JP2003288453A - 情報処理装置、コンピュータプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、コンピュータプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2003288453A
JP2003288453A JP2002089888A JP2002089888A JP2003288453A JP 2003288453 A JP2003288453 A JP 2003288453A JP 2002089888 A JP2002089888 A JP 2002089888A JP 2002089888 A JP2002089888 A JP 2002089888A JP 2003288453 A JP2003288453 A JP 2003288453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circulation
document
approval
processing
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002089888A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamaguchi
吉弘 山口
Hideko Kiyofuji
秀子 清藤
Atsushi Nemoto
敦史 根本
Kenichi Kamoshita
憲一 鴨志田
Kazuo Kasahara
和男 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Comware Corp
Original Assignee
NTT Comware Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Comware Corp filed Critical NTT Comware Corp
Priority to JP2002089888A priority Critical patent/JP2003288453A/ja
Publication of JP2003288453A publication Critical patent/JP2003288453A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後する2つの回覧処理を連続的かつ迅速に
実行しうる情報処理装置を提供する。 【解決手段】 電子決裁システムサーバ1は、回覧対象
文書の回覧者宛に当該文書に関わる通知を行うとともに
当該回覧者に使用される端末からの要求に応じて当該回
覧対象文書を当該端末に表示させる処理を回覧処理とし
て実行する回覧処理手段を備える。また、第1の回覧処
理において回覧対象文書を表示した端末から通知を受信
した場合に、後続する第2の回覧処理が設定されている
か否かを判定し、肯定的な判定結果を得たときは、回覧
処理手段をして、当該回覧対象文書についての第2の回
覧処理を開始させる回覧制御部14とを備えるので、前
後する2つの回覧処理を連続的かつ迅速に実行すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回覧対象文書を回
覧者に対し表示させる情報処理装置、この装置に処理を
実行させるコンピュータプログラム及びそのプログラム
を記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の情報処理装置は、稟
議書や議事録などを回覧対象文書として、企業等の各種
組織において利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、ある種の情報
処理装置は、先ず、回覧対象文書が格納されると、その
回覧者宛に当該文書が閲覧可能である旨を電子メールで
通知する。そして、当該回覧者に利用される端末からの
要求に応じて当該回覧対象文書を当該端末に表示させ
る。なお、この情報処理装置にあっては、このような通
知並びに要求に応じての表示制御を回覧処理と総称して
いる。
【0004】しかしながら、この情報処理装置にあって
は、第1の回覧処理が終了した場合には、この文書の作
成者の操作などにより後続すべき第2の回覧処理を開始
するようになっていたため、第1の処理終了から第2の
処理開始までにタイムラグが生じていた。その結果、組
織内での迅速な回覧が行えず、しかも、その操作負担が
少なからず文書作成者の業務等に支障を及ぼしていた。
【0005】そこで本発明は、上記の従来の課題に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、前後
する2つの回覧処理を連続的かつ迅速に実行しうる情報
処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、請求項1の本発明は、回覧対象文書の回覧者
宛に当該文書に関わる通知を行うとともに当該回覧者に
使用される端末からの要求に応じて当該回覧対象文書を
当該端末に表示させる処理を回覧処理として実行する回
覧処理手段と、第1の回覧処理において回覧対象文書を
