JP2003274263A - 電子カメラ及び撮影記録方法 - Google Patents

電子カメラ及び撮影記録方法

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JP2003274263A JP2002068320A JP2002068320A JP2003274263A JP 2003274263 A JP2003274263 A JP 2003274263A JP 2002068320 A JP2002068320 A JP 2002068320A JP 2002068320 A JP2002068320 A JP 2002068320A JP 2003274263 A JP2003274263 A JP 2003274263A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記念撮影等を行う際の不便さを解消する電子
カメラ及び撮影記録方法と、それを実現するためのプロ
グラムを提供する。 【解決手段】 例えば二人の人物の一方に、他方を被写
体として1回目の撮影を行わせる。このとき被写体を画
面右側に位置させる。次に撮影者と被写体を交代させ、
他方に一方を被写体とする2回目の撮影を行わせる。こ
のとき被写体を画面左側に位置させる。1回目に撮影し
た画像の右側の部分画像と、2回目で撮影した静止画像
の左側の部分画像とを合成して1枚の静止画を生成して
記録する。第三者の手を借りたり、三脚を用いたりする
ことなく、二人が一緒に写った記念写真が撮影できる。
2回目の撮影に際しては、スルー画像を表示するモニタ
ーの画面右側に、1回目で撮影した部分画像101aを
表示しながら、画面左側に、逐次撮像した画像の左側の
部分画像102aのみをスルー画像102として表示
し、フレーミングをし易くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば記念撮影に
用いて好適な電子カメラ、及び撮影記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電子カメラ(デジタルスチルカメ
ラ)においては、撮影技術の有無に関係なく、簡単な操
作で質の高い写真が撮れるよう各種の機能が設けられて
いる。例えばAE(自動合焦制御)、AE(自動露出制
御)、AWB(オートホワイトバランス)、撮影シーン
に適した撮影条件(シャッタースピード、絞り、ホワイ
トバランス等)の自動設定といった機能がそうである。
さらに、電子カメラでは、銀塩カメラと異なる特性を生
かした機能、例えば静止画だけでなく連続撮影による動
画記録を可能とする動画撮影機能を備えたものも一般的
となっており、カメラとしての機能の向上はもとより、
従前の銀塩カメラでは得られない機能についても拡大さ
れる傾向にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように使い勝手の向上や機能の多様化が進んでいるもの
の、電子カメラにおいて「写真を撮る」といった基本的
な機能を考えると、次のような問題があった。すなわ
ち、人物を撮影するとき、通常、撮影する者は写真に写
らないことから、例えば観光地で記念写真を撮る場合、
友人や仲間、家族などの全員が写った写真を得るには、
その場に居合わせた第三者にシャッター操作を依頼した
り、三脚を用いたセルフタイマ(又はリモコン)による
撮影操作を行う必要があった。つまり前者では、他人の
手を煩わせることから、相手に対してそれなりの気遣い
も必要となり、しかも第三者が居合わせない場所では撮
影ができない。また後者では、予め三脚を用意しておく
必要があり、さらに撮影時以外ではそれが荷物となる。
したがって、使い勝手の向上や機能の多様化が進んでい
るものの、記念撮影等を行う際には銀塩カメラ以来の不
便さが依然として解消されていない現状にある。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みなされたもの
であり、記念撮影等を行う際の不便さを解消することが
できる電子カメラ及び撮影記録方法と、それを実現する
ためのプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1の発明にあっては、被写体を撮像する撮像手
段と、撮影待機状態で撮像手段により撮像された画像を
スルー画像として表示する表示手段とを備えた電子カメ
ラにおいて、複数回の撮影操作に伴い前記撮像手段によ
り撮像された被写体のそれぞれの画像であって、撮影操
作の回数と同じ数に分割設定された互いに異なる撮像領
域にそれぞれ対応する複数の部分画像から、通常の撮影
モードで前記撮像手段により撮像される画像と同一サイ
ズの新たな画像を合成(連結や、重ね合わせ等)する合
成手段と、この合成手段により合成された画像を記録す
る画像記録手段とを備えたものとした。
【0006】かかる構成においては、複数回の撮影を行
ったとき、合成手段によって、2回目以降の撮影時にフ
レーム内のある領域で消失した被写体と、他の領域に出
現した被写体(同一または別の被写体)との双方が写る
とともに、通常の撮影による画像と同様サイズの画像が
合成され、それが記録される。つまり、複数回に分けて
撮影した被写体(同一または別の被写体)を同じ写真に
一緒に写すことができる。しかも、最終的に記録される
画像の画角が、通常の撮影で記録される画角と同じとな
り、撮影者は、1回目の撮影を行う時点で、自分で構図
を決定することができる。
【0007】また、請求項2の発明にあっては、所定の
撮影モードによる撮影待機状態で、前記表示手段に、今
回の撮影操作に伴い前記撮像手段により撮像される画像
において前記合成手段による新たな画像の合成に使用さ
れる部分画像の領域とその他の部分画像の領域とを撮影
者に識別させる形態で前記スルー画像を表示させる領域
教示手段を備えたものとした。
【0008】かかる構成においては、撮影者が、複数回
に分けて撮影すべき被写体の位置をスルー画像から確認
することができ、被写体が適正な場所に位置するフレー
ミングを簡単に行うことができる。
【0009】また、請求項3の発明にあっては、撮影者
に前記撮像領域の分割形態を設定させる領域設定手段を
備えたものとした。
【0010】かかる構成においては、撮像領域の分割形
態を変更することにより、複数回に分けて撮影する被写
体の位置が異なる多様な構図を得ることができる。
【0011】また、請求項4の発明にあっては、所定の
撮影モードによる撮影待機状態で、先行する撮影操作に
伴い前記撮像手段により撮像された被写体の前記部分画
像を、前記表示手段の当該部分画像が対応する表示領域
に表示させ、かつ前記表示手段に残存する他の表示領域
に前記スルー画像を表示させる制御手段を備えたものと
した。
【0012】かかる構成においては、2回目以降の撮影
時に、それ以前に撮影した部分画像がスルー画像上に表
示されるため、スルー画像を部分画像に対して変化させ
ることによって、2回目以降の撮影時において当初に決
めたと同様の構図を容易に確保することができる。
【0013】また、請求項5の発明にあっては、動画撮
影機能を備えるとともに、前記合成手段により合成され
る画像は、複数回の動画撮影操作に伴い前記撮像手段に
より個別に連続して撮像された複数コマの画像同士の、
対応するコマの画像におけるそれぞれの前記部分画像か
らなる、通常の動画撮影モードで得られる画像サイズを
有する新たな動画像であるものとした。
【0014】かかる構成においては、請求項1の発明と
