JP2003313856A - 地盤強化用薬液の注入工法 - Google Patents

地盤強化用薬液の注入工法

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JP2003313856A
JP2003313856A JP2002119551A JP2002119551A JP2003313856A JP 2003313856 A JP2003313856 A JP 2003313856A JP 2002119551 A JP2002119551 A JP 2002119551A JP 2002119551 A JP2002119551 A JP 2002119551A JP 2003313856 A JP2003313856 A JP 2003313856A
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淳史 兼重
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地盤強化用薬液を地盤中に注入して地盤強化を
行うに際し、薬液補給を頻繁に行わなければならない問
題及び空缶が産業廃棄物となって多量に発生する問題を
解決する。 【解決手段】送液ポンプを含む注入機38と地盤強化用
薬液を内部に収容した主タンクとを車両34に搭載し、
主タンク内の薬液を注入機38により、地盤内に挿入し
た吐出管に供給して吐出管の吐出孔より吐出し、地盤中
に注入して固化せしめ、地盤を強化するに際し、反復使
用可能及び輸送可能に構成された薬液コンテナ10を主
タンクとして車両34に乗降可能に搭載し、その薬液コ
ンテナ10内部の薬液を注入機38により吐出管に供給
するようになす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は地盤強化用の薬液
を地盤内に注入して固化させ、地盤を強化するための工
法に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネルの掘削工事等において、特に軟
弱な地盤(地山)にトンネルを掘削する工事等におい
て、地盤中に薬液を注入して地盤の空隙内に充填し固化
させることで地盤を固結させたり、或いは地盤に生じた
大きな空洞内に薬液を充填して固化させることにより、
地盤の強化を図ることが従来行われている。
【0003】図8はその工法の一例を示している。図示
の例はトンネル掘削途中の先端面且つ外周に沿って薬液
注入のための長孔を奥部に向って斜めに穿孔してそこに
所定のケーシング管、ここでは鋼管200を挿入し、そ
こに車両202に搭載した注入機204を用いて薬液を
注入して鋼管200内に薬液を充満させるとともに、鋼
管200の周辺部の地盤内に鋼管200に設けた孔を通
じて薬液を浸透させ、その固化によって地盤を固結し、
トンネル形状に合せたルーフ206(図9参照)を形成
して、その下側を奥部に掘り進んで行く場合の例であ
る。尚、長孔に挿入された鋼管200はそのままトンネ
ル内に残置され、図9に示すように後においてコンクリ
ートのトンネル壁208を形成することで隠蔽状態とな
る。
【0004】この例は、薬液として2液型の発泡ポリウ
レタン薬液を用いる場合の例で、水ガラス等の第1薬液
とイソシアネート等の第2薬液とを図8における第1薬
液用の主タンク210-1,第2薬液用の主タンク21
0-2とにそれぞれ収容し、各内部の第1薬液,第2薬
液を注入機204にて送り出し、それらを混合状態で上
記鋼管200内部に挿入した吐出管に供給する。吐出管
に供給された混合薬液(発泡ポリウレタン薬液)は、吐出
管の吐出孔より吐出して鋼管200内を充填し、更に鋼
管200の孔から地盤内に浸出して地盤を固結強化す
る。
【0005】この薬液の注入工法において、従来主タン
ク210-1,210-2としてそれぞれ容量100リッ
トル程度のものが用いられており、この場合地盤への注
入を行うと内部の薬液がすぐに消費されてしまう。因み
に長さ3m程度の鋼管200の場合、1回の注入量で用
いる薬液の使用量は第1薬液,第2薬液合せた総量で約
30kg程度である。
【0006】このためこの工法にあっては第1薬液,第
2薬液をそれぞれ約20kg入れた一斗缶212-1,
212-2をそれぞれ40缶程度パレットに積んで現場
まで運搬し、そして現場では作業員Aが1缶ずつ穴空け
して一斗缶212-1,212-2を開封し、車両202
にセットしてある主タンク210-1,210-2に内部
の薬液を人力で頻繁に投入して補給することが必要であ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの注入
工法の場合、一斗缶212-1,212-2から主タンク
210-1,210-2への薬液の補給作業を頻繁に行わ
なければならないことから、注入機204を操作する作
業員Bの他に、薬液の補給を行う作業員Aがともに車両
