JP2003268802A - 旋回型作業機械 - Google Patents

旋回型作業機械

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JP2003268802A JP2002067526A JP2002067526A JP2003268802A JP 2003268802 A JP2003268802 A JP 2003268802A JP 2002067526 A JP2002067526 A JP 2002067526A JP 2002067526 A JP2002067526 A JP 2002067526A JP 2003268802 A JP2003268802 A JP 2003268802A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイアウト上スペースの少ない旋回型作業機
械において、小物類を収納できるスペースを確保する。 【解決手段】 下部走行体上に旋回可能に設けた上部旋
回体14上にキャブ17を搭載する。上部旋回体14は、旋回
フレーム31と、旋回フレーム31の周囲に装着したフェン
ダ51とを有する。キャブ17の後部と対応する位置でフェ
ンダ51に開口部52を設け、開口部52にドア53を開閉自在
に設け、ドア53の内側に収納空間部55を設ける。収納空
間部55内に小物類としてのツールボックス56、グリスガ
ン57、ウォッシャタンク58およびアタッチメント用コン
トローラ59を収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋回フレーム内に
収納空間部を有する旋回型作業機械に関する。
【0002】
【従来の技術】旋回型作業機械としての油圧ショベル
は、下部走行体上に上部旋回体が旋回可能に設けられ、
この上部旋回体上にキャブおよびフロント作業装置が搭
載されている。
【0003】上部旋回体のキャブ下側のスペースは、パ
イロット油圧配管、電気配線などが密集しており、例え
ば、ツールボックス、グリスガンなどの小物類を設置す
るには狭く、これらの小物類は、他の箇所に設置するこ
とが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上部旋
回体の後端半径が小さい小旋回機などの、レイアウト上
スペースの少ない機種では、上記のような小物類を収納
できるスペースを確保することが困難になっている。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、レイアウト上スペースの少ない旋回型作業機械に
おいて、小物類を収納できるスペースを確保することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に設けら
れた上部旋回体と、上部旋回体上に搭載されたキャブお
よびこのキャブの前方に突設された作業装置とを備え、
上部旋回体は、下部走行体に対し旋回駆動される旋回フ
レームと、旋回フレームの周囲に装着されたフェンダ
と、キャブの後部と対応する位置でフェンダに設けられ
た開口部と、開口部に開閉自在に設けられた扉体と、扉
体の内側に設けられた収納空間部と、収納空間部内に収
納された小物類とを具備した旋回型作業機械であり、作
業装置の突設された前方に対するキャブの後部はスペー
ス上の余裕があるので、このキャブの後部と対応する位
置で上部旋回体のフェンダに開口部と扉体を設け、扉体
の内側に小物類の収納空間部を設けたので、レイアウト
上スペースの少ない旋回型作業機械において、小物類を
収納できるスペースを確保できる。
【0007】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載の旋回型作業機械において、特定機種の上部旋回体
に、より小型機種と共通のキャブが搭載され、収納空間
部は、主としてキャブから突出された上部旋回体の空ス
ペース領域に設けられたものであり、より大型の上部旋
回体に、より小型のキャブを共用することから、キャブ
の後方ほど上部旋回体が相対的にキャブより突出するの
で、しかも、この突出部分はパイロット油圧配管や電気
配線などが存在しない空スペース領域であるから、この
空スペース領域を有効利用して、小物類の収納空間部を
確保できる。
【0008】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは2記載の旋回型作業機械において、特定機種の上部
旋回体に、より小型機種と共通のキャブが小型機種より
高い位置に搭載されたものであり、小型機種と共通のキ
ャブを大型機種に適用しても、小型機種より高い位置に