表示した端末から通知を受信した場合に、後続する第2
の回覧処理が設定されているか否かを判定し、肯定的な
判定結果を得たときは、前記回覧処理手段をして、当該
回覧対象文書についての第2の回覧処理を開始させる回
覧制御手段とを備える情報処理装置をもって解決手段と
する。
【0007】請求項1の本発明にあっては、回覧処理手
段が、回覧対象文書の回覧者宛に当該文書に関わる通知
を行うとともに当該回覧者に利用される端末からの要求
に応じて当該回覧対象文書を当該端末に表示させる処理
を回覧処理として実行する。回覧制御手段は、第1の回
覧処理において回覧対象文書を表示した端末から通知を
受信した場合に、後続する第2の回覧処理が設定されて
いるか否かを判定し、肯定的な判定結果を得たときは、
前記回覧処理手段をして、当該回覧対象文書についての
第2の回覧処理を開始させる。
【0008】請求項2の本発明は、回覧対象文書を表示
した端末からの前記通知の通知元として設定された者の
属性に対応する第2の回覧処理を開始する請求項1記載
の情報処理装置をもって解決手段とする。
【0009】請求項2の本発明にあっては、第2の回覧
処理を開始させる契機となった通知の通知元として予め
設定された者の属性に対応する第2の回覧処理を開始す
る。請求項3の本発明は、第2の回覧処理について回覧
者のグループが予め設定されているか否かを判定し、肯
定的な判定結果を得たときは、当該グループに属する者
を回覧者として第2の回覧処理を開始する請求項1また
は2記載の情報処理装置をもって解決手段とする。
【0010】請求項3の本発明にあっては、第2の回覧
処理について回覧者のグループが予め設定されているか
否かを判定し、肯定的な判定結果を得たときは、当該グ
ループに属する者を回覧者として第2の回覧処理を開始
する請求項4の本発明は、請求項1ないし3のいずれか
に記載の情報処理装置に前記処理を実行させるコンピュ
ータプログラム。
【0011】請求項5の本発明は、請求項1ないし3の
いずれかに記載の情報処理装置に前記処理を実行させる
コンピュータプログラムを記録した記録媒体。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の情報処理装置を適用した
電子決裁システムサーバ1の主な構成を示す図であり、
図2は、電子決裁システムサーバ1の適用形態を示す図
である。図2に示すように、電子決裁システムサーバ1
は、各所のLANに設けられた端末2に対しLAN内配
線、ATM網、VPNなどの通信回線や通信網を介して
接続されている。なお、端末2は、キーボードとマウス
を入力装置として、CRTディスプレイ装置等を表示装
置として、それぞれ接続等されている。また、ウェブブ
ラウザを動作させる実行環境を有している。
【0014】図1に示すように、電子決裁システムサー
バ1は、I/F部11と、パラメータ設定部12と、文
書回覧部13と、回覧制御部14と、文書DB15と、
管理テーブル群16とを備える。I/F部11は、端末
2と文書回覧部12を、また端末2とパラメータ設定部
12とを仲介する。パラメータ設定部12は、管理テー
ブル群16へのデータ設定を行う。文書回覧部12は、
各端末2への電子メール送信をI/F部11へ要求し、
また、文書DB15から文書を読み出してI/F部11
へ送信を依頼する。文書DB15は、文書番号に対応づ
けて文書が格納される。なお、I/F部11は、htt
pサーバやsmtp/pop3サーバであるが便宜的に
これらを含む1ブロックとして示す。なお、本実施の形
態で使用する「回覧者」という語は、回覧を依頼する者
や回覧する全員を示すものではなく、回覧対象文書を閲
覧する個々の「回覧者」を示すものとして用いる。
【0015】電子決裁システムサーバ1は、決裁が必要
な文書の稟議を電子的に行う機能を有している。ユーザ
は、端末2よりブラウザを利用して稟議文書や回覧文書
などの文書を電子的に作成することができる(文書作
成)。また、稟議者及び稟議の順番を設定し、稟議を開
始することができる(稟議ルート設定)。また、稟議者
は、稟議文書に対して承認等の意志決定を行うことがで
きる(稟議)。また、最後の稟議者(決裁者)が承認す
ると稟議を終了させることができる(決裁完了)。
【0016】次に、図3乃至図7を参照して管理テーブ
ル群16を構成する各テーブルを説明する。テーブル1
51は、文書番号をキーに含むレコードにより構成さ
れ、各レコードには、連携パターン番号と連携文書番号
の組として、回覧パターン番号と文書番号の組が格納さ
れる。テーブル152は、標準設定管理番号をキーに含
むレコードにより構成され、各レコードには、各種条件
の組み合わせに対応する回覧パターン番号が格納され
る。テーブル153は、文書管理番号として管理される
文書番号をキーに含むレコードにより構成され、各レコ
ードには、連携決裁文書番号としての文書番号と、その
文書番号の文書のステータスを示す文書ステータスなど
が格納される。テーブル154は、ワークフローIDを
キーに含むレコードにより構成され、各レコードには、
ユニットID1としてユニットIDが格納され、そのス
テータスが設定される。テーブル155は、ワークフロ
ーIDをキーに含むレコードにより構成され、各レコー
