JP2003273678A - デジタルオーディオシステム、音響特性調整要素生成方法、音響特性調整方法、音響特性調整要素生成プログラム、音響特性調整プログラム、音響特性調整要素生成プログラムが記録された記録媒体及び音響特性調整プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

デジタルオーディオシステム、音響特性調整要素生成方法、音響特性調整方法、音響特性調整要素生成プログラム、音響特性調整プログラム、音響特性調整要素生成プログラムが記録された記録媒体及び音響特性調整プログラムが記録された記録媒体

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JP2003273678A
JP2003273678A JP2002072752A JP2002072752A JP2003273678A JP 2003273678 A JP2003273678 A JP 2003273678A JP 2002072752 A JP2002072752 A JP 2002072752A JP 2002072752 A JP2002072752 A JP 2002072752A JP 2003273678 A JP2003273678 A JP 2003273678A
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JP2002072752A
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English (en)
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Seiichiro Hifumi
清一郎 一二三
Takasuke Namioka
高資 浪岡
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Original Assignee
TDK Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のオーディオデータを取り込んだ場合で
あっても、各オーディオデータ間における音響特性のば
らつきが解消されるデジタルオーディオシステムを提供
する。 【解決手段】 オーディオデータの音量を複数の周波数
について検出することにより、各周波数における音量レ
ベルを示す音響特性調整要素(AEF)を生成する生成
手段と、オーディオデータの再生時に音響特性調整要素
(AEF)に基づいて対応する周波数の再生音量をそれ
ぞれ調整する調整手段とを備える。本発明によるデジタ
ルオーディオシステムによれば、音響特性調整要素(A
EF)に基づいてオーディオデータの再生音量が周波数
ごとに調整されることから、各オーディオデータ間にお
ける音響特性のばらつきが解消される。このため、複数
のオーディオデータを取り込んだ場合に、再生時に違和
感を生じることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルオーディ
オシステムに関し、さらに詳細には、複数のオーディオ
データを取り込んだ場合であっても、各オーディオデー
タ間における音響特性のばらつきが解消されるデジタル
オーディオシステムに関する。また、本発明は、デジタ
ルオーディオシステムへの適用が可能な音響特性調整要
素生成方法及びこれを実現するための音響特性調整要素
生成プログラム、並びに、デジタルオーディオシステム
への適用が可能な音響特性調整方法及びこれを実現する
ための音響特性調整調整プログラムに関する。さらに、
本発明は、かかる音響特性調整要素生成プログラムが記
録された記録媒体及び音響特性調整プログラムが記録さ
れた記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD等に格納されているオーディ
オデータをパーソナルコンピュータに取り込むことによ
り、パーソナルコンピュータをオーディオデータのデー
タベースとして利用するという方法が広まっている。こ
のような利用法は、MP3(MPEG1−AudioL
ayer3)技術に代表される圧縮技術の進歩やハード
ディスク装置等の大容量化と相まって、今後さらに普及
するものと考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CD等
に格納されている楽曲の音響特性は必ずしも一定ではな
く、各楽曲ごとにばらつきが存在することがある。ま
た、各CD間における音響特性のばらつきはさらに大き
い。このため、特に複数のCDに格納されているオーデ
ィオデータをパーソナルコンピュータに取り込んだ場
合、取り込まれたオーディオデータの音響特性がまちま
ちとなり、再生時において、違和感を生じるという問題
があった。特に、CDとウェブサイト等、複数の音源か
ら多数のオーディオデータを取り込む場合、上記問題は
特に顕著になるものと考えられる。
【0004】このような問題は、CD等に格納されてい
るオーディオデータをデジタルオーディオプレーヤに取
り込む場合にも同様に生じる。
【0005】一方、パーソナルコンピュータやデジタル
オーディオプレーヤには、イコライジング機能が備えら
れていることがあり、この場合、イコライジング機能を
用いて再生時における音響特性を調整することが可能で
ある。しかしながら、パーソナルコンピュータやデジタ
ルオーディオプレーヤに備えられているイコライジング
機能は、取り込まれたオーディオデータの音響特性に対
して、所望の音響特性を一律に加味するものであるか
ら、取り込まれている各オーディオデータの音響特性自
体が互いに異なれば、実際の再生音の音響特性もやはり
互いに異なったものとなる。
【0006】より具体的には、音響特性の異なる複数の
楽曲を連続して聴く場合、通常、ユーザは1曲目の楽曲
を聴きながら好みの音響特性となるようにイコライザを
調節する。例えば、高域がやや強調された音響特性にし
たい場合、ユーザは、イコライザを用いて低域の減衰量
を増加させるとともに、高域の減衰量を減少させる。
【0007】ところが、2曲目の楽曲が1曲目の楽曲に
比べて低域が強調された音響特性を有している場合、1
曲目の楽曲の再生が終わり2曲目の楽曲の再生が始まっ
たときに、ユーザは2曲目の楽曲の低域が強調され過ぎ
ているとともに高域の強調が足りないと感じてしまう。
この際、ユーザは、自身の好みの音響特性となるように
(高域がやや強調された音響特性となるように)改めて
イコライザを用いて低域の減衰量をさらに増加させると
ともに、高域の減衰量をさらに減少させなければならな
い。
【0008】さらに、3曲目の楽曲が2曲目の楽曲に比
べて高域が強調された音響特性を有している場合、2曲
目の楽曲の再生が終わり3曲目の楽曲の再生が始まった
ときに、ユーザは3曲目の楽曲の高域が強調され過ぎて
いるとともに低域が非常に聞きづらいと感じてしまう。
この際、ユーザは、自身の好みの音響特性となるように
(高域がやや強調された音響特性となるように)改めて
イコライザを用いて低域の減衰量を減少させるととも
に、高域の減衰量を増加させなければならない。
【0009】このように、従来は、複数の楽曲を一定の
音響特性で連続して聴くためには、楽曲の音響特性レベ
ルが変化するたびにユーザ自らがイコライザを調整する
必要があった。
【0010】したがって、本発明の目的は、複数のオー
ディオデータを取り込んだ場合であっても、各オーディ
オデータ間における音響特性のばらつきが解消されるデ
