JP2003276490A - 衝撃吸収体 - Google Patents

衝撃吸収体

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JP2003276490A
JP2003276490A JP2002086750A JP2002086750A JP2003276490A JP 2003276490 A JP2003276490 A JP 2003276490A JP 2002086750 A JP2002086750 A JP 2002086750A JP 2002086750 A JP2002086750 A JP 2002086750A JP 2003276490 A JP2003276490 A JP 2003276490A
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JP
Japan
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opening
cushion
bag body
shock absorber
absorber according
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JP2002086750A
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English (en)
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Michihiro Katsuragi
道裕 桂木
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧気体の供給を必要とすることなく、自己
封入された気体圧によってクッション部の変形を制御す
ることにより、装置の簡素化を達成することができる衝
撃吸収体の提供を図る。 【解決手段】 クッション支持部3に支持したクッショ
ン部4に空間部4aを形成し、この空間部4a内に少な
くとも一部に開口部を形成した袋体10を配置するとと
もに、この開口部を選択的を開閉して袋体10の潰れ特
性を変化させる開閉機構20を設けることにより、通常
時は開閉機構20を開状態にしてクッション部4による
本来のクッション機能を発揮し、緊急時には開閉機構2
0を閉状態にして袋体10を潰れ難くして拘束性を高め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クッション部の変
形を制御できるようにした衝撃吸収体に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車が前面衝突した際に、乗員がシー
トベルトを着用している場合にも、乗員が腰部を拘束す
るラップベルトの下側を潜って前方に移動する、謂わゆ
るサブマリン現象が発生する場合があることが知られて
いる。
【0003】このようなサブマリン現象を防止して乗員
をシートベルトで確実に拘束するために、従来では衝突
時にシートクッションのクッション材を持ち上げて乗員
を拘束するようにしたものが提案されており、例えば特
開2001−239872号公報には、ガスにより膨張
する膨張体をシートのクッション材と座席底部との間に
配置したものが開示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、膨張体
をクッション材と反力面である座席底部との間に設けた
場合は、座り心地性を確保するために所要厚さに形成し
たクッション材と膨張体とが直列配置される関係とな
る。
【0005】このため、膨張体は厚みのあるクッション
材を強制的に変形させて持ち上げる必要があるため、こ
の膨張体には大きな膨張力が要求され、膨張体には高圧
気体を膨張体に供給するガス発生装置が必須となって、
このガス発生装置によって構成が複雑化するとともに、
これに伴ってコスト面や重量面で不利になってしまう。
【0006】そこで、本発明は高圧気体の供給を必要と
することなく、自己封入された気体圧によってクッショ
ン部の変形を制御することにより、装置の簡素化を達成
することができる衝撃吸収体を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、反力
面となるクッション支持部に支持したクッション部に空
間部を形成して、この空間部内に気密構造の袋体を配置
するとともに、この袋体に内外を連通する開口部を形成
