JP2003291937A - 多層容器 - Google Patents

多層容器

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JP2003291937A
JP2003291937A JP2002099130A JP2002099130A JP2003291937A JP 2003291937 A JP2003291937 A JP 2003291937A JP 2002099130 A JP2002099130 A JP 2002099130A JP 2002099130 A JP2002099130 A JP 2002099130A JP 2003291937 A JP2003291937 A JP 2003291937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 落下や衝撃による剥離を起こしにくくすると
ともに、凹凸の少ない形状に限定ないデザインの自由度
を大きくする事ができる、耐層間剥離性に優れた多層容
器を提供する。 【解決手段】 最外層および最内層を構成する樹脂が熱
可塑性ポリエステル樹脂(樹脂A)からなり、最外層と
最内層の間に少なくとも1層の中間層を構成する樹脂が
特定のポリアミド(樹脂B)からなるパリソンを延伸ブ
ロー成形して得られた多層容器であって、少なくとも樹
脂A又は樹脂Bのいずれか一方に、(1)炭素数18〜
50の脂肪族金属塩から選ばれる1種以上の脂肪族金属
塩、又は炭素数8〜30の脂肪酸と炭素数2〜10のジ
アミンもしくはジオールから得られるジアミド化合物又
はジエステル化合物を当該樹脂100重量部に対し0.
005〜1.0重量部配合し、かつ(2)樹脂Bに着色
防止剤として添加するリン酸塩、亜リン酸塩又は次亜リ
ン酸塩の濃度がリン原子として0.1〜50ppmとな
るように添加したことを特徴とする層間剥離の改良され
た多層容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多層容器の層間剥離
防止に係る発明であり、詳しくは多層容器の輸送時、ま
たは落下時の衝撃を受けた際の最内外層と中間層との間
の層間密着性を改良して多層容器の層間剥離を防止する
とともに、層間剥離を回避するために凹凸の少ない形状
に限定されない多層容器のデザインの自由度を大きくす
ることができる、多層容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)等のポリエステルを主体とするプラスチック容器
(ボトル)がお茶、果汁飲料、炭酸飲料等に広く使用さ
れている。また、小型プラスチックボトルの占める割合
が年々大きくなっている。ボトルは小型化するに従い単
位体積当たりの表面積の割合が大きくなるため、ボトル
を小型化した場合、内容物の賞味期限は短くなる傾向に
ある。また、近年、酸素や光の影響を受けやすいビール
のプラスチックボトルでの販売やプラスチックボトル入
りお茶のホット販売が行なわれ、プラスチック容器の利
用範囲が広がる中、プラスチック容器に対するガスバリ
ア性の更なる向上が要求されている。
【0003】上記要求に対し、ボトルにガスバリア性を
付与する方法として熱可塑性ポリエステル樹脂とガスバ
リア性樹脂を用いた多層ボトル、ブレンドボトルや、熱
可塑性ポリエステル樹脂単層ボトルにカーボンコート、
蒸着、バリア樹脂の塗布を施したバリアコーティングボ
トル等が開発されている。
【0004】多層ボトルの一例としては、最内外層を形
成するPET等の熱可塑性ポリエステル樹脂とポリメタ
キシリレンアジパミド(ポリアミドMXD6)等の熱可
塑性ガスバリア性樹脂とを射出して金型キャビティーを
満たすことにより得られる3層または5層構造を有する
パリソンを2軸延伸ブロー成形したボトルが実用化され
ている。
【0005】更に、容器外からの酸素を遮断しながら容
器内の酸素を捕捉する酸素捕捉機能を有する樹脂が開発
され、多層ボトルに応用されている。酸素捕捉性ボトル
としては、酸素吸収速度、透明性、強度、成形性等の面
で、遷移金属系触媒を混合したポリアミドMXD6をガ
スバリア層として使用した多層ボトルが好適である。
【0006】上記多層ボトルは、その良好なガスバリア
性からビール、お茶、炭酸飲料等の容器に利用されてい
る。多層ボトルがこれら用途に使用されることにより、
内容物の品質維持、シェルフライフの改善がなされる一
方、異なる樹脂間、例えば、最内外層と中間層の間で層
間剥離が起こり、商品価値を損ねてしまうおそれがあ
る。
【0007】このような問題点を改良する方法として、
特開2000-254963号公報では、最内外層を構
成する樹脂を最後に金型キャビティー内に射出する際
に、ガスバリア層側に一定量逆流させることが可能な逆
