JP2003275200A - 胸部イメージングのための可変速度テーブルを用いたイメージング・システム及び方法 - Google Patents
胸部イメージングのための可変速度テーブルを用いたイメージング・システム及び方法Info
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/54—Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
- A61B6/541—Control of apparatus or devices for radiation diagnosis involving acquisition triggered by a physiological signal
-
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/02—Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
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- A61B6/032—Transmission computed tomography [CT]
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可変速度患者位置決めテーブル（４６）を使
用した医用イメージングのシステム（１０）及び方法
（１００）を提供する。 【解決手段】 患者位置決めテーブル（４６）は、事前
定義の心臓領域（５２）及び非心臓領域（５４）を有す
る胸部領域など選択した領域からのデータ収集の間に複
数のテーブル速さで動作するように構成させる。非心臓
領域（５４）では、テーブル（４６）をある速さで移動
するように制御し、心臓領域（５２）を検出した時点で
テーブル（４６）を別の速さで移動するように制御して
いる。前者の速さは、データ収集が高速化されかつ運動
アーチファクトが排除されるように心臓領域（５２）の
場合と比べてより高速であることが好ましい。
用した医用イメージングのシステム（１０）及び方法
（１００）を提供する。 【解決手段】 患者位置決めテーブル（４６）は、事前
定義の心臓領域（５２）及び非心臓領域（５４）を有す
る胸部領域など選択した領域からのデータ収集の間に複
数のテーブル速さで動作するように構成させる。非心臓
領域（５４）では、テーブル（４６）をある速さで移動
するように制御し、心臓領域（５２）を検出した時点で
テーブル（４６）を別の速さで移動するように制御して
いる。前者の速さは、データ収集が高速化されかつ運動
アーチファクトが排除されるように心臓領域（５２）の
場合と比べてより高速であることが好ましい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的には医用イ
メージングに関し、さらに詳細には、好ましくはコンピ
ュータ断層システムにおける可変速度患者位置決めテー
ブルを用いた胸部イメージングのシステム及び方法に関
する。
メージングに関し、さらに詳細には、好ましくはコンピ
ュータ断層システムにおける可変速度患者位置決めテー
ブルを用いた胸部イメージングのシステム及び方法に関
する。
【０００２】
【発明の背景】コンピュータ断層（ＣＴ）イメージング
・システムでは、典型的には、Ｘ線源が患者などの被検
体に向けてファンビームを放出する。このビームは、患
者により減衰を受けた後、放射線検出器からなるアレイ
上に入射する。検出器アレイで受け取られる減衰したビ
ーム状放射線の強度は、典型的には、患者によるＸ線ビ
ームの減衰に依存する。検出器アレイの各検出器素子は
各検出器素子が受け取った減衰ビームを示す電気信号を
別々に発生させる。これらの電気信号は解析のためデー
タ処理装置に伝送され、最終的に画像の形成がなされ
る。
・システムでは、典型的には、Ｘ線源が患者などの被検
体に向けてファンビームを放出する。このビームは、患
者により減衰を受けた後、放射線検出器からなるアレイ
上に入射する。検出器アレイで受け取られる減衰したビ
ーム状放射線の強度は、典型的には、患者によるＸ線ビ
ームの減衰に依存する。検出器アレイの各検出器素子は
各検出器素子が受け取った減衰ビームを示す電気信号を
別々に発生させる。これらの電気信号は解析のためデー
タ処理装置に伝送され、最終的に画像の形成がなされ
る。
【０００３】一般に、Ｘ線源と検出器アレイは画像作成
面内で患者の周りをガントリと共に回転する。Ｘ線源
は、典型的には、焦点の位置においてＸ線ビームを放出
するＸ線管を含む。Ｘ線検出器は、典型的には、検出器
の位置で受け取るＸ線ビームをコリメートするためのコ
リメータと、コリメータに隣り合ってＸ線を光エネルギ
ーに変換するためのシンチレータと、隣り合ったシンチ
レータから光エネルギーを受け取るためのフォトダイオ
ードと、を含んでいる。
面内で患者の周りをガントリと共に回転する。Ｘ線源
は、典型的には、焦点の位置においてＸ線ビームを放出
するＸ線管を含む。Ｘ線検出器は、典型的には、検出器
の位置で受け取るＸ線ビームをコリメートするためのコ
リメータと、コリメータに隣り合ってＸ線を光エネルギ
ーに変換するためのシンチレータと、隣り合ったシンチ
レータから光エネルギーを受け取るためのフォトダイオ
ードと、を含んでいる。
【０００４】胸部のイメージングで使用する周知のＣＴ
イメージング・システムの１つでは、患者テーブルをガ
ントリを貫通するように一定の速さで移動させることに
よってイメージングを実施する。一般に、この一定のテ
ーブル速さは、テーブルの速さを患者の心拍周期のフェ
ーズとＥＫＧゲート制御を用いてマッチングさせること
によって決定される。しかしこうしたシステムを使用す
る際には、所定のフェーズで心臓の十分なカバー範囲を
得るためにそのテーブル速さがイメージング全体にわた
って極めて低速の移動となるように要求されるため問題
が生じる。イメージング全体にわたって使用するテーブ
ル速さが遅いことは、患者の不快感、患者のＣＴシステ
ムへの接近が限定されること、同じカバー範囲面積では
収集が遅いほど患者に対するＸ線放射量がよい多くなる
ことなど、幾つかの欠点を有する。この問題に対して提
唱された解決法の１つとして、イメージング中のテーブ
ル速さを増加させることが検討された。しかしこの解決
法は、運動アーチファクトが発生するため、胸部イメー
ジングに適さない。運動アーチファクトは、イメージン
