JP2003298069A - 半導体表示装置、その製造方法及びアクティブマトリクス型表示装置 - Google Patents

半導体表示装置、その製造方法及びアクティブマトリクス型表示装置

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JP2003298069A
JP2003298069A JP2003022292A JP2003022292A JP2003298069A JP 2003298069 A JP2003298069 A JP 2003298069A JP 2003022292 A JP2003022292 A JP 2003022292A JP 2003022292 A JP2003022292 A JP 2003022292A JP 2003298069 A JP2003298069 A JP 2003298069A
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shielding layer
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Keiichi Sano
景一 佐野
Tsutomu Yamada
努 山田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遮光層上方の非晶質半導体にレーザを照射する
ことで多結晶半導体を生成する工程を備える場合であ
れ、表示品位を好適に保つことのできる半導体表示装置
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】ガラス基板1上には、遮光層2が形成され
ており、これらガラス基板1及び遮光層2上には、窒化
シリコン層3及び酸化シリコン層4が積層形成されてい
る。この酸化シリコン層4上にトランジスタDTFTを
構成する多結晶シリコン層4となる非晶質シリコン層を
形成する。そして、この非晶質シリコン層にレーザを照
射することで、多結晶シリコン層10を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体表示装置及び
その製造方法に関し、詳しくは駆動素子への光の照射を
遮る遮光層を備えた半導体表示装置及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】こうした半導体表示装置の一例として、
図8に、従来の液晶表示装置の断面構造を示す。この液
晶表示装置は、以下の工程にて製造される。まず、ガラ
ス基板100上に、金属を成膜してこれをパターニング
することで、遮光層101を形成する。次に、これら遮
光層101及びガラス基板100上に酸化シリコン(S
iO2)からなる絶縁層102を成膜する。そして、こ
の絶縁層102上に、多結晶シリコン層110とする非
晶質シリコン層を形成し、これにレーザを照射すること
で、多結晶シリコン層110を形成する。なお、上記絶
縁層102は、導電性の遮光層101と多結晶シリコン
層110とを絶縁するとともに、多結晶シリコン層11
0への不純物の侵入を防ぐために設けられている。すな
わち、ガラス基板100上に非晶質シリコン層を成膜し
てレーザを照射すると、短時間ではあるが非晶質シリコ
ン層だけでなくガラス基板100が高温となり、同基板
100内部の不純物がしみだして多結晶シリコン層11
0に悪影響を与えることがあるためである。
【0003】こうして多結晶シリコン層110が形成さ
れると、その上にゲート絶縁膜を構成する絶縁層111
及びゲート112を順次形成する。なお、上記多結晶シ
リコン層110のドレイン110d、チャネル110
c、ソース110sは、多結晶シリコン層110に不純
物を注入するなどして生成される。こうして液晶を駆動
する駆動素子としての薄膜トランジスタTFTが生成さ
れる。また、これら絶縁層111やゲート112を、層
間絶縁膜113で覆う。そして、層間絶縁膜113及び
絶縁層111にコンタクトホール120を開口し、同コ
ンタクトホール120を介してそれぞれ上記ドレイン1
10d、ソース110sと導通をとるかたちで層間絶縁
膜113上に電極121を形成する。
【0004】その後、層間絶縁膜113及び電極121
上には平坦化層130を形成するとともに、これにコン
タクトホール131を開口し、上記電極121とコンタ
クトをとりつつ透明な画素電極140を形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、ガラス
基板100及び遮光層101と、非晶質シリコン層との
層間には、絶縁層102を予め成膜しておくことで、非
晶質シリコン層へのレーザ照射時におけるガラス基板1
00からの不純物がシリコン層に侵入するのを抑制す
る。しかし、こうした非晶質シリコン層へのレーザの照
射時には、遮光層101やその上面の不純物が絶縁層1
02に拡散することもある。これは、非晶質シリコン層