しておき、この開口部を開閉機構によって選択的に開閉
して袋体内部の気体を開放または封じ込めることによ
り、袋体の潰れ特性を変化させることを特徴としてい
る。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、袋体の開口部が開いて
いる状態では袋体内外への通気が自由に行われるため、
この袋体はクッション部の変形に追従して潰れや復元が
容易になり、本来のクッション機能を発揮することがで
きる。
【0009】一方、袋体の開口部を閉じ方向に絞ると、
袋体内外への通気抵抗が大きくなって袋体が潰れ難くな
り、つまりは袋体に阻止されてクッション部の変形が規
制される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0011】図1から図12は本発明にかかる衝撃吸収
体の第1実施形態を示し、図1は衝撃吸収体を車両用シ
ートのシートクッションに適用した要部断面斜視図、図
2は衝撃吸収体を適用したシートクッションの分解斜視
図、図3は衝撃吸収体を適用したシートクッションの乗
員着座状態にある断面図、図4は開閉機構が開状態にあ
る袋体の自然状態の断面図、図5は開閉機構が開状態に
ある袋体に乗員荷重が作用した状態の断面図、図6は開
閉制御機構の平面説明図、図7は開閉機構が閉状態にあ
る袋体の自然状態の断面図、図8は開閉機構が閉状態に
ある袋体に乗員荷重が作用した状態の断面図、図9は開
閉制御機構の平面説明図、図10は開閉制御機構の概略
構成図、図11はシートベルトを着用した乗員が着座し
たシートクッションの作用状態を示す断面図、図12は
シートベルトを着用しない乗員が着座したシートクッシ
ョンの作用状態を示す断面図である。
【0012】この第1実施形態の衝撃吸収体は、図1に
示すように車両用シート1の乗員が着座するシートクッ
ション2に適用してあり、このシートクッション2はク
ッション支持部としてのパンフレーム3上に、所定厚さ
のクッション部としてのシートクッション材4を載置し
て、シートクッション材4の形状をパンフレーム3によ
って保持するとともに、このシートクッション材4をシ
ート表皮5で覆うことにより概略構成してある。
【0013】そして、このシートクッション材4に空間
部4aを形成するとともに、この空間部4a内に図2に
示すように開口部14を形成した袋体10を配置する一
方、この開口部14を選択的に開閉して袋体10の潰れ
特性を変化させる開閉機構20を設けてある。
【0014】前記パンフレーム3は、図3の乗員が着座
した断面図にも示すように前部3aと後部3bとの間に
は、乗員Mの骨盤Mpの前方下部に位置するように前上
がりの斜面部3cを形成してある。
【0015】前記シートクッション材4は、前記パンフ
レーム3の斜面部3cを含む範囲、つまり乗員Mの骨盤
Mpから大腿部Mtに対応する部分をくり抜いて前記空
間部4aを形成し、この空間部4aに袋体10を嵌め込
むことにより、この袋体10が前記斜面部3cに位置す
るようにして配置してある。
【0016】前記空間部4aはシートクッション材4を
貫通させて形成してもよく、また、着座面(上側面)の
連続性に配慮して空間部4aの上側にシートクッション
材4を所定厚さで残し、この残したシートクッション材
4で前記袋体10の上面を覆うようにしてもよい。
【0017】前記袋体10は、図2に示すようにビニー
ルやキャンバス布などの気密性を持った可撓性膜を素材
として融着または縫製し、前記空間部4aの内側形状に
沿って略直方体となる袋状に形成してあり、その下面全
体を開放してある。
【0018】袋体10の内側は、前後方向の略中央部お
よび左右方向の略中央部にそれぞれ同素材を用いた隔成
膜11,12を取付け、これら隔成膜11,12によっ
て袋体10内部を前後,左右に4つの部屋10a,10
b,10c,10dに隔成してある。
【0019】そして、袋体10の下端には、この袋体1
0の下端縁および前記隔成膜11,12の下端縁に沿っ
て略田の字状に形成した袋体ベース枠13を取付け、こ
の袋体ベース枠13に形成される4個の開口部分がそれ
ぞれ袋体10の内外を連通する開口部14となってい
る。
【0020】尚、前記袋体10内部の隔成数は4つに限
ることなく適宜選択した複数で有れば良く、また、その
場合は袋体ベースの形状は袋体10内部を隔成した部屋
の形状に沿って決定される。
【0021】また、本実施形態では図2に示すように、
前記袋体10の4つの部屋10a〜10dには、これら
各部屋の内側形状と略等しい形状として形成した補助ク
