JP2003339524A - 炊飯器における蒸気逃がし構造 - Google Patents

炊飯器における蒸気逃がし構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】釜内の圧力が設定圧力よりも上昇したときに、
蒸気排出以外の目的で内蓋に設けられる孔を利用し、通
常の蒸気排出構造とは別の蒸気逃がし構造を実現する。 【解決手段】設釜の上面を覆う内蓋に設けられた、蒸気
排出以外の目的で設けられる孔4の外周方の位置で内蓋
3に密接する筒状パッキン5を設けて気密状態を保つ。
釜内の圧力が炊飯調理の設定圧力よりも高い圧力となっ
たときに、パッキンによる気密状態が解かれて蒸気が流
出し、流出した蒸気は器外に放出するための蒸気通路も
しくは蒸気通路に連通する空間に排出する。これによ
り、釜内の圧力が設定圧力よりも高くなることがあって
も、その状態を速やかに解消し正常に炊飯することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炊飯器本体の内
部に収容した釜の上面を内蓋によって気密的に覆うとと
もに、釜内の圧力を調整することによって好適な炊飯条
件で炊飯を行う圧力式炊飯器に関し、釜内の圧力が設定
圧力以上の高圧に上昇をしたときに、通常の蒸気排出手
段とは別に蒸気を逃がす構造に係る発明である。
【0002】
【従来の技術】炊飯器には釜内の圧力を炊飯に適した高
圧に維持し、より効率的に炊飯をすることができる圧力
式の炊飯器が知られている。圧力式の炊飯器では、釜の
上面を内蓋によって気密的に被蓋し、炊飯に適した圧力
によって作動する圧力調整手段を備えた通常の蒸気排出
手段と、異常な高圧になったときに蒸気を排出する安全
装置(安全弁)を備えるのが普通である。また、圧力式の
炊飯器では、炊飯状況に応じてより炊飯に適した条件に
制御するため、釜内の圧力や温度を検出しフィードバッ
ク制御することも行われる。このような炊飯器では、釜
内の圧力や温度を検出するために、釜内に連通するセン
サー孔が設けられることになる。すなわち、センサー孔
は蒸気排出以外の目的で設けられるものであって、蒸気
排出のための孔のように器外に連通するものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圧力式の炊飯器では、
釜内の圧力を高圧に維持するため、圧力調整弁を備えた
排気手段と異常圧力のときに排気する安全装置が設けら
れている。これにより、安心して使用することができる
が、何らかの理由、例えば釜内に開口する蒸気排出のた
めの孔にご飯などの被調理物が付着するようなことがあ
ると、正常な蒸気排出を行うことができず、最適の炊飯
条件で調理を行うことができない可能性がある。このよ
うな事態に対応することができるように、本発明は蒸気
排出以外の目的で蓋の一部に設けられる孔を利用し、炊
飯の設定圧力以上の蒸気圧になったときに安全に蒸気を
逃がすことができるようにし、常に好ましい炊飯条件に
よって調理を行うことができる炊飯器における蒸気逃が
し構造を実現しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は炊飯器本体1の内部に収容した釜2の上面
を内蓋3によって気密的に被蓋し、内蓋3に蒸気排出を
目的とする孔と、蒸気排出以外の目的のための孔を備え
た炊飯器において、蒸気排出以外の目的で設ける孔4
は、孔の外周方位置で内蓋3に密接するパッキンを設け
ることによって気密状態を保つ。そして、釜2内の圧力
が炊飯調理の設定圧力よりも高い圧力となったときにパ
ッキンによる気密状態が解かれるようにするとともに、
逃がした蒸気が器外に放出するための蒸気通路もしくは
蒸気通路に連通する空間に排出されるようにする。これ
により、たとえ、蒸気排出を目的とする孔が塞がれるこ
とがあっても、高圧の蒸気を安全に排出することがで
き、排出される蒸気が通常の排気孔から器外に排出され
るものである。
【0005】蒸気排出以外の目的で設ける孔4の外周方
