JP2003279823A - チルト調芯機構 - Google Patents

チルト調芯機構

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JP2003279823A
JP2003279823A JP2002082317A JP2002082317A JP2003279823A JP 2003279823 A JP2003279823 A JP 2003279823A JP 2002082317 A JP2002082317 A JP 2002082317A JP 2002082317 A JP2002082317 A JP 2002082317A JP 2003279823 A JP2003279823 A JP 2003279823A
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lens
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lens frame
lens barrel
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Toshihiro Suzuki
俊宏 鈴木
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減して簡単な構造でありなが
ら、傾き調整を必要としない場合は調芯作業を不要と
し、傾き調整が必要な場合のみ、傾き調整を行うことが
可能なチルト調芯機構を提供する。 【解決手段】 被調整光学系を保持する鏡胴に配置され
るチルト調芯機構に関する。鏡胴は、第1の光学系4を
保持する第1の玉枠3と、第1の玉枠3をスプリング2
を介して光軸方向に浮動支持する第1の鏡胴枠1と、第
1の玉枠3に圧接する回転板6と、回転板6の第1の玉
枠3に対向する面の一部に設けた凸部6aと、凸部6a
が収納されて傾き原点位置を構成する、第1の玉枠3の
凹部3aとを備え、回転板6の回転により回転板6の凸
部6aの高さ分だけ、玉枠を方向自在に傾けることを可
能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラレンズ等の
光学機器に備える光学系の偏心調整を行うためのチルト
調芯機構に関し、例えば、フィルムカメラ、デジタルカ
メラ、TVカメラ、映写機用カメラ等のカメラの鏡胴に
応用が可能なチルト調芯機構に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の鏡胴は小型化、高倍率化の要求が
高まり、それを満足させる為に高精度な組立精度が必要
となっている。その手段として、レンズの偏芯を調整す
る、所謂「調芯工程」を行うことが広く知られている。
【0003】ところで、量産時に正規工程でこの「調芯
工程」が必要か否かを選択する場合、レンズの偏芯感度
と玉枠の精度や組立工程能力より検討する必要がある。
この検討に際して、レンズの偏芯感度と玉枠の精度や組
立工程能力とを比較した場合に、「調芯工程」を実施す
べきレベルかどうかという判断が困難な場合がある。
【0004】一般的に「調芯工程」は通常の組立に比べ
て工数がかかるので、不要ならば避けて、組立コストを
下げたいと考えるのが普通である。また、「調芯工程」
が必要ならば、出来るだけ工数をかけずに実施できるこ
とが望まれている。
【0005】そのためには、第1に調芯が必要と思われ
る光学系(レンズ)は、普通に組立てた場合は、設計上
の基準光軸の位置に組み付けるレンズの光軸が位置する
こと、第2にこの状態で光学系を評価し、偏芯が有る
(偏芯調整をしたほうが良い)場合だけ調芯を行うこ
と、第3にこのような手段を取ることが可能な玉枠に対
する調芯手段(傾き方向の移動調整手段)において、調
芯に工数の掛からない方法で実施出来ること、第4に調
整できる範囲は出来るだけ広いことが望ましい。
【0006】そこで、従来では鏡胴玉枠の傾きを調整す
るために、玉枠の下に「ワッシャ」などの敷物を入れる
ような方式が知られており、その方式に対しての改善点
がいくつか提案されている。例えば、鏡胴内に配置され
