JP2005190435A - 画像処理方法、画像処理装置及び画像記録装置 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置及び画像記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】上記事象に鑑み、高精度なシーン判別処理を施すことのできる新規な画像処理方法、並びにこれを用いた画像処理装置、画像記録装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る画像記録装置1によれば、入力画像データの色相値及び明度値を取得して、x軸を色相値(H)、y軸を明度値(V)とした座標平面内に、画素の累積度数分布を示す2次元ヒストグラムを作成し、この2次元ヒストグラムを所定の明度領域に分割し、シャドー領域、中間領域、ハイライト領域の占有率を夫々算出し、前記2次元ヒストグラムを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割し、肌色相シャドー領域、肌色相中間領域、肌色相ハイライト領域の占有率を夫々算出し、シャドー、中間、ハイライト領域の占有率の大小関係及び肌色相シャドー、肌色相中間、肌色相ハイライト領域の占有率の大小関係に基づいて撮影シーンを推定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像画像データに画像処理を施して、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法、画像処理装置及び画像記録装置に関する。
今日、カラー写真フィルムのスキャニング画像や、撮像装置で撮影されたデジタル画像データは、CD-R、フロッピー(登録商標)ディスク、メモリーカードなどの記憶デバイスやインターネット経由で配信され、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶、プラズマ等のディスプレイモニタや携帯電話の小型液晶モニタの表示デバイスに表示されたり、デジタルプリンタ、インクジェットプリンタ、サーマルプリンタ等の出力デバイスを用いてハードコピー画像としてプリントされるなど、その表示・プリント方法は多種多様化している。
こうした多様な表示・プリント方法に対応して、デジタル画像データの汎用性を高める努力がなされている。その一環として、デジタルRGB信号が表現する色空間を撮像装置特性に依存しない色空間に標準化する試みがあり、現在では多くのデジタル画像データが標準化された色空間として「sRGB」を採用している(「Multimedia Systems and Equipment-Colour Measurment and Management-Part2-1:Colour Management-Default RGB Colour Space-sRGB」IEC"61966-2-1を参照)。このsRGBの色空間は標準的なCRTディスプレイモニタの色再現領域に対応して設定されている。
一般的に、スキャナやデジタルカメラは、CCD(電荷結合素子(charge coupled device))と電荷転送機構と、市松模様のカラーフィルタとを組み合わせ感色性を付与した、光電変換機能を有する撮像素子(CCD型撮像素子、以下単に「CCD」とも称す)を備えている。スキャナやデジタルカメラにより出力されるデジタル画像データは、CCDを介して変換された電気的な元信号に、撮像素子の光電変換機能の補正(例えば、階調補正、分光感度のクロストーク補正、暗電流ノイズ抑制、鮮鋭化、ホワイトバランス調整、彩度調整等の画像処理)が施され、画像編集ソフトでの読み取り・表示が可能なように規格化された所定形式のデータフォーマットへのファイル変換・圧縮処理等を経たものである。
このようなデータフォーマットとしては、例えばExif(Exchangeable Image File Format)ファイルの非圧縮ファイルとして採用されている「Baseline Tiff Rev.6.0RGB Full Color Image」、及びJPEGフォーマットに準拠した圧縮データファイル形式が知られている。Exifファイルは、前記sRGBに準拠したものであり、撮像素子の光電変換機能の補正は、sRGBに準拠するディスプレイモニタ上で最も好適な画質となるよう設定されている。
例えば、どのようなデジタルカメラであっても、sRGB信号に準拠したディスプレイモニタの標準色空間(以下、「モニタプロファイル」とも称す)で表示する事を示すタグ情報、や画素数、画素配列、及び1画素当たりのビット数などの機種依存情報を示す付加情報をデジタル画像データのファイルヘッダにメタデータとして書き込む機能、及びそのようなデータフォーマット形式を採用してさえいれば、デジタル画像データをディスプレイモニタに表示する画像編集ソフト(例えば、Adobe社製Photoshop)はタグ情報を解析し、モニタプロファイルのsRGBへの変更を促したり、自動的に変更処置を施すことが出来る。そのため、異なるディスプレイ間の差異を低減したり、デジタルカメラで撮影されたデジタル画像データをディスプレイ上で好適な状態で鑑賞することが可能になっている。
また、デジタル画像データのファイルヘッダに書き込まれる付加情報としては、上述した機種依存情報以外にも、例えば、カメラ名称やコード番号など、カメラ種別(機種)に直接関係する情報、或いは露出時間、シャッタースピード、絞り値(Fナンバー)、ISO感度、輝度値、被写体距離範囲、光源、ストロボ発光の有無、被写体領域、ホワイトバランス、ズーム倍率、被写体構成、撮影シーンタイプ、ストロボ光源の反射光の量、撮影彩度などの撮影条件設定や、被写体の種類に関する情報などを示すタグ(コード)が用いられており、画像編集ソフトや出力デバイスは、これらの付加情報を読み取り、ハードコピー画像の画質をより好適なものとする機能を備えている。
カラー写真フィルムにおいても、上述したような付加情報を付与すべく磁気記録層を付与した製品(APSフィルム)が開発されている。しかしながら当業者の思惑に反し市場での普及は遅く、依然として従来製品が大半を占めているのが現状である。従って、スキャナ読み取り画像に対し付加情報を用いた画像処理は、当面期待することは出来ない。また、カラー写真フィルムは品種毎に特性が異なるため、初期のデジタルミニラボでは、予め夫々の特性に最適な条件を用意していたが、近年では効率化のため殆どの機種で廃止されている。よって品種毎の差異を補正し、さらに付加情報を用いた処理に匹敵する画質改善を、フィルムの濃度情報だけで自動的に行うという、非常に高度な画像処理技術への要望が高まっている。
中でも、撮影光源の色温度変化を補正するグレー(ホワイト)バランス調整、逆光、或いはストロボ近接撮影時の階調圧縮(階調変換)処理などは、撮影時に補正されるか、或いは補正するための情報が得られることが望ましい項目の1つである。デジタルカメラでは、撮影時にこれらの補正を行うことが可能であるが、カラー写真フィルムでは原理的に不可能であり、また前述の如く付加情報が期待出来ないことから、所望の画質を得る上で非常に大きな障害であり、未だに数多くの経験則に基づくアルゴリズムを強いられている。以下、逆光、或いはストロボ近接撮影時の階調圧縮処理の処理内容と問題点を述べる。
逆光やストロボ近接撮影時の階調圧縮処理の主たる目的は、人物の顔を適正な明度に再現することである。従って、逆光かストロボ近接撮影かのシーン判別により、顔領域の抽出精度を補償し、結果として顔領域の明度をより好適に再現する方法の提案が求められてきた。
例えば、特許文献1には、顔領域の抽出精度を向上させるために、撮影時の光源位置や種類の判別を行う方法が記載されている。当該特許文献1には、顔候補領域の抽出方法として、特許文献2に記載の、色相と彩度の2次元ヒストグラムを用いる方法、特許文献3、特許文献4、特許文献5に記載のパターンマッチング、パターン検索方法などが引用されている。また、顔以外の背景領域除去方法としては、上記特許文献3、特許文献4に記載の、直線部分の比率、線対象性、画面外縁との接触率、濃度コントラスト、濃度変化のパターンや周期性を用いて判別する方法が引用されている。逆光、或いはストロボ近接撮影かどうかの判別には、明度の1次元ヒストグラムを用いる方法が記載されている。この方法は逆光シーンの場合、顔領域が暗く、背景領域が明るい、ストロボ近接撮影の場合は逆に、顔領域が明るく、背景領域が暗いという経験則を前提としている。すなわち、抽出された顔候補領域について明度偏倚量を算出し、偏倚量が大きかった場合には、逆光かストロボ近接撮影かのシーン判別を行って、前記経験則に符合する場合のみ顔候補領域の抽出条件の許容幅を調整するというものである。
顔領域かどうか疑わしい程の逆光やストロボ近接撮影でなくとも、主要被写体である顔領域を適正な明度にしたいという欲求は当然ながら存在し、これまでも数多く提案がなされてきた。例えば、特許文献6には、色相と彩度が近く、かつ隣接している画素をグループ化し、各グループの単純平均と画素数からプリント濃度を算出する方法が記載されている。この方法は、プリント全体の濃度を調整し、主要被写体以外の被写体による影響を抑制するものであり、階調圧縮処理や、顔領域に限定した重み付けは行っていない。
特開2000−148980号公報 特開平6−67320号公報 特開平8−122944号公報 特開平8−184925号公報 特開平9−138471号公報 特開平9−191474号公報
階調圧縮処理は、顔などの特定の被写体が分布している領域の平均明度を算出し、算出した平均明度を所望の値に変換するための階調変換曲線を定義する工程と、定義した階調変換曲線を画像データへ適用する工程とから構成される。前記平均明度を算出する際、顔領域の明るさを重視する割合(顔領域の寄与率)を撮影シーンに合わせて調整することが望まれるが、逆光かストロボ近接撮影かを判別する程度では、寄与率の調整はかなり限定される。
また、逆光、或いはストロボ近接撮影時の階調圧縮処理についての課題は、いかに顔領域の抽出精度を補償し、結果として顔領域の明度補正の精度を向上させるかである。上記の如く、明度の1次元ヒストグラムを用いる方法は、精度補償を主眼に置いた場合には、ある程度の効果をもたらすものと思われる。しかしながら、逆光やストロボ近接撮影といった明確な定義に符合するかではなく、撮影シーンの状態をより正確に把握したいという要求に対しては、未だ不充分であると言わざるを得ない。更に、逆光、或いはストロボ近接撮影時の階調圧縮処理自体に関しても、逆光やストロボ近接撮影の程度に応じた補正が望まれることは言うまでもない。
本発明の課題は、上記事象に鑑み、高精度なシーン判別処理を施すことのできる新規な画像処理方法、並びにこれを用いた画像処理装置、画像記録装置を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値及び明度値を得る工程と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
を含むことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得る工程と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する工程と、
前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
を含むことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得る工程と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
を含むことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得る工程と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する工程と、
前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
を含むことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値及び明度値を得る工程と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
前記撮像画像データの顔領域を抽出する工程と、
前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する工程と、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す工程と、
を含むことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得る工程と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する工程と、
前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
前記撮像画像データの顔領域を抽出する工程と、
前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する工程と、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す工程と、
を含むことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得る工程と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
前記撮像画像データの顔領域を抽出する工程と、
前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する工程と、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す工程と、
を含むことを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得る工程と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する工程と、
前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
前記撮像画像データの顔領域を抽出する工程と、
前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する工程と、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す工程と、
を含むことを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、請求項1又は5に記載の発明において、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び明度値で0〜84からなる肌色相シャドー領域、色相値で0〜69及び明度値で85〜169からなる肌色相中間領域、色相値で0〜69及び明度値で170〜255からなる肌色相ハイライト領域に分割することを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項2又は6に記載の発明において、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割し、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割することを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項3又は7に記載の発明において、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割することを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項4又は8に記載の発明において、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域の3つの明度領域に分割し、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割し、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割し、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割することを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項1、5、9の何れか一項に記載の発明において、
前記取得された色相値及び明度値の2次元ヒストグラムを作成する工程を含み、
前記作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の明度領域と前記所定の色相及び明度領域の組み合わせからなる領域に夫々分割することを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項2、6、10の何れか一項に記載の発明において、
前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する工程を含み、
前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の明度領域と、前記所定の色相領域と、前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域とに夫々分割することを特徴としている。