位置で、内蓋3に密接するパッキンは筒状(例えば筒状
パッキン5)であってその先端に細径部分を形成し、該
細径部分の先端開口部分を内蓋3の表面に密接させる。
そして、一定圧力以上の圧力によって細径部分が拡径さ
れて気密状態が解かれるようにする。これにより、確実
なシール状態と高圧時のシール解除の作動を確実に行わ
せることができる。
【0006】蒸気排出以外の目的で設ける孔4の外周方
位置で内蓋3に密接するパッキンは筒状であって、その
先端部分に切り込み6を設けることによりシール解除の
作動圧力を調整することが可能となる。また、パッキン
の気密状態が解かれる作動圧力を炊飯の設定圧力よりも
高く、安全装置の設定圧力よりも低い圧力としておく
と、安定した炊飯状態を維持する上において有効である
とともに、蒸気排出以外の目的で設ける孔4の直径を、
蒸気排出を目的とする孔よりも大径としておくと、異常
圧力の際に速やかに蒸気を逃がすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る炊飯器におけ
る蒸気逃がし構造の実施形態を、添付の図面に基づいて
説明する。図1は、一部を切欠した炊飯器全体の側面
図、図2は蓋を開いて内蓋セットを取り除いた状態の斜
視図、図3は内蓋のみの斜視図である。
【0008】図1に示す炊飯器は、炊飯器本体1の内部
に収容した釜2を背部のヒンジ軸8を中心として開閉す
る蓋7、具体的には蓋7に装着した内蓋3によって釜2
を気密的に被蓋し、釜2をヒータや高周波誘導加熱など
(図示していない)の加熱手段で加熱することによって、
炊飯の調理を行うものである。釜2を気密的に被蓋する
内蓋3は、開閉する蓋7の内底面に内蓋3を備えた内蓋
セット9を着脱自在に装着している。
【0009】すなわち、図3に示すように蓋7に装着す
る内蓋セット9は、合成樹脂製の内蓋主体9aの中央部分
に、外周縁にパッキン10を装着した金属製の内蓋3を装
着しておき、内蓋3の外周縁に装着したパッキン10を釜
2の開口縁に密接させることによって気密状態を保つこ
とができるようにしている。一方、内蓋セット9を装着
する蓋7は、図2に示すように合成樹脂材で形成する蓋
本体7aにリング状のパッキン11で囲われた金属製の加熱
板12を装着し、内蓋セット9を装着することによってパ
ッキン11が内蓋3の上面に密接し、内蓋3と加熱板12の
間にパッキン11によってシールされたシール空間13が形
成されるようにしている。このとき、内蓋3は一部が加
熱板12に接する(例えば突条によって接する)ようにして
いる。そのため、加熱板12の裏面に付着させた線状のヒ
ータ14によって加熱板12が加熱され、その熱が内蓋3に
伝わる。すなわち、内蓋3は保温時の結露を防止するこ
とができる放熱板としての機能を備えた構造となってい
る。
【0010】内蓋3には、一定の圧力で蒸気を排出する
調圧弁15と、所定圧力以上の高圧になった場合に蒸気を
排出させる安全弁16を備えており、調圧弁15あるいは安
全弁16から排出された蒸気は、加熱板12と内蓋3の間の
シール空間13に排出され、シール空間13に排出された蒸
気は蒸気通路17を通って器外に放出される。したがって
図1に矢印で示すように、正常な炊飯状態では、炊飯中
に発生する蒸気が調圧弁15からシール空間13を経て蒸気
通路17から器外に放出され、異常な高圧状態となった場
合は安全弁16が作動し、蒸気が安全弁16からシール空間
に排出される。図示例の安全弁16は、ボール16aによっ
て排気孔16bを塞ぎ、一定以上の高圧状態となったとき
に、ボール16aの重量に打ち勝ってこれを押し上げ、釜
内の蒸気が排気孔16bから排出される構造となってい
る。また、安全弁16にはソレノイド16cを備えており、
ソレノイド16cによってボール16aを強制的に移動させ
る強制排気が可能な構造となっている。
【0011】このように、圧力式炊飯器は、釜内を炊飯
に最適な高圧状態に調整することにより好ましい炊飯条
件を作り出すものである。したがって、釜内の温度や圧