ッション材15a,15b,15c,15dをそれぞれ
収納してある。
【0022】前記袋体ベース枠13には、前記開口部1
4を選択的に開閉して袋体10内外への通気抵抗を可変
とする開閉機構20が取付けられ、この開閉機構20を
パンフレーム3の前記空間部4aの形成位置に対応した
部位、つまり斜面部3cを含む範囲に取付けてある。
【0023】開閉機構20とパンフレーム3は、開閉機
構20の取付孔20aとパンフレーム3の取付孔3dと
に図外のボルトを挿通して取り付けるようにしており、
パンフレーム3が開閉機構20で覆われる部分には、こ
の開閉機構20の略全面に位置するようにして複数の円
形開口3eを形成してある。
【0024】前記開閉機構20は、図2に示すように前
記パンフレーム3に直接固定した固定格子21と、この
固定格子21の上方に一定間隔をもって取り付けたクッ
ション材支持格子22と、これら固定格子21とクッシ
ョン材支持格子22との間に相対移動自在に差し込まれ
るスライド格子23とによって構成してある。
【0025】前記固定格子21と前記クッション材支持
格子22の外周間は外周壁24によって気密状に囲って
あり、また、これら固定格子21とクッション材支持格
子22の左右方向中央部間には前後方向に延設する仕切
壁25を設けて、クッション材支持格子22の中央部が
下方に撓むのを防止してある。
【0026】前記固定格子21には、前後方向に所定間
隔をもって複数形成されるスリット状開口部21a,2
1a…を、前記仕切壁25を挟んで左右方向に2列形成
するとともに、クッション支持格子22には、前記固定
格子21のスリット状開口部21a,21a…と略同様
のスリット状開口部22a,22a…を同一ピッチおよ
び同列をもって形成し、これらスリット状開口部21
a,21a…および22a,22a…は上下方向に対応
して連通する。
【0027】本実施形態では固定格子21のスリット状
開口部21a,21a…を、図2に示すようにそれぞれ
の前後方向開口幅w1と、各開口部21a,21a…間
の非開口部幅w2とを等しく形成してあるが、これら開
口幅w1と非開口部幅w2との関係は、少なくとも開口
幅w1が非開口部幅w2よりも小さく(w1<w2)設
定してあればよい。
【0028】尚、固定格子21とクッション支持格子2
2のスリット状開口部21a,21a…および22a,
22a…は、クッション支持格子22と前記スライド格
子23との間に空気の流通を容易にする程度の間隔を設
けた場合は、必ずしも同一ピッチや同様の開口形状とす
る必要はない。
【0029】前記スライド格子23は、パンフレーム3
の斜面部3cに沿って湾曲した固定格子21に追従して
スライドできる可撓性部材によって形成してあり、図2
に示すように前記外周壁24の前面に形成した差込み口
24aから固定格子21とクッション支持格子22との
間に差し込まれるようになっている。
【0030】スライド格子23の左右方向中央部には、
前記仕切壁25を逃げるためのスリット23aを後方に
切欠いて形成してあり、前記外周壁24の左右内側面と
前記仕切壁25の両側面にスライド格子23の左右両側
縁およびスリット23aの両側縁が嵌め込まれて案内さ
れることにより、このスライド格子23が固定格子21
の上面に沿ってスライドするようになっている。
【0031】スライド格子23には、前記固定格子21
のスリット状開口部21a,21a…と等しい開口幅w
1と等しいピッチをもってスリット状開口部23b,2
3b…を形成してあり、勿論、これらスリット状開口部
23b,23b…は前記スリット23aを挟んで左右方
向に2列に形成してある。
【0032】従って、それぞれが等しい開口幅w1およ
び等しいピッチをもって形成された固定格子21のスリ
ット状開口部21a,21a…とスライド格子23のス
リット状開口部23b,23b…との相対的なスライド
位置によって、前記袋体10の開口部14を開閉できる
ようになっている。
【0033】つまり、図4はスライド格子23が固定格
子21とクッション支持格子22との間に完全に差し込
まれた状態を示し、この状態ではスリット状開口部21
a,21a…とスリット状開口部23b,23b…とは
一致して開口部14の開状態となる。
【0034】一方、図7はスライド格子23がスリット
状開口部21a,21a…の半ピッチ分だけ引き出され
た状態にあり、この状態ではスリット状開口部21a,
21a…の非開口部幅w2部分にスリット状開口部23
b,23b…が一致して開口部14の閉状態となる。