流調節装置を使用し層間に粗混合樹脂が入り込むことに
よって耐層間剥離性を改善することが開示記載されてい
るが、特殊な装置を使用するという問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
課題を解決し、多層容器において、従来、落下や衝撃に
よる剥離を起こしにくくするとともに、凹凸の少ない形
状に限定ないデザインの自由度を大きくする事ができ
る、耐層間剥離性に優れた多層容器に関するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、多層容器
の耐層間剥離性について鋭意研究を重ねた結果、多層容
器を構成するいずれかの樹脂中に脂肪族金属塩、ジアミ
ド化合物又はジエステル化合物から選ばれた1種を一定
量添加し、かつ層間剥離を引き起こす要因と思われる、
最内外層を構成する樹脂Aと中間層を構成する樹脂Bの
界面に析出する添加剤を低減することにより、層間剥離
を防止できる多層容器が得られることを見いだし本発明
に到った。
【0010】即ち本発明は、最外層および最内層を構成
する樹脂が熱可塑性ポリエステル樹脂(樹脂A)からな
り、最外層と最内層の間に少なくとも1層の中間層を構
成する樹脂がメタキシリレンジアミンを70モル%以上
含むジアミン成分とアジピン酸を70モル%以上含むジ
カルボン酸成分とを重合して得たポリアミド(樹脂B)
からなるパリソンを延伸ブロー成形して得られた多層容
器であって、少なくとも樹脂A又は樹脂Bのいずれか一
方に、(1)炭素数18〜50の脂肪族金属塩から選ば
れる1種以上の脂肪族金属塩、又は炭素数8〜30の脂
肪酸と炭素数2〜10のジアミンもしくはジオールから
得られるジアミド化合物又はジエステル化合物を当該樹
脂100重量部に対し0.005〜1.0重量部配合
し、かつ(2)樹脂Bに着色防止剤として添加するリン
酸塩、亜リン酸塩又は次亜リン酸塩の濃度がリン原子と
して0.1〜50ppmとなるように添加したことを特
徴とする層間剥離の改良された多層容器に関する発明で
ある。
【発明の実施の形態】
【0011】多層容器は多層パリソンを二軸延伸ブロー
成形することにより得られる。多層パリソンは熱可塑性
ポリエステル樹脂(樹脂A)とガスバリア性樹脂である
ポリアミド(樹脂B)とをそれぞれの射出シリンダーか
ら金型ホットランナーを通して、金型キャビティー内に
射出して得られる。
【0012】例えば、上記方法により多層パリソンを製
造する方法において、先ず、熱可塑性ポリエステル樹脂
(樹脂A)を金型キャビティー内に射出し、次いでガス
バリア性樹脂(樹脂B)を熱可塑性ポリエステル樹脂
(樹脂A)と同時に射出し、その後熱可塑性ポリエステ
ル樹脂(樹脂A)を射出して金型キャビティーを満たす
ことにより3層構造を有するパリソンが製造できる。
【0013】同様に、熱可塑性ポリエステル樹脂(樹脂
A)とガスバリア性樹脂(樹脂B)とを金型キャビティ
ー内に射出してパリソンを製造する方法において、先ず
熱可塑性ポリエステル樹脂(樹脂A)を射出し、次いで
ガスバリア性樹脂(樹脂B)を単独で射出し、最後に熱
可塑性ポリエステル樹脂(樹脂A)を射出して金型キャ
ビティーを満たすことにより、5層構造を有するパリソ
ンが製造できる。なお、本発明における多層パリソンを
製造する方法は、上記方法だけに限定されるものではな
い。
【0014】多層パリソン、あるいは、多層パリソンを
二軸延伸ブロー成形して得られる多層中空容器におい
て、ガスバリア性能は中間層が少なくともボトル胴部存
在してりれば発揮できるが、ガスバリア層がボトルの口
栓部先端付近まで延びている方がガスバリア性能は更に
良好である。
【0015】本発明における熱可塑性ポリエステル樹脂
(樹脂A)としては、好ましいのは例えばジカルボン酸
成分の80モル%以上、好ましくは90モル%以上がテ
レフタル酸であり、ジオールル成分の80モル%以上、
好ましくは90モル%以上がエチレングリコールである
ポリエステルが例示でき、残部の他の酸成分としてはイ
ソフタル酸、ジフェニルエーテル−4、4−ジカルボン
酸、ナフタレン−1、4又は2,6−ジカルボン酸、ア
ジピン酸、セバシン酸、デカン−1、10−カルボン
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸を、又他のグリコール成
分としてはプロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシエトキシフル)プロパン等を例示することが出
来る。更に、オキシ酸としてP−オキシ安息香酸等を含
有するポリエステル樹脂を例示することができる。
【0016】また、上記ポリエステル樹脂(樹脂A)以
外の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン−2,6−ナ
