JP2003264875A - 移動通信端末および通信システム - Google Patents

移動通信端末および通信システム

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JP2003264875A
JP2003264875A JP2002064062A JP2002064062A JP2003264875A JP 2003264875 A JP2003264875 A JP 2003264875A JP 2002064062 A JP2002064062 A JP 2002064062A JP 2002064062 A JP2002064062 A JP 2002064062A JP 2003264875 A JP2003264875 A JP 2003264875A
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Japan
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operation mode
data
communication terminal
mobile communication
switching
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JP2002064062A
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Aki Fujikawa
亜紀 藤川
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 状況に応じた適切な動作モードに自動切替え
が可能な移動通信端末を提供する。 【解決手段】 GPS信号Sgに基づいて現在位置を検
出する位置検出部2と、携帯電話1の動作モードを規定
する条件データDmを複数記憶する記憶部8と、条件デ
ータDmによって規定されるいずれかの動作モードに切
替え制御する制御部10とを備えている携帯電話1であ
って、記憶部8は、条件データDmとして所定のエリア
に動作モードを関連付けて記憶可能に構成され、制御部
10は、位置検出部2によって検出された現在位置が所
定のエリアに属するときに、条件データDmによってエ
リアに関連付けられている動作モードに切替え制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着信時応答メッセ
ージの種類、着信報知用音声の種類、着信報知用音声の
音量、および着信報知用振動機構の振動周期などを動作
モードに応じて切替え可能に構成された移動通信端末お
よび通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、携帯電話(移動通信端末)の普及
に伴い、携帯電話から発信させられる電波に起因する電
子機器の誤動作、自動車等を運転しながらの通話に起因
する交通事故の発生、および周囲の状況を考慮しない不
作法な使用者の存在などが深刻な社会問題となってい
る。具体的には、例えば病院や空港の周囲では、電子機
器の誤作動を防止するために携帯電話の電源を切る(通
信機能を停止させる)ことが義務付けられている。ま
た、自動車等の運転に際しては、携帯電話を手に持って
通話することが禁止されている。さらに、列車による移
動中や映画館の中などでは、着信報知用の振動機構(い
わゆる「着信バイブレータ」)を作動させると共に、着
信報知用音声(いわゆる「着信メロディー」)の放音を
停止させるのが好ましい。したがって、従来の携帯電話
には、電源を入り切りするための電源ボタン、使用者に
代わって運転中である旨のメッセージを代理応答させる
ためのドライブモードボタン、振動機構の作動/作動停
止および着信報知用音声の放音/放音停止を指示するた
めのマナーモードボタンなどの各種動作モード切替ボタ
ンが配設されている。したがって、使用者が現在位置に
応じて電源ボタンを操作することで通信機能を停止させ
たり、運転に際してドライブモードボタンを操作するこ
とで代理応答させたり、周囲の状況に応じてマナーモー
ドボタンを操作することで着信報知用音声の放音を停止
させたりすることにより、電子機器の誤動作や交通事故
の発生が防止されると共に、周囲に不快感を与えるのが
回避される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の携帯
電話には、以下の問題点がある。すなわち、従来の携帯
電話では、電源ボタン、ドライブモードボタンおよびマ
ナーモードボタンなどの動作モード切替ボタンが使用者
によって操作されたときに、各ボタンに予め関連付けら
れた動作モードに切り替えている。この場合、使用者が
状況に応じて適切な動作モードに切り替える意志を持っ
ていたとしても、ボタンを操作し忘れたときには携帯電
話の動作モードが切り替えられない。したがって、電源
を切るべき場所で電波が発信されたり、周囲に不快感を
与えるような場所で着信報知用音声が放音されたりする
ことがある。また、従来の携帯電話は、動作モード切替
ボタンが操作されて所定の動作モードに切り替えられた
状態では、使用者によって解除操作(または、他の動作
モードに切り替える操作)が行われない限り、現状の動
作モードで継続して作動する。したがって、例えば使用
者がマナーモードに切り替えたことを忘れて解除操作を
行わなかった場合には、着信報知用音声が放音されない
ため、着信の認識が困難となる。このように、従来の携
帯電話では、状況に応じて動作モードを切替え可能に構
成されているにも拘わらず、使用者がボタンを操作しな
い限り、状況に応じた適切な動作モードに切り替えるこ
とができないという問題点が存在する。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、状況に応じた適切な動作モードに自動切替
えが可能な移動通信端末、および通信システムを提供す
