JP2003085345A - 意思決定支援装置、意思決定支援方法、記憶媒体及びコンピュータプログラム - Google Patents

意思決定支援装置、意思決定支援方法、記憶媒体及びコンピュータプログラム

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JP2003085345A
JP2003085345A JP2001271854A JP2001271854A JP2003085345A JP 2003085345 A JP2003085345 A JP 2003085345A JP 2001271854 A JP2001271854 A JP 2001271854A JP 2001271854 A JP2001271854 A JP 2001271854A JP 2003085345 A JP2003085345 A JP 2003085345A
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Eiji Mitsui
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一文書に複数のユーザが同時にアクセスし
ている場合に、競合文書となることの報知を早期に行
い、競合文書の発生を事前に防いで無駄な入力作業を防
止できるようにする。 【解決手段】 サーバから呼び出した文書に対して意思
決定の入力要求があった場合(ステップS32)、別の
クライアントによる意思決定の結果入力に関する優先処
理の有無を判定し(ステップS34、37、40)、優
先処理がないと判定した場合には、意思決定の結果入力
を実行可能として入力された意思決定の結果をサーバに
送信するのに対して(ステップS43)、優先処理があ
ると判定した場合には、意思決定の結果入力を実行可能
とするに先立って、意思決定の入力要求に応じることが
できないことを報知する(ステップS35、38、4
1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、意思決定支援装
置、意思決定支援方法、記憶媒体及びコンピュータプロ
グラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、クライアント・サーバ・システム
を前提とする情報技術を利用して、意思決定支援のため
の文書回覧システム(グループウエア)が実用化されて
いる。企業内などで用いられているそのような文書回覧
システムの一例としては、クライアント装置において電
子化された文書を作成し、それをサーバ装置に用意され
たデータベースに送信して記憶しておき、その文書に対
してクライアント装置からアクセスするユーザ、例えば
上司の決裁(検印、審査、承認、コメント付与)などを
仰ぐ、というものがある。このような文書回覧システム
では、上司は自らのクライアント装置によってデータベ
ースにアクセスして部下が作成した文書を閲覧し、決裁
などを行う。この意味で、上司が扱うクライアント装置
は、意思決定支援装置として機能することになる。ま
た、文書を作成した部下も、その者のクライアント装置
によってデータベースにアクセスし、決裁後の文書を閲
覧することができる。
【0003】このような従来の文書回覧システムでは、
文書の回覧時において、例えば決裁処理である意思決定
処理の競合が問題となる。つまり、上述した例でいう
と、ある文書に対して複数人の上司による検印、審査、
承認、コメント付与等の同時回覧が必要であるとする
と、その文書に対して、決裁を実行すべき複数人の上司
が同時にアクセスする場合がある。この場合、ある上司
の決裁処理が完了して文書が更新された後に他の上司が
その文書にアクセスする場合には、そのアクセスした文
書は更新済みの文書であるので何ら問題は生じない。こ
れに対して、同一文書が複数の上司によって同時にアク
セスされて閲覧されている間に、一人の上司が決裁処理
を完了して文書が更新された場合、別の上司が更に決裁
処理を完了して文書が更新されると、最初になされた決
裁処理が上書きされてしまい、これらの文書は競合状態
になってしまうという問題が生じる。
【0004】そこで、従来、同一文書が複数のユーザに
よって同時にアクセスされて閲覧されている間に一人の
ユーザが決裁処理を完了して文書が更新された場合に
は、同一文書に対する他のユーザによる決裁処理を禁止
するという排他的制御が必要となる。このような排他的
制御として、従来の代表的なグループウエアでは、文書
更新処理を禁止すべき文書更新要求があった場合には、
例えば、「編集中の文書のコピーが保存されています。
競合文書として保存しますか。」というようなメッセー
ジをクライアント装置において表示させ、文書更新要求
に応じない、ということが実行されている。この場合、
「…保存しますか。」という問いに対して「はい」が選
択されると、競合文書として保存し、文書更新が可能に
なった時点での利用に供することができるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の文書回覧システ
ムでは、ある文書に対して検印、審査、承認、コメント
付与などの入力を行った後に文書更新要求をした場合
に、初めて競合文書があるかどうかを判定し、競合文書
があることのメッセージをクライアント装置に送信して
いる。このため、クライアント装置を利用するユーザ
は、せっかく検印、審査、承認、コメント付与などの入
力を実行しても、サーバ装置が文書更新要求に応じない
場合には、その入力済み文書を競合文書として保存する
か、あるいは、競合文書として保存せずに入力結果を全
く無駄にするしかない。この場合、競合文書として保存
したとしても、これを文書更新が可能になった時点で利
用するには、競合文書を利用するための付加的な処理を
しなければならない。このようなことから、極めて操作
性が悪いという問題がある。
【0006】本発明の目的は、同一文書に複数のユーザ
が同時にアクセスしている場合に、競合文書となること
の報知を早期に行い、また競合文書の発生を事前に防い
で無駄な入力作業を防止できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の意思決定
支援装置の発明は、意思決定の入力要求を行うことがで
きる電子化された文書をサーバから呼び出し記憶領域に
記憶する手段と、意思決定の入力要求が入力可能なよう
に前記文書を表示装置に表示させる手段と、意思決定の
入力要求があった場合、別のクライアントによる意思決
定の結果入力に関する優先処理の有無を判定する手段
と、前記優先処理がないと判定した場合、意思決定の結
果入力を実行可能とし、入力された意思決定の結果を前
記サーバに送信する処理を実行する手段と、前記優先処
理があると判定した場合、意思決定の結果入力を実行可
能とするに先立って、意思決定の入力要求に応じること
ができないことを報知する手段と、を具備する。
【0008】したがって、意思決定の入力要求に応じる
ことができないことの報知によって、競合文書の発生を
事前に防いで無駄な入力作業が行われることが防止され
る。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の意
思決定支援装置において、前記優先処理の有無を判定す
る処理は、その優先処理の有無を前記サーバに問い合わ
せることによって実行される。
【0010】したがって、サーバに対する問い合わせに
よって優先処理があるかどうかの情報が得られる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の意
思決定支援装置において、前記サーバから、同一の前記
文書について別のクライアントが意思決定を入力中であ
