JP2002109824A - ディジタル音声信号の記録方法、およびその装置 - Google Patents

ディジタル音声信号の記録方法、およびその装置

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JP2002109824A
JP2002109824A JP2000297754A JP2000297754A JP2002109824A JP 2002109824 A JP2002109824 A JP 2002109824A JP 2000297754 A JP2000297754 A JP 2000297754A JP 2000297754 A JP2000297754 A JP 2000297754A JP 2002109824 A JP2002109824 A JP 2002109824A
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recording medium
signal
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JP2000297754A
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Inventor
Kazuo Fujimoto
和生 藤本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル信号化された複数の曲の音量にば
らつきがあっても、記録媒体に記録された各曲の音声再
生時に、音量調整を行うことなく各曲の音量が一定とな
って音声再生されるディジタル音声信号の記録装置を提
供する。 【解決手段】 選定された複数の曲の再生信号から音量
情報を求める音量情報検出手段3と、前記音量情報を保
存する音量情報保存手段4と、保存された前記音量情報
を基に各曲を記録媒体に記録する際の基準となる音量を
決定し、この基準となる音量を基に各曲の音量を演算す
るダビング音量決定手段5と、演算された音量に従って
各曲の再生信号の音量を調整する音量調整手段6と、調
整された再生信号から記録媒体の規格に沿う調整済み記
録用信号を生成する記録信号生成手段7からなり、音量
調整手段6が各曲の再生時における音量が一定となるよ
うに各曲の音量を調整してダビングを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1の記録媒体等
から再生されたディジタル音声信号を第2の記録媒体に
記録する、ディジタル音声信号の記録方法及びその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CD(コンパクトディスク)再生
機能付きカセットレコーダのように、2系統以上の再生
手段と1系統以上の記録手段を備えた記録再生装置が市
場に供給されている。またミニディスクや半導体カード
等にディジタル信号化された音声(音楽等)を記録する
記録装置も市場に出回るようになってきた。これらはC
D等に記録されたディジタル音声信号を携帯に便利な記
録媒体に記録し、携帯再生機や自動車内等で再生し、音
楽等を楽しめるように構成されている。このようなとき
には、一方の再生系で音楽等のディジタル信号化された
音声を再生し、その再生された信号を他の記録系で記録
するような、いわゆるダビング機能が有用とされる。
【0003】しかし、複数の記録媒体に記録されている
曲の中から好みの曲を別の記録媒体にダビングする場
合、各曲間の収録音量に大きなばらつきがある可能性が
あるため、そのままの音量で記録媒体に記録したので
は、記録媒体にダビングした曲を次々と音声再生してい
るとき、曲が変わる度に突然音量が大きくなる等の問題
が生じることがあった。
【0004】そこで、複数の記録媒体に記録されている
曲の中から好みの曲を別の記録媒体にダビングする場合
には、各曲が同様な音量となるように1曲1曲ダビング
音量の調整をしなければならなかった。
【0005】また最近では、インターネット等のネット
ワークから、パソコン等を介して半導体カード等の記録
媒体にディジタル音声信号をダウンロードするサービス
が実施されるようになってきた。これらのディジタル音
声信号は伝送及び記録に都合がよいように圧縮符号化さ
れているため、短時間でダウンロードができ、かつ、同
じ記録媒体により多くの曲をダビングすることができる
という特色がある。
【0006】圧縮符号化されたディジタル音声信号をダ
ビングする方法及び装置として、例えば、特開平4−2
58834号公報に記載されている記録再生装置があ
る。この記録再生装置は、ダビング時に、圧縮データ
(圧縮符号化されたディジタル音声信号)に対しデコー
ド処理のみを施してデータ伸張処理を施さず、圧縮デー
タのままで記録媒体に記録することで、高速なダビング
処理を実現している。
【0007】しかしながら、同公報に記載されている記
録再生装置の構成では、ダビング時に圧縮データのまま
で記録媒体に記録することになり、そのため各曲間の音
量差に大きなばらつきがあっても、そのままの音量で記
録媒体に記録されることになり、記録媒体にダビングし
た曲を次々と音声再生すれば、曲が変わる度に突然大音
量となったり小音量となったりするという問題が生じ
る。特に、ネットワークを介してあちらこちらのサイト
からダウンロードした曲を音声再生する場合には、いろ
いろな音量の曲が混在しており、各サイトから曲を選択
してダウンロードし、ハードディスク等にそのままダビ
ングを行うと音量のばらつきの問題が顕著となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するもので、ディジタル信号化された複数
の音声の音量にばらつきがあっても、各音声から音量情
報を求め、前記音量情報を基にして記録媒体に各音声を
記録する際の音量をそれぞれ決定し、この決定された音
量に従って各音声の音量を調節して前記記録媒体に記録
することによって、前記記録媒体に記録された各音声の
音声再生時に、音量調整を行うことなく各音声の音量が
一定となって音声再生されるディジタル音声信号の記録
方法及びその装置を提供することを目的とする。また、
前記音量情報を基にして前記記録媒体に各音声を記録す
る際のダビング順序を決定し、この決定されたダビング
順序に従い前記記録媒体に各音声を記録することによっ
て、前記記録媒体に記録された各音声を記録順に音声再
生するときの音量の変化が緩やかで、聴者に耳障りのな
い音声再生ができるディジタル音声信号の記録方法及び
その装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載のディジタル音声信号の記録方法は、ディジタル信
号化された複数の音声を任意に選定して記録媒体に記録
する場合に、各音声をそれぞれ再生し、各再生信号から
音量情報をそれぞれ検出するか、若しくは各再生信号に
演算を施して音量情報をそれぞれ得るかすることで音量
情報を求め、前記音量情報を保存し、保存された前記音
量情報を基に前記記録媒体に各音声を記録する際の基準
となる音量を決定し、この基準となる音量を基に前記記
録媒体に各音声を記録する際の音量をそれぞれ演算し、
再度各音声をそれぞれ再生し、演算された音量に従って
各再生信号の音量をそれぞれ調整し、前記記録媒体の規
格に沿う調整済み記録用信号を生成して前記記録媒体に
記録することによって、前記記録媒体に記録された各音
声の音声再生時における音量を一定とすることを特徴と
する。
【0010】本発明における請求項2記載のディジタル
音声信号の記録方法は、ディジタル信号化された複数の
音声を任意に選定して記録媒体に記録する場合に、まず
音声の中の任意の一つを再生し、その再生信号から音量
情報を検出するか、若しくはその再生信号に演算を施し
て音量情報を得るかすることで音量情報を求め、前記音
量情報を保存し、保存された前記音量情報を基に前記記
録媒体にその他の音声を記録する際の基準となる音量を
決定するとともに、その再生信号から前記記録媒体の規
格に沿う調整済み記録用信号を生成して前記記録媒体に
記録し、次いでその他の音声をそれぞれ再生し、その他
の再生信号から音量情報をそれぞれ検出するか、若しく
はその他の再生信号に演算を施して音量情報をそれぞれ
得るかすることで音量情報を求め、前記基準となる音量
とその他の音声の音量情報を基に前記記録媒体にその他
の音声を記録する際の音量をそれぞれ演算し、この演算
された音量に従ってその他の再生信号の音量をそれぞれ
調整し、前記記録媒体の規格に沿う調整済み記録用信号
を生成して前記記録媒体に記録することによって、前記
記録媒体に記録された音声の音声再生時における音量を
一定とすることを特徴とする。
【0011】本発明における請求項3記載のディジタル
音声信号の記録方法は、ディジタル信号化された複数の
音声を任意に選定して記録媒体に記録する場合に、各音
声をそれぞれ再生し、各再生信号から音量情報をそれぞ
れ検出するか、若しくは各再生信号に演算を施して音量
情報をそれぞれ得るかすることで音量情報を求め、前記
音量情報を保存し、保存された前記音量情報を基に前記
記録媒体に記録する音声のダビング順序を音量の変化が
緩やかとなるように決定し、決定されたダビング順序情
報に従い前記記録媒体の規格に沿う調整済み記録用信号
を生成して前記記録媒体に記録することを特徴とする。
【0012】本発明における請求項4記載のディジタル
音声信号の記録方法は、請求項1から請求項3のいずれ
