JP2003270558A - 光偏向器及び電磁型アクチュエータ - Google Patents

光偏向器及び電磁型アクチュエータ

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JP2003270558A JP2002075047A JP2002075047A JP2003270558A JP 2003270558 A JP2003270558 A JP 2003270558A JP 2002075047 A JP2002075047 A JP 2002075047A JP 2002075047 A JP2002075047 A JP 2002075047A JP 2003270558 A JP2003270558 A JP 2003270558A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二本の軸の周りに回転される可動板の各々の回
転軸に対応する回転動作間のクロストークが低減された
光偏向器及び電磁アクチュエータを提供する。 【解決手段】光偏向器に用いられる偏向ミラー素子は互
いに積層されたシリコン基板200とポリイミド膜21
0と金属膜220とポリイミド膜230と金属膜240
とポリイミド膜250とで構成されている。シリコン基
板200は、可動板に対応する矩形の部分202と、支
持体に対応する枠状の部分204とを有し、ポリイミド
膜210と250は、弾性部材に対応するメッシュ状の
部分216と256を含み、金属膜220は駆動用配線
162を含み、金属膜240は駆動用配線152を含ん
でいる。駆動用配線152の可動板に位置する部分は第
一の回転軸に平行に延びており、駆動用配線162の可
動板に位置する部分は第一の回転軸に直交する第二の回
転軸に平行に延びている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁駆動される光
偏向器等の電磁駆動型アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】光スイッチ等に代表される比較的大型の
ミラーを静的かつアナログ的に駆動する用途に対して、
電磁駆動型の光偏向器は、静電駆動型の素子に比較して
駆動効率と制御性の点で優れている。
【0003】特開平8−322227号公報はジンバル
構造の光偏向器のひとつを開示している。その光偏向器
で用いられている偏向ミラー素子を図30に示す。
【0004】図30に示されるように、この偏向ミラー
素子は、内側可動板1101と、その外側に配置される
外側可動板1102と、その外側に配置される支持枠1
103と、内側可動板1101と外側可動板1102を
接続するヒンジ1104と、外側可動板1102と支持
枠1103を接続するヒンジ1105とから構成されて
いる。
【0005】この偏向ミラー素子は、その外部に設けら
れた(図示しない)磁石によって形成される平行磁場1
108の中に配置される。内側可動板1101にはコイ
ル1106が、外側可動板1102にはコイル1107
が形成されている。コイル1106を流れる電流は、平
行磁場1108の相互作用によって、内側可動板110
1をヒンジ1104の長手軸の周りに回転させる。ま
た、コイル1107を流れる電流は、平行磁場1108
の相互作用によって、外側可動板1102をヒンジ11
05の長手軸の周りに回転させる。
【0006】内側可動板1101には反射面1109が
形成されている。コイル1106とコイル1107に流
す電流を制御することにより、内側可動板1101を単
独であるいは外側可動板1102と共に所望の角度に回
転させることができる。つまり、内側可動板1101の
反射面1109の方向を制御できる。これにより、反射
面1109で反射された光ビームの方向を任意に調整で
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図30
に示されるようなジンバル構造の偏向ミラー素子を有す
る光偏向器では、内側可動板と外側可動板の各々を静的
かつ独立に駆動することが困難である。つまり、各々の
回転軸に対応する回転動作間のクロストークが発生す
る。以下、この困難さについて、言い換えればクロスト
ークの発生について、図31を用いて説明する。
【0008】図31において、内側可動板1101に形
成されたコイル1106を流れる電流は、二種類の電流
成分、電流成分1110とその電流成分1111とに分
解できる。電流成分1110は偶力1115を発生さ
せ、これは内側可動板1101を回転軸1120の周り
に回転させる。電流成分1111は偶力1116を発生
させ、これはヒンジ1104を介して外側可動板110
2を回転軸1121の周りに回転させる。
【0009】従って、内側可動板1101を駆動するた
めに、コイル1106に電流を流すと、それによって外
側可動板1102も回転されてしまう。このため、内側
可動板1101と外側可動板1102の各々を独立に回
転させることは難しい。
【0010】本発明は、このような実状を考慮して成さ
れたものであり、その目的は、二本の軸の周りに回転さ
れる可動板を有する光偏向器及び電磁型アクチュエータ
において、各々の回転軸に対応する回転動作間のクロス
トークが低減された光偏向器及び電磁型アクチュエータ
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ビームを反
射すると共に反射された光ビームの方向を変更し得る光
偏向器であり、支持体と、光を反射するための反射面を
有する可動板と、前記可動板を支持体に対して第一の回
転軸の周りに回転可能に支持するための一対の第一の弾
性部であり、可動板と支持体を連絡している弾性変形し
得る一対の第一の弾性部と、可動板を支持体に対して第
一の回転軸に直交する第二の回転軸の周りに回転可能に
支持するための一対の第二の弾性部であり、可動板と支
持体を連絡している弾性変形し得る一対の第二の弾性部
と、支持体と第一の弾性部と可動板を通っている第一の
駆動用配線であり、可動板に位置する部分は第一の回転
