JP2003293950A - 圧縮機のシール構造 - Google Patents

圧縮機のシール構造

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JP2003293950A JP2002098461A JP2002098461A JP2003293950A JP 2003293950 A JP2003293950 A JP 2003293950A JP 2002098461 A JP2002098461 A JP 2002098461A JP 2002098461 A JP2002098461 A JP 2002098461A JP 2003293950 A JP2003293950 A JP 2003293950A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部への漏れがなく、耐食性が向上し、コス
ト低減が図れ、性能低下が無い圧縮機のシール構造を提
供すること。 【解決手段】 圧縮機のシール構造において、シリンダ
ブロック11とシリンダヘッド13との間で、弁機構部
3に重ね合わさる第1のガスケット1を備える。前記弁
機構部3は、吸入弁部材5及び弁板部材6を備える。前
記シリンダヘッド13は吸入弁部材5及び弁板部材6を
収容する外周端縁部13dを備える。外周縁端部13d
は内径が吸入弁部材5及び弁板部材6の夫々の外径と略
等しく、高さが吸入弁部材5及び弁板部材6の夫々の厚
さの合計に略等しい。第1のガスケット1は、シリンダ
ヘッド11の外周端縁部13dとシリンダブロック13
との間に配置され、シリンダヘッドの外周端縁13d内
側に吸入弁部材5及び弁板本体6が収容されるように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両空調装置に用
いられる往復動型圧縮機に関し、詳しくは、ピストン型
圧縮機におけるシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図6に示すピストン型圧縮機が提
案されている(以下、従来技術1と呼ぶ)。図6は従来
技術1によるピストン型圧縮機を示す断面図である。図
6を参照すると、この従来のピストン型圧縮機100
は、片斜板式圧縮機とよばれる。ピストン型圧縮機10
0は、ケーシングと一体に形成されたシリンダブロック
111と、シリンダブロック111の一端に設けられた
フロントハウジング112と、シリンダブロック111
の他端に、弁機構部113を介して設けられたシリンダ
ヘッド114とを備えている。
【0003】シリンダブロック111は、中心の軸受け
孔部の周囲の同心円状に等角度間隔で、中心軸方向に沿
って延在して設けられたシリンダボア120を有してい
る。弁機構部113は、シリンダブロック111と、シ
リンダヘッド114との間に、設けられ、図示しない吸
入弁及び吐出弁を夫々備えている。
【0004】フロントハウジング112には、ボス部1
12aが設けられている。ボス部112aの周囲には、
図示しない駆動機構から、回転軸117に駆動力を伝達
するための電磁クラッチが設けられるが、図では省略さ
れている。また、回転軸117は、図示しない駆動機構
に直接接続されても良い。
【0005】また、回転軸117は、フロントハウジン
グ112の内側及び外側に夫々設けられたボス部112
a,112bと、シリンダブロック111のシリンダボ
ア120の中心部に設けられた軸受け孔24との間に渡
って設けられ、夫々ベアリング118,119によって
両端を回転可能に支持されている。また、回転軸117
のボス部112bに隣接して、その周囲に回転斜板12
4が設けられている。この回転斜板124の一端は、フ
ロントハウジングの内側に向かって突出したボス部11
2bの端面にスラストベアリング102を介して支持さ
れている。
【0006】シリンダヘッド114内には、外部冷媒回
路からの圧縮する流体を吸入するための吸入室127
と、圧縮された流体を図示しない排出口を介して外部冷
媒回路に吐出する吐出室129とが画成されている。
【0007】シリンダブロック111のシリンダボア1