ることを主目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係る移動通信端末は、所定信号に基づいて現在位
置を検出する位置検出部と、当該移動通信端末の動作モ
ードを規定する動作モードデータを複数記憶する記憶部
と、前記動作モードデータによって規定されるいずれか
の動作モードに切替え制御する制御部とを備えている移
動通信端末であって、前記記憶部は、前記動作モードデ
ータとして所定のエリアに前記動作モードを関連付けて
記憶可能に構成され、前記制御部は、前記位置検出部に
よって検出された現在位置が前記所定のエリアに属する
ときに、前記動作モードデータによって当該エリアに関
連付けられている前記動作モードに切替え制御する。
【0006】また、本発明に係る移動通信端末は、所定
信号に基づいて現在位置を検出する位置検出部と、当該
移動通信端末の動作モードを規定する動作モードデータ
を複数記憶する記憶部と、前記動作モードデータによっ
て規定されるいずれかの動作モードに切替え制御する制
御部とを備えている移動通信端末であって、前記記憶部
は、前記動作モードデータとして所定の移動速度範囲に
前記動作モードを関連付けて記憶可能に構成され、前記
制御部は、前記位置検出部によって検出された前記現在
位置の単位時間当りの変化量に基づいて当該移動通信端
末の移動速度を演算すると共に当該演算した移動速度が
前記所定の移動速度範囲に属するときに、前記動作モー
ドデータによって当該移動速度範囲に関連付けられてい
る前記動作モードに切替え制御する。
【0007】さらに、本発明に係る移動通信端末は、上
記の移動通信端末において、前記位置検出部は、GPS
衛星によって発信されたGPS信号を前記所定信号とし
て前記現在位置を検出する。
【0008】また、本発明に係る移動通信端末は、上記
の移動通信端末において、前記記憶部は、前記動作モー
ドデータとして所定時刻または所定期間に前記動作モー
ドを関連付けて記憶可能に構成され、前記制御部は、現
在時刻が前記所定時刻を経過したとき、または現在時刻
が前記所定期間に属するときに、前記動作モードデータ
によって当該所定時刻または所定期間に関連付けられて
いる前記動作モードに切替え制御する。なお、本発明に
おける期間とは、所定時刻から他の所定時刻までの間の
時間または日にちを意味し、具体的には、例えば、毎日
の8時から17時までの期間や、所定の1日、または所
定の1日の0時から10時までの時間などを意味する。
【0009】さらに、本発明に係る移動通信端末は、上
位の移動通信端末において、前記制御部は、前記動作モ
ードの切替え時に、着信時応答メッセージの種類、着信
報知用音声の種類、当該着信報知用音声の音量、着信報
知用振動機構の振動周期、着信報知用点滅機構の点滅周
期、通信機能の作動または停止、受話音量、照明装置の
輝度、およびボタン操作確認音の音量のいずれか少なく
とも1つを切替え制御する。
【0010】また、本発明に係る移動通信端末は、上記
の移動通信端末において、前記制御部は、予め規定され
ている複数のメッセージから2以上を組合せ操作に従っ
て組み合わせて前記着信時応答メッセージを作成する。
【0011】さらに、本発明に係る移動通信端末は、上
記の移動通信端末において、外部音響装置を接続可能に
構成されると共に当該外部音響装置の接続状態に対応さ
せられた優先動作モードが予め規定され、前記制御部
は、前記外部音響装置が接続されているときに、前記優
先動作モードに切替え制御する。
【0012】また、本発明に係る通信システムは、公衆
回線網を介して通信データを送受信するデータ通信部、
所定信号に基づいて現在位置を検出すると共に当該現在
位置についての位置データを前記データ通信部に出力し
て送信させる位置検出部、および前記公衆回線網を介し
て前記データ通信部によって受信された切替制御データ
に従って当該移動通信端末をいずれかの動作モードに切
替え制御する制御部を有する移動通信端末と、前記移動
通信端末の前記動作モードを規定する動作モードデータ
として所定のエリアに当該動作モードを関連付けて記憶
する記憶部、および前記公衆回線網を介して送信された
前記位置データに基づいて前記移動通信端末の前記現在
位置を特定すると共に当該特定した現在位置が前記所定
のエリアに属するときに前記動作モードデータによって
当該エリアに関連付けられている前記動作モードに切替
え制御させる前記切替制御データを当該公衆回線網を介
して前記移動通信端末に送信する中央制御部を有する制
御局とを備えている。
【0013】さらに、本発明に係る通信システムは、公
衆回線網を介して通信データを送受信するデータ通信
部、所定信号に基づいて現在位置を検出すると共に当該
現在位置についての位置データを前記データ通信部に出
力して送信させる位置検出部、および前記公衆回線網を
介して前記データ通信部によって受信された切替制御デ
ータに従って当該移動通信端末をいずれかの動作モード
に切替え制御する制御部を有する移動通信端末と、前記
移動通信端末の前記動作モードを規定する動作モードデ
ータとして所定の移動速度範囲に当該動作モードを関連
付けて記憶する記憶部、および前記公衆回線網を介して
送信された前記位置データに基づいて前記移動通信端末
の前記現在位置を特定してその単位時間当りの変化量に
基づいて当該移動通信端末の移動速度を演算すると共に
当該演算した移動速度が前記所定の移動速度範囲に属す
るときに前記動作モードデータによって当該移動速度範
囲に関連付けられている前記動作モードに切替え制御さ
せる前記切替制御データを当該公衆回線網を介して前記
移動通信端末に送信する中央制御部を有する制御局とを
備えている。
【0014】また、本発明に係る通信システムは、上記
の通信システムにおいて、前記位置検出部は、GPS衛
星によって発信されたGPS信号を前記所定信号として
前記現在位置を検出する。
【0015】さらに、本発明に係る通信システムは、上
記の通信システムにおいて、前記記憶部は、前記動作モ
ードデータとして所定時刻または所定期間に前記動作モ