軸に平行に延びている第一の駆動用配線と、支持体と第
二の弾性部と可動板を通っている第二の駆動用配線であ
り、可動板に位置する部分は第二の回転軸に平行に延び
ている第二の駆動用配線と、可動板が位置し得る空間に
磁場を形成するための磁場発生手段とを備えている。
【0012】本発明の光偏向器では、第一の駆動用配線
は可動板に位置する部分が第一の回転軸に平行に延びて
いるので、第一の駆動用配線を流れる電流は可動板を第
一の回転軸の周りに回転させる力を発生させるが、可動
板を第一の回転軸に直交する第二の回転軸の周りに回転
させる力は発生させない。同様に、第二の駆動用配線は
可動板に位置する部分が第二の回転軸に平行に延びてい
るので、第二の駆動用配線を流れる電流は可動板を第二
の回転軸の周りに回転させる力を発生させるが、可動板
を第二の回転軸に直交する第一の回転軸の周りに回転さ
せる力は発生させない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0014】第一実施形態 本発明の第一実施形態は、実質的に複数の光偏向器の集
合と見なせる光偏向器に向けられている。
【0015】図1に示されるように、光偏向器100
は、偏向ミラー素子アレイ102と、偏向ミラー素子ア
レイを含む空間に磁場を形成する磁場発生手段とを有し
ている。言い換えれば、平行磁場を発生させる磁場発生
手段と、平行磁場中に配置された偏向ミラー素子アレイ
102とを有している。
【0016】偏向ミラー素子アレイ102は、複数の偏
向ミラー素子110、例えば九つの偏向ミラー素子11
0を含んでいる。偏向ミラー素子110は、規則的に互
いに離れて、例えば格子状に位置している。
【0017】磁場発生手段は、例えば、一対の永久磁石
104で構成されている。永久磁石104は、偏向ミラ
ー素子アレイの両側に配置されている。永久磁石は、矩
形の偏向ミラー素子アレイ102の対角線に沿って位置
している。
【0018】偏向ミラー素子110の各々は、図2に示
されるように、可動板122と、可動板122を取り囲
んでいる支持体112と、可動板122と支持体112
を連絡している弾性変形し得る一対の第一の弾性部13
2と、可動板122と支持体112を連絡している弾性
変形し得る一対の第二の弾性部142とを備えている。
【0019】任意の偏向ミラー素子110の支持体11
2は、他の偏向ミラー素子110の支持体112と連続
している。言い換えれば、複数の偏向ミラー素子110
の支持体112は、一枚のシリコン基板からエッチング
加工によって一体的に形成されている。
【0020】可動板122は、その片面に、光を反射す
るための反射面124を有している。
【0021】第一の弾性部132は、可動板122を支
持体112に対して第一の回転軸L 1の周りに回転可能
に支持している。第一の弾性部132の各々は、第一の
回転軸L1に沿って延びている一対の弾性部材134か
ら構成されている。
【0022】第二の弾性部142は、可動板122を支
持体112に対して第二の回転軸L 2の周りに回転可能
に支持している。第二の弾性部142の各々は、第二の
回転軸L2に沿って延びている一対の弾性部材144か
ら構成されている。
【0023】第一の回転軸L1と第二の回転軸L2は互い
に直交している。磁場発生手段すなわち一対の永久磁石
104は、第一の回転軸L1と第二の回転軸L2に対して
45°の方向を持つ磁場を発生させる。
【0024】偏向ミラー素子110の各々は、図4に示
されるように、さらに、支持体112と第一の弾性部1
32と可動板122を通っている第一の駆動用配線15
2と、支持体112と第二の弾性部142と可動板12
2を通っている第二の駆動用配線162とを備えてい
る。
【0025】第一の駆動用配線152の可動板122に
位置する部分は、第一の回転軸L1に平行に延びてお
り、第二の駆動用配線162の可動板122に位置する
部分は、第二の回転軸L2に平行に延びている。従っ
て、第一の駆動用配線152の可動板122に位置する
部分と第二の駆動用配線162の可動板122に位置す
る部分は、互いに直交しており、また、永久磁石104
によって形成された平行磁場190に対して45°の傾
きをもって延びている。
【0026】さらに、第一の駆動用配線152の可動板
122に位置する部分は、第一の回転軸L1に対して線
対称に位置しており、第二の駆動用配線162の可動板
122に位置する部分は、第二の回転軸L2に対して線
対称に位置している。
【0027】第一の駆動用配線152は、支持体112
に設けられた二本の配線、すなわち第一の駆動用配線1
52の外周端と電気的に接続された配線154と第一の
駆動用配線152の内周端と電気的に接続された配線1
56とを介して、偏向器100の外部にある(図示しな
い)駆動回路に接続される。同様に、第二の駆動用配線
162は、支持体112に設けられた二本の配線、すな
わち第二の駆動用配線162の外周端と電気的に接続さ
れた配線164と第二の駆動用配線162の内周端と電
気的に接続された配線166とを介して、偏向器100
の外部にある(図示しない)駆動回路に接続される。
【0028】第一の弾性部132を構成する弾性部材1
34は、図5に示されるように、メッシュ構造を有して
いる。これに伴い、第一の駆動用配線152の第一の弾
性部132に位置する部分はジグザグに延びている。さ
らに、第一の駆動用配線152の第一の弾性部132の
各々の一対の第一の弾性部材134に位置する部分は、
第一の回転軸L1に対して線対称に位置している。
【0029】同様に、第二の弾性部142を構成する弾
性部材144もメッシュ構造を有している。第二の駆動
用配線162の第二の弾性部142に位置する部分はジ
グザグに延びている。さらに、第二の駆動用配線162
の第二の弾性部142の各々の一対の第二の弾性部材1
44に位置する部分は、第二の回転軸L2に対して線対
称に位置している。
【0030】偏向ミラー素子110は、半導体製造技術
を応用して、例えばシリコン基板をスタートウエハとし
て作製される。