ることを示すステータスを受信した場合、前記優先処理
があると判定する。
【0012】同一の文書について別のクライアントが意
思決定を入力中であることを示すステータスは、サーバ
から容易に得ることができるため、このようなステータ
スをサーバから受信することで、優先処理があると判定
することが可能である。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の意
思決定支援装置において、同一の前記文書について別の
クライアントが意思決定を入力中であることを示すステ
ータスは、その文書についての編集者に関する情報であ
る。
【0014】つまり、請求項3記載の発明における同一
の文書について別のクライアントが意思決定を入力中で
あることを示すステータスとして、請求項4記載の発明
では、その文書についての編集者に関する情報を用い
る。その文書についての編集者に関する情報、例えば、
現在編集しているユーザの存在を示唆する情報が得られ
れば、優先処理の有無が容易に判定される。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2記載の意
思決定支援装置において、前記サーバから、同一の前記
文書について別のクライアントによって意思決定が入力
済みあることを示すステータスを受信した場合、前記優
先処理があると判定する。
【0016】同一の前記文書について別のクライアント
が意思決定を入力済みであることを示すステータスは、
サーバから容易に得ることができるため、このようなス
テータスをサーバから受信することで、優先処理がある
と判定することが可能である。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5記載の意
思決定支援装置において、同一の前記文書について別の
クライアントによって意思決定が入力済みあることを示
すステータスは、その文書の更新日時であり、その更新
日時が、予め前記記憶領域に記憶させておいた前記サー
バからの前記文書の呼び出し日時と相違することをもっ
て前記優先処理があると判定する。
【0018】サーバにおいて、文書の更新がなされると
その更新日付を記録保存する処理が実行される仕組みを
構築しておけば、その更新日付を問い合わせて得ること
ができる。また、サーバからの文書の呼び出し日時を予
め記憶領域に記憶させておけば、文書の呼び出し日時を
認識することができる。そこで、記憶領域に記憶する文
書の呼び出し日時とサーバから受信した文書の更新日時
とが相違すれば、その文書について別のクライアントに
よって意思決定が入力済みであることが判明するため、
優先処理の有無が容易に判定される。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1記載の意
思決定支援装置において、前記文書を前記サーバから呼
び出すに際して、前記優先処理に関するデータを前記文
書と共に受信して前記記憶領域に記憶させておき、前記
優先処理の有無を判定する処理は、前記記憶領域に記憶
させた前記優先処理に関するデータを参照して実行す
る。
【0020】したがって、記憶領域の記憶内容を参照す
ることによって優先処理があるかどうかの情報が得られ
る。
【0021】請求項8記載の意思決定支援方法の発明
は、プロセッサによって、意思決定の入力要求が入力可
能な電子化された文書をサーバから呼び出すステップ
と、前記プロセッサによって、意思決定の入力要求が入
力可能なように前記文書を表示装置に表示させるステッ
プと、前記プロセッサが、意思決定の入力要求があった
と判断した場合、意思決定の結果入力に関する優先処理
の有無を判定し、その判定結果に基づいて意思決定の入
力要求に応じることができるかどうかを判断するステッ
プと、前記プロセッサが、意思決定の入力要求に応じる
ことができると判断した場合、意思決定の結果入力を実
行可能とし、入力された意思決定の結果を前記サーバに
送信する処理を実行するステップと、前記プロセッサ
が、意思決定の入力要求に応じることができないと判断
した場合、意思決定の結果入力を実行可能とするに先立
って、意思決定の入力要求に応じることができないこと
を報知するステップと、を具備する。
【0022】したがって、意思決定の入力要求に応じる
ことができないことの報知によって、競合文書の発生を
事前に防いで無駄な入力作業が行われることが防止され
る。
【0023】請求項9記載の記憶媒体の発明は、コンピ
ュータにインストールされ、このコンピュータに、意思
決定の入力要求が入力可能な電子化された文書をサーバ
から呼び出す手段と、意思決定の入力要求が入力可能な
ように前記文書を表示装置に表示させる手段と、意思決
定の入力要求があった場合、意思決定の結果入力に関す
る優先処理の有無を判定し、その判定結果に基づいて意
思決定の入力要求に応じることができるかどうかを判断
する手段と、意思決定の入力要求に応じることができる
と判断した場合、意思決定の結果入力を実行可能とし、
入力された意思決定の結果を前記サーバに送信する処理
を実行する手段と、意思決定の入力要求に応じることが
できないと判断した場合、意思決定の結果入力を実行可
能とするに先立って、意思決定の入力要求に応じること
ができないことを報知する手段と、を実行させるコンピ
ュータ読み取り可能なプログラムを記憶する。
【0024】したがって、このプログラムがコンピュー
タにインストールされてそのプログラムに従いコンピュ
ータが動作すると、意思決定の入力要求に応じることが
できないことの報知によって、競合文書の発生を事前に
防いで無駄な入力作業が行われることが防止される。
【0025】請求項10記載のコンピュータ読み取り可
能なプログラムの発明は、コンピュータにインストール
され、このコンピュータに、意思決定の入力要求が入力
可能な電子化された文書をサーバから呼び出す手段と、
意思決定の入力要求が入力可能なように前記文書を表示
装置に表示させる手段と、意思決定の入力要求があった
場合、意思決定の結果入力に関する優先処理の有無を判
定し、その判定結果に基づいて意思決定の入力要求に応
じることができるかどうかを判断する手段と、意思決定
の入力要求に応じることができると判断した場合、意思
決定の結果入力を実行可能とし、入力された意思決定の
結果を前記サーバに送信する処理を実行する手段と、意
思決定の入力要求に応じることができないと判断した場
合、意思決定の結果入力を実行可能とするに先立って、
意思決定の入力要求に応じることができないことを報知
する手段と、を実行させる。
【0026】したがって、このプログラムがコンピュー
タにインストールされてそのプログラムに従いコンピュ
ータが動作すると、意思決定の入力要求に応じることが
できないことの報知によって、競合文書の発生を事前に
防いで無駄な入力作業が行われることが防止される。
【0027】
【発明の実施の形態】〔システム構成〕図1は、この発
明の一実施の形態である文書回覧システムのシステム構
成を示すブロック図である。図1に示すように、この文
書回覧システム1は、ネットワーク2で互いに接続され
た複数のサーバ3,3,…と、各サーバ3にそれぞれ接
続されているクライアント4,4,…とで構成されるク
ライアント・サーバ・システムである。この文書回覧シ
ステム1は特定の組織(この例では企業)内に設置さ
れ、各サーバ3は例えば各事業部単位に設けられている
(複数の事業部で1台のサーバ3を共有するようにして
もよい)。
【0028】図2は、サーバ3のシステム構成を示すブ
ロック図である。図2に示すように、サーバ3は、CP
U11と、BIOSなどを格納した読み出し専用のメモ
リであるROM12と、各種データを書き換え可能に記
憶するメモリでCPU11の作業エリアとなるRAM1
