JP2003268433A - 溶銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方法 - Google Patents

溶銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方法

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JP2003268433A JP2002067346A JP2002067346A JP2003268433A JP 2003268433 A JP2003268433 A JP 2003268433A JP 2002067346 A JP2002067346 A JP 2002067346A JP 2002067346 A JP2002067346 A JP 2002067346A JP 2003268433 A JP2003268433 A JP 2003268433A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転炉で配合する溶銑比のバラツキを小さくし
て吹酸による脱炭精錬の吹き止め時の溶鋼の温度及び炭
素濃度の的中率を高め、溶鋼の歩留り低下や酸素原単位
の節減と溶鋼の生産性を向上し、しかも、トランプエレ
メント元素を考慮した転炉の屑鉄等の冷材の配合を可能
にし、精錬コストを低減することができる溶銑の加熱式
貯銑炉を備えた転炉の操業方法を提供する。 【解決手段】 高炉から出銑した溶銑、あるいは溶銑に
予備処理を施した後に加熱手段を備えた貯銑炉4に装入
し、貯銑炉4内の溶銑8を加熱して昇熱を行い、貯銑炉
4内の溶銑温度を次工程の転炉精錬時の溶銑配合比の変
動代が少なくとも3%以内になるように調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転炉に使用する溶
銑の成分を均一にすると同時に、溶銑の温度、炭素濃度
を調整して転炉の溶銑比のバラツキを小さくする溶銑の
加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、転炉内に屑鉄や酸化鉄等の冷材を
装入しその後、高炉から出銑した溶銑を溶銑鍋やトピー
ドカー(混銑車)等に一旦受けて搬送し、そのままの状
態、あるいは脱硫や脱燐処理等の予備処理を施した後、
転炉用の溶銑鍋に移し、クレーン等で搬送して転炉内に
装入する。そして、上吹きランスから酸素を吹きつけて
脱炭精錬を行うことにより溶鋼が製造される。この転炉
の脱炭精錬では、吹錬を終了する吹き止め時の温度及び
炭素濃度が目標値になるように、過去の吹酸実績等を参
照しながら溶銑量や屑鉄、酸化鉄等の配合量を決定して
いる。
【0003】しかし、溶銑の成分や温度が変動するた
め、その都度、転炉の溶銑量や屑鉄、酸化鉄等の配合量
を変更して脱炭精錬を行っているが、吹き止めの温度及
び炭素濃度の実績が変動し、温度及び炭素濃度が目標値
を外れると、温度や炭素濃度を合わせるという過剰な吹
酸(再吹錬)による脱炭精錬や二次精錬にてAl合金を
添加する昇熱を余儀なくされている。この対策として、
実開昭62−175058号公報に記載されているよう
に、混銑炉(貯銑炉)の出銑口を指向した加熱バーナー
を配置し、混銑炉に装入した溶銑を加熱することによ
り、放熱を抑制してスラグが固化するのを防止して安定
した出銑を行うことが提案されている。
【0004】更に、特開平1−123014号公報に記
載されているように、高炉の溶銑を貯銑炉に受け、この
溶銑に対して必要に応じた脱珪や脱燐、脱硫処理等の予
備処理を施すと共に、炭素含有量を低減してから転炉に
装入する。この方法は、計画的に予備処理を行い、この
溶銑を用いて脱炭精錬を行うことにより、過剰な予備処
理を回避し、予備処理に使用するフラックス(処理剤)
の無駄を無くし、しかも、転炉における熱補償用の炭材
の使用量の節減を図ることが提案されている。また、特