請求項15に記載の発明は、請求項3、7、11の何れか一項に記載の発明において、
前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する工程を含み、
前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを所定の明度領域と所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に夫々分割することを特徴としている。
請求項16に記載の発明は、請求項4、8、12の何れか一項に記載の発明において、
前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する工程を含み、
前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを所定の明度領域、前記所定の色相領域、前記所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域と、前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域とに夫々分割することを特徴としている。
請求項17に記載の発明は、請求項5〜16の何れか一項に記載の発明において、
前記顔領域を抽出する工程は、前記撮像画像データにおける所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することを特徴としている。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の発明において、
前記顔領域を抽出する工程は、前記撮像画像データにおける色相値と彩度値の2次元ヒストグラムを作成し、作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することを特徴としている。
請求項19に記載の発明は、請求項17又は18に記載の発明において、
前記顔領域として抽出する所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域は、前記撮像画像データにおいてHSV表色系の色相値で0〜50及び彩度値で10〜120からなる領域であることを特徴としている。
請求項20に記載の発明は、請求項5〜19の何れか一項に記載の発明において、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す工程は、前記顔領域の寄与率に基づいて、平均明度入力値を算出し、この平均明度入力値を予め設定された平均明度値目標変換値に変換するための階調変換曲線を作成するか或いは予め設定された複数の階調変換曲線の中から選択することにより階調変換曲線を調整し、前記調整された階調変換曲線を前記撮像画像データに適用することにより階調変換処理を施すことを特徴としている。
請求項21に記載の発明は、請求項1〜20の何れか一項に記載の発明において、
前記撮像画像データは、シーン参照画像データであることを特徴としている。
請求項22に記載の発明は、請求項1〜21の何れか一項に記載の発明において、
前記出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データは、鑑賞画像参照データであることを特徴としている。
請求項23に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値及び明度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHV分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHV占有率算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項24に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項25に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項26に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項27に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値及び明度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHV分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHV占有率算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項28に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項29に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項30に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項31に記載の発明は、請求項23又は27に記載の発明において、
前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
前記HV分割手段は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び明度値で0〜84からなる肌色相シャドー領域、色相値で0〜69及び明度値で85〜169からなる肌色相中間領域、色相値で0〜69及び明度値で170〜255からなる肌色相ハイライト領域に分割することを特徴としている。
請求項32に記載の発明は、請求項24又は28に記載の発明において、
前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
前記色相領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割し、
前記HS分割手段は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割することを特徴としている。
請求項33に記載の発明は、請求項25又は29に記載の発明において、
前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
前記HSV分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割することを特徴としている。
請求項34に記載の発明は、請求項26又は30に記載の発明において、
前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域の3つの明度領域に分割し、
前記色相領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割し、
前記HSV分割手段は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割し、
前記HS分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割することを特徴としている。
請求項35に記載の発明は、請求項23、27、31の何れか一項に記載の発明において、
前記取得された色相値及び明度値の2次元ヒストグラムを作成する2次元ヒストグラム作成手段を備え、
前記明度領域分割手段は、前記作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の明度領域に分割し、
前記HV分割手段は、前記作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相及び明度領域の組み合わせからなる領域に分割することを特徴としている。
請求項36に記載の発明は、請求項24、28、32の何れか一項に記載の発明において、
前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する3次元ヒストグラム作成手段を備え、
前記明度領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の明度領域に分割し、
前記色相領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相領域に分割し、
前記HS分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割することを特徴としている。
請求項37に記載の発明は、25、29、33の何れか一項に記載の発明において、
前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する3次元ヒストグラム作成手段を備え、
前記明度領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを所定の明度領域に分割し、
前記HSV分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割することを特徴としている。
請求項38に記載の発明は、請求項26、30、34の何れか一項に記載の発明において、
前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する3次元ヒストグラム作成手段を備え、
前記明度領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを所定の明度領域に分割し、
前記色相領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相領域に分割し、
前記HSV分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割し、
前記HS分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割することを特徴としている。
請求項39に記載の発明は、請求項27〜38の何れか一項に記載の発明において、
前記顔領域抽出手段は、前記撮像画像データにおける所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することを特徴としている。
請求項40に記載の発明は、請求項39に記載の発明において、
前記顔領域抽出手段は、前記撮像画像データにおける色相値と彩度値の2次元ヒストグラムを作成し、作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することを特徴としている。
請求項41に記載の発明は、請求項39又40に記載の発明において、
前記顔領域として抽出する所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域は、前記撮像画像データにおいてHSV表色系の色相値で0〜50及び彩度値で10〜120からなる領域であることを特徴としている。
請求項42に記載の発明は、請求項27〜41の何れか一項に記載の発明において、
前記階調変換処理手段は、前記顔領域の寄与率に基づいて、平均明度入力値を算出し、この平均明度入力値を予め設定された平均明度値目標変換値に変換するための階調変換曲線を作成するか或いは予め設定された複数の階調変換曲線の中から選択することにより階調変換曲線を調整し、前記調整された階調変換曲線を前記撮像画像データに適用することにより階調変換処理を施すことを特徴としている。
請求項43に記載の発明は、請求項23〜42の何れか一項に記載の発明において、
前記撮像画像データは、シーン参照画像データであることを特徴としている。
請求項44に記載の発明は、請求項23〜43の何れか一項に記載の発明において、
前記出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データは、鑑賞画像参照データであることを特徴としている。
請求項45に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値及び明度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHV分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHV占有率算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項46に記載の発明は、

撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項47に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項48に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項49に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値及び明度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHV分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHV占有率算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項50に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項51に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項52に記載の発明は、
撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項53に記載の発明は、請求項45又は49に記載の発明において、
前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
前記HV分割手段は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び明度値で0〜84からなる肌色相シャドー領域、色相値で0〜69及び明度値で85〜169からなる肌色相中間領域、色相値で0〜69及び明度値で170〜255からなる肌色相ハイライト領域に分割することを特徴としている。
請求項54に記載の発明は、請求項46又は50に記載の発明において、
前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
前記色相領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割し、
前記HS分割手段は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割することを特徴としている。
請求項55に記載の発明は、請求項47又は51に記載の発明において、
前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
前記HSV分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割することを特徴としている。
請求項56に記載の発明は、請求項48又は52に記載の発明において、
前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域の3つの明度領域に分割し、
前記色相領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割し、
前記HSV分割手段は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割し、
前記HS分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割することを特徴としている。
請求項57に記載の発明は、請求項45、49、53の何れか一項に記載の発明において、
前記取得された色相値及び明度値の2次元ヒストグラムを作成する2次元ヒストグラム作成手段を備え、
前記明度領域分割手段は、前記作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の明度領域に分割し、
前記HV分割手段は、前記作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相及び明度領域の組み合わせからなる領域に分割することを特徴としている。
請求項58に記載の発明は、請求項46、50、54の何れか一項に記載の発明において、
前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する3次元ヒストグラム作成手段を備え、
前記明度領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の明度領域に分割し、
前記色相領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相領域に分割し、
前記HS分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割することを特徴としている。
請求項59に記載の発明は、請求項47、51、55の何れか一項に記載の発明において、
前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する3次元ヒストグラム作成手段を備え、