に張付きの状態となってしまう問題がある。即ち薬液の
補給を行う専用の作業員Aが、注入機204の操作を行
う作業員Bの他に必要となり、コストがかかるとともに
薬液の補給を自動化できないといった問題が生ずる。
【0008】また空となった空缶が産業廃棄物としてト
ンネル掘削工事現場で多量に発生してしまい、多額の処
理コストがかかるとともに環境への負荷も大きく、産業
廃棄物の低減が急務な今日これが大きな問題となる。ま
た空となった空缶の中にも多少の残液があることがあ
り、その処理も問題となる。
【0009】また発泡ポリウレタン薬液における上記イ
ソシアネート等の第2薬液は危険物としての扱いを受け
るものであって、上記のように一斗缶212-2から主
タンク210-2への薬液の移し替えを頻繁に行うとな
ると、作業員Aがその危険物に触れる機会が多くなり、
安全性の点で好ましくないのに加えて、場合により作業
員Aがその薬液に対しアレルギー体質である場合もあ
る。
【0010】また主タンク210-1,210-2内部の
薬液がすぐに消費されてしまうことから、それら主タン
ク210-1,210-2内部に常に適正な量で且つ適正
な比率で薬液が補給されているか否かを常に監視してい
なければならず、それによる作業負担が大きいといった
問題の外、工場から作業現場への一斗缶212-1,2
12-2を運搬する際、特に危険物である第2薬液を入
れた一斗缶212-2を運搬する際の安全性も問題とな
る。
【0011】こうした問題は鋼管200として長さが長
く且つ太いものを用い、その内部に長さがそれぞれ異な
る複数の吐出管を挿入して、それらから同時に薬液を吐
出する多連注入式を採用した場合に特に大きな問題とな
る。
【0012】この多連注入工法では、鋼管200として
長さが例えば12m程度のものを用い、そこに長さの異
なる複数本、例えば3本の吐出管を挿入し、各先端部の
吐出孔から同時に薬液を吐出する。この場合1回の薬液
の吐出量は、例えば第1薬液及び第2薬液を合せた総量
で略150kg程度となり、上記30kgの5倍量とな
る。
【0013】この多連注入工法の場合、1回の薬液注入
でトンネルの進行方向に長いルーフ206を形成するこ
とができ、従って工事の効率が高くなる一方で、作業員
Aによる薬液の補給回数が著しく多くなり、作業員にか
かる負担が大きくなるのに加えて、一定時間内の空缶の
発生個数も多くなるなど上記の問題がより大きな問題と
なるのである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の地盤強化用薬液
の注入工法はこのような課題を解決するために案出され
たものである。而して請求項1のものは、送液ポンプを
含む注入機と地盤強化用薬液を内部に収容した主タンク
とを車両に搭載し、該主タンク内の該薬液を該注入機に
より、地盤内に挿入した吐出管に供給して該吐出管の吐
出孔より吐出し、該地盤の空隙若しくは空洞に注入充填
し固化せしめて該地盤を強化する地盤強化用薬液の注入
工法であって、前記薬液を収容する容器を有し且つ反復
使用可能及び輸送可能に構成された薬液コンテナを前記
主タンクとして前記車両に乗降可能に搭載して、該薬液
コンテナ内の前記薬液を前記注入機により前記吐出管に
供給することを特徴とする。
【0015】請求項2のものは、請求項1において、前
記薬液が第1薬液と第2薬液とから成る2液型の発泡ポ
リウレタン薬液であって、それら第1薬液と第2薬液と
の少なくとも一方の薬液を前記薬液コンテナから前記注
入機により前記吐出管に供給することを特徴とする。
【0016】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
において、前記薬液コンテナを前記車両に複数搭載し、
先ず何れかの薬液コンテナから内部の薬液を供給し、内
部が空となったところで他の薬液コンテナからの供給に
切り換えるようになすことを特徴とする。
【0017】請求項4のものは、請求項1〜3の何れか
において、前記薬液コンテナから前記注入機への前記薬
液の通路上に、コンテナ切換時の薬液切れ防止用の、該
薬液コンテナより小容量の補助タンクを介挿し、該薬液
コンテナから前記注入機への薬液の供給を該補助タンク
を仲介して行うことを特徴とする。
【0018】請求項5のものは、請求項4において、前
記補助タンクは少なくとも1回の注入操作に必要な薬液
量を収容可能な容量となしてあることを特徴とする。
【0019】請求項6のものは、請求項1〜5の何れか
において、前記車両には、前記薬液を供給している前記
薬液コンテナが空となったときにこれを検知する薬液量
検知手段を含む薬液管理手段が搭載してあることを特徴
とする。
【0020】請求項7のものは、請求項6において、前
記薬液管理手段は、前記薬液量検知手段が前記薬液コン
テナが空となったことを検知したときに表示若しくは警
報によって作業員に告知する告知手段を備えていること
を特徴とする。