グ・シーケンス中におけるイメージング対象の胸部、ま
たは心臓などイメージング対象の胸部の一部の動きに起
因しており、再構成画像内で動きを起こした領域にぼけ
を生じさせる。イメージング・シーケンスを患者の心拍
周期に合わせてゲート制御すると胸部イメージングの間
の運動アーチファクトを最小限にできることは当技術分
野でよく知られている。
イメージング・システムの１つでは、患者テーブルをガ
ントリを貫通するように一定の速さで移動させることに
よってイメージングを実施する。一般に、この一定のテ
ーブル速さは、テーブルの速さを患者の心拍周期のフェ
ーズとＥＫＧゲート制御を用いてマッチングさせること
によって決定される。しかしこうしたシステムを使用す
る際には、所定のフェーズで心臓の十分なカバー範囲を
得るためにそのテーブル速さがイメージング全体にわた
って極めて低速の移動となるように要求されるため問題
が生じる。イメージング全体にわたって使用するテーブ
ル速さが遅いことは、患者の不快感、患者のＣＴシステ
ムへの接近が限定されること、同じカバー範囲面積では
収集が遅いほど患者に対するＸ線放射量がよい多くなる
ことなど、幾つかの欠点を有する。この問題に対して提
唱された解決法の１つとして、イメージング中のテーブ
ル速さを増加させることが検討された。しかしこの解決
法は、運動アーチファクトが発生するため、胸部イメー
ジングに適さない。運動アーチファクトは、イメージン
グ・シーケンス中におけるイメージング対象の胸部、ま
たは心臓などイメージング対象の胸部の一部の動きに起
因しており、再構成画像内で動きを起こした領域にぼけ
を生じさせる。イメージング・シーケンスを患者の心拍
周期に合わせてゲート制御すると胸部イメージングの間
の運動アーチファクトを最小限にできることは当技術分
野でよく知られている。
【０００５】したがって、再構成画像に運動アーチファ
クトを発生させずに患者の胸部領域のイメージングのた
めの撮像時間を高速化できるようなＣＴイメージング・
システムがあることが望ましい。
クトを発生させずに患者の胸部領域のイメージングのた
めの撮像時間を高速化できるようなＣＴイメージング・
システムがあることが望ましい。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、ＣＴイメージ
ング・システムのための可変速度テーブル、並びに上述
の欠点を解決するような使用方法を提供する。
ング・システムのための可変速度テーブル、並びに上述
の欠点を解決するような使用方法を提供する。
【０００７】可変速度患者位置決めテーブルを用いたコ
ンピュータ断層イメージングのシステム及び方法を提供
する。本システムは、患者などの被検体に向けて投射す
るための高周波電磁エネルギー投射源を含む。検出器は
患者により減衰を受けた高周波エネルギーを受け取る。
複数の電気的相互接続は、視覚的表示を生成させるため
に検出器出力をデータ処理システムに伝送するように構
成させている。回転可能なガントリは、その内部を貫通
する患者位置決めテーブルを有している。この患者位置
決めテーブルは、患者の胸部領域など選択した領域から
データの組を収集する間に複数のテーブル速さで動作す
るように構成している。さらに、１つの心スキャン領域
と少なくとも１つの非心スキャン領域のイメージングの
間にデータ値の組を収集し画像を再構成する心臓イメー
ジング方法も提供する。
ンピュータ断層イメージングのシステム及び方法を提供
する。本システムは、患者などの被検体に向けて投射す
るための高周波電磁エネルギー投射源を含む。検出器は
患者により減衰を受けた高周波エネルギーを受け取る。
複数の電気的相互接続は、視覚的表示を生成させるため
に検出器出力をデータ処理システムに伝送するように構
成させている。回転可能なガントリは、その内部を貫通
する患者位置決めテーブルを有している。この患者位置
決めテーブルは、患者の胸部領域など選択した領域から
データの組を収集する間に複数のテーブル速さで動作す
るように構成している。さらに、１つの心スキャン領域
と少なくとも１つの非心スキャン領域のイメージングの
間にデータ値の組を収集し画像を再構成する心臓イメー
ジング方法も提供する。
【０００８】本発明の一態様では、心臓イメージング方
法は、イメージング・デバイスの可変速度テーブル上に
患者を位置決めするステップと、１つの心スキャン領域
及び少なくとも１つの非心スキャン領域を決定するステ
ップと、心スキャン領域のイメージングの間に可変速度
テーブルを第１次速度で移動させるステップと、少なく
とも１つの非心スキャン領域のイメージングの間に可変
速度テーブルを第２次速度で移動させるステップと、を
含む。本方法はさらに、心スキャン領域及び少なくとも
１つの非心スキャン領域のイメージングの間にデータを
収集するステップと、異なるテーブル速度で収集したデ
ータに基づいて画像を再構成するステップと、を含む。
法は、イメージング・デバイスの可変速度テーブル上に
患者を位置決めするステップと、１つの心スキャン領域
及び少なくとも１つの非心スキャン領域を決定するステ
ップと、心スキャン領域のイメージングの間に可変速度
テーブルを第１次速度で移動させるステップと、少なく
とも１つの非心スキャン領域のイメージングの間に可変
速度テーブルを第２次速度で移動させるステップと、を
含む。本方法はさらに、心スキャン領域及び少なくとも
１つの非心スキャン領域のイメージングの間にデータを
収集するステップと、異なるテーブル速度で収集したデ
ータに基づいて画像を再構成するステップと、を含む。
【０００９】本発明の別の態様では、コンピュータ断層
システムを提供する。本システムは、被検体に向けて投
射するための投射源と、被検体により減衰を受けた高周
波電磁エネルギーを受け取るための検出器と、を含む。
この検出器は、複数の電気的相互接続によってデータ処
理システムに伝送される出力を発生させている。本シス
テムはさらに、データ処理システムに伝送されるフォト
ダイオード出力に基づいて視覚的表示を生成させ、かつ
被検体のある特定の領域の検出に応答して患者位置決め
テーブルの速さを制御することができるコンピュータを
含む。本システムはさらに、可変速度機能を有すると共
に選択した領域からデータの組を収集する間に複数のテ
ーブル速さで動作するように構成されている患者位置決
めテーブルを含む。
システムを提供する。本システムは、被検体に向けて投
射するための投射源と、被検体により減衰を受けた高周
波電磁エネルギーを受け取るための検出器と、を含む。