同様の原理により、複数回に分けて撮影した被写体(同
一または別の被写体)を、動画像を構成する同じコマの
画像に一緒に写すことができる。
【0015】また、請求項6の発明にあっては、所定の
動画撮影モードによる動画撮影操作に応じ、先行する動
画撮影操作に伴い前記撮像手段により連続して撮像され
た複数コマの画像におけるそれぞれの前記部分画像から
なる動画を、前記表示手段の当該部分画像が対応する表
示領域に動画表示させる制御手段を備えたものとした。
【0016】かかる構成においては、2回目以降の動画
撮影を開始すると、それと同時にそれ以前に撮影した被
写体の動画表示が、対応する表示領域で開始されるた
め、2回目以降の動画撮影中におけるフレーミングを容
易に行うことができる。
【0017】また、請求項7の発明にあっては、動画撮
影時間を計測するタイマ手段と、このタイマ手段により
計測された1回目の動画撮影時間を記憶する記憶手段
と、2回目以降の動画撮影中に、前記タイマ手段による
計測時間が前記記憶手段に記憶されている1回目の動画
撮影時間となることに伴い、動画撮影を強制終了させる
制御手段とを備えたものとした。
【0018】かかる構成においては、2回目以降の動画
撮影時間が、確実に1回目の動画撮影時間以下となるた
め、2回目以降の動画撮影に際して、記録するコマ画像
の合成に不要な画像の蓄積をなくすことができる。
【0019】また、請求項8の発明にあっては、被写体
を撮像する撮像手段と、撮影待機状態で撮像手段により
撮像された画像をスルー画像として表示する表示手段と
を備えた電子カメラにおいて、複数回の撮影操作に伴い
前記撮像手段により撮像された被写体のそれぞれの画像
の中央部分である複数の部分画像から、それらが所定の
位置に配置されるとともに、通常の撮影モードで得られ
る画像サイズを有する新たな画像を合成(連結や、重ね
合わせ等)する合成手段と、この合成手段により合成さ
れた画像を記録する画像記録手段とを備えたものとし
た。なお、上記の中央部分には、例えば縦方向や横方向
といった所定方向のみの中央部分が含まれる。
【0020】かかる構成においては、フレーム内の中央
部分に位置させた状態で同一又は異なる被写体を複数回
に分けて撮影すると、合成手段によって、それらの被写
体の全てが写るとともに、通常の撮影による画像と同様
サイズの画像が合成され、それが記録される。つまり、
複数回に分けて撮影した被写体(同一または別の被写
体)を同じ写真に一緒に写すことができる。同時に、記
録する画像が、撮像した各々画像の中央部分であって高
い画質が得られる部分から合成されることとなる。
【0021】また、請求項9の発明にあっては、所定の
撮影モードによる撮影待機状態で、前記表示手段に、前
記スルー画像の中央部分のみを所定位置に配置して表示
させ、その所定位置を、撮影操作に伴い前記スルー画像
の中央部分に対応する画像が前記合成手段により合成さ
れる新たな画像における配置に対応する位置とする制御
手段を備えたものとした。
【0022】かかる構成においては、これから撮影しよ
うとする被写体が、記録される画像のどこに配置される
のかをスルー画像で確認しながら、複数回の撮影を行う
ことができるため、被写体を所望の位置とするフレーミ
ングを簡単に行うことができる。
【0023】また、請求項10の発明にあっては、前記
中央部分は、前記合成手段により合成される新たな画像
における前記複数の部分画像の配置に対応する所定方向
の中央部分であるものとした。
【0024】かかる構成においては、記録する画像を、
より高い画質が得られる部分画像から合成することがで
き、記録する画像により高い画質を確保することができ
る。
【0025】また、請求項11の発明にあっては、電子
カメラにおいて被写体を撮影し、その画像を記録する方
法であって、被写体の画像を複数回の撮影操作により複
数回撮像する処理と、撮像したそれぞれの画像であっ
て、撮影操作の回数と同じ数に分割設定された互いに異
なる撮像領域にそれぞれ対応する複数の部分画像から、
通常の撮影操作で撮像する画像と同一サイズの新たな画
像を合成する処理と、合成した画像を記録する処理とか
らなる方法とした。
【0026】かかる方法によれば、複数回の撮影を行っ
たとき、2回目以降の撮影時にフレーム内のある領域で
消失した被写体と、他の領域に出現した被写体(同一ま
たは別の被写体)との双方が写るとともに、通常の撮影
による画像と同様サイズの画像が合成され、それが記録
される。つまり、複数回に分けて撮影した被写体(同一
または別の被写体)を同じ写真内に写すことができる。
【0027】また、請求項12の発明にあっては、被写
体を撮像する撮像手段と、撮影待機状態で撮像手段によ
り撮像された画像をスルー画像として表示する表示手段
とを備えた電子カメラが有するコンピュータを、複数回
の撮影操作に伴い前記撮像手段により撮像された被写体
のそれぞれの画像であって、撮影操作の回数と同じ数に
分割設定された互いに異なる撮像領域にそれぞれ対応す
る複数の部分画像から、通常の撮影モードで前記撮像手
段により撮像される画像と同一サイズの新たな画像を合
成する合成手段として機能させるプログラムとした。
【0028】かかるプログラムを用いることにより、請
求項1及び請求項11の発明が実施可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明に係る電子カメラ
1の概略構成を示すブロック図である。この電子カメラ
1は静止画像だけでなく、静止画像を連続して撮影し、
再生時にはそれら(コマ画像)を撮影順に表示すること
により動画を再生可能とする動画撮影機能を備えたもの
であって、撮像手段であるCCD2とDSP/CPU3
とを有している。DSP/CPU3は、JPEG方式に
よる画像のデータの圧縮・伸張を含む各種デジタル信号
処理機能を有するとともに電子カメラ1の各部を制御す
るワンチップマイコンである。DSP/CPU3には、
CCD2を駆動するTG(Timing Generator)4が接続
されており、TG4には、CCD2から出力される被写
体の光学像に応じたアナログの撮像信号が入力するユニ
ット回路5が接続されている。ユニット回路5は、入力
した撮像信号を保持するCDSと、その撮像信号を増幅
するゲイン調整アンプ(AGC)、増幅された撮像信号
をデジタルの撮像信号に変換するA/D変換器(AD)
から構成されており、CCD2の出力信号はユニット回
路5を経てデジタル信号としてDSP/CPU3に送ら
れる。
【0030】また、DSP/CPU3には、表示装置
6、キー入力部7、時計部8が接続されるとともに、ア
ドレス・データバス9を介してDRAM10、内蔵フラ
ッシュメモリ11、カード・インターフェイス12が接
続されている。また、カード・インターフェイス12に
は、図示しないカメラ本体のカードスロットに着脱自在
に装着されたメモリ・カード13が接続されている。D
RAM10は、撮影待機モードの設定時にCCD2によ
って撮像され、デジタル化された被写体の画像データを
一時保存するバッファであるとともに、DSP/CPU
3のワーキングメモリとしても使用され、本発明の記憶
手段として機能する。DRAM10に一時保存された画
像データは圧縮され、最終的にはメモリ・カード13
(画像記録手段)に記録される。内蔵フラッシュメモリ
11には、DSP/CPU3の動作プログラムや各部の
制御に使用する各種データが記憶されており、DSP/
CPU3は、前記動作プログラムに従い動作することに
より本発明の合成手段、領域教示手段、制御手段として
機能する。また、キー入力部7に含まれる各種の操作キ
