JPH11259340A - コンピュータの再起動制御回路 - Google Patents

コンピュータの再起動制御回路

Info

Publication number
JPH11259340A
JPH11259340A JP10057569A JP5756998A JPH11259340A JP H11259340 A JPH11259340 A JP H11259340A JP 10057569 A JP10057569 A JP 10057569A JP 5756998 A JP5756998 A JP 5756998A JP H11259340 A JPH11259340 A JP H11259340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
cpu
output
reset
computer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10057569A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Matsumoto
康明 松本
Tomoyoshi Maehara
朋義 前原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKI COMTEC KK
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
OKI COMTEC KK
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OKI COMTEC KK, Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical OKI COMTEC KK
Priority to JP10057569A priority Critical patent/JPH11259340A/ja
Publication of JPH11259340A publication Critical patent/JPH11259340A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Retry When Errors Occur (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一過性の誤動作と恒久的な障害とを区別し、
状況に応じた再起動を行うコンピュータの再起動制御回
路を提供する。 【解決手段】 CPU1からの周期的なリセットコマン
ドが途絶えると、ウオッチ・ドッグ・タイマ(WDT)
11からオーバフロー信号OVFが出力され、単安定回
路12で異常検出パルス信号FDPが生成される。異常
検出パルス信号FDPは、出力部18を介してリセット
信号RSTとしてCPU1に与えられ、このCPU1
は、所定の状態から再起動される。また、異常検出パル
ス信号FDPはカウンタ13でカウントされる。周期タ
イマ14で規定された期間内に、WDT11のオーバー
フローが多発して設定値V17に達すると、比較部16
の判定信号S16が“H”となり、フリップフロップ
(FF)18aがセットされ、ホルト信号HLTが出力
される。そして、CPU1は強制的に停止させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの誤
動作を検出して所定の状態から起動させるための再起動
制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの暴走等の誤動作を検出し
て再起動を行う方法として、いわゆるウオッチ・ドッグ
・タイマ(以下、「WDT」という)を用いる方法があ
る。図2は、従来のWDTを備えたコンピュータの概略
の構成図である。このコンピュータは、中央処理装置
(以下、「CPU」という)1、メモリ2、及び各種の
入出力装置3を備えている。メモリ2は、このコンピュ
ータの制御処理内容が格納されたプログラム部2aと、
制御処理で用いられるデータが記憶されるデータ部2b
とで構成されている。CPU1、メモリ2、及び入出力
装置3は、共通バス4で接続されており、この共通バス
4を介してCPU1がプログラム部2aに格納されたプ
ログラムを順次読み出して制御処理を行うようになって
いる。
【0003】共通バス4には、WDT5が接続されてい
る。WDT5は、例えば共通バス4における図示しない
クロック信号線のクロック信号をカウントし、予め設定
された時間T1に対応する値となったときに、オーバフ
ロー信号OVFを出力するものである。また、WDT5
は、CPU1から共通バス4を介してリセットコマンド
を受け取ったときには、そのカウント値を0にリセット
して再びカウントを開始する機能を有している。WDT
5の出力側は、単安定マルチバイブレータ(以下、「単
安定回路」という)6の入力側に接続されている。単安
定回路6は、入力されたオーバフロー信号OVFの立上
がりによって、一定のパルス幅のリセット信号RSTを
出力するものである。そして、このリセット信号RST
が、CPU1のリセット端子Rに与えられるようになっ
ている。このようなコンピュータでは、メモリ2のプロ
グラム部2aに格納された制御処理用のプログラム中
に、一定時間T2(但し、T2<T1)以内に、周期的
にWDT5をリセットするためのリセットコマンドを出
力するような命令が、予め組み込まれている。
【0004】従って、CPU1が正常なプログラムに従
って処理動作を行っている間は、WDT5のカウント値
がオーバフローする以前に、このWDT5はリセットさ