この検出器は、複数の電気的相互接続によってデータ処
理システムに伝送される出力を発生させている。本シス
テムはさらに、データ処理システムに伝送されるフォト
ダイオード出力に基づいて視覚的表示を生成させ、かつ
被検体のある特定の領域の検出に応答して患者位置決め
テーブルの速さを制御することができるコンピュータを
含む。本システムはさらに、可変速度機能を有すると共
に選択した領域からデータの組を収集する間に複数のテ
ーブル速さで動作するように構成されている患者位置決
めテーブルを含む。
【００１０】本発明のさらに別の態様では、コンピュー
タによって実行させた際に該コンピュータに対して、心
スキャン領域及び非心スキャン領域を決定すること、心
スキャン領域では可変速度テーブルを第１次速度で移動
させること、並びに非心スキャン領域では可変速度テー
ブルを第２次速度で移動させること、を行わせるコンピ
ュータ・プログラムをその上に記憶しているコンピュー
タ読み取り可能媒体を提供する。このコンピュータ・プ
ログラムはさらに、心スキャン領域及び非心スキャン領
域でイメージング・データの組を収集すること、並びに
少なくとも２つの異なるテーブル速さを用いて収集した
データに基づいて画像を再構成することを行わせるよう
な命令を格納するコンピュータ読み取り可能媒体を提供
する。
タによって実行させた際に該コンピュータに対して、心
スキャン領域及び非心スキャン領域を決定すること、心
スキャン領域では可変速度テーブルを第１次速度で移動
させること、並びに非心スキャン領域では可変速度テー
ブルを第２次速度で移動させること、を行わせるコンピ
ュータ・プログラムをその上に記憶しているコンピュー
タ読み取り可能媒体を提供する。このコンピュータ・プ
ログラムはさらに、心スキャン領域及び非心スキャン領
域でイメージング・データの組を収集すること、並びに
少なくとも２つの異なるテーブル速さを用いて収集した
データに基づいて画像を再構成することを行わせるよう
な命令を格納するコンピュータ読み取り可能媒体を提供
する。
【００１１】本発明に関するその他の様々な特徴、目的
及び利点については、以下の詳細な説明及び図面から明
らかとなろう。
及び利点については、以下の詳細な説明及び図面から明
らかとなろう。
【００１２】図面は、本発明を実行させるように目下の
ところ企図されている好ましい実施形態の１つを表した
ものである。
ところ企図されている好ましい実施形態の１つを表した
ものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】胸部のイメージングが可能なコン
ピュータ断層（ＣＴ）システムに関するシステム及び方
法を記載する。当業者であれば、本発明が単一スライス
構成あるいはその他の多重スライス構成での使用に関し
て等しく適用可能であることを理解するであろう。さら
に、本発明は、Ｘ線の検出及び変換に関して記載するこ
とにする。しかし、当業者であればさらに、本発明が別
のイメージング様式においても等しく適用可能であるこ
とを理解するであろう。
ピュータ断層（ＣＴ）システムに関するシステム及び方
法を記載する。当業者であれば、本発明が単一スライス
構成あるいはその他の多重スライス構成での使用に関し
て等しく適用可能であることを理解するであろう。さら
に、本発明は、Ｘ線の検出及び変換に関して記載するこ
とにする。しかし、当業者であればさらに、本発明が別
のイメージング様式においても等しく適用可能であるこ
とを理解するであろう。
【００１４】図１及び図２を参照すると、「第３世代」
のＣＴスキャナに典型的なガントリ１２を含むものとし
て、例示的なコンピュータ断層（ＣＴ）イメージング・
システム１０を示している。ガントリ１２は、このガン
トリ１２の対向面上に位置する検出器アレイ１８に向け
てＸ線ビーム１６を投射するＸ線源１４を有する。検出
器アレイ１８は、投射され患者２２を透過したＸ線を一
体となって検知する複数の検出器２０により形成され
る。各検出器２０は、入射したＸ線ビーム、すなわち、
患者２２を透過して減衰を受けたビームの強度を表す電
気信号を発生させる。Ｘ線投影データを収集するための
スキャンの間に、ガントリ１２及びガントリ上に装着さ
れた各コンポーネントは回転中心２４の周りを回転す
る。検出器アレイ１８及び検出器２０は、検出器設計に
関する当業者に周知の、気体封入型、シンチレーション
・セル型フォトダイオード、半導体検出器など、任意の
数の高周波電磁エネルギー検出器とすることができる。
のＣＴスキャナに典型的なガントリ１２を含むものとし
て、例示的なコンピュータ断層（ＣＴ）イメージング・
システム１０を示している。ガントリ１２は、このガン
トリ１２の対向面上に位置する検出器アレイ１８に向け
てＸ線ビーム１６を投射するＸ線源１４を有する。検出
器アレイ１８は、投射され患者２２を透過したＸ線を一
体となって検知する複数の検出器２０により形成され
る。各検出器２０は、入射したＸ線ビーム、すなわち、
患者２２を透過して減衰を受けたビームの強度を表す電
気信号を発生させる。Ｘ線投影データを収集するための
スキャンの間に、ガントリ１２及びガントリ上に装着さ
れた各コンポーネントは回転中心２４の周りを回転す
る。検出器アレイ１８及び検出器２０は、検出器設計に
関する当業者に周知の、気体封入型、シンチレーション
・セル型フォトダイオード、半導体検出器など、任意の
数の高周波電磁エネルギー検出器とすることができる。
【００１５】ガントリ１２の回転及びＸ線源１４の動作
は、ＣＴシステム１０の制御機構２６により統御させ
る。制御機構２６は、Ｘ線源１４に電力及びタイミング
信号を供給するＸ線制御装置２８と、ガントリ１２の回
転速度及び位置を制御するガントリ・モータ制御装置３
０と、を含む。制御機構２６内にはデータ収集システム
（ＤＡＳ）３２があり、これによって検出器２０からの
アナログ・データをサンプリングし、このデータを後続
の処理のためにディジタル信号に変換している。画像再
構成装置３４は、サンプリングされディジタル化された
Ｘ線データをＤＡＳ３２から受け取り、高速で再構成を
行う。再構成した画像はコンピュータ３６に入力として
与えられ、コンピュータにより大容量記憶装置３８内に
保存される。
は、ＣＴシステム１０の制御機構２６により統御させ
る。制御機構２６は、Ｘ線源１４に電力及びタイミング
信号を供給するＸ線制御装置２８と、ガントリ１２の回
転速度及び位置を制御するガントリ・モータ制御装置３
０と、を含む。制御機構２６内にはデータ収集システム
（ＤＡＳ）３２があり、これによって検出器２０からの