ーと共に領域設定手段として機能し、かつ時計部8と共
にタイマ手段として機能する。
【0031】表示装置6はカラーLCDとその駆動回路
とを含み、撮影待機状態にあるときにはCCD2によっ
て撮像された被写体画像をスルー画像として表示し、記
録画像の再生時にはメモリ・カード13から読み出され
伸張された記録画像を表示する、本発明の表示手段であ
る。キー入力部7は、シャッタキー、電源キー、モード
選択キー、十字キー等の複数の操作キーを含み、使用者
によるキー操作に応じたキー入力信号をDSP/CPU
3に出力する。時計部8は日付及び時刻をカウントする
カレンダー機能と時計機能とを有しており、撮影動作時
等に必要に応じて日付データ及び時刻データをDSP/
CPU3へ送る。
【0032】次に、以上の構成からなる電子カメラ1に
おいて、ユーザーによりツーショット撮影モードが選択
されたときの動作を図2及び図3のフローチャートに従
って説明する。なお、ここではユーザーが、例えば家族
で観光地やテーマパーク、遊園地等へ出かけ、そこで記
念撮影をする場合を想定し、その場合におけるユーザー
の撮影手順を合わせて説明する。
【0033】まず、撮影者(一人目)はモード選択キー
を操作することにより、ツーショット撮影モードを選択
する。このモードが選択されると電子カメラ1は、図2
に示したように、撮影待機状態となり、CCD2により
撮像した被写体像を表示装置6の画面上にスルー画像と
して表示した後(ステップSA1)、図4(a)に示し
たようにスルー画像101に重ねて境界線Lを表示する
(ステップSA2)。この境界線Lは、スルー画像10
1を横方向に撮影対象エリアAと非撮影エリアBとに2
分割する線であって、初期状態において、境界線Lを表
示した右側が撮影対象エリアA、左側が非撮影エリアB
となっている。また、図示しないが、実際には左右のど
ちらが撮影対象エリアAであるのかを撮影者に示すた
め、例えば撮影対象エリアAにそれを示す文字やマーク
等を表示させたり、非撮影エリアBの階調を落とした
り、白黒画像として表示したり、あるいは撮影対象エリ
アAの外周を囲う色付き枠を表示させたりする等の処理
を、境界線Lの表示と合わせて行う。
【0034】かかる状態で、撮影者は、スルー画像10
1を見ながら所望の構図を決める。その際、撮影者は、
後に自分がそのフレーム内に収まるべき場所を予め決
め、それを念頭に置いて構図を決定する。次に、所定の
キー操作を行うことにより、自分が収まるべき場所が前
述した非撮影エリアBとなるよう、撮影対象エリアAと
非撮影エリアAとの領域を調整する。その間、電子カメ
ラ1においては、ユーザーから十字キーの操作による境
界線Lの移動指示があると(ステップSA3でYE
S)、境界線Lの表示位置を指示された方向(上下左
右)へ移動させる(ステップSA4)。ここで、本実施
の形態においては、上記境界線Lとして、図4(a)に
示したもの以外にも、後述するように図7(a)〜
(e)に示したような複数のパターンが用意されてお
り、パターン毎に移動操作ができる方向が決められてい
る。なお、図4(a)に示した境界線Lには左右方向の
みの移動操作が許容され、また図7(e)のパターンの
境界線Lには上下方向のみの移動操作が許容されてい
る。
【0035】また、電子カメラ1は、境界線Lを移動さ
せた後、又はステップSA3の判別結果がNOであって
移動指示がなかったときには直ちに、境界線Lのパター
ン変更を指示するキー操作があるか否かを判別する(ス
テップSA5)。そして変更指示があれば(ステップS
A5でYES)、スルー画像101上に表示する境界線
Lを他のパターンに変更する(ステップSA6)。この
ときのパターン変更処理では、キー操作に応答して図7
(a)〜(e)に示した各パターンを順送りにスルー画
像101上に切り替え表示する。つまり、図4(a)の
ように図7(a)のパターンを表示しているときには、
それを図7(b)のパターンに切り替えて画像101上
に表示する。
【0036】引き続き、ユーザーにより撮影対象エリア
Aの逆転が指示されたか否かを判別し(ステップSA
7)、逆転指示があったときには(ステップSA7でY
ES)、その時点におけるスルー画像101の撮影対象
エリアAを非撮影エリアとして設定し、逆に非撮影エリ
アBを撮影対象エリアとして設定する(ステップSA
8)。さらに、ユーザーにより境界線Lのフリー設定が
指示されたか否かを判別する(ステップSA9)。ここ
で、フリー設定が指示されたときには(ステップSA9
でYES)、十字キーを用いたカーソル操作を撮影者に
行わせて、図8(a)及び同図(b)に示したような、
前述した規定の境界線L以外の自由境界線LLを描か
せ、スルー画像101に対して所望する形状での分割を
行わせる(ステップSA10)。また、このときには、
分割した2つのエリアのうちで撮影対象エリアとすべき
エリアを選択させる。なお、上記の自由境界線LLの描
画は、例えば表示装置6がペン入力が可能なタッチパネ
ルを備えた構成であれば、ペン入力によって行わせるよ
うにしてもよい。
【0037】そして、電子カメラ1はシャッターキーに
よる撮影操作が行われるまで上述した動作を繰り返す
(ステップSA11でNO)。この間、電子カメラ1は
撮影画像領域内で前記撮影対象エリアAと前記非撮影エ
リアBとを特定するためのエリア情報をDRAM10に
記憶しており、ユーザーが境界線Lの位置変更(ステッ
プSA4)、境界線Lのパターン変更(ステップSA
6)、撮影対象エリアAの逆転指示(ステップSA
8)、自由境界線LLの描画(ステップSA10)のい
ずれかを行ったときには、その時点で前記エリア情報を
逐次更新する処理を行う。
【0038】一方、撮影者は、前述したように所望の構
図を決め、さらにその構図内の撮影対象エリアAと非撮
影エリアBの領域調整を行ったら、シャッターキーを押
して1回目の撮影を行い、この時点で前述したスルー画
像101に写っていた家族に撮影を交代してもらい、自
分は予め決めておいた場所、つまり非撮影エリアBに対
応する場所に移動する。
【0039】以下、先の撮影者が、図4(a)に示した
スルー画像101が表示されているときシャッターキー
を押したものとして、電子カメラ1の動作の続きを説明
する。図3に示したように電子カメラ1は、上記のよう
に撮影操作が行われたら(ステップSA11でYE
S)、1枚目の画像の撮影処理を実行し、CCD2によ
り被写体像を取り込むとともに、前述したエリア情報に
より示される撮影対象エリアA(右側)に対応する図4
(b)に示した部分画像101aのデータを切り出し、
それをDRAM10に一時保存する(ステップSA1
2)。
【0040】次に、ここで一時保存した画像データに基
づく撮影済みの部分画像を、表示装置6の画面上の撮影
対象エリアA(右側)に表示しながら、当該部分画像が
表示されない非撮影エリアB(左側)に、CCD2によ
り逐次取り込んだ被写体画像の非撮影エリアBに対応す
る部分をスルー画像として表示し(ステップSA1
3)、それをシャッターキーによる撮影操作があるまで
繰り返す(ステップSA14でNO)。この間、次の撮
影者は、図5(a)に示したように、表示装置6の画面
左側のスルー画像102に前の撮影者を写しながら、そ
の部分を、画面右側の直前に撮影された自分が写ってい
る部分画像101aに合わせるようにフレーミングを行
う。つまり、表示装置6の画面左側だけをビューファイ
ンダとしてフレーミングを行う。そして、それができた
らシャッターを押して2回目の撮影を行う。
【0041】一方、電子カメラ1は、2回目の撮影操作
