JP2003302150A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003302150A
JP2003302150A JP2002104493A JP2002104493A JP2003302150A JP 2003302150 A JP2003302150 A JP 2003302150A JP 2002104493 A JP2002104493 A JP 2002104493A JP 2002104493 A JP2002104493 A JP 2002104493A JP 2003302150 A JP2003302150 A JP 2003302150A
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door
opening
small door
small
refrigerator
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JP2002104493A
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English (en)
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Tsutomu Sakuma
勉 佐久間
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • F25D2323/023Door in door constructions

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  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体扉あるいは小扉のいずれかの扉を開扉す
る際は、他の扉の開放を阻止することにより、同時開扉
による他の器物との衝接を防止し、また不安定な状態の
発生を防ぐようにした冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 本体の前面開口部に開閉自在に設けた断
熱扉8の表面部に庫内外を貫通する開口15を形成し、こ
の開口に一側を枢支して開閉自在に小扉17を設けるとと
もに、断熱扉内に枢支部31aを介して一端を庫内に延出
し本体開口縁に係合させたリンク部材31を保持し、リン
ク部材の枢支部を介して他端に連結され一端を小扉の一
側に対向して摺動自在に係止棒34を設けることで、断熱
扉の開放により係合が解除されてリンク部材が回動し、
この回動により係止棒が開口内に突出して小扉と係合
し、小扉の開放を阻止したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の前面開口
部に配設される扉に係り、特に本体の扉面に小扉を設け
た構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫は食生活の多様化とともに
収納量も大型化傾向にあり、特に家庭用冷蔵庫において
は収納内容積が400リットルを超えるクラスが主流に
なり、冷蔵庫本体の高さや幅寸法も大きくなる傾向にあ
る。
【0003】これにともなって、冷蔵室や冷凍室、野菜
収納室の扉も大型化するとともに扉内側の収納ポケット
への収納量も増大しており、特に、収納容積の大きい冷
蔵室の扉は、幅寸法の拡大により開閉扉のための回動ス
ペースが大きくなり、前方が広く開放していない台所な
どにおいては据付が困難であるとともに、開扉の際に
は、大きな開口が形成されるために冷気が大量に流出し
て庫内温度が急上昇することになり、庫内冷却温度を維
持するためにさらに冷却運転電力を要する無駄があっ
た。
【0004】また、扉内側の収納ポケットにも多くの食
品を収納する傾向にあり、冷蔵室の扉自体が大きいこと
もあって、開扉のために大きな力を必要として非力な女
性や高齢者の場合は負担が大きくなり、貯蔵品の出し入
れに時間を要するとともに、夏季におけるペットボトル
などの使用頻度が多い時期にはさらに開閉回数が多くな
って冷気の無駄な流出を招く問題があった。