アナログ・データをサンプリングし、このデータを後続
の処理のためにディジタル信号に変換している。画像再
構成装置３４は、サンプリングされディジタル化された
Ｘ線データをＤＡＳ３２から受け取り、高速で再構成を
行う。再構成した画像はコンピュータ３６に入力として
与えられ、コンピュータにより大容量記憶装置３８内に
保存される。
【００１６】コンピュータ３６はまた、キーボードを有
するコンソール４０を介して、オペレータからのコマン
ド及びスキャン・パラメータを受け取る。付属の陰極線
管ディスプレイ４２により、オペレータはコンピュータ
３６からの再構成画像やその他のデータを観察すること
ができる。コンピュータ３６は、オペレータの発したコ
マンド及びパラメータを用いて、ＤＡＳ３２、Ｘ線制御
装置２８及びガントリ・モータ制御装置３０に対して制
御信号や制御情報を提供する。さらにコンピュータ３６
は、ガントリ１２内の患者２２のイメージングの間で可
変速度テーブル４６を制御するためのテーブル速度制御
装置４４を操作している。詳細には、テーブル４６は、
患者２２が軸５０に沿ってガントリ開口４８を通過する
ように構成させている。
するコンソール４０を介して、オペレータからのコマン
ド及びスキャン・パラメータを受け取る。付属の陰極線
管ディスプレイ４２により、オペレータはコンピュータ
３６からの再構成画像やその他のデータを観察すること
ができる。コンピュータ３６は、オペレータの発したコ
マンド及びパラメータを用いて、ＤＡＳ３２、Ｘ線制御
装置２８及びガントリ・モータ制御装置３０に対して制
御信号や制御情報を提供する。さらにコンピュータ３６
は、ガントリ１２内の患者２２のイメージングの間で可
変速度テーブル４６を制御するためのテーブル速度制御
装置４４を操作している。詳細には、テーブル４６は、
患者２２が軸５０に沿ってガントリ開口４８を通過する
ように構成させている。
【００１７】動作時には、患者２２または被検体は、Ｃ
Ｔスキャナまたはイメージング・デバイス１０内で、患
者の選択領域がガントリ１２に隣接してスキャンされる
ように選択しながら可変速度テーブル４６上に位置決め
される。技師またはヘルスケア・オペレータはオペレー
タ・コンソール４０に入力を打ち込み、これにより心臓
領域５２及び非心臓領域５４を含む胸部などのスキャン
領域を規定している。次いでコンピュータ３６は、テー
ブル速度制御装置４４に対して指令し、可変速度テーブ
ル４６を第１のテーブル速さでガントリ開口４８の方向
に移動させ患者２２をその内部に挿入させる。患者２２
の非心臓領域５４のうちの１つがガントリ開口４８内に
入ると、制御機構２６は、Ｘ線制御装置２８によりＸ線
源１４に電力及びタイミング信号を提供させ、一方、ガ
ントリ・モータ制御装置３０はガントリ１２の回転によ
り非心臓領域５４に対するイメージング・スキャンを開
始させる。
Ｔスキャナまたはイメージング・デバイス１０内で、患
者の選択領域がガントリ１２に隣接してスキャンされる
ように選択しながら可変速度テーブル４６上に位置決め
される。技師またはヘルスケア・オペレータはオペレー
タ・コンソール４０に入力を打ち込み、これにより心臓
領域５２及び非心臓領域５４を含む胸部などのスキャン
領域を規定している。次いでコンピュータ３６は、テー
ブル速度制御装置４４に対して指令し、可変速度テーブ
ル４６を第１のテーブル速さでガントリ開口４８の方向
に移動させ患者２２をその内部に挿入させる。患者２２
の非心臓領域５４のうちの１つがガントリ開口４８内に
入ると、制御機構２６は、Ｘ線制御装置２８によりＸ線
源１４に電力及びタイミング信号を提供させ、一方、ガ
ントリ・モータ制御装置３０はガントリ１２の回転によ
り非心臓領域５４に対するイメージング・スキャンを開
始させる。
【００１８】テーブル速度制御装置４４はガントリ開口
４８を通過するように患者２２を移動させ続け、第１の
テーブル速さと異なる第２のテーブル速さで心臓領域５
２に対するイメージング・スキャンを実施させる。次い
で、再び胸部の別の非心臓領域５４に到達した時点でテ
ーブルを調整する。非心臓領域５４内では心筋の収縮に
よる運動アーチファクトが生成されないため、第１のテ
ーブル速さは、第２のテーブル速さと比べてより速い移
動となるように構成することが好ましい。その結果、胸
部のイメージングのためのスキャン時間が短縮される。
胸部をスキャンした後、検出器２０は心臓領域５２及び
非心臓領域５４から収集したＸ線データをＤＡＳ３２及
び画像再構成装置３４に送り、ディジタル化及び画像再
構成が行われる。次いでコンピュータ３６は、ディジタ
ル化したＸ線データを処理して心臓領域５２及び非心臓
領域５４の再構成画像をディスプレイ４２上に作成す
る。
４８を通過するように患者２２を移動させ続け、第１の
テーブル速さと異なる第２のテーブル速さで心臓領域５
２に対するイメージング・スキャンを実施させる。次い
で、再び胸部の別の非心臓領域５４に到達した時点でテ
ーブルを調整する。非心臓領域５４内では心筋の収縮に
よる運動アーチファクトが生成されないため、第１のテ
ーブル速さは、第２のテーブル速さと比べてより速い移
動となるように構成することが好ましい。その結果、胸
部のイメージングのためのスキャン時間が短縮される。
胸部をスキャンした後、検出器２０は心臓領域５２及び
非心臓領域５４から収集したＸ線データをＤＡＳ３２及
び画像再構成装置３４に送り、ディジタル化及び画像再
構成が行われる。次いでコンピュータ３６は、ディジタ
ル化したＸ線データを処理して心臓領域５２及び非心臓
領域５４の再構成画像をディスプレイ４２上に作成す
る。
【００１９】図３を参照すると、本発明によるコンピュ
ータ・プログラムに関する方法及び動作の各ステップを
表した流れ図を示している。この方法及び／またはコン
ピュータ・プログラムは、コンピュータに入力を提供す
る技師またはＣＴスキャナのオペレータによってステッ
プ１００で開始され、患者胸部の心スキャン領域や隣接
する非心スキャン領域などスキャン対象の領域の組が規
定される（１０２）。一般に、こうしたオペレータが入
れる入力は、図１の軸５０などの共通軸に沿った開始位
置及び終了位置を含むことができる。次いで、この開始
入力位置と終了入力位置の間、あるいは規定した胸部領
域の各端部点間の中央に位置させることが好ましいよう
な画像再構成点を計算する（１０４）。本方法はステッ
プ１０６においてスキャン対象領域が心スキャン領域で
あるか否かを判定し、そうであれば（１０８）患者テー