20内には、ピストン121が配置されている。ピスト
ン121は、圧縮側とは反対側の端部に窪んだシュー保
持部を備え、このシュー保持部123内に回転斜板12
4の外周部と、この外周部の両端面に、平な面が摺接す
るように略半球状のシュー103,103が夫々収容さ
れている。
【0008】このような片斜板式圧縮機100におい
て、回転軸117が回転すると、それに伴い回転斜板1
24が回転する。回転斜板124の回転は、回転軸11
7に対して傾斜しているので、回転斜板124の外周部
は回転軸117の略中心軸方向に沿う往復運動を行う。
この往復運動は、ピストン121のシュー保持部123
に収容されたシュー103,103を介して、ピストン
121のシリンダボア120内の往復動に変換される。
したがって、シリンダボア120内をピストン121が
図では下側に移動したときに、吸入室127から吸入孔
及び吸入弁を介してシリンダボア120内に流体が吸入
され、ピストン121が図では上側に移動するときに、
吸入された流体が圧縮され、吐出弁を介して吐出室12
9に吐出され、図示しない排出口から図示しない外部冷
媒回路へと送り出される。
【0009】図7は従来技術1による圧縮機のシール構
造を示す部分断面図である。図7を参照すると、アルミ
製のシリンダブロック111と、アルミ製のシリンダヘ
ッド114との間には、鋼板からなる弁板本体113a
を備えた弁機構部113が設けられ、ボルト115によ
って固定されている。弁機構部113はシリンダブロッ
ク側に、シリンダガスケット(以下、第1のガスケット
と呼ぶ)141と、吸入弁135と、弁板本体113a
とを備え、シリンダヘッド114側には、吐出弁136
とヘッドガスケット(以下、第2のガスケットと呼ぶ)
137とを備え、吐出弁136上にその開放角を規制す
るバルブリテーナ22を有している。これらの弁機構部
の吸入弁135、弁板本体113a、吐出弁136、及
びバルブリテーナ22は、ボルト21a及びナット21
bによって一体となるように固定されている。
【0010】シリンダブロック111の端面の内周に、
吸入弁135の厚みに等しい段差141aが設けられ、
第1のガスケット141はこの部分で段をなして、径方
向に延在している。この段差141aと略等しい厚みの
吸入弁135を第1のガスケット141と、弁板本体1
13aとで挟み込んで、シール構造としている。
【0011】従来技術による圧縮機のシール構造のもう
一つの例としては、特開平10−196536号公報
(以下、従来技術2と呼ぶ)に開示されたものがある。
【0012】図8は従来技術2による圧縮機のシール構
造を示す断面図である。図8に示すように、シリンダブ
ロック111と弁板本体113aとの間に挟まれた第1
のガスケット141の外周シール部141cと、吸入弁
135との間に、空間部142を設けて、さらに、この
空間部142と、吸入孔133との間に溝143を設け
ている。シリンダボア120内から弁板本体113aと
吸入弁135との接合界面に形成された細隙140から
空間部142に侵入する冷媒ガスを連通溝143によっ
て吸入通路128に逃がし、外周シール部141cの熱
及び劣化を防止する構造である。
【0013】また、更に、従来技術による圧縮機の他の
シール構造の例としては、実開昭56−113186号
公報(以下、従来技術3と呼ぶ)に開示されたものがあ
る。
【0014】図9及び図10には、従来技術3に開示さ
れた圧縮機のシール構造を示す部分断面図である。
【0015】図9及び図10を参照すると、従来技術3
による圧縮機のシール構造は、シリンダブロック111
の端部111aと、シリンダヘッド114との間には、
弁板本体113aと、ガスケット131が介装されてい
る。ガスケット131の外周端には、エンボス加工によ
る膨らみ131bが設けられ、その先端がシリンダブロ
ック111の外周端縁111bの先端に接触している。
このように、シリンダブロック111の端面に段差11
1aを設け、段差の中に吸入弁135、弁板本体113
aを嵌入し、シリンダブロックの段差外縁と、シリンダ
ヘッドの間にヘッドガスケット131を挟み、外側への