るレンズの傾きを容易且つ自在に調整するものとして、
特開2001−305408号のレンズ調芯機構が知ら
れている。このレンズ調芯機構では、鏡筒に設けたレン
ズ枠保持部にレンズを保持したレンズ枠が設けられてい
る。そして、レンズ枠に設けた係合アーム部が、レンズ
枠保持部の外周部に配置したY軸調整リングの傾斜部及
びX軸調整リングの傾斜部に当接している。また、レン
ズ枠の外側に配置された板バネが各係合アーム部をY軸
調整リングの傾斜部及びX軸調整リングの傾斜部に押圧
している。Y軸調整リング、X軸調整リングを回転させ
て、傾斜部によって係合アーム部を押圧変位し、レンズ
及びレンズ枠の傾きを調整する。
【0007】また、従来と同等の光学部品及び組立て精
度で高い光学性能を達成できる光学性能矯正装置とし
て、実用新案登録第2575116号が知られている。
この実用新案登録第2575116号の光学性能矯正装
置では、光軸に対して周方向にワッシャ等スペーサーを
挿入するタイプの傾き調整の方法が示されている。
【0008】また、第1のレンズ群と第2のレンズ群の
偏芯調整を精度良く確保し、確実に固定するレンズ鏡
胴、および、レンズ系の偏芯調整として、特開平8−3
27870号が知られている。これによれば、第1の光
軸と第2の光軸を形成する枠の一部、すなわち第1の
枠、第2の枠のある一部には、お互いの枠が嵌合できる
部分を持たせてあり、ある部分はクリアランスが取れる
ようになっている。そして、偏芯調整が必要無い場合
は、第1の枠と第2の枠を嵌合する位置で固定し接着
し、偏芯調整が必要な場合は、第1の枠と第2の枠にク
リアランスがある位置で偏芯調整して接着する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
001−305408号のレンズ調芯機構においては、
部品点数が多く、構造が複雑であるという問題があっ
た。さらに、傾きの無い原点位置、或いは傾きに対する
基準の位置の有無に対して何ら示されていないので、傾
き調整が工程内で必ず必要になるという問題があった。
【0010】また、実用新案登録第2575116号の
光学性能矯正装置においては、傾き量の調整のために複
数のスペーサーを用意する必要がある。また、スペーサ
ー取り付けのためにねじ締め作業などがあり、繰り返し
調整を行う場合などは作業が煩雑になるという問題があ
った。
【0011】また、特開平8−327870号のレンズ
鏡筒およびレンズ系の偏芯調整方法においては、調整の
無い場合と有る場合とで、第1のレンズと第2のレンズ
を回転させて、クリアランスの有る位置を選択する必要
がある。この作業を行うためには、どちらかのレンズ系
を回転させる必要があり、工程上煩雑であるという問題
があった。さらに、この偏芯調整機構は、シフト方向に
ついては示されているが、傾き方向については言及され
ていない。したがって、傾き方向の調整を行おうとした
場合には、調整作業が繁雑になると云う問題があった。
【0012】そこで、本発明は、部品点数を削減して簡
単な構造でありながら、傾き調整を必要としない場合は
調芯作業を不要とし、傾き調整が必要な場合のみ、傾き
調整を行うことが可能なチルト調芯機構を提供すること
をその目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、被調整光学系を保持する鏡胴に配
置されるチルト調芯機構において、前記鏡胴は、被調整
光学系を保持する玉枠と、該玉枠を第1の弾性部材を介
して光軸方向に浮動支持する鏡胴枠と、前記玉枠に圧接
する回転板と、該回転板の前記玉枠に対向する面の一部
に設けた凸部と、該凸部が収納されて傾き原点位置を構
成する、前記玉枠の凹部とを備え、前記回転板の回転に
より該回転板の凸部の高さ分だけ、前記玉枠を方向自在
に傾けることを可能としたこと特徴とするチルト調芯機
構である。
【0014】また、請求項2の発明は、前記第1の弾性
部材が鏡胴枠と玉枠との間に設けたバネから構成されて
いることを特徴とする請求項1に記載のチルト調芯機構
である。
【0015】また、請求項3の発明は、前記第1の弾性
