JP2003311220A - クリーンシステム - Google Patents
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Abstract
大できる長稼動寿命のクリーンシステムを提供する。 【解決手段】 本発明のクリーンシステム300は、清
浄化用流体を貯蔵する貯留槽302と、基板上のパッド
(又はリード)404を清浄化するためのクリーンヘッ
ド304と、清浄化用流体を貯留槽302からクリーン
ヘッド304へ吐出するための蠕動ポンプ以外の計量ポ
ンプ306とを具備する。本発明で好適に使用できる計
量ポンプは、ピストンポンプ、ギアポンプ又はダイアフ
ラムポンプである。
Description
ステム、特に表示パネル上に形成されるパッド(又はリ
ード)を清浄化するクリーンシステムに関する。
晶パネルやプラズマ表示パネルが知られている。一般
に、このような表示パネルは駆動装置の外部リードをガ
ラス板からなる下部パネルの端部に位置するパッド(又
はリード)に結合することによって組み立てられる。一
般的なドライバー(駆動回路)は、TAB(テープオー
トメイティッドボンディング)法によって形成されるテ
ープキャリアパッケージ(以下、TCPという。)から
なる。
る前に、TCPの外部リードとパネルのパッド(又はリ
ード)間の良好な電気的接触を確保するため、パネルの
パッド(又はリード)を清浄化する必要がある。従っ
て、従来の外部リードボンディング装置は、一般的に、
パネルのパッド(又はリード)を清浄化するためのクリ
ーンシステムを有する。図1に示すように、従来のクリ
ーンシステム100は、清浄化用流体を貯留槽104か
ら上部クリーンヘッド106及び下部クリーンヘッド1
08にそれぞれ供給するため、2つの処理ユニット10
2を有する。
れ、設定量の清浄化用流体の正確な供給を確実に行なう
ために、蠕動ポンプ200(図2参照)を具備する。図
2に示すように、蠕動ポンプ200の作動は、回転ロー
ラヘッド204を用いて、所定長さの屈曲自在なチュー
ブ202(固定流路間に配置される場合もある)を圧縮
したり絞ったりすることによって行なわれる。ローラヘ
ッド204が回転すると、ローラ206がチューブ20
2の一部をつまみ、ローラ206間でチューブ202内
に補足されている如何なる流体も回転方向に押し出す。
この際、流量はローラヘッド204の回転速度と駆動力
によって決定される。
グ装置において、蠕動ポンプを処理ユニットとして用い
ることには、以下の問題点がある。 (a)蠕動ポンプの屈曲自在なチューブは作動中に摩滅
し、その結果、清浄化流体の望ましくない流量変化を生
じる。 (b)摩滅したチューブを周期的に交換する必要があ
り、また、その交換に際しては、外部リードボンディン
グ装置全体を完全に停止する必要がある。 (c)蠕動ポンプの機構部が容易に磨耗する。 これらの欠点は、チューブの交換や蠕動ポンプの補修に
必要な費用を増大するのみならず、作業停止時間を著し
く増大し、また、処理量の大幅な低減をもたらす。
題を解決でき、又は、少なくとも低減でき、作業停止時
間を少なくできると共に処理量を増大できる長稼動寿命
のクリーンシステムを提供することを目的とする。本発
明の他の目的は、基板を、同基板上に形成されるパッド
(又はリード)と共に清浄化するため、外部リードボン
ディングプロセスにおいて用いる信頼性のあるクリーン
システムを提供することにある。
め、本発明に係るクリーンシステムは、主として、清浄
化用流体を貯留する貯留槽と、第1クリーンヘッドと、
清浄化用流体を貯留槽から第1クリーンヘッドに吐出す
る蠕動ポンプ以外の計量ポンプを具備する。本発明にお
いて好適に用いることができる計量ポンプは、吐出サイ
クル毎に同容積を吐出するための一定容積の空所を有す
ることを特徴とするピストンポンプ、ギアポンプ又はダ
イアフラムポンプである。計量ポンプは流入口と流出口
とを有する。流入口は貯留槽に接続されており、清浄化
用流体の計量ポンプへの流入を可能とする。流出口は第
1クリーンヘッドに接続されており、清浄化用流体の計
量ポンプから第1クリーンヘッドへの流入を可能とす
る。クリーンシステムは、清浄化用流体が第1クリーン
ヘッドから計量ポンプに逆流するのを防止するため、計
量ポンプと第1クリーンヘッドとの間に配置される逆止
弁を具備することもできる。
具備することもできる。第1及び第2クリーンヘッド
は、上記した同一の計量ポンプに接続されている。クリ
ーンヘッドは、好ましくは、半製品の表面に接触して清
浄化する紐状物、例えば、不織紐状物を具備する。紐状