ジタルオーディオシステムを提供することである。
【0011】また、本発明の他の目的は、上記デジタル
オーディオシステムに用いることができる音響特性調整
要素生成方法及びこれを実現するための音響特性調整要
素生成プログラム、並びに、音響特性調整要素生成プロ
グラムが記録された記録媒体を提供することである。
【0012】また、本発明のさらに他の目的は、上記デ
ジタルオーディオシステムに用いることができる音響特
性調整方法及びこれを実現するための音響特性調整プロ
グラム、並びに、音響特性調整プログラムが記録された
記録媒体を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
オーディオデータの音量を複数の周波数について検出す
ることにより、各周波数における音量レベルを示す音響
特性調整要素を生成する生成手段と、前記オーディオデ
ータの再生時に前記音響特性調整要素に基づいて対応す
る周波数の再生音量をそれぞれ調整する調整手段とを備
えるデジタルオーディオシステムによって達成される。
【0014】本発明によれば、音響特性調整要素に基づ
いてオーディオデータの再生音量が周波数ごとに調整さ
れることから、各オーディオデータ間における音響特性
のばらつきが解消される。このため、複数のオーディオ
データを取り込んだ場合に、再生時に違和感を生じるこ
とがなくなる。
【0015】本発明の好ましい実施態様においては、前
記オーディオデータと前記音響特性調整要素とを関連づ
けて格納する格納手段をさらに備える。
【0016】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記生成手段は、前記オーディオデータを外部から
前記格納手段へ格納する際に前記音響特性調整要素を生
成する。
【0017】本発明の前記目的はまた、オーディオデー
タに含まれる最大音量を複数の周波数について検出する
第1のステップと、少なくとも検出された前記各最大音
量に基づいて前記オーディオデータに対応する音響特性
調整要素を生成する第2のステップとを備える音響特性
調整要素生成方法によって達成される。
【0018】本発明によれば、少なくとも周波数ごとに
検出された最大音量に基づいて、オーディオデータに対
応する音響特性調整要素を生成しているので、かかる音
響特性調整要素を利用すれば、各オーディオデータ間に
おける音響特性のばらつきを解消することが可能とな
る。
【0019】本発明の好ましい実施態様においては、前
記第1のステップにおける検出を前記オーディオデータ
の複数の区間に亘って個別に行い、前記第2のステップ
における生成を、各周波数ごとに、少なくとも検出され
た複数の最大音量に基づいて行う。
【0020】本発明の好ましい実施態様によれば、音響
特性調整要素として実際の聴感に即した値を得ることが
できる。
【0021】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記音響特性調整要素を前記オーディオデータと関
連づけて保存する第3のステップをさらに備える。
【0022】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第3のステップにおける関連づけを、前記オー
ディオデータ内に前記音響特性調整要素を含ませること
により行う。
【0023】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、音響特性調整要素を格納するための別ファイルを作
成することができない場合であっても、オーディオデー
タと音響特性調整要素との関連づけを行うことが可能と
なる。
【0024】本発明の前記目的はまた、オーディオデー
タの再生が指示されたことに応答して、複数の周波数に
おける音量レベルを示す対応する音響特性調整要素を読
み出す第1のステップと、前記音響特性調整要素に基づ
いて対応する周波数の再生音量をそれぞれ調整する第2
のステップとを備える音響特性調整方法によって達成さ
れる。
【0025】本発明によれば、音響特性調整要素に基づ
いて出力音量が周波数ごとに調整されることから、各オ
ーディオデータ間における音響特性のばらつきを解消す
ることが可能となる。
【0026】本発明の好ましい実施態様においては、前
記第2のステップにおける調整を、サブイコライザの設
定値を変更することにより行う。
【0027】本発明の前記目的はまた、コンピュータ
に、オーディオデータに含まれる最大音量を複数の周波
数について検出する第1のステップと、少なくとも検出
された前記各最大音量に基づいて前記オーディオデータ
に対応する音響特性調整要素を生成する第2のステップ
とを実行させるための音響特性調整要素生成プログラム
によって達成される。
【0028】本発明の前記目的はまた、コンピュータ
に、オーディオデータの再生が指示されたことに応答し
て、複数の周波数における音量レベルを示す対応する音
響特性調整要素を読み出す第1のステップと、前記音響
特性調整要素に基づいて対応する周波数の再生音量をそ
れぞれ調整する第2のステップとを実行させるための音
響特性調整プログラムによって達成される。
【0029】本発明の前記目的はまた、コンピュータ
に、オーディオデータに含まれる最大音量を複数の周波
数について検出する第1のステップと、少なくとも検出
された前記各最大音量に基づいて前記オーディオデータ
に対応する音響特性調整要素を生成する第2のステップ
とを実行させるための音響特性調整要素生成プログラム
が記録された記録媒体によって達成される。
【0030】本発明の前記目的はまた、コンピュータ
に、オーディオデータの再生が指示されたことに応答し
て、複数の周波数における音量レベルを示す対応する音
響特性調整要素を読み出す第1のステップと、前記音響
特性調整要素に基づいて対応する周波数の再生音量をそ
れぞれ調整する第2のステップとを実行させるための音
響特性調整プログラムが記録された記録媒体によって達
成される。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明は、オーディオデータをパ
ーソナルコンピュータやデジタルオーディオプレーヤ等
の情報処理装置に取り込む際、或いは、既に取り込まれ
たオーディオデータをスキャンすることによって、その
オーディオデータの音響特性に関する情報(音響特性調
整要素)を生成するとともに、これをオーディオデータ
とは別に、或いは、オーディオデータに含ませる形で保
存し、再生時においてかかる音響特性調整要素を用いた
自動的な音響特性の調整を行うものである。したがっ
て、本発明は、音響特性調整要素を生成するフェーズ及
び音響特性調整要素を利用するフェーズからなる。本発
明の実施態様としては種々の形態が考えられるが、以
下、好ましい実施態様について詳細に説明する。
【0032】本実施態様にかかるデジタルオーディオシ
ステムは、音響特性調整要素生成プログラム及び音響特
性調整プログラムを含むソフトウェア部分と、上記プロ
グラムを実行するとともにユーザとのインターフェース
を取るためのハードウェア部分によって構成される。
【0033】図1は、本実施態様にかかるデジタルオー
ディオシステムのハードウェア部分10の構成を概略的
に示すブロック図である。
【0034】図1に示すように、本実施態様にかかるデ
ジタルオーディオシステムのハードウェア部分10は、
CPU11と、メモリ12と、入力デバイス13と、デ
ィスプレイ14と、D/Aコンバータ15と、アンプ1
6と、スピーカ17と、リムーバブルディスクドライブ
18とを備え、CPU11、メモリ12、入力デバイス