3とが、バス14で接続されている。バス14には、他
のクライアント4や他のサーバ3などと通信を行うため
の通信制御装置15と、各種プログラムが格納され、後
述のデータベース21が構築される外部記憶装置である
HDD16と、CD−ROMドライブ17と、CRT,
LCDなどのディスプレイ18と、マウスおよびキーボ
ードなどの入力装置19とが、図示しないインターフェ
イスや制御装置を介して接続されている。
【0029】CD−ROMドライブ17によって読み取
られるCD−ROM20は、各種のプログラムを記憶す
ることができる。本実施の形態では、クライアント・サ
ーバ・システムを文書回覧システム1として機能させる
プログラムがCD−ROM20に記憶され、これがコン
ピュータである各サーバ3にインストールされることに
よってクライアント・サーバ・システムが文書回覧シス
テム1として機能する。
【0030】図3は、各サーバ3にそれぞれ設けられた
データベース21,21,…間の関係を説明する機能ブ
ロック図である。図3に示すように、このデータベース
21は、事業部決定依頼書データベース22(以下、決
定依頼書を“D/F”、データベースを“DB”とい
う)と、標準文書DB23の2つのDBを含んでいる。
【0031】事業部D/FDB22は、文書DBとして
機能するもので、クライアント4側の操作で作成したD
/Fは、当該クライアント4が接続されているサーバ3
内の事業部D/FDB22に格納される。D/Fは、電
子化された文書で、その作成者が上司など他の担当者
に、当該文書の内容に対する承認、審査などの意思表示
を受けるために作成する文書である。また、事業部D/
FDB22は、他のサーバ3から送信されてきたD/F
などの文書を受信するメール受信DBとしても機能す
る。
【0032】標準文書DB23は、D/Fを作成するた
めの各種の文書雛型(テンプレート)である標準文書が
格納され、文書雛型データベースとして機能する。標準
文書DB23は、それが設けられている同一のサーバ3
の事業部D/FDB22とペアで運用される。
【0033】複数のサーバ3のうち1台は、この文書回
覧システム1が設置されている企業の本部に設けられ、
その事業部D/FDB22は、トップD/FDB24と
して機能する。トップD/FDB24は、この企業で所
定以上の地位にある者、すなわち、この例では、各事業
部の部長より上の地位にある者(社長など)から決裁な
どの意思表示を受けようとするD/Fを、各事業部のサ
ーバ3から受信するための専用のメール受信DBとなる
ものである。
【0034】複数のサーバ3のうち1台には、宛先リス
トDB25が設けられている(図1も参照)。この宛先
リストDB25は、D/Fをネットワーク2内で送信す
る際の宛先情報を蓄積したDBである。すなわち、宛先
リストDB25には、各サーバ3が担当している事業部
の名称、各サーバ3のメール受信データベースとなる事
業部D/FDB22の名称、D/F管理者(各事業部D
/FDB22においてD/Fを管理する者)などの情報
が格納されている。この宛先リストDB25は、各サー
バ3で利用することができる。
【0035】各サーバ3には、そのサーバ3が管理する
事業部または本部内で、D/Fに審査、承認を与えるこ
ととなる者の氏名、所属、電子メールアドレスなどを登
録した審査承認テーブルが用意されている。
【0036】各サーバ3の事業部D/FDB22、トッ
プD/FDB24には、初期設定として、所定の登録情
報を登録することができる。すなわち、各サーバ3が担
当している事業部などの名称、D/F管理者、メール受
信DBとなる事業部D/FDB22やトップD/FDB
24の名称などの情報である。
【0037】図4は、事業部D/FDB22に格納され
た電子化された文書であるD/Fと、このD/Fの属性
情報とを示す模式図である。図4に示すように、D/F
には、文書であるD/Fを特定する文書No.31、そ
の文書の最終更新日時32、その文書の編集者33、そ
のD/Fの書込み権限者34及び未審査の書込み権限者
35のフィールドが設定されおり、各フィールドには該
当する情報が記憶され、D/Fとリンク付けられてい
る。
【0038】文書No.31は、その文書を特定するた
めのIDとして機能するもので、各D/Fについて、そ
の作成時に自動付番や手入力付番等の手法で付番され
る。最終更新日時32は、そのD/Fが更新される毎に
更新される日時情報であり、各サーバ3又はクライアン
ト4の計時機能に基づいて計時された日時が設定され
る。編集者33は、現在編集中の編集者がいるかどう
か、それが誰なのか、あるいは、現在編集中の編集者が
いない場合には最終編集者が誰なのかというような情報
を設定している。この場合の編集者は、そのD/Bに対
して編集権限を持つ者、つまり、D/Fに審査、承認を
与えることとなる者であり、その者は各サーバ3が備え
る審査承認テーブルと同一の規則に従い特定される。そ
の文書の書込み権限者34は、各D/Fについて設定さ
れる書込み権限者、つまり、D/Fに審査、承認を与え
ることとなる者についての情報である。そして、このよ
うな書込み権限者34によって特定されるユーザは、そ
のD/Fに対して次々と審査し、承認を与えることにな
るが、この場合、書込み権限者34によって特定される
ユーザのうち、どのユーザが審査及び承認を終了したか
は、サーバ3において容易に判定可能である。そこで、
未審査の書込み権限者35には、書込み権限者34によ
って特定されるユーザのうち、未だ審査を終了していな
いユーザについての情報を記憶する。
【0039】このような文書No.31等のような各D
/Fの属性情報は、各種の手法によってD/Fとリンク
させることが可能である。例えば、属性情報をD/Fの
プロパティーとして同一文書として管理したり、属性情
報をD/Fとは別個に作成してこれをアンカーによって
D/Fとリンク付けたり、その他、公知のあらゆる手法
によってD/Fとその属性情報とのリンク付けが可能で
ある。
【0040】図5は、クライアント4のシステム構成を
示すブロック図である。図5に示すように、クライアン
ト4は、CPU41と、BIOSなどを格納した読み出
し専用のメモリであるROM42と、各種データを書き
換え可能に記憶するメモリ(記憶領域)であってCPU
41の作業エリアとなるRAM43とが、バス44で接
続されている。バス44には、他のクライアント4や他
のサーバ3などと通信を行うための通信制御装置45
と、各種プログラム等を格納するHDD46と、CD−
ROMドライブ47と、CRT,LCDなどの表示装置
としてのディスプレイ48と、マウスおよびキーボード
などの入力装置49とが、図示しないインターフェイス
や制御装置を介して接続されている。
【0041】CD−ROMドライブ47によって読み取
られるCD−ROM50は、各種のプログラムを記憶す
ることができる。本実施の形態では、クライアント・サ
ーバ・システムを文書回覧システム1として機能させ、
自らをそのような文書回覧システム1の一部である意思
決定支援装置として機能させるプログラムがCD−RO
M50に記憶され、これがコンピュータである各クライ
アント4にインストールされることによってクライアン
ト・サーバ・システムが文書回覧システム1として機能
し、自らが意思決定支援装置として機能する。
【0042】図6は、サーバ3の事業部D/FDB22
からクライアント4に呼び出した電子化された文書であ
るD/Fと、このD/Fにリンク付けられる情報とを示
す模式図である。図6に示すように、D/Fには、文書
であるD/Fを特定する文書No.61、その文書の呼
び出し日時62及びその文書の編集者63のフィールド
が設定されおり、各フィールドには該当する情報が記憶
され、D/Fとリンク付けられている。