にレーザが照射されることで、同非晶質シリコン層のみ
ならず、上記遮光層や絶縁層までも高温となることによ
るもの考えられる。このように、絶縁層102に不純物
が拡散するようなことがあると、表示装置としての表示
品位の低下も免れない。
【0006】なお、上記液晶表示装置に限らず、遮光層
の上方に非晶質半導体を形成してこれにレーザを照射す
ることで生成される多結晶半導体を用いて駆動素子が生
成される半導体表示装置にあっては、絶縁層への不純物
の拡散に起因するこうした実情も概ね共通したものとな
っている。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、遮光層上方の非晶質半導体にレーザ
を照射することで多結晶半導体を生成する工程を備える
場合であれ、表示品位を好適に保つことのできる半導体
表示装置、その製造方法及びアクティブマトリクス型表
示装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
遮光層上方に駆動素子を構成する多結晶半導体層が設け
られる半導体表示装置において、前記多結晶半導体層及
び前記遮光層間に不純物の拡散を抑制するブロッキング
層を備えるとともに、前記多結晶半導体層が該ブロッキ
ング層よりも前記多結晶半導体との間の界面準位の低い
絶縁層上に形成されてなることをその要旨とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記遮光層は、その端部が透明基板側に広
がるテーパ状に形成されてなることをその要旨とする。
【0010】請求項3記載の発明は、前記遮光層には、
該遮光層の上方に形成される駆動素子を走査する走査線
と同一信号又は定電圧が印加されることを特徴とする請
求項1又は2に記載の半導体表示装置。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記絶縁層が酸化シリコンからな
り、前記ブロッキング層が窒化シリコンからなることを
その要旨とする。
【0012】請求項5記載の発明は、透明基板上に遮光
層を形成する工程と、前記遮光層及び透明基板上方に不
純物の拡散を抑制するブロッキング層を形成する工程
と、前記ブロッキング層の上方に該ブロッキング層より
も界面準位の低い絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層
上に非晶質半導体層を形成する工程と、該非晶質半導体
層に光エネルギを照射してこれを多結晶化する工程とを
備えることをその要旨とする。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記遮光層の端部を前記透明基板側に広が
るテーパ状に形成することをその要旨とする。
【0014】請求項7記載の発明は、前記遮光層には、
該遮光層の上方に形成される駆動素子を走査する走査線
と同一信号又は定電圧が印加されることを特徴とする請
求項5又は6に記載の半導体表示装置の製造方法。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項5又は6記
載の発明において、前記ブロッキング層を形成する工程
から前記非晶質半導体層を形成する工程までを同一の装
置内で連続して行うことをその要旨とする。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項5〜8のい
ずれか1項に記載の発明において、前記絶縁層として酸
化シリコンを用いるとともに、前記ブロッキング層とし
て窒化シリコンを用いることをその要旨とする。
【0017】請求項10記載の発明は、同一基板上に、
画素領域とドライバ領域とを備え、前記画素領域は複数
の画素が配置され、各画素は画素領域トランジスタと表
示素子を備え、前記ドライバ領域は、前記画素領域の各
画素を駆動するための信号を出力する複数のドライバ領
域トランジスタを備えた、アクティブマトリクス型表示
装置であって、前記画素領域トランジスタ及び前記ドラ
イバ領域トランジスタは、いずれも能動層として同一材
料である多結晶半導体を用い、前記基板上にトップゲー
ト型トランジスタとして構成され、前記画素領域トラン
ジスタ及び前記ドライバ領域トランジスタの多結晶半導
体層の下層には、不純物の拡散を抑制するブロッキング
層と、該多結晶半導体能動層と接して形成されブロッキ
ング層よりも前記多結晶半導体能動層との間の界面準位
の低い絶縁層と、が基板側から順に形成されており、更
に、前記画素領域トランジスタの多結晶半導体能動層の
下層には、前記絶縁層及び前記ブロッキング層を挟んで
遮光層が配置されていることを要旨とする。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項10記載
のアクティブマトリクス型表示装置において、前記遮光
層は、前記基板側に向かって広がるテーパ側面を備えて
いることを特徴とする請求項10記載のアクティブマト