搭載されたので、後方視界を確保できるとともに、高さ
に余裕のある収納空間部が得られる。
【0009】請求項4に記載された発明は、請求項1乃
至3のいずれか記載の旋回型作業機械における小物類
を、ツールボックス、グリスガン、ウォッシャタンクお
よびコントローラとしたものであり、ツールボックス、
グリスガン、ウォッシャタンクおよびコントローラを、
キャブの後部と対応するフェンダ内側の収納空間部に集
中して設置でき、スペース効率および作業効率を向上で
きる。
【0010】請求項5に記載された発明は、請求項1乃
至4のいずれか記載の旋回型作業機械を、上部旋回体の
後端半径が小さい小旋回機としたものであり、レイアウ
ト上スペースの少ない小旋回機であっても、キャブの後
部と対応する位置で上部旋回体のフェンダに設けられた
開口部と扉体により、キャブより下側に位置する収納空
間部を利用できるようにしたので、小物類を収納できる
スペースを確保できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1乃至図4に示
された一実施の形態を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図2は、旋回型作業機械としての油圧ショ
ベルを示し、最下部に、1対のクローラ11をそれぞれに
装着された走行用油圧モータ(図示せず)によりスプロ
ケット(図示せず)を介しそれぞれ駆動することで機体
を移動する下部走行体12が設けられ、この下部走行体12
上に、旋回用油圧モータ(図示せず)により駆動される
旋回部13を介して、上部旋回体14が旋回可能に設けられ
ている。
【0013】この上部旋回体14の前部に、作業装置とし
ての掘削用のフロント作業装置15が搭載され、このフロ
ント作業装置15の一側部にて上部旋回体14上に、ガラス
窓16を有する運転室を形成するキャブ17が搭載され、上
部旋回体14の後部上に、フロント作業装置15との質量バ
ランスをとるためのカウンタウエイト18が搭載され、フ
ロント作業装置15とカウンタウエイト18との間にて上部
旋回体14上に、エンジンなどの動力装置19が搭載されて
いる。
【0014】フロント作業装置15は、全体としてキャブ
17の前方に突設されたものであり、上部旋回体14にブー
ム21の基端部が上下方向回動自在に軸支され、このブー
ム21の先端部にアーム22の基端寄り部が内外方向回動自
在に軸支され、このアーム22の先端部にバケット23が開
閉方向回動自在に軸支されている。
【0015】ブーム21は、上部旋回体14との間に設けら
れたブーム用油圧シリンダ24により上下方向に回動さ
れ、アーム22は、ブーム21との間に設けられたアーム用
油圧シリンダ25により内外方向に回動され、バケット23
は、アーム22との間に設けられたバケット用油圧シリン
ダ26およびリンケージ27により開閉方向に回動される。
【0016】この油圧ショベルは、上部旋回体14がほぼ
下部走行体12上で旋回できる程度に、上部旋回体14の後
端半径が小さく形成された小旋回機である。
【0017】図3に示されるように、上部旋回体14は、
下部走行体12に対し旋回駆動される旋回フレーム31を有
し、この旋回フレーム31は、中央部に前後方向に溶接付
けされた1対のメインフレームプレート32を有してい
る。
【0018】旋回フレーム31の前部中央には、ブーム21
の基端部との干渉を避けるためのブーム嵌合溝33が凹状
に切欠き形成され、プレート34により囲われている。こ
のブーム嵌合溝33に臨む1対のメインフレームプレート
32の前部間には、ブーム21の基端部を軸支するためのブ
ーム取付用ブラケット35と、ブーム用油圧シリンダ24の
基端部を軸支するためのシリンダ取付用ブラケット36と
がそれぞれ設けられている。
【0019】各メインフレームプレート32の後部には、
カウンタウエイト搭載用のカウンタウエイトマウント部
37がそれぞれ溶接付けされている。これらのカウンタウ
エイトマウント部37には、カウンタウエイト18を固定す
るボルト(図示せず)を挿着するためのボルト挿着穴38
がそれぞれ設けられている。
【0020】ブーム取付用ブラケット35と、カウンタウ
エイトマウント部37との間には、エンジン搭載用のエン
ジンマウント部39が、1対のメインフレームプレート32
に溶接付けされている。
【0021】ブーム取付用ブラケット35より一側の旋回
フレーム31上には、偏平形の梁部材41が溶接付けされ、
この梁部材41の上面および旋回フレーム31のブーム嵌合
溝33より一側の前端部上には、キャブ17を搭載するため
の1対のキャブマウント部42および1対のキャブマウン