【0043】文書No.61は、サーバ3の事業部D/
FDB22に格納されているそのD/Fの属性情報とし
ての文書No.31と同一の番号情報である。つまり、
そのD/FのIDとして機能する番号情報である。呼び
出し日時62は、そのD/Fがサーバ3の事業部D/F
DB22からクライアント4に呼び出された時点で設定
される日時情報であり、そのクライアント4の計時機能
に基づいて計時された日時が設定される。編集者63
は、サーバ3の事業部D/FDB22に格納されている
そのD/Fの属性情報としての編集者33と同一の情報
であり、このD/Fの属性情報としての編集者33は、
そのD/Fがクライアント4に呼び出された時点での編
集者33に関する情報である。
【0044】〔D/Fを作成後の処理〕次に、D/Fを
作成して、このD/Fに対して審査、承認を受けて、D
/Fの起案者の元に戻ってくるまでの具体的な処理につ
いて説明する。
【0045】(A)他の事業部にD/Fの審査、承認を
求める場合の処理手順 まず、社員が他の事業部にD/Fの審査、承認を求める
場合の処理手順について、図7のフローチャートを参照
して説明する。ここで、図7に示すフローチャートは、
クライアント4のCPU41が文書回覧システム構築用
のプログラムに従い実行する処理と、サーバ3のCPU
11が文書回覧システム構築用のプログラムに従い実行
する処理とを区別することなく記述している。その意味
で、図7に示すフローチャートは、CPU41やCPU
11として実現されているプロセッサにおけるプロセス
処理を記述するわけではなく、文書回覧システム1の全
体処理を概略的に記述していることになる。
【0046】社員が自己の所属する事業部のサーバ3に
用意されているクライアント4で、このサーバ3の事業
部D/FDB22を開くと、所定の初期画面がクライア
ント4のディスプレイ48に表示される。この初期画面
上のボタンをクリックすることにより、前記の初期設定
や、D/Fの作成など各種の作業を行うことができる。
【0047】この初期画面でD/F作成ボタンをクリッ
クすると、D/Fの作成が可能となる(ステップS
1)。この場合に、図8に例示するような画面をクライ
アント4のディスプレイ48に表示することが可能であ
る。図8の画面は、アクセスしている事業部D/FDB
22とペアで運用されている標準文書DB23に格納さ
れている標準文書のタイトルを列挙して表示するもので
ある。図8の例では、“一般費用の支払”、“固定資産
の取得”、…のように、案件ごとの標準文書のタイトル
が列挙されている(なお、図8の例は、CD−ROM2
0からインストールした各種プログラムがWindows上で
動作するアプリケーションソフトである場合の例で示し
ている(“Windows”は、マイクロソフト社の商標であ
る))。これにより、タイトル表示手段、タイトル表示
工程を実現している。各標準文書のタイトルの冒頭には
案件ボタン71が表示され、その案件ボタン71をクリ
ックすることにより、そのタイトルの標準文書を選択す
ることができる。この選択がなされると、選択された標
準文書を標準文書DB23から読み込み、D/Fの作成
に用いる文書雛型として設定し、その標準文書をディス
プレイに表示する。
【0048】D/Fの作成は、選択した文書雛型にタイ
トルや本文などを書き込みすることで行われる。このよ
うにして作成したD/Fには、前記のように初期設定し
た事業部D/FDB22内の登録情報が自動書き込みさ
れる。
【0049】以上のようにして、D/Fを作成すると
(ステップS1)、次に、検印者の設定を行う(ステッ
プS2)。すなわち、作成したD/Fに対して電子的に
検印をもらうべき人物を設定する。これは、事業部D/
FDB22に予め用意されている検印者テーブルに登録
されているので、その中から選択して設定する。
【0050】検印者の設定(ステップS2)を行った後
に、作成したD/Fの宛先を設定する(ステップS
3)。これは、宛先リストDB25から所望の宛先情報
を選択することで設定することができる。
【0051】宛先を設定すると(ステップS3)、作成
したD/Fは検印者に自動回覧される(ステップS
4)。すなわち、検印者に検印を行うべきD/Fがある
旨の電子メールが送信される。検印者が事業部D/FD
B22を開いて当該D/Fを閲覧し、D/Fに検印を完
了すると(ステップS5のY)、宛先となっている事業
部の事業部D/FDB22にD/Fが送信され、また、
そのD/Fを送信した旨の電子メールがその事業部のD
/F管理者に送信され、D/Fの作成者が所属する事業
部の事業部D/FDB22にD/Fが格納されて(ステ
ップS6)、処理を終了する。
【0052】(B)本部にD/Fの審査、承認を求める
場合の処理手順 次に、社員が本部にD/Fの審査、承認を求める場合の
処理手順について、図9のフローチャートを参照して説
明する。ここで、図9に示すフローチャートは、クライ
アント4のCPU41が文書回覧システム構築用のプロ
グラムに従い実行する処理と、サーバ3のCPU11が
文書回覧システム構築用のプログラムに従い実行する処
理とを区別することなく記述している。その意味で、図
9に示すフローチャートは、CPU41やCPU11と
して実現されているプロセッサにおけるプロセス処理を
記述するわけではなく、文書回覧システム1の全体処理
を概略的に記述していることになる。
【0053】社員が本部に送る稟議書をD/Fとして、
ステップS1の場合と同様の手順で作成すると(ステッ
プS11)、ステップS2と同様の手順で検印者が設定
される(ステップS12)。この場合、D/Fとして作
成した稟議書は本部に送られるものとして予め宛先が設
定されているので、ステップS3のような宛先の設定を
行うことなく、ステップS4と同様に検印者に自動回覧
され(ステップS13)、検印者がD/Fに検印を完了
すると(ステップS14のY)、トップD/FDB24
に稟議書のD/Fが送信され、また、そのD/Fを送信
した旨の電子メールが本部のD/F管理者に送信され、
稟議書のD/Fの作成者が所属する事業部の事業部D/
FDB22にD/Fが格納されて(ステップS15)、
処理を終了する。
【0054】社員が自己の所属する事業部でD/Fの審
査、承認を求める場合の処理手順も、基本的にステップ
S1〜S6の処理と同様であるが、宛先が自己の所属す
る事業部の事業部D/FDB22であるので、宛先部門
の設定(ステップS3)を省略することもできる。ま
た、宛先が自己の所属する事業部の事業部D/FDB2
2であるため、検印完了後のD/FはD/Fの作成者が
所属する事業部の事業部D/FDB22にD/Fが格納
されるだけであり、自己の所属する事業部のD/F管理
者に対し、事業部D/FDB22にD/Fが格納した旨
の電子メールが送信される。
【0055】(C)審査、承認の処理手順 次に、他の事業部から受け取ったD/Fに対して審査、
承認を与える場合の処理手順について、図10のフロー
チャートを参照して説明する。ここで、図10に示すフ
ローチャートは、クライアント4のCPU41が文書回
覧システム構築用のプログラムに従い実行する処理と、
サーバ3のCPU11が文書回覧システム構築用のプロ
グラムに従い実行する処理とを区別することなく記述し
ている。その意味で、図10に示すフローチャートは、
CPU41やCPU11として実現されているプロセッ
サにおけるプロセス処理を記述するわけではなく、文書
回覧システム1の全体処理を概略的に記述していること
になる。
【0056】D/F管理者が自己の所属する事業部の事
業部D/FDB22を開いて、他の事業部からD/Fを
送信した旨の電子メールの受信を確認したときは(ステ
ップS21)、自己の所属する事業部のサーバ3に用意
されている審査承認テーブルから必要な人物を選択する