ブルを第１次速度で移動させながらデータ値を収集する
（１１０）。非心スキャン領域（１１２）では、患者テ
ーブルを第２次速度で移動させながらデータ値を収集す
る（１１４）。上で検討したように、可変速度テーブル
は、非心スキャン領域でのスキャンではより速い速度で
移動させ、また心臓の動きによって運動アーチファクト
を生じる可能性がある心スキャン領域ではより遅い速度
で移動させるように構成することが好ましい。好ましい
実施の一形態では、心スキャン領域のスキャンは、患者
の心拍周期の心拡張期フェーズに従って決定されるよう
なスキャン対象患者のＥＫＧゲート速さと等価な第１次
速度を有している。
ータ・プログラムに関する方法及び動作の各ステップを
表した流れ図を示している。この方法及び／またはコン
ピュータ・プログラムは、コンピュータに入力を提供す
る技師またはＣＴスキャナのオペレータによってステッ
プ１００で開始され、患者胸部の心スキャン領域や隣接
する非心スキャン領域などスキャン対象の領域の組が規
定される（１０２）。一般に、こうしたオペレータが入
れる入力は、図１の軸５０などの共通軸に沿った開始位
置及び終了位置を含むことができる。次いで、この開始
入力位置と終了入力位置の間、あるいは規定した胸部領
域の各端部点間の中央に位置させることが好ましいよう
な画像再構成点を計算する（１０４）。本方法はステッ
プ１０６においてスキャン対象領域が心スキャン領域で
あるか否かを判定し、そうであれば（１０８）患者テー
ブルを第１次速度で移動させながらデータ値を収集する
（１１０）。非心スキャン領域（１１２）では、患者テ
ーブルを第２次速度で移動させながらデータ値を収集す
る（１１４）。上で検討したように、可変速度テーブル
は、非心スキャン領域でのスキャンではより速い速度で
移動させ、また心臓の動きによって運動アーチファクト
を生じる可能性がある心スキャン領域ではより遅い速度
で移動させるように構成することが好ましい。好ましい
実施の一形態では、心スキャン領域のスキャンは、患者
の心拍周期の心拡張期フェーズに従って決定されるよう
なスキャン対象患者のＥＫＧゲート速さと等価な第１次
速度を有している。
【００２０】データ値を収集（１１０、１１４）した
後、各データ値を収集した位置と画像再構成箇所（すな
わち、画像再構成点）との間の距離を計算する（１１
６）。この計算した距離を用いて、データ値の各々の画
像再構成箇所からの距離に従ってデータ値に重み付けし
（１１８）、コンピュータのメモリ内にデータ値を保存
する（１２０）。本方法は次に、胸部領域全体をスキャ
ンし終えたか否かの判定（１２２）に進む。胸部領域の
スキャンが終わっていなければ（１２４）、本方法はス
テップ１０６に戻り、再度スキャン対象領域が心臓領域
であるか否かを判定（１０６）する。次いで本方法は、
胸部の特定された領域に対するデータ値を収集するよう
に継続する。
後、各データ値を収集した位置と画像再構成箇所（すな
わち、画像再構成点）との間の距離を計算する（１１
６）。この計算した距離を用いて、データ値の各々の画
像再構成箇所からの距離に従ってデータ値に重み付けし
（１１８）、コンピュータのメモリ内にデータ値を保存
する（１２０）。本方法は次に、胸部領域全体をスキャ
ンし終えたか否かの判定（１２２）に進む。胸部領域の
スキャンが終わっていなければ（１２４）、本方法はス
テップ１０６に戻り、再度スキャン対象領域が心臓領域
であるか否かを判定（１０６）する。次いで本方法は、
胸部の特定された領域に対するデータ値を収集するよう
に継続する。
【００２１】データ値は、可変速度テーブルをガントリ
を貫通するように移動させながら収集しており、非心臓
領域ではテーブルを概してより速い第２次速度で移動さ
せながら、また心臓領域では患者の心拍周期の心拡張期
フェーズのＥＫＧゲート速さによって決定されるような
より遅い第１次速度で移動させながら、胸部スキャン領
域に関する収集データ値が採取される。画像再構成箇所
からより遠くの位置で収集したデータ値には画像再構成
の間でより小さい重みを与え、改良された再構成画像を
提供している。データ値を収集した後、これらの値を合
成させ、データ値の単一の組を形成させ、次いで合算し
て画像再構成が得ることができる。
を貫通するように移動させながら収集しており、非心臓
領域ではテーブルを概してより速い第２次速度で移動さ
せながら、また心臓領域では患者の心拍周期の心拡張期
フェーズのＥＫＧゲート速さによって決定されるような
より遅い第１次速度で移動させながら、胸部スキャン領
域に関する収集データ値が採取される。画像再構成箇所
からより遠くの位置で収集したデータ値には画像再構成
の間でより小さい重みを与え、改良された再構成画像を
提供している。データ値を収集した後、これらの値を合
成させ、データ値の単一の組を形成させ、次いで合算し
て画像再構成が得ることができる。
【００２２】胸部領域のスキャンが終了する（１２６）
と、収集しかつ重み付けしたデータ値からなる合成組を
用いて画像を再構成させる（１２８）。次いで、再構成
画像を陰極線管ディスプレイ上に表示させることができ
る、また別法では、後で使用するためにメモリ内に保存
することができる。次いで本方法はステップ１３０で終
了となる。
と、収集しかつ重み付けしたデータ値からなる合成組を
用いて画像を再構成させる（１２８）。次いで、再構成
画像を陰極線管ディスプレイ上に表示させることができ
る、また別法では、後で使用するためにメモリ内に保存
することができる。次いで本方法はステップ１３０で終
了となる。
【００２３】別の実施の一形態では、可変速度テーブル
の遷移は、ステップ１２４において、速度のインクリメ
ンタルな変化（直線的トランスグレッション（ｌｉｎｅ
ａｒｔｒａｎｓｇｒｅｓｓｉｏｎ）や階段状の増分式
（ｓｔｅｐ−ｗｉｓｅ ｉｎｃｒｅｍｅｎｔａｔｉｏ
ｎ））によるか、あるいは心臓領域と比べて非心臓領域
においてより速い速度でスキャンが実施できるようなそ
の他任意の遷移方法によって遷移させることができる。
このため、患者のイメージングに要するスキャン時間
は、患者の心拍周期により決定される第１次速度で患者
をスキャンした際に費やされる時間と比較して短縮され
る。
の遷移は、ステップ１２４において、速度のインクリメ
ンタルな変化（直線的トランスグレッション（ｌｉｎｅ
ａｒｔｒａｎｓｇｒｅｓｓｉｏｎ）や階段状の増分式
（ｓｔｅｐ−ｗｉｓｅ ｉｎｃｒｅｍｅｎｔａｔｉｏ
ｎ））によるか、あるいは心臓領域と比べて非心臓領域
においてより速い速度でスキャンが実施できるようなそ