れ、オーバフロー信号OVFが出力されることはない。
しかし、例えば共通バス4におけるノイズ等によって、
プログラム制御に異常が生じた場合、正常な処理が行わ
れず、WDT5に対するリセットコマンドも出力されな
くなる。このため、WDT5のカウント値はオーバフロ
ーし、オーバフロー信号OVFが出力される。オーバフ
ロー信号OVFが単安定回路6に与えられると、この単
安定回路6から一定のパルス幅のリセット信号RSTが
CPU1に出力される。これによりCPU1はリセット
され、例えば0番地から処理を再開する。CPU1の処
理の再開により、再びリセットコマンドが出力される
と、WDT5はリセットされてオーバフロー信号OVF
の出力は停止される。このように、WDT5によって、
ノイズ等による一過性の異常に対してCPU1の動作を
停止することなく、自動的に再起動がかけられるように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンピュータでは、次のような課題があった。ノイズ等
による一過性の誤りではなく、例えば処理プログラムに
エラーがあるような場合、再起動後、処理がそのエラー
箇所に進む度にプログラムの暴走が生じ、WDT5によ
ってCPU1にリセットがかけられることになる。この
ような状態は外部から検出することができないので、そ
の異常に気付かずに放置されるという課題があった。
【0006】一方、リセット及び再起動の繰り返しによ
る恒久的な障害の見落としを防止するために、WDT5
の出力側を、図2中の破線で示したようにCPU1のホ
ルト端子Hに接続したり、或いはリセット端子Rに接続
する方法がある。この方法では、WDT5がオーバフロ
ーすると、オーバフロー信号OVFによってCPU1が
停止させられ、オーバフロー信号OVFは出力されたま
まの状態となるので、CPU1の停止を外部から容易に
検出することができる。しかし、このような方法では、
ノイズ等による一過性の誤りの場合にも、CPU1は停
止してしまい、人間が介在してコンピュータの再起動操
作をしなければならないという課題があった。本発明
は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、一過性の
誤りの場合は、自動的に再起動を行い、恒久的な障害と
判定されたときに動作を停止させるコンピュータの再起
動制御回路を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、コンピュータの再起動制御回路におい
て、CPUから定期的に出力されるべき信号が途絶えた
とき、または該CPUから異常を検出した旨の信号が与
えられたときに、異常検出パルス信号を発生するパルス
発生手段と、一定期間毎に、その期間内に前記パルス発
生手段で発生された前記異常検出パルス信号の数をカウ
ントするカウント手段と、予め設定された設定値と、前
記カウント手段でカウントされたカウント値とを比較す
る比較手段と、前記比較比較手段において、前記カウン
ト値が前記設定値よりも小さいと判定されている間は、
前記異常検出パルス信号に基づいて前記CPUを強制的
に所定の状態から再起動させるための第1の制御信号を
出力し、該カウント値が該設定値以上と判定されたとき
には、該CPUを強制的に停止させるための第2の制御
信号を出力する制御信号出力手段とを備えている。
【0008】本発明によれば、以上のようにコンピュー
タの再起動制御回路を構成したので、次のような作用が
行われる。例えば、CPUから周期的に出力されている
信号が途絶えると、パルス発生手段から異常検出パルス
信号が出力される。異常検出パルス信号は、カウント手
段でカウントされ、一定期間内のカウント数が予め設定
された設定数に達しない間は、この異常検出パルス信号
に基づいてCPUを強制的に所定の状態から再起動させ
るための第1の制御信号が制御信号出力手段から出力さ
れる。また、カウント数が設定値に達すると、制御信号
出力手段からCPUを強制的に停止させるための第2の
制御信号が出力される。
【0009】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すコンピュータの
構成図であり、図2中の要素と共通の要素には共通の符
号が付されている。このコンピュータは、図2と同様
に、CPU1、メモリ2、及び各種の入出力装置3を備
えている。メモリ2は、コンピュータの制御処理内容が
格納されたプログラム部2aと制御処理で用いられるデ
ータ等が記憶されるデータ部2bとで構成されている。
CPU1、メモリ2、及び入出力装置3は、共通バス4
で接続されており、この共通バス4を介して、CPU1
がプログラム部2aに格納されたプログラムを順次読み
出して制御処理を行うようになっている。
【0010】また、共通バス4には再起動制御回路10
が接続されている。再起動制御回路10は、パルス発生
手段(例えば、WDT11及び単安定回路12)を有し
ており、このWDT11が共通バス4に接続されてい
る。WDT11は、例えば時間間隔T2以内でCPU1
から定期的に出力されるべきリセットコマンド等の信号
が途絶えたときに、異常を検出するものである。WDT
11は、例えば共通バス4における図示しないクロック
信号線のクロック信号をカウントし、予め設定された時
間T1(但し、T1>T2)に対応する値となったとき
に、オーバフロー信号OVFを出力するようになってい
る。また、WDT11は、CPU1から共通バス4を介
してリセットコマンドを受けとったときには、そのカウ
ント値を0にリセットして再びカウントを開始する機能
を有している。