開平11−248368号公報に記載されているよう
に、溝型誘導加熱装置と水分を乾燥除去した屑鉄を投入
する装置を配置した貯銑炉が既に周知であり、この貯銑
炉を利用して、溶銑を介して溶解することによって、溶
融鉄源を多く製造して転炉に供給することにより、転炉
の生産性や操業を安定して行うことも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
62−175058号公報に記載された貯銑炉を用いた
場合、貯銑炉内の溶銑の全体を加熱することが困難であ
り、溶銑の成分や温度が必ずしも一定にできず、転炉に
配合する溶銑比を所定の範囲に調整することができな
い。その結果、その都度、転炉の溶銑量や屑鉄、酸化鉄
等の配合量が変動し、吹き止めの温度及び炭素濃度の目
標値外れが発生し、過剰な吹酸(再吹錬)による脱炭精
錬となる。そして、溶鋼の精錬歩留りの低下や過剰な吹
酸による酸素原単位の増加、溶鋼の生産性の低下、品質
の悪化等を生じる。
【0006】更に、特開平1−123014号公報に記
載された方法においても、過剰な溶銑の脱珪や脱燐、脱
硫処理等の予備処理を行うことを回避できるが、貯銑中
の放熱による温度降下や前記した予備処理による温度降
下、及び溶銑鉄中の炭素濃度の低下等を招くことにな
る。この溶銑を転炉に装入して吹酸する場合、転炉での
溶銑の配合比をその時の温度や炭素濃度によって変える
必要がある。特に、温度の場合においては、溶銑の温度
が低いと転炉での溶銑の配合比を高める必要があり、溶
銑の温度が高くなると転炉での溶銑の配合比を低くする
必要があるので、その都度、転炉に配合する溶銑比が変
化し、吹酸による脱炭精錬の終点である吹き止め時の温
度及び炭素濃度にバラツキが発生する。
【0007】また、特開平11−248368号公報に
記載された方法では、溝型誘導加熱装置を備えているた
め、水分を乾燥除去した屑鉄を溶解し、溶銑の量を多く
して転炉に供給することが可能になるが、転炉での安定
した吹酸脱炭精錬に重要な溶銑の配合比を一定にするい
わゆる転炉での入熱量を一定にすることについて何ら開
示されておらず、この溶銑を使用した際、前記した実開
昭62−175058号公報及び特開平1−12301
4号公報と同様のその都度、転炉の溶銑比が変化し、吹
酸による脱炭精錬の終点である吹き止め時の温度及び炭
素濃度にバラツキを招くと言う問題が生じる。一方、特
開平11−248368号公報に記載された方法を用い
て屑鉄の溶解を行って、転炉に供給する溶銑を増加した
場合、屑鉄から混入する銅(Cu)、錫(Sn)、クロ
ム(Cr)等のトランプエレメント元素の濃度が高くな
り、製品規格の範囲から外れ、この溶鋼を鋳造して圧延
等の加工を施した鋼材の特性を損なう等の問題が生じ
る。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、転炉で配合する溶銑比のバラツキを小さくして吹酸
による脱炭精錬の吹き止め時の溶鋼の温度及び炭素濃度
の的中率を高め、溶鋼の歩留り低下や酸素原単位の節減
と溶鋼の生産性を向上し、しかも、トランプエレメント
元素を考慮した転炉の屑鉄等の冷材の配合を可能にし、
精錬コストを低減することができる溶銑の加熱式貯銑炉
を備えた転炉の操業方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る溶銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方法は、高
炉から出銑した溶銑、あるいは該溶銑に予備処理を施し
た後に加熱手段を備えた貯銑炉に装入し、該貯銑炉内の
溶銑を加熱して昇熱を行い、前記貯銑炉内の溶銑温度を
次工程の転炉精錬時の溶銑配合比の変動代が少なくとも
3%以内になるように調整する。この方法により、高炉
から出銑した溶銑、あるいは溶銑に予備処理を施した後
の溶銑を貯銑炉に装入し、この溶銑を誘導加熱装置によ
り加熱して転炉に配合する溶銑比、あるいは入熱の差が
