JP2003269709A - 加熱炉用の燃焼装置 - Google Patents

加熱炉用の燃焼装置

Info

Publication number
JP2003269709A
JP2003269709A JP2002075876A JP2002075876A JP2003269709A JP 2003269709 A JP2003269709 A JP 2003269709A JP 2002075876 A JP2002075876 A JP 2002075876A JP 2002075876 A JP2002075876 A JP 2002075876A JP 2003269709 A JP2003269709 A JP 2003269709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ejection
fuel
nozzle
combustion
furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002075876A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3888916B2 (ja
Inventor
Makoto Hirano
誠 平野
Kazuma Kiyohira
一眞 清飛羅
Yoshihiro Ogura
啓宏 小倉
Koji Tatsuta
孝司 竜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2002075876A priority Critical patent/JP3888916B2/ja
Publication of JP2003269709A publication Critical patent/JP2003269709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3888916B2 publication Critical patent/JP3888916B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/235Heating the glass
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/235Heating the glass
    • C03B5/2353Heating the glass by combustion with pure oxygen or oxygen-enriched air, e.g. using oxy-fuel burners or oxygen lances
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Gas Burners (AREA)
  • Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱炉用の燃焼装置において、加熱効率の向
上及び低NOx化を図る。 【解決手段】 炉内にガス燃料を噴出する噴出口11を
先端側に備えた長尺状の燃料噴出体Bが、炉内に燃焼用
酸素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給路6の長手方
向と交差する姿勢で、酸素含有ガス供給路6内に突出す
るように設けられた加熱炉用の燃焼装置であって、噴出
口11として、燃料噴出体Bにおける長手方向の同じ位
置又は略同じ位置に、酸素含有ガス供給路6の長手方向
視にて、燃料噴出体Bの横幅方向に間隔を隔てて並べる
状態で、複数の噴出口11が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炉内にガス燃料を
噴出する噴出口を先端側に備えた長尺状の燃料噴出体
が、前記炉内に燃焼用酸素含有ガスを供給する酸素含有
ガス供給路の長手方向と交差する姿勢で、前記酸素含有
ガス供給路内に突出するように設けられた加熱炉用の燃
焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる加熱炉用の燃焼装置(以下、単に
燃焼装置と略記する場合がある)は、長尺状の燃料噴出
体の先端側に備えた噴出口から、酸素含有ガスが通流す
る酸素含有ガス供給路内にガス燃料を噴出して、ガス燃
料と燃焼用酸素含有ガスとを混合しながら炉内に供給す
る所謂スルーポート式のものであり、例えば、ガラス原
料を溶解させる溶解槽の上方に炎を形成して、溶解槽を
加熱するものである。
【0003】かかる燃焼装置において、従来は、図11
に示すように、噴出口11として、2個の噴出口11を
燃料噴出体Bの長手方向に間隔を隔てて並び、且つ、噴
出方向が互いに交差するように設けたもの(以下、縦列
噴出口タイプと略記する場合がある)や、図示は省略す
るが、噴出口として1個の噴出口を設けたものがあっ
た。図11に示すように、縦列噴出口タイプのものは、
燃料噴出体Bを、その長手方向を上下方向に向けた縦姿
勢で、炉内7に酸素含有ガスAを供給する酸素含有ガス
供給路6内に突出するように設けて、溶解槽(図示省
略)等の加熱対象物の上方に炎を形成するものである。
尚、図11中の20は、噴出口11を形成するノズルで
ある。