【0031】図4において、偏向ミラー素子110は、
材料的には、互いに積層されたシリコン基板200と第
一のポリイミド膜210と第一の金属膜220と第二の
ポリイミド膜230と第二の金属膜240と第三のポリ
イミド膜250とで構成されている。
【0032】シリコン基板200は矩形の部分202と
それを取り囲む枠状の部分204とを有し、第一のポリ
イミド膜210は矩形の部分212とそれを取り囲む枠
状の部分214とそれらを連絡するメッシュ状の部分2
16とを有し、第一の金属膜220は第二の駆動用配線
162と配線164と配線156とを含み、第二のポリ
イミド膜230は矩形の部分232とそれを取り囲む枠
状の部分234とを有し、第二の金属膜240は第一の
駆動用配線152と配線154と配線166とを含み、
第三のポリイミド膜250は矩形の部分252とそれを
取り囲む枠状の部分254とそれらを連絡するメッシュ
状の部分256とを有している。
【0033】第二のポリイミド膜230は第一の金属膜
220と第二の金属膜240を絶縁するための層間絶縁
膜を構成している。配線156は、第二のポリイミド膜
230に形成されたビアホール236を介して、第一の
駆動用配線152の内周端と電気的に接続されている。
また、配線166は、第二のポリイミド膜230に形成
されたビアホール238を介して、第二の駆動用配線1
62の内周端と電気的に接続されている。
【0034】シリコン基板200の矩形の部分202は
主として可動板122を構成し、シリコン基板200の
枠状の部分204は主として支持体112を構成してい
る。第一のポリイミド膜210のメッシュ状の部分21
6と第三のポリイミド膜250のメッシュ状の部分25
6は主として第一の弾性部材134と第二の弾性部材1
44を構成している。
【0035】図6において、第一の駆動用配線152に
電流を流すと、第一の駆動用配線152の可動板122
に位置する部分280と281にはそれぞれ同じ大きさ
で互いに逆向きの電流282と283が流れる。これら
の電流282と283は、磁場190との相互作用によ
り、配線部分280と281の中央に位置する第一の回
転軸L1の周りの偶力284を発生させる。この偶力2
84は、弾性部材134と144の弾性変形による反発
力と釣り合う位置まで、可動板122を第一の回転軸L
1の周りに回転させる。可動板122の回転角は、第一
の駆動用配線152を流れる電流の大きさに依存する。
【0036】また、第一の駆動用配線152の支持体1
12に位置する部分290と291にも逆向きの電流が
流れる。これらの電流は、第一の回転軸L1と直交する
第二の回転軸L2の周りの偶力292を発生させる。し
かし、これらの配線部分290と291は支持体112
に形成されているため、偶力292は可動板122の駆
動に影響を与えない。
【0037】結局、第一の駆動用配線152を流れる電
流は、第一の駆動用配線152の可動板122に位置す
る部分280と281が第一の回転軸L1に平行である
ため、可動板122を第一の回転軸L1の周りに回転さ
せる駆動力は発生させるが、可動板122を第二の回転
軸L2の周りに回転させる駆動力を発生させない。
【0038】従って、第一の駆動用配線152に流す電
流を制御することにより、可動板122を第一の回転軸
1の周りに所望の角度だけ回転させることができる。
【0039】これと全く同様に、第二の駆動用配線16
2に流す電流を制御することにより、可動板122を第
一の回転軸L1に直交する第二の回転軸L2の周りに所望
の角度だけ回転させることができる。
【0040】従って、第一の駆動用配線152に流す電
流と第二の駆動用配線162に流す電流とを制御するこ
とによって、可動板122を所望の方向に向けることが
できる。これにより、可動板122の反射面124で反
射される光ビームを所望の方向に方向付けることができ
る。
【0041】本実施形態の光偏向器100では、一方の
駆動用配線に流れる電流は、それに対応する回転軸の周
りに可動板を回転させる駆動力は発生させるが、他方の
回転軸の周りに可動板を回転させる駆動力は発生させな
いので、各々の回転軸に対応する回転動作間のクロスト
ークが低減される。
【0042】なお、駆動用配線152と156の弾性部
材134と144に位置する部分は、弾性部材のメッシ
ュ構造に沿ってジグザグに形成されているため、局所的
には可動板122本来の回転方向とは異なる方向に駆動
力が発生する。しかし、この好ましくない駆動力は、ジ
グザグの折り返し部で隣接する配線要素同士では互いに
逆向きであるため、相殺され、上述の回転動作間のクロ
ストークには殆ど影響を及ぼさない。
【0043】以下、図7〜図17を参照しながら、偏向
ミラー素子110の製造工程を説明する。
【0044】まず、図7に示されるように、シリコン基
板301の一方の面に埋め込みマスク302を形成す
る。以下、シリコン基板301に対して埋め込みマスク
302の形成されている面を表側、それとは反対側の面
を裏側と呼称する。
【0045】次に、図8と図9に示されるように、埋め
込みマスク302の表面にシリコン膜303を形成した
後、シリコン膜303の表面にエッチング停止層304
を、シリコン基板301の裏側にシリコンエッチングマ
スク305をそれぞれ形成する。ここで、埋め込みマス
ク302とエッチング停止層304とシリコンエッチン
グマスク305には、酸化シリコン膜や窒化シリコン膜
等、シリコン基板のエッチングに対して耐性を有する材
料が使用される。また、シリコン膜303は、他のシリ
コン基板を接合した後所望の厚さまで研磨する方法や、
SOI(Silicon on Insulator)基板を接合後、接合し
たSOI基板の支持基板層と埋め込み酸化膜層をエッチ
ング除去する方法等により形成される。
【0046】次に、図10に示されるように、エッチン
グ停止層304の表面に第一のポリイミド膜210を形
成した後、駆動用配線162と配線156と164を形
成する。駆動用配線162や配線156と164には、
アルミ等の抵抗率が低く熱伝導率の高い材料が使用され
ることが望ましい。