前記明度領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを所定の明度領域に分割し、
前記HSV分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割することを特徴としている。
請求項60に記載の発明は、請求項48、52、56の何れか一項に記載の発明において、
前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する3次元ヒストグラム作成手段を備え、
前記明度領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを所定の明度領域に分割し、
前記色相領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相領域に分割し、
前記HSV分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割し、
前記HS分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割することを特徴としている。
請求項61に記載の発明は、請求項49〜60の何れか一項に記載の発明において、
前記顔領域抽出手段は、前記撮像画像データにおける所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することを特徴としている。
請求項62に記載の発明は、請求項61に記載の発明において、
前記顔領域抽出手段は、前記撮像画像データにおける色相値と彩度値の2次元ヒストグラムを作成し、作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することを特徴としている。
請求項63に記載の発明は、請求項61又は62に記載の発明において、
前記顔領域として抽出する所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域は、前記撮像画像データにおいてHSV表色系の色相値で0〜50及び彩度値で10〜120からなる領域であることを特徴としている。
請求項64に記載の発明は、請求項49〜63の何れか一項に記載の発明において、
前記階調変換処理手段は、前記顔領域の寄与率に基づいて、平均明度入力値を算出し、この平均明度入力値を予め設定された平均明度値目標変換値に変換するための階調変換曲線を作成するか或いは予め設定された複数の階調変換曲線の中から選択することにより階調変換曲線を調整し、前記調整された階調変換曲線を前記撮像画像データに適用することにより階調変換処理を施すことを特徴としている。
請求項65に記載の発明は、請求項45〜64の何れか一項に記載の発明において、
前記撮像画像データは、シーン参照画像データであることを特徴としている。
請求項66に記載の発明は、請求項45〜65の何れか一項に記載の発明において、
前記出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データは、鑑賞画像参照データであることを特徴としている。
ここで、本明細書に記載の「撮像画像データ」とは、被写体情報を電気的な信号値として保持したデジタル画像データである。カラー写真フィルムに色素画像情報として記録され、スキャナ読み取りで生成されたデジタル画像データや、デジタルカメラで撮影し生成されたデジタル画像データなど、デジタル画像データを得るまでのプロセスは如何なるものであっても良い。
ただし、カラーネガフィルムから、スキャナ読み取りでデジタル画像データを生成する際は、カラーネガフィルムの未露光部(最低濃度部)がデジタル画像データのRGB値が全て0となるよう最大透過光量の較正と反転処理を施し、透過光量に正比例したスケールから対数(濃度)スケールへの変換処理と、カラーネガフィルムのガンマ補正処理を施すことにより、被写体の輝度変化に対しほぼ比例した状態を再現しておくことが望ましい。また、デジタルカメラで撮影したデジタル画像データにおいても同様に、被写体の輝度変化に対しほぼ比例した状態となっていることが望ましい。さらに、デジタル画像データは、「シーン参照画像データ」であることが望ましい。
「シーン参照画像データ」とは、少なくとも撮像素子自体の分光感度に基づく各色チャンネルの信号強度をRIMM RGB」(Reference Input Medium Metric RGB)やERIMM RGB」(Extended Reference Input Medium Metric RGB)などの標準色空間にマッピング済みであり、階調変換・鮮鋭性強調・彩度強調のような画像鑑賞時の効果を向上する為にデータ内容を改変する画像処理が省略された状態の画像データを意味する。またシーン参照画像データは、撮像装置の光電変換特性(ISO1452が定義するopto-electronic conversion function, 例えばコロナ社「ファインイメージングとディジタル写真」(社)日本写真学会出版委員会編◆479頁参照)の補正を行ったものである事が好ましい。標準化されたシーン参照画像データの情報量(例えば階調数)は前記A/D変換器の性能に準じ、後述の「鑑賞画像参照データ」で必要とされる情報量(例えば階調数)と同等以上であることが好ましい。例えば鑑賞画像参照データの階調数が1チャンネルあたり8bitである場合、シーン参照画像データの階調数は12bit以上が好ましく、14bit以上がより好ましく、また16bit以上がさらに好ましい。
「出力媒体上での鑑賞に最適化」とは、CRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の表示デバイス、銀塩印画紙、インクジェットペーパー、サーマルプリンタ用紙等の出力媒体上において、最適な画像を得る為の処理であり、例えばsRGB規格に準拠したCRTディスプレイモニタに表示することを前提とした場合、sRGB規格の色域内で最適な色再現が得られるように処理される。銀塩印画紙への出力を前提とした場合、銀塩印画紙の色域内で最適な色再現が得られるように処理される。また、色域の圧縮の以外にも、16bitから8bitへの階調圧縮、出力画素数の低減、及び出力デバイスの出力特性(LUT)への対応処理等も含まれる。さらにノイズ抑制、鮮鋭化、グレーバランス調整、彩度調整、或いは覆い焼き処理等の階調圧縮処理が行われることは言うまでもない。
「出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データ」とはCRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、或いは銀塩印画紙、インクジェットペーパー、サーマルプリンタ用紙等の出力媒体上の画像生成に用いるデジタル画像データを意味し、CRT、液晶、プラズマディスプレイ等の表示デバイス、及び銀塩印画紙、インクジェットペーパー、サーマルプリンタ用紙等の出力媒体上において、最適な画像が得られるよう処理が施されている。上述した「撮像画像データ」が、「シーン参照画像データ」であるとき、「出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データ」を「鑑賞画像参照データ」と称す。
また、本発明の請求項9〜12、31〜34、53〜56の記載における、撮像画像データの分割は、調査の結果に基づいて決定したものである。例えば、色相領域の分割については、およそ1000駒のフィルムスキャン画像について、人間の肌色、植物の緑、空の色の検出率が最も高くなる色相範囲を調べた結果から算出した。明度領域を分割する境界値に関しても、予め逆光、ストロボ近接等のシーンを定義した上で、同様の調査を行い、数値を決定している。本発明の実施に際しては、フィルムスキャン画像、デジタルカメラ撮影画像夫々について前記数値限定を変更することが望ましい。
請求項1、23、45に記載の発明によれば、撮像画像データの明度領域毎の占有率に加え、所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の占有率に基づいて撮影シーンを推定するので、撮影シーンの推定結果の精度を向上させることができる。
請求項5、27、49に記載の発明によれば、撮像画像データの明度領域毎の占有率に加え、所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて撮影シーンを推定するので、撮影シーンの推定結果の精度を向上させることができる。更に、顔領域を抽出し、推定された撮影シーンに基づいて顔領域の寄与率を決定し、これに基づいて階調変換曲線を決定して撮像画像データに適用するので、的確な階調変換処理を施すことが可能となる。
上記請求項1、5、23、27、45、49に記載の発明においては、撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割するとともに、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び明度値で0〜84からなる肌色相シャドー領域、色相値で0〜69及び明度値で85〜169からなる肌色相中間領域、色相値で0〜69及び明度値で170〜255からなる肌色相ハイライト領域に分割することが好ましい。これにより、シャドー領域、中間領域、ハイライト領域の大小関係に、各撮影シーンにおける肌色相領域におけるシャドー領域、中間領域、ハイライト領域の大小関係の経験則を加えた、より高精度な撮影シーンの推定を行うことが可能となる。
また、請求項1、23、45に記載の発明において、撮像画像データの色相値及び明度値の2次元ヒストグラムを作成して領域分割を行うことが好ましい。また、請求項5、27、49に記載の発明において、撮像画像データの色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成して領域分割することが好ましい。これにより、処理を効率的に行うことが可能となる。
また、請求項5、27、49に記載の発明において、撮像画像データの所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することにより、容易に顔領域の抽出を行うことが可能となる。この所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域は、撮像画像データの色相値及び彩度値の2次元ヒストグラムを作成し、2次元ヒストグラムに基づいて抽出すると、処理を効率化させることができる。また、抽出する領域を、HSV表色系の色相値で0〜50、彩度値で10〜120の組み合わせからなる領域とすることにより、適切な顔領域の抽出を行うことが可能となる。階調変換処理に用いる階調変換曲線は、顔領域の寄与率に基づいてその都度作成してもよいし、予め設定された複数の階調変換曲線の中から選択するようにしてもよい。
請求項2、24、46に記載の発明によれば、明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、及び所定の色相と彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定するので、撮影シーンの推定結果の精度を向上させることができる。
請求項6、28、50に記載の発明によれば、明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、及び所定の色相と彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定するので、撮影シーンの推定結果の精度を向上させることができる。更に、顔領域を抽出し、推定された撮影シーンに基づいて顔領域の寄与率を決定し、これに基づいて階調変換曲線を決定して撮像画像データに適用するので、的確な階調変換処理を施すことが可能となる。
請求項2、6、24、28、46、50に記載の発明においては、撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割して各領域の占有率を算出し、HSV表色系の明度値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割して各領域の占有率を算出し、HSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割し、その平均明度値を算出することが好ましい。これにより、シャドー領域、中間領域、ハイライト領域の大小関係に、各撮影シーンにおける緑色相領域や空色相領域の占有率の経験則や、各撮影シーンにおける肌色相領域の平均明度値の経験則を加えた、より高精度な撮影シーンの推定を行うことが可能となる。撮像画像データの領域は、色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成して分割を行うことが好ましい。これにより、処理を効率的に行うことが可能となる。
また、請求項6、28、50に記載の発明において、撮像画像データの所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することにより、容易に顔領域の抽出を行うことが可能となる。この所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域は、撮像画像データの色相値及び彩度値の2次元ヒストグラムを作成し、2次元ヒストグラムに基づいて抽出すると、処理を効率化させることができる。また、抽出する領域を、HSV表色系の色相値で0〜50、彩度値で10〜120の組み合わせからなる領域とすることにより、適切な顔領域の抽出を行うことが可能となる。階調変換処理に用いる階調変換曲線は、顔領域の寄与率に基づいてその都度作成してもよいし、予め設定された複数の階調変換曲線の中から選択するようにしてもよい。
請求項3、25、47に記載の発明によれば、明度領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定するので、撮影シーンの推定結果の精度を向上させることができる。
請求項7、29、51に記載の発明によれば、明度領域毎の占有率の関係、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率の関係に基づいて、撮影シーンを推定するので、撮影シーンの推定結果の精度を向上させることができる。更に、顔領域を抽出し、推定された撮影シーンに基づいて顔領域の寄与率を決定し、これに基づいて階調変換曲線を決定して撮像画像データに適用するので、的確な階調変換処理を施すことが可能となる。
請求項3、7、25、29、47、51に記載の発明においては、撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割して各領域の占有率を算出し、HSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割して各領域の占有率を算出することが好ましい。これにより、シャドー領域、中間領域、ハイライト領域の大小関係に、各撮影シーンにおける肌色領域におけるシャドー領域、中間領域、ハイライト領域の大小関係の経験則を加えた、より高精度な撮影シーンの推定を行うことが可能となる。撮像画像データの領域は、色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成して分割を行うことが好ましい。これにより、処理を効率的に行うことが可能となる。
また、請求項7、29、51に記載の発明において、撮像画像データの所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することにより、容易に顔領域の抽出を行うことが可能となる。この所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域は、撮像画像データの色相値及び彩度値の2次元ヒストグラムを作成し、2次元ヒストグラムに基づいて抽出すると、処理を効率化させることができる。また、抽出する領域を、HSV表色系の色相値で0〜50、彩度値で10〜120の組み合わせからなる領域とすることにより、適切な顔領域の抽出を行うことが可能となる。階調変換処理に用いる階調変換曲線は、顔領域の寄与率に基づいてその都度作成してもよいし、予め設定された複数の階調変換曲線の中から選択するようにしてもよい。
請求項4、26、48に記載の発明によれば、明度領域毎の占有率の関係、色相領域毎の占有率の関係、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率の関係及び所定の色相及び彩度の組み合わせからなる平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定するので、撮影シーンの推定結果の精度を向上させることができる。
請求項8、30、52に記載の発明によれば、明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率の関係及び所定の色相及び彩度の組み合わせからなる平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定するので、撮影シーンの推定結果の精度を向上させることができる。更に、顔領域を抽出し、推定された撮影シーンに基づいて顔領域の寄与率を決定し、これに基づいて階調変換曲線を決定して撮像画像データに適用するので、的確な階調変換処理を施すことが可能となる。
