JP2003298904A - ペン型入力装置及びデジタルカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくともタッチパネル入力部を備えた情報
処理装置における入力操作性の向上を図ると共に、本体
の紛失を防止することができるペン型入力装置及び当該
ペン型入力装置を適用可能なデジタルカメラを提供する
こと。 【解決手段】 デジタルカメラ３０のディスプレイ５０
の表面に設けられたタッチパネル５２における入力操作
に用いるストラップ型入力ペン１０は、その本体１２が
ヒモ部２０によって、デジタルカメラ３０の本体３２に
設けられた係止部４４に係着された環状金具２６と連結
される。ストラップ型入力ペン１０の本体１２に設けら
れたフック部１６を上記環状金具２６にひっかけるよう
にして取り付けることで、本体１２及びヒモ部２０によ
って環状金具２６に係着された状態の所謂ストラップを
形成することでき、これをユーザが握持することでデジ
タルカメラ３０の本体３２を保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、少なくともタッチ
パネル入力部を備えた情報処理装置に適用され、前記タ
ッチパネル入力部における入力操作に用いるペン型入力
装置、及び当該ペン型入力装置を適用可能なデジタルカ
メラに関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
デジタルカメラでは、被写体像の撮影動作モードとして
マニュアル撮影モードやオート撮影モード等の各種撮影
モードを備えると共に、撮影画像を静止画像或いは動画
像として所定の記録メディアに記録する画像記録動作、
撮影画像を液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）に表示する画像
再生動作、撮影画像データを外部情報処理機器へ転送す
る画像転送動作、及びデジタルカメラ各部の各種パラメ
ータ設定動作等の多種多様な機能を備えている。また、
これらの機能を実行するための操作系として、モード切
替スイッチ、十字キー、電源スイッチ、メニュー選択ス
イッチ、メニュー決定スイッチ、キャンセルスイッチ、
マクロ撮影モード切替スイッチ、フラッシュ設定スイッ
チ等の多種の操作スイッチが設けられている。このた
め、操作系に関わる部品点数が多く、製造時のコストア
ップを招いていた。

【０００３】この問題点を解消するものとして、各種操
作スイッチに替えて、タッチパネル入力部を設け、操作
スイッチによる入力操作をタッチパネルによる入力操作
に置き換えることで、操作系に関わる部品点数削減を図
ったものが知られている。

【０００４】しかしながら、タッチパネル入力部では、
デジタルカメラ自体の大きさからその入力領域の面積は
小さく、また表示される選択項目も小さいものとなる。
このため、ユーザが指によって選択項目を選択する操作
においては、誤操作が発生する割合が高く、入力操作に
支障をきたすことがある。

【０００５】この問題点を解消するものとして、本体と
は別体に構成されたペン型入力装置を備えたものが提案
されている。このペン型入力装置を用いてタッチパネル
入力操作を行なうことで、入力操作性を向上させること
ができる。

【０００６】しかしながら、このような本体と別体で構
成されたペン型入力装置は、日常の使用で紛失してしま
う可能性が高い。また、本体にこのペン型入力装置を収
納する収納部を設けることも有効であるが、この場合、
本体の形状に制限が設けられることになる。

【０００７】本発明は、上記の問題点を解決すべく成さ
れたもので、少なくともタッチパネル入力部を備えた情
報処理装置における入力操作性の向上を図ると共に、本
体の紛失を防止することができるペン型入力装置及び当
該ペン型入力装置を適用可能なデジタルカメラを提供す
ることを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、少なくともタッチパネル入力部を備えた情報処理装
置に適用され、前記タッチパネル入力部における入力操
作に用いるペン型入力装置であって、前記情報処理装置
本体と前記ペン型入力装置本体とを連結する連結手段を
備え、前記情報処理装置本体を保持するためにユーザが
握持する握持部が、少なくとも前記ペン型入力装置本体
及び前記連結手段の何れか一方により形成されることを
特徴としている。

