JP2003333683A - ノイズ抑圧方法及びマイクロフォン装置 - Google Patents

ノイズ抑圧方法及びマイクロフォン装置

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JP2003333683A
JP2003333683A JP2002141685A JP2002141685A JP2003333683A JP 2003333683 A JP2003333683 A JP 2003333683A JP 2002141685 A JP2002141685 A JP 2002141685A JP 2002141685 A JP2002141685 A JP 2002141685A JP 2003333683 A JP2003333683 A JP 2003333683A
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signal
noise
microphones
difference
filter
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JP2002141685A
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Kenji Narumi
健司 鳴海
Katsuhide Kumagai
勝秀 熊谷
Takao Yamamoto
敬央 山本
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイク数を増加させずに、周波数の高さが異
なる複数のノイズの抑圧性能を向上できるマイクロフォ
ン装置を提供する。 【解決手段】 マイクロフォンアレイ10は2個のマイク
ロフォン11,12を備えている。ノイズ処理装置15は両マ
イクロフォン11,12から出力される音信号の加算信号を
出力する加算手段17と、差分信号を生成する第1の差分
演算手段19とを備えている。ノイズ処理装置15は差分信
号が入力される互いに通過周波数域の異なる低域フィル
タ22、中域フィルタ23及び高域フィルタ24と、各フィル
タ22,23,24を通過した信号毎に加算信号から除去すべ
き予測ノイズ音信号を生成する適応フィルタ26,適応フ
ィルタ27及び適応フィルタ28とを備えている。ノイズ処
理装置15は適応フィルタ26,27,28により予測された予
測ノイズ音信号を加算信号から除去する第2の差分演算
手段20を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズ抑圧方法及
びマイクロフォン装置に係り、詳しくは、複数のマイク
ロフォンから出力される音信号に含まれるノイズを除去
するノイズ抑圧方法及びマイクロフォン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の方向からの音声のみを検出
する音声検出器として、例えば複数のマイクロフォンに
よって構成されたマイクロフォンアレイを備えるマイク
ロフォン装置が用いられている。マイクロフォン装置
は、音声検出を必要とする機器に用いられている。マイ
クロフォン装置は、例えば車両に備えられ、車両用音声
認識装置、車載ハンズフリー電話装置(例えば特開20
00−83090号公報)、メーデーシステム(緊急通
報システム)等の音声検出器として用いられている。
【0003】従来のマイクロフォン装置のマイク数2で
の構成例を図4に示す。マイクロフォン装置Moは、2
個のマイクロフォン51,52からなるマイクロフォン
アレイ53と、アナログ−デジタル変換器(以下、A/
D変換器と記す)55,56とを備える。また、マイク
ロフォン装置Moはデジタル−シグナル−プロセッサ
(以下、DSPと記す)からなるノイズ処理装置57
と、デジタル−アナログ変換器(以下、D/A変換器と
記す)58とを備える。
【0004】マイクロフォンアレイ53は、運転者が発
する音声を検出するように、例えばステアリングに配設
され、運転者の口方向に正面が向くように形成されてい
る。しかし、車室内はロードノイズ、エンジン音、助手
席側からの不要な会話などのノイズが多いため、マイク
ロフォン装置Moには、マイクロフォンアレイ53によ
って検出した音声信号からノイズを除去するノイズ処理
装置57が設けられている。ノイズ処理装置57は、加
算手段61と、第1の差分演算手段62と、第2の差分
演算手段63と、遅延処理手段64と、適応フィルタ6
5とを備えている。適応フィルタ65は、例えばFIR