請求項4、8、26、30、48、52において、撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域の3つの明度領域に分割して各領域の占有率を算出し、HSV表色系の明度値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割して各領域の占有率を算出し、HSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割して各領域の占有率を算出し、HSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割して平均明度値を算出することが好ましい。これにより、シャドー領域、中間領域、ハイライト領域の大小関係に、各撮影シーンにおける緑色相領域や空色相領域の占有率の経験則、各撮影シーンにおける肌色領域におけるシャドー領域、中間領域、ハイライト領域の大小関係の経験則、各撮影シーンにおける肌色相領域の平均明度値の経験則を加えた、より高精度な撮影シーンの推定を行うことが可能となる。撮像画像データの領域は、色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成して分割を行うことが好ましい。これにより、処理を効率的に行うことが可能となる。
また、請求項8、30、52に記載の発明において、撮像画像データの所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することにより、容易に顔領域の抽出を行うことが可能となる。この所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域は、撮像画像データの色相値及び彩度値の2次元ヒストグラムを作成し、2次元ヒストグラムに基づいて抽出すると、処理を効率化させることができる。また、抽出する領域を、HSV表色系の色相値で0〜50、彩度値で10〜120の組み合わせからなる領域とすることにより、適切な顔領域の抽出を行うことが可能となる。階調変換処理に用いる階調変換曲線は、顔領域の寄与率に基づいてその都度作成してもよいし、予め設定された複数の階調変換曲線の中から選択するようにしてもよい。
また、本発明において、撮像画像データをシーン参照データとして入力し、出力媒体上(CRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、銀塩印画紙、インクジェットペーパー、サーマルプリンタ用紙等)で最適な鑑賞画像が得られるよう、上述した撮影シーン推定処理及び階調変換処理を含めた最適化処理を施して鑑賞画像参照データに変換することで、撮像画像情報の情報損失を伴うことなく最適化された鑑賞画像参照データを出力媒体上で形成することが可能となる。
〔第1の実施の形態〕
以下、図を参照して本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、本発明の実施の形態における画像記録装置1の外観構成を示す斜視図である。画像記録装置1は、図1に示すように、筐体2の一側面に、感光材料を装填するためのマガジン装填部3が備えられている。筐体2の内側には、感光材料に露光する露光処理部4と、露光された感光材料を現像処理して乾燥し、プリントを作成するためのプリント作成部5が備えられている。筐体2の他側面には、プリント作成部5で作成されたプリントを排出するためのトレー6が備えられている。
また、筐体2の上部には、表示装置としてのCRT(Cathode Ray Tube)8、透過原稿を読み込む装置であるフィルムスキャナ部9、反射原稿入力装置10、操作部11が備えられている。このCRT8が、プリントを作成しようとする画像情報の画像を画面に表示する表示手段を構成している。更に、筐体2には、各種デジタル記録媒体に記録された画像情報を読み取り可能な画像読込部14、各種デジタル記録媒体に画像信号を書き込み(出力)可能な画像書込部15が備えられている。また、筐体2の内部には、これらの各部を集中制御する制御部7が備えられている。
画像読込部14には、PCカード用アダプタ14a、フロッピー(登録商標)ディスク用アダプタ14bが備えられ、PCカード13aやフロッピー(登録商標)ディスク13bが差し込み可能になっている。PCカード13aは、例えば、デジタルカメラで撮像された複数の駒画像データが記録されたメモリを有する。フロッピー(登録商標)ディスク13bには、例えば、デジタルカメラで撮像された複数の駒画像データが記録される。PCカード13a及びフロッピー(登録商標)ディスク13b以外に駒画像データが記録される記録媒体としては、例えば、マルチメディアカード(登録商標)、メモリースティック(登録商標)、MDデータ、CD−ROM等がある。
画像書込部15には、フロッピー(登録商標)ディスク用アダプタ15a、MO用アダプタ15b、光ディスク用アダプタ15cが備えられ、それぞれ、FD16a、MO16b、光ディスク16cが差し込み可能になっている。光ディスク16cとしては、CD−R、DVD−R等がある。
なお、図1では、操作部11、CRT8、フィルムスキャナ部9、反射原稿入力装置10、画像読込部14が、筐体2に一体的に備えられた構造となっているが、これらの何れか1つ以上を別体として設けるようにしてもよい。
また、図1に示した画像記録装置1では、感光材料に露光して現像してプリントを作成するものが例示されているが、プリント作成方式はこれに限定されず、例えば、インクジェット方式、電子写真方式、感熱方式、昇華方式等の方式を用いてもよい。
〈画像記録装置1の機能的構成〉
図2は、画像記録装置1の機能的構成を示すブロック図である。以下、図2を参照して画像出力装置1の機能的構成について説明する。
制御部7は、マイクロコンピュータにより構成され、ROM(Read Only Memory)等の記憶部(図示略)に記憶されている各種制御プログラムと、CPU(Central Processing Unit)(図示略)との協働により、画像記録装置1を構成する各部の動作を制御する。
制御部7は、本発明の画像処理装置に係る画像処理部70を有し、操作部11からの入力信号(指令情報)に基づいて、フィルムスキャナ部9や反射原稿入力装置10から読み取られた画像信号、画像読込部14から読み込まれた画像信号、外部機器から通信手段32を介して入力された画像信号に対して、画像処理を施して露光用画像情報を形成し、露光処理部4に出力する。また、画像処理部70は、画像処理された画像信号に対して出力形態に応じた変換処理を施して出力する。画像処理部70の出力先としては、CRT8、画像書込部15、通信手段(出力)33等がある。
露光処理部4は、感光材料に画像の露光を行い、この感光材料をプリント作成部5に出力する。プリント作成部5は、露光された感光材料を現像処理して乾燥し、プリントP1、P2、P3を作成する。プリントP1は、サービスサイズ、ハイビジョンサイズ、パノラマサイズ等のプリントであり、プリントP2は、A4サイズのプリントであり、プリントP3は、名刺サイズのプリントである。
フィルムスキャナ部9は、アナログカメラにより撮像された現像済みのネガフィルムN、リバーサルフィルム等の透過原稿に記録された駒画像を読み取り、駒画像のデジタル画像信号を取得する。反射原稿入力装置10は、フラットベットスキャナにより、プリントP(写真プリント、書画、各種の印刷物)上の画像を読み取り、デジタル画像信号を取得する。
画像読込部14は、PCカード13aやフロッピー(登録商標)ディスク13bに記録された駒画像情報を読み出して制御部7に転送する。この画像読込部14は、画像転送手段30として、PCカード用アダプタ14a、フロッピー(登録商標)ディスク用アダプタ14b等を有する。画像読込部14は、PCカード用アダプタ14aに差し込まれたPCカード13aや、フロッピー(登録商標)ディスク用アダプタ14bに差し込まれたフロッピー(登録商標)ディスク13bに記録された駒画像情報を読み取り、制御部7に転送する。PCカード用アダプタ14aとしては、例えばPCカードリーダやPCカードスロット等が用いられる。
通信手段(入力)32は、画像記録装置1が設置された施設内の別のコンピュータや、インターネット等を介した遠方のコンピュータから、撮像画像を表す画像信号やプリント命令信号を受信する。
画像書込部15は、画像搬送部31として、フロッピー(登録商標)ディスク用アダプタ15a、MO用アダプタ15b、光ディスク用アダプタ15cを備えている。画像書込部15は、制御部7から入力される書込信号に従って、フロッピー(登録商標)ディスク用アダプタ15aに差し込まれたフロッピー(登録商標)ディスク16a、MO用アダプタ15bに差し込まれたMO16b、光ディスク用アダプタ15cに差し込まれた光ディスク16cに、本発明における画像処理方法によって生成された画像信号を書き込む。
データ蓄積手段71は、画像情報とそれに対応する注文情報(どの駒の画像から何枚プリントを作成するかの情報、プリントサイズの情報等)とを記憶し、順次蓄積する。
テンプレート記憶手段72は、サンプル識別情報D1、D2、D3に対応するサンプル画像データである背景画像、イラスト画像等と合成領域を設定する少なくとも1個のテンプレートのデータを記憶している。オペレータの操作によりセットしてテンプレート記憶手段72に予め記憶された複数のテンプレートから所定のテンプレートを選択し、駒画像情報は選択されたテンプレートにより合成し、指定されるサンプル識別情報D1、D2、D3に基づいて選択されたサンプル画像データと、注文に基づく画像データ及び/又は文字データとを合成し、指定によるサンプルに基づくプリントを作成する。このテンプレートによる合成は、周知のクロマキー法によって行なわれる。
なお、プリントのサンプルを指定するサンプル識別情報D1、D2、D3は、操作部211から入力されるように構成されているが、これらのサンプル識別情報は、プリントのサンプル又は注文シートに記録されているため、OCR等の読み取り手段により読み取ることができる。或いは、オペレータのキーボード操作により入力することもできる。
このようにプリントのサンプルを指定するサンプル識別情報D1に対応してサンプル画像データを記録しておき、プリントのサンプルを指定するサンプル識別情報D1を入力し、この入力されるサンプル識別情報D1に基づきサンプル画像データを選択し、この選択されたサンプル画像データと、注文に基づく画像データ及び/又は文字データとを合成し、指定によるサンプルに基づくプリントを作成するため、種々の実物大のサンプルをユーザが実際に手にしてプリントの注文ができ、幅広いユーザの多様な要求に応じることができる。
また、第1のサンプルを指定する第1のサンプル識別情報D2と第1のサンプルの画像データを記憶し、また、第2のサンプルを指定する第2のサンプル識別情報D3と第2のサンプルの画像データを記憶し、指定される第1及び第2のサンプル識別情報D2、D3とに基づいて選択されたサンプル画像データと、注文に基づく画像データ及び/又は文字データとを合成し、指定によるサンプルに基づくプリントを作成するため、さらに多種多様の画像を合成することができ、より一層幅広いユーザの多様な要求に応じたプリントを作成することができる。
操作部11は、情報入力手段12を有する。情報入力手段12は、例えば、タッチパネル等により構成されており、情報入力手段12の押下信号を入力信号として制御部7に出力する。なお、操作部11は、キーボードやマウス等を備えて構成するようにしてもよい。CRT8は、制御部7から入力された表示制御信号に従って、画像情報等を表示する。
通信手段(出力)33は、本発明の画像処理を施した後の撮影画像を表す画像信号と、それに付帯するオーダー情報を、画像記録装置1が設置された施設内の他のコンピュータや、インターネット等を介した遠方のコンピュータに対して送信する。
図2に示すように、画像記録装置1は、各種デジタルメディアの画像及び画像原稿を分割測光して得られた画像情報を取り込む画像入力手段と、画像処理手段と、処理済の画像を表示、プリント出力、画像記録メディアに書き込む画像出力手段と、通信回線を介して施設内の別のコンピュータやインターネット等を介した遠方のコンピュータに対して画像データと付帯するオーダー情報を送信する手段と、を備える。
<画像処理部70の内部構成>
図3は、画像処理部70の機能的構成を示すブロック図である。以下、図3を参照して、画像処理部70について詳細に説明する。
画像処理部70は、図3に示すように、画像調整処理部701、フィルムスキャンデータ処理部702、反射原稿スキャンデータ処理部703、画像データ書式解読処理部704、テンプレート処理部705、CRT固有処理部706、プリンタ固有処理部A707、プリンタ固有処理部B708、画像データ作成処理部709により構成される。
フィルムスキャンデータ処理部702は、フィルムスキャナ部9から入力された画像データに対し、フィルムスキャナ部9固有の校正操作、ネガポジ反転(ネガ原稿の場合)、ゴミキズ除去、コントラスト調整、粒状ノイズ除去、鮮鋭化強調等の処理を施し、処理済の画像データを画像調整処理部701に出力する。また、フィルムサイズ、ネガポジ種別、フィルムに光学的或いは磁気的に記録された主要被写体に関わる情報、撮影条件に関する情報(例えば、APSの記載情報内容)等も併せて画像調整処理部701に出力する。
反射原稿スキャンデータ処理部703は、反射原稿入力装置10から入力された画像データに対し、反射原稿入力装置10固有の校正操作、ネガポジ反転(ネガ原稿の場合)、ゴミキズ除去、コントラスト調整、ノイズ除去、鮮鋭化強調等の処理を施し、処理済の画像データを画像調整処理部701に出力する。
画像データ書式解読処理部704は、画像転送手段30及び/又は通信手段(入力)32から入力された画像データに対し、その画像データのデータ書式に従って、必要に応じて圧縮符号の復元、色データの表現方法の変換等の処理を施し、画像処理部70内の演算に適したデータ形式に変換し、画像調整処理部701に出力する。また、画像データ書式解読処理部704は、操作部11、通信手段(入力)32、画像転送手段30の何れかから出力画像の大きさが指定された場合、その指定された情報を検出し、画像調整処理部701に出力する。なお、画像転送手段30により指定される出力画像の大きさについての情報は、画像転送手段30が取得した画像データのヘッダ情報、タグ情報に埋め込まれている。
画像調整処理部701は、操作部11又は制御部7の指令に基づいて、フィルムスキャナ部9、反射原稿入力装置10、画像転送手段30、通信手段(入力)32、テンプレート処理部705から受け取った画像データに対して、後述する撮影シーン推定処理Aを始めとする各種最適化処理を施して、出力媒体上での鑑賞に最適化された出力用のデジタル画像データを生成し、CRT固有処理部706、プリンタ固有処理部A707、プリンタ固有処理部B708、画像データ作成処理部709、データ蓄積手段71に出力する。
最適化処理においては、例えばsRGB規格に準拠したCRTディスプレイモニタに表示することを前提とした場合、sRGB規格の色域内で最適な色再現が得られるように処理される。銀塩印画紙への出力を前提とした場合、銀塩印画紙の色域内で最適な色再現が得られるように処理される。また前記色域の圧縮の以外にも、16bitから8bitへの階調圧縮、出力画素数の低減、及び出力デバイスの出力特性(LUT)への対応処理等も含まれる。さらにノイズ抑制、鮮鋭化、グレーバランス調整、彩度調整、或いは覆い焼き処理等の階調圧縮処理が行われることは言うまでもない。
テンプレート処理部705は、画像調整処理部701からの指令に基づいて、テンプレート記憶手段72から所定の画像データ(テンプレート)を読み出して、画像処理対象の画像データとテンプレートを合成するテンプレート処理を行い、テンプレート処理後の画像データを画像調整処理部701に出力する。
CRT固有処理部706は、画像調整処理部701から入力された画像データに対して、必要に応じて画素数変更やカラーマッチング等の処理を施し、制御情報等表示が必要な情報と合成した表示用の画像データをCRT8に出力する。
プリンタ固有処理部A707は、必要に応じてプリンタ固有の校正処理、カラーマッチング、画素数変更等の処理を行い、処理済の画像データを露光処理部4に出力する。
本発明の画像記録装置1に、大判インクジェットプリンタ等の外部プリンタ51が接続可能な場合には、接続するプリンタ装置毎にプリンタ固有処理部B708が備えられている。このプリンタ固有処理部B708は、プリンタ固有の校正処理、カラーマッチング、画素数変更等の処理を施し、処理済の画像データを外部プリンタ51に出力する。
画像データ書式作成処理部709は、画像調整処理部701から入力された画像データに対して、必要に応じてJPEG、TIFF、Exif等に代表される各種の汎用画像フォーマットへの変換を施し、処理済の画像データを画像搬送部31や通信手段(出力)33に出力する。
なお、図3に示した、フィルムスキャンデータ処理部702、反射原稿スキャンデータ処理部703、画像データ書式解読処理部704、画像調整処理部701、CRT固有処理部706、プリンタ固有処理部A707、プリンタ固有処理部B708、画像データ作成処理部709、という区分は、画像処理部70の機能の理解を助けるために設けた区分であり、必ずしも物理的に独立したデバイスとして実現される必要はなく、例えば、単一のCPUによるソフトウエア処理の種類の区分として実現されてもよい。
次に、本発明の動作について説明する。
図4は、画像調整処理部701により実行される撮影シーン推定処理Aを示すフローチャートである。本処理は、ROM等の記憶部(図示略)に記憶されている撮影シーン推定処理AプログラムとCPUとの協働によるソフトウエア処理により実現され、フィルムスキャンデータ処理部702、反射原稿スキャンデータ処理部703又は画像データ書式解読処理部704から画像データ(画像信号)が入力されることにより開始する。この撮影シーン推定処理Aの実行により、本発明の請求項23、27、45、49に記載のデータ取得手段、明度領域分割手段、HV分割手段、明度領域占有率算出手段、HV占有率算出手段、撮影シーン推定手段、及び請求項35、57に記載の2次元ヒストグラム作成手段が実現される。