13、ディスプレイ14、D/Aコンバータ15、アン
プ16及びリムーバブルディスクドライブ18はバス1
9によって相互に接続されている。また、アンプ16内
には、イコライザ16aが設けられている。このような
ハードウェア構成は、通常のパーソナルコンピュータが
備えるハードウェア構成であることから、本実施態様に
かかるデジタルオーディオシステムのハードウェア部分
10としては、通常のパーソナルコンピュータを用いる
ことができる。また、図1に示すハードウェア部分によ
ってデジタルオーディオシステムのソフトウェア部分を
利用する場合、かかるソフトウェア部分が格納されてい
るCD−ROM等の記録媒体をリムーバブルディスクド
ライブ18に挿入し、その内容をメモリ12に格納した
後、ソフトウェア部分に含まれる各種プログラムをCP
U11によって実行すればよい。
【0035】図2は、本実施態様にかかるデジタルオー
ディオシステムのソフトウェア部分20の構成を概略的
に示すブロック図である。
【0036】図2に示すように、本実施態様にかかるデ
ジタルオーディオシステムのソフトウェア部分20は、
エンコーダ/デコーダ21と、音響特性調整要素生成プ
ログラム22及び音響特性調整プログラム23からな
り、上述のとおり、かかるソフトウェア部分20は、C
D−ROM等の記録媒体に格納することが可能である。
【0037】エンコーダ/デコーダ21は、リムーバブ
ルディスクドライブ18に挿入されたオーディオCD等
の記録媒体からオーディオデータをデジタルデータとし
て取り込み、これをMP3形式のファイルに変換(エン
コード)するとともに、メモリ12に格納されているM
P3形式のファイルをD/Aコンバータ15による変換
が可能な形式のファイルに変換(デコード)するための
プログラムである。尚、本明細書においては、再生状態
における内容(コンテンツ)が同一であれば、ファイル
形式が異なっていても同じ「オーディオデータ」として
取り扱う。
【0038】音響特性調整要素生成プログラム22は、
エンコーダ/デコーダ21によるエンコードの際、当該
オーディオデータの音響特性に基づいて音響特性調整要
素を生成するとともに、生成した音響特性調整要素をメ
モリ12に格納するためのプログラムである。さらに、
音響特性調整プログラム23は、エンコーダ/デコーダ
21によるデコードの際、対応する音響特性調整要素に
基づいてサブイコライザの設定内容を自動調整するため
のプログラムである。
【0039】ここで、本実施態様におけるサブイコライ
ザとは、ユーザにより調節可能なメインイコライザとと
もに、イコライザ16aによるイコライジング特性を決
定するための要素である。したがって、イコライザ16
aによるイコライジング特性はメインイコライザの設定
値とサブイコライザの設定値との合成量によって決定さ
れる。但し、本実施態様においては、メインイコライザ
とサブイコライザとが物理的に別個のイコライザとして
存在するわけではなく、ユーザにより設定されるメイン
イコライザの設定値と、音響特性調整要素に基づいて設
定されるサブイコライザの設定値とがソフトウェア的に
合成され、これに基づいてイコライザ16aによるイコ
ライジング特性が決定される。
【0040】ユーザによるメインイコライザの調節方法
としては、特に限定されるものではないが、入力デバイ
ス13を用いて、イコライジング用のアプリケーション
やイコライジング機能を備えるOSを操作することによ
り行うことができる。
【0041】以下、本実施態様にかかるデジタルオーデ
ィオシステムの動作についてより詳細に説明する。
【0042】まず、オーディオデータの取り込み動作に
ついて、オーディオCDに格納された全楽曲を取り込む
場合を例に説明する。
【0043】図3は、本実施態様にかかるデジタルオー
ディオシステムにおけるオーディオデータの取り込み動
作を示すフローチャートである。かかる動作は、取り込
むべき複数のオーディオデータが格納されたオーディオ
CDをリムーバブルディスクドライブ18に挿入した
後、入力デバイス13を介してユーザよりオーディオデ
ータの取り込み動作が指示されたことに応答して、CP
U11がメモリ12に格納されているエンコーダ/デコ
ーダ21を実行することにより行われる。
【0044】まず、ユーザよりオーディオデータの取り
込み動作が指示されると、内部変数iの初期値として0
が与えられ(ステップS1)、次に、この内部変数iが
インクリメントされる(ステップS2)。そして、リム
ーバブルディスクドライブ18に挿入されているオーデ
ィオCD内のオーディオデータのうち、現在の内部変数
iに一致したトラックのオーディオデータが選択され、
その内容が読み出される(ステップS3)。したがっ
て、この場合、内部変数i=1であるから、トラック#
1(先頭トラック)に格納されているWAV形式のオー
ディオデータが読み出される。
【0045】このようにしてオーディオデータの読み出
しが行われている間、これに並行して、読み出されてい
るWAV形式のオーディオデータがMP3形式に変換さ
れる(ステップS4)。変換されたオーディオデータ
は、所定のファイル名を付してメモリ12に書き込まれ
る(ステップS5)。
【0046】上述したオーディオCDからのオーディオ
データの読み出し(ステップS3)、ファイル形式の変
換(ステップS4)及び変換されたオーディオデータの
書き込み(ステップS5)がトラック#1(先頭トラッ
ク)に格納されているオーディオデータについて完了す
ると、当該トラックが最終トラックであるか否かが判断
される(ステップS6)。その結果、当該トラックが最
終トラックであると判断されれば一連の処理を終了し、
逆に、最終トラック以外のトラックであると判断されれ
ばステップS2に戻って内部変数iのインクリメントを
行う。
【0047】以上のようにして、先頭トラックから最終
トラックに亘る一連のオーディオデータの取り込みが行
われる。
【0048】次に、音響特性調整要素の生成動作及び生
成された音響特性調整要素の格納動作について説明す
る。これら動作は、それぞれ上述した音響特性調整要素
を生成するフェーズに相当する動作であり、図3に示す
ファイル形式の変換動作(ステップS4)と並行して自
動的に実行される。
【0049】図4は、音響特性調整要素の生成動作及び
音響特性調整要素の格納動作を示すフローチャートであ
る。かかる動作は、CPU11がメモリ12に格納され
ている音響特性調整要素プログラム22を実行すること
により行われる。
【0050】まず、図3に示すファイル形式の変換動作
(ステップS4)が開始されると、現在変換中のオーデ
ィオデータ(WAV形式のファイル)の最大音量(MA
X1〜MAXn)が周波数別に複数検出される(ステッ
プS11)。かかる検出動作は、ファイル形式の変換動
作(ステップS4)と並行して行っているため、周波数
別の最大音量を検出するために当該オーディオデータを
別途スキャンする必要はない。特に限定されるものでは
ないが、可聴周波数帯域の中心周波数付近を軸に、3点
以上(n≧3)の周波数を最大音量の検出対象とするこ
とが好ましい。可聴周波数帯域は約20Hz〜約20K
Hzであることから、検出対象を3点(n=3)とする
場合、例えば、300Hz、2KHz、12KHzの周
波数を選択すればよい。検出対象が多いほど、より正確
な音響特性調整要素を生成することが可能となる。
【0051】このようにして各周波数ごとの最大音量
(MAX1〜MAXn)が検出されると、各最大音量
(MAX1〜MAXn)と予め定められた基準音量(R