(有限インパルス応答型)フィルタである。
【0005】マイクロフォン51,52から出力される
音信号は、A/D変換器55,56でデジタル信号に変
換されてノイズ処理装置57に入力され、加算手段61
で加算されて遅延処理手段64へ送られる。加算信号
は、遅延処理手段64により適応フィルタ65における
処理時間に応じた遅延処理が行なわれて第2の差分演算
手段63へ送られる。
【0006】また、マイクロフォン51,52から出力
される音信号は、第1の差分演算手段62で差が演算さ
れて適応フィルタ65へ送られる。適応フィルタ65
は、差信号と、第2の差分演算手段63からの出力信号
とに基づいて生成した予測ノイズ音信号を第2の差分演
算手段63へ出力する。第2の差分演算手段63は、遅
延処理手段64から送られてきた加算信号と、適応フィ
ルタ65から送られてきた予測ノイズ音信号との差の信
号を適応フィルタ65へフィードバックする。
【0007】音声源がマイクロフォンアレイ53の正面
にある場合、音声に対応してマイクロフォン51,52
から加算手段61に出力された検出すべき音声信号は、
加算手段61にて重合して強調される。ノイズと見なさ
れる音源がマイクロフォンアレイ53の斜め前方にある
場合、ノイズ音に対応してマイクロフォン51,52か
ら出力されるノイズ音信号は、各マイクロフォン51,
52への到達時刻の違いによって位相がずれる。従っ
て、各マイクロフォン51,52から加算手段61へ送
られたノイズ音信号の加算信号は、位相のずれたノイズ
音信号の加算となる。
【0008】マイクロフォン51,52から第1の差分
演算手段62へ送られた検出すべき前記音声信号は、第
1の差分演算手段62における差分演算によって除去さ
れ、第1の差分演算手段62は、位相のずれたノイズ音
信号の差分を適応フィルタ65に出力する。適応フィル
タ65は、第2の差分演算手段63から適応フィルタ6
5へのフィードバック信号と、第1の差分演算手段62
からの差分信号とに基づき、前記フィードバック信号に
含まれる最大レベルのノイズ音信号が最小になるように
フィルタ係数を調整して予測ノイズ音信号を出力する。
適応フィルタ65からの予測ノイズ音信号の出力は、加
算手段61から出力される加算信号に含まれるノイズ音
信号を除去するように働く。第2の差分演算手段63か
らの出力信号は、適応フィルタ65へ送られると共に、
D/A変換器58でアナログ信号に変換されて図示しな
い音声認識装置へ送られる。
【0009】即ち、図4のマイクロフォン装置Moは、
マイクロフォンアレイ53の正面にある音源以外からの
音をノイズ音と見なして、マイクロフォンアレイ53の
正面にある音源以外からの音に対応するノイズ音信号の
除去処理を行なう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、マ
イクロフォンアレイによる適応信号処理の入力の数は、
(マイク数)−1といわれている。これは、マイク間入
力信号の線形演算からは新しい入力が生まれないからで
ある。車両内にマイクロフォンを搭載することを考える
と、数多くのマイクロフォンを搭載することは現実味が
ないため、マイク数を少なくした場合、一般に適応チャ
ンネル数が減少し、ノイズ抑圧性能が劣化する。
【0011】従来の図4のマイクロフォン装置Moで
は、適応フィルタが1チャンネルしか作れず、ノイズ抑
圧性能に乏しかった。例えば、ロードノイズと、助手席
からの会話という2音源のノイズが発生した場合、ノイ
ズ処理装置57は、マイクロフォン51、52間の差信
号成分がよく出る会話成分(周波数が高い方が位相差が
出やすい)をキャンセルしようとするため、ロードノイ
ズの抑圧効果は期待しにくくなるという問題がある。
【0012】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、マイク数を増加させずに、周波
数の高さが異なる複数のノイズの抑圧性能を向上できる
ノイズ抑圧方法及びマイクロフォン装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、複数のマイクロフォ
ンから出力される音信号に含まれるノイズを除去するノ
イズ抑圧方法であって、複数の前記マイクロフォンから
出力される音信号から検出すべき音信号を除いた差分信
号を演算し、その差分信号を複数の互いに通過周波数域
の異なるフィルタに入力し、前記各フィルタを通過した
信号毎に、複数の前記マイクロフォンから出力される音
信号を加算した加算信号から除去すべき予測ノイズ音信
号を適応フィルタにより予測し、前記適応フィルタ毎の