【0035】ところで、前記クッション支持格子22は
袋体10の内部に収納したクッション材15a〜15d
を支持する機能を有し、図5,図8に示すように乗員の
荷重が袋体10の上方から作用した場合にも、クッショ
ン材15a〜15dがスライド格子23に干渉しないよ
うになっている。
【0036】前記開閉機構20は、袋体10の潰れ特性
を変化するのに必要な条件、つまり、車両の衝突条件を
検出して作動する開閉制御機構30によって開閉制御さ
れるようになっている。
【0037】前記開閉制御機構30は、図10に示すよ
うに自動車Aの前部に設けた車両周囲センサー31や車
体部分に設けた車体減速度センサー32からの信号を入
力する制御部33と、この制御部33から出力される制
御信号で前記開閉機構20を開閉制御する駆動部34と
を備えている。
【0038】前記車両周囲センサー31は、レーザーや
ミリ波を前方に発信してその反射波を受信することによ
り、前方の車両や障害物との距離および相対速度を計測
して衝突を予測し、その予測信号を出力するようになっ
ており、かつ、前記車体減速度センサー32は、衝突時
に車体に発生する減速度を計測し、その検出信号を出力
するようになっている。
【0039】前記開閉制御機構30は、図6,図9に示
すように1つのケース35内に収納され、このケース3
5内の駆動部34の出力は、図4,図7に示すように
大,小リンク36,36aを介して前記開閉機構20の
スライド格子23に連結することにより、この開閉機構
20と前記開閉制御機構30とを一体に連結するように
なっている。
【0040】即ち、前記駆動部34は、制御部33から
の駆動信号で所定角度を回転するロータリーソレノイド
が用いられ、この駆動部34の出力回転軸34aに固定
した小リンク36aの先端部に大リンク36の一端部を
回動自在に取付けるとともに、この大リンク36の他端
部を前記スライド格子23の前端部中央にピン36bを
介して回転自在に取付けてある。
【0041】従って、図6に示す初期状態にある駆動部
34が作動状態になると、駆動部34は図9に示すよう
に出力回転軸34aを図中反時計回り方向に所定角度だ
け回転して、図4の開状態にあるスライド格子23を引
き出して図7に示す閉状態にする。
【0042】尚、前記駆動部34は、ロータリソレノイ
ドに限ることなくスライド格子23を移動できる手段で
あればよく、例えば、モータ等の回転手段、スプリング
等の付勢手段、火薬等のガス圧発生手段または圧縮ガス
等を用いることができる。
【0043】以上の構成によりこの第1実施形態のシー
トクッション2は、まず、通常の非衝突状態では開閉機
構20は図4に示すように固定格子21のスリット状開
口部21a,21a…とスライド格子23のスリット状
開口部23b,23b…とが一致して開口部14が開状
態になっており、図5に示すように乗員が着座してその
荷重が作用した場合にも袋体10内外への通気が自由と
なり、この状態では袋体10はシートクッション材4の
変形に追従して潰れや復元が容易で、本来のクッション
機能を発揮することができる。
【0044】このとき、袋体10は収納した補助クッシ
ョン材15a〜15dの圧縮復元特性で撓むことになる
ため、例えば補助クッション材15a〜15dを袋体1
0周りのシートクッション材4と同質素材で形成してお
くことにより、袋体10を含めてシートクッション2全
体が同質のクッション性能を発揮して、違和感の無い良
好な座り心地となる。
【0045】一方、車両緊急時、例えば車両が前面衝突
した場合には、衝突による車両減速度を車体減速度セン
サー32が検出して、この衝突の検出信号によって開閉
制御機構30の駆動部34が作動してスライド格子23
を前記スリット状開口部21a,21a…の半ピッチ分
だけ引き出すと、図7に示すように開閉機構20は閉状
態となって袋体10内外への通気抵抗が著しく増大する
ため、袋体10内部の空気が開口部14から排出され難
くなって、袋体10の潰れ特性が瞬時に変化する。
【0046】図11に示すように乗員Mがシートベルト
Bを着用している場合、衝突時に乗員Mは前方への慣性
力とラップベルトBLによる後下方向への拘束によって
乗員の腰は前下方へと移動しようとするが、移動方向と
略面直な反力面となるパンフレーム3の斜面部3cと乗
員Mとの間にあって、乗員の骨盤Mpから大腿部Mtに
かけて位置する袋体10が瞬時に潰れ難い特性に変わる
ため、乗員MがラップベルトBLから滑り抜けるサブマ
リン現象を、シートクッション材4の厚さを十分に確保
した状態で防止することができる。