部材が前記玉枠に一体成形されていることを特徴とする
請求項1に記載のチルト調芯機構である。
【0016】また、請求項4の発明は、前記鏡胴枠と前
記玉枠との間に該玉枠をシフト方向に付勢する第2の弾
性部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のチル
ト調芯機構である。
【0017】また、請求項5の発明は、前記第2の弾性
部材が前記鏡胴枠に一体成形されていることを特徴とす
る請求項4に記載のチルト調芯機構である。
【0018】また、請求項6の発明は、前記凸部は高さ
調整機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載
のチルト調芯機構である。
【0019】また、請求項7の発明は、前記鏡胴枠と前
記玉枠との間に該玉枠の回転を規制する回転止めを備え
ていることを特徴とする請求項1に記載のチルト調芯機
構である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、以下において、調芯の基準
となるのは第1光学系以外の他の光学系(第2光学系、
図示しない第3の光学系)の基準やメカ基準に対して行
うこと、調芯が不要か必要かを判断する手段は公知であ
る方法で実施することを前提に説明する。例えば、像面
位置に投影解像チャートなどを設置し、スクリーンにこ
の光学系を通してチャート像を映すことで、片ボケなど
を検出する方法などである。
【0021】図1は本発明に係る第1実施例のチルト調
芯機構を備えたレンズ鏡胴の断面図であり、チルト調芯
機構の傾き原点位置の状態を示し、図2は本発明に係る
第1実施例のチルト調芯機構を備えたレンズ鏡胴の断面
図であり、チルト調芯機構の傾き調整位置の状態を示
す。図3は本発明に係る第1実施例のチルト調芯機構に
備えている回転板と第1の玉枠との係合部を示す図、図
4は傾き調整を説明するためのチルト調芯機構の傾き調
整位置の状態を示す断面図、図5は(A)は本発明に係
る第1実施例のチルト調芯機構に備えている回転板にお
ける接着部周辺の接着前の状態を示す斜視図、同図
(B)は同断面図、図6は本発明に係る第1実施例のチ
ルト調芯機構に備えている回転板における接着部周辺の
接着状態を示す斜視図である。
【0022】図1に示すように、第1の鏡胴枠1は、枠
内に空間があり、その中に第1の弾性部材であるバネと
してのスプリング2、第1の玉枠3、回転板6、第1の
玉枠保持部材7で構成されている。また、第1の鏡胴枠
1には回転止めであるボス1aが立ててある。第1の玉
枠保持部材7と回転板6が接する面は、光軸に対して理
想的に垂直になるような面で構成されている。第1の玉
枠3には円周方向の一箇所に凹部3aが設けられてい
て、回転板6には一箇所の凸部6aが設けられている。
初期状態では、第1の玉枠3にあるボス穴3bに対し、
第1の鏡胴枠1に備えられているボス1aが入るように
組み付ける。
【0023】この場合に回転板6の回転につられて第1
の玉枠3がいっしょに回転してしまうことが懸念され
る。すなわち、例えば第1の玉枠3内を構成する複数の
光学系の平均的な光軸がすでに傾いていた場合、この第
1の玉枠3のもつ第1の光軸A1が、調整して合わせた
い第2の光軸A2や鏡胴光学系の平均的な光軸に対し、
適切な傾き調整が出来ない可能性が出てくる。
【0024】すなわち、回転板6の回転量(変位量)だ
けで、第1の光軸A1の傾き方向を制御するのは容易で
あるが、管理できない第1の玉枠3の回転方向により発
生する第1の光軸A1の傾き方向の管理は非常に困難で
ある。そのため、第1の玉枠3が回転板6につられて回
転する事を防止することで、回転板6の回転量だけでの
第1の光軸A1の制御が可能となり、傾き調整作業が容
易になる。したがって、工程内作業が安定すると共に、
組み立てコストが下げられる効果がある。
【0025】換言すれば、この実施例は、回転板6を回
転させる事で容易に傾き調整を可能としているが、回転
板6、第1の玉枠3が構造上接触しているため、回転板
6の回転摺動により第1の玉枠3もつられて回転してし
まうことが考えられる。それを防止する為に第1の鏡胴