があったら(ステップSA14でYES)、2枚目の画
像の撮影処理を実行し、CCD2により撮像した画像か
らスルー画像102として表示していた非撮影エリアB
(左側)に対応する部分画像102aを切り出す(ステ
ップSA15)。引き続き、ここで切り出した部分画像
102aのデータと、DRAM10に先に記憶されてい
る部分画像101aのデータ、つまり2回の撮影操作に
よって取得した画像データに基づき、部分画像101
a,102aの位置関係を保持したまま連結する合成処
理を行い、図6に示したような合成画像103を生成す
る(ステップSA16)。そして、生成した合成画像の
データを圧縮するとともに、これを撮影画像としてメモ
リ・カード13に記録し(ステップSA17)、撮影を
完了する。
【0042】したがって、本実施の形態の電子カメラ1
のユーザーは、ツーショット撮影モードでの撮影を行う
ことによって、その場に居合わせた第三者にシャッター
操作を依頼したり、三脚を用いたりすることなく、簡単
に記念集合写真を撮ることができる。しかも、最終的に
記録される画像の画角が、通常の撮影モードで記録され
る画角と同じになるため、ユーザー(撮影者)は、1回
目の撮影を行う時点で、自分で構図を決定することがで
きる。したがって、ツーショット撮影モードにおいて
も、通常の撮影モードと同様の使い勝手を確保すること
ができる。
【0043】なお、本実施の形態においては、1回目の
撮影に先立ち表示するスルー画像101(図4(a)参
照)に、撮影対象エリアAと非撮影エリアBとを区画す
る境界線Lを表示するようにしたが、前述したように非
撮影エリアBの階調を落としたり、白黒画像として表示
したり、あるいは撮影対象エリアAの外周を囲う色付き
枠を表示させたりする等の処理により撮影者に撮影対象
エリアAを教える場合には、境界線Lの表示は省略可能
である。また、その場合は、ステップSA4における境
界線の移動処理、及びステップSA6における境界線の
パターン変更処理は、撮影対象エリアAと非撮影エリア
Bの形状や範囲を変更する処理となる。
【0044】また、本実施の形態においては、1回目の
撮影に際して表示装置6の画面上に、通常の撮影時と同
様に被写体全体のスルー画像101を表示し、かつスル
ー画像101上に境界線Lを表示し撮影者に撮影対象エ
リアAを教えることによって、被写体の配置を考えたフ
レーミングを行い易くしたが、これとは別に、撮影対象
エリアAのスルー画像のみを表示するようにしても構わ
ない。その場合、使い勝手は若干劣るものの、撮影者は
カメラ本体に設けられている光学式のビューファインダ
によって構図の全体像を確認することとなる。
【0045】また、1回目の撮影が終わってから2回目
の撮影が行われるまでの間のステップSA13の処理で
は、1回目の撮影で取得した部分画像101aを表示装
置6の画面上の撮影対象エリアAに表示しながら、画面
上の非撮影エリアBに、その時点のスルー画像102の
対応する部分を表示し(図5(a)参照)、これにより
当初に決められた構図に対応する適切なフレーミングを
行い易くしたが、以下のようにしてもよい。例えば、そ
の時点のスルー画像(全体)の撮影対象エリアAに、1
回目の撮影で得られた部分画像101aを半透過状態で
重畳表示するようにしてもよい。その場合には、次の撮
影者が2回目の撮影を行うときの上記のフレーミングが
より容易となる。
【0046】また、本実施の形態では、1枚目の画像の
撮影処理(ステップSA12)においては、撮影対象エ
リアAに対応する部分画像101aを切り出し、そのデ
ータのみをDRAM10に一時保存するようにしたが、
その時点では、CCD2により撮像した画像データ(被
写体画像の全エリアの画像データ)をそのまま保存して
おいてもよい。
【0047】また、撮影操作を2回に分けて行うツーシ
ョット撮影モードでの動作について説明したが、これに
止まらず、3回以上に分けて撮影した被写体の各々の部
分画像を合成して記録画像を生成する撮影モードを設け
るようにしてもよい。そうした撮影モードでは、当初決
めた構図の被写体を、図9(a)〜(c)に示したよう
な複数領域に分割するとともに、各領域に対応する部分
画像を順に撮影させ、全ての部分画像を合成した画像を
記録画像とすればよい。なお、図中の番号は撮影順の一
例である。その場合、部分画像として撮影する領域の数
や、各領域の形状、撮影順については、カメラ側で固定
的に設定しておいたり、予め複数の候補を用意しておき
ユーザーに選択させたりしてもよい。また、それらの一
部または全てをユーザーが必要に応じて設定できるよう
にしてもよい。また、動作に際しては、3回目や4回目
以降の撮影待機状態で、本実施の形態と同様、それ以前
の撮影で取得した部分画像を対応する領域に表示したス
ルー画像を表示装置6の画面上に表示させればよい。ま
た、前述したツーショット撮影モード及び他の撮影モー
ドでは、記念写真以外にも、例えば同一人物が同一風景
内に複数存在するような写真を簡単に撮ることができ
る。
【0048】また、本実施の形態で説明したツーショッ
ト撮影モードでは、記念写真として合成される部分画像
101a,102aを連続して撮影させるようにした
が、次のような撮影モードを別に設けるようにしてもよ
い。すなわち、まず撮影対象領域A側の部分画像を取得
するための撮影を複数回行わせて異なる複数の部分画像
を記憶しておき、次に、それらの部分画像を順にスルー
画像上に表示させながら、各々に対応する非撮影領域B
側の部分画像を取得するための撮影を行わせる。そし
て、スルー画像上に表示させた部分画像に対応する撮影
操作に伴って非撮影領域B側の部分画像を取得する毎
に、双方の部分画像を連結して合成し、合成後の画像を
記録させる撮影モードや、さらには記録画像の合成及び
記録を、非撮影領域B側の撮影が全て終了した時点で一
括して行う撮影モードを設けてもよい。かかる撮影モー
ドを使用すれば、構図が異なる記念写真や、同一の構図
であっても内容が異なる記念写真を撮影するとき、撮影
者を何度も交代する必要がなくなるため便利である。
【0049】また、1回目の撮影で取得する撮影対象領
域Aの部分画像101aと、2回目の撮影で取得する非
撮影対象領域Bの部分画像102aとの一方または双方
に、他方の領域に及ぶオーパーラップ分を予め確保して
おき、ステップSA16で双方の部分画像101a,1
02aに基づき記録画像103(記念写真)を合成する
ときには、上記オーパーラップ分を使用して、撮影者に
よるフレーミングの誤差等に起因する撮影対象領域Aと
非撮影対象領域Bとの境界部分の位置ズレを吸収する位
置調整処理を行わせるようにしてもよい。
【0050】また、本実施の形態では、CCD2により
撮像した画像の一部分を切り出す(抽出する)ことによ
り部分的な画像データ(スルー画像、記録画像)を得る
ようにしたが、CCD2が部分的な露光・読出が可能な
ものであれば部分的な撮像を行なわせることにより部分
的な画像データ(スルー画像、記録画像)を得るように
してもよい。
【0051】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を説明する。本実施の形態は図1に示した
構成と同様の構成を備えた電子カメラ1において、第1
の実施の形態と異なるツーショット撮影モードでの動作
を行わせるための制御プログラムが内蔵フラッシュメモ
リ11に記憶されているものである。
【0052】以下、ユーザーによりツーショット撮影モ
ードが選択されたときの電子カメラ1の動作を図10の
フローチャートに従いユーザーの撮影手順と合わせて説