予測ノイズ音信号を前記加算信号から除去することを要
旨とする。
【0014】この発明では、検出すべき音信号が除かれ
て位相のずれたノイズ音信号が含まれる差分信号が、複
数の互いに通過周波数域の異なるフィルタを通過するこ
とにより、各通過周波数域以外の部分が除去され、周波
数的に無相関な信号が複数生成される。そして、各周波
数域毎に、適応フィルタにより予測ノイズ音信号が生成
され、加算信号に含まれるノイズ音信号が除去される。
従って、マイク数を増加させずに、複数の周波数の高さ
が違うノイズ音信号を除去できる。
【0015】なお、ここで複数のフィルタの互いの通過
周波数域が異なるとは、必ずしも各フィルタの通過周波
数域が独立している場合に限らず、通過周波数域の一部
が重複する場合も含む。
【0016】請求項2に記載の発明では、複数のマイク
ロフォンから出力される音信号に含まれるノイズを除去
するマイクロフォン装置であって、複数の前記マイクロ
フォンから出力される音信号を加算して加算信号を出力
する加算手段と、複数の前記マイクロフォンから出力さ
れる音信号から検出すべき音信号を除いた差分信号を生
成する第1の差分演算手段と、前記差分信号が入力され
る複数の互いに通過周波数域の異なるフィルタと、前記
各フィルタを通過した信号毎に、前記加算信号から除去
すべき予測ノイズ音信号を生成する複数の適応フィルタ
と、前記適応フィルタにより予測された予測ノイズ音信
号を前記加算信号から除去する第2の差分演算手段とを
備えることを要旨とする。
【0017】この発明のマイクロフォン装置によれば、
請求項1に記載の発明を実施できる。即ち、検出すべき
音信号が除かれて位相のずれたノイズ音信号が含まれる
差分信号が第1の差分演算手段により生成され、この差
分信号が複数の互いに通過周波数域の異なるフィルタを
通過することにより、各通過周波数域以外の部分が除去
される。そして、各フィルタを通過した信号毎に、適応
フィルタにより予測ノイズ音信号が生成され、第2の差
分演算手段での差分により、加算信号に含まれるノイズ
音信号が除去される。従って、マイク数を増加させず
に、複数の周波数の高さが違うノイズ音信号を除去でき
る。
【0018】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記差分信号は、複数の前記マイク
ロフォンから選ばれた2つからなる組のうち、少なくと
も一組の前記マイクロフォンから出力される音信号の差
であることを要旨とする。この発明では、差分信号を簡
単に生成できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車両用マイクロフ
ォン装置に具体化した一実施の形態を図1〜図3に従っ
て説明する。
【0020】図1はマイクロフォン装置を示すブロック
図である。図1に示すように、マイクロフォン装置M1
は、2個のマイクロフォン11,12を備えるマイクロ
フォンアレイ10と、アナログ−デジタル変換器(以
下、A/D変換器と記す)13,14とを備えている。
また、マイクロフォン装置M1は、デジタル信号処理デ
バイスとしてのデジタル−シグナル−プロセッサ(以
下、DSPと記す)を備えるノイズ処理装置15と、デ
ジタル−アナログ変換器(以下、D/A変換器と記す)
16とを備えている。DSPの内部メモリにはDSPで
高速デジタル演算を行なうためのノイズ除去制御プログ
ラムが格納されている。ノイズ処理装置15は、内部メ
モリに格納されたノイズ除去制御プログラムに基づいて
ノイズ除去処理を行なうように構成されている。
【0021】両マイクロフォン11,12は車両のステ
アリング(図示略)に取り付けられている。図2に示す
ように、マイクロフォンアレイ10は、運転者の音声を
検出するように、運転者の口方向に正面が向くように形
成されている。ここでマイクロフォンアレイ10の正面
は、図2では上側である。マイクロフォン装置M1は、
マイクロフォンアレイ10の斜め前方からの音をノイズ
として検出するように構成されている。なお、図2にお
ける曲線Sは、マイクロフォン装置M1の指向性をマイ
クロフォンアレイ10を中心として表したものである。
【0022】図1に示すように、ノイズ処理装置15
は、加算手段17,18と、第1の差分演算手段19
と、第2の差分演算手段20と、遅延処理手段21とを
備えている。またノイズ処理装置15は、複数の互いに
通過周波数域の異なるフィルタとしての低域フィルタ2
2、中域フィルタ23,高域フィルタ24と、複数の適
応フィルタ26,27,28とを備えている。この実施