シールを行うシール構造である。また、図10に示すよ
うに、Oリング151を端面114a,111a間に挟
み込む構造も示されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1及び2において、シリンダブロック111とシリン
ダヘッド114との間には、第1のガスケット141、
弁板本体113a、第2のガスケット137が挟まれ、
夫々外部に露出している。さらに、吸入弁135の厚さ
に略等しい段差が設けられ、前記段差内にシリンダブロ
ックの外径と略等しい第1のガスケット141を介し
て、吸入弁135を収容する構造になっている。この構
造は、シリンダブロック111と弁板本体113aの間
を第1のガスケット141でシールし、弁板本体113
aとシリンダヘッド114aの間を第2のガスケット1
37との間で夫々シールするため、シール個所が多くな
り、外部への冷媒もれが生じやすいという欠点があっ
た。
【0017】また、従来技術1及び2において、鋼製の
弁板本体113aが外部に露出しているため、耐食性が
問題となる。さらに、シリンダブロック111の端面
に,段差を形成しているために、シリンダボア120と
シリンダボア120との間の圧縮ガスの漏れによる性能
低下、シリンダブロック加工コストが増大するという欠
点があった。
【0018】また、従来技術3において、シリンダブロ
ック111の端面に段差を設け、段差の中に吸入弁13
5、弁体本体113aを嵌入し、シリンダブロック段差
外縁と、シリンダヘッドの間に第2のガスケット131
を挟み、外側へシールを行う構造が取られている。この
従来技術3による構造は、シリンダブロック111と吸
入弁135の間にシール部材の無い、金属面同志の接触
であり、シリンダボアとシリンダボアとの間の圧縮ガス
の漏れによる性能低下が問題とされている。
【0019】また、図9に示すように、シリンダブロッ
ク111に設けられたシリンダボア内を往復動するピス
トン端面と吸入弁部材の最小隙間、即ち、ピストン最小
隙間を極小化することは、デッドボリュームを低減する
ことに繋がり、性能安定化に重要である。つまり、従来
技術3において、シリンダブロック111と吸入弁部材
とが直接接触しているため、ピストン最小隙間を調整す
る手段を持たず、デッドボリュームがばらつくため、性
能低下が問題となる。
【0020】そこで、シリンダブロック111と吸入弁
135の間に第2のガスケットを付加すれば、シリンダ
ボア間の漏れは解消されるが、シリンダブロック111
外周縁でのシールを行うために、第1のガスケット14
1,吸入弁135、弁板本体113aの合計厚さと、シ
リンダブロック段差141a深さは同一にしなければな
らず、ピストン最小隙間を極小化するために、第1のガ
スケット141の厚さを選択することはできないため、
性能低下を解消することはできない。
【0021】また、図10に示す従来技術において、シ
リンダブロック111とシリンダヘッド114の間にO
リング151を介在されるということで、シールを行う
構造があるが、Oリング装着用の溝加工が必要であり、
さらに、部品点数が増え、コスト増になるという問題が
ある。
【0022】そこで、本発明の技術的課題は、外部への
漏れがなく、耐食性が向上し、コスト低減が図れ、性能
低下が無い圧縮機のシール構造を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
シリンダボアを有するシリンダブロックと、吸入室及び
吐出室が区画形成されたシリンダヘッドと、前記シリン
ダブロックと前記シリンダヘッドとの間に配置され、冷
媒の吸入及び吐出を行う弁機構部と、前記シリンダボア
内を往復動するピストンとを備え、前記ピストンの吸入
行程において、前記吸入室より前記弁機構部を経てシリ
ンダボアに冷媒を吸入し、前記ピストンの圧縮行程にお
いて前記シリンダボアから弁機構部を経て前記吐出室に
圧縮された冷媒を吐出する往復動圧縮機のシール構造に
おいて、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッドと
の間で、前記弁機構部に重ね合わさる第1のガスケット
を備え、前記弁機構部は、吸入弁部材、弁板部材、およ
び第2のガスケットを備え、前記シリンダヘッドは前記
吸入弁部材、弁板部材、および第2のガスケットを収容
する外周端縁部を備え、前記外周縁端部は内径が前記吸
入弁部材、弁板部材、および第2のガスケットの夫々の
外径と略等しく、また、高さが前記吸入弁部材、弁板部
材、および第2のガスケットの夫々の厚さの合計に略等
しく、前記第1のガスケットは、前記シリンダヘッドの
前記外周端縁部と前記シリンダブロックとの間に配置さ
れ、前記シリンダヘッドの外周端縁内側に前記吸入弁部
材、前記弁板部材、および第2のガスケットが収容され
るように構成したことを特徴とする圧縮機のシール構造
が得られる。
【0024】また、本発明によれば、複数のシリンダボ
アを有するシリンダブロックと、吸入室及び吐出室が区
画形成されたシリンダヘッドと、前記シリンダブロック
と前記シリンダヘッドとの間に配置され、冷媒の吸入及
び吐出を行う弁機構部と、前記シリンダボア内を往復動
するピストンとを備え、前記ピストンの吸入行程におい
て、前記吸入室より前記弁機構部を経てシリンダボアに
冷媒を吸入し、前記ピストンの圧縮行程において前記シ
リンダボアから弁機構部を経て前記吐出室に圧縮された
冷媒を吐出する往復動圧縮機のシール構造において、前
記シリンダブロックと前記シリンダヘッドとの間で、前
記弁機構部に重ね合わさる第1のガスケットを備え、前
記弁機構部は、吸入弁部材および弁板部材を備え、前記
シリンダヘッドは前記吸入弁部材および弁板部材を収容
する外周端縁部を備え、前記外周縁端部は内径が前記吸
入弁部材および弁板部材の夫々の外径と略等しく、ま
た、高さが前記吸入弁部材および弁板部材の夫々の厚さ
の合計に略等しく、前記第1のガスケットは、前記シリ
ンダヘッドの前記外周端縁部と前記シリンダブロックと
の間に配置され、前記シリンダヘッドの外周端縁内側に
前記吸入弁部材および前記弁板部材が収容されるように
構成したことを特徴とする圧縮機のシール構造が得られ
る。
【0025】また、本発明によれば、前記いずれか一つ
の圧縮機のシール構造において、前記第1のガスケット
との前記シリンダヘッドの外周端縁先端に接触する位置
にビードを設けたことを特徴とする圧縮機のシール構造
が得られる。
【0026】また、本発明によれば、前記いずれか一つ
の圧縮機のシール構造において、前記シリンダブロッ
ク、前記弁機構部、及び前記シリンダヘッドの締結を円
周上に複数配置されたボルトによって行い、前記シリン
ダヘッド外周端部の内径は、円周上に複数配置されたボ
ルトの外接円径に略等しいことを特徴とする圧縮機のシ
ール構造が得られる。
【0027】さらに、本発明によれば、前記いずれか一
つの圧縮機のシール構造を少なくとも一端に備えている
ことを特徴とするピストン型圧縮機が得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0029】図1は本発明の第1の実施の形態による圧
縮機のシール構造を示す部分断面図である。図1に示す
シール構造は、図6と同様な構造のピストン型圧縮機1
00に用いられる。図2は図1の弁板本体を示す正面図
である。図3は図1の吸入弁部材を示す正面図である。
【0030】図1を参照すると、シリンダブロック11
とシリンダヘッド13との間に、シリンダガスケット
(以下、第1のガスケットと呼ぶ)1と弁機構部3とヘ
ッドガスケット(以下、第2のガスケットと呼ぶ)7が
設けられている。シリンダブロック11には、中心軸の
周囲に中心軸に沿う方向に設けられた複数のシリンダボ
ア11aが形成され、シリンダボア11a内には、図示
しないピストンが往復動可能に収容されている。
【0031】弁機構部3は、吸入弁5aを備えた吸入弁
部材5と、弁板本体6と、吐出弁8と、吐出弁8の開放
角を規制するバルブリテーナ22とを軸方向に重ね合わ
せて、ボルト21a及びナット21b等の固着部材によ
って一体となるように固定した構成を有している。
【0032】また、シリンダヘッド13には、吸入室1
3aと、吐出室13bとが区画形成され、シリンダブロ