3%以内になるように溶銑温度を調整しているので、吹
酸による脱炭精錬の終点である吹き止め温度及び炭素濃
度を目標値に的中させることができ、転炉の安定した脱
炭精錬が可能になる。ここで、転炉の溶銑比の変動代が
3%を超えると、転炉の入熱の変動に加え、転炉の炉体
顕熱や炉内形状等の外乱要因が顕在化し、吹き止め温度
や炭素濃度の的中率が急激に低下し、再吹酸が増加す
る。
【0010】本発明に係る溶銑の加熱式貯銑炉を備えた
転炉の操業方法において、前記加熱手段は誘導加熱を用
い、冷材を溶解すると良い。これにより、貯銑炉内の溶
銑の全体を加熱することができ、しかも、溶銑に対し、
直接に電気抵抗熱を付与するので加熱効率を高めること
ができる。また、貯銑炉内の溶銑の温度の調整を容易に
行うと共に、冷材を溶解して溶銑を増産し、転炉に配合
する溶銑比、あるいは入熱の必要量に応じた配合を行う
ことができる。
【0011】更に、本発明に係る溶銑の加熱式貯銑炉を
備えた転炉の操業方法において、前記次工程の転炉精錬
時の溶銑配合比は鋼種ごとの配合比にすることが好まし
い。これにより、鋼種ごとの転炉の溶銑比、あるいは入
熱に対応した吹酸脱炭精錬を行うことが可能となり、次
チャージの配合条件である溶銑比、あるいは入熱を的確
に予測でき、経過時間による外乱要因を解消することが
できる。そして、吹き止め温度及び炭素濃度を目標値に
より的中させることができる。また、本発明に係る溶銑
の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方法において、前記
溶銑鉄の加熱に夜間の電力を用いることも可能である。
これにより、昇熱に用いる電力コストを低減することが
でき、しかも、冷材等を多量に溶解することができ、転
炉に配合する溶銑量を増量して高溶銑比の操業を行うこ
とができる。そして、高溶銑比による脱炭精錬を安定し
て行うことができる。
【0012】更に、前記目的に沿う溶銑の加熱式貯銑炉
を備えた転炉の操業方法において、高炉から出銑した溶
銑、あるいは該溶銑に予備処理を施した後に加熱手段を
備えた貯銑炉に装入して該貯銑炉内に冷材を添加し、前
記溶銑を加熱して冷材を溶解すると共に、前記溶銑の昇
熱を行い、前記貯銑炉内の溶銑のトランプエレメント成
分を測定し、該溶銑のトランプエレメント値に応じて次
工程の転炉精錬時の配合条件を調整することもできる。
この方法により、貯銑炉内に冷材を添加して加熱手段に
より溶解した後、その溶銑のトランプエレメント成分を
把握することができる。この値に応じて転炉に配合する
屑鉄の種類と量を決定することができるので、転炉で使
用する屑鉄をトランプエレメント成分の許容範囲で、低
級屑鉄を増量使用やトランプエレメント成分を考慮した
低級屑鉄の適正使用を可能にすることができる。
【0013】また、溶銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の
操業方法において、前記冷材は屑鉄、あるいはダスト、
スラジのいずれか1種以上を添加すると良い。これによ
り、融点の高い屑鉄やダスト等を浸炭に伴う溶融温度低
下現象(浸炭作用)を利用して容易に溶解することがで
き、この溶解に必要な熱の付与が行い易くなり、添加す
る冷材量を多くすることができる。更に、低級屑鉄に含
まれる蒸発性の高い不純物を除去することができるの
で、亜鉛、錫等の不純物の成分を少なくすることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。図1は、本発明の一実施の形態に係
る溶銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方法に適用さ
れる加熱式貯銑炉の全体図、図2は、同加熱式貯銑炉の
A−A矢視断面図、図3は、溶銑配合比の頻度、図4
は、脱炭精錬の吹き止め的中率の比較、図5は、転炉で
の低級屑鉄配合量の比較を表す図である。
【0015】図1〜図2に示すように、本発明の一実施