ードを関連付けて記憶可能に構成され、前記中央制御部
は、現在時刻が前記所定時刻を経過したとき、または現
在時刻が前記所定期間に属するときに、前記動作モード
データによって当該所定時刻または所定期間に関連付け
られている前記動作モードに切替え制御するための前記
切替制御データを前記移動通信端末に送信する。
【0016】また、本発明に係る通信システムは、上記
の移動通信端末において、前記制御部は、前記動作モー
ドの切替え時に、着信時応答メッセージの種類、着信報
知用音声の種類、当該着信報知用音声の音量、着信報知
用振動機構の振動周期、着信報知用点滅機構の点滅周
期、通信機能の作動または停止、受話音量、照明装置の
輝度、およびボタン操作確認音の音量のいずれか少なく
とも1つを切替え制御する。
【0017】さらに、本発明に係る通信システムは、上
記の通信システムにおいて、前記制御部は、予め規定さ
れている複数のメッセージから2以上を組合せ操作に従
って組み合わせて前記着信時応答メッセージを作成す
る。
【0018】また、本発明に係る通信システムは、上記
の通信システムにおいて、前記移動通信端末は、外部音
響装置を接続可能に構成されると共に当該外部音響装置
の接続状態に対応させられた優先動作モードが予め規定
され、前記制御部は、前記外部音響装置が接続されてい
るときに、前記優先動作モードに切替え制御する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る移動通信端末および通信システムの好適な実施
の形態について説明する。
【0020】最初に、本発明に係る移動通信端末の一例
である携帯電話1の構成について、図面を参照して説明
する。
【0021】携帯電話1は、無線回線を介して公衆回線
網に接続可能に構成された移動通信端末であって、後述
するように、予め規定された各種動作モード(一例とし
て、通常動作モード、マナーモード1〜3、ドライブモ
ード1,2、ユーザ設定モード1〜5および通信機能停
止モードの12種類の動作モード)のいずれかに切替え
可能に構成されている。この場合、この携帯電話1で
は、後述するように、自動応答する際に再生する着信時
応答メッセージ、着信報知用音声の種類、および着信報
知用音声の音量などの各種動作内容が各動作モード毎に
登録されている。また、この携帯電話1では、所定の動
作モードへの切替え機能が割り当てられたボタンを操作
する手動切り替え方法と、携帯電話1の現在位置や移動
速度に応じて所定の動作モードに自動的に切替える自動
切替え方法との2種類の切替え制御が可能となってい
る。この携帯電話1は、図1に示すように、位置検出部
2、無線通信部3、マイク4、スピーカ5、操作部6、
表示部7、記憶部8、バイブレータ9、制御部10およ
びジャック11を備えている。位置検出部2は、GPS
衛星によって出力されたGPS信号Sgを受信して、そ
のGPS信号Sgに基づいて携帯電話1の現在位置を検
出すると共に、検出した現在位置を特定可能な位置デー
タDpを出力する。なお、GPS(Global Positioning
System :全地球測位システム)の構成およびその測位
原理については周知のため、その詳細な説明を省略す
る。無線通信部3は、無線回線を介して図示しない基地
局との間で各種の通信データDdを送受信可能に構成さ
れている。この場合、基地局は公衆回線網に接続されて
いる。
【0022】マイク4は、主として使用者の声を集音
し、スピーカ5は、無線通信部3によって受信された通
信データDdに対応する音声を放音する。この場合、ス
ピーカ5は、通話時における音声の放音のみならず、制
御部10の制御下で着信報知用音声(いわゆる「着信メ
ロディー」)やボタン操作確認音などを放音する。操作
部6は、通話先を指定するためのダイヤルボタンや電源
ボタンなどの各種ボタンが配列されて構成されている。
この場合、操作部6のボタンには、その操作方法(一例
として押圧する時間)に応じて携帯電話1をマナーモー
ドやドライブモードに切り替える機能が割り当てられて
いる。表示部7は、通話先の電話番号などについての文
字情報や、公衆回線網を介して接続した制御局12によ
って送信される各種画像情報に対応する画像(一例とし
て、図3に示す地図)を表示する。この場合、表示部7
は照明用のバックライトを備えており、このバックライ
トは、制御部10によって輝度制御(消灯を含む)され
る。
【0023】記憶部8は、着信報知用音声(一例として
音声信号の種類「音声1」〜「音声30」)や着信時応
答メッセージなどについての音声データを記憶すると共
に、各種動作モード毎に登録されている動作内容につい
てのデータや、後述するように所定のエリアに関連付け
られた動作モードを特定するための条件データDm(本
発明における動作モードデータ)などを記憶する。バイ
ブレータ9は、本発明における着信報知用振動機構に相
当し、制御部10の制御下でモータが駆動させられるこ
とによって携帯電話1を振動させる。制御部10は、無
線通信部3に対する通信制御や、位置検出部2によって
出力された位置データDpに基づく動作モード切替処理
30(図4参照)などを実行する。ジャック11は、外
部マイクおよび外部スピーカ(本発明における外部音響
装置)などを接続可能に構成されている。この場合、こ
のジャック11に外部マイクおよび外部スピーカが接続
されたときには、所定の条件下において、マイク4によ
る集音およびスピーカ5による放音が制御部10によっ
て制限される。
【0024】次に、携帯電話1の使用方法について、図
面を参照して具体的に説明する。
【0025】この携帯電話1の使用に際しては、まず、
前述した各動作モード毎の動作内容を登録する。具体的
には、「着信時に自動応答するか否か」、「自動応答す
る際に再生する着信時応答メッセージの種類」、「着信
報知用音声の種類」、「着信報知用音声の音量」、「バ
イブレータ9の振動周期」、「着信時におけるバックラ
イトの点滅周期」、「受話音量」、「バックライトの輝
