして、切断部41を介して、第
1領域1および第2領域2からなる第1用紙10aと、
第3領域3および第4領域4からなる第2用紙10bと
が形成される。
【0023】次いで、折畳み部42において、第1用紙
10aは第1領域1の裏面1bと第2領域2の裏面2b
とが対向するように折り畳まれ、第2用紙10bは第3
領域3の裏面3bと第4領域4の裏面4bとが対向する
ように折り畳まれる。さらに、重ね合わせ部43におい
て、折り畳まれた第1用紙10aと折り畳まれた第2用
紙10bとが、第2領域2の表面2aと第3領域3の表
面3aとが対向するように重ね合わされる。
【0024】次いで、圧着部44において、重ね合わさ
れた第1用紙10aと第2用紙10bとに圧着ローラ
(不図示)の作用により所定の圧力が加えられ、第1領
域1の裏面1bと第2領域2の裏面2bとが感圧擬似接
着層5を介して剥離容易に接着され、第3領域3の裏面
3bと第4領域4の裏面4bとが感圧擬似接着層5を介
して剥離容易に接着される。同時に、第2領域2の表面
2aと第3領域3の表面3aとが、強接着層6を介して
剥離困難に接着される。
【0025】最後に、断裁部45において、互いに接着
された第1用紙10aと第2用紙10bとが単位用紙毎
に順次切断され、最終的に作成された隠蔽はがき12が
順次出力される。作成された隠蔽はがき12は、郵便等
の手段によって利用者に配達される。隠蔽はがき12を
受け取った利用者は、図6(a)および(b)に示すよ
うに、隠蔽はがき12の表面側の剥がし口12aより第
1領域1と第2領域2との接着を剥がすとともに、隠蔽
はがき12の裏面側の剥がし口12bより第4領域4と
第3領域3との接着を剥がす。
【0026】こうして、第1領域1と第2領域2との接
着および第4領域4と第3領域3との接着を剥がした展
開状態では、図6(c)に示すように、隠蔽はがき12
は冊子状(ブック状)の形態になる。その結果、第1領
域1の裏面1b、第2領域2の裏面2b、第3領域3の
裏面3bおよび第4領域4の裏面4bに印刷された隠蔽
情報の内容を、冊子状の非常に見やすい形態で確認する
ことができる。
【0027】なお、上述の実施形態では、重ね合わされ
た第1用紙10aと第2用紙10bとを圧着部44にお
いて接着した後に、互いに接着された第1用紙10aと
第2用紙10bとを断裁部45において単位用紙毎に順
次切断している。しかしながら、これに限定されること
なく、重ね合わされた第1用紙10aと第2用紙10b
とを単位用紙毎に順次切断した後に、圧着により単位用
紙毎に接合する変形例も可能である。
【0028】また、上述の実施形態では、折畳み部42
において第1用紙10aおよび第2用紙10bを折り畳
んだ後に、重ね合わせ部43において第1用紙10aと
第2用紙10bとを重ね合わせている。しかしながら、
これに限定されることなく、折畳み部42を介して折り
畳まれた第1用紙10aおよび第2用紙10bを圧着に
よりそれぞれ接着した後に、第1用紙10aと第2用紙
10bとを重ね合わせる変形例も可能である。
【0029】さらに、上述の実施形態では、切断部41
における連続用紙11の切断に先立って、連続用紙11
の裏面に感圧擬似接着層5を予め形成し、その表面に強
接着層6を予め形成している。しかしながら、これに限
定されることなく、切断部41における連続用紙11の
切断の後に、感圧擬似接着層5および強接着層6を形成
する変形例も可能である。この変形例では、接着層の形
成の直後に、第1用紙10aおよび第2用紙10bを折
り畳んで接着することになる。
【0030】また、上述の実施形態では、連続用紙11
から隠蔽はがき12を順次作成しているが、これに限定
されることなく、図7に示すように、単片用紙からの隠
蔽はがきの作成に対して本発明を適用する変形例も可能
である。図7の変形例では、予め接着層が形成され且つ
第1領域21〜第4領域24(図7ではその表面21a
〜24aが示されている)を有する単片用紙20が、第
2領域22と第3領域23との間で切断され、第1用紙
21aと第2用紙21bとが形成される。
【0031】次いで、第1用紙21aおよび第2用紙2
1bがそれぞれ折り畳まれ、重ね合わされ、次いで圧着
により接着されて、隠蔽はがき22が作成される。な
お、この変形例においても、連続用紙の場合と同様に、
折り畳まれた第1用紙20aおよび第2用紙20bを圧
着によりそれぞれ接着した後に重ね合わせたり、第1用
紙21aと第2用紙21bとに切断した後に感圧擬似接
着層および強接着層を形成したりすることもできる。
【0032】なお、上述の実施形態および変形例では、
隠蔽はがきの作成方法に対して本発明を適用している
が、これに限定されることなく、一般的に情報を隠蔽す
る必要がある通知用の重ね合わせシートなどの作成に対
しても本発明を適用することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、たと
えば隠蔽はがきに適用した場合に、情報印刷の可能な6
つの面を有し、接着面を剥がした展開状態において隠蔽
情報面の見易い、重ね合わせシートの作成方法を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる隠蔽はがきの作成方
法を説明する図であって、作成に用いられる2つの用紙
の構成を概略的に示す図である。
【図2】図1(c)に対応する図であって、貼り合わせ
状態における隠蔽はがきの構成を概略的に示す断面図で
ある。
【図3】貼り合わせ状態における隠蔽はがきの表側およ
び裏側の構成を概略的に示す図である。
【図4】本実施形態にかかる隠蔽はがきの作成方法を説
明する図であって、作成方法を実施するための装置の構
成を模式的に示す図である。
【図5】図4の装置において本実施形態の作成方法にし
たがって連続用紙が順次処理される様子を示す図であ
る。
【図6】作成された隠蔽はがきの接着を剥がして展開す
る様子、および接着を剥がして展開された隠蔽はがきの
様子を示す図である。
【図7】図5に対応する図であって、本実施形態の変形
例において連続用紙ではなく単片用紙が順次処理される
様子を示す図である。
【符号の説明】
1 第1領域 2 第2領域 3 第3領域 4 第4領域 5 感圧擬似接着層 6 強接着層 10 単位用紙 10a 第1用紙 10b 第2用紙 11 連続用紙 12 隠蔽はがき 41 切断部 42 折畳み部 43 重ね合わせ部 44 圧着部 45 断裁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の側より順に連接した第1領域と第
    2領域と第3領域と第4領域とを有するシートを用いて