【0005】上記問題に対応する構成としては、貯蔵室
の開口部を左右に区分する仕切り板あるいは仕切壁を設
けて、左右開口のそれぞれに左開きおよび右開きの扉を
設置するいわゆるサイドバイサイド形の冷蔵庫があり、
また、左右扉のうち一方の扉の反枢支側に回転仕切体を
設け、扉の閉扉によりこの仕切体を開口部前面に配置し
てガスケットの吸着面とすることで本体側に仕切部材を
なくしたフレンチドア方式があって、必要により一方の
扉のみを開扉することで庫内冷気の流出を抑制した構成
が存在する。
【0006】さらに、扉の中に開口を形成してこの開口
を閉塞する小扉を設け、この小扉の内側に収納ポケット
を形成してビン類や小物調味料などを収納し、小扉の開
扉によって収納ポケット内の貯蔵物を開口から庫外に取
り出しまた収納する構成も従来より存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
サイドバイサイド方式は、仕切板が存在することから貯
蔵庫内の容積が減少するとともに、庫内が左右に分断さ
れるため、庫内空間の活用に制約を生じ使い勝手が悪く
なる欠点がある。またフレンチドア方式は、使い勝手は
良好であるが、構成が複雑になり開扉の際は実質的に双
方の扉を同時に開く傾向があり、冷気漏洩防止にあまり
貢献するものではなかった。
【0008】さらに、扉の表面に小扉を形成する構造
は、小扉の一側に設けたヒンジにより開閉し、小扉の庫
内側に一体に取り付けたポケットは小扉の回転とともに
水平あるいは垂直方向に回動して庫外に抽出される構成
であり、出し入れの多い貯蔵品を貯蔵室本体の扉を開か
なくても簡単に収納や取り出しができる点で、冷気の流
出を抑える省電力効果を有するものであるが、これら従
来構成は本体の扉と小扉が同時に開放可能な機構であっ
た。
【0009】本体扉と小扉を同時に開放した際は、一方
の扉が静止していない不安定な中で他扉を回動すること
になり、食品の収納設置や取出し作業に支障をきたすば
かりでなく、小扉が本体扉の開扉限界角度以上に開扉す
ることになり、食器棚や壁などに衝接して損傷したり収
納物を落下させてしまう危険性があった。
【0010】本発明はこの点に着目してなされたもの
で、本体扉あるいは小扉のいずれかの扉を開扉する際
は、他の扉の開放を阻止して開かないようにすることに
より、同時開扉による他の器物との衝接を防止し、また
不安定な状態の発生を防ぐようにした冷蔵庫を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の冷蔵庫の発明は、断熱箱本体の前面
開口部に開閉自在に設けた断熱扉の表面部に庫内外を貫
通する開口を形成し、この開口に一側を枢支して開閉自
在に小扉を設けるとともに、前記断熱扉内に枢支部を介
して一端を庫内に延出し本体開口縁に係合させたリンク
部材を保持し、このリンク部材の枢支部を介して他端に
連結され一端を小扉の一側に対向して摺動自在に係止棒
を設けることで、断熱扉の開放により係合が解除されて
リンク部材が回動し、この回動によって前記係止棒を開
口内に突出させ、小扉と係合して小扉の開放を阻止する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0012】この構成により、断熱扉を開扉したときは
小扉の開放を阻止することができるものであり、本体側
の扉と小扉の双方が同時に開放することによる不安定な
開扉状況の発生を防止して食品の収納や取出し作業を良
好にするとともに、所定角度以上に小扉が開扉すること
による食器棚や壁などへの衝接や損傷を防ぐことができ
る。
【0013】請求項2記載の発明は、断熱箱本体の前面
開口部に開閉自在に設けた断熱扉の表面部に庫内外を貫
通する開口を形成し、この開口に一側を枢支して開閉自
在に小扉を設けるとともに、前記断熱扉内に一端を保持
し他端を小扉の一側に対向して摺動自在に摺動部材を設
け、前記摺動部材に一端を係合させ断熱扉内の枢支部を
介して他端の係止部を庫内へ延出させたリンク機構を設
けることで、前記小扉の開扉により係合が解除されバネ
力で前記摺動部材の他端が開口内に突出し、同時に摺動
部材の移動によるリンク機構の回動で係止部が本体側に