力といった条件を常時測定するための圧力測定手段と温
度測定手段、具体的には圧力センサー18と温度センサー
19を設けている。圧力センサー18及び温度センサー19
は、図4に示すように蓋7に装着した筒状パッキン5に
よって形成したセンサー通路20の内奥に配置している。
センサー通路20を形成する筒状パッキン5は、その先端
を内蓋3に穿設したセンサー孔の外周方部分に密接させ
ることにより、筒状パッキン内に閉塞された空間として
センサー通路20が形成されるようにしている。すなわち
センサー孔は、蒸気排出以外の目的のために内蓋に設け
られる孔4である。
【0012】図3に示すように内蓋3には、調圧弁の働
きによって通常の蒸気排出を行うための蒸気孔21と、異
常な高圧となったときに緊急排気を行う安全弁の排気孔
16bと、蒸気排出以外の目的の孔4すなわちセンサー孔
が開口することになる。なお、内蓋セット9には、蓋7
に対して着脱を容易に行うことができるように取っ手22
が設けられている。一方、内蓋セット9を取り除いた蓋
7には、加熱板12の裏面に内蓋セット9に装着される調
圧弁15が入り込む凹所23と、内蓋セット9に装着される
安全弁16が入り込む凹所24及び筒状パッキン5の先端部
分が露出することになる。
【0013】加熱板12に装着する筒状パッキン5は、図
5の(a)に示すように、装着部5aから下方に突出する部
分が拡径されて太径部5bが形成されるとともに、先端部
分が細径部5cに絞られ、その断面形状が略く字状となっ
ている。これにより、図5の(b)に示すように内蓋セッ
ト9を装着したとき、筒状パッキン5の下方から内蓋3
が押し付けられてく字状断面が圧縮され、その弾性によ
って筒状パッキン5の下端開口が内蓋3の上面に押し付
けられてシールされ、筒状パッキン5内に釜2内の空間
と連通する閉塞空間が形成される。筒状パッキン5の内
部が釜内と同じ条件となるため、その内奥にフィードバ
ック制御を行なうための圧力センサー18と温度センサー
19が設けられる。
【0014】本発明に係る筒状パッキン5の下端部は、
所定の伸縮性を有するように材質や寸法を設定する。す
なわち、図5(b)の状態で釜内の圧力が何らかの理由
で設定圧力以上の高圧になった場合、図5(c)に示すよ
うに筒状パッキン5下端の細径部5cが内圧によって拡径
されて内蓋3との気密状態が解かれ、筒状パッキン5の
周囲から蒸気が流出する。筒状パッキン5と内蓋3との
間から流出した蒸気は、加熱板12と内蓋3の間のシール
空間13に流れ込むことになるが、このシール空間13は蓋
7に形成した蒸気通路17に連通しており、筒状パッキン
5と内蓋3との間から流出した蒸気は通常の蒸気通路を
通って器外に放出される。このように、高圧状態が発生
したときに放出した蒸気は、通常の蒸気通路から器外に
放出される。そのたるめ、例えば不意に放出される蒸気
によって火傷をするといったことがなく、安全に取り扱
うことができる。図5(c)によって筒状パッキン5の細
径部5cが拡径され、釜内の蒸気が放出されて内圧が正常
な設定圧力に降下すると、筒状パッキン自体の弾性によ
って図5(b)に示す元の状態に復帰する。
【0015】図5に示すように、先端に細径部5cを形成
したパッキンを、図5(c)に示すように内圧によって拡
径して気密状態が解除されるようにするには、太径部5b
よりも伸縮性の大きな構造、例えば全体を伸縮性材料で
成型し、先端の細径部5cに向けて肉厚が薄くなるような
構造とし、所定の内圧によって拡径するように設計する
とよい。もっとも、パッキンの形状はどのようなもので
あってもよく、要は所定圧力以上の内圧によって気密状
態が解かれるものであればよい。
【0016】内圧によって細径部5cが拡径されるパッキ
ンの一例として、図6に示すように先端から1ないし2
以上の切り込み6を設けることもできる。切り込み6を
設けることによって拡径し易くなり、気密状態が解除さ
れるべき蒸気圧力によって作動するパッキンを容易に実
現することができる。切り込み6を形成することによっ
て気密状態を解除するパッキン形状は、図示例の形状に