【0021】請求項8のものは、請求項1〜7の何れか
において、前記車両に漏洩防止槽を搭載して該漏洩防止
槽の上に前記薬液コンテナを載置し、万一該薬液コンテ
ナからの薬液の漏れがあったとき漏れた薬液を該漏洩防
止槽内に受けるようになしておくことを特徴とする。
【0022】請求項9のものは、請求項1〜8の何れか
において、前記注入工法が、長さの異なる複数の吐出管
を備え、互いに異なった位置から前記薬液を略同時に吐
出させて地盤強化する工法であることを特徴とする。
【0023】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、反復使
用可能及び輸送可能に構成された薬液コンテナを車両に
乗降可能に搭載し、これを主タンクとして内部の薬液を
注入機により吐出管に供給し、その吐出管から地盤中に
注入するようになしたものである。
【0024】この薬液コンテナは上記の一斗缶に比べて
大容量(例えば薬液1tを収容可能な容量)化できるも
のであり、従って本発明によれば図8に示す従来の注入
工法において生じていた問題、即ち一斗缶を予め多数車
両に積んでおいて、そこから主タンクに薬液の移替えを
頻繁に行うといった問題を解消することができ、作業員
にかかる負担を著しく軽減することができるとともに、
トンネル掘削工事現場等において多量の空缶が産業廃棄
物として発生するといった問題も解消することができ
る。
【0025】また場合によって薬液の補給を行う専用の
作業員を不要化することも可能となる。更に進んで薬液
の供給を自動化することも可能となり、ひいては薬液の
注入工事を自動化することも可能となり、また併せて産
業廃棄物の処理コスト及び薬液の注入工事のコストを低
減することが可能となる。
【0026】その他、上記のように一斗缶を用いて薬液
を主タンクに移し替えるといった必要をなくすことがで
きるため、空となった一斗缶内に薬液が残ってその処理
が問題になることも防げるし、更にまた作業員が頻繁に
薬液を移し替えることを行わなくて良くなるため、薬液
として危険物に指定されているものを用いる場合におい
ても作業員がこれに触れる機会を殆どなくすことができ
る。
【0027】また本発明の注入工法によれば、薬液コン
テナ内部に工場等で薬液を充填し、これを工事現場に輸
送してそのままこれを主タンクとして用いることができ
るため、運搬時の安全性の問題も解決でき、更にまた大
容量の薬液コンテナを主タンクとして用い得ることか
ら、作業員が注入作業中に常に第1薬液と第2薬液との
薬液の残量を頻繁に監視作業するといったことも省略可
能となり(薬液として第1薬液と第2薬液との2液型薬
液を用いた場合)、この点でも作業員にかかる負担を軽
減することができる。
【0028】また例えば薬液が危険物扱いのものであっ
たとしても、薬液コンテナを用いることで、即ち薬液コ
ンテナを消防法の規定を満たす構造物とすることでこの
規制を容易に満たすことができる。
【0029】ここで上記薬液コンテナは、その容器を金
属製で耐圧容器(例えば1.9kgf/cmG以上の耐
圧)となしておくことができる。またその容器は少なく
とも容量が1000リットル以上の大容量のものとなし
ておくことができる。
【0030】更に上記薬液コンテナは、容器を支持する
支持フレームを備えたものとなしておくことができ、更
にまた容器には内部の薬液を流出させる流出口を備える
こと、またその流出口を配管が接続可能なものとなして
おくことができる。またその流出口には、これを開閉す
るバルブを備えておくことができる。尚このような薬液
コンテナとして、本出願人等が提案している特願200
2−064728に開示のものを用いることができる。
【0031】本発明においては、薬液として第1薬液と
第2薬液とから成る2液型の発泡ポリウレタン薬液を用
いることができ、この場合において少なくとも一方の薬
液を上記薬液コンテナから注入機により吐出管へと供給
するようになすことができる(請求項2)。
【0032】またこの薬液コンテナを車両に複数搭載し
ておき、先ず何れかの薬液コンテナから内部の薬液を供
給し、そして内部が空となったところで他の薬液コンテ
ナからの供給に切り換えるようになすことができる(請
求項3)。このようにすることで、より多量の薬液を途
中で薬液の補給を行うことなしに注入機を通じて吐出管
に継続して供給することが可能となる。
【0033】尚、一の薬液コンテナから他の薬液コンテ
ナに薬液の供給を切り換える際、これを手動で行っても
良いし或いはまた自動で行うようにしても良い。
【0034】本発明ではまた、薬液コンテナから注入機
への薬液の通路上に小容量の補助タンクを介装し、その
補助タンクを仲介して薬液コンテナから注入機への薬液
供給をなすようにすることができる(請求項4)。
【0035】例えばこのような補助タンクを仲介しない
で薬液コンテナから直接注入機に薬液供給するようにな
すことも可能であるが、この場合、薬液コンテナが空と
なったときに注入機に空気が吸い込まれる恐れが生ず
