JP2003253786A - 耐火性パネル - Google Patents

耐火性パネル

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JP2003253786A
JP2003253786A JP2002054431A JP2002054431A JP2003253786A JP 2003253786 A JP2003253786 A JP 2003253786A JP 2002054431 A JP2002054431 A JP 2002054431A JP 2002054431 A JP2002054431 A JP 2002054431A JP 2003253786 A JP2003253786 A JP 2003253786A
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heat
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Application number
JP2002054431A
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English (en)
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Fujio Kondo
不二夫 近藤
Goro Wakizaka
五郎 脇坂
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KABEICHI KK
KAWAGUCHI MAKKU KOGYO KK
OSAKA YUSHI KOGYO KK
Original Assignee
KABEICHI KK
KAWAGUCHI MAKKU KOGYO KK
OSAKA YUSHI KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐火性パネルとして、高耐火性であって、断
熱性及び遮音性に優れ、非常に軽量で容易に製作できる
ものを提供する。 【解決手段】 紙製ハニカムボード1の表面に、水溶性
アルカリ珪酸塩及び無機質粉末を含有する熱発泡性無機
質材料からなる耐層2が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建物の間仕
切り、壁材、天井材、建具、デスクやテーブルの天板及
び側板、家具の上板及び側板等に使用される耐火性パネ
ルに関する。
【0002】
【従来技術とその課題】近年、建物等の耐火構造用パネ
ルとして、石膏板、ALC(軽量発泡コンクリート)
板、珪酸カルシウム板、石綿セメント板、硬質木片セメ
ント板、パルプセメント板等が多用されつつある。しか
るに、これらパネルは、窯業系材料を主体とするために
概して耐火性は良好であるが、それ自体では断熱性や防
音性に乏しく、また比較的に軽量ではあるが、かさ比重
が0.8〜1.7程度であり、縦横寸法や厚みの大きい
ものでは決して運搬や取扱いが容易とは言えない。
【0003】本発明は、上述の情況に照らし、高耐火性
であって、しかも高い断熱性及び防音性を備える上、非
常に軽量であり、安価で強度的にも優れた耐火性パネル
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る耐火性パネルは、図面の参
照符号を付して示せば、紙製ハニカムボード1の少なく
とも片面に、水溶性アルカリ珪酸塩と無機質粉末を含有
する熱発泡性無機質材料からなる耐火層2が形成されて
なるものとしている。
【0005】上記構成の耐火性パネルでは、無機質材料
の耐火層2によって表面が防火構造をなすことに加え、
この耐火層2は熱発泡性であるため、火災時の高熱に晒
された際には、該耐火層2が溶融発泡して厚い断熱発泡
層に転化し、その優れた耐火・断熱作用によって内側の
紙製ハニカムボード1の高温化が長時間にわたって抑制
され、容易には燃焼に至らない。しかして、パネルの本
体は紙製ハニカムボード1であるから、内部に小さく区
画された多数の空間を有しており、これによって高い断
熱性及び防音性を発揮する上、パネル全体としても極め
て軽量になる。またハニカムボード1自体が構造的に強
いことに加え、表面が硬質の耐火層2で覆われているか
ら、パネルとして充分な剛性を備えるものとなる。更
に、この耐火性パネルは、ハニカムボード1の表面に前
記熱発泡性無機質材料のコーテイング剤として所定厚み
に塗工するだけで製作できる。
【0006】請求項2の発明は、上記請求項1の耐火性
パネルにおいて、前記耐火層2の厚さが2〜20mmで
ある構成としている。この場合、耐火層による優れた耐
火性能とパネルの軽量性を共に充分に確保できる。
【0007】請求項3の発明は、上記請求項1又は2の
耐火性パネルにおいて、前記耐火層2の表面に、化粧用
クロス3が貼着されてなる構成としている。この構成で
は、化粧用クロス3によってパネルに高い意匠性が付与
される。
【0008】請求項4の発明は、上記請求項1又は2の
耐火性パネルにおいて、前記耐火層2上に、前記熱発泡
性無機質材料と有彩無機骨材の混合物からなる着色層4
を有する構成としている。この構成では、着色層4によ
ってパネルに高い意匠性が付与されると共に、着色層4
も耐火層として作用し、火災時にはある程度の溶融発泡
を生じて断熱機能を発揮する。しかして、着色層の有彩
無機質骨材は粒子サイズが大きいため、該着色層形成用
のコーティング剤の調製に際し、熱発泡性無機質材料と
の混合によって均一分散し易く、塗工後の着色層表面は
色むらのない美しいセラミック調の着色面となる。ま
た、耐火層2と着色層4とは、同じ熱発泡性無機質材料
を用いているので親和性がよく、互いに強固に接合して
界面剥離を生じない。
【0009】請求項5の発明は、上記請求項4の耐火性
パネルにおいて、前記着色層4の厚さが0.5〜5mm
であるものとしている。この場合、耐火層2による火災
時の耐火・断熱性を充分に確保して、且つ表面着色によ
る高い意匠性を確実に得ることができる。
【0010】請求項6の発明は、上記請求項4又は5の
耐火性パネルにおいて、前記着色層4の有彩無機質骨材
の平均粒度が0.05〜1mmであるものとしている。
この場合、着色層4は鮮明な色合いで表面性に優れるも
のとなる。
【0011】請求項7の発明は、上記請求項4〜6のい
ずれかの耐火性パネルにおいて、前記着色層4が有彩無
機質骨材として陶砂を含有するものとしている。この場
合、着色層4の表面は、陶磁器のような透明感のある非
常に美しいセラミック調になると共に、陶砂の選択によ
って極めて多彩な色合いを表出できる。
【0012】請求項8の発明は、上記請求項4〜7のい
ずれかの耐火性パネルにおいて、前記耐火層2が前記熱
発泡性無機質材料の水性ペーストの塗膜からなると共
に、前記着色層4が該水性ペーストに対して5〜50重
量%の有彩無機質骨材を配合した水性ペーストの塗膜か
らなるものとしている。この構成では、耐火層2及び着
色層4の厚塗り塗工が容易であり、また有彩無機質骨材
の適度の配合比率により、該着色層4の耐火性能と発色
性を共に充分に確保できる。
【0013】請求項9の発明は、上記請求項4〜8のい
ずれかの耐火性パネルにおいて、前記着色層4の表面に
凹凸模様が形成されてなるものとしている。この場合、
着色層4表面の凹凸模様によって更に意匠性が高められ
る。
【0014】請求項10の発明は、上記請求項4〜9の
いずれかの耐火性パネルにおいて、着色層4上に無機質
バインダーを主体とする透明性被膜5が形成されてなる
構成としている。この構成では、透明性被膜5によって
着色表面に光沢が付与されるから、意匠性がより向上す
る上、該透明性被膜5による防汚性、シール性、耐薬品
性により、耐火層2及び着色層4の耐火性能と着色表面
の良好な外観が長期にわたって安定に保たれることにな
る。しかして、透明性被膜5も無機質であるから、火災
時にも燃えたり有毒ガス性を発生する懸念はない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る耐火性パネル
について、図面を参照して具体的に説明する。図1及び
図2は第一構成例の耐火性パネルA、図3及び図4は第
二構成例の耐火性パネルBを示す。
【0016】耐火性パネルAは、紙製ハニカムボード1
の両面に、下層側から順次、耐火層2と、着色層4と、
透明性被膜5とが積層形成されている。また、耐火性パ
ネルBは、紙製ハニカムボード1の両面に耐火層2が形
成されると共に、各耐火層2の表面に化粧用クロス3が
貼着されている。
【0017】両耐火性パネルA,Bの紙製ハニカムボー
ド1は、紙壁方向がパネル厚み方向に沿うハニカムコア
11と、このハニカムコア11の両面に貼着された面板
12,12とから構成されている。そして、ハニカムコ
ア11は、一定間隔置きに平行配置した平板紙11a…
と、各隣接する平板紙11a,11a間に配置した波形
板紙11b…との接着により、半割六角形の小部屋10
…が縦横に配列した構造を備えている。
【0018】耐火層2は、水溶性アルカリ珪酸塩及び無
機質粉末を含有する熱発泡性無機質材料からなり、不燃
性であるために平常時においても防火層として機能する
が、火災等で高熱に晒された際には、溶融に伴って含有
水分が気化して発泡し、その気泡の成長によって厚い断
熱発泡層に転化し、優れた耐火・断熱作用を発揮するも
のである。
【0019】耐火性パネルAにおける着色層4は、耐火
層2の熱発泡性無機質材料と有彩無機質骨材との混合物
からなり、美しいセラミック調の着色面を表出すると共
に、やはり不燃性であるために耐火層2と同様に平常時
の防火層として機能し、且つ火災等で高熱に晒された際
には熱発泡性無機質材料の溶融発泡を生じて断熱発泡層
に転化し、耐火層2から転化した断熱発泡層と協働して
耐火・断熱作用を発揮するものである。また、該着色層
4上に設けられた透明性被膜5は、例えばシリコーン系
ポリマー等の無機バインダーを主体とする不燃性のもの
であり、微視的には多孔質である着色層4の表面をシー
ルし、その表面に防汚性及び耐薬品性を付与すると共
に、着色層4による着色表面に光沢を与える機能を果た
す。
【0020】一方、耐火性パネルBにおける化粧用クロ
ス3は、合成繊維、天然繊維、ガラス繊維等よりなる種
々の色調で要すれば装飾模様を有する織物からなり、耐
火層2の塗工形成時における硬化前の塗膜表面に圧着す
るか、あるいは適当な接着剤を介して接合により、耐火
層2の表面に貼着されている。
【0021】これら耐火性パネルA,Bは、パネル本体
が紙製ハニカムボード1からなるため、耐火層2を有し
ていても全体として非常に軽量であり、縦横寸法や厚み
の大きいものでも運搬や取り扱いが容易である上、紙製
ハニカムボード1が内部に小さく区画された多数の空間
を有することから、その空気層によって高い断熱性及び
防音性を発揮し、また強度的に優れるハニカム構造に加
えて表面が硬質の被覆層にて覆われているため、パネル
としての充分な剛性を持つと共に、耐火性パネルAでは
着色層4及び透明性被膜5によって、耐火性パネルBで
は化粧用クロス3によって、いずれも外観が良好で高い
意匠性を備えている。
【0022】しかして、耐火性パネルAにおいては、被
覆層の全体が不燃性であるから、何らかの要因で火種の
接触があっても燃えることがない上、万一、火災が発生
して高熱に晒されても、該耐火層2及び着色層4が溶融
発泡して厚い断熱発泡層に転化し、その優れた耐火・断
熱作用によって内側の紙製ハニカムボード1の高温化が
長時間にわたって抑制され、容易には燃焼に至らない。
また、耐火性パネルBでは、化粧用クロス3の材料によ
っては火種の接触で焼け焦げを生じることはあるが、下
地の耐火層2は不燃性であるために燃え広がる可能性は
小さく、また火災時に高熱に晒された場合、化粧用クロ
ス3は消失しても、耐火層2が溶融発泡して生成する厚
い断熱発泡層によって優れた耐火・断熱作用が発揮され
るから、やはり内側の紙製ハニカムボード1の燃焼が長
時間にわたって防止される。従って、これら耐火性パネ
ルA,Bの使用部位では、火災時の消火活動への時間的
余裕を与えることになる。
【0023】耐火2に用いる熱発泡性無機質材料は、既
述のように水溶性アルカリ珪酸塩及び無機質粉末を含有
し、火災時の受熱によって溶融すると共に含有水分の蒸
発による気泡を生じ、この気泡の膨張によって断熱発泡
層を形成できるものであればよく、その好適な具体例と
して本出願人の一による特願2001−354858号
に開示される耐火性コーティング剤があるが、該コーテ
ィング剤のみに制約されるものではない。
【0024】特願2001−354858号に係る耐火
性コーティング剤は、水溶性アルカリ珪酸塩を基本成分
とし、ホルマイト系鉱物の粉末と、前2者以外のSiO
2 付与成分とが配合された水性ペーストからなる無機系
の熱発泡性耐火塗料であり、その塗膜が火災時の受熱に
よって発泡する際、塗膜の素地が理想的な粘性の溶融状
態となり、発泡のタイミングとスピードが極めて絶妙に
バランスし、塗膜全体に偏りなく生じた細かい気泡の安
定した成長に伴って塗膜全体が均一に膨張してゆき、内
部に空洞を生じたり亀裂を発生することなく均一で厚い
発泡断熱層を生成する上、発泡後の流動点が高いために
垂れ落ちを生じにくく、優れた熱遮断性を長く持続でき
るという特徴を備えている。
【0025】しかして、熱発泡性無機材料における水溶
性アルカリ珪酸塩は、塗膜に熱発泡性をもたらすための
基本成分であり、火災時の受熱によって溶融状態となっ
て気化した含有水分を気泡化させて塗膜内に留まらせ、
もって塗膜の発泡層への転化を可能にするものであり、
またコーティング剤においても、その水溶液が塗料ベー
スとして他の配合成分を分散ないし溶存させる液媒体と
なる。従って、この水溶性アルカリ珪酸塩は、コーティ
ング剤の水を除く成分中の30重量%以上を占める割合
で用いることが望ましく、この割合が少な過ぎては充分
な熱発泡性が得られなくなる。
【0026】このような水溶性アルカリ珪酸塩として
は、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸リチウム等が
挙げられるが、水ガラスとしての水溶液形態の市販品を
好適に使用できる。しかして、この水溶性アルカリ珪酸
塩は、M2 O・nSiO2 (Mはアルカリ金属)の構造
式で表され、化合物の種類や水ガラスのグレードによっ
てM2 OとSiO2 のモル比に幅がある。
【0027】また、上記耐火性コーティング剤に用いる
ホルマイト系鉱物は、繊維状組織を有する鉱物であり、
塗膜が発泡に必要な適度な水分含有量を継続的に維持す
ることを可能にすると共に、火災時の受熱による塗膜の
発泡をコントロールし、既述した発泡のタイミングとス
ピードの絶妙なバランスをもたらし、熱遮断性に優れた
均一な発泡層の生成に寄与し、また繊維状組織による補
強作用により、塗膜の乾燥固化時のクラックならびに経
日的なクラックの発生を効果的に防止する機能を果た
す。このようなホルマイト系鉱物としては、特に制約は
ないが、その代表的なものとしてマグネシウムのイノ珪
酸塩鉱物であるセピオライトが挙げられ、このセピオラ
イトは適度な繊維長を有して且つ安価に入手できるとい
う利点がある。
【0028】ホルマイト系鉱物の粉末の配合量は、水溶
性アルカリ珪酸塩に対して5〜50重量%となる範囲が
好ましく、特に5〜30重量%の範囲が最適である。す
なわち、この配合量が少な過ぎても、また多過ぎても、
既述した塗膜の受熱による発泡のタイミングとスピード
のバランスが崩れ易く、所期する熱遮断性に優れた発泡
層は形成困難になり、とりわけ配合量が少な過ぎる場合
は、塗膜のクラック防止の面でも充分な効果が得られに
くくなる。
【0029】上記の耐火性コーティング剤に使用する前
二者以外のSiO2 付与成分は、塗膜の発泡後の流動点
を高くし、発泡層による優れた熱遮断効果を長く機能さ
せる作用を持つ。すなわち、前記モル比でSiO2 の比
率が高いほど塗膜の発泡後の流動点(流動温度)は高く
なる傾向があり、それだけ火災時の受熱から垂れ落ちを
生じるまでに時間を要し、もって発泡層による優れた熱
遮断効果が長く持続することになるが、例えばJIS−
3号水ガラスの同モル比が3.2程度であるように、水
溶性アルカリ珪酸塩単独ではSiO2 の比率を高く設定
できないため、このSiO2 付与成分を加えてSiO2
の比率を高めるのである。
【0030】このようなSiO2 付与成分としては、バ
ーミュキュライトの如き加水雲母類、珪酸カルシウム、
コロイダルシリカ、天然ガラス、パーライトの如き真珠
岩類、カオリン類やシリマナイトの如きSiO2 を主体
とする粘土鉱物及びこれらの焼成物、中空状アルミノシ
リケート粒子等が挙げられ、これらは2種以上を併用し
てもよい。しかして、SiO2 付与成分の配合量は、水
溶性アルカリ珪酸塩との合量におけるSiO2 /M2
(Mはアルカリ金属)のモル比を3.7〜8とする割合
に設定するのがよい。すなわち、このモル比が低過ぎる
と、前記発泡後の流動点が低くなり、発泡層の垂れ落ち
によって高い熱遮断性を長く維持することが困難にな
る。逆に同モル比が高過ぎる場合は、コーティング剤中
の水溶性アルカリ珪酸塩の相対比率が低下して発泡不足
に陥り易いこともあるが、前記モル比が8を越えるもの
はコーティング剤として調製困難である。
【0031】更に、上記の耐火性コーティング剤には、
既述の水溶性アルカリ珪酸塩、ホルマイト系鉱物粉末、
SiO2 付与成分以外にも、必要に応じて種々の添加剤
を配合することができる。好適な添加剤としては、塗膜
の割れ防止と強度向上を担うグラスファイバー、塗膜の
防黴や溶融状態での垂れ止めとして機能する酸化チタン
粉末、雨水による溶出防止のためのポリメチル水素シロ
キサンの如きシリコーン系撥水剤、高温下での接着性向
上に有用なヒドロキシプロピレンセルロースの如き接着
性付与材等が挙げられる。
【0032】耐火層2を形成するには、上記の耐火性コ
ーティング剤の如き熱発泡性無機材料の水性ペーストを
調製し、これらを紙製ハニカムボード1の表面に塗工す
ればよい。なお、調製される水性ペーストは概してクリ
ーム状ないしパテ状をなすが、そのままでもスプレーガ
ンによる吹き付け塗装、ローラー塗装、コテ塗り塗装、
刷毛塗り塗装、スリットからの流延塗装等の種々の塗工
手段で塗工可能である。無論、必要とあらば適用する塗
工方法に応じて適当な粘度になるように水を加えて希釈
してもよい。また、耐火層2を所要の厚みに設定する上
で重ね塗りを行うことも可能である。なお、これらの点
は、耐火性パネルAの着色層4の形成においても同様で
ある。
【0033】耐火層2の厚さは、2〜20mmの範囲と
するのがよく、薄過ぎては充分な耐火性能が得られず、
逆に厚過ぎては耐火性パネルの重量が大きくなる上に発
泡時に自己重量によって垂れを生じ易くなる。なお、発
泡後の厚みは、通常では発泡前の3〜4倍程度になる。
【0034】一方、耐火性パネルAにおける着色層4の
着色剤として有彩無機質骨材を用いるのは、その粒子サ
イズが大きいため、該着色層形成用のコーティング剤の
調製に際し、熱発泡性無機質材料のペーストとの混合に
よって均一分散し易く、もって色むらを生じにくいこと
に加え、塗工後の表面が美しいセラミック調の着色面と
なり、高い意匠性が得られることによる。これに対し、
無機顔料のような微粒子状の着色剤では、基本的に着色
層4に美しいセラミック調の色合いを表出できない上、
前記コーティング剤の調製に際して熱発泡性無機質材料
中に均一分散させることが困難であるため、分散不足に
よって塗工後の着色層表面に色むらを生じ易く、また色
むらを防ぐために強力なミキサーを用いて長時間の攪拌
混合を行うと、粒子崩壊等で熱発泡性無機質材料が変性
してしまい、熱発泡性耐火層としての充分な性能を付与
できなくなる。しかして、耐火層2と着色層4には同じ
熱発泡性無機質材料を用いていることから、両層2,4
は高い親和性によって強固に一体化し、界面剥離を生じ
にくいものとなる。
【0035】耐火層4に用いる有彩無機質骨材は、ガラ
ス質、石質、セラミック質等の有彩色の無機質粒子から
なるものであり、人工材料及び天然材料のいずれをも使
用できるが、その好適なものとして陶砂及び有彩天然石
の粉末が挙げられ、特に陶砂が透明感のある美しいセラ
ミック調の色合いを容易に表出できる点から最適であ
る。この陶砂は、陶土に発色成分となる金属酸化物等の
粉末を混合し、これを1400℃前後で高温焼成し、焼
成物を粉砕したものであり、透明感のある美しい色彩の
ガラス質粒子からなり、使用する発色成分の金属酸化物
等の種類及び組合わせと配合量により、ブルー、グリー
ン、イエロー、オレンジ、レッド、ピンク等の様々な色
調で且つ淡色から濃色まで、極めて多種のものが得られ
ている。
【0036】このような有彩無機質骨材の粒子サイズ
は、骨材として平均粒度0.05〜1.0mmの範囲に
あるものが好ましい。すなわち、この粒子サイズが小さ
過ぎては乱反射によって着色層4の表面が白っぽく色ぼ
けした感じになり、逆に粒子サイズが大き過ぎるては着
色層4の表面性が悪化するため、共に美しいセラミック
調の色合いを表出することが困難になる。また、有彩無
機質骨材の配合量は、熱発泡性無機質材料の水性ペース
トに対して5〜50重量%の範囲がよく、この配合量が
少な過ぎる場合は充分な発色が得られず、逆に多過ぎる
場合は着色層4の熱発泡性耐火層としての性能が悪化す
る。
【0037】着色層4の厚さは0.5〜5mmの範囲が
よく、薄過ぎては下地の耐火層2の色が透け出して彩色
効果に乏しくなり、逆に厚過ぎる場合は下地の耐火層2
の耐火性能を損なうことになる。なお、この着色層4の
材料中にステンレス鋼粉末、錫粉末、真鍮粉末、銅粉末
等の金属粉末を配合すれば、メタリックカラーを表出で
きる。
【0038】耐火性パネルAにおける透明性被膜5の形
成には、無機系の透明性コーテイング剤として市販され
るものを使用でき、スプレー塗装や刷毛塗り塗装にて着
色層4の表面を数十〜数百μm程度の厚みでムラなく覆
うように塗工すればよい。
【0039】また、耐火性パネルAにおいては、表面に
凹凸模様を形成して更に意匠性を高めることができる。
このような凹凸模様は、図1に示すように着色層4の表
面のみを凹凸状としてもよいが、耐火層2の表面を凹凸
状として、この凹凸が着色層4や透明性被膜5の表面に
現れるようにしてもよい。なお、凹凸模様の種類につい
ては全く制約はなく、幾何学的模様、流延模様、不規則
模様等、様々に設定でき、目地状の格子溝によってタイ
ル調の外観としたり、粗い不規則凹凸で岩肌状の外観を
付与することもできる。また、その模様付けは、塗工時
の刷毛操作、コテ操作、ローラー操作等で行ってもよい
し、塗工後の塗膜未乾燥状態において刻印ローラーや適
当な模様付け治具を用いて行ってもよい。
【0040】本発明に係る耐火性パネルは、前記第一及
び第二構成例に限らず、例えば外観を重視しない用途に
は紙製ハニカムボード1の表面に耐火層2のみを設けた
構成としてもよいし、また別途の裏打ち材との組み合わ
せや、既設の壁面等に対する表装パネルとして用いるも
のでは、当然ながら耐火層2(着色層4,化粧用クロス
3を含めて)は片面のみに設けることになる。しかし
て、耐火性パネルの用途は、例えば建物の間仕切り、壁
材、天井材、建具、デスクやテーブルの天板及び側板、
家具の上板及び側板等、極めて多岐にわたるから、これ
ら用途に応じてパネルの縦横寸法や厚み、更にはハニカ
ムボード1のハニカムコア11の区画形状及び密度等を
適宜設定すればよい。また、これら用途によってパネル
四周の縁端面が外部に露呈したり、隣接するパネル間に
隙間を生じるものについては、縁端面にも耐火層2(着
色層4,化粧用クロス3を含めて)を設ければよい。
【0041】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。なお、以下において、部とあるのは重量部を意味
する。
【0042】 実施例1 JIS3号水ガラス(大阪曹達社製…濃度38%、SiO2 /M2 Oの モル比3.2) ・・・72.0部 セピオライト粉末(昭和鉱業社製ミルコンMS−2−2)・・・・7.0部 珪酸カルシウム粉末(ハイクロン・インディア・リミテッド社製ハイコ ンS−3) ・・・・6.0部 コロイダルシリカ(日成共益社製ゼオシール77…含水非晶質SiO2 98%) ・・・13.5部 酸化チタン粉末(古河機械金属社製FR−41…ルチル型)・・・1.5部
【0043】上記組成物を攪拌混合して耐火性コーティ
ング剤(SiO2 /Na2 Oのモル比4.51)を調製
し、この耐火性コーティング剤を縦50cm、横30c
m、厚さ10cmの紙製ハニカムボード(カワグチマッ
ク社製マックパネル、紙厚0.3mm)の両面及び四周
縁端面(すなわち全表面)に対して吹き付け塗装−放置
乾燥を2回繰り返して厚さ約5mmの耐火層を形成し
た。そして、この耐火層上に、前記耐火性コーティング
剤100重量部に対してグリーン色の陶砂(美州興産社
製セラサンド、粒度0.1〜0.5mm)30重量部を
添加混合して得られた着色層用コーティング剤をローラ
ー塗装し、厚さ約2mmでローラー面の凹凸転写による
表面の凹凸模様を有する着色層を形成し、更に該着色層
の乾燥後の表面にシリコーン系コーティング剤(カベイ
チ社製スターブライト・トップS)を刷毛塗り塗装して
透明性被膜を形成し、耐火性パネルサンプルを作製し
た。
【0044】 実施例2 JIS3号水ガラス(前出) ・・・83.4部 セピオライト粉末(前出) ・・・・7.3部 天然ガラス粉末(九州パーミス社製パーミスKp−F) ・・・・6.3部 アルミノシリケート粒子(日本フィライト社製フィライト5e(中空 状粒子) ・・・・1.3部 酸化チタン粉末(前出) ・・・・1.7部
【0045】上記組成物を攪拌混合して耐火性コーティ
ング剤(SiO2 /Na2 Oのモル比3.86)を調製
し、この耐火性コーティング剤を用いて実施例1と同様
の紙製ハニカムボードの全表面に吹き付け塗装して厚さ
約5mmの耐火層を形成した。そして、この耐火層上
に、同耐火性コーティング剤100重量部に対してブル
ー色の陶砂(美州興産社製セラサンド、粒度0.05〜
0.15mm)20重量部とステンレス鋼粉末(平均粒
度 0.05mm)5重量部とを添加混合して得られた
着色層用コーティング剤を吹き付け塗装し、厚さ約1.
0mmの着色層を形成し、更に該着色層の乾燥後の表面
に実施例1と同様にして透明性被膜を形成し、耐火性パ
ネルサンプルを作製した。
【0046】 実施例3 JIS3号水ガラス(前出) ・・・56.7部 セピオライト粉末(前出) ・・・・3.6部 珪酸カルシウム粉末(前出) ・・・18.8部 コロイダルシリカ(前出) ・・・・3.8部 酸化チタン粉末(前出) ・・・・1.0部 メチルナトリウムシリコネート(信越化学工業社製POLON−C) ・・・・3.2部 水 ・・・12.9部
【0047】上記組成物を攪拌混合して耐火性コーティ
ング剤(SiO2 /Na2 Oのモル比5.55)を調製
し、この耐火性コーティング剤を実施例1と同様の紙製
ハニカムボードの全表面に吹き付け塗装して厚さ約5m
mの耐火層を形成した。そして、この耐火層の表面に、
エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン接着剤を介して、
厚さ0.5mmでえんじ色のビニル系繊維からなる化粧
用クロス(タピッコ社製かべがみやさん)を貼着し、耐
火性パネルサンプルを作製した。
【0048】以上の実施例1及び2で作製した耐火性パ
ネルサンプルは共に、着色層に使用した陶砂に対応する
色合いで、色むらがなく、且つ透明感及び光沢のある美
しいセラミック調の着色面を有し、高い意匠的価値を備
えるものであった。また、実施例3で作製した耐火性パ
ネルサンプルは、化粧用クロスで覆われていて高級感が
あり、やはり高い意匠的価値を備えていた。
【0049】一方、これらサンプルを板面方向を垂直に
して加熱試験炉内にセットし、着色層側の表面をガスバ
ーナーにて直火(1400℃)で加熱すると共に、ハニ
カムボード内部の温度と炉内温度を熱電対を介して測定
したところ、いずれも加熱開始から約5分後の炉内温度
が約300℃に達した時点から耐火層(実施例1,2の
ものは着色層も含む)に溶融発泡を生じ、両層が次第に
膨張して厚い断熱発泡層に転化したが、加熱開始から3
0分後の炉内温度が840℃に達した時点でもハニカム
ボード内部の温度は200℃前後に留まっていて紙材の
燃焼を生じていなかった。なお、実施例3のサンプルで
は、加熱直後に化粧用クロスが消失したが、この消失に
よる耐火性への影響は認められなかった。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、耐火性パネル
として、紙製ハニカムボードの表面に熱発泡性無機質材
料からなる耐火層が形成された構造を有し、高い断熱性
及び防音性を発揮する上、パネル全体としても極めて軽
量であり、しかも表面が防火構造をなすことに加え、火
災時には該耐火層の熱発泡による高い耐火・断熱作用の
発現によって内側のハニカムボードの燃焼を長時間にわ
たって防止でき、また容易に且つ安価に製作可能なもの
が提供される。
【0051】請求項2の発明によれば、上記の耐火性パ
ネルにおいて、耐火層が特定の厚さに設定されているこ
とから、耐火層による優れた耐火性能とパネルの軽量性
を共に充分に確保できるという利点がある。
【0052】請求項3の発明によれば、上記の耐火性パ
ネルとして、耐火層の表面に化粧用クロスが貼着されて
高い意匠性を有するものが提供される。
【0053】請求項4の発明によれば、上記の耐火性パ
ネルとして、耐火層上に、熱発泡性無機質材料中に有彩
無機質骨材を配合した着色層が形成されていることか
ら、表面が色むらのない美しいセラミック調の着色面を
なして高い意匠性を備え、外観が良好であり、しかも火
災時には耐火層及び着色層の熱発泡による高い耐火・断
熱作用が発現するものが提供される。
【0054】請求項5の発明によれば、上記の着色層を
有する耐火性パネルにおいて、該着色層を特定の厚さに
設定していることから、耐火層による火災時の耐火・断
熱性を充分に確保して、且つ表面着色による高い意匠性
を確実に得ることができるという利点がある。
【0055】請求項6の発明によれば、上記の着色層を
有する耐火性パネルにおいて、該着色層の有彩無機質骨
材として特定粒度のものを使用することから、着色層が
鮮明な色合いで表面性に優れるものとなる。
【0056】請求項7の発明によれば、上記の着色層を
有する耐火性パネルにおいて、該着色層の有彩無機質骨
材として陶砂を用いることから、該着色層の表面が陶磁
器のような透明感のある非常に美しいセラミック調にな
ると共に、陶砂の選択によって極めて多彩な色合いを表
出できるという利点がある。
【0057】請求項8の発明によれば、上記の着色層を
有する耐火性パネルにおいて、耐火層及び着色層の形成
に水性ペーストを用い、且つ着色層における有彩無機質
骨材の配合比率を特定範囲に設定することから、両層の
厚塗り塗工が容易であると共に、着色層の耐火性能と発
色性を共に充分に確保できる。
【0058】請求項9の発明によれば、上記の着色層を
有する耐火性パネルにおいて、該着色層の表面に凹凸模
様を有することから、意匠性がより高くなるという利点
がある。
【0059】請求項10の発明は、上記の着色層を有す
る耐火性パネルにおいて、該着色層上に無機質バインダ
ーを主体とする透明性被膜を有することから、着色表面
に光沢が付与されて意匠性がより向上する上、該透明性
被膜による防汚性、シール性、耐薬品性により、耐火層
及び着色層の耐火性能と着色表面の良好な外観が長期に
わたって安定に保たれるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る耐火性パネルの第一構成例を示
すパネル厚み方向の断面図である。
【図2】 同第一構成例のパネル要部の一部切欠正面図
である。
【図3】 本発明に係る耐火性パネルの第二構成例を示
すパネル厚み方向の断面図である。
【図4】 同第二構成例のパネル要部の一部切欠正面図
である。
【符号の説明】
1 紙製ハニカムボード 2 耐火層 3 化粧用クロス 4 着色層 5 透明性被膜 A,B 耐火性パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 不二夫 兵庫県尼崎市大浜町2丁目5番2号 大阪 油脂工業株式会社内 (72)発明者 脇坂 五郎 大阪府枚方市長尾家具町2丁目3の1 株 式会社かべいち内 Fターム(参考) 2E001 DE01 FA03 FA07 FA14 GA26 GA42 GA82 GA85 GA87 HA00 HA33 HC07 HF18 4F100 AA00B AA00C AA00D AA03B AD20C AK01B AR00D AS00B AS00D BA02 BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA10D CA24C DC01A DD07D DE00B DG10A DJ04B DJ04C GB07 HB00D JB09B JJ07 JL00 JL03 JL10 JL10C JN01D YY00B YY00C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙製ハニカムボードの少なくとも片面
    に、水溶性アルカリ珪酸塩と無機質粉末を含有する熱発
    泡性無機質材料からなる耐火層が形成されてなる耐火性
    パネル。
  2. 【請求項2】 前記耐火層の厚さが2〜20mmである
    請求項1記載の耐火性パネル。
  3. 【請求項3】 前記耐火層の表面に、化粧用クロスが貼
    着されてなる請求項1又は2に記載の耐火性パネル。
  4. 【請求項4】 前記耐火層上に、前記熱発泡性無機質材
    料と有彩無機骨材の混合物からなる着色層を有する請求
    項1又は2に記載の耐火性パネル。
  5. 【請求項5】 前記着色層の厚さが0.5〜5mmであ
    る請求項4記載の耐火性パネル。
  6. 【請求項6】 前記着色層の有彩無機質骨材の平均粒度
    が0.05〜1.0mmである請求項4又は5に記載の
    耐火性パネル。
  7. 【請求項7】 前記着色層が有彩無機質骨材として陶砂
    を含有する請求項4〜6のいずれかに記載の耐火性パネ
    ル。
  8. 【請求項8】 前記耐火層が前記熱発泡性無機質材料の
    水性ペーストの塗膜からなると共に、前記着色層が該水
    性ペーストに対して5〜50重量%の有彩無機質骨材を
    配合した水性ペーストの塗膜からなる請求項4〜7のい
    ずれかに記載の耐火性パネル。
  9. 【請求項9】 前記着色層の表面に凹凸模様が形成され
    てなる請求項4〜8のいずれかに記載の耐火性パネル。
  10. 【請求項10】 着色層上に無機質バインダーを主体と
    する透明性被膜が形成されてなる請求項3〜9のいずれ
    かに記載の耐火性パネル。
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