JP2003274472A - スピーカーボックス一体型車両用ライニング部材 - Google Patents

スピーカーボックス一体型車両用ライニング部材

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JP2003274472A
JP2003274472A JP2002067701A JP2002067701A JP2003274472A JP 2003274472 A JP2003274472 A JP 2003274472A JP 2002067701 A JP2002067701 A JP 2002067701A JP 2002067701 A JP2002067701 A JP 2002067701A JP 2003274472 A JP2003274472 A JP 2003274472A
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JP
Japan
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speaker box
box body
speaker
recess
vehicle
Prior art date
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Application number
JP2002067701A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Shinozaki
修 篠崎
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TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 結合の為のタッピングねじ・接着剤等の異種
材料を使用しないスピーカーボックス一体型ライニング
構造を提供する。 【解決手段】 スピーカーボックスベース10の端末部
に、凸部11と、押え爪12を設ける。スピーカーボッ
クス本体20の端末部には、凸部11と嵌合する凹部2
1を設ける。そして、凸部11と凹部21を嵌合すると
共に、押え爪12でスピーカーボックス本体20の外側
壁面を押圧状態で組み付け、スピーカーボックスベース
10とスピーカーボックス本体20とを密閉状態にな
す。さらに、押え爪12の先端部内側には山形形状部1
3を設け、スピーカーボックス本体20の外側壁面には
山形形状部13と当接する肩部22を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカーボック
ス一体型車両用ライニング部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用ドアトリムに車両用スピー
カボックスを一体に設けた構造となっているものがあ
る。例えば図4に示すごとく従来は、スピーカボックス
本体120と、スピーカボックスベース110とを、緩
衝部材140を介してタッピングねじ130などで互い
に締結していた。また接着タイプとしては特許公開20
00−289536により公知のものがある。
【0003】上記のような自動車用ドアによれば、ドア
トリムが有するアームレストの形成部位の裏側凹所の全
体を利用して、大きなスピーカボックスを形成すること
ができて、スピーカの音響性能を向上させることができ
る。
【0004】さらに、上記のような自動車用ドアによれ
ば、アームレストの形成部位の裏側凹所をスピーカボッ
クスとして利用することから、従来のスピーカが有する
スピーカボックスが不要となって、自動車用ドアの内部
の無駄な2重構造を廃止してコストの低減を図ることが
できる。
【0005】また、上記のような自動車用ドアによれ
ば、ドアトリムにおけるアームレストの形成部位にバス
レフポートを設定するようにすれば、音を視覚で表現す
ることができるとともに、低音域においては、バスレフ
ポートの風圧を体感することができて、音響以外の面か
らの商品価値を高めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のスピーカボックス構造では、ねじ結合や接着剤
接合構造となっているから、異種材料で構成されている
為、リサイクルが困難であるという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、車両用ライニン
グ部材に設けるスピーカーボックスとして、結合の為の
タッピングねじ・接着剤等の異種材料を使用しないスピ
ーカーボックス一体型ライニング構造を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、スピーカーボックスベース10
の端末部に、凸部11と、押え爪12を設け、スピーカ
ーボックス本体20の端末部には、前記凸部11と嵌合
する凹部21を設け、前記凸部11と前記凹部21を嵌
合すると共に、前記押え爪12で前記スピーカーボック
ス本体20の外側壁面を押圧状態で組み付け、前記スピ
ーカーボックスベース10と前記スピーカーボックス本
体20とを密閉状態になしたことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のス
ピーカーボックス一体型ライニング構造であって、前記
押え爪12の先端部内側には山形形状部13を設け、前
記スピーカーボックス本体20の外側壁面には前記山形
形状部13と当接する肩部22を設けたことを特徴とし
ている。
【0010】請求項1記載の発明によれば、スピーカボ
ックス本体20の凹部21を、スピーカボックスベース
10の凸部11に押し込むことで簡単に組み付けが完了
する。特に請求項2記載の発明のように、爪12の山形
形状部13の斜面を滑らせながら嵌合させることによ
り、きわめて簡単な工程で組付け作業が終了する。
【0011】尚、スピーカボックスの材質としては、ポ
リプロピレン製のものが挙げられるが、その他ポリエチ
レン・ABS等の汎用合成樹脂製でも良い。ポリプロピ
レン製のものでは、例えば、射出成形したものが用いら
れる。
【0012】このような2ピースのボックス部品を互い
に係合爪で押し込み嵌合させ結合するボックス構造とし
たから、結合の為のタッピングねじ・接着剤等の異種材
料を使用しない為、部品点数が削減されるとともにリサ
イクルが容易となる。特にスピーカボックスをポリプロ