明する。
【0053】まず、撮影者(一人目)はモード選択キー
を操作することにより、ツーショット撮影モードを選択
する。このモードが選択されると電子カメラ1は、撮像
処理を行い、CCD2により被写体像を撮像してその画
像データをDRAM10に取り込む(ステップSB
1)。次に、取り込んだ撮像画像データから、図11に
示したように、撮像した画像201における横方向の中
央部分の所定領域(本実施の形態では、横方向のサイズ
が1/2の領域)202に対応する部分画像のデータを
切り出し、それに基づく部分画像202aを、図12
(a)に示したように表示装置6の画面右半分にスルー
画像として表示し(ステップSB2)、これをシャッタ
ーキーによる撮影操作があるまで繰り返す(ステップS
B3でNO)。なお、このときスルー画像を表示しない
表示装置6の画面左半分には、例えばツーショット撮影
モードでの撮影手順を説明するガイダンスを表示させる
ようにしたり、また、構図の決定をより容易にするため
に画面左半分のうち表示可能な右半分にだけスルー画像
を表示させるようにしてもよい。
【0054】一方、この間、撮影者は、例えばカメラ本
体に設けられている光学式のビューファインダ等を用い
て、同行した友人等が画面右側に位置する構図を決める
とともに、その構図の右半分に対応する画像がスルー画
像として表示されるようにフレーミングを行う。そし
て、それができたらシャッターキーを押して1回目の撮
影を行い、この時点でスルー画像に写っていた者に撮影
を交代してもらい、自分は前記構図の左半分に対応する
予め決めておいた場所に移動する。
【0055】一方、電子カメラ1は、上記のように撮影
操作が行われたら(ステップSB3でYES)、1枚目
の画像の撮影処理を実行し、CCD2により被写体像を
取り込むとともに、取り込んだ被写体像の画像データか
ら前述した中央部分に対応する部分画像202aのデー
タを切り出し、それを右半分の画像データとしてDRA
M10に一時保存する(ステップSB4)。引き続き、
図12(b)に示したように、ここで保存した画像デー
タ基づく撮影済みの部分画像202aを表示装置6の画
面右半分に表示しながら、画面左半分には、CCD2か
ら逐次取り込んだ被写体画像の前述した中央部分に対応
する部分画像をスルー画像203として表示し(ステッ
プSB5)、それをシャッターキーによる撮影操作があ
るまで繰り返す(ステップSB6でNO)。
【0056】この間、次の撮影者は、表示装置6の画面
左半分(スルー画像内)に前の撮影者を入れながら、そ
の部分を、画面右半分の自分が写っている直前に撮影さ
れた部分画像202aに合わせるようにフレーミングを
行う。つまり、表示装置6の画面半分だけをビューファ
インダとしてフレーミングを行う。そして、それができ
たらシャッターキーを押して2回目の撮影を行う。
【0057】また、電子カメラ1は、2回目の撮影操作
があったら(ステップSB6でYES)、2枚目の画像
の撮影処理を実行し、CCD2により被写体像を取り込
み(ステップSB7)、取り込んだ被写体像の画像デー
タから前述した中央部分に対応する部分画像のデータを
切り出し、これを左半分の画像データとするとともに、
当該画像データとDRAM10に一時保存されている右
半分の画像データとに基づき、1枚目の画像の中央部分
と2枚目の画像の中央部分とを連結する合成処理を行
い、図12(c)に示したような合成画像204を生成
する(ステップSB8)。そして、生成した合成画像2
04のデータを圧縮するとともに、これを撮影画像とし
てメモリ・カード13に記録し(ステップSB9)、撮
影を完了する。
【0058】したがって、本実施の形態においても電子
カメラ1のユーザーは、ツーショット撮影モードでの撮
影を行うことによって、その場に居合わせた第三者にシ
ャッター操作を依頼したり、三脚を用いたりすることな
く、簡単に記念集合写真を撮ることができる。その結
果、記念写真を撮影する場合における不便さから解放さ
れる。
【0059】これに加え、本実施の形態においては、1
回目の撮影で取得する右半分の画像と、2回目の撮影で
取得する左半分の画像とを、それぞれCCD2により撮
像した被写体像の横方向の中央部分としたことから、記
録画像として画質のより高い画像(記念写真)を得るこ
とができる。これは、記録画像として合成する右半分と
左半分の画像を、CCD2がその外周部よりも集光効果
が高い感光面の横方向の中央部分によって光電変換した
画像信号に基づく画像としたことによる。特に、広角レ
ンズ又はズームレンズの広角側を用いて背景に撮影場所
の景色が大きく写った記念写真等を撮影するときには、
CCD2の感光面の外周部において、中央部分に対する
集光効果の低下度合いがより大きくなり、しかもレンズ
による光学像の歪みがより顕著となるため、上記効果が
大である。
【0060】なお、本実施の形態においては、ツーショ
ット撮影モードで分割して撮影する部分画像が、CCD
2により撮像する画像の右半分の画像と左半分の画像と
に固定されているものとして説明したが、これに限ら
ず、分割して撮影する部分画像については、例えば第1
の実施の形態で図7に示したような、部分画像の各々の
形状や大きさが互いに異なる画像としたり、図9に示し
たような被写体を3つ以上の領域に分割した画像とした
りしてもよい。その場合においても、第2の実施の形態
と同様の効果が得られる。また、それらを第1の実施と
同様に、ユーザーが選択できたり、設定できたりするよ
うにすれば、利便性が向上する。
【0061】また、最終的に記念写真として合成する部
分画像(右半分と左半分の画像)を連続して撮影させる
ことなく、先に右半分の画像を異なる構図に対応して複
数回撮影させ、それらの画像に対応する左半分の画像を
後から複数回撮影させ、互いに対応する右半分の画像と
左半分の画像とが揃った時点で、または左半分の画像の
撮影が全て終了した時点で一括して、画像を合成し記録
させる撮影モードを設けてもよい。かかる撮影モードを
用いれば、構図が異なる記念写真や、同一の構図であっ
ても内容が異なる記念写真を撮影するとき、撮影者を何
度も交代する必要がなくなるため便利である。
【0062】また、第1の実施の形態と同様に、右半分
と左半分の一方または双方の画像に、他方の領域に及ぶ
オーパーラップ分を確保しておき、左右の部分画像を合
成するとき、オーパーラップ分を使用して、撮影者によ
るフレーミングの誤差に起因する双方の画像の境界部分
の位置ズレを吸収する位置調整処理を行わせるようにし
てもよい。
【0063】また、1回目の撮影が終わってから2回目
の撮影が行われるまでの間のステップSB5の処理で
は、1回目の撮影で取得した部分画像202aを表示装
置6の画面上の右半分に表示しながら、画面上の左半分
に、その時点のスルー画像203の対応する部分を表示
し(図12(b)参照)、これにより当初に決められた
構図に対応する適切なフレーミングを行い易くしたが、
以下のようにしてもよい。例えば、画面右半分のうち表
示可能な左半分にだけスルー画像を半透過状態で重畳表
示させるようにしてもよい。その場合には、次の撮影者
が2回目の撮影を行うときの上記のフレーミングがより
容易となる。
【0064】また、本実施の形態では、CCD2により
撮像した画像の一部分を切り出す(抽出する)ことによ
り部分的な画像データ(スルー画像、記録画像)を得る
ようにしたが、CCD2が部分的な露光・読出が可能な
ものであれば部分的な撮像を行なわせることにより部分
的な画像データ(スルー画像、記録画像)を得るように
してもよい。