EF)との差(REF−MAX1〜REF−MAXn)
が求められる(ステップS12)。求められた各値は、
当該オーディオデータに対応する音響特性調整要素(A
EF1〜AEFn:Auto Equalizing
Factor)を構成する。
【0052】図5(a)〜(c)は、最大音量の検出対
象が3点(300Hz、2KHz、12KHz)である
場合における音響特性調整要素(AEF1〜AEF3)
の値を模式的に説明するための図であり、図5(a)に
は300Hzの検出点に対応する音響特性調整要素(A
EF1)の値が模式的に示され、図5(b)には2KH
zの検出点に対応する音響特性調整要素(AEF2)の
値が模式的に示され、図5(c)には12KHzの検出
点に対応する音響特性調整要素(AEF3)の値が模式
的に示されている。
【0053】図5(a)乃至(c)に示すように、それ
ぞれの検出点における当該オーディオデータの最大音量
(MAX1〜MAX3)が基準音量(REF)を超えて
いる場合には、対応する音響特性調整要素(AEF1〜
AEF3)の値は、これらの差に基づいて負の値をと
り、それぞれの検出点における当該オーディオデータの
最大音量(MAX1〜MAX3)が基準音量(REF)
を下回っている場合には、対応する音響特性調整要素
(AEF1〜AEF3)の値は、これらの差に基づいて
正の値をとる。
【0054】図5に示す例においては、300Hz及び
12KHzの検出点におけるオーディオデータの最大音
量(MAX1、MAX3)が基準音量(REF)を超え
ているために、対応する音響特性調整要素(AEF1、
AEF3)が負の値をとり(図5(a)、(c))、2
KHzの検出点におけるオーディオデータの最大音量
(MAX2)が基準音量(REF)を下回っているため
に、対応する音響特性調整要素(AEF2)が正の値を
とっている場合を示している。
【0055】このようにして音響特性調整要素(AEF
1〜AEFn)が生成されると、次に、生成された音響
特性調整要素(AEF1〜AEFn)が管理テーブル内
に登録される(ステップS13)。かかる管理テーブル
も、メモリ12内に格納される。
【0056】図6は、管理テーブル30のデータ構造を
模式的に示す図である。
【0057】図6に示すように、管理テーブル30は、
ステップS5において付されたファイル名と、ステップ
S12において生成されたこれに対応する音響特性調整
要素(AEF1〜AEFn)によって構成される。した
がって、例えば、図5に示すように最大音量の検出対象
が3点(300Hz、2KHz、12KHz)である場
合には、管理テーブル30は、ファイル名とこれに対応
する3つの音響特性調整要素(AEF1〜AEF3)に
よって構成されることになる。これにより、取り込まれ
た各オーディオデータに対応する音響特性調整要素(A
EF1〜AEFn)がメモリ12内に保存される。
【0058】以上のように、一連の音響特性量調整要素
の生成動作及び音響特性調整要素の格納動作は、オーデ
ィオデータの取り込み動作と並行して行われる。
【0059】次に、メモリ12に取り込まれたオーディ
オデータの再生動作について説明する。この動作は、上
述した音響特性調整要素を利用するフェーズに相当する
動作であり、入力デバイス13を用いてメモリ12に格
納されているMP3形式のファイルの再生をユーザが指
示したことに応答して、CPU11がメモリ12に格納
されているエンコーダ/デコーダ21及び音響特性調整
プログラム23を実行することにより行われる。
【0060】図7は、オーディオデータの再生動作を示
すフローチャートである。
【0061】図7に示すように、まずユーザが入力デバ
イス13を用いてメモリ12に格納されているMP3形
式のファイルのいずれかを選択し、その再生を指示する
と(ステップS21)、管理テーブル30が参照され
て、対応する音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)
が読み出される(ステップS22)。次に、読み出され
た音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)に基づいて
サブイコライザのレベルが設定され(ステップS2
3)、その設定値が現在設定されているメインイコライ
ザの設定値に加算される(ステップS24)。但し、既
に説明したように、本実施態様においては、メインイコ
ライザとサブイコライザとが物理的に別個のイコライザ
として存在するわけではなく、ソフトウェア的に制御さ
れるイコライザ16aを、ユーザによって制御される部
分と音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)によって
制御される部分とに仮想的に分離して考え、ユーザによ
って制御される部分をメインイコライザと呼び、音響特
性調整要素(AEF1〜AEFn)によって制御される
部分をサブイコライザと呼んでいるに過ぎない。したが
って、イコライザ16aのイコライジング特性は、ユー
ザの設定によるメインイコライザの設定値と音響特性調
整要素(AEF1〜AEFn)に基づくサブイコライザ
の設定値によって生成されるイコライジング信号Eに基
づいて一義的に定められ、メインイコライザに対応する
イコライジング信号とサブイコライザに対応するイコラ
イジング信号とが別個にイコライザ16aに供給される
訳ではない。尚、上記ステップS21乃至ステップS2
3は、メモリ12に格納されている音響特性調整プログ
ラム23がCPU11によって実行されることにより行
われる。
【0062】このようにしてメインイコライザの設定値
とサブイコライザの設定値の加算が完了すると、メモリ
12に格納されているエンコーダ/デコーダ21がCP
U11によって実行され、これにより、ステップS21
にて選択されたMP3形式のファイルがデコードされる
(ステップS25)。MP3形式のファイルがデコード
されると、D/Aコンバータ15による変換が可能な形
式のオーディオデータに復元され、これがバス19を介
してD/Aコンバータ15に供給されてアナログ信号に
変換される。かかるアナログ信号は、イコライザ16a
によってステップS23にて設定された所定の音響特性
が与えられるとともにアンプ16により増幅され、スピ
ーカ17により再生される。
【0063】これにより、再生されるオーディオデータ
の音響特性は、取り込み元であるオーディオCDの音響
特性によらず、ユーザにより調節可能なメインイコライ
ザの設定値によって一義的に決まる。すなわち、各オー
ディオデータ間における音響特性が一定に保たれる。
【0064】図8は、音響特性が一定に保たれる様子を
模式的に示す図である。尚、本図は、オーディオデータ
の伝送経路を等価的に示すものであり、実際のハードウ
ェア構成を示すものではない。
【0065】図8に示す例では、最大音量の検出対象が
3点(300Hz、2KHz、12KHz)であり、オ
ーディオデータ#1の各検出点における最大音量(MA
X1〜MAX3)が所定の条件下における再生時の音圧
レベルに換算してそれぞれ47dB、50dB、53d
B(高域が強調された音響特性)であり、オーディオデ
ータ#2の各検出点における最大音量(MAX1〜MA
X3)が上記所定の条件下における再生時の音圧レベル
に換算してそれぞれ55dB、50dB、45dB(低
域が非常に強調された音響特性)であり、オーディオデ
ータ#3の各検出点における最大音量(MAX1〜MA
X3)が上記所定の条件下における再生時の音圧レベル
に換算してそれぞれ48dB、51dB、48dB(中