【0004】ちなみに、上記従来の燃焼装置において、
縦列噴出口タイプのものは、図11に示すように、燃料
噴出体Bの長手方向に並ぶ2個の噴出口11から、ガス
燃料Gを衝突させるように噴出することにより、炎を広
げるように形成して、加熱効率を向上させようとするも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、炉内の加熱
効率を向上するには、炉内の溶解槽等の加熱対象物を炎
で覆う面積を広くするために、炎を広げて偏平状に形成
することが必要となるのであるが、加熱対象物の上方に
炎を形成する場合は、特に横方向に偏平状の炎(以下、
横幅広の炎と略記する場合がある)を形成することが要
求される。ちなみに、燃料噴出体からのガス燃料の噴出
量が多い場合には、炎の偏平状態が小さいと、ガス燃料
の噴出量が多い割には、炎にて加熱対象物を広く覆うこ
とができ難くなり、燃焼量が多い場合に、このように偏
平状の炎の形成が可能となると、加熱効率を向上する上
で、一層好ましいものとなる。
【0006】しかしながら、上記従来の燃焼装置におい
て、1個の噴出口を設けたものでは、ガス燃料がその噴
出方向視で全周にわたって広がってしまうので、偏平状
の炎を形成することができず、加熱効率が低い。又、上
記従来の燃焼装置において、縦列噴出口タイプのもので
は、2個の噴出口から、ガス燃料を衝突させるように噴
出するので、炎を広げて形成する効果はあるものの、炎
は、噴出体の横幅方向ばかりでなく、噴出体の長手方向
並びにその長手方向に対して傾斜する斜め方向にも広が
り易いので、炎の偏平度が小さく、偏平状の炎を形成し
て加熱効率をする上で、未だ改善の余地があった。しか
も、この縦列噴出口タイプのものでは、加熱対象物の上
方に炎を形成するように設ける場合、燃料噴出体を縦姿
勢で設けることになるが、その場合は、2個の噴出口が
上下方向に並ぶので、形成される炎が炉壁に接触しない
ようにするには、酸素含有ガス供給路の高さを高くする
必要があり、延いては、炉内の高さが高くなり、このこ
とは、横幅広の炎を形成して、加熱対象物を上方を炎で
覆う面積を広くして、加熱効率を向上する上で、不利と
なる。つまり、加熱対象物を上方を炎で覆う面積を広く
して、加熱効率を向上するには、炉内の横幅(炎の横幅
方向に沿う方向)を広くし、高さを低くするのが有利と
なるからである。ちなみに、形成される炎が炉壁に接触
すると、炉壁の焼損が早まり、加熱炉の耐久性が低下す
る原因となる。又、縦列噴出口タイプのものでは、2個
の噴出口から、ガス燃料を衝突させるように噴出するの
で、ガス燃料が拡散して、燃焼用酸素含有ガスとの混合
が促進されることから、燃焼速度が速くなって、炎の温
度が高くなるので、NOxの発生量が多くなるという問
題もあった。
【0007】ちなみに、燃料噴出体の横幅方向に長いス
リット状の1個の偏平な噴出口を設け、その噴出口から
液体燃料を噴出するように構成した油圧式の燃焼装置で
は、偏平な噴出口から液体燃料を燃料噴出体の横幅方向
に広がるように噴出することができるので、偏平な炎を
形成し易い。しかしながら、液体燃料を燃焼させる油圧
式の燃焼装置では、NOxの発生量が多くなるので、低
NOx化を図ることができない。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、加熱炉用の燃焼装置において、
加熱効率の向上及び低NOx化を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の特徴構成は、前記噴出口として、前記
燃料噴出体における長手方向の同じ位置又は略同じ位置
に、前記酸素含有ガス供給路の長手方向視にて、前記燃
料噴出体の横幅方向に間隔を隔てて並べる状態で、複数
の噴出口が設けられていることにある。請求項1に記載
の特徴構成によれば、燃料噴出体における長手方向の同
じ位置又は略同じ位置に、酸素含有ガス供給路の長手方
向視にて燃料噴出体の横幅方向に間隔を隔てて並ぶ複数
の噴出口から、ガス燃料が、隣接する噴出口から噴出さ
れたガス燃料との接触が抑制された状態で噴出されるこ
とから、ガス燃料の接触に伴う噴出体の長手方向やその
長手方向に対して傾斜する斜め方向への広がりが抑制さ
れるので、複数の噴出口からガス燃料が偏平状に噴出さ
れ易くなり、偏平状の炎が形成され易い。そして、偏平
状の炎の形成が可能となることで、炎にて加熱対象物を
広く覆うことが可能となり、加熱効率を向上することが
できる。又、加熱対象物の上方に炎を形成するように設
ける場合、燃料噴出体を縦姿勢で設けることになるが、
この場合は、複数の噴出口が横方向に並ぶので、噴出口
として複数の噴出口を並べながらも、形成される炎が炉
壁に接触するのを回避するために、酸素含有ガス供給路
の高さを高くする必要がなく、延いては、炉内の高さを
高くする必要が無く、横幅広の炎を形成して、加熱対象
物を上方を炎で覆う面積を広くして、加熱効率を向上す
る上で、有利となる。ちなみに、偏平状の炎を形成する
に当たって、燃料噴出体の横幅方向に長いスリット状の
1個の偏平な噴出口を設けることが想定される。しかし
ながら、この場合は、偏平な噴出口の高さと同径の複数
の噴出口を、偏平な噴出口の幅と同幅に間隔を隔てて設
ける場合に比べて、ガス噴出速度が遅くなり、ガス燃料