の形態では、フィルタ22〜24,26〜28はFIR
フィルタである。
【0023】図3(a)に示すように、低域フィルタ2
2は、低域の周波数成分が通過可能に形成されている。
また、図3(b)、(c)に示すように、中域フィルタ
23は中域の周波数成分が通過可能で、高域フィルタ2
4は高域の周波数成分が通過可能に形成されている。
【0024】具体的には、低域フィルタ22は、ロード
ノイズやエンジン音に対応する周波数成分が通過するよ
うに形成されている。中域フィルタ23は、助手席等で
の会話のような不要な会話に対応する周波数成分が通過
するように形成されている。高域フィルタ24は、オー
ディオ等からの高音域の音に対応する周波数成分が通過
するように形成されている。この実施の形態では、低域
フィルタ22は0〜1kHz、中域フィルタ23は1〜
2kHz、高域フィルタ24は2〜4kHzの周波数成
分が通過可能に形成されている。
【0025】適応フィルタ26は、低域フィルタ22を
通過した低域の信号と、第2の差分演算手段20からの
出力信号とに基づいて生成した低域予測ノイズ音信号
を、加算手段18を介して第2の差分演算手段20に出
力する。第2の差分演算手段20は、遅延処理手段21
から送られてきた音信号と、適応フィルタ26から送ら
れてきた低域予測ノイズ音信号との差の信号を適応フィ
ルタ26へフィードバックする。フィードバック信号の
処理法には、例えばLMS(最小二乗法)が用いられ
る。第1の差分演算手段19、低域フィルタ22及び適
応フィルタ26は、一対のマイクロフォン11,12か
ら出力される音信号の差分を演算すると共に、低域予測
ノイズ音信号を出力する低域ノイズ予測手段X1を構成
する。低域ノイズ予測手段X1と第2の差分演算手段2
0とは、加算手段17から出力される加算信号に含まれ
る低域ノイズ音信号を除去する低域予測ノイズ除去手段
X2を構成する。
【0026】同様に、適応フィルタ27は、中域フィル
タ23を通過した中域の信号と、第2の差分演算手段2
0からの出力信号とに基づいて生成した中域予測ノイズ
音信号を、加算手段18を介して第2の差分演算手段2
0に出力する。第2の差分演算手段20は、遅延処理手
段21から送られてきた音信号と、適応フィルタ27か
ら送られてきた中域予測ノイズ音信号との差の信号を適
応フィルタ27へフィードバックする。第1の差分演算
手段19、中域フィルタ23及び適応フィルタ27は、
一対のマイクロフォン11,12から出力される音信号
の差分を演算すると共に、中域予測ノイズ音信号を出力
する中域ノイズ予測手段Y1を構成する。中域ノイズ予
測手段Y1と第2の差分演算手段20とは、加算手段1
7から出力される加算信号に含まれる中域ノイズ音信号
を除去する中域予測ノイズ除去手段Y2を構成する。
【0027】同様に、適応フィルタ28は、高域フィル
タ24を通過した高域の信号と、第2の差分演算手段2
0からの出力信号とに基づいて生成した高域予測ノイズ
音信号を、加算手段18を介して第2の差分演算手段2
0に出力する。第2の差分演算手段20は、遅延処理手
段21から送られてきた音信号と、適応フィルタ28か
ら送られてきた高域予測ノイズ音信号との差の信号を適
応フィルタ28へフィードバックする。第1の差分演算
手段19、高域フィルタ24及び適応フィルタ28は、
一対のマイクロフォン11,12から出力される音信号
の差分を演算すると共に、高域予測ノイズ音信号を出力
する高域ノイズ予測手段Z1を構成する。高域ノイズ予
測手段Z1と第2の差分演算手段20とは、加算手段1
7から出力される加算信号に含まれる高域ノイズ音信号
を除去する高域予測ノイズ除去手段Z2を構成する。
【0028】なお、第2の差分演算手段20は、適応フ
ィルタ26,27,28からの低域、中域及び高域予測
ノイズ音信号が別々に入力され、加算手段17からの加
算信号と各予測ノイズ音信号との差を別々に演算して各
適応フィルタ26,27,28に送る構成ではなく、演
算を一括して行っている。即ち、第2の差分演算手段2
0には、低域、中域及び高域予測ノイズ音信号が加算手
段18で加算されて一括して入力される。そして、第2
の差分演算手段20は、その一括された低域、中域及び
高域予測ノイズ音信号と加算手段17からの加算信号と
の差を演算し、共通の差分信号を各適応フィルタ26,
27,28に送るように構成されている。いずれの構成
でも、D/A変換器16からは低域、中域及び高域のノ
イズ音信号が除去された信号が出力される。
【0029】次に、上記構成のマイクロフォン装置M1
の作用を説明する。一対のマイクロフォン11,12か