フタレンジカルボキシレート等の熱可塑性ポリエステル
樹脂(樹脂C)、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネ
ート、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、ポリス
チレン等を本発明の特徴を損なわない範囲でポリエステ
ル樹脂(樹脂A)に配合して使用することができる。こ
れらの中でも熱可塑性ポリエステル樹脂(樹脂C)が好
ましい。また、必要に応じて2種の樹脂をブレンドした
もの、例えばポリエチレンテレフタレートとポリエチレ
ン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートをブレンド
したもの使用することもできる。
【0017】更に本発明における熱可塑性ポリエステル
樹脂(樹脂A)としては、例えば、ポリエチレン−2,
6−ナフタレンジカルボキシレートが例示でき、好まし
くは、エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレー
トの他に、他のエステル形成単位を20モル%以下、好
ましくは10モル%以下で含有しても良い。他のエステ
ル形成単位を構成するジカボン酸およびジオールとして
は、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、1,4−
ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボ
ン酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフ
タレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルカルボン
酸、3,4’−ジフェニルカルボン酸等の如き芳香族ジ
カルボン酸、または、コハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、ドデカンジオン酸等の如き脂肪酸ジカルボン酸、ま
たは、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−
シクロヘキサンジカルボン酸、デカリンジカルボン酸、
テトラリンジカルボン酸類等の如き脂肪族ジカルボン
酸、およびプロピレングリコール、トリメチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール
等の如き脂肪族グリコール、または、1,3−シクロヘ
キサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、1,6−シクロヘキサンジオール等の如き脂肪酸
グリコール、または、ビスフェノールA等の如き芳香族
グリコールを好適なものとして挙げることができる。上
記のようなポリエチレン−2,6ナフタレンジカルボキ
シレートは、例えば、少量の安息香酸、ベンゾイル安息
香酸、ベンジルオキシ安息香酸、メトキシポリエチレン
グリコール等の如き単官能化合物によって分子末端を封
止されていてもよい。また、グリセリン、トリメシン
酸、ペンタエリスリトール等の如き多官能化合物を極少
量含んでもよい
【0018】これらの熱可塑性ポリエステル樹脂(樹脂
A)の固有粘度は0.55以上が好ましく、特に好まし
くは0.65〜1.4である。固有粘度が0.55以上
で、多層パリソンを透明な非晶状態で得ることが可能と
なるほか、得られる多層容器の機械的強度も十分なもの
となる。本発明において、熱可塑性ポリエステル樹脂
(樹脂A)の中でも、ことにポリエチレンテレフタレー
トとポリアミドMXD6との組み合わせがもっとも好ま
しい。その理由としては、これらの樹脂の持つ透明性、
機械的強度、射出成形性、延伸ブロー成形性の全てにお
いて優れているためである。
【0019】本発明においては、必要に応じて、ポリエ
ステル樹脂(樹脂A)又はポリアミド(樹脂B)に、着
色剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、酸化防止剤、滑剤、
核剤、抗菌剤等を配合して使用することが出来る。
【0020】本発明で中間層を構成するガスバリア性樹
脂(樹脂B)としては、ジアミン成分とジカルボン酸成
分とを溶融重合し、又は溶融重合後更に固相重合して得
られる。上記ジアミン成分にはメタキシリレンジアミン
が70モル%以上含まれることが必要である。ジアミン
成分中のメタキシリレンジアミンが70%以上あると、
優れたガスバリア性が維持できる。メタキシリレンジア
ミン以外に使用できるジアミン成分として、パラキシリ
レンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘ
キサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、
テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ノ
ナメチレンジアミン、2−メチル−1,5ペンタンジア
ミン等が例示できるが、これらに限定されるものではな
い。
【0021】上記ジカルボン酸成分中には、アジピン酸
が70モル%以上含まれることが必要である。ジカルボ
ン酸成分中のアジピン酸が70モル%以上あると、ガス
バリア性の低下や結晶性の低下を防止することができ
る。アジピン酸以外に使用できるジカルボン酸成分とし
て、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,10
−デカンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸等が例示できるが、こ
れらに限定されるものではない。また、本ポリアミドの
重縮合時に分子量調節剤として少量のモノアミン、モノ
カルボン酸を加えても良い。
【0022】上記のポリアミド(樹脂B)は、溶融重縮
合法により製造される。溶融重縮合法としては、例えば
メタキシリレンジアミンとアジピン酸からなるナイロン
塩を水の存在下に、加圧下で昇温し、加えた水および縮
合水を除きながら溶融状態で重合させる方法がある。ま
た、メタキシリレンジアミンを溶融状態のアジピン酸に
直接加えて、重縮合する方法によっても製造される。こ
の場合、反応系を均一な液状状態に保つために、メタキ
シリレンジアミンをアジピン酸に連続的に加え、その
間、反応温度が生成するオリゴアミドおよびポリアミド
の融点よりも下回らないように反応系を昇温しつつ、重
縮合が進められる。
【0023】溶融重合により得られる比較的低分子量の
ポリアミドの相対粘度(ポリアミド樹脂1gを96%硫
酸水溶液100mlに溶解し、25℃で測定した値、以
下同じ)は通常、2.28程度である。溶融重合後の相
対粘度が2.28以下であると、ゲル状物の生成が少な
く、色調が良好な高品質のポリアミドが得られる。溶融
重合により得られた比較的低分子量のポリアミドは次い
で固相重合される。固相重合は、溶融重合により得られ
た比較的低分子量のポリアミドをペレットあるいは粉末
にし、これを減圧下あるいは不活性ガス雰囲気下に、1
50℃以上、ポリアミドの融点以下の温度に加熱するこ
とにより実施される。固相重合ポリアミドの相対粘度は
2.3〜4.2が望ましい。この範囲であると、中空容
器、フィルム、シートへの成形が良好で、且つ得られる
中空容器、フィルム、シートの性能、特に機械的性能が
良好である。溶融重合後の比較的低分子量のポリアミド
においても本発明の効果は一部得られるが、機械的強
度、特に耐衝撃性が十分ではなく、中空容器、フィル
ム、シート用材料として実用的ではない。
【0024】本発明で樹脂Bに含まれる着色防止剤であ
るリン酸塩、亜リン酸塩又は次亜リン酸塩の濃度が樹脂
Bでリン原子として0.1〜50ppmである。前記リ
ン原子濃度が50ppmを超えると、多層容器の最内外
層と中間層の界面に層間剥離を生じさせる場合が多くな
り、リン化合物に由来する固体が析出がし、好ましくな
い。また、前記リン原子濃度が0.1ppm未満では着
色防止剤としての効果を発揮できない。尚、リン酸塩と
しては、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、リン
酸水素二ナトリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二
水素カリウムなどが挙げられる。亜リン酸塩としては、
亜リン酸ナトリウム、亜リン酸カリウムなどが挙げられ
る。又は次亜リン酸塩としては次亜リン酸ナトリウム、
次亜リン酸カリウム、リン酸鉄などが挙げらる。更には
これらのリン酸塩、亜リン酸塩、又は次亜リン酸塩とし
てカルシュウム塩またはマグネシュウム塩を挙げること
ができる。
【0025】樹脂Bにゲル化防止剤として、無機アルカ
リ金属塩もしくは無機アルカリ土類金属塩、又は有機カ
ルボン酸のアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩
を配合するのが望ましい。樹脂Bに配合する前記ゲル化
防止剤の濃度は、樹脂B中で前記リン原子1モルに対
し、0.5〜1.5モルが好適である。ゲル化防止剤が
前記リン原子に対し、前記0.5モル以上の場合、樹脂
Bにゲル状物が生じるのを抑制でき、最内外層と中間層
の界面にゲル状物生ずるのを防止でき層間剥離に好まし
い影響を与える。またゲル化防止剤が前記1.5モルを