【0047】次に、図11に示されるように、第一のポ
リイミド膜210の表側に第二のポリイミド膜230を
形成した後、このポリイミド膜230にビアホール23
6と238を形成する。ここで、第二のポリイミド膜2
30からビアホールの部分を除去する際に、図2ほかに
示される可動板122と支持体112の間の領域に相当
する部分313も同時に除去する。
【0048】次に、図12に示されるように、第二のポ
リイミド膜230の表側に駆動用配線152と配線16
6と154を形成する。駆動用配線152と配線166
は、図11の工程で形成したビアホール236と238
によって、配線156と駆動用配線162にそれぞれ接
続される。駆動用配線152や配線166と154に
も、駆動用配線162や配線156と164と同様に、
抵抗率が低く熱伝導率の高い材料が使用されることが望
ましい。
【0049】次に、図13と図14に示されるように、
第二のポリイミド膜230の表側に3層目のポリイミド
膜250を形成した後、その表面にポリイミドエッチン
グマスク315を形成する。ポリイミドエッチングマス
ク315には、PCVD(Plasma Assisted Chemical V
apor Deposition)法によって形成した酸化シリコン膜
等、ポリイミド膜や配線材料の耐熱温度より低い温度で
成膜可能で、ポリイミド膜のエッチングに耐え、他の構
成要素を侵さずに除去可能な材料が使用される。
【0050】次に、図15に示されるように、基板の表
側を何らかの方法で保護した状態で、シリコン基板30
1およびシリコン膜303を裏側から、シリコンエッチ
ングマスク305や埋め込みマスク302を介してエッ
チング停止層304が完全に露出するまでエッチングす
ることにより、支持体112と可動板122を形成す
る。このエッチングは、TMAH(Tetramethyl ammoni
um hydroxide)等のアルカリエッチング液を使用したウ
エットエッチングや、DRIE(Deep ReactiveIon Etc
hing)法によるドライエッチング等によって行なわれ
る。
【0051】次に、図16に示すように、RIE(Reac
tive Ion Etching)法によってポリイミド膜210と2
30と250をポリイミドエッチングマスク315を介
して表側からエッチングすることにより、メッシュ構造
の弾性部材134と144を形成するとともに、給電パ
ッドの部分(図示せず)等を開口する。
【0052】最後に、図17に示されるように、エッチ
ング停止層304と埋め込みマスク302とシリコンエ
ッチングマスク305の露出している部分を除去した
後、可動板122の裏側に反射面124を形成すること
によって、偏向ミラー素子110が完成する。
【0053】本実施形態は、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において、様々な変形や変更が加えられてもよ
い。
【0054】弾性部材134と144のメッシュ構造の
要素構造は、本実施形態では図5に示されるように矩形
あるいは菱形であるが、これに限定されるものではな
く、他の多角形あるいは円や楕円など、他の任意の形状
であってもよい。メッシュ構造は、本実施形態では一種
類の要素構造から成っているが、大きさや形状の異なる
複数種類の要素構造の組み合わせで構成されてもよい。
【0055】また、弾性部材134と144は、本実施
形態では図5に示されるようにその全体がメッシュ構造
で構成されているが、これに限定されるものではなく、
メッシュ構造を部分的に有する構造であってもよい。つ
まり、弾性部材134と144は、図18に示されるよ
うに、メッシュ構造の部分412と板状の部分414と
で構成されてもよい。
【0056】また、第二のポリイミド膜230の代わり
に、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜等、他の絶縁材料
が使用されてもよい。
【0057】また、ポリイミド膜210と230と25
0は、シリコーン樹脂やパリレン等、他の任意の絶縁性
の弾性材料から成る膜に置き換えられてもよい。
【0058】また、弾性部材134と144は、メッシ
ュ構造を有している代わりに、図19に示されるよう
に、板状の弾性材料422と、その内部に形成されたジ
グザグの配線424とで構成されてもよい。さらに配線
424は直線状に形成されてもよい。
【0059】しかしながら、直線状の配線は、弾性部材
134と144の伸び変形すなわち長手軸に沿った変形
に対して、塑性変形や断線を起こし易いことを考慮する
と、配線424はジグザグである方が好ましい。弾性部
材134と144に伸び変形を生じさせる力によって引
き起こされるジグザグの配線424の変形は曲げ変形と
なるので、ジグザグの配線424は容易に弾性部材13
4と144の伸びに追随して変形できる。
【0060】ジグザグの配線424は、可動板122の
本来の回転方向とは異なる方向に駆動力を受けるが、こ
の余分な駆動力は、ジグザグの折り返し部に対して隣接
する配線要素間では逆向きであり、従って互いに相殺さ
れるので、可動板122の各々の回転軸に対応する回転
動作間のクロストークに殆ど影響を与えない。
【0061】また、弾性部材134と144は、図20
に示されるように、周期的に屈曲構造を有する弾性材料
432と、その内部を長手軸方向に関して直線的に延び
る配線434とで構成されてもよい。この構造において
は、配線434の幅を比較的大きくできる。これは、配
線の抵抗を低減し、これにより消費電力や発熱を低減で
きるという利点を与える。
【0062】また、偏向ミラー素子110の駆動回路を
偏向器100の内部、例えば支持体112の表面等に形
成してもよい。
【0063】また、偏向ミラー素子110の内部に放熱
や冷却のための構造が設けられてもよい。
【0064】また、弾性部132は一対の弾性部材13
4で構成され、弾性部142は一対の弾性部材144で
構成されているが、弾性部132と142は、図21に
示されるように、メッシュ構造を有するひとつの弾性部