ことで、D/Fを審査、承認する者を設定する(ステッ
プS22)。この設定がなされると、審査、承認をする
者に自動回覧される(ステップS23)。すなわち、審
査、承認する者に設定された者のクライアント4に、審
査、承認をすべきD/Fが届いている旨の電子メールを
自動送信する(審査承認テーブルのメールアドレスが自
動設定される)。この電子メールには、D/Fが届いて
いる旨の文面と共に、当該D/Fにリンクするための文
書リンクを含める。
【0057】クライアント4では、ディスプレイ48に
受信した電子メールのタイトルの一覧を表示することが
できる。そして、クライアント4が、D/Fが届いてい
る旨の電子メールを受信すると、その電子メールのタイ
トルの冒頭部分などには、他の種類の電子メールと識別
するための標識(例えば、“□□□”)を表示する。
【0058】そこで、ユーザがクライアント4を通じて
事業部D/FDB22にアクセスし、この標識が付され
た電子メールを開き、文書リンクをクリックすると、該
当するD/Fが事業部D/FDB22から送信されて自
らのクライアント4の記憶領域として機能するRAM4
3に記憶される。ここに、意思決定の入力要求を行うこ
とができる電子化された文書であるD/Fをサーバ3か
ら呼び出しRAM43という記憶領域に記憶する手段
(ステップ)が実行される。これにより、ユーザは、ク
ライアント4のディスプレイ48を通じてそのD/Fを
閲覧することができ、そのD/Fに対する意思表示の付
加として、審査、承認を書き込むことができる(ステッ
プS24のY)。ここに、意思決定の入力要求が入力可
能なようにD/Fをディスプレイ48に表示させる手段
(ステップ)が実行される。
【0059】審査、承認が完了(ステップS24のY)
したD/Fは、審査、承認の依頼元である事業部の事業
部D/FDB22に自動で返信される(D/Fに書き込
まれている事業部D/FDB22の登録情報が自動返信
の宛先の手がかりとなる)。また、当該事業部D/FD
B22のD/F管理者には、審査、承認が完了した旨の
電子メールが自動で送信され(D/Fに書き込まれてい
る登録情報が宛先の手がかりとなる)、審査、承認が完
了したD/Fは、審査、承認を行った事業部の事業部D
/FDB22にも格納される(ステップS25)。審
査、承認が完了した旨の電子メールを受け取ったD/F
管理者は、所定の操作を行うだけで、D/Fの起案元で
ある社員にD/Fの審査、承認が完了した旨の電子メー
ルを発信することができる(D/Fにメールアドレス情
報が最初から自動書込されている)。
【0060】他の事業部からD/Fを受け取ったのが本
部の場合も、ステップS21〜S25と同様の手順で処
理される。同一の事業部内でD/Fを受け取った場合
も、ステップS21〜S25の手順に準じるが、ステッ
プS25では、審査、承認が完了した旨の電子メール
を、同一事業部のD/F管理者に送信するだけである。
【0061】(D)意思決定支援処理 電子化された文書であるD/Fについて、図7における
検印者への自動回覧処理(ステップS4)後の検印終了
判定まで(ステップS5)の処理、図9における検印者
への自動回覧処理(ステップS13)後の検印終了判定
まで(ステップS14)の処理、及び図10における審
査承認者への自動回覧処理(ステップS23)後の審査
承認完了まで(ステップS24)の処理においては、同
一のD/Fが複数のクライアント4によって同時に開か
れて検印や承認等の意思決定が求められる可能性がある
ことを考慮し、排他的制御が実行される。つまり、同一
のD/Fが複数のクライアント4によって同時に開かれ
ている場合、一のクライアント4から検印や承認等のよ
うなそのD/Fを更新する意思決定が求められると、他
のクライアント4によるそのD/Fの更新を禁止する、
という処理が実行される。この際、本実施の形態では、
各クライアント4において、各クライアント4にインス
トールされている意思決定援用のプログラムに従い、図
11に示す処理が実行される。以下、このような意思決
定支援処理について、この処理に伴い遷移するクライア
ント4のディスプレイ48に表示される図12ないし図
18に例示する画面表示例を参照しながら説明する。
【0062】図11に示す処理は、図10における審査
承認者への自動回覧処理(ステップS23)後の審査承
認完了まで(ステップS24)の処理の詳細である。ま
ず、各クライアント4において電子化された文書である
D/Fが開かれると(ステップS31)、そのクライア
ント4のディスプレイ48に指定されたD/Fが表示さ
れる。図12及び図13は、いずれも、この場合の初期
画面表示例を例示する模式図である。
【0063】この際、指定されたD/Fは、サーバ3が
管理する事業部D/FDB22から送信され、この際、
そのD/Fの属性情報である編集者33の情報もクライ
アント4に送信される。そこで、クライアント4におい
ては、そのD/Fにリンクさせて、編集者63のフィー
ルドに、そのD/Fの属性情報である編集者33の情報
を設定する。この編集者63のフィールドに設定された
情報は、そのD/Fを特定する文書No.61のフィー
ルドの情報に対応付けられており、この文書No.61
のフィールドに設定された情報には、他に、呼び出し日
時62のフィールドに記憶されるべき呼び出し日時も対
応付けられて記憶されている。
【0064】ここで、編集者63のフィールドに設定さ
れる情報は、対応するD/Fを開いた時点で、既に他の
クライアント4がそのD/Fについて編集中であるかど
うかを判定する材料を提供する。そこで、本実施の形態
では、編集者63のフィールドに設定される情報が、D
/Fを表示する初期画面に影響を与えるような処理を実
行する。
【0065】図12は、現在開いているD/Fについ
て、サーバ3が管理する事業部D/FDB22に格納さ
れた編集者33のフィールドの設定がNull値であ
り、したがって、クライアント4における編集者63の
フィールドに何も設定されない場合にディスプレイ48
に表示される初期画面表示例を示している。これに対し
て、図13は、現在開いているD/Fについて、サーバ
3が管理する事業部D/FDB22に格納された編集者
33のフィールドに編集者が設定されており、したがっ
て、クライアント4における編集者63のフィールドに
もその編集者が設定されている場合にディスプレイ48
に表示される初期画面表示例を示している。
【0066】図12に示すD/Fの初期画面表示例と、
図13に示すD/Fの初期画面表示例とを比較すると、
いずれにも、「アクションバー上の「編集切替」ボタン
をクリックして下さい。審査承認ができます。」という
アンダーライン付きの審査オブジェクト81が出現する
ことは共通していながら、図13に示す初期画面表示例
だけには、「○○さんが編集中です」というような報知
情報としてのメッセージ82が表示されている。ここ
に、優先処理があると判定した場合、意思決定の結果入
力を実行可能とするに先立って、意思決定の入力要求に
応じることができないことを報知する手段(ステップ)
の機能が実行される。
【0067】次いで、図12に示すD/Fの初期画面表
示例にも、図13に示すD/Fの初期画面表示例にも、
いずれにも表示されている「アクションバー上の「編集
切替」ボタンをクリックして下さい。審査承認ができま
す。」というアンダーライン付きの審査オブジェクト8
1は、審査承認を実行するためのサーバ3に対する意思
決定入力要求であり、その審査オブジェクト81が指定
されることで、サーバ3に対する意思決定入力要求のコ
マンドが実行されることになる。
【0068】そこで、審査オブジェクト81が指定され
ると(ステップS32)、まず、編集者63の有無、つ
まり、優先処理の有無がチェックされる(ステップS3
3)。このチェックは、クライアント4のRAM43に