リクス型表示装置。
【0019】請求項12記載の発明は、請求項10又は
11記載のアクティブマトリクス型表示装置において、
前記遮光層には、該遮光層の上方に形成される前記画素
領域薄膜トランジスタを走査する走査線と同一信号又は
定電圧が印加されていることを要旨とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる半導体表示
装置及びその製造方法を液晶表示装置及びその製造方法
に適用した一実施形態について、図面を参照しつつ説明
する。
【0021】図1は、本実施形態にかかる液晶表示装置
についての概略回路構成図であり、同一基板上に形成さ
れた画素領域及びその周辺に形成されたドライバ領域を
示している。図2(a)は、図1に示したような液晶表
示装置の画素領域における表示の最小単位としての1画
素(1ドット)近傍の平面構成を示している。
【0022】図2(a)に示されるトップゲート型ダブ
ルゲートトランジスタDTFTのドレイン10d、チャ
ネル10c、ソース10sは、多結晶シリコン層10中
に形成されている。そして、このトランジスタDTFT
のドレイン10dには、コンタクトホール22を介し
て、データ(ドレイン)信号線23が接続されている。
また、ゲート12はゲート信号線15と一体に形成され
ている。一方、トランジスタDTFTのソース10sに
は、コンタクトホール20を介して透明な画素電極40
が接続されている。
【0023】そして、Hドライバから対応するデータ信
号線23に印加される表示信号(映像信号)は、Vドラ
イバから対応するゲート信号線15を介してゲート12
に走査信号(選択信号)が印加されトランジスタDTF
Tがオン状態となることで、ドレイン10d及びソース
10sを介して画素電極40に印加される。なお、この
実施例では、多結晶シリコン層10はソース10sの形
成領域から更に外側(隣接画素側)に延長され、この延
長された部分と、その上方にゲート12と同一材料にて
形成された電極13と、で保持容量を形成している。こ
の保持容量の電極13は、互いに保持容量線16によっ
て接続されている。このように保持容量を各画素に設け
ることで、ソース10sに出力された映像信号を、当該
画素電極40の駆動に十分な時間保持することを可能と
する。
【0024】ここで、画素領域の上記トランジスタDT
FTの下方には、遮光層2が形成されている。この遮光
層2は、上記ゲート信号線15に沿って形成されるとと
もに、ゲート信号線15の幅よりも大きな幅を有する。
これにより、同トランジスタDTFTの下方、つまり基
板1側から入射する光は、遮光層2によって遮られチャ
ネル10cに照射されてしまうことが妨げられている。
なお、上記ゲート信号線15と遮光層2とは、ここでは
図2には図示していない(図1で回路を図示)が電気的
に接続されている。
【0025】図2(b)は、図2(a)のA−A線に沿
った断面構成を示している。
【0026】同図2(b)に示されるように、ガラス基
板1上には、例えばクロム(Cr)、モリブデン(M
o)、チタン(Ti)、タングステン(W)などの高融
点金属膜からなる上記遮光層2が形成されている。そし
て、この遮光層2上には、窒化シリコン(SiN)層3
と、酸化シリコン(SiO2)層4が順次積層形成され
ている。また、この酸化シリコン層4上に、多結晶シリ
コン層10が形成されている。この多結晶シリコン層1
0には、不純物が注入されることで所定の導電性が付与
されており、これにより、上記ドレイン10d、チャネ
ル10c、ソース10sがそれぞれ形成されている。こ
の多結晶シリコン層10上には、上記トランジスタDT
FTのゲート絶縁膜及び保持容量の誘電膜として機能す
る酸化シリコン(SiO2)及び窒化シリコン(Si
N)の積層膜からなる絶縁層11が形成されている。そ
して、上記絶縁層11上には、例えばクロム(Cr)、
モリブデン(Mo)、チタン(Ti)、タングステン
(W)などの高融点金属膜からなる上記ゲート12や電
極13が形成されている。
【0027】これら絶縁層11やゲート12、電極13
上には、窒化シリコン(SiN)膜と酸化シリコン(S
iO2)膜とが積層形成された層間絶縁膜14が形成さ
れている。そして、この層間絶縁膜14には、上記トラ
ンジスタDTFTのソース10s及びドレイン10dの
対応領域においてコンタクトホール20及び22が形成
されている。そして、これらコンタクトホール20及び
22を介して、上記ソース10s及び電極21間、並び
にドレイン10d及びデータ信号線23間のコンタクト
がとられている。なお、これらデータ信号線23や電極
21は、モリブデン(Mo)、アルミ(Al)、モリブ
デン(Mo)の積層膜にて形成されている。
【0028】また、層間絶縁膜14やドレイン信号線2
3、電極21上には、これらを覆って有機樹脂からなる
平坦化層30が形成されている。そして、この平坦化層
30にコンタクトホール31が形成され、同コンタクト