材442と、その内部に形成されたその両側の縁近くを
通るジグザグの配線あるいは菱形が鎖状に連続する配線
444とで構成されてもよい。
【0065】また、図2において、一対の弾性部材13
4と144の内部に形成された配線についても、図5に
示されるようなジグザグの配線以外に、図21に示され
る配線144のように菱形が鎖状に連続する配線として
もよい。
【0066】また、図1に示される偏向ミラー素子アレ
イ102のパッケージ等への実装は、例えば、図22に
示されるように、複数の偏向ミラー素子110が形成さ
れたチップ450の周辺部に、偏向ミラー素子110の
各々と電気的に接続された給電パッド452を形成して
おき、これらの給電パッド452と、パッケージに形成
された(図示しない)端子の間をワイヤー454で接続
することによって行なわれる。
【0067】しかしながら、偏向ミラー素子アレイ10
2の実装は、より好ましくは、図23に示すように、複
数の偏向ミラー素子110が形成されたチップ460に
対して、偏向ミラー素子110の各々の側に、それと電
気的に接続された給電パッド462を形成しておき、図
24に示されるように、これらの給電パッド462を、
BGA(Ball Grid Array)パッケージ470にアレイ
状に形成された端子472にバンプ474を介して接続
するとよい。
【0068】後者の手法は、アレイを構成する素子数が
多いためにチップ周辺部に給電パッドを配置するスペー
スが確保できない場合に有利である。本実施形態の偏向
ミラー素子アレイ102では、可動板122に形成され
た反射面124が、給電パッドの形成される面すなわち
パッケージに接着される面の反対側の面に形成されるた
め、チップ中にスルーホール形成等の特別な加工を必要
とすることなく、BGAパッケージ等アレイ上に配置さ
れた端子と接続することができる。
【0069】さらに、後者の手法の場合、複数個のチッ
プ460を同一パッケージに並べて実装することによ
り、大規模アレイを容易に実現することが可能である。
【0070】また、本実施形態においては、可動板上に
反射面を有し、可動板が第一と第二の回転軸の周りに回
転可能な光偏向器について説明したが、可動板が上下方
向や前後左右方向に移動可能な光偏向器や、可動板上に
反射面を有しないもの等、電磁駆動型のアクチュエータ
であってもよい。
【0071】第二実施形態 本発明の第二実施形態は、実質的に複数の光偏向器の集
合と見なせる光偏向器に向けられている。
【0072】図25に示されるように、光偏向器500
は、一対の永久磁石504から成る、平行磁場を発生さ
せるための磁場発生手段と、平行磁場中に配置された偏
向ミラー素子アレイ502と、偏向ミラー素子アレイ5
02に対して間隔を置いて向かい合って配置された対向
基板506とを有している。偏向ミラー素子アレイ50
2と対向基板506は複数のスペーサー508を介して
連結されている。偏向ミラー素子アレイ502は、格子
状に配列された九つの偏向ミラー素子510を含んでい
る。
【0073】偏向ミラー素子510の各々は、図26に
示されるように、可動板522と、可動板522を取り
囲んでいる支持体512と、可動板522と支持体51
2を連絡している弾性変形し得る一対の第一の弾性部5
32と、可動板522と支持体512を連絡している弾
性変形し得る一対の第二の弾性部542とを備えてい
る。
【0074】任意の偏向ミラー素子510の支持体51
2は、他の偏向ミラー素子510の支持体512と連続
している。言い換えれば、複数の偏向ミラー素子510
の支持体512は、例えば一枚のシリコン基板からエッ
チング加工によって一体的に形成されている。
【0075】可動板522は、その片面に、光を反射す
るための反射面524を有している。
【0076】第一の弾性部532は、可動板522を支
持体512に対して第一の回転軸L 1の周りに回転可能
に支持している。第一の弾性部532の各々は、第一の
回転軸L1に沿って延びている一対の弾性部材534か
ら構成されている。
【0077】第二の弾性部542は、可動板522を支
持体512に対して第二の回転軸L 2の周りに回転可能
に支持している。第二の弾性部542の各々は、第二の
回転軸L2に沿って延びている一対の弾性部材544か
ら構成されている。
【0078】第一の回転軸L1と第二の回転軸L2は互い
に直交している。磁場発生手段すなわち一対の永久磁石
504は、第一の回転軸L1と第二の回転軸L2に対して
45°の方向を持つ磁場を発生させる。
【0079】偏向ミラー素子510の各々は、図26に
示されるように、さらに、支持体512と第一の弾性部
532と可動板522を通っている複数本の第一の駆動
用配線552と、支持体512と第二の弾性部542と
可動板522を通っている複数本の第二の駆動用配線5
62とを備えている。
【0080】複数本の第一の駆動用配線552は共に第
一の回転軸L1に沿ってほぼ直線的に延びており、複数
本の第二の駆動用配線562は共に第二の回転軸L2
沿ってほぼ直線的に延びている。
【0081】第一の駆動用配線552の可動板522に
位置する部分は、第一の回転軸L1に平行に延びてお
り、第二の駆動用配線562の可動板522に位置する
部分は、第二の回転軸L2に平行に延びている。従っ
て、第一の駆動用配線552の可動板522に位置する
部分と第二の駆動用配線562の可動板522に位置す
る部分は、互いに直交しており、また、永久磁石504
によって形成された平行磁場590に対して45°の傾
きをもって延びている。
【0082】さらに、第一の駆動用配線552の可動板
522に位置する部分は、第一の回転軸L1に対して線
対称に位置しており、第二の駆動用配線562の可動板
522に位置する部分は、第二の回転軸L2に対して線
対称に位置している。
【0083】第二の駆動用配線562の一方の端部は共
に、支持体512に設けられた配線564と電気的に接
続されており、他方の端部の各々は、図27に示される
ように、電流を流す第二の駆動用配線562を選択する
ための選択回路568を介して、外部装置との電気的接