【0047】袋体10の内部は複数の部屋10a〜10
dに隔成してあるので、袋体10の一部が集中的に圧縮
された時に、他の部分が膨らんで内圧が分散してしまう
のを防止できるため、乗員Mが移動しようとする力に抵
抗して乗員Mをより確実に拘束することができる。
【0048】また、本実施形態では衝突によって乗員M
がシートクッション2に沈み込もうとするのを袋体10
が受け止めた際に、袋体10内部の空気が開閉機構20
等に存在する僅かの隙間から大きな通気抵抗をもって排
出されるが、このときの通気抵抗で乗員Mに作用する衝
突エネルギーを吸収できるので、人体の筋や骨格に高い
減速度を強いることなく乗員Mを拘束することができ
る。
【0049】この場合、本実施形態では開閉機構20の
固定格子21とスライド格子23との間の気密性は高い
ものでなくて良く、また、袋体10が圧縮された時の排
気口として、開閉機構20を設けた開口部14以外に袋
体10自体に小径のベントホールを設けておくことがで
きる。
【0050】また、前記衝突エネルギーは、パンフレー
ム3によってシートクッション材4を支持するようにし
たので、このシートクッション材4に入力した荷重の反
力面となるパンフレーム3の変形を有効利用して衝突エ
ネルギーを吸収することができる。
【0051】一方、図12に示すようにシートベルトを
着用していない場合、前面衝突時に乗員Mは慣性力で前
方に移動しようとするが、袋体10がパンフレーム3の
斜面部3cに固定されているため、乗員Mが前方移動す
る際に斜面部3cを反力面として袋体10を圧縮するこ
とができ、このように斜面部3cに袋体10を位置させ
ておくことにより、袋体10の支持性を高めることがで
きる。
【0052】このとき、衝突の検出信号により開閉機構
20が閉状態となって袋体10は開口部14が閉じられ
て潰れ難い特性となっているので、袋体10が乗員Mを
受け止めた際に、この袋体10が除々に潰れつつ内部の
空気が排出されるときの通気抵抗やパンフレーム3の変
形で衝突エネルギーを吸収できる。
【0053】従って、このようにシートベルトを着用し
ない場合にあっても、人体の筋や骨格に高い減速度を強
いることなく乗員Mの前方移動量を抑えることができ、
乗員Mの下肢が車室内部品に干渉するのを防止若しくは
干渉した場合の衝撃を緩和することができる。
【0054】また、本実施形態では開閉機構20と開閉
制御機構30とを一体に連結してあるので、袋体10の
潰れ特性を制御するための構成がコンパクトになり、特
に本実施形態ではシートクッション2の内部に格納する
ことができる。
【0055】ところで、この実施形態では車両衝突を車
体減速度センサー32による検出信号で判断したが、車
両周囲センサー31による衝突の予測信号で判断するこ
とにより、開閉機構20の作動対応を早めて袋体10に
よる乗員Mの支持タイミングをより確実にすることがで
きる。
【0056】尚、このように予測信号で開閉機構20を
作動した場合、予測信号の出力後に衝突が回避された場
合には、駆動部34を逆転させてスライド格子23を初
期状態に押し戻して開閉機構20を開状態に設定してお
くことが望ましい。
【0057】以上のようにこの第1実施形態の構造によ
れば、袋体10の開口部14を開閉機構20によって選
択的に開閉して袋体10内部の気体を開放または封じ込
めることにより、袋体10の潰れ特性を変化させること
ができるため、衝撃吸収体として従来のガス発生装置等
のガス供給源を不要とすることができて装置の簡素化を
実現することができる。従って、この衝撃吸収体を前述
のように車両用シートのシートクッション2に適用し
て、乗員の着座部分に配設することによって、違和感の
無い良好な座り心地が得られて、緊急時には乗員の沈み
込みを防止しつつ良好な衝撃エネルギー吸収を行わせる
ことができると共に、パンフレーム3をクッション支持
部としてあるため、袋体10の潰れ特性によるエネルギ
ー吸収に加えて、パンフレーム3の変形によってもエネ
ルギー吸収を行わせることができる。
【0058】特に、この緊急時には衝突検出信号又は衝
突予測信号にもとづいて開閉制御機構30によって前記
開閉機構20を作動制御するため、乗員の支持タイミン
グを適格に行えて確実な乗員保護を行うことができる。
また、この開閉機構20と開閉制御機構30とを一体に
連結してあるため、構成をコンパクトにできる。
【0059】また、前記パンフレーム3に設けた斜面部
3cが乗員の前方移動に対して反力面となって袋体10
を確実に受け止めて圧縮させることができて、乗員の拘