ホール31を介して電極21及びITO(Indium Tin O
xide)からなる画素電極40間が電気的に接続されてい
る。
【0029】上記表示装置では、遮光層2上に不純物の
上層への拡散を防ぐブロッキング層として、窒化シリコ
ン層3、そしてこのブロッキング層の上層に、多結晶シ
リコン層との界面における界面準位がブロッキング層よ
りも低い絶縁層として、酸化シリコン層4が順次積層形
成されており、この酸化シリコン層4上に多結晶シリコ
ン層10が形成されている。このため、遮光層2上方の
非晶質シリコン層にレーザを照射することで多結晶シリ
コン層10を生成する工程を備える場合であれ、表示品
位を好適に保つことができるようになる。
【0030】すなわち、遮光層2上に窒化シリコン層3
が形成されているために、多結晶シリコン層10とする
非晶質シリコン層へのレーザ照射時において、遮光層2
材料や、同遮光層2上の不純物が酸化シリコン層4に拡
散することを防ぐことができる。更に、多結晶シリコン
層10が窒化シリコン層3より界面準位の低い酸化シリ
コン層4上に形成されているため、同多結晶シリコン層
10を用いて構成されるトランジスタDTFTの特性も
良好に保つことができる。これに対し、窒化シリコン層
3上に直接多結晶シリコン層10を形成する場合には、
この界面準位が高いために、キャリアのトラップが増大
する、あるいはトランジスタDTFTの閾値が変化する
等、特性変動を招くこととなる。
【0031】更に、本実施形態では、上記遮光層2の端
部(側壁)をガラス基板1側に広がるテーパ状に形成し
た。これにより、遮光層2の形成部とそれ以外の部分と
でガラス基板1に生じる段差を緩和することができるた
め、ガラス基板1上に窒化シリコン層3や酸化シリコン
層4を形成する際、これらに亀裂が生じる等の問題を回
避することができるようになる。
【0032】なお、図1に示した画素領域を駆動するH
ドライバ、Vドライバ中にも上記画素領域内の各画素T
FT(DTFT)の多結晶シリコン層と同一の多結晶シ
リコン層を能動層として用いた駆動素子(薄膜トランジ
スタ)を採用することができる。この場合に、ドライバ
のトランジスタの下層には、図3のように、遮光層を設
けない構造を採用することができる。ドライバ領域で
は、トランジスタに高速動作が要求され、多結晶シリコ
ンのグレインサイズ(粒径)が大きいことが好ましく、
一方画素領域のトランジスタには、リーク電流が小さく
かつ各画素での特性ばらつきが小さいことが要求され、
そのためにはグレインサイズが大きいことより、結晶粒
界の数など特性に影響を及ぼす要因が各TFTでできる
だけ等しいことが要求される。また、同一条件で非晶質
シリコンにレーザを照射して多結晶化アニールを行った
場合、下層に熱伝導性の高い金属層である遮光層2が有
る方が熱拡散速度が速く、最終的に得られるグレインサ
イズが小さくなる傾向がある。そこで、ドライバ領域で
はTFTの下層には遮光層2を設けず(遮光層のパター
ニング時に除去する)、画素領域のTFTの下層にのみ
遮光層2を設け、同一条件で非晶質シリコンをアニール
することで、それぞれの領域において適切なグレインサ
イズの多結晶シリコンを得ることができる。なお、後述
するように、同一エネルギー条件でアニールを行うこと
で、いずれの領域にとっても適切なグレインサイズを得
るには、多結晶シリコン層10の下に位置する絶縁層4
とブロッキング層3の厚さを調整してこれらを絶縁層と
ブロッキング層による熱容量の最適化を図ることが好ま
しい。
【0033】次に、本実施形態の液晶表示装置の製造手
順について説明する。
【0034】この一連の工程では、まず図4(a)に示
すように、ガラス基板1上に、上記遮光層2を形成すべ
く、上記高融点金属膜を、スパッタ法にて例えば膜厚
「200nm」にて成膜し、パターニングする。このパ
ターニングに際しては、上記のように、遮光層2の端部
(側壁)をガラス基板1側に広がるテーパ状に形成す
る。
【0035】次に、上記遮光層2の形成時に用いたスパ
ッタ装置とは別の装置にて、上記窒化シリコン層3等を
成膜する。すなわち、この例では、プラズマCVD(Ch
emical Vapor Deposition:化学気相成長)装置にパタ
ーニングされた遮光層2を有する基板を搬入し、プラズ
マCVD法を用いて、図4(b)に示すように窒化シリ
コンを例えば膜厚「50nm」にて成膜することで上記
ブロッキング層としての窒化シリコン層3を形成する。
これに続いて同じくプラズマCVD法を用いて、図4
(c)に示すように、酸化シリコンを例えば膜厚「13
0nm」にて成膜することで上記絶縁層としての酸化シ
リコン層4を形成する。更に、図4(d)に示すよう
に、プラズマCVD法にて非晶質シリコン層10’を例
えば膜厚「50nm」にて成膜する。
【0036】これら図4(b)〜図4(d)に示す窒化
シリコン層3から非晶質シリコン層10’までの形成工
程を、本実施形態では同一の装置(CVD装置)内で連
続して行う。すなわち、図5に模式的に示されるような