かに記載のディジタル音声信号の記録方法であって、再
生されるディジタル信号化された音声が圧縮符号化され
ている場合に、デコード処理とデータ伸張処理を施すこ
とを特徴とする。
【0013】本発明における請求項5記載のディジタル
音声信号の記録方法は、請求項1から請求項3のいずれ
かに記載のディジタル音声信号の記録方法であって、前
記記録媒体の規格に沿う調整済み記録用信号を生成する
に際し、各再生信号にエンコード処理と圧縮符号化処理
を施し、前記記録媒体に圧縮符号化されたディジタル音
声信号を記録することを特徴とする。
【0014】本発明における請求項6記載のディジタル
音声信号の記録方法は、請求項4記載のディジタル音声
信号の記録方法であって、前記記録媒体の規格に沿う調
整済み記録用信号を生成するに際し、各再生信号にエン
コード処理と圧縮符号化処理を施し、前記記録媒体に圧
縮符号化されたディジタル音声信号を記録することを特
徴とする。
【0015】本発明における請求項7記載のディジタル
音声信号の記録方法は、請求項1、請求項2のいずれか
に記載のディジタル音声信号の記録方法であって、前記
記録媒体に各音声を記録する際の基準となる音量を決定
するに際し、保存された音量情報の中から各音声の最大
音量及び最小音量を検出し、各音声の最大音量の中での
最大の音量と、各音声の最小音量の中での最小の音量と
を以ってダイナミックレンジを特定し、このダイナミッ
クレンジを前記記録媒体に各音声を記録する際の基準と
なる音量として決定することを特徴とする。
【0016】本発明における請求項8記載のディジタル
音声信号の記録方法は、請求項3記載のディジタル音声
信号の記録方法であって、前記記録媒体に記録する音声
のダビング順序を音量の変化が緩やかとなるように決定
するに際し、保存された音量情報の中から各音声の最大
音量若しくは最小音量を検出し、各音声の最大音量若し
くは最小音量の昇順、または降順を前記記録媒体に音声
を記録する際のダビング順序として決定することを特徴
とする。
【0017】本発明における請求項9記載のディジタル
音声信号の記録方法は、請求項1、請求項2のいずれか
に記載のディジタル音声信号の記録方法であって、前記
記録媒体に各音声を記録する際の基準となる音量を決定
するに際し、保存された音量情報の中から各音声のそれ
ぞれの平均音量を検出し、各音声のそれぞれの平均音量
の中の任意の一つを、あるいは各音声のそれぞれの平均
音量の平均の音量を、前記記録媒体に各音声を記録する
際の基準となる音量として決定することを特徴とする。
【0018】本発明における請求項10記載のディジタ
ル音声信号の記録方法は、請求項1、請求項2のいずれ
かに記載のディジタル音声信号の記録方法であって、前
記記録媒体に各音声を記録する際の基準となる音量を決
定するに際し、保存された音量情報の中から各音声のそ
れぞれの平均音量を検出し、予め定められた規定値以内
に各音声のそれぞれの平均音量が納まるよう調節し、こ
の調節された各音声のそれぞれの平均音量を前記記録媒
体に各音声を記録する際のそれぞれの基準となる音量と
して決定することを特徴とする。
【0019】本発明における請求項11記載のディジタ
ル音声信号の記録方法は、請求項3記載のディジタル音
声信号の記録方法であって、前記記録媒体に記録する音
声のダビング順序を音量の変化が緩やかとなるように決
定するに際し、保存された音量情報の中から各音声のそ
れぞれの平均音量を検出し、各音声のそれぞれの平均音
量の昇順若しくは降順を前記記録媒体に音声を記録する
際のダビング順序として決定することを特徴とする。
【0020】本発明における請求項12記載のディジタ
ル音声信号の記録方法は、請求項1、請求項2のいずれ
かに記載のディジタル音声信号の記録方法であって、前
記記録媒体に各音声を記録する際の基準となる音量を決
定するに際し、保存された音量情報の中から各音声の単
位時間あたりの音量積算値情報を検出し、各音声の単位
時間あたりの積算値から各音声の単位時間あたりの最大
積算値音量及び単位時間あたりの最小積算値音量を演算
し、各音声の単位時間あたりの最大積算値音量の中での
最大の積算値音量と、各音声の単位時間あたりの最小積
算値音量の中での最小の積算値音量とを以ってダイナミ
ックレンジを特定し、このダイナミックレンジを前記記
録媒体に各音声を記録する際の基準となる音量として決
定することを特徴とする。
【0021】本発明における請求項13記載のディジタ
ル音声信号の記録方法は、請求項1、請求項2のいずれ
かに記載のディジタル音声信号の記録方法であって、前
記記録媒体に各音声を記録する際の基準となる音量を決
定するに際し、保存された音量情報の中から各音声の単
位時間あたりの音量積算値情報を検出し、各音声の単位
時間あたりの積算値から各音声のそれぞれの平均積算値
音量を演算し、各音声のそれぞれの平均積算値音量の中
の任意の一つを、あるいは各音声のそれぞれの平均積算
値音量の平均の積算値音量を、前記記録媒体に各音声を
記録する際の基準となる音量として決定することを特徴
とする。
【0022】本発明における請求項14記載のディジタ
ル音声信号の記録方法は、請求項13記載のディジタル
音声信号の記録方法であって、前記記録媒体に各音声を
記録する際の基準となる音量を決定するに際し、保存さ
れた音量情報の中から、各再生信号の音量が予め定めら
れた規定値に対して連続して超えている期間における各
音声の単位時間あたりの音量積算値情報を検出すること
を特徴とする。
【0023】本発明における請求項15記載のディジタ
ル音声信号の記録方法は、請求項1、請求項2のいずれ
かに記載のディジタル音声信号の記録方法であって、演
算された音量に従って各再生信号の音量をそれぞれ調整
するに際し、前記記録媒体の再生系の音量再生情報を加
味し、各再生信号の音量を調整することを特徴とする。
【0024】本発明における請求項16記載のディジタ
ル音声信号の記録方法は、請求項3記載のディジタル音
声信号の記録方法であって、前記記録媒体に記録する音
声のダビング順序を決定した後、各再生信号の音量を、
前記記録媒体の再生系の音量再生情報に従った音量にそ
れぞれ調整することを特徴とする。
【0025】本発明における請求項17記載のディジタ
ル音声信号の記録装置は、記録媒体に記録するディジタ
ル信号化された複数の音声を選定する選定手段と、各音
声の再生信号から検出するか、若しくは各音声の再生信
号に演算を施すかして音量情報をそれぞれ求める音量情
報検出手段と、前記音量情報を保存する音量情報保存手
段と、保存された前記音量情報を基に各音声を前記記録
媒体に記録する際の基準となる音量を決定し、この基準
となる音量を基に各音声を前記記録媒体に記録する際の
各音声の音量を各再生信号からそれぞれ演算する音量決
定手段と、演算された音量に従って各再生信号の音量を
調整する音量調整手段と、調整された各再生信号から前
記記録媒体の規格に沿う調整済み記録用信号を生成する
記録信号生成手段とからなり、前記記録媒体に記録され
た各音声の音声再生時における音量が一定となるよう前
記音量調整手段によって各再生信号の音量を調整してダ
ビングすることを特徴とする。
【0026】本発明における請求項18記載のディジタ
ル音声信号の記録装置は、記録媒体に記録するディジタ
ル信号化された複数の音声を選定する選定手段と、各音
声の再生信号から検出するか、若しくは各音声の再生信
号に演算を施すかして音量情報をそれぞれ求める音量情
報検出手段と、前記音量情報を保存する音量情報保存手
段と、保存された前記音量情報を基に前記記録媒体に各
音声を記録する際のダビング順序を音量の変化が緩やか
となるように決定するダビング順序決定手段とからな
り、決定されたダビング順序に従ってダビングすること
を特徴とする。
【0027】本発明における請求項19記載のディジタ
ル音声信号の記録装置は、請求項17、請求項18のい
ずれかに記載のディジタル音声信号の記録装置であっ
て、圧縮符号化されたディジタル音声信号にデコード処
理とデータ伸張処理を施す符号化データ読み出し手段を
備え、前記符号化データ読み出し手段の出力信号を再生
信号とすることを特徴とする。
【0028】本発明における請求項20記載のディジタ
ル音声信号の記録装置は、請求項17、請求項18のい
ずれかに記載のディジタル音声信号の記録装置であっ
て、各音声の再生信号にエンコード処理と圧縮符号化処
理を施す符号化データ生成手段を備え、圧縮符号化され
たディジタル音声信号を前記記録媒体に記録することを
特徴とする。
【0029】本発明における請求項21記載のディジタ
ル音声信号の記録装置は、請求項20記載のディジタル
音声信号の記録装置であって、各音声の再生信号にエン
コード処理と圧縮符号化処理を施す符号化データ生成手
段を備え、圧縮符号化されたディジタル音声信号を前記
記録媒体に記録することを特徴とする。
【0030】本発明によれば、ディジタル信号化された
複数の音声の音量にばらつきがあっても、記録媒体に記
録された各音声の音声再生時に、音量調整を行うことな
く各音声の音量が一定となって音声再生でき、また、記
録媒体に記録された各音声を記録順に音声再生するとき
の音量の変化が緩やかで、聴者に耳障りのない音声再生
ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図1に本発明の実施の形態1における
ディジタル音声信号の記録装置の構成を示すブロック図
を、また、図3に本発明の実施の形態1におけるディジ
タル音声信号の記録方法の処理手順を示すフローチャー
ト図を示す。図1において、1は第1の記録媒体(以