【0011】WDT11の出力側は、単安定回路12の
入力側に接続されている。単安定回路12は、与えられ
たオーバフロー信号OVFの立上がりによって、一定の
パルス幅(例えば、1μs)の異常検出パルス信号FD
Pを出力するものである。単安定回路12の出力側は、
カウント手段(例えば、カウンタ)13のクロック端子
Cに接続されている。カウンタ13は、クロック端子C
に与えられる異常検出パルス信号FDPの数を計数し、
その計数結果をカウント値C13として出力するととも
に、リセット端子Rにリセット信号が与えられたときに
は、そのカウント値C13を0にリセットするものであ
る。カウンタ13のリセット端子Rには、例えば24時
間の周期タイマ14の出力側が2入力の論理和ゲート
(以下、「OR」という)15を介して接続され、一定
期間(この場合は、24時間)毎に1回、リセット用の
パルス信号が与えられるようになっている。
【0012】カウンタ13の出力側は、比較手段(例え
ば、比較部)16の一方の入力側に接続されている。比
較部16の他方の入力側には、回数設定部17が接続さ
れ、この回数設定部17に予め設定されている設定値V
17が与えられるようになっている。比較部16は、カ
ウンタ13から与えられるカウント値C13が、回数設
定部17から与えられる設定値V17よりも小さいとき
には、判定信号S16をレベル“L”にして出力し、こ
のカウント値C13が設定値V17以上になると判定信
号S16をレベル“H”にして出力するものである。比
較部16の出力側は、セット・リセット型のフリップフ
ロップ(以下、「FF」という)18a、及び2入力の
OR18bで構成される制御信号出力手段(例えば、出
力部)18におけるFF18bのセット端子Sに接続さ
れている。
【0013】FF18aのリセット端子Rには、外部端
子19が接続されており、この外部端子19から、外部
リセット信号ERSが与えられるようになっている。F
F18aは、セット端子Sに“H”の信号が与えられた
ときに出力端子Qから“H”を出力し、リセット端子R
に“H”の信号が与えられたときには、出力端子Qから
“L”を出力するものである。FF18aの出力端子Q
はCPU1のホルト端子Hに接続され、このCPU1を
強制的に停止させるためのホルト信号HLTが出力され
るようになっている。OR18bの入力側には、単安定
回路12からの異常検出パルス信号FDPと、外部端子
19からの外部リセット信号ERSとが与えられてい
る。OR18bの出力側はCPU1のリセット端子Rに
接続され、このCPU1を例えば0番地から再起動させ
るためのリセット信号RSTが出力されるようになって
いる。
【0014】次に動作を説明する。例えば、外部端子1
9から外部リセット信号ERSが与えられると、カウン
タ13及びFF18aがリセットされるとともに、CP
U1では初期状態からの動作が開始される。CPU1に
よって、メモリ2のプログラム部2aに格納されたプロ
グラムが0番地から順次読み出されて実行される。プロ
グラム部2aに格納された制御処理用のプログラム中に
は、一定時間T2以内に周期的にWDT11をリセット
するためのリセットコマンドを出力するような命令が組
み込まれている。従って、正常なプログラムに従ってC
PU1が処理動作を行っている間は、WDT11のカウ
ント値がオーバフローする以前に、このWDT11はリ
セットされ、オーバフロー信号OVFが出力されること
はない。
【0015】ここで、例えば共通バス4におけるノイズ
等によって、プログラム制御に異常が生じたとする。プ
ログラム制御の異常により、所定の処理が行われなくな
り、WDT11に対するリセットコマンドが出力されな
くなる。このため、WDT11のカウント値はオーバフ
ローし、オーバフロー信号OVFが出力される。オーバ
フロー信号OVFは単安定回路12に与えられ、この単
安定回路12から一定のパルス幅の異常検出パルス信号
FDPが出力され、カウンタ13に与えられる。そし
て、カウンタ13のカウント値C13は、カウントアッ
プされて1となる。異常検出パルス信号FDPは、同時
に、OR18bを介してCPU1のリセット端子Rにも
与えられるので、このCPU1は強制的に0番地へ制御
が移され、0番地からの再起動処理が開始される。WD
T11のオーバフローの原因が、ノイズ等の一過性の原
因である場合には、このWDT11のオーバフローが連
続して発生することはないので、カウンタ13のカウン
ト値C13は、引き続いて急激に増加することはない。
そして、周期タイマ14から、例えば24時間毎のリセ
ット用のパルス信号が出力された時点で、カウンタ13
のカウント値C13は0にリセットされる。
【0016】一方、WDT11のオーバフローの原因
が、プログラム誤り等の恒久的な原因である場合には、
このWDT11のオーバフローは、そのプログラム誤り
の箇所を実行する度に発生する。そして、WDT11の
オーバフローの度に、カウンタ13のカウント値C13
が逐次カウントアップされるとともに、CPU1による
再起動処理が行われる。カウンタ13のカウント値C1
3がカウントアップされて、回数設定部17に予め設定
された設定値V17に達すると、比較部16から出力さ
れる判定信号S16が“H”となる。これにより、FF
18aから出力されるホルト信号HLTは“H”とな
る。ホルト信号HLTはCPU1のホルト端子Hに与え
られ、このCPU1が強制的に停止させられる。CPU
1は、外部端子19から外部リセット信号ERSが与え
られるまで、その停止状態に維持される。
【0017】以上のように、この第1の実施形態のコン
ピュータは、周期タイマ14で設定された一定期間内に