複数のチャンバ(チャンバA、B、C)を備えるマルチ
チャンバを用いることで、これら窒化シリコン層3から
非晶質シリコン層10’までの成膜を真空中で連続して
行う。これにより、これら窒化シリコン層3から非晶質
シリコン層10’までの層に対して不純物が混入するこ
とを抑制する。
【0037】こうして窒化シリコン層3から非晶質シリ
コン層10’までを連続成膜した後、同成膜に用いた装
置から、非晶質シリコン層10’まで形成されたガラス
基板1を取り出す。そして、図4(e)に示すように、
非晶質シリコン層10’に多結晶化アニールとしてレー
ザを照射することでこれを多結晶化する。
【0038】そして、図6(a)に示すように、これを
パターニングすることで多結晶シリコン層10を形成
し、更にイオンドーピングを用いて例えばボロンやリン
を「1×1013」程度ドーピングした後レジストマスク
60を介してリンを「1×10 15」程度ドーピングす
る。次に、レジストマスク60と取り除いた後、図6
(b)に示されるように、プラズマCVD法を用いて、
例えば膜厚「130nm」の酸化シリコン(SiO2
と例えば膜厚「50nm」の窒化シリコン(SiN)と
を積層することで絶縁層11を形成する。そして、図6
(c)に示すように、上記ゲート12や電極13等を形
成すべく、高融点金属膜を例えば膜厚「200nm」に
て成膜してパターニングし、ゲート12をマスクとして
リン等を例えば「1×1013」程度ドーピングする。こ
れにより、上記チャネル10c及びドレイン10d、並
びにチャネル10c及びソース10s間にLDD(Ligh
tly Doped Drain)を形成する。
【0039】次に、図6(d)に示すように、例えば膜
厚「100nm」の窒化シリコンと例えば膜厚「500
nm」の酸化シリコンとをプラズマCVD法にて積層形
成することで層間絶縁膜14を形成し、絶縁層11及び
層間絶縁膜14に上記コンタクトホール20、22を開
口する。そして、図6(e)に示すように、例えば、膜
厚「100nm」のモリブデン(Mo)、膜厚「400
nm」のアルミ(Al)、膜厚「100nm」のモリブ
デン(Mo)を積層することで、上記ゲート信号線15
や電極21を形成する。更に、この上に、図2(b)に
示すような上記平坦化層30を形成するなどして先の図
1に示した表示装置を形成する。
【0040】以上説明した本実施形態によれば、以下の
効果が得られるようになる。
【0041】(1)遮光層2上に窒化シリコン層3及び
酸化シリコン層4及び多結晶シリコン層10を積層形成
した。これにより、同多結晶シリコン層10とする非晶
質シリコン10’にレーザを照射する際、遮光層2及び
その上面の不純物が酸化シリコン層4へ拡散すること
が、窒化シリコン層3にて好適に抑制される。また、窒
化シリコン層3よりも界面準位の低い酸化シリコン層4
上に多結晶シリコン層10を形成することで、この多結
晶シリコン層10を用いて構成されるトランジスタDT
FTの特性を好適に維持することができる。
【0042】(2)遮光層2の端部をガラス基板1側に
広がるテーパ状に形成することで、ガラス基板1上の遮
光層2の形成部分と、それ以外の部分との段差を緩和す
ることができる。このため、窒化シリコン層3や酸化シ
リコン層4の成膜に際し、これらに亀裂が生じる等の問
題を回避することができる。
【0043】(3)窒化シリコン層3から非晶質シリコ
ン層10’までの成膜を同一の装置内で連続的に行う。
このため、これらの成膜時にこれら各層が外気に浸され
ることを回避することができ、ひいては窒化シリコン層
3から非晶質シリコン層10までの層内への不純物の混
入を好適に抑制することができる。
【0044】なお、上記実施形態は、以下のように変更
して実施してもよい。
【0045】・上記実施形態で例示した各材料は、適宜
変更してよい。例えば、データ信号線23や電極21等
は、アルミ(Al)及び、シリコンアルミ(Al−S
i)及び、銅(Cu)のいずれか、若しくは、それらと
モリブデン(Mo)やチタン(Ti)等の高融点金属と
の積層膜とによって形成してもよい。また、ガラス基板
1の代わりに、透明なプラスチック基板等、任意の透明
基板を用いてもよい。
【0046】・上記実施形態で例示した各膜厚は、成膜
速度やコンタクトホール形成時間等を考慮して、適宜変
更してもよい。例えば、酸化シリコン層4の膜厚を、
「50nm〜4000nm」とし、窒化シリコン層3の
膜厚を「50nm〜2000nm」としてもよい。
【0047】ここで、ドライバ領域では、金属の遮光層
を形成せず、同一条件のレーザアニールにて非晶質シリ
コンを多結晶化して、ドライバ領域でも画素領域でも適
切なグレインサイズの多結晶シリコン層を得る場合に
は、上記ブロッキング層及び絶縁層の厚さは、多結晶シ
リコン層下方に金属の遮光層がある画素領域での該遮光
層による熱リークを考慮して決定することが好適であ
る。即ち、レーザアニールによる非晶質シリコンの多結