下、再生メディアと称す)に記録されたディジタル音声
信号を再生する再生手段(図示せず)に接続された入力
端子、2はディジタル音声信号を第2の記録媒体(以
下、記録媒体と称す)に記録する記録手段(図示せず)
に接続された出力端子、3は前記再生手段から出力され
た再生信号から音量情報を検出し、また前記再生信号に
演算を施して音量情報を得る(以下、再生信号から音量
情報を検出し、また再生信号に演算を施して音量情報を
得ることを、音量情報を検出すると称す)機能を有する
音量情報検出手段、4は前記音量情報を保存する音量情
報保存手段、5は保存された前記音量情報を基に前記再
生メディアから前記記録媒体へディジタル音声信号をダ
ビングする際のディジタル音声信号のダビング音量レベ
ルを決定するダビング音量決定手段、6は決定されたダ
ビング音量レベルに従って再生信号を調整する音量調整
手段、7は音量調整手段6から出力された再生信号から
前記記録媒体の規格に沿った調整済み記録用信号(以
下、記録信号と称す)を生成する記録信号生成手段であ
る。なお、再生メディアに記録されているディジタル信
号には、ディジタル音声信号の他に音量データや時間デ
ータが含まれているが、本発明の実施の形態においては
ディジタル音声信号のみを扱い、その再生信号において
もEFM変調等が施されたディジタル音声信号(音声デ
ータ)を表すものとする。
【0032】以下、図1及び図3を参照して本実施の形
態1の動作について説明する。なお、ディジタル信号化
された音声として音楽を、またディジタル音声信号が記
録されている再生メディアとしてCD等の光ディスク記
録媒体を想定する。CDには、アナログ信号(音声信
号)をリニアPCMと呼ばれる規格(サンプリング周波
数44.1キロヘルツ、量子化ビット数16ビット)に
よってディジタル音声信号に変換したもの(PCMオー
ディオデータ)が記録されている。
【0033】ダビングを行う際には、ダビング曲設定手
段(図示せず)からダビング曲やダビング順序等の指定
がなされる(ステップ101)。ダビング曲等が全て指
定されると、ダビング作業を開始する。まずステップ1
01によって決定されたダビング順序に従い、再生曲数
が残り0になるまで(ステップ102)、再生メディア
から選定された曲の再生を行う(ステップ103)。前
記再生手段によってEFM復調やデコード処理等が施さ
れたディジタル音声信号が、再生信号(PCMオーディ
オデータ)として入力端子1に入力され、音量情報検出
手段3が第1曲目の再生信号から音量情報を検出する。
音量情報を検出する方法の詳細な説明は後にするが、再
生曲毎に最大音量レベル、最小音量レベル、平均音量レ
ベル等の音量情報を検出する(ステップ104)。第1
曲目の再生中、または再生終了後、第1曲目の音量情報
を音量情報保存手段4に保存する(ステップ105)。
そして再生曲数を1減算し(ステップ106)、次があ
れば次曲を指定して同様の音量情報検出作業を続行す
る。
【0034】なお、音量情報検出時に音声再生の必要が
なければ、通常の音声再生速度で音量検出処理を行う必
要はなく、数倍速以上の速度で再生し、音量情報検出処
理を行って音量情報を保存してもよい。こうすれば短時
間で複数のダビング曲の音量情報を検出し保存すること
ができる。音量情報は、ダビングを行う度に検出して半
導体メモリ等に保存し、ダビング処理が終了した時点で
全て消去される形式であってもよいし、ハードディスク
等の不揮発性のメモリに書き込み、容量の許す限り保存
する方式であってもよい。最初のダビング時に音量情報
を保存しておけば同じ曲に対し別のダビング時に再度音
量情報検出処理を行う必要がなく、保存されている音量
情報を利用するだけでよい。この応用展開として、ネッ
トワークを介してハードディスク等に曲をダウンロード
したときに、ダウンロードしてきた曲を、ハードディス
ク内蔵の不揮発性のメモリに保存されている音量情報と
対応付けるように構成し、前記ハードディスク内蔵の不
揮発性のメモリに保存されていなければ、音量情報検出
処理を行い音量情報を保存するように構成してもよい。
【0035】ダビング指定をした全ての曲の音量情報が
検出できれば、ダビング音量決定手段5にてダビング音
量レベルを決定し(ステップ107)、このダビング音
量レベルをダビング時に各曲の音量を調整する音量調整
用の情報とする。決定方法についても後で説明するが、
例えばダビングする各曲毎の最大音量レベルと最小音量
レベルの音量情報から、全ての最大音量レベルの中の最
大の音量レベルと、全ての最小音量レベルの中の最小の
音量レベルを検出し、これがダビング時における各曲の
最大音量レベルと最小音量レベルとなるように各曲のダ
ビング音量レベルを決定する。ダビング音量レベルを決
定すれば、選定した曲の記録動作にはいる。ステップ1
01によって決定されたダビング順序に従い(ステップ
108)、記録曲数が残り0になるまで(ステップ10
9)、再生メディアから選定された曲から記録媒体に記
録する記録信号を生成する。まず選定曲を再生し(ステ
ップ110)、音量調整手段6が、決定されたダビング
音量レベルに従って再生信号の音量レベルを調整する
(ステップ111)。記録信号生成手段7は音量レベル
を調整された再生信号にエンコード処理と呼ばれる誤り
訂正符号化やインターリーブ等の信号処理を行い、記録
媒体に応じたEFM変調等を施して記録信号を生成し、
出力端子2から出力する(ステップ112)。出力端子
2から出力された記録信号は、出力端子2に接続された
記録手段(図示せず)によって、記録媒体に記録され
る。第1曲目の記録が終われば、次の指定曲の記録を行
うために記録曲数が1減算され(ステップ113)、記
録曲数が残り0になるまで繰り返される(ステップ10
9)。
【0036】なお、音量情報検出作業時と同様に、記録
作業時においても、記録手段により数倍速以上の記録が
可能ならば、記録速度に合わせればよい。このように倍
速以上の再生手段と記録手段があれば高速にダビングを
実行することができる。また、記録媒体の限られた記録
容量内により多くの曲を記録するために圧縮符号化した
記録信号を生成して記録媒体に記録するときには、記録
信号生成手段7内においてディジタル音声信号に圧縮符
号化をはかる。そして、エンコード処理等を実行する。
例えばDVDで使用されているドルビー(登録商標)デ
ジタル(AC−3)や、MP3といった圧縮規格に従っ
た圧縮信号を生成し、記録信号を出力するよう構成すれ
ばよい。
【0037】次に、音量情報検出方法について説明す
る。音量情報検出手段3は再生信号から音量情報として
各曲の時間毎の音量レベル、最大音量レベル、最小音量
レベルの検出や、1曲あたり若しくは1コーラスあたり
の平均音量レベルの算出を行うことができる。またその
他に、各曲の時間毎の音量レベル変化量であったり、単
位時間あたりの音量レベルの積算値データ(音量積算値
情報)の検出も行える。なお、この単位時間あたりの音
量レベルの積算値データは、1曲内の総ての時間の音量
レベルから算出したものではなく、ある一定の音量レベ
ルを設定し、その音量レベルを連続して超えている期間
の音量レベルから算出したものでもよい。さらに、再生
信号を帯域通過フィルタ等に通して低域、中域、高域の
各周波数帯に分けて、各周波数帯の最大、最小音量レベ
ル等の音量情報を検出する構成とすれば、後で再生装置
の音域設定にまで適合した音量調整を行うことも可能と
なる。また、同時に複数チャンネルの音声があるときに
は、チャンネル毎の音量レベルを検出する構成方法もあ
る(例えば、ステレオ形式に対応させ、Lチャンネルと
Rチャンネルといったチャンネル毎の音量情報検出を行
う構成方法)。
【0038】音量レベル(振幅値)の検出は、音声信号
(アナログ信号)がディジタル信号化されているため容
易にできる。例えばリニアPCMの規格(量子化ビット
数16ビット)によってディジタル信号化された音声信
号(PCMオーディオデータ)が記録されているCDの
場合、振幅値を表している16ビット値から各曲の音量
レベルを検出すればよく、また平均音量レベル等はこの
16ビット値から容易に算出することができる。リニア
PCMとは異なったDVDオーディオ等の規格(サンプ
リング間隔や、ビット数等が異なる)によってディジタ
ル信号化された音声信号が記録されているものについて
も、同様である。各種圧縮符号化された音声について
は、後で説明する。なお、再生メディアには音量データ
として最大音量値等が予め記録されているものがあり、
この様な場合は記録されている音量データを音量情報と
して検出するだけでよい。
【0039】次に、音量情報保存手段4について説明す
る。音量情報保存手段4は、再生した曲番号、最大音量
レベルとその曲頭からの再生時間、同じく最小音量レベ
ルとその曲頭からの再生時間、平均音量レベル等を格納
する。このように保存された各曲の音量情報は、ダビン
グに適した音量設定を引き出すために使用される。この
音量情報保存手段4は、先に説明したように、格納され
た音量情報をダビング処理が終了した時点で全て消去す
る機能にしてもよいし、容量の許す限り保存する機能に
してもよく、また、最初のダビング時に音量情報を検出
し保存しておく機能であれば、別のダビング時に、音量
情報が保存されている曲に関しては音量情報検出処理を
省略することができる。
【0040】次に、ダビング音量決定手段5におけるダ
ビング音量決定方法について説明する。各曲間の最大音
量レベルと最小音量レベルを同一にする(ダイナミック
レンジを各曲間で同一にする)音量調整を行いたい場合