の他任意の遷移方法によって遷移させることができる。
このため、患者のイメージングに要するスキャン時間
は、患者の心拍周期により決定される第１次速度で患者
をスキャンした際に費やされる時間と比較して短縮され
る。
【００２４】上での検討したように本発明の一態様で
は、心臓イメージング方法は、イメージング・デバイス
の可変速度テーブル上に患者を位置決めするステップ
と、１つの心スキャン領域及び少なくとも１つの非心ス
キャン領域を決定するステップと、心スキャン領域のイ
メージングの間では第１次速度で、また少なくとも１つ
の非心スキャン領域のイメージングの間では第２次速度
で可変速度テーブルを移動させるステップと、を含む。
本方法はさらに、心スキャン領域及び少なくとも１つの
非心スキャン領域のイメージングの間にデータを収集す
るステップと、異なるテーブル速度で収集したデータに
基づいてスキャンした領域の画像を再構成するステップ
と、を含む。
は、心臓イメージング方法は、イメージング・デバイス
の可変速度テーブル上に患者を位置決めするステップ
と、１つの心スキャン領域及び少なくとも１つの非心ス
キャン領域を決定するステップと、心スキャン領域のイ
メージングの間では第１次速度で、また少なくとも１つ
の非心スキャン領域のイメージングの間では第２次速度
で可変速度テーブルを移動させるステップと、を含む。
本方法はさらに、心スキャン領域及び少なくとも１つの
非心スキャン領域のイメージングの間にデータを収集す
るステップと、異なるテーブル速度で収集したデータに
基づいてスキャンした領域の画像を再構成するステップ
と、を含む。
【００２５】本発明の別の態様では、胸部など人体の解
剖構造のイメージングが可能なコンピュータ断層システ
ムを提供する。本システムは、被検体または患者に向け
て高周波エネルギーを投射するための高周波電磁エネル
ギー投射源と、被検体／患者により減衰を受けた高周波
電磁エネルギーを受け取るために複数のシンチレータを
有するシンチレータ・アレイと、を含む。フォトダイオ
ード・アレイは、このシンチレータ・アレイと光学的に
結合すると共に、シンチレータ・アレイから放出される
光エネルギーを検出するように構成されている。このフ
ォトダイオード・アレイは、複数の電気的相互接続によ
ってデータ処理システムに伝送される出力を発生させて
いる。本システムはさらに、データ処理システムに伝送
されるフォトダイオード出力に基づいて視覚的表示を生
成させ、かつ被検体のある特定の領域の検出に応答して
患者位置決めテーブルの速さを制御することができるコ
ンピュータを含む。本システムはさらに、可変速度機能
を有すると共に、選択した領域からデータを収集する間
に第１次速度と第２次速度など複数のテーブル速さで動
作するように構成されている患者位置決めテーブルを含
む。
剖構造のイメージングが可能なコンピュータ断層システ
ムを提供する。本システムは、被検体または患者に向け
て高周波エネルギーを投射するための高周波電磁エネル
ギー投射源と、被検体／患者により減衰を受けた高周波
電磁エネルギーを受け取るために複数のシンチレータを
有するシンチレータ・アレイと、を含む。フォトダイオ
ード・アレイは、このシンチレータ・アレイと光学的に
結合すると共に、シンチレータ・アレイから放出される
光エネルギーを検出するように構成されている。このフ
ォトダイオード・アレイは、複数の電気的相互接続によ
ってデータ処理システムに伝送される出力を発生させて
いる。本システムはさらに、データ処理システムに伝送
されるフォトダイオード出力に基づいて視覚的表示を生
成させ、かつ被検体のある特定の領域の検出に応答して
患者位置決めテーブルの速さを制御することができるコ
ンピュータを含む。本システムはさらに、可変速度機能
を有すると共に、選択した領域からデータを収集する間
に第１次速度と第２次速度など複数のテーブル速さで動
作するように構成されている患者位置決めテーブルを含
む。
【００２６】本発明のさらに別の態様では、コンピュー
タによって実行させた際に該コンピュータに対して、心
スキャン領域及び非心スキャン領域を決定すること、心
スキャン領域では可変速度テーブルを第１次速度で移動
させること、並びに非心スキャン領域（複数のこともあ
る）では可変速度テーブルを第２次速度で移動させるこ
と、を行わせるコンピュータ・プログラムをその上に記
憶しているコンピュータ読み取り可能媒体を提供する。
このコンピュータ・プログラムはさらに、心スキャン領
域及び非心スキャン領域のデータを収集すること、並び
に複数のテーブル速さで収集したデータに基づいて画像
を再構成することを行わせるような命令を有している。
タによって実行させた際に該コンピュータに対して、心
スキャン領域及び非心スキャン領域を決定すること、心
スキャン領域では可変速度テーブルを第１次速度で移動
させること、並びに非心スキャン領域（複数のこともあ
る）では可変速度テーブルを第２次速度で移動させるこ
と、を行わせるコンピュータ・プログラムをその上に記
憶しているコンピュータ読み取り可能媒体を提供する。
このコンピュータ・プログラムはさらに、心スキャン領
域及び非心スキャン領域のデータを収集すること、並び
に複数のテーブル速さで収集したデータに基づいて画像
を再構成することを行わせるような命令を有している。
【００２７】本発明を好ましい実施形態について記載し
てきたが、明示的に記述した以外に、添付の特許請求の
範囲の趣旨内で等価、代替及び修正が可能であることを
理解されたい。
てきたが、明示的に記述した以外に、添付の特許請求の
範囲の趣旨内で等価、代替及び修正が可能であることを
理解されたい。
【図１】ＣＴイメージング・システムの斜視図である。
【図２】図１に示すシステムの透視ブロック概要図であ
る。
る。
【図３】図１のシステムで実現させた本発明の処理を表
した流れ図である。
した流れ図である。
１０ コンピュータ断層（ＣＴ）イメージング・システ
ム １２ ガントリ １４ Ｘ線源 １６ Ｘ線ビーム １８ 検出器アレイ ２０ 検出器 ２２ 被検体、患者 ２４ 回転中心 ２６ 制御機構 ２８ Ｘ線制御装置 ３０ ガントリ・モータ制御装置 ３２ データ収集システム（ＤＡＳ） ３４ 画像再構成装置 ３６ コンピュータ ３８ 大容量記憶装置 ４０ コンソール ４２ 陰極線管ディスプレイ ４４ テーブル速度制御装置 ４６ 可変速度テーブル ４８ ガントリ開口 ５０ 共通軸 ５２ 心臓領域 ５４ 非心臓領域
