JP2003272002A - 料金収受システム - Google Patents

料金収受システム

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JP2003272002A
JP2003272002A JP2002075446A JP2002075446A JP2003272002A JP 2003272002 A JP2003272002 A JP 2003272002A JP 2002075446 A JP2002075446 A JP 2002075446A JP 2002075446 A JP2002075446 A JP 2002075446A JP 2003272002 A JP2003272002 A JP 2003272002A
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Masayoshi Hosaka
正義 穂坂
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】障害者等が通行料金の割引を受ける場合にも、
迅速に料金の割引処理を行なうことができ、不正使用の
確実な防止を可能とする料金収受システムが提供できる
ようになった。 【解決手段】ICカードを使用した料金収受システムに
おいて、ICカードに道路利用契約情報の1つとして特
定の割引情報および/または本人確認情報を記録してお
き、出口料金所の料金収受装置により前記ICカードの
記録内容を読み込んで料金収受を実行する際に、前記I
Cカードにおける割引情報の有無を判断し、割引情報が
記録されていない場合は通常通行料金の収受処理を実行
し、割引情報が記録されている場合は本人確認情報によ
り本人確認を行なった上、所定の割引率で割引通行料金
の収受処理を実行することを特徴とする料金収受システ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカード、特に
車載器及びICカードを利用して有料道路の料金収受処
理を行なう料金収受システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有料道路における料金収受は、車
両が有料道路に進入する際、入口料金所で通行券を受け
取り、その後、有料道路から出る際に出口料金所で通行
券を収受員に渡し、走行距離に応じた利用料金を、例え
ば現金、回数券、カード等により精算している。
【0003】そして、上記有料道路の通行料金支払い時
に割引対象者等が料金の割引を受ける場合には、通行券
に割引証を添えて収受員に手渡すと同時に、手帳類(割
引対象者等である旨の証明書)を収受員に提示して、所
定の料金をその場で現金あるいはクレジットカード等で
支払っている。この制度は昭和54年に、障害者等の経
済負担に軽減と社会的経済均自立の促進を図る目的で制
定されたものである。 <対象者> a)身体障害者 b)重度の知的障害者 c)重度の精神薄弱者で本人または介護者が自らの車ま
たはこれらの者と生計を一にする者が所有する車を運転
する場合 そして、対象車は一人につき1台であり、原則として車
種制限はなく、営業車は除かれている。またその割引き
率は、距離に関係なく一律50%である。 <手続き> A)障害者等が居住地の福祉事務所等で障害者手帳等の
交付をうける。(氏名、住所、生年月日、病名/医師の
診断書を添えて) B)通行割引証交付申請書必要事項を記入して福祉事務
所に申請する。(申請年月日、申請者氏名、手帳番号、
運転免許証番号、自動車の登録番号等)そして交付枚数
は原則として1回60枚、年間720枚を限度としてい
る。 <通行方法> イ、対象者は、料金を支払う際に、本来の通行券と通行
割引証それに障害者手帳等を収受員に呈示して料金を支
払う。 ロ、収受員は、通行券に割引の丸印を押印し、通行割引
証と料金を一緒にして事務所に提出する。 ハ、事務所では、当該通行券と割引証、料金を受け取
り、年月日、時刻、入口、出口、インター名それに収受
員番号等を確認して処理する。
【0004】図7は、障害者を例とした場合における通
行料金の割引処理を具体的に示したものである。有料道
路の利用者1は、出口料金所にて通行料金を支払う際
に、例えば障害者手帳2及び通行割引証3を収受員5に
提示する。収受員5は、提示された障害者手帳2及び通
行割引証3の記載内容を確認し、有効と認定した場合に
所定の割引率による割引通行料金を利用者1に請求す
る。利用者1は割引通行料金4を収受員5に支払い、収
受員5は割引通行料金を収受して障害者手帳2を利用者
1に戻す。上記の料金収受処理を終了した後、利用者1
は料金所を通過する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、収受員
5が障害者から障害者手帳2及び通行割引証3の提示を
受けて確認する作業は非常に面倒であり、渋滞を招く元
となっていた。また病名その他のプライバシーに係る情
報も収受員に見られてしまうという問題があった。