の形態に係る溶銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方
法に用いられる加熱式貯銑炉1は、円筒状の鉄皮2に図
示しない耐火物を内張りした回動可能な貯銑炉4と、こ
の貯銑炉4の円筒体の胴体の両側にそれそれ配置した加
熱装置の一例である溝型誘導加熱装置3をそれぞれを設
けている。更に、貯銑炉4の円筒体の上方には、クレー
ン等の搬送手段により溶銑を炉内に装入するための開閉
蓋9を設けた受銑口5と、冷材の一例である屑鉄を装入
するための図示しない開閉蓋を設けた装入口6を設け、
内部の溶銑8を溶銑鍋等に出銑するための出銑口7とを
備えている。
【0016】次に、加熱式貯銑炉を用い本実施の形態に
係る溶銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方法につい
て説明する。高炉から出銑した溶銑をトピードカーで搬
送し、脱珪、脱燐、脱硫等の予備処理を施してから溶銑
鍋に入れ、クレーンで吊り上げて貯銑炉4の開閉蓋9を
開き、受銑口5から炉内に溶銑を装入する。この溶銑の
装入を繰返して炉内に1000トンの溶銑8を貯銑し
た。そして、溶銑8をサンプリングし、温度及び炭素濃
度を測定し、温度が1270℃と低かったので、溝型誘
導加熱装置3のそれぞれに通電し、3.5MWの出力で
加熱を開始した。出力を順次上げ、誘導加熱により、溶
銑8の温度が1340℃に昇熱できたので、市中の回収
屑である低級屑鉄を1.0トン/分の速度で連続して添
加し、通電状態を継続して屑鉄を溶解した。この屑鉄の
溶解により、溶銑8の炭素濃度が低下するので、溶銑8
の炭素濃度が4.0質量%を切った時点で、新しい溶銑
を貯銑炉4の開閉蓋9を開いて受銑口5から炉内に装入
し、屑鉄の添加と新しい溶銑の装入を繰返し行った。そ
の結果、溶銑の温度を1340℃、炭素濃度を4.0質
量%の溶銑8を1480トン製造できた。この貯銑炉4
内の溶銑8のトランプエレメント成分は、代表的なもの
として例えば、銅(Cu)0.008質量%、錫(S
n)0.001質量%、クロム(Cr)0.05質量%
であった。
【0017】次に、転炉の脱炭精錬を行う当該チャージ
は、一般の炭素濃度が0.10質量%以下の低炭素溶鋼
であるため、過去の吹酸による脱炭精錬の条件とその吹
き止め実績を参照して当該チャージに最も類似したもの
を選定し、この条件の溶銑比91.0%となるように、
溶銑8を343トン溶銑鍋に出銑してクレーンを用いて
転炉に装入した。その後、34.0トンの屑鉄を転炉に
装入した。そして、生石灰や鉄鉱石等の副原料を添加
し、上吹きランスからの吹酸量、上吹きランス高さ等の
他の吹酸条件を同一にして脱炭精錬を行った。その結
果、脱炭精錬の終点である吹き止めの溶鋼の温度を16
85℃、炭素濃度を0.07質量%にでき、目標値であ
る温度1675〜1690℃、炭素濃度0.04〜0.
06質量%の範囲に的中させることができた。転炉を用
いた脱炭精錬は、炭素濃度が0.10超、0.30質量
%未満の中炭素溶鋼、炭素濃度が0.30超、0.80
質量%の高炭素溶鋼の精錬も含め鋼種ごとに行ったが、
いずれも目標の温度、炭素濃度に的中させることがで
き、温度外れや炭素濃度の高めによる再吹錬が無く、炭
素濃度の低過ぎによる出鋼時の加炭材の添加も少なくで
きた。
【0018】図3に低炭素溶鋼の転炉の脱炭精錬を行う
場合の転炉の溶銑配合比(溶銑比)を貯銑炉4の溝型誘
導加熱装置3のそれぞれに通電して屑鉄の溶解と新しい
溶銑を入れて昇熱し、溶銑8の温度及び炭素濃度を一定
にして配合した本発明の場合と、溶銑の温度及び炭素濃
度を調整しない従来の溶銑配合比の状態を示すが、本発
明の場合、転炉の溶銑配合比が89〜92%で、バラツ
キを3%以下にすることができ、転炉の溶銑温度、炭素
濃度から決まる入熱量も3%以下狭い範囲に安定して調
整することができた。その結果、図4に示すように、転
炉の脱炭精錬の吹き止め時の温度、炭素濃度の目標値に