域が強調された音響特性)である場合を示している。ま
た、基準音量(REF)は、上記所定の条件下における
再生時の音圧レベルに換算して50dBである。
【0066】この場合、オーディオデータ#1に対応す
る音響特性調整要素(AEF1〜AEF3)はそれぞれ
+3dB、±0dB、−3dBであり、オーディオデー
タ#2に対応する音響特性調整要素(AEF1〜AEF
3)はそれぞれ−5dB、±0dB、+5dBであり、
オーディオデータ#3に対応する音響特性調整要素(A
EF1〜AEF3)はそれぞれ+2dB、−1dB、+
2dBである。したがって、図8に示すように、音響特
性調整要素(AEF1〜AEF3)によって調節される
サブイコライザがメインイコライザの前段に存在すると
考えれば、サブイコライザを通過した後の音響特性は各
オーディオデータ#1、#2、#3ともにフラットとな
ることが分かる。このため、実際の音響特性はユーザに
より調節可能なメインイコライザの設定値(図8に示す
例では、初期設定値である基準レベルrefからみて3
00Hz、2KHz及び12KHz成分をそれぞれ+1
dB、−2dB及び+3dBに設定)によって一義的に
決まり、各オーディオデータ間においてばらつきを生じ
ることがなくなる。以上につき、模式的な周波数特性図
を用いてより詳細に説明する。
【0067】図9及び図10は、音響特性が一定に保た
れる様子を説明するための模式的な周波数特性図であ
り、図9(a)はオーディオデータ#3の周波数特性、
図9(b)はサブイコライザの周波数特性、図9(c)
はサブイコライザを通過したオーディオデータ#3の周
波数特性、図10(a)はメインイコライザの周波数特
性、図10(b)はメインイコライザを通過したオーデ
ィオデータ#3の周波数特性(再生音の周波数特性)を
示している。
【0068】まず、オーディオデータ#3の周波数特性
は、上述のとおり中域が強調された特性を有しており
(図9(a))、このためサブイコライザの周波数特性
としては、基準音量(REF)からみてオーディオデー
タ#3の周波数特性とは正反対の特性が与えられる(図
9(b))。ここで、サブイコライザのフィルタリング
特性は、図11に示すように、各周波数成分(300H
z、2KHz、12KHz)のみをフィルタリングする
のではなく、各周波数成分を中心として、ある程度の周
波数範囲に亘った分布特性を有している。この点は、メ
インイコライザも同様である。
【0069】このため、サブイコライザを通過したオー
ディオデータ#3の周波数特性は、図9(c)に示すよ
うに実質的にフラットとなる。したがって、メインイコ
ライザを通過したオーディオデータ#3の周波数特性
(再生音の周波数特性)は、メインイコライザの周波数
特性と実質的に一致する(図10(a)、(b))。つ
まり、オーディオデータが本来有していた音響特性に関
わらず、メインイコライザの設定値によって実際の再生
音の音響特性が一義的に決まることになる。
【0070】以上説明したように、本実施態様にかかる
デジタルオーディオシステムによれば、オーディオデー
タをパーソナルコンピュータに取り込む際に、そのオー
ディオデータの音響特性調整要素(AEF1〜AEF
n)を生成するとともに、これを各オーディオデータと
関連づけて保存し、再生時においてかかる音響特性調整
要素(AEF1〜AEFn)を用いた自動的な音響特性
の調整を行っていることから、実際に録音された音響特
性にかかわらず、一定の音響特性でこれらオーディオデ
ータを再生することが可能となる。
【0071】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0072】例えば、上記実施態様にかかるデジタルオ
ーディオシステムにおいては、リムーバブルディスクド
ライブ18に挿入されたオーディオCDからオーディオ
データを取り込む場合を例に説明したが、本発明は、デ
ジタル音源からデジタル信号であるオーディオデータを
取り込む場合、アナログ音源からの信号をA/D変換し
てデジタル信号であるオーディオデータを生成して取り
込む場合のいずれも場合においても適用可能である。ま
た、具体的な音源としてもオーディオCDに限られず、
ウェブサイト、ライン入力、マイク入力等からオーディ
オデータを取り込む場合においても、本発明は適用可能
である。この場合、オーディオCD、ウェブサイト、ラ
イン入力、マイク入力等から取り込んだ種々のオーディ
オデータに関して、再生時の音響特性を一定化すること
ができる。
【0073】また、上記実施態様にかかるデジタルオー
ディオシステムにおいては、オーディオデータをメモリ
12に取り込む際に、エンコーダ/デコーダ21を用い
てファイル形式をMP3形式に圧縮・変換しているが、
本発明においてこのような圧縮処理や変換処理を行うこ
とは必須でなく、取り込み元のオーディオデータのファ
イル形式を変換せずにメモリ12に格納しても構わな
い。また、圧縮・変換を行う場合も、その圧縮・変換方
式については特に限定されず、AAC(Advance
d Audio Coding)等の他の圧縮・変換方
式を用いることができる。
【0074】また、上記実施態様にかかるデジタルオー
ディオシステムにおいては、オーディオデータをメモリ
12に取り込む際に周波数別の最大音量(MAX1〜M
AXn)を検出し、これに基づいて音響特性調整要素
(AEF1〜AEFn)を生成しているが、音響特性調
整要素(AEF1〜AEFn)の生成タイミングとして
はこれに限定されず、既に取り込まれたオーディオデー
タをスキャンすることによってこれを生成しても構わな
い。しかしながら、上記実施態様にて説明したとおり、
オーディオデータの取り込み時に行うファイルの変換と
並行して周波数別の最大音量(MAX1〜MAXn)の
検出及び音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)の生
成を行えば、当該オーディオデータを別途スキャンする
必要がなくなることを考慮すれば、上記実施態様のよう
に、オーディオデータの取り込み時に行うファイルの変
換と並行して周波数別の最大音量(MAX1〜MAX
n)の検出及び音響特性調整要素(AEF1〜AEF
n)の生成を行うのが効率的である。
【0075】また、上記実施態様にかかるデジタルオー
ディオシステムにおいては、音響特性調整要素(AEF
1〜AEFn)に基づいてサブイコライザの設定値を調
整しているが、ユーザによって設定されたメインイコラ
イザのレベルを音響特性調整要素(AEF1〜AEF
n)に基づいて直接調整することによって最終的な再生
音量を調整しても構わない。
【0076】さらに、上記実施態様にかかるデジタルオ
ーディオシステムにおいては、メインイコライザがソフ
トウェア的に操作されるイコライザである場合を例に説
明したが、これが機械的に操作されるイコライザであっ
ても構わない。メインイコライザが機械的に操作される
イコライザである場合において、音響特性調整要素(A
EF1〜AEFn)に基づく音響特性の調整をメインイ
コライザに対して直接行う場合には、モータ等を用い
て、かかる機械的に操作されるイコライザを音響特性調
整要素(AEF1〜AEFn)に基づき電気的に駆動す
ればよい。
【0077】さらに、上記実施態様にかかるデジタルオ
ーディオシステムにおいては、各オーディオデータの1
つの検出周波数に対して1つの最大音量を検出し、各検
出点における最大音量(MAX1〜MAXn)に基づい
て音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)の生成を行