係止し断熱扉の開放を阻止するようにしたことを特徴と
するものであり、この構成により、小扉を開放したとき
には本体側の断熱扉の開放を阻止することができる。
【0014】請求項3記載の発明は、断熱箱本体の前面
開口部に開閉自在に設けた断熱扉の表面部に庫内外を貫
通する開口を形成し、この開口に一側を枢支して開閉自
在に小扉を設けるとともに、前記断熱扉内に一端を保持
し他端を小扉の一側に対向して摺動部材を摺動自在に設
け、この摺動部材の移動によるリンク機構の回動で係止
部を本体側に係止して断熱扉の開放を阻止し、枢支部を
介して一端を延出して本体開口縁に係合させ断熱扉の開
放により係合が解除されて回動するリンク部材を断熱扉
内に保持し、このリンク部材の枢支部の他端にリンク部
材の回動によって開口内に突出し小扉と係合して小扉の
開放を阻止する係止棒を連結したことを特徴とするもの
であり、あらゆる開扉パターンにおいても断熱扉と小扉
の双方が同時に開放することによる不安定な開扉状態の
発生を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の1実
施形態について説明する。図1は本発明に係る冷蔵室扉
に小扉を設けた冷蔵庫の正面図である。
【0016】外箱と内箱とこれら内外箱間に断熱材を発
泡充填した断熱箱体で形成された冷蔵庫本体(1)は、
内箱内部に貯蔵空間として最上部に冷蔵室(2)、その
下方に野菜室(3)を設け、野菜室の下方には断熱仕切
壁を介して製氷貯氷室(4)と温度切替室(5)とを左
右に区分して併置しており、最下部には冷凍室(6)を
独立して配置し、各貯蔵室の前面開口部には各々専用の
扉を設けて開閉自在に閉塞している。
【0017】最も大きな収納容積を有する冷蔵室(2)
内には複数段の載置棚を設けて貯蔵品の収納空間を形成
するとともに、その一部の断面を図2に示すように、開
口部前面に、一側端をヒンジ(7)で枢支した外板
(9)と内板(10)との間に冷蔵庫本体(1)と同様の
断熱材(11)を充填した扉(8)を回動自在に取り付け
ており、この冷蔵室扉(8)周縁の前記開口部に対応す
る部位にはマグネットガスケット(12)を取着して、閉
扉の際はマグネットの磁力によりガスケット(12)を開
口部周縁に吸着させることで、冷蔵室(2)内と外部と
を気密に断熱シールし、熱漏洩を防止している。
【0018】冷蔵室扉(8)の内側には、庫内側前面に
亙って複数のポケット部材(13)(14)を配置して収納
空間を形成しており、冷蔵室(2)の下部に配置した野
菜室(3)、製氷貯氷室(4)、温度切替室(5)およ
び冷凍室(6)は、各扉に取り付けられ貯蔵室内奥方に
延出する図示しない枠体と庫内壁面とのレール機構によ
り、枠体に載置した各収納容器とともに、それぞれが前
後方向に庫外に引き出す引出し扉方式としている。
【0019】そして、冷蔵室扉(8)における表面中央
の下方部には、扉幅より充分幅狭で高さも低い開口(1
5)を冷蔵室内外を貫通して形成している。この開口(1
5)は、扉外板(9)に穿設した開口と、これよりわず
かに小さい開口を穿設した内板(10)との間を、段部
(16a)を形成した枠体(16)で連結して間隙を閉塞す
るとともに、内外板を貫通して形成されている。
【0020】前記開口(15)を形成する枠体(16)に
は、開口の一側上下に設けた枢支軸によって開口を開閉
自在に閉塞する小扉(17)を取り付けている。
【0021】小扉(17)は、内部に断熱空間を有する内
外二重壁を合成樹脂のブロー成形や射出成形により一体
成形したものであり、前記開口の段部(16a)に対応す
る段部(17a)を周縁部に形成するとともに、開口(1
5)と小扉(17)との段部(16a)(17a)間にはガス
ケット(18)を設けて開口を外気と熱遮断し、表面の一
側には把手(19)を設けている。
【0022】開口(15)の密閉については、小扉側と開
口側に設けたマグネット同士の吸着や反発作用を利用し
たり、ラッチや前記扉と同様のガスケット方式でおこな
うなど、種々の方式を採用できる。
【0023】小扉(17)の閉扉による開口の密閉をマグ
ネットガスケット方式でおこなう場合には、小扉(17)
を磁性体である薄鋼板で成形し、図2とは逆に、枠体