晶化に際し、適切なグレインサイズを実現するためのエ
ネルギーの最適値のレンジはそれほど広くないため、多
結晶シリコン層の下方に遮光層がなくガラス基板上にブ
ロッキング層及び絶縁層を介して多結晶シリコン層が形
成されるドライバ領域と、熱リークの大きい遮光層が下
層に存在する画素領域とで、比較的近似した熱リークと
なるようにブロッキング層と絶縁層の厚さを設定するこ
とが好適である。これを実現するためには各層は例えば
以下のように設定できる。まず、ブロッキング層として
の窒化シリコン層3の膜厚h2が50nmの場合、酸化
シリコン層4の厚さh1は200nm以上とすることが
好適である。あるいは、酸化シリコン層4の厚さh1が
130nmの場合に、窒化シリコン層3の厚さh2が1
00nm以上であることが好ましい。もちろん、この2
層のそれぞれの厚さはこれらには限られず、また、ブロ
ッキング層及び絶縁層の材質とその厚さも特に上記例に
は限られないが、この2層は、非晶質シリコン層と金属
の遮光層との間隙を大きくし、非晶質シリコン層にレー
ザを照射した際、熱が逃げにくい厚さに形成することが
好ましい。
【0048】・上記遮光層2及び窒化シリコン層3及び
酸化シリコン層4及び多結晶シリコン層10の積層構造
の代わりに、遮光層2及び窒化シリコン層3間や、窒化
シリコン層3及び酸化シリコン層4間に、他の膜を介在
させてもよい。この膜としては、低誘電率の膜であるこ
とが望ましい。これにより、遮光層2及び多結晶シリコ
ン層10間の静電容量を小さく抑えることができる。
【0049】・上記窒化シリコン層3の代わりに、非晶
質シリコン層10’へのレーザ照射時に遮光層2材料及
びその上の不純物の拡散を抑制することのできる任意の
ブロッキング層を用いてもよい。また、酸化シリコン層
4の代わりに、上記ブロッキング層よりも界面準位の低
い任意の絶縁膜を用いてもよい。
【0050】・遮光層はゲート信号線と接続している例
を示したが、そのほかにも、保持容量線と接続しても良
い。
【0051】・駆動素子としては、上記ダブルゲートト
ランジスタDTFTに限らない。
【0052】・液晶表示装置に限らず、遮光層上に設け
られた非晶質半導体層にレーザを照射することで生成さ
れる多結晶半導体層を備える任意の半導体表示装置に本
発明を適用することができる。
【0053】具体的には、例えば、図7に示すようなア
クティブマトリクス型のエレクトロルミネッセンス(E
L)表示装置などにも採用可能であり、同様の効果を得
ることができる。ここで、図7のEL表示装置におい
て、Hドライバ領域及びVドライバ領域のTFTの下方
には上記と同様に遮光層は形成せず、ブロッキング層と
絶縁層との積層構造の上にTFTの能動層(多結晶シリ
コン層)を形成し、画素領域のTFT(Tr1,Tr
2)の下方には遮光層を形成し、この遮光層と画素領域
TFTの能動層(多結晶シリコン層)との層間に上記ブ
ロッキング層と上記絶縁層とを形成する構成が採用でき
る。画素TFT(Tr2)に接続されたEL素子(OL
ED)は、例えば図2(b)のITO画素電極40を第
1電極とし、この上に、多層又は単層構造の有機発光素
子層と上記第1電極に対向する金属などからなる第2電
極とを順に形成した構造とすればよい。なお、図7にお
いて、VLは、画素TFTのうち、Tr2を介してEL
素子に表示内容に応じた電流を供給するための電源ライ
ンである。図7では、Tr1下方の金属層は、ゲート電
位とし、Tr2下方の金属層はエレクトロルミネッセン
ス用電源電位に接続している。Tr2における接続はT
r2の電流能力を低下させる方向に働かせる効果があ
る。Tr1,Tr2の金属層の接続は、これに限るもの
ではなく、前述のように高速駆動等が必要でない場合
は、保持容量線などの一定電圧電位に接続可能であり、
電流能力が必要な場合にはゲート電圧を供給することも
可能である。その組み合わせとしては、Tr1がゲート
信号線に接続されている場合には、Tr2がゲート信号
線、EL用駆動電源線及び保持容量線のうちいずれか1
つに接続されていても良く、またTr1が保持容量線に
接続されている場合には、Tr2はゲート信号線、EL
用駆動電源線及び保持容量線のいずれか1つに接続され
ていても良く、更にTr1がEL用駆動電源線に接続さ
れている場合には、Tr2はゲート信号線、EL用駆動
電源線及び保持容量線のうちいずれか1つに接続されて
いる場合があるが、いずれの場合にも効果を得ることが
できる。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、非晶質半導体
層にレーザを照射することで多結晶半導体層を生成する
際に生じる遮光層材料や遮光層上面の不純物の拡散をブ
ロッキング層によって好適に抑制することができる。更
に、同ブロッキング層よりも界面準位の低い絶縁膜上に
多結晶半導体層を形成することで、同半導体層を備えて
構成される駆動素子の特性を良好に維持することができ
る。
【0055】請求項2記載の発明によれば、遮光層の端