っているが、音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)
の生成方法としてはこれに限定されず、他の種々の方法
を用いることが可能である。
【0078】図12(a)〜(c)は、音響特性調整要
素(AEF1〜AEFn)を生成する他の方法を説明す
るための図であり、図12(a)には300Hzの検出
点に対応する音響特性調整要素(AEF1〜AEF1
)の値が模式的に示され、図12(b)には2KHz
の検出点に対応する音響特性調整要素(AEF2〜A
EF2)の値が模式的に示され、図12(c)には1
2KHzの検出点に対応する音響特性調整要素(AEF
〜AEF3)の値が模式的に示されている。
【0079】図12に示すように、本例においては、単
位時間Tに基づいて1つのオーディオデータを複数区間
に分割し、各区間における検出周波数ごとの最大音量の
平均に基づいて音響特性調整要素(AEF1〜AEF
3)を生成している。すなわち、300Hzの検出点に
対応する音響特性調整要素(AEF1)は、各区間にお
ける300Hz成分の最大音量(MAX1〜MAX1
)の平均値(MAX1)に基づいて生成され、2KH
zの検出点に対応する音響特性調整要素(AEF2)
は、各区間における2KHz成分の最大音量(MAX2
〜MAX2)の平均値(MAX2)に基づいて生成
され、12KHzの検出点に対応する音響特性調整要素
(AEF3)ては、各区間における12KHz成分の最
大音量(MAX3〜MAX3)の平均値(MAX
3)に基づいて生成される。
【0080】このような方法を用いれば、音響特性調整
要素(AEF1〜AEFn)として実際の聴感に即した
値を得ることができる。例えば、ある周波数成分f1に
ついては大部分が基準音量(REF)を大きく下回って
いる一方で瞬間的に基準音量(REF)を大きく上回る
部分(大音量部)が存在し、他の周波数成分f2につい
ては全体的に基準音量(REF)を上回っているような
場合であっても、上記瞬間的な大音量部の存在によっ
て、サブイコライザにより周波数成分f1が周波数成分
f2よりも大きく減衰されるようなことがない。したが
って、特定の周波数成分が過度に減衰されることがなく
なり、メインイコライザの前段における音響特性をより
フラットとすることができる。また、演奏時間が長い楽
曲の場合には、検出周波数ごとに、楽曲全体の抑揚を反
映した音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)を生成
することができるので、特に好適である。
【0081】図13(a)〜(c)は、音響特性調整要
素(AEF1〜AEFn)を生成するさらに他の方法を
説明するための図であり、図13(a)には300Hz
の検出点に対応する音響特性調整要素(AEF1〜A
EF1)の値が模式的に示され、図13(b)には2
KHzの検出点に対応する音響特性調整要素(AEF2
〜AEF2)の値が模式的に示され、図13(c)
には12KHzの検出点に対応する音響特性調整要素
(AEF3〜AEF3)の値が模式的に示されてい
る。
【0082】図13に示すように、本例も図12と同
様、単位時間Tに基づいて1つのオーディオデータを複
数区間に分割し、各区間における検出周波数ごとの最大
音量の平均に基づいて音響特性調整要素(AEF1〜A
EF3)を生成しているが、本例ではこれに加え、検出
周波数ごとに、第2の基準音量(REF’)を下回った
期間を積算することにより検出周波数ごとに小音量時間
(LOW1〜LOW3)を測定し、その時間に応じて対
応する音響特性調整要素(AEF1〜AEF3)に微調
整を加えている。微調整としては、小音量時間(LOW
1〜LOW3)が長ければ長いほど聞きとりにくい箇所
が多いものと考えられることから、対応する音響特性調
整要素(AEF1〜AEF3)の値をプラス方向に補正
(或いは、対応する最大音量(MAX1〜MAX3)の
値をマイナス方向に補正)すればよい。このような方法
を用いれば、音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)
として実際の聴感により即した値を得ることができる。
【0083】図14(a)〜(c)は、音響特性調整要
素(AEF1〜AEFn)を生成するさらに他の方法を
説明するための図であり、図14(a)には300Hz
の検出点に対応する音響特性調整要素(AEF1〜A
EF1)の値が模式的に示され、図14(b)には2
KHzの検出点に対応する音響特性調整要素(AEF2
〜AEF2)の値が模式的に示され、図14(c)
には12KHzの検出点に対応する音響特性調整要素
(AEF3〜AEF3)の値が模式的に示されてい
る。
【0084】図14に示すように、本例も図13と同
様、単位時間Tに基づいて1つのオーディオデータを複
数区間に分割し、各区間における検出周波数ごとの最大
音量(MAX1〜MAX3)を生成するとともに、検出
周波数ごとに第2の基準音量(REF’)を下回った期
間を積算することによって、検出周波数ごとに小音量時
間(LOW1〜LOW3)を測定しているが、本例では
これに加え、検出周波数ごとに、基準音量(REF)を
超えた期間を積算することにより、検出周波数ごとに、
大音量時間(HIGH1〜HIGH3)を測定し、その
時間に応じて音響特性調整要素(AEF1〜AEF3)
に微調整を加えている。微調整としては、大音量時間
(HIGH1〜HIGH3)が長ければ長いほど音量の
大きい箇所が多いことから、対応する音響特性調整要素
(AEF1〜AEF3)の値をマイナス方向に補正(或
いは、対応する最大音量(MAX1〜MAX3)の値を
プラス方向に補正)すればよい。このような方法を用い
れば、音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)として
実際の聴感によりいっそう即した値を得ることができ
る。
【0085】さらに、オーディオデータをメモリ12に
取り込む際に、取り込む楽曲の曲調を考慮して、上記単
位時間Tの長さを適宜変更することにより、音響特性調
整要素(AEF1〜AEFn)として実際の聴感により
いっそう即した値を得ることができる。例えば、全体と
して音量の変化が大きい(音量のダイナミックレンジが
大きい=抑揚が大きい)楽曲の場合には、単位時間Tを
短くしてより多くの最大音量(MAX1〜MAX
)を得ることで、平均値(MAX1〜MAXn)よ
り得られる各音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)
が必要以上に大きくなったりあるいは小さくなったりす
ることを防ぐことができる。一方、全体として音量の変
化が小さい(音量のダイナミックレンジが小さい=抑揚
が小さい)楽曲の場合には、単位時間Tを長くすること
により各検出周波数について得られる最大音量の数
(m)を減らしても、各検出周波数について得られる各
最大音量(MAXi〜MAXi、但し、i=1〜
n)の値にばらつきが少ないことから、適切な音響特性
調整要素(AEF1〜AEFn)を得ることができる。
【0086】さらに、オーディオデータをメモリ12に
取り込む際に、取り込む楽曲の曲調を考慮して、検出点
の数(n)を適宜変更することにより、音響特性調整要
素(AEF1〜AEFn)として実際の聴感によりいっ
そう即した値を得ることができる。例えば、周波数のダ
イナミックレンジの広い楽曲の場合には、検出点の数
(n)を多くしてより精度の高い音響特性調整要素(A
EF1〜AEFn)を生成すれば、メインイコライザの