【０００９】請求項１に記載の発明によれば、連結手段
は、少なくともタッチパネル入力部を備えた情報処理装
置置本体と、このペン型入力装置本体とを連結する。こ
こで、少なくとも前記ペン型入力装置本体及び前記連結
手段の何れか一方により、前記情報処理装置本体を保持
するためにユーザが握持する握持部を形成する。従っ
て、このペン型入力装置によれば、情報処理装置のタッ
チパネル入力部における入力操作性を向上させることが
できると共に、ペン型入力装置本体の紛失を防止するこ
とができる。

【００１０】請求項２に記載の発明は、少なくとも、タ
ッチパネル入力手段と、当該タッチパネル入力手段から
の入力情報に基づいて所定の動作制御をする制御手段
と、を備えたデジタルカメラであって、請求項１に記載
のペン型入力装置と、前記ペン型入力装置の連結手段を
係止する係止手段と、を有している。

【００１１】請求項２に記載の発明によれば、係止手段
は、ペン型入力装置の連結手段を係止する。これによ
り、ペン型入力装置本体をこのデジタルカメラ本体に係
止することができる。このことによって、タッチパネル
入力手段における入力操作性を向上させることができる
と共に、ペン型入力装置本体の紛失を防止することがで
きる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。

【００１３】図１には、本実施の形態に係るストラップ
型入力ペン１０（詳細は後述）を適用可能なデジタルカ
メラ３０の正面側の概略構成が示されている。このデジ
タルカメラ３０は、本体３２が略箱型形状であり、正面
から見て左側には、本体３２の把持を容易とするための
把持部が形成されている。

【００１４】本体３２の正面側には、図１に示すよう
に、被写体像を結像させるためのレンズ３４、撮影範囲
等を目視で確認するためのファインダ３６、低照度での
撮影等の場合に補助光を発するためのストロボ３８が取
付けられている。

【００１５】本体３２の上面には、正面から見て左側
に、このデジタルカメラ３０の動作モード（詳細は後
述）の１つを選択する際に用いるモードダイヤル４２が
設けられ、モードダイヤル４２の中央部がシャッタボタ
ン４６となっている。なお、シャッタボタン４６は、半
押しでオートフォーカスロック、全押しで撮像処理が実
行されるように構成されている。

【００１６】本体３２の正面から見て右側の側面には、
撮影画像データを記録するメモリカード９０を装填可能
なスロット４０が設けられており、このスロット４０内
部には、後述するメディア制御部８０が備えるコネクタ
部（図示せず）が配設されている。スロット４０に装填
されたメモリカード９０は、このコネクタ部を介して上
記メディア制御部８０と物理的に接続されることで、上
記メディア制御部８０とメモリカード９０との間で各種
データの授受が可能とされている。

【００１７】また、本体３２の正面から見て左側の側面
上部には、上記ストラップ型入力ペン１０を取り付ける
ための孔部を有する係止部４４が設けられており、この
係止部４４の孔部には上記ストラップ型入力ペン１０を
係止するための環状金具２６が挿通されることで係着さ
れている。

【００１８】図２には、上記ストラップ型入力ペン１０
の概略構成が示されている。このストラップ型入力ペン
１０は、本体１２が略円筒形状であり、その一端の開口
部１２Ａは、他端の開口部より小さく形成されている。
本体１２内部の中空部にはペン軸１４が遊挿されてお
り、ペン軸１４の一端に形成された上記タッチパネル５
２表面との接触部となるペン先１４Ａが、開口部１２Ａ
で遊貫すると共に、ペン軸１４の他端部が本体１２から
突出するように構成されている。また、図示しないロッ
ク機構により、ペン軸１４の他端部を図３の矢印Ａ方向
に押圧することで、ペン先１４Ａが開口部１２Ａから突
出した状態が維持されると共に、その状態から再度ペン
軸１４の他端部を図３の矢印Ａ方向に押圧することで、
ペン先１４Ａが本体１２内部へ格納された状態で維持さ
れるようになっている。このことにより、ストラップ型
入力ペン１０の未使用時にペン先１４Ａを本体１２内部
に格納することで、ペン先１４Ａの損傷を防止すること
ができる。