【0065】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を説明する。本実施の形態は、図1に示し
た構成と同様の構成を備えた電子カメラ1において、後
述するツーショット動画撮影モードでの動作を行わせる
ための制御プログラムが内蔵フラッシュメモリ11に記
憶されているものである。
【0066】以下、ユーザーによりツーショット動画撮
影モードが選択されたときの電子カメラ1の動作を図1
3のフローチャートに従って説明する。なお、ここで
は、ある場所でそこに居る2以上の人物の双方が写った
動画を撮影する場合を想定し、その場合におけるユーザ
ーの撮影手順を合わせて説明する。
【0067】まず、撮影者(一人目)はモード選択キー
を操作することにより、ツーショット動画撮影モードを
選択する。このモードが選択されると、電子カメラ1は
分割領域設定処理を実行する(ステップSB1)。この
処理は、第1の実施の形態において説明した図2のステ
ップSA1〜SA10と同一の処理であって、表示装置
6の画面上にスルー画像に境界線L(図4(a)参照)
を表示するなどして、撮影者に撮影対象エリアと非撮影
エリアとを設定させる。なお、詳細については第1の実
施の形態と同様であるため説明を省略する。
【0068】撮影者は、ここで所定のキー操作により、
これから撮影する動画の画面における撮影対象エリアと
非撮影エリアとを決める準備作業を行う。以下、撮影者
が画面を左右に2分するように撮影対象エリアと非撮影
エリアとを調整し、かつその右半分を撮影対象エリアと
して設定したものとする。そして、準備ができたら、ス
ルー画像の撮影対象エリア(右半分)に他の者を入れた
状態でシャッターキーを押して1回目の動画撮影を開始
する。
【0069】これに対し、電子カメラ1は、シャッター
キーが押されたら(ステップSC2でYES)、時計部
8による動画撮影時間の計測を開始するとともに(ステ
ップSC3)、1回目の動画撮影処理を実行し、CCD
2により被写体像を取り込むとともに、前記撮影対象エ
リアに対応する右半分の部分画像のデータを切り出し、
その画像データをDRAM10に一時保存する(ステッ
プSC4)。そして、シャッターキーが押されている間
においては(ステップSC5でYES)、動画撮影処理
(所定の間隔で静止画撮影処理)を繰り返して実行する
ことにより、DRAM10に、図14(a)に示したよ
うな前記撮影対象エリアに対応するとともに内容が異な
る複数枚の静止画301aのデータからなる動画データ
を蓄積する。しかる後、撮影者は任意の時点でシャッタ
ーキーを押すのをやめて撮影操作を終了し、もう一人の
者と撮影を交代する。
【0070】また、電子カメラ1は、撮影操作が終了し
たら(ステップSC5でNO)、動画撮影時間の計測を
終了して(ステップSC6)、計測した動画撮影時間を
DRAM10に記憶する(ステップSC7)。次に、ス
テップSC4で記憶しておいた動画データのうちの1枚
目(1コマ目)の静止画データを読み出し、図14
(b)に示すように、それに基づく部分画像であって交
代した撮影者が写っている画像301aを、それが対応
する表示装置6の画面上の撮影対象エリア(右半分)に
表示するとともに、画面上の非撮影エリア(左半分)
に、CCD2により取り込んだ画像における非撮影エリ
アに対応する部分画像をスルー画像302として表示す
る(ステップSC8)。そして、交代した撮影者により
シャッターキーが押されるまで、ステップSC8の処理
を繰り返し行う(ステップSC9でNO)。そして、交
代した撮影者は、かかる状態でシャッターキーを押して
2回目の動画撮影を開始し、スルー画像302に前の撮
影者が入るようにフレーミングを行いながら撮影を行
う。
【0071】電子カメラ1は、シャッターキーが押され
たら(ステップSC9でYES)、時計部8による動画
撮影時間の計測を開始するとともに(ステップSC1
0)、2回目の動画撮影処理を実行し、CCD2により
被写体像を取り込むとともに、前記非撮影エリアに対応
する左半分の部分画像のデータを切り出し、その画像デ
ータをDRAM10に一時保存する(ステップSC1
1)また、この間においては画面上の非撮影エリア(左
半分)その時点のスルー画像302の対応する部分を表
示しながら、画面上の撮影対象エリア(右半分)には、
1回目の動画撮影で取得した複数枚の静止画301aの
データからなる動画データを表示させる。そして、時計
部8により計測中の動画撮影時間が、DRAM10に記
憶してある1回目の動画撮影時間に達するまで(ステッ
プSC12でNO)、動画撮影処理を繰り返して実行
し、DRAM10に、図14(c)に示したような前記
非撮影エリアに対応する内容が異なる複数枚の静止画3
02aのデータからなる動画データを蓄積する。
【0072】しかる後、電子カメラ1は、計測中の動画
撮影時間が1回目の動画撮影時間を経過したら(ステッ
プSC12でYES)、動画像合成処理を実行する。す
なわち、DRAM10に記憶されている、1回目の動画
撮影で蓄積した撮影対象エリア(右半分)側の各静止画
像301aのデータと、2回目の動画撮影で蓄積した撮
影対象エリア(左半分)側の各静止画像302aのデー
タとを順次読み出すとともに、互いに対応するコマの静
止画を連結して動画の各コマを構成する静止画とする合
成処理を行う(ステップSC13)。そして、ここで生
成した図14(d)に示したような内容が異なる複数の
静止画303aのデータをそれぞれ圧縮するとともに、
動画データとしてメモリ・カード13に記録し(ステッ
プSC14)、動画撮影を完了する。
【0073】したがって、本実施の形態の電子カメラ1
のユーザーは、前述したツーショット動画撮影モードに
よって、動画撮影を行うことによって、その場に居合わ
せた者の全員(二人の人物)が写った動画を簡単に撮る
ことができる。
【0074】また、2回目の動画撮影時間を1回目の動
画撮影時間以下に限定したことから、2回目の動画撮影
に際して、最終的に記録する動画データの生成に不要な
画像を無駄に撮影することがなく、メモリや電力の無駄
な消費をなくすことができる。なお、これとは別に、2
回目の動画撮影時間を特に限定せず、2回目の動画撮影
時間が1回目の動画撮影時間よりも短いときには、その
時間分の動画データを合成して記録させ、逆に長いとき
には、1回目の動画撮影時間分の動画データを合成して
記録させるようにしてもよい。つまり2回目の動画撮影
時間の長短に関係なく、対応する静止画301a,30
2aが揃って蓄積されている分のコマ数の動画データを
自動的に合成して記録させてもよい。
【0075】また、本実施の形態においては、1回目の
動画撮影中に、撮像した画像データから撮影対象エリア
(右半分)側のデータを抽出し、それを動画データとし
て蓄積しておき、同様に2回目の動画撮影中に、撮像し
た画像データから非撮影エリア(左半分)側のデータを
抽出し、それを動画データとして蓄積するようにした。
このため、例えば1回目及び2回目の動画撮影では撮像
した画像データをそのまま蓄積しておき、その後、撮影
対象エリア側のデータと非撮影エリア側のデータとを抽
出しながら、記録用の動画データを合成する場合に比
べ、最終的な動画データを生成する以前にDRAM10
に確保するメモリ領域が少なくて済む。したがって、よ
り長時間の動画撮影が可能となる。なお、常に長時間の
動画撮影が行えるように、1回目及び2回目の動画撮影
で得られる動画データ(複数の静止画データ)を、DR
AM10ではなくメモリ・カード13に蓄積させるよう
にしても構わない。