枠1にボス1aを立て、第1の玉枠3にはそのボス1a
が納まるボス穴3bを設けることで、位置決めストッパ
ーの機能を持たせている。
【0026】なお、ここでの実施例は回転板6の回転駆
動によりつられて第1の玉枠3が回転することを防ぐス
トッパーを設けた一つの手段であり、ボス1a及びボス
穴3bを使ったという手段だけに限定されない。
【0027】図1に示しているのは傾き調整をかけてい
ない状態の説明図である。第1の玉枠3と回転板6と
は、図1のような状態になっている。つまり回転板6に
設けた凸部6aは、第1の玉枠3に設けた凹部3aのニ
ゲにより、回転板6に設けた凸部6aが、第1の玉枠3
を押し付けていないような状態になっている。そのため
第1の玉枠3は第1の玉枠保持部材7の面に対して平行
に位置するので、この中に構成されている第1の光学系
4の光軸は理想的に全体の光軸に対し、傾きの無い状態
になっている。
【0028】この状態で、ここでは図示しない公知の方
法で像性能を評価する。この評価結果に基づいて、必要
でない場合と、傾き調整が必要な場合とについて以下に
説明する。
【0029】先ず、像性能評価後、特に傾き調整が必要
でない場合には、図1に示すように、第2の光学系9の
光軸が第1の光学系4の光軸と一致している場合は、傾
き方向の調整は行わずに、図5(A)に示す接着部であ
る切欠部6c及び接着部である切欠部7aに接着剤を塗
布し硬化させる。
【0030】この場合には、図3に示すように、回転板
6に具備した凸部6aは第1の玉枠3に設けられた凹部
3aによって、第1の玉枠3を傾けない、すなわち回転
板6の凸部6aは第1の玉枠3を押しつけない状態にな
る。そのため、第1の鏡胴枠1は光軸と直交する第1の
玉枠保持部材7にならって、回転板6も光軸に直交する
状態になる。すなわち、傾きの無い状態が実現できる。
【0031】次に、像性能評価後、傾き調整が必要と判
断された場合、すなわち図2に示すように、第2の光軸
A2が傾いている場合などは、傾きの調整が必要であ
る。この場合、図1に示す回転板6を回転させて第1の
玉枠3の傾き方向を調整する。
【0032】回転させるときは、図5(A)に示したよ
うな、回転板6に設けた回転用凹部6bを図示しない回
転駆動手段により回転調整する。図示しない、光学系の
偏芯を検出する手段で評価後、光軸の倒れ方向のバラン
スが取れたと判断できたところで、回転板を図5(A)
に示す切欠部6c、切欠部7aに、図6に示すように接
着剤を塗布し硬化させる。一般的には中心の解像力が最
大値で、周辺解像のバランスがもっとも取れている部分
で調整完了と判断する。
【0033】第1実施例のチルト調芯機構に備える回転
板6の凸部6aの凸量については、傾き量の調整量とし
て例えば10′程度の補正を考える。その具体例として
図4を使って説明すると、先ず第1の玉枠3の傾きを1
0′とする。第1の玉枠3の端部から回転板6の凸部6
aの頂点が当たる部分までの距離Dを、D=30(m
m)、凸部6aの高さをY、第1の玉枠3と回転板6
(又は第1の鏡胴枠1)とのなす角度をθとすると、s
inθ=Y/Dであるので、sin10′=Y/30、
すなわちY=0.09(mm)となる。すなわち、凸部
6aは0.09mm程度の高さになる。
【0034】また、この第1の玉枠3を傾けるために
は、第1の玉枠3と第1の鏡胴枠1との間にクリアラン
スが必要になる。その量については、クリアランス量を
Xとすれば、X=D−√(D2 −Y2 )で計算すると、 X=30−√(302 −0.092 )=1.3×10-4
(mm) のクリアランスが必要である。
【0035】従来技術で説明した特開2001−305
408の「レンズ調芯機構」では、傾き調整の改善点と
して、「光軸を支点とした傾き調整ができること」をあ
げている。しかし、本発明では、図4に示すように、傾
き調整では、回転板6に対し180度反対側の第1の玉
枠3の端部を支点として、第1の玉枠3が傾くので、光
軸上ではわずかながらシフト方向の偏芯が発生すること
は否めない。ところが、実際に発生するシフトの量がど
の程度かと検証した場合、先の従来技術を考慮すると、