WDT11で検出したオーバフローの回数をカウントす
るカウンタ13、このカウンタ13のカウント値C13
を予め設定された設定値V17と比較する比較部16、
及び比較部16の判定結果に基づいてホルト信号HLT
またはリセット信号RSTをCPU1に出力する出力部
18を有している。これにより、一過性の誤動作の場合
にはCPU1を自動的に再起動させ、恒久的な障害と判
定された場合には強制的に停止させることができるの
で、障害状況に応じた復旧処理を行うことができるとい
う利点を有する。
【0018】第2の実施形態 図3は、本発明の第2の実施形態を示すコンピュータの
構成図であり、図1中の要素と共通の要素には共通の符
号が付されている。このコンピュータは、図1のコンピ
ュータに、メモリ2等におけるパリティエラーに対応す
る再起動制御回路20を付加した構成となっている。再
起動制御回路20は、共通バス4に接続されたパルス発
生手段(例えば、パリティエラー検出部)21を有して
いる。パリティエラー検出部21は、共通バス4中の図
示しないパリティ信号線に、エラー信号が出力されたこ
とを検出して、一定のパルス幅(例えば、1μs)のパ
リティエラー信号PEPを出力するものである。パリテ
ィエラー検出部21の出力信号は、割込信号INTとし
てCPU1の割込端子Iに与えられるとともに、カウン
ト手段(例えば、カウンタ)22のクロック端子Cにも
与えられるようになっている。
【0019】カウンタ22は、クロック端子Cに与えら
れるパリティエラー信号PEPの数を計数し、その計数
結果をカウント値C22として出力するとともに、リセ
ット端子Rにリセット信号が与えられたときには、その
カウント値C22を0にリセットするものである。カウ
ンタ22のリセット端子Rには、再起動制御回路10の
OR15の出力側が接続されている。カウンタ22の出
力側は、比較手段(例えば、比較部)23の一方の入力
側に接続されている。比較部23の他方の入力側には、
回数設定部24が接続され、この回数設定部24に予め
設定されている設定値V24が与えられるようになって
いる。比較部23は、カウンタ22から与えられるカウ
ント値C22が、回数設定部24から与えられる設定値
V24よりも小さいときには、判定信号S23を“L”
にして出力し、このカウント値C22が設定値V24以
上になると、判定信号S23をレベル“H”にして出力
するものである。比較部23の出力側は、制御信号出力
手段(例えば、セット・リセット型のFF)25のセッ
ト端子Sに接続されている。
【0020】FF25のリセット端子Rには、外部端子
19が接続されており、この外部端子19から、外部リ
セット信号ERSが与えられるようになっている。FF
25の出力端子QからはCPU1を強制的に停止させる
ためのホルト信号HLTが出力されるようになってい
る。FF25の出力端子Q、及び再起動制御回路10の
FF18aの出力端子Qは、2入力のOR26の入力側
に接続され、このOR26によって2つのホルト信号H
LTの論理和がとられてCPU1のホルト端子Hに与え
られるようになっている。その他の構成は、図1のコン
ピュータと同様である。このようなコンピュータにおけ
る再起動制御回路10の動作は、第1の実施形態で説明
した再起動制御回路10の動作と同様である。また、再
起動制御回路20の動作は、再起動制御回路10の動作
とほぼ同様である。
【0021】即ち、パリティエラー検出部21でパリテ
ィエラーが検出されると、カウンタ22のカウント値C
22が1だけカウントアップされる。また、パリティエ
ラー検出部21の出力信号は、割込信号INTとしてC
PU1の割込端子Iに与えられる。これにより、CPU
1は、割込信号INTに対応する割込処理のプログラム
に強制的に制御が移り、所定の割込処理が行われる。そ
して、CPU1は、割込処理の終了後、再び通常の処理
動作に移行する。このようなパリティエラーによる割込
処理は、カウンタ22のカウント値C22が、回数設定
部24に予め設定された設定値V24に達するまで行わ
れる。そして、カウント値C22が設定値V24に達す
ると、メモリ2等の恒久的な障害と判定されて、比較部
23の判定信号S23が“H”となる。これにより、F
F25から出力されるホルト信号HLTは“H”とな
る。ホルト信号HLTは、OR26を介してCPU1の
ホルト端子Hに与えられ、このCPU1が強制的に停止
させられる。以上のように、この第2の実施形態のコン
ピュータは、再起動制御回路10を有するので、図1の
第1の実施形態のコンピュータと同様の利点を有する。
更に、パリティエラーを検出して再起動制御を行うため
の再起動制御回路20を有するので、パリティエラーに
対しても適切な再起動の制御ができるという利点を有す
る。
【0022】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。 (a) 周期タイマ14の周期、及び回数設定部17,
24の設定値V17,V24等の設定を、CPU1から
共通バス4を介して行うようにしても良い。これによ
り、システムや処理内容に応じて適切な再起動制御が可
能になる。 (b) 単安定回路12等から出力されるパルス幅は、
システムに合わせて適宜設定することができる。 (c) 図1及び図3のコンピュータでは、レベル
“H”をアクティブ状態とする正論理回路で構成した
が、レベル“L”をアクティブ状態とする負論理回路で
構成しても良い。 (d) 出力部18は、ホルト信号HLTとリセット信
号RSTを個別に出力するように構成しているが、例え
ばホルト端子Hを持たないCPU1の場合は、これらの
ホルト信号HLTとリセット信号RSTの論理和をとっ