【0006】また近年、有料道路の料金収受システムと
して、車両に無線通信機能を備えた車載器を搭載し、車
両が料金所を通過する際、上記車載器と料金所に設置さ
れている地上側設備との間で無線通信を行なうことによ
り、通行料金の自動収受処理を行ない、車両がノンスト
ップで料金所を通過できるようにしたシステムが開発さ
れている。
【0007】このような料金収受システムを採用する場
合において、上記従来のように障害者等が通行料金の割
引を受ける場合に障害者等である旨の証明書を収受員に
提示し、収受員が認定するのでは、通行料金の収受処理
に時間がかかり、車両渋滞の原因になる。また、ETC
ゲートには収受員が配置されていないため証明書の確認
ができず、障害者の車両の通行ができないという問題が
ある。
【0008】そこで、上記障害者手帳2及び通行割引証
3の提示に代えてICカードに当該情報を記録してお
き、ICカード処理機で処理することによって渋滞を解
消したり、病名その他のプライバシーに係る情報の漏洩
をなくしたりすることが考えられる。ところが、ここで
問題になるのがICカードの不正使用である。磁気カー
ドやICカードを使用する場合、本来の所持者が他人に
貸してその他人が使用してもほとんどチェックすること
ができない。そのため、記名式としたり使用する車種を
特定することも行なわれているが、充分な対策といえな
いのが実情である。
【0009】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、障害者等が通行料金の割引を受ける場合に
も、証明書を収受員に提示することなく料金収受を迅速
に行ない得る料金収受システムを提供することを目的と
する。
【0010】また、本発明は、障害者等が通行料金の割
引を受ける場合に車両を停止することなく本人確認およ
び料金の割引処理を行なうことができ、車両のノンスト
ップ走行が可能となる料金収受システムを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の料金収受シス
テムは、ICカードを使用した料金収受システムであっ
て、前記ICカードの券面に本人確認情報を記載してお
き、出口料金所の収受員が通行券と前記ICカードとの
提出を受けて、本人確認情報により本人確認を行なった
上、所定の割引率で割引通行料金の収受処理を実行する
ことを特徴とするものである。
【0012】この発明の料金収受システムは、通行料金
の支払い機能を持つICカードを使用した料金収受シス
テムであって、前記通行料金の支払いを行なうICカー
ドに、割引情報および本人確認情報を記録しておき、出
口料金所の料金収受装置により通行券と前記ICカード
の記録内容を読み込んで料金収受を実行する際に、前記
ICカードにおける割引情報の有無を判断し、割引情報
が記録されていない場合は通常通行料金の収受処理を実
行し、割引情報が記録されている場合は本人確認情報に
より本人確認を行なった上、所定の道路利用契約に基づ
く料金の収受処理を実行することを特徴とするものであ
る。
【0013】この発明の料金収受システムは、無線通信
機能を持ち車両に搭載された車載器と、同車載器に挿入
して使用可能な通行料金の支払い機能を持つICカード
を使用した料金収受システムにおいて、前記通行料金の
支払いを行なうICカードに、割引情報および本人確認
情報を記録しておき、出口料金所の料金収受装置により
前記ICカードの記録内容を読み込んで料金収受を実行
する際に、前記ICカードにおける割引情報の有無を判
断し、割引情報が記録されていない場合は通常通行料金
の収受処理を実行し、割引情報が記録されている場合は
本人確認情報により本人確認を行なった上で、所定の道
路利用契約に基づく料金の収受処理を実行することを特
徴とするものである。
【0014】この発明の料金収受システムは、上記割引
情報が、障害者等のための割引情報であることを特徴と
するものである。
【0015】この発明の料金収受システムは、上記IC
カードの支払い機能が、クレジット情報であることを特
徴とするものである。
【0016】この発明の料金収受システムは、上記本人
確認情報が、顔写真、免許証の記載情報、割引対象者で
あることを示す手帳類の保持情報等から選ばれてなるこ
とを特徴とするものである。
【0017】この発明の料金収受システムは、上記割引
対象者であることを示す手帳類の保持情報が、手帳の都
道府県番号、認印、交付年月日、氏名、生年月日、住所
もしくは有効期限を含むことを特徴とするものである。
なお、顔写真、運転免許証番号はICカードに貼付ある
いは印刷すればよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る料金収受システムの概略構成を示したものである。同
図に示すように、入口料金所で通行券を入手し、有料道
路を走行して料金所12に進入してきた車両11は、上
記通行券とともに図2に示すようなICカード13を携
行している。このICカード13には、その券面に少な