光軸の部分で発生するシフト成分の偏芯量は、外径部ク
リアランスX×(1/2)である。
【0036】仮に傾き10′とすれば、 X/2=(1.3×10-4)×(1/2)=6.75×
10-5(mm) と非常にわずかな量で、シフト方向の偏芯量としても無
視できる値である。したがってここでは、第1の玉枠3
の端面を支点とする傾き方法をとることで、構成部品を
削減できる方法を提案した。なお、この実施例で説明し
た数値は一つの例であり、本発明の中で傾き量、凸量、
支点から凸部頂点までの寸法を限定するものではない。
【0037】上記第1実施例で説明したように、初期状
態においては、像面10に対し理想的に垂直な光軸Aに
対し第1の光軸A1の傾きが一致するように構成でき
る。そのため、鏡胴を構成するその他の、第2の光学系
9の光軸A2等が、光学系全体の性能を損なわないレベ
ルで位置している場合は、第1の光軸A1の傾きを調整
することなく、傾き調整不要で工程内作業を完了でき
る。
【0038】上述したように、初期状態において、像面
10に対し理想的に垂直な光軸Aに対して第2の光学系
9の光軸が傾いていた場合は、回転板6を回転させるこ
とにより、第1の光学系4の光軸A1を傾けることで調
整が可能である。この場合、第1の玉枠3に設けた凹部
3aを除き円周方向に自在に傾き方向の調整が可能であ
る。また、回転板6の回転方向だけで調整が可能なので
調整作業が簡単で、構成部品の点数も少なくて良い。
【0039】今までの経験上、通常鏡胴全体のユニット
としての光軸の傾きは、構成される鏡胴ユニット内それ
ぞれの光学系の平均的な傾きとして考えた場合、傾き方
向には傾向があり、ある製品を事例に取ると、X方向に
10′程度の傾きを持ちつつ、その10′の傾き方向と
量をピーク(中央値)として幅で5′程度のばらつきを
持っている。そのため、回転板6の凸部6aの量は、1
0′程度の傾きを生じる程度の高さとして、中心の解像
力が最大値のとき、回転板6の回転方向の解像性能を見
て、解像性能のバランスの取れた位置で調整完了とする
方法は非常に有効的な手法である。
【0040】以上の内容をまとめると、不要な調芯作業
は工程内で正規工程として実施しなくてもよいこと、回
転板の調整により、傾き調整の作業が非常に簡単である
こと、実施にあたり必要な構成部品点数が従来の技術と
比較して少ないことにより、組立て作業工数の低減、コ
ストダウン及び部品コストの削減に効果が期待できる。
【0041】図7は本発明に係る第2実施例のチルト調
芯機構の傾き原点位置の状態を示す断面図、図8は本発
明に係る第2実施例のチルト調芯機構の第2の弾性部材
を示す図、図9は本発明に係る第2実施例のチルト調芯
機構の傾き調整位置の状態を示す断面図である。
【0042】第1実施例で説明したように、第1の鏡胴
枠1の中で第1の玉枠3を傾けるためには、この第1の
鏡胴枠1と第1の玉枠3との間には、クリアランス(ガ
タ)を設ける必要がある。このクリアランス量は傾ける
調整量にもよるが、わずかな量である。しかしながらシ
フト方向の偏芯の要因にはなってしまう。第2実施例
は、このクリアランスを取ることなく傾き調整可能なチ
ルト調芯機構に関するものである。
【0043】図7に示すように、第1の鏡胴枠11に
は、第1の玉枠3が挿入されている。図8に示すよう
に、この第1の鏡胴枠11には、突起部11b、押圧部
11aを周方向に複数箇所設けてある。この第1の鏡胴
枠11は樹脂によるモールド成型品で、突起部11b、
押圧部11aを含めて第1の鏡胴枠11と一体の構造を
取っており樹脂の特性を生かしたバネ性を有している。
この突起部11b、押圧部11aに応力が掛かっていな
い場合、すなわち第1の玉枠3が挿入されていないとき
は、この突起部11bの先端は、第1の玉枠3の外径と
嵌合する位置に有る。複数箇所設けてあるこの突起部1
1bの先端を結ぶ線が第1の玉枠3の外径と嵌合する径
と同じになるように配置されており、それは光軸に対し
て同心円となっている。
【0044】図9に示すように、第1の鏡胴枠11に第
1の玉枠3を挿入して傾き調整を実施した場合は、回転
板6に具備されている凸部6aにより、押されて傾いた