の勢いが弱くなることから、形成される炎の勢いが弱く
なる、即ち、火腰が弱くなる。そして、炎の火腰が弱い
ことから、炎が炉内の雰囲気に煽られやすくなって、炎
の形成方向が不安定となり、炎が炉壁に接触し易くなる
ので、炉壁が損傷し易くなり、炉の耐久性を向上する面
で好ましいものではない。又、燃料噴出体の横幅方向に
間隔を隔てて並ぶ複数の噴出口から、ガス燃料が噴出さ
れることから、従来のように2個の噴出口からガス燃料
を衝突させるように噴出する場合に比べて、ガス燃料と
酸素含有ガスとの混合をガス燃料の炉内に向けての通流
過程で、緩やかに進行させることが可能となり、所謂緩
慢燃焼をさせ易くなる。しかも、燃料噴出体の横幅方向
に間隔を隔てて並ぶ複数の噴出口から、ガス燃料が噴出
されることから、複数の噴出口にて各別に炎が形成され
易くなり、所謂分割火炎を形成し易くなる。そして、緩
慢燃焼によるNOx低減作用及び分割火炎によるNOx
低減作用の相乗作用により、NOxの発生量を低減する
ことが可能となる。要するに、加熱炉用の燃焼装置にお
いて、加熱効率の向上及び低NOx化を図ることができ
るようになった。又、偏平状の炎の形成が可能となるこ
とから、燃焼量の多い燃焼装置に適用すると、炎にて加
熱対象物を面積を広くして加熱効率を向上する効果を一
層得易いものとなり、好ましい。
【0010】〔請求項2記載の発明〕請求項2に記載の
特徴構成は、前記複数の噴出口が、その噴出方向が前記
酸素含有ガス供給路の長手方向と平行又は略平行になる
ようにガス燃料を噴出するように構成されていることに
ある。請求項2に記載の特徴構成によれば、燃料噴出体
の横幅方向に間隔を隔てて並ぶ複数の噴出口から、ガス
燃料が、酸素含有ガス供給路の長手方向と平行又は略平
行になる方向に噴出されることから、隣接する噴出口か
ら噴出されたガス燃料同士の接触が一段と抑制された状
態で噴出されるものとなり、ガス燃料の接触に伴う噴出
体の長手方向やその長手方向に対して傾斜する斜め方向
への広がりが一段と抑制されるので、形成される炎の偏
平度が大きくなり、加熱効率を更に向上することが可能
となる。又、緩慢燃焼の促進及び分割火炎形成の促進が
可能となり、NOxの発生量を更に低減することが可能
となる。ところで、係る燃焼装置においては、通常、燃
焼量を変更調節可能なように構成するが、このように燃
焼量を変更調節可能なように構成する場合に、燃焼量を
小さく調整すると、ガス燃料の噴出速度が遅くなること
から、形成される炎の火腰が弱くなって炎が広がり易く
なるので、炎が広がり過ぎて、炉壁に接触し易くなる虞
がある。そこで、噴出体の横幅方向に並ぶ複数の噴出口
からのガス燃料の噴出方向を、酸素含有ガス供給路の長
手方向と平行又は略平行になる方向に設定することによ
り、燃焼量を小さく調整して炎の火腰が弱くなっても、
炎が広がり過ぎるのを抑制して、炉壁に接触するのを防
止することが可能となる。つまり、燃焼量の調節範囲を
広くしながら、加熱効率の向上及び低NOx化を一段と
図ることができるようになった。
【0011】〔請求項3記載の発明〕請求項3に記載の
特徴構成は、前記燃料噴出体に、前記噴出口を形成する
ノズルを付け替え自在なノズル取付孔が設けられ、前記
ノズルとして、異なる仕様の噴出口を備えた複数種のノ
ズルが設けられていることにある。請求項3に記載の特
徴構成によれば、ノズル取付孔に取り付けるノズルを、
噴出口の仕様の異なる別種類のノズルに付け替えること
ができる。そして、異なる仕様の噴出口を備えた複数種
のノズルとして、例えば、噴出口の口径が異なって、ガ
ス燃料の噴出量が異なる、即ち、燃焼量が異なるノズル
や、ガス燃料の噴出方向の異なるノズルを設けることが
できる。そして、このように、複数種のノズルをノズル
取付孔に付け替えることにより、加熱条件を種々に異な
らせて運転することが可能となる。従って、加熱効率の
向上及び低NOx化を図りながら、加熱条件を種々に異
ならせて運転できるようにすることができた。
【0012】〔請求項4記載の発明〕請求項4に記載の
特徴構成は、前記ノズルとして、前記ノズル取付孔に対
する取付状態において噴出方向が前記酸素含有ガス供給
路の長手方向と平行又は略平行な平行噴出用ノズル、及
び、前記ノズル取付孔に対する取付状態において噴出方
向が前記酸素含有ガス供給路の長手方向と傾斜する斜め
噴出用ノズルが設けられていることにある。請求項4に
記載の特徴構成によれば、ノズル取付孔に取り付けるノ
ズルを、ノズル取付孔に対する取付状態において噴出方
向が酸素含有ガス供給路の長手方向と平行又は略平行な
平行噴出用ノズルや、ノズル取付孔に対する取付状態に
おいて噴出方向が酸素含有ガス供給路の長手方向と傾斜
する斜め噴出用ノズルに付け替えることができる。つま
り、燃焼量を変更調節可能なように構成する場合に、燃
焼量を大きく調整するときには、各噴出口からのガス燃
料の噴出速度が速くて、火腰の強い炎が形成されるの
で、噴出口の並び方向の端部側の噴出口を形成するノズ
ルを取り付けるノズル取付孔には、斜め噴出用ノズルを
その噴出方向が噴出口の並び方向に対して広がる方向に
向けて取り付けることにより、炎が炉壁に接触するのを
防止しながら、一段と偏平度の大きい炎を形成すること
が可能となって、加熱効率を一段と向上することができ
る。一方、燃焼量を小さく調整するときには、各噴出口