続のための配線566と電気的に接続されている。選択
回路568はスイッチング機能を有しており、例えばC
MOS回路等のデジタル回路で構成される。同様に、第
一の駆動用配線552の一方の端部は共に、図28に示
されるように、支持体512に設けられた配線554と
電気的に接続されており、他方の端部は、図示されてい
ないが、選択回路568と同様の選択回路を介して、外
部装置との電気的接続のための配線と電気的に接続され
ている。
【0084】第一の弾性部532を構成する弾性部材5
34は、図26に示されるように、メッシュ構造を有し
ており、第一の駆動用配線552の第一の弾性部532
に位置する部分は、図28に示されるように、ジグザグ
に延びている。さらに、第一の駆動用配線552の第一
の弾性部532の各々の一対の第一の弾性部材534に
位置する部分は、第一の回転軸L1に対して線対称に位
置している。
【0085】同様に、第二の弾性部542を構成する弾
性部材544もメッシュ構造を有しており、第二の駆動
用配線562の第二の弾性部542に位置する部分はジ
グザグに延びている。さらに、第二の駆動用配線562
の第二の弾性部542の各々の一対の第二の弾性部材5
44に位置する部分は、第二の回転軸L2に対して線対
称に位置している。
【0086】偏向ミラー素子510は、半導体製造技術
を応用して、例えばシリコン基板をスタートウエハとし
て作製される。
【0087】図28において、偏向ミラー素子510
は、材料的には、互いに積層されたシリコン基板600
と第一のポリイミド膜610と第一の金属膜620と第
二のポリイミド膜630と第二の金属膜640と第三の
ポリイミド膜650とで構成されている。
【0088】シリコン基板600は矩形の部分602と
それを取り囲む枠状の部分604とを有し、第一のポリ
イミド膜610は矩形の部分612とそれを取り囲む枠
状の部分614とそれらを連絡するメッシュ状の部分6
16とを有し、第一の金属膜620は第一の駆動用配線
552と配線554とを含み、第二のポリイミド膜63
0は矩形の部分632とそれを取り囲む枠状の部分63
4とを有し、第二の金属膜640は第二の駆動用配線5
62と配線564とを含み、第三のポリイミド膜650
は矩形の部分652とそれを取り囲む枠状の部分654
とそれらを連絡するメッシュ状の部分656とを有して
いる。
【0089】第一のポリイミド膜610のメッシュ状の
部分616と第三のポリイミド膜650のメッシュ状の
部分656は、第一の弾性部材534と第二の弾性部材
544を構成している。
【0090】配線554の反対側の第一の駆動用配線5
52の端部は、第一のポリイミド膜610の枠状の部分
614に形成されたコンタクトホール618を介して、
シリコン基板600の枠状の部分604に形成された選
択回路と電気的に接続される。また、配線564の反対
側の第二の駆動用配線562の端部は、第一のポリイミ
ド膜610の枠状の部分614に形成されたコンタクト
ホール618と第二のポリイミド膜630の枠状の部分
634に形成されたコンタクトホール638を介して、
シリコン基板600の枠状の部分604に形成された選
択回路と電気的に接続される。
【0091】対向基板506は、図28に示されるよう
に、格子状に配置された四つの電極574を有してい
る。四つの電極574は第一の回転軸L1と第二の回転
軸L2とに沿って並んでいる。すなわち、四つの電極5
74は第一の回転軸L1と第二の回転軸L2とによって分
けられる四つの領域にそれぞれ位置している。これに対
応して、可動板522は、図27に示されるように、対
向基板506の四つの電極574に向き合う四つの電極
572を有している。これらの電極572と電極574
は、可動板522の二本の軸の周りの回転角すなわち方
向を検出するために、可動板522の回転角に応じて変
化する静電容量を検出するための四組の対向電極を構成
している。
【0092】対向基板506は更に四つの静電容量検出
回路576を有し、それらは、図28に示されるよう
に、静電容量検出のための電極574と、外部装置との
電気的接続のための配線668とにそれぞれ電気的に接
続されている。
【0093】対向基板506は、例えば、シリコン基板
662をスタートウエハとして半導体製造技術を適用し
て作製される。静電容量検出回路576はシリコン基板
662にモノリシックに形成されている。電極574と
配線668は酸化シリコン膜等の絶縁膜664によって
シリコン基板662から絶縁されており、絶縁膜664
に形成されたコンタクトホール666を介して静電容量
検出回路576と電気的に接続されている。電極574
と配線668は酸化シリコン膜等から成るパッシベーシ
ョン膜670によって覆われている。
【0094】本実施形態の光偏向器500においても、
第一実施形態と同様に、第一の駆動用配線552と第二
の駆動用配線562に適宜電流を流すことにより、可動
板522を第一の回転軸L1と第二の回転軸L2の周りに
所望の角度だけ回転させることができる。可動板522
の回転角は、選択回路568を構成するCMOS回路等
のデジタル回路によって、駆動電流を流す駆動用配線の
本数を変えることによって制御される。これにより、可
動板522の反射面524で反射される光ビームを所望
の方向に方向付けることができる。
【0095】その際、一方の駆動用配線に流れる電流
は、それに対応する回転軸の周りに可動板を回転させる
駆動力は生むが、他方の回転軸の周りに可動板を回転さ
せる駆動力は生まないので、各々の回転軸に対応する回
転動作間のクロストークが低減される。
【0096】これに加えて、互いに対向している可動板
522の電極572と対向基板506の電極574との
間の静電容量をモニターすることにより、可動板522
の方向あるいは回転角をリアルタイムに検出することが
できる。
【0097】以下、図29を参照しながら、静電容量に
基づく可動板522の一本の軸の周りの回転角の検出に
ついて説明する。以下に述べる一本の軸の周りの回転角
の検出は、互いに直交する第一の回転軸L1と第二の回