ム １２ ガントリ １４ Ｘ線源 １６ Ｘ線ビーム １８ 検出器アレイ ２０ 検出器 ２２ 被検体、患者 ２４ 回転中心 ２６ 制御機構 ２８ Ｘ線制御装置 ３０ ガントリ・モータ制御装置 ３２ データ収集システム（ＤＡＳ） ３４ 画像再構成装置 ３６ コンピュータ ３８ 大容量記憶装置 ４０ コンソール ４２ 陰極線管ディスプレイ ４４ テーブル速度制御装置 ４６ 可変速度テーブル ４８ ガントリ開口 ５０ 共通軸 ５２ 心臓領域 ５４ 非心臓領域
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ティン−スー・パン
アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ブル
ックフィールド、フィールドサイド・コー
ト、2710番
(72)発明者 スティーブ・ウォロシェック
アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、フラ
ンクリン、ハイ・ビュー・ドライブ、4695
番
(72)発明者 エイチ・デビッド・ヒー
アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ウォ
ーキシャ、リンカンシャー・コート、2806
番
Ｆターム(参考） 4C093 AA22 BA10 CA13 CA27 DA02
ED07 EE01 FA36 FA43 FA47
FA54 FA56 FD12
Claims (26)
- 【請求項１】イメージング・デバイス（１０）の可変速
度テーブル（４６）上に患者（２２）を位置決めするス
テップと、 １つの心スキャン領域（５２）及び少なくとも１つの非
心スキャン領域（５４）を決定するステップと、 心スキャン領域（５２）のイメージングの間に前記可変
速度テーブル（４６）を第１次速度で移動させるステッ
プと、 少なくとも１つの非心スキャン領域（５４）のイメージ
ングの間に前記可変速度テーブル（４６）を第２次速度
で移動させるステップと、 心スキャン領域（５２）及び少なくとも１つの非心スキ
ャン領域（５４）のイメージングの間にデータを収集す
るステップと、 異なるテーブル速度で収集したデータに基づいて画像を
再構成するステップ（１２８）と、を含む心臓イメージ
ング方法（１００）。 - 【請求項２】 前記第２次速度が前記第１次速度を超え
る速さである、請求項１に記載の方法（１００）。 - 【請求項３】 可変テーブル速さの速さが変化する間に
可変テーブル速さをインクリメンタルに遷移させるステ
ップをさらに含む請求項１に記載の方法（１００）。 - 【請求項４】 前記第１次速度が患者（５２）のＥＫＧ
ゲート速さである、請求項１に記載の方法（１００）。 - 【請求項５】 前記ＥＫＧゲート速さは患者の心拍周期
の心拡張期フェーズに従って決定されている、請求項４
に記載の方法（１００）。 - 【請求項６】 各データ値を収集した位置と画像再構成
箇所の間の距離（１１６）に従って前記収集したデータ
に重み付けするステップ（１１８）をさらに含む請求項
１に記載の方法（１００）。 - 【請求項７】 収集したデータに対する前記重み付け
（１１８）は、各データ値を収集した位置と画像再構成
箇所の間の距離が増加するに従って軽減させている、請
求項６に記載の方法（１００）。 - 【請求項８】 前記イメージング・デバイス（１０）が
ＣＴスキャナを含む、請求項１に記載の方法（１０
０）。 - 【請求項９】被検体に向けて高周波エネルギー（１６）
を投射するための高周波電磁エネルギー投射源（１４）
と、 被検体によって減衰を受けた高周波電磁エネルギー（１
６）を受け取るための検出器（２０）と、 検出器出力をデータ処理システム（３２）に伝送するよ
うに構成した複数の電気的相互接続と、 可変速度機能を有すると共に選択した領域からのデータ
収集の間に複数のテーブル速さで動作するように構成し
た患者位置決めテーブル（４６）と、 前記データ処理システム（３２）に伝送される検出器
（２０）の出力に基づいて視覚的表示（４２）を生成さ
せ、かつ被検体のある特定の領域の検出に応答して前記
患者位置決めテーブル（４６）の速さを制御するための
コンピュータ（３６）と、を備えるコンピュータ断層シ
ステム（１０）。 - 【請求項１０】 前記選択した領域が患者の胸部領域で
あると共に、前記特定の領域が１つの心スキャン領域
（５２）及び１つの非心スキャン領域（５４）を含んで
いる、請求項９に記載のシステム（１０）。 - 【請求項１１】 前記患者位置決めテーブル（４６）は
前記心スキャン領域（５２）においては第１のテーブル
速さで、かつ非心スキャン領域（５４）では第２のテー
ブル速さで動作している、請求項１０に記載のシステム
（１０）。 - 【請求項１２】 前記第２のテーブル速さが前記第１の
テーブル速さより大きい、請求項１１に記載のシステム
（１０）。 - 【請求項１３】 さらに、前記特定の領域の変化を検出
しこれに応答して患者位置決めテーブル（４６）の速さ
を変更するように構成した制御装置（４４）を備える請
求項１１に記載のシステム（１０）。 - 【請求項１４】 前記制御装置（４４）は患者位置決め
テーブル（４６）に対して、選択した領域内での患者位
置決めテーブル速さの変化の間で、位置決めテーブル速
さのインクリメンタル変化と直線的変化のうちの一方を
もたせている、請求項１３に記載のシステム（１０）。 - 【請求項１５】 前記第１のテーブル速さは患者の心拍
周期の心拡張期フェーズに従って決定されるＥＫＧゲー
ト速さである、請求項１１に記載のシステム（１０）。 - 【請求項１６】 前記コンピュータ（３６）はオペレー
タが入れた入力に従って画像再構成の箇所を規定してい
る、請求項９に記載のシステム（１０）。 - 【請求項１７】 前記オペレータが入れた入力はデータ
の収集のための共通軸（５０）を共有している開始位置
及び終了位置を含んでいる、請求項１６に記載のシステ
ム（１０）。 - 【請求項１８】 前記データは、各収集したデータ値の
前記画像再構成箇所までの距離に従って重み付け（１１
８）されている、請求項１６に記載のシステム（１
０）。 - 【請求項１９】 コンピュータ（３６）により実行させ
た際に該コンピュータ（３６）に対して、 心スキャン領域（５２）及び非心スキャン領域（５４）
を決定すること、 前記心スキャン領域（５２）内において可変速度テーブ
ル（４６）を第１次速度で移動させること、 前記非心スキャン領域（５４）内において前記可変速度
テーブル（４６）を第２次速度で移動させること、 前記心スキャン領域（５２）内及び非心スキャン領域