る。而して注入機に空気が吸い込まれてしまうと、例え
ば上記2液型の発泡ポリウレタン薬液の場合、空気中の
水分によって薬液の硬化が生じてしまう恐れがある。
【0036】しかるに請求項4に従って補助タンクを仲
介して薬液コンテナから注入機に薬液供給するようにし
た場合、薬液コンテナが空となった時点でも、補助タン
クから注入機に対し薬液供給がなされるため、空気がそ
のまま注入機に吸い込まれてしまうといった不都合を回
避することができる。
【0037】尚この補助タンクは少なくとも1回の注入
操作に必要な薬液量を収容可能な容量となしておくこと
が望ましい(請求項5)。このようにしておけば、薬液
コンテナが空となった後においても、少なくとも次の1
回の注入操作を支障なく行うことができ、その間に新た
な別の薬液コンテナから薬液を補助タンクに供給するよ
うになすことで、注入操作を途切れることなく継続して
行うことが可能となる。
【0038】尚この補助タンクは、車両に同時に搭載し
てある複数の薬液コンテナの一方から他方に薬液供給を
切り換えるに際して、薬液切れ防止用として用いること
ができる外、単一の薬液コンテナを車両に搭載してお
き、その薬液コンテナが空となったときに別の薬液コン
テナを車両に搭載して薬液供給を続ける場合において
も、その際の薬液切れ防止用として用いることのできる
ものである。
【0039】次に請求項6のものは、薬液を供給してい
る薬液コンテナが空となったときに、これを検知する薬
液量検知手段を含む薬液管理手段を車両に搭載するよう
になしたものである。このように薬液量検知手段を設け
ておくことで、薬液コンテナが空となったときにその薬
液量検知手段によって容易にこれを知ることができる
し、或いはまたその薬液量検知手段に基づいてコンテナ
切換えを自動的に行うことも可能となる。
【0040】この場合において薬液管理手段に、上記薬
液検知手段が薬液コンテナが空となったことを検知した
とき表示若しくは警報によって作業員にこれを告知する
告知手段を備えておくことができる(請求項7)。これ
により作業員は常に薬液コンテナ内部の薬液量を監視し
ていなくても、告知手段による告知によってこれを知る
ことができる。
【0041】本発明においては、車両に漏洩防止槽を搭
載してその上に上記薬液コンテナを載置しておき、万一
薬液コンテナからの薬液の漏れがあったとき、これを漏
洩防止槽内に受けるようになすことができる(請求項
8)。この請求項8によれば、万一薬液コンテナからの
薬液の漏洩が生じた場合であっても、漏れた薬液が外部
に流出してしまうのを確実に阻止することができる。
【0042】本発明は、前述の説明から明らかなように
長さの異なる複数の吐出管を備え、互いに異なった位置
から薬液を略同時に吐出させて地盤強化する注入工法に
適用して特に効果の大なるものである(請求項9)。
【0043】
【実施例】次に本発明を、水ガラス系薬液(第1薬液)
とイソシアネート薬液(第2薬液)との2液型の発泡ポ
リウレタン薬液を、地盤強化用薬液として注入する工法
に適用した場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
【0044】図4において、10は第2薬液を収容する
薬液コンテナで、ステンレス製且つ耐圧性の容器11
と、コーナの縦フレーム材12及び上下の横フレーム材
14を有して容器11を支持する支持フレーム16及び
ガスボンベ20を有している。ここで各コーナの縦フレ
ーム材12の下部には円形の脚18が下向きに突設され
ている。
【0045】ガスボンベ20は、導管22を通じ容器1
1内にガス圧を導いて内圧を与えるためのものである
(但し本例ではこのガスボンベによる内圧の付加を省く
ことができる)。24は容器11内に与える内圧を所定
内圧とするためのレギュレータである。
【0046】容器11には、その上部に薬液の供給口2
6と圧力ゲージ28とが設けられている。また下部には
内部の薬液を流出させる流出口30と、その流出口30
を開閉するバルブ32が設けられており、その流出口3
0に対し後述の接続配管54が接続可能とされている。
尚容器11は1.9kgf/cmG以上の耐圧性を有し
ている。
【0047】図1において、34は薬液の注入設備を搭
載した車両(トラック)で、第2薬液供給用の2個の上
記の薬液コンテナ10と、第1薬液供給用のタンク36
と、注入機38とを搭載している。尚、本例において薬
液コンテナ10は1tの第2薬液を収容する容量を有し
ており、またタンク36は第1薬液2000リットルを
収容可能な容量を有している。
【0048】尚タンク36には、内部の第1薬液を撹拌
するための撹拌機40が設けられている。この撹拌機4
0は、撹拌部42とその駆動部44とを有している。こ
のタンク36からは吸込配管46が延び出していて、そ
の先端部が注入機38に接続され、タンク36内の第1
薬液がこの吸込配管46を通じて注入機38に送られる