フィルムスキャンデータ処理部702、反射原稿スキャンデータ処理部703又は画像データ書式解読処理部704から画像データが入力されると、入力画像データがRGBの表色系からL*a*b*やHSVなどの表色系に変換されることにより、この入力画像データの画素毎の色相値と明度値が取得され、図示しないRAMに記憶される(ステップS1)。
以下、入力画像データの各画素のRGB値から色相値、彩度値及び明度値に変換するための算出式の具体例を示す。
まず、RGBからHSV表色系に変換することにより色相値、彩度値、明度値を得る例について、プログラムコード(c言語)による具体例を[数1]に挙げて詳述する。この変換プログラムを、以下HSV変換プログラムと称す。HSV表色系は色を色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Value又はBrightness)の3つの要素で表し、マンセルにより提案された表色体系を元にして考案されたものである。
入力画像データであるデジタル画像データの値を、InR、InG、InBと定義する。また、算出された色相値をOutHとし、スケールを0〜360と定義し、彩度値をOutS、明度値をOutVとし、単位を0〜255と定義する。
Figure 2005190435
表色系には、HSVの他、L*a*b*、L*u*v*、ハンターL*a*b*、YCC、YUV、YIQなど如何なるものを用いても良いが、本発明では、直接色相値と明度値が得られるHSVを用いることが望ましい。
HSV以外の表色系を用いる参考例として、以下にL*a*b*を用いる例について説明する。
L*a*b*表色系(CIE1976)とは、CIE (国際照明委員会)が、1976年に定めた均等色空間の1つであり、IEC61966-2-1が規定する下記[数2]、JISZ8729が規定する下記[数3]を適用することで、RGB値からL*a*b*値を得る。得られたa*b*から下記[数4]により、色相値(H')、彩度値(S')を得る。ただし、ここで求められる色相(H')、彩度(S')は、上述したHSV表色系の色相値(H)、彩度値(S)とは異なるものである。
Figure 2005190435
Figure 2005190435
Figure 2005190435
上記[数2]は、8bitの入力画像データ(RsRGB(8)、GsRGB(8)、BsRGB(8))から等色関数の三刺激値(X、Y、Z)に変換することを示している。ここで、等色関数とは、人間の目の分光感度分布を示す関数である。ここで、[数2]における入力画像データ(RsRGB(8)、GsRGB(8)、BsRGB(8))のsRGBは、入力画像データのRGB値がsRGB規格に準拠することを示し、(8)は、8bit(0〜255)の画像データであることを示す。
また、上記[数3]は、三刺激値(X、Y、Z)からL*a*b*に変換することを示している。[数3]のXn、Yn、Znは、夫々標準白色板のX、Y、Zを示し、D65は、色温度が6500Kの光を標準白色板に照明したときの刺激値を示す。[数3]では、Xn=0.95、Yn=1.00、Zn=1.09である。
ステップS1において画像データの各画素の色相値及び明度値が取得されると、x軸を色相値(H)、y軸を明度値(V)とした座標平面内に、画素の累積度数分布を示す2次元ヒストグラムが作成される(ステップS2)。
図5に、2次元ヒストグラムの一例を示す。図5に示す2次元ヒストグラムは、x軸を色相値(H)、y軸を明度値(V)とした座標平面内に、画素の累積度数分布の値を有する格子点を表したものである。座標平面の縁にある格子点は、色相値(H)が18、明度値(V)が約13の範囲に分布する画素数の累積度数を保持している。それ以外の格子点は、色相値(H)が36、明度値(S)が約25の範囲に分布する画素数の累積度数を保持している。領域Aは、色相値(H)が70〜184の緑色相領域を表す。
次いで、作成された2次元ヒストグラムに基づいて、入力画像データが所定の明度領域に分割される(ステップS3)。
具体的には、作成された2次元ヒストグラムが、予め定義された少なくとも1つの明度値を境界に、少なくとも2つの平面に分割されることにより、入力画像データが所定の明度領域に分割される。本発明では、少なくとも2つの明度値により、3つの平面に分割することが望ましい。境界とする明度値としては、前記HSV変換プログラムによる算出値で、85、170と定義することが望ましい。本実施の形態においても、2次元ヒストグラム(入力画像データ)を85、170の明度値で3つの明度領域に分割するものとする。これにより、2次元ヒストグラム(入力画像データ)をシャドー領域(明度値0〜84)、中間領域(明度値85〜169)、ハイライト領域(明度値170〜255)に分割することが可能となる。
入力画像データが所定の明度領域に分割されると、分割された明度領域の夫々について、各領域内の累積度数分布のシグマ値を入力画像データの全画素数で除算することにより、各明度領域が入力画像の画面内に占める割合、即ち、明度領域毎の占有率が算出される(ステップS4)。
次いで、作成された2次元ヒストグラムに基づいて、入力画像データが所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割される(ステップS5)。
具体的には、作成された2次元ヒストグラムが、予め定義された少なくとも1つの色相値及び1つの明度値を境界に、少なくとも4つの領域に分割されることにより、入力画像データが所定の色相と明度の組み合わせからなる領域に分割される。本発明では、少なくとも1つの色相値と、2つの明度値により、6つの領域に分割することが望ましい。境界とする色相値としては、前記HSV変換プログラムによる算出値で70と定義することが望ましい。また、境界とする明度値としては、前記HSV変換プログラムによる算出値で、85、170と定義することが望ましい。本実施の形態においても、2次元ヒストグラム(入力画像データ)を少なくとも70の色相値、85、170の明度値により分割するものとする。これにより、2次元ヒストグラム(入力画像データ)を、少なくとも肌色相シャドー領域(色相値0〜69、明度値0〜84)、肌色相中間領域(色相値0〜69、明度値85〜169)、肌色相ハイライト領域(色相値0〜69、明度値170〜255)に分割することが可能となる。
入力画像データが所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割されると、分割された領域の夫々について、各領域内の画素の累積度数分布のシグマ値を入力画像データの全画素数で除算することにより、各分割領域が入力画像の画面内に占める割合、即ち、分割領域毎の占有率が算出される(ステップS6)。
次いで、ステップS4及び6で求められた占有率に基づいて、入力画像データの撮影シーンが推定される(ステップS7)。具体的には、シャドー、中間、ハイライト領域の占有率と、肌色相シャドー領域、肌色相中間領域、肌色相ハイライト領域の占有率により、逆光か、ストロボ近接撮影か、通常シーンかが推定され、本処理は終了する。推定方法としては、例えば、[定義1]に示すように、撮影シーンと、シャドー、中間、ハイライト領域の各占有率の大小関係及び肌色相シャドー、肌色相中間、肌色相ハイライト領域の各占有率の大小関係との対応関係を定義してテーブルとしてROM等に記憶しておき、この定義に基づいて、撮影シーンを推定することが可能である。
[定義1]
シャドー領域の占有率 ・・・Rs
中間領域の占有率 ・・・Rm
ハイライト領域の占有率・・・Rh
肌色相シャドー領域の占有率 ・・・SkRs
肌色相中間領域の占有率 ・・・SkRm、
肌色相ハイライト領域の占有率・・・SkRh
逆光シーン…Rs > Rm , Rh > Rm , SkRs > SkRm > SkRh
ストロボ近接撮影…Rh > Rs , Rh > Rm , SkRh > SkRm > SkRs
通常シーン・・・上記以外
上述した定義は、逆光シーン、ストロボ近接撮影シーンの夫々におけるシャドー、中間、ハイライト領域の大小関係に、肌色相領域におけるシャドー、中間、ハイライト領域の大小関係の経験則(逆光シーンでは光源である太陽光を背にして被写体を撮影するため被写体の肌領域は明度が低い領域に偏倚し、ストロボ近接撮影においてはストロボ光が被写体に照射されるため肌領域は明度が高い領域に偏倚する)を加えたものであり、従来のように、逆光シーン、ストロボ近接撮影シーンの夫々におけるシャドー、中間、ハイライト領域の大小関係のみで撮影シーンを推定する場合に比べ、精度の高い推定結果を得ることができる。
次に、上述した撮影シーン推定処理Aの推定結果を、階調変換処理に用いる例について説明する。
ここで、階調変換処理を行う際に必要な、階調変換後の目標値を定める指標として、画像全体の明るさの平均値を用いるのが一般的である。しかしながら、逆光シーンや、ストロボ撮影シーンなどでは、画像中に極端に明るい領域と、暗い領域とが混在し、かつ重要な被写体である顔領域の明るさが明るい領域と暗い領域のどちらか一方に偏倚するという特徴を有している。即ち、逆光シーンや、ストロボ撮影シーンにおける階調変換処理では、画像全体の明るさの平均値よりは、顔領域の明るさの平均値を用いて、顔領域の明度を適切な値に補正するように調整することが理想的となる。実際の撮影では、明るい領域と暗い領域との明るさの差異は様々に異なるため、その差異の程度に応じて、顔領域の明るさを重視する割合(以下、顔領域の寄与率と称す。)を調整することが望まれる。
そこで、本実施の形態においては、撮影シーンの推定結果を利用して、顔領域と画像全体との明るさの差異の程度を考慮した階調変換処理を行う。図6に、画像調整処理部701において実行される階調変換処理を示す。本処理は、ROM等の記憶部(図示略)に記憶されている階調変換処理プログラムとCPUとの協働によるソフトウエア処理により実現されるものであり、フィルムスキャンデータ処理部702、反射原稿スキャンデータ処理部703又は画像データ書式解読処理部704から画像データ(画像信号)が入力されることにより開始する。この階調変換処理の実行により、本発明の請求項27〜30、49〜52に記載の顔領域抽出手段、寄与率決定手段、階調変換処理手段が実現される。
まず、撮影シーンの推定が行われる(ステップS11)。当該ステップにおいて、図4で説明した撮影シーン推定処理が実行され、撮影シーンが逆光シーン、ストロボ近接撮影、通常シーンの何れかに推定される。
次いで、入力画像データから顔領域の抽出が行われる(ステップS12)。顔領域の抽出方法には種々の方法が知られているが、本発明では、x軸を色相(H)、y軸を彩度(S)とした2次元ヒストグラムを作成し、所定の色相と彩度の組み合わせからなる肌色領域に分布する画素を、顔領域として抽出することが望ましい。2次元ヒストグラムを用いる場合の肌色領域は、前記HSV変換プログラムによる算出値で色相値が0〜50、彩度値が10〜120であることが望ましい。
なお、上記の肌色領域を抽出する方法と併せて、顔領域を抽出する画像処理を別途行い、抽出精度を向上させることが望ましい。顔領域を抽出する画像処理には、公知の如何なる処理を用いても良い。前記公知の顔領域を抽出する画像処理の例としては、単純領域拡張法等が挙げられる。単純領域拡張法とは、肌色の定義に当てはまる画素(肌色画素)が離散的に抽出される場合に、周囲の画素について、前記離散的に抽出された肌色画素との差を求め、差が所定の闘値よりも小さい場合には肌色画素と判断し、次第に顔領域を拡張させていくことで、顔領域としての抽出を可能とするものである。また、ニューラルネットワークによる学習機能を用いて肌色領域から顔領域を抽出することも可能である。
顔領域が抽出されると、抽出された顔領域の平均明度値及び画像全体の平均明度値が算出される(ステップS13)。また、ステップS11で推定された撮影シーンに基づいて、顔領域の寄与率が決定される(ステップS14)。顔領域の寄与率は、例えば、下記[定義2]に示すように、経験値に基づいて、撮影シーンと予め対応付けて設定されている。この撮影シーンと顔領域の寄与率の関係は、テーブル化されてROM等に記憶されており、このテーブルが参照されることにより、撮影シーンに基づく顔領域の寄与率が決定される。
[定義2]
逆光シーン=100(%)
半逆光シーン=50(%)
ストロボ近接撮影=100(%)
通常シーン=30(%)
逆光シーンは、顔領域の平均明度値、又は画像全体に対する明度偏倚量(詳細後述)に応じて、顔領域の寄与率を調整することが望ましい。上述した例においては、顔領域の平均明度値に閾値を設け、閾値を超えるか否かで逆光シーンの程度を2段階に分けた例を示しているが、更に、逆光シーンの程度を細かく設定しても良い。
次いで、決定された顔領域の寄与率に基づいて、入力画像データに適用する階調変換曲線が決定される(ステップS15)。具体的には、顔領域の寄与率に基づいて、階調変換処理における平均明度入力値が算出され、図7に示すように、この平均明度入力値を、予め設定された平均明度値変換目標値に変換するように階調変換曲線が決定される。平均明度入力値(c)は、画像全体の平均明度値をa、顔領域の平均明度値をb、顔領域の寄与率をRskとすると、下記の[式1]により求められる。
[式1]
c = a × (1 - (Rsk × 0.01)) + (b × Rsk × 0.01)
図7において、主に、逆光シーンの場合は、平均明度入力値がC1、C2となり、出力値がより明るくなるような階調変換曲線が決定される。通常シーンの場合は、平均明度入力値がC3となり、出力値がやや明るくなるような階調変換曲線が決定される。ストロボ近接撮影の場合は、平均明度入力値がC4、C5となり、出力値が入力値と同等か、又はやや低くなるような階調変換曲線が決定される。
階調変換曲線の決定は、算出された平均明度入力値に基づいて、階調変換曲線をその都度作り変えることで行っても良いし、予め階調変換曲線を複数用意しておき、平均明度入力値に応じて階調変換曲線を選択し適用する態様で有っても良い。
階調変換曲線が調整されると、この階調変換曲線が入力画像データに適用され、階調変換処理が施され(ステップS16)、本処理は終了する。
以上説明したように、画像記録装置1によれば、入力画像データの色相値及び明度値を取得して、x軸を色相値(H)、y軸を明度値(V)とした座標平面内に、画素の累積度数分布を示す2次元ヒストグラムを作成し、この2次元ヒストグラムを所定の明度領域に分割し、シャドー領域、中間領域、ハイライト領域の占有率を夫々算出し、前記2次元ヒストグラムを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割し、肌色相シャドー領域、肌色相中間領域、肌色相ハイライト領域の占有率を夫々算出し、シャドー、中間、ハイライト領域の占有率の大小関係及び肌色相シャドー、肌色相中間、肌色相ハイライト領域の占有率の大小関係に基づいて撮影シーンを推定する。
従って、逆光シーンやストロボ近接撮影における、シャドー、中間、ハイライト領域の占有率の大小関係に、肌色相領域における経験則を加えたことにより、従来に比べ、撮影シーンの推定結果の精度を向上させることができる。
更に、画像記録装置1によれば、上述した撮影シーンの推定後、入力画像データの顔領域を抽出し、推定された撮影シーンに基づいて顔領域の寄与率を決定し、この顔領域の寄与率に基づいて階調変換曲線を決定し、決定された階調変換曲線を入力画像データに適用して階調変換処理を施すので、適切な階調処理を施すことが可能となる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態に係る画像記録装置1の構成は、図1で示したものと同様であるので説明を省略する。
以下、本第2の実施の形態の動作について説明する。
図8は、画像調整処理部701により実行される撮影シーン推定処理Bを示すフローチャートである。本処理は、ROM等の記憶部(図示略)に記憶されている撮影シーン推定処理BプログラムとCPUとの協働によるソフトウエア処理により実現されるものであり、フィルムスキャンデータ処理部702、反射原稿スキャンデータ処理部703又は画像データ書式解読処理部704から画像データ(画像信号)が入力されることにより開始する。この撮影シーン推定処理Bの実行により、本発明の請求項24、26、28、30、46、48、50、52に記載のデータ取得手段、明度領域分割手段、色相領域分割手段、HS分割手段、明度領域占有率算出手段、色相領域占有率算出手段、平均明度値算出手段、撮影シーン推定手段、及び請求項36、38、58、59に記載の3次元ヒストグラム作成手段を実現される。
まず、フィルムスキャンデータ処理部702、反射原稿スキャンデータ処理部703又は画像データ書式解読処理部704から画像データが入力されると、入力画像データがRGBの表色系からL*a*b*やHSVなどの表色系に変換されることにより、この入力画像データの画素毎の色相値、彩度値及び明度値が算出され、図示しないRAMに記憶される(ステップS21)。各画素のRGB値から色相値、彩度値及び明度値を算出するための算出式は、例えば、上記第1の実施の形態で説明した[数1]、[数2]〜[数4]等を用いる。
入力画像データの各画素の色相値、彩度値及び明度値が算出されると、x軸を色相値(H)、y軸を彩度値(S)、z軸を明度値(V)とした座標空間内に、画素の累積度数分布を示す3次元ヒストグラムが作成される(ステップS22)。
図9に、3次元ヒストグラムの一例を示す。図9に示す3次元ヒストグラムは、x軸を色相値(H)、y軸を彩度値(S)、z軸を明度(V)とした座標空間内に、画素の累積度数分布の値を有する格子点を表したものである。座標空間の表面にある格子点は、色相値(H)が18、彩度値(S)、明度(V)が共に約13の範囲に分布する画素数の累積度数を保持している。それ以外の格子点は、色相値(H)が36、彩度値(S)、明度(V)が共にが約25の範囲に分布する画素数の累積度数を保持している。