くとも本人確認用記載事項18が書き込まれている。こ
の本人確認用記載事項18としては、障害者手帳等の都
道府県番号、認印、交付年月日、氏名、生年月日、住所
もしくは有効期限を含むことが望ましい。なお、顔写
真、運転免許証番号はICカードに貼付あるいは印刷す
ればよい。以下にカードの記載例もしくは記憶データの
例を示す。 <ICカードの発行手続き> a)障害者等の居住地の福祉事務所等から例えば日本道
路公団に下記の本人確認用記載事項を申請し、本人は福
祉事務所から交付をうける。上記ICカードの本人確認
用記載事項の例としては、氏名、住所、生年月日、顔写
真、ETC利用の有無(障害者手帳等の内容、特に手帳
の第1頁のみ)がある。 ETCカードの記憶データの例> b)次に本人の料金支払い情報やETC情報等(ICカ
ードに支払い情報等を入力する契約会社、個人もしくは
業種、会社名等)は、本人の希望で改めて例えば道路公
団が指定しているクレジット会社と契約した上で、上記
ICカードに入力することになる。
【0019】上記ICカード13には、上述のように券
面に本人確認用記載事項18が書き込まれているととも
に、その内部メモリには図3に示すように、ID番号、
支払い口座情報等の支払い情報14、本人確認情報15
等が書き込まれている。なお、障害者や特定の病気の罹
患者等の割引情報(特定割引コード)16も書き込まれ
ており、課金処理の際にこの割引情報16および本人確
認情報15が参照されて通行料金が算出される。
【0020】一方、料金所12には入口ゲート、出口ゲ
ート等に、地上側の路側装置20として通行券の発券
機、あるいは料金収受を行なうICカード処理機24を
備えた料金収受装置23が設置されている。
【0021】先ず最初の実施形態は、料金収受装置23
が割引処理機能を備えていない場合であり、収受員は運
転者から通行券とICカード13とを受け取り、ICカ
ード13の本人確認用記載事項18を確認して現金やク
レジットカード等により、料金を収受する。
【0022】他の実施形態における料金収受処理につい
て図4を参照して説明する。図4は、車両11が携行し
ているICカード13と路側装置20に設けたICカー
ド処理機24を備えた料金収受装置23との間における
料金収受処理について示したものである。
【0023】図4に示すように車両11が有料道路を通
行する際には、予めICカード13を携行していなけれ
ばならない。そして、上記ICカード13を携行した車
両11が有料道路の入口料金所に進入すると、利用者1
は自動発券機や係員から通行券を受領する。
【0024】そして、車両が目的とする出口料金所に達
すると、利用者1は収受員に通行券とICカード13と
を手渡す。受け取った収受員がICカード13をICカ
ード処理機24にかけると、通行券の入口情報等の経路
情報とともに、料金収受装置23はICカード13の内
部メモリに格納されている支払い情報14、本人確認情
報15、割引情報16等を読み出す。料金収受装置23
は、入力した経路情報等に基づいて、先ず、通常の通行
料金を算出する(ステップA1)。次いで料金収受装置
23は、割引情報の有無を判断し(ステップA2)、割
引情報があれば、本人確認情報に基いて本人確認を行な
い(ステップA3)、その後上記割引情報に応じた割引
率で割引通行料金を算出する(ステップA4)。上記通
行料金の割引率は、料金収受装置23の内部メモリに予
め格納されている。
【0025】上記料金収受装置23は、上記ステップA
4で算出した割引通行料金、あるいはステップA2で割
引情報が無いと判断された場合はステップA1で算出し
た通常通行料金を確定する。そして、料金収受装置23
が通行料金の確定を確認すると、ICカード13の支払
い情報14から残額の引き去り処理を実行する。その
後、ICカード13は、利用者1に渡される。
【0026】この例では、上記のようにして、割引情報
に基づく通行料金の収受処理がほぼ自動的に行なわれ
る。従って、通行料金収受の際に通行割引証等の証明が
不要になり、車両は速やかに料金所を通過することがで
きる。
【0027】この発明においては上記のように、ETC
用の無線通信設備が設けられていない出口料金所におい
ても、ICカード13に格納されている情報に基づい
て、本人確認を行なった上で、障害者等の割引情報に基
づく通行料金の収受処理を迅速に行なうことができる。
また、割引情報16に対する割引率は、料金収受装置2
3に格納しているので、割引率が変更になった場合に
は、その割引率を書き換えることで迅速に対応すること
ができる。
【0028】図5は、本発明のさらに他の実施形態に係
る料金収受システムの概略構成を示したものである。同
図に示すように、有料道路を走行する車両11には、無
線通信機能を備えた車載器12が搭載される。この車載
器12に搭載されたICカード13には、予め車種情
報、金額情報等が書き込まれており、ETCゲートを通
過する際に通行経路情報、課金情報等が書き込まれるよ
うになっている。もちろん、上記車載器12は、図2お
よび図3に示すICカード13が着脱できるようになっ