束性を向上することができる。更に、袋体10の内部を
複数の部屋10a〜10dに隔成してあるので、袋体1
0の一部が集中的に圧縮された時に、他の部分が膨らん
で内圧が分散してしまうのを防止できるため、乗員が前
方移動しようとする力に抵抗して乗員をより確実に拘束
することができる。
【0060】図13は本発明の第2実施形態を示すシー
トクッションの要部断面斜視図で、この第2実施形態で
はパンフレーム3の両側面部3f間に掛け渡した拘束部
材としてのストラップ40を袋体10の前側面10eに
引っ掛けて、この袋体10の前方移動を規制するように
している。
【0061】従って、この第2実施形態では衝突時に乗
員Mが前方に移動しようとする場合に、袋体10全体が
前方移動する量を極力少なくすることができるため、乗
員Mの拘束性をより高めることができるとともに、袋体
10に作用する反力をストラップ40を介してパンフレ
ーム3の側面部3fに伝達して、この側面部3fの変形
を利用して衝突エネルギーの吸収効果を高めることがで
きる。
【0062】図14は本発明の第3実施形態を示すシー
トクッションの要部断面斜視図で、この第3実施形態で
はパンフレーム3の前部3aに折り畳み状態のエアバッ
グ41を配置し、このエアバッグ41内と袋体10に形
成したベントホール10fとをチューブ42を介して連
通してある。
【0063】従って、この第3実施形態では衝突時に乗
員Mの前方移動を袋体10で受け止めた際に、この袋体
10の潰れにより排出される空気をチューブ42を介し
てエアバッグ41に供給して、このエアバッグをシート
クッション2の前部で膨張させるさせることができるた
め、乗員Mの大腿部Mtを持ち上げて乗員下肢と車室内
部品との干渉を更に緩和させることができる。
【0064】図15〜図17は本発明の第4実施形態を
示す。
【0065】図15は衝撃吸収体を車両用シートのシー
トバックに適用した要部断面斜視図、図16は袋体を取
り付けたシートバックの要部拡大断面図、図17は袋体
の背面斜視図である。
【0066】この第4実施形態の衝撃吸収体は、図15
示すように車両用シート1の乗員背面を支えるシートバ
ック6に適用してあり、このシートバック6はクッショ
ン支持部としてのバックフレーム7に、所定厚さのクッ
ション部としてのシートクッション材8を取付けて、こ
のシートクッション材8の形状をバックフレーム7によ
って保持するとともに、このシートクッション材8をシ
ート表皮9で覆うことにより概略構成し、そして、図1
6に示すようにこのシートクッション材8に空間部8a
を形成し、この空間部8a内に開口部51を形成した袋
体50を配置する一方、この開口部51を選択的に開閉
して袋体50の潰れ特性を変化させる開閉機構34を設
けてある。
【0067】前記バックフレーム7は、シートバック6
の周囲に沿って矩形状に構成したフレーム本体7aと、
このフレーム本体7aの左右間に取り付けたSバネ7b
とによって概略構成され、このSバネ7bによってシー
トクッション材8を弾発力をもって支持している。
【0068】ところで、シートクッション材8に空間部
8aを形成したことを前述したが、この空間部8aはシ
ートクッション材8の左右両側部、つまり、バッケット
タイプ若しくは半バケットタイプとして形成される前記
車両用シート1の左右両側突出部分に位置して形成され
る。
【0069】また、前記空間部8aは前記第1実施形態
と同様に、シートクッション材8を貫通させて形成して
もよく、また、背もたれ面(前側面)の連続性に配慮し
て空間部8aの前側にシートクッション材8を所定厚さ
で残し、この残したシートクッション材8で前記袋体5
0の前面を覆うようにしてもよい。
【0070】袋体50は、前記第1実施形態と同様に気
密性を持った可撓性膜を素材として融着または縫製して
所定形状の袋状に形成され、この袋体50の背面には図
17に示すように袋体ベース52を取付けてある。
【0071】前記袋体ベース52には、図16に示すよ
うに前記開口部51を形成してあり、この開口部51に
取り付けた開閉機構53の開閉制御を開閉制御機構54
によって行うようになっており、この場合、開閉機構5
3および開閉制御機構54は、前記第1実施形態で述べ
た開閉機構20および開閉制御機構30の主要な構成部
分およびその機能が同様であり、ここではそれらの詳細
な説明を省略する。
【0072】また、前記袋体50は前記第1実施形態と
同様に内部を複数の部屋に隔成し、これら各部屋に補助
クッション材55(図16参照)を収納してある。