次いで、作成された3次元ヒストグラムに基づいて、入力画像データが所定の明度領域に分割される(ステップS23)。
具体的には、作成された3次元ヒストグラムが、予め定義された少なくとも1つの明度値を境界に、少なくとも2つの空間に分割されることにより、入力画像データが所定の明度領域に分割される。本発明では、少なくとも2つの明度値により、3つの空間に分割することが望ましい。境界とする明度値としては、前記HSV変換プログラムによる算出値で、85、170と定義することが望ましい。本実施の形態においても、3次元ヒストグラム(入力画像データ)を85、170の明度値で3つの明度領域に分割するものとする。これにより、3次元ヒストグラム(入力画像データ)をシャドー領域(明度値0〜84)、中間領域(明度値85〜169)、ハイライト領域(明度値170〜255)に分割することが可能となる。
入力画像データが所定の明度領域に分割されると、ステップS23で分割された明度領域の夫々について、各領域内の累積度数分布のシグマ値を入力画像データの全画素数で除算することにより、各明度領域が入力画像の画面内に占める割合、即ち明度領域毎の占有率が算出される(ステップS24)。
また、作成された3次元ヒストグラムに基づいて、入力画像データが所定の色相領域に分割される(ステップS25)。
具体的には、作成された3次元ヒストグラムが、予め定義された少なくとも1つの色相度値を境界に、少なくとも2つの空間に分割されることにより、入力画像データが所定の明度領域に分割される。本発明では、少なくとも3つの色相値により、4つの空間に分割することが望ましい。境界とする色相値としては、前記HSV変換プログラムによる算出値で、70、185、225と定義することが望ましい。本実施の形態においても、3次元ヒストグラム(入力画像データ)を70、185、225の色相値で4つの色相領域に分割するものとする。これにより、3次元ヒストグラム(入力画像データ)を肌色相領域(色相値0〜69)、緑色相領域(色相値70〜184)、空色相領域(色相値185〜224)、赤色相領域(色相値225〜360)に分割することが可能となる。
入力画像データが所定の色相領域に分割されると、ステップS25で分割された色相領域の夫々について、各領域内の累積度数分布のシグマ値を入力画像データの全画素数で除算することにより、各色相領域が入力画像の画面内に占める割合、即ち色相領域毎の占有率が算出される(ステップS26)。
また、作成された3次元ヒストグラムが、予め定義された少なくとも1つの色相値及び1つの彩度値を境界に、少なくとも4つの空間に分割されることにより、入力画像データが所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割される。本発明では、少なくとも1つの色相値と、1つの彩度値により、4つの空間に分割することが望ましい。境界とする色相値としては、前記HSV変換プログラムによる算出値で70と定義することが望ましい。また、境界とする彩度値としては、前記HSV変換プログラムによる算出値で、128と定義することが望ましい。本実施の形態においても、3次元ヒストグラム(入力画像データ)を70の色相値、128の彩度値により分割するものとする。これにより、3次元ヒストグラム(入力画像データ)を、少なくとも肌色領域(色相値0〜69及び彩度値0〜128)に分割することが可能となる。
入力画像データが所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割されると、所定の分割領域、即ち、前述の肌色領域の平均明度値が算出される(ステップS28)。
明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び肌色領域の平均明度値が算出されると、算出された占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンが推定される(ステップS29)。具体的には、肌色領域の平均明度値(=A)、画像全体の最大明度(=B)、最小明度(=C)とし、肌色領域の明度偏倚量(=D)を、下記[式2]より得た後、上述した明度偏倚量(=D)、色相領域毎の占有率、明度領域毎の占有率の大小関係より、撮影シーンを推定する。推定方法としては、下記[定義3]に例示するように、撮影シーンと、明度偏倚量(=D)、色相領域毎の占有率及び明度領域毎の占有率の大小関係との対応関係を予め定義してテーブルとしてROM等に記憶しておき、この定義に基づいて、撮影シーンを推定することが可能である。
[式2]
D = (A-B)/(C-B)

[定義3]
D=肌色領域の明度偏倚量
Rs=シャドー領域の占有率
Rh=ハイライト領域の占有率
Rm=中間領域の占有率
D > 0.6…逆光シーン。
D < 0.4、緑色相領域15%未満、空色相領域30%未満…ストロボ近接撮影シーン。
0.4 ≦ D ≦ 0.6、緑色相領域15%未満かつ空色相領域30%未満 、 Rs20%以上… 〃 。
0.4 ≦ D ≦ 0.6、 緑色相領域15%以上又は空色相領域30%以上、 Rh > Rm…逆光シーン。
上記以外は、全て通常シーンとする。
上記[式2]には、逆光シーンは主に風景シーンで多く発生し、木々の緑や空が含まれるという経験則を加えている。また、ストロボ近接撮影シーンは主に屋内や夜景シーンで多く発生し、木々の緑や空が含まれる確立が低いという経験則を加えている。これにより、精度の高い撮影シーン推定結果を得ることができる。
上述した撮影シーン推定処理Bは、上述した第1の実施の形態で図6を参照して説明した階調変換処理におけるステップS11の撮影シーン判定に用いることができる。図6に示す階調変換処理において、撮影シーン推定処理Bで推定された撮影シーンに基づいて顔領域の寄与率を決定し、この顔領域の寄与率に基づいて階調変換曲線を調整し、調整された階調変換曲線を入力画像データに適用することで、適切な階調変換処理を施すことが可能となる。
以上説明したように、画像記録装置1によれば、入力画像データの色相値、彩度値及び明度値を取得して、x軸を色相値(H)、y軸を彩度値(S)、z軸を明度値(V)とした座標空間に、画素の累積度数分布を示す3次元ヒストグラムを作成し、この3次元ヒストグラムを用いて入力画像データを分割して明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度を算出し、算出された占有率及び平均明度値に基づいて撮影シーンを推定する。
従って、逆光シーンやストロボ近接撮影の推定に、シャドー、中間、ハイライト領域の占有率の大小関係に、肌色相領域における経験則及び各撮影シーンにおける色相の経験則を加えたことにより、従来に比べ、撮影シーンの推定結果の精度を向上させることができる。
更に、画像記録装置1によれば、上述した撮影シーンの推定後、入力画像データの顔領域を抽出し、推定された撮影シーンに基づいて顔領域の寄与率を決定し、この顔領域の寄与率に基づいて階調変換曲線を調整し、調整された階調変換曲線を入力画像データに適用するので、適切な階調変換処理を施すことが可能となる。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態に係る画像記録装置1の構成は、図1で示したものと同様であるので説明を省略する。
以下、本第3の実施の形態の動作について説明する。
図10は、画像調整処理部701により実行される撮影シーン推定処理Cを示すフローチャートである。本処理は、ROM等の記憶部(図示略)に記憶されている撮影シーン推定処理CプログラムとCPUとの協働によるソフトウエア処理により実現されるものであり、フィルムスキャンデータ処理部702、反射原稿スキャンデータ処理部703又は画像データ書式解読処理部704から画像データ(画像信号)が入力されることにより開始する。この撮影シーン推定処理Cの実行により、本発明の請求項25、26、29、30、47、48、51、52に記載のデータ取得手段、明度領域分割手段、HSV分割手段、明度領域占有率算出手段、HSV占有率算出手段、撮影シーン推定手段、及び請求項37、38、59、60に記載の3次元ヒストグラム作成手段が実現される。
まず、フィルムスキャンデータ処理部702、反射原稿スキャンデータ処理部703又は画像データ書式解読処理部704から画像データが入力されると、入力画像データがRGBの表色系からL*a*b*やHSVなどの表色系に変換されることにより、この入力画像データの画素毎の色相値、彩度値及び明度値が算出され、図示しないRAMに記憶される(ステップS31)。各画素のRGB値から色相値、彩度値及び明度値を算出するための算出式は、例えば、上記第1の実施の形態で説明した[数1]、[数2]〜[数4]等を用いる。
入力画像データの各画素の色相値、彩度値及び明度値が算出されると、x軸を色相値(H)、y軸を彩度値(S)、z軸を明度値(V)とした座標空間内に、画素の累積度数分布を示す3次元ヒストグラムが作成される(ステップS32)。ここで作成される3次元ヒストグラムとしては、例えば、図9で説明したのと同様のヒストグラムである。
次いで、作成された3次元ヒストグラムに基づいて、入力画像データが所定の明度領域に分割される(ステップS33)。
具体的には、作成された3次元ヒストグラムが、予め定義された少なくとも1つの明度値を境界に、少なくとも2つの空間に分割されることにより、入力画像データが所定の明度領域に分割される。本発明では、少なくとも2つの明度値により、3つの空間に分割することが望ましい。境界とする明度値としては、前記HSV変換プログラムによる算出値で、85、170と定義することが望ましい。本実施の形態においても、3次元ヒストグラム(入力画像データ)を85、170の明度値で3つの明度領域に分割するものとする。これにより、3次元ヒストグラム(入力画像データ)をシャドー領域(明度値0〜84)、中間領域(明度値85〜169)、ハイライト領域(明度値170〜255)に分割することが可能となる。
入力画像データが所定の明度領域に分割されると、ステップS33で分割された明度領域の夫々について、各領域内の累積度数分布のシグマ値を入力画像データの全画素数で除算することにより、各明度領域が入力画像の画面内に占める割合、即ち、明度領域毎の占有率が算出される(ステップS34)。
また、作成された3次元ヒストグラムが、予め定義された少なくとも1つの明度値と色相値と彩度値を境界に、少なくとも8つの空間に分割されることにより、入力画像データが所定の色相、彩度及び明度領域に分割される(ステップS35)。本発明では、少なくとも1つの色相値と、2つの明度値と、1つの彩度値により分割することが望ましい。境界とする色相値としては、前記HSV変換プログラムによる算出値で、70と定義することが望ましい。境界とする彩度値としては、前記HSV変換プログラムによる算出値で、128と定義することが望ましい。また、境界とする明度値としては、前記HSV変換プログラムによる算出値で、85、170と定義することが望ましい。本実施の形態においても、3次元ヒストグラム(入力画像データ)を70の色相値、128の彩度値、85、170の明度値により分割するものとする。これにより、3次元ヒストグラム(入力画像データ)を、少なくとも肌色シャドー領域(色相値0〜69、彩度値0〜128、明度値0〜84)、肌色中間領域(色相値0〜69、彩度値0〜128、明度値85〜169)、肌色ハイライト領域(色相値0〜69、彩度値0〜128、明度値170〜255)に分割することが可能となる。
入力画像データが所定の明度領域に分割されると、ステップS35で分割された領域のうち所定の分割の夫々について、即ち、肌色シャドー領域、肌色中間領域、肌色ハイライト領域の夫々について、各領域内の累積度数分布のシグマ値を入力画像データの全画素数で除算することにより、各領域が入力画像の画面内に占める割合、即ち、肌色シャドー領域、肌色中間領域、肌色ハイライト領域の夫々の占有率が算出される(ステップS36)。
明度領域毎の占有率及び所定の分割領域の夫々の占有率が算出されると、これらの算出された占有率に基づいて、撮影シーンが推定される(ステップS37)。具体的には、シャドー、中間、ハイライト領域の占有率と、肌色シャドー領域、肌色中間領域、肌色ハイライト領域の占有率に基づいて、逆光シーンか、ストロボ近接撮影か、通常シーンかが推定され、本処理は終了する。推定方法としては、例えば、[定義4]に示すように、撮影シーンと、シャドー、中間、ハイライトの各領域の占有率の大小関係及び肌色シャドー領域、肌色中間領域、肌色ハイライト領域の各占有率の大小関係との対応関係を定義してテーブルとしてROM等に記憶しておき、この定義に基づいて、撮影シーンを推定することが可能である。
[定義4]
シャドー領域の占有率 ・・・Rs
中間領域の占有率 ・・・Rm
ハイライト領域の占有率・・・Rh
肌色相領域のシャドー領域の占有率 ・・・SkRs
肌色相領域の中間領域の占有率 ・・・SkRm、
肌色相領域のハイライト領域の占有率・・・SkRh
逆光シーン…Rs > Rm , Rh > Rm , SkRs > SkRm > SkRh
ストロボ近接撮影…Rh > Rs , Rh > Rm , SkRh > SkRm > SkRs
通常シーン・・・上記以外
上述した定義は、逆光シーン、ストロボ近接撮影シーンの夫々におけるシャドー、中間、ハイライト領域の大小関係に、肌色領域におけるシャドー、中間、ハイライト領域の大小関係の経験則(逆光シーンでは光源である太陽光を背にして被写体を撮影するため被写体の肌領域は明度が低い領域に偏倚し、ストロボ近接撮影においてはストロボ光が被写体に照射されるため肌領域は明度が高い領域に偏倚する)を加えたものであり、従来のように、逆光シーン、ストロボ近接撮影シーンの夫々におけるシャドー、中間、ハイライト領域の大小関係のみで撮影シーンを推定する場合に比べ、精度の高い推定結果を得ることができる。
上述した撮影シーン推定処理Cは、上述した第1の実施の形態で図6を参照して説明した階調変換処理におけるステップS11の撮影シーン判定に用いることができる。図6に示す階調変換処理において、撮影シーン推定処理Cで推定された撮影シーンに基づいて顔領域の寄与率を決定し、この顔領域の寄与率に基づいて階調変換曲線を調整し、調整された階調変換曲線を入力画像データに適用することで、適切な階調変換処理を施すことが可能となる。
以上説明したように、画像記録装置1によれば、入力画像データの色相値、彩度値及び明度値を取得して、x軸を色相値(H)、y軸を彩度値(S)、z軸を明度値(V)とした座標空間に、画素の累積度数分布を示す3次元ヒストグラムを作成し、この3次元ヒストグラムを用いて入力画像データを分割し、分割された明度領域毎(シャドー、中間、ハイライト領域)の占有率及び分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域(肌色シャドー、肌色中間、肌色ハイライトの各領域)の夫々の占有率を算出し、算出された占有率に基づいて撮影シーンを推定する。
従って、逆光シーンやストロボ近接撮影の推定に、シャドー、中間、ハイライト領域の占有率の大小関係に、肌色領域における経験則を加えたことにより、従来に比べ、撮影シーンの推定結果の精度を向上させることができる。
更に、画像記録装置1によれば、上述した撮影シーンの推定後、入力画像データの顔領域を抽出し、推定された撮影シーンに基づいて顔領域の寄与率を決定し、この顔領域の寄与率に基づいて階調変換曲線を調整し、調整された階調変換曲線を入力画像データに適用するので、適切な階調変換処理を施すことが可能となる。
なお、上記第2及び第3の実施の形態において説明した撮影シーン推定処理B及び撮影シーン推定処理Cは、組み合わせて用いることにより、更に撮影シーンの推定精度を向上させることができる。即ち、撮影シーン推定処理Bを実行することにより、入力画像データの明度領域毎の占有率と、色相領域毎の占有率と、所定の色相と彩度の組み合わせからなる領域(ここでは、肌色領域)の平均明度値を算出するとともに、撮影シーン推定処理Cを実行することにより、入力画像データの所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域(ここでは、肌色領域のシャドー領域、中間領域、ハイライト領域)の占有率を算出し、算出した占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する。これにより、更に撮影シーンの推定精度を向上させることができる。また、撮影シーン推定処理B及び撮影シーン推定処理Cを組み合わせて、図6に示した階調変換処理における撮影シーンの推定を行うことにより、更に、適切な階調変換を行うことが可能となる。
以上、第1〜第3の実施の形態について説明してきたが、これらの実施の形態で用いる画像データとしては、デジタルカメラで撮影した画像である場合、シーン参照画像データであることが望ましい。シーン参照画像データは、少なくとも撮像素子自体の分光感度に基づく各色チャンネルの信号強度をRIMM RGBやERIMM RGBなどの標準色空間にマッピング済みであり、階調変換・鮮鋭性強調・彩度強調のような画像鑑賞時の効果を向上する為にデータ内容を改変する画像処理が省略された状態の画像データを意味する。従って、画像記録装置1にシーン参照画像データを入力し、画像調整処理部701において、操作部11から入力された出力先の情報に基づいて、出力媒体上(CRT、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、銀塩印画紙、インクジェットペーパー、サーマルプリンタ用紙等)で最適な鑑賞画像が得られるよう、上述した撮影シーン推定処理及び階調変換処理を含めた最適化処理を施して鑑賞画像参照データに変換することで、撮像画像情報の情報損失を伴うことなく最適化された鑑賞画像参照データを出力媒体上で形成することが可能となる。