【0076】また、2回目の動画撮影処理が終了した
後、記録用の動画データを構成する各コマの静止画デー
タを一括して合成するようにしたが、2回目の動画撮影
処理(ステップSC11)に際して、非撮影エリアに対
応する部分画像のデータを切り出したら、引き続きそれ
と対応する1回目の動画撮影処理で蓄積しておいた撮影
対象エリアの静止画のデータを読み出し、この時点で逐
次対応するデータから前記各コマの静止画データを合成
して記憶させるようにしてもよい。
【0077】また、本実施の形態においても、第1及び
第2の実施の形態で述べたように、1回目及び2回目の
動画撮影に際して蓄積する複数の部分画像について、互
いに対応する部分画像の一方または双方の画像に、他方
の領域に及ぶオーパーラップ分を確保しておき、動画を
構成する静止画を合成するとき、オーパーラップ分を使
用して、撮影者によるフレーミングの誤差に起因した双
方の画像の境界部分の位置ズレを吸収する位置調整処理
を行わせるようにしてもよい。
【0078】また、2回目の動画撮影処理(ステップS
C11)では、1回目の動画撮影で取得した複数枚の静
止画301aのデータからなる動画データを表示装置6
の画面上の右半分に表示しながら、画面上の左半分に、
その時点のスルー画像302の対応する部分を表示し
(図14(b)参照)、これにより当初に決められた構
図に対応する適切なフレーミングを行い易くしたが、以
下のようにしてもよい。例えば、その時点のスルー画像
を画面全体に表示させると同時に、1回目の動画撮影で
得られた動画データを画面上の右半分に半透過状態で重
畳表示するようにしてもよい。その場合には、次の撮影
者が2回目の動画撮影を行うときの上記のフレーミング
がより容易となる。
【0079】また、本実施の形態では、CCD2により
撮像した画像の一部分を切り出す(抽出する)ことによ
り部分的な動画データ(スルー画像、記録画像)を得る
ようにしたが、CCD2が部分的な露光・読出が可能な
ものであれば部分的な撮像を行なわせることにより部分
的な動画データ(スルー画像、記録画像)を得るように
してもよい。
【0080】
【発明の効果】(クレームに合わせてください)
【0081】以上説明したように請求項1の本発明にお
いては、複数回に分けて撮影した被写体(同一または別
の被写体)を同じ写真に一緒に写すことができるように
した。このため、ある場所で二人の人物が写った記念写
真等を撮影するときには、まず一方が他方を被写体とし
て1回目の撮影を行い、次に撮影者と被写体を交代し、
他方が一方を被写体として2回目の撮影を行えば、第三
者の手を借りたり、三脚を用いたりすることなく、上記
の記念写真等を得ることができる。よって、記念撮影等
を行う際の不便さを解消することが可能となる。しか
も、撮影者は、1回目の撮影を行う時点で、自分で構図
を決定することができることから、通常の撮影と同様の
使い勝手を確保することができる。
【0082】また、請求項2の発明においては、撮影者
が、複数回に分けて撮影すべき被写体の位置をスルー画
像から確認することができるため、被写体が適正な場所
に位置するフレーミングを簡単に行うことができる。
【0083】また、請求項3の発明においては、撮像領
域の分割形態を変更することにより、複数回に分けて撮
影する被写体の位置が異なる多様な構図を得ることがで
きる。
【0084】また、請求項4の発明においては、2回目
以降の撮影時に、それ以前に撮影した部分画像がスルー
画像上に表示されるため、スルー画像を部分画像に対し
て変化させることによって、2回目以降の撮影時におい
て当初に決めたと同様の構図を容易に確保することがで
きる。
【0085】また、請求項5の発明においては、複数回
に分けて撮影した被写体(同一または別の被写体)を、
動画像を構成する同じコマの画像に一緒に写すことがで
きるようにした。よって、第三者の手を借りたり、三脚
を用いたりすることなく、その場に居合わせた者が全て
写った動画の撮影が可能となる。
【0086】また、請求項6の発明においては、2回目
以降の動画撮影を開始すると、それと同時にそれ以前に
撮影した被写体の動画表示が、対応する表示領域で開始
されるため、2回目以降の動画撮影中におけるフレーミ
ングが容易となる。
【0087】また、請求項7の発明においては、2回目
以降の動画撮影時間が、確実に1回目の動画撮影時間以
下となるため、2回目以降の動画撮影に際して、記録す
るコマ画像の合成に不要な画像の蓄積をなくすことがで
きる。よって、動画撮影中における無駄なメモリ消費が
なくなる。
【0088】また、請求項8の発明においても、複数回
に分けて撮影した被写体(同一または別の被写体)を同
じ写真に一緒に写すことができるようにしたことから、
ある場所で二人の人物が写った記念写真等を撮影すると
きには、第三者の手を借りたり、三脚を用いたりするこ
となく、上記の記念写真等を得ることができる。よっ
て、記念撮影等を行う際の不便さを解消することが可能
となる。同時に、記録する画像が、撮像した各々画像の
中央部分であって高い画質が得られる部分から合成され
るものとしたことから、記録する画像に高い画質を確保
することが可能となる。
【0089】また、請求項9の発明においては、これか
ら撮影しようとする被写体が、記録される画像のどこに
配置されるのかをスルー画像で確認しながら、複数回の
撮影を行うことができるため、被写体を所望の位置とす
るフレーミングを簡単に行うことができる。
【0090】また、請求項10の発明においては、記録
する画像を、より高い画質が得られる部分画像から合成
することができ、記録する画像により高い画質を確保す
ることができる。
【0091】また、請求項11の発明においては、複数
回に分けて撮影した被写体(同一または別の被写体)を
同じ写真に一緒に写すことができるようにしたことか
ら、ある場所で二人の人物が写った記念写真等を撮影す
るときには、第三者の手を借りたり、三脚を用いたりす
ることなく、上記の記念写真等を得ることができる。よ
って、記念撮影等を行う際の不便さを解消することが可
能となる。
【0092】また、請求項12の発明においては、本発
明のプログラムを用いることにより、請求項1及び請求
項11の発明が実施可能となり、また、既存の電子カメ
ラにおいてもそれが実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2及び第3の実施の形態に共
通する電子カメラのブロック図である。
【図2】第1の実施の形態におけるツーショット撮影モ
ードでの動作を示すフローチャートである。
【図3】図2に続くフローチャートである。
【図4】(a)は、1回目の撮影待機状態における表示
装置の表示画面、(b)は撮影対象領域側の部分画像を
示す図である。
【図5】(a)は、2回目の撮影待機状態における表示
装置の表示画面、(b)は非撮影領域側の部分画像を示
す図である。
【図6】最終的に記録される合成画像を示す図である。
【図7】変更可能な境界線のパターン、及び変更操作時
のパターンの遷移を示す図である。
【図8】使用者による自由境界線による撮影対象領域と
非撮影領域との分割形態を示す図である。
【図9】合成する部分画像の領域分けの他の例を示す図
である。
【図10】第2の実施の形態におけるツーショット撮影
モードでの動作を示すフローチャートである。
【図11】撮像した画像において部分画像として使用さ
れる領域を示す図である。
【図12】(a)は1回目の撮影待機状態における表示
装置の表示画面、(b)は2回目の撮影待機状態におけ
る表示装置の表示画面、(c)は最終的に記録される合