格納されている編集者63のフィールドに設定された情
報に従い行われる。つまり、クライアント4は、自らの
セルフチェックによって、開いているD/Fについて現
在編集中の者の有無を判定する(ステップS34)。こ
こに、意思決定の入力要求があった場合、別のクライア
ント4による意思決定の結果入力に関する優先処理の有
無を判定する手段(ステップ)の機能が実行される。
【0069】このような判定の結果、現在編集中の者が
あれば、その旨が報知される(ステップS35)。ここ
に、優先処理があると判定した場合、意思決定の結果入
力を実行可能とするに先立って、意思決定の入力要求に
応じることができないことを報知する手段(ステップ)
の機能が実行される。この場合の報知は、図11のフロ
ーチャートに例示するように、「○○さんが編集中 暫
くしてから再度審査してください」というようなもので
も良く、図14の報知ダイアログ83に例示するような
「作成状態は○○さんが編集中のため操作は出来ませ
ん。お手数ですが、操作を中止してください。」という
ようなものでも良い。
【0070】特に、「○○さんが編集中です」というよ
うな報知情報としてのメッセージ82が表示されている
図13に示すD/Fの初期画面表示例では、そのような
メッセージ8が表示されているにも拘らず、出現してい
る審査オブジェクト81が指定された場合には、そのよ
うなメッセージ82に次いで、「○○さんが編集中 暫
くしてから再度審査してください」「作成状態は○○さ
んが編集中のため操作は出来ません。お手数ですが、操
作を中止してください。」というような意思決定の入力
要求に応じることができないことの報知がなされる。
【0071】これに対して、ステップS34での判定の
結果、現在編集中の者がないとの結果が得られた場合に
は、そのクライアント4においてそのD/Fを開いてい
る間に編集中となっていないかどうかのチェックがなさ
れる(ステップS36)。このチェックは、サーバ3へ
の問い合わせ照合によって実現される。サーバ3では、
そのD/Fの属性情報である編集者33のフィールドを
参照し、その結果をクライアント4に返信する。
【0072】クライアント4は、サーバ3からの返信を
参照し、開いているD/Fについて編集中となった者の
有無を判定する(ステップS37)。ここに、意思決定
の入力要求があった場合、別のクライアント4による意
思決定の結果入力に関する優先処理の有無を判定する手
段(ステップ)の機能が実行される。
【0073】このような判定の結果、編集中となった者
があれば、その旨が報知される(ステップS38)。こ
こに、優先処理があると判定した場合、意思決定の結果
入力を実行可能とするに先立って、意思決定の入力要求
に応じることができないことを報知する手段(ステッ
プ)の機能が実行される。この場合の報知は、図11の
フローチャートに例示するように、「○○さんが編集中
暫くしてから再度審査してください」というようなも
のでも良く、図14の報知ダイアログ83に例示するよ
うな「作成状態は○○さんが編集中のため操作は出来ま
せん。お手数ですが、操作を中止してください。」とい
うようなものでも良い。
【0074】これに対して、ステップS37での判定の
結果、編集中となった者がないとの結果が得られた場合
には、そのクライアント4においてそのD/Fを開いて
いる間にD/Fが更新されていないかどうかのチェック
がなされる(ステップS39)。このチェックは、サー
バ3への問い合わせ照合及びクライアント4自らの問い
合わせ照合によって実現される。つまり、サーバ3で
は、そのD/Fの属性情報である最終更新日時32のフ
ィールドを参照し、その結果をクライアント4に返信す
る。また、クライアント4では、そのD/Fに対応付け
られた呼び出し日時62を参照し、その結果をクライア
ントからの返信と比較する。つまり、最終更新日時と呼
び出し日時とが同一である場合には、D/Fの更新がな
されていないことになり、最終更新日時と呼び出し日時
とが相違する場合には、D/Fの更新がなされたことに
なる。そこで、クライアント4は、サーバ3から返信さ
れた最終更新日時とRAM43が記憶する呼び出し日時
とを参照し、開いているD/Fの更新の有無を判定する
(ステップS40)。ここに、意思決定の入力要求があ
った場合、別のクライアント4による意思決定の結果入
力に関する優先処理の有無を判定する手段(ステップ)
の機能が実行される。
【0075】このような判定の結果、開いているD/F
の更新があったと判定された場合、その旨が報知される
(ステップS41)。ここに、優先処理があると判定し
た場合、意思決定の結果入力を実行可能とするに先立っ
て、意思決定の入力要求に応じることができないことを
報知する手段(ステップ)の機能が実行される。この場
合の報知は、図11のフローチャートに例示するよう
に、「開いている間に文書が更新されました 一旦文書
を閉じて再度審査してください」というようなものでも
良く、図15の報知ダイアログ84に例示するような
「開いている間に文書が保存されました。お手数です
が、戻って再度文書を開いてください。」というような
ものでも良い。
【0076】これに対して、ステップS40での判定の
結果、開いているD/Fが更新されていないと判定され
た場合には、そのD/Fを自動編集する処理が実行され
る(ステップS42)。この処理は、サーバ3に対し
て、該当するD/Fの編集者33のフィールドに、その
クライアント4の使用者を設定することを依頼する、と
いうものである。
【0077】ここに到り、本実施の形態では、初めて審
査フローを実施することができる(ステップS43)。
この時、クライアント4のディスプレイ48には、図1
6の審査表示画面に例示されるように、「審査(O
K)」、「審査者が良ければ承認」、「承認保留」、
「作成者に訂正依頼」及び「非承認」という5つの審査
結果オブジェクト85が出現し、これらの所望の審査結
果オブジェクト85が操作入力され、その結果がサーバ
3に送信されることで、審査が完了する。ここに、優先
処理がないと判定した場合、意思決定の結果入力を実行
可能とし、入力された意思決定の結果をサーバ3に送信
する処理を実行する手段(ステップ)の機能が実行され
る。
【0078】その後の処理としては、サーバ3に対し
て、未審査者へ審査可能通知メールを送信するために、
未審査である書込み権限者35のフィールド情報の送信
を依頼し、サーバ3からその情報を受信することで、未
審査者へ審査可能通知メールを発信する(ステップS4
4)。なお、サーバ3では、未審査の書込み権限者35
のフィールドを参照して未審査者を見出す。
【0079】なお、ステップS32における審査オブジ
ェクト81の指定が複数のクライアント4において全く
同時に実行されることがある。この場合には、サーバ3
は、クライアント4から送信される時間情報又は自ら計
時する時間情報が少しでも速い方のクライアント4に編
集権限を付与する。図17は、このような場合に編集権
限が与えられたクライアント4のディスプレイ48に表
示される画面表示例であり、図18は、そのような場合
に編集権限が与えられなかったクライアント4のディス
プレイ48に表示される画面表示例である。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の意思決定支援装置の発明
は、意思決定の入力要求を行うことができる電子化され
た文書をサーバから呼び出し記憶領域に記憶する手段
と、意思決定の入力要求が入力可能なように前記文書を
表示装置に表示させる手段と、意思決定の入力要求があ
った場合、別のクライアントによる意思決定の結果入力
に関する優先処理の有無を判定する手段と、前記優先処
理がないと判定した場合、意思決定の結果入力を実行可