ドには、業務管理番号として文書番号が格納され、その
文書のステータスが設定される。テーブル156を構成
する各レコードには、ワークフローID、ユニットI
D、アクティビティID、ステップID、グループコー
ド、スキップフラグ、ステータス、ユーザIDが設定さ
れる。ステップIDは、同じ回覧パターンの中での回覧
の順番を示すものである。ステータスは当初設定された
「未到着」から、「到着済」、「承認中」、そして「承
認済」へと順次更新される。テーブル157を構成する
各レコードには、回覧パターン番号と回覧パターン名が
格納される。テーブル158を構成する各レコードに
は、回覧パターン番号とユニットID11としてのユニ
ットIDが格納される。テーブル159を構成する各レ
コードには、回覧パターン番号、ユニットID、アクテ
ィビティID、ステップID、グループコード、ユーザ
IDが格納される。なお、各図に示されたデータの内容
は、以下に説明する処理を行うにあたり設定されたもの
と処理の過程で更新されたものを含んでいる。
【0017】図8は、稟議文書の作成者の端末2と電子
決裁システムサーバ1との間のシーケンス図である。ユ
ーザ情報(ユーザID)が送信されると、そのユーザI
Dを基にシステムの操作権限をチェックし、システムメ
ニュー画面を表示させる。メニュー内の「文書作成」が
選択されると、ユーザ情報に応じた選択メニューを含む
文書作成画面を生成し、その文書作成画面を表示させ
る。例えば、稟議文書の内容として件名、概要、目的、
内容、期間、金額、支出科目、秘密性、区分、保有期
間、作成者情報が入力され送信されると、これら受信デ
ータをチェックし、採番した文書番号に対応づけて、稟
議文書として文書DB15へ格納(登録)する。
【0018】そして、登録完了画面を表示させ、そこで
「文書の発出(回覧開始処理)」が選択されると、後述
する稟議ルート定義画面を生成し、それを表示させる。
そこで稟議における承認者や決裁者が選択されると、つ
まり、稟議ルートが決定すると、稟議における承認者等
の情報(ユーザID、組織コード、担当コード、役職コ
ード)、予め決められた回覧パターンを示す回覧パター
ン番号が送信されるので、これら受信データをチェック
して管理テーブル群16に登録する。そして稟議開始処
理を行う(ステップS1)。そして、それを終えると稟
議開始完了通知画面を表示させる。
【0019】図9乃至図11は、稟議ルート定義画面と
そこから呼び出される画面を示す図である。先ず、図9
に示す稟議ルート定義画面を表示させる。承認者1が選
択されて、さらに組織一覧の組織名が選択され、その右
の「選択」がクリックされると、図10に示すように、
担当名を一覧させ、いずれかが選択されて、その下の
「次へ」がクリックされると、担当者名を一覧させ、い
ずれか選択されて、「設定」がクリックされると、その
担当者を承認者1として設定する。
【0020】また、「回覧パターン」エリアに回覧パタ
ーン番号が入力されると、これを設定する。また、その
右の「選択」がクリックされると、図11に示すよう
に、回覧パターンを一覧させ、いずれかが選択されて、
「設定」がクリックされると、その回覧パターン番号を
設定する。なお、「表示」がクリックされると、回覧パ
ターンに属する回覧者を表示させることができる。
【0021】これ以降は、文書DB15には、文書番号
「決裁001000」の稟議文書(参照するときは符号
001000を付す)が格納されたこととする。テーブ
ル151の文書番号「決裁001000」のレコードに
は、連携パターン番号2として回覧パターン番号Ptn
050が格納されたこととする。また、その稟議文書0
01000の稟議者のユーザID「承認者1」、「承認
者2」、「決裁者」が得られたこととする。なお、それ
ぞれのユーザを単に承認者1、承認者2、決裁者とい
う。また、稟議は、承認者1が承認した後、承認者2が
承認し、その後、決裁者が承認(決裁)するという順序
で行われるように設定されたこととする。また、ユーザ
ID「決裁者」は社長のものとする。また、回覧パター
ン番号Ptn050が設定されたこととする。なお、ユ
ーザIDは実際には社員番号等であるが便宜的に上記の
ようにした。
【0022】次に、ステップS1の稟議開始の処理を説
明する。なお、これはパラメータ設定部12が行う処理
であるが、説明では特に言及しないことにする。
【0023】図12は、ステップS1の詳細フローチャ
ートである。
【0024】先ず、決裁者の属性が連携のキー条件に合
致しているか否かを判定する(ステップS101)。こ
こでは、テーブル152の全レコードを対象にチェック
し、決裁者の属性の条件に該当するレコードを検索し、
その回覧パターン番号を読み出す。本例では決裁者が社
長であり、対応する回覧パターン番号Ptn010が得
られる(ステップS101:YES)。回覧パターン番
号Ptn010が社長に対応づけて設定されているの
は、例えば、この回覧パターン番号に対応する回覧者の
中に監査役がいるなどの理由によるものである。さて、
これを取得すると、その回覧パターン番号Ptn010
をキーにして、テーブル157〜159から回覧者情報
として、ユーザID「回覧者A」、「回覧者B」および
「回覧者E」を取得する(ステップS103)。なお、