ら出力される音信号は、A/D変換器13,14にてデ
ジタル信号に変換されて加算手段17へ送られる。音声
源がマイクロフォンアレイ10の正面にあって音声が図
2の矢印Qの方向に進行する場合、前記音声に対応して
マイクロフォン11,12から加算手段17に出力され
た音声信号は、加算手段17にて重合して強調される。
ノイズと見なされる音源がマイクロフォンアレイ10の
斜め前方にあってノイズ音が図2の矢印R等の方向に進
行する場合、前記ノイズ音に対応してマイクロフォン1
1,12から出力されるノイズ音信号は、各マイクロフ
ォン11,12への到達時刻の違いによって位相がずれ
る。従って、各マイクロフォン11,12から加算手段
17へ送られたノイズ音信号の加算信号は、位相のずれ
たノイズ音信号の加算となる。加算手段17からの加算
信号は、遅延処理手段21により各適応フィルタ26,
27,28における処理時間に応じた遅延処理が行なわ
れ、第2の差分演算手段20へ送られる。
【0030】また、A/D変換器13,14を介してマ
イクロフォン11,12から送られてきた音信号は、第
1の差分演算手段19にも送られる。検出すべき前記音
声信号は第1の差分演算手段19における差分演算によ
って除去され、位相のずれたノイズ音信号の差分が、所
定の周波数域だけを通過させる各フィルタ22,23,
24に出力される。
【0031】低域フィルタ22では、低域のノイズ音信
号のみが通過し、中域や高域のノイズ音信号は低域フィ
ルタ22を通過しない。適応フィルタ26は、第2の差
分演算手段20から適応フィルタ26へのフィードバッ
ク信号と、低域フィルタ22を通過した低域の信号とに
基づき、フィードバック信号に含まれる最大レベルの低
域のノイズ音信号が最小になるようにフィルタ係数を調
整して低域予測ノイズ音信号を出力する。適応フィルタ
26からの低域予測ノイズ音信号の出力は、加算手段1
7から出力された加算信号に含まれる最大レベルの低域
のノイズ音信号を除去するように働く。このように、低
域予測ノイズ除去手段X2は、低域のノイズ音信号を除
去する機能を有する。
【0032】同様に、中域フィルタ23では、中域のノ
イズ音信号のみが通過し、低域や高域のノイズ音信号は
中域フィルタ23を通過しない。適応フィルタ27は、
第2の差分演算手段20から適応フィルタ27へのフィ
ードバック信号と、中域フィルタ23を通過した中域の
信号とに基づき、フィードバック信号に含まれる最大レ
ベルの中域のノイズ音信号が最小になるようにフィルタ
係数を調整して中域予測ノイズ音信号を出力する。適応
フィルタ27からの中域予測ノイズ音信号の出力は、加
算手段17から出力された加算信号に含まれる最大レベ
ルの中域のノイズ音信号を除去するように働く。このよ
うに、中域予測ノイズ除去手段Y2は、中域のノイズ音
信号を除去する機能を有する。
【0033】同様に、高域フィルタ24では、高域のノ
イズ音信号のみが通過し、低域や中域のノイズ音信号は
高域フィルタ24を通過しない。適応フィルタ28は、
第2の差分演算手段20から適応フィルタ28へのフィ
ードバック信号と、高域フィルタ24を通過した高域の
信号とに基づき、フィードバック信号に含まれる最大レ
ベルの高域のノイズ音信号が最小になるようにフィルタ
係数を調整して高域予測ノイズ音信号を出力する。適応
フィルタ27からの高域予測ノイズ音信号の出力は、加
算手段17から出力された加算信号に含まれる最大レベ
ルの高域のノイズ音信号を除去するように働く。このよ
うに、高域予測ノイズ除去手段Z2は、高域のノイズ音
信号を除去する機能を有する。
【0034】このようにして低域、中域及び高域のノイ
ズ音信号が除去されたデジタル信号は、D/A変換器1
6でアナログ信号に変換されて図示しない音声認識装置
へ送られる。
【0035】上記のように、1チャンネルの差分信号が
複数のフィルタ22,23,24に入力されることによ
り、周波数成分が異なる3つの独立した信号が生成され
る。フィルタ22,23,24の周波数特性を、抑圧し
たいノイズに絞り、合わせ込むことが重要である。この
実施の形態では、低域フィルタ22により、低域成分で
構成されるロードノイズやエンジン音が抜き出され、中
域フィルタ23により、中域成分が多い例えば助手席等
での会話のような不要な会話が抜き出され、高域フィル
タ24により、オーディオ等の高音域のノイズが抜き出
される。そして、フィルタ22,23,24のそれぞれ
に対応する適応フィルタ26,27,28によりノイズ
抑制が行われる。このような構成により、同じマイク数
で考えた場合、従来に比べてノイズ抑圧性能が向上す