転軸L2に対して独立に適用できる。つまり、第一の回
転軸L1と第二の回転軸L2の各々に対して、以下に述べ
る一本の軸の周りの回転角の検出を適用することによ
り、第一の回転軸L1と第二の回転軸L2の周りの可動板
522の回転角、すなわち、可動板522の方向を検出
できる。
【0098】図29において、図29の紙面に垂直な回
転軸の周りに可動板522が回転すると、回転軸に対し
て一方の側たとえば左側に位置する一組の対向電極の間
隔すなわち電極572aと電極574aの間隔は小さく
なり、回転軸に対して反対側すなわち右側に位置する一
組の対向電極すなわち電極572bと電極574bの間
隔は大きくなる。電極間の静電容量は電極の間隔に反比
例するため、電極572aと電極574aの間の静電容
量を容量検出回路576aで、電極572bと電極57
4bの間の静電容量を容量検出回路576bで検出し、
両者を比較することによって、二組の対向電極の間隔の
比、言い換えると可動板522の回転角をリアルタイム
に検出することができる。
【0099】このようにして検出された可動板522の
回転角の情報を利用して、駆動電流の大きさをフィード
バック制御することにより、つまり駆動電流を流す駆動
用配線の本数をデジタル的に制御することにより、可動
板522の回転角を高い精度で制御することができる。
【0100】本実施形態の偏向ミラー素子510は、第
一実施形態とほぼ同様の製造方法により作製される。以
下、相違点について述べる。図8に相当する工程の後
に、選択回路568を形成する。図10に相当する工程
において、第一のポリイミド膜610を形成した後、図
28に示されるコンタクトホール618を形成する。図
11に相当する工程において、第二のポリイミド膜63
0を形成した後、図28に示されるコンタクトホール6
38を形成する。図13に相当する工程において、後に
可動板522となる部分に電極572を形成した後、ポ
リイミド膜のエッチングマスクを形成する。その後、図
15〜図17の工程と同様の工程を経ることにより、偏
向ミラー素子510が完成する。
【0101】このように形成される偏向ミラー素子51
0を有する偏向ミラー素子アレイ502は、電極574
や容量検出回路576等が予め形成された対向基板50
6に、電極572と電極574を互いに向き合わせて、
スペーサー508を介して接合される。このように作製
された構造体が最後に永久磁石504と組み合わされ
て、光偏向器500が完成される。
【0102】本実施形態も第一実施形態と同様に、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変形や変
更が加えられてもよい。
【0103】弾性部材534と544のメッシュ構造の
要素構造は、矩形あるいは菱形であるが、これに限定さ
れるものではなく、他の多角形あるいは円や楕円など、
他の任意の形状であってもよい。メッシュ構造は、本実
施形態では一種類の要素構造から成っているが、大きさ
や形状の異なる複数種類の要素構造の組み合わせで構成
されてもよい。
【0104】また、弾性部材534と544は、その全
体がメッシュ構造で構成されているが、これに限定され
るものではなく、メッシュ構造を部分的に有する構造で
あってもよい。つまり、弾性部材534と544は、図
18と同様に、メッシュ構造の部分と板状の部分とで構
成されてもよい。
【0105】また、第二のポリイミド膜630の代わり
に、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜等、他の絶縁材料
が使用されてもよい。
【0106】また、ポリイミド膜610と630と65
0は、シリコーン樹脂やパリレン等、他の任意の絶縁性
の弾性材料から成る膜に置き換えられてもよい。
【0107】また、弾性部材534と544は、メッシ
ュ構造を有している代わりに、図19と同様に、板状の
弾性材料と、その内部に形成されたジグザグの配線とで
構成されてもよい。
【0108】また、弾性部材534と544は、図20
と同様に、周期的に屈曲構造を有する弾性材料と、その
内部を長手軸方向に関して直線的に延びる配線とで構成
されてもよい。
【0109】また、弾性部材534と544は、図21
と同様に、メッシュ構造を有するひとつの弾性部材と、
その内部に形成されたその両側の縁近くを通るジグザグ
の配線あるいは菱形が鎖状に連続する配線とで構成され
てもよい。
【0110】また、容量検出回路576は、本実施形態
では対向基板506の内部に形成されているが、可動板
522や支持体512の内部に形成されてもよい。この
場合には、対向電極574が接地され、対向電極572
が容量検出回路に接続される。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば、一方の駆動用配線に流
れる電流は、それに対応する回転軸の周りに可動板を回
転させる駆動力は発生させるが、他方の回転軸の周りに
可動板を回転させる駆動力は発生させないので、各々の
回転軸に対応する回転動作間のクロストークが低減され
た光偏向器が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態による光偏向器を示して
いる。
【図2】図1に示される偏向ミラー素子アレイに含まれ
るひとつの偏向ミラー素子を拡大して示している。
【図3】図2に示される偏向ミラー素子のA−B線に沿
った断面を示している。
【図4】図2に示される偏向ミラー素子の分解斜視図で
ある。
【図5】図2にVで示された部分の部分断面拡大図であ
る。
【図6】図2に示される偏向ミラー素子の動きを説明す
るための図である。
【図7】図2に示される偏向ミラー素子の製造における
最初の工程を示す斜視図である。
【図8】図2に示される偏向ミラー素子の製造における
図7の工程に続く工程を示す斜視図である。
【図9】図8のC−D線に沿った断面を示している。
【図10】図2に示される偏向ミラー素子の製造におけ
る図8と図9の工程に続く工程を示す斜視図である。
【図11】図2に示される偏向ミラー素子の製造におけ