前段における音響特性をよりフラットとすることができ
る。逆に、周波数のダイナミックレンジの狭い楽曲の場
合には、検出点の数(n)を少なく設定しても、メイン
イコライザの前段における音響特性を十分にフラットと
することができる。
【0087】ここで、単位時間Tの長さや検出点の数
(n)の数の設定は、上述のように音量のダイナミック
レンジや周波数のダイナミックレンジに基づいて行って
も良いし、取り込む楽曲に付された属性情報(楽曲名、
アーチスト名、ジャンル、演奏時間等)に基づいて行っ
ても良い。また、単位時間Tの長さや検出点の数(n)
の数の設定は、このようにデジタルオーディオシステム
側が自動的に行っても良いし、ユーザが任意に設定して
も良い。
【0088】さらに、オーディオデータをメモリ12に
取り込む際に、オーディオデータに含まれる特定の周波
数成分(ビート)を検出し、これに基づいて音響特性調
整要素(AEF1〜AEFn)に微調整を加えても構わ
ない。この場合、検出されたビートが速い場合には、全
体的にアップテンポな楽曲であり、聴感上、低域及び高
域が強調されて聞こえる傾向があることから、低域及び
高域における音響特性調整要素(例えば、図5に示すよ
うに検出点が3点であれば、AEF1、AEF3)の値
がより大きく(或いは、低域及び高域における最大音量
(MAX1、MAX3)の値がより小さく)なるように
補正するとともに、中域における音響特性調整要素(A
EF2)の値がより小さく(或いは、中域における最大
音量(MAX2)の値がより大きく)なるように補正す
ればよい。逆に、検出されたビートが遅い場合には、全
体的にスローテンポな楽曲であり、聴感上、中域が強調
されて聞こえる傾向があることから、中域における音響
特性調整要素(AEF2)の値がより大きく(或いは、
中域における最大音量(MAX2)の値がより小さく)
なるように補正するとともに、低域及び高域における音
響特性調整要素(AEF1、AEF3)の値がより大き
く(或いは、低域及び高域における最大音量(AEF
2)の値がより小さく)なるように補正すればよい。
【0089】さらに、上記実施態様にかかるデジタルオ
ーディオシステムにおいては、生成した音響特性調整要
素(AEF1〜AEFn)を管理テーブル30に格納し
ているが、音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)の
格納方法としてはこれに限定されず、例えば、対応する
オーディオデータの一部としてこれを含ませても構わな
い。例えば、ファイル名に音響特性調整要素(AEF1
〜AEFn)を含ませてもよいし、当該オーディオデー
タがMP3形式のファイルである場合には、ID3タグ
と呼ばれる付属文字情報格納領域内に音響特性調整要素
(AEF1〜AEFn)を格納してもよい。このような
方法によれば、管理テーブル30が不要となるので、例
えば、このような管理テーブル30を作成することがで
きない場合であっても、オーディオデータと音響特性調
整要素(AEF1〜AEFn)との関連づけを行うこと
が可能となる。
【0090】また、上記実施態様にかかるデジタルオー
ディオシステムにおいては、メモリ12に取り込まれた
オーディオデータの再生時において、メインイコライザ
の設定値に、対応する音響特性調整要素(AEF1〜A
EFn)を加算することによって音響特性を一定に保っ
ているが、音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)に
基づく音響特性調整方法としてはこれに限定されず、例
えば、WAV形式のデジタルデータに含まれる周波数ご
との音量成分を直接変化させることによって、最終的な
音響特性を調整しても構わない。また、D/Aコンバー
タ15による変換特性を変化させることによって、最終
的な音響特性を調整しても構わない。この場合、ハード
ウェア的なイコライザ16aは不要となる。さらに、ア
ンプ16内に従属接続された少なくとも2つのイコライ
ザを設け、そのうちの一つのイコライザによるイコライ
ジング特性を音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)
に基づいて設定し、他の一つのイコライザによるイコラ
イジング特性をユーザが設定しても構わない。
【0091】さらに、上記実施態様にかかるデジタルオ
ーディオシステムにおいては、ハードウェア部分10と
して一般的なパーソナルコンピュータを用いたが、これ
に限らず、例えば、デジタルオーディオプレーヤを用い
ても構わない。
【0092】また、上記実施態様にかかるデジタルオー
ディオシステムにおいては、音響特性調整要素(AEF
1〜AEFn)の生成、音響特性調整要素(AEF1〜
AEFn)の格納及び音響特性調整要素(AEF1〜A
EFn)の利用に供するハードウェア部分がいずれも共
通のハードウェアであるが、これらの一部または全部を
互いに別個のハードウェア部分を用いて行っても構わな
い。例えば、音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)
の生成と音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)の格
納についてはパーソナルコンピュータを用い、取り込ま
れたオーディオデータを音響特性調整要素(AEF1〜
AEFn)とともにデジタルオーディオプレーヤに転送
することによって、デジタルオーディオプレーヤにおい
て音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)の利用を行
っても構わない。
【0093】さらに、上記実施態様では、オーディオデ
ータの取り込み動作について、オーディオCDに格納さ
れた全楽曲を取り込む場合を例に説明したが、オーディ
オCDからのオーディオデータの取り込みは、1又は2
以上の楽曲を指定して行っても構わない。この場合は、
指定された楽曲に仮トラック番号を割り当て、これをイ
ンクリメントすることによって図3に示した処理と同様
の方法による取り込みを行うことができる。
【0094】尚、本発明において、手段とは、必ずしも
物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能がソ
フトウエアによって実現される場合も包含する。さら
に、一つの手段の機能が二以上の物理的手段により実現
されても、二以上の手段の機能が一つの物理的手段によ
り実現されてもよい。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のオーディオデータを取り込んだ場合であっても、
各オーディオデータ間における音響特性のばらつきが解
消されたデジタルオーディオシステムを提供することが
可能となる。また、本発明によれば、このようなデジタ
ルオーディオシステムへの適用が可能な音響特性調整要
素生成方法及びこれを実現するための音響特性調整要素
生成プログラム、並びに、音響特性整要素生成プログラ
ムが記録された記録媒体を提供することが可能となる。
さらに、本発明によれば、このようなデジタルオーディ
オシステムへの適用が可能な音響特性調整方法及びこれ
を実現するための音響特性調整プログラム、並びに、音
響特性調整プログラムが記録された記録媒体を提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様にかかるデジタルオ
ーディオシステムのハードウェア部分10の構成を概略
的に示すブロック図である。
【図2】本発明の好ましい実施態様にかかるデジタルオ