【0073】尚、前記袋体ベース52には、図17に示
すように複数の取付けブラケット56を設けてあり、こ
れら取付けブラケット56を図16に示すようにフレー
ム本体7aの左右両側部分内側にボルト57およびナッ
ト57aを介して固定することにより袋体50の取付け
が行われる。
【0074】以上の構成によりこの第4実施形態のシー
トバック6は、通常の非衝突状態では開閉機構53が開
状態となって袋体50内外への通気が自由となるため、
違和感無く良好に背中を支持することができる。
【0075】一方、車両緊急時、例えば車両が側面衝突
した場合には、第1実施形態と同様に車両周囲センサー
31や車体減速度センサー32によって衝突を検出しま
たは予測して(図10参照)、開閉制御機構54により
開閉機構53を作動して閉状態とする。
【0076】このため、袋体50の内部の空気は排出さ
れ難くなって大きな通気抵抗を伴って潰れる特性となる
ため、側面衝突によって慣性力により乗員が側方に移動
するのを袋体50によって阻止するとともに、バックフ
レーム7のフレーム本体7a側部と乗員胸部との間で発
生する衝撃を袋体50が潰れる時の通気抵抗で吸収する
ことができる。
【0077】また、この第4実施形態にあっても袋体5
0の内部が複数の部屋に隔成して、それぞれに補助クッ
ション材を収納したことにより、袋体50の一部に集中
的に荷重が作用した場合にも乗員の拘束性を確保するこ
とができる。
【0078】更に、袋体50にベントホールを設けて内
部空気の排出抵抗を調整することもできる。
【0079】このように本発明の衝撃吸収体をシートバ
ック6に適用した場合にあっても、違和感の無い良好な
座り心地が得られる上に、緊急時には袋体10の潰れ特
性によって良好な衝撃エネルギー吸収を行わせることが
できる。
【0080】ところで、前記第1〜第4実施形態では開
閉機構20,53を閉状態とすることにより袋体10,
50の潰れ特性を変化させて乗員の拘束性を高めるよう
にしたが、衝突時に袋体10,50内に積極的にガス供
給して衝突初期の袋体内圧を更に高めるようにしてもよ
い。
【0081】また、本発明の衝撃吸収体は前記第1〜第
4実施形態に例を取って説明したが、勿論、これに限る
ことなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種実施形態
をとることができ、例えば、本発明の衝撃吸収体は車両
用シート1に限ることなく運送時の荷物保護用のクッシ
ョンとしても利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるシートクッショ
ンの要部断面斜視図。
【図2】本発明の第1実施形態におけるシートクッショ
ンの分解斜視図。
【図3】本発明の第1実施形態におけるシートクッショ
ンの乗員着座状態にある断面図。
【図4】本発明の第1実施形態における開閉機構が開状
態にある袋体の自然状態を示す断面図。
【図5】本発明の第1実施形態における開閉機構が開状
態にある袋体に乗員荷重が作用した状態を示す断面図。
【図6】本発明の第1実施形態における開閉制御機構の
開作動状態を示す平面図。
【図7】本発明の第1実施形態における開閉機構が閉状
態にある袋体の自然状態を示す断面図。
【図8】本発明の第1実施形態における開閉機構が閉状
態にある袋体に乗員荷重が作用した状態を示す断面図。
【図9】本発明の第1実施形態における開閉制御機構の
開作動状態を示す平面図。
【図10】本発明の第1実施形態における開閉制御機構
の概略構成図。
【図11】本発明の第1実施形態におけるシートベルト
を着用した乗員が着座したシートクッションの作用状態
を示す断面図。
【図12】本発明の第1実施形態におけるシートベルト
を着用しない乗員が着座したシートクッションの作用状
態を示す断面図。
【図13】本発明の第2実施形態におけるシートクッシ
ョンの要部断面斜視図。
【図14】本発明の第3実施形態におけるシートクッシ
ョンの要部断面斜視図。
【図15】本発明の第4実施形態におけるシートバック
の要部断面斜視図。
【図16】本発明の第4実施形態におけるシートバック
の要部拡大断面図。
【図17】本発明の第4実施形態におけるシートバック
に用いる袋体の背面斜視図。
【符号の説明】
