JP2003248598A - マイクロコントローラ及びマイクロコントローラの故障検出方法 - Google Patents

マイクロコントローラ及びマイクロコントローラの故障検出方法

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JP2003248598A
JP2003248598A JP2002046748A JP2002046748A JP2003248598A JP 2003248598 A JP2003248598 A JP 2003248598A JP 2002046748 A JP2002046748 A JP 2002046748A JP 2002046748 A JP2002046748 A JP 2002046748A JP 2003248598 A JP2003248598 A JP 2003248598A
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Masakazu Urahama
正和 浦浜
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CPU等の構成要素の故障を検出する故障検
出回路自身の故障も、簡単回路構成及び方法で検出する
ことができるマイクロコントローラを提供する。 【解決手段】 本発明のマイクロコントローラは、パワ
ーオンリセット信号が与えられて第1段階の初期化処理
を実行し、スタート信号が与えられて第2段階の初期化
処理を実行した後に通常時処理に移行するCPUと、C
PUからの計時起動信号により計時を始め、計時起動信
号の到来後、所定期間経過後に、オーバーフロー信号を
出力するウォッチドッグタイマー回路部と、パワーオン
リセット回路からのパワーオンリセット信号が与えられ
た後、上記ウォッチドッグタイマー回路部から所定期間
経過後に最初のオーバーフロー信号に基づいて、CPU
へスタート信号を出力する故障検出回路部とを備えたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコントロ
ーラ及びマイクロコントローラの故障検出方法に関す
る。例えば、マイクロコントローラが備えるCPU等の
構成要素の故障を検出する故障検出機能を備えたマイク
ロコントローラに適用することができる。
【0002】
【従来の技術】CPU(中央処理装置)を備えるマイク
ロコントローラは、CPUがプログラムを正常に実行す
ることにより、正確な動作を確保することができるが、
CPUが故障を起こした場合にはCPUによるプログラ
ムの暴走が生じてしまい、マイクロコントローラが誤作
動を起こしてしまう。このようなCPUのプログラムの
暴走等によるマイクロコントローラの誤作動を防止し、
マイクロコントローラの信頼性を高める観点から、CP
Uによるプログラムの暴走やマイクロコントローラの構
成要素の故障等を検出できる故障検出回路をマイクロコ
ントローラが備えることは必要である。
【0003】図2は、従来の故障検出回路を備えたマイ
クロコントローラの内部構成の一例を示したブロック図
である。図2が示すように、従来の故障検出方法は、ま
ず、電源投入時にパワーオンリセット回路22からのパ
ワーオンリセット信号とウォッチドッグタイマー回路2
3からのオーバーフロー信号とに基づいてCPU21が
リセット(初期化処理)される。
【0004】ウォッチドッグタイマー回路23は、CP
U21から一定周期の計時起動信号を受け取り、その信
号が正常に出力されていること、すなわち、周期、パル
ス幅、信号停止のプロセスが正常であることを監視す
る。CPU21は初期化後、通常動作によりあらかじめ
設定されたプログラムを実行するが、異常または故障等
が生じた場合に、ウォッチドッグタイマー回路23から
オーバーフロー信号が故障検出回路24に与えられる。
故障検出回路24は、このオーバーフロー信号に基づい
て、CPU21の故障を検出して、CPU21に対して
ストップ信号を与えることにより、CPU21の動作を
停止させてCPU21のプログラム暴走等を防止してい
る。また、ウォッチドッグタイマー回路23が故障をし
ており、オーバーフロー信号を出さないように固定され
てしまっている場合は、CPU21は暴走などの誤作動
したままになる。この防止として、CPU21が計時起
動信号の出力を止めることにより、ウォッチドッグタイ
マー回路23にオーバーフロー信号を出力させ、故障検
出回路24でウォッチドッグタイマー回路23を診断す
る。さらに、故障検出回路24は、パワーオンリセット