ーディオシステムのソフトウェア部分20の構成を概略
的に示すブロック図である。
【図3】オーディオデータの取り込み動作を示すフロー
チャートである。
【図4】音響特性調整要素の生成動作及び音響特性調整
要素の格納動作を示すフローチャートである。
【図5】(a)〜(c)は、最大音量の検出対象が3点
(300Hz、2KHz、12KHz)である場合にお
ける音響特性調整要素(AEF1〜AEF3)の値を模
式的に説明するための図である。
【図6】管理テーブル30のデータ構造を模式的に示す
図である。
【図7】オーディオデータの再生動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】音響特性が一定に保たれる様子を模式的に示す
図である。
【図9】図9(a)はオーディオデータ#3の周波数特
性を模式的に示す図であり、図9(b)はサブイコライ
ザの周波数特性を模式的に示す図であり、図9(c)は
サブイコライザを通過したオーディオデータ#3の周波
数特性を模式的に示す図である。
【図10】図10(a)はメインイコライザの周波数特
性を模式的に示す図であり、図10(b)はメインイコ
ライザを通過したオーディオデータ#3の周波数特性
(再生音の周波数特性)を模式的に示す図である。
【図11】サブイコライザ及びメインイコライザのフィ
ルタリング特性を示す図である。
【図12】音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)を
生成する他の方法を説明するための図である。
【図13】音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)を
生成するさらに他の方法を説明するための図である。
【図14】音響特性調整要素(AEF1〜AEFn)を
生成するさらに他の方法を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ソフトウェア部分 11 CPU 12 メモリ 13 入力デバイス 14 ディスプレイ 15 D/Aコンバータ 16 アンプ 16a イコライザ 17 スピーカ 18 リムーバブルディスクドライブ 19 バス 20 ソフトウェア部分 21 エンコーダ/デコーダ 22 音響特性調整要素生成プログラム 23 音響特性調整プログラム 30 管理テーブル
フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB05 BC03 CC06 FG23 FG30 HL07 5J030 AA01 AB01 AC00 AC01 AC20 AC21 (54)【発明の名称】 デジタルオーディオシステム、音響特性調整要素生成方法、音響特性調整方法、音響特性調整要 素生成プログラム、音響特性調整プログラム、音響特性調整要素生成プログラムが記録された記 録媒体及び音響特性調整プログラムが記録された記録媒体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオデータの音量を複数の周波数
    について検出することにより、各周波数における音量レ
    ベルを示す音響特性調整要素を生成する生成手段と、前
    記オーディオデータの再生時に前記音響特性調整要素に
    基づいて対応する周波数の再生音量をそれぞれ調整する
    調整手段とを備えるデジタルオーディオシステム。
  2. 【請求項2】 前記オーディオデータと前記音響特性調
    整要素とを関連づけて格納する格納手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のデジタルオーディオ
    システム。
  3. 【請求項3】 前記生成手段は、前記オーディオデータ
    を外部から前記格納手段へ格納する際に前記音響特性調
    整要素を生成することを特徴とする請求項2に記載のデ
    ジタルオーディオシステム。
  4. 【請求項4】 オーディオデータに含まれる最大音量を
    複数の周波数について検出する第1のステップと、少な
    くとも検出された前記各最大音量に基づいて前記オーデ
    ィオデータに対応する音響特性調整要素を生成する第2
    のステップとを備える音響特性調整要素生成方法。
  5. 【請求項5】 前記第1のステップにおける検出を前記
    オーディオデータの複数の区間に亘って個別に行い、前
    記第2のステップにおける生成を、各周波数ごとに、少
    なくとも検出された複数の最大音量に基づいて行うこと
    を特徴とする請求項4に記載の音響特性調整要素生成方
    法。
  6. 【請求項6】 前記音響特性調整要素を前記オーディオ
    データと関連づけて保存する第3のステップをさらに備
    えることを特徴とする請求項4または5に記載の音響特
    性調整要素生成方法。
  7. 【請求項7】 前記第3のステップにおける関連づけ
    を、前記オーディオデータ内に前記音響特性調整要素を
    含ませることにより行うことを特徴とする請求項6に記
    載の音響特性調整要素生成方法。
  8. 【請求項8】 オーディオデータの再生が指示されたこ
    とに応答して、複数の周波数における音量レベルを示す
    対応する音響特性調整要素を読み出す第1のステップ
    と、前記音響特性調整要素に基づいて対応する周波数の
    再生音量をそれぞれ調整する第2のステップとを備える
    音響特性調整方法。
  9. 【請求項9】 前記第2のステップにおける調整を、サ
    ブイコライザの設定値を変更することにより行うことを
    特徴とする請求項8に記載の音響特性調整方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータに、オーディオデータに
    含まれる最大音量を複数の周波数について検出する第1
    のステップと、少なくとも検出された前記各最大音量に
    基づいて前記オーディオデータに対応する音響特性調整
    要素を生成する第2のステップとを実行させるための音
    響特性調整要素生成プログラム。
  11. 【請求項11】 コンピュータに、オーディオデータの
    再生が指示されたことに応答して、複数の周波数におけ
    る音量レベルを示す対応する音響特性調整要素を読み出
    す第1のステップと、前記音響特性調整要素に基づいて
    対応する周波数の再生音量をそれぞれ調整する第2のス
    テップとを実行させるための音響特性調整プログラム。
  12. 【請求項12】 コンピュータに、オーディオデータに
    含まれる最大音量を複数の周波数について検出する第1
    のステップと、少なくとも検出された前記各最大音量に
    基づいて前記オーディオデータに対応する音響特性調整
    要素を生成する第2のステップとを実行させるための音
    響特性調整要素生成プログラムが記録された記録媒体。
  13. 【請求項13】 コンピュータに、オーディオデータの
    再生が指示されたことに応答して、複数の周波数におけ
    る音量レベルを示す対応する音響特性調整要素を読み出
    す第1のステップと、前記音響特性調整要素に基づいて
    対応する周波数の再生音量をそれぞれ調整する第2のス
    テップとを実行させるための音響特性調整プログラムが
    記録された記録媒体。
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