る。
【0036】この実施の形態によれば、以下のような効
果を有する。 (1) マイクロフォン装置M1は、複数の互いに通過
周波数域の異なるフィルタ22,23,24と、それぞ
れに対応する適応フィルタ26,27,28とを備えて
いる。従って、周波数の高さが異なる複数の音源のノイ
ズが発生しても、各ノイズをそれぞれに対応して抑圧で
きる。従って、同じマイク数で考えた場合、従来に比べ
てノイズ抑圧性能を向上できる。車両では、例えばハン
ズフリー通話の品質向上や、音声認識カーナビの認識率
向上を図ることができる。
【0037】(2) フィルタ22,23,24に入力
される差分信号は、2つのマイクロフォン11,12か
ら出力される音信号の差である。従って、ノイズ音信号
が含まれる差分信号を簡単に生成できる。
【0038】(3) マイクロフォン装置M1が備える
マイクロフォンの個数が2個であり、マイクロフォンの
個数を増やすことなくノイズ抑制効果を高めることがで
きるため、コスト上の有利性が得られる。
【0039】(4) マイクロフォン装置M1は、フィ
ルタ及び適応フィルタの組を3組備えている。従って、
3組のフィルタをそれぞれ低域、中域、高域に割り当て
ることにより、ロードノイズやエンジン音と、助手席等
での不要な会話と、オーディオ等の高音域のノイズとを
それぞれ効果的に抑圧できる。
【0040】なお、実施の形態は上記実施の形態に限定
されるものではなく、例えば以下のように変更してもよ
い。 ○ 適応フィルタ26,27,28へのフィードバック
信号の処理法は、共通の方法(例えばLMS)に限ら
ず、各フィルタ26,27,28毎に異なる処理法を設
定してもよい。
【0041】○ フィルタ22,23,24は、通過周
波数域の一部が重複してもよい。 ○ フィルタ及び適応フィルタの組は3組に限らず、2
組又は4組以上でもよい。
【0042】○ フィルタ22〜24、26〜28は、
FIRフィルタに限らず、例えばIIR(無限インパル
ス応答型)フィルタや、FFT(高速フーリエ変換型)
フィルタであってもよい。
【0043】○ ノイズ処理装置15のデジタル信号処
理デバイスは、DSPに限らず、例えばRISC(Redu
ced Instruction Set Computer)プロセッサや、FPG
A(Field Programmable Gate Array )など、音声信号
処理に適したデバイスであればどのようなものであって
もよい。
【0044】○ ノイズ処理装置15は、デジタル信号
処理デバイスで形成される構成に限らない。例えばマイ
クロフォンアレイ10から加算手段17及びフィルタ2
2,23,24までをアナログ回路で形成する。そし
て、加算手段17や各フィルタ22,23,24を通過
したアナログ信号をそれぞれA/D変換器でデジタル信
号に変換して遅延処理手段21や各適応フィルタ26,
27,28に送るように構成してもよい。
【0045】○ 第2の差分演算手段20は、適応フィ
ルタ26,27,28からの低域、中域及び高域予測ノ
イズ音信号がそれぞれ別々に入力され、加算手段17か
らの加算信号と各予測ノイズ音信号との差を別々に演算
して各適応フィルタ26,27,28に送る構成にして
もよい。
【0046】○ 第2の差分演算手段20は1個ではな
く、各適応フィルタ26,27,28にそれぞれ対応し
て設けて直列に接続し、加算手段18は設けなくてもよ
い。そして、各第2の差分演算手段20がそれぞれ対応
する適応フィルタ26,27,28にフィードバック信
号を送るように構成する。この場合、まず低域フィルタ
22に対応する第2の差分演算手段20は、加算手段1
7からの加算信号と、適応フィルタ26からの低域予測
ノイズ音信号との差分信号を適応フィルタ26にフィー
ドバックし、低域のノイズ音信号を除去する。次に、中
域フィルタ23に対応する差分演算手段20は、低域の
ノイズ音信号が除去された信号と、適応フィルタ27か
らの中域予測ノイズ音信号との差分を適応フィルタ27
にフィードバックし、中域のノイズ音信号を除去する。
最後に、高域フィルタ24に対応する第2の差分演算手
段20は、低域及び中域のノイズ音信号が除去された信
号と、適応フィルタ28からの高域予測ノイズ音信号と
の差分を適応フィルタ28にフィードバックし、高域の
ノイズ音信号を除去する。
【0047】○ 第2の差分演算手段20を前記と同様
に各適応フィルタ26,27,28に対応して設ける場
合、最後の第2の差分演算手段20が共通のフィードバ
ック信号を各適応フィルタ26,27,28に送るよう
に構成してもよい。