(16)側に取り付けたマグネットガスケット(18)の磁
力で吸着させればよく、この小扉(17)の表面を利用し
てメモ紙を磁石で貼り付けるなどメモ板として活用する
ことができる。
【0024】小扉(17)の庫内側の上下の部位には断面
L字状の小物収納ポケット(20)およびペットボトルな
どの比較的大形の貯蔵品を収納できる収納ポケット(2
1)を小扉の内板(22)の凸条部(22a)に係合して取
り付けている。
【0025】収納ポケット(21)は、前記冷蔵室扉
(8)の収納ポケット(14)内部に位置するように配設
されており、冷蔵室扉(8)を開扉した際には、冷蔵室
扉の内側から収納ポケット(14)(21)へ貯蔵品を収納
し、また取り出しをおこなうものである。そして、図2
に対して小扉(17)を開放した状態である図3に示すよ
うに、小扉(17)の開扉の際は、小扉側からポケット
(21)内の貯蔵品を取り出したり、収納するものであ
り、さらに開口(15)から冷蔵室側収納ポケット(14)
内の貯蔵品を直接取り出すこともできる。
【0026】また前記開口(15)を形成する枠体(16)
の周縁上部には、凹部(16b)を設けて庫内側を照明す
る庫内灯(24)とその前面にシェード(25)を取り付け
ている。庫内灯(24)は、小扉(17)の開閉に連動する
図示しないドアスイッチによって通電を制御されてお
り、小扉(17)を開扉したときは庫内灯(24)を点灯す
るようにしている。
【0027】しかして、冷蔵室扉(8)の開扉側の下部
には、断熱壁内に枢支部(31a)を保持してその一端を
庫内側に延出し、他端は冷蔵室扉(8)の前端近傍まで
延設させたリンク部材(31)を配置している。
【0028】リンク部材の枢支部(31a)にはバネ部材
(32)を設けており、このバネ作用により前記一端に設
けた係合ローラ(33)を開口縁を形成する冷蔵室(2)
と野菜室(3)との仕切り(28)の上面に傾斜形成した
ガイド凹溝(28a)を押圧するように係合させている。
【0029】リンク部材(31)の他端には、小扉(17)
の下面に対向して上下方向に摺動自在に設けた係止棒
(34)の下端を連結しており、フリーの状態では、前記
バネ部材(32)の作用により、この係止棒(34)の上端
を開口(15)から突出して小扉(17)の下面に穿設した
係止凹孔(17b)に係合するよう対向させている。
【0030】この構成により、冷蔵室扉(8)を閉塞し
ている場合は、図2に示すように、係合ローラ(33)は
仕切りのガイド凹溝(28a)の傾斜面に乗り上げている
ためリンク部材(31)の他端は下方にあり、係止棒(3
4)の上端は開口(15)内に突出しないため、冷蔵室扉
(8)および小扉(17)とも開扉できる状態にある。
【0031】この状態で、冷蔵室扉(8)を開扉した場
合について説明する。図4に示すように、冷蔵室扉を開
扉すると、リンク部材(31)先端の係合ローラ(33)は
仕切り(28)から離間しガイド凹溝(28a)から外れる
ため、バネ部材(32)の作用によって下方に回動し、そ
の結果、リンク部材(31)の他端は上方へ回動して係止
棒(34)が上方へ移動し、開口(15)内に突出すると同
時にその上端が小扉の係止凹孔(17b)に嵌入する。
【0032】上記嵌入により、冷蔵室扉(8)に対して
小扉(17)は係合ロックされ、小扉(17)はその開放を
阻止される。すなわち冷蔵室扉(8)が開放されている
ときには小扉(17)を開放することはできないように作
用するものである。
【0033】次に、本発明の第2の実施形態につき、前
記実施例と同一部分には同一符号を付して図面により説
明する。図2のA−A線に沿う小扉(17)の閉扉状態の
概略断面図である図5から理解されるように、冷蔵室扉
(8)の開放側の断熱壁内には、扉(8)に圧縮バネ
(41)を介して一端を保持し他端を小扉(17)の一側に
対応するように摺動部材(42)を水平方向に摺動自在に
設けている。
【0034】この摺動部材(42)の前記他端にはローラ
(43)を取り付けて、フリーの状態では冷蔵室扉の開口
(15)の小扉(17)側に突出するように配置されてお
り、開口(15)を小扉(17)で閉塞している場合は、ロ
ーラ(43)はバネ(41)力に抗して断熱壁内に押し込ま