物を清浄化用流体によって湿らすことによって、クリー
ンヘッドは、埃、塵、その他の表面汚染物質を半製品の
表面から容易に拭き取ることができる。
蠕動ポンプを、ピストンポンプや、ギアポンプや、ダイ
アフラムポンプのような計量ポンプによって置換するも
のである。ピストンポンプ、ギアポンプ又はダイアフラ
ムポンプの作動においては、従来の蠕動ポンプの屈曲自
在なチューブのような容易に摩滅する部品を必要としな
いので、クリーンシステムの稼動寿命を従来のクリーン
システムより長くでき、従って、作業停止時間を低減で
きると共に処理量を増大することができる。さらに、本
発明に係るクリーンシステムは、外部リードボンディン
グプロセスに用いられる既存の材料や関連する機器と十
分に共存できるものであり、かつ、それらの性能に影響
を及ぼすものではない。
ンプ、ギアポンプ又はダイアフラムポンプのような計量
ポンプによって置換することによって、長稼動寿命を有
することができるクリーンシステムを提供する。ここで
提示する解決策は、既存の装置と十分に共存できるもの
であり、かつ、それらの性能に影響を及ぼすものではな
い。
システム300を示すブロック図である。クリーンシス
テム300は、主として、貯留槽302と、クリーンヘ
ッド304と、計量ポンプ306とを具備する。貯留槽
302は、イソプロピルアルコール(IPA)のような
清浄化用流体を内蔵している。計量ポンプ306は、貯
留槽302からクリーンヘッド304に向けて清浄化用
流体を吐出する。計量ポンプ306は流入口308と流
出口310を有する。流入口308は貯留槽302に接
続されているので、吐出される清浄化用流体の計量ポン
プ306への流入が可能となる。流出口310はクリー
ンヘッド304に接続されているので、計量ポンプ30
6から吐出される清浄化用流体のクリーンヘッド304
内への流入が可能となる。クリーンシステムは、計量ポ
ンプ306とクリーンヘッド304間に配置される逆止
弁312を具備してもよい。逆止弁312は、清浄化用
流体がクリーンヘッド304から計量ポンプ306に逆
流するのを防止するため、選択的に閉弁する。本発明に
係るクリーンヘッド304は、表示パネル406の上面
402に形成されるパッド(又はリード)404(1つ
のパッドのみが参照番号404で示されている。)を清
浄化するため好適に用いられる(図5参照)。クリーン
ヘッド304は、好ましくは、表示パネル406上のパ
ッド(又はリード)404を接触しながら清浄化するた
め、例えば不織紐状物からなる紐状物400を有する。
清浄化用流体がクリーンヘッド304内に吐出される
と、紐状物400は清浄化用流体によって湿らすことが
できるので、パッド(又はリード)404の表面から、
埃、塵、その他の表面汚染物質を簡単に拭き取ることが
できる。
ンシステム350を示すブロック図である。図4に示す
ように、本発明では、さらに、表示パネル406の上面
402と対向する下面を清浄化するため、同一の計量ポ
ンプ306に連結されるもう一つのクリーンヘッド31
4を設けている(図5参照)。クリーンヘッド314
は、クリーンヘッド304と実質的に同じ構造と材料を
有する。計量ポンプは、貯留槽302からクリーンヘッ
ド304とクリーンヘッド314の両方に清浄化用流体
を吐出する。好ましくは、クリーンシステム350は、
計量ポンプ306とクリーンヘッド314間に配置され
る逆止弁316を有する。逆止弁316は、清浄化用流
体がクリーンヘッド314から計量ポンプ306に逆流
するのを防止するため、選択的に閉弁する。
出サイクル毎に同容積を吐出する一定容積の空所を有す
ることを特徴とするピストンポンプ、ギアポンプ、又は
ダイアフラムポンプである。ピストンポンプはユニット
を通して液体を移動させるために往復動プランジャを用
いる。ピストンポンプは剛性ピストン組立体からなり、
このような構成によって、ピストンポンプは、計量ポン
プとして最高の圧力と精度を有することができる。ギア
ポンプは、2つ又は3つの回転するギアの歯の間に介在
する流体を移送することによって作動する。ギアポンプ
は1回転当り多くの小さな空所を移動させるので、ピス
トンポンプほど頻繁に脈動しない。ダイアフラムポンプ
は、屈曲自在なダイアフラムを脈動させることによっ
て、ストローク毎に液体を移動させる。ポンプ作用は、
ダイアフラム(図示せず)によって流体から保護されて
いる往復動ピストン(図示せず)によってさらに増大す
る。ダイアフラムは、ソレノイドによって機械的に、又
は、ピストンとダイアフラム間に供給される油圧流体に