には、ダビングする各曲の最大音量レベル、最小音量レ
ベル、及び時間毎の音量レベルを音量情報保存手段4に
格納された音量情報の中から検出し、ダビング音量決定
手段5においてダビングする曲全部の中での最大と最小
の音量レベルを検出し、この検出された最大と最小の音
量レベルを各曲のダビング時における最大音量レベル及
び最小音量レベルとして決定する。そして、(ある時点
での音量レベル−その曲の最小音量レベル)/(その曲
の最大音量レベル−その曲の最小音量レベル)を算出
し、これを用いて、各曲の最大音量レベル及び最小音量
レベルと前記ダビング時における最大音量及び最小音量
を同一としたときの時間毎の音量レベルを算出し、この
算出された時間毎の音量レベルをダビング音量レベルと
して決定する。各曲の平均音量レベルと時間毎の音量レ
ベルを調べて音量調整を行う場合には、音量情報保存手
段4に格納されている各曲の平均音量レベルの中の一つ
をダビング時の平均音量レベルとして決定し、時間毎の
音量レベルを用いて各曲におけるある時点での音量レベ
ルがその曲の平均音量レベルから何割増(若しくは何割
減)かを算出し、これを用いて、各曲の平均音量レベル
と前記ダビング時の平均音量レベルを同一としたときの
時間毎の音量レベルを算出し、この算出された時間毎の
音量レベルをダビング音量として決定する方法や、若し
くは、各曲の平均音量レベルから各曲のそれぞれの平均
音量レベルの平均を算出し、これをダビング時の平均音
量レベルとして決定し、ダビング音量レベル(各曲の時
間毎の音量レベル)を決定する方法がある。
【0041】別の方法として、単位時間あたりの音量レ
ベルの積算値データから各曲の最大積算値音量レベル、
最小積算値音量レベル、平均音量レベルを算出し、各曲
間の積算値音量レベルがほぼ同一となるようにする方法
もある。例えば、各曲の単位時間あたりの音量レベルの
積算値データから各曲の最大積算値音量レベルや最小積
算値音量レベルを検出し、また各曲における単位時間あ
たりの積算値音量レベルがその曲の最小積算値音量レベ
ルから何割増かを算出し、各曲のダビング時の最大積算
値音量レベル及び最小積算値音量レベルを決め、各曲に
おいて、元の最大積算値音量レベル及び最小積算値音量
レベルを前記ダビング時の最大積算値音量レベル及び最
小積算値音量レベルと同一としたときの単位時間あたり
の積算値音量レベルを算出し、これを以ってダビング音
量レベルとして決定することで各曲間の積算値音量レベ
ルがほぼ同一となるようにする(各曲のダイナミックレ
ンジをほぼ同一にする)方法や、また、各曲の単位時間
あたりの音量レベルの積算値データから各曲の平均音量
レベルと、単位時間あたりの積算値音量レベルがその曲
の平均音量レベルから何割増(何割減)かとを算出し、
各曲のダビング時における平均音量レベルを決め、各曲
において、元の平均音量レベルを前記ダビング時におけ
る平均音量レベルと同一としたときの単位時間あたりの
積算値音量レベルを算出し、これを以ってダビング音量
レベルとして決定することで各曲間の積算値音量レベル
がほぼ同一となるようにする(各曲の音圧をほぼ同一に
する)方法等である。なお、1曲総ての積算値音量レベ
ルではなく、設定されたある一定の音量レベルを連続し
て超えている期間における単位時間あたりの積算値音量
レベルを用い、前記期間毎において、設定された音量レ
ベルを超えている分についての単位時間あたりの積算値
音量レベルの平均積算値音量レベルと、この平均積算値
音量レベルの平均を算出し、これをダビング時の平均積
算値音量レベルと決め、前記期間において、単位時間あ
たりの積算値音量レベルが上記設定された音量レベルか
ら何割増かを算出し、元の平均積算値音量レベルを前記
ダビング時の平均積算値音量レベルと同一としたときの
前記期間における単位時間あたりの積算値音量レベルを
算出し、これを以ってダビング音量レベルとして決定す
る方法や、元の平均積算値音量レベルから平均を算出し
たものではなく、任意の一つを基準として、その他の期
間の平均積算値音量レベルをこの基準と同一にする方法
等もある。
【0042】また、決定されたダビング音量レベルは、
ダビングが終了すれば消去される構成でもよいし、容量
の許す限り保存しておく形態でもよい。なお、以前にダ
ビングを行うために決定されたダビング音量レベルが残
っていれば、次回からはこのダビング音量レベルを参照
することにより、複数の記録媒体間の音量差を少なくす
ることもできる。
【0043】さらに、再生メディアと記録媒体とでディ
ジタル音声信号の規格が違う場合、例えば、CDとDV
Dオーディオのようにサンプリングレートや量子化ビッ
ト数等が異なるもの(例えば量子化ビット数を比べた場
合、CDは16ビット、DVDは24ビットである)に
ついては、異なるビット数をそろえる定義(例えば24
ビット情報を16ビット情報にまるめる)や異なるサン
プリングレートのデータをそろえる定義(例えばサンプ
リングレートが48KHzの信号をサンプリングレート
が44.1KHzの信号に補間する)等の変換規則を定
めたテーブルである音量変換テーブルを設けることによ
り、それぞれの音声再生時の音量が同じ程度になるよう
に換算して、ダビング音量レベルを決定する。また、こ
の音量変換テーブルによって、同時に複数チャンネルの
音声がある場合に、どのチャンネルにどのチャンネルの
信号を何割加算するといった定義も行うことができる。
【0044】音量調整手段6は、各曲の再生信号の音量
レベルがダビング音量決定手段5で決定されたそれぞれ
の曲に対する音量レベルとなるように再生信号を調整す
る。例えば、音量情報として各曲の最大音量レベルと最
小音量レベルと時間毎の音量レベルを用い、各曲のダビ
ング時の最大音量レベルと最小音量レベルを決定し、各
曲間のダイナミックレンジが同一となるような(各曲の
最大音量レベルと最小音量レベルが同一となるように)
各再生信号の時間毎の音量レベルを算出し、これをダビ
ング音量レベルとして決定した場合、音量調整手段6は
各再生信号の時間毎の音量レベルがこの決定したダビン
グ音量レベルと同一となるよう音量調整を行う。また、
音量情報として各曲の平均音量レベルと時間毎の音量レ
ベルを用い、各曲の平均音量レベルからダビング時の平
均音量レベルを決定し、各曲の平均音量レベルがダビン
グ時の平均音量レベルとなるように(各曲の音圧が同一
となるように)各再生信号の時間毎の音量レベルを算出
し、これをダビング音量レベルとして決定した場合、音
量調整手段6は各曲の時間毎の音量レベルが決定された
ダビング音量レベルと同一となるよう音量調整を行う。
若しくは、装置内で規定値を予め定めておき、ダビング
音量決定手段5において、各曲の平均音量レベルのばら
つきがこの規定値を超えるようであればこの規定値以内
に納まるように各曲の平均音量レベルを定め、この定め
た各曲の平均音量レベルをダビング時の平均音量レベル
として決定する方法もある。なお、この規定値は、ダビ
ング開始前に利用者自らが、平均音量の変動量を何%以
内にしてほしいというような設定を行って定める構成と
することも可能である。
【0045】さらに、ダイナミックレンジや音圧レベル
の調整に加え、各曲の時間毎の音量レベル変化量を用い
て、各曲の始まりと終わりの部分における音量レベルが
急に変化しているかどうかを検出して、急に変化してい
れば前後の音量レベルを予め上げたり下げたりすること
によって、各曲にフェードイン、フェードアウトの効果
を持たせることができるようなダビング音量レベルを決
定し、これに従って調整することもできる。
【0046】以上のように、各曲の音量をほぼ同一とす
る方法は色々あり、音圧が同一となるように調整するの
か、ダイナミックレンジが同一となるように調整するの
か等の設定を利用者の好みに応じて使い分けられるよう
な構成にしてもよい。また、音量変化が激しい曲が多い
場合には、ダイナミックレンジを同一にするように調整
し、音量変化が少ない曲が大半な場合には、音圧を同一
にするように調整する構成にしておけば、再生時に聞き
やすい音量になる。加えて音量調整は、1曲全体に行う
だけではなく、一部分にのみ行うこともできるように構
成してもよい。例えば、各曲の最大音量レベル、最小音
量レベルを装置外のディスプレイ上に表示し、利用者が
そのディスプレイを見ながら任意の曲について、その曲
の最大音量レベルと最小音量レベルを決定し、ダビング
音量決定手段5がその決定された最大音量レベルと最小
音量レベルに基いて前記任意の曲の時間毎の音量レベル
を算出し、これをダビング音量レベルとして決定する方
法もあり、この方法によればダビング音量レベルを細か
く調整することもできる。
【0047】また、記録媒体の再生系における音量再生
情報(最大出力量や使用目的等)に応じたダビング音量
レベルとなるように、再生信号の音量レベルの調整終了
後の各曲に対し、さらに前記音量再生情報を加味した調
整を音量調整手段6によって行うことにより、記録媒体
の再生時に、その記録媒体の再生系に適した音量で再生
することができる。これによって、同じ曲をダビングす
る場合であっても、カーステレオ用の再生音量と携帯再
生機での再生音量や、広い空間で再生する場合と狭い空
間で再生する場合等を異なるようにダビングできる効果
がある。音量再生情報を加味した音量調整方法として
は、例えば音量調整手段6において再生信号の音量レベ
ルを大・中・小などと段階的にマニュアルで設定できる
ようにする方法等があり、このような構成にすれば、再
生スピーカ等の出力ワット数の状況に適合した音量レベ
ルとすることができる。