限定されるものではなく、細径部を形成しないパッキン
の先端部分に切り込みを設けるものであってもよい。
【0017】図示実施形態では内蓋3に形成するセンサ
ー孔を利用し、釜内の蒸気圧が上昇したときにのみ作動
して蒸気を器外に放出するようにしている。しかしなが
ら、蒸気排出以外の目的の孔4はセンサー孔に限らず、
センサー設置以外の目的で設けられるものであってもよ
い。そして、孔4の直径は蒸気排出を目的とする通常の
蒸気孔21や安全弁16の排気孔16bよりも大径としておく
のが好ましい。
【0018】蒸気排出手段が普通に機能し、通常の炊飯
状態では特別な蒸気排出手段を機能させる必要はない。
しかしながら、何らかの理由で通常の蒸気排出手段及び
安全弁が機能しなくなる事態(一例として通常の蒸気排
出手段が詰まったようなとき)や、異常に多量の蒸気が
発生した場合(例えば特殊な被調理物を調理する)、本発
明に係る蒸気逃がし構造を構成する孔4が、通常の蒸気
孔21や安全弁16の排気孔16bよりも大径であると、速や
かに蒸気排出を行わせることができ安全である。
【0019】本発明に係る蒸気逃がし構造の作動圧力
は、調圧弁を備えた通常の蒸気排出圧力よりも高圧に設
定することは勿論であるが、安全弁の作動圧力よりも低
圧に設定するのが好ましい。その理由は、安全弁はあく
まで異常高圧時の危険回避手段であるべきであって頻繁
に作動するようなことは好ましくない。したがって、安
全弁が作動する炊飯条件で良好な炊き上がりを期待する
ことはできない。一方、本発明に係る蒸気逃がし構造
が、炊飯の設定圧力よりもある程度高い圧力で作動する
ようにしておくと、最適の炊飯状態ではなくても許容範
囲の炊飯条件で炊飯を実現することができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の本発明炊飯器における蒸
気逃がし構造によれば、通常の蒸気排出手段の他に、蒸
気排出以外の目的の孔を蒸気逃がし構造として利用する
ことにより、釜内の蒸気圧力が炊飯の設定圧力以上とな
っても、蒸気を逃がすことによって炊飯条件を維持する
ことができる。また、安全弁が正常に機能しないような
ときには安全装置として機能し、二重の安全装置として
の役目を果たすことができる。そして、蒸気逃がし構造
を通った蒸気は、通常の蒸気通路を通って器外に放出さ
れるため、使用者にとって意識外の部分から蒸気が噴出
するようなことがなく安全に取り扱うことができる。
【0021】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明を簡単なパッキン構造によって容易に実施する
ことができる。そして、このパッキンは釜内の高圧状態
が解消すると自動的に復帰し、正常運転を継続させるこ
とができる。
【0022】請求項3記載の発明によれば、蒸気逃がし
構造において所定圧力によって作動するパッキンを容易
に得ることができる。
【0023】請求項4記載の発明によれば、本発明に係
る蒸気逃がし構造の作動圧力が、安全弁の作動圧力より
も低い圧力とすることにより、例え設定圧力よりも高圧
の状況が出現しても正常な炊飯を行うことができる。
【0024】請求項5記載の発明によれば、蒸気逃がし
構造として利用する蒸気排出以外の目的で設ける孔の直
径が、蒸気排出を目的とする孔よりも大径であるため、
異常な高圧条件を速やかに解消して安全であるととも
に、炊飯の設定条件に速やかに復帰させるため良好な炊
き上がりを期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切欠して示す炊飯器全体の側面図、
【図2】蓋を開き、内蓋セットを取り除いた状態の斜視
図、
【図3】内蓋セットのみの斜視図、
【図4】蓋に設けた蒸気排出を目的としない孔の一例と
して示す、センサー孔部分の断面図、
【図5】蒸気逃がし構造として利用するパッキンの作動
状況を示す断面図、
【図6】先端に切り込みを設けるパッキンの一例を示
す、先端部分のみの正面図。
【符号の説明】