ようになっている。
【0049】図1及び図2において、48は車両34に
搭載された漏洩防止槽で、図3に明らかに示しているよ
うに上面が開放された矩形の箱体状をなしている。この
漏洩防止槽48は、薬液コンテナ10から万一薬液が漏
れたときにこれを受け入れて収容し、第2薬液が外部に
流出するのを阻止するためのもので、上記薬液コンテナ
10はこの漏洩防止槽48の上に載置されている。本例
においてこの漏洩防止槽48は、その内容量が約220
0リットルとされている。
【0050】図3に示しているように、この漏洩防止槽
48の上面部には合計8つの円筒形状の受部50が設け
てある。上記2つの薬液コンテナ10は、脚18をこれ
ら受部50に嵌め込む状態で、かかる漏洩防止槽48の
上側に並んで載置されている。
【0051】漏洩防止槽48の内部にはまた、薬液コン
テナ10よりも小容量の補助タンク52が設置されてい
る。そしてこの補助タンク52と2つの薬液コンテナ1
0のそれぞれの流出口30とが、接続配管54にて互い
に接続されている。即ち各薬液コンテナ10内の第2薬
液が、それら接続配管54を通じて補助タンク52へと
供給されるようになっている。
【0052】但し何れか一方の薬液コンテナ10から補
助タンク52に第2薬液が供給されているときには、他
の薬液コンテナ10におけるバルブ32が閉とされ、何
れか一方の薬液コンテナ10から択一的に内部の第2薬
液が補助タンク52へと供給される。
【0053】尚この補助タンク52は、少なくとも1回
の注入に必要な量の薬液を収容可能な容量で構成されて
いる。この補助タンク52からはまた、別の接続配管5
6が漏洩防止槽48内部において延び出しており、その
先端が漏洩防止槽48外側において吸込配管58に接続
され、補助タンク52からの第2薬液が、この接続配管
56及び吸込配管58を通じて注入機38へと送られる
ようになっている。
【0054】尚接続配管56と吸込配管58との接続部
には緊急遮断弁60が設けられている。この緊急遮断弁
60は、万一薬液コンテナ10からの第2薬液の漏洩が
あったときに緊急閉弁させて薬液供給を遮断するもので
ある。
【0055】図2に示しているように、補助タンク52
からは液面管62が垂直上向きに延び出しており、補助
タンク52と接続状態にある薬液コンテナ10内部の第
2薬液の液面が、液面管62に表れるようになしてあ
る。この液面管62は支柱66に固定されていて、支柱
66により支持されている。
【0056】液面管62には一対の薬液コンテナ10の
底部よりも下側の位置において薬液量検知手段としての
液面検知センサ64が設けられており、液面管62内の
液面が下降して液面検知センサ64の位置に到ったと
き、かかる液面検知センサ64にてこれが検知されるよ
うになっている。即ち薬液コンテナ10内の薬液が空と
なったときに液面検知センサ64にて検知されるように
なっている。
【0057】而して液面検知センサ64によって補助タ
ンク52と接続状態にある薬液コンテナ10が空となっ
たことが検知されると、即ち現在注入機38に対して薬
液を供給している薬液コンテナ10が空になったことが
検知されると、制御部の制御の下にアラーム68から警
報が発せられ、作業員に対し現在薬液供給中の薬液コン
テナ10が空になったことが告知される。
【0058】従って作業員はその警報によって第2薬液
の供給を、一方の薬液コンテナ10から他方の薬液コン
テナ10へと切り換えることができる。尚その際の切換
えは、空となった方の薬液コンテナ10のバルブ32を
閉じ、今一方の薬液コンテナ10のバルブ32を開くこ
とによって行う。
【0059】尚図2において70は液面管62,液面検
知センサ64,アラーム68,液面検知センサ64の検
知に基づいてアラーム68を作動させる制御部等を含む
薬液管理ユニット(薬液管理手段)を表している。
【0060】上記注入機38は、図5に示しているよう
に第1ポンプユニット72-1,第2ポンプユニット7
2-2,第3ポンプユニット72-3と、それらを共通に
制御する制御盤74とを有している。
【0061】図6に拡大して示しているように、第1ポ
ンプユニット72-1は、第1薬液を供給する第1ポン
プ部76-1と、第2薬液を供給する第2ポンプ部78-
1とを有している。これら第1ポンプ部76-1と第2
ポンプ部78-1とは共通の駆動モータ80に作動的に
連結されていて、この駆動モータ80によりそれら第1
ポンプ部76-1と第2ポンプ部78-1とが作動及び作
動停止させられる。
【0062】他の第2ポンプユニット72-2,第3ポ
ンプユニット72-3も基本的に第1ポンプユニット7
2-1と同様の構成となっている。そして第1,第2及
び第3ポンプユニット72-1,72-2,72-3のそ
れぞれの第1ポンプ部76-1,76-2,76-3に
は、第1薬液を収容するタンク36から延び出した吸込
配管46が接続され、また各ポンプユニット72-1,