対する的中率を98%以上にでき、再吹酸の発生率を
2.0%以下にすることができた。
【0019】一方、従来の溶銑温度及び炭素濃度を調整
しない場合の溶銑配合比は、86〜93.5%の範囲と
なり、黒鉛やコークス、石炭等の炭材の添加が必要とな
り、炭材の添加による溶鋼中の硫黄(S)濃度の上昇が
生じた。しかも、上吹きランスからの吹酸量、上吹きラ
ンス高さ等の他の条件を同一にして脱炭精錬を行ったに
も係わらず、転炉の脱炭精錬の吹き止め時の温度、炭素
濃度の目標値に対する的中率を89%となり、再吹酸の
発生率も9.0%に増加し、再吹酸による溶鋼歩留りの
低下や酸素原単位の増加、溶鋼の生産性の低下等が生じ
た。
【0020】溶銑8の温度を溝型誘導加熱装置3の各々
によって高め、炭素濃度を一定の範囲になるように 貯
銑炉1を用いて調整することに加え、同時に、屑鉄等を
溶解して溶銑8を増産するので、前工程である高炉の操
業の変動に起因する溶銑不足の影響を回避することがで
きる。更に、後工程である連続鋳造設備とのマッチング
が良好になり、転炉操業と鋳造操業のスケジュールを効
率良く運用でき、製鋼工程全体の生産性や総合コストの
低減を十分に発現することができる。そして、転炉及び
連続鋳造設備の安定した操業により、溶鋼及び鋳片の品
質や生産性を向上することができる。更に、電気抵抗熱
を用いて直に溶銑8を加熱するので、加熱の熱効率が8
0%以上と高く維持でき、しかも、使用電力費の安い夜
間電力を積極的に活用した低コストの加熱を行うことが
できる。
【0021】また、貯銑炉4内に屑鉄を添加して浸炭作
用を活用して速やかに溶解し、溶銑8の成分を均一にし
ているため、屑鉄の溶解後の溶銑8をサンプリングして
分析することにより、転炉に配合する溶銑8のトランプ
エレメント成分であるCuやSn、Cr等を事前に把握
することができる。従って、転炉において、溶銑8の配
合量を決定した時点で、一般に規定された鋼材のトラン
プエレメントの規格値から、トランプエレメント成分の
各元素ごとの許容値が容易に求められる。
【0022】そして、過去の実績を基に、等級分類して
使用されている例えば、トランプエレメント成分が明確
で、且つ、低い値である鋳片クロップ、熱延工程クロッ
プ等の良質屑鉄、市中から回収した比較的形状から成分
が予測し易い屑鉄からなる低級屑鉄、市中から回収した
成分が不明な極低級屑鉄等の各配合量を過去の実績を参
照して決定することができる。この屑鉄の配合は、各分
類された屑鉄の過去のトランプエレメント成分から当該
配合に使用する屑鉄を選定し、その時のトランプエレメ
ント成分の上昇量を考慮して鋼材のトランプエレメント
の規格値よりも低い値となるように配合する。その結
果、転炉に装入する屑鉄の使用量をトランプエレメント
の規格値を予測した許容限界まで使用でき、しかも、溶
鋼を鋳造して加工した鋼材のトランプエレメントの規格
外れを防止することができた。
【0023】図5は、転炉での屑鉄の全配合量に対する
低級屑の配合量割合を示すが、貯銑炉4内で屑鉄を予め
溶解した場合、屑鉄の溶解した量を加え30%の低級屑
を使用することができ、トランプエレメント成分を鋼材
の規格値よりも低い値である例えば、銅(Cu)0.0
08質量%、錫(Sn)0.001質量%、クロム(C
r)0.05質量%に維持することができた。一方、予
め低級屑を溶解しない従来の場合、低級屑のトランプエ
レメント成分のバラツキを考慮した配合にせざるを得な
いため、使用する低級屑が10%の低い配合量となっ
た。そして、トランプエレメント成分を鋼材の規格値外
れを抑制できたが、安価な低級屑鉄の使用量が少なくな
った分だけ溶鋼の溶製コストが高くなった。また、本実
施の形態では、冷材として屑鉄を用いて説明したが、転
炉から発生するダストを塊状に成形したものや集塵スラ
ジを乾燥して成形したものを使用することができる。
【0024】
【実施例】次に、溶銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操