【0048】なお、本実施の形態1では、入力端子1か
ら入力される再生信号として、CD等の光ディスク記録
媒体を再生する装置からの例を説明したが、放送信号を
受信する形態やネットワークを介したダウンロード等で
もよい。また、光ディスクや磁気ディスク、半導体カー
ド等の着脱可能な記録媒体だけでなく、固定ハードディ
スク等の記録媒体にダビング処理を行う際に対しても本
発明は有効である。また、複数曲を指定してダビングす
る場合について説明したが、音楽等の曲に限らず、語学
研修等の番組単位や、テレビドラマ等、各番組のダビン
グ時の音量調整に対しても同様な構成でダビングするこ
とにより、再生時に同じ効果を得ることができる。
【0049】本実施の形態1によれば、指定された複数
曲の再生信号の音量から音量情報を検出し、その音量情
報からダビング音量を決定し、決定されたダビング音量
を基に指定された複数曲の再生信号の音量を調整して調
整済み記録用信号を生成することにより、ダビング時に
おいて各ダビング曲の音量のばらつきを無くし、ダビン
グ曲の再生時における曲毎の音量調整を無用とするディ
ジタル音声信号の記録装置を提供することができる。
【0050】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2におけるディジタル音声信号の記録方法の処理手順
を示すフローチャート図である。構成については、本発
明の実施の形態1で説明に使用した図1と同じ構成で実
現できるため、その詳細な説明は省略する。
【0051】実施の形態2が実施の形態1と異なる点
は、実施の形態1が全てのダビング曲を再生して音量情
報を検出した後にダビング音量を決定していたのに対
し、実施の形態2は第1曲目のみ再生して音量情報を検
出した後、その第1曲目の音量情報のみでダビング音量
を決定し、2曲目以降を第1曲目の音量に合わせるよう
に調整するという点である。
【0052】ダビングを行う際には、ダビング曲設定手
段(図示せず)からダビングの曲番号等の指定がなされ
る(ステップ121)。ダビング曲が全て指定される
と、ダビング作業を開始する。まず、第1曲目から再生
を開始する(ステップ122)。音量情報検出手段3が
再生信号から音量情報の検出を行う(ステップ12
3)。音量情報の検出方法は実施の形態1と同様であ
る。この音量情報は音量情報保存手段4に保存される
(ステップ124)。そして記録信号生成手段7で第1
曲目の再生信号から記録信号を生成し、出力端子2から
記録信号を出力する(ステップ125)。なお、保存さ
れた第1曲目の音量情報は、ダビング音量決定手段5に
て2曲目以降のダビング音量を決定する際の基準とな
る。
【0053】第1曲目の再生が終わると記録曲数を減算
し(ステップ126)、次の指定曲があれば再生し(ス
テップ127〜128)、音量情報検出処理を行う(ス
テップ129)。検出された第2曲目の音量情報と保存
されている第1曲目の音量情報を基に第2曲目のダビン
グ音量をダビング音量決定手段5にて決定する(ステッ
プ130)。ダビング音量の決定方法も実施の形態1と
同様である。例えば、第1曲目と第2曲目のダイナミッ
クレンジを同一とする場合には、(ある時点での音量レ
ベル−第2曲目の最小音量レベル)/(第2曲目の最大
音量レベル−第2曲目の最小音量レベル)を算出し、こ
れを用いて、保存されている第1曲目の最大音量及び最
小音量と第2曲目の最大音量及び最小音量を同一とした
ときの第2曲目の時間毎の音量レベルを算出し、この算
出された時間毎の音量レベルをダビング音量レベルとし
て決定する。以上のように決定されたダビング音量レベ
ルに従って、音量調整手段6が第2曲目の再生信号の音
量レベルを調整する(ステップ131)。そして記録信
号生成手段7において音量レベルの調整が行われた第2
曲目の再生信号から記録信号を生成し、出力端子2から
記録信号を出力する(ステップ132)。記録信号は出
力端子2に接続された記録手段(図示せず)によって、
記録媒体に記録される。第2曲目の記録が終われば、次
の指定曲の記録を行うために、記録曲数が1減算され
(ステップ126)、記録曲数が残り0になるまで繰り
返される(ステップ127)。
【0054】なお、実施の形態1と同様に音量変換テー
ブルを設ければ、再生メディアと記録媒体においてディ
ジタル音声信号を記録するための規格が違う場合でも、
音声再生時の音量が同じ程度になるように換算すること
ができ、かつ、同時に複数チャンネルの音声がある場合
に、どのチャンネルにどのチャンネルの信号を何%の割
合で加算するといった定義も行うことができる。また、
音量検出時及び記録作業時において、音声再生の必要が
なければ、数倍速以上の速度で再生、記録を行うことが
できる。また、入力端子1から入力される再生信号は、
光ディスク記録媒体からのものだけではなく放送信号を
受信する形態等でもよく、出力端子2に繋がっている記
録媒体も光ディスク記録媒体だけではなく固定ハードデ
ィスク等にダビング処理を行う際に対しても本発明は有
効である。また、記録媒体の再生系における音量再生情
報に応じたダビング音量レベルとなるように、再生信号
の音量レベルの調整終了後の曲に対し、さらに前記音量
再生情報を加味した調整を音量調整手段6によって行う
ことにより、記録媒体の再生時に、その記録媒体の再生
系に適した音量で再生することができる。
【0055】さらに、音楽等の曲に限らず、テレビドラ
マ等のダビング時の音量調整に対しても同様な構成でダ
ビングすることにより、再生時に同じ効果を得ることが
できる。
【0056】本実施の形態2によれば、2曲目以降の音
量が1曲目の音量と同等になるよう調整して記録媒体に
記録することで、実施の形態1と同等の効果を得ること
ができるのに加え、ダビング曲の再生を1度で済ますこ
とができるため、ダビング時間を短縮化することができ
る。
【0057】(実施の形態3)図2に本発明の実施の形
態3におけるディジタル音声信号の記録装置の構成を示
すブロック図を、また、図5に本発明の実施の形態3に
おけるディジタル音声信号の記録方法の処理手順を示す
フローチャート図を示す。図2において、11は再生メ
ディアに記録されたディジタル音声信号を再生する再生
手段(図示せず)に接続された入力端子、12はディジ
タル音声信号を記録媒体に記録する記録手段(図示せ
ず)に接続された出力端子、13は前記再生手段から出
力された再生信号から音量情報を検出する機能を有する
音量情報検出手段、14は前記音量情報を保存する音量
情報保存手段、15は保存された音量情報から各曲のダ
ビング順序を決定するダビング順序決定手段、17は再
生信号から記録信号を生成する記録信号生成手段であ
る。
【0058】実施の形態3が実施の形態1と異なる点
は、実施の形態1が各曲からの音量情報を基にダビング
音量を決定し、決定されたダビング音量に従って各曲の
音量を調整して各曲の記録信号を生成することで記録媒
体に記録されたダビング曲を再生する際の音量を一定に
するのに対し、実施の形態3では各曲の音量を調整せ
ず、各曲の音量情報に従って記録媒体に記録する順番を
決定することによって記録媒体に記録されたダビング曲
を再生する際の各曲間の音量の変化を緩やかなものにす
るという点である。
【0059】以下、図2及び図5を参照して本実施の形
態3の動作について説明する。ダビングを行う際には、
ダビング曲設定手段(図示せず)からダビング曲等の指
定がなされる(ステップ141)。ダビング曲が全て指
定されれば、ダビング作業を開始する。まずステップ1
41によって決定されたダビング順序に従い、再生曲数
が残り0になるまで(ステップ142)再生メディアか
ら選定された曲の再生を行う(ステップ143)。音量
情報検出手段13が第1曲目の再生信号(PCMオーデ
ィオデータ)から音量情報の検出を行う(ステップ14
4)。音量情報検出手段13による音量検出方法につい
ては実施の形態1の説明と同様である。第1曲目の再生
中または、再生終了後、再生曲に対する音量情報が音量
情報保存手段14に保存される(ステップ145)。音
量情報保存手段14の機能も実施の形態1の説明と同様
である。そして再生曲数を1減算し(ステップ14
6)、次があれば次の曲を指定し音量検出作業を続行す
る。
【0060】ダビング指定をした全曲の音量情報が検出
できれば、ダビング順序決定手段15にて、ダビング曲
のダビング順序を決定する(ステップ147)。決定方
法については後で詳しく説明する。ダビング順序を決定
すれば、選定した曲の記録動作にはいる。ダビング曲設
定手段によって設定された曲数を基に(ステップ14
8)、記録曲数が残り0になるまで(ステップ14
9)、選定曲を記録媒体に記録するための記録信号を生
成する。ダビング順序決定手段15により決定されたダ
ビング順序に従い選定曲を再生し(ステップ150)、
記録信号生成手段17で記録信号を生成し、出力端子1
2から記録信号を出力する(ステップ151)。なお、
記録信号生成手段17は実施の形態1の記録信号生成手
段7と同様の機能を有する。記録信号は出力端子12に
接続された記録手段(図示せず)によって、記録媒体に
記録される。第1曲目の記録が終われば、次の記録のた
めに記録曲数が1減算され(ステップ152)、記録曲
数が残り0になるまで繰り返される(ステップ14
9)。
【0061】なお、実施の形態1と同様に、音量情報検
出時や記録作業時において、再生手段及び記録手段が数
倍速以上で再生及び記録が可能であるならば、その速度
に合わせればよい。このように倍速以上の再生手段と記
録手段があれば高速にダビングが実行できる。