ている。
【0029】このICカード13は、上述のように通行
券機能を有し、内部メモリに予めID番号とともに、支
払い口座情報等の支払い情報14、本人確認情報15等
が書き込まれている。この場合、割引情報(特定割引コ
ード)16が本人確認情報1とともに書き込まれてお
り、課金処理の際にこの割引情報16および本人確認情
報15が参照されて通行料金が算出される。
【0030】一方、料金所には、入口ゲート、出口ゲー
ト等に、地上側の路側装置20として例えば上記車載器
12との間で信号の送受信を行なう路側アンテナ21、
この路側アンテナ21を介して通信を行なう路側無線制
御装置22、車載器12との送受信データを処理して料
金収受を行なう料金収受装置23が設けられる。もちろ
ん、無線通信設備を備えていない出口料金所、すなわち
収受員により通行料金の収受処理を行なう出口料金所で
は、無線通信設備に代えてICカード処理機24が設置
される。
【0031】次に上記実施形態における料金収受処理に
ついて図6を参照して説明する。図6は、ICカード1
3が装着された車載器12と路側装置20との間の通信
による料金収受処理について示したものである。
【0032】図6に示すように車両が有料道路を通行す
る際には、予め車載器12にICカード13を装着して
おく。そして、上記車載器12を搭載した車両が有料道
路の入口料金所に進入すると、路側装置20は車両の進
入を検出し、入口情報を路側無線制御装置22より路側
アンテナ21を介して車載器12に送信する。車載器1
2は、受信した入口情報を自己の内部メモリに記憶する
とともに、ICカード13にも記録する。
【0033】そして、車両が目的とする出口料金所に達
すると、車載器12は路側装置20の路側無線制御装置
22と交信し、ICカード13に記憶している支払い情
報14、本人確認情報15、割引情報16等を読み出
し、入口情報等の経路情報とともに路側装置20に送信
する。路側装置20は、車載器12から送られてくる情
報を路側無線制御装置22により路側アンテナ21を介
して受信し、料金収受装置23に入力する。料金収受装
置23は、受信した経路情報等に基づいて、先ず、通常
の通行料金を算出する(ステップA1)。次いで料金収
受装置23は、割引情報の有無を判断し(ステップA
2)、割引情報があれば、本人確認情報に基いて本人確
認を行ない(ステップA3)、その後上記割引情報に応
じた割引率で割引通行料金を算出する(ステップA
4)。上記通行料金の割引率は、料金収受装置23の内
部メモリに予め格納されている。
【0034】上記料金収受装置23は、上記ステップA
4で算出した割引通行料金、あるいはステップA2で割
引情報が無いと判断された場合はステップA1で算出し
た通常通行料金を路側無線制御装置22より車載器12
へ送信する。
【0035】車載器12は、路側装置20から通行料金
が送られてくると、ICカード13の支払い情報14か
ら残額の引き去り処理を実行する。上記のようにして車
載器12と料金所の路側装置20との間で無線による通
信が行なわれ、割引情報に基づく通行料金の収受処理が
自動的に行なわれる。従って、通行料金収受の際に通行
割引証等の証明が不要になり、車両はノンストップで料
金所を通過することができる。
【0036】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、車
載器に挿入して通行料金の支払いを行なうICカード
に、本人確認情報と割引情報とを記録しておき、出口料
金所での無線通信による料金収受の際に、路側装置の料
金収受装置がICカードに記録されている割引情報を読
み取った場合にのみ、所定の割引を行なってICカード
に課金するようにしたので、次のような効果が得られ
た。 <料金を収受する側> 1)料金所通過に際し、割引対象者であることを示す手
帳類(障害者手帳や特定の病気の罹患者であることを示
す手帳等)の呈示が不要となり、割引対象者であること
を示す手帳類を保持する利用者と収受員とのトラブルが
解消される。 2)割引対象者であることの確認が確実に行なえるよう
になり、通行割引証の不正使用が防止でき、通行料金の
正確な徴収を図ることができる。 3)料金収受の際に手帳類の呈示が不要となって、収受
時間が短縮でき、収受用ブース前での渋滞がなくなる。 4)料金収受後の通行券と現金、および通行割引証等と
の照合、確認ならびに機器内の記録に基づく審査の事務
処理が大幅に削減される。 5)通行割引証(使用後)の3ヶ月保管が不要となる。 6)カードの作成費用や料金収受装置の小幅な改良が必
要となるが、従来のICカードと共用できる規格とすれ
ば、導入のためのコストを抑えることが充分可能であ
る。 <利用者側> 1)料金所通過に際し、割引対象者であることを示す手
帳類(障害者手帳や特定の病気の罹患者であることを示
す手帳等)の呈示が不要となり、上記障害者等が障害の
程度や病名等を見られてプライバシーが侵害される、等
の問題が解消される。 2)ICカードから通行料金の徴収ができ、現金の取扱