回路22のリセット信号を受け取ることにより、パワー
オンリセット回路22の診断をする。すなわち、故障検
出回路24は、ウォッチドッグタイマー回路23及びパ
ワーオンリセット回路22の故障を検出することによ
り、CPU21等のマイクロコントローラ構成要素の故
障を検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、上記
従来のマイクロコントローラ20は、故障検出回路24
を備えることにより、故障検出回路24が、パワーオン
リセット回路22やウォッチドッグタイマー回路23か
ら受け取った信号に基づいて、CPU21等の故障を検
出することができる。
【0006】しかしながら、上述した従来の故障検出回
路を備えたマイクロコントローラ20は、パワーオンリ
セット回路22及びウォッチドッグタイマー回路23の
故障を検出することはできるが、故障検出回路自身の故
障を検出することが困難であるという問題がある。
【0007】すなわち、故障検出回路24自身が故障し
ていた場合、パワーオンリセット回路22やウォッチド
ッグタイマー回路23が異常動作を起こし、故障を知ら
せる信号が故障検出回路24に与えられていたとして
も、故障検出回路24がCPU21を停止させることは
できず、CPU21がプログラムを暴走させ、マイクロ
コントローラシステムに重大な障害を生じさせる可能性
がある。
【0008】そのため、マイクロコントローラが備える
故障検出回路自身の故障も検出することができ、マイク
ロコントローラを使用したシステムの信頼性を高めるこ
とのできるマイクロコントローラ及びマイクロコントロ
ーラの故障検出方法が求められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、第1の発明に係るマイクロコントローラは、構成
要素の故障を検出する故障検出機能を備えたマイクロコ
ントローラにおいて、パワーオンリセット回路からのパ
ワーオンリセット信号が与えられて第1段階の初期化処
理を実行すると共に、スタート信号が与えられて第2段
階の初期化処理を実行した後、通常時処理に移行するも
のであって、第1段階の初期化処理では1回の計時起動
信号を出力し、通常時処理では間欠的に繰り返し計時起
動信号を出力するCPUと、CPUからの計時起動信号
により計時するものであって、計時起動信号の到来後、
所定期間だけ経過した後に、オーバーフロー信号を出力
するウォッチドッグタイマー回路部と、パワーオンリセ
ット回路からパワーオンリセット信号が与えられた後、
ウォッチドッグタイマー回路部から所定期間経過後に最
初のオーバーフロー信号を与えられた後に、CPUへス
タート信号を出力する故障検出回路部とを備えたことを
特徴とする。
【0010】また、第2の発明に係るマイクロコントロ
ーラの故障検出方法は、マイクロコントローラが備える
構成要素の故障を検出するマイクロコントローラの故障
検出方法において、パワーオンリセット回路からのパワ
ーオンリセット信号が与えられて、CPUが第1段階の
初期化を実行して、ウォッチドッグタイマー回路部は、
CPUから1回の計時動作信号により計時し、この計時
起動信号の到来後、所定期間だけ経過した後に、オーバ
ーフロー信号を故障検出回路部へ出力し、故障検出回路
は、所定期間経過後に、最初のオーバーフロー信号を受
信した後に、CPUにスタート信号を出力し、CPU
は、スタート信号を受け取り、第2段階の初期化処理を
実行した後、通常時処理に移行することを特徴する。
【0011】
【発明の実施形態】(A)第1の実施形態 以下、本発明に係るマイクロコントローラの第1の実施
形態について図1及び図3〜図5を参照して説明する。
【0012】第1の実施形態は、パワーオンリセット回
路及びウォッチドッグタイマー回路からのそれぞれの出
力信号に基づいて、それぞれ異なる割り込みベクタをC
PUに与え、CPUがそれぞれ異なるこれら割り込みベ
クタを実行することにより、故障検出回路自身の故障を
検出することができるマイクロコントローラについて適
用したものである。
【0013】(A−1)第1の実施形態の構成 図1は、第1の実施形態に係るマイクロコントローラ1
0の内部構成を示したブロック図である。
【0014】図1に示すように、第1の実施形態に係る
マイクロコントローラ10は、CPU1、パワーオンリ
セット回路2、ウォッチドッグタイマー回路3、故障検
出回路4、AND回路5を有して構成されている。
【0015】CPU1は、後述するパワーオンリセット
回路2から電源投入時にP_RESET信号(以下、パ
ワーオンリセット信号)をRESET端子にて受け取