ック11寄りの端部は、弁機構部3及び第2のガスケッ
ト7を収容できるように、縁よりも内側が円形に窪んで
形成され、したがって、シリンダヘッド13の外周端縁
部13cの先端13dが軸方向にリング状に突出した形
状を備えている。
【0033】この窪み部を形成するシリンダヘッド13
の外周端縁部13cの先端13dと、端面11bとの間
には、第1のガスケット1が挟み込まれている。第1の
ガスケット1の外径と、シリンダブロック11の端面の
外径と、シリンダヘッド13の外周端部外径は略等しく
形成されている。尚、本発明の第1の実施の形態による
圧縮機のシール構造によれば、シリンダブロック11の
端面11bと、第1のガスケット1との間には、従来技
術でしめしたような段差は設けられていない。また、シ
リンダヘッドの外周端縁部13cの先端13dと、端面
11bとの間には、第1のガスケット1によってシール
を行うために、Oリングを省略することができる。ま
た、第1のガスケット1の厚さでは、シールに無関係に
設定できるので、ピストン隙間を極小化するために自由
に設定できる。
【0034】図2を参照すると、弁板本体6は周囲にボ
ルト貫通用のU状の切り込み6aが設けられている。ま
た、外側寄りに同心円状の吸入孔23aが設けられ、そ
の内側に吐出孔23bが同様に設けられている。また、
中心部には、ボルト貫通用の穴23cが設けられてい
る。尚、図中の破線はシリンダボア11aを示し、周囲
の二点鎖線はシリンダブロック11またはシリンダヘッ
ド13の外形を夫々示している。
【0035】図3を参照すると、円板状の吸入弁部材5
の周縁部には、ボルト貫通用のU字状の切り込み5dが
設けられている。この切り込み5dは、弁板本体6のU
字状の切り込み6aと対応する位置に夫々設けられてい
る。
【0036】また、U字状で且つ半径方向とは斜めに交
差する方向の切り込みによって形成された吸入弁5aが
設けられている。
【0037】U字状の切り込みの一端は、弁板本体の吐
出孔23bと重なり合うように、孔部5bが設けられて
いる。
【0038】図1を再び参照すると、吸入弁部材5に弁
板本体6と、吐出弁8とが、厚さ方向に重ね合わされ、
更に、バルブリテーナ22が重ね合わされて、ボルト2
1a及びナット21bによって固定され、弁機構部3が
構成されている。
【0039】また、シリンダブロック11と、シリンダ
ヘッド13は、第1のガスケット1と、弁機構部、即
ち、吸入弁部材5、弁板本体6及び第2のガスケット7
とを挟み込み、円周状に複数配置された通しボルト9に
よって締結されている。通しボルト9の軸力は、シリン
ダヘッド外周端縁部13cの先端13dと、端面11b
との間に挟みこまれた第1のガスケット1による外部の
シールと、シリンダヘッド外周端縁部13cの内周に収
容された吸入弁部材5、弁板本体6、ヘッドガスケット
7の夫々の間をシールする内部シールの両者のシールを
行う。
【0040】また、吸入弁部材5、弁板本体6、ヘッド
ガスケット7の外径は、通しボルト9の外接円径8aに
略等しく形成されているため、前記外部のシール面圧が
強まり、より確実なシールを行える。また、吸入弁部材
5、弁板本体6,ヘッドガスケット7の合計の厚さは、
シリンダヘッド外周端縁部13cの高さに略等しい。
【0041】図4は本発明の第2の実施の形態による圧
縮機のシール構造を示す部分断面図である。図4に示す
シール構造は、図1で示すものと同様に、図6と同様な
構造のピストン型圧縮機100に用いられる。また、図
4では、第2のガスケット7とシリンダヘッド13との
間に隙間が形成されているが、組み立ての完成状態にお
いては、ボルト8を締結することによって隙間を完全に
塞がれている。
【0042】図4を参照すると、第2の実施の形態によ
る圧縮機のシール構造は、第1の実施の形態によるもの
とは、第1のガスケット1の形状が異なる他は、ほぼ同
様の構成を有している。
【0043】即ち、シリンダブロック11とシリンダヘ
ッド13との間に、第1のガスケット1と弁機構部3及
び第2のガスケットを挟み込んでいる。シリンダブロッ
ク11には、複数のシリンダボア11aが形成され、シ