成画像を示す図である。
【図13】第3の実施の形態におけるツーショット動画
撮影モードでの動作を示すフローチャートである。
【図14】撮影時に蓄積される動画データと、撮影後に
記録される動画データ等を示す図である。
【符号の説明】
1 電子カメラ 2 CCD 3 DSP/CPU 6 表示装置 7 キー入力部 8 時計部 10 DRAM 11 内蔵フラッシュメモリ 13 メモリ・カード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月20日(2002.3.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】
【発明の効果】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 H04N 5/91 J 5/91 N L Fターム(参考) 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CE08 CH08 5C022 AA11 AC03 AC42 AC52 AC69 5C052 AA17 AB02 CC11 DD04 GA01 GB01 GB06 GC05 GE08 5C053 FA07 FA14 GA11 GB36 KA04 KA05 KA24 LA01 LA06 5C076 AA17 AA19 BA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像手段と、撮影待機
    状態で撮像手段により撮像された画像をスルー画像とし
    て表示する表示手段とを備えた電子カメラにおいて、 複数回の撮影操作に伴い前記撮像手段により撮像された
    被写体のそれぞれの画像であって、撮影操作の回数と同
    じ数に分割設定された互いに異なる撮像領域にそれぞれ
    対応する複数の部分画像から、通常の撮影モードで前記
    撮像手段により撮像される画像と同一サイズの新たな画
    像を合成する合成手段と、 この合成手段により合成された画像を記録する画像記録
    手段とを備えたことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 所定の撮影モードによる撮影待機状態
    で、前記表示手段に、今回の撮影操作に伴い前記撮像手
    段により撮像される画像において前記合成手段による新
    たな画像の合成に使用される部分画像の領域とその他の
    部分画像の領域とを撮影者に識別させる形態で前記スル
    ー画像を表示させる領域教示手段を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の電子カメラ。
  3. 【請求項3】 撮影者に前記撮像領域の分割形態を設定
    させる領域設定手段を備えたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 所定の撮影モードによる撮影待機状態
    で、先行する撮影操作に伴い前記撮像手段により撮像さ
    れた被写体の前記部分画像を、前記表示手段の当該部分
    画像が対応する表示領域に表示させ、かつ前記表示手段
    に残存する他の表示領域に前記スルー画像を表示させる
    制御手段を備えたことを特徴とする請求項1,2又は3
    記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】 動画撮影機能を備えるとともに、前記合
    成手段により合成される画像は、複数回の動画撮影操作
    に伴い前記撮像手段により個別に連続して撮像された複
    数コマの画像同士の、対応するコマの画像におけるそれ
    ぞれの前記部分画像からなる、通常の動画撮影モードで
    得られる画像サイズを有する新たな動画像であることを
    特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の電子カメラ。
  6. 【請求項6】 所定の動画撮影モードによる動画撮影操
    作に応じ、先行する動画撮影操作に伴い前記撮像手段に
    より連続して撮像された複数コマの画像におけるそれぞ
    れの前記部分画像からなる動画を、前記表示手段の当該
    部分画像が対応する表示領域に動画表示させる制御手段
    を備えたことを特徴とする請求項5記載の電子カメラ。
  7. 【請求項7】 動画撮影時間を計測するタイマ手段と、 このタイマ手段により計測された1回目の動画撮影時間
    を記憶する記憶手段と、 2回目以降の動画撮影中に、前記タイマ手段による計測
    時間が前記記憶手段に記憶されている1回目の動画撮影
    時間となることに伴い、動画撮影を強制終了させる制御
    手段とを備えたことを特徴とする請求項5又は6記載の
    電子カメラ。
  8. 【請求項8】 被写体を撮像する撮像手段と、撮影待機
    状態で撮像手段により撮像された画像をスルー画像とし
    て表示する表示手段とを備えた電子カメラにおいて、 複数回の撮影操作に伴い前記撮像手段により撮像された
    被写体のそれぞれの画像の中央部分である複数の部分画
    像から、それらが所定の位置に配置されるとともに、通
    常の撮影モードで得られる画像サイズを有する新たな画
    像を合成する合成手段と、 この合成手段により合成された画像を記録する画像記録
    手段とを備えたことを特徴とする電子カメラ。
  9. 【請求項9】 所定の撮影モードによる撮影待機状態
    で、前記表示手段に、前記スルー画像の中央部分のみを
    所定位置に配置して表示させ、その所定位置を、撮影操
    作に伴い前記スルー画像の中央部分に対応する画像が前
    記合成手段により合成される新たな画像における配置に
    対応する位置とする制御手段を備えたことを特徴とする
    請求項8記載の電子カメラ。
  10. 【請求項10】 前記中央部分は、前記合成手段により
    合成される新たな画像における前記複数の部分画像の配
    置に対応する所定方向の中央部分であることを特徴とす
    る請求項8又は9記載の電子カメラ。
  11. 【請求項11】 電子カメラにおいて被写体を撮影し、
    その画像を記録する方法であって、 被写体の画像を複数回の撮影操作により複数回撮像する
    処理と、 撮像したそれぞれの画像であって、撮影操作の回数と同
    じ数に分割設定された互いに異なる撮像領域にそれぞれ
    対応する複数の部分画像から、通常の撮影操作で撮像す
    る画像と同一サイズの新たな画像を合成する処理と、 合成した画像を記録する処理とからなることを特徴とす
    る撮影記録方法。
  12. 【請求項12】 被写体を撮像する撮像手段と、撮影待
    機状態で撮像手段により撮像された画像をスルー画像と
    して表示する表示手段とを備えた電子カメラが有するコ
    ンピュータを、複数回の撮影操作に伴い前記撮像手段に
    より撮像された被写体のそれぞれの画像であって、撮影
    操作の回数と同じ数に分割設定された互いに異なる撮像
    領域にそれぞれ対応する複数の部分画像から、通常の撮
    影モードで前記撮像手段により撮像される画像と同一サ
    イズの新たな画像を合成する合成手段として機能させる
    プログラム。
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