それぞれのユーザを単に回覧者A、回覧者B及び回覧者
Cという。
【0025】次に、文書番号「回覧000100」の回
覧文書(参照するときは符号000100を付す)を作
成する(ステップS105)。次に、回覧文書0001
00を登録する(ステップS107)。
【0026】ステップS107を詳述する。まず、回覧
文書000100を文書DB15に登録する。さらに、
テーブル153〜155の1番目に示すレコードをそれ
ぞれ追加する。また、テーブル156の1、2、3番目
に示すレコードを追加する。さらに、テーブル151
の、文書番号「決裁001000」のレコードの連携文
書番号1として、文書番号「回覧000100」を設定
する。
【0027】ステップS101でNOと判定されたと
き、またはステップS107を終えると、ユーザによる
連携回覧の設定があるか否か判定する(ステップS20
1)。ここでは、テーブル151の文書番号「決裁00
1000」のレコードに、上記設定した以外の回覧パタ
ーン番号が連携パターン番号としてあるか否かを判定す
る。ここでNOと判定されたときは、処理を終える。
【0028】一方、本例のようにYESと判定されたと
きは、その回覧パターン番号Ptn050をキーにし
て、テーブル157〜159から回覧者情報として、ユ
ーザID「回覧者D」および「回覧者E」を取得する
(ステップS203)。なお、それぞれのユーザを単に
回覧者D、回覧者Eという。次に、文書番号「回覧00
0200」の回覧文書(参照するときは符号00020
0を付す)を作成する(ステップS205)。次に、回
覧文書000200を登録する(ステップS207)。
【0029】ステップS207を詳述する。まず、回覧
文書000200を文書DB15に登録する。さらに、
テーブル153〜155の2番目に示すレコードをそれ
ぞれ追加する。また、テーブル156の4、5番目に示
すレコードを追加する。さらに、テーブル151の、文
書番号「決裁001000」のレコードの連携文書番号
2として、文書番号「回覧000200」を設定する。
【0030】そして、ステップS201に戻る。本例で
は、今回の判定でNOと判定されて処理が終了する。
【0031】図13は、稟議文書001000の作成か
ら稟議、決裁、回覧を経て回覧が終了するまでのタイム
チャート図である。先ず、承認者1宛に電子メールで、
稟議文書001000が作成されて承認を要求する旨を
通知する。これが到着し、承認者1により端末2から電
子決裁システムサーバ1に対して承認が行われると、承
認者2宛に同様の電子メールを送信する。これが到着
し、承認者1により端末2から電子決裁システムサーバ
1に対して承認が行われると、決裁者(社長)宛に同様
の電子メールを送信する。これが到着し、決裁者により
端末2から電子決裁システムサーバ1に対して承認が行
われると決裁が完了する。
【0032】図14は、決裁者の端末2と電子決裁シス
テムサーバ1との間のシーケンス図である。ユーザ情報
(ユーザID)が入送信されると、そのユーザIDを基
にシステムの操作権限をチェックし、システムメニュー
画面を表示させる。メニュー内の「承認」を選択する
と、ユーザ情報に応じた選択メニューを含む承認対象の
決裁文書一覧画面を生成し、それを表示させる。文書が
選択されると、選択された文書の文書番号が送信される
ので、送信された文書番号を基に文書を検索し、文書参
照画面を生成し、その文書参照画面を表示させる。そし
て文書の承認が選択されると、回覧開始処理を行い(ス
テップS2)、承認完了通知画面を表示させる。
【0033】図15は、文書参照画面を示す図である。
【0034】先ず、図15の文書参照画面で、稟議文書
の件名、概要、内容、作成者名、稟議情報をそれぞれ表
示させる。「承認」がクリックされると、その文書につ
いてその回覧者が承認したことを設定する。本例では、
稟議文書001000について上記内容が表示され、図
15に示すように、承認者1、承認者2が承認済みであ
ることと、承認した日付と時刻が表示され、決裁者につ
いては、未承認であるので、承認中と表示される。ここ
では、「承認」がクリックされたこととする。なお、
「差し戻し」をクリックすると、稟議文書001000
を作成者に差し戻すことができる。
【0035】次に、ステップS2の回覧開始処理を説明
する。
【0036】図16は、ステップS2の詳細フローチャ
ートである。なお、ステップS201、S203は回覧
制御部14が、ステップS207はパラメータ設定部1
2が、ステップS205、S209は文書回覧部13と
I/F部11が、それぞれ行う処理であるが、説明では
特に言及しないことにする。
【0037】先ず、決裁完了として稟議を終えてよいか
否かを判定する(ステップS201)。ここでは、文書
番号「決裁001000」に対応するワークフローID
を得て、そして、テーブル156の、そのワークフロー
IDと当該ユーザのユーザIDとを含むレコードのステ
ータスを「承認済」に更新し、さらに、ワークフローI
D、ユニットID、ステップIDが、当該レコードのも
のとそれぞれ同一な他の各レコードのステータスが全て
「承認済」であるか否かを判定し、全て「承認済」であ
るときは、決裁完了としてステップS203へと進む。
なお、全て「承認済」でないとき、つまり、未承認者が