第1の玉枠3は押圧部11aが撓むことで傾きにより発
生した変位量ΔXを吸収する。このプロセスで、第1の
玉枠3は、傾きが可能となる。
【0045】第2実施例の説明と重複するが、この第1
の鏡胴枠11が樹脂によるモールド成型品であることを
特徴とすることで、押圧部11a、突起部11bといっ
た弾性部分を第1の鏡胴枠11と一体化したことを特徴
としている。通常成型品の場合、図7、図8のような第
1の鏡胴枠11の構造にすれば、弾性部分を一体成型す
ることが可能である。また、型の精度も一体成型である
ので複数有る突起部11bの先端を結んだ線も光軸に対
し同心円上に位置することが可能である。このような枠
構造で弾性部分を第1の鏡胴枠11と一体とすること
で、ラジアル方向に対する弾性部材を別途用意すること
が不要である。なお、ここであげた押圧部11a、突起
部11bは周方向に複数箇所設けており具体的な数は限
定しない。
【0046】以上のように、第1の玉枠3を傾ける為に
は、第1の鏡胴枠1との間にクリアランスが必要なこと
は、前にも説明した通りである。そのため第1の玉枠3
はこのクリアランスのガタ分、シフト方向に偏芯してし
まう事が考えられる。それを防止する為に、第1の光学
系4を保持する第1の玉枠3の外周嵌合部分に弾性部材
を接するように配置して、クリアランスを防止すると共
に、傾き調整で発生したラジアル方向の変位量を吸収さ
せる。このガタ分シフト方向の偏芯の発生を防止するこ
とで、精度の高い調整が可能となる。
【0047】第2実施例で説明したシフト方向の、ガタ
成分防止の為の弾性部材を第1の鏡胴枠11などのすで
に鏡胴の構成部品として必要な部品にこの機能を持たせ
る事で、部品点数の削減を図る。この部品点数の削減
で、部品コストのダウンを図ることができる。
【0048】図10は本発明に係る第3実施例のチルト
調芯機構の傾き原点位置の状態を示す断面図 図11(A)は本発明に係る第3実施例のチルト調芯機
構に備えるフリクション部を示す図、同図(B)は同フ
リクション部の径方向に沿う断面図、同図(C)は同フ
リクション部の周方向に沿う断面図、図12(A)は本
発明に係る第3実施例のチルト調芯機構の傾き調整位置
の状態を示す断面図、同図(B)は同フリクション部の
拡大図である。
【0049】図1、図7に示したバネは、第1の鏡胴枠
1と第1の玉枠3との間にコイル状のバネであるスプリ
ング2などを入れることで第1の玉枠3を回転板6に押
し当てる構造になっている。ところで、このスプリング
2の代わりに、第1の玉枠3がバネ性を持った構造であ
っても良い。たとえば、第1の玉枠3が樹脂によるモー
ルド成型品とすることで、コイル状のバネを不要とする
ことを本実施例の特徴としている。
【0050】図10に示すように、第1の玉枠3には外
周部分に近い位置に、図11(A)、同図(B)、同図
(C)のような構造の押圧部3c、突起部3dを周方向
に複数箇所、例えば等間隔に設けている。なお、この部
分はモールド樹脂の特性で、弾性を持っている。これを
フリクション部Fと称することにする。そのため、回転
板6、第1の玉枠保持部材7により組付け後の第1の玉
枠3は、図10に示すように、第1の鏡胴枠11に対し
て回転板6の方向に押しつけられた構成になる。
【0051】初期の状態では、回転板6の凸部6aは第
1の玉枠3に設けられた凹部3a内にあり、第1の玉枠
3は回転板6にならって水平を保つ。図12(A)に示
すように回転板6を回転させて回転板6上に具備されて
いる凸部6aが第1の玉枠3に接触すると、第1の鏡胴
枠11は支点Pを基準に凸部6aの高さ分、押し下げら
れた状態になる。この時のフリクション部Fの状態を図
12(B)に示す。
【0052】このように、別途コイル状のバネを必要と
せずに、第1の玉枠3にコイル状のバネと同等の機能を
持たせることが可能となる。なお、ここであげたフリク
ション部Fの位置や数については、適切な位置に適切な
数配置することで、具体的な数は限定しないこととす
る。
【0053】第1実施例で説明したスラスト方向、すな
わち第1の玉枠3を回転板6へ押しつける方向へ応力を
かけるための弾性部材を、第1の玉枠3に持たせる事