れており、摺動部材(42)の一端にその一端を係合させ
たリンク機構(44)の他端に設けたL状状鉤を有する係
止部(45)を庫内方向に延出させている。
【0035】リンク機構(44)は断熱扉内に位置する枢
支部(44a)により摺動部材(42)の摺動にともなって
回動自在に設けられており、小扉(17)の閉扉状態で
は、摺動部材(42)が小扉によって押し込まれているこ
とから一端は図5中の左側に位置しており、枢支部(44
a)を中心として前記係止部(45)は、冷蔵室(2)の
開口部側壁に突出形成した係止凸起(2a)に係合する
ことなく自由な状態にあり、冷蔵室扉(8)は任意に開
閉できる状態にある。
【0036】上記状態から小扉(17)を開扉した場合に
ついて説明する。図6に示すように、小扉(17)の開扉
によって、摺動部材(42)先端のローラ(43)はその押
圧力を解除されるためバネ(41)の作用によって開口
(15)内に突出する。
【0037】同時に摺動部材(42)が開口(15)側へ移
動することにより、リンク機構(44)は左回転し、他端
の係止部(45)のL字状鉤が本体側壁の係止凸起(2
a)に係合ロックすることによって、冷蔵庫扉(8)は
その開放を阻止される。すなわち小扉(17)が開放され
ているときには冷蔵庫扉(8)を開放することはできな
いように作用するものである。
【0038】さらに、本発明の第3の実施形態について
説明する。この実施形態は、前記2つの実施形態を合わ
せたものであり、具体的には、冷蔵室扉(8)と小扉
(17)との開扉側の下部においては、図2および図4に
示す構成とし、前記各扉(8)(17)の開扉側の側壁部
については、図5および図6に示す構成としたものであ
る。
【0039】この構成によれば、冷蔵室扉(8)あるい
は小扉(17)のいずれかを開放した際には、その時点で
閉扉状態にある小扉(17)あるいは冷蔵室扉(8)の開
扉を阻止することができるばかりでなく、第1の実施形
態の場合の開扉パターンとして、小扉(17)を開放した
状態での冷蔵室扉(8)の開放を阻止することができ、
第2の実施形態の場合の開扉パターンとして、冷蔵室扉
(8)を開放した後における小扉(17)の開放をも防止
することができる。
【0040】したがって、一方の扉を開扉後、他方の扉
を開扉するような状況を含め、あらゆる開扉パターンに
おいても冷蔵室扉(8)と小扉(17)の双方が同時に開
放することによる不安定な開扉状況の発生を防止して食
品の収納や取出し作業を良好にし、所定角度以上に小扉
が開扉することによる食器棚や壁などへの衝接や損傷を
防ぐことができる。
【0041】なお、上記実施例では、小扉(17)の開閉
を扉の一側に設けた枢支軸によって水平方向におこなう
ようにしたが、枢支軸を下辺に設けて垂直に回動させれ
ば、小扉は手前方向に回動して開扉するものであり、収
納ポケット(21)も手前方向に開放することになり、ビ
ンなどの収納品を容易に取り出すことができる。
【0042】この場合には、前記第1の実施形態につい
ては、リンク部材(31)、係止棒(34)と本体扉
(8)、小扉(17)との関係を扉上面や側面上部とし、
第2の実施形態についても、摺動部材(42)やリンク機
構(44)および係止部(45)の関係構成を小扉(17)と
本体扉(8)の上面にして同様の関係構造とすればよ
い。
【0043】また、本体扉についても、上記実施例では
冷蔵室扉について説明したが、これに限るものではな
く、冷凍室扉や野菜室扉など比較的大きな扉であれば本
発明の趣旨を逸脱することなく実施できるものであり、
扉の開放方向についても水平方向への開扉に限らず、上
下垂直方向への開扉や引き出し扉方式にも容易に適用で
きるものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、貯蔵品の取り出しや収納が容易となり、冷気の
無駄な流出を防いで消費電力を低減させることができる
とともに、断熱扉を開扉したときは小扉の開放を阻止す
ることができるものであり、本体側の扉と小扉の双方が
同時に開放することによる不安定な開扉状況の発生を防
止して食品の収納や取出し作業を良好にするとともに、
所定角度以上に小扉が開扉することによる食器棚や壁な