からのガス燃料の噴出速度が遅くなり、形成される炎の
火腰が弱くなって炎が広がり易い傾向となるので、噴出
口の並び方向の端部側の噴出口を形成するノズルを取り
付けるノズル取付孔には平行噴出用ノズル取り付けるこ
とにより、炎が広がり過ぎるのを防止して、炎が炉壁に
接触するのを防止する。従って、燃焼量の調節範囲を一
段と広くしながら、加熱効率の向上を一段と図ることが
できるようになった。
【0013】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図面に基
づいて、本発明を加熱炉としてのガラス溶解炉用の燃焼
装置に適用した場合の第1実施形態を説明する。先ず、
燃焼装置を設けるガラス溶解炉について説明する。図6
及び図7に示すように、ガラス溶解炉は、溶解槽2を下
部に備えると共にアーチ型の天井を備えた炉本体1を中
央に設け、溶解槽2の一端からガラス原料を投入し、他
端から溶融ガラスを取り出すように構成し、ガラス原料
の移送方向Tに対して、炉本体1の左右夫々に、蓄熱室
3を原料移送方向Tに沿って延設し、炉本体1の左右の
炉壁4の上部に、複数の空気口(所謂ポート)5を原料
移送方向Tに沿って並設し、蓄熱室3と各空気口5とを
空気供給路6にて連通させて、所謂サイドポート式に構
成してある。つまり、空気供給路6は、空気を燃焼用酸
素含有ガスとして炉内7に供給するように構成してあ
り、酸素含有ガス供給路に相当する。
【0014】炉内7にガス燃料Gを噴出する噴出口11
を先端側に備えた長尺状の燃料噴出体B(所謂、バーナ
ランス)を、その長手方向を上下方向に向け且つ炉内7
に燃焼用空気Aを供給す空気供給路6の長手方向と直交
する縦姿勢で、空気供給路6内に下方側から上方に向け
て突出するように設けてある。
【0015】左右の燃料噴出体Bは、一定時間(約15
〜30分)毎に交互に、ガス燃料Gの噴出と噴出停止を
繰り返し、ガス燃料Gを噴出している燃料噴出体Bの側
の空気口5からは、蓄熱室3を通って高温(1000〜
1200°C程度)に予熱された燃焼用空気Aが炉内7
に供給され、ガス燃料Gの噴出を停止している燃料噴出
体Bの側の空気口5からは炉内7の燃焼ガスEを排出さ
せるようにして、左右の燃料噴出体Bにて交互に燃焼さ
せる、所謂交番燃焼を行わせるようにしてある。尚、図
6及び図7は、左側の燃料噴出体Bにて燃焼させている
状態を示している。
【0016】噴出口11から噴出されたガス燃料Gの周
囲に、その噴出方向に沿って、そのガス燃料Gを噴出し
ている噴出口11が設けられている空気口5から燃焼用
空気Aが供給されて、ガス燃料Gと燃焼用空気Aとが接
触して拡散燃焼して、所謂、緩慢燃焼し、長さが長くて
高輝度の燃焼炎(輝炎)Fが形成され、その燃焼炎の輻
射熱により、溶解槽2内のガラス原料を溶解する。炉本
体1のアーチ状の天井は、燃焼炎の輻射熱を反射させ
る。炉内7の燃焼ガスEは、ガス燃料Gの噴出を停止し
ている燃料噴出体Bの側の空気口5から、蓄熱室3に流
入し、蓄熱材を通過して、蓄熱材に排熱が回収された
後、排気される。蓄熱室3においては、燃焼ガスEを排
出させる状態のときに、燃焼ガスEから排熱を蓄熱材に
回収して蓄熱し、燃焼用空気Aを供給する状態のときに
は、蓄熱材の蓄熱により燃焼用空気Aを予熱する。そし
て、そのように予熱された燃焼用空気Aが、空気供給路
6を通流して空気口5から炉内7に供給されるのであ
る。
【0017】炉本体1の炉壁4に投入口4iを形成し、
投入口4iを形成した炉壁4と対面する炉壁4の外部に
作業槽8を設けると共に、その作業槽8を溶解槽2に連
通させる取り出し孔4eを炉壁4に形成して、投入口4
iから投入したガラス原料を、溶解槽2にて溶融させて
作業槽8に向かって流動させ、取り出し孔4eを通じ
て、清浄な溶融ガラスを作業槽8に導くように構成して
ある。
【0018】図1、図2及び図8に示すように、本発明
においては、噴出口11として、燃料噴出体Bにおける
長手方向の同じ位置に、空気供給路6の長手方向視に
て、燃料噴出体Bの横幅方向に間隔を隔てて並べる状態
で、複数(本実施形態では3個)の噴出口11を設けて
ある。
【0019】燃料噴出体Bについて、説明を加える。図
1及び図2に示すように、燃料噴出体Bの本体部12
は、内部に冷却水ジャケット13を備えて、外形形状が
円柱状になるように形成し、その長手方向の先端側の側
周部にノズル取付部材嵌合孔12hを形成してある。図
3ないし図5にも示すように、噴出口11を形成するノ
ズル10を付け替え自在な3個のノズル取付用ねじ孔1
4を直径方向に沿って間隔を隔てて備えた円板状のノズ
ル取付部材15を、ノズル取付用ねじ孔14の並び方向
を本体部12の横幅方向に向けた姿勢で、本体部12の
ノズル取付部材嵌合孔12hに気密状に内嵌した状態で
設けてある。3個のノズル取付用ねじ孔14は、それぞ
れの軸心方向が互いに平行になるようにノズル取付部材
15に形成してある。そして、ノズル取付部材15を本
体部12のノズル取付部材嵌合孔12hに内嵌するに当
たっては、中央のノズル取付用ねじ孔14の軸心が本体
部12の軸心と直交し且つ本体部12の径方向に沿うよ
うにしてある。
【0020】ノズル10は、ノズル取付用ねじ孔14に
螺合するおねじ部分を外周部に備えた概ね円柱状に形成
して、ノズル取付用ねじ孔14に対して付け替え自在な