業方法の実施例について説明する。高炉から出銑した溶
銑を脱珪、脱燐、脱硫の予備処理を施した。この溶銑を
そのままトピードカーで搬送して溶銑鍋を介して貯銑炉
に1270℃の溶銑を500トン装入し、溝型誘導加熱
装置に通電して10MWの出力で1340℃になるまで
加熱し、温度が1270℃の溶銑の装入と溝型誘導加熱
装置による加熱を繰返し、1340℃の溶銑を1000
トン蓄えた。そして、1340℃の溶銑に屑鉄を市中の
回収屑である低級屑鉄を1.0トン/分の速度で連続し
て添加し、通電状態を継続しながら屑鉄を溶解し、炭素
濃度が4.0質量%を維持できるように、この屑鉄の溶
解とトピードカーで搬送される新しい溶銑の装入を繰返
し行い、1480トンの溶銑を製造した。この溶銑を転
炉の溶銑比のバラツキが3%以内になるように配合して
高溶銑比操業を行った。
【0025】実施例1は、炭素濃度が0.10%以下の
低炭素溶鋼を溶製するため、溶銑の温度1340℃と
し、転炉の溶銑比を91.0%、残部の9.0%を低級
屑鉄とした配合にし、炭素濃度が0.10%以下の低炭
素溶鋼の過去の吹酸条件である送酸量、ランス高さ等を
同一の吹酸条件にして脱炭精錬を行った。その結果、脱
炭精錬の終点である吹き止めの温度を1680℃、炭素
濃度を0.05%の目標値に的中させることができた。
【0026】実施例2は、炭素濃度が0.10%以下の
低炭素溶鋼を溶製するため、転炉の溶銑比を90〜92
%になるように、溝型誘導加熱装置の出力を調整して溶
銑の温度1340〜1370℃とし、転炉の溶銑以外の
残部を低級屑鉄とした配合にして、炭素濃度が0.10
%以下の低炭素溶鋼の過去の吹酸条件である送酸量、ラ
ンス高さ等を同一の吹酸条件にして10チャージの脱炭
精錬を行った。そして、脱炭精錬の終点である吹き止め
の温度及び炭素濃度の目標値に対する的中率と再吹酸の
発生率を調査した。その結果、吹き止めの温度及び炭素
濃度の目標値に対する的中率を98%にでき、再吹酸率
がわずか2%にすることができた。吹酸による脱炭精錬
が安定しているので、溶鋼の溶製歩留りが良好であり、
精錬時間も大幅に短縮して生産性が向上した。
【0027】実施例3は、炭素濃度が0.10%以下の
低炭素溶鋼を溶製するため、温度1340℃の溶銑を用
いて転炉の溶銑比を90.4%にし、この時の溶銑のト
ランプエレメント成分を分析し、代表的なものとしてC
u、Cr、Sn、Pbの値を把握し、全屑鉄9.6%の
配合量の内、低級屑鉄を30%(残り70%はクロップ
等の良質屑鉄)にした配合とし、吹酸による脱炭精錬を
行った。その結果、脱炭精錬の終点である吹き止め温度
を1690℃、炭素濃度を0.09%の目標値に的中す
ることができた。しかも、トランプエレメント成分を鋼
材規格であるCu0.10質量%以下、Cr0.10質
量%以下、Sn0.02質量%以下、Pb0.02質量
%以下にすることができた。そして、転炉に配合する低
級屑鉄の全使用量を増加することができ、溶鋼のトラン
プエレメント成分外れを確実に防止することができた。
【0028】なお、中炭素溶鋼及び高炭素溶鋼について
も、転炉の溶銑比が3%以内になるように、溝型誘導加
熱装置により、屑鉄の溶解と溶銑の温度、炭素濃度の調
整を行い、過去の同一鋼種の吹酸条件にして脱炭精錬を
行ったが、いずれも目標値に対する的中率を98%以上
にでき、再吹酸率がわずか2%未満にすることができ、
前記実施例と同様の効果が得られた。また、予め溶銑の
トランプエレメント成分測定してから、トランプエレメ
ントの鋼材規格以下となるように屑鉄の種類の選択と配
合量にしたので、溶鋼のトランプエレメント成分外れは
無かった。
【0029】これに対し、溶銑の温度及び炭素濃度の調
整を行わないで、炭素濃度が0.10%以下の低炭素溶
鋼を溶製したが、転炉の溶銑比が86〜93.5%と大
きく変動し、吹酸による脱炭精錬の吹き止めの温度及び
炭素濃度が目標値から外れ、的中率が89%に大幅に低
下し、炭材の添加による溶鋼中の硫黄(S)濃度の上