なお、上記各実施の形態における記述内容は、本発明の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、入力画像データに画像処理を施して、出力媒体上に記録する機能を備えた画像記録装置を例にとり説明したが、本発明は、入力画像データに画像処理を施して、画像記録装置に画像を出力する画像処理装置についても適用可能であることは言うまでもない。
また、上記各実施の形態においては、2次元ヒストグラム、3次元ヒストグラムを用いて撮像画像データを分割することとしたが、これらのヒストグラムを用いることなく、取得された色相値、明度値、彩度値に基づいて撮像画像データを分割するようにしてもよい。2次元ヒストグラム、3次元ヒストグラムを用いることにより、処理を効率化することが可能となる。
その他、画像記録装置1の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る画像記録装置1の外観構成を示す斜視図である。 図1の画像記録装置1の内部構成を示すブロック図である。 図2の画像処理部70の機能的構成を示すブロック図である。 図3の画像調整処理部701により実行される撮影シーン推定処理Aを示すフローチャートである。 2次元ヒストグラムの一例を示す図である。 図3の画像調整処理部701により実行される階調変換処理を示すフローチャートである。 階調変換曲線の一例を示す図である。 図3の画像調整処理部701により実行される撮影シーン推定処理Bを示すフローチャートである。 3次元ヒストグラムの一例を示す図である。 図3の画像調整処理部701により実行される撮影シーン推定処理Cを示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像記録装置
2 筐体
3 マガジン装填部
4 露光処理部
5 プリント作成部
7 制御部
8 CRT
9 フィルムスキャナ部
10 反射原稿入力装置
11 操作部
12 情報入力手段
14 画像読込部
15 画像書込部
30 画像転送手段
31 画像搬送部
32 通信手段(入力)
33 通信手段(出力)
51 外部プリンタ
70 画像処理部
701 画像調整処理部
702 フィルムスキャンデータ処理部
703 反射原稿スキャンデータ処理部
704 画像データ書式解読処理部
705 テンプレート処理部
706 CRT固有処理部
707 プリント固有処理部A
708 プリント固有処理部B
709 画像データ作成処理部
71 データ蓄積手段
72 テンプレート記憶手段

Claims (66)

  1. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値及び明度値を得る工程と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得る工程と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する工程と、
    前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  3. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得る工程と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  4. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得る工程と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する工程と、
    前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  5. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値及び明度値を得る工程と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
    前記撮像画像データの顔領域を抽出する工程と、
    前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する工程と、
    前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  6. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得る工程と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する工程と、
    前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
    前記撮像画像データの顔領域を抽出する工程と、
    前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する工程と、
    前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  7. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得る工程と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
    前記撮像画像データの顔領域を抽出する工程と、
    前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する工程と、
    前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  8. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理方法において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得る工程と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割する工程と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する工程と、
    前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する工程と、
    前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する工程と、
    前記撮像画像データの顔領域を抽出する工程と、
    前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する工程と、
    前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  9. 前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
    前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び明度値で0〜84からなる肌色相シャドー領域、色相値で0〜69及び明度値で85〜169からなる肌色相中間領域、色相値で0〜69及び明度値で170〜255からなる肌色相ハイライト領域に分割することを特徴とする請求項1又は5に記載の画像処理方法。
  10. 前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割し、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割することを特徴とする請求項2又は6に記載の画像処理方法。
  11. 前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割することを特徴とする請求項3又は7に記載の画像処理方法。
  12. 前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域の3つの明度領域に分割し、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割し、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割し、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割する工程は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割することを特徴とする請求項4又は8に記載の画像処理方法。
  13. 前記取得された色相値及び明度値の2次元ヒストグラムを作成する工程を含み、
    前記作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の明度領域と前記所定の色相及び明度領域の組み合わせからなる領域に夫々分割することを特徴とする請求項1、5、9の何れか一項に記載の画像処理方法。
  14. 前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する工程を含み、
    前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の明度領域と、前記所定の色相領域と、前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域とに夫々分割することを特徴とする2、6、10の何れか一項に記載の画像処理方法。
  15. 前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する工程を含み、
    前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを所定の明度領域と所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に夫々分割することを特徴とする請求項3、7、11の何れか一項に記載の画像処理方法。
  16. 前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する工程を含み、
    前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを所定の明度領域、前記所定の色相領域、前記所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域と、前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域とに夫々分割することを特徴とする請求項4、8、12の何れか一項に記載の画像処理方法。
  17. 前記顔領域を抽出する工程は、前記撮像画像データにおける所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することを特徴とする請求項5〜16の何れか一項に記載の画像処理方法。
  18. 前記顔領域を抽出する工程は、前記撮像画像データにおける色相値と彩度値の2次元ヒストグラムを作成し、作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することを特徴とする請求項17に記載の画像処理方法。
  19. 前記顔領域として抽出する所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域は、前記撮像画像データにおいてHSV表色系の色相値で0〜50及び彩度値で10〜120からなる領域であることを特徴とする請求項17又は18に記載の画像処理方法。
  20. 前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す工程は、前記顔領域の寄与率に基づいて、平均明度入力値を算出し、この平均明度入力値を予め設定された平均明度値目標変換値に変換するための階調変換曲線を作成するか或いは予め設定された複数の階調変換曲線の中から選択することにより階調変換曲線を調整し、前記調整された階調変換曲線を前記撮像画像データに適用することにより階調変換処理を施すことを特徴とする請求項5〜19の何れか一項に記載の画像処理方法。
  21. 前記撮像画像データは、シーン参照画像データであることを特徴とする請求項1〜20の何れか一項に記載の画像処理方法。
  22. 前記出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データは、鑑賞画像参照データであることを特徴とする請求項1〜21の何れか一項に記載の画像処理方法。
  23. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値及び明度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHV分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHV占有率算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  24. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  25. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  26. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  27. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値及び明度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHV分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHV占有率算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
    前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
    前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  28. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
    前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
    前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  29. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
    前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
    前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  30. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを出力する画像処理装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
    前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
    前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  31. 前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
    前記HV分割手段は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び明度値で0〜84からなる肌色相シャドー領域、色相値で0〜69及び明度値で85〜169からなる肌色相中間領域、色相値で0〜69及び明度値で170〜255からなる肌色相ハイライト領域に分割することを特徴とする請求項23又は27に記載の画像処理装置。
  32. 前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
    前記色相領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割し、
    前記HS分割手段は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割することを特徴とする請求項24又は28に記載の画像処理装置。
  33. 前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
    前記HSV分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割することを特徴とする請求項25又は29に記載の画像処理装置。
  34. 前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域の3つの明度領域に分割し、