る図10の工程に続く工程を示す斜視図である。
【図12】図2に示される偏向ミラー素子の製造におけ
る図11の工程に続く工程を示す斜視図である。
【図13】図2に示される偏向ミラー素子の製造におけ
る図12の工程に続く工程を示す斜視図である。
【図14】図13のE−F線に沿った断面を示してい
る。
【図15】図2に示される偏向ミラー素子の製造におけ
る図13と図14の工程に続く工程を示す、図13のE
−F線に沿った断面図である。
【図16】図2に示される偏向ミラー素子の製造におけ
る図15の工程に続く工程を示す、図13のE−F線に
沿った断面図である。
【図17】図2に示される偏向ミラー素子の製造におけ
る図16の工程に続く工程を示す、図13のE−F線に
沿った断面図である。
【図18】図2に示される弾性部の構成要素である弾性
部材の変形例を示している。
【図19】図2に示される弾性部の構成要素である弾性
部材の別の変形例を示している。
【図20】図2に示される弾性部の構成要素である弾性
部材の別の変形例を示している。
【図21】図2に示される一対の弾性部材から成る弾性
部の変形例を示している。
【図22】図1に示される偏向ミラー素子アレイの実装
方法を説明するための図である。
【図23】図1に示される偏向ミラー素子アレイの別の
実装方法を説明するための図である。
【図24】図23に示される偏向ミラー素子アレイがB
GA(Ball Grid Array)パッケージに実装された様子
を示している。
【図25】本発明の第二実施形態による光偏向器を示し
ている。
【図26】図25に示される偏向ミラー素子アレイに含
まれるひとつの偏向ミラー素子を拡大して示している。
【図27】図26に示される偏向ミラー素子のG−H線
に沿った断面を示している。
【図28】図26に示される偏向ミラー素子の分解斜視
図である。
【図29】静電容量に基づく可動板の一本の軸の周りの
回転角の検出について説明するための図である。
【図30】光偏向器の従来例で用いられているジンバル
構造の偏向ミラー素子を示している。
【図31】図30に示されるジンバル構造の偏向ミラー
素子を有する光偏向器において発生するクロストークを
説明するための図である。
【符号の説明】
100 光偏向器 102 偏向ミラー素子アレイ 104 永久磁石 110 偏向ミラー素子 112 支持体 122 可動板 124 反射面 132 第一の弾性部 134 弾性部材 142 第二の弾性部 144 弾性部材 152 第一の駆動用配線 162 第二の駆動用配線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを反射すると共に反射された光
    ビームの方向を変更し得る光偏向器であり、 支持体と、 光を反射するための反射面を有する可動板と、 可動板を支持体に対して第一の回転軸の周りに回転可能
    に支持するための一対の第一の弾性部であり、可動板と
    支持体を連絡している弾性変形し得る一対の第一の弾性
    部と、 可動板を支持体に対して第一の回転軸に直交する第二の
    回転軸の周りに回転可能に支持するための一対の第二の
    弾性部であり、可動板と支持体を連絡している弾性変形
    し得る一対の第二の弾性部と、 支持体と第一の弾性部と可動板を通っている第一の駆動
    用配線であり、可動板に位置する部分は第一の回転軸に
    平行に延びている第一の駆動用配線と、 支持体と第二の弾性部と可動板を通っている第二の駆動
    用配線であり、可動板に位置する部分は第二の回転軸に
    平行に延びている第二の駆動用配線と、 可動板が位置し得る空間に磁場を形成するための磁場発
    生手段とを備えている、光偏向器。
  2. 【請求項2】 磁場発生手段は、第一の回転軸と第二の
    回転軸に対して45°の方向の磁場を発生させる、請求
    項1に記載の光偏向器。
  3. 【請求項3】 第一の駆動用配線の可動板に位置する部
    分は第一の回転軸に対して線対称に位置しており、第二
    の駆動用配線の可動板に位置する部分は第二の回転軸に
    対して線対称に位置している、請求項1または請求項2
    に記載の光偏向器。
  4. 【請求項4】 光偏向器は更に、前述の第一の駆動用配
    線を複数本備え、前述の第二の駆動用配線を複数本備
    え、電流を流す駆動用配線を選択するための選択回路と
    を備えている、請求項1〜請求項3のいずれかひとつに
    記載の光偏向器
  5. 【請求項5】 弾性部は少なくとも部分的にメッシュ構
    造を有している、請求項1〜請求項4のいずれかひとつ
    に記載の光偏向器。
  6. 【請求項6】第一の駆動用配線の弾性部に位置する部分
    はジグザグに延びると共に第一の回転軸に対して線対称
    に位置しており、第二の駆動用配線の弾性部に位置する
    部分はジグザグに延びると共に第二の回転軸に対して線
    対称に位置している、請求項1〜請求項5のいずれかひ
    とつに記載の光偏向器。
  7. 【請求項7】 支持体と、 可動板と、 可動板を支持体に対して第一の方向において支持する一
    対の第一の弾性部であり、可動板と支持体を連絡してい
    る弾性変形し得る一対の第一の弾性部と、 可動板を支持体に対して第一の方向に直交する第二の方
    向において支持する一対の第二の弾性部であり、可動板
    と支持体を連絡している弾性変形し得る一対の第二の弾
    性部と、 支持体と第一の弾性部と可動板を通っている第一の駆動
    用配線であり、可動板に位置する部分は第一の方向に平
    行に延びている第一の駆動用配線と、 支持体と第二の弾性部と可動板を通っている第二の駆動
    用配線であり、可動板に位置する部分は第二の方向に平
    行に延びている第二の駆動用配線と、 可動板が位置し得る空間に磁場を形成するための磁場発
    生手段とを備えている、電磁型アクチュエータ。
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