越える場合、樹脂B製造の際の反応速度が遅くなり、工
業上支障をきたす。無機アルカリ金属塩としては、アル
カリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩及び
炭酸水素塩が好ましく用いられ、具体例として、例え
ば、水酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム等を挙げることができる。ま
た、有機カルボン酸のアルカリ金属塩としては、ナトリ
ウム,カリウム,リチウム,セシウムなど、また有機カ
ルボン酸のアルカリ土類金属塩としては、マグネシウ
ム,カルシウム,ストロンチウム,バリウムなどがそれ
ぞれ挙げられ、有機カルボン酸として、脂肪族鎖が炭素
数1〜16のアルキル基もしくはアルケニル基からなる
脂肪族カルボン酸、又は芳香族カルボン酸等が例示でき
る。脂肪族カルボン酸としては、例えば、酢酸、プロピ
オン酸、酪酸等があり、芳香族カルボン酸として、安息
香酸、ナフタレンカルボン酸、フタール酸、トリメリッ
ト酸、ピロメリット酸等が挙げられる。これらの中でも
好ましいのは、アルカリ金属の水酸化物または炭素数1
〜4の脂肪族カルボン酸のアルカリ金属塩である。樹脂
A中の前記アンチモン原子、ゲルマニウム原子、及び樹
脂B中のリン原子の濃度の測定は、湿式灰化で前処理を
行い、原子吸光法による定量分析により測定することが
できる。
【0026】本発明に用いる添加剤は、脂肪酸金属塩の
炭素数18から50、好ましくは、炭素数18から34
の脂肪酸金属塩である。脂肪酸は側鎖や二重結合があっ
てもよいが、ステアリン酸(C18)、エイコ酸(C2
0)、ベヘン酸(C22)、モンタン酸(C28)、トリア
コンタン酸(C30)などの直鎖飽和脂肪酸が好ましい。
脂肪酸と塩を形成する金属に特に制限はないが、ナトリ
ウム、カリウム、リチウム、カルシウム、バリウム、マ
グネシウム、ストロンチウム、アルミニウム、亜鉛等が
例示され、ナトリウム、カリウム、およびリチウム、カ
ルシウム、アルミニウム、および亜鉛が特に好ましい。
【0027】本発明では、添加剤として上記脂肪酸金属
塩以外に、上記のガスバリア性樹脂に特定のジアミド化
合物、および、ジエステル化合物から選ばれた少なくと
も一種の化合物を添加することができる。
【0028】本発明で用いるジアミド化合物は、炭素数
8から30の脂肪酸と炭素数2から10のジアミンから
得られるジアミド化合物である。脂肪酸は側鎖や二重結
合があってもよいが、直鎖飽和脂肪酸が好ましい。好ま
しくは炭素数8から30の脂肪酸と主としてエチレンジ
アミンから成るジアミンから得られるジアミド化合物ま
たは主としてモンタン酸からなる脂肪酸と炭素数2から
10のジアミンから得られるジアミド化合物である。
【0029】本発明に用いられるジアミド化合物の脂肪
酸成分として、ステアリン酸(C18)、エイコ酸(C
20)、ベヘン酸(C22)、モンタン酸(C28)、
トリアコンタン酸(C30)が例示できる。本発明に用
いられるジアミド化合物のジアミン成分として、エチレ
ンジアミン、ブチレンジアミン、ヘキサンジアミン、キ
シリレンジアミン、ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン等が例示できる。これらを組み合わせて得られるジア
ミド化合物が本発明に用いられる。ジアミド化合物は1
種類でも良いし、2種類以上を併用してもよい。特に好
ましくは主としてエチレンジアミンから成るジアミンか
ら得られるジアミド化合物である。
【0030】本発明に用いられるジエステル化合物の脂
肪酸成分として、ステアリン酸(C18)、エイコ酸
(C20)、ベヘン酸(C22)、モンタン酸(C2
8)、トリアコンタン酸(C30)等が例示できる。本
発明に用いられるジエステル化合物のジオール成分とし
て、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジ
オール、ヘキサンジオール、キシリレングリコール、シ
クロヘキサンジメタノール等が例示できる。これらを組
み合わせて得られるジエステル化合物が本発明に用いら
れる。ジエステル化合物は1種類でも良いし、2種以上
を併用しても良い。特に好ましくは主としてモンタン酸
からなる脂肪酸と主としてエチレングリコールおよび/
または1,3−ブタンジオールから得られるジエステル
化合物である。 本発明において用いられるジアミド化
合物とジエステル化合物は単独で用いても良いし、併用
して用いても良い。
【0031】本発明において、前記脂肪酸金属塩、ジア
ミド化合物および/またはジエステル化合物の添加量
は、少なくとも樹脂A又は樹脂Bのいずれか一方に、樹
脂100重量部に対して0.005〜1.0重量部、好
ましくは0.05〜0.5重量部、特に好ましくは0.