72-2,72-3の第2ポンプ部78-1,78-2,7
8-3のそれぞれには、第2薬液用の吸込配管58がそ
れぞれ接続されている。
【0063】更に第1ポンプ部76-1,76-2,76
-3の吐出口には吐出配管82がそれぞれ接続され、ま
た第2ポンプ部78-1,78-2,78-3の吐出口に
は吐出配管84がそれぞれ接続されており、それら吐出
配管82と84とが一対となって、後述する吐出部ユニ
ット85に接続されている。
【0064】尚各ポンプユニット72-1,72-2,7
2-3には、第1ポンプ部76-1,76-2,76-3の
吐出口近傍位置において、吐出配管82上に圧力センサ
86と積算流量計88とが設けられている。ここで圧力
センサ86は吐出配管82の圧力を検知するものであ
り、また積算流量計88は送り出した薬液の積算流量を
検知するものである。
【0065】図5に示しているように、吐出部ユニット
85では第1薬液と第2薬液とを混合し、その混合液
(発泡ポリウレタン薬液)を地盤Gに穿った長孔90内
に注入する。図7にも示しているように、吐出部ユニッ
ト85は地盤Gの長孔90内に挿入されるケーシング管
としての鋼管92を有している。
【0066】この鋼管92には30mm程度のピッチで
孔が形成されており(図示省略)、それらの孔を通じて
発泡ポリウレタン薬液を地盤G中に注入する。尚本例に
おいて鋼管92は長さ12mのもので、この鋼管92の
内部を充満させるための薬液量は約150kgである。
【0067】この吐出部ユニット85は、前述の各ポン
プユニット72-1,72-2,72-3に対応した3つ
の合流部94と、それら合流部94に接続された3本の
吐出管96-1,96-2,96-3と、各吐出管96-
1,96-2,96-3を周方向に120°ずつ隔てた位
置に保持する長手形状の中心部材98とを更に有してい
る。
【0068】ここで各吐出管96-1,96-2,96-
3の先端部には、それぞれ吐出孔100が設けてある。
尚それぞれの吐出孔100の手前には静止ミキサが装着
されており、この静止ミキサにより第1薬液と第2薬液
とが混合される。
【0069】これら吐出管96-1,96-2,96-3
はそれぞれ長さが異なっており、図5に示してあるよう
に1番長さの長い吐出管96-1は地盤Gの長孔90の
奥側(図5中No.1改良ゾーン)に、また2番目の長さ
の吐出管96-2は長孔90内の中間部(図5中No.2改
良ゾーン)に、そして1番長さの短い吐出管96-3は
長孔90内の入口側(図5中No.3改良ゾーン辺り)
に、各ポンプユニット72-1,72-2,72-3から
の発泡ポリウレタン薬液を吐出しそこに注入する。
【0070】また中心部材98には、図7(A)に示し
ているように周方向3箇所に軸心方向に沿って延びる凹
部102が形成されており、その凹部102に沿わせて
3本の吐出管96-1,96-2,96-3を同時に鋼管
92内に挿入するようになっている。
【0071】尚、図6に示しているように制御盤74に
は圧力異常が生じたときに警報を発するアラーム104
が備えてある。このアラーム104は、例えば薬液コン
テナ10からの薬液漏れが生じて注入機38の側に設定
量で第2薬液が吸い込まれないとき、圧力センサ86の
検知に基づいて警報を発する。
【0072】本例の薬液の注入工法にあっては、工場で
薬液コンテナ10内部に第2薬液を充填し、これを車両
34に載せてトンネル掘削工事等の薬液注入現場まで輸
送する。或いは工場で第2薬液を充填した薬液コンテナ
10を単独で工事現場まで輸送し、そこにおいて車両3
4上に薬液コンテナ10を搭載する。
【0073】そして車両34に搭載したタンク36及び
薬液コンテナ10の何れか一方を主タンクとして、そこ
から第1薬液,第2薬液を注入機38により図5の吐出
部ユニット85に供給し、そこから吐出させて地盤G中
に注入する。このとき、何れか一方の薬液コンテナ10
からの第2薬液は補助タンク52を仲介して注入機38
に供給される。
【0074】この薬液コンテナ10は一斗缶50缶分の
容量を有しており、従って同一の薬液コンテナ10を用
いて多数回の注入操作が可能である。そしてトンネル掘
削工事を行う中で薬液供給をしている側の薬液コンテナ
10が空となったとき、液面検知センサ64による検知
に基づいてアラーム68から警報が発せられる。
【0075】これにより作業員は薬液コンテナ10の内
部が空になったことを知ることができ、そこで薬液供給
をしている側の薬液コンテナ10のバルブ32を閉じ、
そして今一方の薬液コンテナ10の側のバルブ32を開
くことで、薬液供給を空となった薬液コンテナ10の側
から他方の満タン状態にある薬液コンテナ10の側に切
り換えることができる。
【0076】またその切換えに際して、一方の薬液コン
テナ10が空となった場合であっても、第2薬液の供給
は補助タンク52を仲介して行われるため、注入機38
が空気を吸い込んでしまうといった不都合は生じない。
即ち一方の薬液コンテナ10から他方の薬液コンテナ1