り、予め設定されたリセット用ベクタ1を実行して、C
PU1を初期化するものである。このリセット用ベクタ
1は、CPU1の初期化に係る固定の割り込みベクタで
あり、CPU1はパワーオンリセット信号を受け取る
と、予め設定されたアドレスに飛び、そのアドレスに対
応するベクタを実行する。
【0016】また、CPU1は、WDT_RUN端子か
らウォッチドッグタイマー回路3にWDT_RUN信号
(以下、ウォッチドッグタイマーラン信号)を間欠的に
与えるものである。AND回路5は、故障検出回路4の
P_RESET2端子からのリセット信号(P_RES
ET2)と、ウォッチドッグタイマー回路3からのWD
T_OVF信号を受け取り、CPU1のOVF端子にオ
ーバーフロー信号を与えるものである。故障検出回路4
からのリセット信号(P_RESET2)は、電源投入
された後は、常に“1”が与えられている。すなわち、
故障検出回路4のP_RESET2はパワーオンリセッ
ト回路2が正常動作することにより、AND回路5に
“1”を出力する。しかし、故障検出回路4内部のパワ
ーオンリセット回路2の信号伝達部位になんらかの故障
があった場合、たとえば、P_RESET2の出力が
“0”に固定されている故障があった場合、そのAND
回路5があることにより、故障個所の特定が容易にな
る。すなわち、OVF端子にオーバーフロー信号が伝わ
らない場合に、ウォッチドッグタイマー回路3の故障
か、パワーオンリセット回路2の故障か、故障検出回路
4の故障かを特定するのに寄与する。
【0017】さらに、CPU1は、後述する故障検出回
路4とSTART/STOP端子で接続しており、故障
検出回路4から動作スタート信号(START)を受け
取り、予め設定されたリセット用ベクタ2を実行して、
CPU1が有するレジスタを初期化して動作を開始する
ものである。このリセット用ベクタ2は、CPU1自身
の初期化に係る固定の割り込みベクタである。
【0018】例えば、CPU1は、故障検出回路4から
動作スタート信号(START)を受け取ると、予め設
定されたアドレスに飛び、そのアドレスに対応する固定
ベクタ(割り込みベクタ)を実行するようにする。
【0019】パワーオンリセット回路2は、電源投入時
に、パワーオンリセット信号をCPU1及び後述する故
障検出回路4に与えて、CPU1に予め設定されている
リセット用ベクタ1を実行させて、マイクロコントロー
ラ10を初期化させるものである。
【0020】ウォッチドッグタイマー回路3は、電源投
入後、CPU1のWDT_RUN端子からウォッチドッ
グタイマーラン信号を受け取り、一定周期間隔を計時す
るウォッチドッグタイマー(時刻の計時)をスタートさ
せるものである。このCPU1からのウォッチドッグタ
イマーラン信号は、ウォッチドッグタイマー回路3をス
タートさせる信号である。故障検出回路4では、ウォッ
チドッグタイマー回路4からのオーバーフロー信号受信
の際に、予め設定された値が、そのカウンタ7にロード
されていることにより、受け取ったオーバーフロー信号
の受信態様を識別することができる。
【0021】(A−2)第1の実施形態の動作 図3は、第1の実施形態に係るマイクロコントローラに
おける故障検出方式の動作を示したフローチャートであ
る。
【0022】まず、電源が投入されると(ステップ10
0)、パワーオンリセット回路2からパワーオンリセッ
ト信号がCPU1及び故障検出回路4に与えられて、予
め設定されたリセット用ベクタ1が実施され、マイクロ
コントローラ10が初期化される(ステップ101)。
【0023】このとき、パワーオンリセット回路2が異
常を発生しており、例えばパワーオンリセット信号の出
力がなされない場合、パワーオンリセット回路2が故障
を起こしていると判断されてCPU1は動作しない(ス
テップ105)。すなわち、故障検出回路4から動作ス
タート信号がCPU1に与えられない。
【0024】パワーオンリセット回路2のパワーオンリ
セット信号がCPU1に与えられ、CPU1によってリ
セット用ベクタ1が実行され、マイクロコントローラ1
0の初期化が行なわれると、CPU1から、ウォッチド
ッグタイマーラン信号が、ウォッチドッグタイマー回路
3に与えられて、ウォッチドッグタイマーがスタートす
る(ステップ102)。
【0025】ここで、図4は、第1の実施形態に係る故
障検出方式のタイミングチャートである。図4に示すよ
うに、ウォッチドッグタイマー回路3のウォッチドッグ
タイマーはスタートするが、予め設定された一定期間
(図4では所定期間T)、CPU1からのウォッチドッ