部を透明基板側に広がるテーパ状にすることで、遮光層
の形成領域及びそれ以外の領域間の段差を緩和すること
ができ、ひいては、上記ブロッキング層や絶縁層等の成
膜時に亀裂が入る等の問題を回避することができる。請
求項3、7及び12記載の発明によれば、遮光層がどこ
にも接続されていない状態では遮光層の電位が安定せ
ず、TFTによる表示信号の充電、保持動作が画素ごと
に不安定となり表示品位が低下することを防止できる、
即ち遮光層の電位を一定にすると、信号充電保持動作が
安定し、表示品位の低下を防ぐことができるとともに、
さらにゲート電位を接続すると充電時の能力を向上させ
ることができるため、充電能力を必要とするような高速
駆動に対応することが可能となる。
【0056】請求項4記載の発明によれば、上記ブロッ
キング層やこれよりも界面準位の低い絶縁層を的確に構
成することができる。
【0057】請求項5記載の発明では、遮光層上方にブ
ロッキング層を形成する工程と、該ブロッキング層より
も界面準位の低い絶縁層上に非晶質半導体層を形成する
工程とを備える。このため、この非晶質半導体にレーザ
を照射することで多結晶半導体を生成する際に生じる遮
光層材料や遮光層上面の不純物の拡散をブロッキング層
によって好適に抑制することができる。更に、ブロッキ
ング層よりも界面準位の低い絶縁膜上に非晶質半導体層
を形成する工程を備えることで、同半導体層を備えて構
成される駆動素子の特性を良好に維持することができ
る。
【0058】請求項6及び11記載の発明によれば、遮
光層の端部を透明基板側に広がるテーパ状にすること
で、遮光層の形成領域及びそれ以外の領域間の段差を緩
和することができ、ひいては、上記ブロッキング層や絶
縁層等の成膜時に亀裂が入る等の問題を回避することが
できる。
【0059】請求項8記載の発明によれば、ブロッキン
グ層を成膜する工程から非晶質半導体層を形成する工程
までを同一の装置内で連続して行うために、これらの形
成時に各層が外気に浸されることを回避することがで
き、ひいてはこれらの層への不純物の混入を抑制するこ
とができる。
【0060】請求項9記載の発明によれば、上記ブロッ
キング層やこれよりも界面準位の低い絶縁層を的確に構
成することができる。
【0061】請求項10記載の発明によれば、ドライバ
領域では遮光層を除去し、画素領域では遮光層を形成
し、それらの領域に形成される各多結晶半導体能動層の
下層には同一の絶縁層及びブロッキング層を形成するこ
とで、例えば同一条件による多結晶化のためのアニール
を行うことで、それぞれの領域で適切なグレインサイズ
の多結晶半導体を得ることが容易となる。また、画素領
域では、遮光層側からその駆動素子への不純物の侵入が
確実に防止され、且つ特性変動やリーク電流を発生させ
る外光の基板側からの照射を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる液晶表示装置についての概
略回路構成図。
【図2】本実施形態にかかる半導体表示装置を液晶表示
装置に適用した一実施形態の構成を示す平面図及び断面
図。
【図3】上記実施形態における液晶表示装置のドライバ
領域及び画素領域における構造の相違を説明する概略断
面図。
【図4】上記実施形態における表示装置の製造手順を示
す断面図。
【図5】マルチチャンバを模式的に示す図。
【図6】上記実施形態における表示装置の製造手順を示
す断面図。
【図7】本実施形態にかかるEL表示装置についての概
略回路構成図。
【図8】従来の液晶表示装置の断面図。
【符号の説明】
1、101…ガラス基板、3…窒化シリコン層、4…酸
化シリコン層、10、110…多結晶シリコン層、10
c、110c…チャネル、10d、110d…ドレイ
ン、10s、110s…ソース、11、111…絶縁
層、12、112…ゲート、13、21、121…電
極、14、113…層間絶縁膜、15…ゲート信号線、
16…保持容量線、20、22、31、120、131
…コンタクトホール、23…ドレイン信号線、30…平
坦化層、40、140…画素電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/02 H05B 33/14 A 33/10 33/22 Z 33/14 H01L 29/78 626C 33/22 619B 627G Fターム(参考) 2H091 FA34Y GA02 GA13 GA16 LA16 2H092 JA24 JB52 JB54 JB56 JB57 KA05 MA08 MA27 MA30 NA01 PA01 3K007 AB11 AB17 BB00 CA00 DB03 EA00 FA01 FA02 5C094 AA42 AA54 BA03 BA43 CA19 DA09 DA13 DB01 EA04 ED15 FB01 FB14 FB19 GB10 5F110 AA17 AA30 BB02 CC02 DD01 DD02 DD13 DD14 DD17 EE04 EE28 FF02 FF03 FF09 FF30 GG02 GG13 GG25 GG32 GG45 GG51 HJ01 HJ12 HL02 HL03 HL04 HL06 HL11 HL12 HM15 NN03 NN04 NN23 NN24 NN35 NN41 NN44 NN46 NN54 NN71 NN72 NN73 NN78 PP03 QQ09 QQ19