12〜0.5重量部である。樹脂100重量部に対して
0.005重量部以上添加することにより層間剥離性防
止が期待できる。また、添加量がガスバリア性樹脂10
0重量部に対して1.0部以下であると樹脂組成物を成
形して得られる成形品の曇価を低く保ったまま層間剥離
性防止が期待できる。
【0032】なお、本発明におけるガスバリア性樹脂に
は本発明の目的、すなわち透明性を損なわない限り、他
の樹脂、具体的にはナイロン6やナイロン66等の他の
ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等の飽和ポリ
エステル、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレ
フィン、ポリオレフィンエラストマーやポリアミドエラ
ストマー等の各種エラストマー、アイオノマー等を添加
してもよい。また、滑剤、離型剤、安定剤、紫外線吸収
剤等の添加剤、さらにはタルク、クレー系の無機充填材
を加えることもできる。
【0033】本発明で使用する熱可塑性ポリエステル樹
脂(樹脂A)に含まれる重合触媒であるアンチモン化合
物又はゲルマニウム化合物の濃度は、アンチモン原子又
はゲルマニウム原子としてそれぞれ300ppm以下、
100ppm以下が好適である。触媒と使用する上記ア
ンチモン化合物又はゲルマニウム化合物の濃度が樹脂A
中でそれぞれ300ppm以下、100ppm以下とす
ると、最内外層と中間層の界面に層間剥離に影響を及ぼ
すような固形物の析出を抑制することができる。上記ア
ンチモン化合物としては、酸化アンチモン、酢酸アンチ
モン、塩化アンチモン、臭化アンチモン、アンチモング
リコレート、金属アンチモン等が例示できる。上記ゲル
マニウム化合物としては、酸化ゲルマニウム、ゲルマニ
ウムグリコレート、ゲルマニウムブトキサイド、塩化ゲ
ルマニウム、酢酸ゲルマニウム、水酸化ゲルマニウム及
びそのナトリウム塩・カリウム塩等が例示できる。
【0034】本発明における多層容器は、従来、落下や
衝撃による剥離を起こしにくくするとともに、凹凸の少
ない形状に限定されないデザインの自由度を大きくする
事ができるものである。
【実施例】
【0035】以下実施例及び比較例により、本発明を更
に詳細に説明するが本発明はこれら実施例に限定される
ものではない。また本実施例等で測定した主な特性の測
定法を示す。尚、実施例、比較例中の「部」は重量部を
表す。 (1)ポリエチレンテレフタレートの固有粘度[η]:
フェノール/テトラクロロエタン=6/4(重量比)
の混合溶媒を使用。測定温度30℃。 (2)ポリアミドMXD6の相対粘度[ηrel.]: 樹
脂1g/96%硫酸水溶液100ml、測定温度25
℃。 (3)金属原子の定量 : 湿式灰化で前処理を行い、
原子吸光法で定量 (4)落下試験 : 500mlの水を入れキャップを
した後、5℃で24時間静置した多層容器を落下させ、
層間剥離の有無を目視で確認。多層容器は、底部が床に
接触するように落下させた(垂直落下)。落下高さ80c
m。100本落下させたときの層間剥離したボトルの本
数で評価。
【0036】実施例1 多層パリソン、多層中空容器を以下の方法によりで製造
した。樹脂Aとして、固有粘度が0.75のPETを、
樹脂Bとして、相対粘度が2.65のポリアミドMXD
6を使用した。ポリアミドMXD6の製造の際、着色防
止剤として次亜リン酸ナトリウムを、ゲル化防止剤とし
て水酸化ナトリウムを使用した。ポリアミドMXD6中
のリン原子の濃度は5ppmであり、水酸化ナトリウム
濃度はリン原子1モルに対し0.7モルとなるように添
加した。また、エチレンビスステアリルアミド(商品
名:アルフローH−50T)をポリアミドMXD6 1
00部に対し0.05部含有するように配合した。多層
パリソンの製造には、名機製作所(株)製、射出成形機
(型式:M200、4個取り)を使用した。最内外層を
構成する樹脂Aを射出シリンダーaに、中間層を構成す
る樹脂Bを射出シリンダーbに充填した。上記樹脂を使
用し、以下の条件で先ず樹脂Aを射出し、所定量の樹脂
Aを射出した後、樹脂Aと同時に樹脂Bを射出し、つい