よって作動される。好ましくは、本発明に係る計量ポン
プ306は、稼動部品を最少化できる観点から、ソレノ
イド駆動のダイアフラムポンプとする。好適なソレノイ
ド駆動のダイアフラムポンプとして、ProMinent Dosie
rtechnik GmbH製のポンプ(商標Beta)が市販されてい
る。このポンプは電気信号によって進退し、2位置4方
向電気ソレノイド弁からなる空気弁を有し、空気弁は単
一の操作子とスプリング復帰機構を有する。電力を付与
すると、弁スプールが移動して空気で空気室の圧力を昇
圧する。電気信号を解除すると、スプリング復帰機構
が、弁スプールを、昇圧された空気室を降圧すると共に
同空気室と対向する空気室を昇圧する位置まで移動させ
る。ポンプは、電力を交互に付加、解除することによっ
て往復動する。電気信号の供給が速くなれば、ポンプも
より速く作動する。
工程を有する外部リードボンディングプロセスに、特に
好適に用いられる。まず、図6に示すように、表示パネ
ル406のパッド(又はリード)404を、本発明に係
るクリーンシステム300によって清浄化する。その
後、本来的に接着性のある異方性導電テープ500(図
6参照)を、パッド(又はリード)404上の表示パネ
ル406に取り付ける。次に、テープキャリアパッケー
ジ(TCP)502を表示パネル406上に配置する。
TCP502は、一般的に、フィルム504と、フィル
ム504に結合されるドライバーチップ506と、フィ
ルム504上に形成される(例えば、貼り付けられる)
複数の外部リード508とを具備する。ここで、2つの
近接する外部リード508間には微小な間隙が設けられ
ている。この工程で、TCP502の外部リード508
は、表示パネル406のパッド(又はリード)404と
整合する。最後に、テープキャリアパッケージの外部リ
ード508を、例えば、熱圧着工具によってパッド(又
はリード)404に結合する。
蠕動ポンプを、ピストンポンプや、ギアポンプや、ダイ
アフラムポンプのような計量ポンプによって置換するも
のである。ピストンポンプや、ギアポンプや、ダイアフ
ラムポンプを作動するに際し、従来の蠕動ポンプの屈曲
チューブのような容易に摩滅する構成要素を必要としな
いので、クリーンシステムの稼動寿命を従来のクリーン
システムより長くでき、従って稼動停止時間を低減でき
ると共に処理量を増大できる。さらに、本発明に係るク
リーンシステムは、外部リードボンディングプロセスに
用いられている既存の材料及び関連機器と十分に共存で
きるものであり、かつ、それらの性能に影響を及ぼすも
のではない。
説明してきたが、多くのほかの変容例や変形例を、以下
に請求される本発明の要旨及び範囲から逸脱することな
く行なえることが、理解できるであろう。
きると共に処理量を増大できる長稼動寿命のクリーンシ
ステムを提供することができる。さらに、基板を、同基
板上に形成されるパッド(又はリード)と共に清浄化す
るため、外部リードボンディングプロセスにおいて用い
る信頼性のあるクリーンシステムを提供することができ
る。
る。
ポンプの概略側面図である。
すブロック図である。
示すブロック図である。
するために用いられる図3のクリーンシステムのクリー
ンヘッドを示す図である。
パッケージの拡大斜視図である。
Claims (12)
- 【請求項1】基板上の第1表面上に形成される少なくと
も1つのパッドを有する前記基板を清浄化するシステム
であって、 清浄化用流体を貯蔵する貯留槽と、 前記基板上の前記パッドを清浄化するための第1クリー
ンヘッドと、 前記清浄化用流体を前記貯留槽から前記クリーンヘッド
へ吐出するための蠕動ポンプ以外の計量ポンプと、 を具備するシステム。 - 【請求項2】前記計量ポンプが、 前記貯留槽に接続され、前記吐出すべき清浄化用流体の
前記計量ポンプへの流入を可能とする流入口と、 前記第1クリーンヘッドに接続され、前記吐出すべき清
浄化用流体の前記計量ポンプから前記クリーンヘッドへ
の流入を可能にする流出口と、 を具備することを特徴とするクレーム1記載のシステ
ム。 - 【請求項3】前記システムはさらに前記計量ポンプと前
記第1クリーンヘッドとの間に配置される第1逆止弁を具
備し、該逆止弁は、前記清浄化用流体が前記第1クリー
ンヘッドから前記計量ポンプに逆流するのを防止するた
め選択的に閉弁することを特徴とするクレーム1記載の
システム。 - 【請求項4】前記クリーンヘッドが、前記清浄化用流体
を担持し、前記基板上の前記パッドと接触して清浄化す
る紐状物を有することを特徴とするクレーム1記載のシ
ステム。 - 【請求項5】前記紐状物は不織紐状物であることを特徴