ように構成してある。又、ノズル10としては、異なる
仕様の噴出口11を備えた複数種のノズル10を用意し
てある。具体的には、図4及び図5に示すように、噴出
孔をその孔軸心がノズル10の軸心に一致するように形
成して、ノズル取付用ねじ孔14に対する取付状態にお
いて噴出方向が空気供給路6の長手方向と平行な平行噴
出用ノズル10p、噴出孔をその孔軸心がノズル10の
軸心に対して傾斜するように形成して、ノズル取付用ね
じ孔14に対する取付状態において噴出方向が空気供給
路6の長手方向と傾斜する斜め噴出用ノズル10tを用
意してある。そして、3個のノズル取付用ねじ孔14に
ノズル10を取り付ける形態としては、例えば、図4に
示すように、3本とも平行噴出用ノズル10pを取り付
ける形態や、図5に示すように、中央のノズル取付用ね
じ孔14には平行噴出用ノズル10pを取り付け、両側
のノズル取付用ねじ孔14のそれぞれには、斜め噴出用
ノズル10tをその噴出方向の傾斜方向が噴出口11の
並び方向の外側を向くように取り付ける形態がある。
【0021】又、複数のノズル取付用ねじ孔14のピッ
チは、ノズル取付用ねじ孔14にノズル10を取り付け
た状態で、隣接する噴出口11同士の間隔が、噴出口1
1の口径の1/10以上を開くように設定してある。
【0022】図1ないし図3に示すように、ノズル取付
部材15の背部側には、内部に接続用流路を備えた流路
接続体16をその接続用流路が3個のノズル取付用ねじ
孔14に連通するように一体的に備えてあり、ガス燃料
供給管17を、その先端を流路接続体16の接続流路に
連通するように流路接続体16に接続し、基端側を本体
部12の基端面から外部に突出させた状態で、本体部1
3の冷却水ジャケット13内に設けてある。そして、ガ
ス燃料供給管17を通じてガス燃料を供給して、ノズル
取付部材15に取り付けた3個のノズル10の噴出口1
1からガス燃料を噴出するように構成してある。
【0023】更に、図1に示すように、冷却水供給管1
8を、冷却水ジャケット13内に連通するように、本体
部12の周壁に接続し、冷却水排出管19を、その基端
側の開口部を、本体部12の冷却水ジャケット13内に
おける本体部12の先端に相当する箇所に位置させた状
態で、冷却水ジャケット13内を通して先端側を本体部
12の周壁を貫通させて外部に導出するように配管して
ある。そして、冷却水供給管18を通じて冷却水を冷却
水ジャケット13に流入させて、冷却水ジャケット13
を通流させた後、冷却水排出管19の基端開口部に流入
させて、冷却水排出管19を通じて排出するようにして
ある。
【0024】そして、上述のように構成した燃料噴出体
Bを、図6ないし図8に示すように、ノズル取付用ねじ
孔14の軸心方向が空気供給路6の長手方向と平行とな
り、且つ、噴出口11の設置部分が空気流路6内におけ
る横幅方向の略中央に位置する状態で、上述のように空
気供給路6内に突出するように設けてある。
【0025】上述のように、噴出口11として、燃料噴
出体Bにおける長手方向の同じ位置に、空気供給路6の
長手方向視にて、燃料噴出体Bの横幅方向に間隔を隔て
て並べる状態で、複数の噴出口11を設けることによ
り、それら複数の噴出口11から、ガス燃料Gが、隣接
する噴出口11から噴出されたガス燃料Gとの接触が抑
制された状態で噴出されることから、ガス燃料Gは偏平
状に噴出され易くなり、横幅広の炎が形成される。又、
燃料噴出体Bの横幅方向に間隔を隔てて並ぶ複数の噴出
口11のそれぞれから、ガス燃料Gが、隣接する噴出口
11から噴出されたガス燃料Gとの接触が抑制された状
態で噴出されることから、ガス燃料Gと燃焼用空気Aと
の混合をガス燃料Gの炉内7に向けての通流過程で、緩
やかに進行させることが可能となり、所謂緩慢燃焼をさ
せ易くなる。しかも、複数の噴出口11にて各別に炎F
が形成されやすくなり、所謂分割火炎を形成し易くな
る。更に、隣接する噴出口11同士の間隔を噴出口11
の口径の1/10以上開けるようにしてあるので、緩慢
燃焼を一段とさせ易くなると共に、分割火炎を一段と形
成し易い。従って、加熱効率の向上及び低NOx化を図
ることができる。
【0026】又、燃焼量を変更する場合、燃焼量の小さ
いときは、各噴出口11からのガス燃料の噴出速度が遅
くなって、形成される炎の火腰が弱くなり、炎が横幅方
向に広がりやすくなるので、図4に示すように、3本と
も平行噴出用ノズル10pを取り付けて、3個の噴出口
11から、噴出方向が空気供給路6の長手方向と平行に
なるようにガス燃料を噴出するようにする。燃焼量が大
きいときは、各噴出口11からのガス燃料の噴出速度が
速くて、火腰の強い炎が形成される。そこで、図5に示
すように、中央のノズル取付用ねじ孔14には平行噴出
用ノズル10pを取り付け、両側のノズル取付用ねじ孔
14のそれぞれには、斜め噴出用ノズル10tをその噴
出方向の傾斜方向が噴出口11の並び方向の外側を向く
ように取り付けることにより、炎が炉壁に接触するのを
防止しながら、一段と横幅広の炎を形成することができ
るので、加熱効率を一層向上することが可能となる。
【0027】〔第2実施形態〕以下、図面に基づいて、
本発明を加熱炉としてのガラス溶解炉用の燃焼装置に適
用した場合の第2実施形態を説明する。第2実施形態に
おいては、ガラス溶解炉は、所謂エンドポート式に形成