0への切換えをトラブルなく円滑に行うことができる。
【0077】かかる本例の薬液の注入工法においては、
反復使用可能及び輸送可能な大容量の薬液コンテナ10
を車両に乗降可能に搭載してこれを主タンクとして用い
るため、薬液の注入作業に際して第2薬液の移替えを頻
繁に行うといった従来の問題を解消することができ、作
業員にかかる負担を著しく軽減することができるととも
に、トンネル掘削工事現場等において多量の空缶が産業
廃棄物として発生する問題も解消することができる。
【0078】また場合によって薬液の補給を行う専用の
作業員を不要化することも可能となる。更に進んで薬液
の供給を自動化することが可能となり、ひいては薬液の
注入工事を自動化することも可能となり、併せて産業廃
棄物の処理コスト及び薬液の注入工事のコストを低減す
ることができる。
【0079】また従来と異なって一斗缶を用いて危険物
扱いされる第2薬液を主タンクに移し替える必要がなく
なるため、空となった一斗缶内に薬液が残ってその処理
が問題になることがなくなるのに加えて、作業員が頻繁
に薬液を移し替える際に危険物に触れる恐れがある問題
もなくすことができる。また主タンクとして用いる薬液
コンテナ10は反復使用可能且つ輸送可能に構成された
ものであり、運搬時の安全性の問題も解決することがで
きる。
【0080】またその薬液コンテナ10は一斗缶50缶
分の大容量のものであるため、従来の100リットル程
度の主タンクを用いる場合と異なって作業員が注入作業
中、常に第1薬液と第2薬液との薬液の残量を頻繁に監
視作業するといったことを省略でき、この点でも作業員
にかかる負担を軽減することができる。
【0081】また本例では、液面検知センサ64を含む
薬液管理ユニット70が車両34に搭載してあるため、
その薬液管理ユニット70におけるアラーム68からの
警報によって、作業員は常時薬液コンテナ10内部の液
面を監視していなくても、薬液コンテナ10内部が空と
なったときにこれを知ることができ、そしてその警報に
基づいてコンテナ切換作業を行うことができる。また場
合によって作業員による切換えではなく、自動的に切換
えをなすようにすることもできる。
【0082】また本例では薬液コンテナ10の下側に大
容量の漏洩防止槽48が設置してあるため、万一薬液コ
ンテナ10、例えばバルブ32等の部分からの第2薬液
の漏出があったとしても、漏洩防止槽48でこれを受け
て、その第2薬液が外部に流出するのを確実に阻止する
ことができる。
【0083】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上例では発泡ポリウレタン
薬液における第1薬液として危険物扱いとされないもの
を用いており、このため本実施例ではその主タンクとし
て薬液コンテナ10を用いていないが、第1薬液として
危険物扱いされるようなものを用いる場合に、その主タ
ンクとして薬液コンテナ10を用いることも可能であ
る。また場合によって危険物扱いされないような薬液を
供給するに際しても、上記のような薬液コンテナ10を
主タンクとして用いることもできる。
【0084】また本発明は上例以外の他の様々な組成の
第1薬液,第2薬液を用いた発泡ポリウレタン薬液を注
入するに際し適用することも可能であるし、或いはまた
地盤強化用の薬液として発泡ポリウレタン薬液以外の様
々な薬液を注入するに際しても適用可能である。
【0085】また地盤の空隙に薬液を注入しこれを固結
することによって地盤強化をなす場合のみならず、地盤
に生じた大きな空洞部に薬液を注入充填し、これを固化
させることによって地盤強化をなす場合に際しても本発
明の適用が可能である。
【0086】また上例では2つの薬液コンテナ10を用
い、コンテナ切換えによって薬液供給を継続するように
しているが、場合によって1つの薬液コンテナ10のみ
を車両34に搭載しておいてこれを主タンクとして用
い、そしてその薬液コンテナ10が空となったときに別
の新たな薬液コンテナ10を車両34上の薬液コンテナ
10と取り替えて、以後の薬液注入を継続するようにな
すことも可能である。その他本発明はその主旨を逸脱し
ない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる薬液注入設備を示す
図である。
【図2】同実施例における薬液コンテナとその周辺部を
示す図である。
【図3】同実施例における漏洩防止槽と周辺部を示す図
である。
【図4】同実施例における薬液コンテナの構成を示す図
である。
【図5】同実施例の要部を示す説明図である。
【図6】図5のポンプユニットと制御部を拡大して示す
図である。
【図7】図5における吐出部ユニットを拡大して示す図
である。
【図8】従来の薬液の注入工法の一例を示す説明図であ
る。
【図9】同注入工法によって地盤固結層を形成する例を
示す図である。
【符号の説明】