てCPU1のリセット端子Rに与えるようにしても良
い。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、CPUから周期的に出力されている信号が途絶え
たり、このCPUから異常を知らせる信号を検出したと
きに、異常検出パルス信号を出力するパルス発生手段
と、一定期間毎に異常検出パルス信号をカウントするカ
ウント手段と、カウント手段のカウント数に応じてCP
Uを強制的に所定の状態から再起動させるための第1の
制御信号、またはCPUを強制的に停止させるための第
2の制御信号を出力する制御信号出力手段を有してい
る。これにより、コンピュータの一過性の誤動作と、恒
久的な障害とを区別してそれぞれに対応した再起動を行
うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すコンピュータの
構成図である。
【図2】従来のWDTを備えたコンピュータの概略の構
成図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すコンピュータの
構成図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 メモリ 4 共通バス 10,20 再起動制御回路 11 WDT(ウオッチ・ドッグ・タ
イマ) 12 単安定回路 13,22 カウンタ 14 周期タイマ 15,18b,26 OR(論理和ゲート) 16,23 比較部 17,24 回数設定部 18 出力部 18a,25 FF(フリップフロップ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置から定期的に出力されるべ
    き信号が途絶えたとき、または該中央処理装置から異常
    を検出した旨の信号が与えられたときに、異常検出パル
    ス信号を発生するパルス発生手段と、 一定期間毎に、その期間内に前記パルス発生手段で発生
    された前記異常検出パルス信号の数をカウントするカウ
    ント手段と、 予め設定された設定値と、前記カウント手段でカウント
    されたカウント値とを比較する比較手段と、 前記比較比較手段において、前記カウント値が前記設定
    値よりも小さいと判定されている間は、前記異常検出パ
    ルス信号に基づいて前記中央処理装置を強制的に所定の
    状態から再起動させるための第1の制御信号を出力し、
    該カウント値が該設定値以上と判定されたときには、該
    中央処理装置を強制的に停止させるための第2の制御信
    号を出力する制御信号出力手段とを、 備えたことを特徴とするコンピュータの再起動制御回
    路。
JP10057569A 1998-03-10 1998-03-10 コンピュータの再起動制御回路 Withdrawn JPH11259340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10057569A JPH11259340A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 コンピュータの再起動制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10057569A JPH11259340A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 コンピュータの再起動制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11259340A true JPH11259340A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13059483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10057569A Withdrawn JPH11259340A (ja) 1998-03-10 1998-03-10 コンピュータの再起動制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11259340A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100764905B1 (ko) * 2005-11-28 2007-10-09 주식회사 콤텍시스템 관리형 네트워크 장비의 원격관리 오류복구 방법
US7305587B2 (en) 2003-02-27 2007-12-04 Denso Corporation Electronic control unit for monitoring a microcomputer
JP2008513900A (ja) * 2004-09-25 2008-05-01 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング コンピュータシステム上でコンピュータプログラムを処理する方法
JP2008513899A (ja) * 2004-09-24 2008-05-01 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング コンピュータシステム上でコンピュータプログラムを処理する方法
JP2012137877A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Toshiba Corp 二次電池装置、プロセッサ、監視プログラム、および、車両