【００１９】本体１２において、ペン軸１４が突出され
ている開口部近傍には、リング係止部１８が設けられて
いる。このリング係止部１８には、上記環状金具２６と
本体１２とを連結するためのヒモ部２０の一端に設けら
れた係止リング２２が係着されている。また、ヒモ部２
０の他端には、係止リング２４が設けられており、上記
環状金具２６に係着されている。

【００２０】また、本体１２の開口部１２Ａの近傍に
は、フック部１６が設けられており、このフック部１６
を上記環状金具２６にひっかけるようにして取り付ける
ことで、本体１２及びヒモ部２０によって環状金具２６
に係着された状態の所謂ストラップを形成することで
き、これをユーザが握持することでデジタルカメラ３０
本体を保持することができる。

【００２１】図３には、デジタルカメラ３０の背面側の
概略構成が示されている。

【００２２】本体３２の背面の下方側には、図３に示す
ように、反射型ＬＣＤ又は透過型ＬＣＤから成るカラー
表示可能なディスプレイ５０が設けられており、ディス
プレイ５０の右上方には、ディスプレイ５０に表示され
る各種設定項目（例えば、動作モード選択、画質調整、
バッテリー量表示、ストロボの発光／非発光設定、撮影
可能枚数表示等）の選択、カーソルの移動、及びズーム
状態の指定等に用いる十字ボタン４８が設けられてい
る。

【００２３】ディスプレイ５０は、表示画面サイズが所
定ピクセル数（例えば、６４０×４８０ピクセル）に設
定された液晶表示パネルで構成されており、画像表示指
示がある場合に、撮影時における撮影対象の画像や後述
するＳＤＲＡＭ（Synchronous Dynamic RAM）９２及び
メモリカード９０から読み込んだ画像ファイルに基づく
画像を、画面全体に表示したり、複数の縮小画像を並べ
たサムネイル表示したり、各種機能選択画面を表示す
る。

【００２４】また、ディスプレイ５０の表面にはタッチ
パネル５２が設けられている。図４（Ａ）に示すよう
に、このタッチパネル５２は、所謂、抵抗膜式タッチパ
ネルで構成されており、Ｘ方向に沿って電極Ｘ１、Ｘ２
を備える第１のシート５２Ａと、Ｙ方向に沿って電極Ｙ
１、Ｙ２を備える第２のシート５２Ｂとを重ね合わせて
構成されており、Ｘ方向及びＹ方向各々に沿ってマトリ
クス状に所定の抵抗値を有している。このタッチパネル
５２の表面に、ストラップ型入力ペン１０のペン先１４
Ａが接触することで上記の抵抗値が変化し、このときの
電流値の変化を検出することで、ストラップ型入力ペン
１０のペン先１４Ａの接触位置を検出することができる
（図５（Ｂ）参照）。

【００２５】図５には、上述したデジタルカメラ３０の
制御系の概略構成が示されている。このデジタルカメラ
３０は、上記レンズ３４を含んで構成された光学ユニッ
ト６０と、上記レンズ３４の光軸後方に配設されたＣＣ
Ｄ６２と、当該ＣＣＤ６２から出力される画像信号（Ｃ
ＣＤ６２の受光面上にマトリクス状に配列された複数個
の光電変換セルの各々における受光量を表わす信号）に
基づき被写体像を示す所定のデジタル画像データを生成
する画像信号処理部６８と、光学ユニット６０の各部及
びＣＣＤ６２等を駆動するためのタイミング信号を生成
するタイミングジェネレータ７０と、ＣＣＤ６２を駆動
する垂直・水平ドライバ６４と、光学ユニット６０に含
まれる、シャッタ及び絞り機構を駆動するシャッタ・ア
イリスモータ、焦点調整（フォーカス）モータ及びズー
ムモータ等を駆動するユニット各部駆動系ドライバ６６
と、デジタルカメラ３０の全体的な動作を司る主制御部
８０と、を含んで構成されている。