1 車両用シート 2 シートクッション(衝撃吸収体) 3 パンフレーム(クッション支持部) 3c 斜面部 4 シートクッション材 4a 空間部 6 シートバッグ(衝撃吸収体) 7 バックフレーム(クッション支持部) 8 シートクッション材 8a 空間部 10 袋体 10a,10b,10c,10d 部屋 14 開口部 15a,15b,15c,15d 補助クッション材 20 開閉機構 30 開閉制御機構 31 車両周囲センサー 32 車体減速度センサー 33 制御部 34 駆動部 40 ストラップ(拘束部材) 41 エアバッグ 42 チューブ 50 袋体 51 開口部 53 開閉機構 54 開閉制御機構 55 補助クッション材 M 乗員

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッション支持部に支持したクッション
    部に空間部を形成し、この空間部内に少なくとも一部に
    開口部を形成した袋体を配置するとともに、この開口部
    を選択的に開閉して袋体の潰れ特性を変化させる開閉機
    構を設けたことを特徴とする衝撃吸収体。
  2. 【請求項2】 クッション部と、このクッション部をそ
    の形状を保持するように支持したクッション支持部と、
    前記クッション部の所要箇所に形成した空間部に配置し
    た袋体と、この袋体の内部に収納した補助クッション材
    と、前記袋体の少なくとも一部に形成されて袋体内外を
    連通する開口部と、この開口部を選択的に開閉して袋体
    内外への通気抵抗を可変とする開閉機構と、を備えて、
    開閉機構による開口部の開閉により前記袋体の潰れ特性
    を変化させることを特徴とする衝撃吸収体。
  3. 【請求項3】 クッション部が、人体と接触する位置に
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の衝撃吸
    収体。
  4. 【請求項4】 クッション部が、車両用シートのシート
    クッションに設けられたことを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の衝撃吸収体。
  5. 【請求項5】 クッション部が、車両シートのシートバ
    ックに設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の衝撃吸収体。
  6. 【請求項6】 開閉機構は、袋体の潰れ特性を変化する
    のに必要な条件を検出して作動する開閉制御機構によっ
    て制御することを特徴とする請求項2に記載の衝撃吸収
    体。
  7. 【請求項7】 開閉制御機構を作動する条件は、衝突の
    検出信号、若しくは衝突の予測信号であることを特徴と
    する請求項6に記載の衝撃吸収体。
  8. 【請求項8】 開閉機構と開閉制御機構とを一体に連結
    したことを特徴とする請求項6または7に記載の衝撃吸
    収体。
  9. 【請求項9】 クッション支持部が、車両用シートのシ
    ートクッションを構成するパンフレームであることを特
    徴とする請求項4または6〜8のいずれかに記載の衝撃
    吸収体。
  10. 【請求項10】 パンフレームは、車両前後方向の前部
    と後部との間に、前上がりの斜面部を有することを特徴
    とする請求項9に記載の衝撃吸収体。
  11. 【請求項11】 袋体が斜面部に配置されていることを
    特徴とする請求項10に記載の衝撃吸収体。
  12. 【請求項12】 袋体は、気密的に複数の部屋に隔成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに
    記載の衝撃吸収体。
  13. 【請求項13】 袋体は、クッション支持部に取付けた
    拘束部材によって移動規制されていることを特徴とする
    請求項1〜12のいずれかに記載の衝撃吸収体。
  14. 【請求項14】 袋体の内部を、シートクッションの前
    部に配置した折り畳み状態にあるエアバッグに連通した
    ことを特徴とする請求項4または6〜13のいずれかに
    記載の衝撃吸収体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007532388A (ja) * 2004-04-14 2007-11-15 レカロ ゲーエムベーハー アンド カンパニー カーゲー 車両シート、特に自動車シート
JP2008037352A (ja) * 2006-08-09 2008-02-21 Honda Motor Co Ltd エアバッグ装置

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