能とし、入力された意思決定の結果を前記サーバに送信
する処理を実行する手段と、前記優先処理があると判定
した場合、意思決定の結果入力を実行可能とするに先立
って、意思決定の入力要求に応じることができないこと
を報知する手段と、を具備するので、意思決定の入力要
求に応じることができないことの報知によって、競合文
書の発生を事前に防いで無駄な入力作業が行われること
を防止することができる。
【0081】請求項2記載の発明は、請求項1記載の意
思決定支援装置において、前記優先処理の有無を判定す
る処理は、その優先処理の有無を前記サーバに問い合わ
せることによって実行されるので、サーバに対する問い
合わせによって優先処理があるかどうかの情報を容易に
得ることができる。
【0082】請求項3記載の発明は、請求項2記載の意
思決定支援装置において、前記サーバから、同一の前記
文書について別のクライアントが意思決定を入力中であ
ることを示すステータスを受信した場合、前記優先処理
があると判定するので、同一の文書について別のクライ
アントが意思決定を入力中であることを示すステータス
は、サーバから容易に得ることができるため、このよう
なステータスをサーバから受信することで、優先処理が
あるかどうかを容易に判定することができる。
【0083】請求項4記載の発明は、請求項3記載の意
思決定支援装置において、同一の前記文書について別の
クライアントが意思決定を入力中であることを示すステ
ータスは、その文書についての編集者に関する情報であ
るので、その文書についての編集者に関する情報、例え
ば、現在編集しているユーザの存在を示唆する情報を得
ることで、優先処理の有無を容易に判定することができ
る。
【0084】請求項5記載の発明は、請求項2記載の意
思決定支援装置において、前記サーバから、同一の前記
文書について別のクライアントによって意思決定が入力
済みあることを示すステータスを受信した場合、前記優
先処理があると判定するので、同一の文書について別の
クライアントが意思決定を入力済みであることを示すス
テータスは、サーバから容易に得ることができるため、
このようなステータスをサーバから受信することで、優
先処理があるかどうかを容易に判定することができる。
【0085】請求項6記載の発明は、請求項5記載の意
思決定支援装置において、同一の前記文書について別の
クライアントによって意思決定が入力済みあることを示
すステータスは、その文書の更新日時であり、その更新
日時が、予め前記記憶領域に記憶させておいた前記サー
バからの前記文書の呼び出し日時と相違することをもっ
て前記優先処理があると判定するので、記憶領域に記憶
する文書の呼び出し日時とサーバから受信した文書の更
新日時とが相違すれば、その文書について別のクライア
ントによって意思決定が入力済みであることが判明する
ため、優先処理の有無を容易に判定することができる。
【0086】請求項7記載の発明は、請求項1記載の意
思決定支援装置において、前記文書を前記サーバから呼
び出すに際して、前記優先処理に関するデータを前記文
書と共に受信して前記記憶領域に記憶させておき、前記
優先処理の有無を判定する処理は、前記記憶領域に記憶
させた前記優先処理に関するデータを参照して実行する
ので、サーバに対する問い合わせることなく、優先処理
があるかどうかの情報を容易に得ることができ、したが
って、ネットワークに負担をかけることなく優先処理有
無の判定を迅速に行うことができる。
【0087】請求項8記載の意思決定支援方法の発明
は、プロセッサによって、意思決定の入力要求が入力可
能な電子化された文書をサーバから呼び出すステップ
と、前記プロセッサによって、意思決定の入力要求が入
力可能なように前記文書を表示装置に表示させるステッ
プと、前記プロセッサが、意思決定の入力要求があった
と判断した場合、意思決定の結果入力に関する優先処理
の有無を判定し、その判定結果に基づいて意思決定の入
力要求に応じることができるかどうかを判断するステッ
プと、前記プロセッサが、意思決定の入力要求に応じる
ことができると判断した場合、意思決定の結果入力を実
行可能とし、入力された意思決定の結果を前記サーバに
送信する処理を実行するステップと、前記プロセッサ
が、意思決定の入力要求に応じることができないと判断
した場合、意思決定の結果入力を実行可能とするに先立
って、意思決定の入力要求に応じることができないこと
を報知するステップと、を具備するので、意思決定の入
力要求に応じることができないことの報知によって、競
合文書の発生を事前に防いで無駄な入力作業が行われる
ことを防止することができる。
【0088】請求項9記載の記憶媒体の発明は、コンピ
ュータにインストールされ、このコンピュータに、意思
決定の入力要求が入力可能な電子化された文書をサーバ
から呼び出す手段と、意思決定の入力要求が入力可能な
ように前記文書を表示装置に表示させる手段と、意思決
定の入力要求があった場合、意思決定の結果入力に関す
る優先処理の有無を判定し、その判定結果に基づいて意
思決定の入力要求に応じることができるかどうかを判断
する手段と、意思決定の入力要求に応じることができる
と判断した場合、意思決定の結果入力を実行可能とし、
入力された意思決定の結果を前記サーバに送信する処理
を実行する手段と、意思決定の入力要求に応じることが
できないと判断した場合、意思決定の結果入力を実行可
能とするに先立って、意思決定の入力要求に応じること
ができないことを報知する手段と、を実行させるコンピ
ュータ読み取り可能なプログラムを記憶するので、この
プログラムがコンピュータにインストールされてそのプ
ログラムに従いコンピュータが動作すると、意思決定の
入力要求に応じることができないことの報知によって、
競合文書の発生を事前に防いで無駄な入力作業が行われ
ることを防止することができる。
【0089】請求項10記載のコンピュータ読み取り可
能なプログラムの発明は、コンピュータにインストール
され、このコンピュータに、意思決定の入力要求が入力
可能な電子化された文書をサーバから呼び出す手段と、
意思決定の入力要求が入力可能なように前記文書を表示
装置に表示させる手段と、意思決定の入力要求があった
場合、意思決定の結果入力に関する優先処理の有無を判
定し、その判定結果に基づいて意思決定の入力要求に応
じることができるかどうかを判断する手段と、意思決定
の入力要求に応じることができると判断した場合、意思
決定の結果入力を実行可能とし、入力された意思決定の
結果を前記サーバに送信する処理を実行する手段と、意
思決定の入力要求に応じることができないと判断した場
合、意思決定の結果入力を実行可能とするに先立って、
意思決定の入力要求に応じることができないことを報知
する手段と、を実行させるので、このプログラムがコン
ピュータにインストールされてそのプログラムに従いコ
ンピュータが動作すると、意思決定の入力要求に応じる
ことができないことの報知によって、競合文書の発生を
事前に防いで無駄な入力作業が行われることを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である文書回覧システ
ムのシステム構成を示すブロック図である。
【図2】前記文書回覧システムを構成するサーバのシス
テム構成を示すブロック図である。
【図3】前記各サーバに設けられている各データベース
の関係を説明する機能ブロック図である。
【図4】電子化された文書であるD/FとこのD/Fの
属性情報とを示す模式図である。
【図5】前記文書回覧システムを構成するクライアント
のシステム構成を示すブロック図である。
【図6】電子化された文書であるD/FとこのD/Fに
リンクする情報とを示す模式図である。
【図7】前記文書回覧システムで他の事業部に決定依頼
書の審査、承認を求める場合の処理手順について説明す