【００２６】上記タイミングジェネレータ７０には、垂
直・水平ドライバ６４及びユニット各部駆動系ドライバ
６６が接続されており、このタイミングジェネレータ７
０は、ＣＣＤ６２を駆動させるためのタイミング信号を
垂直・水平ドライバ６４に、光学ユニット６０に備えら
れたメカシャッターや絞り機構を駆動させるためのタイ
ミング信号をユニット各部駆動系ドライバ６６に、各々
出力する。

【００２７】また、光学ユニット６０に含まれるレンズ
３４は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更（変倍）
が可能なズームレンズとして構成されており、図示しな
いレンズ駆動機構を備えている。上記ズームモータ及び
焦点調整モータは、このレンズ駆動機構に含まれるもの
であり、ズームモータ及び焦点調整モータは各々上記主
制御部７２の制御下でユニット各部駆動系ドライバ６６
から供給された駆動信号によって駆動される。また、主
制御部７２は、光学ズーム倍率を変更する際にはズーム
モータを駆動制御して光学ユニット６０に含まれるレン
ズ３４の焦点距離を変化させると共に、ＣＣＤ６２によ
る撮像で得られた画像のコントラストが最大となるよう
に上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦
制御を行なうようになっている。

【００２８】画像信号処理部６８は、図示しない相関２
重サンプリング（Correlated Double Sampling）回路
（ＣＤＳ）、ゲインコントロールアンプ（ＧＣＡ）、及
びＡ／Ｄコンバータを含んで構成されており、ＣＣＤ６
２から入力された上記画像信号は、上記ＣＤＳによって
相関２重サンプリング処理が施され、ＧＣＡによってＲ
ＧＢ各色毎の感度調整がなされた後、Ａ／Ｄコンバータ
で上記デジタル画像データに変換されるようになってい
る。

【００２９】主制御部７２は、主制御部７２全体の動作
を司るＣＰＵ（中央演算処理装置）７４と、所定容量の
ラインバッファを内蔵すると共に、ホワイトバランスの
変動を調整するホワイトバランス調整回路（ＷＢ）及び
ＲＧＢデータをＹＣ信号（輝度信号Ｙ、クロマ信号Ｃ
ｒ、Ｃｂ）に変換するＹ／Ｃ変換回路（Ｙ／Ｃ）を含ん
で構成された撮像制御部７６と、所定の圧縮形式（例え
ば、ＪＰＥＧ（Joint Photographic Experts Group）形
式等）でデジタル画像データに対して圧縮処理を施すと
共に、圧縮処理されたデジタル画像データに対して伸張
処理を施す圧縮／伸張部７８と、上記メモリカード９０
に対する各種情報の書込みや当該メモリカード９０に書
込まれている各種情報の読出しを制御する上記メディア
制御部８０と、上記ディスプレイ５０の表示駆動制御を
するＬＣＤ制御部８２とが、バス８６を介して相互に接
続されて構成されている。なお、上記モードダイヤル４
２、シャッタボタン４６、十字ボタン４８等を含む各種
操作ボタン系８８は、ＣＰＵ７４に接続されており、そ
れぞれの制御信号をＣＰＵ７４へ伝達可能に構成されて
いる。

【００３０】また、主制御部７２のバス８６には、主と
してＣＣＤ６２による撮像で得られたデジタル画像デー
タを記憶する上記ＳＤＲＡＭ９２と、各種パラメータや
プログラム等を記憶したフラッシュＲＯＭ９４と、が接
続されており、ＣＰＵ７４から、ＳＤＲＡＭ９２及びフ
ラッシュＲＯＭ９４に記憶されている各種データに任意
にアクセス可能とされている。

【００３１】撮像制御部７６では、上述の画像信号処理
部６８から順次入力されるデジタル画像データを、内蔵
するラインバッファに蓄積して一旦ＳＤＲＡＭ９２に格
納するようになっている。ＳＤＲＡＭ９２に格納された
デジタル画像データは、ＣＰＵ７４の制御下でＷＢに読
み出されてホワイトバランス調整がなされると共に、ガ
ンマ処理及びシャープネス処理等がなされ、更に、Ｙ／
ＣにてＹＣ信号変換処理が施されてＹＣ信号データに変
換され、再びＳＤＲＡＭ９２に格納される。