ト部43がそれぞれ溶接付けされている。
【0022】梁部材41上のキャブマウント部42,42間お
よび前端部上のキャブマウント部43,43間には、プレー
ト44,45がそれぞれ溶接付けされ、これらのプレート4
4,45間に、キャブ17内に引込まれるパイロット油圧配
管、電気配線などの配管・配線領域46が区画形成されて
いる。
【0023】前記梁部材41と反対側の旋回フレーム31上
には、作動油タンク搭載用の作動油タンクマウント部47
および燃料タンク搭載用の燃料タンクマウント部48がそ
れぞれ設置され、プレート49により囲われている。
【0024】図1および図2に示されるように、旋回フ
レーム31の周囲にはフェンダ51が装着され、キャブ17の
後部と対応する位置でフェンダ51には開口部52が設けら
れ、この開口部52に扉体としてのドア53の一側部が、ヒ
ンジ54により開閉自在に取付けられている。このドア53
の他側部には、鍵穴(図示せず)が設けられており、フ
ェンダ51と面一に閉じられたドア53は、施錠可能となっ
ている。
【0025】図1に示されるように、ドア53の内側には
収納空間部55が設けられ、この収納空間部55内に、小物
類としてのツールボックス56、グリスガン57、ウォッシ
ャタンク58およびコントローラとしてのアタッチメント
用コントローラ59が収納され、図示されない固定金具に
より位置決め固定されている。
【0026】グリスガン57は、収納空間部55の上部に配
置され、ツールボックス56およびウォッシャタンク58
は、グリスガン57の下側に配置され、アタッチメント用
コントローラ59は、これらの奥で梁部材41上に配置され
ている。
【0027】ツールボックス56は、スパナ、ハンマなど
の各種工具を収納する工具箱であり、グリスガン57は、
機械摺擦部にグリスを充填するための手動ポンプであ
り、ウォッシャタンク58は、キャブ17のガラス窓16に装
着されたワイパに供給される洗浄液の容器であり、大小
2種類の収納が可能である。
【0028】アタッチメント用コントローラ59は、油圧
回路のメインコントロール弁を制御するためのメインコ
ントローラとは別に、アーム22の先端にバケット23に替
えて油圧式ブレーカ、油圧式圧砕機などのアタッチメン
トを取付けた際に、これらのアタッチメント動作を制御
するために設置されたコントローラであり、このアタッ
チメント用コントローラ59のインジケータを確認するた
めに、ドア53を開く必要がある。
【0029】一方、キャブ17の下側スペースの大半に設
けられた配管・配線領域46には、キャブプラットホーム
61に取付けられた筒部62を通してキャブ内から引出され
たパイロット油圧配管63、電気配線などが密集している
ので、この配管・配線領域46には、上記のような小物類
の収納空間部55を設置しない。
【0030】また、旋回フレーム31の一側部に溶接付け
された梁部材41は、外側端を開口端64とした中空の梁部
材であり、この梁部材41の開口端64とも対応してフェン
ダ51に前記開口部52が設けられ、この開口部52に前記ド
ア53が開閉自在に設けられている。
【0031】このドア53の内側であって梁部材41の内空
部にガード部材収納空間部65が設けられ、このガード部
材収納空間部65内に、キャブ破損防止用のガード部材と
してのバンダリズムガード66が、折畳み状態で収納され
ている。
【0032】このバンダリズムガード66は、キャブ17の
ガラス窓16の外側に取付けられ、ガラス窓16を悪戯など
から保護する折畳可能な遮蔽鉄板であり、大きさの異な
る複数が収納されている。
【0033】図4は、上部旋回体14上の平面配置を示
し、中心部に、下部走行体12と上部旋回体14との油圧配
管を接続するためのスイベルジョイント71が配置され、
その近傍に、下部走行体12に対し上部旋回体14を旋回駆
動するための旋回用油圧モータ72が配置され、この旋回
用油圧モータ72の後方にエンジン73が配置され、このエ
ンジン73の一側部に油圧回路の油圧ポンプ74が設置さ
れ、エンジン73の他側方に、冷却装置としてのラジエー
タおよびオイルクーラのクーリングパッケージ75と、エ
アフィルタ76とがそれぞれ配置され、これらの前方にキ
ャブ17が配置され、このキャブ17とはブーム嵌合溝33を
介して反対側に、油圧回路のメインコントロール弁77、
作動油タンク78および燃料タンク79が配置されている。
【0034】この図4に示された上部旋回体14は、特定
機種のものであるが、その特定機種より小型機種のキャ
ブ17が共通に搭載され、このため、前記収納空間部55
は、主として、相対的に小型のキャブ17から突出された