グタイマーラン信号が出力されないように設定されてお
り、その一定期間経過後に、ウォッチドッグタイマー回
路3が正常であれば、ウォッチドッグタイマー回路3か
ら1個のオーバーフロー信号が故障検出回路4に与えら
れる(ステップ103)。
【0026】すなわち、ウォッチドッグタイマー回路3
が故障していれば、オーバーフロー信号が故障検出回路
4に出力されないか、または、2個以上のオーバーフロ
ー信号が故障検出回路4に出力されて、故障検出回路4
の判断により、CPU1は動作しない(ステップ10
5)。
【0027】このように意図的にウォッチドッグタイマ
ーをオーバーフローさせることにより、ウォッチドッグ
タイマー回路3の故障を検出することができる。
【0028】ウォッチドッグタイマー回路3からの1個
のオーバーフロー信号は、故障検出回路4によって受け
取られ、CPU1の初期化後、すなわち、リセット用ベ
クタ1実行後の1個のオーバーフロー信号であることが
判定されて、故障検出回路4から動作スタート信号がC
PU1へ与えられる(ステップ104)。
【0029】ここで、図5は第1の実施形態に係る故障
検出回路4が故障を起こしている場合を示したタイミン
グチャートである。図5に示すように、故障検出回路4
からCPU1に動作スタート信号が出力されないときに
は、故障検出回路4が故障を起こしている場合であると
され、CPU1は動作しない(ステップ105)。
【0030】故障検出回路4からの動作スタート信号
は、CPU1に受け取られて、CPU1によって予め設
定されたリセット用ベクタ2が実行され、CPU1が有
する図示しないレジスタの初期化が行なわれる(ステッ
プ106)。その後、CPU1によってプログラムが実
行されて、CPU1の通常動作が開始される(ステップ
107)。
【0031】故障検出回路4からの動作ストップ信号
が、CPU1に与えられるまで、CPU1は、通常のプ
ログラム処理を行なう。しかし、通常動作中に、CPU
1によるプログラム暴走等が生じた場合には、ウォッチ
ドッグタイマー回路3から2個のオーバーフロー信号が
故障検出回路4に与えられる(ステップ108)。
【0032】ウォッチドッグタイマー回路3からの2個
のオーバーフロー信号が、故障検出回路4によって受け
取られると、故障を検出したと判定されて、故障検出回
路4から動作ストップ信号CPU1に与えられる(ステ
ップ109)。
【0033】故障検出回路4からの動作ストップ信号が
CPU1によって受け取られると、CPU1はプログラ
ム処理動作を停止する(ステップ110)。
【0034】(A−3)第1の実施形態の効果 以上のように、第1の実施形態によれば、パワーオンリ
セット回路2から出力されるパワーオンリセット信号及
びウォッチドッグタイマー回路3からの意図的の所定時
間経過した後に送出するオーバーフロー信号に基づい
て、それぞれ異なる別のリセットルーチンを設定するこ
とにより、簡単なプログラムと簡単な回路構成により、
故障検出回路4自身の故障を検出することができる。
【0035】その結果として、第1の実施形態によれ
ば、マイクロコントローラ10を使用したシステムの信
頼性をより一層高めることができる。
【0036】(B)第2の実施形態 次に、本発明に係るマイクロコントローラの第2の実施
形態について図6を参照して説明する。
【0037】(B−1)第2の実施形態の構成 図6は、第2の実施形態に係るマイクロコントローラの
全体概念構成を示したブロック図である。
【0038】図6に示すように、第2の実施形態のマイ
クロコントローラ10は、CPU1、パワーオンリセッ
ト回路2、ウォッチドッグタイマー回路3、故障検出回
路4、AND回路5を有して構成され、これらを構成す
るマイクロコントローラ10の外部に、電源管理装置6
を備えたものである。
【0039】第2の実施形態に係るマイクロコントロー
ラ10は、第1の実施形態で説明したマイクロコントロ
ーラ10と同じ構成要素を備えており、これら対応する
構成要素には、対応する符号が付されている。また、以
下では、これら同一構成要素の機能説明については省略
する。
【0040】第2の実施形態は、上記第1の実施形態の
構成の外部に、マイクロコントローラ10の電源供給を
する電源管理装置6を備えて、故障検出回路4が故障を
検出した場合に、この電源管理装置6に対しても電源供
給を停止させるSTOP信号を出力することを特徴とす
る。なお、マイクロコントローラ10の故障検出に係る
動作は、第1の実施形態と同じである。
【0041】電源管理装置6は、マイクロコントローラ
10の外部電力供給装置であって、故障検出回路4から