【００３２】また、上記シャッターボタン４６が撮影者
によって押圧操作された場合には、ＳＤＲＡＭ９２に格
納された上記ＹＣ信号データを、圧縮／伸張部７８によ
って例えば、ＪＰＥＧ圧縮形式で圧縮した後にメディア
制御部８０を介してメモリカード９０に記録する。

【００３３】なお、画素信号処理部６８、タイミングジ
ェネレータ７０、及び主制御部８０は１チップＬＳＩ
（Large Scale Integrated circuit）として構成されて
おり、これによってデジタルカメラ３０の小型化、高信
頼性化、及び低コスト化が図られている。

【００３４】また、デジタルカメラ３０ではＣＰＵ７４
の制御の下、各種の撮影対象物に対応して各部の設定が
最適化された各種撮影モード、撮影した画像をディスプ
レイ５０にて表示する画像再生表示モード、画像データ
に対してコメントを挿入するためのストラップ型入力ペ
ン１０による手書きテキスト入力を行なうデータ入力モ
ード、及び各種パラメータを設定するセットアップ項目
設定モード等が実行可能とされている。また、これらの
動作モードを選択するための動作モード選択画面等の各
種メニュー画面を示す画像データをディスプレイ５０に
表示することで、ユーザによってストラップ型入力ペン
１０により選択操作によって、動作モードの選択ができ
るようになっている。

【００３５】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。

【００３６】本実施の形態に係るストラップ型入力ペン
１０が適用されたデジタルカメラ３０では、ユーザによ
って当該デジタルカメラ３０の電源が投入されると、Ｃ
ＰＵ７４の制御により、所定の電源投入時初期化処理が
実行され、デジタルカメラ３０各部の初期化が行なわれ
る。ここで、ユーザにより動作モードの設定指示がなさ
れると、ＣＰＵ７４により、図６に示す処理ルーチンが
実行される。

【００３７】まず、ステップ１００では、動作モードを
選択するための動作モード選択画面を示す画像データが
ＬＣＤ制御部８２に出力され、ディスプレイ５０にて動
作モード選択画面を表示する。

【００３８】次のステップ１０２では、ユーザによりス
トラップ型入力ペン１０を用いたタッチパネル５２への
項目選択待ちを行なう。

【００３９】項目選択が終了すると、ステップ１０２で
肯定判断されて、ステップ１０４へ進み、選択された動
作モードによる制御処理が実行される。

【００４０】次に、上述のようにして選択される動作モ
ードの１つであるデータ入力モードについて説明する。
なお、ここでは、撮影済み画像にコメントテキストを挿
入する例について説明する。

【００４１】上述の動作モード設定によって、データ入
力モードが選択されると、図７に示す処理ルーチンが実
行される。

【００４２】まず、ステップ２００では、撮影済み画像
データをＳＤＲＡＭ９２或いはメモリカード９０から読
込み、ディスプレイ５０に表示する（例えば、図８
（Ａ）参照）。

【００４３】次のステップ２０２では、ユーザによりス
トラップ型入力ペン１０を用いたタッチパネル５２への
コメントテキスト入力待ちを行なう。

【００４４】ユーザによって、ディスプレイ５０に表示
された画像データに対し、例えば、図８（Ａ）に示すよ
うに、「思い出（富士山）」とコメントテキスト９６が
入力され確定されると、ステップ２０２で肯定判断され
て、ステップ２０４へ進み、撮影済み画像データに対し
て入力されたコメントテキスト９６のテキストデータを
マージすることで画像データの再構築を行なう。ここで
は、ＣＰＵ７４において、入力されたコメントテキスト
９６の文字認識処理を行ない、テキストデータに変換す
ると共に、上記撮影済み画像データの画像領域における
コメントテキスト９６の位置座標情報を生成する。さら
に、変換されたテキストデータを、上記の位置座標情報
に基づいて上記撮影済み画像データとマージする。