【0048】○ 適応フィルタ26,27,28は、フ
ィルタ係数の調整が常に行われる構成に限らない。例え
ば、低域フィルタ22を通過した低域の信号が入力され
る適応フィルタ26は、車両に備えられたエンジンの機
種に対応するエンジン音を除去するように、予めフィル
タ係数を調整しておいてもよい。
【0049】○ マイクロフォン装置は、車両に搭載さ
れるものに限られない。 ○ マイクロフォンの数は2個に限られず、3個以上で
もよい。例えば3個のマイクロフォンを並べてマイクロ
フォンアレイを形成し、両端のマイクロフォンからの音
信号の差分を各フィルタ22,23,24に送るように
構成する。
【0050】○ マイクロフォンの数を3個にした場
合、例えば一端のマイクロフォンと真ん中のマイクロフ
ォンからの音信号の差分を各フィルタ22,23,24
に送るとともに、他端のマイクロフォンと真ん中のマイ
クロフォンからの音信号の差分を各フィルタ22,2
3,24に送ってもよい。
【0051】上記各実施の形態から把握できる発明(技
術的思想)について、以下に追記する。 (1) 請求項2又は請求項3に記載の発明において、
前記フィルタ及び適応フィルタの組は3組である。
【0052】(2) 請求項2、請求項3及び技術的思
想(1)のいずれか一つに記載の発明において、前記マ
イクロフォンは2個である。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項3
に記載の発明によれば、マイク数を増加させずに、周波
数の高さが異なる複数のノイズの抑圧性能を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マイクロフォン装置を示すブロック図。
【図2】 マイクロフォン装置の指向性を表す説明図。
【図3】 (a)〜(c)は各フィルタの通過周波数域
を示すグラフ。
【図4】 従来のマイクロフォン装置を示すブロック
図。
【符号の説明】
M1…マイクロフォン装置、11,12…マイクロフォ
ン、17…加算手段、19…第1の差分演算手段、20
…第2の差分演算手段、22…互いに通過周波数域の異
なるフィルタとしての低域フィルタ、23…同じく中域
フィルタ、24…同じく高域フィルタ、26,27,2
8…適応フィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 敬央 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 Fターム(参考) 5D015 DD02 EE05 5D020 BB07 BB09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のマイクロフォンから出力される音
    信号に含まれるノイズを除去するノイズ抑圧方法であっ
    て、複数の前記マイクロフォンから出力される音信号か
    ら検出すべき音信号を除いた差分信号を演算し、その差
    分信号を複数の互いに通過周波数域の異なるフィルタに
    入力し、前記各フィルタを通過した信号毎に、複数の前
    記マイクロフォンから出力される音信号を加算した加算
    信号から除去すべき予測ノイズ音信号を適応フィルタに
    より予測し、前記適応フィルタ毎の予測ノイズ音信号を
    前記加算信号から除去するノイズ抑圧方法。
  2. 【請求項2】 複数のマイクロフォンから出力される音
    信号に含まれるノイズを除去するマイクロフォン装置で
    あって、複数の前記マイクロフォンから出力される音信
    号を加算して加算信号を出力する加算手段と、複数の前
    記マイクロフォンから出力される音信号から検出すべき
    音信号を除いた差分信号を生成する第1の差分演算手段
    と、前記差分信号が入力される複数の互いに通過周波数
    域の異なるフィルタと、前記各フィルタを通過した信号
    毎に、前記加算信号から除去すべき予測ノイズ音信号を
    生成する複数の適応フィルタと、前記適応フィルタによ
    り予測された予測ノイズ音信号を前記加算信号から除去
    する第2の差分演算手段とを備えるマイクロフォン装
    置。
  3. 【請求項3】 前記差分信号は、複数の前記マイクロフ
    ォンから選ばれた2つからなる組のうち、少なくとも一
    組の前記マイクロフォンから出力される音信号の差であ
    る請求項2に記載のマイクロフォン装置。
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