いる場合は処理を終える。
【0038】連携回覧が設定されているか否かを判定す
る(ステップS203)。ここでは、テーブル151の
文書番号「決裁001000」のレコードに、連携パタ
ーン番号として回覧パターン番号があるか否かを判定す
る。YESと判定されたときは、その1つの回覧パター
ン番号に対応する回覧文書を取得する(ステップS20
5)。本例では、回覧パターン番号Ptn010をキー
にして、回覧文書000100が得られる。そして、文
書の補足情報を登録した後、回覧開始のパラメータ設定
を行う(ステップS207)。ここでは、テーブル15
3の、文書番号001000をキーとしたレコードの文
書ステータスを「回覧中」に更新する。また、回覧パタ
ーン番号Ptn010をキーにして、ワークフローID
「Wf10000」を得るとともに、テーブル156の
このワークフローID「Wf10000」を含む各レコ
ードを検索し、その中で最初のステップID「01」を
含むレコードのステータス、つまり、回覧者AとBのス
テータスをそれぞれ「到着済」に更新する。
【0039】そして、ステータスを「到着済」とした各
回覧者宛に電子メールで回覧文書000100を送信す
る(ステップS209)。したがって、回覧者A及びB
が利用する端末2からの要求に応じて、文書回覧部13
は、稟議文書001000を表示させることになる。ま
た、回覧者A、Bが承認後、次のステップIDを設定さ
れた回覧者Cにも電子メールが送られ、文書回覧部13
はI/F部11をして、稟議文書001000を回覧者
Cの端末2にも表示させることになる。
【0040】さて、ステップS209を終えるとステッ
プS203へ戻り、再び判定を行う。本例では、テーブ
ル151の文書番号「決裁001000」のレコード
に、連携パターン番号として、さらに回覧パターン番号
Ptn050があるので、2回目のステップS203で
もYESと判定され、その結果、回覧文書000200
が回覧者D及びEに送信されることになる。
【0041】つまり図13に示すように、決裁が完了す
ると、回覧者AとB宛に電子メールで、回覧文書000
100を送信する。これが到着し、回覧者AとBにより
端末2から電子決裁システムサーバ1に対して承認が行
われると、回覧者C宛に同様の電子メールを送信する。
これが到着し、回覧者Cにより端末2から電子決裁シス
テムサーバ1に対して承認が行われるとその回覧は終了
したことになる。また、決裁が完了すると、回覧者Dと
E宛に電子メールで、同様の内容の回覧文書00020
0を送信する。これが到着し、回覧者DとEにより端末
2から電子決裁システムサーバ1に対して承認が行われ
るとその回覧は終了したことになる。
【0042】電子決裁システムサーバ1によれば、事後
チェックが必要な決裁文書や他のメンバーと情報共有し
たい稟議文書を決裁完了を契機にして、自動的に回覧す
ることができる。また決裁完了後に、回覧文書を作成し
て、回覧を行わなければならなかったが、決裁者の条件
や、連携して回覧する回覧者を設定することによって、
決裁から事後チェック、情報共有までを連携して行える
ようになった。つまり、事後チェック漏れの逓減や回覧
に至る作業の大幅な逓減を実現できる。
【0043】以上説明したように、本実施の形態の電子
決裁システムサーバ1は、回覧対象文書の回覧者宛に当
該文書に関わる通知を行うとともに当該回覧者に使用さ
れる端末からの要求に応じて当該回覧対象文書を当該端
末に表示させる処理を回覧処理として実行する回覧処理
手段(13)と、第1の回覧処理において回覧対象文書
を表示した端末から通知を受信した場合に、後続する第
2の回覧処理が設定されているか否かを判定し、肯定的
な判定結果を得たときは、前記回覧処理手段をして、当
該回覧対象文書についての第2の回覧処理を開始させる
回覧制御手段(14)とを備えるので、前後する2つの
回覧処理を連続的かつ迅速に実行することができる。
【0044】また、回覧対象文書を表示した端末からの
前記通知の通知元として設定された者の属性に対応する
第2の回覧処理を開始するので、第2の回覧処理を、ユ
ーザIDなどによって逐一設定する必要がなくなり、そ
の結果として、文書作成者等の操作負担が軽減される。
【0045】また、第2の回覧処理について回覧者のグ
ループが予め設定されているか否かを判定し、肯定的な
判定結果を得たときは、当該グループに属する者を回覧
者として第2の回覧処理を開始するので、複数の回覧者
を対象とした第2の回覧処理を、それぞれのユーザID
などによって逐一設定する必要がなくなり、その結果と
して、文書作成者等の操作負担が軽減される。
【0046】なお、上記説明した処理を実行させるコン
ピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、
光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体に記録したり、インター
ネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させ
ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報処理
装置によれば、回覧対象文書の回覧者宛に当該文書に関