度」、および「操作部6の操作時にボタン操作確認音を
放音するか否か、またその音量」などについて、各動作
モード毎に動作状態を設定する。この場合、通常動作モ
ード、マナーモード1〜3、ドライブモード1,2およ
び通信機能停止モードについては、初期設定値として所
定の動作内容が予め登録されている。また、これらの各
動作モードのうち通信機能停止モードを除く他の動作モ
ードについては、使用者がその動作状態を任意に変更し
て登録することができる。なお、通信機能停止モード
は、無線通信部3による通信データDdの送受信を制限
(発呼および着信の制限)する動作モードであって、こ
の設定内容については、使用者による変更が制限されて
いる。一方、ユーザ設定モード1〜5については、初期
設定値として通常動作モードと同一の動作内容が設定さ
れている。このユーザ設定モード1〜5については、通
常動作モードやマナーモードなどとは異なる動作内容を
使用者が好みに応じて設定して、任意の登録名で登録す
ることができる。
【0026】この場合、自動応答に際して再生(送信)
する着信時応答メッセージについては、携帯電話1に予
め登録されているメッセージ(記憶部8に記憶されてい
るメッセージ)を任意に組み合わせて登録することがで
きる。具体的には、この携帯電話1では、「はい、○○
です」というメッセージと、「○○」に当て嵌める代表
的な名字についてのメッセージと、「ただいま運転中で
す」、「ただいま会議中です」、「ただいま電話に出る
ことができません」などの現状を伝えるメッセージと、
「後ほどこちらから掛け直します」、「しばらくしてか
ら掛け直して下さい」、「自宅に掛け直して下さい」、
「会社に掛け直してください」などの意志を伝えるメッ
セージとが予め登録されている。したがって、これらの
メッセージを任意に組み合わせることにより、例えば
「はい、鈴木です。ただいま運転中です。後ほどこちら
から掛け直します。」という応答メッセージを例えばド
ライブモード1に切り替えられた状態において再生する
ことができる。この応答メッセージの登録に際しては、
制御部10は、使用者の組合せ操作に従って応答メッセ
ージを作成して、記憶部8に記憶させる。なお、応答メ
ッセージを組み合わせる際には、記憶部8に記憶されて
いるメッセージの他に、使用者の肉声を予め録音して記
憶部8に記憶させたメッセージを使用したり、公衆回線
網を介して接続可能な所定のデータサーバに記憶されて
いるメッセージをダウンロードして使用したりすること
もできる。
【0027】次に、携帯電話1の動作モードを自動切替
えするための切替え条件を設定(条件データDmの生
成)する。この場合、この携帯電話1では、後述するよ
うに、位置検出部2によって携帯電話1の現在位置を逐
次検出して、検出した現在位置が所定の切替え条件(現
在位置が属するエリアや移動速度が属する移動速度範囲
など)に合致するときに、その切替え条件に関連付けら
れている動作モードに切替え制御される。この切替え条
件を設定する際には、まず、操作部6を操作することに
よって切替条件設定画面(図示せず)を表示部7に表示
させる。この際には、制御部10によって図2に示す切
替条件登録処理20が実行される。この切替条件登録処
理20では、まず、設定する切替え条件の条件名を設定
する(ステップ21)。この際に、使用者は、操作部6
を操作することによって、例えば、「運転中」あるいは
「会社周辺」と入力する。次に、動作モードを切り替え
る条件を設定する(ステップ22)。この際に、使用者
は、携帯電話1の移動速度(すなわち、使用者の移動速
度)に応じて動作モードを切り替えるか、携帯電話1の
現在位置(すなわち、使用者の現在位置)に応じて動作
モードを切り替えるかを選択する。
【0028】具体的には、所定速度以上で移動している
ときにいずれかの動作モード(例えば、「ドライブモー
ド1」)に切替え制御させるときには、操作部6を操作
することにより、切替え条件として「移動速度」を選択
し、そのパラメータとして例えば「時速40km以上」
を入力する。一方、携帯電話1の現在位置に応じていず
れかの動作モード(例えば、「マナーモード1」)に切
替え制御させるときには、切替え条件として「現在位
置」を選択し、そのパラメータとして切替え条件が適用
される「エリア」を入力する。この場合、「エリア」に
ついては、例えば「会社の存在位置(中心)」と、「半
径300m以内(範囲)」との2つのパラメータによっ
て定義される。また、両パラメータの入力方法として
は、切替条件登録処理20の実行時における携帯電話1
の存在位置を「中心」として「範囲」を数値入力する直
接入力方法と、公衆回線網を介して制御局12に接続し
て、制御局12によって送信される地図情報から任意の
位置(中心)を選択した後に「範囲」を指定する参照入
力方法とのいずれかを選択することができる。
【0029】この際に、参照入力方法によって「エリ
ア」を入力するときには、まず、無線通信部3を介して
制御局12に接続した状態で操作部6を操作することに
より、図3に示すように、所望するエリア周辺の地図を
表示部7に表示させる。なお、表示部7に表示させる地
図についての画像データは、公衆回線網を介して制御局
12によって送信される。次に、例えば会社を表すマー
クMにカーソル15を重ね合わせた後、所定の操作によ
って円16(この場合、半径300mに対応する円)を
描く。これにより、カーソル15の位置を「中心」とし
て、円16の内側を「範囲」とする「エリア」が確定す
る。この後、所定の操作を行うことにより、地図上で選
択されている「エリア(円16)」についてエリアデー
タDaが制御局12によって送信される。これに応じ
て、制御部10は、送信されたエリアデータDaを記憶
部8に記憶させる。これにより、「会社周辺」として切
替えを実行する条件の設定が完了する。次に、「会社周
辺」として関連付ける動作モード(この場合、「マナー
モード1」)を使用者に選択させ、選択結果を前述した
「エリア」に関連付ける動作モードとして設定する(ス