相対的に大型の上部旋回体14の空スペース領域Aに設け
られたものである。
【0035】例えば、21トンクラスの小旋回型油圧シ
ョベルすなわち小旋回機では、キャブ17を8トンまたは
13トンクラスの小型機と共通化していることから、2
1トンクラスの上部旋回体14が8トンまたは13トンク
ラスのキャブ17から突出した部分が空スペース領域Aと
なり、この空スペース領域Aは、上部旋回体14内にパイ
ロット油圧配管や電気配線なども存在しないデッドスペ
ースであるので、主としてこの空スペース領域Aを収納
空間部55として有効利用する。
【0036】また、図3に示されたキャブマウント部4
2,43は、特定機種の上部旋回体14に、より小型機種と
共通のキャブ17が小型機種より高い位置に搭載されるよ
うに、充分な高さで設置されている。
【0037】例えば、8トンまたは13トンクラスのキ
ャブ17でも、21トンクラスの小旋回機において充分な
後方視界が得られるように、キャブ17は、8トンまたは
13トンクラスの小型機より6割ほど高い位置にマウン
トされており、このため、図1(b)に示されるように
キャブプラットホーム61の下側の空スペース領域は、8
トンまたは13トンクラスの小型機より充分余裕がある
ので、この空スペース領域を収納空間部55として有効利
用する。
【0038】次に、図示された実施の形態の作用効果を
説明する。
【0039】ドア53の施錠を解除したキーによりドア53
を開け、このドア53の内側の収納空間部55から必要とす
るツールボックス56、グリスガン57を取出し、また、ウ
ォッシャタンク58に洗浄液を補充し、あるいは、アタッ
チメント用コントローラ59のインジケータを確認する。
【0040】ツールボックス56、グリスガン57を収納空
間部55に戻し、ウォッシャタンク58の洗浄液補充または
アタッチメント用コントローラ59のインジケータ確認が
完了したら、ドア53を閉じて施錠する。
【0041】スペース上の余裕があるキャブ17の後部と
対応する位置で上部旋回体14のフェンダ51に開口部52と
ドア53を設け、ドア53の内側に小物類の収納空間部55を
設けたので、レイアウト上スペースの少ない旋回型作業
機械において、ツールボックス56、グリスガン57、ウォ
ッシャタンク58およびアタッチメント用コントローラ59
などの小物類を収納できるスペースを確保できる。
【0042】より大型の上部旋回体14に、より小型のキ
ャブ17を共用することから、キャブ17の後方ほど上部旋
回体14が相対的にキャブ17より突出するので、しかも、
この突出部分はパイロット油圧配管や電気配線などが存
在しない空スペース領域Aであるから、この空スペース
領域Aを有効利用して、小物類の収納空間部55を確保で
きる。
【0043】小型機種と共通のキャブ17を大型機種に適
用しても、小型機種より高い位置にキャブ17を搭載した
ので、後方視界を確保できるとともに、高さに余裕のあ
る収納空間部55が得られる。
【0044】空スペース領域Aを収納空間部55として有
効利用することにより、ツールボックス56、グリスガン
57、ウォッシャタンク58およびアタッチメント用コント
ローラ59を、キャブ17の後部と対応するフェンダ51の内
側の収納空間部55に集中して設置できる。これにより、
これらが分散配置された場合より、スペース効率が良い
とともに、作業効率も向上する。
【0045】要するに、フェンダ51の内側の収納空間部
55にアクセス可能なように、キャブ17の後部と対応する
位置で上部旋回体14のフェンダ51に開口部52とドア53と
を設けることにより、キャブ17より下側に位置する空ス
ペース領域Aを収納空間部55として有効利用できるよう
にしたので、レイアウト上スペースの少ない小旋回機で
あっても、小物類を収納できるスペースを確保でき、レ
イアウト上スペースの少ない小旋回機には極めて有効な
スペース利用である。
【0046】また、旋回フレーム31の梁部材41の内空部
を、キャブ破損防止用のガード部材を収納するガード部
材収納空間部65とし、梁部材41の開口端64と対応して上
部旋回体14のフェンダ51に開口部52とドア53を設けたの
で、レイアウト上スペースの少ない旋回型作業機械にお
いて、バンダリズムガード66を収納できる収納場所を確
保できる。
【0047】すなわち、上部旋回体14のフェンダ51に開
口部52とドア53を設けたことにより、従来はデッドスペ
ースで全く利用されていなかった旋回フレーム31の梁部
材41の内空部をガード部材収納空間部65として有効利用
でき、レイアウト上スペースの少ない小旋回型の旋回型
作業機械であっても、折畳んだバンダリズムガード66を