わる通知を行うとともに当該回覧者に使用される端末か
らの要求に応じて当該回覧対象文書を当該端末に表示さ
せる処理を回覧処理として実行する回覧処理手段と、第
1の回覧処理において回覧対象文書を表示した端末から
通知を受信した場合に、後続する第2の回覧処理が設定
されているか否かを判定し、肯定的な判定結果を得たと
きは、前記回覧処理手段をして、当該回覧対象文書につ
いての第2の回覧処理を開始させる回覧制御手段とを備
えるので、前後する2つの回覧処理を連続的かつ迅速に
実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置を適用した電子決裁シス
テムサーバ1の主な構成を示す図である。
【図2】電子決裁システムサーバ1の適用形態を示す図
である。
【図3】管理テーブル群16を構成するテーブルを示す
図である。
【図4】管理テーブル群16を構成するテーブルを示す
図である。
【図5】管理テーブル群16を構成するテーブルを示す
図である。
【図6】管理テーブル群16を構成するテーブルを示す
図である。
【図7】管理テーブル群16を構成するテーブルを示す
図である。
【図8】作成者の端末2と電子決裁システムサーバ1と
の間のシーケンス図である。
【図9】稟議ルート定義画面を示す図である。
【図10】稟議ルート定義画面から呼び出される画面を
示す図である。
【図11】稟議ルート定義画面から呼び出される画面を
示す図である。
【図12】ステップS1の詳細フローチャートである。
【図13】稟議文書001000の作成から稟議、決
裁、回覧を経て回覧が終了するまでのタイムチャート図
である。
【図14】決裁者の端末2と電子決裁システムサーバ1
との間のシーケンス図である。
【図15】文書参照画面を示す図である。
【図16】ステップS2の詳細フローチャートである。
【符号の説明】
1 電子決裁システムサーバ 2 端末 11 I/F部 12 パラメータ設定部 13 文書回覧部 14 回覧制御部 15 文書DB 16 管理テーブル群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 根本 敦史 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コムウェア株式会社内 (72)発明者 鴨志田 憲一 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コムウェア株式会社内 (72)発明者 笠原 和男 東京都港区港南一丁目9番1号 エヌ・テ ィ・ティ・コムウェア株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回覧対象文書の回覧者宛に当該文書に関
    わる通知を行うとともに当該回覧者に使用される端末か
    らの要求に応じて当該回覧対象文書を当該端末に表示さ
    せる処理を回覧処理として実行する回覧処理手段と、 第1の回覧処理において回覧対象文書を表示した端末か
    ら通知を受信した場合に、後続する第2の回覧処理が設
    定されているか否かを判定し、肯定的な判定結果を得た
    ときは、前記回覧処理手段をして、当該回覧対象文書に
    ついての第2の回覧処理を開始させる回覧制御手段とを
    備える情報処理装置。
  2. 【請求項2】 回覧対象文書を表示した端末からの前記
    通知の通知元として設定された者の属性に対応する第2
    の回覧処理を開始する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 第2の回覧処理について回覧者のグルー
    プが予め設定されているか否かを判定し、肯定的な判定
    結果を得たときは、当該グループに属する者を回覧者と
    して第2の回覧処理を開始する請求項1または2記載の
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の情
    報処理装置に前記処理を実行させるコンピュータプログ
    ラム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の情
    報処理装置に前記処理を実行させるコンピュータプログ
    ラムを記録した記録媒体。
JP2002089888A 2002-03-27 2002-03-27 情報処理装置、コンピュータプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体 Pending JP2003288453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002089888A JP2003288453A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 情報処理装置、コンピュータプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002089888A JP2003288453A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 