【００４５】次のステップ２０６では、上記ステップ２
０４で再構築された画像データをＳＤＲＡＭ９２或いは
メモリカード９０に記録して本処理ルーチンを終了す
る。これにより、上記の撮影済み画像データに対してコ
メントテキスト９６が挿入された画像データを得ること
ができ、例えば、この画像データをプリントすること
で、図８（Ｂ）に示すようなプリント画像を得ることが
できる。

【００４６】以上のように、本実施の形態に係るストラ
ップ型入力ペンによれば、このストラップ型入力ペンを
適用したデジタルカメラにおいて、タッチパネル入力の
操作性を向上すると共に、ストラップとして常にデジタ
ルカメラ本体に入力ペンを装着することができ、このス
トラップ型入力ペンの紛失を防止することができる。

【００４７】なお、本実施の形態に係るストラップ型入
力ペン１０において、デジタルカメラ３０の動作モード
がデータ入力モードへ移行した状態に連動して、環状金
具２６に係着されたストラップ型入力ペン１０のフック
部１６が自動的に解除されるようにしてもよい。このこ
とにより、ストラップ型入力ペンを使用可能状態とする
ための手動操作を省略することができ、さらなる操作性
の向上を図ることができる。

【００４８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連結手段によって、少なくともタッチパネル入力部を備
えた情報処理装置本体と、ペン型入力装置本体とを連結
すると共に、前記情報処理装置本体を保持するためにユ
ーザが握持する握持部を、少なくとも前記ペン型入力装
置本体及び前記連結手段の何れか一方により形成するよ
うにしたので、前記情報処理装置における入力操作性の
向上を図ると共に、本体の紛失を防止することができる
ペン型入力装置、及び当該ペン型入力装置の連結手段を
係止することで、前記ペン型入力装置を適用可能なデジ
タルカメラを提供することができる、という優れた効果
を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係るストラップ型入力ペ
ンが適用されたデジタルカメラの正面側の外観を示す概
略図である。

【図２】本発明の実施の形態に係るストラップ型入力ペ
ンの概略構成を説明するための図である。

【図３】本発明の実施の形態に係るストラップ型入力ペ
ンが適用されたデジタルカメラの背面側の外観を示す概
略図である。

【図４】（Ａ）は、抵抗膜式のタッチパネルの構成を説
明するための図であり、（Ｂ）は、タッチパネルの抵抗
膜における抵抗値による位置検出を説明するための図で
ある。

【図５】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの制
御系の概略構成図である。

【図６】本発明の実施の形態に係る動作モード設定処理
の流れを示すフローチャートである。

【図７】本発明の実施の形態に係るデータ入力モード処
理の流れを示すフローチャートである。

【図８】（Ａ）は、タッチパネルにおけるデータ入力の
一例を説明するための図であり、（Ｂ）は、（Ａ）で入
力されたデータを含むプリント画像の一例を説明するた
めの図である。

【符号の説明】

１０ ストラップ型入力ペン １４ ペン軸 １４Ａ ペン先 １６ フック部 １８ リング係止部 ２０ ヒモ部 ２２ 係止リング ２４ 係止リング ２６ 環状金具 ３０ デジタルカメラ ４４ 係止部 ５０ ディスプレイ（ＬＣＤ） ５２ タッチパネル ７４ ＣＰＵ ８８ 操作ボタン系 ９０ メモリカード ９２ ＳＤＲＡＭ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくともタッチパネル入力部を備えた
   情報処理装置に適用され、前記タッチパネル入力部にお
   ける入力操作に用いるペン型入力装置であって、 前記情報処理装置本体と前記ペン型入力装置本体とを連
   結する連結手段を備え、 前記情報処理装置本体を保持するためにユーザが握持す
   る握持部が、少なくとも前記ペン型入力装置本体及び前
   記連結手段の何れか一方により形成されることを特徴と
   するペン型入力装置。
2. 【請求項２】 少なくとも、タッチパネル入力手段と、
   当該タッチパネル入力手段からの入力情報に基づいて所
   定の動作制御をする制御手段と、を備えたデジタルカメ
   ラであって、 請求項１に記載のペン型入力装置と、 前記ペン型入力装置の連結手段を係止する係止手段と、 を有するデジタルカメラ。