収納する収納場所を確保できる。
【0048】なお、本発明は、バケット23による掘削用
の油圧ショベルだけでなく、油圧ショベルと共通の機体
に油圧式ブレーカ、油圧式圧砕機などを装着した作業機
械にも適用できる。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スペース
上の余裕があるキャブの後部と対応する位置で上部旋回
体のフェンダに開口部と扉体を設け、扉体の内側に小物
類の収納空間部を設けたので、レイアウト上スペースの
少ない旋回型作業機械において、小物類を収納できるス
ペースを確保できる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、より大型の
上部旋回体に、より小型のキャブを共用することから、
キャブの後方ほど上部旋回体が相対的にキャブより突出
するので、しかも、この突出部分はパイロット油圧配管
や電気配線などが存在しない空スペース領域であるか
ら、この空スペース領域を有効利用して、小物類の収納
空間部を確保できる。
【0051】請求項3記載の発明によれば、小型機種と
共通のキャブを大型機種に適用しても、小型機種より高
い位置に搭載されたので、後方視界を確保できるととも
に、高さに余裕のある収納空間部が得られる。
【0052】請求項4記載の発明によれば、ツールボッ
クス、グリスガン、ウォッシャタンクおよびコントロー
ラを、キャブの後部と対応するフェンダ内側の収納空間
部に集中して設置でき、スペース効率および作業効率を
向上できる。
【0053】請求項5記載の発明によれば、レイアウト
上スペースの少ない小旋回機であっても、キャブの後部
と対応する位置で上部旋回体のフェンダに設けられた開
口部と扉体により、キャブより下側に位置する収納空間
部を利用できるようにしたので、小物類を収納できるス
ペースを確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明に係る旋回型作業機械の上部
旋回体の一実施の形態を示す要部の平面図、(b)は、
その収納空間部内に収納された小物類の配置例を示す正
面図である。
【図2】同上旋回型作業機械の斜視図である。
【図3】同上旋回型作業機械の旋回フレームを示す斜視
図である。
【図4】同上旋回型作業機械の上部旋回体上の配置例を
示す平面図である。
【符号の説明】
12 下部走行体 14 上部旋回体 15 作業装置としてのフロント作業装置 17 キャブ 31 旋回フレーム 51 フェンダ 52 開口部 53 扉体としてのドア 55 収納空間部 56 小物類(ツールボックス) 57 小物類(グリスガン) 58 小物類(ウォッシャタンク) 59 小物類(コントローラとしてのアタッチメント用
コントローラ) A 空スペース領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体と、 下部走行体上に旋回可能に設けられた上部旋回体と、 上部旋回体上に搭載されたキャブおよびこのキャブの前
    方に突設された作業装置とを備え、 上部旋回体は、 下部走行体に対し旋回駆動される旋回フレームと、 旋回フレームの周囲に装着されたフェンダと、 キャブの後部と対応する位置でフェンダに設けられた開
    口部と、 開口部に開閉自在に設けられた扉体と、 扉体の内側に設けられた収納空間部と、 収納空間部内に収納された小物類とを具備したことを特
    徴とする旋回型作業機械。
  2. 【請求項2】 特定機種の上部旋回体に、より小型機種
    と共通のキャブが搭載され、 収納空間部は、主としてキャブから突出された上部旋回
    体の空スペース領域に設けられたことを特徴とする請求
    項1記載の旋回型作業機械。
  3. 【請求項3】 特定機種の上部旋回体に、より小型機種
    と共通のキャブが小型機種より高い位置に搭載されたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の旋回型作業機
    械。
  4. 【請求項4】 小物類は、ツールボックス、グリスガ
    ン、ウォッシャタンクおよびコントローラであることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の旋回型作業
    機械。
  5. 【請求項5】 上部旋回体の後端半径が小さい小旋回機
    であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載
    の旋回型作業機械。
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