    重ね合わせシートを作成する方法であって、 前記第1領域の裏面および前記第2領域の裏面のうち少
    なくとも一方、並びに前記第3領域の裏面および前記第
    4領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な接着
    のための接着層を形成する工程と、 前記第2領域の表面および前記第3領域の表面のうち少
    なくとも一方に、剥離困難な接着のための接着層を形成
    する工程と、 前記接着層の形成されたシートを前記第2領域と前記第
    3領域との間で切断して第1シートと第2シートとを形
    成する工程と、 前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とが対向する
    ように前記第1シートを折り畳み、且つ前記第3領域の
    裏面と前記第4領域の裏面とが対向するように前記第2
    シートを折り畳む工程と、 前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とが対向する
    ように、前記折り畳まれた第1シートと前記折り畳まれ
    た第2シートとを重ね合わせる工程と、 重ね合わされた前記第1シートと前記第2シートとにお
    いて、前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面、前記
    第3領域の裏面と前記第4領域の裏面、並びに前記第2
    領域の表面と前記第3領域の表面とを接着する工程とを
    含むことを特徴とする作成方法。
  2. 【請求項2】 一方の側より順に連接した第1領域と第
    2領域と第3領域と第4領域とを有するシートを用いて
    重ね合わせシートを作成する方法であって、 前記第1領域の裏面および前記第2領域の裏面のうち少
    なくとも一方、並びに前記第3領域の裏面および前記第
    4領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な接着
    のための接着層を形成する工程と、 前記第2領域の表面および前記第3領域の表面のうち少
    なくとも一方に、剥離困難な接着のための接着層を形成
    する工程と、 前記接着層の形成されたシートを前記第2領域と前記第
    3領域との間で切断して第1シートと第2シートとを形
    成する工程と、 前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とが対向する
    ように前記第1シートを折り畳み、前記第1領域の裏面
    と前記第2領域の裏面とを接着する工程と、 前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とが対向する
    ように前記第2シートを折り畳み、前記第3領域の裏面
    と前記第4領域の裏面とを接着する工程と、 前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とが対向する
    ように、前記接着された第1シートと前記接着された第
    2シートとを重ね合わせる工程と、 重ね合わされた前記第1シートと前記第2シートとにお
    いて、前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とを接
    着する工程とを含むことを特徴とする作成方法。
  3. 【請求項3】 一方の側より順に連接した第1領域と第
    2領域と第3領域と第4領域とを有するシートを用いて
    重ね合わせシートを作成する方法であって、 前記第2領域と前記第3領域との間で前記シートを切断
    して第1シートと第2シートとを形成する工程と、 前記第1シートにおいて前記第1領域の裏面および前記
    第2領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な接
    着のための接着層を形成する工程と、 前記第1領域の裏面と前記第2領域の裏面とが対向する
    ように前記第1シートを折り畳み、前記第1領域の裏面
    と前記第2領域の裏面とを接着する工程と、 前記第2シートにおいて前記第3領域の裏面および前記
    第4領域の裏面のうち少なくとも一方に、剥離容易な接
    着のための接着層を形成する工程と、 前記第3領域の裏面と前記第4領域の裏面とが対向する
    ように前記第2シートを折り畳み、前記第3領域の裏面
    と前記第4領域の裏面とを接着する工程と、 前記接着された第1シートの前記第2領域の表面および
    前記接着された第2シートの前記第3領域の表面のうち
    少なくとも一方に、剥離困難な接着のための接着層を形
    成する工程と、 前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とが対向する
    ように、前記第1シートと前記第2シートとを重ね合わ
    せ、前記第2領域の表面と前記第3領域の表面とを接着
    する工程とを含むことを特徴とする作成方法。
  4. 【請求項4】 前記シートは、前記第1領域乃至前記第
    4領域が連接する幅方向と直交する長手方向に延びた連
    続シートの形態を有し、 前記接着された第1シートと第2シートとを前記幅方向
    に順次切断する工程をさらに含むことを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれか1項に記載の作成方法。
  5. 【請求項5】 前記剥離容易な接着のための接着層は、
    所定の圧力を付与することにより接着する特性を有する
    感圧擬似接着層であることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれか1項に記載の作成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315252A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Fukushima Printing Co Ltd 送付用情報記録冊子

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JP2006315252A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Fukushima Printing Co Ltd 送付用情報記録冊子

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