るフローチャートである。
【図8】前記文書回覧システムで標準文書ベースに格納
されている標準文書のタイトルを列挙して表示するクラ
イアントでのディスプレイの画面表示例を示す模式図で
ある。
【図9】前記文書回覧システムで本部に決定依頼書の審
査、承認を求める場合の処理手順について説明するフロ
ーチャートである。
【図10】前記文書回覧システムで他の事業部から受け
取った決定依頼書に対する審査、承認を与える場合の処
理手順について説明するフローチャートである。
【図11】意思決定支援処理での処理手術について説明
するフローチャートである。
【図12】D/Fを開いた場合のクライアントでの初期
画面表示例を示す模式図である。
【図13】既に編集者が存在するD/Fを開いた場合の
クライアントでの初期画面表示例を示す模式図である。
【図14】クライアントにおいて意思決定の入力要求を
したのに対して、そのD/Fを開いた後にそのD/Fに
編集者が設定されてしまっている場合の拒否画面表示例
を示す模式図である。
【図15】クライアントにおいて意思決定の入力要求を
したのに対して、そのD/Fを開いた後にそのD/Fが
更新されてしまった場合の拒否画面表示例を示す模式図
である。
【図16】クライアントにおいて意思決定の入力要求を
した場合の承認画面表示例を示す模式図である。
【図17】複数のクライアントが同時に意思決定の入力
要求をした場合に、優先権が与えられるクライアントの
承認画面表示例を示す模式図である。
【図18】複数のクライアントが同時に意思決定の入力
要求をした場合に、優先権が与えられなかったクライア
ントの拒否画面表示例を示す模式図である。
【符号の説明】
3 サーバ 4 クライアント 43 記憶領域(RAM) 48 表示装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 意思決定の入力要求を行うことができる
    電子化された文書をサーバから呼び出し記憶領域に記憶
    する手段と、 意思決定の入力要求が入力可能なように前記文書を表示
    装置に表示させる手段と、 意思決定の入力要求があった場合、別のクライアントに
    よる意思決定の結果入力に関する優先処理の有無を判定
    する手段と、 前記優先処理がないと判定した場合、意思決定の結果入
    力を実行可能とし、入力された意思決定の結果を前記サ
    ーバに送信する処理を実行する手段と、 前記優先処理があると判定した場合、意思決定の結果入
    力を実行可能とするに先立って、意思決定の入力要求に
    応じることができないことを報知する手段と、を具備す
    る意思決定支援装置。
  2. 【請求項2】 前記優先処理の有無を判定する処理は、
    その優先処理の有無を前記サーバに問い合わせることに
    よって実行される請求項1記載の意思決定支援装置。
  3. 【請求項3】 前記サーバから、同一の前記文書につい
    て別のクライアントが意思決定を入力中であることを示
    すステータスを受信した場合、前記優先処理があると判
    定する請求項2記載の意思決定支援装置。
  4. 【請求項4】 同一の前記文書について別のクライアン
    トが意思決定を入力中であることを示すステータスは、
    その文書についての編集者に関する情報である請求項3
    記載の意思決定支援装置。
  5. 【請求項5】 前記サーバから、同一の前記文書につい
    て別のクライアントによって意思決定が入力済みあるこ
    とを示すステータスを受信した場合、前記優先処理があ
    ると判定する請求項2記載の意思決定支援装置。
  6. 【請求項6】 同一の前記文書について別のクライアン
    トによって意思決定が入力済みあることを示すステータ
    スは、その文書の更新日時であり、その更新日時が、予
    め前記記憶領域に記憶させておいた前記サーバからの前
    記文書の呼び出し日時と相違することをもって前記優先
    処理があると判定する請求項5記載の意思決定支援装
    置。
  7. 【請求項7】 前記文書を前記サーバから呼び出すに際
    して、前記優先処理に関するデータを前記文書と共に受
    信して前記記憶領域に記憶させておき、前記優先処理の
    有無を判定する処理は、前記記憶領域に記憶させた前記
    優先処理に関するデータを参照して実行する請求項1記
    載の意思決定支援装置。
  8. 【請求項8】 プロセッサによって、意思決定の入力要
    求が入力可能な電子化された文書をサーバから呼び出す
    ステップと、 前記プロセッサによって、意思決定の入力要求が入力可
    能なように前記文書を表示装置に表示させるステップ
    と、 前記プロセッサが、意思決定の入力要求があったと判断
    した場合、意思決定の結果入力に関する優先処理の有無
    を判定し、その判定結果に基づいて意思決定の入力要求
    に応じることができるかどうかを判断するステップと、 前記プロセッサが、意思決定の入力要求に応じることが
    できると判断した場合、意思決定の結果入力を実行可能
    とし、入力された意思決定の結果を前記サーバに送信す
    る処理を実行するステップと、 前記プロセッサが、意思決定の入力要求に応じることが
    できないと判断した場合、意思決定の結果入力を実行可
    能とするに先立って、意思決定の入力要求に応じること
    ができないことを報知するステップと、を具備する意思
    決定支援方法。
  9. 【請求項9】 コンピュータにインストールされ、この
    コンピュータに、 意思決定の入力要求が入力可能な電子化された文書をサ
    ーバから呼び出す手段と、 意思決定の入力要求が入力可能なように前記文書を表示
    装置に表示させる手段と、 意思決定の入力要求があった場合、意思決定の結果入力
    に関する優先処理の有無を判定し、その判定結果に基づ
    いて意思決定の入力要求に応じることができるかどうか
    を判断する手段と、 意思決定の入力要求に応じることができると判断した場
    合、意思決定の結果入力を実行可能とし、入力された意
    思決定の結果を前記サーバに送信する処理を実行する手
    段と、 意思決定の入力要求に応じることができないと判断した
    場合、意思決定の結果入力を実行可能とするに先立っ
    て、意思決定の入力要求に応じることができないことを
    報知する手段と、を実行させるコンピュータ読み取り可
    能なプログラムを記憶する記憶媒体。
  10. 【請求項10】 コンピュータにインストールされ、こ
    のコンピュータに、 意思決定の入力要求が入力可能な電子化された文書をサ
    ーバから呼び出す手段と、 意思決定の入力要求が入力可能なように前記文書を表示
    装置に表示させる手段と、 意思決定の入力要求があった場合、意思決定の結果入力
    に関する優先処理の有無を判定し、その判定結果に基づ
    いて意思決定の入力要求に応じることができるかどうか
    を判断する手段と、 意思決定の入力要求に応じることができると判断した場
    合、意思決定の結果入力を実行可能とし、入力された意
    思決定の結果を前記サーバに送信する処理を実行する手
    段と、 意思決定の入力要求に応じることができないと判断した
    場合、意思決定の結果入力を実行可能とするに先立っ
    て、意思決定の入力要求に応じることができないことを
    報知する手段と、を実行させるコンピュータ読み取り可
    能なプログラム。
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