してある。図9及び図10に基づいて、そのエンドポー
ト式のガラス溶解炉について説明する。炉体1の一側面
を形成する炉壁4の外側に、2室の蓄熱室3を設けると
共に、その炉壁4に、各蓄熱室3に対応させて空気口5
を形成し、各蓄熱室3と各空気口5とを空気供給路6に
て連通させて、各空気供給路6に対して、第1実施形態
と同様の燃料噴出体Bを第1実施形態と同様に設けて、
左右の燃料噴出体Bを用いて交番燃焼を行わせるように
構成してある。
【0028】燃料噴出体Bを設けた側面に隣接する側面
を形成する炉壁4における燃料噴出体Bの側の端部に、
ガラス原料の投入口4iを設け、燃料噴出体Bを設けた
側面に対向する側面を形成する炉壁4の外部に作業槽8
を設けると共に、その作業槽8と溶解槽2との間の炉壁
4には、溶解槽2と作業槽8とを連通させる取り出し孔
4e形成してある。つまり、投入口4iからガラス原料
を溶解槽2に投入して、そのガラス原料を、取り出し孔
4eの側に向かって蛇行状に流動させながら溶融させ、
取り出し孔4eを通じて、清浄な溶融ガラスを作業槽8
に導くように構成してある。
【0029】次に、上述のように構成した加熱炉用の燃
焼装置の性能を検証した結果を説明する。検証試験に用
いたエンドポート式のガラス溶解炉の炉本体1の寸法
(外寸)は、燃料噴出体Bからのガス燃料Gの噴出方向
に沿う奥行きが8.8m、幅及び高さはそれぞれ1.8
mである。検証試験で用いた燃焼装置の燃焼量は230
0kW、予熱された後の燃焼用空気の温度は800°
C、炉内3の温度は1500°Cである。尚、2300
kW程度の大きい燃焼量では、噴出口11を1個設けた
従来の燃焼装置では、通常の都市ガスの供給圧ではガス
燃料の圧力損失が大きくなって対応できないので、検証
試験においては、燃料噴出体Bの横幅方向に長いスリッ
ト状の1個の偏平な噴出口を設けて、その噴出口から液
体燃料を噴出するように構成した油圧式の燃焼装置を比
較用として用いた。
【0030】本発明の燃焼装置は、3本とも平行噴出用
ノズル10pを取り付けて、3個の噴出口11を、その
噴出方向が空気供給路6の長手方向と平行になるように
ガス燃料を噴出するように構成し、各噴出口11の口径
は16mmφであり、ガス燃料の供給圧は、12kPa
である。又、比較に用いた油圧式の燃焼装置の液体燃料
の供給圧は、1.1MPaである。
【0031】検証試験の結果は以下の通りである。本発
明の燃焼装置では、長さが5.5m程度で、所望どおり
の横幅広の炎を形成することができ、NOx(O2=1
5%換算)は270ppmであった。比較用の油圧式の
燃焼装置では、形成された炎の長さは6.0m程度で、
炎の幅は、本発明の燃焼装置に比べて狭く、NOx(O
2=15%換算)は310ppmと本発明よりも高かっ
た。従って、本発明の燃焼装置により、横幅広の火炎を
形成して、加熱効率を向上することができると共に、低
NOx化を図ることができる。
【0032】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 複数種のノズル10を用意するに当たって、異
ならせる噴出口11の仕様としては、口径を異ならせて
も良い。又、斜め噴出用ノズル10には、ノズル10の
軸心に対する孔軸心の傾斜角度が異なるもの用意して、
噴出方向が空気供給路6の長手方向に対して傾斜する角
度を異ならせても良い。
【0033】(ロ) 燃料噴出体Bに、その長手方向の
同じ位置又は略同じ位置に、横幅方向に間隔を隔てて設
ける噴出口11の個数は、上記の実施形態において例示
した3個に限定されるものではなく、2個でも良く、
又、4個以上でも良い。
【0034】(ハ) 上記の実施形態では、燃料噴出体
Bに、噴出口11を形成するノズル10を付け替え自在
なノズル取付孔14を設けて、異なる仕様の噴出口11
を備えたノズル10に付け替え可能なように構成する場
合について例示したが、燃料噴出体Bに、噴出口11を
形成する噴出孔を直接に形成しても良い。あるいは、燃
料噴出体Bに、複数の噴出口11を形成した噴出口形成
体を付け替え自在な噴出口形成体取付孔を設け、噴出口
形成体として、異なる仕様の噴出口11を備えた複数種
の噴出口形成体を設けても良い。
【0035】(ニ) 上記の実施形態においては、各空
気口5に対して、1本の燃料噴出体Bを設ける場合につ
いて例示したが、各空気口5に対して、複数の燃料噴出
体Bを、空気供給路6の長手方向視にて空気口5の横幅
方向に並べて設けても良い。
【0036】(ホ) 上記の実施形態では、噴出体Bを
縦姿勢で設けて、偏平状の炎をその横幅方向を横向きに
向けて形成する場合について例示したが、偏平状の炎を
形成する向きは燃焼装置を設置する対象の加熱炉に応じ
て変更可能であり、例えば、噴出体Bをその長手方向を
横方向に向けた横向き姿勢で設けて、偏平状の炎をその
横幅方向を縦向きに向けて形成することが可能である。
【0037】(ヘ) 空気口5から炉内7に供給する燃
焼用酸素含有ガスとしては、上記の各実施形態において
例示した空気以外に、空気に炉内7から排出した燃焼排
ガスを混合したものや、酸素含有率を高くした酸素富化
空気等、種々のものを用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態にかかる加熱炉用の燃焼装置における