リンダボア11a内には、図示しないピストンが往復動
可能に収容されている。
【0044】弁機構部3は、吸入弁5aと、弁板本体6
と、吐出弁8と、吐出弁8の開放角を規制するバルブリ
テーナ22とを軸方向に重ね合わせて、ボルト21a及
びナット21b等の固着部材によって一体となるように
固定した構成を有している。
【0045】また、シリンダヘッド13には、吸入室1
3aと、吐出室13bとが区画形成され、シリンダブロ
ック11寄りの端部は、弁機構部3及び第2のガスケッ
ト7を収容できるように、縁よりも内側が円形に窪んで
形成され、したがって、シリンダヘッド13の外周端縁
部13cの先端13dが軸方向にリング状に突出した形
状を備えている。
【0046】この窪み部を形成するシリンダヘッド13
の外周端縁部13cの先端13dと、端面11bとの間
には、第1のガスケット1が挟み込まれている。第1の
ガスケット1の外径と、シリンダブロック11の端面の
外径と、シリンダヘッド13の外周端部外径は略等しく
形成されている。
【0047】ここで、本発明の第2の実施の形態による
シール構造によれば、第1のガスケット1の周縁部に、
シリンダヘッド13側に突出したビード1aが設けられ
ている。このビード1aがシリンダヘッド13の外周端
縁部13cの先端13dに接触して、弁機構部3の厚み
に誤差があったとしても、外部シールをより確実に行う
ことができる。また、第1のガスケット1の厚さはシー
ルに無関係に設定できるので、ピストン隙間を極小化す
るために自由に設定できる。
【0048】図5は本発明の第3の実施の形態による圧
縮機のシール構造を示す部分断面図である。図5に示す
シール構造は、図4に示すものと同様に、図6と同様な
構造のピストン型圧縮機に用いられる。
【0049】図5を参照すると、本発明の第3の実施の
形態による圧縮機のシール構造では、弁板本体6のヘッ
ドシリンダ13側の第2のガスケットがない以外は、第
1の実施の形態とは同様の構成を有している。
【0050】即ち、シリンダブロック11とシリンダヘ
ッド13との間に、第1のガスケット1と弁機構部3′
とを挟み込んでいる。シリンダブロック11には、複数
のシリンダボア11aが形成され、シリンダボア11a
内には、図示しないピストンが往復動可能に収容されて
いる。
【0051】弁機構部3′は、吸入弁5と、弁板本体6
と、吐出弁8と、吐出弁8の開放角を規制するバルブリ
テーナ22とを軸方向に重ね合わせて、ボルト21a及
びナット21b等の固着部材によって一体となるように
固定した構成を有している。
【0052】また、シリンダヘッド13には、吸入室1
3aと、吐出室13bとが区画形成され、シリンダブロ
ック11寄りの端部は、弁機構部3′を収容できるよう
に、縁よりも内側が円形に窪んで形成され、したがっ
て、シリンダヘッド13の外周端縁部13cの先端13
dが軸方向にリング状に突出した形状を備えている。
【0053】この窪み部を形成するシリンダヘッド13
の外周端縁部13cの先端13dと、端面11bとの間
には、第1のガスケット1が挟み込まれている。第1の
ガスケット1の外径と、シリンダブロック11の端面の
外径と、シリンダヘッド13の外周端部外径は略等しく
形成されている。尚、本発明の第3の実施の形態による
シール構造によれば、シリンダブロック11の端面11
bと、第1のガスケット1との間には、段差は設けられ
ていない。また、シリンダヘッドの外周端縁部13cの
先端と、端面11bとの間には、第1のガスケット1に
よってシールを行うために、第1乃至第3の実施の形態
と同様のOリングを省略することができる。第2のガス
ケットは、内部シールのみの機能であるので、本形態に
よっても外部漏れが無く、部品点数の少ないシール構造
が可能となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外部への漏れがなく、耐食性が向上し、コスト低減が図
れ、性能低下が無い圧縮機のシール構造を提供すること
ができる。
【0055】具体的に、本発明によれば、外部に露出し
たシール部分は、シリンダブロックとシリンダヘッドに
挟まれた第1のガスケットのみであり、外部への冷媒漏