で、別途コイル状のバネであるスプリング2を不要とし
たことで、部品点数の削減と組み立て工数を低減する事
でコスト削減に効果が有る。
【0054】図13は本発明に係る第4実施例のチルト
調芯機構の傾き調整を可変とした部分を示す図である。
すなわち、図13は第1の玉枠の傾き量を調整可能とす
るための構造を示す図であり、(A)は傾き量が小さい
状態を示し、同図(B)は傾き量が大きい状態を示す図
である。
【0055】回転板6には、第1の玉枠3を傾けるため
の凸部6aを設けているが、その傾き量を調整可能とす
るために、回転板6に雌ネジをきって、この雌ネジに凸
部ネジ13を螺合することで調整可能とした。ネジ式構
造としたのは、実際の傾きを調整したい量が10′とか
15′と言った場合、支点Pから凸部までの距離が30
mm位だとすると、高さの調整量は0.09〜0.14
(mm)と言った調整量になる。そのため出来るだけ調
整分解能のとれる手段が望ましい。
【0056】例えばこの凸部ネジ13のリードを1ピッ
チ0.35mm程度とすれば、0.09mm→0.01
4mmへの変更(0.05mmの幅)は、凸部ネジ13
の回転角度で50度〜60度位まで広げられるので、調
整制御しやすい方法である。また、凸部ネジ13の回転
角度で10度から20度(リード方向で0.01mm以
下)も現実的に調整可能な量である。ワッシャなどのス
ペーサーを利用した場合だと、これだけのピッチで準備
する事は、非現実的である。なお、凸部ネジ13のピッ
チなどは一つの事例であり本実施例に限定しない。
【0057】上記実施例1〜3で説明した回転板6に具
備する凸部6aの凸量をネジ式で可変できることで、よ
り精度の高い傾き調整が可能である。従来よく知られて
いる方法としては、実用新案第2575116や実開平
6−37810に記載されているような複数のスペーサ
ーを用意しておいて、光学系の評価結果を見ながら適切
な厚みのスペーサーを入れる手法があるが、本実施例で
は、複数のスペーサーを用意する事は不要で、またスペ
ーサーの厚みステップ以下の細かい段階で傾き調整量を
管理する事が可能である。このため部品管理(複数のス
ペーサーの準備に係わる部品管理)及び傾き精度におい
て非常に有利な方法でありコスト面、品質面でとても大
きな効果がある。なお、本発明は上記実施例に限定され
るものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲
で種々変形して実施することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2の
発明によれば、品点数を削減して簡単な構造でありなが
ら、傾き調整を必要としない場合は調芯作業を不要と
し、傾き調整が必要な場合のみ、傾き調整を行うことが
可能なチルト調芯機構を提供することができる。
【0059】また、請求項3の発明によれば、コイル状
のバネを不要としたので、部品点数の削減と組み立て工
数を低減する事でコスト削減に効果が有る。
【0060】また、請求項4の発明によれば、鏡胴枠と
玉枠との間に傾き調整のためのクリアランスを無くすこ
とができる。
【0061】また、請求項5の発明によれば、第2の弾
性部材を別部材として設ける必要が無くなるので、部品
点数の削減と組み立て工数を低減する事でコスト削減に
効果が有る。
【0062】また、請求項6の発明によれば、スペーサ
による段階的な調整ではなく、連続的な調整を行うこと
ができるので、極めて高精度且つ作業性が高いという利
点を有する。
【0063】また、請求項7の発明によれば、回転板の
回転量だけで被調整光学系の光軸の制御が可能となり、
傾き調整作業が容易であるので、工程内作業が安定する
とともに、組立コストも低減できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のチルト調芯機構を備
えたレンズ鏡胴の断面図であり、チルト調芯機構の傾き
原点位置の状態を示す。
【図2】本発明に係る第1実施例のチルト調芯機構を備
えたレンズ鏡胴の断面図であり、チルト調芯機構の傾き
調整位置の状態を示す。
【図3】本発明に係る第1実施例のチルト調芯機構に備