テップ23)。以上で、「会社周辺」についての切替え
条件の設定が完了して、その条件に対応する条件データ
Dmが記憶部8に記憶される。この場合、この携帯電話
1では、「移動速度」または「現在位置(エリア)」に
応じて動作モードを自動切替えする切替え条件(条件デ
ータDm)を例えば20件まで登録(記憶部8に記憶)
しておくことができる。
【0030】上記した切替条件登録処理20によって切
替え条件が登録された状態では、図4に示す動作モード
切替処理30が実行される。この動作モード切替処理3
0では、位置検出部2がGPS衛星によって出力された
GPS信号Sgを受信して現在位置を検出(取得)する
と共に、検出した現在位置についての位置データDpを
制御部10に出力する(ステップ31)。次に、制御部
10が、位置検出部2によって出力された位置データD
pおよびその出力時刻と、その位置データDpの前に出
力された位置データDおよびその出力時刻とに基づいて
携帯電話1の移動速度を演算する(ステップ32)。次
いで、制御部10は、演算した移動速度に関連付けられ
た条件データDmが存在するか否かを判別する(ステッ
プ33)。この場合、例えば、ステップ32における演
算結果が時速50kmで、かつ「時速40km以上で移
動しているときにドライブモード1に切替え制御する」
という内容の条件データDmが記憶部8に記憶されてい
るときには、制御部10は、その条件データDmによっ
て関連付けられている動作モードが現在の動作モードと
異なるか否かを判別する(ステップ34)。この際に、
現在の動作モードがドライブモード1のとき(つまり、
切替え制御が不要なとき)には、制御部10は、ステッ
プ31に戻って位置データDpを取得する。
【0031】一方、制御部10は、ステップ34におい
て現在の動作モード(例えば、通常動作モード)と、関
連付けられている動作モード(この場合、ドライブモー
ド1)とが異なるとき(つまり、切替え制御が必要なと
き)には、条件データDmによって関連付けられている
動作モードに切り替える(ステップ35)。この際に、
制御部10は、「ドライブモード1」として予め登録さ
れている動作内容に従って各部の動作状態を切り替え
る。具体的には、一例として、「着信時に呼び出し音3
回で自動応答する」、「着信時応答メッセージとして
(はい、鈴木です。ただいま運転中です。後ほどこちら
から掛け直します。)を再生する」、「着信報知用音声
として(音声1)を最大音量で放音する」、「着信時に
バイブレータ9を連続的に振動させる」、「着信時にバ
ックライトを高速点滅させる」および「受話音量を最大
に設定する」・・などの各条件に従って携帯電話1の各
部を切替え制御する。
【0032】この場合、この携帯電話1では、ジャック
11に外部マイクおよび外部スピーカが接続されている
ときに、制御部10は、上記した「ドライブモード1」
への切替え制御に代えて、「ドライブモード2(本発明
における優先動作モード)」への切替え制御を優先的に
実行する。この際に、制御部10は、「ドライブモード
2」として予め登録されている動作内容に従って各部の
動作状態を切り替える。具体的には、一例として、「着
信時に呼出し音3回で自動接続する」、「着信時応答メ
ッセージなし」、「着信報知用音声として(音声1)を
最大音量で放音する」、「着信時にバイブレータ9を連
続的に振動させる」、「着信時にバックライトを高速点
滅させる」および「受話音量を最大に設定する」・・な
どの各条件に従って携帯電話1の各部を切替え制御す
る。これにより、携帯電話1による自動応答が解除され
て、着信時には、呼出し音が3回放音された後に自動的
に接続が確立され、外部マイクによって集音された音声
が無線通信部3によって通話先に送信されると共に、通
話先から出力された音声が外部スピーカから放音され
る。
【0033】一方、制御部10は、ステップ33におい
て、移動速度に関連付けられた切替え条件が存在しない
と判別したときには、位置データDpに基づいて特定さ
れる現在位置に関連付けられた条件データDmが記憶部
8に記憶されているか否かを判別する(ステップ3
6)。この際に、関連付けられた条件データDmが記憶
部8に記憶されていないときには、制御部10は、携帯
電話1を通常動作モードに切替え制御した後に(ステッ
プ37)、ステップ31に戻って位置データDpを取得
する。また、例えば、「携帯電話1の現在位置が会社の
周辺のエリア(図3に示す円16の内側に対応する場
所)に属するときにマナーモード1に切替え制御する」
という内容の条件データDmが記憶部8に記憶されてい
るときには、制御部10は、その条件データDmによっ
て会社周辺のエリアに関連付けられている動作モードが
現在の動作モードと異なるか否かを判別する(ステップ
34)。この際に、携帯電話1の現在の動作モードがマ
ナーモード1のときには、制御部10は、ステップ31
に戻って位置データDpを取得する。
【0034】また、制御部10は、ステップ34におい
て、現在の動作モード(例えば、ドライブモード1)
と、関連付けられている動作モード(この場合、マナー
モード1)とが異なるときには、前述した「ドライブモ
ード1」への切替え制御と同様にして、「マナーモード
1」として予め登録されている動作内容に従って各部の
動作状態を切替え制御する。具体的には、一例として、
「自動応答しない」、「着信報知用音声として音声3を
最小音量で放音する」、「着信時にバイブレータ9を断
続的に振動させる」、「着信時にバックライトを点滅さ
せない」および「受話音量を標準値に設定する」・・な
どの条件に従って各部を切替え制御する。この後、制御
部10は、ステップ31に戻って位置データDpを取得
した後に、位置データDpによって特定される現在位置
(または移動速度)に応じて携帯電話1の動作モードを
逐次切替え制御する。この際に、制御部10は、所定の
時刻または期間にいずれかの動作モードが関連付けられ
た条件データDmが存在し、かつ現在時刻がその時刻を
経過したとき、またはその期間に属するときに、その時