（５２）内においてイメージング・データの組を収集す
ること、 少なくとも２つの異なるテーブル速さを用いて収集した
データに基づいて画像を再構成すること（１２８）、を
行わせるコンピュータ・プログラムをその上に記憶して
いるコンピュータ読み取り可能媒体。 - 【請求項２０】 その上に記憶している前記コンピュー
タ・プログラムがコンピュータ（３６）に対して、オペ
レータが入れた一対の入力間で画像再構成箇所を決定さ
せている（１０４）、請求項１９に記載のコンピュータ
読み取り可能媒体。 - 【請求項２１】 前記画像再構成箇所がオペレータが入
れた前記一対の入力間の中央に位置している、請求項２
０に記載のコンピュータ読み取り可能媒体。 - 【請求項２２】 その上に記憶している前記コンピュー
タ・プログラムがコンピュータ（３６）に対して、各デ
ータ値を収集した位置から前記画像再構成箇所までの距
離（１１６）に従って収集したイメージング・データに
重み付けさせている（１１８）、請求項２０に記載のコ
ンピュータ読み取り可能媒体。 - 【請求項２３】 各収集したデータ値に対する前記重み
付け（１１８）は、各データ値を収集した位置から前記
画像再構成箇所までの距離が増加するのに伴って軽減さ
せている、請求項２２に記載のコンピュータ読み取り可
能媒体。 - 【請求項２４】 前記第１次速度は、患者の心拍周期の
心拡張期フェーズに従って決定される患者（２２）のＥ
ＫＧゲート速さである、請求項１９に記載のコンピュー
タ読み取り可能媒体。 - 【請求項２５】 前記重み付けしたデータ値（１１８）
を合算して画像を再構成させている、請求項２３に記載
のコンピュータ読み取り可能媒体。 - 【請求項２６】 前記第１次速度が第２次速度より小さ
い、請求項１９に記載のコンピュータ読み取り可能媒
体。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US10/260,006 US7848790B2 (en) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | System and method of imaging using a variable speed for thorax imaging |
| US10/260006 | 2002-02-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003275200A true JP2003275200A (ja) | 2003-09-30 |
| JP2003275200A5 JP2003275200A5 (ja) | 2006-04-06 |
Family
ID=27734125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003050275A Pending JP2003275200A (ja) | 2002-02-28 | 2003-02-27 | 胸部イメージングのための可変速度テーブルを用いたイメージング・システム及び方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US7848790B2 (ja) |
| EP (1) | EP1340460B1 (ja) |
| JP (1) | JP2003275200A (ja) |
| DE (1) | DE60315531T2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7783001B2 (en) | 2007-12-21 | 2010-08-24 | Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc | X-ray CT apparatus and image reconstructing device |
| US7885374B2 (en) | 2006-03-15 | 2011-02-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | X-ray CT apparatus, a method for changing the helical pitch, an image reconstruction processing apparatus, an image reconstruction processing method, and an image reconstruction processing program |
| JP2012205934A (ja) * | 2012-07-30 | 2012-10-25 | Toshiba Corp | Ｘ線コンピュータ断層撮影装置 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10322139A1 (de) * | 2003-05-16 | 2004-12-09 | Siemens Ag | Verfahren zur Erzeugung von CT-Bildern von einem sich zumindest teilweise zyklisch bewegenden Untersuchungsobjekt, sowie CT-Gerät zur Durchführung dieses Verfahrens |
| JP4889482B2 (ja) * | 2004-03-19 | 2012-03-07 | 株式会社日立メディコ | 画像データ収集制御方法、画像データ収集装置、及び画像データ収集装置の制御装置 |
| CN102462487B (zh) | 2010-11-10 | 2015-10-21 | Ge医疗***环球技术有限公司 | 根据载重优化医学检测床操作的方法与装置 |
| DE102013215807A1 (de) * | 2013-08-09 | 2015-02-12 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur Spiralaufnahme mit veränderlicher Tischgeschwindigkeit bei konstantem Pitch und Computertomographiegerät zur Durchführung eines solchen Verfahrens |
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