燃料噴出体の縦断面図
【図2】実施形態にかかる加熱炉用の燃焼装置における
燃料噴出体の要部の正面図
【図3】実施形態にかかる加熱炉用の燃焼装置における
燃料噴出体のノズル取付孔及びノズルを示す要部の斜視
【図4】実施形態にかかる加熱炉用の燃焼装置における
燃料噴出体の横断面図
【図5】実施形態にかかる加熱炉用の燃焼装置における
燃料噴出体の横断面図
【図6】第1実施形態にかかる加熱炉用の燃焼装置を備
えたガラス溶解炉の縦断面図
【図7】図6のイ−イ矢視図
【図8】第1実施形態にかかる加熱炉用の燃焼装置を備
えたガラス溶解炉の空気口付近の図
【図9】第2実施形態にかかる加熱炉用の燃焼装置を備
えたガラス溶解炉の縦断面図
【図10】図9のロ−ロ矢視図
【図11】従来の加熱炉用の燃焼装置を備えたガラス溶
解炉の酸素含有ガス供給路付近の縦断面図
【符号の説明】
6 酸素含有ガス供給路 10 ノズル 10p 平行噴出用ノズル 10t 斜め噴出用ノズル 11 噴出口 14 ノズル取付孔 B 燃料噴出体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 啓宏 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 竜田 孝司 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 3K017 DF01 DF06 3K019 AA06 BA04 BB02 3K065 TA01 TC03 TD05 TH03 4G014 AF00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内にガス燃料を噴出する噴出口を先端
    側に備えた長尺状の燃料噴出体が、前記炉内に燃焼用酸
    素含有ガスを供給する酸素含有ガス供給路の長手方向と
    交差する姿勢で、前記酸素含有ガス供給路内に突出する
    ように設けられた加熱炉用の燃焼装置であって、 前記噴出口として、前記燃料噴出体における長手方向の
    同じ位置又は略同じ位置に、前記酸素含有ガス供給路の
    長手方向視にて、前記燃料噴出体の横幅方向に間隔を隔
    てて並べる状態で、複数の噴出口が設けられている加熱
    炉用の燃焼装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の噴出口が、その噴出方向が前
    記酸素含有ガス供給路の長手方向と平行又は略平行にな
    るようにガス燃料を噴出するように構成されている請求
    項1記載の加熱炉用の燃焼装置。
  3. 【請求項3】 前記燃料噴出体に、前記噴出口を形成す
    るノズルを付け替え自在なノズル取付孔が設けられ、 前記ノズルとして、異なる仕様の噴出口を備えた複数種
    のノズルが設けられている請求項1又は2記載の加熱炉
    用の燃焼装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルとして、前記ノズル取付孔に
    対する取付状態において噴出方向が前記酸素含有ガス供
    給路の長手方向と平行又は略平行な平行噴出用ノズル、
    及び、前記ノズル取付孔に対する取付状態において噴出
    方向が前記酸素含有ガス供給路の長手方向と傾斜する斜
    め噴出用ノズルが設けられている請求項3記載の加熱炉
    用の燃焼装置。
JP2002075876A 2002-03-19 2002-03-19 加熱炉用の燃焼装置 Expired - Fee Related JP3888916B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075876A JP3888916B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 加熱炉用の燃焼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075876A JP3888916B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 加熱炉用の燃焼装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006279599A Division JP4194624B2 (ja) 2006-10-13 2006-10-13 加熱炉用の燃焼装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003269709A true JP2003269709A (ja) 2003-09-25
JP3888916B2 JP3888916B2 (ja) 2007-03-07

Family

ID=29204833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002075876A Expired - Fee Related JP3888916B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 加熱炉用の燃焼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3888916B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2927327A1 (fr) * 2008-02-08 2009-08-14 Saint Gobain Four verrier bas nox a haut transfert de chaleur