STOP信号を受け取り、マイクロコントローラ10に
与える電源供給を停止するものである。
【0042】(B−2)第2の実施形態の動作 マイクロコントローラ10の外部に備えられた電源管理
装置6から外部電圧がマイクロコントローラ10に供与
されている。電源が投入され、パワーオンリセット回路
2からのリセット信号に基づいて第1段階の初期化され
るところから、ウォッチドッグタイマー回路3からの第
1回目のオーバーフロー信号に基づいた故障検出回路4
からのスタート信号に基づいて、第2段階の初期化がさ
れた後に動作を開始して、CPU1が通常動作をするま
では、第1の実施形態に係るマイクロコントローラ10
の動作と同じである。
【0043】CPU1の通常動作中、CPU1によるプ
ログラム暴走等が生じた場合、ウォッチドッグタイマー
回路3から2つの連続したオーバーフロー信号が、故障
検出回路4に与えられる。故障検出回路4において、故
障を検出すると、CPU1に対して動作ストップ信号が
与えられると共に、電源管理装置6にも動作ストップ信
号が与えられる。
【0044】故障検出回路4からの動作ストップ信号
は、電源管理装置6によって、マイクロコントローラ1
0が異常を起こしたことを検知し、電源管理装置6から
マイクロコントローラ10に供給している電源を停止す
る。
【0045】(B−3)第2の実施形態の効果 以上、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果
を奏すると共に、マイクロコントローラ10に対して供
給する外部電源をも停止することができるので、マイク
ロコントローラシステムの信頼性を高めることができ
る。
【0046】(C)その他の実施形態 上述した第1の実施形態では、マイクロコントローラ
が、各構成要素が1チップ上に構成されている場合につ
いて説明したが、必ずしも1チップ上に構成されている
必要はない。
【0047】例えば、CPU1と故障検出回路4とウォ
ッチドッグタイマー回路3とAND回路5とを1チップ
にして、パワーオンリセット回路2を1チップにする回
路構成をとってもよい。また、CPU1を1チップ上に
構成させ、CPU1以外の構成要素を他の1チップに構
成するものであってもよい。さらに、各構成要素がそれ
ぞれ異なるチップ上に構成されていてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上、本発明によれば、構成要素の故障
を検出する故障検出機能を備えたマイクロコントローラ
において、パワーオンリセット回路からのパワーオンリ
セット信号が与えられて第1段階の初期化処理を実行す
ると共に、スタート信号が与えられて第2段階の初期化
処理を実行した後、通常時処理に移行するものであっ
て、第1段階の初期化処理では1回の計時起動信号を出
力し、通常時処理では間欠的に繰り返し計時起動信号を
出力するCPUと、CPUからの計時起動信号により計
時するものであって、計時起動信号の到来後、所定期間
だけ経過した後に、オーバーフロー信号を出力するウォ
ッチドッグタイマー回路部と、パワーオンリセット回路
からパワーオンリセット信号が与えられた後、ウォッチ
ドッグタイマー回路部から所定期間経過後に最初のオー
バーフロー信号を与えられた後に、CPUへスタート信
号を出力する故障検出回路部とを備えることにより、簡
単なプログラムと簡単な回路構成で、マイクロコントロ
ーラの構成要素、特に故障検出回路自体の故障を検出す
ることができるので、マイクロコントローラを使用した
システムの信頼性をより一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る故障検出回路を備えたマ
イクロコントローラの内部構成を示したブロック図であ
る。
【図2】従来の故障検出回路を備えたマイクロコントロ
ーラの内部構成を示したブロック図である。
【図3】第1の実施形態に係るマイクロコントローラの
故障検出方式の動作を示したフローチャートである。
【図4】第1の実施形態に係る故障検出方式のタイミン
グチャートである。
【図5】第1の実施形態に係る故障検出方式の故障検出
回路が故障をした場合のタイミングチャートである。
【図6】第2の実施形態に係る故障検出回路を備えたマ
イクロコントローラの全体概念を示したブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…CPU、2…パワーオンリセット回路、3…ウォッ
チドッグタイマー回路、4…故障検出回路、5…AND
回路、6…電源管理装置、7…カウンタ、10…マイク