えている回転板と第1の玉枠との係合部を示す図であ
る。
【図4】傾き調整を説明するためのチルト調芯機構の傾
き調整位置の状態を示す断面図である。
【図5】(A)は本発明に係る第1実施例のチルト調芯
機構に備えている回転板における接着部周辺の接着前の
状態を示す斜視図、(B)は同断面図である。
【図6】本発明に係る第1実施例のチルト調芯機構に備
えている回転板における接着部周辺の接着状態を示す斜
視図である。
【図7】本発明に係る第2実施例のチルト調芯機構の傾
き原点位置の状態を示す断面図である。
【図8】本発明に係る第2実施例のチルト調芯機構の第
2の弾性部材を示す図である。
【図9】本発明に係る第2実施例のチルト調芯機構の傾
き調整位置の状態を示す断面図である。
【図10】本発明に係る第3実施例のチルト調芯機構の
傾き原点位置の状態を示す断面図である。
【図11】(A)は本発明に係る第3実施例のチルト調
芯機構に備えるフリクション部を示す図、(B)は同フ
リクション部の径方向に沿う断面図、(C)は同フリク
ション部の周方向に沿う断面図である。
【図12】(A)は本発明に係る第3実施例のチルト調
芯機構の傾き調整位置の状態を示す断面図、(B)は同
フリクション部の拡大図である。
【図13】本発明に係る第4実施例のチルト調芯機構の
傾き調整を可変とした部分を示す図であり、(A)は傾
き量が小さい状態を示し、同図(B)は傾き量が大きい
状態を示す。
【符号の説明】
1 第1の鏡胴枠 1a ボス(回転止め) 2 スプリング(第1の弾性部材) 3 第1の玉枠 3a 凹部 3b ボス穴 3c 押圧部(第1の弾性部材) 3d 突起部 4 第1の光学系(被調整光学系) 5 第1のレンズ押さえ 6 回転板 6a 凸部 6b 回転用凹部 6c 切欠部(接着部) 7 第1の玉枠保持部材 7a 切欠部(接着部) 8 第2の玉枠 9 第2の光学系 10 像面 11 第1の鏡胴枠 11a 押圧部(第2の弾性部材) 11b 突起部 12 接着剤 13 凸部ネジ A 光軸 A1 第1の光学系の光軸 A2 第2の光学系の光軸 F フリクション部 P 支点

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被調整光学系を保持する鏡胴に配置され
    るチルト調芯機構において、 前記鏡胴は、被調整光学系を保持する玉枠と、該玉枠を
    第1の弾性部材を介して光軸方向に浮動支持する鏡胴枠
    と、前記玉枠に圧接する回転板と、該回転板の前記玉枠
    に対向する面の一部に設けた凸部と、該凸部が収納され
    て傾き原点位置を構成する、前記玉枠の凹部とを備え、
    前記回転板の回転により該回転板の凸部の高さ分だけ、
    前記玉枠を方向自在に傾けることを可能としたこと特徴
    とするチルト調芯機構。
  2. 【請求項2】 前記第1の弾性部材が鏡胴枠と玉枠との
    間に設けたバネから構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のチルト調芯機構。
  3. 【請求項3】 前記第1の弾性部材が前記玉枠に一体成
    形されていることを特徴とする請求項1に記載のチルト
    調芯機構。
  4. 【請求項4】 前記鏡胴枠と前記玉枠との間に該玉枠を
    シフト方向に付勢する第2の弾性部材を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載のチルト調芯機構。
  5. 【請求項5】 前記第2の弾性部材が前記鏡胴枠に一体
    成形されていることを特徴とする請求項4に記載のチル
    ト調芯機構。
  6. 【請求項6】 前記凸部は高さ調整機構を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のチルト調芯機構。
  7. 【請求項7】 前記鏡胴枠と前記玉枠との間に該玉枠の
    回転を規制する回転止めを備えていることを特徴とする
    請求項1に記載のチルト調芯機構。
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