昇、再吹酸による溶鋼歩留りの低下や酸素原単位の増
加、溶鋼の生産性の低下等が生じた。更に、溶銑比が変
動するのに伴い、屑鉄配合比も変動し、トランプエレメ
ントのバラツキの大きい屑鉄を配合するため、転炉で溶
製した溶鋼のトランプエレメントがバラツキを招くの
で、良質屑鉄の配合量を増加する操業になる。そして、
良質屑鉄の配合量の増加に伴い安価な低級屑鉄の使用量
が減少した。
【0030】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨
を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲であ
る。例えば、冷材として屑鉄やダスト、スラジの他に、
型銑等の炭素含量の多い鉄源を使用して誘導加熱装置に
より溶解することができる。更に、脱炭精錬炉として
も、転炉の他に、上底吹き転炉や電気炉等に供給する溶
銑を加熱して温度及び炭素濃度の調整、トランプエレメ
ント成分の調整や予測配合して適用することができ、供
給する溶銑そのものを増産することができる。また、転
炉での溶銑比の調整は、溶銑の温度が10℃変動すれば
溶銑比で0.5%、溶銑の炭素濃度が1%変動すれば溶
銑比で3.0%に相当する量を補正することにより、溶
銑量を含めた配合される転炉の入熱量を一定にするか、
あるいは入熱量を3%以内に調整することができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1〜4記載の溶銑の加熱式貯銑炉
を備えた転炉の操業方法は、高炉から出銑した溶銑、あ
るいは溶銑に予備処理を施した後に加熱手段を備えた貯
銑炉に装入し、貯銑炉内の溶銑を加熱して昇熱を行い、
貯銑炉内の溶銑温度を次工程の転炉精錬時の溶銑配合比
の変動代が少なくとも3%以内になるように調整するの
で、転炉で配合する溶銑比のバラツキを小さくして吹酸
による脱炭精錬の吹き止め時の溶鋼の温度及び炭素濃度
の的中率を高め、溶鋼の歩留り低下や酸素原単位の節減
と溶鋼の生産性を向上することができる。
【0032】特に、請求項2記載の溶銑の加熱式貯銑炉
を備えた転炉の操業方法は、加熱手段は誘導加熱を用
い、冷材を溶解するので、溶銑に直接に電気抵抗熱を付
与して加熱効率を高め、溶銑を増産することができ、転
炉の溶銑比、あるいは入熱の必要量を安定させることが
できる。そして、加熱効率が高く、溶製コストを低減す
ることができる。
【0033】請求項3記載の溶銑の加熱式貯銑炉を備え
た転炉の操業方法は、次工程の転炉精錬時の溶銑配合比
は鋼種ごとの配合比にするので、前チャージの配合条件
と脱炭精錬の条件を用い、経過時間による外乱要因を解
消することができる。そして、吹き止めの温度及び炭素
濃度の目標値への的中率をより高めることができ、安定
した脱炭精錬を行うことができる。請求項4記載の溶銑
の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方法は、溶銑の加熱
に夜間の電力を用いるので、溶銑の昇熱に用いる電力コ
ストを低減すると共に、多量の冷材等を安価に溶解し
て、配合する溶銑を増産することができ、高炉等の前工
程の影響を回避することができる。
【0034】請求項5記載の溶銑の加熱式貯銑炉を備え
た転炉の操業方法は、高炉から出銑した溶銑、あるいは
該溶銑に予備処理を施した後に加熱手段を備えた貯銑炉
に装入して該貯銑炉内に冷材を添加し、前記溶銑を加熱
して冷材を溶解すると共に、前記溶銑の昇熱を行い、前
記貯銑炉内の溶銑のトランプエレメント成分を測定し、
該溶銑のトランプエレメント値に応じて次工程の転炉精
錬時の配合条件を調整するので、転炉に装入する溶銑の
トランプエレメント値からそのチャージに配合する屑鉄
の配合の種類、量を容易に決定することができ、低級屑
鉄の積極的な使用が可能になる。そして、溶鋼の溶製コ
ストの低減と、低級屑鉄の使用に伴うトランプエレメン
ト成分外れを防止することができる。