どへの衝接や損傷を防ぐことができる。
【0045】請求項2の発明によれば、小扉を開放した
ときには本体側の断熱扉の開放を阻止することができ
る。
【0046】請求項3の発明によれば、あらゆる開扉パ
ターンにおいても本体側の扉と小扉の双方が同時に開放
することによる不安定な開扉状態の発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示す小扉を設けた冷蔵庫
の正面図である。
【図2】図1の冷蔵庫の小扉部分の要部縦断面図であ
る。
【図3】図2における小扉を開扉した状態を示す要部縦
断面図である。
【図4】図2と同一部分の小扉の開扉状態を示す部分縦
断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す図2のA−A線
に沿う小扉の開放側の概略平断面図である。
【図6】図5と同一部分の小扉を開扉した状態を示す平
断面図である。
【符号の説明】
1…冷蔵室本体 2…冷蔵室 8…
冷蔵室扉 13、14…ポケット部材 15…開口 16…
枠体 16a、17a…段部 16b…凹部 17…
小扉 17b…係止凹孔 18…ガスケット 19…
把手 20、21…収納ポケット 22…小扉内板 24…
庫内灯 25…シェード 28…仕切り 28a
…ガイド凹溝 31…リンク部材 31a…枢支部 32…
バネ部材 33…係合ローラ 34…係止棒 41…
圧縮バネ 42…摺動部材 43…ローラ 44…
リンク機構 44a…枢支部 45…係止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱本体の前面開口部に開閉自在に設
    けた断熱扉と、この断熱扉の表面部に形成した庫内外を
    貫通する開口と、この開口に一側を枢支して開閉自在に
    設けた小扉と、前記断熱扉内に保持され枢支部を介して
    一端を庫内に延出し本体開口縁に係合させたリンク部材
    と、このリンク部材の枢支部を介して他端に連結され一
    端を小扉の一側に対向して摺動自在に設けた係止棒とか
    らなり、断熱扉の開放により係合が解除されてリンク部
    材が回動し、この回動によって前記係止棒を開口内に突
    出させ、小扉と係合して小扉の開放を阻止するようにし
    たことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 断熱箱本体の前面開口部に開閉自在に設
    けた断熱扉と、この断熱扉の表面部に形成した庫内外を
    貫通する開口と、この開口に一側を枢支して開閉自在に
    設けた小扉と、前記断熱扉内に一端を保持し他端を小扉
    の一側に対向して摺動自在に設けた摺動部材と、前記摺
    動部材に一端を係合させ断熱扉内の枢支部を介して他端
    の係止部を庫内へ延出させたリンク機構とからなり、前
    記小扉の開扉により係合が解除されバネ力で前記摺動部
    材の他端が開口内に突出し、同時に摺動部材の移動によ
    るリンク機構の回動で係止部が本体側に係止し断熱扉の
    開放を阻止するようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 断熱箱本体の前面開口部に開閉自在に設
    けた断熱扉と、この断熱扉の表面部に形成した庫内外を
    貫通する開口と、この開口に一側を枢支して開閉自在に
    設けた小扉と、前記断熱扉内に一端を保持し他端を小扉
    の一側に対向して摺動自在に設けた摺動部材と、この摺
    動部材の移動によるリンク機構の回動で本体側に係止し
    断熱扉の開放を阻止する係止部と、前記断熱扉内に保持
    された枢支部を介して一端を延出して本体開口縁に係合
    させ断熱扉の開放により係合が解除されて回動するリン
    ク部材と、このリンク部材の枢支部の他端に連結され、
    リンク部材の回動によって開口内に突出し小扉と係合し
    て小扉の開放を阻止する係止棒とからなることを特徴と
    する冷蔵庫。
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