とするクレーム4記載のシステム。 - 【請求項6】前記計量ポンプはピストンポンプであるこ
とを特徴とするクレーム1記載のシステム。 - 【請求項7】前記計量ポンプはギアポンプであることを
特徴とするクレーム1記載のシステム。 - 【請求項8】前記計量ポンプはダイアフラムポンプであ
ることを特徴とするクレーム1記載のシステム。 - 【請求項9】前記計量ポンプはソレノイド駆動のダイア
フラムポンプであることを特徴とするクレーム1記載の
システム。 - 【請求項10】前記システムはさらに、 前記計量ポンプに接続され、前記第1表面と対向する前
記基板の第2表面を清浄化する第2クリーンヘッドと、 前記計量ポンプと前記第2クリーンヘッドとの間に配置
され、前記清浄化用流体が前記第2クリーンヘッドから
前記計量ポンプに逆流するのを防止するため選択的に閉
弁する逆止弁と、 を具備することを特徴とするクレーム1記載のシステ
ム。 - 【請求項11】前記各クリーンヘッドが、前記清浄化用
流体を担持し、前記基板の前記第1表面又は前記第2表
面と接触して清浄化する紐状物を有することを特徴とす
るクレーム10記載のシステム。 - 【請求項12】前記紐状物は不織紐状物であることを特
徴とするクレーム10記載のシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002149867A JP2003311220A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | クリーンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002149867A JP2003311220A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | クリーンシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003311220A true JP2003311220A (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=29545296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002149867A Pending JP2003311220A (ja) | 2002-04-16 | 2002-04-16 | クリーンシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003311220A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006003752A1 (en) * | 2004-06-30 | 2006-01-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Anti-theft device for vehicle |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3027738U (ja) * | 1996-02-07 | 1996-08-13 | 長雄 玉川 | チユーブポンプ |
JPH11104576A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パネルの電極のクリーニング装置 |
JP2000183020A (ja) * | 1998-12-11 | 2000-06-30 | Zebiosu:Kk | 洗浄装置 |
JP2000208471A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-28 | Kurita Water Ind Ltd | 電子材料用洗浄水の調製装置 |
-
2002
- 2002-04-16 JP JP2002149867A patent/JP2003311220A/ja active Pending
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US7916005B2 (en) | 2004-06-30 | 2011-03-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Anti-theft device for vehicle |
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