刻または期間に関連付けられた動作モード(例えば、マ
ナーモード2)に切替え制御する。これにより、例えば
出社している状態であっても、就業時間後には着信音や
その音量を変更するといった動作モードの自動切り替え
が可能となる。
【0035】このように、この携帯電話1によれば、切
替え制御すべき動作モードを現在位置(エリア)または
移動速度に関連付けて設定しておくだけで、制御部10
が位置検出部2によって検出された現在位置(または現
在位置の変化に基づいて演算した移動速度)に応じて所
定の動作モードに自動的に切替え制御するため、使用者
によって動作モード切替ボタンが操作されないときであ
っても、携帯電話1を携帯している使用者が所定のエリ
ア内に進入したとき、または携帯電話1を携帯した状態
で所定の移動速度以上で移動したときに、状況に応じた
適切な動作モードに確実かつ容易に切り替えることがで
きる。また、ボタン操作による動作モードの切替えのみ
が可能であった従来の携帯電話とは異なり、携帯電話1
を携帯している使用者が所定のエリアの外に移動したと
き、または移動速度が所定速度を下回ったときには(切
替え条件が存在しない状態となったとき)、自動的に通
常動作モードに切り替えることができる。このため、意
図しない動作モードに切り替えられた状態に維持される
ことに起因して例えば着信を認識できなかったり、意図
しない自動応答が実行されたりするといった不都合な状
況を確実かつ容易に回避することができる。
【0036】さらに、この携帯電話1によれば、位置検
出部2がGPS衛星によって発信されたGPS信号Sg
に基づいて携帯電話1の現在位置を検出することによ
り、極めて広い範囲において携帯電話1の現在位置を高
精度で検出することができるため、現在位置または移動
速度に応じた動作モードの切替えを確実に実行すること
ができる。さらに、この携帯電話1によれば、予め登録
されている複数のメッセージを任意に組み合わせて所定
の応答メッセージとして登録可能に構成したことによ
り、あらゆる状況を考慮して多数の応答メッセージを記
憶させている携帯電話とは異なり、比較的少ないデータ
(メッセージのデータ)で各種の使用環境に応じた適切
な応答メッセージを再生(送信)することができる。ま
た、この携帯電話1によれば、外部マイクおよび外部ス
ピーカが接続されていることを条件として制御部10が
「ドライブモード2」に切替え制御することにより、外
部マイクおよび外部スピーカの接続状態に合致する適切
な動作モードを関連付けておくだけで、外部マイクおよ
び外部スピーカの使用に適した動作状態に確実かつ容易
に切り替えることができる。
【0037】次いで、本発明に係る通信システムの構
成、およびその切替え制御方法について、図面を参照し
て説明する。
【0038】通信システム51は、図5に示すように、
複数の携帯電話61,61・・および制御局62を備え
ている。携帯電話61は、前述した携帯電話1と同様に
して位置検出部2および無線通信部3などを備え(図示
せず)、無線通信部3が位置検出部2によって検出され
た現在位置についての位置データDpを公衆回線網を介
して制御局62に送信可能に構成されている。また、携
帯電話61は、公衆回線網を介して制御局62によって
切替制御データDcが送信されたときに、その切替制御
データDcによって指示された動作モードに切替え制御
する制御部を備えている。制御局62は、一例として日
本全土の地図データおよび特定のエリア毎に各携帯電話
61,61・・を共通的に切替え制御すべき切替え条件
データ(本発明における動作モードデータ)を記憶する
基本情報記憶部71と、携帯電話61,61・・毎の個
別的な切替え条件データ(本発明における動作モードデ
ータ)を記憶する個別情報記憶部72と、携帯電話61
によって送信された位置データDpに基づいてその携帯
電話61の現在位置を特定すると共に所定条件が満たさ
れたときに対応する携帯電話61に切替制御データDc
を送信する中央制御部73とを備えている。
【0039】この通信システム51では、各携帯電話6
1,61・・が各々の現在位置についての位置データD
pを公衆回線網を介して制御局62に逐次送信する。一
方、制御局62では、中央制御部73が、各携帯電話6
1によって送信された位置データDpに基づいて各携帯
電話61の各現在位置を特定する。また、中央制御部7
3は、いずれかの携帯電話61が基本情報記憶部71ま
たは個別情報記憶部72に記憶されている切替え条件に
合致する「エリア」内に存在すると判別したときに、そ
の携帯電話61に対して、切替え条件によって「エリ
ア」に関連付けられている動作モードに切替えるための
切替制御データDcを送信する。この場合、基本情報記
憶部71は、例えば「公共交通機関によって移動中と判
別したときにマナーモードに切り替える」といった切替
え条件を記憶し、個別情報記憶部72は、使用者によっ
て登録された切替え条件(例えば、「会社の周囲に存在
するときにマナーモードに切り替えるといった条件」)
を記憶する。これにより、前述した携帯電話1における
動作モードの切替え制御と同様にして、例えば列車で移
動中には、制御局62によって送信された切替制御デー
タDcに従って携帯電話61がマナーモードに自動的に
切り替えられ、列車を降りたとき(所定の移動速度を下
回ったとき)には、携帯電話61が通常動作モードに自
動的に切り替えられる。この場合、この通信システム5
1によれば、例えば日本全国といった極く広い範囲に点
在する無数のエリアに対して所定の動作モードを共通的
に登録しておくことができるため、使用者による切替え
条件の登録を要件とする携帯電話1と比較して、携帯電
話61を状況に応じた適切な動作モードに確実かつ容易
に切替え制御することができる。
【0040】なお、本発明は、上記した本発明の実施の
形態に限定されない。例えば、本発明の実施の形態で
は、位置検出部2および無線通信部3を有する携帯電話
1,61を例に挙げて説明したが、本発明に係る移動通
信端末はこれに限定されず、ポケットベル(登録商標)
タイプの移動通信端末や、PDA(Personal Digital A
ssistant)タイプの移動通信端末などの各種移動通信端
末が含まれる。また、本発明の実施の形態では、位置検
出部2がGPS信号Sgのみに基づいて携帯電話1の現
在位置を検出する例を説明したが、本発明はこれに限定
されず、例えば、GPS信号Sgに基づいて検出された
現在位置に対して外部装置によって出力された補正用デ
ータに基づく位置補正を実施してもよい。このように現
在位置を補正する現在位置の検出方法によれば、携帯電
話1の現在位置をより正確に検出することができるた
め、より適切な動作モードに切り替えることができる。
さらに、無線通信部3と無線基地局との間で送受信する
通信用信号に基づいて携帯電話1の現在位置を検出する
こともできる。また、本発明の実施の形態において説明
した切替え条件や動作モードの内容は例示に過ぎず、使
用環境や携帯電話の機能に応じて各種の切替え条件およ
び各種の動作モードを設定することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、移動端
末の現在位置が所定のエリアに属するとき、または、移
動端末の移動速度が所定の移動速度範囲に属するとき
に、その現在位置またはその移動速度範囲に関連付けら
れた動作モードに切替え制御することにより、移動端末
を状況に応じた適切な動作モードに確実かつ容易に切り
替えることができる。
【0042】また、本発明によれば、GPS信号に基づ
いて現在位置を検出することにより、極く広い範囲にお
いて移動端末の現在位置を高精度に検出することができ
るため、より適切な動作モードに切り替えることができ
る。
【0043】さらに、本発明によれば、現在時刻が所定
時刻を経過したとき、または現在時刻が所定期間に属す
るときに、その所定時刻または所定期間に関連付けられ
ている動作モードに切替え制御することにより、例えば
時間帯に応じて任意の動作モードに切り替えることがで
きる。
【0044】また、本発明によれば、予め規定されてい
る複数のメッセージから2以上を組合せ操作に従って組
み合わせて着信時応答メッセージを作成することによ
り、比較的少ないデータ量で状況に応じた各種の応答メ
ッセージを送信することができる。
【0045】また、外部音響装置が接続されているとき
に優先動作モードに切替え制御することにより、外部音
響装置の接続状態に合致する適切な動作モードに確実か
つ容易に切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る携帯電話1の構成を
示すブロック図である。
【図2】携帯電話1によって実行される切替条件登録処
理20のフローチャートである。
【図3】携帯電話1の表示部7に表示される表示画面
(地図)の一例を示す表示画面図である。
【図4】携帯電話1によって実行される動作モード切替
処理30のフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る通信システム51の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,61 携帯電話 2 位置検出部 3 無線通信部 4 マイク 5 スピーカ 6 操作部 7 表示部 8 記憶部 9 バイブレータ 10 制御部 11 ジャック 12 制御局 51 通信システム 62 制御局 71 基本情報記憶部 72 個別情報記憶部 73 中央制御部 Da エリアデータ Dc 切替制御データ Dd 通信データ Dp 位置データ Dm 条件データ Sg GPS信号

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定信号に基づいて現在位置を検出する
    位置検出部と、当該移動通信端末の動作モードを規定す
    る動作モードデータを複数記憶する記憶部と、前記動作
    モードデータによって規定されるいずれかの動作モード
    に切替え制御する制御部とを備えている移動通信端末で
    あって、 前記記憶部は、前記動作モードデータとして所定のエリ
    アに前記動作モードを関連付けて記憶可能に構成され、
    前記制御部は、前記位置検出部によって検出された現在
    位置が前記所定のエリアに属するときに、前記動作モー
    ドデータによって当該エリアに関連付けられている前記
    動作モードに切替え制御する移動通信端末。
  2. 【請求項2】 所定信号に基づいて現在位置を検出する
    位置検出部と、当該移動通信端末の動作モードを規定す
    る動作モードデータを複数記憶する記憶部と、前記動作
    モードデータによって規定されるいずれかの動作モード
    に切替え制御する制御部とを備えている移動通信端末で
    あって、 前記記憶部は、前記動作モードデータとして所定の移動
    速度範囲に前記動作モードを関連付けて記憶可能に構成
    され、前記制御部は、前記位置検出部によって検出され
    た前記現在位置の単位時間当りの変化量に基づいて当該
    移動通信端末の移動速度を演算すると共に当該演算した
    移動速度が前記所定の移動速度範囲に属するときに、前
    記動作モードデータによって当該移動速度範囲に関連付
    けられている前記動作モードに切替え制御する移動通信
    端末。
  3. 【請求項3】 前記位置検出部は、GPS衛星によって
    発信されたGPS信号を前記所定信号として前記現在位
    置を検出する請求項1または2記載の移動通信端末。
  4. 【請求項4】 前記記憶部は、前記動作モードデータと
    して所定時刻または所定期間に前記動作モードを関連付
    けて記憶可能に構成され、前記制御部は、現在時刻が前
    記所定時刻を経過したとき、または現在時刻が前記所定
    期間に属するときに、前記動作モードデータによって当
    該所定時刻または所定期間に関連付けられている前記動