1…炊飯器本体、 2…釜、 3…内蓋、 4…孔、
5…筒状パッキン、 5a…装着部、 5b…太径部、 5c
…細径部、 6…切り込み、 7…蓋、 8…ヒンジ
軸、 9…内蓋セット、 9a…内蓋主体部、 10
…パッキン、 11…パッキン、 12…加熱板、 13…シ
ール空間、 14…ヒータ、 15…調圧弁、16…安全弁、
16a…ボール、 16b…排気孔、 16c…ソレノイド、
17…蒸気通路、 18…圧力センサー、 19…温度セン
サー、 20…センサー通路、 21…蒸気孔、 22…取っ
手、 23,24…凹所。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炊飯器本体の内部に収容した釜の上面を内
    蓋によって気密的に被蓋し、該内蓋に蒸気排出を目的と
    する孔と、蒸気排出以外の目的のための孔を備えた炊飯
    器において、 蒸気排出以外の目的で設ける孔には、該孔の外周方の位
    置で蓋に密接するパッキンを設けることによって気密状
    態を保ち、釜内の圧力が炊飯調理の設定圧力よりも高い
    圧力でパッキンによる気密状態が解かれ、流出した蒸気
    を器外に放出するための蒸気通路もしくは蒸気通路に連
    通する空間に排出させることを特徴とする炊飯器におけ
    る蒸気逃がし構造。
  2. 【請求項2】蒸気排出以外の目的で設ける孔の外周方位
    置で内蓋に密接するパッキンは、筒状であってその先端
    が細径に絞られ、該細径に絞られた先端部分が内蓋の表
    面に密接するとともに、一定圧力以上の圧力によって前
    記細径部分が拡径されることによって気密状態が解かれ
    ることを特徴とする請求項1記載の炊飯器における蒸気
    逃がし構造。
  3. 【請求項3】蒸気排出以外の目的で設ける孔の外周方位
    置で内蓋に密接するパッキンは筒状であって、その先端
    部分に切り込みを設けることにより一定圧力以上の圧力
    によって拡径され気密状態が解かれることを特徴とする
    請求項1又は2記載の炊飯器における蒸気逃がし構造。
  4. 【請求項4】蒸気排出以外の目的で設ける孔の外周方位
    置で内蓋に密接するパッキンの気密状態が解かれる作動
    圧力が、炊飯の設定圧力よりも高く、安全装置の設定圧
    力よりも低い圧力である請求項1ないし3のいずれかに
    記載の炊飯器における蒸気逃がし構造。
  5. 【請求項5】蒸気排出以外の目的で設ける孔の直径が、
    蒸気排出を目的とする孔よりも大径である請求項1ない
    し4のいずれかに記載の炊飯器における蒸気逃がし構
    造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013236796A (ja) * 2012-05-16 2013-11-28 Zojirushi Corp 加熱調理器
JP2016087305A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 象印マホービン株式会社 加熱調理器
CN107348827A (zh) * 2016-05-09 2017-11-17 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 一种电饭煲蒸汽阀固定结构以及电饭煲
CN109996475A (zh) * 2017-01-27 2019-07-09 松下知识产权经营株式会社 压力式烹调器和压力传感器单元

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CN107348827B (zh) * 2016-05-09 2022-07-19 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 一种电饭煲蒸汽阀固定结构以及电饭煲
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