で樹脂Aを射出して3層パリソンを成形した。 射出シリンダーa内の樹脂温度:280℃ 射出シリンダーb内の樹脂温度:270℃ 金型内樹脂流路温度 :280℃ 金型冷却水温度 : 15℃ 射出成形して得られた多層パリソンは全長110mm、
外形26.5mmφ、肉厚4.5mmである。尚、得ら
れた3層パリソンは、ポリアミドMXD6を7重量%含
有していた。上記多層パリソンをブロー成形機(クルッ
プ コーポプラスト社(KRUPPCORPOPLAS
T社)製、型式:LB−01)を用いて、下記の条件で
二軸延伸ブロー成形して、多層中空容器を得た。多層中
空容器は全長223mm、外形65mmφ、内容積50
0ml(表面積:0.04m2 )、底部形状はペタロ
イドタイプである。 パリソン加熱温度 :100℃ ブロー圧力 :3.0MPa 得られた3層容器に水を充填して落下試験により、層間
剥離性を評価した。結果を表1に示す。
【0037】実施例2 ポリアミドMXD6 100部に対してエチレンビスス
テアリルアミドを0.09部含有されるよう調整したポ
リアミドMXD6を使用した以外は実施例1と同様に3
層容器を作製した。得られた3層容器を落下試験によ
り、層間剥離性を評価した。結果を表1に示す。
【0038】実施例3 ポリアミドMXD6 100部に対してエチレンビスス
テアリルアミドを0.18部含有されるよう調整したポ
リアミドMXD6を使用した以外は実施例1と同様に3
層容器を作製した。得られた3層容器を落下試験によ
り、層間剥離性を評価した。結果を表1に示す。
【0039】実施例4 樹脂Aとして、固有粘度が0.75のPET100部に
対してエチレンビスステアリルアミド(商品名:アルフ
ローH−50T)0.01部含有されるよう調整したP
ETを、樹脂Bとして相対粘度2.7のポリアミドMX
D6を使用した以外は実施例1と同様に3層容器を作製
した。得られた3層容器を落下試験により、層間剥離性
を評価した。結果を表1に示す。
【0040】比較例1 実施例1とは異なり、ペレット100部に対してエチレ
ンビスステアリルアミドを2.0部含有されるよう調整
したポリアミドMXD6を使用した以外は実施例1と同
様に3層容器を作製した。得られた3層容器を落下試験
により、層間剥離性を評価した。結果を表2に示す。
【0041】比較例2 実施例1とは異なり、リン原子の濃度が350ppmの
ポリアミドMXD6を使用した以外は実施例1と同様に
3層容器を作製した。得られた3層容器を落下試験によ
り、層間剥離性を評価した。結果を表2に示す。
【0042】 表1 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 PET 添加剤 − − − EBS 濃度(部) − − − 0.01 N−MXD6 添加剤 EBS EBS EBS − 濃度(部) 0.05 0.09 0.18 − リン濃度(ppm) 5 5 5 5 落下試験 落下本数(本) 100 100 100 100 層間剥離(本) 10 10 10 20
【0043】 表2 比較例1 比較例2 PET 添加剤 − − 濃度(部) − − N−MXD6 添加剤 EBS EBS 濃度(部) 2.0 0.18 リン濃度(ppm) 5 350 落下試験 落下本数(本) 100 100 層間剥離(本) 50 50
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、優れた層間剥離性を有
し、かつガスバリア性に優れた多層容器を得ることがで
き、本発明の工業的意義は大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 77:00 B29L 9:00 B29L 9:00 22:00 22:00 B65D 1/00 B (72)発明者 原 毅 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱瓦斯化学株式会社平塚研究所内 Fターム(参考) 3E033 BA17 BA18 BA21 BB04 BB08 CA03 CA16 FA03 GA02 4F100 AA04B AA04H AH02A AH02B AH02C AH02H AH03A AH03B AH03C AH03H AH08A AH08B AH08C AH08H AH10B AH10H AK41A AK41C AK47B BA03 BA05 BA06 BA15 CA30B DA01 EH36 EJ38 GB16 JD02B JK06 JK10 YY00B YY00H 4F201 AA24 AA29 AB16 AB19 AG03 AG07 AH55 BA03 BD04 BM05 BM13 4F208 AA24 AA29 AG03 AG07 AH55 LA02 LA04 LB01 LB22 LG06 LG28