    作モードに切替え制御する請求項1から3のいずれかに
    記載の移動通信端末。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記動作モードの切替え
    時に、着信時応答メッセージの種類、着信報知用音声の
    種類、当該着信報知用音声の音量、着信報知用振動機構
    の振動周期、着信報知用点滅機構の点滅周期、通信機能
    の作動または停止、受話音量、照明装置の輝度、および
    ボタン操作確認音の音量のいずれか少なくとも1つを切
    替え制御する請求項1から4のいずれかに記載の移動通
    信端末。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、予め規定されている複数
    のメッセージから2以上を組合せ操作に従って組み合わ
    せて前記着信時応答メッセージを作成する請求項5記載
    の移動通信端末。
  7. 【請求項7】 外部音響装置を接続可能に構成されると
    共に当該外部音響装置の接続状態に対応させられた優先
    動作モードが予め規定され、前記制御部は、前記外部音
    響装置が接続されているときに、前記優先動作モードに
    切替え制御する請求項1から6のいずれかに記載の移動
    通信端末。
  8. 【請求項8】 公衆回線網を介して通信データを送受信
    するデータ通信部、所定信号に基づいて現在位置を検出
    すると共に当該現在位置についての位置データを前記デ
    ータ通信部に出力して送信させる位置検出部、および前
    記公衆回線網を介して前記データ通信部によって受信さ
    れた切替制御データに従って当該移動通信端末をいずれ
    かの動作モードに切替え制御する制御部を有する移動通
    信端末と、 前記移動通信端末の前記動作モードを規定する動作モー
    ドデータとして所定のエリアに当該動作モードを関連付
    けて記憶する記憶部、および前記公衆回線網を介して送
    信された前記位置データに基づいて前記移動通信端末の
    前記現在位置を特定すると共に当該特定した現在位置が
    前記所定のエリアに属するときに前記動作モードデータ
    によって当該エリアに関連付けられている前記動作モー
    ドに切替え制御させる前記切替制御データを当該公衆回
    線網を介して前記移動通信端末に送信する中央制御部を
    有する制御局とを備えた通信システム。
  9. 【請求項9】 公衆回線網を介して通信データを送受信
    するデータ通信部、所定信号に基づいて現在位置を検出
    すると共に当該現在位置についての位置データを前記デ
    ータ通信部に出力して送信させる位置検出部、および前
    記公衆回線網を介して前記データ通信部によって受信さ
    れた切替制御データに従って当該移動通信端末をいずれ
    かの動作モードに切替え制御する制御部を有する移動通
    信端末と、 前記移動通信端末の前記動作モードを規定する動作モー
    ドデータとして所定の移動速度範囲に当該動作モードを
    関連付けて記憶する記憶部、および前記公衆回線網を介
    して送信された前記位置データに基づいて前記移動通信
    端末の前記現在位置を特定してその単位時間当りの変化
    量に基づいて当該移動通信端末の移動速度を演算すると
    共に当該演算した移動速度が前記所定の移動速度範囲に
    属するときに前記動作モードデータによって当該移動速
    度範囲に関連付けられている前記動作モードに切替え制
    御させる前記切替制御データを当該公衆回線網を介して
    前記移動通信端末に送信する中央制御部を有する制御局
    とを備えた通信システム。
  10. 【請求項10】 前記位置検出部は、GPS衛星によっ
    て発信されたGPS信号を前記所定信号として前記現在
    位置を検出する請求項8または9記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 前記記憶部は、前記動作モードデータ
    として所定時刻または所定期間に前記動作モードを関連
    付けて記憶可能に構成され、前記中央制御部は、現在時
    刻が前記所定時刻を経過したとき、または現在時刻が前
    記所定期間に属するときに、前記動作モードデータによ
    って当該所定時刻または所定期間に関連付けられている
    前記動作モードに切替え制御するための前記切替制御デ
    ータを前記移動通信端末に送信する請求項8から10の
    いずれかに記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記制御部は、前記動作モードの切替
    え時に、着信時応答メッセージの種類、着信報知用音声
    の種類、当該着信報知用音声の音量、着信報知用振動機
    構の振動周期、着信報知用点滅機構の点滅周期、通信機
    能の作動または停止、受話音量、照明装置の輝度、およ
    びボタン操作確認音の音量のいずれか少なくとも1つを
    切替え制御する請求項8から11のいずれかに記載の移
    動通信端末。
  13. 【請求項13】 前記制御部は、予め規定されている複
    数のメッセージから2以上を組合せ操作に従って組み合
    わせて前記着信時応答メッセージを作成する請求項12
    記載の通信システム。
  14. 【請求項14】 前記移動通信端末は、外部音響装置を
    接続可能に構成されると共に当該外部音響装置の接続状
    態に対応させられた優先動作モードが予め規定され、前
    記制御部は、前記外部音響装置が接続されているとき
    に、前記優先動作モードに切替え制御する請求項8から
    13のいずれかに記載の通信システム。
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