ピレン等の熱可塑性樹脂を使用すればそのまま解体せず
にリサイクルできる。本発明の爪形状を用いれば密閉性
が良く、スピーカボックスとしての音響特性等の商品性
が低下しない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る車両用スピ
ーカボックス構造の実施の形態例を図1〜図3に基づい
て説明する。
【0014】先ず、図1は本発明を適用したドアライニ
ングの概略斜視図で、車両用ドアライニングに適用した
実施例を示している。図2はその概略断面図である。こ
れらの図1、図2において、1はドアライニング、2は
スピーカである。
【0015】図1に示すように、ドアライニング1は、
スピーカ2、スピーカボックスベース10、スピーカボ
ックス本体20からなり、スピーカボックスベース10
には、凸部11、爪部12を備えている。スピーカボッ
クス本体20には、凹部21が設けられている。
【0016】爪部12は、図2に示すようにスピーカボ
ックス本体20を押圧しているから、ガタなく確実に密
閉することができる。かつ爪の先端には山形形状部13
が施されており、山形の斜面がスピーカボックス本体の
挿入時のガイドとなり、スムースに押し込むことができ
る。
【0017】次に、図2に示すように、スピーカボック
ス本体20の凹部21を、スピーカボックスベース10
の凸部11に押し込むことで組み付けが完了する。
【0018】以上により、きわめて簡単な工程で組付け
作業が終了する。組み付けた後は爪の弾性力で外側から
押圧している為ガタ無く密閉されて保持される。山形形
状部13が肩部22に到接しており抜け止め機構として
作用する。
【0019】以上の通り、このような2ピースのボック
ス部品を互いに係合爪で押し込み嵌合させ結合するボッ
クス構造としたから、結合の為のタッピングねじ・接着
剤等の異種材料を使用しない為、部品点数が削減される
とともにリサイクルが容易となる。かつスピーカの音響
性能も低下せず、車両用スピーカとしての商品性が低下
しない。
【0020】特にスピーカボックスをポリプロピレン等
の熱可塑性樹脂でを使用すればそのまま解体せずにリサ
イクルできる。本発明の爪形状を用いれば密閉性が良
く、スピーカボックスとしての音響特性等の商品性が低
下しない。
【0021】なお、以上の実施の形態例においては、ポ
リプロピレン製としたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、その他ポリエチレン・ABS等の汎用合成
樹脂製であっても良い。また、実施の形態例では、射出
成形により作成したものとしたが、圧縮成形その他の樹
脂成形方法であっても良い。さらに、凸部・凹部・爪部
の形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等に
ついても適宜に変更可能であることは勿論である。本実
施形態例では、スピーカボックスベースに凸部を設け、
スピーカボックス本体に凹部を設ける構成としたが、逆
にスピーカボックスベースに凹部を設け、スピーカボッ
クス本体に凸部を設けても良い。また、爪部についても
スピーカボックスベースに設けているが、逆にスピーカ
ボックス本体に設けても良い。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るスピーカーボックス一体型車両用ライニング部材によ
れば、2ピースのボックス部品を互いに嵌合する構造と
したから、結合の為のタッピングねじ・接着剤等の異種
材料を使用しない為、部品点数が削減されるとともにリ
サイクルが容易となる。特にスピーカボックスをポリプ
ロピレン等の熱可塑性樹脂を使用すればそのまま解体せ
ずにリサイクルできる。請求項2の発明に係るスピーカ
ーボックス一体型車両用ライニング部材によれば、爪部
の山形形状の斜面を滑らせながら嵌合させることによ
り、きわめて簡単な工程で組付け作業が終了し、かつ外
れ難くなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのドアライニング
を示す概略斜視図である。
【図2】図1の矢印A−Aに沿った概略断面図である。
【図3】図2のスピーカボックス接合部分を示した拡大
図である。
【図4】従来技術を示した拡大概略断面図である。
【符号の説明】
1 ドアライニング 10 スピーカボックスベース 11 凸部 12 爪部 13 山形形状部 20 スピーカボックス本体 21 凹部 22 肩部 101 ドアライニング基材 110 従来のスピーカボックスベース 120 従来のスピーカボックス本体 130 タッピングねじ 140 音漏れ防止スペーサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカーボックスベース(10)の端末
    部に、凸部(11)と、押え爪(12)を設け、スピー
    カーボックス本体(20)の端末部には、前記凸部(1
    1)と嵌合する凹部(21)を設け、前記凸部(11)
    と前記凹部(21)を嵌合すると共に、前記押え爪(1
    2)で前記スピーカーボックス本体(20)の外側壁面
    を押圧状態で組み付け、前記スピーカーボックスベース
    (10)と前記スピーカーボックス本体(20)とを密
    閉状態になしたことを特徴とするスピーカーボックス一
    体型車両用ライニング部材。
  2. 【請求項2】前記押え爪(12)の先端部内側には山形
    形状部(13)を設け、前記スピーカーボックス本体
    (20)の外側壁面には前記山形形状部(13)と当接
    する肩部(22)を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のスピーカーボックス一体型車両用ライニング部材。
JP2002067701A 2002-03-12 2002-03-12 スピーカーボックス一体型車両用ライニング部材 Pending JP2003274472A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108146509A (zh) * 2017-12-21 2018-06-12 重庆飞特车辆技术有限公司 一种车体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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