10 薬液コンテナ 11 容器 34 車両 38 注入機 48 漏洩防止槽 52 補助タンク 64 液面検知センサ(薬液量検知手段) 68 アラーム(告知手段) 70 薬液管理ユニット(薬液管理手段) 96-1,96-2,96-3 吐出管 100 吐出孔 G 地盤
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Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送液ポンプを含む注入機と地盤強化用薬
    液を内部に収容した主タンクとを車両に搭載し、該主タ
    ンク内の該薬液を該注入機により、地盤内に挿入した吐
    出管に供給して該吐出管の吐出孔より吐出し、該地盤の
    空隙若しくは空洞に注入充填し固化せしめて該地盤を強
    化する地盤強化用薬液の注入工法であって、 前記薬液を収容する容器を有し且つ反復使用可能及び輸
    送可能に構成された薬液コンテナを前記主タンクとして
    前記車両に乗降可能に搭載して、該薬液コンテナ内の前
    記薬液を前記注入機により前記吐出管に供給することを
    特徴とする地盤強化用薬液の注入工法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記薬液が第1薬液
    と第2薬液とから成る2液型の発泡ポリウレタン薬液で
    あって、それら第1薬液と第2薬液との少なくとも一方
    の薬液を前記薬液コンテナから前記注入機により前記吐
    出管に供給することを特徴とする地盤強化用薬液の注入
    工法。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記薬
    液コンテナを前記車両に複数搭載し、先ず何れかの薬液
    コンテナから内部の薬液を供給し、内部が空となったと
    ころで他の薬液コンテナからの供給に切り換えるように
    なすことを特徴とする地盤強化用薬液の注入工法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記薬
    液コンテナから前記注入機への前記薬液の通路上に、コ
    ンテナ切換時の薬液切れ防止用の、該薬液コンテナより
    小容量の補助タンクを介挿し、該薬液コンテナから前記
    注入機への薬液の供給を該補助タンクを仲介して行うこ
    とを特徴とする地盤強化用薬液の注入工法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記補助タンクは少
    なくとも1回の注入操作に必要な薬液量を収容可能な容
    量となしてあることを特徴とする地盤強化用薬液の注入
    工法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記車
    両には、前記薬液を供給している前記薬液コンテナが空
    となったときにこれを検知する薬液量検知手段を含む薬
    液管理手段が搭載してあることを特徴とする地盤強化用
    薬液の注入工法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記薬液管理手段
    は、前記薬液量検知手段が前記薬液コンテナが空となっ
    たことを検知したときに表示若しくは警報によって作業
    員に告知する告知手段を備えていることを特徴とする地
    盤強化用薬液の注入工法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記車
    両に漏洩防止槽を搭載して該漏洩防止槽の上に前記薬液
    コンテナを載置し、万一該薬液コンテナからの薬液の漏
    れがあったとき漏れた薬液を該漏洩防止槽内に受けるよ
    うになしておくことを特徴とする地盤強化用薬液の注入
    工法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記注
    入工法が、長さの異なる複数の吐出管を備え、互いに異
    なった位置から前記薬液を略同時に吐出させて地盤強化
    する工法であることを特徴とする地盤強化用薬液の注入
    工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100476601B1 (ko) * 2002-05-07 2005-03-17 백정식 지반 보강용 보강재 주입장치
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JP2018123555A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 日油技研工業株式会社 注入装置及びこれを用いた注入方法

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