ロコントローラ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成要素の故障を検出する故障検出機能
    を備えたマイクロコントローラにおいて、 パワーオンリセット回路からのパワーオンリセット信号
    が与えられて第1段階の初期化処理を実行すると共に、
    スタート信号が与えられて第2段階の初期化処理を実行
    した後、通常時処理に移行するものであって、第1段階
    の初期化処理では1回の計時起動信号を出力し、通常時
    処理では間欠的に繰り返し計時起動信号を出力するCP
    Uと、 上記CPUからの計時起動信号により計時するものであ
    って、計時起動信号の到来後、所定期間だけ経過した後
    に、オーバーフロー信号を出力するウォッチドッグタイ
    マー回路部と、 上記パワーオンリセット回路からパワーオンリセット信
    号が与えられた後、上記ウォッチドッグタイマー回路部
    から所定期間経過後に最初のオーバーフロー信号を与え
    られた後に、上記CPUへ上記スタート信号を出力する
    故障検出回路部とを備えたことを特徴とするマイクロコ
    ントローラ。
  2. 【請求項2】 上記故障検出回路部は、上記CPUへス
    タート信号を送出した後、所定個数の上記オーバーフロ
    ー信号が与えられたときに、上記CPUへストップ信号
    を送出し、上記CPUは、ストップ信号の到来時に通常
    時処理を中止することを特徴とする請求項1に記載のマ
    イクロコントローラ。
  3. 【請求項3】 上記ウォッチドッグタイマー回路部から
    の上記オーバーフロー信号と、上記故障検出回路部を経
    由した上記パワーオンリセット信号とに基づいて、オー
    バーフロー信号を上記CPUへ送出する故障判定部を備
    え、 上記CPUは、上記故障判定部からのオーバーフロー信
    号を受信しない場合、通常時処理を中止することを特徴
    とする請求項1又は2に記載のマイクロコントローラ。
  4. 【請求項4】 上記故障検出回路部が、上記CPUへス
    トップ信号を送出したときに、外部から電源を供給する
    電源装置に対してもその電源を停止させるストップ信号
    を送出することを特徴とする請求項1〜3に記載のマイ
    クロコントローラ。
  5. 【請求項5】 マイクロコントローラが備える構成要素
    の故障を検出するマイクロコントローラの故障検出方法
    において、 パワーオンリセット回路からのパワーオンリセット信号
    が与えられて、CPUが第1段階の初期化を実行して、 ウォッチドッグタイマー回路部は、上記CPUから1回
    の計時動作信号により計時し、この計時起動信号の到来
    後、所定期間だけ経過した後に、オーバーフロー信号を
    故障検出回路部へ出力し、 上記故障検出回路は、所定期間経過後に、最初のオーバ
    ーフロー信号を受信した後に、上記CPUにスタート信
    号を出力し、 上記CPUは、上記スタート信号を受け取り、第2段階
    の初期化処理を実行した後、通常時処理に移行すること
    を特徴するマイクロコントローラの故障検出方法。
  6. 【請求項6】 上記故障検出回路部は、上記CPUへス
    タート信号を送出した後、所定個数のオーバーフロー信
    号が与えられたときに、上記CPUへストップ信号を送
    出し、上記CPUは、ストップ信号の到来時に通常時処
    理を中止することを特徴とする請求項5に記載のマイク
    ロコントローラの故障検出方法。
  7. 【請求項7】 上記ウォッチドッグタイマー回路部から
    の上記オーバーフロー信号と、上記故障検出回路部を経
    由した上記パワーオンリセット信号とに基づいて、オー
    バーフロー信号を上記CPUへ送出する故障判定部を備
    え、 上記CPUは、上記故障判定部からのオーバーフロー信
    号を受信しない場合、通常時処理を中止することを特徴
    とする請求項5〜6に記載のマイクロコントローラの故
    障検出方法。
  8. 【請求項8】 上記故障検出回路部が、上記CPUへス
    トップ信号を送出した後、外部から電源を供給する電源
    装置に対してもその電源を停止させるストップ信号を送
    出することを特徴とする請求項5〜7に記載のマイクロ
    コントローラの故障検出方法。
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