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遮光層上方に駆動素子を構成する多結晶半
    導体層が設けられる半導体表示装置において、 前記多結晶半導体層及び前記遮光層間に不純物の拡散を
    抑制するブロッキング層を備えるとともに、前記多結晶
    半導体層が該ブロッキング層よりも前記多結晶半導体層
    との間の界面準位の低い絶縁層上に形成されてなること
    を特徴とする半導体表示装置。
  2. 【請求項2】前記遮光層は、その端部が透明基板側に広
    がるテーパ状に形成されてなる請求項1記載の半導体表
    示装置。
  3. 【請求項3】前記遮光層には、該遮光層の上方に形成さ
    れる駆動素子を走査する走査線と同一信号又は定電圧が
    印加されることを特徴とする請求項1又は2に記載の半
    導体表示装置。
  4. 【請求項4】前記絶縁層が酸化シリコンからなり、前記
    ブロッキング層が窒化シリコンからなる請求項1又は2
    記載の半導体表示装置。
  5. 【請求項5】透明基板上に遮光層を形成する工程と、 前記遮光層及び透明基板上方に不純物の拡散を抑制する
    ブロッキング層を形成する工程と、 前記ブロッキング層の上方に該ブロッキング層よりも多
    結晶半導体層との間の界面準位の低い絶縁層を形成する
    工程と、 前記絶縁層上に非晶質半導体層を形成する工程と、 該非晶質半導体層に光エネルギを照射してこれを多結晶
    化する工程とを備える半導体表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記遮光層の端部を前記透明基板側に広が
    るテーパ状に形成する請求項5記載の半導体表示装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記遮光層には、該遮光層の上方に形成
    される駆動素子を走査する走査線と同一信号又は定電圧
    が印加されることを特徴とする請求項5又は6に記載の
    半導体表示装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記ブロッキング層を形成する工程から前
    記非晶質半導体層を形成する工程までを同一の装置内で
    連続して行う請求項5又は6に記載の半導体表示装置の
    製造方法。
  9. 【請求項9】前記絶縁層として酸化シリコンを用いると
    ともに、前記ブロッキング層として窒化シリコンを用い
    る請求項5〜8のいずれかに記載の半導体表示装置の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 同一基板上に、画素領域とドライバ領
    域とを備え、前記画素領域は複数の画素が配置され、各
    画素は画素領域トランジスタと表示素子を備え、前記ド
    ライバ領域は、前記画素領域の各画素を駆動するための
    信号を出力する複数のドライバ領域トランジスタを備え
    た、アクティブマトリクス型表示装置であって、 前記画素領域トランジスタ及び前記ドライバ領域トラン
    ジスタは、いずれも能動層として同一材料である多結晶
    半導体を用い、前記基板上にトップゲート型トランジス
    タとして構成され、 前記画素領域トランジスタ及び前記ドライバ領域トラン
    ジスタの多結晶半導体層の下層には、不純物の拡散を抑
    制するブロッキング層と、該多結晶半導体能動層と接し
    て形成されブロッキング層よりも前記多結晶半導体能動
    層との間の界面準位の低い絶縁層と、が基板側から順に
    形成されており、 更に、前記画素領域トランジスタの多結晶半導体能動層
    の下層には、前記絶縁層及び前記ブロッキング層を挟ん
    で遮光層が配置されていることを特徴とするアクティブ
    マトリクス型表示装置。
  11. 【請求項11】 前記遮光層は、前記基板側に向かって
    広がるテーパ側面を備えていることを特徴とする請求項
    10記載のアクティブマトリクス型表示装置。
  12. 【請求項12】 前記遮光層には、該遮光層の上方に形
    成される前記画素領域薄膜トランジスタを走査する走査
    線と同一信号又は定電圧が印加されていることを特徴と
    する請求項10又は11記載のアクティブマトリクス型
    表示装置。
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