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最外層および最内層を構成する樹脂が熱
    可塑性ポリエステル樹脂(樹脂A)からなり、最外層と
    最内層の間に少なくとも1層の中間層を構成する樹脂が
    メタキシリレンジアミンを70モル%以上含むジアミン
    成分とアジピン酸を70モル%以上含むジカルボン酸成
    分とを重合して得たポリアミド(樹脂B)からなるパリ
    ソンを延伸ブロー成形して得られた多層容器であって、
    少なくとも樹脂A又は樹脂Bのいずれか一方に、(1)
    炭素数18〜50の脂肪族金属塩から選ばれる1種以上
    の脂肪族金属塩、又は炭素数8〜30の脂肪酸と炭素数
    2〜10のジアミンもしくはジオールから得られるジア
    ミド化合物又はジエステル化合物を当該樹脂100重量
    部に対し0.005〜1.0重量部配合し、かつ(2)
    樹脂Bに着色防止剤として添加するリン酸塩、亜リン酸
    塩又は次亜リン酸塩の濃度がリン原子として0.1〜5
    0ppmとなるように添加したことを特徴とする層間剥
    離の改良された多層容器。
  2. 【請求項2】 樹脂Bに更にゲル化防止剤として添加す
    る 無機アルカリ金属塩もしくは無機アルカリ土類金属
    塩、または有機カルボン酸のアルカリ金属塩又はアルカ
    リ土類金属塩を着色防止剤として添加するリン酸塩、亜
    リン酸塩又は次亜リン酸塩の濃度がリン原子1モルに対
    し、0.5〜1.5モルとなるように添加したことを特
    徴とする多層容器。
  3. 【請求項3】 最外層、最内層を構成する樹脂Aがポリ
    エチレンテレフタレート樹脂からなり、最外層と最内層
    との間に位置する中間層を構成する樹脂Bがガスバリア
    性樹脂であるポリメタキシリレンアジパミド樹脂からな
    る3層容器であり、かつ中間層を構成する樹脂Bを容器
    底部に位置する樹脂注入口側から当該注入口側と相対す
    る口栓部近傍まで配置させたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の多層容器。
  4. 【請求項4】 2つの射出シリンダーを有する射出成形
    機を使用して、それぞれのシリンダーに樹脂Aと樹脂B
    とを充填し、樹脂A、樹脂Aと樹脂B、樹脂Aの順に樹
    脂を金型キャビティー内に射出して3層パリソンを成形
    した後にブロー成形して得られる請求項3記載の多層容
    器。
  5. 【請求項5】 最外層、最内層及び中央層を構成する樹
    脂Aがポリエチレンテレフタレート樹脂からなり、最外
    層と中央層及び最内層と中央層との間に位置する中間層
    を構成する樹脂Bがガスバリア性樹脂であるポリメタキ
    シリレンアジパミド樹脂からなる3層容器であり、かつ
    中間層を構成する樹脂Bを容器底部に位置する樹脂注入
    口側から当該注入口側と相対する口栓部近傍まで配置さ
    せたことを特徴とする請求項1又は2記載の多層容器。
  6. 【請求項6】 2つの射出シリンダーを有する射出成形
    機を使用して、それぞれのシリンダーに樹脂Aと樹脂B
    とを充填し、樹脂A、樹脂B、樹脂Aの順に樹脂を金型
    キャビティー内に射出して5層パリソンを成形した後に
    ブロー成形して得られる請求項5記載の多層容器。
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