情報処理装置、コンピュータプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003288453A true JP2003288453A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29235353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002089888A Pending JP2003288453A (ja) 2002-03-27 2002-03-27 情報処理装置、コンピュータプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003288453A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008204178A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Ricoh Co Ltd ワークフロー処理システム及びワークフロー処理方法
JP2010039857A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Ricoh Co Ltd 電子文書管理サーバ、電子文書管理システム及び電子文書更新方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008204178A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Ricoh Co Ltd ワークフロー処理システム及びワークフロー処理方法
JP2010039857A (ja) * 2008-08-06 2010-02-18 Ricoh Co Ltd 電子文書管理サーバ、電子文書管理システム及び電子文書更新方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7870194B2 (en) Sharing calendar information
US6856962B2 (en) Schedule management system
US20090094275A1 (en) Auditable action request processing in a workflow environment
JP6900095B1 (ja) 日程調整装置、日程調整方法、及びプログラム
JP2010039871A (ja) コミュニティ管理システム、コミュニティ管理方法、コミュニティ管理プログラム
JP2006024059A (ja) 文書管理用コンピュータプログラムならびに文書管理装置および方法
US20050065836A1 (en) Work-flow system and work-flow system management method
JP7008382B1 (ja) 日程調整装置、日程調整方法、及びプログラム
US20180270247A1 (en) Information Sharing Program, Information Processing Device, And Information Sharing Method
JP2004118648A (ja) リソース管理サーバ、人材管理方法、及び人材管理システム
JP4398392B2 (ja) 電子会議システム及び電子会議方法
US20080134344A1 (en) Restricting access to calendar entries
WO2022202063A1 (ja) 日程調整装置、日程調整方法、及びプログラム
JP2003288453A (ja) 情報処理装置、コンピュータプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2006107282A (ja) コミュニティ管理システム、コミュニティサーバ、コミュニティ管理方法、及びコミュニティ管理プログラム
JP4431300B2 (ja) 電子文書回覧システム
JP2003288452A (ja) 情報処理装置、コンピュータプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP5446676B2 (ja) 情報管理サーバ、情報管理システム、ならびに、プログラム
JP2003150497A (ja) 情報掲示支援方法及びシステム、コンピュータプログラム、記録媒体
JP2003085345A (ja) 意思決定支援装置、意思決定支援方法、記憶媒体及びコンピュータプログラム
JP2004213375A (ja) 業務管理サーバ、業務管理システム及び業務管理方法
JP4122260B2 (ja) 申請処理システム
JPH06332906A (ja) 会議スケジュール調整方法
JP2019159859A (ja) 情報処理装置、プログラム、情報処理方法
US20180123988A1 (en) Apparatus and method for email-based project management

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041019