【0035】請求項6記載の溶銑の加熱式貯銑炉を備え
た転炉の操業方法は、冷材として屑鉄、あるいはダス
ト、スラジのいずれか1種以上を添加するので、融点の
高い屑鉄等を浸炭による溶融温度低下現象(浸炭作用)
を利用して容易に溶解して使用する冷材量を多くするこ
とができ、溶銑の増産と、溶銑の製造コストを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る溶銑の加熱式貯銑
炉を備えた転炉の操業方法に適用される加熱式貯銑炉の
全体図である。
【図2】同加熱式貯銑炉のA−A矢視断面図である。
【図3】溶銑配合比の頻度を表す図である。
【図4】脱炭精錬の吹き止め的中率の比較を表す図であ
る。
【図5】転炉での低級屑鉄配合量の比較を表す図であ
る。
【符号の説明】
1 加熱式貯銑炉 2 円筒状の鉄皮 3 溝型誘導加熱装置 4 貯銑炉 5 受銑口 6 装入口 7 出銑口 8 溶銑 9 開閉蓋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉から出銑した溶銑、あるいは該溶銑
    に予備処理を施した後に加熱手段を備えた貯銑炉に装入
    し、該貯銑炉内の溶銑を加熱して昇熱を行い、前記貯銑
    炉内の溶銑温度を次工程の転炉精錬時の溶銑配合比の変
    動代が少なくとも3%以内になるように調整することを
    特徴とする溶銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の溶銑の加熱式貯銑炉を備
    えた転炉の操業方法において、前記加熱手段は誘導加熱
    を用い、冷材を溶解することを特徴とする溶銑の加熱式
    貯銑炉を備えた転炉の操業方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の溶銑の加熱式貯銑
    炉を備えた転炉の操業方法において、前記次工程の転炉
    精錬時の溶銑配合比は鋼種ごとの配合比であることを特
    徴とする溶銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の溶
    銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方法において、前
    記溶銑の加熱に夜間の電力を用いることを特徴とする溶
    銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操業方法。
  5. 【請求項5】 高炉から出銑した溶銑、あるいは該溶銑
    に予備処理を施した後に加熱手段を備えた貯銑炉に装入
    して該貯銑炉内に冷材を添加し、前記溶銑を加熱して冷
    材を溶解すると共に、前記溶銑の昇熱を行い、前記貯銑
    炉内の溶銑のトランプエレメント成分を測定し、該溶銑
    のトランプエレメント値に応じて次工程の転炉精錬時の
    配合条件を調整することを特徴とする溶銑の加熱式貯銑
    炉を備えた転炉の操業方法。
  6. 【請求項6】 請求項2又は5記載の溶銑の加熱式貯銑
    炉を備えた転炉の操業方法において、前記冷材は屑鉄、
    あるいはダスト、スラジのいずれか1種以上を添加する
    ことを特徴とする溶銑の加熱式貯銑炉を備えた転炉の操
    業方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9005378B2 (en) 2007-09-10 2015-04-14 Kobe Steel, Ltd. Spring steel wire rod excellent in decarburization resistance and wire drawing workability and method for producing same

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