【0062】ダビング順序決定の方法としては、例え
ば、音量情報保存手段14から音量情報として各曲の最
大音量レベル若しくは最小音量レベルを検出し、最大音
量レベルの大きさ順や最小音量レベルの大きさ順で曲を
再生できるようにダビング順序を決定する方法がある。
また別の方法として、音量情報保存手段14から音量情
報として各曲の平均音量レベルを検出し、平均音量レベ
ルの大きさ順に曲を並べ替えるようにダビング順序を決
定する方法等もある。これによって元の曲の音量を変更
することなく、記録媒体を再生する際に音量の変化が緩
やかな再生が可能となる。例えば最大音量レベルの大き
さの小さい順から曲を再生できるようにダビング順序を
決定した場合、再生時に再生音量が順に大きくなってい
き、意識的に音量を大きくしたりする必要のない限り音
量調節を行う必要はない。この音量の降順若しくは昇順
の設定は、ダビング曲の指定時に設定すればよい。最大
音量レベルと平均音量レベル等どれを優先するかは利用
者の指定でもよいし、例えば、ダビング曲の音量レベル
変化量の情報に従って、音量変化が激しい曲が多い場合
は最大音量レベル順を選択する等、ダビング順序の設定
を自動的に行うように構成してもよい。
【0063】また、実施の形態1と同様にダビング音量
決定手段と音量調整手段を設け、音量情報検出時に各曲
の時間毎の音量レベル変化量を検出し、ダビング順序を
決定して音量の降順等で記録を行う際に、曲の始めと終
わりの部分の音量レベルが急変する前後の音量レベルを
予め持ち上げておいたり、下げたりすることによって、
なるべく曲の音量を損なわずに、かつ、曲と曲のつなぎ
の部分において音量の急な変化がない再生を行える効果
を得ることができる。また、実施の形態1と同様、音量
調整手段に記録媒体の再生系における音量再生情報を与
え、その再生系に適した音量で再生できるという機能を
持たせることもできる。
【0064】なお、ダビング曲の音量情報が保存されて
いれば、音量情報の似た曲を優先的に自動選択するよう
な構成をとれ、元の音量を損なわずに、BGMとして音
量変化の少ない曲を選定したダビングを行うことができ
る。
【0065】また、入力端子11から入力される再生信
号は、実施の形態1と同様に光ディスク記録媒体からの
ものだけではなく放送信号を受信する形態等でもよく、
出力端子12に繋がっている記録媒体も光ディスク記録
媒体だけではなく固定ハードディスク等でもよい。再生
メディアと記録媒体でディジタル音声信号を記録する際
の規格が違う場合においても音量変換テーブルを設ける
ことで対処できる。
【0066】本実施の形態3によれば、指定された複数
曲の再生信号の音量から音量情報を検出して保存し、保
存された各曲の音量情報からダビング順序を決定し、決
定されたダビング順序情報に従いダビング曲の順序を変
更して(音量の降順若しくは昇順によって曲を並べ替え
て)ダビングするため、記録媒体に記録されたダビング
曲を再生する際に、音量の変化が緩やかで、耳障りのな
い再生が可能となる。
【0067】(実施の形態4)図6に本発明の実施の形
態4におけるディジタル音声信号の記録装置の構成を示
すブロック図を、また、図7に本発明の実施の形態4に
おけるディジタル音声信号の記録方法の処理手順を示す
フローチャート図を示す。図6において、21は再生メ
ディアに記録された圧縮符号化された符号化データ(デ
ィジタル音声信号)を再生する再生手段(図示せず)に
接続された入力端子、22は圧縮符号化された符号化デ
ータ(ディジタル音声信号)を記録媒体に記録する記録
手段(図示せず)に接続された出力端子、23は再生信
号から音量情報を検出する機能を有する音量情報検出手
段、24は前記音量情報を保存する音量情報保存手段、
25は保存された前記音量情報から、前記再生メディア
から前記記録媒体へダビング曲をダビングする際のダビ
ング音量を決定するダビング音量決定手段、26は決定
されたダビング音量レベルに従って再生信号の音量レベ
ルを調整する音量調整手段、27は圧縮符号化された符
号化データにデコード処理やデータ伸張処理を施し、再
生信号を生成する符号化データ読み出し手段、28は音
量を調整された再生信号に圧縮符号化処理とエンコード
処理を行い記録信号を生成する符号化データ生成手段で
ある。
【0068】実施の形態4が実施の形態1と異なる点
は、圧縮符号化された符号化データの再生及び記録に対
する手段を追加している点である。以下、図6及び図7
を参照して本実施の形態4の動作について説明する。再
生メディアとして例えば、MPEG等の方式で圧縮符号
化されたDVDビデオディスクを想定する。DVDビデ
オの規格においては、例えばドルビーデジタル(AC−
3)方式等の圧縮符号化規格を用いて信号圧縮がなされ
ている。アナログ音声信号をディジタル音声信号に変換
し、その元ディジタル音声信号に信号圧縮をはかること
によって、元ディジタル音声信号量の数分の1以下に圧
縮される。
【0069】ダビングを行う際には、ダビング曲設定手
段(図示せず)からダビング曲等の指定がなされる(ス
テップ201)。ダビング曲が全て指定されると、ダビ
ング作業を開始する。まずステップ201によって決定
されたダビング順序に従い、再生曲数が残り0になるま
で(ステップ202)、再生メディアから選定された曲
の再生を行う(ステップ203)。符号化データ読み出
し手段27が、圧縮符号化された入力信号から音声信号
成分をデコード処理し(ステップ204)、データ伸張
処理を行って再生信号とする(ステップ205)。そし
て音量検出手段23が再生信号から音量情報の検出を行
う(ステップ206)。音量検出方法の詳細は実施の形
態1と同様である。第1曲目の再生中、または再生終了
後、再生曲に対する音量情報が音量情報保存手段24に
保存される(ステップ207)。音量情報保存手段24
の機能の詳細は実施の形態1と同様である。そして再生
曲数を1減算し(ステップ208)、次があれば次曲を
指定して音量検出作業を続行する。
【0070】ダビング指定をした全ての曲の音量情報が
検出できれば、ダビング音量決定手段25にてダビング
音量レベルを決定し(ステップ209)、選定した曲の
記録動作にはいる。ダビング音量決定方法の詳細も実施
の形態1と同様である。前記ダビング曲設定手段によっ
て設定された記録曲数を基に(ステップ210)、記録
曲数が残り0になるまで(ステップ211)、選定曲を
記録媒体に記録する記録信号を生成する。まず選定曲を
再生し(ステップ212)、音量調整手段26がデコー
ド処理(ステップ213)とデータ伸張処理(ステップ
214)の施された再生信号の音量レベルを、決定され
たダビング音量レベルに従って調整する(ステップ21
5)。音量調整方法の詳細も実施の形態1と同様であ
る。また、デコード処理とは、エンコード処理等で変調
された信号を復調し、誤り検出や訂正処理を行う等の処
理を指す。また、データ伸張処理とは、圧縮符号化され
た信号をPCM等の非圧縮再生信号に戻す処理を指す。
符号化データ生成手段28において、音量レベルの調整
が行われた再生信号に対し圧縮符号化処理(ステップ2
16)とエンコード処理(ステップ217)を施して記
録信号を生成し、出力端子22から記録信号を出力する
(ステップ218)。記録信号は出力端子22に接続さ
れた記録手段(図示せず)によって、記録媒体に記録さ
れる。第1曲目の記録が終われば、次の指定曲の記録を
行うために、記録曲数が1減算され(ステップ21
9)、記録曲数が残り0になるまで繰り返される(ステ
ップ211)。
【0071】なお、再生メディアに記録されていた圧縮
符号化信号の規格以外の方式で圧縮符号化し、記録媒体
に記録するときには、符号化データ生成手段28内で、
記録媒体用の再生装置の再生方式に適した、例えばMP
3といった圧縮規格に従った圧縮符号化処理を実行した
上で、記録用のエンコード処理を行えばよい。
【0072】本実施の形態4では実施の形態1と同様
に、再生手段及び記録手段が数倍速以上で再生及び記録
を行うことが可能ならば、通常(音声再生時)の速度で
ダビングする必要はない。また、再生メディアとしてD
VDビデオディスクを想定したが、放送信号を受信する
形態やネットワークを介したダウンロード等からでもよ
く、記録媒体も、半導体カード等の着脱可能な記録媒体
や、固定ハードディスク等にダビング処理を行う際に対
しても本発明は有効である。
【0073】さらに、音楽等の曲に限らず、語学研修等
の番組単位や、テレビドラマ等、各番組のダビング時の
音量調整に対しても同様な構成でダビングすることによ
り、再生時に同じ効果を得ることができる。
【0074】本実施の形態4によれば、圧縮符号化され
たディジタル音声信号に対しても、デコード処理とデー
タ伸張処理を行って再生信号を生成し、生成された再生
信号から音量情報を検出して保存し、保存された各曲の
音量情報から記録媒体に各曲を記録する際におけるダビ
ング音量を決定し、決定されたダビング音量に従って再
生信号の音量を調整し、再び圧縮符号化とエンコード処
理を施して記録信号を生成することによって、実施の形
態1と同様の効果を得ることができる。
【0075】(実施の形態5)図8は本発明の実施の形
態5におけるディジタル音声信号の記録方法の処理手順
を示すフローチャート図である。構成については、本発
明の実施の形態4において説明に使用した図6と同じ構
成で実現できるため、その詳細な説明は省略する。
【0076】実施の形態5が実施の形態4と異なる点
は、実施の形態4が圧縮符号化されたディジタル音声信