れを軽減できる圧縮機のシール構造を提供することがで
きる。
【0056】また、本発明によれば、鋼板からなる弁板
本体が外部に露出しないために、耐食性が向上する圧縮
機のシール構造を提供することができる。
【0057】また、本発明によれば、シリンダブロック
の端面に段差がないことから、シリンダボアとシリンダ
ボアとの間の圧縮ガスの漏れによる性能低下が無く、シ
リンダブロックの加工コストが低下する圧縮機のシール
構造を提供することができる。
【0058】さらに、本発明によれば、外部露出したシ
ール部分は、シリンダブロックと、シリンダヘッドに挟
まれた第1のガスケットのみであるので、シリンダヘッ
ドと、弁板部材との間に挟まれた第2のガスケットを省
略できる。
【0059】また、本発明によれば、シリンダガスケッ
トをシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に挟む構
造であるため、シリンダヘッドに設けられた段差深さと
は無関係にシリンダガスケットの厚さを選択できること
から、ピストン最小隙間を極小化でき、性能低下を防止
できる圧縮機のシール構造を提供することができる。
【0060】さらに、本発明によれば、Oリングを使わ
ないために、溝加工及び部品点数追加が不要であり、コ
スト減となる圧縮機のシール構造を提供することができ
る。
【0061】また、本発明によれば、上記種々の利点を
備えたシール構造を持つ圧縮機を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による圧縮機のシー
ル構造を示す部分断面図である。
【図2】図1の弁板本体を示す正面図である。
【図3】図1の吸入弁部材を示す正面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による圧縮機のシー
ル構造を示す部分断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による圧縮機のシー
ル構造を示す部分断面図である。
【図6】従来技術1によるピストン型圧縮機を示す断面
図である。
【図7】従来技術1による圧縮機のシール構造を示す部
分断面図である。
【図8】従来技術2による圧縮機のシール構造を示す部
分断面図である。
【図9】従来技術3に開示された圧縮機のシール構造を
示す部分断面図である。
【図10】従来技術3に開示された圧縮機のシール構造
を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダガスケット(第1のガスケット) 1a ビード 3,3′ 弁機構部 5 吸入弁部材 5a 吸入弁 5b 孔部 5d 切り込み 6 弁板本体 6a 切り込み 7 ヘッドガスケット(第2のガスケット) 8 吐出弁 8a 外接円径 9 通しボルト 11 シリンダブロック 11a シリンダボア 11b 端面 13 シリンダヘッド 13a 吸入室 13c 外周端縁部 13d 先端 21a ボルト 21b ナット 22 バルブリテーナ 23a 吸入孔 23b 吐出孔 23c 穴 100 ピストン型圧縮機 111 シリンダブロック 111b 外周端縁 112 フロントハウジング 112a,112b ボス部 113 弁機構部 113a 弁板本体 114 シリンダヘッド 117 回転軸 118,119 ベアリング 120 シリンダボア 121 ピストン 124 回転斜板 127 吸入室 128 吸入通路 129 吐出室 131 ヘッドガスケット(第2のガスケット) 131b 膨らみ 133 吸入孔 135 吸入弁 136 吐出弁 137 ヘッドガスケット(第2のガスケット) 141 シリンダガスケット(第1のガスケット) 141a 段差 142 空間部 143 連通溝 141c 外周シール部 151 Oリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシリンダボアを有するシリンダブ
    ロックと、吸入室及び吐出室が区画形成されたシリンダ
    ヘッドと、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッド
    との間に配置され、冷媒の吸入及び吐出を行う弁機構部
    と、前記シリンダボア内を往復動するピストンとを備
    え、前記ピストンの吸入行程において、前記吸入室より
    前記弁機構部を経てシリンダボアに冷媒を吸入し、前記
    ピストンの圧縮行程において前記シリンダボアから弁機
    構部を経て前記吐出室に圧縮された冷媒を吐出する往復
    動圧縮機のシール構造において、前記シリンダブロック
    と前記シリンダヘッドとの間で、前記弁機構部に重ね合
    わさる第1のガスケットを備え、前記弁機構部は、吸入
    弁部材、弁板部材、および第2のガスケットを備え、前
    記シリンダヘッドは前記吸入弁部材、弁板部材、および
    第2のガスケットを収容する外周端縁部を備え、前記外
    周縁端部は内径が前記吸入弁部材、弁板部材、および第
    2のガスケットの夫々の外径と略等しく、また、高さが
    前記吸入弁部材、弁板部材、および第2のガスケットの
    夫々の厚さの合計に略等しく、前記第1のガスケット
    は、前記シリンダヘッドの前記外周端縁部と前記シリン
    ダブロックとの間に配置され、前記シリンダヘッドの外
    周端縁内側に前記吸入弁部材、前記弁板部材、および第
    2のガスケットが収容されるように構成したことを特徴
    とする圧縮機のシール構造。
  2. 【請求項2】 複数のシリンダボアを有するシリンダブ
    ロックと、吸入室及び吐出室が区画形成されたシリンダ
    ヘッドと、前記シリンダブロックと前記シリンダヘッド
    との間に配置され、冷媒の吸入及び吐出を行う弁機構部
    と、前記シリンダボア内を往復動するピストンとを備
    え、前記ピストンの吸入行程において、前記吸入室より
    前記弁機構部を経てシリンダボアに冷媒を吸入し、前記
    ピストンの圧縮行程において前記シリンダボアから弁機
    構部を経て前記吐出室に圧縮された冷媒を吐出する往復
    動圧縮機のシール構造において、前記シリンダブロック
    と前記シリンダヘッドとの間で、前記弁機構部に重ね合
    わさる第1のガスケットを備え、前記弁機構部は、吸入
    弁部材および弁板部材を備え、前記シリンダヘッドは前
    記吸入弁部材および弁板部材を収容する外周端縁部を備
    え、前記外周縁端部は内径が前記吸入弁部材および弁板
    部材の夫々の外径と略等しく、また、高さが前記吸入弁
    部材および弁板部材の夫々の厚さの合計に略等しく、前
    記第1のガスケットは、前記シリンダヘッドの前記外周
    端縁部と前記シリンダブロックとの間に配置され、前記
    シリンダヘッドの外周端縁内側に前記吸入弁部材および
    前記弁板部材が収容されるように構成したことを特徴と
    する圧縮機のシール構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の圧縮機のシール構
    造において、前記第1のガスケットとの前記シリンダヘ
    ッドの外周端縁先端に接触する位置にビードを設けたこ
    とを特徴とする圧縮機のシール構造。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の内のいずれか一つに記
    載の圧縮機のシール構造において、前記シリンダブロッ
    ク、前記弁機構部、及び前記シリンダヘッドの締結を円
    周上に複数配置されたボルトによって行い、前記シリン
    ダヘッド外周端部の内径は、円周上に複数配置されたボ
    ルトの外接円径に略等しいことを特徴とする圧縮機のシ
    ール構造。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の内のいずれか一つに記
    載の圧縮機のシール構造を少なくとも一端に備えている
    ことを特徴とするピストン型圧縮機。
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