いを省略することにより障害者や特定の病気の罹患者の
料金所通行時の負担が軽減できる。 3)車載器を用いてICカードから通行料金の徴収がで
き、ETCゲートの通行が可能となる。 4)ICカードの発行が必要となるので面倒であり、ま
たカードの発行者に障害の程度や病名を知られることに
なるが、通行割引証の発行が省略でき、料金所の収受員
に秘密保持を義務付ける場合に比べて秘密保持もしやす
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の料金収受システムの1実施例に係る
構成を示す概略図である。
【図2】上記実施例における車載器に挿入して使用され
るICカードの1例を示す概略図である。
【図3】上記実施例における車載器に挿入して使用され
るICカードの記憶構成を示す概略図である。
【図4】上記実施例における車載器と料金所の路側装置
との間における処理動作を示す概略図である。
【図5】この発明に係る料金収受システムの他の実施例
に係る構成を示す概略図である。
【図6】ICカード処理機における処理動作を示す概略
図である。
【図7】従来の料金収受処理の動作を説明するための概
略図である。
【符号の説明】
1 利用者 11 車両 12 車載器 13 ICカード 14 支払い情報 15 本人確認情報 16 割引情報 18 本人確認用記載事項 20 路側装置 21 路側アンテナ 22 路側無線制御装置 23 料金収受装置 24 ICカード処理機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカードを使用した料金収受システムで
    あって、前記ICカードの券面に本人確認情報を記載し
    ておき、出口料金所の収受員が通行券と前記ICカード
    との提出を受けて、本人確認情報により本人確認を行な
    った上、所定の割引率で割引通行料金の収受処理を実行
    することを特徴とする料金収受システム。
  2. 【請求項2】通行料金の支払い機能を持つICカードを
    使用した料金収受システムであって、前記通行料金の支
    払いを行なうICカードに、割引情報および本人確認情
    報を記録しておき、出口料金所の料金収受装置により通
    行券と前記ICカードの記録内容を読み込んで料金収受
    を実行する際に、前記ICカードにおける割引情報の有
    無を判断し、割引情報が記録されていない場合は通常通
    行料金の収受処理を実行し、割引情報が記録されている
    場合は本人確認情報により本人確認を行なった上、所定
    の割引情報に基づく料金の収受処理を実行することを特
    徴とする料金収受システム。
  3. 【請求項3】無線通信機能を持ち車両に搭載された車載
    器と、同車載器に挿入して使用可能な通行料金の支払い
    機能を持つICカードを使用した料金収受システムにお
    いて、前記通行料金の支払いを行なうICカードに、割
    引情報および本人確認情報を記録しておき、出口料金所
    の料金収受装置により前記ICカードの記録内容を読み
    込んで料金収受を実行する際に、前記ICカードにおけ
    る割引情報の有無を判断し、割引情報が記録されていな
    い場合は通常通行料金の収受処理を実行し、割引情報が
    記録されている場合は本人確認情報により本人確認を行
    なった上で、所定の割引情報に基づく料金の収受処理を
    実行することを特徴とする料金収受システム。
  4. 【請求項4】割引情報が、障害者等のための割引情報で
    あることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の料金収受システム。
  5. 【請求項5】この発明の料金収受システムは、上記IC
    カードの支払い機能が、クレジット情報であることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の料金収受
    システム。
  6. 【請求項6】本人確認情報が、顔写真、免許証の記載情
    報、割引対象者であることを示す手帳類の保持情報等か
    ら選ばれてなることを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれかに記載の料金収受システム。
  7. 【請求項7】割引対象者であることを示す手帳類の保持
    情報が、手帳の都道府県番号、認印、交付年月日、氏
    名、生年月日、住所もしくは有効期限を含むことを特徴
    とする請求項6に記載の料金収受システム。
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JP7433681B1 (ja) 2023-02-28 2024-02-20 株式会社Pay Route 障害者決済システム、決済方法及びプログラム

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