号からなるダビング曲を全て再生して音量情報を検出し
た後にダビング音量を決定していたのに対し、実施の形
態5は第1曲目のみ再生して音量情報を検出した後、そ
の第1曲目の音量情報のみでダビング音量を決定し、2
曲目以降を第1曲目の音量に合わせるという点である。
【0077】ダビングを行う際には、ダビング曲設定手
段(図示せず)からダビング曲の指定等がなされる(ス
テップ231)。ダビング曲が全て指定されると、ダビ
ング作業を開始する。まず第1曲目から再生を開始する
(ステップ232)。符号化データ読み出し手段27
が、符号化された入力信号から音声信号成分をデコード
処理し(ステップ233)、圧縮された入力信号のデー
タ伸張処理を行って再生信号とする(ステップ23
4)。音量情報検出手段23は再生信号から音量情報の
検出を行う。音量情報検出方法の詳細は実施の形態1で
説明した内容と同様である。(ステップ235)。第1
曲目の再生中または、再生終了後、再生曲に対する音量
情報が音量情報保存手段24に保存される(ステップ2
36)。符号化データ生成手段28において第1曲目の
再生信号に圧縮符号化処理(ステップ237)とエンコ
ード処理(ステップ238)を施して記録信号を生成
し、出力端子22から記録信号を出力する(ステップ2
39)。なお、保存された第1曲目の音量情報は、ダビ
ング音量決定手段25にて2曲目以降のダビング音量を
決定する際の基準となる。
【0078】第1曲目の再生が終了すると記録曲数を1
減算し(ステップ240)、次があれば次曲を指定し
(ステップ241〜242)、次曲の圧縮符号化された
ディジタル音声信号に対してデコード処理とデータ伸張
処理を施し(ステップ243〜244)音量検出作業を
行う(ステップ245)。
【0079】第2曲目の音量情報と保存されている第1
曲目の音量情報を基に第2曲目のダビング音量レベルを
ダビング音量決定手段25にて決定する(ステップ24
6)。ダビング音量決定方法も実施の形態1と同様であ
る。音量調整手段26が決定されたダビング音量レベル
に従って、デコード処理とデータ伸張処理が施された第
2曲目の再生信号の音量レベルの調整を行う(ステップ
247)。符号化データ生成手段28において、音量の
調整が行われた第2曲目の再生信号に圧縮符号化処理と
エンコード処理を施して記録信号を生成し(ステップ2
48〜249)、出力端子22から記録信号を出力する
(ステップ250)。出力端子22に接続された記録手
段(図示せず)によって、記録媒体に記録が行われる。
第2曲目の記録が終われば、次の指定曲の記録を行うた
めに、記録曲数が1減算され(ステップ240)、記録
曲数が残り0になるまで繰り返される(ステップ24
1)。
【0080】なお、再生メディアと記録媒体で規格が違
う場合でも実施の形態4と同様に、記録する際にその記
録媒体の規格に合ったデコード処理とデータ伸張処理を
施せばよい。また、音量情報検出時及び記録作業時にお
いて、音声再生の必要がなければ、数倍速以上の速度で
再生及び記録を行うことができる。また、入力端子21
から入力される圧縮符号化されたディジタル音声信号
は、DVD等の光ディスク記録媒体以外の、例えば放送
信号を受信する形態やネットワークを介したダウンロー
ド等でもよく、記録媒体も、DVD等の光ディスク記録
媒体以外の、例えば半導体カード等の着脱可能な記録媒
体や、固定ハードディスク等でもよく、これらにダビン
グ処理を行う際に対しても本発明は有効である。
【0081】さらに、音楽等の曲に限らず、語学研修等
の番組単位や、テレビドラマ等、各番組のダビング時の
音量調整に対しても同様な構成でダビングすることによ
り、再生時に同じ効果を得ることができる。
【0082】本実施の形態5によれば、2曲目以降の音
量が1曲目の音量と同等になるよう調整して記録媒体に
記録することで、実施の形態4と同等の効果を得ること
ができるのに加え、ダビング曲の再生を1度で済ますこ
とができるため、ダビング時間を短縮化することができ
る。
【0083】また別の例として、複数曲を指定し、指定
された曲の圧縮符号化信号にデコード処理とデータ伸張
処理を施して再生信号を生成し、生成された再生信号か
ら音量情報を検出し、この音量情報を保存し、保存され
た各曲の音量情報から記録する曲の順序を決定し、決定
された記録順序情報に従って記録信号を生成するような
構成とすることもできる。
【0084】以上、実施の形態1から5において第1の
記録媒体等から第2の記録媒体へディジタル音声信号を
記録する場合について説明を行ったが、本発明は記録だ
けではなく第1の記録媒体の音声再生時にも有用であ
る。例えばCD等の音声再生時には、記録信号生成手段
の変わりにDA変換器を設け、出力端子にスピーカ等の
増幅器をもうければよい。
【0085】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、指定され
た複数曲の再生信号から音量情報を検出して保存し、保
存された複数曲の音量情報からダビング音量を決定し、
決定されたダビング音量に従って再生信号の音量を調整
し、記録信号を生成して記録媒体に記録することで、こ
の記録媒体の音声再生時における音量が一定となって音
声再生されるようなダビングができ、また保存された複
数曲の音量情報からダビング順序を決定し、決定された
ダビング順序に従いダビング曲を記録媒体に記録するこ
とによって、ダビング曲を記録順に再生するときの音量
の変化が緩やかで、聴者に耳障りのない音声再生ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1、及び実施の形態2にお
けるディジタル音声信号の記録装置の構成を示すブロッ
ク図
【図2】本発明の実施の形態3におけるディジタル音声
信号の記録装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1におけるディジタル音声
信号の記録方法の手順を示すフローチャート図
【図4】本発明の実施の形態2におけるディジタル音声
信号の記録方法の手順を示すフローチャート図
【図5】本発明の実施の形態3におけるディジタル音声
信号の記録方法の手順を示すフローチャート図
【図6】本発明の実施の形態4、及び実施の形態5にお
けるディジタル音声信号の記録装置の構成を示すブロッ
ク図
【図7】本発明の実施の形態4におけるディジタル音声
信号の記録方法の手順を示すフローチャート図
【図8】本発明の実施の形態5におけるディジタル音声
信号の記録方法の手順を示すフローチャート図
【符号の説明】
1、11、21 入力端子 2、12、22 出力端子 3、13、23 音量情報検出手段 4、14、24 音量情報保存手段 5、25 ダビング音量決定手段 6、26 音量調節手段 7、17 記録信号生成手段 15 ダビング順序決定手段 27 符号化データ読み出し手段 28 符号化データ生成手段

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル信号化された複数の音声を任意
    に選定して記録媒体に記録する場合に、 各音声をそれぞれ再生し、 各再生信号から音量情報をそれぞれ検出するか、若しく
    は各再生信号に演算を施して音量情報をそれぞれ得るか
    することで音量情報を求め、 前記音量情報を保存し、 保存された前記音量情報を基に前記記録媒体に各音声を
    記録する際の基準となる音量を決定し、 この基準となる音量を基に前記記録媒体に各音声を記録
    する際の音量をそれぞれ演算し、 再度各音声をそれぞれ再生し、 演算された音量に従って各再生信号の音量をそれぞれ調
    整し、 前記記録媒体の規格に沿う調整済み記録用信号を生成し
    て前記記録媒体に記録することによって、前記記録媒体
    に記録された各音声の音声再生時における音量を一定と
    することを特徴とするディジタル音声信号の記録方法。
  2. 【請求項2】ディジタル信号化された複数の音声を任意
    に選定して記録媒体に記録する場合に、 まず音声の中の任意の一つを再生し、 その再生信号から音量情報を検出するか、若しくはその
    再生信号に演算を施して音量情報を得るかすることで音
    量情報を求め、 前記音量情報を保存し、 保存された前記音量情報を基に前記記録媒体にその他の
    音声を記録する際の基準となる音量を決定するととも
    に、その再生信号から前記記録媒体の規格に沿う調整済
    み記録用信号を生成して前記記録媒体に記録し、 次いでその他の音声をそれぞれ再生し、 その他の再生信号から音量情報をそれぞれ検出するか、
    若しくはその他の再生信号に演算を施して音量情報をそ
    れぞれ得るかすることで音量情報を求め、 前記基準となる音量とその他の音声の音量情報を基に前
    記記録媒体にその他の音声を記録する際の音量をそれぞ
    れ演算し、 この演算された音量に従ってその他の再生信号の音量を
    それぞれ調整し、 前記記録媒体の規格に沿う調整済み記録用信号を生成し
    て前記記録媒体に記録することによって、前記記録媒体
    に記録された音声の音声再生時における音量を一定とす
    ることを特徴とするディジタル音声信号の記録方法。
  3. 【請求項3】ディジタル信号化された複数の音声を任意
    に選定して記録媒体に記録する場合に、 各音声をそれぞれ再生し、 各再生信号から音量情報をそれぞれ検出するか、若しく
    は各再生信号に演算を施して音量情報をそれぞれ得るか
    することで音量情報を求め、 前記音量情報を保存し、 保存された前記音量情報を基に前記記録媒体に記録する
    音声のダビング順序を音量の変化が緩やかとなるように
    決定し、 決定されたダビング順序情報に従い前記記録媒体の規格
    に沿う調整済み記録用信号を生成して前記記録媒体に記
    録することを特徴とするディジタル音声信号の記録方
    法。
  4. 【請求項4】再生されるディジタル信号化された音声が
    圧縮符号化されている場合に、デコード処理とデータ伸
    張処理を施すことを特徴とする請求項1から請求項3の
    いずれかに記載のディジタル音声信号の記録方法。
  5. 【請求項5】前記記録媒体の規格に沿う調整済み記録用
    信号を生成するに際し、各再生信号にエンコード処理と
    圧縮符号化処理を施し、前記記録媒体に圧縮符号化され
    たディジタル音声信号を記録することを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれかに記載のディジタル音声信
    号の記録方法。
  6. 【請求項6】前記記録媒体の規格に沿う調整済み記録用
    信号を生成するに際し、各再生信号にエンコード処理と
    圧縮符号化処理を施し、前記記録媒体に圧縮符号化され
    たディジタル音声信号を記録することを特徴とする請求
    項4記載のディジタル音声信号の記録方法。
  7. 【請求項7】前記記録媒体に各音声を記録する際の基準
    となる音量を決定するに際し、保存された音量情報の中
    から各音声の最大音量及び最小音量を検出し、各音声の
    最大音量の中での最大の音量と、各音声の最小音量の中
    での最小の音量とを以ってダイナミックレンジを特定
    し、このダイナミックレンジを前記記録媒体に各音声を
    記録する際の基準となる音量として決定することを特徴
    とする請求項1、請求項2のいずれかに記載のディジタ
    ル音声信号の記録方法。
  8. 【請求項8】前記記録媒体に記録する音声のダビング順
    序を音量の変化が緩やかとなるように決定するに際し、
    保存された音量情報の中から各音声の最大音量若しくは
    最小音量を検出し、各音声の最大音量若しくは最小音量
    の昇順、または降順を前記記録媒体に音声を記録する際
    のダビング順序として決定することを特徴とする請求項
    3記載のディジタル音声信号の記録方法。
  9. 【請求項9】前記記録媒体に各音声を記録する際の基準
    となる音量を決定するに際し、保存された音量情報の中
    から各音声のそれぞれの平均音量を検出し、各音声のそ
    れぞれの平均音量の中の任意の一つを、あるいは各音声
    のそれぞれの平均音量の平均の音量を、前記記録媒体に
    各音声を記録する際の基準となる音量として決定するこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2のいずれかに記載の
    ディジタル音声信号の記録方法。
  10. 【請求項10】前記記録媒体に各音声を記録する際の基
    準となる音量を決定するに際し、保存された音量情報の
    中から各音声のそれぞれの平均音量を検出し、予め定め
    られた規定値以内に各音声のそれぞれの平均音量が納ま
    るよう調節し、この調節された各音声のそれぞれの平均
    音量を前記記録媒体に各音声を記録する際のそれぞれの
    基準となる音量として決定することを特徴とする請求項
    1、請求項2のいずれかに記載のディジタル音声信号の
    記録方法。
  11. 【請求項11】前記記録媒体に記録する音声のダビング
    順序を音量の変化が緩やかとなるように決定するに際
    し、保存された音量情報の中から各音声のそれぞれの平
    均音量を検出し、各音声のそれぞれの平均音量の昇順若
    しくは降順を前記記録媒体に音声を記録する際のダビン
    グ順序として決定することを特徴とする請求項3記載の
    ディジタル音声信号の記録方法。
  12. 【請求項12】前記記録媒体に各音声を記録する際の基
    準となる音量を決定するに際し、保存された音量情報の
    中から各音声の単位時間あたりの音量積算値情報を検出
    し、各音声の単位時間あたりの積算値から各音声の単位
    時間あたりの最大積算値音量及び単位時間あたりの最小
    積算値音量を演算し、各音声の単位時間あたりの最大積
    算値音量の中での最大の積算値音量と、各音声の単位時
    間あたりの最小積算値音量の中での最小の積算値音量と
    を以ってダイナミックレンジを特定し、このダイナミッ
    クレンジを前記記録媒体に各音声を記録する際の基準と
    なる音量として決定することを特徴とする請求項1、請
    求項2のいずれかに記載のディジタル音声信号の記録方
    法。
  13. 【請求項13】前記記録媒体に各音声を記録する際の基
    準となる音量を決定するに際し、保存された音量情報の
    中から各音声の単位時間あたりの音量積算値情報を検出
    し、各音声の単位時間あたりの積算値から各音声のそれ
    ぞれの平均積算値音量を演算し、各音声のそれぞれの平
    均積算値音量の中の任意の一つを、あるいは各音声のそ
    れぞれの平均積算値音量の平均の積算値音量を、前記記
    録媒体に各音声を記録する際の基準となる音量として決
    定することを特徴とする請求項1、請求項2のいずれか
    に記載のディジタル音声信号の記録方法。
  14. 【請求項14】前記記録媒体に各音声を記録する際の基
    準となる音量を決定するに際し、保存された音量情報の
    中から、各再生信号の音量が予め定められた規定値に対
    して連続して超えている期間における各音声の単位時間
    あたりの音量積算値情報を検出することを特徴とする請
    求項13記載のディジタル音声信号の記録方法。
  15. 【請求項15】演算された音量に従って各再生信号の音
    量をそれぞれ調整するに際し、前記記録媒体の再生系の
    音量再生情報を加味し、各再生信号の音量を調整するこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2のいずれかに記載の
    ディジタル音声信号の記録方法。
  16. 【請求項16】前記記録媒体に記録する音声のダビング
    順序を決定した後、各再生信号の音量を、前記記録媒体
    の再生系の音量再生情報に従った音量にそれぞれ調整す
    ることを特徴とする請求項3記載のディジタル音声信号
    の記録方法。
  17. 【請求項17】記録媒体に記録するディジタル信号化さ
    れた複数の音声を選定する選定手段と、 各音声の再生信号から検出するか、若しくは各音声の再
    生信号に演算を施すかして音量情報をそれぞれ求める音
    量情報検出手段と、 前記音量情報を保存する音量情報保存手段と、 保存された前記音量情報を基に各音声を前記記録媒体に
    記録する際の基準となる音量を決定し、この基準となる
    音量を基に各音声を前記記録媒体に記録する際の各音声
    の音量を各再生信号からそれぞれ演算する音量決定手段
    と、 演算された音量に従って各再生信号の音量を調整する音
    量調整手段と、 調整された各再生信号から前記記録媒体の規格に沿う調
    整済み記録用信号を生成する記録信号生成手段とからな
    り、前記記録媒体に記録された各音声の音声再生時にお
    ける音量が一定となるよう前記音量調整手段によって各
    再生信号の音量を調整してダビングすることを特徴とす
    るディジタル音声信号の記録装置。
  18. 【請求項18】記録媒体に記録するディジタル信号化さ
    れた複数の音声を選定する選定手段と、 各音声の再生信号から検出するか、若しくは各音声の再
    生信号に演算を施すかして音量情報をそれぞれ求める音
    量情報検出手段と、 前記音量情報を保存する音量情報保存手段と、 保存された前記音量情報を基に前記記録媒体に各音声を
    記録する際のダビング順序を音量の変化が緩やかとなる
    ように決定するダビング順序決定手段とからなり、決定
    されたダビング順序に従ってダビングすることを特徴と
    するディジタル音声信号の記録装置。
  19. 【請求項19】圧縮符号化されたディジタル音声信号に
    デコード処理とデータ伸張処理を施す符号化データ読み
    出し手段を備え、前記符号化データ読み出し手段の出力
    信号を再生信号とすることを特徴とする請求項17、請
    求項18のいずれかに記載のディジタル音声信号の記録
    装置。
  20. 【請求項20】各音声の再生信号にエンコード処理と圧
    縮符号化処理を施す符号化データ生成手段を備え、圧縮
    符号化されたディジタル音声信号を前記記録媒体に記録
    することを特徴とする請求項17、請求項18のいずれ
    かに記載のディジタル音声信号の記録装置。
  21. 【請求項21】各音声の再生信号にエンコード処理と圧
    縮符号化処理を施す符号化データ生成手段を備え、圧縮
    符号化されたディジタル音声信号を前記記録媒体に記録
    することを特徴とする請求項20記載のディジタル音声
    信号の記録装置。
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