WO2012076820A1 (fr) 2010-12-08 2012-06-14 Saint-Gobain Glass France Combustion a jets divergents de combustible
JP2012154582A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Osaka Gas Co Ltd 溶解炉用の燃焼装置および溶解炉
JP5689128B2 (ja) * 2010-09-14 2015-03-25 大阪瓦斯株式会社 ガラス溶解炉用の燃焼装置及びガラス溶解炉

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2927327A1 (fr) * 2008-02-08 2009-08-14 Saint Gobain Four verrier bas nox a haut transfert de chaleur
WO2009101312A1 (fr) * 2008-02-08 2009-08-20 Saint-Gobain Glass France Procede de chauffage d ' un four verrier bas nox a haut transfert de chaleur
EA017217B1 (ru) * 2008-02-08 2012-10-30 Сэн-Гобэн Гласс Франс СПОСОБ НАГРЕВА В СТЕКЛОПЛАВИЛЬНОЙ ПЕЧИ С НИЗКИМ СОДЕРЖАНИЕМ NOx ПРИ ВЫСОКОЙ ТЕПЛОПЕРЕДАЧЕ
JP5689128B2 (ja) * 2010-09-14 2015-03-25 大阪瓦斯株式会社 ガラス溶解炉用の燃焼装置及びガラス溶解炉
US9822970B2 (en) 2010-09-14 2017-11-21 Osaka Gas Co., Ltd. Combustion device for melting furnace, and melting furnace
WO2012076820A1 (fr) 2010-12-08 2012-06-14 Saint-Gobain Glass France Combustion a jets divergents de combustible
JP2012154582A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Osaka Gas Co Ltd 溶解炉用の燃焼装置および溶解炉

Also Published As

Publication number Publication date
JP3888916B2 (ja) 2007-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101135442B (zh) 柯恩达气体燃烧器装置和方法
CA3009668A1 (en) Low nox burner apparatus and method
JP5421728B2 (ja) 溶解炉用の燃焼装置及び溶解炉
JP2003269709A (ja) 加熱炉用の燃焼装置
CN110073145B (zh) 具有火焰稳定性的流体燃烧器
JP4326490B2 (ja) 加熱炉用の燃焼装置
JP4194624B2 (ja) 加熱炉用の燃焼装置
JP2007139380A (ja) 加熱炉用の燃焼装置
JP4836399B2 (ja) 加熱炉用の燃焼装置
JP4225981B2 (ja) 加熱炉用の燃焼装置
JP2010203746A (ja) バーナ装置および二段燃焼式バーナ装置
JP2004294042A (ja) 加熱炉用の燃焼装置
JP4139525B2 (ja) 加熱炉用の燃焼装置
JP4201731B2 (ja) 加熱炉用の燃焼装置
JP4459112B2 (ja) バーナ装置及びこれを備えた媒体加熱装置
JP3552976B2 (ja) 溶解炉
US11578865B2 (en) Plugging resistant free-jet burner and method
JP2001056107A (ja) ガスバーナ
KR102621868B1 (ko) 가스버너
JPS5849816A (ja) 燃焼装置
JP4090045B2 (ja) 火炎の偏りによる燃焼不良を防止するバーナ
JP6642802B2 (ja) ガラス溶解炉
JP4043162B2 (ja) 加熱炉用のバーナ
JPH02106608A (ja) ラジアントガスバーナ
KR20050008228A (ko) 예혼합 표면연소버너의 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151208

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees