JP2003250047A - 画像処理方法、記憶媒体、画像処理装置、及び画像記録装置 - Google Patents

画像処理方法、記憶媒体、画像処理装置、及び画像記録装置

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JP2003250047A
JP2003250047A JP2002046810A JP2002046810A JP2003250047A JP 2003250047 A JP2003250047 A JP 2003250047A JP 2002046810 A JP2002046810 A JP 2002046810A JP 2002046810 A JP2002046810 A JP 2002046810A JP 2003250047 A JP2003250047 A JP 2003250047A
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Hideyuki Kobayashi
英幸 小林
Tsukasa Ito
司 伊藤
Hiroaki Takano
博明 高野
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、上記事情を鑑みて、多様な撮影手
段に基づく撮影画像の画像データが混在する環境で、多
様なメディアサイズで画像信号を出力する際に、汎用的
な決定手段に基づき、撮影画像の画像データに所定の画
像処理を施して好ましい出力を与え、かつ高品位で原シ
ーンの雰囲気を損なうことなく、また主要被写体領域と
背景領域とが違和感無くつながる画像信号を生成する画
像処理方法、記憶媒体、画像処理装置と、撮影画像の画
像データに所定の画像処理を施して好ましい出力を与え
る画像記録装置を提供することである。 【解決手段】 画像調整処理部74は、入力された画像
データに対して、画像変換処理や画像補正処理により出
力メディア上で画像を観察するに好ましい印象の画像と
なるように画像処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影画像の画像処
理方法、記憶媒体、画像処理装置、及び画像記録装置に
係り、特に撮影画像の画像データに所定の画像処理を施
して好ましい出力を与える画像信号を生成する画像処理
方法、及び画像処理装置と、撮影画像の画像データに所
定の画像処理を施して好ましい出力を与える画像記録装
置に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】撮影画像の画像データをメディアに出力
するにあたって、メディアに出力された画像を観察する
際に好ましい印象を与えるように、入力された撮影画像
の画像データに所定の画像処理を施すことが行われてい
る。また、入力メディアの進化に伴い、好ましい印象と
して撮影された画像の雰囲気を保持しつつ、更に画質を
向上させることが近年望まれつつある。
【0003】特開平11−317863号公報には、フ
ィルムに出力する撮影画像の画像処理において、画像に
含まれる主要部領域と背景領域の色再現パラメータを用
いてボケマスク処理を加算した覆い焼き処理を施すこと
で、人間が実際に原シーンを見たときの印象に近い画像
を良好に再生できる方法が提案されている。また、同様
な技術では、特開平11−191871号公報では、フ
ィルムに出力する撮影画像の画像処理において、撮影情
報や被写体領域に基づいて算出された画像ダイナミック
レンジの圧縮処理を施す技術が提案されている。
【0004】また、特開平9−233423号公報に
は、フィルムから得られた画像から人物の顔画像領域を
抽出し、その抽出された顔画像領域の大きさに基づいて
エッジ強調、又はコントラストの度合いを変化させて画
像処理を施す技術が提案されている。さらに、特開20
00−16874号公報には、デジタルカメラで得られ
た画像を出力する際に、カメラの機種特性に応じた機種
別の画像処理条件、及びカスタマイズされた画像処理を
行い、特定対象に対する階調、及び色の好みを反映させ
ることでカメラの機種依存を取り除いた色階調設定を行
うことで写真と同様の高品位な画質を得る技術が提案さ
れている。
【0005】また、特開2001−5960号公報に
は、デジタル画像にエッジ検出を行って得られたエッジ
強調データから被写体領域ではシャープネスを強調し、
それ以外の領域ではアンシャープマスク係数を被写体領
域から変化させて画像合成することで被写体のシャープ
ネスの強調とそれに伴い背景領域の不要なエッジ強調を
防ぎ、写真らしい画像を得る技術が提案されている。同
様に、特開平11−339035号公報には、人物の顔
画像を含む画像の画像処理に際し、顔画像の大きさによ
り高周波成分の強調、或いは中周波成分抑制度合いを変
化させるマスク画像処理の技術が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年は
撮影画像の画像データを生成する生成手段が、玩具用の
安価なデジタルカメラ、レンズシャッターデジタルカメ
ラ、一眼レフの高級デジタルカメラ、フィルムスキャナ
ー、フラッドベッドスキャナー等であり、多様化してい
る。また、画像信号を出力するメディアも、銀塩デジタ
ルプリンタ、インクジェットプリンタ、感熱プリンタ、
昇華型プリンタ、電子写真プリンタなど多様化してお
り、それに伴い出力される画像サイズも数センチ角のシ
ールからポスター状まで多様化している。さらに、イン
ターネット等で撮影画像の画像データが送受信されるこ
とに伴い、撮影者が意図しなかったメディアサイズで画
像信号が出力される問題も増加している。このように、
複雑化した状況においては、従来技術のみで好ましい印
象を与える画像をメディアに出力することが困難になっ
てきている。
【0007】例えば、特開平11−317863号公報
に記載の技術では、不適正な画像、例えば逆光シーンで
のアンダーな被写体の画像部分のコントラストを無理に
上げ、背景の粒状性の違和感が大きく不十分であった。
また、特開平11−191871号公報や特開平9−2
33423号公報に記載の技術においては、不用意にコ
ントラスト処理を行うことで粒状性の劣化を招き、中間
色の自然なつながりを再現できないうえに、背景との違
和感があり、実用は困難であった。
【0008】また、特開2000−16874号公報技
術においては、行われる画像処理は出力時のオペレータ
の判断による影響が大きく、また自動で画像処理を行っ
た場合でも多様化する入力メディアの機種やその出力方
法に応じて日々データ更新していくことは非現実的であ
り、実際に応用した場合でも高品位で、原シーンの雰囲
気を保持した画像処理を常に施せるとは限らず、実用的
ではない。
【0009】また、特開2001−5960号公報に記
載の技術では、被写体には人物や静物が含まれるにも関
わらず、不用意にエッジ強調を行ってしまい、被写体人
物の顔部分はいいが服等のディテール部分をエッジ強調
してしまうこととなり実用的ではなかった。また、同じ
静物でも金属と自然物といったような質感を損ねてしま
ったり、背景とのつながりも不自然になったりして原シ
ーンの雰囲気を損ねることとなっていた。
【0010】また、特開平11−339035号公報に
記載の技術では、顔画像の大きさのみで画像処理パラメ
ータを変化させてしまうために、シーン依存性が強く、
同じ雰囲気下で連続して撮影されたにも関わらず、画像
の品質がそれぞれで異なることとなり、安定に、かつ高
品質な原シーンの雰囲気を保持した画像を得ることがで
きない。
【0011】本発明は、上記事情を鑑みて、多様な撮影
手段に基づく撮影画像の画像データが混在する環境で、
多様なメディアサイズで画像信号を出力する際に、汎用
的な決定手段に基づき、撮影画像の画像データに所定の
画像処理を施して好ましい出力を与え、かつ高品位で原
シーンの雰囲気を損なうことなく、また主要被写体領域
と背景領域とが違和感無くつながる画像信号を生成する
画像処理方法、記憶媒体、画像処理装置と、撮影画像の
画像データに所定の画像処理を施して好ましい出力を与
える画像記録装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
撮影された画像の原画像データに画像処理を施して出力
画像データを生成する画像処理方法において、原画像デ
ータの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領
域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定し、前記
設定された対象領域から得られる画像特性から官能値で
規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出し、
前記算出された粒状値と鮮鋭値を参照して画像処理を施
すことを特徴としている。
【0013】請求項54記載の発明は、撮影された画像
の原画像データに画像処理を施して出力画像データを生
成するコンピュータが読取可能なプログラムコードを格
納した記憶媒体であって、原画像データの全画像領域、
少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは選択領域を
画像処理の対象領域に設定するプログラムコードと、前
記設定された対象領域から得られる画像特性から官能値
で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出す
るプログラムコードと、前記算出された粒状値と鮮鋭値
を参照して画像処理を施すプログラムコードと、を含む
プログラムを格納したことを特徴としている。
【0014】請求項107記載の発明は、撮影された画
像の原画像データに画像処理を施して出力画像データを
生成する画像処理装置において、原画像データの全画像
領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは選択
領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段と、前記
設定された対象領域から得られる画像特性から官能値で
規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出する
算出手段と、前記算出された粒状値と鮮鋭値を参照して
画像処理を施す画像処理手段と、を備えることを特徴と
している。
【0015】請求項160記載の発明は、撮影された画
像の原画像データに画像処理を施して出力画像データを
生成する画像記録装置において、原画像データの全画像
領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは選択
領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段と、前記
設定された対象領域から得られる画像特性から官能値で
規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出する
算出手段と、前記算出された粒状値と鮮鋭値を参照して
画像処理を施す画像処理手段と、を備えることを特徴と
している。
【0016】この請求項1、54、107、160記載
の発明によれば、官能値で規格化される粒状値、鮮鋭値
を算出し、この算出された各値を参照して画像処理を行
うので、粒状性、及び鮮鋭性を考慮した画像処理を行う
ことができ、原画像の雰囲気を保持しつつより高品質な
出力画像を生成することが可能になる。
【0017】請求項2記載の発明は、撮影された画像の
原画像データに画像処理を施して出力画像データを生成
する画像処理方法において、原画像データの全画像領
域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは選択領
域を画像処理の対象領域に設定し、前記設定された対象
領域から得られる画像特性から官能値で規格化される評
価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出し、前記算出された
粒状値、及び鮮鋭値の2次元で相関付けられる総合画質
値を更に算出し、前記算出された総合画質値を参照して
画像処理を施すことを特徴としている。
【0018】請求項55記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成するコンピュータが読取可能なプログラムコー
ドを格納した記憶媒体であって、原画像データの全画像
領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは選択
領域を画像処理の対象領域に設定するプログラムコード
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性から
官能値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を
算出するプログラムコードと、前記算出された粒状値、
及び鮮鋭値の2次元で相関付けられる総合画質値を更に
算出するプログラムコードと、前記算出された総合画質
値を参照して画像処理を施すプログラムコードと、を含
むプログラムを格納したことを特徴としている。
【0019】請求項108記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像処理装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性から
官能値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を
算出し、前記算出された粒状値、及び鮮鋭値の2次元で
相関付けられる総合画質値を更に算出する算出手段と、
前記算出された総合画質値を参照して画像処理を施す画
像処理手段と、を備えることを特徴としている。
【0020】請求項161記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像記録装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性から
官能値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を
算出し、前記算出された粒状値、及び鮮鋭値の2次元で
相関付けられる総合画質値を更に算出する算出手段と、
前記算出された総合画質値を参照して画像処理を施す画
像処理手段と、を備えることを特徴としている。
【0021】この請求項2、55、108、161記載
の発明によれば、官能値で規格化される粒状値、鮮鋭値
を算出し、さらにこの粒状値、及び鮮鋭値の2次元で相
関付けられる総合画質値を算出し、この算出された総合
画質値を参照して画像処理を行うので、粒状性、及び鮮
鋭性を考慮した画像処理を行うことができ、原画像の雰
囲気を保持しつつより高品質な出力画像を生成すること
が可能になる。
【0022】請求項3記載の発明によれば、撮影された
画像の原画像データに画像処理を施して出力画像データ
を生成する画像処理方法において、原画像データの全画
像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは選
択領域を画像処理の対象領域に設定し、前記設定された
対象領域から得られる画像特性から官能値で規格化され
る評価尺度である粒状値と鮮鋭値と色性能値を算出し、
前記算出された粒状値及び鮮鋭値、或いはそのどちらか
一方と、色性能値とを参照して画像処理を施すことを特
徴としている。
【0023】請求項56記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成するコンピュータが読取可能なプログラムコー
ドを格納した記憶媒体であって、原画像データの全画像
領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは選択
領域を画像処理の対象領域に設定するプログラムコード
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性から
官能値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と
色性能値を算出するプログラムコードと、前記算出され
た粒状値及び鮮鋭値、或いはそのどちらか一方と、色性
能値とを参照して画像処理を施すプログラムコードと、
を含むプログラムを格納したことを特徴としている。
【0024】請求項109記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像処理装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性から
官能値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と
色性能値を算出する算出手段と、前記算出された粒状値
及び鮮鋭値、或いはそのどちらか一方と、色性能値とを
参照して画像処理を施す画像処理手段と、を備えること
を特徴としている。
【0025】請求項162記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像記録装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性から
官能値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と
色性能値を算出する算出手段と、前記算出された粒状値
及び鮮鋭値、或いはそのどちらか一方と、色性能値とを
参照して画像処理を施す画像処理手段と、を備えること
を特徴としている。
【0026】この請求項3、56、109、162記載
の発明によれば、官能値で規格化される粒状値、鮮鋭
値、色性能値を算出し、この算出された各値を参照して
画像処理を行うので、粒状性、鮮鋭性、色性能値を考慮
した画像処理を行うことができ、原画像の雰囲気を保持
しつつより高品質な出力画像を生成することが可能にな
る。
【0027】請求項4記載の発明のよれば、撮影された
画像の原画像データに画像処理を施して出力画像データ
を生成する画像処理方法において、原画像データの全画
像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定し、前記設定され
た対象領域から得られる画像特性から官能値で規格化さ
れる評価尺度である粒状値と鮮鋭値と色性能値を算出
し、前記算出された粒状値、鮮鋭値、色性能値の3次元
で相関付けられる3次元総合画質値を更に算出し、前記
算出された3次元総合画質値を参照して画像処理を施す
ことを特徴としている。
【0028】請求項57記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成するコンピュータが読取可能なプログラムコー
ドを格納した記憶媒体であって、原画像データの全画像
領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或いは選
択領域を画像処理の対象領域に設定するプログラムコー
ドと、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら官能値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値
と色性能値を算出するプログラムコードと、前記算出さ
れた粒状値、鮮鋭値、色性能値の3次元で相関付けられ
る3次元総合画質値を更に算出するプログラムコード
と、前記算出された3次元総合画質値を参照して画像処
理を施すプログラムコードと、を含むプログラムを格納
したことを特徴としている。
【0029】請求項110記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像処理装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或
いは選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性から
官能値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と
色性能値を算出し、前記算出された粒状値、鮮鋭値、色
性能値の3次元で相関付けられる3次元総合画質値を更
に算出する算出手段と、前記算出された3次元総合画質
値を参照して画像処理を施す画像処理手段と、を備える
ことを特徴としている。
【0030】請求項163記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像記録装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或
いは選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性から
官能値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と
色性能値を算出し、前記算出された粒状値、鮮鋭値、色
性能値の3次元で相関付けられる3次元総合画質値を更
に算出する算出手段と、前記算出された3次元総合画質
値を参照して画像処理を施す画像処理手段と、を備える
ことを特徴としている。
【0031】この請求項4、57、110、163記載
の発明によれば、官能値で規格化される粒状値、鮮鋭
値、色性能値を算出し、さらにこの粒状値、鮮鋭値、及
び色性能値の3次元で相関付けられる3次元総合画質値
を算出し、この算出された3次元総合画質値を参照して
画像処理を行うので、粒状性、鮮鋭性、及び色性能値を
考慮した画像処理を行うことができ、原画像の雰囲気を
保持しつつより高品質な出力画像を生成することが可能
になる。
【0032】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の画像処理方法において、前記画像処理の対
象領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或いは
選択領域に設定し、前記設定された主要被写体領域、或
いは選択領域から算出された原画像データの粒状値をN
0、鮮鋭値をM0とし、前記設定された主要被写体領
域、或いは選択領域から算出された出力画像データの粒
状値をN1、鮮鋭値をM1としたとき、N1/N0とM
1/M0の差異が100%以内となるように算出するこ
とを特徴としている。
【0033】請求項6記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の画像処理方法において、前記画像処理の対
象領域を少なくとも全画像領域に設定し、前記設定され
た全画像領域から算出された原画像データの粒状値をB
N0、鮮鋭値をBM0とし、前記設定された全画像領域
から算出された出力画像データの粒状値をBN1、鮮鋭
値をBM1としたとき、BN1/BN0とBM1/BM
0の差異が100%以内となるように算出することを特
徴としている。
【0034】請求項58記載の発明は、請求項54から
57の何れかに記載の記憶媒体において、前記画像処理
の対象領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或
いは選択領域に設定するプログラムコードと、前記設定
された主要被写体領域、或いは選択領域から算出された
原画像データの粒状値をN0、鮮鋭値をM0と設定する
プログラムコードと、前記設定された主要被写体領域、
或いは選択領域から算出された出力画像データの粒状値
をN1、鮮鋭値をM1と設定するプログラムコードと、
N1/N0とM1/M0の差異が100%以内となるよ
うに算出するプログラムコードと、を含むプログラムを
格納したことを特徴としている。
【0035】請求項59記載の発明は、請求項54から
57の何れかに記載の記憶媒体において、前記画像処理
の対象領域を少なくとも全画像領域に設定するプログラ
ムコードと、前記設定された全画像領域から算出された
原画像データの粒状値をBN0、鮮鋭値をBM0と設定
するプログラムコードと、前記設定された全画像領域か
ら算出された出力画像データの粒状値をBN1、鮮鋭値
をBM1と設定するプログラムコードと、BN1/BN
0とBM1/BM0の差異が100%以内となるように
算出するプログラムコードと、を含むプログラムコード
を格納したことを特徴としている。
【0036】請求項111記載の発明は、請求項107
〜110の何れかに記載の画像処理装置において、前記
設定手段は、前記画像処理の対象領域を少なくとも1つ
以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定し、前記
算出手段は、前記設定された主要被写体領域、或いは選
択領域から算出された原画像データの粒状値をN0、鮮
鋭値をM0とし、前記設定された主要被写体領域、或い
は選択領域から算出された出力画像データの粒状値をN
1、鮮鋭値をM1として算出し、N1/N0とM1/M
0の差異が100%以内となるように算出することを特
徴としている。
【0037】請求項112記載の発明は、請求項107
〜110の何れかに記載の画像処理装置において、前記
設定手段は、前記画像処理の対象領域を少なくとも全画
像領域に設定し、前記算出手段は、前記設定された全画
像領域から算出された原画像データの粒状値をBN0、
鮮鋭値をBM0とし、前記設定された全画像領域から算
出された出力画像データの粒状値をBN1、鮮鋭値をB
M1として算出したとき、BN1/BN0とBM1/B
M0の差異が100%以内となるように算出することを
特徴としている。
【0038】請求項164記載の発明は、請求項160
から163の何れかに記載の画像記録装置において、前
記設定手段は、前記画像処理の対象領域を少なくとも1
つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定し、前
記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、或いは
選択領域から算出された原画像データの粒状値をN0、
鮮鋭値をM0とし、前記設定された主要被写体領域、或
いは選択領域から算出された出力画像データの粒状値を
N1、鮮鋭値をM1として算出し、N1/N0とM1/
M0の差異が100%以内となるように算出することを
特徴としている。
【0039】請求項165記載の発明は、請求項160
から163の何れかに記載の画像記録装置において、前
記設定手段は、前記画像処理の対象領域を少なくとも全
画像領域に設定し、前記算出手段は、前記設定された全
画像領域から算出された原画像データの粒状値をBN
0、鮮鋭値をBM0とし、前記設定された全画像領域か
ら算出された出力画像データの粒状値をBN1、鮮鋭値
をBM1として算出したとき、BN1/BN0とBM1
/BM0の差異が100%以内となるように算出するこ
とを特徴としている。
【0040】この請求項5、6、58、59、111、
112、164、165記載の発明によれば、原画像と
出力画像における粒状値の比率と、鮮鋭値の比率との差
異を、100%以内となるように算出するので、粒状
値、及び鮮鋭値が同じ値に近づくように設定され、雰囲
気を保持する効果がより向上する。
【0041】請求項7記載の発明によれば、請求項1か
ら4の何れかに記載の画像処理方法において、前記画像
処理の対象領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領
域、或いは選択領域に設定し、前記設定された主要被写
体領域、或いは選択領域から算出された原画像データの
総合画質値をQ0とし、前記設定された主要被写体領
域、或いは選択領域から算出された出力画像データの総
合画質値をQ1とし、N、Mが正規化された数値であ
り、総合画質値Qが、Q=f(N、M)で与えられる関
数値であり、Q0≦Q1として、 ΔN=(Q1−N1)−(Q0−N0) ΔM=(Q1−M1)−(Q0−M0) によりΔN、ΔMを算出し、前記ΔNの絶対値、及びΔ
Mの絶対値が、1.0以内となるように算出することを
特徴としている。
【0042】請求項8記載の発明によれば、請求項1か
ら4の何れかに記載の画像処理方法において、前記画像
処理の対象領域を少なくとも全画像領域に設定し、前記
設定された全画像領域から算出された原画像データの総
合画質値をBQ0とし、前記設定された全画像領域から
算出された出力画像データの総合画質値BQ1とし、
N、Mが正規化された数値であり、総合画質値BQが、
BQ=f(N、M)で与えられる関数値であり、BQ0
≦BQ1として、 ΔBN=(BQ1−BN1)−(BQ0−BN0) ΔBM=(BQ1−BM1)−(BQ0−BM0) によりΔBN、ΔBMを算出し、前記ΔBNの絶対値、
及びΔBMの絶対値が、1.0以内となるように算出す
ることを特徴としている。
【0043】請求項60記載の発明によれば、請求項5
4から57の何れかに記載の記憶媒体において、前記画
像処理の対象領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領
域、或いは選択領域に設定するプログラムコードと、前
記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算出
された原画像データの総合画質値をQ0と設定するプロ
グラムコードと、前記設定された主要被写体領域、或い
は選択領域から算出された出力画像データの総合画質値
をQ1と設定するプログラムコードと、N、Mが正規化
された数値であり、総合画質値Qが、Q=f(N、M)
で与えられる関数値であり、Q0≦Q1と設定するプロ
グラムコードと、 ΔN=(Q1−N1)−(Q0−N0) ΔM=(Q1−M1)−(Q0−M0) によりΔN、ΔMを算出するプログラムコードと、前記
ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値が、1.0以内となる
ように算出するプログラムコードと、を含むプログラム
を格納したことを特徴としている。
【0044】請求項61記載の発明によれば、請求項5
4から57の何れかに記載の記憶媒体において、前記画
像処理の対象領域を少なくとも全画像領域に設定するプ
ログラムコードと、前記設定された全画像領域から算出
された原画像データの総合画質値をBQ0と設定するプ
ログラムコードと、前記設定された全画像領域から算出
された出力画像データの総合画質値BQ1と設定するプ
ログラムコードと、N、Mが正規化された数値であり、
総合画質値BQが、BQ=f(N、M)で与えられる関
数値であり、BQ0≦BQ1と設定するプログラムコー
ドと、 ΔBN=(BQ1−BN1)−(BQ0−BN0) ΔBM=(BQ1−BM1)−(BQ0−BM0) によりΔBN、ΔBMを算出するプログラムコードと、
前記ΔBNの絶対値、及びΔBMの絶対値が、1.0以
内となるように算出するプログラムコードと、を含むプ
ログラムを格納したことを特徴としている。
【0045】請求項113記載の発明によれば、請求項
107〜110の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記設定手段は、前記画像処理の対象領域を少なく
とも1つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定
し、前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、
或いは選択領域から算出された原画像データの総合画質
値をQ0とし、前記設定された主要被写体領域、或いは
選択領域から算出された出力画像データの総合画質値を
Q1とし、N、Mが正規化された数値であり、総合画質
値Qが、Q=f(N、M)で与えられる関数値であり、
Q0≦Q1として、 ΔN=(Q1−N1)−(Q0−N0) ΔM=(Q1−M1)−(Q0−M0) によりΔN、ΔMを算出し、前記ΔNの絶対値、及びΔ
Mの絶対値が、1.0以内となるように算出することこ
とを特徴としている。
【0046】請求項114記載の発明によれば、請求項
107〜110の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記設定手段は、前記画像処理の対象領域を少なく
とも全画像領域に設定し、前記算出手段は、前記設定さ
れた全画像領域から算出された原画像データの総合画質
値をBQ0とし、前記設定された全画像領域から算出さ
れた出力画像データの総合画質値BQ1とし、N、Mが
正規化された数値であり、総合画質値BQが、BQ=f
(N、M)で与えられる関数値であり、BQ0≦BQ1
として、 ΔBN=(BQ1−BN1)−(BQ0−BN0) ΔBM=(BQ1−BM1)−(BQ0−BM0) によりΔBN、ΔBMを算出し、前記ΔBNの絶対値、
及びΔBMの絶対値が、1.0以内となるように算出す
ることを特徴としている。
【0047】請求項166記載の発明のよれば、請求項
160から163の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記設定手段は、前記画像処理の対象領域を少なく
とも1つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定
し、前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、
或いは選択領域から算出された原画像データの総合画質
値をQ0とし、前記設定された主要被写体領域、或いは
選択領域から算出された出力画像データの総合画質値を
Q1とし、N、Mが正規化された数値であり、総合画質
値Qが、Q=f(N、M)で与えられる関数値であり、
Q0≦Q1として、 ΔN=(Q1−N1)−(Q0−N0) ΔM=(Q1−M1)−(Q0−M0) によりΔN、ΔMを算出し、前記ΔNの絶対値、及びΔ
Mの絶対値が、1.0以内となるように算出することこ
とを特徴としている。
【0048】請求項167記載の発明によれば、請求項
160から163の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記設定手段は、前記画像処理の対象領域を少なく
とも全画像領域に設定し、前記算出手段は、前記設定さ
れた全画像領域から算出された原画像データの総合画質
値をBQ0とし、前記設定された全画像領域から算出さ
れた出力画像データの総合画質値BQ1とし、N、Mが
正規化された数値であり、総合画質値BQが、BQ=f
(N、M)で与えられる関数値であり、BQ0≦BQ1
として、 ΔBN=(BQ1−BN1)−(BQ0−BN0) ΔBM=(BQ1−BM1)−(BQ0−BM0) によりΔBN、ΔBMを算出し、前記ΔBNの絶対値、
及びΔBMの絶対値が、1.0以内となるように算出す
ることことを特徴としている。
【0049】この請求項7、8、60、61、113、
114、166、167記載の発明によれば、主要画像
領域或いは選択領域が処理対象領域の場合は算出された
ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値が1.0以内となるよ
うに算出し、全画像領域が処理対象領域の場合は算出さ
れたΔBNの絶対値、及びΔBMの絶対値が、1.0以
内となるように算出することで、撮影者の意図を損なう
ことなくさらに精度の良い画像処理を行うことができ
る。
【0050】請求項9記載の発明によれば、請求項1か
ら5、7の何れかに記載の画像処理方法において、前記
N0、M0が、N0≧M0を満たす場合はAta=N
0、N0≧M0を満たさない場合はAta=M0とし、 Qta=f(Ata、Ata) によりQtaを算出し、前記算出されたQtaに前記Q
1がより近づくように画像処理を行うことを特徴として
いる。
【0051】請求項10記載の発明によれば、請求項1
から4、6、8の何れかに記載の画像処理方法におい
て、前記BN0、BM0が、BN0≧BM0を満たす場
合はBta=BN0、BN0≧BM0を満たさない場合
はBta=BM0とし、 BQta=f(Bta、Bta) によりBQtaを算出し、前記算出されたBQtaに前
記BQ1がより近づくように画像処理を行うことを特徴
としている。
【0052】請求項62記載の発明によれば、請求項5
4から58、60の何れかに記載の記憶媒体において、
前記N0、M0が、N0≧M0を満たす場合はAta=
N0、N0≧M0を満たさない場合はAta=M0と設
定するプログラムコードと、 Qta=f(Ata、Ata) によりQtaを算出するプログラムコードと、前記算出
されたQtaに前記Q1がより近づくように画像処理を
行うプログラムコードと、を含むプログラムを格納した
ことを特徴としている。
【0053】請求項63記載の発明によれば、請求項5
4から57、59、61の何れかに記載の記憶媒体にお
いて、前記BN0、BM0が、BN0≧BM0を満たす
場合はBta=BN0、BN0≧BM0を満たさない場
合はBta=BM0と設定するプログラムコードと、 BQta=f(Bta、Bta) によりBQtaを算出するプログラムコードと、前記算
出されたBQtaに前記BQ1がより近づくように画像
処理を行うプログラムコードと、を含むプログラムを格
納したことを特徴としている。
【0054】請求項115記載の発明によれば、請求項
107〜110、112、114の何れかに記載の画像
処理装置において、前記算出手段は、前記N0、M0
が、N0≧M0を満たす場合はAta=N0、N0≧M
0を満たさない場合はAta=M0とし、 Qta=f(Ata、Ata) によりQtaを算出し、前記画像処理手段は、前記算出
されたQtaに前記Q1がより近づくように画像処理を
行うことを特徴としている。
【0055】請求項116記載の発明によれば、請求項
107〜110、112、114の何れかに記載の画像
処理装置において、前記算出手段は、前記BN0、BM
0が、BN0≧BM0を満たす場合はBta=BN0、
BN0≧BM0を満たさない場合はBta=BM0と
し、 BQta=f(Bta、Bta) によりBQtaを算出し、前記画像処理手段は、前記算
出されたBQtaに前記BQ1がより近づくように画像
処理を行うことを特徴としている。
【0056】請求項168記載の発明によれば、請求項
160から164、166の何れかに記載の画像記録装
置において、前記算出手段は、前記N0、M0が、N0
≧M0を満たす場合はAta=N0、N0≧M0を満た
さない場合はAta=M0とし、 Qta=f(Ata、Ata) によりQtaを算出し、前記画像処理手段は、前記算出
されたQtaに前記Q1がより近づくように画像処理を
行うことを特徴としている。
【0057】請求項169記載の発明によれば、請求項
160から163、165、167の何れかに記載の画
像記録装置において、前記算出手段は、前記BN0、B
M0が、BN0≧BM0を満たす場合はBta=BN
0、BN0≧BM0を満たさない場合はBta=BM0
とし、 BQta=f(Bta、Bta) によりBQtaを算出し、前記画像処理手段は、前記算
出されたBQtaに前記BQ1がより近づくように画像
処理を行うことを特徴としている。
【0058】この請求項9、10、62、63、11
5、116、168、169記載の発明によれば、粒状
値が鮮鋭値以上に大きい場合は粒状値に、粒状値が鮮鋭
値より小さい場合は鮮鋭値に合わせて、Qta値、BQ
ta値を算出し、Q1値、BQ1値がそれぞれ算出され
た各Qta値、BQta値により近づくようにを画像処
理が行われるので、原画像の雰囲気を損なうことなく、
さらに高品質な出力画像を与える画像処理を行うことが
できる。
【0059】請求項11記載の発明によれば、請求項1
から4、5、7、9の何れかに記載の画像処理方法にお
いて、前記総合画質値Qが、Q=f(N、M)で与えら
れる関数値であるときに、Q0=f(A0、A0)を満
たす値をA0とし、前記N0、A0がN0≧A0を満た
す場合は、鮮鋭値を補正して画像処理を行い、前記N
0、A0がN0≧A0を満たさない場合は、粒状値を補
正して画像処理を行うことを特徴としている。
【0060】請求項12記載の発明によれば、請求項1
から4、6、8、10の何れかに記載の画像処理方法に
おいて、前記総合画質値BQが、BQ=f(N、M)で
与えられる関数値であるときに、BQ0=f(B0、B
0)を満たす値をB0とし、前記BN0、B0がBN0
≧B0を満たす場合は、鮮鋭値を補正して画像処理を行
い、前記BN0、B0がBN0≧B0を満たさない場合
は、粒状値を補正して画像処理を行うことを特徴として
いる。
【0061】請求項64記載の発明によれば、請求項5
4から58、60、62の何れかに記載の記憶媒体にお
いて、前記総合画質値Qが、Q=f(N、M)で与えら
れる関数値であるときに、Q0=f(A0、A0)を満
たす値をA0と設定するプログラムコードと、前記N
0、A0がN0≧A0を満たす場合は、鮮鋭値を補正し
て画像処理を行うプログラムコードと、前記N0、A0
がN0≧A0を満たさない場合は、粒状値を補正して画
像処理を行うプログラムコードと、を含むプログラムを
格納したことを特徴としている。
【0062】請求項65記載の発明によれば、請求項5
4から57、59、61、63の何れかに記載の記憶媒
体において、前記総合画質値BQが、BQ=f(N、
M)で与えられる関数値であるときに、BQ0=f(B
0、B0)を満たす値をB0と設定するプログラムコー
ドと、前記BN0、B0がBN0≧B0を満たす場合
は、鮮鋭値を補正して画像処理を行うプログラムコード
と、前記BN0、B0がBN0≧B0を満たさない場合
は、粒状値を補正して画像処理を行うプログラムコード
と、を含むプログラムを格納したことを特徴としてい
る。
【0063】請求項117記載の発明によれば、請求項
107〜111、113、115の何れかに記載の画像
処理装置において、前記算出手段は、総合画質値Qが、
前記Q=f(N、M)で与えられる関数値であるとき
に、Q0=f(A0、A0)を満たす値をA0として算
出し、前記画像処理手段は、前記N0、A0がN0≧A
0を満たす場合は、鮮鋭値を補正して画像処理を行い、
前記N0、A0がN0≧A0を満たさない場合は、粒状
値を補正して画像処理を行うことを特徴としている。
【0064】請求項118記載の発明によれば、請求項
107〜110、112、114、116の何れかに記
載の画像処理装置において、前記算出手段は、総合画質
値BQが、前記BQ=f(N、M)で与えられる関数値
であるときに、BQ0=f(B0、B0)を満たす値を
B0として算出し、前記画像処理手段は、前記BN0、
B0がBN0≧B0を満たす場合は、鮮鋭値を補正して
画像処理を行い、前記BN0、B0がBN0≧B0を満
たさない場合は、粒状値を補正して画像処理を行うこと
を特徴としている。
【0065】請求項170記載の発明によれば、請求項
160〜164、166、168の何れかに記載の画像
記録装置において、前記総合画質値Qが、Q=f(N、
M)で与えられる関数値であるときに、Q0=f(A
0、A0)を満たす値をA0とし、前記画像処理手段
は、前記N0、A0がN0≧A0を満たす場合は、鮮鋭
値を補正して画像処理を行い、前記N0、A0がN0≧
A0を満たさない場合は、粒状値を補正して画像処理を
行うことを特徴としている。
【0066】請求項171記載の発明によれば、請求項
160〜163、165、167、169の何れかに記
載の画像記録装置において、前記総合画質値BQ0が、
BQ=f(N、M)で与えられる関数値であるときに、
BQ0=f(B0、B0)を満たす値をB0とし、前記
画像処理手段は、前記BN0、B0がBN0≧B0を満
たす場合は、鮮鋭値を補正して画像処理を行い、前記B
N0、B0がBN0≧B0を満たさない場合は、粒状値
を補正して画像処理を行うことを特徴としている。
【0067】この請求項11、12、64、65、11
7、118、170、171記載の発明によれば、主要
画像領域或いは選択領域が処理対象領域の場合は、N0
≧A0を満たすときは鮮鋭値を補正し、満たさないとき
は粒状値を補正して画像処理を行い、全画像領域が処理
対象領域の場合はBN0≧B0を満たすときは鮮鋭値を
補正し、満たさないときは粒状値を補正して画像処理を
行うので、原画像の雰囲気を保持しつつより粒状値、鮮
鋭値を向上させて高品質な出力画像を与える画像処理を
行うことができる。
【0068】請求項13記載の発明によれば、請求項1
〜5の何れかに記載の画像処理方法において、前記画像
処理の対象領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領
域、或いは選択領域に設定し、前記設定された主要被写
体領域、或いは選択領域から算出された原画像データの
色性能値をC0とし、前記設定された主要被写体領域、
或いは選択領域から算出された出力画像データの色性能
値をC1としたとき、N1/N0とC1/C0の差異が
100%以内となるように算出することを特徴としてい
る。
【0069】請求項14記載の発明によれば、請求項1
〜5の何れかに記載の画像処理方法において、前記画像
処理の対象領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領
域、或いは選択領域に設定し、前記設定された主要被写
体領域、或いは選択領域から算出された原画像データの
色性能値をC0とし、前記設定された主要被写体領域、
或いは選択領域から算出された出力画像データの色性能
値をC1としたとき、M1/M0とC1/C0の差異が
100%以内となるように算出することを特徴としてい
る。
【0070】請求項66記載の発明によれば、請求項5
4〜58の何れかに記載の記憶媒体において、前記画像
処理の対象領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領
域、或いは選択領域に設定するプログラムコードと、前
記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算出
された原画像データの色性能値をC0と設定するプログ
ラムコードと、前記設定された主要被写体領域、或いは
選択領域から算出された出力画像データの色性能値をC
1と設定するプログラムコードと、N1/N0とC1/
C0の差異が100%以内となるように算出するプログ
ラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴
としている。
【0071】請求項67記載の発明によれば、請求項5
4〜58の何れかに記載の記憶媒体において、前記画像
処理の対象領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領
域、或いは選択領域に設定するプログラムコードと、前
記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算出
された原画像データの色性能値をC0と設定するプログ
ラムコードと、前記設定された主要被写体領域、或いは
選択領域から算出された出力画像データの色性能値をC
1と設定するプログラムコードと、M1/M0とC1/
C0の差異が100%以内となるように算出するプログ
ラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴
としている。
【0072】請求項119記載の発明によれば、請求項
107〜111の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記設定手段は、前記画像処理の対象領域を少なく
とも1つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定
し、前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、
或いは選択領域から算出された原画像データの色性能値
をC0とし、前記設定された主要被写体領域、或いは選
択領域から算出された出力画像データの色性能値をC1
としたとき、N1/N0とC1/C0の差異が100%
以内となるように算出することを特徴としている。
【0073】請求項120記載の発明によれば、請求項
107〜111の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記設定手段は、前記画像処理の対象領域を少なく
とも1つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定
し、前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、
或いは選択領域から算出された原画像データの色性能値
をC0とし、前記設定された主要被写体領域、或いは選
択領域から算出された出力画像データの色性能値をC1
としたとき、M1/M0とC1/C0の差異が100%
以内となるように算出することを特徴としている。
【0074】請求項172記載の発明によれば、請求項
160〜164の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記設定手段は、前記画像処理の対象領域を少なく
とも1つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定
し、前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、
或いは選択領域から算出された原画像データの色性能値
をC0とし、前記設定された主要被写体領域、或いは選
択領域から算出された出力画像データの色性能値をC1
としたとき、N1/N0とC1/C0の差異が100%
以内となるように算出することを特徴としている。
【0075】請求項173記載の発明によれば、請求項
160〜164の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記設定手段は、前記画像処理の対象領域を少なく
とも1つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定
し、前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、
或いは選択領域から算出された原画像データの色性能値
をC0とし、前記設定された主要被写体領域、或いは選
択領域から算出された出力画像データの色性能値をC1
としたとき、M1/M0とC1/C0の差異が100%
以内となるように算出することを特徴としている。
【0076】この請求項13、14、66、67、11
9、120、172、173記載の発明によれば、原画
像と出力画像における色性能値の比率と粒状値の比率と
の差異を、或いは原画像と出力画像における色性能値の
比率と鮮鋭値の比率との差異を、100%以内となるよ
うに算出するので、色性能値と粒状値、或いは色性能値
と鮮鋭値が同じ値に近づくように設定され、雰囲気を保
持する効果がより向上する。
【0077】請求項15記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成する画像処理方法において、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定し、前記設定され
た対象領域において、赤と緑の色情報を比較し、前記比
較された対象領域が赤色系である場合、赤色に重み付け
をして画像処理し、前記比較された対象領域が緑色系で
ある場合、緑色に重み付けをして画像処理することを特
徴としている。
【0078】請求項16記載の発明によれば、請求項1
から14の何れかに記載の画像処理方法において、前記
設定された対象領域において、赤と緑の色情報を比較
し、前記比較された対象領域が赤色系である場合、赤色
に重み付けをして画像処理し、前記比較された対象領域
が緑色系である場合、緑色に重み付けをして画像処理す
ることを特徴としている。
【0079】請求項68記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成するコンピュータが読取可能なプログラムコー
ドを格納した記憶媒体であって、原画像データの全画像
領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは選択
領域を画像処理の対象領域に設定するプログラムコード
と、前記設定された対象領域において、赤と緑の色情報
を比較するプログラムコードと、前記比較された対象領
域が赤色系である場合、赤色に重み付けをして画像処理
するプログラムコードと、前記比較された対象領域が緑
色系である場合、緑色に重み付けをして画像処理するプ
ログラムコードと、を含むプログラムを格納したことを
特徴とする記憶媒体。
【0080】請求項69記載の発明によれば、請求項5
4から67の何れかに記載の記憶媒体において、前記設
定された対象領域において、赤と緑の色情報を比較する
プログラムコードと、前記比較された対象領域が赤色系
である場合、赤色に重み付けをして画像処理するプログ
ラムコードと、前記比較された対象領域が緑色系である
場合、緑色に重み付けをして画像処理するプログラムコ
ードと、を含むプログラムを格納したことを特徴として
いる。
【0081】請求項121記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像処理装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域において、赤と緑の色情報
を比較する比較手段と、前記比較された対象領域が赤色
系である場合、赤色に重み付けをして画像処理し、前記
比較された対象領域が緑色系である場合、緑色に重み付
けをして画像処理する画像処理手段と、を備えることを
特徴としている。
【0082】請求項122記載の発明によれば、請求項
107〜120の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記設定された対象領域において、赤と緑の色情報
を比較する比較手段をさらに備え、前記画像処理手段
は、前記比較された対象領域が赤色系である場合、赤色
に重み付けをして画像処理し、前記比較された対象領域
が緑色系である場合、緑色に重み付けをして画像処理す
ることを特徴としている。
【0083】請求項174記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像記録装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域において、赤と緑の色情報
を比較する比較手段と、前記比較された対象領域が赤色
系である場合、赤色に重み付けをして画像処理し、前記
比較された対象領域が緑色系である場合、緑色に重み付
けをして画像処理する画像処理手段と、を備えることを
特徴としている。
【0084】請求項175記載の発明によれば、請求項
160〜173の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記設定された対象領域において、赤と緑の色情報
を比較する比較手段をさらに備え、前記画像処理手段
は、前記比較された対象領域が赤色系である場合、赤色
に重み付けをして画像処理し、前記比較された対象領域
が緑色系である場合、緑色に重み付けをして画像処理す
ることを特徴としている。
【0085】この請求項15、16、68、69、12
1、122、174、175記載の発明によれば、処理
対象領域において、赤と緑の色情報を比較し、赤色系で
ある場合には赤に重み付けを、緑色の場合は緑に重み付
けをして画像処理を行うので、撮影された画像のシーン
に応じて撮影者が意図する高品質な出力画像を与える画
像処理を行うことができる。
【0086】請求項17記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成する画像処理方法において、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定し、前記設定され
た対象領域において、肌色領域、背景領域をそれぞれ算
出し、前記算出された肌色領域、背景領域、及び肌色領
域と背景領域の境界領域のそれぞれに応じた画像処理を
行うことを特徴としている。
【0087】請求項18記載の発明によれば、請求項1
から14の何れかに記載の画像処理方法において、前記
設定された対象領域において、肌色領域、背景領域をそ
れぞれ算出し、前記算出された肌色領域、背景領域、及
び肌色領域と背景領域の境界領域のそれぞれに応じた画
像処理を行うことを特徴としている。
【0088】請求項70記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成するコンピュータが読み取り可能なプログラム
コードを格納した記憶媒体であって、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定するプログラムコ
ードと、前記設定された対象領域において、肌色領域、
背景領域をそれぞれ算出するプログラムコードと、前記
算出された肌色領域、背景領域、及び肌色領域と背景領
域の境界領域のそれぞれに応じた画像処理を行うプログ
ラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴
としている。
【0089】請求項71記載の発明によれば、請求項5
4から67の何れかに記載の記憶媒体において、前記設
定された対象領域において、肌色領域、背景領域をそれ
ぞれ算出するプログラムコードと、前記算出された肌色
領域、背景領域、及び肌色領域と背景領域の境界領域の
それぞれに応じた画像処理を行うプログラムコードと、
を含むプログラムを格納したことを特徴としている。
【0090】請求項123記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像処理装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域において、肌色領域、背景
領域をそれぞれ算出する算出手段と、前記算出された肌
色領域、背景領域、及び肌色領域と背景領域の境界領域
のそれぞれに応じた画像処理を行う画像処理手段と、を
備えることを特徴としている。
【0091】請求項124記載の発明によれば、請求項
107〜120の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記算出手段は、前記設定された対象領域におい
て、肌色領域、背景領域をそれぞれ算出し、前記画像処
理手段は、前記算出された肌色領域、背景領域、及び肌
色領域と背景領域の境界領域のそれぞれに応じた画像処
理を行うことを特徴としている。
【0092】請求項176記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像記録装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域において、肌色領域、背景
領域をそれぞれ算出する算出手段と、前記算出された肌
色領域、背景領域、及び肌色領域と背景領域の境界領域
のそれぞれに応じた画像処理を行う画像処理手段と、を
備えることを特徴としている。
【0093】請求項177記載の発明によれば、請求項
160〜173の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記算出手段は、前記設定された対象領域におい
て、肌色領域、背景領域をそれぞれ算出し、前記画像処
理手段は、前記算出された肌色領域、背景領域、及び肌
色領域と背景領域の境界領域のそれぞれに応じた画像処
理を行うことを特徴としている。
【0094】この請求項17、18、70、71、12
3、124、176、177記載の発明によれば、処理
対象領域において、肌色領域、背景領域を算出し、その
肌色領域、背景領域、及び肌色領域と背景領域の境界領
域のそれぞれに応じた画像処理を行うので、撮影された
画像の被写体と背景のつながりが違和感なく再現でき、
より柔軟な画像処理を行うことができる。
【0095】請求項19記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成する画像処理方法において、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定し、前記設定され
た対象領域から得られる画像特性から、前記原画像デー
タとの粒状ノイズ成分の差異が100%以内となるよう
に中間処理画像データを生成し、前記生成された中間処
理画像データと原画像データを加算および減算、或いは
そのどちらかで演算することにより前記出力画像データ
を生成することを特徴としている。
【0096】請求項20記載の発明によれば、請求項1
から14の何れかに記載の画像処理方法において、前記
設定された対象領域から得られる画像特性から、前記原
画像データとの粒状ノイズ成分の差異が100%以内と
なるように中間処理画像データを生成し、前記生成され
た中間処理画像データと原画像データを加算および減
算、或いはそのどちらかで演算することにより前記出力
画像データを生成することを特徴としている。
【0097】請求項21記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成する画像処理方法において、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定し、前記設定され
た対象領域から得られる画像特性から、前記原画像デー
タとの中周波成分の差異が100%以内となるように中
間処理画像データを生成し、前記生成された中間処理画
像データと原画像データを加算および減算、或いはその
どちらかで演算することにより前記出力画像データを生
成することを特徴としている。
【0098】請求項22記載の発明によれば、請求項1
から14の何れかに記載の画像処理方法において、前記
設定された対象領域から得られる画像特性から、前記原
画像データとの中周波成分の差異が100%以内となる
ように中間処理画像データを生成し、前記生成された中
間処理画像データと原画像データを加算および減算、或
いはそのどちらかで演算することにより前記出力画像デ
ータを生成することを特徴としている。
【0099】請求項23記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成する画像処理方法において、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定し、前記設定され
た対象領域から得られる画像特性から、前記原画像デー
タとの彩度の差異が100%以内となるように中間処理
画像データを生成し、前記生成された中間処理画像デー
タと原画像データを加算および減算、或いはそのどちら
かで演算することにより前記出力画像データを生成する
ことを特徴とする画像処理方法。
【0100】請求項24記載の発明によれば、請求項1
から14の何れかに記載の画像処理方法において、前記
設定された対象領域から得られる画像特性から、前記原
画像データとの彩度の差異が100%以内となるように
中間処理画像データを生成し、前記生成された中間処理
画像データと原画像データを加算および減算、或いはそ
のどちらかで演算することにより前記出力画像データを
生成することを特徴としている。
【0101】請求項25記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成する画像処理方法において、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定し、前記設定され
た対象領域から得られる画像特性から、前記原画像デー
タとの色濁りの差異が100%以内となるように中間処
理画像データを生成し、前記生成された中間処理画像デ
ータと原画像データを加算および減算、或いはそのどち
らかで演算することにより前記出力画像データを生成す
ることを特徴とする画像処理方法。
【0102】請求項26記載の発明によれば、請求項1
から14の何れかに記載の画像処理方法において、前記
設定された対象領域から得られる画像特性から、前記原
画像データとの色濁りの差異が100%以内となるよう
に中間処理画像データを生成し、前記生成された中間処
理画像データと原画像データを加算および減算、或いは
そのどちらかで演算することにより前記出力画像データ
を生成することを特徴としている。
【0103】請求項27記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成する画像処理方法において、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定し、前記設定され
た対象領域から得られる画像特性から、前記原画像デー
タとのホワイトバランスの差異が100%以内となるよ
うに中間処理画像データを生成し、前記生成された中間
処理画像データと原画像データを加算および減算、或い
はそのどちらかで演算することにより前記出力画像デー
タを生成することを特徴としている。
【0104】請求項28記載の発明によれば、請求項1
から14の何れかに記載の画像処理方法において、前記
設定された対象領域から得られる画像特性から、前記原
画像データとのホワイトバランスの差異が100%以内
となるように中間処理画像データを生成し、前記生成さ
れた中間処理画像データと原画像データを加算および減
算、或いはそのどちらかで演算することにより前記出力
画像データを生成することを特徴としている。
【0105】請求項29記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成する画像処理方法において、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定し、前記設定され
た対象領域から得られる画像特性から、前記原画像デー
タとのコントラストの差異が100%以内となるように
中間処理画像データを生成し、前記生成された中間処理
画像データと原画像データを加算および減算、或いはそ
のどちらかで演算することにより前記出力画像データを
生成することを特徴としている。
【0106】請求項30記載の発明によれば、請求項1
から14の何れかに記載の画像処理方法において、前記
設定された対象領域から得られる画像特性から、前記原
画像データとのコントラストの差異が100%以内とな
るように中間処理画像データを生成し、前記生成された
中間処理画像データと原画像データを加算および減算、
或いはそのどちらかで演算することにより前記出力画像
データを生成することを特徴としている。
【0107】請求項31記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成する画像処理方法において、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定し、前記設定され
た対象領域から得られる画像特性から、前記原画像デー
タとの高周波成分の差異が100%以内となるように中
間処理画像データを生成し、前記生成された中間処理画
像データと原画像データを加算および減算、或いはその
どちらかで演算することにより前記出力画像データを生
成することを特徴としている。
【0108】請求項72記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成するコンピュータが読み取り可能な記憶媒体で
あって、原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以
上の主要被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領
域に設定するプログラムコードと、前記設定された対象
領域から得られる画像特性から、前記原画像データとの
粒状ノイズ成分の差異が100%以内となるように中間
処理画像データを生成するプログラムコードと、前記生
成された中間処理画像データと原画像データを加算およ
び減算、或いはそのどちらかで演算することにより前記
出力画像データを生成するプログラムコードと、を含む
プログラムを格納したことを特徴としている。
【0109】請求項73記載の発明によれば、請求項5
4から67の何れかに記載の記憶媒体において、前記設
定された対象領域から得られる画像特性から、前記原画
像データとの粒状ノイズ成分の差異が100%以内とな
るように中間処理画像データを生成するプログラムコー
ドと、前記生成された中間処理画像データと原画像デー
タを加算および減算、或いはそのどちらかで演算するこ
とにより前記出力画像データを生成するプログラムコー
ドと、を含むプログラムを格納したことを特徴としてい
る。
【0110】請求項74記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成するコンピュータが読み取り可能なプログラム
コードを格納した記憶媒体であって、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定するプログラムコ
ードと、前記設定された対象領域から得られる画像特性
から、前記原画像データとの中周波成分の差異が100
%以内となるように中間処理画像データを生成するプロ
グラムコードと、前記生成された中間処理画像データと
原画像データを加算および減算、或いはそのどちらかで
演算することにより前記出力画像データを生成するプロ
グラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特
徴としている。
【0111】請求項75記載の発明によれば、請求項5
4から67の何れかに記載の記憶媒体において、前記設
定された対象領域から得られる画像特性から、前記原画
像データとの中周波成分の差異が100%以内となるよ
うに中間処理画像データを生成するプログラムコード
と、前記生成された中間処理画像データと原画像データ
を加算および減算、或いはそのどちらかで演算すること
により前記出力画像データを生成するプログラムコード
と、を含むプログラムを格納したことを特徴としてい
る。
【0112】請求項76記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成するコンピュータが読み取り可能なプログラム
コードを格納した記憶媒体であって、、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定するプログラム
コードと、前記設定された対象領域から得られる画像特
性から、前記原画像データとの彩度の差異が100%以
内となるように中間処理画像データを生成するプログラ
ムコードと、前記生成された中間処理画像データと原画
像データを加算および減算、或いはそのどちらかで演算
することにより前記出力画像データを生成するプログラ
ムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴と
している。
【0113】請求項77記載の発明によれば、請求項5
4から67の何れかに記載の記憶媒体において、前記設
定された対象領域から得られる画像特性から、前記原画
像データとの彩度の差異が100%以内となるように中
間処理画像データを生成するプログラムコードと、前記
生成された中間処理画像データと原画像データを加算お
よび減算、或いはそのどちらかで演算することにより前
記出力画像データを生成するプログラムコードと、を含
むプログラムを格納したことを特徴としている。
【0114】請求項78記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成するコンピュータが読み取り可能なプログラム
コードを格納した記憶媒体であって、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定するプログラムコ
ードと、前記設定された対象領域から得られる画像特性
から、前記原画像データとの色濁りの差異が100%以
内となるように中間処理画像データを生成するプログラ
ムコードと、前記生成された中間処理画像データと原画
像データを加算および減算、或いはそのどちらかで演算
することにより前記出力画像データを生成するプログラ
ムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴と
している。
【0115】請求項79記載の発明によれば、請求項5
4から67の何れかに記載の記憶媒体において、前記設
定された対象領域から得られる画像特性から、前記原画
像データとの色濁りの差異が100%以内となるように
中間処理画像データを生成するプログラムコードと、前
記生成された中間処理画像データと原画像データを加算
および減算、或いはそのどちらかで演算することにより
前記出力画像データを生成するプログラムコードと、含
むプログラムを格納したことを特徴としている。
【0116】請求項80記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成するコンピュータが読み取り可能なプログラム
コードを格納した記憶媒体であって、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定するプログラムコ
ードと、前記設定された対象領域から得られる画像特性
から、前記原画像データとのホワイトバランスの差異が
100%以内となるように中間処理画像データを生成す
るプログラムコードと、前記生成された中間処理画像デ
ータと原画像データを加算および減算、或いはそのどち
らかで演算することにより前記出力画像データを生成す
るプログラムコードと、を含むプログラムを格納したこ
とを特徴としている。
【0117】請求項81記載の発明によれば、請求項5
4から67の何れかに記載の記憶媒体において、前記設
定された対象領域から得られる画像特性から、前記原画
像データとのホワイトバランスの差異が100%以内と
なるように中間処理画像データを生成するプログラムコ
ードと、前記生成された中間処理画像データと原画像デ
ータを加算および減算、或いはそのどちらかで演算する
ことにより前記出力画像データを生成するプログラムコ
ードと、を含むプログラムを格納したことを特徴として
いる。
【0118】請求項82記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成するコンピュータが読み取り可能なプログラム
コードを格納した記憶媒体であって、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定するプログラムコ
ードと、前記設定された対象領域から得られる画像特性
から、前記原画像データとのコントラストの差異が10
0%以内となるように中間処理画像データを生成するプ
ログラムコードと、前記生成された中間処理画像データ
と原画像データを加算および減算、或いはそのどちらか
で演算することにより前記出力画像データを生成するプ
ログラムコードと、を含むプログラムを格納したことを
特徴としている。
【0119】請求項83記載の発明によれば、請求項5
4から67の何れかに記載の記憶媒体において、前記設
定された対象領域から得られる画像特性から、前記原画
像データとのコントラストの差異が100%以内となる
ように中間処理画像データを生成するプログラムコード
と、前記生成された中間処理画像データと原画像データ
を加算および減算、或いはそのどちらかで演算すること
により前記出力画像データを生成するプログラムコード
と、を含むプログラムを格納したことを特徴としてい
る。
【0120】請求項84記載の発明によれば、撮影され
た画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デー
タを生成するコンピュータが読み取り可能なプログラム
コードを格納した記憶媒体であって、原画像データの全
画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或いは
選択領域を画像処理の対象領域に設定するプログラムコ
ードと、前記設定された対象領域から得られる画像特性
から、前記原画像データとの高周波成分の差異が100
%以内となるように中間処理画像データを生成するプロ
グラムコードと、前記生成された中間処理画像データと
原画像データを加算および減算、或いはそのどちらかで
演算することにより前記出力画像データを生成するプロ
グラムコードと、を含むプログラムを格納したことを特
徴としている。
【0121】請求項125記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像処理装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの粒状ノイズ成分の差異が10
0%以内となるように中間処理画像データを生成する中
間処理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像デ
ータと原画像データを加算および減算、或いはそのどち
らかで演算することにより前記出力画像データを生成す
る出力画像生成手段と、を備えることを特徴としてい
る。
【0122】請求項126記載の発明によれば、請求項
107〜120の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの粒状ノイズ成分の差異が10
0%以内となるように中間処理画像データを生成する中
間処理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像デ
ータと原画像データを加算および減算、或いはそのどち
らかで演算することにより前記出力画像データを生成す
る出力画像生成手段と、をさらに備えることを特徴とし
ている。
【0123】請求項127記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像処理装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの中周波成分の差異が100%
以内となるように中間処理画像データを生成する中間処
理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像データ
と原画像データを加算および減算、或いはそのどちらか
で演算することにより前記出力画像データを生成する出
力画像生成手段と、を備えることを特徴としている。
【0124】請求項128記載の発明によれば、請求項
107〜120の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの中周波成分の差異が100%
以内となるように中間処理画像データを生成する中間処
理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像データ
と原画像データを加算および減算、或いはそのどちらか
で演算することにより前記出力画像データを生成する出
力画像生成手段と、をさらに備えることを特徴としてい
る。
【0125】請求項129記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像処理装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの彩度の差異が100%以内中
間処理画像データを生成する中間処理画像生成手段と、
前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、
を備えることを特徴としている。
【0126】請求項130記載の発明によれば、請求項
107〜120の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの彩度の差異が100%以内中
間処理画像データを生成する中間処理画像生成手段と、
前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、
をさらに備えることを特徴としている。
【0127】請求項131記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像処理装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの色濁りの差異が100%以内
となるように中間処理画像データを生成する中間処理画
像生成手段と、前記生成された中間処理画像データと原
画像データを加算および減算、或いはそのどちらかで演
算することにより前記出力画像データを生成する出力画
像生成手段と、を備えることを特徴としている。
【0128】請求項132記載の発明によれば、請求項
107〜120の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの色濁りの差異が100%以内
となるように中間処理画像データを生成する中間処理画
像生成手段と、前記生成された中間処理画像データと原
画像データを加算および減算、或いはそのどちらかで演
算することにより前記出力画像データを生成する出力画
像生成手段と、をさらに備えることを特徴としている。
【0129】請求項133記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像処理装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとのホワイトバランスの差異が1
00%以内となるように中間処理画像データを生成する
中間処理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像
データと原画像データを加算および減算、或いはそのど
ちらかで演算することにより前記出力画像データを生成
する出力画像生成手段と、を備えることを特徴としてい
る。
【0130】請求項134記載の発明によれば、請求項
107〜120の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとのホワイトバランスの差異が1
00%以内となるように中間処理画像データを生成する
中間処理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像
データと原画像データを加算および減算、或いはそのど
ちらかで演算することにより前記出力画像データを生成
する出力画像生成手段と、をさらに備えることを特徴と
している。
【0131】請求項135記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像処理装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとのコントラストの差異が100
%以内となるように中間処理画像データを生成する中間
処理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像デー
タと原画像データを加算および減算、或いはそのどちら
かで演算することにより前記出力画像データを生成する
出力画像生成手段と、を備えることを特徴としている。
【0132】請求項136記載の発明によれば、請求項
107〜120の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとのコントラストの差異が100
%以内となるように中間処理画像データを生成する中間
処理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像デー
タと原画像データを加算および減算、或いはそのどちら
かで演算することにより前記出力画像データを生成する
出力画像生成手段と、をさらに備えることを特徴として
いる。
【0133】請求項137記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像処理装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの高周波成分の差異が100%
以内となるように中間処理画像データを生成する中間処
理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像データ
と原画像データを加算および減算、或いはそのどちらか
で演算することにより前記出力画像データを生成する出
力画像生成手段と、を備えることを特徴としている。
【0134】請求項178記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像記録装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの粒状ノイズ成分の差異が10
0%以内となるように中間処理画像データを生成する中
間処理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像デ
ータと原画像データを加算および減算、或いはそのどち
らかで演算することにより前記出力画像データを生成す
る出力画像生成手段と、を備えることを特徴としてい
る。
【0135】請求項179記載の発明によれば、請求項
160〜173の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの粒状ノイズ成分の差異が10
0%以内となるように中間処理画像データを生成する中
間処理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像デ
ータと原画像データを加算および減算、或いはそのどち
らかで演算することにより前記出力画像データを生成す
る出力画像生成手段と、をさらに備えることを特徴とし
ている。
【0136】請求項180記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像記録装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの中周波成分の差異が100%
以内となるように中間処理画像データを生成する中間処
理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像データ
と原画像データを加算および減算、或いはそのどちらか
で演算することにより前記出力画像データを生成する出
力画像生成手段と、を備えることを特徴としている。
【0137】請求項181記載の発明によれば、請求項
160〜173の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの中周波成分の差異が100%
以内となるように中間処理画像データを生成する中間処
理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像データ
と原画像データを加算および減算、或いはそのどちらか
で演算することにより前記出力画像データを生成する出
力画像生成手段と、をさらに備えることを特徴としてい
る。
【0138】請求項182記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像記録装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの彩度の差異が100%以内と
なるように中間処理画像データを生成する中間処理画像
生成手段と、前記生成された中間処理画像データと原画
像データを加算および減算、或いはそのどちらかで演算
することにより前記出力画像データを生成する出力画像
生成手段と、を備えることを特徴としている。
【0139】請求項183記載の発明によれば、請求項
160〜173の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの彩度の差異が100%以内と
なるように中間処理画像データを生成する中間処理画像
生成手段と、前記生成された中間処理画像データと原画
像データを加算および減算、或いはそのどちらかで演算
することにより前記出力画像データを生成する出力画像
生成手段と、をさらに備えることを特徴としている。
【0140】請求項184記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像記録装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの色濁りの差異が100%以内
となるように中間処理画像データを生成する中間処理画
像生成手段と、前記生成された中間処理画像データと原
画像データを加算および減算、或いはそのどちらかで演
算することにより前記出力画像データを生成する出力画
像生成手段と、を備えることを特徴としている。
【0141】請求項185記載の発明によれば、請求項
160〜173の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの色濁りの差異が100%以内
となるように中間処理画像データを生成する中間処理画
像生成手段と、前記生成された中間処理画像データと原
画像データを加算および減算、或いはそのどちらかで演
算することにより前記出力画像データを生成する出力画
像生成手段と、をさらに備えることを特徴としている。
【0142】請求項186記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像記録装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとのホワイトバランスの差異が1
00%以内となるように中間処理画像データを生成する
中間処理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像
データと原画像データを加算および減算、或いはそのど
ちらかで演算することにより前記出力画像データを生成
する出力画像生成手段と、を備えることを特徴としてい
る。
【0143】請求項187記載の発明によれば、請求項
160〜173の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとのホワイトバランスの差異が1
00%以内となるように中間処理画像データを生成する
中間処理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像
データと原画像データを加算および減算、或いはそのど
ちらかで演算することにより前記出力画像データを生成
する出力画像生成手段と、をさらに備えることを特徴と
している。
【0144】請求項188記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像記録装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとのコントラストの差異が100
%以内となるように中間処理画像データを生成する中間
処理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像デー
タと原画像データを加算および減算、或いはそのどちら
かで演算することにより前記出力画像データを生成する
出力画像生成手段と、を備えることを特徴とする画像記
録装置。
【0145】請求項189記載の発明によれば、請求項
160〜173の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとのコントラストの差異が100
%以内となるように中間処理画像データを生成する中間
処理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像デー
タと原画像データを加算および減算、或いはそのどちら
かで演算することにより前記出力画像データを生成する
出力画像生成手段と、をさらに備えることを特徴として
いる。
【0146】請求項190記載の発明によれば、撮影さ
れた画像の原画像データに画像処理を施して出力画像デ
ータを生成する画像記録装置において、原画像データの
全画像領域、少なくとも1つ以上の主要被写体領域或い
は選択領域を画像処理の対象領域に設定する設定手段
と、前記設定された対象領域から得られる画像特性か
ら、前記原画像データとの高周波成分の差異が100%
以内となるように中間処理画像データを生成する中間処
理画像生成手段と、前記生成された中間処理画像データ
と原画像データを加算および減算、或いはそのどちらか
で演算することにより前記出力画像データを生成する出
力画像生成手段と、を備えることを特徴としている。
【0147】この請求項19〜31、72〜84、12
5〜137、178〜190記載の発明によれば、処理
対象領域において、中間処理画像データを生成し、原画
像データとこの中間処理画像データを演算することによ
り出力画像データを生成し、さらに粒状ノイズ成分、中
周波成分、彩度、色濁り、ホワイトバランス、コントラ
スト、高周波成分のうちの何れか1つの特性値において
中間処理画像データと原画像データにおけるその特性値
の差異が100%以内となるように中間処理画像データ
を生成するので、雰囲気を損なわずに主要被写体と背景
とのつながりが違和感ない高品質な出力画像を与える画
像処理を行うことができる。
【0148】請求項32記載の発明によれば、請求項1
から31に記載の画像処理方法において、前記撮影され
た画像に関する、被写体領域、撮影シーンタイプ、被写
体距離、ストロボ反射光検出の撮影条件のうち少なくと
も1つの撮影条件の情報を取得し、前記取得された撮影
条件の情報から前記原画像データにおける主要被写体領
域の大きさを推定し、前記推定された主要被写体の大き
さに基づいて画像処理を施すことを特徴としている。
【0149】請求項85記載の発明によれば、請求項5
4から84に記載の記憶媒体において、前記撮影された
画像に関する、被写体領域、撮影シーンタイプ、被写体
距離、ストロボ反射光検出の撮影条件のうち少なくとも
1つの撮影条件の情報を取得するプログラムコードと、
前記取得された撮影条件の情報から前記原画像データに
おける主要被写体領域の大きさを推定するプログラムコ
ードと、前記推定された主要被写体の大きさに基づいて
画像処理を施すプログラムコードと、を含むプログラム
を格納したことを特徴としている。
【0150】請求項138記載の発明によれば、請求項
107〜137に記載の画像処理装置において、前記撮
影された画像に関する、被写体領域、撮影シーンタイ
プ、被写体距離、ストロボ反射光検出の撮影条件のうち
少なくとも1つの撮影条件の情報を取得する撮影条件取
得手段と、前記取得された撮影条件の情報から前記原画
像データにおける主要被写体領域の大きさを推定する推
定手段と、をさらに備え、前記画像処理手段は、前記推
定された主要被写体の大きさに基づいて画像処理を施す
ことを特徴としている。
【0151】請求項191記載の発明によれば、請求項
160〜190に記載の画像記録装置において、前記撮
影された画像に関する、被写体領域、撮影シーンタイ
プ、被写体距離、ストロボ反射光検出の撮影条件のうち
少なくとも1つの撮影条件の情報を取得する取得手段
と、前記取得された撮影条件の情報から前記原画像デー
タにおける主要被写体領域の大きさを推定する推定手段
と、をさらに備え、前記画像処理手段は、前記推定され
た主要被写体の大きさに基づいて画像処理を施すことを
特徴としている。
【0152】この請求項32、85、138、191記
載の発明によれば、被写体領域、撮影シーンタイプ、被
写体距離、ストロボ反射光検出のうち少なくとも1つの
撮影条件の情報を取得し、その情報から原画像データに
おける主要被写体の大きさを指定し、その推定された主
要被写体の大きさに基づいて画像処理を施すので、撮影
された画像のシーンに応じたより柔軟で精度の高い画像
処理を行うことができる。
【0153】請求項34記載の発明によれば、請求項3
2に記載の画像処理方法において、前記撮影された画像
の出力画像データの大きさ、及び前記出力画像データに
おける主要被写体の大きさに関する情報を取得し、前記
撮影された画像の出力画像データの大きさ、及び前記出
力画像データにおける主要被写体の大きさに関する情報
を推定し、前記取得、或いは推定された出力画像データ
の大きさ、及び前記出力画像データにおける主要被写体
の大きさに応じて前記画像処理の内容を変えることを特
徴としている。
【0154】請求項87記載の発明によれば、請求項8
5記載の記憶媒体において、前記撮影された画像の出力
画像データの大きさ、及び前記出力画像データにおける
主要被写体の大きさに関する情報を取得するプログラム
コードと、前記撮影された画像の出力画像データの大き
さ、及び前記出力画像データにおける主要被写体の大き
さに関する情報を推定するプログラムコードと、前記取
得、或いは推定された出力画像データの大きさ、及び前
記出力画像データにおける主要被写体の大きさに応じて
前記画像処理の内容を変えるプログラムコードと、を含
むプログラムを格納したことを特徴としている。
【0155】請求項140記載の発明によれば、請求項
138に記載の画像処理装置において、前記取得手段
は、前記撮影された画像の出力画像データの大きさ、及
び前記出力画像データにおける主要被写体の大きさに関
する情報を取得し、前記推定手段は、前記撮影された画
像の出力画像データの大きさ、及び前記出力画像データ
における主要被写体の大きさに関する情報を推定し、前
記画像処理手段は、前記取得された、或いは推定された
出力画像データの大きさ、及び前記出力画像データにお
ける主要被写体の大きさに応じて前記画像処理の内容を
変えることを特徴としている。
【0156】請求項193記載の発明によれば、請求項
191に記載の画像記録装置において、前記取得手段
は、前記撮影された画像の出力画像データの大きさ、及
び前記出力画像データにおける主要被写体の大きさに関
する情報を取得し、前記推定手段は、前記撮影された画
像の出力画像データの大きさ、及び前記出力画像データ
における主要被写体の大きさに関する情報を推定し、前
記画像処理手段は、前記取得、或いは推定された出力画
像データの大きさ、及び前記出力画像データにおける主
要被写体の大きさに応じて前記画像処理の内容を変える
ことを特徴としている。
【0157】この請求項34、87、140、193記
載の発明によれば、撮影された画像の出力画像データに
おける主要被写体の大きさに関する情報を取得、或いは
推定し、その出力画像データにおける主要被写体の大き
さに応じて画像処理の内容を変えるので、撮影された画
像のシーンに応じたより柔軟で精度の高い画像処理を行
うことができる。
【0158】請求項35記載の発明によれば、請求項3
2に記載の画像処理方法において、前記撮影された画像
の撮影条件に関する情報、及び出力画像データの大き
さ、及び前記出力画像データにおける主要被写体の大き
さに関する情報を取得し、前記取得された撮影条件の情
報から前記原画像データにおける主要被写体領域の大き
さ、及び出力画像データの大きさ、及び前記出力画像デ
ータにおける主要被写体の大きさに関する情報を推定
し、前記取得、或いは推定された出力画像データにおけ
る主要被写体の大きさに応じて前記画像処理の内容を変
えることを特徴としている。
【0159】請求項88記載の発明によれば、請求項8
5記載の記憶媒体において、前記撮影された画像の撮影
条件に関する情報、前記撮影された画像の出力画像デー
タの大きさ、前記出力画像データにおける主要被写体の
大きさに関する情報及びを取得するプログラムコード
と、前記取得された撮影条件の情報から前記原画像デー
タにおける主要被写体領域の大きさ、前記撮影された画
像の出力画像データの大きさ、及び前記出力画像データ
における主要被写体の大きさに関する情報を推定するプ
ログラムコードと、前記取得、或いは推定された出力画
像データにおける主要被写体の大きさに基づいて前記画
像処理の内容を変えるプログラムコードと、を含むプロ
グラムを格納したことを特徴としている。
【0160】請求項141記載の発明によれば、請求項
138に記載の画像処理装置において、前記取得手段
は、前記撮影された画像の撮影条件に関する情報、前記
撮影された画像の出力画像データの大きさ、及び前記出
力画像データにおける主要被写体の大きさに関する情報
を取得し、前記推定手段は、前記取得された撮影条件の
情報から前記原画像データにおける主要被写体領域の大
きさ、出力画像データの大きさ、及び前記出力画像デー
タにおける主要被写体の大きさに関する情報を推定し、
前記画像処理手段は、前記取得、或いは推定された出力
画像データにおける主要被写体の大きさに基づいて前記
画像処理の内容を変えることを特徴としている。
【0161】請求項194記載の発明によれば、請求項
191の何れかに記載の画像記録装置において、前記取
得手段は、前記撮影された画像の撮影条件に関する情
報、及び前記撮影された画像の出力画像データの大き
さ、及び前記出力画像データにおける主要被写体の大き
さに関する情報を取得し、前記推定手段は、前記取得さ
れた撮影条件の情報から前記原画像データにおける主要
被写体領域の大きさ、及び前記撮影された画像の出力画
像データの大きさ、及び前記出力画像データにおける主
要被写体の大きさに関する情報を推定し、前記画像処理
手段は、前記取得、或いは推定された出力画像データに
おける主要被写体の大きさに基づいて前記画像処理の内
容を変えることを特徴としている。
【0162】この請求項35、88、141、194記
載の発明によれば、出力画像データの大きさと出力画像
データにおける主要被写体の大きさの情報を取得、或い
は、撮影条件から原画像データにおける主要被写体の大
きさと出力画像データの大きさを推定し、その大きさに
応じて画像処理の内容を変えるので、撮影された画像の
シーンに応じたより柔軟で精度の高い画像処理を行うこ
とができる。
【0163】請求項33記載の発明によれば、請求項3
2に記載の画像処理方法において、前記撮影条件の情報
を前記原画像データに付加された付加情報から取得する
ことを特徴としている。
【0164】請求項39記載の発明によれば、請求項3
6、または37に記載の画像処理方法において、前記画
像処理傾向の情報は、前記原画像データに付加された付
加情報から取得することを特徴としている。
【0165】請求項45記載の発明によれば、請求項4
0から44の何れかに記載の画像処理方法において、前
記ユーザ傾向の情報、及びユーザ傾向の推定に用いる情
報は、前記原画像データに付加された付加情報から取得
することを特徴としている。
【0166】請求項86記載の発明によれば、請求項8
5に記載の記憶媒体において、前記撮影条件の情報を前
記原画像データに付加された付加情報から取得するプロ
グラムコードを含むプログラムを格納したことを特徴と
している。
【0167】請求項92記載の発明によれば、請求項8
9、または90に記載の記憶媒体において、前記画像処
理傾向の情報は、前記原画像データに付加された付加情
報から取得するプログラムコードを含むプログラムを格
納したことを特徴としている。
【0168】請求項98記載の発明によれば、請求項9
3から97の何れかに記載の記憶媒体において、前記ユ
ーザ傾向の情報、及びユーザ傾向の推定に用いる情報
は、前記原画像データに付加された付加情報から取得す
るプログラムコードを含むプログラムを格納したことを
特徴としている。
【0169】請求項139記載の発明によれば、請求項
138に記載の画像処理装置において、前記取得手段
は、前記撮影条件の情報を前記原画像データに付加され
た付加情報から取得することを特徴としている。
【0170】請求項145記載の発明によれば、請求項
142、または143に記載の画像処理装置において、
前記取得手段は、前記画像処理傾向の情報を前記原画像
データに付加された付加情報から取得することを特徴と
している。
【0171】請求項151記載の発明によれば、請求項
146から150の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記取得手段は、前記ユーザ傾向の情報、及びユー
ザ傾向の推定に用いる情報は、前記原画像データに付加
された付加情報から取得することを特徴としている。
【0172】請求項192記載の発明によれば、請求項
191に記載の画像記録装置において、前記取得手段
は、前記撮影条件の情報を前記原画像データに付加され
た付加情報から取得することを特徴としている。
【0173】請求項198記載の発明によれば、請求項
195、または196に記載の画像記録装置において、
前記取得手段は、前記画像処理傾向の情報を前記原画像
データに付加された付加情報から取得することを特徴と
している。
【0174】請求項204記載の発明によれば、請求項
199〜203の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記ユーザ傾向の情報、及びユーザ傾向の推定に用
いる情報は、前記原画像データに付加された付加情報か
ら取得することを特徴としている。
【0175】この請求項33、39、45、86、9
2、98、139、145、151、192、198、
204記載の発明によれば、各種情報は原画像データの
タグ情報から取得するので、さらに利便性が向上する。
【0176】請求項36記載の発明によれば、請求項3
2から35の何れかに記載の画像処理方法において、前
記撮影された画像に撮影時に施された画像処理傾向の情
報を取得し、前記取得された画像処理傾向に基づいて前
記画像処理の程度の修正を行うことを特徴としている。
【0177】請求項37記載の発明によれば、請求項3
2から35の何れかに記載の画像処理方法において、前
記撮影された画像に撮影時に施されたコントラスト処
理、シャープネス処理、粒状処理、彩度処理のうち少な
くとも1つの画像処理傾向の情報を取得し、前記取得さ
れた画像処理傾向に基づいて前記画像処理の程度の修正
を行うことを特徴としている。
【0178】請求項38記載の発明によれば、請求項3
6、または37記載の画像処理方法において、前記取得
された画像処理傾向の情報から、撮影時の画像処理との
重複、相反を考慮して前記画像処理の程度の修正を行う
ことを特徴としている。
【0179】請求項89記載の発明によれば、請求項8
5から88の何れかに記載の記憶媒体において、前記撮
影された画像に撮影時に施された画像処理傾向の情報を
取得するプログラムコードと、前記取得された画像処理
傾向に応じて前記画像処理の程度の修正を行うプログラ
ムコードと、を含むプログラムを格納したことを特徴と
している。
【0180】請求項90記載の発明によれば、請求項8
5から88の何れかに記載の記憶媒体において、前記撮
影された画像に撮影時に施されたコントラスト処理、シ
ャープネス処理、粒状処理、彩度処理のうち少なくとも
1つの画像処理傾向の情報を取得するプログラムコード
と、前記取得された画像処理傾向に応じて前記画像処理
の程度の修正を行うプログラムコードと、を含むプログ
ラムを格納したことを特徴としている。
【0181】請求項91記載の発明によれば、請求項8
9、または90記載の記憶媒体において、前記取得され
た画像処理傾向の情報から、撮影時の画像処理との重
複、相反を考慮して前記画像処理の程度の修正を行うプ
ログラムコードと、を含むプログラムを格納したことを
特徴としている。
【0182】請求項142記載の発明によれば、請求項
138から141の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記取得手段は、前記撮影された画像に撮影時に施
された画像処理傾向の情報を取得し、前記画像処理手段
は、前記取得された画像処理傾向に応じて前記画像処理
の程度の修正を行うことを特徴としている。
【0183】請求項143記載の発明によれば、請求項
138から141の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記取得手段は、前記撮影された画像に撮影時に施
されたコントラスト処理、シャープネス処理、粒状処
理、彩度処理のうち少なくとも1つの画像処理傾向の情
報を取得し、前記画像処理手段は、前記取得された画像
処理傾向に応じて前記画像処理の程度の修正を行うこと
を特徴としている。
【0184】請求項144記載の発明によれば、請求項
142、または143記載の画像処理装置において、前
記画像処理手段は、前記取得された画像処理傾向の情報
から、撮影時の画像処理との重複、相反を考慮して前記
画像処理の程度の修正を行うことを特徴としている。
【0185】請求項195記載の発明によれば、請求項
191〜194の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記取得手段は、前記撮影された画像に撮影時に施
された画像処理傾向の情報を取得し、前記画像処理手段
は、前記取得された画像処理傾向に応じて前記画像処理
の程度の修正を行うことを特徴としている。
【0186】請求項196記載の発明によれば、請求項
191〜194の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記取得手段は、取得手段前記撮影された画像に撮
影時に施されたコントラスト処理、シャープネス処理、
粒状処理、彩度処理のうち少なくとも1つの画像処理傾
向の情報を取得し、前記画像処理手段は、前記取得され
た画像処理傾向に応じて前記画像処理の程度の修正を行
うことを特徴としている。
【0187】請求項197記載の発明によれば、請求項
195、または196記載の画像記録装置において、前
記画像処理手段は、前記取得された画像処理傾向の情報
から、撮影時の画像処理との重複、相反を考慮して前記
画像処理の程度の修正を行うことを特徴としている。
【0188】この請求項36〜38、89〜91、14
2〜144、195〜197記載の発明によれば、撮影
時に施されたコントラスト処理、シャープネス処理、粒
状処理、彩度処理のうち少なくとも1つの画像処理傾向
の情報を取得し、該画像処理傾向との重複、相反を考慮
して画像処理の程度の修正を行うので、より柔軟で精度
の高い画像処理を行うことができる。
【0189】請求項40記載の発明によれば、請求項3
2から39の何れかに記載の画像処理方法において、前
記画像を撮影したユーザの嗜好傾向の情報を取得し、前
記取得されたユーザの嗜好傾向の情報に基づいて前記画
像処理の程度を設定することを特徴としている。
【0190】請求項41記載の発明によれば、請求項3
2から39の何れかに記載の画像処理方法において、前
記画像を撮影したユーザの嗜好傾向を推定し、前記推定
されたユーザの嗜好傾向に基づいて前記画像処理の程度
を設定することを特徴としている。
【0191】請求項42記載の発明によれば、請求項3
2から39の何れかに記載の画像処理方法において、前
記画像を撮影したユーザの嗜好傾向の情報を取得し、前
記取得されたユーザの嗜好傾向の情報に基づいて前記画
像処理の程度を修正することを特徴としている。
【0192】請求項43記載の発明によれば、請求項3
2から39の何れかに記載の画像処理方法において、前
記画像を撮影したユーザの嗜好傾向を推定し、前記推定
されたユーザの嗜好傾向に基づいて前記画像処理の程度
を修正することを特徴としている。
【0193】請求項44記載の発明によれば、請求項4
1、または43に記載の画像処理方法において、前記ユ
ーザ傾向の推定は、撮影機種、撮影画素数、露出モー
ド、ホワイトバランス設定に関する情報から少なくとも
1つの情報を取得し、当該取得された情報からユーザ傾
向の推定を行うことを特徴としている。
【0194】請求項93記載の発明によれば、請求項8
5から92の何れかに記載の記憶媒体において、前記画
像を撮影したユーザの嗜好傾向の情報を取得するプログ
ラムコードと、前記取得されたユーザの嗜好傾向の情報
に応じて前記画像処理の程度を設定するプログラムコー
ドと、を含むプログラムを格納したことを特徴としてい
る。
【0195】請求項94記載の発明によれば、請求項8
5から92の何れかに記載の記憶媒体において、前記画
像を撮影したユーザの嗜好傾向を推定するプログラムコ
ードと、前記推定されたユーザの嗜好傾向に応じて前記
画像処理の程度を設定するプログラムコードと、を含む
プログラムを格納したことを特徴としている。
【0196】請求項95記載の発明によれば、請求項8
5から92の何れかに記載の記憶媒体において、前記画
像を撮影したユーザの嗜好傾向の情報を取得するプログ
ラムコードと、前記取得されたユーザの嗜好傾向の情報
に応じて前記画像処理の程度を修正するプログラムコー
ドと、を含むプログラムを格納したことを特徴としてい
る。
【0197】請求項96記載の発明によれば、請求項8
5から92の何れかに記載の記憶媒体において、前記画
像を撮影したユーザの嗜好傾向を推定するプログラムコ
ードと、前記推定されたユーザの嗜好傾向に応じて前記
画像処理の程度を修正するプログラムコードと、を含む
プログラムを格納したことを特徴としている。
【0198】請求項97記載の発明によれば、請求項9
4、または96に記載の記憶媒体において、前記ユーザ
傾向の推定は、撮影機種、撮影画素数、露出モード、ホ
ワイトバランス設定に関する情報から少なくとも1つの
情報を取得し、当該取得された情報からユーザ傾向の推
定を行うプログラムコードと、を含むプログラムを格納
したことを特徴としている。
【0199】請求項146記載の発明によれば、請求項
138から145の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記取得手段は、前記画像を撮影したユーザの嗜好
傾向の情報を取得し、前記画像処理手段は、前記取得さ
れたユーザの嗜好傾向の情報に応じて前記画像処理の程
度を設定することを特徴としている。
【0200】請求項147記載の発明によれば、請求項
138から145の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記推定手段は、前記画像を撮影したユーザの嗜好
傾向を推定し、前記画像処理手段は、前記推定されたユ
ーザの嗜好傾向に応じて前記画像処理の程度を設定する
ことを特徴としている。
【0201】請求項148記載の発明によれば、請求項
138から145の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記取得手段は、前記画像を撮影したユーザの嗜好
傾向の情報を取し、前記画像処理手段は、前記取得され
たユーザの嗜好傾向の情報に応じて前記画像処理の程度
を修正することを特徴としている。
【0202】請求項149記載の発明によれば、請求項
138から145の何れかに記載の画像処理装置におい
て、前記推定手段は、前記画像を撮影したユーザの嗜好
傾向を推定し、前記画像処理手段は、前記推定されたユ
ーザの嗜好傾向に応じて前記画像処理の程度を修正する
ことを特徴としている。
【0203】請求項150記載の発明によれば、請求項
147、または149に記載の画像処理装置において、
前記推定手段は、前記ユーザ傾向の推定を、撮影機種、
撮影画素数、露出モード、ホワイトバランス設定に関す
る情報から少なくとも1つの情報を取得し、当該取得さ
れた情報からユーザ傾向の推定を行うことを特徴として
いる。
【0204】請求項199記載の発明によれば、前記取
得手段は、前記画像を撮影したユーザの嗜好傾向の情報
を取得し、前記画像処理手段は、前記取得されたユーザ
の嗜好傾向の情報に応じて前記画像処理の程度を設定す
ることを特徴とする請求項191〜198の何れかに記
載の画像記録装置。
【0205】請求項200記載の発明によれば、請求項
191〜198の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記推定手段は、前記画像を撮影したユーザの嗜好
傾向を推定し、前記画像処理手段は、前記推定されたユ
ーザの嗜好傾向に応じて前記画像処理の程度を設定する
ことを特徴としている。
【0206】請求項201記載の発明によれば、請求項
191〜198の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記取得手段は、前記画像を撮影したユーザの嗜好
傾向の情報を取得し、前記画像処理手段は、前記取得さ
れたユーザの嗜好傾向の情報に応じて前記画像処理の程
度を修正することを特徴としている。
【0207】請求項202記載の発明によれば、請求項
191〜198の何れかに記載の画像記録装置におい
て、前記推定手段は、前記画像を撮影したユーザの嗜好
傾向を推定し、前記画像処理手段は、前記推定されたユ
ーザの嗜好傾向に応じて前記画像処理の程度を修正する
ことを特徴としている。
【0208】請求項203記載の発明によれば、請求項
200、または202に記載の画像記録装置において、
前記推定手段は、前記ユーザ傾向の推定を、撮影機種、
撮影画素数、露出モード、ホワイトバランス設定に関す
る情報から少なくとも1つの情報を取得し、当該取得さ
れた情報からユーザ傾向の推定を行うことを特徴として
いる。
【0209】この請求項40〜44、93〜97、14
6〜150、199〜203記載の発明によれば、ユー
ザに関する情報を取得、或いは撮影機種、撮影画素数、
露出モード、ホワイトバランス設定に関する情報から少
なくとも1つの情報を取得してユーザ傾向を推定し、該
ユーザ傾向に応じて画像処理の程度を設定、或いは修正
するので、より柔軟で精度の高い画像処理を行うことが
できる。
【0210】請求項46記載の発明によれば、請求項3
2から45に記載の画像処理方法において、前記撮影さ
れた画像を観察する際に主要被写体が収まる視野角を推
定し、前記推定された視野角に応じて前記画像処理の内
容を変化させることを特徴としている。
【0211】請求項99記載の発明によれば、請求項8
5から98に記載の記憶媒体において、前記撮影された
画像を観察する際に主要被写体が収まる視野角を推定す
るプログラムコードと前記推定された視野角に応じて前
記画像処理の内容を変化させるプログラムコードと、を
含むプログラムを格納したことを特徴としている。
【0212】請求項152記載の発明によれば、請求項
138〜151に記載の画像処理装置において、前記推
定手段は、前記撮影された画像を観察する際に主要被写
体が収まる視野角を推定し、前記画像処理手段は、前記
推定された視野角に応じて前記画像処理の内容を変える
ことを特徴としている。
【0213】請求項205記載の発明によれば、請求項
191〜204に記載の画像記録装置において、前記推
定手段は、前記撮影された画像を観察する際に主要被写
体が収まる視野角を推定し、前記画像処理手段は、前記
推定された視野角に応じて前記画像処理の内容を変える
ことを特徴としている。
【0214】この請求項46、99、152、205記
載の発明によれば、主要被写体が収まる視野角を推定
し、推定された視野角に応じて画像処理の内容を変化さ
せるので、さらに柔軟で精度の高い画像処理を行うこと
ができる。
【0215】請求項47記載の発明によれば、請求項
5、6、13、14、19〜31の何れかに記載の画像
処理方法において、前記差異は50%以内であることを
特徴としている。
【0216】請求項48記載の発明によれば、請求項
5、6、13、141、19〜31の何れかに記載の画
像処理方法において、前記差異は5〜20%以内である
ことを特徴としている。
【0217】請求項49記載の発明によれば、請求項
5、6、13、14、19〜31の何れかに記載の画像
処理方法において、前記差異は5〜10%以内であるこ
とを特徴としている。
【0218】請求項100記載の発明によれば、請求項
58、59、66、67、72〜84記載の記憶媒体に
おいて、前記差異が50%以内となるように算出するプ
ログラムコードを含むプログラムを格納したことを特徴
としている。
【0219】請求項101記載の発明によれば、請求項
58、59、66、67、72〜84記載の記憶媒体に
おいて、前記差異が5〜20%以内となるように算出す
るプログラムコードを含むプログラムを格納したことを
特徴としている。
【0220】請求項102記載の発明によれば、請求項
58、59、66、67、72〜84記載の記憶媒体に
おいて、前記差異が5〜10%以内となるように算出す
るプログラムコードを含むプログラムを格納したことを
特徴としている。
【0221】請求項153記載の発明によれば、請求項
111、112、119、120、125〜137の何
れかに記載の画像処理装置において、前記差異は50%
以内とすることを特徴としている。
【0222】請求項154記載の発明によれば、請求項
111、112、119、120、125〜137の何
れかに記載の画像処理装置において、前記差異は5〜2
0%以内とすることを特徴としている。
【0223】請求項155記載の発明によれば、請求項
111、112、119、120、125〜137の何
れかに記載の画像処理装置において、前記差異は5〜1
0%以内とすることを特徴としている。
【0224】請求項206記載の発明によれば、請求項
164、165、172、173、178〜190記載
の画像記録装置において、前記差異は50%以内とする
ことを特徴としている。
【0225】請求項207記載の発明によれば、請求項
164、165、172、173、178〜190記載
の画像記録装置において、前記差異は5〜20%以内と
することを特徴としている。
【0226】請求項208記載の発明によれば、請求項
164、165、172、173、178〜190記載
の画像記録装置において、前記差異は5〜10%以内と
することを特徴としている。
【0227】この請求項47〜49、100〜102、
153〜155、206〜208記載の発明によれば、
前記差異は、50%以内、5〜20%以内、5〜10%
以内のうち何れかであるように設定されるので、より精
度の高い画像処理を行うことができる。
【0228】請求項50記載の発明によれば、請求項7
記載の画像処理方法において、前記ΔNの絶対値、及び
ΔMの絶対値が、0.7以内となるように算出すること
を特徴としている。
【0229】請求項51記載の発明によれば、請求項7
記載の画像処理方法において、前記ΔNの絶対値、及び
ΔMの絶対値が、0.4以内となるように算出すること
を特徴としている。
【0230】請求項52記載の発明によれば、請求項8
記載の画像処理方法において、前記ΔBNの絶対値、及
びΔBMの絶対値が、0.7以内となるように算出する
ことを特徴としている。
【0231】請求項53記載の発明によれば、請求項8
記載の画像処理方法において、前記ΔBNの絶対値、及
びΔBMの絶対値が、0.4以内となるように算出する
ことを特徴としている。
【0232】請求項103記載の発明によれば、請求項
60記載の記憶媒体において、前記ΔNの絶対値、及び
ΔMの絶対値が、0.7以内となるように算出するプロ
グラムコードを含むプログラムを格納したことを特徴と
している。
【0233】請求項104記載の発明によれば、請求項
60記載の記憶媒体において、前記ΔNの絶対値、及び
ΔMの絶対値が、0.4以内となるように算出するプロ
グラムコードを含むプログラムを格納したことを特徴と
している。
【0234】請求項105記載の発明によれば、請求項
61記載の記憶媒体において、前記ΔBNの絶対値、及
びΔBMの絶対値が、0.7以内となるように算出する
プログラムコードを含むプログラムを格納したことを特
徴としている。
【0235】請求項106記載の発明によれば、請求項
61記載の記憶媒体において、前記ΔBNの絶対値、及
びΔBMの絶対値が、0.4以内となるように算出する
プログラムコードを含むプログラムを格納したことを特
徴としている。
【0236】請求項209記載の発明によれば、請求項
166記載の画像記録装置において、前記算出手段は、
前記ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値が、0.7となる
ように算出することを特徴としている。
【0237】請求項210記載の発明によれば、請求項
166記載の画像記録装置において、前記算出手段は、
前記ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値が、0.4となる
ように算出することを特徴としている。
【0238】請求項211記載の発明によれば、請求項
167記載の画像記録装置において、前記算出手段は、
前記ΔBNの絶対値、及びΔBMの絶対値が、0.7と
なるように算出することを特徴としている。
【0239】請求項212記載の発明によれば、請求項
167記載の画像記録装置において、前記算出手段は、
前記ΔBNの絶対値、及びΔBMの絶対値が、0.4と
なるように算出することを特徴としている。
【0240】この請求項50〜53、103〜106、
156〜159、209〜212記載の発明によれば、
前記ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値が、0.7以内、
或いは0.4以内となるように、または前記ΔBNの絶
対値、及びΔBMの絶対値が、0.7以内、或いは0.
4以内となるように算出するので、さらに精度の高い画
像処理を行うことができる。
【0241】請求項213記載の発明によれば、請求項
160〜212に記載の画像記録装置において、前記生
成された出力画像データを記録する記録手段をさらに備
えることを特徴としている。
【0242】請求項214記載の発明によれば、請求項
213に記載の画像記録装置において、前記記録手段
は、前記出力画像データを印刷出力することを特徴とし
ている。
【0243】請求項215記載の発明によれば、請求項
213に記載の画像記録装置において、前記記録手段
は、前記出力画像データを銀塩式印画紙に印刷出力する
ことを特徴としている。
【0244】請求項216記載の発明によれば、請求項
213記載の画像記録装置において、前記記録手段は、
前記出力画像データをインクジェット方式により印刷出
力することを特徴としている。
【0245】請求項217記載の発明によれば、請求項
213記載の画像記録装置において、前記記録手段は、
前記出力画像データを電子写真方式により印刷出力する
ことを特徴としている。
【0246】請求項218記載の発明によれば、請求項
213記載の画像記録装置において、前記記録手段は、
前記出力画像データを昇華方式により印刷出力すること
を特徴としている。
【0247】請求項219記載の発明によれば、請求項
213記載の画像記録装置において、前記記録手段は、
前記出力画像データを感熱方式により印刷出力すること
を特徴としている。
【0248】この請求項213〜219記載の発明によ
れば、出力画像データを銀塩式印画紙に印刷出力する、
インクジェット方式、電子写真方式、昇華方式、感熱方
式のうちいずれか1つの方式により印刷出力するので、
画像処理された出力画像データを印刷出力することがで
き、利便性が向上する。
【0249】請求項220記載の発明によれば、請求項
213記載の画像記録装置において、前記記録手段は、
前記出力画像データを記録媒体に記録することを特徴と
している。
【0250】請求項221記載の発明によれば、請求項
213記載の画像記録装置において、前記記録媒体は、
コンパクトディスク、ミニディスク、フロッピー(登録
商標)ディスク、メモリーカード、ICカード、光磁気
ディスクのうちの少なくとも1つであることを特徴とし
ている。
【0251】この請求項220〜221記載の発明によ
れば、出力画像データをコンパクトディスク、ミニディ
スク、フロッピー(登録商標)ディスク、メモリーカー
ド、ICカード、光磁気ディスクのうち少なくとも1つ
の記録媒体に記録するので、画像処理された出力画像デ
ータを保存することができ、利便性が向上する。
【0252】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について詳細に説明するが、本発明は、この実施
の形態に限定されるものではない。まず、構成を説明す
る。図1は、本発明の画像出力装置1の全体構成を示す
外観図である。ここでは画像出力装置1として、感光材
料に露光して現像し、プリントを作成するものが例示さ
れているが、これに限らず、画像情報に基づいてプリン
トを作成できるものであればよく、例えば、インクジェ
ット方式、電子写真方式、感熱方式、昇華方式のプリン
ト作成装置であってもよい。以下、図1を参照して、画
像出力装置1について説明する。
【0253】画像出力装置1は、本体2の左側面にマガ
ジン装填部3を備え、本体2内には記録媒体である感光
材料に露光する露光処理部4と、露光された感光材料を
現像処理して乾燥し、プリントを作成するプリント作成
部5が備えられ、作成されたプリントは本体2の右側面
に設けられたトレー6に排出される。さらに、本体2の
内部には、露光処理部4の上方位置に制御部7が備えら
れている。
【0254】また、本体2の上部には、モニタ8が配置
されている。このモニタ8がプリントを作成しようとす
る画像データの画像を画面に表示する表示手段を構成し
ている。モニタ8の左側に透過原稿読込み装置であると
ころのフィルムスキャナ部9が配置され、右側に反射入
力装置10が配置されている。
【0255】また、本体2の制御部7の付近には、画像
読込部14が設けられている。画像読込部14にはPC
カード用アダプタ14a、フレキシブルディスク用アダ
プタ14bが備えられ、PCカード13aやフレキシブ
ルディスク13bが着脱可能に構成されている。PCカ
ード13aは、例えばデジタルカメラで撮像した複数の
駒画像データが記憶されたメモリを有している。フレキ
シブルディスク13bには、例えば、デジタルカメラで
撮像した複数の駒画像データが記憶されている。その
他、本体2にメモリーカード、MDデータ、CD−RO
M等の記録媒体を着脱可能に構成し、これらに記憶され
た駒画像データを取得するようにしてもよい。
【0256】モニタ8の前側には操作部11が配置さ
れ、この操作部11に情報入力手段12が設けられ、情
報入力手段12は、例えばタッチパネル等により構成さ
れている。
【0257】なお、操作部11、モニタ8、フィルムス
キャナ部9、反射原稿入力装置10、及び画像読込部1
4は、本体2に一体的に構成されているが、いずれか1
つ以上を別体として設けるようにしてもよい。
【0258】更に、制御部7の付近には、画像書込部1
5が設けられている。画像書込部15には、フレキシブ
ルディスク用アダプタ15a、光磁気ディスク用アダプ
タ15b、光ディスク用アダプタ15cが備えられ、画
像記録メディアであるフレキシブルディスク16a、光
磁気ディスク16b、光ディスク16cが着脱可能に構
成されており、画像処理済みのデータを画像記録メディ
アに書き込むことができるようになっている。
【0259】図2は、画像出力装置1の機能的構成を概
略して示す図である。以下、図2を参照して画像出力装
置1の機能的構成について説明する。制御部7は、CP
U(Central Processing Unit)、記憶部等により構成
される。CPUは、記憶部に記憶されている各種制御プ
ログラムを読み出し、該制御プログラムに従って、画像
出力装置1を構成する各部の動作を集中制御する。ま
た、CPUは、読み出した制御プログラムに従って、後
述する画像処理処理、主要被写体の大きさ推定処理、画
像処理の内容決定処理等の各種処理を実行する。
【0260】また、制御部7は、画像処理部70を有
し、操作部11の情報入力手段12からの入力信号に基
づいて、フィルムスキャナ部9や反射原稿入力装置10
により原稿画像の読み込みを行わせて取得した画像デー
タ、画像読込部14から読み込まれた画像データ、及び
通信手段17(図3に図示)を介して外部機器より入力
された画像データに画像処理を施す。また、画像処理部
70において、画像処理された画像データに対して出力
形態に応じた変換処理を施して、モニタ8、露光処理部
4、画像書込部15、通信手段17、或いは外部プリン
タにより出力する。すなわち、制御部7は、設定手段、
算出手段、画像処理手段、中間処理画像生成手段、出力
画像生成手段、取得手段、推定手段、比較手段としての
機能を有する。
【0261】操作部11は、情報入力手段12が設けら
れている。情報入力手段12は、例えばタッチパネル等
により構成されており、情報入力手段12の押下信号を
入力信号として制御部11に出力する。また、操作部1
1は、キーボードやマウスを備えて構成するようにして
もよい。
【0262】フィルムスキャナ部9は、アナログカメラ
により撮像したネガフィルムを現像して得られる現像済
みのネガフィルムNから画像情報を読み取ってこのアナ
ログの駒画像情報をデジタル画像データに変換して制御
部7へ出力する。反射原稿入力装置10のフラットヘッ
ドスキャナは、駒画像を印画紙に焼き付けて現像処理し
たプリントPからの画像情報を読み取ってデジタル画像
データに変換して制御部7へ出力する。
【0263】画像読込部14は、デジタルカメラにより
撮像した画像データが記録されたPCカード13aやフ
レキシブルディスク13bから画像データを読み出して
制御部7へ転送する。この画像読込部14には、画像転
送手段30としてPCカード用アダプタ14a、フレキ
シブルディスク用アダプタ14b等が設けられている。
【0264】露光処理部4は、制御部7の画像処理部7
0から出力された画像データに応じて感光材料を露光し
て潜像を記録し、プリント作成部5に出力する。プリン
ト作成部5は、露光処理部4により露光された感光材料
を現像処理して乾燥し、プリントP1、P2、P3等を
作成する。プリントP1はサービスサイズ、ハイビジョ
ンサイズ、パノラマサイズ等であり、プリントP2はA
4サイズ、プリントP3は名刺サイズのプリントであ
る。すなわち、プリント作成部5は、記録手段としての
機能を有する。
【0265】画像書込部15は、画像搬送部31として
フレキシブルディスク用アダプタ15a、光磁気ディス
ク用アダプタ15b、光ディスク用アダプタ15cを備
えて構成され、画像搬送部31に装着されたフレキシブ
ルディスク16a、光磁気ディスク16b、光ディスク
16c等の画像記録メディアに、制御部7の画像処理部
70により画像処理された画像データを書き込む。
【0266】データ蓄積手段81は、画像データとそれ
に対応する注文情報(どの駒の画像データから何枚プリ
ントを作成するかの情報、プリントサイズの情報等)と
を記憶し順次蓄積する。
【0267】テンプレート記憶手段19は、テンプレー
ト処理に用いるテンプレートを複数記憶し、指示された
テンプレートをテンプレート処理部79に出力する。
【0268】モニタ8は、CRT(Cathode Ray Tube)
やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成さ
れ、制御部7から入力される画像情報を表示する。
【0269】更に、画像出力装置1は、通信手段17
(図3に図示)を有しており、施設内の別のコンピュー
タやインターネット等を介した遠方のコンピュータから
撮像画像を表す画像データとプリント命令とを受信し
て、画像処理を施して出力する、所謂ネットワークプリ
ンタとして機能することが可能になっている。また、画
像出力装置1は、通信手段17により、画像処理を施し
た後の撮影画像を表す画像データと付帯するオーダー情
報を、施設内の別のコンピュータやインターネット等を
介した遠方のコンピュータに対して送付することも可能
になっている。
【0270】図3は、画像処理部70の機能的構成を示
すブロック図である。以下、図3を参照して、画像処理
部70について詳細に説明する。
【0271】フィルムスキャナ部9から入力された画像
データは、フィルムスキャンデータ処理部71におい
て、フィルムスキャナ部9固有の校正操作・ネガ原稿の
場合のネガポジ反転・ゴミキズ除去・グレーバランス調
整(=ホワイトバランス調整)・コントラスト調整・粒
状ノイズ除去・鮮鋭化強調などが施され、画像調整処理
部74へ出力される。また、フィルムサイズ、ネガポジ
種別等の、フィルムに光学的あるいは磁気的に記録され
た主要被写体に関わる情報、ホワイトバランス調整に関
する情報、撮影条件に関する情報(例えばAPSの記載
情報内容)等が、併せて画像調整処理部74に出力され
る。
【0272】反射原稿入力装置10から入力された画像
データは、反射原稿スキャンデータ処理部72におい
て、反射原稿入力装置10固有の校正操作・ネガ原稿の
場合のネガポジ反転・ゴミキズ除去・グレーバランス調
整(=ホワイトバランス調整)・コントラスト調整・ノ
イズ除去・鮮鋭化強調等が施され、画像調整処理部74
へ出力される。
【0273】画像転送手段30及び通信手段17から入
力された画像データは、画像データ書式解読処理部73
において、そのデータ書式に従い、必要に応じて圧縮符
号の伸張、色信号の表現方法の変換等が行われ、画像処
理部70内の演算に適したデータ形式に変換されて画像
調整処理部74に出力される。また、画像データのヘッ
ダ情報・タグ情報から取得した撮影情報(ストロボ発光
の有無、撮影時に発光したストロボ光のリターン光を検
出したか否かのストロボリターン情報、ホワイトバラン
ス調整の条件、撮影時間に関する情報等)が併せて画像
調整処理部74へ出力される。
【0274】なお、撮影情報は、操作部11から補足・
補充入力して画像調整処理部74へ送信してもよい。
【0275】出力画像の大きさは、操作部11から入力
された指定に基づいて決定しているが、この他に通信手
段17により受信した出力画像の大きさについての指定
や、画像転送手段30が取得した画像データのヘッダ情
報・タグ情報に含まれている出力画像の大きさについて
の指定等に基づいて決定してもよい。
【0276】画像調整処理部74は、操作部11又は制
御部7の指示によりフィルムスキャナ部9、反射原稿入
力装置10、画像転送手段30、通信手段17から入力
された画像データに対して、後述する画像変換処理や画
像補正処理により出力メディア上で画像を観察するに好
ましい印象の画像となるように画像処理を施し、CRT
固有処理部75、プリンタ固有処理部76、77、画像
データ書式作成処理部78、データ蓄積手段81へ処理
済の画像信号を出力する。
【0277】CRT固有処理部75は、画像調整処理部
74から出力された画像信号に対して、必要に応じて画
素数変更、カラーマッチング等の処理を行い、モニタ8
に出力する。
【0278】プリンタ固有処理部76は、画像調整処理
部74から出力された画像データに対して、必要に応じ
てプリンタ固有の校正処理、カラーマッチング、画素数
変更等を行い、該画像データを露光処理部4に出力す
る。画像出力装置1に、更に外部プリンタ装置を接続す
る場合には、プリンタ固有処理部77により画像調整処
理部74から出力された画像データに対して接続された
外部プリンタ装置固有の校正処理、カラーマッチング、
画素数変更等を行って、該画像データを外部プリンタへ
出力する。
【0279】画像データ書式作成処理部78は、画像調
整処理部74から出力された画像データに対して、必要
に応じてJPEG、TIFF、Exif等に代表される
各種の汎用画像フォーマットへの変換を行い、画像搬送
部31や通信手段17へ当該画像データを出力する。
【0280】テンプレート処理部79は、指示されたテ
ンプレートをテンプレート記憶手段19から読み出し
て、該読み出されたテンプレートを用いて画像調整処理
部74から入力された画像データにテンプレート処理を
施し、画像調整処理部74に出力される。
【0281】以上の画像処理部70内の各処理部の区分
は、画像処理部70の機能の理解を助けるために設けた
区分であり、必ずしも物理的に独立したデバイスとして
実現される必要はなく、例えば、単一のCPUにおける
ソフトウェア処理の種類の区分として実現されてもよ
い。
【0282】次に、動作について詳細に説明する。撮影
画像の画像データとは、デジタルカメラ等の撮影手段で
生成された画像データや、フィルムスキャナ、フラット
ベッドスキャナ等で撮影画像をデジタル化した画像デー
タ、及びこれらのデータが各種アプリケーションプログ
ラムで加工若しくは書式変換されて生成されたデータを
意味する。データの形態は、JPEG、TIFF、Ex
if等に代表される汎用フォーマットや、機種やアプリ
ケーションに固有のフォーマットが例として挙げられ、
ハードディスク、CD−ROM、メモリーカード、フロ
ッピー(登録商標)ディスク等の記録メディア、又は通
信回線を介して転送されることにより与えられる。
【0283】主要被写体領域、又は選択領域とは、撮影
者が撮影画像の構図を設計する際に、再現の中心的役割
を意図して着目した被写体であり、多くの場合には人
物、特に人物の顔部分であることが多い。人物が含まれ
ない風景写真の場合も漠然と構図が設定されることは稀
であり、そのような場合は近景の花、動物、静物や、背
景の山、空、雲等であったりするので、一般に言われる
「主要被写体」と同意義として扱う。
【0284】まず、官能値で規格化された評価尺度であ
る粒状値について説明する。官能値で規格化された評価
尺度である粒状値の算出は、各入力、出力媒体により固
有の機器特性があるため、官能値で規格された値であれ
ばその算出方法は特に限定しない。例えばその算出方法
として、画像を周波数解析して得られるノイズウィナー
スペクトル(以下、NWSと記載)やR、G、B信号値
の標準偏差(StandardDeviation)から求める方法が挙
げられる。NWS方法の場合は、画像の解像度で決定さ
れるナイキスト周波数領域までの面積から上記粒状値を
求めてもよいし、ある周波数領域の面積や、ナイキスト
周波数領域の値を機器のノイズ成分として差し引いたこ
れらの面積から求めてもよい。
【0285】また、ある1つ、または複数の周波数の強
度値、又はその平均から求めてもよい。好ましくは、例
えば3〜10(cycle/mm)の周波数領域の面積から機器
のノイズ成分を差し引いた面積、或いは予め機器のノイ
ズ成分を取り除いた面積から求める方法が好ましいが、
機器ノイズ成分を考慮した標準偏差から求める方法が特
に好ましい。そして、粒状値の定量値データが得られた
2つ以上の画像を被験者に観察させてグレード評価を行
い、官能値との相関関係を求めて規格化することにより
官能値で規格化された評価尺度である粒状値が求められ
る。なお、官能値との相関関係を求める方法は、特に限
定はしないが、上記方法で得られた定量値の対数値と被
験者によるグレード評価とを一次〜三次の近似関数とし
て相関付けることが好ましく、特に一次関数で相関付け
ることが好ましい。
【0286】更に好ましくは、視野角に基づいた画像の
サイズ、または目的とされる出力サイズや観察サイズ
と、画像の解像度との比の標準偏差を求める、或いは得
られた定量値に重み付けをした値の対数値と被験者によ
るグレード評価とを一次〜三次の近似関数として相関付
けることが好ましく、特に一次関数で相関付けることが
好ましいが、出力媒体の出力サイズ、観察サイズ、視野
角サイズがほぼ決まっている場合には、サイズと画像の
解像度の比にある一定の重み付けを行う出力媒体毎のシ
ステムファクターを用いて、求められた標準偏差に修正
を加えて算出することとしてもよい。
【0287】本実施の形態では、粒状値の算出方法の一
例として以下の方法を示す。まず、得られた画像の小ブ
ロック毎に求めたG(Green)、R(Red)の標準偏差の
平均値をそれぞれSDg、SDrとする。次いで、各
G、R信号値の粒状値ng、nrを次の数式により求め
る。 ng=-7.0×log10(9.9×SDg-11)+15.5 nr=-7.0×log10(9.9×SDr-11)+15.5 次いで、粒状値Nを、次の数式により求める。N=(7×ng
+4×nr)/11
【0288】なお、通常の出力サイズのデジタルプリン
トで出力する際には、上記数式を用いて算出することが
好ましかったが、他の大きく出力サイズが異なる、或い
はモニター状での観察サイズがある大きさを有する場合
には、以下に示す数式により粒状値Nを求めることが好
ましい。まず、得られた画像の小ブロック毎に求めた
G、R値の標準偏差の平均値をそれぞれSDg、SDr
とする。また、画像の解像度をDP(dpi単位)、画
像の出力サイズ、または観察サイズの短辺をw(mm単
位)としたときに、サイズファクターSを次の数式によ
り求める。 S=11.8×W/DP 次いで、各G、R値の粒状値ng、nrを次の数式によ
り求める。 ng=-7.0×log10(9.9×SDg×S-11)+15.5 nr=-7.0×log10(9.9×SDr×S-11)+15.5 そして、粒状値Nを、次の数式により求める。 N=(7×ng+4×nr)/11 なお、好ましい画像処理が行われた際の処理画像のNの
値としては、好ましくは6以上、特に好ましくは7以
上、更に好ましくは8以上である。
【0289】次に、官能値で規格化された評価尺度であ
る鮮鋭値について詳細に説明する。官能値で規格化され
た評価尺度である官能値は、各入力、出力媒体により固
有の機器特性があるため、官能値で規格化された鮮鋭値
であれば、その算出方法は特に限定しない。例えばその
算出方法としては、画像を周波数解析して得られるパワ
ースペクトルが挙げられ、例えば3(cycle/mm)〜ナイキ
スト周波数領域におけるある周波数と、もう一つの他の
周波数での値を結んだ直線の傾きから求めることとして
もよい。好ましくは、10〜20(cycle/mm)の周波数領
域に着目し、この2点を結んだ直線の傾きから求めるこ
とが好ましい。
【0290】そしてこれらの定量値データが得られた2
つ以上の画像を被験者に観察させてグレード評価を行
い、官能値との相関関係を求めて鮮鋭値の規格化を行
う。官能値との相関は特に限定はしないが、上記定量
値、或いはその対数値と被験者によるグレード評価とを
一次〜三次の近似関数として相関付けることが好まし
く、特に算出された傾きの値とグレード評価とを一次関
数で相関付けるのが好ましいが、出力媒体の出力サイ
ズ、観察サイズ、或いは視野角サイズがほぼ決まってい
る場合には、サイズと画像の解像度との比にある程度の
重み付けを行う出力媒体毎のシステムファクターを用い
て、着目する周波数領域の範囲を変えて2点を決定し、
その2点を結んだ直線の傾きから算出することとしても
よい。
【0291】本実施の形態では、粒状値の算出方法の一
例として以下の方法を示す。まず、得られた画像を周波
数解析して得られたパワースペクトルをG、R信号値毎
に周波数に対してプロットし、例えば10(cycle/mm)と
20(cycle/mm)の2点を結んで得られる一次関数の傾き
をそれぞれmg、mrとして、輝度の鮮鋭値Mを次の数
式により求める。M=7.0×log10(mg×29.4+mr×12.6+40)
-10
【0292】なお、通常の出力サイズのデジタルプリン
トで出力する際には、上記数式を用いて算出することが
好ましかったが、他の大きく出力サイズが異なる、或い
はモニター上での観察サイズがある大きさを有する場合
には、以下に示す数式により鮮鋭値Mを求めることが好
ましい。
【0293】まず、画像の解像度をDP(dpi単
位)、画像の出力サイズ、または観察サイズの短辺をw
(mm単位)としたときに、高周波hcを次の数式によ
り求める。 hc=0.157×w、(ただしhcの下限は20(cycle/mm)とす
る。) 次いで、画像を周波数解析して得られたパワースペクト
ルを周波数に対してG、R信号値毎にプロットした際
に、10(cycle/mm)とhc(cycle/mm)の2点を結んで
得られる一次関数の傾きをそれぞれmg、mrとして、
輝度の鮮鋭値Mを次の数式により求める。 M=7.0×log10(mg×29.4+mr×12.6+40)-10
【0294】なお、好ましい画像処理が行われた際の処
理画像のMの値としては、好ましくは4以上であり、特
に好ましくは5以上、更に好ましくは6以上であるが、
ポートレート等の軟調が好まれる画像では、5〜6が好
ましく、風景シーン等では人物がいない場合は6以上が
好ましい。このように画像の鮮鋭値は撮影されたシーン
によって最適点が選択される必要がある。
【0295】次に、上記算出された粒状値Nと鮮鋭値M
の2次元で相関付けられる総合画質値について詳細に説
明する。粒状値と鮮鋭値の2次元で相関付けられる総合
画質値は、各入力、出力媒体により固有の機器特性があ
るため、上記粒状値Nと、鮮鋭値Mにより一義的に定義
される関数であればその算出方法は特に限定しないが、
M、Nの双次関数形式で表されるのは、官能値との相関
が非常に好ましい。
【0296】本実施の形態では、上記算出された粒状値
N、及び鮮鋭値Mにより以下に記載する近似式を用いて
総合画質値Qを算出する。 Q=(0.413M^(-3.4)+0.422N^(-3.4))^(-1/3.4)-0.532 なお、好ましい画像処理が行われた際の処理画像のQの
値としては、好ましくは3以上であり、特に好ましくは
4以上、更に好ましくは5以上で、更に好ましいのは6
以上である。
【0297】なお、これは比較的常識的な領域(例えば
服、肌、壁等)部分の総合画質値Qを定義した場合であ
り、木々の画像などの撮影シーンが大きく異なる場合に
は重み付けを行うこととしてもよい。本発明において
は、総合画質値Qが官能値で規格化されていることが重
要であり、特に粒状値Nと鮮鋭値Mのどちらが総合画質
値Qに大きく寄与し、律速であるのか、またその異なる
総合画質値Qを比較することによりどちらが好ましい値
であるかを判断する必要がある。
【0298】本発明の総合画質値Qを用いて画像処理を
行うことで、例えばポートレートの様な軟調が好まれる
画像では鮮鋭値Mは5〜6を保持したままで、更に粒状
値Nのみを上げてより高品質な画像を得ることができ、
また風景等の撮影シーンで人物がいない場合には、粒状
値Nは保持したまま鮮鋭値Mのみを6以上に上げること
により同様に高品質な画像を得ることができる。さら
に、律速となっている値が鮮鋭値の場合、画像処理を施
しても粒状値が品質要件を満たす場合は、粒状性を考慮
することなく鮮鋭強調やコントラスト変換を行うことが
できる。このように、本発明の画像処理方法ではこれら
のシーン判別が可能であるとともに、きめ細やかな処理
パラメータの調整、及び画像処理を行うことができる。
【0299】次に、官能値で規格化された評価尺度であ
る色性能値について、詳細に説明する。官能値で規格化
された評価尺度である色性能値は、各入力、出力媒体に
より固有の機器特性があるため、官能値で規格化された
色性能値であればその算出方法は特に限定しない。例え
ばその算出方法としては、R、G、B画像信号、または
例えば色差信号等の値から周知の変換方法等によりクロ
マ(彩度)を算出する一方、シーン解析の積み重ねでの
自然界における純色、例えばグリーン、レッド、イエロ
ーなどの基本値となるクロマに対して再現比率を算出す
る。
【0300】このとき、基本値に対して色相角度が±1
0度の範囲内の画像データのみを用いて各色のクロマの
ヒストグラムを算出することが精度上好ましい。また、
特にはこれら全ての色に限定されなくてもよいし、標準
偏差、そして平均値を求めてからその求めた各値を適宜
用いて、シーンにおけるクロマの最大値と予測される値
を算出することにより求めることとしてもよい。その場
合、標準偏差が大きい、またはヒストグラム分布が中央
に集中せず、2つ以上の分布の山を持たない限りは、平
均値から標準偏差シグマの1シグマ離れた分布のクロマ
を最大クロマとして用いることが好ましい。
【0301】また、サンプリングした各色のブルー
(B)、グリーン(G)、レッド(R)、イエロー
(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)等の基本値に
対するクロマの再現比率を平均して定量値を得ることが
でき、必要な場合には、その分布を考慮した重み付けも
可能である。そして、これらの定量値が得られた2つ以
上の画像を被験者に観察させてグレード評価を行い、官
能値との相関関係を規格化することにより色性能値が求
められる。なお、官能値との相関付けの方法は特に限定
はしないが、上記定量値、或いはその対数値と被験者に
よるグレード評価とを一次〜三次の近似関数として相関
付けることが好ましく、特にクロマの再現比率から得ら
れた対数値とグレード評価を一次関数で相関付けること
が好ましい。また、必要に応じて、中間色の再現比率を
加味して算出することとしてもよい。
【0302】本実施の形態では、得られた画像データを
20画素×20画素に小分割し、R、G、B信号、又は
コロナ社1997年出版の「色再現光学の基礎 太田
登」に記載されている周知の変換方法等により、例え
ば、色差信号をL*、a*、b*空間に変換して算出さ
れた平均値を用いてクロマを算出する。次いで、マクベ
ス社製のマクベスチャートのB、G、R、Y、M、Cの
色票により各色の色相角度が±10度の範囲内の画像デ
ータのみを用いて上記各色におけるクロマ平均値を求
め、シーンにおけるクロマの最大値と予測される値を算
出する。
【0303】一方、上記各色において、マクベスの色票
からクロマを算出し、さらにマクベスのクロマに対して
の比率を算出する。次いで、画像の分割した画素数から
クロマの重み平均Cr0を求めて、次に示す数式により
色再現値Cを算出する。 C=20×log10(Cr0) なお、好ましい画像処理が行われた際の処理画像のCの
値としては、好ましくは4以上であり、特に好ましくは
5以上、更に好ましくは6以上である。
【0304】また、色再現値Cは、ポートレートの様な
軟調が好まれる画像では5〜6であり、主要被写体を目
立たせるような立体感を作り出すことができ、また風景
の様なシーンで人物がいない場合には6以上にすること
で、草木等はメリハリを付けて再現される。このような
画像の色再現値Cはシーンによって最適値が選択される
必要がある。
【0305】次に、上記算出された粒状値Nと鮮鋭値M
と色性能値Cの3次元で相関付けられる3次元総合画質
値QTについて詳細に説明する。上記3次元総合画質値
QTは、上記算出された各値N、M、Cに基づいて、官
能値で規格化される評価尺度であり、入力、出力媒体に
より固有の機器特性が有るので、この粒状値N、鮮鋭値
M、色性能値Cにより一義的に定義される関数であれば
その算出方法は特に限定しないが、特に上記関数として
は粒状値N、鮮鋭値Mの双次関数形式で示される総合画
質値Qと色性能値Cとの平均を算出することが好まし
く、メリハリのある高品質な官能値との相関が高く好ま
しい。本実施の形態では、次の数式により3次元総合画
質値QTを算出する。 QT=(Q+C)/2 なお、好ましい画像処理が行われた際の処理画像のQT
の値としては、好ましくは3.5以上であり、特に好ま
しくは4.5以上、更に好ましくは5.5以上であれ
ば、メリハリ、立体感に優れた高品質が画像が得られ
る。
【0306】なお、本実施の形態では、粒状値Nと鮮鋭
値Mと色性能値Cから上記近似式を用いて3次元総合画
質値QTを算出することと定義したが、これは比較的常
識的な領域(例えば服、肌、壁等)部分の3次元総合画
質値QTを定義したものであり、木々の画像等のシーン
が大きく異なる場合にはバイアスを加えたり、他の重み
付けを行って機種毎の特性を加味してもよいし、修正を
行うために上記数式の対数等を用いて近似することとし
てもよい。
【0307】また、本発明においては、3次元総合画質
値QTが官能値で規格化されていることが重要であり、
特に粒状値N、鮮鋭値M、色性能値Cの何れか一つ、或
いは二つがこの3次元総合画質値QTに大きく寄与し、
律速であるのか、またその異なる総合画質値Qを比較す
ることによりどちらが好ましい値であるかを判断する必
要がある。
【0308】また、本発明の3次元総合画質値QTを用
いて画像処理を行うことで、例えばポートレートの様な
軟調が好まれる画像では、Q値、QT値を参照すること
により、鮮鋭値Mは5〜6を保持したままで、更に粒状
値Nのみを上げるか否か、色性能値Cを上げて色強調を
行うか否かを判別することができ、メリハリある立体感
を付与する安定な画像処理を行うことができる。また、
風景等の撮影シーンで建物が多く、人物がいない場合に
は、粒状値Nは保持したまま鮮鋭値Mのみを6以上に上
げることにより同様に高品質な画像を得ることができ
る。さらに、律速となっている値が鮮鋭値Mであり、画
像処理を施しても粒状値Nが品質要件を満たす場合、鮮
鋭値M、及び色性能値Cを上げて鮮鋭強調、及び色強調
を同時に行うと違和感が生じるため鮮鋭強調を抑制する
が、3次元総合画質値QTを参照することにより、更に
色強調が行ってもQT値が大きく向上しないと判断され
る場合、更に鮮鋭値Mを上げて鮮鋭強調したり、コント
ラスト変換を行うことができる。このように、本発明の
画像処理方法ではこれらのシーン判別が可能であるとと
もに、きめ細やかな処理パラメータの調整、及び画像処
理を行うことができる。
【0309】なお、主要被写体領域、或いは選択領域に
おける原画像データの粒状値をN0、鮮鋭値をM0、総
合画質値をQ0、処理画像データの粒状値をN1、鮮鋭
値をM1、総合画質値をQ1とし、全画像領域における
原画像データの粒状値をBN0、鮮鋭値をBM0、総合
画質値をBQ0、処理画像データの粒状値をBN1、鮮
鋭値をBM1、総合画質値をBQ1とすると、画像処理
の前後で粒状性、及び鮮鋭性の雰囲気を同じにし、撮影
者の意図を大きく変えないために、N1/N0、及びM
1/M0は、その差違が100%以内であることが好ま
しい。また、画像処理の前後で粒状性、及び鮮鋭性の雰
囲気を同じにするとともに違和感のない自然な雰囲気で
撮影者の意図を大きく変えないために、BN1/N0、
及びBM1/BM0の差違が100%以内であることが
好ましい。なお、差異とは、N1/N0及びM1/M
0、或いはBN1/N0及びBM1/BM0において、
小さい数値の方に対しての差異(正数)の割合をいう。
【0310】さらに、総合画質値Qは、Q=f(N、
M)で表される関数値であるとき(なお、粒状値N、鮮
鋭値Mは正規化された数値とする)であり、Q0≦Q1
のとき、 ΔN=(Q1−N1)−(Q0−N0) ΔM=(Q1−M1)−(Q0−M0) により、ΔN、ΔMを算出し、このΔNの絶対値、及び
ΔMの絶対値が1.0以内となるように算出することに
より、被写体の雰囲気を保持しつつ精度が良く、撮影者
の意図に応じた画像を得ることができる。またさらに精
度を良くするには、ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値が
0.7以内が好ましく、さらには0.4以内が好まし
い。
【0311】また、全画像領域の総合画質値BQは、B
Q=f(N、M)で表される関数値(なお、粒状値N、
鮮鋭値Mは正規化された数値とする)であり、BQ0≦
BQ1のとき、 ΔBN=(BQ1−BN1)−(BQ0−BN0) ΔBM=(BQ1−BM1)−(BQ0−BM0) により、ΔBN、ΔBMを算出し、このΔBNの絶対
値、及びΔBMの絶対値が1.0以内となるように算出
することにより、画像全体の雰囲気を保持しつつ精度が
良く、撮影者の意図に応じた画像を得ることができる。
さらに精度を良くするには、ΔBNの絶対値、及びΔB
Mの絶対値が0.7以内が好ましく、さらには0.4以
内が好ましい。
【0312】さらに、N0≧M0を満たすとき、Ata
=N0、N0≧M0を満たさないとき、Ata=M0と
し、BN0≧BM0を満たすとき、Bta=BNO、B
N0≧BM0を満たさないとき、Bta=BMOとし、 Qta=f(Ata、Ata) BQta=f(Bta、Bta) とすると、大きな画像領域を安定に、かつ被写体の雰囲
気を保持しつつ精度が良く、撮影者の意図に応じた画像
を得るためには、処理後の総合画質値Q1が処理前の総
合画質値Q0からQtaに近づくようにすることが好ま
しい。また、大きな画像領域を安定に、かつ画像全体の
雰囲気を保持しつつ精度が良く、撮影者の意図に応じた
画像を得るためには、処理後の総合画質値BQ1が処理
前の総合画質値BQ0からBQtaに近づくようにする
ことが好ましい。
【0313】上述した説明を図4、5を参照して具体的
に説明する。図4、5は、縦軸に鮮鋭値M、横軸に粒状
値Nを設定し、上述した算出方法で算出されたQ値の2
次関数を示した図であり、画質ラインL1は、Q=f
(Ata、Ata)、或いはBQ=f(Bta、Bt
a)で示される一次関数である。ここでは、処理対象の
領域として主要被写体領域或いは選択領域が設定された
として、Q=f(Ata、Ata)の関数値で表される
とする。また、この画質L1上のQ値は、観察者の見た
目の官能値がほぼ変わらない特性を有している。図4に
おいて、例えば(N0、M0)=(3.0、4.0)で
あるときに、Q0=3が算出された場合は、N0<M0
であるのでAta=4となりQta=f(4.0、4.
0)でも求められる画質ラインL1上の点、Qta=
3.69に近づくように粒状値N、鮮鋭値Mを補正す
る。このように補正を行うことで、補正されて画像処理
された処理画像は、原画像の雰囲気を保持したままより
粒状性が高い高品質な画像となる。
【0314】また、図5において、例えば(N0、M
0)=(3.5、5.5)であるときに、Q0=3.7
3が算出されており、画像処理後のQ1値を5.1に上
げたい場合は、Q1=5.1で画質ラインL1と同じ傾
き上のN1、M1を求める。このとき、(N1、M1)
=(4.7、6.8)であるので、この値になるように
粒状値N、鮮鋭値Mを補正する。このように画質ライン
L1と同じ傾き上のQ1値におけるN1、M1を求める
ことで原画像の雰囲気を保持することができ、さらに粒
状値、鮮鋭値を向上させることができる。
【0315】さらに、被写体の雰囲気を保持しつつ精度
が良く、必要な画像処理のみを行うためには、上記N
0、M0、A0において、N0≧A0の場合は被写体領
域の鮮鋭性を重心的に改良し、N0≧A0を満たさない
場合は被写体領域の粒状性を重心的に改良することが好
ましい。また、画像全体の雰囲気を保持しつつ精度が良
く、必要な画像処理のみを行うためには、上記BN0、
BM0、BA0において、BN0≧BA0の場合は全画
像領域の鮮鋭性を重心的に改良し、BN0≧BA0を満
たさない場合は全画像領域の粒状性を重心的に改良する
ことが好ましい。
【0316】また、主要被写体領域、或いは選択領域に
おける原画像データの色再現値をC0、処理画像データ
の色再現値をC1とし、全画像領域における原画像デー
タの色再現値をBC0、処理画像データの色再現値をB
C1とすると、画像処理の前後で被写体のメリハリのあ
る色、及び粒状性の雰囲気を同じにするとともに撮影者
の意図を大きく変えないために、官能値で規格化される
評価尺度である粒状値、鮮鋭値、色性能値の3次元で相
関付けられるN1/N0とC1/C0の差異が100%
以内であることが好ましい。また、画像処理の前後で被
写体のメリハリのある色、及び鮮鋭性の雰囲気を同じに
するとともに撮影者の意図を大きく変えないために、官
能値で規格化される評価尺度である粒状値、鮮鋭値、色
性能値の3次元で相関付けられるM1/M0とC1/C
0の差異が100%以内であることが好ましい。なお、
差異とは、N1/N0とC1/C0、或いはM1/M0
とC1/C0において、小さい数値の方に対しての差異
(正数)の割合をいう。
【0317】さらに、被写体のある画像の場合は、雰囲
気を保持しつつ高品質な画像処理を行うために肌色の粒
状性が大きく影響し、また、スナップ写真では一般的に
多く背景になる木々の緑色の鮮鋭性、及び色のメリハリ
感が要求され、同様に画像処理に大きく影響を及ぼすこ
とが多い。従って、このようなスナップ写真等の画像を
画像処理する場合には、全画像領域と、少なくとも1つ
以上の主要被写体領域、或いは選択領域とを処理対象と
し、その処理対象とした画像領域が赤色系である場合に
は赤と緑の色情報を比較して赤に重み付けをする、或い
は処理対象の画像領域が赤色系ではない場合には同様に
赤と緑の色情報を比較して緑に重み付けすることにより
撮影者の意図に応じた画像処理を行うことができる。な
お、この場合には、色の色相は特に限定しないが、マク
ベスの色票のグリーン、レッド、及びライトスキンを参
照することが好ましい。
【0318】また、例えば子供のポートレートのように
画像全体を占める被写体の領域が大きい場合、特に子供
の肌の質感を保持しつつ高品質な画像を得るために全画
像領域と、少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或い
は選択領域とを処理対象とし、その処理対象とした画像
領域において、肌色領域が占める領域、背景領域を推定
してその推定された肌色領域、背景領域、及び肌色と背
景の境界領域のそれぞれに対して異なる画像処理を施す
ことが好ましい。
【0319】本発明の画像処理方法を構成する個々の画
像処理方法は、各種公知の画像処理方法方を適用するこ
とができる。例えば、2001年コロナ社出版、社団法
人日本写真学会 出版委員会編集の「ファインイメージ
ングとデジタル写真」、2000年科学技術出版、新島
耕一著の「ニューウェーブレット画像解析」等に記載さ
れている画像処理方法が挙げられるが、特にこれら画像
処理方法を単独に用いることに限定はされず、適宜組み
合わせも可能である。特に、ウエーブレット変換処理を
組み合わせることが好ましい。また、画像処理は複数回
行うこととしてもよいが、処理回数が多いとS/N比の
低下を招きやすいため3回以下が好ましい。
【0320】次に、撮影された画像の画像データから出
力用の画像データを生成する際に行われる画像処理の処
理方法において、全画像領域と、少なくとも1つ以上の
主要被写体領域、或いは選択領域とを処理対象とし、原
画像データから得た各特性情報に基づいて中間処理デー
タを生成し、原画像データと中間処理画像データとを最
終的に加算、及び減算、或いはそのどちらかを行って合
成して最終的な処理画像データを得る画像処理方法につ
いて詳細に説明する。
【0321】なお、ここでいう中間処理画像データは、
原画像データから得られた各種特性情報に基づいて処理
した画像データであり、原画像データに加算及び減算、
或いはそのどちらかを行う直前の処理画像データであ
る。演算の際に、画像単位ではなく、画素単位で演算を
行う場合は、その中間処理画素データを中間処理画像デ
ータと同意義として扱う。また、中間処理画像データは
実際には作成していないが、原画像データから得られた
各特性情報に基づいて合成パラメータを決定し、その合
成パラメータにより原画像の画像データ、或いは画素デ
ータを合成する場合も、その決定された合成パラメータ
を中間処理画像データと同意義として扱う。
【0322】また、各種処理をした処理画像データ1を
原画像データに加算及び減算、或いはそのどちらかを行
い、その後さらに各種の画像処理を施して順次処理画像
データ1、2、3を生成する場合には、処理画像データ
2、3の画像データが処理画像データ1の全領域の画像
データに対して5%以内の処理率であれば、その処理画
像データ1を中間処理画像データとして扱う。なお、中
間処理画像データを得るために処理は複数回行うことと
してもよいが、処理回数が多いとS/N比の低下を招き
やすいため2回以下が好ましい。また、本発明の効果を
損ねない限り、全領域の画像データにおいて5%以内の
処理率に納まるのであれば、種々の画像処理をさらに施
すことができる。なお、ここでいう全領域の画像データ
とは、3色表示方式の場合、全領域で算出した各B、
G、R信号の平均信号値を意味する。
【0323】中間処理画像データと原画像データの加
算、減算は、被写体領域の中心、或いは周辺からの距離
により変化する重み付け係数により行ってもよいし、特
にある領域では上記演算を行うが、その他の領域は行わ
ないといったように、ぼけマスク処理で知られている方
法で演算を行うこととしてもよい。特に中間処理画像デ
ータの重み付けが0.5以上で、かつ原画像の重み付け
が0.5以下であることが好ましい。
【0324】また、画像処理方法を構成する個々の画像
処理方法は、各種公知の画像処理方法方を適用すること
ができる。例えば、上述した2001年コロナ社出版、
社団法人日本写真学会 出版委員会編集の「ファインイ
メージングとデジタル写真」、2000年科学技術出
版、新島耕一著の「ニューウェーブレット画像解析」等
に記載されている画像処理方法が挙げられるが、特にウ
ェーブレット変換を行うことが好ましい。しかし、上記
公知の技術だけでは本発明の効果を得ることができず、
画像処理を行う際に処理画像データと原画像データの処
理対象領域から得られる粒状ノイズ成分、中周波成分、
彩度、色濁り、ホワイトバランス、コントラスト、高周
波成分の差異が100%以内である中間処理画像データ
を用いることで本発明の効果を得ることができる。
【0325】上述した各特性値について詳細に説明す
る。上記粒状ノイズ成分の差異は、その算出方法は特に
限定しないが、例えば処理対象領域のR、G、B画像信
号の標準偏差を輝度に対してプロットして、ある輝度範
囲での面積、または2点間のピーク値を用いて評価し、
粒状ノイズ成分を改良することが好ましい。本実施の形
態では、全領域を例えば20画素×20画素の小分割
し、その小分割した各領域のR、G、B信号の標準偏差
を求める。そして、色差信号をL*、a*、b*空間に
変換する変換方法により算出したL*に対して、標準偏
差をプロットして粒状成分を求める。このようにして原
画像と処理後の画像との粒状ノイズ成分の差異を求める
が、或いは輝度信号をYIQの座標に直し、この空間上
での輝度に対してプロットすることにより算出すること
としてもよい。
【0326】彩度の差異は、特にその算出方法は限定し
ないが、例えば全領域を20画素×20画素に小分割
し、その小領域におけるR、G、B信号の平均から、色
差信号をL*、a*、b*空間に変換する変換方法によ
り算出してクロマと輝度L*を求め、輝度L*に対して
クロマをプロットしてある輝度範囲での面積、または2
点間のピーク値を用いて評価を行い、原画像と処理後の
画像の彩度の差異を100%以内とすることにより改良
することができる。本実施の形態では、原画像と処理画
像の各領域を小分割した領域から色差信号を算出し、マ
クベス社の色票で表されるB、G、R、Y、M、Cの色
相角度に対して±10の範囲内の同色相群と認められる
データのみを用いて各色のクロマと明度L*のプロット
を行う。そしてL*に対するクロマのヒストグラムの中
央値を使い、マクベス社の各色票のクロマに対する再現
の割合を各色相で最終的に算出し、それを原画像と処理
画像とで比較することにより彩度の差異とする。或い
は、官能値と相関付けられる他の関係式で算出すること
としてもよい。なお、色相の比較に用いる色票は上述し
た6色が好ましいが、少なくとも1色であっても、本発
明の効果を得ることができる。
【0327】色濁りの差異は、特にその算出方法は限定
しないが、例えば全領域を20画素×20画素に小分割
し、その小領域におけるR、G、B信号の平均から、色
差信号をL*、a*、b*空間に変換する変換方法によ
り算出してクロマと輝度L*を求め、輝度L*に対して
プロットを行ってある輝度範囲での面積、または2点間
のピーク値を用いて評価を行い、原画像と処理画像の色
濁りの差異を100%以内にすることで改良することが
できる。本実施の形態では、原画像と処理画像の各領域
を小分割した領域から色差信号を算出し、マクベス社の
色票で表される紫(色票番号10)、ブルースカイ(色
票番号3)、ライトスキン(色票番号2)、イエローグ
リーン(色票番号11)、草の色(色票番号4)等の色
票であって、B、G、R、Y、M、C、及びグレイ以外
の色票の色相角度に対して±10度の範囲内の同色相群
と認められるデータのみを用いて各色のクロマと明度L
*のプロットを行う。そして、L*に対するクロマのヒ
ストグラムの中央値を用いてマクベス社の各色票のクロ
マに対する再現の割合を各色相で最終的に算出し、それ
を原画像と処理画像とで比較していろ濁りの差異とす
る。或いは、官能値と相関付けられる他の関係式で算出
することとしてもよい。なお、色相の比較に用いる色票
は上述した5色が好ましいが、少なくとも1色であって
も、本発明の効果を得ることができる。
【0328】ホワイトバランスの差異は、特にその算出
方法は限定しないが、全領域を20画素×20画素の小
領域に分割し、その小領域におけるR、G、B信号の平
均のヒストグラムの分布位置がその標準偏差の何倍かを
算出し、処理対象領域とそれ以外の領域での倍率の差の
割合(絶対値)を算出してホワイトバランスの差異とす
る。
【0329】中周波成分の差異は、特にその算出方法は
限定しないが、例えばNWSの周波数プロットの成分の
ある周波数から他のある周波数の2点間のピーク、また
は面積、重みの平均でその差異を算出することができ
る。例えば、3〜15(cycle/mm)領域を適用することが
好ましい。
【0330】高周波成分の差異は、特にその算出方法は
限定しないが、NWSの周波数プロットの成分のある周
波数から他のある周波数の2点間のピーク、または面
積、重みの平均により差異を算出することができる。例
えば、25〜50(cycle/mm)領域を適用することが好ま
しい。
【0331】なお、おれら粒状ノイズ成分、中周波成
分、彩度、色濁り、ホワイトバランス、コントラスト、
高周波成分の原画像データとの差異は10〜50%以内
が好ましい。さらに好ましくは、粒状ノイズ成分及び高
周波成分、或いはそのどちらかの原画像データとの差異
が30〜70%以内で、彩度、色濁り、ホワイトバラン
ス、コントラストの原画像データとの差異が10〜50
%以内である。
【0332】次に、画像における主要被写体、或いは選
択領域の大きさを取得する方法について詳細に説明す
る。主要被写体、或いは選択領域の大きさは、ユーザか
らの指定や画像データに付加された付加情報(タグ情報
など)を参照することにより取得される。このような付
加情報は、独自の情報フォーマットや独立の情報ファイ
ル、データとして付加されることとしてもよいが、好ま
しくは、JPEG、TIFF、Exifなどに代表され
る汎用画像フォーマットに規定されている既存のタグ情
報を利用したり、メーカーノートやユーザノートといっ
た自由に使用することができる領域を利用する方法がよ
い。
【0333】また、主要被写体の大きさは、必ずしも出
力画像上の実寸で指定される必要はなく、画像において
主要被写体の占める割合を算出可能にする情報を上記付
加情報により付加することとしてもよい。例えば、主要
被写体の大きさが一辺、又は半径の画素数で指定された
場合には、画像全体の画素数で比較することにより画像
において主要被写体が占める割合が容易に算出される。
このように、取得、或いは推定された出力画像の大きさ
を乗じることにより出力画像における主要被写体の大き
さを容易に算出することができる。
【0334】また、主要被写体の大きさが直接的に指定
されない場合でも出力画像における主要被写体の大きさ
を推定することとしてもよい。具体的には、画像データ
から肌色部分を抽出したり、画像中央部で色相、明度が
一定の範囲に納まる範囲を抽出する方法が挙げられる
が、より好ましくは、撮影条件に関する情報を取得し、
該取得された情報から主要被写体の占める割合を推定す
る方法がよい。撮影条件に関する情報としては、具体例
として被写体領域、撮影シーンのタイプ、被写体距離、
ストロボ反射光検出などが挙げられ、これらの情報は上
述したように付加情報により取得されることが好まし
い。
【0335】撮影条件に関する情報から主要被写体の占
める割合を推定する方法として例を挙げながら説明す
る。例えば、被写体領域の情報が与えられた場合には、
この情報が円形領域の中心座標と半径の画素数、或いは
矩形領域の中心座標と縦・横の画素数のように、領域内
の画素数を算出可能な形で提供されていれば画像全体の
画素数と比較することにより画像における主要被写体の
占める割合が容易に算出され、前述した方法で取得、或
いは推定された出力画像の大きさを乗じることにより出
力画像における主要被写体の大きさを容易に算出するこ
とができる。また、被写体領域の情報が領域の中心座標
の1点のみで与えられた場合には、指定された座標周辺
の数画素の平均色相、平均明度を算出して、指定された
中心の座標の周辺で色相、明度がその平均値から一定の
範囲(例えば色相角度の差が10度以内で、明度の差が
ダイナミックレンジの10%以内)に納まる画素領域を
探索することにより主要被写体領域の画素数を確定する
ことができる。
【0336】また、撮影シーンの情報が与えられた場合
には、例えば人物やポートレートのような撮影シーンで
あれば、主要被写体は人物の顔であり、その直径は画像
短辺の1/4〜1/2程度であると推定される。このと
き概略値として一定の画像短辺画素数の1/3程度の直
径円の面積相当の画素数を用いて主要被写体の占める割
合を推定することができるし、画像短辺の1/4〜1/
2程度の肌色領域を画像内から探索することで推定精度
を向上させることもできる。また、風景のような撮影シ
ーンであれば、画像面積の10%程度を占める主要被写
体が存在する場合が多い。また、夜景のような撮影シー
ンである場合には、画像全体と比較して明度が高い領域
が主要被写体であるとして推定できる。
【0337】また、被写体距離の情報が与えられた場合
には、主要被写体は人間の顔であると仮定して一般的な
コンパクトカメラのレンズ特性から被写体距離に応じた
顔の大きさを算出することにより画像中の主要被写体が
占める割合を推定することができる。また、ストロボ反
射光の情報が与えられた場合には、反射光の有無、強度
の情報によりおおよその被写体距離が推定でき、上述し
た方法と同様に画像中の主要被写体が占める割合を推定
することができる。なお、上述したような撮影情報が複
数与えられた場合にはその組み合わせにより推定精度を
向上させることができるのは勿論のことである。
【0338】本発明は、上記の方法で取得、或いは推定
された画像における主要被写体領域、或いは選択領域に
基づいて、より好ましい印象を与えるために、撮影画像
の画像データに適用する画像処理の内容を決定すること
を特徴としている。以下に、その具体的な画像処理内容
の決定について説明する。なお、本実施の形態では、画
像における主要被写体領域、或いは選択領域、或いは全
領域の画像データも考慮して画像処理条件を決定した
が、実際には、撮影画像の画像データが入力されるたび
に上述した計算を行う必要はなく、予め場合に応じた画
像処理条件を適用したルックアップテーブルや、簡単な
近似計算式を参照して画像処理を行うことが好ましい。
【0339】また、撮影画像の画像データが生成時に施
された画像処理傾向の情報を取得し、その情報に基づい
て画像処理の程度修正を行うことが好ましい。具体的に
は、例えば、画像データが生成された際に施されたコン
トラスト処理、シャープネス処理、彩度処理等の画像処
理傾向の情報を取得し、例えばコントラストが硬調に設
定されていた場合は、画像上の主要被写体が小さい場合
のコントラスト強調を抑制、或いは廃止し、画像上の主
要被写体が大きい場合のコントラストの軟調化の程度を
大きくする等して、取得された画像処理傾向の情報に基
づいて画像処理の程度を修正する。また、上述のよう
に、撮影時の画像処理との重複、相反を考慮した形で程
度修正を組み合わせて行うことも可能である。なお、画
像処理傾向の情報は、上述したように付加情報により取
得することが好ましい。
【0340】また、ユーザの嗜好性を画像データの全領
域と主要被写体領域から、或いは官能値で規格化された
粒状値、鮮鋭値、色性能値から取得したり、各特性値か
ら算出される総合画質値、或いは3次元総合画質値を含
めて対比することにより取得して、画像処理の程度を修
正することが好ましい。また、ユーザの嗜好性に関する
情報を取得することができない場合でも、その嗜好性を
推定し、その結果に基づいて画像処理の程度修正を行う
ことが好ましい。該嗜好性を推定するために必要な情報
としては、例えば撮影機種、撮影画素数、露出モード、
ホワイトバランス設定等が挙げられる。なお、ユーザの
嗜好性に関する情報は、ユーザが処理実行時にハード、
ソフト、派手、地味、入力に忠実等の嗜好性を入力指定
してもよいが、好ましくは上述したような付加情報によ
り取得することが好ましい。
【0341】具体的にユーザの嗜好性の推定について説
明すると、例えば一眼レフデジタルカメラのような高級
機を使用している場合は、撮影者の技量が高く、メディ
アに出力された画像を鑑賞する状況を考慮して、撮影条
件や撮影モードの設定を決定し、画像内での主要被写体
の位置、大きさを配慮して構図を決めている可能性が高
いので、施す画像処理は控えめにした方が好まれる。ま
た、撮影機種が不明な場合でも時代の相場を考慮して撮
影画素数が非常に多い場合は、撮影が高級機種で行われ
たと判断することができ、ユーザの嗜好性を推定するこ
とができる。さらに、露出モードやホワイトバランスが
マニュアル設定されていたり、オートブランケットモー
ドで撮影されている場合には、撮影者が明らかな意志を
持って撮影条件や撮影モードの設定を行っているので、
施す画像処理は控えめ、或いは完全に抑止することが好
ましい。
【0342】次に、図6〜図8を参照して、前述した画
像処理方法を用いて、図3に示した制御部7、及び画像
処理部70の各部により実行される画像処理を説明す
る。図6は、図3に示した画像処理部70により実行さ
れる画像処理を説明するフローチャートである。図6に
おいて、制御部7はフィルムスキャンデータ処理部7
1、反射原稿スキャンデータ処理部72、画像データ書
式解読処理部73から画像調整処理部74に入力された
画像データに、テンプレート処理は必要であるか否かを
判別する(ステップS1)。テンプレート処理が必要で
ある場合には、テンプレート処理部79により該処理を
実行させて、テンプレート処理された画像データを取得
し(ステップS2)、ステップS4に移行する。
【0343】一方、テンプレート処理が必要ない場合
は、出力画像の大きさを既に取得しているか否かを判別
し(ステップS3)、出力画像の大きさが既知の場合に
は、ステップS5に移行し、出力画像の大きさが未知の
場合には、出力画像の大きさ推定処理を行って(ステッ
プS4)、ステップS5に移行する。なお、出力画像の
大きさ推定は、一般的なカラー画像の印刷条件(例えば
300dpiなど)を仮定して、画像の画素数を出力画
像の大きさに換算することにより推定を行う。また、テ
ンプレート処理が行われている場合には、テンプレート
処理されて入力された画像データの全領域が出力画像の
一部に収められている可能性があるので、必ずそのチェ
ックを行い、入力された画像データが実際に出力される
出力画像上での大きさに換算する。
【0344】次いで、出力画像における主要被写体の大
きさを既に取得しているか否かを判別し(ステップS
5)、主要被写体の大きさが既知の場合には、ステップ
S7に移行し、主要被写体の大きさが未知の場合には、
後述する主要被写体の大きさ推定処理を行って(ステッ
プS6)、ステップS7に移行する。
【0345】主要被写体の大きさを取得すると、次に、
後述する画像処理の内容の決定処理を行い(ステップS
7)、決定された画像処理の内容に従って、CRT固有
処理部75、プリンタ固有処理部1、2(76、7
7)、画像データ書式作成部78が入力された画像デー
タに画像処理を施し(ステップS8)、その画像処理さ
れた処理画像データをCRT、露光処理部などの各部に
出力して(ステップS9)、画像処理を終了する。
【0346】次に、図7のフローチャートを参照して主
要被写体の大きさ推定処理を説明する。図7において、
まず制御部7は、主要被写体の中心座標が取得されてい
るか否かを判別し(ステップS601)、主要被写体の
中心座標が既知の場合は、該中心座標周辺の数画素の平
均色相、平均明度を算出して、中心座標周辺においてそ
の算出された色相、明度の平均値から一定の範囲(例え
ば、色相角度の差が10度以内で明度の差が10%以
内)に収まる画素領域の大きさを推定して(ステップS
602)、ステップS614に移行する。
【0347】一方、主要被写体の中心座標が未知の場合
には、夜景モードであるか否かを判別し(ステップS6
03)、夜景モードではない場合はステップS606に
移行し、夜景モードである場合は、更に部分的に明度の
高い領域が存在するか否かを判別し(ステップS60
3)て、高明度の領域が存在しない場合にはステップS
606に移行し、高明度の領域が存在する場合にはその
高明度領域のなかでも最も大きい領域、或いは最も画像
の中心に近い領域を採用してその大きさを算出し(ステ
ップS605)、ステップS614に移行する。
【0348】次いで、夜景モードではない、或いは高明
度領域が存在しない場合はポートレートモードであるか
否かを判別し(ステップS606)、ポートレートモー
ドでない場合はステップS609に移行し、ポートレー
トモードである場合には更に画像の比較的中心部に適当
な大きさ(例えば直径が画素短辺長の1/5以上)の肌
色領域が存在するか否かを判別し、該肌色領域が存在し
ない場合にはステップS609に移行し、該肌色領域が
存在する場合には肌色領域の大きさを算出して(ステッ
プS608)、ステップS614に移行する。
【0349】次いで、ポートレートモードではない、或
いは肌色領域が存在しない場合は、被写体距離が取得さ
れているか否かを判別し(ステップS609)、被写体
距離が既知の場合には、主要被写体が人間の顔であると
仮定して一般的なコンパクトカメラのレンズ特性と被写
体距離に応じた顔の大きさを算出して(ステップS66
12)、ステップS614に移行する。一方、被写体距
離が未知の場合には、更にストロボに関する情報が取得
されているか否かを判別し(ステップS610)、スト
ロボ情報が既知の場合には、リターン検出やガイドナン
バー等から被写体距離を算出し(ステップS611)、
上記したように被写体距離に応じた顔の大きさを算出し
て(ステップS612)、ステップS614に移行す
る。また、ストロボ情報が未知である場合には、画像全
体の10%の大きさを算出し(ステップS613)、ス
テップS614に移行する。
【0350】次いで、各ステップで算出された領域の大
きさを主要被写体の大きさの推定値として採用し(ステ
ップS614)、主要被写体の大きさ推定処理を終了す
る。なお、ここで挙げた推定処理はその一例であり、本
発明は上記例に限定されるものではない。推定精度が高
いのであれば、その方法は上記に限らない。
【0351】次に、図8のフローチャートを参照して画
像処理の内容決定処理を説明する。図8において、画像
処理調整部74はまず、画像処理が禁止されているか否
かを判別する(ステップS701)。画像データの中に
は、出力メディアにより画像を観察する際に好ましい印
象を与えるように既に画像処理済みの画像データや、特
定の意図に基づいて出力時の画像処理を禁止したい画像
データが混在している可能性がある。このような画像デ
ータについては、予めJPEG、TIFF、Exif等
に代表される各種の汎用画像フォーマット内の付加情報
(ヘッダ情報、タグ情報など)に出力時の画像処理を禁
止する情報を記載するか、或いはオペレータが操作部1
1を介して画像処理の禁止を指示入力することが好まし
い。本実施の形態では、画像処理の初めに上記した付加
情報を参照、或いは操作部11からの画像処理禁止の指
示入力を検出することとし、画像処理が禁止されている
場合は、画像処理を行わないことに画像処理の内容を決
定し(ステップS702)、画像処理の内容決定処理を
終了する。
【0352】一方、画像処理が禁止されていない場合に
は、全画像領域、図5の主要被写体の大きさ推定処理で
推定された主要被写体領域、或いはユーザに選択された
選択領域において、それぞれ前述した方法により粒状値
N、鮮鋭値M、色性能値Cを算出し、該算出された各特
性値から更に総合画質値Q、3次元総合画質値QTを算
出する(ステップS703)。次いで、算出された総合
画質値Q、3次元総合画質値QT値からシーン判定を含
めて、粒状性、鮮鋭性、色性能性の重み付けとその方向
性を加味して画像処理のレベルを決定する(ステップS
704)。
【0353】次いで、撮影時の画像処理傾向は取得され
ているか否かを判別し(ステップS705)、画像処理
傾向が既知の場合は、ステップS709に移行し、画像
処理傾向が未知の場合は、撮影時の画像処理傾向が推定
するための情報が取得されているかをチェックして推定
可能であるか否かを判別する(ステップS706)。こ
のような情報としては、撮影に使用されたデジタルカメ
ラの機種、メーカー名などが挙げられ、これらの機種、
メーカー毎の画像処理傾向を予めテーブルとして備えて
おき、画像処理傾向が推定可能である場合は、そのテー
ブルを参照することにより撮影時の画像処理傾向を推定
し(ステップS707)、ステップS709に移行す
る。
【0354】一方、画像処理傾向が推定できる情報を取
得しておらず、推定できない場合には、各機種、メーカ
ーのなかで平均的な画像処理傾向で撮影時に画像処理を
施されたと仮定して(ステップS708)、ステップS
709に移行する。次いで、各ステップで推定、或いは
仮定された画像処理傾向に応じて画像処理のレベル修正
を行う(ステップS709)。
【0355】次いで、ユーザの嗜好傾向は取得されてい
る否かを判別する(ステップS710)。ユーザの嗜好
傾向が既知の場合にはステップS713に移行し、ユー
ザの嗜好傾向が未知の場合にはユーザの嗜好傾向を推定
可能であるか否かを判別する(ステップS711)。ユ
ーザの嗜好傾向を推定可能である場合には、推定を行い
(ステップS712)、得られた嗜好傾向に応じて画像
処理のレベル修正を行う(ステップS713)。
【0356】次いで、ユーザの嗜好傾向が推定できない
場合には、ステップS704で修正された画像処理のレ
ベルで入力された画像データに画像処理を施し(ステッ
プS714)、ユーザの嗜好傾向が取得、或いは推定さ
れた場合には、ステップS713で修正された画像処理
のレベルで入力された画像データに画像処理を施す(ス
テップS714)。
【0357】次いで、ステップS714で画像処理され
た処理画像の全画像領域、図5の主要被写体の大きさ推
定処理で推定された主要被写体領域、或いはユーザに選
択された選択領域において、粒状値N、鮮鋭値M、色性
能値Cを算出し、算出された各特性値から総合画質値
Q、3次元総合画質値QTを更に算出する(ステップS
715)。
【0358】次いで、算出された総合画質値Q、3次元
総合画質値QTから雰囲気を保持しつつ更に画質を向上
させることができるか否か、或いは違和感が生じている
か否かを判別し(ステップS716)、雰囲気を保持し
つつ更に画質を向上させることができる、或いは処理画
像に違和感が生じている場合、原画像データと処理画像
データのパラメータ差から更に2次パラメータを算出し
て、画像処理のレベル修正を行って(ステップS71
7)ステップS714に戻り、修正されたレベルで再度
画像処理を施す。一方、雰囲気を保持しつつ更に画質を
向上させることができない、或いは処理画像に違和感が
生じていない場合、当該処理画像における画像処理レベ
ルを処理内容として決定し、画像処理の内容決定処理を
終了する。ただし、システム全体の画像処理パラメータ
と処理前の画像の画質値と処理後の画質値の変化分や値
が推定できる場合、例えばステップS709においてデ
ータテーブルを備えている場合で明らかに本発明の効果
を損ねない場合はステップS716を省略することとし
てもよい。
【0359】以上のように、粒状値N、鮮鋭値M、色性
能値Cを算出し、算出された各特性値をパラメータとし
て画像処理の内容を決定するので、背景との違和感が無
く、さらに雰囲気を保持しつつメリハリある立体感を出
す画像処理を安定に行うことができる。例えば、子供の
ようなポートレートの様な軟調が好まれる画像では、鮮
鋭値は5〜6を保持したまま更に粒状値を上げるように
画像処理の内容を決定したり、人物がいない風景の画像
では、粒状値を保持したまま鮮鋭値を6以上に上げるよ
うに画像処理の内容を決定することで高品質な画像を得
ることができる。
【0360】また、撮影時の画像処理の傾向に基づき、
画像処理の内容を修正するとともに画像処理の方向性や
重み付けを修正することができる。例えば、人物がいな
い風景の画像の場合は、粒状値を保持したまま鮮鋭値を
上げた方が好ましい画像となるが、入力メディアの鮮鋭
性は充分であるが、コントラスト特性が標準値より大き
く下回る場合、コントラストを上げることで鮮鋭値も向
上させるというように主要な画像処理の重み付けを修正
することができる。また、出力メディアの特性、雰囲気
を指定された場合には総合画質値Q、3次元総合画質値
QTを変化させることなく、色性能値を大きく変化させ
ることによりその雰囲気を達成することができる。この
ように撮影時に施された画像処理との重複、相反を考慮
して画像処理の程度(レベル)を修正することにより、
出力画像の画像特性を適正な範囲内に収めることができ
る。
【0361】なお、撮影画像データがフィルムスキャナ
やフラッドヘッドスキャナで生成されている場合には、
スキャン画像生成次の画像処理の傾向に関する情報を取
得、或いは推定して上述したように画像処理の程度(レ
ベル)を修正することが好ましい。
【0362】以上のように、官能値で規格化される評価
尺度である粒状値、鮮鋭値、色性能値を算出し、更に該
算出された粒状値と鮮鋭値の2次元で相関付けられる総
合画質値Q、該算出された粒状値と鮮鋭値と色性能値の
3次元で相関付けられる3次元総合画質値QTを算出
し、これら算出された各特性値Q、QTを参照すること
により画像処理の方向性を決定するので、背景との違和
感が無く、さらに雰囲気を保持しつつメリハリある立体
感を出す画像処理を安定に行うことができる。
【0363】また、原画像と、原画像に合成される中間
処理画像とにおける各特性(粒状ノイズ成分、中周波成
分、彩度、色濁り、ホワイトバランス、コントラスト、
高周波成分)の差異が100%以内であるので、背景と
の違和感が無く、さらに雰囲気を保持しつつメリハリあ
る立体感を有する出力画像を得ることができる。
【0364】また、入力メディアで施された撮影時の画
像処理傾向、及びユーザの嗜好傾向の情報が取得、或い
は推定される場合には、それらの情報に応じて画像処理
の程度を修正するので、より柔軟な画像処理を行うこと
ができ、背景との違和感が無く、さらに雰囲気を保持し
つつメリハリある立体感を有する出力画像を得ることが
できる。
【0365】
【発明の効果】請求項1、54、107、160記載の
発明によれば、官能値で規格化される粒状値、鮮鋭値を
算出し、この算出された各値を参照して画像処理を行う
ので、粒状性、及び鮮鋭性を考慮した画像処理を行うこ
とができ、原画像の雰囲気を保持しつつより高品質な出
力画像を生成することが可能になる。
【0366】請求項2、55、108、161記載の発
明によれば、官能値で規格化される粒状値、鮮鋭値を算
出し、さらにこの粒状値、及び鮮鋭値の2次元で相関付
けられる総合画質値を算出し、この算出された総合画質
値を参照して画像処理を行うので、粒状性、及び鮮鋭性
を考慮した画像処理を行うことができ、原画像の雰囲気
を保持しつつより高品質な出力画像を生成することが可
能になる。
【0367】請求項3、56、109、162記載の発
明によれば、官能値で規格化される粒状値、鮮鋭値、色
性能値を算出し、この算出された各値を参照して画像処
理を行うので、粒状性、鮮鋭性、色性能値を考慮した画
像処理を行うことができ、原画像の雰囲気を保持しつつ
より高品質な出力画像を生成することが可能になる。
【0368】請求項4、57、110、163記載の発
明によれば、官能値で規格化される粒状値、鮮鋭値、色
性能値を算出し、さらにこの粒状値、鮮鋭値、及び色性
能値の3次元で相関付けられる3次元総合画質値を算出
し、この算出された3次元総合画質値を参照して画像処
理を行うので、粒状性、鮮鋭性、及び色性能値を考慮し
た画像処理を行うことができ、原画像の雰囲気を保持し
つつより高品質な出力画像を生成することが可能にな
る。
【0369】請求項5、6、58、59、111、11
2、164、165記載の発明によれば、原画像と出力
画像における粒状値の比率と、鮮鋭値の比率との差異
を、100%以内となるように算出するので、粒状値、
及び鮮鋭値が同じ値に近づくように設定され、雰囲気を
保持する効果がより向上する。
【0370】請求項7、8、60、61、113、11
4、166、167記載の発明によれば、主要画像領域
或いは選択領域が処理対象領域の場合は算出されたΔN
の絶対値、及びΔMの絶対値が1.0以内となるように
算出し、全画像領域が処理対象領域の場合は算出された
ΔBNの絶対値、及びΔBMの絶対値が、1.0以内と
なるように算出することで、撮影者の意図を損なうこと
なくさらに精度の良い画像処理を行うことができる。
【0371】請求項9、10、62、63、115、1
16、168、169記載の発明によれば、粒状値が鮮
鋭値以上に大きい場合は粒状値に、粒状値が鮮鋭値より
小さい場合は鮮鋭値に合わせて、Qta値、BQta値
を算出し、Q1値、BQ1値がそれぞれ算出された各Q
ta値、BQta値により近づくようにを画像処理が行
われるので、原画像の雰囲気を損なうことなく、さらに
高品質な出力画像を与える画像処理を行うことができ
る。
【0372】請求項11、12、64、65、117、
118、170、171記載の発明によれば、主要画像
領域或いは選択領域が処理対象領域の場合は、N0≧A
0を満たすときは鮮鋭値を補正し、満たさないときは粒
状値を補正して画像処理を行い、全画像領域が処理対象
領域の場合はBN0≧B0を満たすときは鮮鋭値を補正
し、満たさないときは粒状値を補正して画像処理を行う
ので、原画像の雰囲気を保持しつつより粒状値、鮮鋭値
を向上させて高品質な出力画像を与える画像処理を行う
ことができる。
【0373】請求項13、14、66、67、119、
120、172、173記載の発明によれば、原画像と
出力画像における色性能値の比率と粒状値の比率との差
異を、或いは原画像と出力画像における色性能値の比率
と鮮鋭値の比率との差異を、100%以内となるように
算出するので、色性能値と粒状値、或いは色性能値と鮮
鋭値が同じ値に近づくように設定され、雰囲気を保持す
る効果がより向上する。
【0374】請求項15、16、68、69、121、
122、174、175記載の発明によれば、処理対象
領域において、赤と緑の色情報を比較し、赤色系である
場合には赤に重み付けを、緑色の場合は緑に重み付けを
して画像処理を行うので、撮影された画像のシーンに応
じて撮影者が意図する高品質な出力画像を与える画像処
理を行うことができる。
【0375】請求項17、18、70、71、123、
124、176、177記載の発明によれば、処理対象
領域において、肌色領域、背景領域を算出し、その肌色
領域、背景領域、及び肌色領域と背景領域の境界領域の
それぞれに応じた画像処理を行うので、撮影された画像
の被写体と背景のつながりが違和感なく再現でき、より
柔軟な画像処理を行うことができる。
【0376】請求項19〜31、72〜84、125〜
137、178〜190記載の発明によれば、処理対象
領域において、中間処理画像データを生成し、原画像デ
ータとこの中間処理画像データを演算することにより出
力画像データを生成し、さらに粒状ノイズ成分、中周波
成分、彩度、色濁り、ホワイトバランス、コントラス
ト、高周波成分のうちの何れか1つの特性値において中
間処理画像データと原画像データにおけるその特性値の
差異が100%以内となるように中間処理画像データを
生成するので、雰囲気を損なわずに主要被写体と背景と
のつながりが違和感ない高品質な出力画像を与える画像
処理を行うことができる。
【0377】請求項32、85、138、191記載の
発明によれば、被写体領域、撮影シーンタイプ、被写体
距離、ストロボ反射光検出のうち少なくとも1つの撮影
条件の情報を取得し、その情報から原画像データにおけ
る主要被写体の大きさを指定し、その推定された主要被
写体の大きさに基づいて画像処理を施すので、撮影され
た画像のシーンに応じたより柔軟で精度の高い画像処理
を行うことができる。
【0378】請求項34、87、140、193記載の
発明によれば、撮影された画像の出力画像データにおけ
る主要被写体の大きさに関する情報を取得、或いは推定
し、その出力画像データにおける主要被写体の大きさに
応じて画像処理の内容を変えるので、撮影された画像の
シーンに応じたより柔軟で精度の高い画像処理を行うこ
とができる。
【0379】請求項35、88、141、194記載の
発明によれば、出力画像データの大きさと出力画像デー
タにおける主要被写体の大きさの情報を取得、或いは、
撮影条件から原画像データにおける主要被写体の大きさ
と出力画像データの大きさを推定し、その大きさに応じ
て画像処理の内容を変えるので、撮影された画像のシー
ンに応じたより柔軟で精度の高い画像処理を行うことが
できる。
【0380】請求項33、39、45、86、92、9
8、139、145、151、192、198、204
記載の発明によれば、各種情報は原画像データのタグ情
報から取得するので、さらに利便性が向上する。
【0381】請求項36〜38、89〜91、142〜
144、195〜197記載の発明によれば、撮影時に
施されたコントラスト処理、シャープネス処理、粒状処
理、彩度処理のうち少なくとも1つの画像処理傾向の情
報を取得し、該画像処理傾向との重複、相反を考慮して
画像処理の程度の修正を行うので、より柔軟で精度の高
い画像処理を行うことができる。
【0382】請求項40〜44、93〜97、146〜
150、199〜203記載の発明によれば、ユーザに
関する情報を取得、或いは撮影機種、撮影画素数、露出
モード、ホワイトバランス設定に関する情報から少なく
とも1つの情報を取得してユーザ傾向を推定し、該ユー
ザ傾向に応じて画像処理の程度を設定、或いは修正する
ので、より柔軟で精度の高い画像処理を行うことができ
る。
【0383】請求項46、99、152、205記載の
発明によれば、主要被写体が収まる視野角を推定し、推
定された視野角に応じて画像処理の内容を変化させるの
で、さらに柔軟で精度の高い画像処理を行うことができ
る。
【0384】請求項47〜49、100〜102、15
3〜155、206〜208記載の発明によれば、前記
差異は、50%以内、5〜20%以内、5〜10%以内
のうち何れかであるように設定されるので、より精度の
高い画像処理を行うことができる。
【0385】請求項50〜53、103〜106、15
6〜159、209〜212記載の発明によれば、前記
ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値が、0.7以内、或い
は0.4以内となるように、または前記ΔBNの絶対
値、及びΔBMの絶対値が、0.7以内、或いは0.4
以内となるように算出するので、さらに精度の高い画像
処理を行うことができる。
【0386】請求項213〜219記載の発明によれ
ば、出力画像データを銀塩式印画紙に印刷出力する、イ
ンクジェット方式、電子写真方式、昇華方式、感熱方式
のうちいずれか1つの方式により印刷出力するので、画
像処理された出力画像データを印刷出力することがで
き、利便性が向上する。
【0387】請求項220〜221記載の発明によれ
ば、出力画像データをコンパクトディスク、ミニディス
ク、フロッピー(登録商標)ディスク、メモリーカー
ド、ICカード、光磁気ディスクのうち少なくとも1つ
の記録媒体に記録するので、画像処理された出力画像デ
ータを保存することができ、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態の画像出力装置1
の外観図である。
【図2】図1の画像出力装置1の機能的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1の画像処理部70の詳細を説明する図であ
る。
【図4】粒状値Nと鮮鋭値Mにより相関付けられるQ値
を示す図である。
【図5】粒状値Nと鮮鋭値Mにより相関付けられるQ値
を示す図である。
【図6】図2の画像処理部70により実行される画像処
理を説明するフローチャートである。
【図7】図2の画像処理部70により実行される主要被
写体の大きさ推定処理を説明するフローチャートであ
る。
【図8】図2の画像処理部70により実行される画像処
理の内容決定処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像出力装置 5 プリント作成部 7 制御部 8 モニタ 9 フィルムスキャナ部 10 反射入力部 11 操作部 12 情報入力手段 14 画像読込部 15 画像書込部 16a フレキシブルディスク 16b 光磁気ディスク 16c 光ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 博明 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE03 CE17 CE18 CH08 5C077 LL08 LL09 LL19 MP08 PP03 PP32 PP33 PP36 PP37 PP46 PP47 PP48 PP49 PP68 PQ12 PQ18 TT02 5C079 HB01 HB02 HB08 HB11 LA15 LB01 MA11 NA03 NA04 PA03

Claims (221)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影された画像の原画像データに画像処理
    を施して出力画像データを生成する画像処理方法におい
    て、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    し、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出
    し、 前記算出された粒状値と鮮鋭値を参照して画像処理を施
    すことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】撮影された画像の原画像データに画像処理
    を施して出力画像データを生成する画像処理方法におい
    て、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    し、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出
    し、 前記算出された粒状値、及び鮮鋭値の2次元で相関付け
    られる総合画質値を更に算出し、 前記算出された総合画質値を参照して画像処理を施すこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】撮影された画像の原画像データに画像処理
    を施して出力画像データを生成する画像処理方法におい
    て、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    し、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と色性
    能値を算出し、 前記算出された粒状値及び鮮鋭値、或いはそのどちらか
    一方と、色性能値とを参照して画像処理を施すことを特
    徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】撮影された画像の原画像データに画像処理
    を施して出力画像データを生成する画像処理方法におい
    て、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域、或いは選択領域を画像処理の対象領域に設
    定し、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と色性
    能値を算出し、 前記算出された粒状値、鮮鋭値、色性能値の3次元で相
    関付けられる3次元総合画質値を更に算出し、 前記算出された3次元総合画質値を参照して画像処理を
    施すことを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】前記画像処理の対象領域を少なくとも1つ
    以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定し、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された原画像データの粒状値をN0、鮮鋭値をM0と
    し、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの粒状値をN1、鮮鋭値をM1
    としたとき、 N1/N0とM1/M0の差異が100%以内となるよ
    うに算出することを特徴とする請求項1〜4の何れかに
    記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】前記画像処理の対象領域を少なくとも全画
    像領域に設定し、 前記設定された全画像領域から算出された原画像データ
    の粒状値をBN0、鮮鋭値をBM0とし、 前記設定された全画像領域から算出された出力画像デー
    タの粒状値をBN1、鮮鋭値をBM1としたとき、 BN1/BN0とBM1/BM0の差異が100%以内
    となるように算出することを特徴とする請求項1〜4の
    何れかに記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】前記画像処理の対象領域を少なくとも1つ
    以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定し、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された原画像データの総合画質値をQ0とし、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの総合画質値をQ1とし、 N、Mが正規化された数値であり、総合画質値Qが、Q
    =f(N、M)で与えられる関数値であり、Q0≦Q1
    として、 ΔN=(Q1−N1)−(Q0−N0) ΔM=(Q1−M1)−(Q0−M0) によりΔN、ΔMを算出し、 前記ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値が、1.0以内と
    なるように算出することを特徴とする請求項1から4の
    何れかに記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】前記画像処理の対象領域を少なくとも全画
    像領域に設定し、 前記設定された全画像領域から算出された原画像データ
    の総合画質値をBQ0とし、 前記設定された全画像領域から算出された出力画像デー
    タの総合画質値BQ1とし、 N、Mが正規化された数値であり、総合画質値BQが、
    BQ=f(N、M)で与えられる関数値であり、BQ0
    ≦BQ1として、 ΔBN=(BQ1−BN1)−(BQ0−BN0) ΔBM=(BQ1−BM1)−(BQ0−BM0) によりΔBN、ΔBMを算出し、 前記ΔBNの絶対値、及びΔBMの絶対値が、1.0以
    内となるように算出することを特徴とする請求項1から
    4の何れかに記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】前記N0、M0が、N0≧M0を満たす場
    合はAta=N0、N0≧M0を満たさない場合はAt
    a=M0とし、 Qta=f(Ata、Ata) によりQtaを算出し、 前記算出されたQtaに前記Q1がより近づくように画
    像処理を行うことを特徴とする請求項1から5、7の何
    れかに記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】前記BN0、BM0が、BN0≧BM0
    を満たす場合はBta=BN0、BN0≧BM0を満た
    さない場合はBta=BM0とし、 BQta=f(Bta、Bta) によりBQtaを算出し、 前記算出されたBQtaに前記BQ1がより近づくよう
    に画像処理を行うことを特徴とする請求項1から4、
    6、8の何れかに記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】前記総合画質値Qが、Q=f(N、M)
    で与えられる関数値であるときに、Q0=f(A0、A
    0)を満たす値をA0とし、 前記N0、A0がN0≧A0を満たす場合は、鮮鋭値を
    補正して画像処理を行い、 前記N0、A0がN0≧A0を満たさない場合は、粒状
    値を補正して画像処理を行うことを特徴とする請求項1
    から4、5、7、9の何れかに記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】前記総合画質値BQが、BQ=f(N、
    M)で与えられる関数値であるときに、BQ0=f(B
    0、B0)を満たす値をB0とし、 前記BN0、B0がBN0≧B0を満たす場合は、鮮鋭
    値を補正して画像処理を行い、 前記BN0、B0がBN0≧B0を満たさない場合は、
    粒状値を補正して画像処理を行うことを特徴とする請求
    項1から4、6、8、10の何れかに記載の画像処理方
    法。
  13. 【請求項13】前記画像処理の対象領域を少なくとも1
    つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定し、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された原画像データの色性能値をC0とし、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの色性能値をC1としたとき、 N1/N0とC1/C0の差異が100%以内となるよ
    うに算出することを特徴とする請求項1〜5の何れかに
    記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】前記画像処理の対象領域を少なくとも1
    つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定し、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された原画像データの色性能値をC0とし、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの色性能値をC1としたとき、 M1/M0とC1/C0の差異が100%以内となるよ
    うに算出することを特徴とする請求項1〜5の何れかに
    記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成する画像処理方法にお
    いて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    し、 前記設定された対象領域において、赤と緑の色情報を比
    較し、 前記比較された対象領域が赤色系である場合、赤色に重
    み付けをして画像処理し、 前記比較された対象領域が緑色系である場合、緑色に重
    み付けをして画像処理することを特徴とする画像処理方
    法。
  16. 【請求項16】前記設定された対象領域において、赤と
    緑の色情報を比較し、 前記比較された対象領域が赤色系である場合、赤色に重
    み付けをして画像処理し、 前記比較された対象領域が緑色系である場合、緑色に重
    み付けをして画像処理することを特徴とする請求項1か
    ら14の何れかに記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成する画像処理方法にお
    いて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    し、 前記設定された対象領域において、肌色領域、背景領域
    をそれぞれ算出し、 前記算出された肌色領域、背景領域、及び肌色領域と背
    景領域の境界領域のそれぞれに応じた画像処理を行うこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  18. 【請求項18】前記設定された対象領域において、肌色
    領域、背景領域をそれぞれ算出し、 前記算出された肌色領域、背景領域、及び肌色領域と背
    景領域の境界領域のそれぞれに応じた画像処理を行うこ
    とを特徴とする請求項1から14の何れかに記載の画像
    処理方法。
  19. 【請求項19】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成する画像処理方法にお
    いて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    し、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの粒状ノイズ成分の差異が100%以
    内となるように中間処理画像データを生成し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする画像
    処理方法。
  20. 【請求項20】前記設定された対象領域から得られる画
    像特性から、前記原画像データとの粒状ノイズ成分の差
    異が100%以内となるように中間処理画像データを生
    成し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする請求
    項1から14の何れかに記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成する画像処理方法にお
    いて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    し、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの中周波成分の差異が100%以内と
    なるように中間処理画像データを生成し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする画像
    処理方法。
  22. 【請求項22】前記設定された対象領域から得られる画
    像特性から、前記原画像データとの中周波成分の差異が
    100%以内となるように中間処理画像データを生成
    し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする請求
    項1から14の何れかに記載の画像処理方法。
  23. 【請求項23】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成する画像処理方法にお
    いて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    し、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの彩度の差異が100%以内となるよ
    うに中間処理画像データを生成し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする画像
    処理方法。
  24. 【請求項24】前記設定された対象領域から得られる画
    像特性から、前記原画像データとの彩度の差異が100
    %以内となるように中間処理画像データを生成し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする請求
    項1から14の何れかに記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成する画像処理方法にお
    いて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    し、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの色濁りの差異が100%以内となる
    ように中間処理画像データを生成し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする画像
    処理方法。
  26. 【請求項26】前記設定された対象領域から得られる画
    像特性から、前記原画像データとの色濁りの差異が10
    0%以内となるように中間処理画像データを生成し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする請求
    項1から14の何れかに記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成する画像処理方法にお
    いて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    し、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとのホワイトバランスの差異が100%
    以内となるように中間処理画像データを生成し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする画像
    処理方法。
  28. 【請求項28】前記設定された対象領域から得られる画
    像特性から、前記原画像データとのホワイトバランスの
    差異が100%以内となるように中間処理画像データを
    生成し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする請求
    項1から14の何れかに記載の画像処理方法。
  29. 【請求項29】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成する画像処理方法にお
    いて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    し、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとのコントラストの差異が100%以内
    となるように中間処理画像データを生成し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする画像
    処理方法。
  30. 【請求項30】前記設定された対象領域から得られる画
    像特性から、前記原画像データとのコントラストの差異
    が100%以内となるように中間処理画像データを生成
    し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする請求
    項1から14の何れかに記載の画像処理方法。
  31. 【請求項31】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成する画像処理方法にお
    いて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    し、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの高周波成分の差異が100%以内と
    なるように中間処理画像データを生成し、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成することを特徴とする画像
    処理方法。
  32. 【請求項32】前記撮影された画像に関する、被写体領
    域、撮影シーンタイプ、被写体距離、ストロボ反射光検
    出の撮影条件のうち少なくとも1つの撮影条件の情報を
    取得し、 前記取得された撮影条件の情報から前記原画像データに
    おける主要被写体領域の大きさを推定し、 前記推定された主要被写体の大きさに基づいて画像処理
    を施すことを特徴とする請求項1から31に記載の画像
    処理方法。
  33. 【請求項33】前記撮影条件の情報を前記原画像データ
    に付加された付加情報から取得することを特徴とする請
    求項32に記載の画像処理方法。
  34. 【請求項34】前記撮影された画像の出力画像データの
    大きさ、及び前記出力画像データにおける主要被写体の
    大きさに関する情報を取得し、 前記撮影された画像の出力画像データの大きさ、及び前
    記出力画像データにおける主要被写体の大きさに関する
    情報を推定し、 前記取得、或いは推定された出力画像データの大きさ、
    及び前記出力画像データにおける主要被写体の大きさに
    応じて前記画像処理の内容を変えることを特徴とする請
    求項32に記載の画像処理方法。
  35. 【請求項35】前記撮影された画像の撮影条件に関する
    情報、出力画像データの大きさ、及び前記出力画像デー
    タにおける主要被写体の大きさに関する情報を取得し、 前記取得された撮影条件の情報から前記原画像データに
    おける主要被写体領域の大きさ、出力画像データの大き
    さ、及び前記出力画像データにおける主要被写体の大き
    さに関する情報を推定し、 前記取得、或いは推定された出力画像データにおける主
    要被写体の大きさに応じて前記画像処理の内容を変える
    ことを特徴とする請求項32に記載の画像処理方法。
  36. 【請求項36】前記撮影された画像に撮影時に施された
    画像処理傾向の情報を取得し、 前記取得された画像処理傾向に基づいて前記画像処理の
    程度の修正を行うことを特徴とする請求項32から35
    の何れかに記載の画像処理方法。
  37. 【請求項37】前記撮影された画像に撮影時に施された
    コントラスト処理、シャープネス処理、粒状処理、彩度
    処理のうち少なくとも1つの画像処理傾向の情報を取得
    し、 前記取得された画像処理傾向に基づいて前記画像処理の
    程度の修正を行うことを特徴とする請求項32から35
    の何れかに記載の画像処理方法。
  38. 【請求項38】前記取得された画像処理傾向の情報か
    ら、撮影時の画像処理との重複、相反を考慮して前記画
    像処理の程度の修正を行うことを特徴とする請求項3
    6、または37記載の画像処理方法。
  39. 【請求項39】前記画像処理傾向の情報は、前記原画像
    データに付加された付加情報から取得することを特徴と
    する請求項36、または37に記載の画像処理方法。
  40. 【請求項40】前記画像を撮影したユーザの嗜好傾向の
    情報を取得し、 前記取得されたユーザの嗜好傾向の情報に基づいて前記
    画像処理の程度を設定することを特徴とする請求項32
    から39の何れかに記載の画像処理方法。
  41. 【請求項41】前記画像を撮影したユーザの嗜好傾向を
    推定し、 前記推定されたユーザの嗜好傾向に基づいて前記画像処
    理の程度を設定することを特徴とする請求項32から3
    9の何れかに記載の画像処理方法。
  42. 【請求項42】前記画像を撮影したユーザの嗜好傾向の
    情報を取得し、 前記取得されたユーザの嗜好傾向の情報に基づいて前記
    画像処理の程度を修正することを特徴とする請求項32
    から39の何れかに記載の画像処理方法。
  43. 【請求項43】前記画像を撮影したユーザの嗜好傾向を
    推定し、 前記推定されたユーザの嗜好傾向に基づいて前記画像処
    理の程度を修正することを特徴とする請求項32から3
    9の何れかに記載の画像処理方法。
  44. 【請求項44】前記ユーザ傾向の推定は、撮影機種、撮
    影画素数、露出モード、ホワイトバランス設定に関する
    情報から少なくとも1つの情報を取得し、当該取得され
    た情報からユーザ傾向の推定を行うことを特徴とする請
    求項41、または43に記載の画像処理方法。
  45. 【請求項45】前記ユーザ傾向の情報、及びユーザ傾向
    の推定に用いる情報は、前記原画像データに付加された
    付加情報から取得することを特徴とする請求項40から
    44の何れかに記載の画像処理方法。
  46. 【請求項46】前記撮影された画像を観察する際に主要
    被写体が収まる視野角を推定し、 前記推定された視野角に応じて前記画像処理の内容を変
    化させることを特徴とする請求項32から45の何れか
    に記載の画像処理方法。
  47. 【請求項47】前記差異は50%以内であることを特徴
    とする請求項5、6、13、14、19〜31の何れか
    に記載の画像処理方法。
  48. 【請求項48】前記差異は5〜20%以内であることを
    特徴とする請求項5、6、13、141、19〜31の
    何れかに記載の画像処理方法。
  49. 【請求項49】前記差異は5〜10%以内であることを
    特徴とする請求項5、6、13、14、19〜31の何
    れかに記載の画像処理方法。
  50. 【請求項50】前記ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値
    が、0.7以内となるように算出することを特徴とする
    請求項7記載の画像処理方法。
  51. 【請求項51】前記ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値
    が、0.4以内となるように算出することを特徴とする
    請求項7記載の画像処理方法。
  52. 【請求項52】前記ΔBNの絶対値、及びΔBMの絶対
    値が、0.7以内となるように算出することを特徴とす
    る請求項8記載の画像処理方法。
  53. 【請求項53】前記ΔBNの絶対値、及びΔBMの絶対
    値が、0.4以内となるように算出することを特徴とす
    る請求項8記載の画像処理方法。
  54. 【請求項54】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    取可能なプログラムコードを格納した記憶媒体であっ
    て、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    するプログラムコードと、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出
    するプログラムコードと、 前記算出された粒状値と鮮鋭値を参照して画像処理を施
    すプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  55. 【請求項55】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    取可能なプログラムコードを格納した記憶媒体であっ
    て、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    するプログラムコードと、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出
    するプログラムコードと、 前記算出された粒状値、及び鮮鋭値の2次元で相関付け
    られる総合画質値を更に算出するプログラムコードと、 前記算出された総合画質値を参照して画像処理を施すプ
    ログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  56. 【請求項56】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    取可能なプログラムコードを格納した記憶媒体であっ
    て、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    するプログラムコードと、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と色性
    能値を算出するプログラムコードと、 前記算出された粒状値及び鮮鋭値、或いはそのどちらか
    一方と、色性能値とを参照して画像処理を施すプログラ
    ムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  57. 【請求項57】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    取可能なプログラムコードを格納した記憶媒体であっ
    て、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域、或いは選択領域を画像処理の対象領域に設
    定するプログラムコードと、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と色性
    能値を算出するプログラムコードと、 前記算出された粒状値、鮮鋭値、色性能値の3次元で相
    関付けられる3次元総合画質値を更に算出するプログラ
    ムコードと、 前記算出された3次元総合画質値を参照して画像処理を
    施すプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  58. 【請求項58】前記画像処理の対象領域を少なくとも1
    つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定するプ
    ログラムコードと、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された原画像データの粒状値をN0、鮮鋭値をM0と
    設定するプログラムコードと、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの粒状値をN1、鮮鋭値をM1
    と設定するプログラムコードと、 N1/N0とM1/M0の差異が100%以内となるよ
    うに算出するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から57の何れかに記載の記憶媒体。
  59. 【請求項59】前記画像処理の対象領域を少なくとも全
    画像領域に設定するプログラムコードと、 前記設定された全画像領域から算出された原画像データ
    の粒状値をBN0、鮮鋭値をBM0と設定するプログラ
    ムコードと、 前記設定された全画像領域から算出された出力画像デー
    タの粒状値をBN1、鮮鋭値をBM1と設定するプログ
    ラムコードと、 BN1/BN0とBM1/BM0の差異が100%以内
    となるように算出するプログラムコードと、 を含むプログラムコードを格納したことを特徴とする請
    求項54から57の何れかに記載の記憶媒体。
  60. 【請求項60】前記画像処理の対象領域を少なくとも1
    つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定するプ
    ログラムコードと、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された原画像データの総合画質値をQ0と設定するプ
    ログラムコードと、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの総合画質値をQ1と設定する
    プログラムコードと、 N、Mが正規化された数値であり、総合画質値Qが、Q
    =f(N、M)で与えられる関数値であり、Q0≦Q1
    と設定するプログラムコードと、 ΔN=(Q1−N1)−(Q0−N0) ΔM=(Q1−M1)−(Q0−M0) によりΔN、ΔMを算出するプログラムコードと、 前記ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値が、1.0以内と
    なるように算出するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から57の何れかに記載の記憶媒体。
  61. 【請求項61】前記画像処理の対象領域を少なくとも全
    画像領域に設定するプログラムコードと、 前記設定された全画像領域から算出された原画像データ
    の総合画質値をBQ0と設定するプログラムコードと、 前記設定された全画像領域から算出された出力画像デー
    タの総合画質値BQ1と設定するプログラムコードと、 N、Mが正規化された数値であり、総合画質値BQが、
    BQ=f(N、M)で与えられる関数値であり、BQ0
    ≦BQ1と設定するプログラムコードと、 ΔBN=(BQ1−BN1)−(BQ0−BN0) ΔBM=(BQ1−BM1)−(BQ0−BM0) によりΔBN、ΔBMを算出するプログラムコードと、 前記ΔBNの絶対値、及びΔBMの絶対値が、1.0以
    内となるように算出するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から57の何れかに記載の記憶媒体。
  62. 【請求項62】前記N0、M0が、N0≧M0を満たす
    場合はAta=N0、N0≧M0を満たさない場合はA
    ta=M0と設定するプログラムコードと、 Qta=f(Ata、Ata) によりQtaを算出するプログラムコードと、 前記算出されたQtaに前記Q1がより近づくように画
    像処理を行うプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から58、60の何れかに記載の記憶媒体。
  63. 【請求項63】前記BN0、BM0が、BN0≧BM0
    を満たす場合はBta=BN0、BN0≧BM0を満た
    さない場合はBta=BM0と設定するプログラムコー
    ドと、 BQta=f(Bta、Bta) によりBQtaを算出するプログラムコードと、 前記算出されたBQtaに前記BQ1がより近づくよう
    に画像処理を行うプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から57、59、61の何れかに記載の記憶媒体。
  64. 【請求項64】前記総合画質値Qが、Q=f(N、M)
    で与えられる関数値であるときに、Q0=f(A0、A
    0)を満たす値をA0と設定するプログラムコードと、 前記N0、A0がN0≧A0を満たす場合は、鮮鋭値を
    補正して画像処理を行うプログラムコードと、 前記N0、A0がN0≧A0を満たさない場合は、粒状
    値を補正して画像処理を行うプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から58、60、62の何れかに記載の記憶媒体。
  65. 【請求項65】前記総合画質値BQが、BQ=f(N、
    M)で与えられる関数値であるときに、BQ0=f(B
    0、B0)を満たす値をB0と設定するプログラムコー
    ドと、 前記BN0、B0がBN0≧B0を満たす場合は、鮮鋭
    値を補正して画像処理を行うプログラムコードと、 前記BN0、B0がBN0≧B0を満たさない場合は、
    粒状値を補正して画像処理を行うプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から57、59、61、63の何れかに記載の記憶媒
    体。
  66. 【請求項66】前記画像処理の対象領域を少なくとも1
    つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定するプ
    ログラムコードと、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された原画像データの色性能値をC0と設定するプロ
    グラムコードと、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの色性能値をC1と設定するプ
    ログラムコードと、 N1/N0とC1/C0の差異が100%以内となるよ
    うに算出するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4〜58の何れかに記載の記憶媒体。
  67. 【請求項67】前記画像処理の対象領域を少なくとも1
    つ以上の主要被写体領域、或いは選択領域に設定するプ
    ログラムコードと、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された原画像データの色性能値をC0と設定するプロ
    グラムコードと、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの色性能値をC1と設定するプ
    ログラムコードと、 M1/M0とC1/C0の差異が100%以内となるよ
    うに算出するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4〜58の何れかに記載の記憶媒体。
  68. 【請求項68】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    取可能なプログラムコードを格納した記憶媒体であっ
    て、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    するプログラムコードと、 前記設定された対象領域において、赤と緑の色情報を比
    較するプログラムコードと、 前記比較された対象領域が赤色系である場合、赤色に重
    み付けをして画像処理するプログラムコードと、 前記比較された対象領域が緑色系である場合、緑色に重
    み付けをして画像処理するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  69. 【請求項69】前記設定された対象領域において、赤と
    緑の色情報を比較するプログラムコードと、 前記比較された対象領域が赤色系である場合、赤色に重
    み付けをして画像処理するプログラムコードと、 前記比較された対象領域が緑色系である場合、緑色に重
    み付けをして画像処理するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から67の何れかに記載の記憶媒体。
  70. 【請求項70】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    み取り可能なプログラムコードを格納した記憶媒体であ
    って、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    するプログラムコードと、 前記設定された対象領域において、肌色領域、背景領域
    をそれぞれ算出するプログラムコードと、 前記算出された肌色領域、背景領域、及び肌色領域と背
    景領域の境界領域のそれぞれに応じた画像処理を行うプ
    ログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  71. 【請求項71】前記設定された対象領域において、肌色
    領域、背景領域をそれぞれ算出するプログラムコード
    と、 前記算出された肌色領域、背景領域、及び肌色領域と背
    景領域の境界領域のそれぞれに応じた画像処理を行うプ
    ログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から67の何れかに記載の記憶媒体。
  72. 【請求項72】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    み取り可能な記憶媒体であって、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    するプログラムコードと、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの粒状ノイズ成分の差異が100%以
    内となるように中間処理画像データを生成するプログラ
    ムコードと、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  73. 【請求項73】前記設定された対象領域から得られる画
    像特性から、前記原画像データとの粒状ノイズ成分の差
    異が100%以内となるように中間処理画像データを生
    成するプログラムコードと、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から67の何れかに記載の記憶媒体。
  74. 【請求項74】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    み取り可能なプログラムコードを格納した記憶媒体であ
    って、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    するプログラムコードと、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの中周波成分の差異が100%以内と
    なるように中間処理画像データを生成するプログラムコ
    ードと、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  75. 【請求項75】前記設定された対象領域から得られる画
    像特性から、前記原画像データとの中周波成分の差異が
    100%以内となるように中間処理画像データを生成す
    るプログラムコードと、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から67の何れかに記載の記憶媒体。
  76. 【請求項76】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    み取り可能なプログラムコードを格納した記憶媒体であ
    って、、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    するプログラムコードと、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの彩度の差異が100%以内となるよ
    うに中間処理画像データを生成するプログラムコード
    と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  77. 【請求項77】前記設定された対象領域から得られる画
    像特性から、前記原画像データとの彩度の差異が100
    %以内となるように中間処理画像データを生成するプロ
    グラムコードと、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から67の何れかに記載の記憶媒体。
  78. 【請求項78】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    み取り可能なプログラムコードを格納した記憶媒体であ
    って、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    するプログラムコードと、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの色濁りの差異が100%以内となる
    ように中間処理画像データを生成するプログラムコード
    と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  79. 【請求項79】前記設定された対象領域から得られる画
    像特性から、前記原画像データとの色濁りの差異が10
    0%以内となるように中間処理画像データを生成するプ
    ログラムコードと、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項54
    から67の何れかに記載の記憶媒体。
  80. 【請求項80】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    み取り可能なプログラムコードを格納した記憶媒体であ
    って、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    するプログラムコードと、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとのホワイトバランスの差異が100%
    以内となるように中間処理画像データを生成するプログ
    ラムコードと、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  81. 【請求項81】前記設定された対象領域から得られる画
    像特性から、前記原画像データとのホワイトバランスの
    差異が100%以内となるように中間処理画像データを
    生成するプログラムコードと、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から67の何れかに記載の記憶媒体。
  82. 【請求項82】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    み取り可能なプログラムコードを格納した記憶媒体であ
    って、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    するプログラムコードと、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとのコントラストの差異が100%以内
    となるように中間処理画像データを生成するプログラム
    コードと、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  83. 【請求項83】前記設定された対象領域から得られる画
    像特性から、前記原画像データとのコントラストの差異
    が100%以内となるように中間処理画像データを生成
    するプログラムコードと、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から67の何れかに記載の記憶媒体。
  84. 【請求項84】撮影された画像の原画像データに画像処
    理を施して出力画像データを生成するコンピュータが読
    み取り可能なプログラムコードを格納した記憶媒体であ
    って、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    するプログラムコードと、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの高周波成分の差異が100%以内と
    なるように中間処理画像データを生成するプログラムコ
    ードと、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  85. 【請求項85】前記撮影された画像に関する、被写体領
    域、撮影シーンタイプ、被写体距離、ストロボ反射光検
    出の撮影条件のうち少なくとも1つの撮影条件の情報を
    取得するプログラムコードと、 前記取得された撮影条件の情報から前記原画像データに
    おける主要被写体領域の大きさを推定するプログラムコ
    ードと、 前記推定された主要被写体の大きさに基づいて画像処理
    を施すプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項5
    4から84に記載の記憶媒体。
  86. 【請求項86】前記撮影条件の情報を前記原画像データ
    に付加された付加情報から取得するプログラムコードを
    含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項85
    に記載の記憶媒体。
  87. 【請求項87】前記撮影された画像の出力画像データの
    大きさ、及び前記出力画像データにおける主要被写体の
    大きさに関する情報を取得するプログラムコードと、 前記撮影された画像の出力画像データの大きさ、及び前
    記出力画像データにおける主要被写体の大きさに関する
    情報を推定するプログラムコードと、 前記取得、或いは推定された出力画像データの大きさ、
    及び前記出力画像データにおける主要被写体の大きさに
    応じて前記画像処理の内容を変えるプログラムコード
    と、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項8
    5記載の記憶媒体。
  88. 【請求項88】前記撮影された画像の撮影条件に関する
    情報、前記撮影された画像の出力画像データの大きさ、
    前記出力画像データにおける主要被写体の大きさに関す
    る情報及びを取得するプログラムコードと、 前記取得された撮影条件の情報から前記原画像データに
    おける主要被写体領域の大きさ、前記撮影された画像の
    出力画像データの大きさ、及び前記出力画像データにお
    ける主要被写体の大きさに関する情報を推定するプログ
    ラムコードと、 前記取得、或いは推定された出力画像データにおける主
    要被写体の大きさに基づいて前記画像処理の内容を変え
    るプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項8
    5記載の記憶媒体。
  89. 【請求項89】前記撮影された画像に撮影時に施された
    画像処理傾向の情報を取得するプログラムコードと、 前記取得された画像処理傾向に応じて前記画像処理の程
    度の修正を行うプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項8
    5から88の何れかに記載の記憶媒体。
  90. 【請求項90】前記撮影された画像に撮影時に施された
    コントラスト処理、シャープネス処理、粒状処理、彩度
    処理のうち少なくとも1つの画像処理傾向の情報を取得
    するプログラムコードと、 前記取得された画像処理傾向に応じて前記画像処理の程
    度の修正を行うプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項8
    5から88の何れかに記載の記憶媒体。
  91. 【請求項91】前記取得された画像処理傾向の情報か
    ら、撮影時の画像処理との重複、相反を考慮して前記画
    像処理の程度の修正を行うプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項8
    9、または90記載の記憶媒体。
  92. 【請求項92】前記画像処理傾向の情報は、前記原画像
    データに付加された付加情報から取得するプログラムコ
    ードを含むプログラムを格納したことを特徴とする請求
    項89、または90に記載の記憶媒体。
  93. 【請求項93】前記画像を撮影したユーザの嗜好傾向の
    情報を取得するプログラムコードと、 前記取得されたユーザの嗜好傾向の情報に応じて前記画
    像処理の程度を設定するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項8
    5から92の何れかに記載の記憶媒体。
  94. 【請求項94】前記画像を撮影したユーザの嗜好傾向を
    推定するプログラムコードと、 前記推定されたユーザの嗜好傾向に応じて前記画像処理
    の程度を設定するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項8
    5から92の何れかに記載の記憶媒体。
  95. 【請求項95】前記画像を撮影したユーザの嗜好傾向の
    情報を取得するプログラムコードと、 前記取得されたユーザの嗜好傾向の情報に応じて前記画
    像処理の程度を修正するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項8
    5から92の何れかに記載の記憶媒体。
  96. 【請求項96】前記画像を撮影したユーザの嗜好傾向を
    推定するプログラムコードと、 前記推定されたユーザの嗜好傾向に応じて前記画像処理
    の程度を修正するプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項8
    5から92の何れかに記載の記憶媒体。
  97. 【請求項97】前記ユーザ傾向の推定は、撮影機種、撮
    影画素数、露出モード、ホワイトバランス設定に関する
    情報から少なくとも1つの情報を取得し、当該取得され
    た情報からユーザ傾向の推定を行うプログラムコード
    と、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項9
    4、または96に記載の記憶媒体。
  98. 【請求項98】前記ユーザ傾向の情報、及びユーザ傾向
    の推定に用いる情報は、前記原画像データに付加された
    付加情報から取得するプログラムコードを含むプログラ
    ムを格納したことを特徴とする請求項93から97の何
    れかに記載の記憶媒体。
  99. 【請求項99】前記撮影された画像を観察する際に主要
    被写体が収まる視野角を推定するプログラムコードと前
    記推定された視野角に応じて前記画像処理の内容を変化
    させるプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項8
    5から98に記載の記憶媒体。
  100. 【請求項100】前記差異が50%以内となるように算
    出するプログラムコードを含むプログラムを格納したこ
    とを特徴とする請求項58、59、66、67、72〜
    84記載の記憶媒体。
  101. 【請求項101】前記差異が5〜20%以内となるよう
    に算出するプログラムコードを含むプログラムを格納し
    たことを特徴とする請求項58、59、66、67、7
    2〜84記載の記憶媒体。
  102. 【請求項102】前記差異が5〜10%以内となるよう
    に算出するプログラムコードを含むプログラムを格納し
    たことを特徴とする請求項58、59、66、67、7
    2〜84記載の記憶媒体。
  103. 【請求項103】前記ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値
    が、0.7以内となるように算出するプログラムコード
    を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項6
    0記載の記憶媒体。
  104. 【請求項104】前記ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値
    が、0.4以内となるように算出するプログラムコード
    を含むプログラムを格納したことを特徴とする請求項6
    0記載の記憶媒体。
  105. 【請求項105】前記ΔBNの絶対値、及びΔBMの絶
    対値が、0.7以内となるように算出するプログラムコ
    ードを含むプログラムを格納したことを特徴とする請求
    項61記載の記憶媒体。
  106. 【請求項106】前記ΔBNの絶対値、及びΔBMの絶
    対値が、0.4以内となるように算出するプログラムコ
    ードを含むプログラムを格納したことを特徴とする請求
    項61記載の記憶媒体。
  107. 【請求項107】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出
    する算出手段と、 前記算出された粒状値と鮮鋭値を参照して画像処理を施
    す画像処理手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  108. 【請求項108】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出
    し、 前記算出された粒状値、及び鮮鋭値の2次元で相関付け
    られる総合画質値を更に算出する算出手段と、 前記算出された総合画質値を参照して画像処理を施す画
    像処理手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  109. 【請求項109】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と色性
    能値を算出する算出手段と、 前記算出された粒状値及び鮮鋭値、或いはそのどちらか
    一方と、色性能値とを参照して画像処理を施す画像処理
    手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  110. 【請求項110】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域、或いは選択領域を画像処理の対象領域に設
    定する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と色性
    能値を算出し、 前記算出された粒状値、鮮鋭値、色性能値の3次元で相
    関付けられる3次元総合画質値を更に算出する算出手段
    と、 前記算出された3次元総合画質値を参照して画像処理を
    施す画像処理手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  111. 【請求項111】前記設定手段は、前記画像処理の対象
    領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或いは選
    択領域に設定し、 前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、或い
    は選択領域から算出された原画像データの粒状値をN
    0、鮮鋭値をM0とし、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの粒状値をN1、鮮鋭値をM1
    として算出し、 N1/N0とM1/M0の差異が100%以内となるよ
    うに算出することを特徴とする請求項107〜110の
    何れかに記載の画像処理装置。
  112. 【請求項112】前記設定手段は、前記画像処理の対象
    領域を少なくとも全画像領域に設定し、 前記算出手段は、前記設定された全画像領域から算出さ
    れた原画像データの粒状値をBN0、鮮鋭値をBM0と
    し、 前記設定された全画像領域から算出された出力画像デー
    タの粒状値をBN1、鮮鋭値をBM1として算出したと
    き、 BN1/BN0とBM1/BM0の差異が100%以内
    となるように算出することを特徴とする請求項107〜
    110の何れかに記載の画像処理装置。
  113. 【請求項113】前記設定手段は、前記画像処理の対象
    領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或いは選
    択領域に設定し、 前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、或い
    は選択領域から算出された原画像データの総合画質値を
    Q0とし、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの総合画質値をQ1とし、 N、Mが正規化された数値であり、総合画質値Qが、Q
    =f(N、M)で与えられる関数値であり、Q0≦Q1
    として、 ΔN=(Q1−N1)−(Q0−N0) ΔM=(Q1−M1)−(Q0−M0) によりΔN、ΔMを算出し、 前記ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値が、1.0以内と
    なるように算出することことを特徴とする請求項107
    〜110の何れかに記載の画像処理装置。
  114. 【請求項114】前記設定手段は、前記画像処理の対象
    領域を少なくとも全画像領域に設定し、 前記算出手段は、前記設定された全画像領域から算出さ
    れた原画像データの総合画質値をBQ0とし、 前記設定された全画像領域から算出された出力画像デー
    タの総合画質値BQ1とし、 N、Mが正規化された数値であり、総合画質値BQが、
    BQ=f(N、M)で与えられる関数値であり、BQ0
    ≦BQ1として、 ΔBN=(BQ1−BN1)−(BQ0−BN0) ΔBM=(BQ1−BM1)−(BQ0−BM0) によりΔBN、ΔBMを算出し、 前記ΔBNの絶対値、及びΔBMの絶対値が、1.0以
    内となるように算出することを特徴とする請求項107
    〜110の何れかに記載の画像処理装置。
  115. 【請求項115】前記算出手段は、前記N0、M0が、
    N0≧M0を満たす場合はAta=N0、N0≧M0を
    満たさない場合はAta=M0とし、 Qta=f(Ata、Ata) によりQtaを算出し、 前記画像処理手段は、前記算出されたQtaに前記Q1
    がより近づくように画像処理を行うことを特徴とする請
    求項107〜110、112、114の何れかに記載の
    画像処理装置。
  116. 【請求項116】前記算出手段は、前記BN0、BM0
    が、BN0≧BM0を満たす場合はBta=BN0、B
    N0≧BM0を満たさない場合はBta=BM0とし、 BQta=f(Bta、Bta) によりBQtaを算出し、 前記画像処理手段は、前記算出されたBQtaに前記B
    Q1がより近づくように画像処理を行うことを特徴とす
    る請求項107〜110、112、114の何れかに記
    載の画像処理装置。
  117. 【請求項117】前記算出手段は、総合画質値Qが、前
    記Q=f(N、M)で与えられる関数値であるときに、
    Q0=f(A0、A0)を満たす値をA0として算出
    し、 前記画像処理手段は、前記N0、A0がN0≧A0を満
    たす場合は、鮮鋭値を補正して画像処理を行い、前記N
    0、A0がN0≧A0を満たさない場合は、粒状値を補
    正して画像処理を行うことを特徴とする請求項107〜
    111、113、115の何れかに記載の画像処理装
    置。
  118. 【請求項118】前記算出手段は、総合画質値BQが、
    前記BQ=f(N、M)で与えられる関数値であるとき
    に、BQ0=f(B0、B0)を満たす値をB0として
    算出し、 前記画像処理手段は、前記BN0、B0がBN0≧B0
    を満たす場合は、鮮鋭値を補正して画像処理を行い、前
    記BN0、B0がBN0≧B0を満たさない場合は、粒
    状値を補正して画像処理を行うことを特徴とする請求項
    107〜110、112、114、116の何れかに記
    載の画像処理装置。
  119. 【請求項119】前記設定手段は、前記画像処理の対象
    領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或いは選
    択領域に設定し、 前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、或い
    は選択領域から算出された原画像データの色性能値をC
    0とし、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの色性能値をC1としたとき、 N1/N0とC1/C0の差異が100%以内となるよ
    うに算出することを特徴とする請求項107〜111の
    何れかに記載の画像処理装置。
  120. 【請求項120】前記設定手段は、前記画像処理の対象
    領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或いは選
    択領域に設定し、 前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、或い
    は選択領域から算出された原画像データの色性能値をC
    0とし、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの色性能値をC1としたとき、 M1/M0とC1/C0の差異が100%以内となるよ
    うに算出することを特徴とする請求項107〜111の
    何れかに記載の画像処理装置。
  121. 【請求項121】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域において、赤と緑の色情報を比
    較する比較手段と、 前記比較された対象領域が赤色系である場合、赤色に重
    み付けをして画像処理し、前記比較された対象領域が緑
    色系である場合、緑色に重み付けをして画像処理する画
    像処理手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  122. 【請求項122】前記設定された対象領域において、赤
    と緑の色情報を比較する比較手段をさらに備え、 前記画像処理手段は、前記比較された対象領域が赤色系
    である場合、赤色に重み付けをして画像処理し、前記比
    較された対象領域が緑色系である場合、緑色に重み付け
    をして画像処理することを特徴とする請求項107〜1
    20の何れかに記載の画像処理装置。
  123. 【請求項123】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域において、肌色領域、背景領域
    をそれぞれ算出する算出手段と、 前記算出された肌色領域、背景領域、及び肌色領域と背
    景領域の境界領域のそれぞれに応じた画像処理を行う画
    像処理手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  124. 【請求項124】前記算出手段は、前記設定された対象
    領域において、肌色領域、背景領域をそれぞれ算出し、 前記画像処理手段は、前記算出された肌色領域、背景領
    域、及び肌色領域と背景領域の境界領域のそれぞれに応
    じた画像処理を行うことを特徴とする請求項107〜1
    20の何れかに記載の画像処理装置。
  125. 【請求項125】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの粒状ノイズ成分の差異が100%以
    内となるように中間処理画像データを生成する中間処理
    画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  126. 【請求項126】前記設定された対象領域から得られる
    画像特性から、前記原画像データとの粒状ノイズ成分の
    差異が100%以内となるように中間処理画像データを
    生成する中間処理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項107〜120
    の何れかに記載の画像処理装置。
  127. 【請求項127】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの中周波成分の差異が100%以内と
    なるように中間処理画像データを生成する中間処理画像
    生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  128. 【請求項128】前記設定された対象領域から得られる
    画像特性から、前記原画像データとの中周波成分の差異
    が100%以内となるように中間処理画像データを生成
    する中間処理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項107〜120
    の何れかに記載の画像処理装置。
  129. 【請求項129】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの彩度の差異が100%以内中間処理
    画像データを生成する中間処理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  130. 【請求項130】前記設定された対象領域から得られる
    画像特性から、前記原画像データとの彩度の差異が10
    0%以内中間処理画像データを生成する中間処理画像生
    成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項107〜120
    の何れかに記載の画像処理装置。
  131. 【請求項131】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの色濁りの差異が100%以内となる
    ように中間処理画像データを生成する中間処理画像生成
    手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  132. 【請求項132】前記設定された対象領域から得られる
    画像特性から、前記原画像データとの色濁りの差異が1
    00%以内となるように中間処理画像データを生成する
    中間処理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項107〜120
    の何れかに記載の画像処理装置。
  133. 【請求項133】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとのホワイトバランスの差異が100%
    以内となるように中間処理画像データを生成する中間処
    理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  134. 【請求項134】前記設定された対象領域から得られる
    画像特性から、前記原画像データとのホワイトバランス
    の差異が100%以内となるように中間処理画像データ
    を生成する中間処理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項107〜120
    の何れかに記載の画像処理装置。
  135. 【請求項135】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとのコントラストの差異が100%以内
    となるように中間処理画像データを生成する中間処理画
    像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  136. 【請求項136】前記設定された対象領域から得られる
    画像特性から、前記原画像データとのコントラストの差
    異が100%以内となるように中間処理画像データを生
    成する中間処理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項107〜120
    の何れかに記載の画像処理装置。
  137. 【請求項137】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像処理装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの高周波成分の差異が100%以内と
    なるように中間処理画像データを生成する中間処理画像
    生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  138. 【請求項138】前記撮影された画像に関する、被写体
    領域、撮影シーンタイプ、被写体距離、ストロボ反射光
    検出の撮影条件のうち少なくとも1つの撮影条件の情報
    を取得する撮影条件取得手段と、 前記取得された撮影条件の情報から前記原画像データに
    おける主要被写体領域の大きさを推定する推定手段と、
    をさらに備え、 前記画像処理手段は、前記推定された主要被写体の大き
    さに基づいて画像処理を施すことを特徴とする請求項1
    07〜137に記載の画像処理装置。
  139. 【請求項139】前記取得手段は、前記撮影条件の情報
    を前記原画像データに付加された付加情報から取得する
    ことを特徴とする請求項138に記載の画像処理装置。
  140. 【請求項140】前記取得手段は、前記撮影された画像
    の出力画像データの大きさ、及び前記出力画像データに
    おける主要被写体の大きさに関する情報を取得し、 前記推定手段は、前記撮影された画像の出力画像データ
    の大きさ、及び前記出力画像データにおける主要被写体
    の大きさに関する情報を推定し、 前記画像処理手段は、前記取得された、或いは推定され
    た出力画像データの大きさ、及び前記出力画像データに
    おける主要被写体の大きさに応じて前記画像処理の内容
    を変えることを特徴とする請求項138に記載の画像処
    理装置。
  141. 【請求項141】前記取得手段は、前記撮影された画像
    の撮影条件に関する情報、前記撮影された画像の出力画
    像データの大きさ、及び前記出力画像データにおける主
    要被写体の大きさに関する情報を取得し、 前記推定手段は、前記取得された撮影条件の情報から前
    記原画像データにおける主要被写体領域の大きさ、出力
    画像データの大きさ、及び前記出力画像データにおける
    主要被写体の大きさに関する情報を推定し、 前記画像処理手段は、前記取得、或いは推定された出力
    画像データにおける主要被写体の大きさに基づいて前記
    画像処理の内容を変えることを特徴とする請求項138
    に記載の画像処理装置。
  142. 【請求項142】前記取得手段は、前記撮影された画像
    に撮影時に施された画像処理傾向の情報を取得し、 前記画像処理手段は、前記取得された画像処理傾向に応
    じて前記画像処理の程度の修正を行うことを特徴とする
    請求項138から141の何れかに記載の画像処理装
    置。
  143. 【請求項143】前記取得手段は、前記撮影された画像
    に撮影時に施されたコントラスト処理、シャープネス処
    理、粒状処理、彩度処理のうち少なくとも1つの画像処
    理傾向の情報を取得し、 前記画像処理手段は、前記取得された画像処理傾向に応
    じて前記画像処理の程度の修正を行うことを特徴とする
    請求項138から141の何れかに記載の画像処理装
    置。
  144. 【請求項144】前記画像処理手段は、前記取得された
    画像処理傾向の情報から、撮影時の画像処理との重複、
    相反を考慮して前記画像処理の程度の修正を行うことを
    特徴とする請求項142、または143記載の画像処理
    装置。
  145. 【請求項145】前記取得手段は、前記画像処理傾向の
    情報を前記原画像データに付加された付加情報から取得
    することを特徴とする請求項142、または143に記
    載の画像処理装置。
  146. 【請求項146】前記取得手段は、前記画像を撮影した
    ユーザの嗜好傾向の情報を取得し、 前記画像処理手段は、前記取得されたユーザの嗜好傾向
    の情報に応じて前記画像処理の程度を設定することを特
    徴とする請求項138から145の何れかに記載の画像
    処理装置。
  147. 【請求項147】前記推定手段は、前記画像を撮影した
    ユーザの嗜好傾向を推定し、 前記画像処理手段は、前記推定されたユーザの嗜好傾向
    に応じて前記画像処理の程度を設定することを特徴とす
    る請求項138から145の何れかに記載の画像処理装
    置。
  148. 【請求項148】前記取得手段は、前記画像を撮影した
    ユーザの嗜好傾向の情報を取し、 前記画像処理手段は、前記取得されたユーザの嗜好傾向
    の情報に応じて前記画像処理の程度を修正することを特
    徴とする請求項138から145の何れかに記載の画像
    処理装置。
  149. 【請求項149】前記推定手段は、前記画像を撮影した
    ユーザの嗜好傾向を推定し、 前記画像処理手段は、前記推定されたユーザの嗜好傾向
    に応じて前記画像処理の程度を修正することを特徴とす
    る請求項138から145の何れかに記載の画像処理装
    置。
  150. 【請求項150】前記推定手段は、前記ユーザ傾向の推
    定を、撮影機種、撮影画素数、露出モード、ホワイトバ
    ランス設定に関する情報から少なくとも1つの情報を取
    得し、当該取得された情報からユーザ傾向の推定を行う
    ことを特徴とする請求項147、または149に記載の
    画像処理装置。
  151. 【請求項151】前記取得手段は、前記ユーザ傾向の情
    報、及びユーザ傾向の推定に用いる情報は、前記原画像
    データに付加された付加情報から取得することを特徴と
    する請求項146から150の何れかに記載の画像処理
    装置。
  152. 【請求項152】前記推定手段は、前記撮影された画像
    を観察する際に主要被写体が収まる視野角を推定し、 前記画像処理手段は、前記推定された視野角に応じて前
    記画像処理の内容を変えることを特徴とする請求項13
    8〜151の何れかに記載の画像処理装置。
  153. 【請求項153】前記差異は50%以内とすることを特
    徴とする請求項111、112、119、120、12
    5〜137の何れかに記載の画像処理装置。
  154. 【請求項154】前記差異は5〜20%以内とすること
    を特徴とする請求項111、112、119、120、
    125〜137の何れかに記載の画像処理装置。
  155. 【請求項155】前記差異は5〜10%以内とすること
    を特徴とする請求項111、112、119、120、
    125〜137の何れかに記載の画像処理装置。
  156. 【請求項156】前記算出手段は、前記ΔNの絶対値、
    及びΔMの絶対値が、0.7となるように算出すること
    を特徴とする請求項113記載の画像処理装置。
  157. 【請求項157】前記算出手段は、前記ΔNの絶対値、
    及びΔMの絶対値が、0.4となるように算出すること
    を特徴とする請求項113記載の画像処理装置。
  158. 【請求項158】前記算出手段は、前記ΔBNの絶対
    値、及びΔBMの絶対値が、0.7となるように算出す
    ることを特徴とする請求項114記載の画像処理装置。
  159. 【請求項159】前記算出手段は、前記ΔBNの絶対
    値、及びΔBMの絶対値が、0.4となるように算出す
    ることを特徴とする請求項114記載の画像処理装置。
  160. 【請求項160】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出
    する算出手段と、 前記算出された粒状値と鮮鋭値を参照して画像処理を施
    す画像処理手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  161. 【請求項161】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値を算出
    し、 前記算出された粒状値、及び鮮鋭値の2次元で相関付け
    られる総合画質値を更に算出する算出手段と、 前記算出された総合画質値を参照して画像処理を施す画
    像処理手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  162. 【請求項162】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と色性
    能値を算出する算出手段と、 前記算出された粒状値及び鮮鋭値、或いはそのどちらか
    一方と、色性能値とを参照して画像処理を施す画像処理
    手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  163. 【請求項163】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域、或いは選択領域を画像処理の対象領域に設
    定する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から官能
    値で規格化される評価尺度である粒状値と鮮鋭値と色性
    能値を算出し、 前記算出された粒状値、鮮鋭値、色性能値の3次元で相
    関付けられる3次元総合画質値を更に算出する算出手段
    と、 前記算出された3次元総合画質値を参照して画像処理を
    施す画像処理手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  164. 【請求項164】前記設定手段は、前記画像処理の対象
    領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或いは選
    択領域に設定し、 前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、或い
    は選択領域から算出された原画像データの粒状値をN
    0、鮮鋭値をM0とし、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの粒状値をN1、鮮鋭値をM1
    として算出し、 N1/N0とM1/M0の差異が100%以内となるよ
    うに算出することを特徴とする請求項160から163
    の何れかに記載の画像記録装置。
  165. 【請求項165】前記設定手段は、前記画像処理の対象
    領域を少なくとも全画像領域に設定し、 前記算出手段は、前記設定された全画像領域から算出さ
    れた原画像データの粒状値をBN0、鮮鋭値をBM0と
    し、 前記設定された全画像領域から算出された出力画像デー
    タの粒状値をBN1、鮮鋭値をBM1として算出したと
    き、 BN1/BN0とBM1/BM0の差異が100%以内
    となるように算出することを特徴とする請求項160か
    ら163の何れかに記載の画像記録装置。
  166. 【請求項166】前記設定手段は、前記画像処理の対象
    領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或いは選
    択領域に設定し、 前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、或い
    は選択領域から算出された原画像データの総合画質値を
    Q0とし、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの総合画質値をQ1とし、 N、Mが正規化された数値であり、総合画質値Qが、Q
    =f(N、M)で与えられる関数値であり、Q0≦Q1
    として、 ΔN=(Q1−N1)−(Q0−N0) ΔM=(Q1−M1)−(Q0−M0) によりΔN、ΔMを算出し、 前記ΔNの絶対値、及びΔMの絶対値が、1.0以内と
    なるように算出することことを特徴とする請求項160
    から163の何れかに記載の画像記録装置。
  167. 【請求項167】前記設定手段は、前記画像処理の対象
    領域を少なくとも全画像領域に設定し、 前記算出手段は、前記設定された全画像領域から算出さ
    れた原画像データの総合画質値をBQ0とし、 前記設定された全画像領域から算出された出力画像デー
    タの総合画質値BQ1とし、 N、Mが正規化された数値であり、総合画質値BQが、
    BQ=f(N、M)で与えられる関数値であり、BQ0
    ≦BQ1として、 ΔBN=(BQ1−BN1)−(BQ0−BN0) ΔBM=(BQ1−BM1)−(BQ0−BM0) によりΔBN、ΔBMを算出し、 前記ΔBNの絶対値、及びΔBMの絶対値が、1.0以
    内となるように算出することことを特徴とする請求項1
    60から163の何れかに記載の画像記録装置。
  168. 【請求項168】前記算出手段は、前記N0、M0が、
    N0≧M0を満たす場合はAta=N0、N0≧M0を
    満たさない場合はAta=M0とし、 Qta=f(Ata、Ata) によりQtaを算出し、 前記画像処理手段は、前記算出されたQtaに前記Q1
    がより近づくように画像処理を行うことを特徴とする請
    求項160から164、166の何れかに記載の画像記
    録装置。
  169. 【請求項169】前記算出手段は、前記BN0、BM0
    が、BN0≧BM0を満たす場合はBta=BN0、B
    N0≧BM0を満たさない場合はBta=BM0とし、 BQta=f(Bta、Bta) によりBQtaを算出し、 前記画像処理手段は、前記算出されたBQtaに前記B
    Q1がより近づくように画像処理を行うことを特徴とす
    る請求項160から163、165、167の何れかに
    記載の画像記録装置。
  170. 【請求項170】前記総合画質値Qが、Q=f(N、
    M)で与えられる関数値であるときに、Q0=f(A
    0、A0)を満たす値をA0とし、 前記画像処理手段は、前記N0、A0がN0≧A0を満
    たす場合は、鮮鋭値を補正して画像処理を行い、前記N
    0、A0がN0≧A0を満たさない場合は、粒状値を補
    正して画像処理を行うことを特徴とする請求項160〜
    164、166、168の何れかに記載の画像記録装
    置。
  171. 【請求項171】前記総合画質値BQ0が、BQ=f
    (N、M)で与えられる関数値であるときに、BQ0=
    f(B0、B0)を満たす値をB0とし、 前記画像処理手段は、前記BN0、B0がBN0≧B0
    を満たす場合は、鮮鋭値を補正して画像処理を行い、前
    記BN0、B0がBN0≧B0を満たさない場合は、粒
    状値を補正して画像処理を行うことを特徴とする請求項
    160〜163、165、167、169の何れかに記
    載の画像記録装置。
  172. 【請求項172】前記設定手段は、前記画像処理の対象
    領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或いは選
    択領域に設定し、 前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、或い
    は選択領域から算出された原画像データの色性能値をC
    0とし、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの色性能値をC1としたとき、 N1/N0とC1/C0の差異が100%以内となるよ
    うに算出することを特徴とする請求項160〜164の
    何れかに記載の画像記録装置。
  173. 【請求項173】前記設定手段は、前記画像処理の対象
    領域を少なくとも1つ以上の主要被写体領域、或いは選
    択領域に設定し、 前記算出手段は、前記設定された主要被写体領域、或い
    は選択領域から算出された原画像データの色性能値をC
    0とし、 前記設定された主要被写体領域、或いは選択領域から算
    出された出力画像データの色性能値をC1としたとき、 M1/M0とC1/C0の差異が100%以内となるよ
    うに算出することを特徴とする請求項160〜164の
    何れかに記載の画像記録装置。
  174. 【請求項174】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域において、赤と緑の色情報を比
    較する比較手段と、 前記比較された対象領域が赤色系である場合、赤色に重
    み付けをして画像処理し、前記比較された対象領域が緑
    色系である場合、緑色に重み付けをして画像処理する画
    像処理手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  175. 【請求項175】前記設定された対象領域において、赤
    と緑の色情報を比較する比較手段をさらに備え、 前記画像処理手段は、前記比較された対象領域が赤色系
    である場合、赤色に重み付けをして画像処理し、前記比
    較された対象領域が緑色系である場合、緑色に重み付け
    をして画像処理することを特徴とする請求項160〜1
    73の何れかに記載の画像記録装置。
  176. 【請求項176】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域において、肌色領域、背景領域
    をそれぞれ算出する算出手段と、 前記算出された肌色領域、背景領域、及び肌色領域と背
    景領域の境界領域のそれぞれに応じた画像処理を行う画
    像処理手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  177. 【請求項177】前記算出手段は、前記設定された対象
    領域において、肌色領域、背景領域をそれぞれ算出し、 前記画像処理手段は、前記算出された肌色領域、背景領
    域、及び肌色領域と背景領域の境界領域のそれぞれに応
    じた画像処理を行うことを特徴とする請求項160〜1
    73の何れかに記載の画像記録装置。
  178. 【請求項178】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの粒状ノイズ成分の差異が100%以
    内となるように中間処理画像データを生成する中間処理
    画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  179. 【請求項179】前記設定された対象領域から得られる
    画像特性から、前記原画像データとの粒状ノイズ成分の
    差異が100%以内となるように中間処理画像データを
    生成する中間処理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項160〜173
    の何れかに記載の画像記録装置。
  180. 【請求項180】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの中周波成分の差異が100%以内と
    なるように中間処理画像データを生成する中間処理画像
    生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  181. 【請求項181】前記設定された対象領域から得られる
    画像特性から、前記原画像データとの中周波成分の差異
    が100%以内となるように中間処理画像データを生成
    する中間処理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項160〜173
    の何れかに記載の画像記録装置。
  182. 【請求項182】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの彩度の差異が100%以内となるよ
    うに中間処理画像データを生成する中間処理画像生成手
    段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  183. 【請求項183】前記設定された対象領域から得られる
    画像特性から、前記原画像データとの彩度の差異が10
    0%以内となるように中間処理画像データを生成する中
    間処理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項160〜173
    の何れかに記載の画像記録装置。
  184. 【請求項184】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの色濁りの差異が100%以内となる
    ように中間処理画像データを生成する中間処理画像生成
    手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  185. 【請求項185】前記設定された対象領域から得られる
    画像特性から、前記原画像データとの色濁りの差異が1
    00%以内となるように中間処理画像データを生成する
    中間処理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項160〜173
    の何れかに記載の画像記録装置。
  186. 【請求項186】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとのホワイトバランスの差異が100%
    以内となるように中間処理画像データを生成する中間処
    理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  187. 【請求項187】前記設定された対象領域から得られる
    画像特性から、前記原画像データとのホワイトバランス
    の差異が100%以内となるように中間処理画像データ
    を生成する中間処理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項160〜173
    の何れかに記載の画像記録装置。
  188. 【請求項188】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとのコントラストの差異が100%以内
    となるように中間処理画像データを生成する中間処理画
    像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  189. 【請求項189】前記設定された対象領域から得られる
    画像特性から、前記原画像データとのコントラストの差
    異が100%以内となるように中間処理画像データを生
    成する中間処理画像生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項160〜173
    の何れかに記載の画像記録装置。
  190. 【請求項190】撮影された画像の原画像データに画像
    処理を施して出力画像データを生成する画像記録装置に
    おいて、 原画像データの全画像領域、少なくとも1つ以上の主要
    被写体領域或いは選択領域を画像処理の対象領域に設定
    する設定手段と、 前記設定された対象領域から得られる画像特性から、前
    記原画像データとの高周波成分の差異が100%以内と
    なるように中間処理画像データを生成する中間処理画像
    生成手段と、 前記生成された中間処理画像データと原画像データを加
    算および減算、或いはそのどちらかで演算することによ
    り前記出力画像データを生成する出力画像生成手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。
  191. 【請求項191】前記撮影された画像に関する、被写体
    領域、撮影シーンタイプ、被写体距離、ストロボ反射光
    検出の撮影条件のうち少なくとも1つの撮影条件の情報
    を取得する取得手段と、 前記取得された撮影条件の情報から前記原画像データに
    おける主要被写体領域の大きさを推定する推定手段と、
    をさらに備え、 前記画像処理手段は、前記推定された主要被写体の大き
    さに基づいて画像処理を施すことを特徴とする請求項1
    60〜190に記載の画像記録装置。
  192. 【請求項192】前記取得手段は、前記撮影条件の情報
    を前記原画像データに付加された付加情報から取得する
    ことを特徴とする請求項191に記載の画像記録装置。
  193. 【請求項193】前記取得手段は、前記撮影された画像
    の出力画像データの大きさ、及び前記出力画像データに
    おける主要被写体の大きさに関する情報を取得し、 前記推定手段は、前記撮影された画像の出力画像データ
    の大きさ、及び前記出力画像データにおける主要被写体
    の大きさに関する情報を推定し、 前記画像処理手段は、前記取得、或いは推定された出力
    画像データの大きさ、及び前記出力画像データにおける
    主要被写体の大きさに応じて前記画像処理の内容を変え
    ることを特徴とする請求項191に記載の画像記録装
    置。
  194. 【請求項194】前記取得手段は、前記撮影された画像
    の撮影条件に関する情報、前記撮影された画像の出力画
    像データの大きさ、及び前記出力画像データにおける主
    要被写体の大きさに関する情報を取得し、 前記推定手段は、前記取得された撮影条件の情報から前
    記原画像データにおける主要被写体領域の大きさ、前記
    撮影された画像の出力画像データの大きさ、及び前記出
    力画像データにおける主要被写体の大きさに関する情報
    を推定し、 前記画像処理手段は、前記取得、或いは推定された出力
    画像データにおける主要被写体の大きさに基づいて前記
    画像処理の内容を変えることを特徴とする請求項191
    の何れかに記載の画像記録装置。
  195. 【請求項195】前記取得手段は、前記撮影された画像
    に撮影時に施された画像処理傾向の情報を取得し、 前記画像処理手段は、前記取得された画像処理傾向に応
    じて前記画像処理の程度の修正を行うことを特徴とする
    請求項191〜194の何れかに記載の画像記録装置。
  196. 【請求項196】前記取得手段は、取得手段前記撮影さ
    れた画像に撮影時に施されたコントラスト処理、シャー
    プネス処理、粒状処理、彩度処理のうち少なくとも1つ
    の画像処理傾向の情報を取得し、 前記画像処理手段は、前記取得された画像処理傾向に応
    じて前記画像処理の程度の修正を行うことを特徴とする
    請求項191〜194の何れかに記載の画像記録装置。
  197. 【請求項197】前記画像処理手段は、前記取得された
    画像処理傾向の情報から、撮影時の画像処理との重複、
    相反を考慮して前記画像処理の程度の修正を行うことを
    特徴とする請求項195、または196記載の画像記録
    装置。
  198. 【請求項198】前記取得手段は、前記画像処理傾向の
    情報を前記原画像データに付加された付加情報から取得
    することを特徴とする請求項195、または196に記
    載の画像記録装置。
  199. 【請求項199】前記取得手段は、前記画像を撮影した
    ユーザの嗜好傾向の情報を取得し、 前記画像処理手段は、前記取得されたユーザの嗜好傾向
    の情報に応じて前記画像処理の程度を設定することを特
    徴とする請求項191〜198の何れかに記載の画像記
    録装置。
  200. 【請求項200】前記推定手段は、前記画像を撮影した
    ユーザの嗜好傾向を推定し、 前記画像処理手段は、前記推定されたユーザの嗜好傾向
    に応じて前記画像処理の程度を設定することを特徴とす
    る請求項191〜198の何れかに記載の画像記録装
    置。
  201. 【請求項201】前記取得手段は、前記画像を撮影した
    ユーザの嗜好傾向の情報を取得し、 前記画像処理手段は、前記取得されたユーザの嗜好傾向
    の情報に応じて前記画像処理の程度を修正することを特
    徴とする請求項191〜198の何れかに記載の画像記
    録装置。
  202. 【請求項202】前記推定手段は、前記画像を撮影した
    ユーザの嗜好傾向を推定し、 前記画像処理手段は、前記推定されたユーザの嗜好傾向
    に応じて前記画像処理の程度を修正することを特徴とす
    る請求項191〜198の何れかに記載の画像記録装
    置。
  203. 【請求項203】前記推定手段は、前記ユーザ傾向の推
    定を、撮影機種、撮影画素数、露出モード、ホワイトバ
    ランス設定に関する情報から少なくとも1つの情報を取
    得し、当該取得された情報からユーザ傾向の推定を行う
    ことを特徴とする請求項200、または202に記載の
    画像記録装置。
  204. 【請求項204】前記ユーザ傾向の情報、及びユーザ傾
    向の推定に用いる情報は、前記原画像データに付加され
    た付加情報から取得することを特徴とする請求項199
    〜203の何れかに記載の画像記録装置。
  205. 【請求項205】前記推定手段は、前記撮影された画像
    を観察する際に主要被写体が収まる視野角を推定し、 前記画像処理手段は、前記推定された視野角に応じて前
    記画像処理の内容を変えることを特徴とする請求項19
    1〜204の何れかに記載の画像記録装置。
  206. 【請求項206】前記差異は50%以内とすることを特
    徴とする請求項164、165、172、173、17
    8〜190記載の何れかに画像記録装置。
  207. 【請求項207】前記差異は5〜20%以内とすること
    を特徴とする請求項164、165、172、173、
    178〜190記載の何れかに画像記録装置。
  208. 【請求項208】前記差異は5〜10%以内とすること
    を特徴とする請求項164、165、172、173、
    178〜190の何れかに記載の画像記録装置。
  209. 【請求項209】前記算出手段は、前記ΔNの絶対値、
    及びΔMの絶対値が、0.7となるように算出すること
    を特徴とする請求項166記載の画像記録装置。
  210. 【請求項210】前記算出手段は、前記ΔNの絶対値、
    及びΔMの絶対値が、0.4となるように算出すること
    を特徴とする請求項166記載の画像記録装置。
  211. 【請求項211】前記算出手段は、前記ΔBNの絶対
    値、及びΔBMの絶対値が、0.7となるように算出す
    ることを特徴とする請求項167記載の画像記録装置。
  212. 【請求項212】前記算出手段は、前記ΔBNの絶対
    値、及びΔBMの絶対値が、0.4となるように算出す
    ることを特徴とする請求項167記載の画像記録装置。
  213. 【請求項213】前記生成された出力画像データを記録
    する記録手段をさらに備えることを特徴とする請求項1
    60〜212の何れかに記載の画像記録装置。
  214. 【請求項214】前記記録手段は、前記出力画像データ
    を印刷出力することを特徴とする請求項213に記載の
    画像記録装置。
  215. 【請求項215】前記記録手段は、前記出力画像データ
    を銀塩式印画紙に印刷出力することを特徴とする請求項
    213に記載の画像記録装置。
  216. 【請求項216】前記記録手段は、前記出力画像データ
    をインクジェット方式により印刷出力することを特徴と
    する請求項213記載の画像記録装置。
  217. 【請求項217】前記記録手段は、前記出力画像データ
    を電子写真方式により印刷出力することを特徴とする請
    求項213記載の画像記録装置。
  218. 【請求項218】前記記録手段は、前記出力画像データ
    を昇華方式により印刷出力することを特徴とする請求項
    213記載の画像記録装置。
  219. 【請求項219】前記記録手段は、前記出力画像データ
    を感熱方式により印刷出力することを特徴とする請求項
    213記載の画像記録装置。
  220. 【請求項220】前記記録手段は、前記出力画像データ
    を記録媒体に記録することを特徴とする請求項213記
    載の画像記録装置。
  221. 【請求項221】前記記録媒体は、コンパクトディス
    ク、ミニディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、
    メモリーカード、ICカード、光磁気ディスクのうちの
    少なくとも1つであることを特徴とする請求項213記
    載の画像記録装置。
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