    前記色相領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割し、
    前記HSV分割手段は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割し、
    前記HS分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割することを特徴とする請求項26又は30に記載の画像処理装置。
  35. 前記取得された色相値及び明度値の2次元ヒストグラムを作成する2次元ヒストグラム作成手段を備え、
    前記明度領域分割手段は、前記作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の明度領域に分割し、
    前記HV分割手段は、前記作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相及び明度領域の組み合わせからなる領域に分割することを特徴とする請求項23、27、31の何れか一項に記載の画像処理装置。
  36. 前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する3次元ヒストグラム作成手段を備え、
    前記明度領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の明度領域に分割し、
    前記色相領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相領域に分割し、
    前記HS分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割することを特徴とする請求項24、28、32の何れか一項に記載の画像処理装置。
  37. 前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する3次元ヒストグラム作成手段を備え、
    前記明度領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを所定の明度領域に分割し、
    前記HSV分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割することを特徴とする請求項25、29、33の何れか一項に記載の画像処理装置。
  38. 前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する3次元ヒストグラム作成手段を備え、
    前記明度領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを所定の明度領域に分割し、
    前記色相領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相領域に分割し、
    前記HSV分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割し、
    前記HS分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割することを特徴とする請求項26、30、34の何れか一項に記載の画像処理装置。
  39. 前記顔領域抽出手段は、前記撮像画像データにおける所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することを特徴とする請求項27〜38の何れか一項に記載の画像処理装置。
  40. 前記顔領域抽出手段は、前記撮像画像データにおける色相値と彩度値の2次元ヒストグラムを作成し、作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することを特徴とする請求項39に記載の画像処理装置。
  41. 前記顔領域として抽出する所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域は、前記撮像画像データにおいてHSV表色系の色相値で0〜50及び彩度値で10〜120からなる領域であることを特徴とする請求項39又は40に記載の画像処理装置。
  42. 前記階調変換処理手段は、前記顔領域の寄与率に基づいて、平均明度入力値を算出し、この平均明度入力値を予め設定された平均明度値目標変換値に変換するための階調変換曲線を作成するか或いは予め設定された複数の階調変換曲線の中から選択することにより階調変換曲線を調整し、前記調整された階調変換曲線を前記撮像画像データに適用することにより階調変換処理を施すことを特徴とする請求項27〜41の何れか一項に記載の画像処理装置。
  43. 前記撮像画像データは、シーン参照画像データであることを特徴とする請求項23〜42の何れか一項に記載の画像処理装置。
  44. 前記出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データは、鑑賞画像参照データであることを特徴とする請求項23〜43の何れか一項に記載の画像処理装置。
  45. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値及び明度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHV分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHV占有率算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  46. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  47. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  48. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  49. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値及び明度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHV分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHV占有率算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相及び明度の組み合わせからなる領域の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
    前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
    前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  50. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
    前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
    前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  51. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率及び所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
    前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
    前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  52. 撮像画像データを入力し、出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データを生成し、生成された画像データを出力媒体上に形成する画像記録装置において、
    前記撮像画像データの画素毎の色相値、明度値及び彩度値を得るデータ取得手段と、
    前記撮像画像データを所定の明度領域に分割する明度領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相領域に分割する色相領域分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割するHSV分割手段と、
    前記撮像画像データを所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割するHS分割手段と、
    前記分割された明度領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する明度領域占有率算出手段と、
    前記分割された色相領域毎の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出する色相領域占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域の夫々の画素が前記撮像画像データの画面全体に占める割合を示す占有率を夫々算出するHSV占有率算出手段と、
    前記分割された所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域の平均明度値を算出する平均明度値算出手段と、
    前記算出された明度領域毎の占有率、色相領域毎の占有率、所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域毎の占有率及び平均明度値に基づいて、撮影シーンを推定する撮影シーン推定手段と、
    前記撮像画像データの顔領域を抽出する顔領域抽出手段と、
    前記推定された撮影シーンに基づいて、階調変換処理への前記顔領域の寄与率を決定する寄与率決定手段と、
    前記決定された顔領域の寄与率に基づいて、前記撮像画像データに階調変換処理を施す階調変換処理手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  53. 前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
    前記HV分割手段は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び明度値で0〜84からなる肌色相シャドー領域、色相値で0〜69及び明度値で85〜169からなる肌色相中間領域、色相値で0〜69及び明度値で170〜255からなる肌色相ハイライト領域に分割することを特徴とする請求項45又は49に記載の画像記録装置。
  54. 前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
    前記色相領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割し、
    前記HS分割手段は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割することを特徴とする請求項46又は50に記載の画像記録装置。
  55. 前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域に分割し、
    前記HSV分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割することを特徴とする請求項47又は51に記載の画像記録装置。
  56. 前記明度領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の明度値で0〜84のシャドー領域、85〜169の中間領域、170〜255のハイライト領域の3つの明度領域に分割し、
    前記色相領域分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69の肌色相領域、70〜184の緑色相領域、185〜224の空色相領域、225〜360の赤色相領域に分割し、
    前記HSV分割手段は、前記撮像画像データを、少なくともHSV表色系の色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で0〜84からなる肌色シャドー領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で85〜169からなる肌色中間領域、色相値で0〜69、彩度値で0〜128、明度値で170〜255からなる肌色ハイライト領域に分割し、
    前記HS分割手段は、前記撮像画像データを、HSV表色系の色相値で0〜69及び彩度値で0〜128からなる肌色領域に分割することを特徴とする請求項48又は52に記載の画像記録装置。
  57. 前記取得された色相値及び明度値の2次元ヒストグラムを作成する2次元ヒストグラム作成手段を備え、
    前記明度領域分割手段は、前記作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の明度領域に分割し、
    前記HV分割手段は、前記作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相及び明度領域の組み合わせからなる領域に分割することを特徴とする請求項45、49、53の何れか一項に記載の画像記録装置。
  58. 前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する3次元ヒストグラム作成手段を備え、
    前記明度領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の明度領域に分割し、
    前記色相領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相領域に分割し、
    前記HS分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割することを特徴とする請求項46、50、54の何れか一項に記載の画像記録装置。
  59. 前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する3次元ヒストグラム作成手段を備え、
    前記明度領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを所定の明度領域に分割し、
    前記HSV分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割することを特徴とする請求項47、51、55の何れか一項に記載の画像記録装置。
  60. 前記取得された色相値、彩度値及び明度値の3次元ヒストグラムを作成する3次元ヒストグラム作成手段を備え、
    前記明度領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを所定の明度領域に分割し、
    前記色相領域分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相領域に分割し、
    前記HSV分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相、彩度及び明度の組み合わせからなる領域に分割し、
    前記HS分割手段は、前記作成された3次元ヒストグラムに基づいて、前記撮像画像データを前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域に分割することを特徴とする請求項48、52、56の何れか一項に記載の画像記録装置。
  61. 前記顔領域抽出手段は、前記撮像画像データにおける所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することを特徴とする請求項49〜60の何れか一項に記載の画像記録装置。
  62. 前記顔領域抽出手段は、前記撮像画像データにおける色相値と彩度値の2次元ヒストグラムを作成し、作成された2次元ヒストグラムに基づいて、前記所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域を顔領域として抽出することを特徴とする請求項61に記載の画像記録装置。
  63. 前記顔領域として抽出する所定の色相及び彩度の組み合わせからなる領域は、前記撮像画像データにおいてHSV表色系の色相値で0〜50及び彩度値で10〜120からなる領域であることを特徴とする請求項61又は62に記載の画像記録装置。
  64. 前記階調変換処理手段は、前記顔領域の寄与率に基づいて、平均明度入力値を算出し、この平均明度入力値を予め設定された平均明度値目標変換値に変換するための階調変換曲線を作成するか或いは予め設定された複数の階調変換曲線の中から選択することにより階調変換曲線を調整し、前記調整された階調変換曲線を前記撮像画像データに適用することにより階調変換処理を施すことを特徴とする請求項49〜63の何れか一項に記載の画像記録装置。
  65. 前記撮像画像データは、シーン参照画像データであることを特徴とする請求項45〜64の何れか一項に記載の画像記録装置。
  66. 前記出力媒体上での鑑賞に最適化された画像データは、鑑賞画像参照データであることを特徴とする請求項45〜65の何れか一項に記載の画像記録装置。
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