JP2013120539A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Denso Corp 電子制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
CN111708308A (zh) * 2020-07-03 2020-09-25 迈普通信技术股份有限公司 单板电源控制电路及电子设备

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7305587B2 (en) 2003-02-27 2007-12-04 Denso Corporation Electronic control unit for monitoring a microcomputer
JP2008513899A (ja) * 2004-09-24 2008-05-01 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング コンピュータシステム上でコンピュータプログラムを処理する方法
JP2008513900A (ja) * 2004-09-25 2008-05-01 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング コンピュータシステム上でコンピュータプログラムを処理する方法
US8316261B2 (en) 2004-09-25 2012-11-20 Robert Bosch Gmbh Method for running a computer program on a computer system
KR100764905B1 (ko) * 2005-11-28 2007-10-09 주식회사 콤텍시스템 관리형 네트워크 장비의 원격관리 오류복구 방법
JP2012137877A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Toshiba Corp 二次電池装置、プロセッサ、監視プログラム、および、車両
JP2013120539A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Denso Corp 電子制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置
CN111708308A (zh) * 2020-07-03 2020-09-25 迈普通信技术股份有限公司 单板电源控制电路及电子设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6012154A (en) Method and apparatus for detecting and recovering from computer system malfunction
US6438709B2 (en) Method for recovering from computer system lockup condition
US5491787A (en) Fault tolerant digital computer system having two processors which periodically alternate as master and slave
US8954801B2 (en) Microcomputer and method of operation thereof
EP0679981A2 (en) Reset circuit of electronic device
JPH0833874B2 (ja) 複数のプロセッサを同期する装置
US6076172A (en) Monitoting system for electronic control unit
US20120131384A1 (en) Computer system
JP2004086451A (ja) 半導体集積回路
JPH11259340A (ja) コンピュータの再起動制御回路
US7334167B2 (en) Circuit for detection of internal microprocessor watchdog device execution and method for resetting microprocessor system
JP4812699B2 (ja) 電源制御装置
JP4534995B2 (ja) ディジタル形保護継電装置のリスタート方式
JP2003256240A (ja) 情報処理装置及びその障害回復方法
JPWO2014112039A1 (ja) 情報処理装置、情報処理装置制御方法及び情報処理装置制御プログラム
JP3724034B2 (ja) 生産設備用制御回路
JP3415381B2 (ja) マイクロコンピュータ及び電子制御装置
RU1797122C (ru) Устройство дл перезапуска и контрол электропитани микроЭВМ
KR920008354Y1 (ko) 워치독 회로
KR890007083Y1 (ko) 실시간 클럭감시에 의한 중앙처리장치의 재개회로
JP2002318643A (ja) 情報処理装置
JPS62623B2 (ja)
JPH0519897A (ja) 情報処理装置のリセツト制御回路
JPH0887431A (ja) 中央処理装置の異常検出装置
JPS6349855A (ja) Cpuの割込み周期異常検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510